JP7457911B2 - モータユニット及び電動自転車 - Google Patents

モータユニット及び電動自転車 Download PDF

Info

Publication number
JP7457911B2
JP7457911B2 JP2018209719A JP2018209719A JP7457911B2 JP 7457911 B2 JP7457911 B2 JP 7457911B2 JP 2018209719 A JP2018209719 A JP 2018209719A JP 2018209719 A JP2018209719 A JP 2018209719A JP 7457911 B2 JP7457911 B2 JP 7457911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
axial direction
motor
input shaft
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018209719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020075604A (ja
Inventor
将史 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018209719A priority Critical patent/JP7457911B2/ja
Publication of JP2020075604A publication Critical patent/JP2020075604A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7457911B2 publication Critical patent/JP7457911B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、モータユニット及び電動自転車に関し、更に詳しくは、ケース、モータ、入力軸、出力体及び回転検出部を備えるモータユニット及びこのモータユニットを備えた電動自転車に関する。
従来、モータ駆動ユニットを搭載した電動アシスト自転車が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1が開示するモータ駆動ユニットは、ユニットケースと、モータと、クランク軸と、人力伝達体と、連動体と、制御用プリント基板と、回転検出器とを備えている。
国際公開第2014/184826号
特許文献1に示される電動アシスト自転車では、回転検出器の回転体は、クランク軸の軸線方向において、制御用プリント基板よりもユニットケースの中央部側に位置している。このため、ユニットケース内のスペースが有効に活用できていなかった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明したものであって、回転検出部の被検出部を所定の位置に配置することにより、ケース内のスペースを有効に活用できるモータユニット及び電動自転車を提供することにある。
上記課題を解決するために、一形態のモータユニットは、ケースと、前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、入力軸体と、入力体と、出力体と、制御基板と、回転検出部と、を備える。前記入力軸体は、軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される。前記入力体は、前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する。前記出力体は、前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力軸体から回転力を受ける。前記制御基板は、前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部と間隔をあけて配置され、前記モータを制御する。前記回転検出部は、前記入力軸体及び前記出力体を含む回転軸ユニットとともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する。前記被検出部は、前記軸線方向において前記制御基板と前記他端側の前記壁部との間に配置されるか、又は、前記軸線方向において前記制御基板と重なる位置に配置される。
上記課題を解決するために、他形態のモータユニットは、ケースと、前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、入力軸体と、入力体と、出力体と、減速機構と、回転検出部と、を備える。前記入力軸体は、軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される。前記入力体は、前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する。前記出力体は、前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力軸体から回転力を受ける。前記減速機構は、前記ケース内の前記入力軸体の前記軸線方向の他端側に収容され、前記モータの回転を減速して前記出力体に伝達する。前記回転検出部は、前記入力軸体及び前記出力体を含む回転軸ユニットとともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する。前記被検出部は、前記軸線方向において、前記減速機構と、前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部との間に配置される。
上記課題を解決するために、更に他形態のモータユニットは、ケースと、前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、入力軸体と、入力体と、第1出力体と、第2出力体と、減速用歯車と、回転検出部と、を備える。前記入力軸体は、軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される。前記入力体は、前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する。前記第1出力体は、前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力軸体から回転力を受ける。前記第2出力体は、前記ケースにおける前記軸線方向の他端側に配置され、前記モータの出力が出力される。前記減速用歯車は、前記ケース内において、前記モータのロータ及びステータよりも前記入力軸体の前記軸線方向の他端側に収容され、前記モータの回転を減速して前記第2出力体に伝達する。前記回転検出部は、前記入力軸体及び前記第1出力体を含む回転軸ユニットとともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する。前記被検出部は、前記軸線方向において、前記減速用歯車と、前記ケースの前記軸線方向の他端側の前記壁部との間に配置される。
上記課題を解決するために、一形態の電動自転車は、前記モータユニットを備えている。
本開示に係るモータユニット及び電動自転車にあっては、回転検出部の被検出部を所定の位置に配置することにより、ケース内のスペースを有効に活用しやすい。
図1は、第一実施形態に係る電動自転車の側面図である。 図2は、同上の電動自転車のフレーム及びモータユニットの断面図である。 図3は、同上のモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面における断面図である。 図4は、同上のモータユニットのケースの第2分割体側の側面図である。 図5は、同上のモータユニットのケースの第1分割体側の側面図である。 図6は、図3の要部拡大図である。 図7は、第二実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面の要部拡大図である。 図8は、第三実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面の要部拡大図である。 図9は、第四実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の出力体の軸線を通る切断面における断面図である。 図10は、第五実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面における断面図である。 図11は、第六実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面における断面図である。 図12は、第七実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面における断面図である。 図13は、第八実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面の要部拡大図である。 図14は、第九実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面の要部拡大図である。 図15は、第十実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面の要部拡大図である。 図16は、同上のモータユニットのケースの第1分割体側の側面図である。 図17は、第十一実施形態に係るモータユニットの入力軸、モータの回転軸及び減速機構の第2出力体の軸線を通る切断面の要部拡大図である。
