JP7457821B2 - 光ケーブル及び光ケーブル製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ケーブル及び光ケーブル製造方法に関する。
複数本の光ファイバを束ねた光ファイバの集合体を光ファイバユニットとし、複数の光ファイバユニットを外被の内部に収容して光ケーブルを構成する技術が知られている。特許文献1には、複数の光ファイバユニットをSZ状に撚り合わせたときに、撚りが解消される方向に光ファイバが移動する「撚り戻り」が生じることを抑制するため、複数の光ファイバユニットを包む押え巻きテープの内側に介在物を配置することが記載されている。
特開2020-76915号公報
ケーブル湾曲時に光ケーブルの内部空間が変形すると、光ケーブルの内部空間の部材の
姿勢が保持され難くなる。
本発明は、ケーブル湾曲時に光ケーブルの内部空間が変形しても、光ケーブルの内部空
間の部材の姿勢を保持し易くすることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、複数の光ファイバで構成されたファイバ束を
有する光ファイバユニットを複数備え、複数の前記光ファイバユニットは、撚り合わせら
れており、複数の前記光ファイバユニットのうちの少なくとも1本の光ファイバユニット
は介在部材を備えており、前記介在部材は、前記光ファイバ束の外周に巻き付けられてお
り、前記介在部材が、「荷重Pが1N以上において、荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増
加する、ここで、前記荷重Pは、前記圧縮率Rを測定するために前記介在部材の外周に巻
き付けた巻回部材に印加する荷重であり、前記圧縮率Rは、前記巻回部材に前記荷重Pを
印加して前記介在部材に側圧を付加したときの前記介在部材の圧縮率である」という条件
を満たすことを特徴とする光ケーブルである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、介在部材を減らしつつ、光ファイバユニットの撚り戻りを抑制することができる。
図1は、光ケーブル1の説明図である。 図2Aは、光ファイバユニット11の説明図である。図2Bは、別の光ファイバユニット11の説明図である。 図3は、或る光ファイバユニット11Aの介在部材17Aの配置の説明図である。 図4は、光ケーブル1の解体作業性の評価結果を示す表である。 図5は、光ケーブル1の製造システム40の説明図である。 図6A及び図6Bは、目板44の説明図である。 図7A~図7Cは、目板44が回転するときの様子の説明図である。 図8は、変形例の製造システム40の説明図である。 図9Aは、圧縮率Rの測定の様子の説明図である。図9Bは、側圧を付加する前後における断面形状の変化の説明図である。 図10は、介在部材、バンドル材及びケブラーの圧縮率の測定結果である。 図11は、印加荷重Pと、圧縮率Rとの関係を示すグラフである。 図12は、光ケーブル1内の介在部材17の断面説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
複数の光ファイバで構成されたファイバ束を有する光ファイバユニットを複数備え、複
数の前記光ファイバユニットは、SZ状に撚り合わせられており、少なくとも1つのファ
イバ束の外周に介在部材が巻き付けられていることを特徴とする光ケーブルが明らかとな
る。このような光ケーブルによれば、介在部材を減らしつつ、光ファイバユニットの撚り
戻りを抑制することができる。
ところで、「撚り戻り」を抑制するためには、光ファイバユニットの周囲に介在物を多
く配置して、光ケーブル内の空隙を減らすことが望ましい。一方、光ケーブル内の介在物
が増えてしまうと、光ファイバにかかる側圧が増加してしまい、マイクロベンド損失が増
加するおそれがある。このため、介在物を減らすとともに、光ファイバユニットの撚り戻
りを抑制するという相反する課題を解決することが望まれている。この課題に対し、上記
の光ケーブルによれば、介在物を減らしつつ撚り戻りを抑制することができる。
前記光ファイバユニットは、前記複数の光ファイバを束ねるバンドル材を備えることが望ましい。これにより、光ファイバをバラバラにせずに束ねることができる。
前記介在部材は、前記バンドル材の外側に巻き付けられていることが望ましい。これにより、介在部材が周囲の光ファイバユニットに接触し易くなるため、介在部材を減らしつつ、光ファイバユニットの撚り戻りを更に抑制することができる。
前記介在部材を有する前記光ファイバユニットと、前記介在部材を有しない前記光ファイバユニットとを備えることが望ましい。これにより、介在部材を減らし易くなる。
前記光ファイバユニットによって内層ユニットが構成され、前記内層ユニットの外側に周方向に複数の前記光ファイバユニットを配置することによって外層ユニットが構成されており、前記内層ユニットを構成する前記光ファイバユニットは、前記介在部材を有することが望ましい。また、このような状況下において、前記外層ユニットは、前記介在部材を有する前記光ファイバユニットと、前記介在部材を有しない前記光ファイバユニットとを備えることが望ましい。これにより、介在部材を減らしつつ、光ファイバユニットの撚り戻りを更に抑制することができる。
前記外層ユニットの前記介在部材を有する2つの前記光ファイバユニットの間に、前記介在部材を有しない前記光ファイバユニットが配置されていることが望ましい。これにより、介在部材を減らしつつ、光ファイバユニットの撚り戻りを更に抑制することができる。
前記介在部材の巻き付けピッチをP1とし、複数の前記光ファイバユニットの撚りピッチをP2としたとき、P1/P2が0.1以上であることが望ましい。これにより、光ケーブルの解体作業性が向上する。
前記介在部材は、他の部材と接合されずに、前記ファイバ束の外周にSZ状に巻き付けられていることが望ましい。介在部材は、複数の光ファイバを束ねる機能が不要であるため、他の部材と接合されずにファイバ束の外周にSZ状に巻き付けることが可能である。
前記介在部材の外周に巻き付けた巻回部材に印加する荷重をP(N)とし、前記巻回部材に前記荷重Pを印加して前記介在部材に側圧を付加したときの前記介在部材の圧縮率をRとしたとき、前記荷重Pが1N以上において、荷重Pが増加するほど前記圧縮率Rの増加することが望ましい。これにより、光ファイバユニットの撚り戻りを抑制することができる。
前記荷重Pが1.5~2.0Nの範囲において、荷重Pが増加するほど前記圧縮率Rの増加することが望ましい。これにより、光ファイバユニットの撚り戻りを抑制することができる。
