JP7454070B2 - ラッチ位置センサを備えた電動打ち込み工具 - Google Patents

ラッチ位置センサを備えた電動打ち込み工具 Download PDF

Info

Publication number
JP7454070B2
JP7454070B2 JP2022564750A JP2022564750A JP7454070B2 JP 7454070 B2 JP7454070 B2 JP 7454070B2 JP 2022564750 A JP2022564750 A JP 2022564750A JP 2022564750 A JP2022564750 A JP 2022564750A JP 7454070 B2 JP7454070 B2 JP 7454070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latch
driver
stroke
lifter
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022564750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023523609A (ja
Inventor
アレクサンダー エル キャリア,
デリック シー ロビンソン,
Original Assignee
キョウセラ センコ インダストリアル ツールズ インク.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キョウセラ センコ インダストリアル ツールズ インク. filed Critical キョウセラ センコ インダストリアル ツールズ インク.
Publication of JP2023523609A publication Critical patent/JP2023523609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7454070B2 publication Critical patent/JP7454070B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/008Safety devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/06Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by electric power

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年5月7日に出願された「POWER DRIVING TOOL WITH LATCH POSITION SENSOR」と題された米国仮特許出願第63/021,156号に対する優先権を主張するものである。
本明細書に開示される技術は、直線締結具打ち込み工具に関し、より具体的には、ステープル、釘、又は他の直線的に打ち込まれる締結具を打ち込む携帯型工具を対象とする。本技術は、圧縮ガスで充填されたシリンダを使用して、打ち込み行程の動きを通してピストンを素早く押しながら締結具をも製品に打ち込む、ガスばね締結具打ち込み工具として具体的に開示されている。次に、ピストンは、回転対線状リフタを使用することによってその開始位置に戻され、これは再びピストンの上方のガスを圧縮し、それにより、別の打ち込み行程のために工具を準備する。ドライバがピストンに取り付けられ、リフタに接触するために使用される突出部をその縁部に沿って有し、これは、戻り行程中にドライバを「持ち上げる」。枢動可能ラッチは、ドライバ内の特別な開口部に対して干渉位置又は非干渉位置のいずれかに移動するように制御され、ドライバが不適切な時に完全な打ち込み行程を行うことを防止することによって、安全デバイスとして機能する。ラッチはまた、単一の戻り行程において、1回を超えて回転するように設計されたリフタの持ち上げを補助する。
ドライバの動きはラッチ位置センサによって本質的に検出され、このラッチ位置センサによって提供される情報は、ドライバが正しい(「仕様内」)位置でその打ち込み行程を終了しなかった状況において、リフタがドライバに衝突するのを防止するために使用される。ドライバの突出部の位置がずれている場合(すなわち、ドライバ全体の位置がずれているため)、リフタは、ドライバに正しい様態で接触することができず、ドライバをその「待機位置」に持ち上げる代わりに、リフタのピンがドライバに接触してドライバを詰まらせる可能性があり、接触点でドライバ又はリフタを潜在的に破壊する可能性さえある。
第1の故障モードは、ドライバがドライバトラックにおいて低すぎる時点で打ち込み行程を終了してしまうまでにピストンストップがしっかりと摩耗した場合に起こり得る。言い換えれば、ピストンストップに対するドライバの「打ち込み位置」は仕様外であり、その予想される「正常な」終了位置にはない。このタイプの故障はこのような工具の全てで最終的に起きることが予想できるが(工具が「製造デバイス」として使用される場合)、これらの故障は、典型的には、Senco工具が数十、又は数十万の動作サイクルを経てからでしか発生しない。
第2の故障モードは、ガイド本体の締結具トラック内に締結具が詰まることによってドライバがその打ち込み行程を完了することが防止された場合に起こり得る。この機械的な干渉によって、ドライバがその通常の打ち込み行程の底部まで移動しきることが防止され得る。これが生じた場合、ドライバの終了打ち込み位置は再び仕様外となり、その予想される「通常の」終了位置にはない。
例示的な実施形態では、ドライバは、ラッチが持ち上げ行程の前に係合することができる複数の貫通穴(又は開口部)をその面に呈する。ラッチ位置センサが、ラッチが貫通穴のうちの1つと係合していないことを検出した場合、センサは、この位置合わせのずれをシステムコントローラに伝達する。システムコントローラは、リフタモータへの通電を停止し、持ち上げ行程を停止させる。しかしながら、ラッチが貫通穴のうちの1つに首尾よく係合した場合、ラッチ位置センサは、この係合した位置をシステムコントローラに伝達する。次いで、システムコントローラはリフトモータに通電し(又は通電し続け)、リフトモータは、持ち上げ行程を開始(又は継続)する。
本明細書の図示の実施形態では、複数のドライバ開口部があり、ドライバが通常の終了位置よりも短く停止した場合、ラッチが、それらのうちの1つのドライバ開口部に、たとえその開口部が、ドライバが通常の打ち込み行程を有して通常の終了位置で止まった場合に係合される典型的な開口部でなかったとしても、うまく係合することが依然として可能であることに留意されたい。図示の実施形態では、ドライバ開口部及びドライバの複数の突出部は、ラッチがそれらのドライバ開口部のうちの1つにうまく係合している限り、リフタが異なるドライバ突出部にうまく係合して、持ち上げ行程を開始することができるように構成されている。この動作は、それ自体で、詰まった締結具を除去することができ、したがって、工具は動作し続けることができる。リフタドライバシステムは、「オーバーリフト」を可能にするように設計されており、したがって、この場面では、持ち上げ行程が、ドライバが通常よりも高い位置にある状態で始まった場合でも、工具に対して害とはならない。
好ましい実施形態では、ラッチ位置センサは磁場センサ(例えば、ホールセンサなど)である。ラッチは埋め込まれた磁石を含んでいるため、ラッチがドライバの貫通穴に適切に係合された場合、ラッチ位置センサはこのラッチ磁石を検出する。ラッチがずれて位置合わせされているとき、ラッチ位置センサはラッチの磁石を検出することができない。
推奨される位置センサは「非接触」デバイスであり、したがって、機械的な摩耗なしに工具全体内で動作するべきであることに留意されたい。必要に応じて、他のタイプの近接検出センサを、この技術の原理から逸脱することなく使用することができる。実際に物理的な接触を行うセンサを使用することはできるが、この工学用途には推奨されない。
連邦政府支援の研究又は開発に関する陳述
なし。
初期の空気ばね締結具打ち込み工具が、Sollbergerによる米国特許第4,215,808号に開示されている。Sollberger特許は、ラックアンドピニオン型ギアを使用して、ピストンをその打ち込み位置へと「持ち上げ」戻していた。別個のモータは、ユーザによって装着されたベルトに取り付けるためのものであり、別個の可撓性の機械的ケーブルを使用して、モータの機械的出力をドライブトレインを介して打ち込み工具のピニオンギアに伝達していた。
別の空気ばね締結具打ち込み工具が、Kondoによる米国特許第5,720,423号に開示されている。このKondo特許は、空気補充ピストンを備えた別個の空気補充供給タンクを使用して、ピストンを駆動するために必要とされる加圧空気をリフレッシュし、ピストンが、今度は締結具を物体内に駆動させていた。
別の空気ばね締結具打ち込み工具が、Pediciniによる米国特許出願公開第2006/0180631号明細書に開示されており、これはラックアンドピニオンを使用してピストンをその打ち込み位置へと移動して戻す。ラックアンドピニオンギアは、打ち込み行程中に切り離され、この切り離しを検出するためにセンサが使用される。Pediciniツールは、解放弁を使用して、釘打ち込み部間で失われた空気を補充する。
Kyocera Senco Industrial Tools,Inc.(京セラセンコインダストリアルツールズ)は、コードレス工具の利便性を有する電力及び空気動力工具の実用性を組み合わせた工具を含む、釘打ち機と称される自動電動工具の製品ラインを販売している。そのような工具の1つの主要な特徴は、それらが釘を発射するピストンを駆動するために加圧空気を使用するということである。いくつかのSenco工具では、加圧空気が何度も繰り返し再使用されるため、任意の圧縮空気ホース、又は燃料を必要とする燃焼室の必要性はない。
Sencoの「空気圧工具」は、非常に信頼性が高く、典型的には、いかなる有意なメンテナンスもなしに数千回の発射サイクルに耐えることができるが、実際には特定の構成要素に対して摩耗特性を有する。例えば、ピストンストップは経時的に劣化する可能性があり、それが起きるときは、ピストン及びドライバが、打ち込み行程の終わりに、所望されるよりも低い位置で終わる可能性がある。位置のずれ状況が最小の指定距離よりも大きい場合、ドライバをその待機位置に戻すリフタがドライバの「歯」と適切に係合することができず、代わりに、必要に応じて、その待機位置に向けてドライバを移動させることができずに、ドライバに引っかかり得る、又は強引な機械的接触によってドライバを破壊する可能性さえある。
別の望ましくない状況は、締結具が工具のドライバトラック内で堅固に詰まり、ドライバも、ドライバトラックの途中で詰まったときである。これが起きた場合には、ドライバは位置がずれている(その公称仕様内にない)と思われ、リフタピンがドライバとの望ましくない接触をする可能性があり、工具の機械的構成要素を更に詰まらせるだけでなく、ドライバを破壊する可能性があるほどの十分な力でドライバと接触する可能性がある。
更に別の望ましくない状況は、締結具が工具のドライバトラック内で詰まるか、さもなければ立ち往生した場合である。これが起きた場合、ユーザはそれに気づけない場合がある。特に、多くの生産状況及び施工状況では通常である複数の迅速な打ち込みサイクルを、ユーザが実施している場合にそうなり得る。したがって、締結具がドライバトラックから適切に出てきていない場合、次の打ち込みサイクルで、ドライバがドライバトラックを降りてきて、立ち往生している又は詰まった以前の締結具に接触したときに問題が生じる可能性がある。この状態はドライバを詰まらせ得て、リフタピンがドライバと望ましくない接触を行い、工具の機械的構成要素を更に詰まらせるだけでなく、ドライバを破壊できるだけの十分な力でドライバに接触する可能性がある状況を潜在的に引き起こす可能性がある。
