JP7456496B2 - 監視システム、通信量制御方法、及び、プログラム - Google Patents

監視システム、通信量制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信量制御装置、通信量制御方法、及び、プログラムに関する。
車両により撮像した道路画像を収集して、道路の状態を監視するシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、ドライブレコーダを搭載した車両を複数走行させて、それぞれの車両が撮像する道路の画像と、撮影した時刻および地点等の情報を、画像情報として、通信ネットワークを介して、解析装置に送信する技術が開示されている。このデータ解析装置は、受信した画像情報を用いて、道路の状態を解析する。特許文献1の技術は、被災地域の道路管理者が、災害時における被災地の住民の避難や安全な移動のために、被災地域の通行可能な道路状況を把握するために利用される場合もある。
災害時には、被災者のみならず、被災地域以外の人による安否確認や情報収集で発生する通信の増加、さらに停電や基地局等の被災により、被災地における通信帯域が圧迫されてしまうことがある。そのような通信帯域が圧迫した状態では、車両から画像を含む画像情報を、情報処理装置が受信することが困難となる。
それに対して、特許文献2には、車両から、普段と異なる挙動、例えば、急ハンドル、複数回のブレーキや突然の速度低下等を示す画像情報のみをデータ解析装置に送信することにより、通信量(情報量)を低減する技術が開示されている。
国際公開第2015/129045号 特開2019-160199号公報
しかしながら、特許文献2の技術では、災害時の対応に必要な情報が不足したり、被災地域の被害状況に関連しない画像情報も多く送信したりしてしまうおそれがある。そのため、特許文献2の技術では、情報処理装置のオペレータが、被災地域の災害時の対応に必要な情報を迅速に取得することができない。
本開示の目的の一つは、上述の課題を解決し、災害発生時のデータ通信の輻輳の発生を抑制するとともに、被災地域における災害対応に必要な情報を取得できる、通信量制御装置、通信量制御方法、及び、プログラムを提供することである。
本開示の一態様における通信量制御装置は、災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得する取得手段と、複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像に関する監視情報を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置へ前記監視情報を送信する場合の通信量を、前記対象地域情報に基づいて調整するように指示する指示手段と、
を備える。
本開示の一態様における通信量制方法は、災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得し、複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像に関する監視情報を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置へ前記監視情報を送信する場合の通信量を、前記対象地域情報に基づいて調整するように指示する。
本開示の一態様における記録媒体は、災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得し、複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像に関する監視情報を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置へ前記監視情報を送信する場合の通信量を、前記対象地域情報に基づいて調整するように指示する、処理を実行させるプログラムを記録する。
本開示の効果は、災害発生時のデータ通信の輻輳の発生を抑制するとともに、被災地域における災害対応に必要な情報を取得できることである。
第1の実施形態における監視システム10の概要を示す概略図である。 第1の実施形態における監視システム10の構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における、災害の種別とハザードマップとの関係を示すテーブルの一例である。 第1の実施形態における、土砂崩れが想定される地域を示すハザードマップの一例である。 第1の実施形態における、河川の氾濫による浸水被害が想定される地域を示すハザードマップの一例である。 第1の実施形態における、火山の噴火による被害が想定される地域を示すハザードマップの一例である。 第1の実施形態における、津波による被害が想定される地域を示すハザードマップの一例である。 第1の実施形態における、通信量削減処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、対象地域を表すマップの例である。 第1の実施形態における、監視システム10の他の構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態における、災害種別が地震の場合の災害情報の例である。 第2の実施形態における、災害種別が津波の場合の災害情報の例である。 第2の実施形態における、災害種別が台風・大雨の場合の災害情報の例である。 第2の実施形態における、災害種別が噴火の場合の災害情報の例である。 第2の実施形態における通信量削減処理のフローチャートである。 第3の実施形態における、通信量制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。 コンピュータ500のハードウェア構成の例を示すブロック図である。