前記荷重Pが1.5~2.0Nの範囲における荷重Pの増加量に対する前記圧縮率Rの増加量の割合をα(N-1)とするとき、αは0.17以上であることが望ましい。これにより、光ファイバユニットの撚り戻りを抑制することができる。
前記介在部材の外周に巻き付けた巻回部材に印加する荷重をP(N)とし、前記巻回部材に前記荷重Pを印加して前記介在部材に側圧を付加したときの前記介在部材の圧縮率をRとしたとき、前記介在物は、圧縮率Rが0.57以上に変形可能であることが望ましい。これにより、光ファイバユニットの撚り戻りを抑制することができる。
目板の複数の挿通穴のそれぞれにファイバ束を挿通すること、前記目板の少なくとも1つの前記挿通穴に介在部材を挿通すること、及び、前記目板を揺動させることによって、少なくとも1つの前記ファイバ束の外周に前記介在部材を巻き付けること、を行う光ケーブル製造方法が明らかとなる。このような光ケーブル製造方法によれば、介在部材を減らしつつ光ファイバユニットの撚り戻りを抑制した光ケーブルを製造することができる。
===第1実施形態===
<光ケーブル1の構成>
図1A及び図1Bは、光ケーブル1の説明図である。以下では、説明の都合上、図1Bに示すように断面形状が歪んだ光ファイバユニット11を、図1Aに示すように円形状の断面にして示すことがある。同様に、図1Bに示すように断面形状が歪んだ介在部材17を、断面形状の整った円形状、楕円形状等の断面にして示すことがある。
光ケーブル1は、光ファイバを収容したケーブルである。本実施形態の光ケーブル1は、スロット(光ファイバを収容する溝)が形成されたスロットロッドを有さない光ケーブルであり、いわゆるスロットレス型の光ケーブルである。但し、光ケーブル1は、スロットロッドを有するスロット型の光ケーブルでも良い。光ケーブル1は、コア10と、外被20とを有する。
コア10は、外被20に収容される部材である。コア10は、複数の光ファイバユニット11(11A~11J)と、押え巻きテープ18とを有する。図1A(又は図1B)に示すように、本実施形態のコア10は10本の光ファイバユニット11を有するが、光ファイバユニット11の数は、10に限られるものではない。また、本実施形態のコア10は、複数の光ファイバユニット11をSZ状に撚り合わせることによって構成されている。押え巻きテープ18は、複数の光ファイバユニット11を包む部材である。
本実施形態では、コア10を構成する複数の光ファイバユニット11によって、内層ユニット12と、外層ユニット13とが構成されている。内層ユニット12は、コア10の中央部に配置される光ファイバユニット11である。外層ユニット13は、内層ユニット12の外側に配置される光ファイバユニット11である。本実施形態では、内層ユニット12は、3本の光ファイバユニット11により構成されており、外層ユニット13は、7本の光ファイバユニット11により構成されている。但し、内層ユニット12や外層ユニット13を構成する光ファイバユニット11の数は、これに限られるものではない。以下の説明では、内層ユニット12を構成する光ファイバユニット11の符号にA~Cを添字し、外層ユニット13を構成する光ファイバユニット11の符号にD~Jを添字することがある。また、以下の説明では、光ファイバユニット11に対応する部材(例えば図7の挿通穴441)の符号に対して、対応する光ファイバユニット11と同様の添字を付けることがある。
外被20は、複数の光ファイバユニット11(及び押え巻きテープ18)を被覆する部材である。外被20の外形は、ここでは断面が略円形状であるが、外被20の外形形状は円形状に限られるものではない。外被20には、テンションメンバ21が埋設されている。また、外被20には、テンションメンバ21だけでなく、他の部材(例えばリップコード22)が埋設されても良い。
図2Aは、光ファイバユニット11の説明図である。
光ファイバユニット11は、複数の光ファイバ15を束ねた構造体である。図2Aに示す光ファイバユニット11は、ファイバ束14と、バンドル材16とを有する。ファイバ束14は、複数の光ファイバ15の束である。本実施形態では、ファイバ束14は、複数枚の間欠連結型の光ファイバテープを束ねて構成されている。但し、ファイバ束14は、複数枚の間欠連結型の光ファイバテープで構成されていなくても良く、例えば、1枚の間欠連結型の光ファイバテープで構成されても良いし、複数の単心光ファイバで構成されても良い。バンドル材16は、ファイバ束14を構成する複数の光ファイバ15を束ねる部材である。バンドル材16は、ファイバ束14の外周上に巻き付けられている。これにより、ファイバ束14を構成する複数の光ファイバ15がバラバラにならないように束ねられている。本実施形態では、光ファイバユニット11は一対のバンドル材16を有しており、それぞれのバンドル材16は接合点で巻付方向が逆になるように、SZ状にファイバ束14の外周に巻き付けられている。但し、バンドル材16は、SZ状に巻き付けるものに限られず、ファイバ束14の外周に一方向に螺旋状に巻き付けられても良い。また、バンドル材16の数は2本に限られるものではない。また、光ファイバユニット11が1枚の間欠連結型の光ファイバテープで構成されるような場合には、光ファイバ15の束がバラバラにならないため、光ファイバユニット11がバンドル材16を備えなくても良い。
図2Bは、別の光ファイバユニット11の説明図である。
本実施形態の幾つかの光ファイバユニット11(11A~11C、11G、11J;図1A参照)は、更に介在部材17を有する。
介在部材17は、光ケーブル1の内部空間の隙間を埋める部材である。光ケーブル1の内部に介在部材17を配置することによって、光ファイバ15の実装密度を高めることができる。なお、光ファイバ15の実装密度とは、光ケーブル1の内部空間の全体の断面面積から光ファイバ15以外の部材(押え巻きテープ18、バンドル材16、介在部材17など)の断面積を除いた面積に対する複数の光ファイバ15の断面積の割合である。つまり、光ケーブル1の内部空間の全体の断面積をS0とし、光ケーブル1の内部における光ファイバ15以外の部材(押え巻きテープ18、バンドル材16、介在部材17など)の断面積の合計をS1とし、光ケーブル1の内部の光ファイバ15の断面積の合計をSfとし、光ファイバ15の実装密度をρとするとき、ρ=Sf/(S0-S1)となる。
