JP2014056088A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続撮影時の焦点調節のための消費電力を抑制する。
【解決手段】撮像装置は、複数の撮像画素と複数の焦点検出画素とが二次元状に配列され、複数の焦点検出用画素が所定方向に配列された焦点検出用画素配列を含む複数の第1画素配列と、焦点検出用画素配列を含まず撮像素子が所定方向に配列された複数の第2画素配列とから構成される撮像素子と、連続撮影時に、複数の第1画素配列うちの少なくとも一部の第1画素配列の焦点検出画素から焦点検出信号を出力させる第1読出し方式と、複数の第1および第2画素配列の撮像画素および焦点検出画素から画像信号と焦点検出信号とを出力させる第2読出し方式とを時分割で行わせる読出制御手段と、第1読出し方式および第2読出し方式で出力された焦点検出信号を用いて焦点調節状態を検出する第1焦点検出手段と、第2読出し方式で出力された画像信号を用いて画像データを生成する生成手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来から、撮像素子の画素配列中に部分的に焦点検出用画素を組み込み、専用の焦点検出センサを用いることなく、焦点検出を行う電子カメラが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2010−14788号公報
しかしながら、ライブビュー画像の表示の際に、AF処理やAE処理等の算出を考慮して読み出す画素行が選択されるが、AF処理時に消費電力が大きくなるという問題がある。
請求項1に記載の撮像装置は、撮影光学系を介した光束を受光して画像信号を出力する複数の撮像画素と、撮影光学系の射出瞳の一対の領域を通過する一対の光束を受光して形成される一対の像に対応する焦点検出信号を出力する複数の焦点検出画素とが二次元状に配列され、複数の焦点検出用画素が所定方向に配列された焦点検出用画素配列を含む複数の第1画素配列と、焦点検出用画素配列を含まず撮像素子が所定方向に配列された複数の第2画素配列とから構成される撮像素子と、連続撮影時に、複数の第1画素配列うちの少なくとも一部の第1画素配列に配列された焦点検出画素から焦点検出信号を出力させる第1読出し方式と、複数の第1画素配列および複数の第2画素配列に配列された撮像画素および焦点検出画素から画像信号と焦点検出信号とを出力させる第2読出し方式とを時分割で行わせる読出制御手段と、第1読出し方式および第2読出し方式により出力された焦点検出信号を用いて、撮影光学系の焦点調節状態を検出する第1焦点検出手段と、第2読出し方式により出力された画像信号を用いて、画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、連続撮影時に、少なくとも一部の焦点検出画素から焦点検出信号を出力させる第1読出し方式と、撮像画素および焦点検出画素から画像信号と焦点検出信号とを出力させる第2読出し方式とを時分割で行い、第1読出し方式および第2読出し方式により出力された焦点検出信号を用いて焦点を調節できるので、連続撮影時の焦点調節精度を維持しつつ消費電力を抑制する。
本発明の実施の形態によるデジタルカメラの構成を示す横断面図 第1の実施の形態によるデジタルカメラの機能を説明するためのブロック図 第1〜第4の実施の形態によるデジタルカメラの撮像素子の一例を示す図 第1および第3の実施の形態において第1モードおよび第2モードで撮像素子から出力される信号の読出し態様の一例を説明する図 第1および第2の実施の形態によるデジタルカメラの動作を説明するタイミングチャート 第2および第4の実施の形態において第1モードおよび第2モードで撮像素子から出力される信号の読出し態様の一例を説明する図 第3および第4の実施の形態によるデジタルカメラの機能を説明するためのブロック図 第3および第4の実施の形態によるデジタルカメラの動作を説明するタイミングチャート 変形例におけて第1モードの際に指定される画素行を説明する図
−第1の実施の形態−
一実施の形態の撮像装置として、レンズ交換式デジタルカメラを例に挙げて説明する。図1は一実施の形態のカメラの構成を示すカメラの横断面図である。一実施の形態のデジタルカメラ201は、交換レンズ202とカメラボディ203から構成され、交換レンズ202がマウント部204を介してカメラボディ203に装着される。カメラボディ203にはマウント部204を介して種々の撮影光学系を有する交換レンズ202が装着可能である。
交換レンズ202はレンズ209、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210、絞り211およびレンズ駆動制御装置206などを備えている。レンズ駆動制御装置206は不図示のマイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、フォーカシング用レンズ210の焦点調節と絞り211の開口径調節のための駆動制御や、ズーミング用レンズ208、フォーカシング用レンズ210および絞り211の状態検出などを行う他、後述するボディ駆動制御装置214との通信によりレンズ情報の送信とカメラ情報の受信とを行う。なお、以後の説明では、レンズ209、ズーミング用レンズ208およびフォーカシング用レンズ210を総称する場合に、撮影レンズL1とする。絞り211は、光量およびボケ量調整のために光軸中心に開口径が可変な開口を形成する。
カメラボディ203は、撮像素子212、ボディ駆動制御装置214、ファインダー表示素子216、背面表示器220、接眼レンズ217、操作部218、メモリカード219などを備えている。撮像素子212は、撮像面上において行列状に多数配列されたCMOSやCCD等の光電変換素子(画素)や画素の駆動を制御する各種の回路により構成される。撮像素子212は、後述するボディ駆動制御装置214の制御に応じて駆動して、撮影レンズL1を通して入力される被写体像を撮像し、撮像して得た撮像信号を出力する。なお、本実施の形態において、撮像素子212は、走査ラインごとに順次電荷蓄積を開始する方式(いわゆるローリングシャッタ方式)により駆動される。