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面、及び、明細書記載の各実施形態において、同様の構成要素には同一の符号を付与し、説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。本実施の形態では、撮像装置が移動体の一種である車両に搭載されているとして、説明する。
はじめに、第1の実施形態における監視システムの構成を説明する。図1は、第1の実施形態における監視システム10の概要を示す概略図である。図1を参照すると、監視システム10は、複数の撮像装置20_1、20_2、…20_N(Nは自然数を表す)(以下、まとめて、撮像装置20とも記載)、通信量制御装置30、監視装置40、及び、複数の車両50_1、50_2、…50_N(Nは自然数を表す)(以下、まとめて、車両50とも記載)を含む。
監視システム10では、撮像装置20_1、20_2、…20_Nは、それぞれ、例えば、地方自治体や、道路管理会社等、道路を管理する機関に属する車両50_1、50_2、…50_Nに搭載される。また、監視システム10では、通信量制御装置30、監視装置40、及び、撮像装置20_1、20_2、…20_Nが、例えば、通信ネットワークを介して通信可能なように接続される。
通信量制御装置30、及び、監視装置40は、例えば、上述の機関の道路管理部門に配置される。また、通信量制御装置30、及び、監視装置40は、上述の機関の道路管理部門以外の場所に配置されてもよい。この場合、通信量制御装置30や監視装置40は、クラウドコンピューティングシステムにより実現されてもよい。
なお、本実施形態では、撮像装置20が車両50に搭載される場合について説明する。この場合、撮像装置20は、例えば、車両に搭載されるドライブレコーダでもよい。また、撮像装置20は、自転車やドローン等の他の移動体に搭載されてもよく、また、人が撮像装置20を持ち歩いてもよい。また、撮影装置は、移動体に限らず、信号機などに設置された固定/定点カメラなどでもよい。
次いで、図2を参照しながら、各装置の構成を説明する。図2は、第1の実施形態における監視システム10の構成の一例を示すブロック図である。
(撮像装置の構成)
撮像装置20は、図2に示すように、撮像部21、時刻取得部22、地点取得部23、記憶部24、送信部25、および送信制御部26を含む。
撮像部21は、車両50の周囲を撮影する。撮像部21は、車両50が道路を走行中に、所定の間隔で、車両50の周囲を撮影する。撮影により得られる画像は、車両50の前方等、周囲の道路の画像を含んでもよく、含んでいなくてもよい。また、撮影により得られる画像は、撮像装置20が移動体全般に搭載される場合、当該移動体の周囲の画像であり、撮像装置20を人が携帯する場合、人の周囲の画像である。
時刻取得部22は、撮像部21が撮影した時刻(以下、撮影時刻とも記載)を取得する。時刻取得部22は、例えば、撮像部21の撮影に連動して、撮像装置20が管理する時刻(システム時計)から、撮影時刻を取得してもよい。時刻取得部22は、撮影時刻を、撮像部21に出力する。
地点取得部23は、撮像部21が撮影した地点(以下、撮影地点とも記載)を取得する。地点取得部23は、例えば、撮像部21の撮影に連動して、撮影地点を取得するようにしてもよい。地点取得部23は、例えば、撮影地点を、撮像部21に出力する。地点取得部23は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機であり、撮像部21が備えるものであっても、別体でもよい。
撮像部21は、時刻取得部22から撮影時刻を取得し、地点取得部23から撮影地点を取得して、撮影した画像に、撮影時刻および撮影地点を関連付けて、監視情報として、記憶部24に記憶させる。
記憶部24は、車両ID(Identifier)を記憶する。また、記憶部24は、監視情報を記憶する。記憶部24は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
送信部25は、記憶部24から監視情報を取得し、通信ネットワークを介して、監視装置40に送信する。監視情報の送信は、例えば、画像を撮影する度に当該画像を含む監視情報を送信する形態でもよく、所定の期間ごとに、各期間に撮影された1以上の画像のそれぞれを含む監視情報を送信する形態でもよい。また、送信部25が送信する監視情報の通信量は、送信制御部26により制御される。
送信制御部26は、送信部25から送信される監視情報の通信量を制御する。送信制御部26は、後述する通信量制御装置30から、送信する監視情報の通信量を削減するように指示(以下、通信量削減指示とも記載)を受けると、監視情報の通信量を平常時(災害発生前)よりも削減する。例えば、送信制御部26は、平常時は、上述の、車両ID、画像、撮影時刻、及び、撮影地点を含む監視情報を、そのまま、送信部25に送信させる。また、送信制御部26は、通信量の削減時は、上述の監視情報から画像を除外して、送信部25に送信させる。なお、送信制御部26は、監視情報から画像を除外して通信量を削減するのではなく、例えば、画像のフレームレートやビットレートを変更することで通信量を削減してもよい。
(通信量制御装置の構成)