ところで、光ファイバ15の実装密度が低い場合、光ケーブル1の内部空間の空隙が多くなるため、SZ状に撚り合わされた複数の光ファイバユニット11は、撚りが解消される方向に移動するおそれがある。つまり、光ファイバ15の実装密度が低い場合、光ファイバユニット11の「撚り戻り」が生じるおそれがある。一方、「撚り戻り」を抑制するために、光ケーブル1の内部に配置する介在部材17を増やし過ぎてしまうと、光ファイバ15にかかる側圧が増加してしまい、光ファイバ15のマイクロベンド損失が増加するおそれがある。特に、光ケーブル1の伝送区間を長くするために採用される低損失の光ファイバ(例えばITU-T G.654.Eに準拠する低損失特性を有する光ファイバ)は、ITU-T G.657.A1に準拠するような光ファイバと比較すると、マイクロベンド特性が劣るため、このような光ファイバを採用した光ケーブル1の内部に多くの介在部材17を配置してしまうと、マイクロベンド損失が増加しやすくなる。そこで、本実施形態では、次述するように、介在部材17を減らしつつ、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制している。
本実施形態の介在部材17は、長尺状の部材であり、ファイバ束14の外周に長手方向に沿って螺旋状又はSZ状に巻き付けられている。本実施形態の介在部材17は、紐状の部材であるが、紐状に限られるものではなく、例えばテープ状でも良い。なお、本実施形態の介在部材17は、ポリプロピレン製の紐で構成されているが、介在部材17の材質は、ポリプロピレンに限られず、他の材質でも良い。例えば、介在部材17は、吸水ヤーンのように吸水性を有する部材でも良い。介在部材17が吸水性を有することにより、光ケーブル1の内部の走水を抑制できる。図2Bでは、介在部材17は、ファイバ束14の外周に一方向に螺旋状に巻き付けられている。但し、介在部材17は、巻付方向を途中で反転させることによって、ファイバ束14の外周にSZ状に巻き付けられても良い。
介在部材17は、バンドル材16と比べてクッション性を有する部材であることが望ましい。このため、介在部材17は、側圧を付加すると断面形状が大きく変化する部材である(これに対し、バンドル材16は、側圧をかけても断面形状がほとんど変形しない変形量の小さな部材である)。また、介在部材17は、小さな側圧であっても断面形状が変形するとともに、側圧が除去されたときには断面形状が元に戻りやすい性質(高復元率)を有する。介在部材17は、このようなクッション性を有するため、ケーブル湾曲時に光ケーブル1の内部空間が変形しても、内部空間の変形に追従して光ケーブル1の内部の隙間を埋め続けることができ、これにより、光ケーブル1の内部空間の部材(例えば光ファイバユニット11)の姿勢を保持することが可能であり、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制することが可能である。
なお、図2Bでは、光ファイバユニット11(及びファイバ束14)が長手方向に直線状に延在して描かれているが、本実施形態では光ケーブル1の内部で複数の光ファイバユニット11が撚り合わされているため、光ファイバユニット11の長手方向は、光ケーブル1の長手方向に沿ってSZ状に延在している。すなわち、光ファイバユニット11(及びファイバ束14)は光ケーブル1の内部で長手方向にSZ状に配置されており、本実施形態の介在部材17は、このようなSZ状のファイバ束14の長手方向に沿って螺旋状又はSZ状に介在部材17が巻き付けられていることになる。
図3は、或る光ファイバユニット11Aの介在部材17Aの配置の説明図である。ここでは、或る光ファイバユニット11Aの介在部材17Aのみが示されており、他の光ファイバユニット11の介在部材17は不図示としている。図3には、光ケーブル1の長手方向の異なる箇所での光ケーブル1の断面が示されている。なお、図3では、光ケーブル1の断面の周方向の位置を変えることによって、光ケーブル1内の複数の光ファイバユニット11が同じ位置になるように描かれている(本実施形態では、光ケーブル1の内部で複数の光ファイバユニット11がSZ状に撚り合わされているため、光ケーブル1の断面における光ファイバユニット11の位置は光ケーブル1の長手方向の位置に応じて異なることになる)。
本実施形態では、介在部材17がファイバ束14の外周に長手方向に沿って螺旋状又はSZ状に巻き付けられているため(図2B参照)、図3に示すように、或る光ファイバユニット11Aの介在部材17Aは、特定の光ファイバユニット11に隣接するだけでなく、周囲の他の光ファイバユニット11にも隣接することが可能である。例えば、図3に示す或る光ファイバユニット11Aの介在部材17Aは、或る断面では、外層ユニット13の光ファイバユニット11Dに隣接し、別の断面では、内層ユニット12の光ファイバユニット11Bに隣接する。このように、図3に示す或る光ファイバユニット11Aの介在部材17Aは、異なる複数の光ファイバユニット11に隣接している。同様に、他の光ファイバユニット11の介在部材17も、ファイバ束14の外周に長手方向に沿って螺旋状又はSZ状に巻き付けられることによって、異なる複数の光ファイバユニット11に隣接することになる。このように、或る光ファイバユニット11の介在部材17が周囲の異なる複数の光ファイバユニット11に隣接することによって、介在部材17が多くの光ファイバユニット11に隣接した状態になる。介在部材17に隣接する光ファイバユニット11は、介在部材17によって姿勢(SZ状に撚られた姿勢)を保持され易くなるため、介在部材17が多くの光ファイバユニット11に隣接した状態になることによって、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制することができる。つまり、本実施形態では、介在部材17がファイバ束14の外周に長手方向に沿って螺旋状又はSZ状に巻き付けられることによって、介在部材17を減らしつつ、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制することができる。
また、本実施形態では、図2Bに示すように、介在部材17は、バンドル材16の外側に巻き付けられている。これにより、本実施形態では、介在部材17がバンドル材16の内側に配置された場合と比べて、介在部材17が周囲の光ファイバユニット11に接触し易くなるため、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を更に抑制することができる。