本開示は、モータユニット及び電動自転車に関し、更に詳しくは、ケース、モータ、入力軸、出力体及び回転検出部を備えるモータユニット及びこのモータユニットを備えた電動自転車に関する。
以下、本開示のモータユニット及び電動自転車の第一実施形態について、図1~図6に基づいて説明する。
図1に示すように、電動自転車1は、フレーム10と、車輪11と、モータユニット3と、を備える。なお、電動自転車1については、設計上、進行方向が決まっている。以下の説明において、進行方向を前方とするとともにその反対方向を後方とする。また、左方及び右方については、前方を向いた状態での左方及び右方とする。
フレーム10は、電動自転車1を運転する者(以下、運転者とする)を支持する。フレーム10及び運転者の荷重は、車輪11を構成する前輪111及び後輪112を介して地面に支持される。
フレーム10は、ヘッドパイプ101、上パイプ102、下パイプ103、立パイプ104、シートステー105、チェーンステー106及びブラケット2を有する。フレーム10は、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属により形成されるが、非金属を一部に含んでもよい。また、フレーム10全体が非金属により形成されてもよく、フレーム10の材質は特に限定されない。
図2に示すように、ヘッドパイプ101は、概ね上下方向に開口する筒状部材である。なお、ここでいう概ね上下方向とは、鉛直方向と30度程度以下の角度をなす方向を意味するものとする。図1に示すように、ヘッドパイプ101には、ハンドルポスト12が上下に貫通するように挿入される。ハンドルポスト12は、ヘッドパイプ101に対して軸線方向回りに回転可能に挿入される。ハンドルポスト12の下端部には、フロントフォーク121が形成される。フロントフォーク121には、前輪111が回転可能に取り付けられる。ハンドルポスト12の上端部には、ハンドルバー122が固定される。ハンドルバー122には、電動の入切等を行うための手元操作部と、後輪112が有する変速機構による速度変更を行うための変速操作部と、が設けられる。
図2に示すように、上パイプ102は、ヘッドパイプ101より概ね後方に延びる筒状部材である。上パイプ102は、必ずしも直線状でなくてもよい。なお、ここでいう概ね後方とは、後方と40度程度以下の角度をなす方向を意味するものとする。上パイプ102の前端部は、ヘッドパイプ101の後方側の側壁に、溶接等により固定される。上パイプ102の後端部は、立パイプ104に固定される。
立パイプ104は、概ね上下方向に開口する筒状部材である。立パイプ104の上端部近傍の前方側の側壁に、上パイプ102の後端部が溶接等により固定される。立パイプ104の上端部の開口には、図1に示すように、サドル13より下方に延びる軸が挿入される。この軸が立パイプ104に固定されることにより、サドル13が立パイプ104に固定される。
図2に示すように、下パイプ103は、ヘッドパイプ101より概ね後方の斜め下方に延びる筒状部材である。下パイプ103は、必ずしも直線状でなくてもよい。なお、ここでいう概ね後方の斜め下方とは、後方よりも下側であって、かつ、ヘッドパイプ101が延びる方向よりも下側に延びる方向を意味するものとする。下パイプ103の前端部は、ヘッドパイプ101の後方側の側壁のうち、上パイプ102が固定される部分よりも下側の部分に、溶接等により固定される。下パイプ103の後端部には、ブラケット2が固定される。
ブラケット2の下側にモータユニット3が固定され、モータユニット3はブラケット2に支持される。モータユニット3は、ボルト又はボルト・ナットよりなる締結部材により、ブラケット2に固定される。
ブラケット2の前端部には、下パイプ103の後端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。第一実施形態では、ブラケット2の前端部に上下に貫通する貫通孔25が形成され、貫通孔25の周囲の部分から筒部251が突出している。この筒部251に、下パイプ103の後端部が被せられて嵌合されている。
ブラケット2の前後方向における中間部には、立パイプ104の下端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。第一実施形態では、ブラケット2の中間部に上下に貫通する貫通孔26が形成され、貫通孔26の周囲の部分から筒部261が突出している。この筒部261に、立パイプ104の下端部が被せられて嵌合されている。
ブラケット2の後端部には、チェーンステー106の前端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。チェーンステー106は、ブラケット2より概ね後方に延びる二本の中空又は中実の部材である。第一実施形態では、ブラケット2の後端部に筒状をしたチェーンステー106の前端部が溶接により固定されている。また、ブラケット2のチェーンステー106の内部空間に対応する位置に、上下に貫通する貫通孔27が形成されている。
図1に示すように、上パイプ102の後端部に、シートステー105の前端部が、嵌合(焼嵌めを含む)、締結又は溶接等により固定される。シートステー105は、立パイプ104の上端部近傍より概ね後方に延びる二本の中空又は中実の部材である。第一実施形態では、筒状をしたシートステー105の前端部が溶接等により固定されている。シートステー105の後端部はチェーンステー106の後端部に固定されており、この部分に後輪112が回転可能に取り付けられる。
また、図2に示すように、ブラケット2及び下パイプ103は、モータユニット3に電力を供給するためのバッテリ15(図1参照)が装着されるバッテリ装着部16を有する。バッテリ装着部16は、ブラケット2に形成される下支持部161と、下パイプ103に形成される上支持部162と、を有する。下支持部161は、バッテリ15の下端部が脱落しにくいように装着されて、バッテリ15を支持する。また、下支持部161は、バッテリ15の下端部に形成される給電用又は信号用の複数のバッテリ端子と電気的にそれぞれ接続される複数の端子を有する。複数の端子には、それぞれ配線163の一端が電気的に接続される。
上支持部162は、バッテリ15の上端部が装着されて、バッテリ15が脱落しないようにバッテリ15をロックするロック装置を有する。
また、下パイプ103及び配線空間20内には、変速操作部と変速機構とをつなぐ変速ワイヤ17やブレーキワイヤが通される。
以下、モータユニット3について説明する。モータユニット3は、図3に示すように、ケース4と、モータ5と、入力軸6と、出力体8(第一実施形態では第1出力体8とする)と、減速機構31と、を備える。
ケース4は、モータユニット3の外殻を構成する。ケース4は、内部に形成される収容空間に、減速機構31等の機器を収容する。ケース4は、主にアルミニウム、ステンレス鋼等の金属により形成されるが、非金属が用いられてもよく、ケース4の材質は特に限定されない。
ケース4は、左側に位置する第1分割体41と、右側に位置する第2分割体42と、に分割されている。第1分割体41と第2分割体42とが組み合わされて、ケース4が構成される。
第1分割体41では、左右方向に見たときの周縁部がその内部よりも右方に突出しており、内部の収容空間が右方に開放される。また、第1分割体41は、一部に、短手方向の一方の側に突出して内部にモータ5を収容するモータカップ57が取り付けられる。モータカップ57は、第1分割体41と別体として形成されている。モータカップ57は、ボルトよりなる締結部材571により第1分割体41と固定される。
第2分割体42は、左右方向に見たときの周縁部がその内部よりも左方に突出しており、内部の収容空間が左方に開放される。第1分割体41と第2分割体42とは、それぞれの収容空間が連続するように左右から合わせられて、ボルトよりなる締結部材により互いに固定される。第1分割体41と第2分割体42とが互いに固定されて、ケース4が構成される。なお、ケース4の大きさ、形状及び厚み等は、特に限定されない。また、ケース4の内部に形成される収容空間は、密閉されてもよいし、密閉されなくてもよい。
モータ5は、ケース4に取り付けられる。更に詳しくは、モータ5は、主に第1分割体41に取り付けられるモータカップ57内に収容される。モータ5は、回転軸51と、回転軸51と一体に回転するロータ52と、ステータ53と、を有する。ロータ52とステータ53と回転軸51の一部が、モータカップ57内に位置する。回転軸51は、軸線方向が左右方向を向くように、回転可能に収容される。回転軸51は、ステータ53から一方(第一実施形態では右方)に突出しており、突出した部分の外面に減速機構31と噛み合う歯部54が形成されている。回転軸51の中間部は、第2分割体42に配置された回転軸支持軸受551に支持される。回転軸51の左端部は、ステータ53より特に突出しておらず、モータカップ57に配置された回転軸支持軸受552に支持される。
入力軸6は、軸線600方向(第一実施形態では左右方向)にケース4を貫通して、入力軸6の軸線600回りに回転可能に配置される。入力軸6は、入力軸体60と、入力体7と、を有する。入力軸体60は、第一実施形態では中空部材により構成される筒状をしたものであるが、中実部材により構成されてもよい。
ケース4は、入力軸体60を回転可能に支持する第1軸受45を、軸線600方向の一端側(第一実施形態では左端側)に有する。第1分割体41には、入力軸体60が通る入力軸孔411が形成されており、この入力軸孔411に、第1軸受45が配置されている。第一実施形態では、第1軸受45は、ボールベアリングにより構成される。なお、第1軸受45としては、ころ軸受等の他の様々な軸受も利用可能であり、ボールベアリングに限定されない。
