JP7452566B2 - ケース及び鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

本発明は、ケース及び鍵盤楽器に関する。
従来から、素材の異なる部材を組み合わせたケースが開示されている。例えば、特許文献1には、アルミ材料の押出成形品である前パネルと、鉄系材料からなる板金部材である後パネルとに亘って補強部材を取り付けて、上ケースを一体的に設けたケースを備える鍵盤楽器が開示されている。前パネルと後パネルは、夫々折り曲げられた縁部が互いに対向して接合面とされ、該接合面同士が面接合することで、前パネルと後パネルのパネル面が連続して設けられている。
特開2011-27919号公報
鍵盤楽器等のケースは、素材の異なる部材を組み合わせて構成することで、意匠性を高めたり、軽量化したりすることができる。一方で、異なる素材同士においては、線膨張係数も異なり、よって外気温の変化により、素材の異なる部材同士の接合面に隙間が生じたり、接合面同士が強く圧迫されて部材に歪や割れが生じたりすることがある。すると、ケースの外観が損なわれることがある。
本発明は、素材の異なる部材を組み合わせても、外気温の変化により外観が損なわれることを低減したケース及びこのケースを備えた鍵盤楽器を提供することを目的とする。
本発明に係るケースは、第1素材を材料とし、一方の方向に長い下側ケースと、前記下側ケースに固定され、前記第1素材の線膨張係数より小さい第2素材を材料とし、前記一方の方向に分割して配置される複数の補強部材と、前記一方の方向に長く形成されて、前記複数の補強部材に跨り固定される前側ケースと、前記前側ケースに隣接して配置され、前記補強部材の一端に固定される側面ケースと、を備える。
本発明に係る鍵盤楽器は、上述のケースを備える。
本発明によれば、素材の異なる部材を組み合わせても、外気温の変化により外観が損なわれることを低減したケース及びこのケースを備えた鍵盤楽器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る鍵盤楽器を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るケースの側面ケース、下側ケース、前側ケース及び補強部材を組み合わせた状態を後側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るケースの第1補強部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るケースの図3のP1方向から見た部分拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るケースの第2補強部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るケースの図2のVI-VI断面図である。 本発明の実施形態に係るケースの図2のVII-VII断面図である。 本発明の実施形態に係るケースの図6のVIII-VIII断面図である。 本発明の実施形態に係るケースの図7のIX-IX断面図である。 本発明の実施形態に係るケースの左側面ケースを省略した左側部分の斜視図である。 本発明の実施形態に係るケースの右側面ケースを省略した右側部分の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1に示す鍵盤楽器10は、複数の鍵としての複数の白鍵3と複数の黒鍵4を備えるフルサイズ(88鍵)の鍵盤5と、ケース200とを備える。なお、以下の説明においては、鍵盤5の鍵の前後方向FBにおける前を前側F、鍵の前後方向FBの後を後側Bとし、鍵盤5に向かって左を左側L、右を右側Rとする。鍵盤5の鍵の配列方向は、左右方向LRである。また、鍵盤楽器10の上下方向ULにおいて上を上側Up、下を下側Loとする。なお、本実施形態においては、電子鍵盤楽器としての鍵盤楽器10としたが、他の形式の鍵盤楽器10であってもよい。また、ケース200は、鍵盤楽器10に限定されることは無く、他の装置におけるケース200としてもよい。
図1に示すように、ケース200は、上側ケース210と、下側ケース220と、側面ケースとしての左側面ケース230及び右側面ケース240と、前側ケース250とを有する。上側ケース210、下側ケース220及び前側ケース250は、一方の方向である左右方向LRに長く設けられている。上側ケース210は、上面パネル211と、背面パネル(不図示)とを有する。前後方向FBに長い略長矩形状の左側面ケース230及び右側面ケース240は、夫々、上側ケース210及び前側ケース250の左右の端部に隣接して配置される。下側ケース220は、上側ケース210及び側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)の下側Loに設けられている。