図1Aに示すように、本実施形態では、全ての光ファイバユニット11は介在部材17を有しておらず、介在部材17を有する光ファイバユニット11(11A~11C、11G、11J;図2B参照)と、介在部材17を有しない光ファイバユニット11(11D~11F、11H、11I;図2A参照)とが混在している。これにより、全ての光ファイバユニット11が介在部材17を有する場合と比べて、光ケーブル1の内部の介在部材17を減らすことが可能である。なお、介在部材17を有しない光ファイバユニット11は、隣接する光ファイバユニット11の介在部材17と隣接することによって「撚り戻り」が抑制されるため、介在部材17を有しない光ファイバユニット11が混在することは許容されている。但し、全ての光ファイバユニット11が介在部材17を有していても良い。
また、本実施形態では、図1Aに示すように、内層ユニット12を構成する3つの光ファイバユニット11(11A~11C)は、それぞれ介在部材17を有している。内層ユニット12を構成する光ファイバユニット11は、外層ユニット13を構成する光ファイバユニット11(11D~11J)と比べて、周囲に隣接する光ファイバユニット11の数が多いため、本実施形態のように内層ユニット12を構成する光ファイバユニット11が介在部材17を有することによって、介在部材17が多くの光ファイバユニット11に隣接した状態になる。これにより、光ファイバユニット11はSZ状に撚られた姿勢を保持され易くなるため、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制し易くなる。但し、内層ユニット12を構成する光ファイバユニット11が介在部材17を有していなくても良い。
更に、本実施形態では、図1Aに示すように、外層ユニット13には、介在部材17を有する光ファイバユニット11と、介在部材17を有しない光ファイバユニット11とが混在している。これにより、光ケーブル1の内部の介在部材17を減らすことが可能である。なお、本実施形態では、内層ユニット12の光ファイバユニット11は介在部材17を有する状況下であるため、外層ユニット13に介在部材17を有しない光ファイバユニット11が存在しても、その外層ユニット13の光ファイバユニット11は、少なくとも内層ユニット12の光ファイバユニット11の介在部材17とは隣接するため、外層ユニット13の光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制することが可能である。
なお、介在部材17を有する光ファイバユニット11と、介在部材17を有しない光ファイバユニット11とを外層ユニット13に混在させる場合には、介在部材17を有する2つの光ファイバユニット11の周方向の間に、介在部材17を有しない光ファイバユニット11が配置されることが望ましい。これにより、外層ユニット13において介在部材17を有する2つの光ファイバユニット11が周方向に隣接する場合と比べて、光ケーブル1の内部の介在部材17を減らしても、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制し易くなる。
ところで、介在部材17がファイバ束14に巻き付けられている場合、介在部材17の巻き付けるピッチが狭すぎると、介在部材17の除去作業に手間がかかり、光ケーブル1の分岐作業に時間がかかってしまうおそれがある。そこで、介在部材17の巻付ピッチをP1とし、複数の光ファイバユニット11の撚りピッチをP2とし、P1/P2の変更した複数種類の光ケーブル1を作成し、それぞれの光ケーブル1の解体作業性を評価した。なお、介在部材17の巻付ピッチをP1は、ファイバ束14の外周に螺旋状に巻き付けられた介在部材17がファイバ束14の外周を周方向に1周するまでの間のファイバ束14の長手方向の長さである。また、撚りピッチP2は、SZ状に撚られた光ファイバユニット11の撚り方向が反転してから、次に同じ方向に撚り方向が反転するまでの間の光ケーブル1の長手方向の長さである。作成した光ケーブル1は、図1A(又は図1B)に示す構造であり、5枚の4心間欠連結型光ファイバテープで光ファイバユニット11を構成するとともに、10本の光ファイバユニット11をSZ状に撚り合わせて構成した。また、10本のうちの5本の光ファイバユニット11には、介在部材17を螺旋状に巻き付けた。介在部材17をファイバ束14に巻き付けずに縦添えした場合(P1を無限大とした場合)の光ケーブル1の解体作業性を基準とし、解体作業性がほぼ変わらない場合を優良(◎)とし、解体作業性が問題ない場合を良(〇)とし、解体可能だが解体に時間を要する場合を可(△)として、それぞれの光ケーブル1の解体作業性を評価した。
図4は、光ケーブル1の解体作業性の評価結果を示す表である。図に示す通り、P1/P2は、0.1以上であることが望ましい(P1/P2≧0.1)。また、P1/P2は、0.5以上であることが更に望ましい(P1/P2≧0.5)。
なお、介在部材17をファイバ束14の外周に螺旋状に巻き付ける代わりに、介在部材17をファイバ束14の外周にSZ状に巻き付けても良い。介在部材17をファイバ束14の外周にSZ状に巻き付けた場合には、螺旋状に巻き付けた場合と比べて、介在部材17の除去作業が容易になる。また、介在部材17は、他の部材(例えば光ファイバユニット11が2本以上の介在部材17を有する場合における別の介在部材17)と接合されずに、ファイバ束14の外周にSZ状に巻き付けられていることが望ましい。これにより、介在部材17の除去作業が容易になる。なお、介在部材17は、バンドル材16とは異なり、複数の光ファイバ15を束ねる機能が不要であるため、他の部材と接合させずにファイバ束14の外周にSZ状に巻き付けて光ファイバユニット11を構成することが可能である。また、介在部材17は、バンドル材16とは異なり、複数の光ファイバ15を束ねる機能が不要であるため、光ファイバユニット11のファイバ束14の外周に巻き付けられる介在部材17の数を1本とし、その1本のファイバ束14をファイバ束14の外周にSZ状に巻き付けても良い。バンドル材16は、SZ状に巻き付ける場合には複数の光ファイバ15を束ねるため、対となる別のバンドル材16と接合させるのに対し、介在部材17は、SZ状に巻き付ける場合であっても介在部材の数を1本にすることが可能なため、光ケーブル1に含まれる介在部材17の数を抑制し易くなる。