また、ケース4は、入力軸体60を回転可能に支持する第2軸受46を軸線600方向の他端側(第一実施形態では右端側)に有する。第2分割体42には、入力軸体60が通る入力軸孔421が形成されており、この入力軸孔421に、第2軸受46が配置されている。第一実施形態では、入力軸体60は第1出力体8を介して間接的に第2軸受46に支持される。第一実施形態では、第2軸受46は、ボールベアリングにより構成される。なお、第2軸受46としては、ころ軸受等の他の様々な軸受も利用可能であり、ボールベアリングに限定されない。
入力軸体60の端部には、クランクアーム18の一端側が固定される。クランクアーム18の他端側には、図1に示すように、ペダル181が回転可能に取り付けられる。電動自転車1の運転者は、ペダル181を漕ぐことにより、入力軸体60に人力の回転力を伝えることができる。
図3に示すように、入力体7は、入力軸体60の外周面に沿って配置され、入力軸体60と一体に回転する。入力体7は、筒状をした部材で、その軸線600方向が左右方向を向き、入力軸体60と同芯状に配置される。入力体7の左右方向の長さは、入力軸体60の左右方向の長さよりも短い。入力体7と入力軸体60は、軸線600方向の一部に、軸線600回りに相対的に回転不能となるように互いに嵌合する嵌合部711、61を有する。第一実施形態では、入力体7(更に詳しくは後述する第1入力体71)の左端部とこの部分に対応する入力軸体60に、スプライン部又はセレーション部等からなる嵌合部711、61が形成されている。嵌合部711、61は、雄ねじおよび雌ねじによって嵌合する構成であってもよい。
更に第一実施形態では、入力体7は、第1入力体71と、第2入力体72とに分割されている。第1入力体71は、入力軸体60に連結される。第1入力体71は、左右方向において入力軸体60の一部に位置し、第1分割体41内に収容される。第1入力体71の左端部に、入力軸体60と嵌合する嵌合部711が形成される。第1入力体71の左端部の嵌合部711よりも右の部分においては、入力軸体60との間に隙間70が形成されている。これにより、筒状をした第1入力体71の内部へ入力軸体60を挿入しやすくなっている。
第2入力体72は、軸線600方向において第1入力体71と異なる位置(第一実施形態では第1入力体71の右方)に位置して第1入力体71に連結され、第1出力体8に回転力を伝達する。ただし、第2入力体72は、第1入力体71と、左右方向において一部が同じ位置に位置してもよい。第一実施形態では、第1入力体71の右端部の径方向の外側に第2入力体72の左端部が位置しており、径方向に重なっている。第1入力体71と第2入力体72とは、軸線600回りに相対的に回転不能となるように互いに嵌合する嵌合部712、721を有する。第一実施形態では、第1入力体71の右端部と第2入力体72の左端部とに、スプライン部又はセレーション部等からなる嵌合部712、721が形成されている。なお、本発明において「径方向に重なる」とは、各対象物の少なくとも一部が径方向に観て重なる状態をいう。
第1出力体8は、入力軸体60の軸線600方向の一端側における外周面に沿って軸線600回りに回転可能に配置され、入力体7から回転力を受ける。第1出力体8は、概ね筒状をした部材で、その軸線600方向が左右方向を向き、入力軸体60と同芯状に配置される。第1出力体8の左右方向の長さは、入力軸体60の左右方向の長さよりも短い。第1出力体8の右端部は、第2分割体42に形成された入力軸孔421を通ってケース4外に突出している。第1出力体8は、第2分割体42に配置された第2軸受46に支持されている。第1出力体8は、入力軸体60及び入力体7とともに回転軸ユニット30を構成する。回転軸ユニット30は、第1軸受45及び第2軸受46を介して、ケース4に支持される。
第1出力体8のケース4外に突出した部分には、前側のスプロケット191が固定される。前側のスプロケット191は、第1出力体8と一体に回転する。また、図1に示すように、後輪112のハブに後側のスプロケット192が固定される。前側のスプロケット191と後側のスプロケット192との間に、チェーン193が掛け回される。
図3に示すように、第一実施形態では、入力体7と第1出力体8との間に、ワンウェイクラッチ32が配置される。入力体7が外側となり第1出力体8が内側となるように入力体7と第1出力体8とが入力軸6の径方向に重なっており、いわゆるインナー出力の構造となっている。ワンウェイクラッチ32は、入力体7に、電動自転車1を進行方向に加速させる方向(以下、加速方向とする)の回転力がかかる場合にこの回転力を第1出力体8に伝達し、加速方向と反対方向の回転力がかかる場合にはこの回転力を第1出力体8に伝達しない。また、ワンウェイクラッチ32は、後述する減速機構31を介して第1出力体8に、加速方向の回転力がかかる場合にこの回転力を入力体7に伝達しない。第一実施形態では、ワンウェイクラッチ32は、ラチェットを有し、グリースが供給される。なお、ワンウェイクラッチ32は、様々なものが適宜利用可能であり、限定されない。例えば、ローラー型ワンウェイクラッチやスプラグ式ワンウェイクラッチを用いてもよい。
更に第一実施形態では、軸線600方向における一部の範囲において、第2入力体72と第1出力体8とが入力軸体60の径方向に重なっている。径方向に重なっている第2入力体72と第1出力体8との間にワンウェイクラッチ32を有する。
また、第一実施形態では、モータユニット3は、第1出力体とは別の第2出力体310を備える。第一実施形態のモータユニット3は、いわゆる二軸式のモータユニットである。第2出力体310の軸線方向における一端部(第一実施形態では左端部)は、ケース4内に位置し、第1分割体41に配置された軸受3141に回転可能に支持される。軸受3141の内輪3143は、第2出力体310に固定されている。更に説明を加えると、軸受3141の内輪3143には、第2出力体310の端部に形成された凸部が嵌め込まれている。
また、軸受3141の外輪3144は、ケース4に固定されている。更に説明を加えると、軸受3141の外輪3144は、第1分割体41に形成された、外輪3144の外径と略同じ内径を有する筒内に嵌め込まれている。
第2出力体310の軸線方向における他端(第一実施形態では右端)側は、第2分割体42に配置された軸受3142に回転可能に支持され、右端部はケース4外に位置する。第2出力体310の右端部には、スプロケット194が第2出力体310と一体に回転するように固定される。スプロケット194には、前側のスプロケット191に掛け回されるチェーン193が掛け回される。
第2出力体310の外周面には、ワンウェイクラッチ313を介して、モータ5の回転軸51の歯部54と噛み合う大径の歯部312を有する減速用歯車311が取り付けられる。
運転者が、電動自転車1のペダル181を漕ぐことにより、入力軸体60に、加速方向の回転力がかかる。入力軸体60が回転すると、第1入力体71及び第2入力体72は、入力軸体60と一体に回転する。第2入力体72の加速方向の回転力は、ワンウェイクラッチ32を介して第1出力体8に加速方向の回転力がかかり、第1出力体8及び前側のスプロケット191は加速方向に回転する。前側のスプロケット191が加速方向に回転すると、チェーン193を介して後側のスプロケット192に加速方向の回転力がかかり、後側のスプロケット192及び後輪112が加速方向に回転する。これにより、電動自転車1は進行方向に進行する。
電動自転車1が人力で進行方向に進行中に、モータ5の回転軸51が加速方向に回転すると、モータ5の回転軸51と噛み合う歯部312が加速方向に回転する。歯部312の加速方向への回転力は、ワンウェイクラッチ313を介して第2出力体310に伝達され、チェーン193に加えられる。
また、電動自転車1が人力で進行方向に進行中に、モータ5を駆動させない場合、第2出力体310は加速方向に回転するが、第2出力体310の加速方向の回転力は、ワンウェイクラッチ313によりモータ5の回転軸51に伝達しない。これにより、モータ5を駆動させない場合に、回転軸51及びロータ52が回転するのが阻止される。
モータユニット3は、図4に示すように、ケース4内に、モータ5を制御する制御部を有する制御基板35が配置される。制御部は、例えばマイクロコンピュータを有し、ROM(Read Only Memory)等の記憶部に記憶されたプログラムを実行することで、各要素の動作を制御する。このような制御部は、様々なものが適宜利用可能であり、詳細な説明は省略する。制御部は、トルク検出部33により検出されたトルク及び回転検出部34により検出された回転数に基いて、モータ5からの回転力を制御する。
制御基板35は、ケース4の軸線600方向の他端側(図3においては右側)の壁部40と間隔をあけて配置されて、壁部40に熱的に連結される。制御基板35は、実装された複数の電気部品351を有する。複数の電気部品351には、例えばコンデンサ、集積回路(ホールIC)に加えて、特に発熱を生じやすい発熱素子が含まれる。発熱素子は、例えばモータ5に電力を供給するFET等のスイッチング素子、ダイオード、コイル等である。その他、複数の電気部品351には各種の抵抗器、コネクタ等が含まれ得る。制御基板35は、FET等のスイッチング素子およびマイクロコンピュータのいずれかが実装されたものである。
ケース4の第2分割体42は、熱伝導性シート91を介して制御基板35に接続されている。複数の発熱素子からの発熱は、熱伝導性シート91を介して、ケース4の外面から効率的に放熱される。また、制御基板35は、軸線600方向において、モータ5のステータ53の右側に配置されている。
電動自転車1にあっては、入力軸6(入力軸体60)にかかっているトルク及び入力軸体60の単位時間当たりの回転数に応じて、モータ5からの回転力が制御される。入力軸体60にかかっているトルクは、トルク検出部33により検出される。トルク検出部33は、回転軸ユニット30の外周面に沿う、軸線600方向の一部の範囲に配置される。