撮像素子212は、複数の撮像用画素300(図3)と、撮影レンズL1の撮影画面内に設定された複数の焦点検出位置に対応して設けられた、複数の対の焦点検出用画素301(図3)とを含んで構成される。換言すると、撮像素子212は、複数の対の焦点検出用画素201が行方向に配列された焦点検出用画素配列を含む画素行と、行方向に焦点検出用画素配列を含まずに複数の撮像用画素300が配列された画素行とから構成されている。そのため、撮像素子212から出力された撮像信号には、後述するように撮像用画素300から出力された画像信号と、焦点検出用画素301から出力された、対の光像に応じた焦点検出信号とが含まれる。焦点検出信号は、撮影レンズL1の射出瞳の一対の領域を通過する一対の光束を受光して形成される一対の像に対応する信号である。また、撮像素子212の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが撮像用画素300に対応するように設けられている。撮像素子212がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、撮像素子212から出力される撮像信号はRGB表色系の色情報を有する。なお、撮像素子212については、詳細な説明を後述する。
ファインダー表示素子216は電気的なビューファインダー(EVF:Electronic View Finder)として機能する。ファインダー表示素子216に表示された画像を撮影者は接眼レンズ217を介して観察することができる。背面表示器220は、後述するボディ駆動制御装置214で作成された表示用画像データに対応する画像を表示する。背面表示器220にはデジタルカメラ201の各種動作を設定するためのメニュー画面が表示される。メモリカード219は、撮像素子212により撮像された画像を記録する画像ストレージである。
操作部218はユーザによって操作される種々の操作部材に対応して設けられた種々のスイッチを含み、操作部材の操作に応じた操作信号をボディ駆動制御装置214へ出力する。操作部材は、たとえばレリーズボタンや、背面表示器220にメニュー画面を表示させるためのメニューボタンや、各種の設定等を選択操作する時に操作される十字キー、十字キーにより選択された設定等を決定するための決定ボタン、撮影モードと再生モードとの間でデジタルカメラ201の動作を切替えるモード切替ボタン等を含む。また、操作部218により、撮像モードとして静止画撮影モードや動画撮影モード、撮像素子212で撮像した画像をリアルタイムにファインダー表示素子216または背面表示器220に表示するライブビュー表示を行うためのライブビューモードの設定が可能である。
ボディ駆動制御装置214は、マイクロコンピューター、メモリ、駆動制御回路などから構成され、制御プログラムに基づいて、デジタルカメラ201の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。制御プログラムは、ボディ駆動制御装置214内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。
図2に示すように、ボディ駆動制御装置214は、読出制御部214a、焦点検出部214b、画像処理部214c、露出演算部214d、画像記録部214eおよび処理部214gを機能的に備えている。読出制御部214aは、撮像素子212を制御して、撮像信号を読み出す画素行を指定する。処理部214gは、撮像素子212から走査ラインごとに出力された撮像信号を入力し、並べ替え処理を行って複数の走査ライン、たとえば2つの走査ラインに相当する撮像信号を焦点検出部214bと画像処理部214cとに出力する。
焦点検出部214bは、後述する第1モードによって撮像素子212から出力された焦点検出信号を用いて、公知の瞳分割位相差式焦点検出(像面位相差式焦点検出)を行う。焦点検出部214bは、入力した対の光像に応じた焦点検出信号を用いて、撮影レンズL1の焦点調節状態を検出、すなわちデフォーカス量を算出する。焦点検出部214bは、算出したデフォーカス量に基づいて、撮影レンズL1に含まれるフォーカシング用レンズ210の合焦位置を検出して、フォーカシング用レンズ210の駆動量を算出する。焦点検出部214bは、算出した駆動量に応じてフォーカシング用レンズ210を駆動させるための駆動指示信号をレンズ駆動制御装置206へ出力して、フォーカシング用レンズ210の合焦位置への駆動を制御させる。
画像処理部214cは、撮像素子212から出力された撮像信号に対して、たとえばホワイトバランス調整やガンマ補正等の種々の画像処理を施して画像データを生成する。この場合、画像処理部214cは、撮像素子212から出力された撮像信号に含まれる色情報(R信号、G信号、B信号)に基づいて、公知の技術を用いてホワイトバランス調整値を算出する。すなわち、画像処理部214cは、Rゲイン(=G平均値/R平均値)およびBゲイン(=G平均値/B平均値)を算出する。また、画像処理部214cは、上記の画像処理で生成した画像データやメモリカード219に記録されている画像データに基づいて、背面表示器220に表示するための表示画像データを生成する。
露出演算部214dは、撮像素子212から出力された撮像信号に含まれる色情報(R信号、G信号、B信号)を用いて、被写体の輝度を算出し、シャッタ速度と絞りの値を演算する。画像記録部214eは、画像処理部214cにより生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード219へ記録する。