上記の通り、本実施形態の光ケーブル1は、複数の光ファイバ15で構成されたファイバ束14を有する光ファイバユニット11を複数備えており、複数の光ファイバユニット11はSZ状に撚り合わせられており、少なくとも1つのファイバ束14の外周に介在部材17が巻き付けられている。このような構成の光ケーブル1によれば、図3に示すように、介在部材17が周囲の異なる複数の光ファイバユニット11に隣接することができる。これにより、介在部材17に隣接する光ファイバユニット11は、介在部材17によってSZ状に撚られた姿勢を保持され易くなる。この結果、介在部材17を減らしつつ、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制することができる。なお、上記の実施形態では、5本の光ファイバユニット11がそれぞれ介在部材17を備えていたが、複数の光ファイバユニット11のうちの少なくとも1本の光ファイバユニット11が介在部材17を備えており、その介在部材17がファイバ束14の外周に巻き付いていれば、介在部材17を減らしつつ、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制することが可能である。
<製造方法>
図5は、光ケーブル1の製造システム40の説明図である。製造システム40は、ファイバ供給部41と、バンドル装置42と、介在供給部43と、目板44と、押出成形部45と、巻取部47とを有する。
ファイバ供給部41は、光ファイバ15を供給する装置(供給源)である。本実施形態では、ファイバ供給部41は、間欠連結型の光ファイバテープを供給する装置(供給源)であり、複数の光ファイバ15を供給可能である。具体的には、ファイバ供給部41は、予め間欠連結型の光ファイバテープが巻き回されたドラム(又はボビン)で構成されている。なお、ファイバ供給部41は、間欠連結型の光ファイバテープの製造装置で構成されても良い。本実施形態では、ファイバ供給部41から供給された光ファイバテープは、ファイバ束14としてバンドル装置42に供給されることになる。
バンドル装置42は、ファイバ束14の外周にバンドル材16を巻き付ける装置である。本実施形態では、バンドル装置42は、2本のバンドル材16を互いに逆方向にSZ状に巻き付けるとともに、巻付方向の反転箇所で2本のバンドル材16を接合する。但し、バンドル装置42は、バンドル材16をファイバ束14の外周に一方向に螺旋状に巻き付けても良い。バンドル装置42がファイバ束14にバンドル材16を巻き付けることによって、図2Aに示す光ファイバユニット11が形成される。なお、バンドル材16を備えずに光ファイバユニット11を構成する場合には、バンドル装置42は無くても良い。
介在供給部43は、介在部材17を供給する装置(供給源)である。例えば、介在供給部43は、予め介在部材17が巻き回されたドラム(又はボビン)で構成されている。
図6A及び図6Bは、目板44の説明図である。図6Aは、目板44の説明図である。図6Bは、目板44の挿通穴441に光ファイバユニット11(ファイバ束14及びバンドル材16)と介在部材17とを挿通させた状態の説明図である。
目板44は、複数の挿通穴441を有する板状の部材である。挿通穴441は、目板44を貫通した貫通穴であり、ファイバ束14及び介在部材17を挿通させるための穴である。本実施形態では、挿通穴441は、円形状に構成されている。目板44のそれぞれの挿通穴441に向かって、バンドル装置42から光ファイバユニット11(ファイバ束14)が供給されるとともに、介在供給部43から介在部材17が供給されることになる。図5に示すように、目板44への光ファイバユニット11の供給方向と、介在部材17の供給方向とが異なっている。具体的には、目板44への光ファイバユニット11の供給方向は、目板44に対してほぼ垂直な方向であるのに対し、目板44への介在部材17の供給方向は、目板44の垂直方向に対して傾斜している。
目板44は、挿通穴441にファイバ束14及び介在部材17を挿通させた状態で、中央の回転軸を中心にして揺動する。目板44が揺動することによって、複数の光ファイバユニット11がSZ状に撚り合わせられることになる。また、本実施形態の目板44は、揺動することによって、介在部材17をファイバ束14の外周にSZ状に配置させる機能も有する。
図7A~図7Cは、目板44が回転するときの様子の説明図である。ここでは、説明のため、1つの挿通穴441Aだけにファイバ束14及び介在部材17Aを挿通させた状態が図示されている。
図7A~図7Cに示すように、目板44が揺動することによって、ファイバ束14の周方向の位置が変化する。これにより、光ケーブル1の内部でファイバ束14(光ファイバユニット11A)が長手方向に沿ってSZ状に配置されることになる。
既に説明したように、本実施形態では、目板44への介在部材17の供給方向は、目板44の垂直方向に対して傾斜している。この結果、介在部材17は、挿通穴441の内部において、介在供給部43の側に偏って配置され易くなる。例えば、図7A~図7Cに示す介在部材17の介在供給部43(図5参照)は目板44の挿通穴441よりも図中の上側に配置されており、この結果、図7A~図7Cに示す介在部材17Aは、挿通穴441Aの内部において、挿通穴441の上側(上縁)に偏って配置され易くなる。本実施形態では、このように介在部材17を挿通穴441の内部で特定方向に偏って配置させた状態で目板44が揺動することによって、介在部材17をファイバ束14の外周に長手方向に沿ってSZ状に巻き付けることができる。
なお、本実施形態では、挿通穴441は、円形状に構成されている。これにより、図7A~図7Cに示すように目板44を揺動させたときに、ファイバ束14及び介在部材17と挿通穴441の周縁とが周方向(挿通穴441の周縁に沿う方向)に滑り易くなり、介在部材17を挿通穴441の内部で特定方向(ここでは上側)に偏って配置させ易くなる。但し、介在部材17を挿通穴441の内部で特定方向に偏って配置させることができれば、挿通穴441の形状は円形状でなくても良く、他の形状でも良い。
また、本実施形態では、介在部材17を挿通穴441の内部で特定方向に偏って配置させた状態で目板44が揺動することによって、介在部材17は、特定の光ファイバユニット11に隣接するだけでなく、周囲の他の光ファイバユニット11と隣接することが可能になる。例えば、図7Aに示す介在部材17Aは、図7Bに示す状態では、挿通穴441Dに挿通される光ファイバユニット11D(図7Bでは不図示;図3参照)に隣接し、図7Cに示す状態では、挿通穴441Bに挿通される光ファイバユニット11B(図7Cでは不図示;図3参照)に隣接する。同様に、他の挿通穴441に挿通される介在部材17も、挿通穴441の内部で特定方向に偏って配置させた状態で目板44が揺動することによって、異なる複数の光ファイバユニット11に隣接することが可能になる。