第一実施形態では、第1入力体71の外周面に、磁気異方性が付与された磁歪発生部331が形成されている。また、第1入力体71の外周面の磁歪発生部331が設けられた部分から若干の間隔をあけて、コイル332が配置されている。これらの磁歪発生部331及びコイル332により、トルク検出部33としての磁歪式のトルクセンサが構成されている。このような磁歪式のトルクセンサとしては、様々なものが適宜利用可能である。また、トルク検出部33は、磁歪式のトルクセンサに限定されない。
トルク検出部33は、軸線600方向において、ワンウェイクラッチ32及び第2軸受46よりも左側に配置されている。
入力軸6(入力軸体60)の単位時間当たりの回転数は、回転検出部34により検出される。回転検出部34は、図6に示すように、回転軸ユニット30に取り付けられる被検出部341と、回転軸ユニット30以外の部分に固定される検出部342と、を有する。
被検出部341は、制御基板35と壁部40との間に配置される。
第一実施形態では、第2入力体72の外周面に、回転体340が取り付けられる。回転体340は、その内周面に第2入力体72の外周面が圧入されることによって取り付けられる。回転体340は、第2入力体72と一体に回転する。回転体340は、入力軸6の軸線600方向に延びる部分と、入力軸6の径方向に延びる部分とを有する。入力軸6の径方向に延びる部分が被検出部341として、周方向に一定間隔で配置された磁石を有する。更に、制御基板35には、検出部342として、被検出部341である磁石に対応する位置に、磁石の磁力を検知するホールICが固定されている。このような磁石及びホールICを有する回転検出部34としては、様々なものが適宜利用可能である。また、回転検出部34は、磁石及びホールICを有するものに限定されない。
第一実施形態では、回転検出部34の被検出部341が、制御基板35の右側(軸線600方向の他端側)にあるため、ケース4内における制御基板35の左側(軸線600方向の一方端側)のスペースを占有しにくく、ケース4内のスペースを有効に活用することができる。
ここで、「被検出部341が第2入力体72に取り付けられる。」とは、被検出部341が第2入力体72に直接取り付けられる場合、被検出部341が他の部材を介して第2入力体72に取り付けられる場合及び被検出部341が第2入力体72と一体的に形成される場合を含む。また、「取り付けられる」は、圧入、ねじ込み、溶接等により固定された状態の他、セレーションまたはスプラインにより噛み合った状態を含むものとする。
図3及び図5に示すように、第一実施形態では、第1分割体41は、モータ5と、回転軸ユニット30及びトルク検出部33の間を区切る区切部412を有している。区切部412は、モータ5で発生する磁界変動がトルク検出部33に与える影響を低減することができる。すなわち、区切部412を設けることによって、モータ5で発生する磁界変動によるトルク検出部33のトルク検出精度低下を抑制することができる。区切部412は、第1分割体41と別体であってもよい。区切部412は、鉄などの軟磁性材料よりなることが好ましい。鉄などの軟磁性材料を用いることにより、モータ5で発生する磁界変動によるトルク検出部33のトルク検出精度低下を抑制する効果が大きくなる。
第2分割体42は、第1分割体41の区切部412と繋がる区切部422を有していてもよい。ケース4の一部である区切部412、422は、回転軸ユニット30のモータ5寄りの部分において、軸線600方向に沿って位置し、回転軸ユニット30側とモータ5側とを通じさせる開口部4121を有している。開口部4121は、区切部422に設けられても良く、区切部412と区切部422との間に形成される隙間からなってもよい。制御基板35または被検出部341は、開口部4121を貫通するように配置される。この構成によって、検出部342が実装される基板と他の部品が実装される基板とを共用することができ、部品点数を削減することができる。
第一実施形態では、検出部342は、制御基板35に実装されるが、検出部342は、回転検出以外の機能を実現するための基板に実装されてもよい。当該基板または被検出部341は、開口部4121を貫通するように配置される。この構成によって、検出部342が実装される基板と他の部品が実装される基板とを共用することができ、部品点数を削減することができる。
また、第1分割体41は、モータ5と制御基板35との間を区切る区切部413を有している。区切部413は、モータ5の回転軸51の軸方向にみて、モータ5のステータ53の周囲から回転軸51方向に延びる。区切部413のモータ5側には、モータ5の回転軸51を支持する回転軸支持軸受551が挿入される凹部が形成される。
第1分割体41および第2分割体42で囲まれモータユニット3の内部に形成される空間には、モータ5の回転軸51の歯部54および回転軸51の先端を覆う油除け部47が配置されている。油除け部47は、第1分割体41および第2分割体42とは異なる材質からなる。第1分割体41および第2分割体42は、金属製である。油除け部47は、樹脂製であることが好ましく、モータユニット3を軽量化することができる。
第一実施形態の変形例として、回転検出部34の検出部342の配置位置を変更した態様としてもよい。回転検出部34の検出部342は、軸線600方向にみて、モータ5の回転軸51の軸心および入力軸体60の軸心を通る直線の方向を第1方向とした場合、第1方向において入力体7または出力体8と少なくとも一部が重なる位置に配置されるか、又は、第1方向において入力体7または出力体8よりもモータ5の回転軸51側に配置されてもよい。検出部342の配置位置は、制御基板35の形状を変更することにより、変更可能である。第1方向における回転検出部34の検出部342の位置を変更することによって、ケース4内のスペースをより有効に活用し、モータユニット3を小型化することができる。
次に、第二実施形態のモータユニット3について、図7に基いて説明する。なお、第二実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
第一実施形態においては、被検出部341が制御基板35と壁部40との間に配置されるのに対し、第二実施形態においては、被検出部341が軸線600方向において制御基板35と重なる位置に配置される。
第二実施形態では、第2入力体72の外周面に、被検出部341として、周方向に一定間隔で磁石が固定されている。また、制御基板35の回転軸ユニット30側の端部に、検出部342としてホールICが固定されている。
ケース4の左右方向の長さを短くすることができる。
次に、第三実施形態のモータユニット3について、図8に基いて説明する。なお、第三実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
第一実施形態においては、回転検出部34が磁石及びホールICを有するのに対し、第三実施形態においては、回転検出部34がいわゆる光センサを有する点で異なる。
第三実施形態では、第2入力体72の外周面に、回転体340が、第2入力体72と一体に回転するように固定されている。回転体340は、被検出部341として、周方向に一定間隔で歯部及び歯部の間に形成される通光部を有する。更に、検出部342として、回転体の歯部を左右から挟むように光センサが配置される。光センサは、歯部の左側に配置される出光部343と、歯部の右側に配置される受光部344と、を有するが、出光部343及び受光部344の位置関係は限定されない。このような回転体及び光センサを有する回転検出部34としては、様々なものが適宜利用可能である。
次に、第四実施形態のモータユニット3について、図9に基いて説明する。なお、第四実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
第一実施形態におけるモータユニット3は、いわゆる二軸式のモータユニットであり、第1出力体8と、第1出力体8と独立した第2出力体310を有するものであった。これに対し、第四実施形態におけるモータユニット3は、いわゆる一軸式のモータユニットであり、出力体として第2出力体310を有さず、出力体8のみを有する点で異なる。また、出力体8に応じて減速機構31についても第一実施形態の減速機構31と異なる。
出力体8は、軸線600方向において入力体7と重なっている部分において、外周面側にウェブ81と、リム82と、を有する。ウェブ81は、径方向の外側に向けて突出する。リム82は、ウェブ81の径方向の外端部に連続する。リム82の軸線600方向の長さは、ウェブ81の軸線600方向の長さよりも長い。リム82は、外周面に、減速機構31に噛み合う歯部83を有する。
減速機構31は、ケース4内に収容され、モータ5の回転を減速して出力体8に伝達する。減速機構31は、第1伝達歯車315と、第2伝達歯車316と、を有する。第1伝達歯車315の外径は、第2伝達歯車316の外径よりも大きい。第1伝達歯車315の歯数は、第2伝達歯車316の歯数よりも多い。
第1伝達歯車315は、モータ5の回転軸51の回転力によって回転する。第一実施形態では、第1伝達歯車315は、筒状をした部材により構成され、外周面にモータ5の回転軸51に形成された歯部54と噛み合う歯部3151が形成されている。第1伝達歯車315は、減速機構31が有する伝達回転軸3101の外周面に沿って配置される。第一実施形態では、第1伝達歯車315は、モータ5の回転軸51から直接回転力を受ける構成としたが、間に歯車を介してもよい。
伝達回転軸3101は、軸線方向が左右方向を向くように、回転可能にケース4に収容される。伝達回転軸3101は、モータ5の回転軸51よりも後方に位置し、左右方向においては、回転軸51のステータ53から右方に突出している部分と略同じ位置に配置される。伝達回転軸3101の左端部は、第1分割体41に配置された伝達回転軸支持軸受3171に支持され、伝達回転軸3101の右端部は、第2分割体42に配置された伝達回転軸支持軸受3172に支持される。