図3を参照しながら、撮像素子212、撮像用画素300および焦点検出用画素301について詳細に説明する。なお、図3は、撮像用画素300および焦点検出用画素301の撮像面の画素配列を表す平面図であり、撮像素子212の全平面のうちの一部を代表して表す。また、図3では、図面の左右方向を画素行、図面の上下方向を画素列と呼ぶ。図3(a)は、撮像素子212の撮像面上において、二次元状に配列された複数の撮像用画素300と、撮像素子212の撮像面上の一部に組み込まれ、画素行方向に延在して配列された焦点検出用画素301との配置を示す。なお、図3(a)では、説明の都合上、焦点検出用画素301にドットを付して表す。
図3(b)は、図3(a)で示す撮像素子212の画素配列のうち、破線で囲まれた領域Xに含まれる撮像用画素300および焦点検出用画素301を拡大して示す。図3(b)において、各撮像用画素300に付与した「R」,「G」,「B」の符号は、各画素に設けられたカラーフィルタの色(R(赤),G(緑),B(青))を示す。図3(b)に示すように、撮像素子212上に配列された撮像用画素300には、いわゆるベイヤー配列となるように各カラーフィルタが規則的に設けられている。換言すると、撮像素子212は、2画素行ごとに画素行単位で同一の分光感度特性を有している。また、各焦点検出用画素301に付与した「G」,「B」の符号は、焦点検出用画素301に代えて撮像用画素300を配列した場合に、ベイヤー配列となるように当該撮像用画素300に設けられるカラーフィルタの色(G(緑),B(青))を示す。焦点検出用画素301は、カラーフィルタを備えないものであってもよいし、G(緑)のカラーフィルタを備えるものであってもよい。
図3(b)に示すように、それぞれの撮像用画素300は、CMOSやCCD等の光電変換部300aとマイクロレンズ300bとを備えている。光電変換部300aは、マイクロレンズ300bを介して被写体像を撮像し、撮像して得た画像信号をボディ駆動制御装置214へ出力する。
領域Xには、一対の焦点検出用画素301Aと301Bとが複数含まれる。焦点検出用画素301Aと301Bとは、それぞれCMOSやCCD等の光電変換部301Aaおよび301Baと、マイクロレンズ301Abおよび301Bbとを備える。光電変換部301Aaはマイクロレンズ301Abの垂直二等分線に左辺を隣接する長方形状を有する。光電変換部301Baはマイクロレンズ301Bbの垂直二等分線に右辺を隣接する長方形状を有する。
撮像素子212上で焦点検出用画素301が配置された画素行では、焦点検出用画素301Aと301Bとが水平方向(画素行方向、すなわち光電変換部301Aaおよび301Baの並び方向)に交互に配置される。なお、光電変換部301Aa、301Baは長方形状であるものに限定されず、たとえば台形や半円形であってもよい。また、その形状の形成においては、光電変換部の直上に配置された遮光マスクの開口部形状として成してもよい。上記のように焦点検出用画素301Aと301Bとが画素行方向に交互に配置されるので、一対の焦点検出用画素301は、被写体光束を受光して対の光像に応じた焦点検出信号をボディ駆動制御装置214に出力する。
ユーザにより設定された撮影モードのうち動画撮影モードまたはライブビューモードのように画像を連続して撮影するモードが設定された場合に、読出制御部214aは撮像素子212を制御して、撮像信号を出力するための出力モードを切り替える。本実施の形態のデジタルカメラ200は、出力モードとして、第1モードと第2モードとを有する。第1モードにおいては、読出制御部214aは、撮像素子212から出力される撮像信号に焦点検出信号が含まれるように、撮像信号を出力するための画素行を選択する。第2モードにおいては、読出制御部214aは、撮像素子212の全領域に配列された撮像用画素300および焦点検出用画素301から画像信号と焦点検出信号とをそれぞれ出力させる。なお、静止画撮影モードが設定されている場合には、ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212に対して上記の第1モードおよび第2モードの設定を行うことなく撮像信号を出力させて、画像データを生成する。
−第1モード−
第1モードにおいては、読出制御部214aは、撮像素子212による撮像信号の出力を次のように制御する。撮像素子212の焦点検出用画素301が配列されている画素行に配列された撮像用画素300および焦点検出用画素301から、画像信号および焦点検出信号をそれぞれ出力させる。さらに、読出制御部214aは、上記の焦点検出用画素301が配列されている画素行に含まれる撮像用画素300に設けられたカラーフィルタの色に対して、ベイヤー配列上の対となる色のカラーフィルタを有する撮像用画素300のみが配置された1つの画素行から画像信号を出力させる。換言すると、読出制御部214aは、焦点検出用画素301が配列されている画素行とは異なる分光感度特性を有する画素行に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させる。また、読出制御部214aは、焦点検出用画素301が配列されている画素行との間隔がベイヤー配列によって規定される行間隔とは異なる画素行に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させると換言することができる。
図4(a)に第1モードで撮像信号を出力する画素行を示す。なお、図4(a)は、図3(b)と同様に、領域Xに含まれる撮像用画素300と焦点検出用画素301とを示している。図4(a)においては、撮像素子212の第n番目の画素行をLine(n)として示す。図4(a)に示すように、読出制御部214aは、第6画素行Line(6)に配列された、撮像用画素300からの画像信号と焦点検出用画素301からの焦点検出信号とを出力させる。