上側ケース210の前側Fであって、左側面ケース230と右側面ケース240との間は、鍵盤5が配置される鍵盤配置部6が設けられている。鍵盤5の前側Fにおける左側面ケース230と右側面ケース240との間には、左右方向に長い略板状の前側ケース250が設けられている。
上側ケース210の上面パネル211には、ボリュームを調整する回転式のノブ12が設けられている。左側面ケース230には、上面にピッチベンダーや押しボタン等を備えた操作部14が設けられている。また、左側面ケース230の前面には、イヤホンジャック18が設けられている。
下側ケース220と前側ケース250及び前側ケース250と側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)の接続構造について、以下詳細に説明する。下側ケース220、側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)及び前側ケース250が補強部材300により接続され組み立てられた状態を後側Bから見た図2に示す。前側ケース250の後側Bには、補強部材300が設けられている。補強部材300は、複数に分割され、前側ケース250は補強部材300に跨り固定されている。本実施形態においては、左側Lに第1補強部材310が設けられ、右側Rに第2補強部材320が設けられて、2分割して設けられている。すなわち、本実施形態においては、第1補強部材310、第2補強部材320は、複数の補強部材300のうち左右方向の端部に配置される補強部材300である。また、第1補強部材310は、第2補強部材320より長く設けられ、補強部材300は非対称に分割されている。
下側ケース220は、第1素材である樹脂材料の射出成形により形成されている。補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)は、第2素材である鋼板による板金加工により形成されている。第2素材の線膨張係数は、第1素材の線膨張係数よりも小さい。また、前側ケース250は、木質部材からなる。
図3に示すように、第1補強部材310は、左右方向LRに長い、略L字状に設けられている。第1補強部材310には、前側ケース250の上下方向UL(幅方向)と略同等の幅で設けられる前板311と、前板311の下端縁から後側Bに折り曲げられて、前板311よりも幅が十分に狭い下板312とを有する。前板311の右端には、板面を左右方向とした舌片状に前側Fに折り曲げてなる係合片311a(第1突起部)が設けられている。下板312の右端は、前板311の右端よりも突出している。
図4に示すように、前板311の左側L端部近傍には、2箇所の舌片状の係合片311b,311cが設けられている。2箇所の舌片状の係合片311b,311cのうち内側(右側R)の係合片311b(第2突起部)は、板面を上下方向ULとして前側Fに折り曲げて設けられている。係合片311bは、P2の囲み図に示すように、突端側が幅狭となるように外側(左側Lの左側面ケース230側)を傾斜させた傾斜部311b1を備えた略矩形形状とされている。2箇所の舌片状の係合片311b,311cのうち外側(左側L)の係合片311c(第1突起部)は、板面を左右方向LRとして前側Fに折り曲げて設けられている。係合片311cは、略矩形形状とされている。
前板311の左端部分には、上下に並んだ2個の突起311d(当接突起)が設けられている(図10も参照)。2個の突起311dの間には、前板311の左側Lの端部から右側Rに延在する凹状溝部311eが設けられ、前板311の左端部分が補強されている。凹状溝部311eは、前側Fが凹状とされている。また、前板311の左側Lの端部上方(突起311dの上側Up)には、板面を前後方向FBに向けて突出する突起片311fが設けられている。
前板311の左側Lの端部には、後側Bに折り曲げられて形成される固定部313が設けられている。固定部313には、板面を左右方向に向けて配置される縦板313aと、縦板313aの上端から右側Rに折り曲げられて板面を上下方向ULに向けて配置される上横板313bと、縦板313aの下端から左側Lに折り曲げられて板面を上下方向ULに向けて配置される下横板313cと、が設けられている。縦板313aには、前板311の凹状溝部311eと連設する凹状溝部313eが設けられている。縦板313aの後側Bには、略直角に右側Rに折り曲げられる曲げ部313fが設けられている。下横板313cには、略直角に上側Upに折り曲げられる突起片313dが設けられている(図3も参照)。なお、突起片311f,313dは、先端部が折り曲げられる先端処理がされている。