第1伝達歯車315は、ワンウェイクラッチ318を介して伝達回転軸3101に連結される。ワンウェイクラッチ318は、第1伝達歯車315に、加速方向の回転力がかかる場合にこの回転力を伝達回転軸3101に伝達し、加速方向と反対方向の回転力がかかる場合にはこの回転力を伝達回転軸3101に伝達しない。また、伝達回転軸3101に、加速方向の回転力がかかる場合にこの回転力を第1伝達歯車315に伝達しない。
伝達回転軸3101のワンウェイクラッチ318が固定された部分の右側に、第2伝達歯車316が伝達回転軸3101と一体に回転するように固定される。第2伝達歯車316は、伝達回転軸3101を介して第1伝達歯車315から受ける回転力を、出力体8が有する歯部83に伝達する。第2伝達歯車316は、外周面に、出力体8のリム82に形成される歯部83に噛み合う歯部319を有する。
運転者が、電動自転車1のペダル181を漕ぐことにより、入力軸体60に、加速方向の回転力がかかる。入力軸体60が回転すると、第1入力体71及び第2入力体72は、入力軸体60と一体に回転する。第2入力体72の加速方向の回転力は、ワンウェイクラッチ32を介して出力体8に加速方向の回転力がかかり、出力体8及び前側のスプロケット191は加速方向に回転する。前側のスプロケット191が加速方向に回転すると、チェーン193を介して後側のスプロケット192に加速方向の回転力がかかり、後側のスプロケット192及び後輪112が加速方向に回転する。これにより、電動自転車1は進行方向に進行する。
また、電動自転車1が人力で進行方向に進行中に、モータ5からの回転力を補助力として出力体8に加えることができる。以下に詳しく説明する。モータ5の回転軸51が加速方向に回転すると、モータ5の回転軸51と噛み合う第1伝達歯車315が加速方向に回転する。第1伝達歯車315が加速方向の回転力は、ワンウェイクラッチ318を介して伝達回転軸3101及び伝達回転軸3101に固定される第2伝達歯車316に伝達され、第2伝達歯車316は加速方向に回転する。第2伝達歯車316の加速方向の回転力は、第2伝達歯車316と噛み合う出力体8に伝達される。すなわち、出力体8は、入力体7からの人力の回転力と、モータ5からの回転力とが合わさる合力体として機能する。第一実施形態におけるモータユニット3は、いわゆる一軸式のモータユニット3である。
また、電動自転車1が人力で進行方向に進行中に、モータ5を駆動させない場合について説明する。この場合、出力体8が加速方向に回転しているため、出力体8と噛み合う第2伝達歯車316及び伝達回転軸3101は加速方向に回転するが、伝達回転軸3101の加速方向の回転力は、ワンウェイクラッチ318により第1伝達歯車315に伝達しない。これにより、モータ5を駆動させない場合に、回転軸51及びロータ52が回転するのが阻止される。
第四実施形態においても、回転検出部34の被検出部341が、制御基板35の右側(軸線600方向の他端側)にあるため、ケース4内における制御基板35の左側(軸線600方向の一方端側)のスペースを占有しにくく、ケース4内スペースを有効に活用することができる。
次に、第五実施形態のモータユニット3について、図10に基いて説明する。なお、第五実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
第一実施形態においては、回転軸51は、二つの回転軸支持軸受551,552により支持されているものの、右端部が自由端となっており、回転軸51が撓んで振動が生じやすくなっていた。これに対し、第五実施形態においては、回転軸51の右端部が、回転軸支持軸受553に支持されて、回転軸51は両持ち状に支持されている。これにより、回転軸51が撓みにくく、回転軸51に振動が生じにくい。回転軸支持軸受553は、第2分割体42に支持される。回転軸支持軸受553は、直接的に第2分割体42に支持されても良く、他の部材を間に介して間接的に第2分割体42に支持されてもよい。第五実施形態において、支持軸受551は、設けなくてもよい。
次に、第六実施形態のモータユニット3について、図11に基いて説明する。なお、第六実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
第一実施形態においては、軸受3141の内輪3143は、第2出力体310に当接し、軸受3141の外輪3144は、ケース4に当接されていた。これに対し、第六実施形態においては、軸受3141の外輪3144は、第2出力体310に当接している。更に説明を加えると、軸受3141の外輪3144は、第2出力体310に形成された、外輪3144の外径と略同じ内径を有する筒内に嵌め込まれている。
また、軸受3141の内輪3143は、ケース4に固定されている。更に説明を加えると、軸受3141の内輪3143には、ケース4に形成された凸部が嵌め込まれている。ケース4に形成された凸部を軸受3141の内輪3143に嵌め込む構造とすることにより、第一実施形態の構造よりも、軸受3141を支持するケース4の部材を少なくすることができ、モータユニット3の軽量化が図られる。
次に、第七実施形態のモータユニット3について、図12に基いて説明する。なお、第七実施形態のモータユニット3は、第六実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第六実施形態と異なる部分について説明する。
第六実施形態においては、軸受3141の外輪3144は、第2出力体310に形成された、外輪3144の外径と略同じ内径を有する筒内に嵌め込まれていた。
これに対し、第七実施形態においては、軸受3141の外輪3144は、第2出力体310の端部に埋設されている。
また、第六実施形態においては、油除け部47は、モータ5の回転軸51に設けられた歯部54に沿うように延びる部分と、回転軸51の先端を覆うように回転軸51と交叉する方向に延びる部分とを有する。
これに対し、第七実施形態においては、油除け部47は、モータ5の回転軸51に設けられた歯部54に沿うように延びる部分を有するが、回転軸51の先端を覆うように回転軸51と交叉する方向に延びる部分を有しない。
次に、第八実施形態のモータユニット3について、図13に基いて説明する。なお、第八実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
第一実施形態においては、モータユニット3は、基板として、制御基板35のみを有していた。これに対し、第八実施形態においては、モータユニット3は、制御基板35に加えて、更に別の基板352を有している。基板352は、例えば加速度検知機能を付加するための基板、GPS(Global Positioning System)の機能を付加するための基板等が挙げられるが、特にこれらに限定されない。
基板352は、ビス等によりケース4に固定される。基板352は、制御基板35と平行に配置されている。基板352は、入力軸6の軸線600とモータ5の回転軸51の軸線と含む平面に対し略直交する方向にみて、入力軸6とモータ5の回転軸51との間に配置される。また、基板352は、入力軸6とモータ5の回転軸51に挟まれる位置に配置されてもよい。基板352は、制御基板35にスペーサ等を介してビス等の固定部材により固定されてもよい。
制御基板35に加え、基板352を設けることによって、モータユニット3の機能を拡張することができる。また、基板352は、入力軸6とモータ5の回転軸51の間に配置されるので、ケース4内のスペースを有効に活用し、ケース4の大型化を抑制することができる。
次に、第九実施形態のモータユニット3について、図14に基いて説明する。なお、第九実施形態のモータユニット3は、第八実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第八実施形態と異なる部分について説明する。
第八実施形態においては、基板352は、制御基板35と平行に配置されていた。これに対し、第九実施形態においては、制御基板35とは別の基板353が、制御基板35に対して直交するように配置されている。基板353は、制御基板35に形成されたホルダー354に保持されている。基板353は、入力軸6の軸線600とモータ5の回転軸51の軸線と含む平面に対し略直交する方向にみて、入力軸6とモータ5の回転軸51との間に配置される。また、基板353は、入力軸6とモータ5の回転軸51に挟まれる位置に配置されてもよい。
制御基板35に加え、基板353を設けることによって、モータユニット3の機能を拡張することができる。また、基板353は、入力軸6とモータ5の回転軸51の間に配置されるので、ケース4内のスペースを有効に活用し、ケース4の大型化を抑制することができる。
次に、第十実施形態のモータユニット3について、図15及び図16に基いて説明する。なお、第十実施形態のモータユニット3は、第一実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第一実施形態と異なる部分について説明する。
第一実施形態においては、第1分割体41は、区切部412及び区切部413を有するとともに、第2分割体42は、区切部422を有していた。これに対し、第十実施形態においては、第1分割体41は区切部413を有しないとともに、第2分割体42は区切部422を有しない。本実施形態のモータユニット3は、区切部412、区切部413および区切部422のうち少なくとも一つを有しない構成であってもよい。