したがって、本明細書に開示される本技術の利点は、ドライバの位置を判定するための少なくとも1つのラッチ位置センサを含む締結具打ち込み工具を提供することである。
本技術の別の利点は、ドライバ部材が仕様内の正しい位置でその打ち込み行程を終了しているかどうかを判定するための少なくとも1つのラッチ位置センサを有する締結具打ち込み工具を提供することである。
本技術の更なる利点は、打ち込み行程後のドライバ部材の終了位置を判定する少なくとも1つのラッチ位置センサを有し、リフタサブアセンブリが、ドライバ部材を詰まらせる又は破壊させ得る力でドライバ部材に衝突するのを防止する、動的ブレーキ回路を有する、締結具打ち込み工具を提供することである。
追加的な利点及び他の新規な特徴は、以下の説明において一部が記載され、一部は、以下を検討することで当業者には明らかとなることになる、又は、本明細書で開示される技術を実践することで習得することができる。
前述の利点及び他の利点を達成するために、かつ一態様によれば、締結具打ち込み工具で使用するために構成されたドライバマシンが提供され、ドライバマシンは、(a)中に可動ピストンを有する中空シリンダと、(b)打ち込まれる締結具を受容するようにサイズ決め及び成形されたガイド本体と、(c)ピストンと機械的に連通する細長いドライバであって、ドライバが、締結具をガイド本体の出口部分から押すようにサイズ決め及び成形され、ドライバが、第1の端部から第2の端部に延伸してその間に細長い面を有し、第1の端部がピストンの近位にあり、第2の端部がピストンの遠位にあって、打ち込み行程中に締結具と接触し、ドライバが、ドライバの表面における第1の所定の位置で複数の突出部を呈し、ドライバが、ドライバの表面における第2の所定の位置で複数の開口部を有する、ドライバと、(d)戻り行程中にドライバを待機位置に向けて移動させる可動リフタと、(e)戻り行程中にドライバと機械的に連通する可動ラッチであって、ラッチが、複数の開口部を所定の条件下で係合するように付勢されている、可動ラッチと、(f)ラッチに取り付けられた磁石と、(g)ラッチの近位に取り付けられた磁気センサと、(h)システムコントローラであって、(i)処理回路と、(ii)処理回路によって実行可能な命令を含むメモリ回路と、(iii)入出力インターフェース(I/O)回路であって、I/O回路が磁気センサと通信しており、その結果、磁気センサによって生成された出力信号が、処理回路で受信されたときにラッチ位置信号として信号調整される、I/O回路と、を含む、システムコントローラと、を備え、(i)システムコントローラが、打ち込み行程後のラッチの位置を検出するように構成されており、(i)ラッチが第1の所定の位置に移動していた場合、磁気センサが磁石を検出して、戻り行程の発生が許可され、(ii)ラッチが第1の所定の位置に移動していない場合、磁気センサは磁石の検出に失敗し、戻り行程の発生が防止される。
別の態様によれば、締結具打ち込み工具で使用するために構成された打ち込みマシンのためのラッチシステムが提供され、このラッチシステムは、(a)細長いドライバであって、ドライバが、第1の端部から第2の端部まで延伸してそれらの間に細長い面を有し、ドライバが、ドライバの表面における第1の所定の位置に複数の突出部を呈し、ドライバが、ドライバの表面における第2の所定の位置に複数の開口部を有する、ドライバと、(b)戻り行程中にドライバを待機位置に移動させる可動リフタと、(c)戻り行程中にドライバと機械的に連通する可動ラッチであって、ラッチが、所定の条件下で複数の開口部に係合するように付勢され、ラッチが、ラッチの少なくとも一部上の所定の位置に検出ゾーンを含む、ラッチと、(d)ラッチの検出ゾーンを感知することができるラッチ位置センサと、(e)システムコントローラであって、(i)処理回路と、(ii)処理回路によって実行可能な命令を含むメモリ回路と、(iii)入出力インターフェース(I/O)回路であって、ラッチ位置センサと通信しており、その結果、ラッチ位置センサによって生成された出力信号が処理回路で受信されたときにラッチ位置信号として信号調整される、I/O回路と、を備える、システムコントローラと、を備え、(f)システムコントローラが、打ち込み行程後にラッチの位置を判定するように構成され、(i)ラッチが第1の所定の位置に移動していた場合、ラッチ位置センサが検出ゾーンを検出して、戻り行程の発生が許可され、(ii)ラッチが第1の所定の位置に移動していない場合、ラッチ位置センサが検出ゾーンの検出に失敗し、戻り行程の発生が防止される。
別の態様によれば、締結具打ち込み工具で使用するために構成された打ち込みマシンを動作させるための方法が提供され、方法は、(a)細長いドライバであって、第1の端から第2の端まで延伸してその間に細長い面を有し、ドライバの表面における第1の所定の位置に複数の突出部を呈し、ドライバの表面における第2の所定の位置に複数の開口部を有する、ドライバを用意するステップと、(b)戻り行程中にドライバを待機位置に向けて移動させる可動リフタを用意するステップと、(c)戻り行程中にドライバと機械的に連通する可動ラッチであって、所定の条件下で複数の開口部に係合するように付勢され、ラッチの少なくとも一部分での所定の位置に検出ゾーンを含む、ラッチを用意するステップと、(d)ラッチの検出ゾーンを感知することができるラッチ位置センサを用意するステップと、(e)システムコントローラであって、(i)処理回路と、(ii)処理回路によって実行可能な命令を含むメモリ回路と、(iii)入出力インターフェース(I/O)回路であって、I/O回路がラッチ位置センサと通信して、ラッチ位置センサによって生成された出力信号が処理回路で受信されたときにラッチ位置信号として信号調整される、I/O回路と、を備える、システムコントローラを用意するステップと、(f)打ち込み行程後にラッチの位置を検出するステップと、(g)ラッチ位置センサを使用して検出ゾーンを検出して、ラッチが第1の所定の位置に移動したかどうかを判定し、(i)そうである場合、戻り行程の発生を許可し、(ii)そうでない場合、戻り行程の発生を防止する、ステップと、を含む。
更に他の利点は、本技術を実施するために想到される最良の形態のうちの1つにおける好ましい実施形態が説明及び示されている、以下の説明及び図面から、当業者には明らかとなるであろう。理解されるように、本明細書で開示される技術は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、全てその原理から逸脱することなく、様々な明白な態様において修正が可能である。したがって、図面及び説明は、本質的に例示的であり、限定的ではないと見なされる。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面は、本明細書で開示される技術のいくつかの態様を示すものであり、説明及び請求項と共に、本技術の原理を説明する役割を果たす。図面では、
本明細書に開示される技術の原理に従って構成された締結具打ち込み工具の正面斜視図である。
図1の締結具打ち込み工具のドライバ及びラッチを示す、部分的に切り取られた正面斜視図である。
図1の締結具打ち込み工具のドライバ内の貫通穴に係合された、適切に位置合わせされたラッチを示す、部分的に切り取られた正面斜視図である。
図1の締結具打ち込み工具のドライバ貫通穴と位置合わせされていないラッチを示す、部分的に切り取られた正面斜視図である。
ラッチ位置センサと、図1の締結具打ち込み工具のドライバ貫通穴と係合する適切に位置合わせされたラッチと、を示す、部分的に切り取られた側面斜視図である。
ラッチ位置センサと、図1の締結具打ち込み工具のドライバ貫通穴と位置合わせされていないラッチと、を示す、部分的に切り取られた側面斜視図である。
図1の締結具打ち込み工具の主要な電子及び電気部品のいくつかを示すブロック図である。
図1の締結具打ち込み工具の通電ソレノイド位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの斜視図である。
図1の締結具打ち込み工具の通電ソレノイド位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの正面立面図である。
図1の締結具打ち込み工具の通電ソレノイド位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの背面立面図である。
図1の締結具打ち込み工具のラッチ係合位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの斜視図である。
図1の締結具打ち込み工具のラッチ係合位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの正面立面図である。
図1の締結具打ち込み工具のラッチ係合位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの背面立面図である。
図1の締結具打ち込み工具のラッチずれ位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの斜視図である。
図1の締結具打ち込み工具のラッチずれ位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの正面立面図である。
図1の締結具打ち込み工具のラッチずれ位置を示す、ピストン、ドライバ、リフタ、及びラッチの背面立面図である。
ドライバが締結具を打ち込む用意ができている、図1の締結具打ち込み工具のコントローラによって実行される重要な論理ステップのいくつかを示すフローチャートである。
リフタがドライバを待機位置に戻す用意ができている、図1の締結具打ち込み工具のコントローラによって実行される重要な論理ステップのいくつかを示すフローチャートである。
ここで、本発明の好ましい実施形態を詳細に参照するが、その実施例は、添付図面に示されており、同様の数字は、図面全体を通して同じ要素を示す。
本明細書で開示される技術は、その適用において、以下の説明に記載されるか若しくは図面に示される、構成要素の構成及び配置の詳細に限定されるものではない点を理解されたい。本明細書で開示される技術は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施又は実行されることが可能である。また、本明細書で使用される表現及び用語は、説明を目的とするものであって、限定するものと見なされるべきではない点も理解されたい。本明細書における、「含む(including)」、「備える(comprising)」、又は「有する(having)」、及びそれらの変化形の使用は、その後に列挙される項目及びそれらの等価物、並びに追加的な項目を包含することを意味する。特に限定されない限り、本明細書における用語「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」、又は「取り付けられた(mounted)」、及びそれらの変化形は、広範に使用され、直接的及び間接的な接続、結合、若しくは取り付けを包含する。更には、用語「接続された」又は「結合された」、及びそれらの変化形は、物理的又は機械的な接続若しくは結合に限定されない。更には、用語「~と連通している」又は「~と連通して」とは、何らかの方式で互いに信号又は情報を伝え合う、2つの異なる物理的要素又は仮想的要素を指し、この場合、その信号又は情報の伝達が直接的であるか、あるいは、それらの間に、信号又は情報の伝達に同様に関与する追加的な物理的要素若しくは仮想的要素が存在しているかは問わない。更には、用語「~と連通して」とはまた、「連通」の一方の端部(「第1の端部」)が、発生する特定の推進力(機械的移動、水圧式又は空気圧式の状態変化)の「原因」であり得、かつ「連通」の他方の端部(「第2の端部」)が、その移動/状態変化の「影響」を受けることが可能な、機械式、水圧式、又は空気圧式システムを指すこともでき、この場合、「第1の端部」と「第2の端部」との間に中間構成要素が存在しているか否かは問わない。製品が、磁場に依存する移動部品を有するか、又は何らかの形で磁場の変化を検出する場合、又は、磁場の使用によって一方の電子デバイスから別の電子デバイスにデータが受け渡される場合には、それらの状況を、互いに「磁気通信している」事項として言及することが可能であり、この場合、「通信」の一方の端部が磁場を誘起することができ、他方の端部が、その磁場を受信して、その磁場から作用を受ける(又は、他の方式で影響を受ける)ことができる。