前板311には、前側ケース250に固定するためのねじ部材81(図2参照)が挿通される複数(本実施形態においては12個)のねじ孔31-1~31-12が設けられている。下板312には、下側ケース220に固定するためのねじ部材82が挿通される複数(本実施形態においては10個)のねじ孔32-1~32-10が設けられている。下板312におけるねじ孔32-1~32-10及び後述の孔部40-1~40-4に対応する下板312の後側Bの縁部は、後側Bに若干突出している。
前板311の左側Lの端部には、凹状溝部311eを挟んで上下に配置される2個のねじ孔31-1,31-2が設けられている。一方、前板311の右側Rの端部には、上下に配置される2個のねじ孔31-11,31-12が設けられている。左右両端部のねじ孔31-1,31-2,31-11,31-12の間のねじ孔31-3~31-10は、前板311の長手方向に沿って略等間隔であって、上下に互い違いに配置されている。前板311に設けられる複数のねじ孔31-1~31-12のうち、左側Lの端部のねじ孔31-1,31-2は、丸孔とされている。他のねじ孔31-3~31-12は、左右方向LRに長い長孔とされている。ねじ孔31-3~31-12における長孔の形状は、全て同じである。
下板312に設けられるねじ孔32-1~32-10は、全て左右方向LRに長い長孔とされている。前側ケース250及び下側ケース220の左右方向LRの略中央部に位置するねじ孔32-6の長孔の長さは、他のねじ孔32-1~32-5,32-7~32-10の長孔の長さよりも短く設けられている。
また、下板312に設けられる4つの孔部40-1~40-4は、下側ケース220から立設するピン221が挿通される(図2の囲み図Q1参照)。前側ケース250及び下側ケース220の左右方向LRの略中央部に位置する孔部40-3は丸孔であるが、それ以外の孔部40-1,40-2,40-4は、長孔とされている。孔部40-1~40-4とピン221との係合は、第1補強部材310の前後方向FBの移動を規制して位置決めし、左右方向LRにおいては移動可能とされている。
固定部313の上横板313bには、前後方向FBに3個並んだねじ孔33-1~33-3が設けられている。前後のねじ孔33-1,33-3は、左右方向LRに長い長孔とされている。前後のねじ孔33-1,33-3の間のねじ孔33-2は、丸孔とされている。固定部313の下横板313cには、丸孔とされるねじ孔33-4が設けられている。
図5に示すように、第2補強部材320は、左右方向LRに長い略L字状に設けられている。第2補強部材320は、第1補強部材310よりも左右方向LRの長さが十分に短く設けられている。第2補強部材320には、前側ケース250の上下方向UL(幅方向)と略同等の幅で設けられる前板321と、前板321の下端縁から後側Bに折り曲げられて、前板321よりも幅が十分に狭い下板322とを有する。前板311の左端には、板面を左右方向LRとした舌片状に前側Fに折り曲げてなる係合片321a(第1突起部)が設けられている。
前板321の中央よりも左側Lには舌片状の係合片321bが設けられ、前板321の中央よりも右側Rには舌片状の係合片321cが設けられている。係合片321b(第2突起部)は、板面を上下方向ULとして前側Fに折り曲げて設けられている。係合片321bは、P3の囲み図に示すように、板面を上下方向ULとして、突端側が幅狭となるように外側(右側Rの右側面ケース240側)を傾斜させた傾斜部321b1を備える略矩形形状とされている。係合片321c(第1突起部)は、板面を左右方向LRとして前側Fに折り曲げて設けられている。係合片321cは、略矩形形状とされている。
前板321の右端部分には、上下に並んだ2個の突起321d(当接突起)が設けられている(図11も参照)。2個の突起321dの間には、左右方向LRに延在する凹状溝部321eが設けられ、補強されている。凹状溝部321eは、前側Fが凹状とされている。また、前板321の右側Rの端部上方(突起321dの上側Up)には、板面を前後方向FBに向けて突出する突起片321fが設けられている。