第6画素行Line(6)に配列された撮像用画素300は、G(緑)またはB(青)のカラーフィルタを有している。したがって、読出制御部214aは、第6画素行Line(6)に対して、ベイヤー配列上の対となるG(緑)またはR(赤)のカラーフィルタを有する撮像用画素300が配列された画素行として第5画素行Line(5)を指定する。そして、読出制御部214aは、第5画素行Line(5)の撮像用画素300から画像信号を出力させる。なお、読出制御部214aは、第6画素行Line(6)に隣接する第5画素行Line(5)の配列された撮像用画素300から画像信号を出力させるものに限定されず、第6画素行Line(6)と異なる分光感度特性を有する画素行に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させてもよい。たとえば、読出制御部214aは、図4(a)に示す第1画素行Line(1)や、第3画素行Line(3)等に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させてもよい。
−第2モード−
第2モードにおいては、読出制御部214aは、撮像素子212による撮像信号の出力を次のように制御する。すなわち、撮像素子212は、全ての撮像用画素300と焦点検出用画素301から画像信号と焦点検出用信号とを出力させる。この場合、図4(b)に示すように、第1画素行Line(1)〜第12画素行Line(12)に配列された撮像用画素300と焦点検出用画素301とから、画像信号と焦点検出信号とが出力される。なお、図4(b)は、図4(a)と同様に、領域Xに含まれる撮像用画素300と焦点検出用画素301とを示したものである。なお、撮影モードとして静止画撮影モードが設定されている場合についても、読出制御部214aは、第2モードと同様にして、全ての撮像用画素300と焦点検出用画素301とから撮像信号を出力させる。
次に、図5のタイミングチャートを参照しながら、撮像素子212が第1モードと第2モードとにより駆動される場合のデジタルカメラ200の動作を説明する。図5は、動画撮影モードによる撮影が開始された場合やライブビューモードにて背面表示器220に画像が表示される場合におけるデジタルカメラ200の動作タイミングを示している。
ユーザによる撮影開始操作に応じて操作部218から操作信号が出力されると、ボディ駆動制御装置214は、動画撮影モードもしくはライブビューモードにおける動画表示または動画記録の周期(フレームレート)を、たとえば1/30[s]に設定する。フレームレートが1/30[s]に設定されると、読出制御部214aは撮像素子212から撮像信号を出力されるための周期(読出フレームレート)を1/60[s]に設定する。以後、本明細書においては、動画表示または記録用の画像のそれぞれについては表示フレーム(DFr)、撮像素子212から読出フレームレートに応じて出力された撮像信号に対応する画像のそれぞれについては読出フレーム(OFr)と呼ぶ。
図5の時刻t0にて、読出制御部214aは、撮像素子212に対して第1モードによる撮像信号の出力を指示する。その結果、撮像素子212からは、上述したように画像信号と焦点検出信号とが出力される。時刻t1において、第1モードによる撮像素子212からの第1読出フレーム(1OFr)に対応する撮像信号(画像信号および焦点検出信号)の出力が終了する。そして、焦点検出部214bは、撮像素子212の焦点検出用画素301から出力された焦点検出信号を用いて、公知の瞳分割位相差式焦点検出を行って、撮影レンズL1の焦点調節状態を検出、すなわちデフォーカス量を算出する。焦点検出部214bは、算出したデフォーカス量に基づいて、フォーカシング用レンズ210の駆動量を算出する。レンズ駆動回路110は、算出された駆動量に基づいて、フォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動させる。
時刻t0から読出フレームレートである1/60[s]が経過した時刻t2において、読出制御部214aは、撮像素子212に対して第2モードによる撮像信号の出力を指示する。第2モードにおいては、撮像素子212を構成する全ての撮像用画素300と焦点検出用画素301から画像信号と焦点検出用信号とがそれぞれ出力される。時刻t3において、第2モードによる第2読出フレーム(2OFr)に対応する撮像信号の出力が終了すると、画像処理部214cは画像信号を用いて画像データを生成する。この場合、画像処理部214cは、焦点検出用画素301が配列された位置に対応する画像信号については、公知の補間処理等を用いて画像信号を生成する。そして、画像処理部214cは、生成した画像データを用いてAWB演算を行い、露出演算部214dは画像信号に基づいて撮影条件を決定する。さらに、画像処理部214cは、第2モードで出力された第2読出フレーム(2OFr)の画像信号に対して、上述した画像処理を施して画像データを生成する。
時刻t2から読出フレームレートである1/60[s]が経過した時刻t4において、読出制御部214aは、撮像素子212に対して第1モードによる第3読出フレーム(3OFr)の撮像信号の出力を指示する。焦点検出部214bの撮像信号に対する処理は、第1読出フレーム(1OFr)の撮像信号に対する処理と同様である。
さらに、時刻t4においては、画像処理部214cは、上述した第2読出フレーム(2OFr)の画像信号を用いて生成した画像データを用いて表示用画像データを生成する。そして、画像処理部214cは、表示用画像データに対応する画像、すなわち第1表示フレーム(1DFr)の画像を背面表示器220に表示させる。第1表示フレーム(1DFr)の画像表示は、後述する第2表示フレーム(2DFr)の画像表示が開始されるまで継続される。さらに、画像記録部214eは生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード219へ記録する。ただし、ライブビューモードが設定されている場合には、画像記録部214eは上記の処理を行わない。