要素名、例えば、第1の入口、第2の入口などに先行する用語「第1」又は「第2」は、類似若しくは関連する要素、結果、又は概念を区別するための識別目的のために使用されており、必ずしも順序を意味することを意図するものではなく、用語「第1」又は「第2」は、別途指示のない限り、追加的な類似若しくは関連する要素、結果、又は概念の包含を排除することを意図するものでもない。
更には、本明細書で開示される実施形態は、説明の目的のために、構成要素の大部分がハードウェアのみで実装されているかのように、図示及び説明される場合がある、ハードウェア及び電子構成要素又はモジュールの両方を含むことを理解されたい。
しかしながら、当業者は、この発明を実施するための形態を読むことに基づいて、少なくとも1つの実施形態では、本明細書に開示される技術の電子ベースの態様がソフトウェアで実装され得ることを認識するであろう。したがって、複数のハードウェア及びソフトウェアベースのデバイス、並びに複数の異なる構造構成要素が、本明細書に開示される技術を実装するために利用され得ることに留意されたい。更に、ソフトウェアが利用される場合、そのようなソフトウェアを実行する処理回路は、汎用コンピュータであってもよく、その一方で、特にこの技術を具体的に実装するために設計され得る専用コンピュータによって他の方法で実行され得る全ての機能を果たすことができる。
本明細書で使用するとき、用語「回路」は、集積回路チップ(又はその一部分)などの実際の電子回路を表すことができること、又は、論理状態マシン若しくは別の形態の処理要素(逐次処理回路を含む)を含む、マイクロプロセッサ若しくはASICなどの処理回路によって実行される機能を表すことができることが理解されるであろう。特定のタイプの回路は、いくつかのタイプのアナログ回路又はデジタル回路であってもよいが、そのような回路は、場合により、論理状態マシン又は逐次プロセッサによってソフトウェアで実装され得る。換言すれば、本明細書に開示される技術に使用される所望の機能(復調機能など)を実行するために処理回路が使用される場合、「復調回路」と呼ばれることがある特定の「回路」が存在しなくてもよいが、ソフトウェアによって実行される復調「機能」が存在することになる。これらの可能性の全ては、本発明者らによって想到され、「回路」を検討する際の本技術の原理内である。
ここで図1を参照すると、締結具打ち込み工具の第1の実施形態が、概して参照符号10によって示されている。この工具10は、主に釘及びステープルなどの締結具を直線的に打ち込むように設計されている。工具10は、外側ハウジング20と、ハンドル部分22と、締結具を保持するためのマガジン部分24と、出口部分28と、トリガ26とを含む。工具10はまた、工具の原動機として機能するモータ40(図2を参照)をも含む。バッテリパックが、ハンドル部分22の後部近くに取り付けられ得て、このバッテリは、モータ40及び制御システムのための電力を提供する。
ここで図2を参照すると、ドライバマシンサブアセンブリ(「S/A」)が概して参照符号70で示されている。(このドライバマシンS/A70の最も良い図については、図8を参照されたい。)ドライバマシンS/A70は、ピストン32、細長いドライバ36、及びラッチサブアセンブリ(「S/A」)68を含む。ピストン32が中空シリンダ30内に収容され、このシリンダ30はまた、ピストンの上方に加圧ガスをも含むことに留意されたい。ユーザがトリガ26を引くと、この加圧ガスがピストン32を押し出して締結具を基材に打ち込ませる。工具10はまた、コントローラ50(図7を参照)を含むプリント回路基板を含む。
このタイプの機構による1つの潜在的な問題は、ドライバが仕様外の位置で停止する可能性であり、それが起きた場合、リフタは、ドライバがその待機位置に適切に持ち上げられて戻ることができなくなるような、ドライバ歯と係合するのに問題が生じる可能性がある。いくつかの状況では、ドライバは、リフタの機械的「ピン」が「ドライバ歯」に対して直接衝突する位置で終わり、その状況では、これらの機械的構成要素は一緒に詰まる可能性がある。また、より厳しい状態では、不適切な場所でドライバ歯に衝突するリフタピンの回転運動が、接触点でドライバを実際に破壊する可能性がある。
仕様外となり得るこれらの潜在的な動作条件を考慮して、ラッチ位置センサ170を、ラッチがドライバと適切に係合したかどうかを検出するように設計されている。ラッチは、以下に論じるように、ドライバが打ち込み行程全体を通して移動することを許容されるべきではないときにドライバを「キャッチ」するように設計されていることに留意されたい。
ガイド本体34は、「打ち込み行程」中にドライバ36を拘束する。ガイド本体34は、基材に打ち込まれるマガジン24からの締結具とドライバ36を整列させるのに役立つ。ドライバ36は、その面のうちの1つに、可動ラッチ60(「枢動可能ラッチ」とも呼ばれる)が係合することのできる複数の開口部38(又は「貫通穴」)を有する。開口部38は、円形ではなく、この開口部の好ましい形状である楕円形(最も良い図については図8を参照)で示されている。当然のことながら、長方形などの他の形状を使用することもできるが、図2に示す楕円形よりも機械加工することがより困難であり得る。
可動ラッチ60は、ラッチS/A68(図8を参照)の一部であり、ラッチ磁石62、ラッチ位置センサ170、(ラッチ60をドライバ36に向けて付勢する)ばね仕掛けプランジャ66、及びソレノイド164をも含む。ラッチ磁石62は、ラッチ60の小さな円筒部分の中に埋め込まれていることに留意されたい。ソレノイド164が作動されると、プランジャ66が収縮し、それによってラッチ60がドライバ36から離れるように引っ張られる。ソレノイド164は、ユーザがトリガ26を引いて工具10が締結具を打ち込むところであるときにのみ作動される。
ここで図3を参照すると、ラッチ60は「係合位置」にある。言い換えれば、ラッチ60は、複数の開口部38のうちの1つにうまく係合している。(任意選択的に)ローラ44(図10を参照)を含む、複数のリフタピン42のうちの1つが示されていることに留意されたい。この「係合」動作モードでは、以下に説明するように、電子制御システムにより、ドライバを持ち上げることができる。
ここで図4を参照すると、この図では、ラッチ60は、複数の開口部38のうちの1つにうまく係合していない。このうまくいかなかった係合は、本明細書では「ずれ位置」と呼ばれる。ラッチは故障しておらず、実際には逆であることに留意されたい。以下により詳しく記載するように、ずれているラッチは、ドライバが「仕様外」位置とも呼ばれる正しくない位置で停止したために、その典型的な機能を実行することができない。ドライバが打ち込み行程を行った後にこれが起きた場合、リフタは、ドライバが戻り行程を行うように強制するためにドライバをうまく係合させることができない。実際、そのようなずれ位置は、その持ち上げる機能が起きないように防止されなければ、リフタがドライバを厳密な意味で破壊する可能性がある。また、ラッチではなく、ドライバがずれていることでこの状況を引き起こすことに留意されたい。
「通常の」動作条件では、回転可能なリフタ48を使用して、複数のドライバ突出部46(「ドライバ歯」とも呼ばれる)(図8を参照)と係合して、ドライバ36を「待機位置」に戻す(又は「持ち上げる」)。リフタ48は、持ち上げ行程中にドライバ歯46と係合する複数のリフタピン42を含む。任意選択で、リフタ48がより滑らかに回転してドライバ歯46と係合するのを助けるために、ローラ44(図10を参照)をリフタピン42に取り付けてもよい。
ドライバ36はむしろ細長く、個別の要素としては図8で最も良く見ることができる。その細長い面の本体は、実質的に長方形である。ドライバの長手方向縁部のうちの1つに沿って配置された、複数の突出部又は歯46がある。図示の実施形態では、これらの歯46は、ドライバ36の長手方向の中心線から横方向に突出しており、ドライバ36の外側長手方向左縁部に沿って互いに離隔されている。歯46の位置は、図8に明確に示されている。歯46の正確な位置は、本明細書に開示する技術の原理から逸脱することなく、ドライバ36について図示したものとは異なる位置であり得ることが理解されるであろう。
ここで図5を参照すると、ラッチ60は係合位置で示されている。ラッチ位置センサ170が、(この図では)ラッチ60の上方に示されていることに留意されたい。ラッチ位置センサ170は、ラッチ磁石62の位置に基づいてラッチ60を検出する。ラッチ位置センサは、例えば、ホールセンサであってもよく、又は別のタイプの磁気センサであってもよい。ラッチ位置センサ170がラッチ磁石62を検出する場合、センサ170はシステムコントローラ50に信号を通信し、それはその後、ドライバ36が適切な位置にあると推測する。
ラッチ位置センサは、ラッチの位置を確実に検出することができ、好ましくは非接触型センサである限り、任意の様々なセンサタイプであり得ることが理解されよう。もちろん、光学センサを使用して、例えば、突出タブなどのラッチの特定の部分の動きを検出することができる。センサは、典型的には何かしらのタイプの「検出ゾーン」を可動ラッチ上で「探し」ており、その検出ゾーンは、これらの機能を実行するために「ラッチ位置センサ」として使用されるセンサのタイプに応じて、ラッチ自体の異なる位置にあり得る。推奨されるセンサの主な基本タイプには、磁気センサ、光学センサ、金属検出近接センサ、及びリミットスイッチが含まれる。これらのタイプのセンサのほとんどは、典型的には非接触センサである。
ここで図6を参照すると、ラッチ60がずれ位置で示されている。この配置では、ラッチ磁石62は、ラッチ位置センサ170の下にはないことに留意されたい。この状況では、センサ170はラッチ磁石62を検出できないため、センサ170は、ドライバ36が適切な位置にない旨の信号をシステムコントローラ50に伝達する。これらのセンサ(又はラッチ)「状態」、及びシステムがそれらをどのように扱うかは、以下にてより詳細に説明する(図17~図18を参照)。
ラッチ位置
ラッチセンサの概念をより良く理解するために、様々なラッチの状態を説明する簡単な説明が必要である。ラッチの概念は、何よりもまず、安全性の概念である。ラッチは、人間のユーザにとって安全でない限り、工具が締結具を打ち込むことができないように、ドライバに係合する。ラッチはまた、ドライバを待機位置、又はラッチが開口部に係合している任意の他の位置に保持する、換言すれば、ラッチはドライバと機械的に連通する。この機械的な連通により、ラッチをドライバ位置インジケータとして使用することが可能となる。このドライバ位置インジケータ/ラッチセンサの概念を示す、ラッチの3つの基本位置を以下に説明する。
第1のラッチ位置は、ソレノイドが通電され、ラッチがドライバの邪魔にならないように移動したときに生じる。ソレノイドはばね仕掛けプランジャを格納し、そのことでラッチがドライバから離れるように引っ張られることで、ドライバはラッチによって妨げられていないようになる。ソレノイドが通電されていないときには、ばねは、ラッチをドライバに向けて付勢するように取り付けられていることに留意されたい。この「通電位置」は、締結具を打ち込むときにのみ使用される。図示の実施形態では、この第1の位置はコントローラによって検出されないことに留意されたい。
第2のラッチ位置は、ラッチがドライバ開口部のうちの1つとうまく係合するときに生じる。これが「係合位置」である。この第2の位置では、ラッチセンサは、ドライバを持ち上げるのに安全であるとコントローラに伝達する。したがって、コントローラはモータに係合し、ドライバを待機位置に持ち上げて戻す。(図17及び図18のフローチャート論理を参照のこと。)