前板321の右側Rの端部には、後側Bに折り曲げられて形成される固定部323が設けられている。固定部323には、板面を左右方向に向けて配置される縦板323aと、縦板323aの上端から左側Lに折り曲げられて板面を上下方向ULに向けて配置される上横板323bと、縦板313aの下端から右側Rに折り曲げられて板面を上下方向ULに向けて配置される下横板323cと、が設けられている。縦板323aには、前板321の凹状溝部321eと連接して前後方向FBに設けられる凹状溝部323eが設けられている。また、縦板323aの後側Bには、左側Lに折り曲げられる曲げ部323fが設けられている。下横板323cには、上側Upに折り曲げられて板面を左右方向LRに向けて配置される突起片323dが設けられている。なお、突起片321f,323dは、先端部が折り曲げられる先端処理がされている。
前板321には、前側ケース250に固定するためのねじ部材81が挿通される複数(本実施形態においては4個)のねじ孔34-1~34-4が設けられている。下板322には、下側ケース220に固定するためのねじ部材82が挿通される複数(本実施形態においては2個)のねじ孔35-1~35-2が設けられている。下板322におけるねじ孔35-1,35-2及び後述の孔部41-1に対応する下板322の後側Bの縁部は、後側Bに若干突出している。
前板321の右側Rの端部には、凹状溝部321eを挟んで上下に2個のねじ孔34-1,34-2が設けられている。一方、前板321の左側Lの端部には、上下に2個のねじ孔34-3,34-4が設けられている。前板321に設けられる複数のねじ孔34-1~34-4のうち、右側Rのねじ孔34-1,34-2は丸孔とされ、左側Lのねじ孔34-3,34-4は左右方向LRに長い長孔とされている。
下板322に設けられるねじ孔35-1,35-2は、左右方向LRに長い長孔とされている。なお、左右方向LRにおけるねじ孔35-1,35-2間に設けられる左右方向LRに長い長孔とされる孔部41-1は、下側ケース220から立設するピン221が挿通される。孔部41-1とピン221との係合は、第2補強部材320の前後方向FBの移動を規制して位置決めし、左右方向LRにおいては移動可能とされている。
固定部323の上横板323bには、前後方向FBに3個並んだねじ孔36-1~36-3が設けられている。前後のねじ孔36-1,36-3は、左右方向LRに長い長孔とされている。前後のねじ孔36-1,36-3の間のねじ孔36-2は、丸孔とされている。固定部323の下横板323cには、丸孔とされるねじ孔36-4が設けられている。
補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)と前側ケース250、下側ケース220との取付関係を説明する。前側ケース250は、図6、図7に示すように、断面視において上端が後側Bに突出して、その下側において補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)の前板311,321が面接合するように取り付けられている。また、前側ケース250の下端は段状に設けられている。
図2(特に、囲み図Q1,Q3,Q4)に示すように、第1補強部材310の前板311のねじ孔31-1~31-12及び第2補強部材320の前板321のねじ孔34-1~34-4には、木ねじとされるねじ部材81が挿通されて前側ケース250に締め付けられている。また、第1補強部材310の下板312のねじ孔32-1~32-10及び第2補強部材320の下板322のねじ孔35-1,35-2には、ビスであるねじ部材82が下側ケース220に対応して設けられる雌ねじ部に螺合して取り付けられている。
図2のQ1部囲み図に示すように、前側ケース250には、第1補強部材310の係合片311cに対応して左右方向LRに長い凹状の被係合凹部251(第1凹部)が設けられている。被係合凹部251は、幅方向(上下方向UL)を係合片311cの幅より若干大きい程度とされている。従って、係合片311cと被係合凹部251の係合は、左右方向LRの係合片311cの移動は許容し、上下方向ULの係合片311cの移動は規制される。よって、前側ケース250は、第1補強部材310に対する上下方向ULの位置決めがされ、係合片311cの左右方向LRの移動は許容されている。
図2のQ2部囲み図に示すように、前側ケース250には、第1補強部材310の係合片311bに対応して略矩形凹状の被係合凹部252(第2凹部)が設けられている。また、図10に示すように、前側ケース250の左端の平坦面は、前板311の突起311d及び突起片311fに当接する。前側ケース250は、突起311dにより、第1補強部材310に対して左右方向LRを位置決めされる。前側ケース250を第1補強部材310に取り付ける際に、前側ケース250の左端を突起311dに当接させて、被係合凹部252を係合片311bに押し込めば、係合片311bの傾斜部311b1が、傾斜部311b1と対向する被係合凹部252の壁面に食い込む。このようにして、前側ケース250は、第1補強部材310に対して位置決めされると共に、第1補強部材310に対して容易に相対移動しないよう規制される。