時刻t4から読出フレームレートである1/60[s]が経過した時刻t6において、読出制御部214aは、撮像素子214に対して第2モードによる第4読出フレーム(4OFr)の画像信号の出力を指示する。画像処理部214cおよび露出演算部214dによる第4読出フレーム(4OFr)の画像信号に対する処理は、第2読出フレーム(1OFr)の画像信号に対する処理と同様である。その結果、画像処理部214cは、第4読出フレーム(4OFr)の画像信号に対して画像処理を施して、画像データを生成する。
時刻t6から読出フレームレートである1/60[s]が経過した時刻t8では、画像処理部214cは、上述した第4読出フレーム(4OFr)の画像信号を用いて生成した画像データを用いて表示用画像データを生成する。そして、画像処理部214cは、表示用画像データに対応する画像、すなわち第2表示フレーム(2DFr)の画像を背面表示器220に表示させる。すなわち、背面表示器220に表示される画像は、時刻t8において、第1表示フレーム(1DFr)の画像から第2表示フレーム(2DFr)の画像に切り替わる。さらに、上述したように、画像記録部214eは生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード219へ記録する。なお、ライブビューモードが設定されている場合には、画像記録部214eは上記の処理を行わない点は上述した通りである。以後、ユーザによる撮影終了の操作が行われるまでは、ボディ駆動制御装置214は上述の処理を繰り返し行う。
以上で説明した第1の実施の形態によるデジタルカメラ200によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ200は、撮像素子212と、読出制御部214aと、焦点検出部214bと、画像処理部214cとを有している。撮像素子101は、撮影レンズL1を介した光束を受光して画像信号を出力する複数の撮像用画素300と、撮影レンズL1の射出瞳の一対の領域を通過する一対の光束を受光して形成される一対の像に対応する焦点検出信号を出力する複数の焦点検出用画素301とが二次元状に配列されている。そして、撮像素子101は、撮像用画素300のみが行方向に配列された複数の画素行と、行方向に撮像用画素300と焦点検出用画素301とが配列された複数の画素行とから構成されている。読出制御部214aは、連続撮影時に、焦点検出用画素301が配列されている画素行の撮像用画素300と焦点検出用画素301とから画像信号と焦点検出信号を出力させる第1モードと、全ての撮像用画素300と焦点検出用画素301とから画像信号と焦点検出信号とを出力させる第2モードとを時分割で行わせる。焦点検出部214bは、第1モードおよび第2モードにより出力された焦点検出信号を用いて、撮影レンズL1の焦点調節状態を検出する。画像処理部214cは、第2モードにより出力された画像信号を用いて、画像データを生成する。したがって、第1モードでは焦点検出のために必要な最小限の画素行から撮像信号を出力させるので、フレームレートを維持するとともに、撮像信号の出力に要する消費電力を抑制できる。さらに、第1モードおよび第2モードで出力された撮像信号には焦点検出信号が含まれるので、各フレームごとに焦点調節を実行して、焦点調節精度を維持できる。
(2)複数の撮像用画素300は、ベイヤー配列となるようにカラーフィルタが設けられているので、撮像素子212上の列方向に沿って所定の間隔ごとに同一の分光感度特性を有している。読出制御部214aは、第1モードの場合に、焦点検出用画素301が配列された画素行との間隔がベイヤー配列で規定される画素行の間隔とは異なる画素行であって、撮像用画素300のみが行方向に配列された画素行を指定する。そして、読出制御部214aは、焦点検出用画素301と撮像用画素300とが配列された画素行から撮像信号(焦点検出信号および画像信号)を出力させ、指定した画素行に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させるようにした。したがって、撮像素子212から出力される撮像信号に対して処理部214aによる処理が行われる場合であっても、第1モードで出力された焦点検出信号を用いて焦点調節を行うことができる。
−第2の実施の形態−
図6を参照して、本発明によるデジタルカメラの第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、第2モードでの撮像信号を出力させる画素行の設定が第1の実施の形態の場合とは異なる。
図6は、図4の場合と同様に、図3(a)の領域Xに含まれる撮像用画素300と焦点検出用画素301とを示し、撮像素子212の第n番目の画素行をLine(n)のように表す。図6(a)は第1モードで撮像信号を出力する画素行を示す。第2の実施の形態においても、第1モードでは、第1の実施の形態の場合と同様に、読出制御部214aは、第5画素行Line(5)の撮像用画素300と、第6画素行Line(6)に配列された撮像用画素300および焦点検出用画素301とから撮像信号を出力させる。なお、読出制御部214aは、第6画素行Line(6)に隣接する第5画素行Line(5)の配列された撮像用画素300から画像信号を出力させるものに限定されず、第6画素行Line(6)と異なる分光感度特性を有する画素行に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させてもよい。たとえば、読出制御部214aは、図6(a)に示す第1画素行Line(1)や、第3画素行Line(3)等に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させてもよい。