図5に示すように、目板44を通過した複数の光ファイバユニット11は、SZ状に撚り合わせられた状態で押出成形部45に供給されることになる。押出成形部45には、複数の光ファイバユニット11だけでなく、押え巻きテープ18、テンションメンバ21、リップコード22などの他の部材も供給される。
押出成形部45は、外被20を形成する装置である。押出成形部45において、複数の光ファイバユニット11に押え巻きテープ18が巻き回され、外被20となる樹脂が押出成型されることによって、図1A(又は図1B)に示す本実施形態の光ケーブル1が製造されることになる。押出成形部45によって製造された光ケーブル1は、冷却装置46によって冷却された後、巻取部47(例えばドラム)に巻き取られることになる。
上記の通り、本実施形態の光ケーブル1の製造方法では、目板44の複数の挿通穴441のそれぞれにファイバ束14を挿通すること、目板44の少なくとも1つの挿通穴441に介在部材17を挿通すること、及び、目板44を揺動させることによって少なくとも1つのファイバ束14の外周に介在部材17を巻き付けること、が行われる。このような製造方法によれば、介在部材17を減らしつつ、光ファイバユニット11の「撚り戻り」を抑制した光ケーブル1を製造することができる。
図8は、変形例の製造システム40の説明図である。変形例の製造システム40は、ファイバ供給部41と、バンドル装置42と、介在巻付部43’と、目板44と、押出成形部45と、巻取部47とを有する。図5に示す製造システム40と比較すると、変形例の製造システム40は、前述の介在供給部43(図5参照)の代わりに、介在巻付部43’を有する。介在巻付部43’は、介在部材17をファイバ束14の外周に巻き付ける装置である。ここでは、介在巻付部43’は、介在部材17をファイバ束14の外周に螺旋状に巻き付ける装置である。但し、介在部材17が外れなければ、介在部材17がファイバ束14の外周にSZ状に巻き付けられても良い。
変形例においても、目板44は、挿通穴441にファイバ束14及び介在部材17を挿通させた状態で、中央の回転軸を中心にして揺動する。目板44が揺動することによって、複数の光ファイバユニット11がSZ状に撚り合わせられることになる。変形例では、介在部材17がファイバ束14の外周に螺旋状又はSZ状に巻き付けられた状態で、複数の光ファイバユニット11がSZ状に撚り合わせられることになる。このため、変形例では、介在部材17の巻き付けピッチP1と、複数の光ファイバユニット11の撚りピッチP2とを別々に設定し易くなる。
<介在部材17のクッション性について>
既に説明した通り、介在部材17は、側圧を付加すると断面形状が大きく変化する部材である。側圧を付加したときの断面形状の変化を示す指標の一例として、圧縮率がある。側圧を付加する前の部材の直径をD1(mm)とし、側圧を付加したときの部材の直径をD2(mm)とするとき、その部材の圧縮率Rは、次式の通りである。
R = (D1-D2)/D2
また、側圧を付加する前の部材の外周の長さ(初期円周長)をL1(mm)とし、側圧を付加したときの部材の外周の長さ(円周長)をL2(mm)とするとき、その部材の圧縮率Rは、次式の通りである。
R = (L1-L2)/L2
図9Aは、圧縮率Rの測定の様子の説明図である。図9Bは、側圧を付加する前後における断面形状の変化の説明図である。
図9Aに示すように、被測定部材19(例えば介在部材17)の一端を固定し、他端に錘を取り付けて、被測定部材19に張力を付与する。ここでは、光ケーブル1内の介在部材17と同様の張力がかかるように、200gの錘を付与する(約2Nの張力を付与する)。
図9Bの左側には、巻回部材53に荷重を印加する前の状態が示されている。図9Bの右側には、巻回部材53に荷重を印加した状態が示されている。
図9A及び図9Bに示すように、被測定部材19(例えば介在部材17)の外周には、紐状の巻回部材53が巻き付けられている。また、図9A及び図9Bに示すように、被測定部材19の一端は固定されており、他端には測定装置52が取り付けられている。測定装置52は、巻回部材53に印加する荷重P(N)と、巻回部材53の端部の基準位置X0に対する変位X(mm)とを測定する。
図9Aに示すように、巻回部材53に荷重を印加する前の基準位置X0では、被測定部材19の初期円周長はL1であり、直径はD1である。図9Bに示すように、巻回部材53に荷重P(引っ張り荷重)が印加されると、被測定部材19の外周に均等に側圧が付与されるとともに、被測定部材19の断面形状が圧縮変形し、被測定部材19の円周長はL2になり、直径はD2になる(被測定部材19の密度が高くなる)。図9Bに示すように、巻回部材53に荷重が印加されると、巻回部材53の端部が変位する。巻回部材53の端部の基準位置X0に対する変位Xを測定装置52によって測定することによって、被測定部材19の円周長L2(若しくは直径D2)を測定することができ、これにより、圧縮率Rを算出することができる。
図10は、介在部材、バンドル材及びケブラーの圧縮率の測定結果である。ここでは、被測定部材として、3種類の介在部材(介在部材1~3)と、バンドル材と、ケブラーを測定した。なお、測定対象のバンドル材やケブラーを光ファイバユニットの外周に巻き付けて構成した光ケーブルでは、撚り合わせられた複数の光ファイバユニットに撚り戻りが生じるのに対し、測定対象の介在部材(介在部材1~3)を光ファイバユニットの外周に巻き付けて構成した光ケーブルでは光ファイバユニットの撚り戻りが抑制されていた。介在部材2,3は、吸水性を有する介在部材であり、具体的には吸水ヤーンである。また、ここでは、印加荷重Pを0.0~2.5Nの範囲で異ならせ、図9Bに示すように巻回部材53に荷重Pを印加したときの円周長L2を測定し、初期円周長L1と円周長L2とに基づいて圧縮率Rを測定した。
図11は、印加荷重Pと、圧縮率Rとの関係を示すグラフである。グラフの横軸は、図9A及び図9Bの巻回部材53に印加した引っ張り荷重P(N)を示している。グラフの縦軸は、被測定部材19の圧縮率Rを示している。