図2のQ4部囲み図に示すように、前側ケース250には、第2補強部材320の係合片321cに対応して左右方向LRに長い凹状の被係合凹部253(第1凹部)が設けられている。被係合凹部253は、幅方向(上下方向UL)を係合片321cの幅より若干大きい程度とされている。係合片321cと被係合凹部253の係合は、係合片321cの左右方向LRの移動を許容し、上下方向ULの移動を規制する。従って、前側ケース250は、第2補強部材320に対する上下方向ULの位置決めがされている。
図2のQ3部囲み図に示すように、前側ケース250には、第2補強部材320の係合片321bに対応して略矩形凹状の被係合凹部254(第2凹部)が設けられている。また、図11に示すように、前側ケース250の右端の平坦面は、前板321の突起321d及び突起片321fに当接する。前側ケース250は、突起321dにより、第2補強部材320に対して左右方向LRを位置決めされる。前側ケース250を第1補強部材310に取り付ける際に、前側ケース250の右端を突起321dに当接させて、被係合凹部254を係合片321bに押し込めば、係合片321bの傾斜部321b1が、傾斜部321b1と対向する被係合凹部254の壁面に食い込む。このようにして、前側ケース250は、第2補強部材320に対して位置決めされると共に、第2補強部材320に対して容易に相対移動しないよう規制される。
また、図2のQ3部囲み図に示すように、第1補強部材310及び第2補強部材320の各係合片311a,321aは、共に、係合片311a,321aに対応して前側ケース250に設けられる、左右方向LRに長い凹状の被係合凹部255(第1凹部)に係合する。被係合凹部255の上下方向ULは、係合片311a,321aの上下方向UL(幅)より若干大きい程度である。これにより、前側ケース250は、第1補強部材310、第2補強部材320に対する上下方向ULの位置決めがされている。
第1補強部材310の右端と第2補強部材320の左端は、補強部材300としての分割位置とされ、第1補強部材310の右端と第2補強部材320の左端とは所定間隔の隙間を有している。なお、前板311,321間の隙間S1と、下板312,322間の隙間S2は、左右方向でオフセットして設けられている。
図6に示すように、第1補強部材310における固定部313の上横板313bは、前後のねじ孔33-1,33-3(図4参照)にねじ部材83が挿通されて、下側ケース220から立設するボス222に設けられる雌ねじ部に螺合して固定される。一方、図8に示すように、上横板313bにおいて前後のねじ孔33-1,33-3に挟まれるねじ孔33-2には、ねじ部材84が下側Loから挿通されて、左側面ケース230を構成する部材に螺合して固定される。また、下横板313cのねじ孔33-4には、下側ケース220を介してねじ部材85が下側Loから挿通されて、左側面ケース230を構成する部材に螺合して固定される。このようにして、左側面ケース230は、第1補強部材310の一端に固定される。なお、ねじ部材85が挿通される下側ケース220の孔部224は、左右方向LRに長い長孔とされている。また、下横板313cの突起片313dの内側(右側R)の面は、左側面ケース230において下側Loに突出する突起231と近接又は接触して、左側面ケース230に対する第1補強部材310の左右方向LRの位置決めがされる。
図7に示すように、第2補強部材320における固定部323の上横板323bは、前後のねじ孔36-1,36-3(図4参照)にねじ部材83が挿通されて、下側ケース220から立設するボス223に設けられる雌ねじ部に螺合して固定される。一方、図9に示すように、上横板323bにおいて前後のねじ孔36-1,36-3に挟まれるねじ孔36-2には、ねじ部材84が下側Loから挿通されて、右側面ケース240を構成する部材に螺合して固定される。また、下横板323cのねじ孔36-4には、ねじ部材85が下側Loから挿通されて、右側面ケース240を構成する部材に螺合して固定される。このようにして、右側面ケース240は、第2補強部材320の一端に固定される。なお、ねじ部材85が挿通される下側ケース220の孔部224は、左右方向LRに長い長孔とされている。また、下横板323cの突起片323dの内側(左側L)の面は、右側面ケース240において下側Loに突出する突起241と近接又は接触して、右側面ケース240に対する第2補強部材320の左右方向LRの位置決めがされる。