図6(b)は第2モードで撮像信号を出力する画素行を示す。以下の説明では、異なる分光感度特性を有する2つの画素行、すなわちベイヤー配列を形成する一対の画素行をブロック画素行と呼ぶ。たとえば、図6(b)に示す場合では、第1画素行Line(1)と第2画素行Line(2)とが1つのブロック画素行を、第3画素行Line(3)と第4画素行Line(4)とが他の1つのブロック画素行を形成することになる。本実施の形態では、第2モードにおいては、読出制御部214aは、1つのブロック画素行ごとに撮像信号を出力させる。
読出制御部214aは、焦点検出用画素301を含むブロック画素行、すなわち図6(b)の第5画素行Line(5)および第6画素行Line(6)から撮像信号を出力させる。さらに、読出制御部214aは、第5画素行Line(5)および第6画素行Line(6)を有するブロック画素行から1つのブロック画素行の間隔だけ離れた位置に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させる。この場合、図6(b)に示すように、第1画素行Line(1)および第2画素行Line(2)に配列された撮像用画素300と、第9画素行Line(9)および第10画素行Line(10)に配列された撮像用画素300とから画像信号が出力される。その結果、撮像素子212の全領域に配列された撮像用画素300から画像信号を出力する場合と比べて、第2モードで撮像信号を出力する撮像用画素300の個数を減らすことができるので、消費電力を抑制できる。
なお、第2モードでは、1つのブロック画素行の間隔で撮像信号を出力させるものに限定されない。たとえば、ユーザによって選択された画質等のパラメータに応じて、間隔を可変にしてもよい。この場合、設定された画質が低いほどブロック画素行の間隔を大きくすればよい。
以上で説明した第2の実施の形態によるデジタルカメラ200によれば、第1の実施の形態により得られた作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。
読出制御部214aは、第2モードの場合に、異なる分光感度特性を有する撮像用画素300のみが配列された一対の画素行をブロック画素行として所定のブロック画素行間隔で指定して、指定した一対の画素行に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させる。さらに、読出制御部214aは、焦点検出用画素301が配列された画素行との間隔がベイヤー配列で規定される画素行の間隔とは異なる画素行であって、撮像用画素300のみが行方向に配列された画素行を指定する。読出制御部214aは、焦点検出用画素301と撮像用画素300とが配列された画素行から撮像信号(焦点検出信号および画像信号)を出力させ、指定した画素行に配列された撮像用画素300から画像信号を出力させるようにした。その結果、第2モードのときにブロック画素行について間引き読出しを行うことができるので、高画質の画像表示や画像記録を行わない場合には、さらに消費電力の抑制に寄与する。
−第3の実施の形態−
図7、図8を参照して、本発明によるデジタルカメラの第3の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、焦点検出部が瞳分割位相差式焦点検出を行うとともに、第2モードで撮像素子から出力された画像信号を用いていわゆるコントラスト方式により焦点検出を行って、撮影レンズの焦点状態を調節する点で、第1の実施の形態と異なる。
図7は、第2の実施の形態によるデジタルカメラ200の要部構成を示すブロック図である。図7に示すように、第2の実施の形態におけるデジタルカメラ200のボディ駆動制御装置214は、第2焦点検出部214fをさらに機能的に備える。第2焦点検出部214fは、撮像素子212から第2モードで出力された画像信号を用いて公知の焦点評価値演算を行う。すなわち、第2焦点検出部214fは、いわゆるコントラスト方式により撮影レンズL1の焦点調節状態を検出する。
第1モードにより撮像素子212から撮像信号が出力されている場合には、焦点検出部212bにより算出されたデフォーカス量に基づいて、撮影レンズL1の焦点調節が行われる。第2モードにより撮像素子212から撮像信号が出力されている場合には、焦点検出部212bにより算出されたデフォーカス量と、第2焦点検出部212fにより算出された焦点評価値とに基づいて、撮影レンズL1の焦点調節が行われる。たとえば、焦点検出部212bは、位相差方式により算出されたデフォーカス量に基づいて、フォーカシング用レンズ210の駆動方向を決定する。そして、第2焦点検出部212fにより算出された焦点評価値に基づいてフォーカシング用レンズ210の駆動量を算出する。そして、レンズ駆動回路110は、決定された駆動方向と算出された駆動量とに基づいて、フォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動させる。
図8に、第3の実施の形態によるデジタルカメラ200の撮像素子212が第1モードと第2モードとにより駆動される場合のタイミングチャートを示す。なお、以下の説明においては、図5を用いて説明した第1の実施の形態のデジタルカメラ200との相違点を主に説明する。なお、図8のタイムチャートも、ユーザにより動画撮影モードまたはライブビューモードが設定された場合のデジタルカメラ200の動作を示している。