第1分割体41および第2分割体42で囲まれモータユニット3の内部に形成される空間には、モータ5の回転軸51の歯部54に沿うように延びる油除け部47が配置されている。油除け部47は、歯部54に注油される潤滑油やグリースが飛散して制御基板35に付着するのを抑制している。図16は、軸線600方向の他端側から第1分割体41を見た図である。第1分割体41は、区切部413の一部を有しない。図16において、符号413aは、区切部413が存在しない領域を示している。本実施形態においては、区切部413が存在しない領域413aは、モータ5の回転軸51の軸線方向にみて、モータ5の占める面積の半分以上を占める。区切部413が存在しない領域413aは、モータ5の回転軸51の軸線方向にみて、モータ5の占める面積の半分以下であってもよい。
また、区切部413が存在しない領域413aは、モータ5の回転軸51の軸線方向にみて、少なくともモータ5のロータ部と重なる領域に設けられるとよい。これにより、モータ5の回転検出器や、モータ5に電力を供給する電力線の配置が容易になる。
第十実施形態においては、ケース4が区切部412、413、422のうち少なくとも一つを有しない分、モータユニット3の軽量化が図られる。
次に、第十一実施形態のモータユニット3について、図17に基いて説明する。なお、第十一実施形態のモータユニット3は、第六実施形態のモータユニット3と大部分において同じである。以下、主に第六実施形態と異なる部分について説明する。
第六実施形態においては、第1分割体41は、区切部413を有していた。これに対し、第十実施形態においては、第1分割体41は、区切部413を有しない。第十実施形態と同様に、第2分割体42は、油除け部47を有している。油除け部47は、モータ5の回転軸51に設けられた歯部54に沿うように延びる部分を有するが、回転軸51の先端を覆うように回転軸51と交叉する方向に延びる部分を有しない。油除け部47は、モータ5の回転軸51に設けられた歯部54に注油される潤滑油やグリースが飛散して制御基板35に付着するのを抑制している。
第十一実施形態においては、ケース4が区切部413を有しない分、モータユニット3の軽量化が図られる。
なお、第一実施形態においては、第1分割体41及び第2分割体42は区切部412、区切部413、422を有していたが、このような区切部412、区切部413、422は設けられなくてもよい。
また、第二実施形態~第九実施形態において、第1分割体41及び第2分割体42が、区切部412、区切部413、422を有してもよい。
以上、述べた第一実施形態~第十一実施形態から明らかなように、第1の態様のモータユニット(3)は、ケース(4)と、ケース(4)内に回転軸(51)が収容されるモータ(5)と、入力軸体(60)と、入力体(7)と、出力体(8)と、制御基板(35)と、回転検出部(34)と、を備える。入力軸体(60)は、軸線(600)方向にケース(4)を貫通して軸線(600)回りに回転可能に配置される。入力体(7)は、入力軸体(60)の軸線(600)方向の一端側における外周面に沿って配置され、入力軸体(60)と一体に回転する。出力体(8)は、入力軸体(60)の軸線(600)方向の他端側における外周面に沿って軸線(600)回りに回転可能に配置され、入力軸体(60)から回転力を受ける。制御基板(35)は、ケース(4)の軸線(600)方向の他端側の壁部(40)と間隔をあけて配置され、モータ(5)を制御する。回転検出部(34)は、入力軸体(60)及び出力体(8)を含む回転軸ユニット(30)とともに回転する被検出部(341)と、被検出部(341)の回転を検出する検出部(342)と、を有する。
被検出部(341)は、軸線(600)方向において制御基板(35)と他端側の壁部(40)との間に配置されるか、又は、軸線(600)方向において制御基板(35)と重なる位置に配置される。
第1の態様によれば、回転検出部(34)の被検出部(341)が、制御基板(35)の右側(軸線(600)方向の他端側)にあるため、ケース(4)内における制御基板(35)の左側(軸線(600)方向の一方端側)のスペースを占有しにくく、ケース(4)内スペースを有効に活用することができる。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現される。第2の態様では、軸線(600)方向における一部の範囲において、入力体(7)が外側となり出力体(8)が内側となるように入力体(7)と出力体(8)とが入力軸(6)の径方向に重なっている。
モータユニット(3)は、径方向に重なっている入力体(7)と出力体(8)との間にワンウェイクラッチを更に備える。
径方向に重なっている入力体(7)と出力体(8)のうちの入力体(7)に被検出部(341)が取り付けられる。
第3の態様では、第2の態様との組み合わせにより実現される。第3の態様では、制御基板(35)は、軸線(600)方向においてワンウェイクラッチと重なる位置に配置される。
第4の態様では、第1~第3の態様との組み合わせにより実現される。第4の態様では、軸線(600)方向にみて、モータ(5)の回転軸(51)の軸心および入力軸体(60)の軸心を通る直線の方向を第1方向とした場合、検出部(342)は、第1方向において入力体(7)または出力体(8)と少なくとも一部が重なる位置に配置されるか、又は、第1方向において入力体(7)または出力体(8)よりもモータ(5)の回転軸(51)側に配置される。
第5の態様では、第1~第4の態様との組み合わせにより実現される。第5の態様では、出力体(8)を第1出力体(8)としたとき、ケース(4)内に収容され、第1出力体(8)とは別の第2出力体(310)と、ケース(4)内に収容され、モータ(5)の回転を減速して第2出力体(310)に伝達する減速機構(31)と、を更に備え、制御基板(35)は、基板面が軸線(600)方向と交差する方向に延びる。
第6の態様では、第5の態様との組み合わせにより実現される。第6の態様では、被検出部(341)は、軸線(600)方向において、減速機構(31)の減速用歯車(311)と、ケース(4)の軸線(600)方向の他端側の壁部との間に配置される。
第7の態様のモータユニット(3)は、ケース(4)と、ケース(4)内に回転軸(51)が収容されるモータ(5)と、入力軸体(60)と、入力体(7)と、出力体(8)と、減速機構(31)と、回転検出部(34)と、を備える。入力軸体(60)は、軸線(600)方向にケース(4)を貫通して軸線(600)回りに回転可能に配置される。入力体(7)は、入力軸体(60)の軸線(600)方向の一端側における外周面に沿って配置され、入力軸体(60)と一体に回転する。出力体(8)は、入力軸体(60)の軸線(600)方向の他端側における外周面に沿って軸線(600)回りに回転可能に配置され、入力軸体(60)から回転力を受ける。減速機構(31)は、ケース(4)内の入力軸体(60)の軸線(600)方向の他端側に収容され、モータ(5)の回転を減速して出力体(8)に伝達する。回転検出部(34)は、入力軸体(60)及び出力体(8)を含む回転軸ユニット(30)とともに回転する被検出部(341)と、被検出部(341)の回転を検出する検出部(342)と、を有する。被検出部(341)は、軸線(600)方向において、減速機構(31)と、ケース(4)の軸線(600)方向の他端側の壁部(40)との間に配置される。
第7の態様によれば、回転検出部(34)の被検出部(341)が、制御基板(35)の右側(軸線(600)方向の他端側)にあるため、ケース(4)内における制御基板(35)の左側(軸線(600)方向の一方端側)のスペースを占有しにくく、ケース(4)内スペースを有効に活用することができる。
第8の態様のモータユニット(3)は、ケース(4)と、ケース(4)内に回転軸(51)が収容されるモータ(5)と、入力軸体(60)と、入力体(7)と、第1出力体(8)と、第2出力体(310)と、減速用歯車(311)と、回転検出部(34)と、を備える。入力軸体(60)は、軸線(600)方向にケース(4)を貫通して軸線(600)回りに回転可能に配置される。入力体(7)は、入力軸体(60)の軸線(600)方向の一端側における外周面に沿って配置され、入力軸体(60)と一体に回転する。第1出力体(8)は、入力軸体(60)の軸線(600)方向の他端側における外周面に沿って軸線(600)回りに回転可能に配置され、入力軸体(60)から回転力を受ける。第2出力体(310)は、ケース(4)における軸線(600)方向の他端側に配置され、モータ(5)の出力が出力される。減速用歯車(311)は、ケース(4)内において、モータ(5)のロータ(52)及びステータ(53)よりも入力軸体(60)の軸線(600)方向の他端側に収容され、モータ(5)の回転を減速して第2出力体(310)に伝達する。回転検出部(34)は、入力軸体(60)及び第1出力体(8)を含む回転軸ユニット(30)とともに回転する被検出部(341)と、被検出部(341)の回転を検出する検出部(342)と、を有する。被検出部(341)は、軸線(600)方向において、減速用歯車(311)と、ケース(4)の軸線(600)方向の他端側の壁部(40)との間に配置される。
第8の態様によれば、回転検出部(34)の被検出部(341)が、制御基板(35)の右側(軸線(600)方向の他端側)にあるため、ケース(4)内における制御基板(35)の左側(軸線(600)方向の一方端側)のスペースを占有しにくく、ケース(4)内スペースを有効に活用することができる。
第9の態様の電動自転車(1)は、第1~第8のいずれかの態様との組み合わせにより実現される。第9の態様の電動自転車(1)は、第1~第8のいずれかのモータユニット(3)を備えている。
第9の態様によれば、回転検出部(34)の被検出部(341)が、制御基板(35)の右側(軸線(600)方向の他端側)にあるため、ケース(4)内における制御基板(35)の左側(軸線(600)方向の一方端側)のスペースを占有しにくく、ケース(4)内スペースを有効に活用することができる。