通信量制御装置30は、記憶部31、災害種別取得部32、地域特定部33、および送信指示部34を含む。地域特定部33は、本開示における取得部の一実施形態である。また、送信指示部34は、本開示における指示部の一実施形態である。通信量制御装置30の構成要素の一部又は全部が、上述のように、クラウドコンピューティングシステムにより実現されてもよい。例えば、記憶部31、地域特定部33および送信指示部34がクラウド上に配置され、災害種別取得部32が、道路管理部門に配置されてもよい。
記憶部31は、災害種別取得部32が取得する、発生した災害の種別を記憶する。ここで、災害の種別としては、例えば、地震、津波、台風・大雨、または噴火が挙げられる。
記憶部31には、予め、災害の種別に応じた、所定の地域のハザードマップが格納されている。図3は、第1の実施形態における、災害の種別とハザードマップとの関係を示すテーブルの一例である。図3を参照すると、例えば、災害の種別が地震の場合には、土砂崩れハザードマップが使用されることが示されている。ハザードマップについての詳細は、後述する。
災害種別取得部32は、例えば、気象庁などの外部から、発生した災害の種別を取得する。また、災害種別取得部32は、図示しない入力装置を通して、オペレータ等により入力された、発生した災害の種別を取得してもよい。災害種別取得部32は、取得した災害の種別を、記憶部31に記憶させる。
地域特定部33は、記憶部31から、発生した災害の種別を取得する。地域特定部33は、取得した災害の種別と、災害の種別とハザードマップとの関係を示すテーブルと、に基づいて、記憶部31から、ハザードマップを取得する。地域特定部33は、取得したハザードマップから、災害による被害が想定される地域、つまり監視情報を優先的に送信すべき地域(以下、対象地域とも記載)を特定する。地域特定部33は、対象地域の情報を、送信指示部34に出力する。なお、地域特定部33は、通信ネットワークを介して、外部のデータベースや公的機関のサイト(気象庁や県など)から、ハザードマップを取得してもよい。
送信指示部34は、地域特定部33から出力された対象地域の情報に基づき、当該対象地域以外に位置する車両50に対する通信量削減指示を送信する。通信量削減指示は、監視情報の通信量を災害前(平常時)より削減する指示である。
送信指示部34は、例えば、通信量削減指示を、対象地域を指定して、通信可能な全車両50に送信する。この場合、各車両50の撮像装置20は、当該車両50が対象地域以外に位置するかどうかを判定し、対象地域以外に位置すれば通信量を削減する。
また、送信指示部34は、監視情報に基づいて、対象地域以外に位置する車両50を抽出し、当該車両50に対して、通信量削減指示を送信してもよい。対象地域以外に位置する車両50は、例えば、監視装置40の記憶部41に記憶されている監視情報に含まれる、撮影地点に基づき抽出される。
(監視装置の構成)
監視装置40は、記憶部41、および表示制御部42を含む。
記憶部41は、撮像装置20から受信した監視情報を記憶する。
表示制御部42は、例えば、記憶部41から、オペレータが指定する地点の監視情報を取得し、当該監視情報に含まれる画像を、図示しない表示装置に表示させる。また、表示制御部42は、記憶部41から監視情報を取得し、ハザードマップ上の、当該監視情報に含まれる撮影地点に対応する位置に、車両50からの監視情報が存在することを示すマークを表示し、図示しない表示装置に表示させてもよい。
次に、災害の種別に応じたハザードマップについて説明する。
図4は、第1の実施形態における、土砂崩れが想定される地域を示すハザードマップの一例である。土砂崩れは、大雨や地震により発生する。そのため、図4に示すようなハザードマップは、災害の種別が台風・大雨または地震の場合に使用される。図4を参照すると、土砂崩れの場合、地域Aに示すような黒点で示された地域(地点)は、土砂崩れが発生し易いことを示している。
図5は、第1の実施形態における、河川の氾濫による浸水被害が想定される地域を示すハザードマップの一例である。図5に示すようなハザードマップは、災害の種別が台風・大雨の場合に使用される。図5を参照すると、河川の氾濫の場合、地域B1に示すような濃い網掛けの地域は、地域B2に示すような薄い網掛けの地域に比べて、浸水被害が大きいことを示している。
図6は、第1の実施形態における、火山の噴火による被害が想定される地域を示すハザードマップの一例である。図6に示すようなハザードマップは、災害の種別が噴火の場合に使用される。図6を参照すると、火山噴火の場合、地域C1に示すような濃い網掛けの地域は、地域C2に示すような薄い網掛けの地域に比べて、噴火による被害が大きいことを示している。
図7は、第1の実施形態における、津波による被害が想定される地域を示すハザードマップの一例である。図7に示すようなハザードマップは、災害の種別が津波の場合に使用される。図7を参照すると、津波の場合、地域D1に示すような濃い網掛けの地域は、地域D2に示すような薄い網掛けの地域に比べて、津波による被害が大きいことを示している。
以上に示すように、災害の種別によっては、想定される被害の大きさに応じて、地域がレベル分けされたハザードマップが作成されている。これらのハザードマップを、自治体等のハザードマップ作成者の使用許諾を得て、使用することが考えられる。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
(通信量削減処理)
監視システム10における、通信量削減処理について、図8~12を参照して説明する。
図8は、第1の実施形態における、通信量削減処理を示すフローチャートである。通信量削減処理は、例えば、災害の発生時に自動的に実行されてもよく、またオペレータ等の指示に応じて実行されてもよい。なお、以下のステップS101~ステップS104の処理は、通信量制御装置30において行われる処理である。また、以下のステップS105~ステップS108の処理は、車両50の撮像装置20において行われる処理である。