図11に示すように、バンドル材及びケブラーの場合、印加荷重Pが1.0N以上において、圧縮率Rがほぼ変化しておらず、圧縮率Rの変化量は測定誤差の程度であった。これに対し、介在部材(介在部材1~3)の場合、印加荷重Pが1.0N以上の範囲において、印加荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加した。つまり、バンドル材及びケブラーは側圧が付加されたときに断面形状が変化し難い部材であるのに対し、介在部材は、バンドル材やケブラーと比べて、側圧が付加されたときに断面形状が大きく変化する部材であることが示されている。側圧が付加されたときに断面形状が大きく変化する部材であれば、光ケーブル1の内部の隙間を埋め続けることができ、これにより、光ケーブル1の内部空間の部材(例えば光ファイバユニット11)の姿勢を保持することが可能である。このため、介在部材は、図11に示すように、印加荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加することが望ましい。特に、介在部材は、印加荷重Pが1.0N以上において印加荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加することが望ましい。なお、印加荷重Pが1.0Nを超える範囲で印加荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加することは、光ファイバのマイクロベンド損失の抑制にも効果があると考えられる。
図10及び図11に示すように、バンドル材及びケブラーの場合、印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲において、圧縮率Rが変化しなかった。これは、印加荷重Pが1.5~2.0Nに達した状態では、バンドル材及びケブラーは、側圧が変化しても断面形状が変化しないことを意味しており、印加荷重Pが1.5Nを超えるとバンドル材及びケブラーの断面形状が変化しないことを意味している。これに対し、介在部材(介在部材1~3)の場合、印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲において、印加荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加している。これは、介在部材(介在部材1~3)は、バンドル材及びケブラーとは異なり、印加荷重Pが1.5Nを超えても断面形状が変化可能であることを意味している。このように、介在部材(介在部材1~3)とバンドル材及びケブラーとを対比すると、印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲において、圧縮率Rの変化に大きな差が現れ、このような圧縮率Rの変化の差によって、介在部材(介在部材1~3)を光ファイバユニットの外周に巻き付けて構成した光ケーブルでは光ファイバユニットの撚り戻りが抑制されたものと思われる。このため、介在物は、少なくとも印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲において、印加荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加する性質を有することが望ましい。
図10の右側には、印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲における圧縮率の変化率α(印加荷重Pの増加量に対する圧縮率Rの増加量の割合)が示されている。圧縮率の変化率αの値が大きい部材は、印加荷重Pの増加するほど圧縮率Rが増加し易い特性を有する。図10に示す各部材の圧縮率の変化率αは、図11の印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲におけるグラフの傾きに相当し、図11における印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲の2つの測定結果を結ぶ線の傾きに相当する。介在部材の圧縮率の変化率αは、0.17~0.26(単位:N-1)である(これに対し、バンドル材やケブラーの圧縮率の変化率はほぼゼロである)。このように、前述のファイバ束14の外周に巻き付ける介在部材17は、印加荷重Pが1.5~2.0Nの範囲における圧縮率の変化率α(印加荷重Pの増加量に対する圧縮率Rの増加量の割合)が0.17以上の部材であることが望ましい。
図10及び図11に示すように、バンドル材の圧縮率Rの最大値は0.40であり、ケブラーの圧縮率Rの最大値は0.33であった。これに対し、介在部材1~3では、圧縮率Rの最大値がそれぞれ0.91、0.57、0.66であり、バンドル材やケブラーと比べて圧縮率Rが大きかった。この理由は、バンドル材及びケブラーの場合、印加荷重Pが1.0N以上において圧縮率Rがほぼ変化しないのに対し、介在部材(介在部材1~3)の場合、印加荷重Pが1.0N以上においても圧縮率Rが変化するため、断面形状が大きく変化するからである。このような点からも、バンドル材及びケブラーは側圧が付加されたときに断面形状が変化し難い部材であるのに対し、介在部材は、バンドル材やケブラーと比べて、側圧が付加されたときに断面形状が大きく変化する部材であることが示されている。上記の通り、側圧が付加されたときに断面形状が大きく変化する部材であれば、光ケーブル1の内部の隙間を埋め続けることができ、これにより、光ケーブル1の内部空間の部材(例えば光ファイバユニット11)の姿勢を保持することが可能である。このため、介在部材は、圧縮率Rが0.57以上に変形可能であることが望ましい。
圧縮率の測定後に巻回部材53の印加荷重を解除したとき(被測定部材19にかけた側圧を除去したとき)、介在部材(介在部材1~3)の断面形状は大きく変化し、測定前の断面形状にほぼ戻ることが確認された。このように、前述のファイバ束14の外周に巻き付ける介在部材17は、側圧が除去されたときに断面形状が元に戻りやすい性質(高復元率)を有することが望ましい。
図12は、光ケーブル1内の介在部材17の断面説明図である。図12は、図1Bに示す光ケーブル1の或る介在部材17の周辺の拡大説明図である。図中の介在部材17の断面には、密度に応じたハッチングが施されている。ここでは、介在部材17の密度の高い部位には濃いハッチングを施しており、密度の低い部位には淡いハッチングを施している。