図8の時刻t0にて、読出制御部214aは、撮像素子212に対して第1モードによる撮像信号、すなわち画像信号と焦点検出信号とを出力させる。時刻t1において、第1モードによる撮像素子212からの第1読出フレーム(1OFr)に対応する撮像信号(画像信号および焦点検出信号)の出力が終了すると、焦点検出部214bは焦点検出信号を用いて、公知の瞳分割位相差方式によりデフォーカス量を算出する。そして、焦点検出部214bは、算出したデフォーカス量に基づいて、フォーカシング用レンズ210の駆動量を算出する。レンズ駆動回路110は、算出された駆動量に基づいて、フォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動させる。
時刻t2では、読出制御部214aは、撮像素子212に対して第2モードによる撮像信号、すなわち画像信号と焦点検出信号とを出力させる。時刻t2において、第2モードによる撮像素子212からの第2読出フレーム(2OFr)に対応する撮像信号(画像信号および焦点検出信号)の出力が終了すると、第2焦点検出部214fは、画像信号を用いて焦点評価値を算出する。さらに、焦点検出部214bは、第2モードによって撮像素子212から出力された焦点検出信号を用いて、公知の瞳分割位相差方式によりデフォーカス量を算出する。そして、焦点検出部212bは、算出したデフォーカス量に基づいてフォーカシング用レンズ210の駆動方向を決定し、第2焦点検出部214fは算出し焦点評価値に基づいてフォーカシング用レンズ210の駆動量を算出する。レンズ駆動回路110は、決定された駆動方向と算出された駆動量とに基づいて、フォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動させる。
さらに、画像処理部214cは、第1の実施の形態と同様に、第2モードで出力された第2読出フレーム(2OFr)の画像信号に対して、上述した画像処理を施して画像データを生成する。時刻t4において、画像処理部214cは、画像データを用いて第1表示フレーム(1DFr)の画像に対応する表示用画像データを生成し、背面表示器220に表示用画像データに対応する画像を表示させる。
以後、ユーザによる撮影終了の操作が行われるまでは、制御回路102は上述の処理を繰り返し行う。なお、静止画撮影モードが設定されている場合には、第1の実施の形態の場合と同様に、ボディ駆動制御装置214は、撮像素子212に対して上記の第1モードおよび第2モードの設定を行うことなく撮像信号を出力させる。そして、画像処理部214cは、入力した撮像信号を用いて補間処理を施すことにより画像データを生成する。
以上で説明した第3の実施の形態によるデジタルカメラ200によれば、第1の実施の形態により得られた作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。すなわち、本実施の形態によれば、第2モードの場合に、焦点検出部214bは焦点検出用画素301から出力された焦点検出信号を用いて位相差方式による焦点調節を行い、第2焦点検出部214fは撮像用画素300から出力された画像信号を用いてコントラスト方式に基づく焦点調節を行うので、焦点調節精度を向上させることができる。
−第4の実施の形態−
本発明の第4の実施の形態によるデジタルカメラ200が有するボディ駆動制御装置214は、図7に示す第3の実施の形態のボディ駆動制御装置214と同一の構成を機能的に備える。読出制御部214aは、図6に示す第2の実施の形態の場合と同様にして第1モードと第2モードとにおいて、撮像信号を出力させる。すなわち、第2モードにおいては、所定のブロック画素行の間隔で撮像信号が出力される。
ボディ駆動制御装置214は、図8に示す第3の実施の形態の場合と同様に、第1モードでは瞳分割位相差式焦点検出を行うとともに、第2モードでは瞳分割位相差方式とコントラスト方式とにより焦点検出を行って、撮影レンズL1の焦点状態を調節する。たとえば、第2モードの場合には、焦点検出部212bは、位相差方式により算出されたデフォーカス量に基づいて、フォーカシング用レンズ210の駆動方向を決定する。そして、第2焦点検出部212fにより算出された焦点評価値に基づいてフォーカシング用レンズ210の駆動量を算出する。そして、レンズ駆動回路110は、決定された駆動方向と算出された駆動量とに基づいて、フォーカシング用レンズ210を合焦位置へ駆動させる。
第4の実施の形態によるデジタルカメラ200によれば、第1〜第3の実施の形態によるデジタルカメラ200により得られる作用効果と同様の作用効果が得られる。
第1および第2の実施の形態によるデジタルカメラ200を以下のように変形できる。
(1)読出制御部214aが撮像素子212に対して第1モードによる撮像信号の出力と第2モードによる撮像信号の出力とを交互に行わせるものに限定されない。たとえば、読出制御部214aは、撮像素子212に対して、第1モードによる撮像信号の出力を2回連続して行わせた後に、第2モードによる撮像信号の出力を1回行わせるサイクルを繰り返させてもよい。または、読出制御部214aは、撮像素子212に対して、第1モードによる撮像信号の出力を1回行わせた後に、第2モードによる撮像信号の出力を2回連続して行わせるサイクルを繰り返させてもよい。換言すると、読出制御部214aは、撮像素子212に対して、時分割で第1モードと第2モードとを切り替えて、撮像信号を出力させるものであればよい。
(2)第1モードでは、焦点検出用画素301が配列された全ての画素行のうち、一部の画素行に配列された撮像用画素300および焦点検出用画素301から画像信号と焦点検出信号を出力させてもよい。たとえば、図9に示すように、撮像素子212の画素行LineA、LineBおよびLineCに焦点検出用画素301が配列されている場合、第1モードの際に、LineAおよびLineCに配列された撮像用画素300と焦点検出画素301とから撮像信号を出力させてもよい。または、LineBのみに配列された撮像用画素300と焦点検出画素301とから撮像信号を出力させてもよい。