しかしながら、第3のラッチ位置が最も重要であり得て、ラッチがドライバ開口部のうちの1つにうまく係合していないときに生じる(「ずれ位置」)。この第3のラッチ位置は、ユーザがトリガを引いた後に生じ得る。システムコントローラは、リフタモータに通電し、リフタモータはリフタをわずかに回転させる。次いで、システムコントローラはラッチを検出するように待機し、検出しない場合は、リフタモータへの通電は解除される。この時点で、LEDは、詰まりを示して点滅する。(再び、フローチャート論理を参照のこと)。あるいは、上記のように、ラッチが、ドライバが打ち込み行程を行った後にずれ位置で終了した場合、それはラッチがその仕事を行おうと試みているものの、ドライバが誤配置されているためにできないことを意味している。ラッチ位置センサはこの状況を検出し、次いで、リフタがドライバに係合するのを防止することが仕事となる。そのような状況では、位置合わせされていないラッチと、その関連付けられているラッチ位置センサは、工具が潜在的に損傷することを避けるという実に主要な機能を実行している。
ここで図7を参照すると、コントローラを含むプリント回路基板は、概して、参照番号50によって示されている。(トリガの位置を感知する)トリガスイッチ166は、制御システム50への入力を提供する。システムコントローラと共に使用される、安全要素位置センサ168及びラッチ位置センサ170を含む他の入力デバイスをも存在する。
工具のシステムコントローラは、典型的には、処理回路として機能するマイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータ集積回路150を含む。また、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び読み取り専用メモリ(ROM)デバイスを含む少なくとも1つのメモリ回路152も、典型的にはコントローラの一部をなす。ユーザ入力情報(特定の工具モデルに適用可能な場合)を記憶するために、EEPROM、NVRAM、又はフラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリデバイスが典型的に含まれる。
処理回路150は、入出力インターフェース回路154を使用することにより、外部入出力と通信する。処理回路150、メモリ回路152、及びインターフェース(I/O)回路154は、アドレス線、データ線、及び割込みを含む様々な他の信号線を担持するシステムバス156を介して互いに通信する。
I/O回路154は、センサ及びユーザ制御スイッチなどの入力型デバイス、並びにモータ及びインジケータランプなどの出力型デバイスを含む、様々な外部デバイスと通信するための適切な電子機器を有する。I/Oインターフェース回路154と実際の入出力デバイスとの間の信号は、信号経路、典型的には、図7の符号158の下でグループ化されたいくつかの導電体によって運ばれる。
出力デバイスのいくつかは、リフタモータ40(「M」とも呼ばれる)、ブレーキ回路140(「B」とも呼ばれる)、及び1つ以上の発光ダイオード162(「LED」とも呼ばれる)を含む。出力デバイスの各々は、典型的には、リフタモータ40用のモータドライバ回路160などのドライバ回路を有する。ラッチ60の位置は、システム設計者によって必要に応じて、ソレノイド、又はモータなどの電気機械デバイスによって制御される。
工具10の入力デバイスは、トリガスイッチ166、安全接触要素スイッチ168、及びラッチ位置センサ170を含む様々なセンサを含むことができる。スイッチ166及び168が標準的な電気機械デバイス(リミットスイッチなど)である場合、典型的には、ドライバ回路は必要ない。しかしながら、トリガスイッチ及び安全要素スイッチがソリッドステート感知要素を備える場合、何らかのタイプのインターフェース回路が必要とされ得る。それらの回路は、それぞれ参照符号166及び168で図7に含まれている。
工具10はまた、ドライバ36の特定の物理的位置を検出(又は推測)することができる位置センサを含む。上述のように、このセンサは、ラッチ位置センサ170と呼ばれる。上記のように、このセンサは「非接触」デバイスであることが望まれており、図示の実施形態では、このセンサは磁石センサである。
必要に応じて、締結具打ち込み工具10に、追加の入出力デバイスを含めることができる。例えば、工具の使用又は状態に関する特定の情報を示すために、小さなディスプレイを追加してもよい。本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、システム設計者による必要に応じて、他のタイプの感知デバイス又は出力デバイスをも追加することができる。
ここで図8~図10を参照すると、ドライバマシンS/A70は、「発射待機」位置(「待機」位置)にある。複数の開口部38及びドライバ突出部46が明確に図示されている。可動ラッチ60が、ドライバ36から離れて移動されていることに留意されたい。この図では、ソレノイド164が通電されることでソレノイドプランジャ66が格納され、それによってラッチ60もドライバ36から離れるように格納される。この動作状態では、ラッチ磁石62は、(この格納位置にて)ラッチセンサ170の検出可能な範囲にはなく、上記のように、これは、コントローラがこのソレノイドの通電状態を無視するように既にプログラムされていない場合に、ずれ位置警告を引き起こすであろう。
ラッチ60の格納状態は、図9においても明確に見える。ラッチセンサ170は、ラッチ磁石62の直接上にはないことに留意されたい。図10は、ドライバ歯46を保持するリフタピン42のうちの1つの明確な図を示す。長期待機状態(又は「状態」)では、ラッチ60はまた、ドライバ36を固定するのを助けるために、複数の開口部38のうちの1つに係合されることになる。しかしながら、この図10に示す「打ち込むところ」の待機状態では、ラッチ60がドライバから係合解除されているため、リフタ48は、ドライバ歯46がリフタピン42から外れるまでドライバ36を押すためにもう少しだけ回転させる必要があり、その後、工具が打ち込み行程を行い、締結具を基材に打ち込む。
ここで図11~図13を参照すると、ラッチ60が係合位置にある状態で、ドライバマシンS/A70が示されている。ここで、リフタピン42は2つのドライバ歯46の間に安全に配置されており、持ち上げ行程を受ける待機状態にある。ラッチ磁石62はラッチセンサ170の下にあり、つまり、センサ170が、ラッチ60が係合位置にあり、モータ40が持ち上げ行程を実行するように通電されるべきであることをシステムコントローラ50に伝達することを意味する。
図12は、ラッチ60が開口部38とどれだけ深く係合するかを示している。ラッチ60は、リフタピン42がドライバ歯46のうちの1つに適切に係合しない場合に、確実な係合を提供する。持ち上げ行程中、リフタピン42は、リフタが通常動作で回転するにつれて、ドライバ歯46にルーチン通りに係合し、外れる。ラッチ60は、ドライバ36がその持ち上げサイクル中に外れないことを確実にする。
図13は、ラッチ60がドライバの開口部38にどれだけしっかり係合するかを再び示している。また、係合がリフタピン42とドライバ歯46との間でどれだけしっかりしているかに留意されたい。リフタが回転して持ち上げ行程を開始するとき、ばね仕掛けラッチは、ドライバ開口部38から外れて、次いで、次のドライバ開口部38に遭遇するまでドライバの滑らかな側面に沿って摺動する。しかし、ドライバの「入出」動作は、持ち上げ行程の全体を通して継続する。しかしながら、万が一ドライバが人間のミスによって何らかの方法で解放された場合、ラッチは、その開口部38のうちの1つで下方向に移動するドライバをキャッチして、そこに保持する。
ここで図14~図16を参照すると、ドライバマシンS/A70は、ずれ位置にある。工具は締結具を打ち込む試みをしたが、ドライバ36がリフタピン42又はラッチ60と適切に位置合わせされなかった方法で何かが生じている(例えば、ドライバ36が、締結具がずれていたために詰まってしまった可能性がある)。ラッチ60は開口部38と係合しておらず、それにより、ラッチ磁石62がラッチセンサ170の検出場内のその正しい位置まで枢動するのを防止していることに留意されたい。したがって、ラッチセンサ170は、ラッチが係合解除位置にあるとシステムコントローラ50に伝達し、したがって、コントローラは、持ち上げ行程を防止するためにブレーキモータに通電するべきである。
図15は、ラッチ60が、開口部38のうちの1つに係合する代わりに、ドライバ36の側面に接触しているのを示している。ラッチセンサ170とラッチ磁石62との間の位置ずれも図示している。図16は、リフタピン42のうちの1つがドライバ歯46に接触しているのを示している。システムコントローラがこの係合解除されたラッチ位置を検出すると、リフタモータは通電解除され、詰まりを示すためにLEDが点滅する。第1に、ラッチ60もリフタピン42もそれぞれ開口部38又はドライバ歯46と係合していないため、ドライバ36を所定の位置に保持するものは何もない。第2に、この状態にあるときにリフタ48が更に回転した場合、リフタピン42及びドライバ歯46の両方に損傷を引き起こす可能性があり、それによって工具10が永久的に損傷する可能性がある。この状態が、ユーザを保護するため、また工具の寿命を延長するために、システムコントローラの50の、ラッチ60がどこに配置されている(係合されている、又は位置ずれしている)かの知識が何故重要なのかの理由である。
ここで図17を参照すると、フローチャートが、打ち込みシーケンス及びラッチ機能に関連する工具の動作におけるいくつかのステップを示している。まず、「ドライバ解放ルーチン」を開始するステップ200で、ユーザはトリガ26を引き、工具10を基材に押し付けることで、ドライバを解放するべきであるとシステムコントローラ50に伝達する。次に、判定ステップ210で、コントローラ50は、リフタが待機位置にあるかどうかを判定する。そうである場合、ソレノイド164がステップ220で通電される。リフタが待機位置にない場合、判定ステップ212で、コントローラ50が、これが電源投入後の第1の打ち込みであるかどうかを判定する。そうでない場合、ソレノイド164はステップ220で通電される。しかしながら、電源投入後の第1の打ち込みである場合、判定ステップ214で、コントローラ50が、ラッチが完全に係合されているかどうかを判定する。はいの場合、コントローラ50はモータに通電して、ステップ216でドライバを待機位置に持ち上げる。ドライバを待機位置に持ち上げた後、ステップ218でルーチンが終了し、論理は他のタスクに戻る。
一方、論理フローがここでステップ220にて、ソレノイドが通電されてラッチを係合解除した他の分岐にある場合、コントローラ50は次いで、ステップ222でモータを始動させる(「最大」の100%デューティサイクルで)。この動作はリフタを少しだけ移動させ、それによりステップ224でドライバを解放し、ドライバは締結具を打ち込む。次に、ステップ226で、コントローラ50はモータへの通電を停止して、リフタを遅くし始める。ステップ228で、コントローラ50はラッチソレノイドと通信し、付勢された「ロック」位置に戻ることを可能にする。すなわち、ソレノイドへの通電は停止され、それによってラッチが解放されて、その結果、そのばね仕掛けがラッチをドライバに向かって枢動する。次いで、判定ステップ230で、コントローラ50は、ラッチが完全に係合位置にあるかどうかを判定する。はいの場合、コントローラ50はステップ「A」に進み、論理フローの分岐を継続する(図18を参照)。いいえの場合、ステップ240で、システムは「ロックアウト」モードに入る。
ステップ214で、ラッチが完全係合位置にない場合、システムはまた、この同じステップ240でロックアウトモードに入ることに留意されたい。ロックアウトモードにより、強制的に工具の全ての機能が通常の非作動状態に戻る。システムコントローラ50は、ステップ242で、ユーザに見えるパルスを発するように赤色LEDに命令する。加えて、ステップ244で、システムコントローラ50は、異なるLEDにもパルスを発するように命令する。これらのパルスを発するLEDは、工具の電源がオフになる又はスリープモードになるまで続く。実際に注目すべきことに、ユーザは、例えば、バッテリを単に引き抜くことができる。しかしながら、システムの電源がオフになるまで、工具を使用することができない。