図12に示すように、介在部材17の断面において、密度の異なる領域が存在する。光ケーブル1の内部の比較的広い隙間を埋める部位では、介在部材17の密度が比較的低くなり(淡いハッチング)、光ケーブル1の内部の比較的狭い隙間を埋める部位では、介在部材17の密度が比較的高くなる(濃いハッチング)。このため、密度の濃い領域では、密度の淡い領域と比べて、周囲から大きな側圧を受けており、この結果、大きく圧縮変形していると考えられる。このように、介在部材17の或る断面において、密度の異なる領域が存在することが望ましい。つまり、介在部材17の或る断面において、介在部材17の密度が不均一であることが望ましい。言い換えると、介在部材17は、或る断面において、異なる密度の領域が存在するように変形可能であることが望ましい(領域に応じて密度が異なるように変形可能であることが望ましい)。このような介在部材17を用いることによって、内部空間の変形に追従して光ケーブル1の内部の隙間を埋め続けることができ、これにより、光ケーブル1の内部空間の部材(例えば光ファイバユニット11)の姿勢を保持することが可能である。
===その他の実施形態===
上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。また、上述の各実施形態が適宜組み合わせられてもよい。
1 光ケーブル、10 コア、
11 光ファイバユニット、
12 内層ユニット、13 外層ユニット、
14 ファイバ束、15 光ファイバ、
16 バンドル材、17 介在部材、
18 押え巻きテープ、19 被測定部材、
20 外被、21 テンションメンバ、22 リップコード、
40 製造システム、41 ファイバ供給部、42 バンドル装置、
43 介在供給部、43’ 介在巻付部、
44 目板、441 挿通穴、
45 押出成形部、46 冷却装置、47 巻取部、
51 錘、52 測定装置、53 巻回部材

Claims (14)

  1. 複数の光ファイバで構成されたファイバ束を有する光ファイバユニットを複数備え、
    複数の前記光ファイバユニットは、撚り合わせられており、
    複数の前記光ファイバユニットのうちの少なくとも1本の光ファイバユニットは介在部材を備えており、
    前記介在部材は、前記ファイバ束の外周に巻き付けられており、
    前記介在部材が、次の条件を満たす、
    ことを特徴とする光ケーブル。
    荷重Pが1N以上2.5N以下において、荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加する、
    ここで、
    前記荷重Pは、前記圧縮率Rを測定するために前記介在部材の外周に巻き付けた巻回部材に印加する荷重であり、
    前記圧縮率Rは、前記巻回部材に前記荷重Pを印加して前記介在部材に側圧を付加したときの前記介在部材の圧縮率である。
  2. 請求項1に記載の光ケーブルであって、
    複数の前記光ファイバユニットは、SZ状に撚り合わせられていることを特徴とする光ケーブル。
  3. 請求項1に記載の光ケーブルであって、
    前記光ファイバユニットは、前記複数の光ファイバを束ねるバンドル材を備えることを特徴とする光ケーブル。
  4. 請求項3に記載の光ケーブルであって、
    前記介在部材は、前記バンドル材の外側に巻き付けられていることを特徴とする光ケーブル。
  5. 請求項1~4のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記介在部材を有する前記光ファイバユニットと、前記介在部材を有しない前記光ファイバユニットとを備えることを特徴とする光ケーブル。
  6. 請求項1~5のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記光ファイバユニットによって内層ユニットが構成され、
    前記内層ユニットの外側に周方向に複数の前記光ファイバユニットを配置することによって外層ユニットが構成されており、
    前記内層ユニットを構成する前記光ファイバユニットは、前記介在部材を有することを特徴とする光ケーブル。
  7. 請求項6に記載の光ケーブルであって、
    前記外層ユニットは、前記介在部材を有する前記光ファイバユニットと、前記介在部材を有しない前記光ファイバユニットとを備えることを特徴とする光ケーブル。
  8. 請求項7に記載の光ケーブルであって、
    前記外層ユニットの前記介在部材を有する2つの前記光ファイバユニットの間に、前記介在部材を有しない前記光ファイバユニットが配置されていることを特徴とする光ケーブル。
  9. 請求項1~8のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記介在部材の巻き付けピッチをP1とし、複数の前記光ファイバユニットの撚りピッチをP2としたとき、P1/P2が0.1以上であることを特徴とする光ケーブル。
  10. 請求項1~9のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記介在部材は、他の部材と接合されずに、前記ファイバ束の外周にSZ状に巻き付けられていることを特徴とする光ケーブル。
  11. 請求項1~10のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記荷重Pが1.5~2.0Nの範囲において、荷重Pが増加するほど前記圧縮率Rが増加することを特徴とする光ケーブル。
  12. 請求項1~11のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記荷重Pが1.5~2.0Nの範囲における荷重Pの増加量に対する前記圧縮率Rの増加量の割合をα(N-1)とするとき、
    αは0.17以上であることを特徴とする光ケーブル。
  13. 請求項1~12のいずれかに記載の光ケーブルであって、
    前記介在部材は、圧縮率Rが0.57以上に変形可能であることを特徴とする光ケーブル。
  14. 目板の複数の挿通穴のそれぞれにファイバ束を挿通すること、
    前記目板の少なくとも1つの前記挿通穴に介在部材を挿通すること、及び
    前記目板を揺動させることによって、前記介在部材が挿通された前記挿通穴に挿通された前記ファイバ束の外周に前記介在部材を巻き付けること、
    を行い、
    前記介在部材が、次の条件を満たす、
    光ケーブル製造方法。
    荷重Pが1N以上2.5N以下において、荷重Pが増加するほど圧縮率Rが増加する、
    ここで、
    前記荷重Pは、前記圧縮率Rを測定するために前記介在部材の外周に巻き付けた巻回部材に印加する荷重であり、
    前記圧縮率Rは、前記巻回部材に前記荷重Pを印加して前記介在部材に側圧を付加したときの前記介在部材の圧縮率である。
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