(3)第1モードで撮像信号を出力させるときに、読出制御部214aは、第5画素行Line(5)および第6画素行Line(6)に配列された撮像用画素300と焦点検出画素301とから撮像信号を出力させるものに代えて、第6画素行Line(6)に配列された撮像用画素300と焦点検出用画素301とから撮像信号を出力させてもよい。すなわち、ボディ駆動制御装置214が処理部214gを備えていない場合には、読出制御部214aは、焦点検出用画素301が配列された第6画素行Line(6)のみを指定してもよい。
(4)撮像用画素300は、カラーフィルタを備えていないものであってもよい。この場合には、生成される画像データはモノクロ画像となる。
(5)焦点検出用画素301が配列された画素行(図4、図6の画素行Line(6))に撮像用画素300と焦点検出用画素301とが配列されるものでなくてもよい。この場合、画素行Line(6)には複数の焦点検出用画素301のみが配列されていればよい。
(6)複数の対の焦点検出用画素301が配列された焦点検出用画素配列が行方向に配列されるものに加えて、列方向にも配列されていてもよい。この場合であっても、読出制御部214aは、行方向に配列された焦点検出用画素配列を含む画素行と、ベイヤー配列上の対となる画素行とから撮像信号を出力させればよい。そして、焦点検出部214bは、焦点検出量画素配列を含む画素行から出力された焦点検出信号を用いて焦点調節を行えばよい。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
212 撮像素子、 214 ボディ駆動制御装置、
214a 読出制御部、 214b 焦点検出部、
214c 画像処理部、 214d 露出演算部、
214f 第2焦点検出部、 220 背面表示器、
300 撮像用画素、 301 焦点検出用画素

Claims (8)

  1. 撮影光学系を介した光束を受光して画像信号を出力する複数の撮像画素と、前記撮影光学系の射出瞳の一対の領域を通過する一対の光束を受光して形成される一対の像に対応する焦点検出信号を出力する複数の焦点検出画素とが二次元状に配列され、複数の前記焦点検出用画素が所定方向に配列された焦点検出用画素配列を含む複数の第1画素配列と、前記焦点検出用画素配列を含まず前記撮像素子が前記所定方向に配列された複数の第2画素配列とから構成される撮像素子と、
    連続撮影時に、前記複数の第1画素配列うちの少なくとも一部の前記第1画素配列に配列された前記焦点検出画素から前記焦点検出信号を出力させる第1読出し方式と、前記複数の第1画素配列および前記複数の第2画素配列に配列された前記撮像画素および前記焦点検出画素から前記画像信号と前記焦点検出信号とを出力させる第2読出し方式とを時分割で行わせる読出制御手段と、
    前記第1読出し方式および前記第2読出し方式により出力された前記焦点検出信号を用いて、前記撮影光学系の焦点調節状態を検出する第1焦点検出手段と、
    前記第2読出し方式により出力された前記画像信号を用いて、画像データを生成する生成手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記複数の撮像画素は、前記撮像素子上の前記所定方向に直交する方向に沿って所定の間隔ごとに同一の分光感度特性を有し、
    前記読出制御手段は、前記第1読出し方式の場合に、前記第1画素配列との前記所定方向に直交する方向の間隔が前記所定の間隔とは異なる前記第2画素配列を指定し、前記第1画素配列に配列された前記焦点検出画素から前記焦点検出信号を出力させ、前記指定した前記第2画素配列に配列された前記撮像画素から前記画像信号を出力させることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記読出制御手段は、前記第2読出し方式の場合に、前記撮像素子が有する全ての前記撮像画素および前記焦点検出画素から前記画像信号と前記焦点検出信号とを出力させることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記読出制御手段は、前記第2読出し方式の場合に、異なる分光感度特性を有する前記撮像画素が配列された一対の前記第2画素配列を所定の行間隔で指定して、前記指定した前記一対の第2画素配列に配列された前記撮像画素から前記画像信号を出力し、前記第1画素配列との前記所定方向に直交する方向の間隔が前記所定の間隔とは異なる前記第2画素配列を指定し、前記第1画素配列に配列された前記焦点検出画素から前記焦点検出信号を出力させ、前記指定した前記第2画素配列に配列された前記撮像画素から前記画像信号を出力させることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記第2読出し方式により前記撮像画素から出力された前記画像信号を用いて、前記撮像光学系の焦点調節状態を検出する第2焦点検出手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記生成手段により生成された前記画像データに対応する画像を表示する表示制御手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記第2読出し方式により前記撮像画素から出力された前記画像信号を用いて、露出演算を行う露出演算手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記第1画素配列には、前記焦点検出用画素配列に加えて前記撮像画素も配列され、
    前記読出制御部は、前記第1読出し方式の場合に、前記第1画素配列に配列された前記撮像画素および前記焦点検出画素から前記画像信号と前記焦点検出用信号とをそれぞれ出力させることを特徴とする撮像装置。
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