通信量制御装置30の災害種別取得部32は、気象庁などの外部のサイトから、発生した災害の種別を取得し、記憶部31に格納する(ステップS101)。災害種別取得部32は、例えば、気象庁から、発生した災害の種別として、大雨を取得する。
地域特定部33は、記憶部31に格納された、発生した災害の種別を参照して、当該災害の種別に応じたハザードマップを取得する。(ステップS102)。例えば、発生した災害の種別が大雨の場合、地域特定部33は、災害の種別と、災害別ハザードマップとの関係を表すテーブル(図3参照)と、に基づいて、土砂崩れハザードマップ(図4参照)および浸水ハザードマップ(図5参照)を取得する。
地域特定部33は、取得したハザードマップに示される被害想定地域を対象地域として特定する(ステップS103)。例えば、図5の浸水ハザードマップを参照すると、地域特定部33は、地域B1に示すような濃い網掛けの地域(浸水被害の想定レベルが大きい地域)と、地域B2に示すような薄い網掛けの地域(浸水被害の想定レベルが中程度の地域)と、を対象地域とする。
送信指示部34は、対象地域以外に位置する車両50に対する通信量削減指示を送信する(ステップS104)。ここで、送信指示部34は、通信量削減指示を、対象地域を指定して、通信可能な全車両50に送信する。例えば、送信指示部34は、地域B1、B2を対象地域として指定した、通信量削減指示を送信する。
各車両50の撮像装置20における送信制御部26は、通信量制御装置30の送信指示部34から通信量削減指示を受信すると(ステップS105)、車両50は、自車両が対象地域以外に位置するかどうかを判定する(ステップS106)。ここで、送信制御部26は、例えば、記憶部24等に予め記憶されている地図情報と、地点取得部23により取得された自車両の地点に基づき、自車両が対象地域以外に位置するかどうかを判定する。
自車両が対象地域以外に位置する場合(ステップS106/Yes)、送信制御部26は、監視情報を送信する場合の通信量を平常時より削減する(ステップS107)。また、自車両が対象地域に位置する場合(ステップS106/No)、送信制御部26は、監視情報を送信する場合の通信量を平常時のままとする(ステップS108)。
例えば、地域B1、B2以外に位置する車両50は、画像を除外した監視情報を、監視装置40に送信する。また、地域B1、B2に位置する車両50は、画像を含む監視情報を、監視装置40に送信する。
以降、通信量制御装置30においてステップS104からの処理が、所定の時間間隔で、繰り返し実行される。また、各車両50の撮像装置20において、ステップS105~ステップS108の処理が、通信量削減指示を受信するごとに、繰り返し実行される。
これにより、記憶部41には、災害発生以降、対象地域については、画像を含む監視情報が記憶され、対象地域以外については、画像を含まない監視情報が記憶される。
ここで、図9を参照して、表示制御部42が表示装置に表示する表示例を説明する。図9は、第1の実施形態における、対象地域を表すマップの例である。図9の例では、現時点のある地域における対象地域が網掛けで、対象地域以外が白地で表されている。また、図9のマップ上には、災害発生後に、車両50が通過した道路が太線で示されている。図9を参照すると、対象地域において車両50が通過した道路R1と、対象地域以外において車両50が通過した道路R2と、示されている。道路上の各地点における車両50の通過は、当該地点を含む監視情報の受信により、検出される。
監視装置40のオペレータが、対象地域における地点aの画像を参照する場合、例えば、表示制御部42は、オペレータによる地点aのクリックに応じて、通信量制御装置30の記憶部31に格納されている地点aの画像を取得して表示装置に表示する。図9の例では、地点aの画像として、地点aに位置していた車両50の周囲の道路の画像が表示されている。
また、監視装置40のオペレータが、対象地域以外における地点bの画像を参照する場合、対象地域以外では、災害発生後、車両50から画像が送信されておらず、監視装置40に画像が存在していない。そのため、オペレータが、対象地域以外における地点bの画像を参照する場合、例えば、表示制御部42は、オペレータによる地点bのクリックに応じて、地点bに関連する監視情報(車両ID、位置、および時刻)に基づいて、当該車両IDの車両50に、地点bにおける画像を監視装置40に送信するように要求してもよい。そして、表示制御部42は、車両50から送信された地点bにおける画像を、マップ上に表示してもよい。
以上により、第1の実施形態の動作が完了する。
なお、第1の実施形態では、通信量制御装置30と、監視装置40とが、道路管理部門に配置される構成としたが、図10に示すように、通信量制御装置30と、撮像装置20とが、車両50に搭載されていてもよい。
また、通信量制御装置30と、監視装置40とが、一つの装置に含まれていてもよいし、通信量制御装置30と、撮像装置20とが、一つの装置に含まれていてもよい。
また、第1の実施形態では、地域特定部33は、取得したハザードマップに示される被害想定地域を対象地域として特定した。これに限らず、地域特定部33は、被害想定地域のうちの、予想される被害のレベルが所定値以上の地域を対象地域として特定し、送信指示部34が、当該対象地域以外に位置する車両50に対する通信量削減指示を送信してもよい。また、送信指示部34は、対象地域において、予想される被害のレベル(災害の影響の度合い)に基づいて、通信量の削減量を変更するような通信量削減指示を車両50に送信してもよい。この場合、送信指示部34は、例えば、予想される被害のレベルが高いほど、通信量の削減量を少なくする。