ここで図18を参照すると、(図17からの)ステップAでの論理フローはステップ250に向けられ、そこでシステムコントローラ50はドライバ戻りルーチンを開始する。(これは、「ドライバ持ち上げルーチン」と呼ばれることもある)。まず、ステップ252で、コントローラ50はモータに通電する(再び「最大」100%デューティサイクルで)。次いで、判定ステップ254で、コントローラ50はリフタが「時間内で」1回転したかどうかを判定する。この「時間」変数は、(工具のシステム設計者によって決定される)システムコントローラメモリにプログラムされたコードに設定される。そうでなかった場合、コントローラ論理はステップ「B」に移動し(図17を参照)、これは次に、ステップ240でロックアウトモードに戻る。
しかしながら、「時間内」の1回転が適切に発生した場合、判定ステップ258で、コントローラ50は、リフタが適切な時間枠で2回目の回転をしたかどうかを判定する。この場合も、この「時間」変数は、システムコントローラメモリにプログラムされたコードに設定される。結果がはいである場合、ステップ260で、コントローラ50はモータを停止し、ショットデータをキャプチャする。(持ち上げ行程がうまく完了している。)そうでない場合、コントローラ論理は再びステップBに進む(図17を参照)。ステップ260でモータを停止した後、コントローラはステップ270に進み、リフタ及びドライバは「待機」位置に到達する。
ステップ270では、ラッチ60はドライバ開口部38のうちの1つに挿入されて、ドライバが不適切な時間に「打つ」ことを防止する安全デバイスとして機能する。上述のように、ラッチは、次の打ち込み行程が起こり得る前に、(ソレノイドの動作により)開口部38から引き抜かれる必要がある。ここで、論理フローは、このルーチンの終了(EOR)であるステップ272に向けられ、論理は他のタスクに戻る。
あるいは、ステップ270で、ラッチ60は、代わりにドライバ36の端に置かれ得る。この構成では、ドライバ36は、リフタピン42のうちの1つのみによって待機位置に保持されている。しかしながら、ドライバ36がリフタピン42から外れた場合、ラッチ60が開口部38のうちの1つと係合するように移動するまで、ドライバ36は遠くに移動しない。
本明細書で例示される実施形態のうちの一部は、明確性の目的のために、本明細書の図のうちの一部に含まれている、それらの構成要素の全てを有するものではない点に留意されたい。特に以前の設計に関して、そのような外側ハウジング及び他の構成要素の実施例を見るために、読者には、Sencoによって所有されている他の米国特許及び出願を参照されたい。同様に、工具の機能を制御するために電子コントローラが「どのように」動作するかについての情報は、Sencoによって所有されている他の米国特許及び出願に見出される。更には、本発明の工具技術の他の態様は、以前の米国特許及び公開された出願で開示されている情報を含めて、譲受人であるKyocera Senco Industrial Tools,Inc.によって販売されている、従来の締結具駆動ツールにおいて存在し得る。そのような刊行物の例は、米国特許第6,431,425号明細書、同第5,927,585号明細書、同第5,918,788号明細書、同第5,732,870号明細書、同第4,986,164号明細書、同第4,679,719号明細書、同第8,011,547号明細書、同第8,267,296号明細書、同第8,267,297号明細書、同第8,011,441号明細書、同第8,387,718号明細書、同第8,286,722号明細書、同第8,230,941号明細書、同第8,602,282号明細書、同第9,676,088号明細書、同第10,478,954号明細書、同第9,993,913号明細書、同第10,549,412号明細書、同第10,898,994号明細書、同第10,821,585号明細書、及び同第8,763,874号明細書、また米国特許出願第2020/0156228号公報、同第2021/0016424号公報、同第2020/0070330号公報、及び同第2020/0122308号公報である。これらの文献は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
図17~図18のフローチャートに関連して説明される論理動作は、(例えばマイクロプロセッサ技術を使用することによって)順序論理を使用して、若しくは論理状態マシンを使用して、又は別個の論理によって、実装され得ることが理解されるであろう。並列プロセッサを使用しても実装され得る。1つの好ましい実施形態では、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラ(例えば、マイクロプロセッサ150)を使用して、メモリセルに記憶されたソフトウェア命令を実行してもよい。実際、RAM及び実行可能ROMと併せて、マイクロプロセッサ150全体が、本明細書に開示される技術の1つのモードで、単一のASIC内に含まれ得る。当然ながら、図面に示すこれらの論理動作を実装するために、本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、他のタイプの回路を使用することができる。いずれにせよ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、論理状態マシンに基づいているかどうかに関わらず、これらのタスクを達成するために別個の論理要素を使用することで、又はまだ発明されていない計算デバイスのタイプによって、何かしらのタイプの処理回路が提供される。また、典型的なRAMチップ、EEROMチップ(フラッシュメモリを含む)に基づくかどうかに関わらず、データ及び他の動作情報を記憶するために別個の論理要素を使用して、又はまだ発明されていないメモリデバイスのタイプを使用することで、何かしらのタイプのメモリ回路が提供される。概して、特定の電子製品のメモリ回路は、その同じ特定の電子製品の処理回路によって実行可能な命令を含む。
図17~図18のフローチャートに示し、かつ上述した正確な論理動作は、おそらく厳密ではないが、本明細書に開示される技術の原理から逸脱することなく、同様に機能するように幾分修正することができることが理解されるであろう。これらのフローチャートに記載されている判定ステップ及び他の命令の一部の厳密な性質は、自動締結具打ち込み工具(例えば、FUSION Senco自動釘打ち機又はスクリュー打ち込み工具に関与するもの)の特定の将来モデルを対象としており、多くの場合には、全体的な発明の結果は同じ状態で、締結具打ち込み工具の他のモデル又はブランドと共に使用するために、確実に類似しているが、ある程度異なる工程が取られることになる。
移動部品を有する、又は機能を実行する(処理回路及びメモリ回路を有するコンピュータなどの)、本明細書に記載される任意のタイプの製品は、単に何らかの無生物装置としてではなく、「マシン」と見なされるべきであることが更に理解されるであろう。そのような「マシン」デバイスは、電動工具、プリンタ、電子錠などを、それらの例示的なデバイスがそれぞれ特定の移動部品を有するため、自動的に含むべきである。更に、有用な機能を実行するコンピュータ化されたデバイスはまた、マシンと見なされるべきであり、そのような用語は、多くの場合、多くのそのようなデバイスを説明するために使用され、例えば、ソリッドステート留守番電話は、移動動部品を有さなくてもよいが、周知の有用な機能を実行するため、それでも一般に「マシン」と呼ばれる。
本明細書で使用するとき、用語「近位」は、2つの対象物がおそらくは互いに隣接するように、1つの物理的物体を第2の物理的物体と接近して配置する意味を有し得るが、必ずしもそれらの間に配置された第3の物体が存在しないことを必要としない。本明細書で開示される技術では、「雄型位置決め構造体」が「雌型位置決め構造体」の「近位」に配置されることになる場合があり得る。一般に、このことは、2つの雄型構造体及び雌型構造体が、互いに物理的に当接していることを意味し得るか、又はこのことは、2つの雄型構造体及び雌型構造体が連続表面に沿って互いに実際に接触するか否かに関わらず、一方の構造体を互いに対して所定の方向に向けて、かつX-Y(例えば、水平及び垂直)位置に本質的に保持する、特定のサイズ及び形状によって、それらが互いに「嵌合される」ことを意味し得る。又は、任意のサイズ及び形状(雄型、雌型、又は他の形状であるかに関わらず)の2つの構造体は、それらが物理的互いに当接するか否かに関わらず、互いに幾分近くに配置される場合もあるが、そのような関係は、依然として「近位」と呼ぶことが可能である。又は、特定の点に対する2つ以上のあり得る位置を、棒の端部の「近くに(near)」ある又は棒の端部「に(at)」あるなどの、物理的物体の正確な属性に関連して指定することができ、それらのあり得る、近く/に、の位置の全てを、その棒の端部の「近位」と見なすことが可能である。更に、用語「近位」はまた、単一の対象物に厳密に関連する意味を有することができ、単一の物体は2つの端部を有し得るものであり、「遠位端」は、対象基準点(又は領域)から幾分遠く離れて配置された端部であり、「近位端」は、その同じ対象基準点(又は領域)に幾分接近して配置されるであろう他方の端部である。
本明細書で説明及び/又は図示されている様々な構成要素は、本明細書で開示される技術の原理から逸脱することなく、複数の部品に含めて製造すること、又は、これらの構成要素のそれぞれに対して一体型部品として製造することを含めた、様々な方法で製造することができる点が理解されるであろう。例えば、以下の特許請求の範囲の列挙された要素として含まれる構成要素は、一体型部品として製造される場合があり、又は、その構成要素は、一体に組み立てられるいくつかの個々の部品の、組み合わせた構造体として製造される場合もある。しかしながら、その「複数部品の構成要素」は、特許請求されている列挙された要素が、本明細書では一体型構造体としてのみ説明及び図示されていると思われる場合であっても、依然として、請求項の解釈の侵害目的に対して特許請求されている列挙された要素の範囲内に含まれることになる。
「背景技術」及び「発明を実施するための形態」で引用された全ての文献は、関連部分において、参照により本明細書に組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本明細書で開示される技術に対する先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
好ましい実施形態の前述の説明は、例示及び説明の目的のために提示されている。網羅的であること、又は、本明細書で開示される技術を、開示される厳密な形態に限定することを意図するものではなく、本明細書で開示される技術は、本開示の趣旨及び範囲内で更に修正することができる。本明細書で説明又は図示されるいずれの実施例も、非限定的な実施例として意図されており、本明細書で開示される技術の趣旨及び範囲から逸脱することなく、上記の教示を考慮することで、それらの実施例又は好ましい実施形態の、多くの修正若しくは変形が可能である。実施形態は、本明細書で開示される技術の原理、及びその実際的な適用を例示するために選択及び説明されており、それによって、当業者が、様々な実施形態で、及び、想到される特定の用途に適した様々な修正と共に、本明細書で開示される技術を利用することを可能にしている。それゆえ、本出願は、本明細書で開示される技術の、その一般原理を使用したあらゆる変形、使用、又は適応を網羅することを意図している。更には、本出願は、本明細書で開示されるこの技術が関連し、添付の請求項の範囲内に含まれる、当該技術分野における既知又は慣習的な実践の範囲内となるように、本開示からのそのような逸脱を網羅することを意図している。