1 電動自転車
3 モータユニット
30 回転軸ユニット
31 減速機構
310 第2出力体
34 回転検出部
340 回転体
341 被検出部
342 検出部
35 制御基板
4 ケース
40 壁部
5 モータ
51 回転軸
6 入力軸
60 入力軸体
600 軸線
7 入力体
8 出力体

Claims (11)

  1. ケースと、
    前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、
    軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される入力軸体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する入力体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力軸体から回転力を受ける出力体と、
    前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部と間隔をあけて配置され、前記モータを制御する制御基板と、
    前記入力軸体及び前記出力体を含む回転軸ユニットとともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する回転検出部と、
    を備え、
    前記ケース前記壁部の一部には前記制御基板側に突出することにより放熱部が形成され、前記放熱部は熱伝導性シートを介して前記制御基板に接続され、
    前記被検出部は、前記軸線方向において前記制御基板と前記他端側の前記壁部との間に配置されるか、又は、前記軸線方向において前記制御基板と重なる位置に配置される
    モータユニット。
  2. 前記軸線方向における一部の範囲において、前記入力体が外側となり前記出力体が内側となるように前記入力体と前記出力体とが前記入力軸体の径方向に重なっており、
    前記径方向に重なっている前記入力体と前記出力体との間にワンウェイクラッチを更に備え、
    前記径方向に重なっている前記入力体と前記出力体のうちの前記入力体に前記被検出部が取り付けられる
    請求項1に記載のモータユニット。
  3. 前記制御基板は、前記軸線方向において前記ワンウェイクラッチと重なる位置に配置される
    請求項2に記載のモータユニット。
  4. 前記軸線方向にみて、前記モータの回転軸の軸心および前記入力軸体の軸心を通る直線の方向を第1方向とした場合、前記検出部は、前記第1方向において前記入力体または前記出力体と少なくとも一部が重なる位置に配置されるか、又は、前記第1方向において前記入力体または前記出力体よりも前記モータの前記回転軸側に配置される
    請求項1~3のいずれか一項に記載のモータユニット。
  5. ケースと、
    前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、
    軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される入力軸体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する入力体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力軸体から回転力を受ける第1出力体と、
    前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部と間隔をあけて配置され、前記モータを制御する制御基板と、
    前記入力軸体及び前記第1出力体を含む回転軸ユニットとともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する回転検出部と、
    前記ケース内に収容され、前記モータの回転力を前記ケースの外部に出力する、前記第1出力体とは別の第2出力体と、
    前記ケース内に収容され、前記モータの回転を減速して前記第2出力体に伝達する減速機構と、
    を備え、
    前記制御基板は、基板面が前記軸線方向と交差する方向に延び、
    前記他端側の壁部は、前記第1出力体と前記第2出力体との間を延び、
    前記被検出部は、前記軸線方向において前記制御基板と前記他端側の前記壁部との間に配置され
    モータユニット。
  6. ケースと、
    前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、
    軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される入力軸体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する入力体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力軸体から回転力を受ける第1出力体と、
    前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部と間隔をあけて配置され、前記モータを制御する制御基板と、
    前記入力軸体及び前記第1出力体を含む回転軸ユニットとともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する回転検出部と、
    前記ケース内に収容され、前記モータの回転力を前記ケースの外部に出力する、前記第1出力体とは別の第2出力体と、
    前記ケース内に収容され、前記モータの回転を減速して前記第2出力体に伝達する減速機構と、
    を備え、
    前記制御基板は、基板面が前記軸線方向と交差する方向に延び、
    前記被検出部は、前記軸線方向と直交する方向に見て前記制御基板と重なる位置に配置される
    モータユニット。
  7. 前記被検出部は、前記軸線方向において、前記減速機構の減速用歯車と、前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部との間に配置される
    請求項5又は6に記載のモータユニット。
  8. ケースと、
    前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、
    軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される入力軸体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する入力体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力軸体から回転力を受ける出力体と、
    前記ケース内の前記入力軸体の前記軸線方向の他端側に収容され、前記モータの回転を減速して前記出力体に伝達する減速機構と、
    前記入力軸体及び前記出力体を含む回転軸ユニットとともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する回転検出部と、
    を備え、
    前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部と間隔をあけて配置され、前記モータを制御する制御基板と、
    前記ケースの前記壁部の一部には前記制御基板側に突出することにより放熱部が形成され、前記放熱部は熱伝導性シートを介して前記制御基板に接続され、
    前記被検出部は、前記軸線方向において、前記減速機構と、前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部との間に配置される
    モータユニット。
  9. ケースと、
    前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、
    軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される入力軸体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する入力体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の他端側における外周面に沿って前記軸線回りに回転可能に配置され、前記入力体から回転力を受ける第1出力体と、
    前記ケースにおける前記軸線方向の他端側に配置され、前記モータの出力を受けて前記ケースの外部に出力する、前記第1出力体と別の第2出力体と、
    前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部と間隔をあけて配置され、前記モータを制御する制御基板と、
    前記ケース内において、前記モータのロータ及びステータよりも前記入力軸体の前記軸線方向の他端側に収容され、前記モータの回転を減速して前記第2出力体に伝達する減速用歯車と、
    前記入力体及び前記第1出力体を含む回転軸ユニットとともに前記軸線を中心に回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する回転検出部と、
    を備え、
    前記制御基板は、基板面が前記軸線方向と交差する方向に延びるように配置され、
    前記検出部は、前記制御基板に固定されるとともに、前記第1出力体と前記第2出力体との間に配置され、
    前記被検出部は、前記軸線方向において、前記減速用歯車と、前記ケースの前記軸線方向の前記他端側の壁部との間に配置される