また、第1の実施形態では、監視情報が画像を含むとしたが、これに限らない。監視情報は、対象地域と対象地域以外とにおいて、対象地域以外の車両50からの通信量が削減されればよく、画像を含まなくてもよい。
次に、第1の実施形態の効果を説明する。
第1の実施形態によれば、災害発生時のデータ通信の輻輳の発生を抑制するとともに、被災地域における災害対応に必要な情報を取得できる。その理由は、以下による。すなわち、通信量制御装置30の地域特定部33が、発生した災害の被害が予想される地域を示すハザードマップを取得する。そして、送信指示部34が、取得したハザードマップに基づき、災害の被害が予想される地域を対象地域として、対象地域以外の車両の撮像装置に対して、当該撮像装置から監視装置へ監視情報を送信する場合の通信量を、災害が発生する前より削減するように指示するためである。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、ハザードマップに代えて、災害の種別に応じた地域ごとの災害の程度(レベル)を含む災害情報を用いる点で、第1の実施形態とは異なる。
第2の実施形態における監視システムの構成は、第1の実施形態の監視システム10の構成(図2)と同様となる。ただし、第2の実施形態では、記憶部31、災害種別取得部32、および地域特定部33の動作が異なる。第2の実施形態において、図2を参照して、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
記憶部31は、撮像装置20から受信した監視情報を記憶する。また、記憶部31は、災害種別取得部32が取得する災害情報を記憶する。災害情報は、災害の種別に応じた、災害の程度(レベル)と、その地域を含む。
災害情報について、図11~14を参照して説明する。図11は、第2の実施形態における、災害種別が地震の場合の災害情報の例である。図11を参照すると、地震に関する災害情報は、例えば、震源の地域A、マグニチュード、および、災害の程度(レベル)として各地域a~eにおけるそれぞれの震度を含んでよい。
図12は、第2の実施形態における、災害種別が津波の場合の災害情報の例である。図12を参照すると、津波に関する災害情報は、例えば、津波の被害が予想される予報区域f~jと、災害の程度(レベル)として各予報区域における波の高さを含んでよい。
図13は、第2の実施形態における、災害種別が台風・大雨の場合の災害情報の例である。図13を参照すると、台風・大雨に関する災害情報は、例えば、被害が予想される地域k~oと、災害の程度(レベル)として各地域における予想雨量および風速を含んでよい。
図14は、第2の実施形態における、災害種別が噴火の場合の災害情報の例である。図14を参照すると、噴火に関する災害情報は、例えば、災害の程度(レベル)としての噴火警戒レベル、および警戒対象となる地域を含んでよい。
これらの災害情報は、本実施形態における例示であり、上述した例に限られない。例えば、台風・大雨に関する災害情報は、さらに、河川の氾濫による被害が想定される地域を含んでもよい。
災害種別取得部32は、例えば、気象庁などの外部から発生した災害についての災害情報を取得する。災害種別取得部32は、災害情報が随時更新される場合もあるため、周期的に災害情報を取得してもよい。
地域特定部33は、記憶部31から、災害の程度(レベル)が所定の閾値以上の災害情報を取得する。災害の程度(レベル)が所定の閾値以上の災害情報とは、災害の程度(レベル)が閾値以上の地域を含む災害情報である。例えば、災害情報が地震の場合、震度5以上の揺れを観測した地域を含むものである。地域特定部33は、災害の程度(レベル)が所定の閾値以上の災害情報が記憶部31になければ、災害情報を取得しない。
地域特定部33は、取得した災害情報に含まれる地域を対象地域として特定する。
次に、第2の実施形態の動作について説明する。
第2の実施形態の監視システムにおける、通信量削減処理について説明する。図15は、第2の実施形態における通信量削減処理のフローチャートを示す図である。
災害種別取得部32は、気象庁などの外部のサイトから、災害情報を取得し、記憶部31に格納する(ステップS201)。地域特定部33は、記憶部31に格納された災害情報を参照し、災害の程度(レベル)が閾値以上の地域があるかどうかを判定する(ステップS202)。地域特定部33は、災害の程度(レベル)が閾値以上の地域がある場合(ステップS202/Yes)、当該地域を対象地域として特定する(ステップS203)。地域特定部33は、災害情報が地震の場合(図11参照)、閾値を震度5とすると、地域cおよび地域dを対象地域として特定する。
以降、通信量制御装置30においてステップS204からの処理が、所定の時間間隔で、繰り返し実行される。また、各車両50の撮像装置20において、ステップS205~ステップS208の処理が、通信量削減指示を受信するごとに、繰り返し実行される。
また、地域特定部33は、災害の程度(レベル)が閾値以上の地域がない場合(ステップS202/No)、通信量削減処理を終了する。
以上により、第2の実施形態の動作が完了する。
第2の実施形態では、ハザードマップに代えて、災害種別に応じた災害情報を用いたが、衛星からのデータを用いて異常が検出された地域を対象地域とするようにしてもよい。衛星データからの異常の検出方法は、例えば、災害前のデータと、現状のデータと、を比較して時間軸におけるデータ差分から、浸水や建物の崩壊を確認するような方法でもよい。また、詳細な災害情報は、対象情報地域内で取得された画像や衛星データのうち、全部または一部(地域や時刻等で更に条件を絞ってもよい)の画像に対して画像解析を行って取得してもよい。