Claims (17)

  1. 締結具打ち込み工具(10)で使用するために構成されたドライバマシン(70)であって、前記ドライバマシン(70)は、
    (a)中に可動ピストン(32)を有する中空シリンダ(30)と、
    (b)打ち込まれる締結具を受容するようにサイズ決め及び成形されたガイド本体(34)と、
    (c)前記ピストン(32)と機械的に連通する細長いドライバ(36)であって、前記ドライバ(36)が、前記締結具を前記ガイド本体(34)の出口部分(28)から押すようにサイズ決め及び成形され、前記ドライバ(36)が、第1の端部から第2の端部に延伸してその間に細長い面を有し、前記第1の端部が前記ピストン(32)の近位にあり、前記第2の端部が前記ピストン(32)の遠位にあって、打ち込み行程中に前記締結具と接触し、前記ドライバ(36)が、前記ドライバ(36)の表面における第1の所定の位置で複数の突出部(46)を呈し、前記ドライバ(36)が、前記ドライバ(36)の前記表面における第2の所定の位置で複数の開口部(38)を有する、ドライバ(36)と、
    (d)戻り行程中に前記ドライバ(36)を待機位置に向けて移動させる可動リフタ(48)と、
    (e)前記戻り行程中に前記ドライバ(36)と機械的に連通する可動ラッチ(60)であって、前記ラッチ(60)が、前記複数の開口部(38)を所定の条件下で係合するように付勢されている、可動ラッチ(60)と、
    (f)システムコントローラ(50)であって、(i)処理回路(150)と、(ii)前記処理回路(150)によって実行可能な命令を含むメモリ回路(152)と、(iii)入出力インターフェース(I/O)回路(154)と、を含み、
    (g)前記ラッチ(60)に取り付けられた磁石(62)と、
    (h)前記ラッチ(60)の近位に取り付けられた磁気センサ(170)と、
    (i)前記I/O回路(154)が前記磁気センサ(170)と通信しており、その結果、前記磁気センサ(170)によって生成された出力信号が、前記処理回路(150)で受信されたときにラッチ位置信号として信号調整される、ことによって特徴づけられている、システムコントローラ(50)と、を備え、
    (j)前記システムコントローラ(50)が、前記打ち込み行程後に前記ラッチ(60)の位置を検出するように構成されており、
    (i)前記ラッチ(60)が第1の所定の位置に移動していた場合、前記磁気センサ(170)が前記磁石(62)を検出して、前記戻り行程の発生が許可され、
    (ii)前記ラッチ(60)が前記第1の所定の位置に移動していない場合、前記磁気センサ(170)は前記磁石(62)の検出に失敗して、前記戻り行程の発生が防止される、
    ドライバマシン(70)。
  2. (a)前記ラッチ(60)が前記打ち込み行程後に第1の所定の位置に移動していた場合、前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)内の前記複数の開口部(38)のうちの1つに移動している、
    又は、
    (b)(i)前記ラッチ(60)が前記打ち込み行程の終わりに前記ドライバ(36)内の前記複数の開口部(38)内に移動しようと試みた場合、但し、前記ドライバ(36)がその打ち込み行程を前記ガイド本体(34)のドライバトラックに沿った仕様外の位置で終了した場合、次いで
    (ii)前記ラッチ(60)が、前記ドライバ(36)内の前記複数の開口部(38)のうちの1つに実際に移動することができず、したがって、前記磁石(62)の位置がずれて、前記磁気センサ(170)が前記磁石(62)の検出を失敗する、
    又は、
    (c)(i)前記ラッチ(60)が枢動可能であって、前記ラッチの第1の部分が前記ガイド本体(34)に対して所定の位置に固定された枢動軸に取り付けられ、前記ラッチの第2の部分が前記枢動軸に対して自由に動くことができ、
    (ii)前記ドライバ(36)の前記戻り行程中に、前記ラッチの前記第2の部分が前記ドライバ(36)の表面に沿って摺動して、前記開口部が前記ラッチの前記第2の部分の位置によって移動するときに前記複数の開口部(38)内に係合し、
    (iii)前記ドライバ(36)の前記打ち込み行程中に、前記ラッチの前記第2の部分が、最初に、所定の時間間隔TBについてソレノイド(164)によって非係合配向に保持され、次いで、前記所定の時間間隔TBが終了すると、前記ラッチ(60)が前記非係合配向から解放されて、前記ドライバ(36)が通常の打ち込み行程をうまく完了できなかった場合に、前記ラッチの前記第2の部分が前記ドライバ(36)の前記複数の開口部(38)のうちの1つと係合して、前記ドライバ(36)が前記ガイド本体(34)のドライバトラックに沿ってより遠位に移動することを防止することができ、又は、
    (d)(i)前記ラッチ(60)が、前記ドライバ(36)の動きに対してほぼ直角に取り付けられたばね仕掛けプランジャを含み、
    (ii)前記ドライバ(36)の前記戻り行程中に、前記ラッチ(60)が最初に、第1の所定の時間間隔TBについてソレノイド(164)によって非係合配向に保持され、次いで、前記第1の所定の時間間隔TBが終了すると、前記ラッチ(60)が前記非係合配向から解放されて、前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)内の前記複数の開口部(38)のうちの1つに係合して、前記ドライバ(36)を待機位置に保持することを、前記打ち込み行程前に支援し得て、
    (iii)前記ドライバ(36)の前記打ち込み行程中に、前記ラッチ(60)が、最初に前記ソレノイド(164)によって所定の時間間隔TCについて非係合配向に保持され、次いで、前記所定の時間間隔TCが終了した後、前記ラッチ(60)が前記非係合配向から解放されて、前記ドライバ(36)が通常の打ち込み行程をうまく完了しなかった場合に、前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)の前記複数の開口部(38)のうちの1つに係合して、前記ドライバ(36)が前記ガイド本体(34)内のドライバトラックに沿ってより遠位に移動することを防止することができる、
    又は、
    (e)前記磁気センサ(170)がホールセンサを備える、請求項1に記載のドライバマシン(70)。
  3. (a)前記リフタ(48)が、前記ドライバ(36)の前記複数の突出部(46)と係合するようにサイズ決め及び成形された複数の延伸部(42)を含み、
    (b)前記ラッチ(60)が前記打ち込み行程後に第1の所定の位置に移動した場合、前記リフタ(48)が回転して、前記複数の延伸部(42)のうちの少なくとも1つが前記複数の突出部(46)のうちの少なくとも1つと機械的に係合することによって、前記ドライバ(36)に前記戻り行程を強制的に行わせる、請求項1に記載のドライバマシン(70)。
  4. (a)前記リフタ(48)が、通電されたときに回転方向に回転するモータ(40)によって推進され、
    (b)前記打ち込み行程を開始するために、前記リフタ(48)が小さい距離だけ回転させられて、それによって前記ドライバ(36)を前記リフタ(48)との接触から解放して、前記ドライバ(36)が前記打ち込み行程を迅速に移動することを可能にし、
    (c)前記打ち込み行程中に、前記モータ(40)がその時点でオフにされていても、前記リフタ(48)がその回転方向に惰力で進み続けており、
    (d)所定の時間間隔TAの後、前記システムコントローラ(50)が、前記磁気センサ(170)が前記磁石(62)を検出しているかどうかを判定し、それによって、前記ラッチ(60)が前記打ち込み行程の終わりに前記第1の所定の位置に移動したかどうかを判定し、
    (e)通常の条件下では、前記磁石(62)が検出され、前記リフタ(48)が前記ドライバ(36)の前記複数の突出部(46)と係合するように、前記リフタ(48)が回転を継続することを可能にするように前記モータ(40)が再通電されて、前記ドライバ(36)が前記戻り行程を行うことを強制させ、
    (f)異常な条件下では、前記磁石(62)は検出されず、前記モータ(40)は前記リフタ(48)が更に回転することを迅速に止めて、前記リフタ(48)が前記ドライバ(36)の前記複数の突出部(46)に物理的に接触するのを防止し、ひいては前記ドライバマシン(70)への損傷を防止する、
    請求項3に記載のドライバマシン(70)。
  5. 前記ラッチ(60)の位置を制御するソレノイド(164)と、
    前記ラッチ(60)を前記ドライバ(36)に向けて付勢するばね(66)と、を更に備え、
    前記ソレノイド(164)が、2つの所定の条件下で動作可能であって、
    (i)第1の所定の条件下では、前記ソレノイド(164)が通電され、そのことで前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)の邪魔にならないように移動して、前記ドライバ(36)が妨げられることなく、前記待機位置から打ち込み位置に移動することが可能になり、
    (ii)第2の所定の条件下では、前記ソレノイド(164)が通電解除され、前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)を妨げ得る位置に向けて前記ばね(66)によって移動することを可能にして、その結果、前記ラッチ(60)が前記複数の開口部(38)のうちの1つと係合して、前記ドライバ(36)が前記打ち込み位置に向かって移動することを制する、
    請求項1に記載のドライバマシン(70)。