    モータユニット。
  10. ケースと、
    前記ケース内に回転軸が収容されるモータと、
    軸線方向に前記ケースを貫通して前記軸線回りに回転可能に配置される入力軸体と、
    前記入力軸体の前記軸線方向の一端側における外周面に沿って配置され、前記入力軸体と一体に回転する入力体と、
    前記ケースの前記軸線方向の他端側の壁部と間隔をあけて基板面が対向するように配置され、前記モータを制御する制御基板と、
    前記入力体とともに回転する被検出部と、前記被検出部の回転を検出する検出部と、を有する回転検出部と、
    を備え、
    前記ケースの前記壁部の一部には前記制御基板側に突出することにより放熱部が形成され、前記放熱部は熱伝導性シートを介して前記制御基板に接続され、
    前記被検出部は、前記軸線方向において前記制御基板と前記他端側の前記壁部との間に配置されるか、又は、前記軸線方向において前記制御基板と重なる位置に配置される
    モータユニット。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載のモータユニットを備える
    電動自転車。
JP2018209719A 2018-11-07 2018-11-07 モータユニット及び電動自転車 Active JP7457911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209719A JP7457911B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 モータユニット及び電動自転車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018209719A JP7457911B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 モータユニット及び電動自転車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020075604A JP2020075604A (ja) 2020-05-21
JP7457911B2 true JP7457911B2 (ja) 2024-03-29

Family

ID=70723313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018209719A Active JP7457911B2 (ja) 2018-11-07 2018-11-07 モータユニット及び電動自転車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7457911B2 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213382A (ja) 2000-01-31 2001-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 補助動力付き自転車
WO2012035682A1 (ja) 2010-09-16 2012-03-22 パナソニック株式会社 電動自転車
JP2013011442A (ja) 2011-06-28 2013-01-17 Panasonic Corp 電動自転車のトルク検出装置
WO2014097984A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
WO2014097985A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2014144768A (ja) 2013-01-25 2014-08-14 Ritsuwa Yo 自転車用電気装置
WO2014125817A1 (ja) 2013-02-13 2014-08-21 パナソニック株式会社 電動アシスト自転車
JP2014196074A (ja) 2013-03-29 2014-10-16 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2014196036A (ja) 2013-03-29 2014-10-16 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2016094049A (ja) 2014-11-12 2016-05-26 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2017197130A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2017197131A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2017206264A (ja) 2012-12-17 2017-11-24 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001213382A (ja) 2000-01-31 2001-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 補助動力付き自転車
WO2012035682A1 (ja) 2010-09-16 2012-03-22 パナソニック株式会社 電動自転車
JP2013011442A (ja) 2011-06-28 2013-01-17 Panasonic Corp 電動自転車のトルク検出装置
JP2017206264A (ja) 2012-12-17 2017-11-24 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
WO2014097984A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
WO2014097985A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2014144768A (ja) 2013-01-25 2014-08-14 Ritsuwa Yo 自転車用電気装置
WO2014125817A1 (ja) 2013-02-13 2014-08-21 パナソニック株式会社 電動アシスト自転車
JP2014196036A (ja) 2013-03-29 2014-10-16 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2014196074A (ja) 2013-03-29 2014-10-16 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2016094049A (ja) 2014-11-12 2016-05-26 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2017197130A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車
JP2017197131A (ja) 2016-04-28 2017-11-02 ヤマハ発動機株式会社 駆動ユニット及び電動補助自転車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020075604A (ja) 2020-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7054817B2 (ja) ケースの取付構造及び電動自転車
JP6284046B2 (ja) 電動アシスト自転車
CN112955374B (zh) 电动自行车动力传递单元以及电动自行车
JP7432873B2 (ja) 電動自転車用動力伝達ユニット、及び電動自転車
JP7390592B2 (ja) モータユニット及び電動自転車
JP7457911B2 (ja) モータユニット及び電動自転車
JP6391034B2 (ja) モータ駆動ユニット及び電動アシスト自転車
JPWO2020175524A1 (ja) モータユニット及び電動自転車
JP7228756B2 (ja) モータユニット及び電動自転車
JP7336715B2 (ja) モータユニット及び電動自転車
JP2021176718A (ja) 駆動ユニットおよび電動補助車両
JP2024002775A (ja) モータユニット、電動自転車及びカバー部材
JP7325016B2 (ja) モータユニット及び電動自転車
JP6548103B2 (ja) モータ駆動ユニット及び電動アシスト自転車
JP6519831B2 (ja) モータ駆動ユニット及び電動アシスト自転車
JP6754955B2 (ja) モータ駆動ユニット及び電動アシスト自転車
JP6436328B1 (ja) モータ駆動ユニット及び電動アシスト自転車
JP6519832B2 (ja) モータ駆動ユニット及び電動アシスト自転車
JP6384819B2 (ja) モータ駆動ユニット及び電動アシスト自転車
JP2022131727A (ja) モータユニット及び電動自転車
TW202225010A (zh) 用於人力車輛的發電機
TW202225033A (zh) 用於人力車輛的電總成

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231101

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20231110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240229