また、対象地域としては、災害情報に代えて、通信環境が突然悪化した地域に基づいて特定するようにしてもよい。この場合、突然通信状況が悪くなった地域は、災害により何か問題が発生している可能性があると考えられるためである。通信環境の突然悪化は、例えば、通信環境の悪化前の通信量と、現状の通信量との差分が、所定の閾値を超える場合に検出可能である。
さらに、災害情報に代えて、複数の車両50の撮像部21における図示しないセンサから、一斉に垂直方向の大きな加速度を検出した場合に、当該複数の車両の各々が位置する付近の地域に地震が発生したとして、当該地域が、対象地域として特定されてもよい。
次に、第2の実施形態の効果を説明する。
第2の実施形態によれば、災害時のデータ通信の輻輳の発生を抑制するとともに、被災地域における災害対応に必要な情報を取得できる。その理由は、以下による。すなわち、通信量制御装置30の地域特定部33が、災害の発生地域を示す災害情報を取得する。そして、送信指示部34が、取得した災害情報に基づき、災害の発生地域を対象地域として、対象地域以外の車両の撮像装置に対して、当該撮像装置から監視装置へ監視情報を送信する場合の通信量を、災害が発生する前より削減するように指示するためである。
(第3の実施形態)
第3の実施形態について説明する。
図16は、第3の実施形態における、通信量制御装置1の構成の一例を示すブロック図である。
通信量制御装置1は、取得部2、及び、指示部3を備える。取得部2は、災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得する。指示部3は、複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像に関する監視情報を所定のタイミングで監視装置に送信する複数の撮像装置に対して、当該撮像装置から監視装置へ監視情報を送信する場合の通信量を、対象地域情報に基づいて調整するように指示する。
取得部2は、第1の実施形態および第2の実施形態における、地域特定部33に相当する。指示部3は、第1の実施形態および第2の実施形態における、送信指示部34に相当する。
第3の実施形態によれば、災害時のデータ通信の輻輳の発生を抑制するとともに、被災地域における災害対応に必要な情報を取得できる。その理由は、以下による。すなわち、通信量制御装置1の取得部2が、災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得する。そして、指示部3が、撮像装置に対して、当該撮像装置から監視装置へ監視情報を送信する場合の通信量を、対象地域情報に基づいて調整するように指示するためである。
(ハードウェア構成)
上述した各実施形態において、各装置(撮像装置20、通信量制御装置30、監視装置40等)の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部又は全部は、コンピュータ500とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
図17は、コンピュータ500のハードウェア構成の例を示すブロック図である。図17を参照すると、コンピュータ500は、例えば、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、プログラム504、記憶装置505、ドライブ装置507、通信インタフェース508、入力装置509、出力装置510、入出力インタフェース511、及び、バス512を含む。
プログラム504は、各装置の各機能を実現するための命令(instruction)を含む。プログラム504は、予め、ROM502やRAM503、記憶装置505に格納される。CPU501は、プログラム504に含まれる命令を実行することにより、各装置の各機能を実現する。例えば、通信量制御装置30のCPU501がプログラム504に含まれる命令を実行することにより、災害種別取得部32、地域特定部33、および送信指示部34の機能を実現する。また、例えば、通信量制御装置30のRAM503が、記憶部31のデータを記憶してもよい。
ドライブ装置507は、記録媒体506の読み書きを行う。通信インタフェース508は、通信ネットワークとのインタフェースを提供する。入力装置509は、例えば、マウスやキーボード等であり、オペレータ等からの情報の入力を受け付ける。出力装置510は、例えば、ディスプレイであり、オペレータ等へ情報を出力(表示)する。入出力インタフェース511は、周辺機器とのインタフェースを提供する。バス512は、これらハードウェアの各構成要素を接続する。なお、プログラム504は、通信ネットワークを介してCPU501に供給されてもよいし、予め、記録媒体506に格納され、ドライブ装置507により読み出され、CPU501に供給されてもよい。
なお、図17に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の構成要素が追加されていてもよく、一部の構成要素を含まなくてもよい。
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ異なるコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部または全部は、プロセッサ等を含む汎用または専用の回路(circuitry)や、これらの組み合わせによって実現されてもよい。これらの回路は、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部又は全部が複数のコンピュータや回路等により実現される場合、複数のコンピュータや回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。