  6. 前記ソレノイド(164)が第3の所定の条件で動作可能であって、前記第3の所定の条件では、前記ソレノイド(164)が通電解除されて、前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)を妨げることを可能にするが、前記ドライバ(36)が仕様外位置で動きを停止したため、前記ラッチ(60)が前記複数の開口部(38)のうちの1つに係合していない、請求項5に記載のドライバマシン(70)。
  7. 締結具打ち込み工具(10)で使用するために構成された打ち込みマシン(70)のためのラッチシステムであって、前記システムは、
    (a)細長いドライバ(36)であって、前記ドライバ(36)が、第1の端部から第2の端部まで延伸してそれらの間に細長い面を有し、前記ドライバ(36)が、前記ドライバ(36)の表面における第1の所定の位置に複数の突出部(46)を呈し、前記ドライバ(36)が、前記ドライバ(36)の前記表面における第2の所定の位置に複数の開口部(38)を有する、ドライバ(36)と、
    (b)戻り行程中に前記ドライバ(36)を待機位置に向けて移動させる可動リフタ(48)と、
    (c)前記戻り行程中に前記ドライバ(36)と機械的に連通する可動ラッチ(60)であって、前記ラッチ(60)が、所定の条件下で前記複数の開口部(38)に係合するように付勢される、ラッチ(60)と、
    (d)システムコントローラ(50)であって、(i)処理回路(150)と、(ii)前記処理回路(150)によって実行可能な命令を含むメモリ回路(152)と、(iii)入出力インターフェース(I/O)回路(154)と、を含み、
    (e)前記ラッチ(60)が、前記ラッチ(60)の少なくとも一部分上の所定の位置に検出ゾーンを含み、
    (f)前記ラッチ(60)の前記検出ゾーンを感知することができるラッチ位置センサ(170)、及び
    (g)前記I/O回路(154)が前記ラッチ位置センサ(170)と通信しており、その結果、前記ラッチ位置センサ(170)によって生成された出力信号が、前記処理回路(150)で受信されたときにラッチ位置信号として信号調整される、ことによって特徴づけられている、システムコントローラ(50)と、を備え、
    (h)前記システムコントローラ(50)が、打ち込み行程後に前記ラッチ(60)の位置を判定するように構成されており、
    (i)前記ラッチ(60)が第1の所定の位置に移動していた場合、前記ラッチ位置センサ(170)が前記検出ゾーンを検出して、前記戻り行程の発生が許可され、
    (ii)前記ラッチ(60)が前記第1の所定の位置に移動していない場合、前記ラッチ位置センサ(170)が前記検出ゾーンの検出に失敗して、前記戻り行程の発生が防止される、
    ラッチシステム。
  8. (a)前記ラッチ(60)が前記第1の所定の位置に移動していた場合、前記ラッチの少なくとも一部分が前記ドライバ(36)の前記複数の開口部(38)のうちの1つに移動しており、したがって、
    (b)前記ドライバ(36)は、前記打ち込み行程後に、前記戻り行程の発生を可能にすることが許容可能な位置に移動される、請求項7に記載のラッチシステム。
  9. 前記ラッチ位置センサ(170)が、
    (a)磁気センサと、
    (b)光学センサと、
    (c)金属検出近接センサと、
    (d)リミットスイッチと、
    のうちの1つを含む、請求項7に記載のラッチシステム。
  10. 前記磁気センサ(170)がホールセンサであり、前記ラッチ(60)に前記検出ゾーンで磁石(62)が取り付けられている、請求項9に記載のラッチシステム。
  11. 前記ラッチ(60)が枢動可能である、請求項7に記載のラッチシステム。
  12. 前記ラッチ(60)が、ばね(66)によって前記複数の開口部に向けて付勢されている、請求項11に記載のラッチシステム。
  13. ソレノイド(164)であって、前記ソレノイド(164)が前記ラッチ(60)と機械的に連通しており、前記ソレノイド(164)が3つの所定の条件で動作可能である、ソレノイド(164)を更に備え、
    (i)第1の所定の条件下では、前記ソレノイド(164)が通電されて、前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)から離れるように移動することで、前記ドライバ(36)が妨げられずに前記待機位置から打ち込み位置に移動することが可能とされ、
    (ii)第2の所定の条件下では、前記ソレノイド(164)が通電解除されて、前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)を妨害することを可能にして、前記ラッチ(60)が前記複数の開口部(38)のうちの1つと係合して前記戻り行程中に前記ドライバ(60)を保持するようにし、
    (iii)前記ソレノイド(164)が通電解除されて前記ラッチ(60)が前記ドライバ(36)を妨げることを可能とする第3の所定の条件下で、前記ラッチ(60)が前記複数の開口部(38)のうちの1つに係合していない、
    請求項7に記載のラッチシステム。
  14. 前記第3の所定の条件が前記打ち込み行程後に発生した場合、エラー状態が有効になり、前記システムコントローラ(50)が前記戻り行程の作動を防止する、請求項13に記載のラッチシステム。
  15. 締結具打ち込み工具(10)で使用するために構成された打ち込みマシン(70)を動作させるための方法であって、前記方法は、
    (a)細長いドライバ(36)であって、前記ドライバ(36)が、第1の端部から第2の端部まで延伸してそれらの間に細長い面を有し、前記ドライバ(36)が、前記ドライバ(36)の表面における第1の所定の位置に複数の突出部(46)を呈し、前記ドライバ(36)が、前記ドライバ(36)の前記表面における第2の所定の位置に複数の開口部(38)を有する、ドライバ(36)を用意することと、
    (b)戻り行程中に前記ドライバ(36)を待機位置に向けて移動させる可動リフタ(48)を用意することと、
    (c)前記戻り行程中に前記ドライバ(36)と機械的に連通する可動ラッチ(60)であって、前記ラッチ(60)が、第1の所定の条件下で前記複数の開口部(38)に係合するように付勢されている、可動ラッチ(60)を用意することと、
    (d)(i)処理回路(150)と、(ii)前記処理回路(150)によって実行可能な命令を含むメモリ回路(152)と、(iii)入出力インターフェース(I/O)回路(154)と、を含む、システムコントローラ(50)であって、
    (e)前記ラッチ(60)が、前記ラッチの少なくとも一部上の所定の位置に検出ゾーンを含み、
    (f)前記ラッチの前記検出ゾーンを感知することができるラッチ位置センサ(170)を用意し、
    (g)前記I/O回路(154)が前記ラッチ位置センサ(170)と通信して、前記ラッチ位置センサ(170)によって生成された出力信号が、前記処理回路(150)で受信されたときにラッチ位置信号として信号調整され、
    (h)打ち込み行程後に前記ラッチ(60)の位置を検査し、
    (i)前記ラッチ位置センサ(170)を使用して前記検出ゾーンを検出して、前記ラッチ(60)が第1の所定の位置に移動したかどうかを判定し、
    (i)前記ラッチ(60)が前記第1の所定の位置に移動した場合、前記戻り行程の発生を許可し、
    (ii)前記ラッチ(60)が前記第1の所定の位置に移動していない場合、前記戻り行程の発生を防止する、ことにより特徴づけられる、システムコントローラ(50)を用意することと、
    を含む、方法。
  16. (a)(i)前記ラッチ(60)が前記第1の所定の位置に移動していた場合、前記ラッチの少なくとも一部分が前記ドライバ(36)の前記複数の開口部(38)のうちの1つに移動しており、したがって、
    (ii)前記ドライバ(36)は、前記打ち込み行程後に、前記戻り行程の発生を可能にするために許容可能な位置に移動される、又は
    (b)前記ラッチ位置センサ(170)が磁気センサを備え、前記ラッチ(60)に前記検出ゾーンで磁石(62)が取り付けられている、
    請求項15に記載の方法。
  17. (a)前記ラッチ(60)を、ばね(66)を使用して前記複数の開口部に向けて付勢すること、又は
    (b)第2の所定の条件下で、前記ラッチ(60)を前記複数の開口部(38)から離れるように移動させるためのソレノイド(164)を用意して、打ち込み行程の発生を可能にすること、
    を更に含む、請求項15に記載の方法。
JP2022564750A 2020-05-07 2021-04-29 ラッチ位置センサを備えた電動打ち込み工具 Active JP7454070B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202063021156P 2020-05-07 2020-05-07
US63/021,156 2020-05-07
PCT/US2021/029816 WO2021225855A1 (en) 2020-05-07 2021-04-29 Power driving tool with latch position sensor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023523609A JP2023523609A (ja) 2023-06-06
JP7454070B2 true JP7454070B2 (ja) 2024-03-21