また、通信量制御装置30は車両50に配置されてもよいし、車両50とは異なる場所に配置され、通信ネットワークを介して撮像装置20と接続されてもよい。
以上、実施形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、各実施形態における構成は、本開示のスコープを逸脱しない限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得する取得手段と、
複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像に関する監視情報を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置へ前記監視情報を送信する場合の通信量を、前記対象地域情報に基づいて調整するように指示する指示手段と、
を備える、通信量制御装置。
(付記2)
前記対象地域情報は、地域ごとの災害の影響の度合いを示す情報を含み、
前記指示手段は、前記地域ごとの災害の影響の度合いが小さい地域を通行する移動体の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置へ前記監視情報を送信する場合の通信量を、前記災害が発生する前より削減するように指示する、
付記1に記載の通信量制御装置。
(付記3)
前記対象地域情報は、災害の種別毎に、当該災害の被害が予想される地域を示す、ハザードマップから特定される情報であり、
前記指示手段は、前記発生した災害の種別に対応する前記ハザードマップにより示される、当該災害の被害が予想される地域を前記対象地域として、当該対象地域以外の移動体の撮像装置に対して、前記通信量を削減するように指示する、
付記1または2に記載の、通信量制御装置。
(付記4)
前記ハザードマップは、災害の被害が予想される地域と、当該地域において予想される被害のレベルと、を示し、
前記指示手段は、前記ハザードマップにおいて、前記発生した災害に対して予想される被害のレベルが所定値以上の地域以外の移動体の撮像装置に対して、前記通信量を削減するように指示する、
付記1~3のいずれか1項に記載の、通信量制御装置。
(付記5)
前記対象地域情報は、災害が発生したときに生成される、当該災害の発生地域を示す、災害情報から特定される情報であり、
前記指示手段は、前記発生した災害に対して取得した前記災害情報により示される、当該災害の発生地域を前記対象地域として、当該対象地域以外の移動体の撮像装置に対して、前記通信量を減じるように指示する、
付記1または2に記載の、通信量制御装置。
(付記6)
前記災害情報は、災害の発生地域と、当該地域における災害のレベルと、を示し、
前記指示手段は、前記災害情報において、前記発生した災害のレベルが所定値以上の地域以外の移動体の撮像装置に対して、前記通信量を削減するように指示する、
付記5に記載の、通信量制御装置。
(付記7)
前記監視情報は、前記画像、当該画像の撮影地点を含み、
前記撮像装置は、前記通信量を削減するように指示された場合、前記監視情報から前記画像を除外して、前記監視装置へ送信する、
付記1乃至6のいずれか1項に記載の、通信量制御装置。
(付記8)
前記監視装置は、前記撮像装置から受信した前記監視情報に含まれる撮影地点を、前記監視情報が前記画像を含んでいる場合と、前記監視情報が前記画像を含んでいない場合とで、異なる態様で示した地図を表示する、
付記7に記載の、通信量制御装置。
(付記9)
前記監視装置は、前記撮像装置から受信した前記監視情報に関し、指定された撮影地点を含む前記監視情報が画像を含んでいた場合、当該画像を表示し、画像を含んでいなかった場合において画像を表示する要求があったとき、当該撮影地点を含む前記監視情報の送信元の前記撮像装置に要求し、当該要求に対して前記撮像装置から受信した画像を表示する、
付記7に記載の、通信量制御装置。
(付記10)
災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得し、
複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像に関する監視情報を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置へ前記監視情報を送信する場合の通信量を、前記対象地域情報に基づいて調整するように指示する、
通信量制御方法。
(付記11)
災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得し、
複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像に関する監視情報を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置へ前記監視情報を送信する場合の通信量を、前記対象地域情報に基づいて調整するように指示する、
処理を実行させるプログラムが記録された記録媒体。
1、30 通信量制御装置
2 取得部
3 指示部
10 監視システム
20 撮像装置
21 撮像部
22 時刻取得部
23 地点取得部
24、31、41 記憶部
32 災害種別取得部
33 地域特定部
34 送信指示部
40 監視装置
42 表示制御部
50 車両
500 コンピュータ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 プログラム
505 記憶装置
506 記録媒体
507 ドライブ装置
508 通信インタフェース
509 入力装置
510 出力装置
511 入出力インタフェース
512 バス

Claims (7)

  1. 災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得する取得手段と、
    複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像及び当該画像の撮影地点を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、前記対象地域情報に応じて前記画像を送信するか否かを指示する指示手段と、
    を備える、通信量制御装置と、
    受信した前記画像を表示する前記監視装置と、を備え、
    前記監視装置は、
    前記撮像装置から受信した前記撮影地点を、前記画像を受信した場合と、前記画像を受信していない場合とで、異なる態様で示した地図を表示し、
    前記撮像装置から受信した前記撮影地点であって、オペレーターの操作によって前記地図上で指定された撮影地点に関し、画像を受信していた場合、当該画像を表示し、前記地図上で指定された撮影地点が前記対象地域ではないために、前記指示に従い当該撮影地点の送信元の前記撮像装置から画像が送信されず、当該画像を受信していなかった場合、当該撮像装置に前記画像を要求し、当該要求に対して前記撮像装置から受信した画像を表示する、
    監視システム。
  2. 前記対象地域情報は、地域ごとの災害の影響の度合いを示す情報を含み、
    前記指示手段は、前記地域ごとの災害の影響の度合いが小さい地域を通行する移動体の撮像装置に対して、当該撮像装置から前記監視装置への通信量を、前記災害が発生する前より削減するように指示する、
    請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記対象地域情報は、災害の種別毎に、当該災害の被害が予想される地域を示す、ハザードマップから特定される情報であり、
    前記指示手段は、前記発生した災害の種別と、災害の種別と使用されるハザードマップとの関係を表すテーブルとに基づいて取得された前記ハザードマップにより示される、当該災害の被害が予想される地域を前記対象地域として、当該対象地域以外の移動体の撮像装置に対して、通信量を削減するように指示する、
    請求項1または2に記載の監視システム。
  4. 前記ハザードマップは、災害の被害が予想される地域と、当該地域において予想される被害のレベルと、を示し、
    前記指示手段は、前記ハザードマップにおいて、前記発生した災害に対して予想される被害のレベルが所定値以上の地域以外の移動体の撮像装置に対して、通信量を削減するように指示する、
    請求項3に記載の監視システム。
  5. 前記対象地域情報は、災害が発生したときに生成される、当該災害の発生地域と、当該発生地域における災害のレベルと、を示す災害情報から特定される情報であり、
    前記指示手段は、前記災害情報において、前記発生した災害のレベルが所定値以上の地域以外の移動体の撮像装置に対して、通信量を削減するように指示する、
    請求項1または2に記載の監視システム。
  6. 災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得し、
    複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像及び当該画像の撮影地点を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、前記対象地域情報に応じて前記画像を送信するか否かを指示し、
    前記監視装置は、前記撮像装置から受信した前記撮影地点を、前記画像を受信した場合と、前記画像を受信していない場合とで、異なる態様で示した地図を表示し、前記撮像装置から受信した前記撮影地点であって、オペレーターの操作によって前記地図上で指定された撮影地点に関し、画像を受信していた場合、当該画像を表示し、前記地図上で指定された撮影地点が前記対象地域ではないために、前記指示に従い当該撮影地点の送信元の前記撮像装置から画像が送信されず、当該画像を受信していなかった場合、当該撮像装置に前記画像を要求し、当該要求に対して前記撮像装置から受信した画像を表示する、
    通信量制御方法。
  7. 災害が発生した場合に、当該発生した災害の影響が予想される対象地域を示す対象地域情報を取得し、
    複数の移動体のそれぞれに搭載される複数の撮像装置であって、撮影した画像及び当該画像の撮影地点を所定のタイミングで監視装置に送信する前記複数の撮像装置に対して、前記対象地域情報に応じて前記画像を送信するか否かを指示する処理が通信量制御装置において実行される場合に
    受信した前記撮影地点を、前記画像を受信した場合と、前記画像を受信していない場合とで、異なる態様で示した地図を表示し、
    前記撮像装置から受信した前記撮影地点であって、オペレーターの操作によって前記地図上で指定された撮影地点に関し、画像を受信していた場合、当該画像を表示し、前記地図上で指定された撮影地点が前記対象地域ではないために、前記指示に従い当該撮影地点の送信元の前記撮像装置から画像が送信されず、当該画像を受信していなかった場合、当該撮像装置に前記画像を要求し、当該要求に対して前記撮像装置から受信した画像を表示する、
    処理を監視装置に実行させるプログラム。
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