Family

ID=78412069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022564750A Active JP7454070B2 (ja) 2020-05-07 2021-04-29 ラッチ位置センサを備えた電動打ち込み工具

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11904446B2 (ja)
EP (1) EP4146437A1 (ja)
JP (1) JP7454070B2 (ja)
AU (1) AU2021267838B2 (ja)
CA (1) CA3174815A1 (ja)
WO (1) WO2021225855A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN208289826U (zh) * 2015-02-06 2018-12-28 米沃奇电动工具公司 以气弹簧为动力的紧固件驱动器
US20240009820A1 (en) * 2022-07-08 2024-01-11 Milwaukee Electric Tool Corporation Power tool sensing a multi-pole magnet junction

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110198381A1 (en) 2007-10-05 2011-08-18 Senco Brands, Inc. Gas spring fastener driving tool with improved lifter and latch mechanisms
US20180126528A1 (en) 2016-11-09 2018-05-10 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Jam release and lifter mechanism for gas spring fastener driver

Family Cites Families (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US860536A (en) 1906-11-24 1907-07-16 Robert W Ellingham Roller-pinion.
US1774967A (en) 1929-08-03 1930-09-02 James T Ellis Piston for slush pumps
US2575455A (en) 1945-12-12 1951-11-20 Bocjl Corp Impact tool
US2814041A (en) 1955-03-14 1957-11-26 Emmett L Haley Power devices
US2933290A (en) 1958-07-03 1960-04-19 Jr Harold E Ryder Rack shaft locking means
US3589588A (en) 1969-07-14 1971-06-29 George O Vasku Impact tool
JPS519199B2 (ja) 1972-04-03 1976-03-24
US3847322A (en) 1973-09-10 1974-11-12 H Smith Power driven hammer
US3924692A (en) 1974-02-06 1975-12-09 Illinois Tool Works Fastener driving tool
US3913685A (en) 1974-02-06 1975-10-21 Illinois Tool Works Fastener driving tool
GB1559571A (en) 1976-09-24 1980-01-23 Avon Ind Polymers Piston means for piston cylinder arrangements
US4215808A (en) 1978-12-22 1980-08-05 Sollberger Roger W Portable electric fastener driving apparatus
US4530455A (en) 1983-08-11 1985-07-23 Senco Products, Inc. Piston and driver
US4741518A (en) 1986-08-26 1988-05-03 Wallis Bernard J Self contained gas spring interchangeable with coil spring
DE8711784U1 (ja) 1987-08-31 1987-11-05 Demba Metallwarenfabrik Gmbh, 2072 Bargteheide, De
AU637367B2 (en) 1990-04-24 1993-05-27 Regitar Power Tools Co Ltd A transmission mechanism for an electric stapling gun
US5199627A (en) 1991-03-29 1993-04-06 Christensen Jeffrey M Self powered magazine hammer
JP2568736Y2 (ja) 1993-12-06 1998-04-15 マックス株式会社 可搬形電動ステープル打機
JP3676879B2 (ja) 1995-07-25 2005-07-27 株式会社マキタ 締結具打込み工具
US6705503B1 (en) 2001-08-20 2004-03-16 Tricord Solutions, Inc. Electrical motor driven nail gun
DE10222338A1 (de) 2002-05-21 2003-12-04 Hilti Ag Brennkraftbetriebenes Setzgerät
WO2004011201A1 (fr) 2002-07-25 2004-02-05 Yih Kai Enterprise Co.,Ltd. Outil de clouage a main
US6533156B1 (en) 2002-09-09 2003-03-18 We-Chou Chang Pneumatic nail gun
DE10325920B4 (de) 2003-06-07 2005-09-01 Hilti Ag Über expandierbare Gase antreibbares Setzgerät
DE602005006462D1 (de) 2004-04-02 2008-06-19 Black & Decker Inc Befestigungswerkzeug mit Moduswahlschalter
US7040521B2 (en) 2004-09-01 2006-05-09 Illinois Tool Works Inc. Gas driven actuation feed tube for combustion powered fastener-driving tool
US6971567B1 (en) 2004-10-29 2005-12-06 Black & Decker Inc. Electronic control of a cordless fastening tool
US20060180631A1 (en) 2005-02-16 2006-08-17 Chris Pedicini Electric motor driven energy storage device for impacting
US7225962B2 (en) 2005-02-18 2007-06-05 Illinois Tool Works Inc. Nail advancement systems for nail arrays disposed within nailing tool magazines
US7494037B2 (en) 2005-05-12 2009-02-24 Stanley Fastening Systems, L.P. Fastener driving device
US8505798B2 (en) * 2005-05-12 2013-08-13 Stanley Fastening Systems, L.P. Fastener driving device
DE102005000107B4 (de) 2005-08-25 2014-03-13 Hilti Aktiengesellschaft Pneumatisch betriebenes Setzgerät
US7225961B1 (en) 2006-05-11 2007-06-05 Samson Power Tool Co., Ltd. Air path arrangement for pneumatic nail gun
EP2077931A4 (en) 2006-05-31 2012-12-12 Stanley Fastening Sys Lp MEANS FOR DRIVING FASTENING ELEMENTS
JP2008068356A (ja) 2006-09-14 2008-03-27 Hitachi Koki Co Ltd 電動式打込機
US8875969B2 (en) 2007-02-09 2014-11-04 Tricord Solutions, Inc. Fastener driving apparatus
US8011547B2 (en) 2007-10-05 2011-09-06 Senco Brands, Inc. Fastener driving tool using a gas spring
US20140263535A1 (en) 2013-03-12 2014-09-18 Techtronic Power Tools Technology Limited Direct current fastening device and related control methods
US9662777B2 (en) * 2013-08-22 2017-05-30 Techtronic Power Tools Technology Limited Pneumatic fastener driver
JP6311930B2 (ja) 2014-09-30 2018-04-18 日立工機株式会社 打込機
CN208289826U (zh) * 2015-02-06 2018-12-28 米沃奇电动工具公司 以气弹簧为动力的紧固件驱动器
JP6481751B2 (ja) 2015-02-26 2019-03-13 工機ホールディングス株式会社 打込機
JP6485544B2 (ja) 2015-06-10 2019-03-20 工機ホールディングス株式会社 打込機
CN105818099B (zh) * 2016-05-26 2017-11-17 杭州科龙电器工具股份有限公司 使用气弹簧的电动钉枪
WO2018119074A1 (en) * 2016-12-22 2018-06-28 Senco Brands, Inc. Fastener driving tool with driver position sensors
US20200114500A1 (en) * 2018-06-11 2020-04-16 Milwaukee Electric Tool Corporation Gas spring-powered fastener driver
WO2020112867A1 (en) * 2018-11-27 2020-06-04 Milwaukee Electric Tool Corporation Lifter assembly for a powered fastener driver
US11034006B2 (en) * 2019-01-25 2021-06-15 Robert Bosch Tool Corporation Pneumatic linear fastener driving tool
CN115135456A (zh) * 2020-03-05 2022-09-30 工机控股株式会社 打入机
TWI826668B (zh) * 2020-03-17 2023-12-21 鑽全實業股份有限公司 電動釘槍

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110198381A1 (en) 2007-10-05 2011-08-18 Senco Brands, Inc. Gas spring fastener driving tool with improved lifter and latch mechanisms
US20180126528A1 (en) 2016-11-09 2018-05-10 Tti (Macao Commercial Offshore) Limited Jam release and lifter mechanism for gas spring fastener driver

Also Published As

Publication number Publication date
US11904446B2 (en) 2024-02-20
EP4146437A1 (en) 2023-03-15
AU2021267838B2 (en) 2024-03-21
US20210347023A1 (en) 2021-11-11
AU2021267838A1 (en) 2022-10-27
CA3174815A1 (en) 2021-11-11
JP2023523609A (ja) 2023-06-06
WO2021225855A1 (en) 2021-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11731254B2 (en) Fastener driving tool with driver position sensors
JP7454070B2 (ja) ラッチ位置センサを備えた電動打ち込み工具
EP3321036B1 (en) Jam release and lifter mechanism for gas spring fastener driver
US11890734B2 (en) Lift mechanism for framing nailer
JP6284417B2 (ja) 打ち込み工具
EP1319476A2 (en) Lockout mechanism for fastener driving tool
WO2005066576A1 (ja) エアガンおよびその発射動作停止制御方法
JP2017087368A (ja) ガス式打ち込み工具
JP2006198722A (ja) 空打ち防止機能を有する固着具打込機
CN117140438A (zh) 动力式紧固件驱动器
JP2014230342A (ja) 車両用外部充電器接続構造の故障検出装置およびこれを用いた車両用充電装置
JP2006149979A (ja) 遊技機用電動式解錠装置
JP2004001062A (ja) 部品供給装置
WO2006008800A1 (ja) エアガン及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221025

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7454070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150