外気温が変化した場合の前側ケース250及び下側ケース220の伸縮に対応する補強部材300と前側ケース250、下側ケース220及び側面ケースとの関係を説明する。例えば外気温が上昇すると、樹脂材料からなる下側ケース220は伸長し、木質部材からなる前側ケース250は収縮する。外気温が下降すると、下側ケース220は収縮し、前側ケース250は伸長する。一方で、補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)は、板金部材であるので、通常の外気温の変化による伸縮は下側ケース220や前側ケース250よりも十分に小さい。
補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)の固定部313,323は、丸孔のねじ孔33-2,33-4,36-2,36-4を介して側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)と固定されている。従って、第1補強部材310及び第2補強部材320は、側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)と相対移動が規制されるように固定されている。
また、第1補強部材310において傾斜部311b1を有する係合片311bは、左側面ケース230に一番近い長孔のねじ孔31-3よりも左側面ケース230側に配置されている。更に、係合片311bより左側面ケース230側では、丸孔であるねじ孔331-1,31-2を介して第1補強部材310と前側ケース250が固定されている。従って、前側ケース250の左側端部近傍部分で第1補強部材310と前側ケース250は相対移動が規制されるように固定されている。すなわち、前側ケース250と左側面ケース230との間の隙間は、前側ケース250が伸縮しても変化しない。一方で、係合片311bよりも内側(右側R)の部分では、長孔であるねじ孔31-3~31-12を介して第1補強部材310と前側ケース250が固定されるので、後述するが、第1補強部材310と前側ケース250が相対移動可能に固定されている。
第2補強部材320においても同様に、傾斜部321b1を有する係合片321bは、右側面ケース240に一番近い長孔のねじ孔34-3,34-4よりも右側面ケース240側に配置されている。従って、右側面ケース240と前側ケース250との間の隙間は変化しない。すなわち、前側ケース250の右側端部近傍部分で第2補強部材320と前側ケース250は相対移動が規制されるように固定されて、係合片321bよりも内側(左側L)の部分で第2補強部材320と前側ケース250が相対移動可能に固定されている。
また一方で、補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)は、下側ケース220とは長孔とされるねじ孔32-1~32-10,35-1,35-2を介して下側ケース220に固定されている。固定部313,323においても、下側ケース220とは長孔のねじ孔33-1,33-3,36-1,36-3を介して固定されている。よって、補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)は、下側ケース220に対して、相対的に移動可能とされている。つまり、下側ケース220が外気温変化により伸縮すると、長孔であるねじ孔32-1~32-10,35-1,35-2,33-1,33-3,36-1,36-3に取り付けられるねじ部材82の頭部の下面と下板312,322、上横板313b,323b、下横板313c,323cの表面とが滑って、下側ケース220に対する補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)の移動が許容される。
同様に、補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)が前板311,321の長孔とされるねじ孔31-3~31-12,34-3,34-4を介して前側ケース250と固定されている箇所は、ねじ部材81の頭部の顎部分と前板311,321とで滑りが生じる。
従って、例えば外気温が上昇した場合には、前側ケース250の収縮に応じて左側面ケース230と第1補強部材310が右側Rに移動し、右側面ケース240と第2補強部材320が左側Lに移動する。すると、第1補強部材310と第2補強部材320が分割される部分の所定の隙間S1,S2が縮小する。またこのとき、下側ケース220は左右方向LRに伸長するが、第1補強部材310、第2補強部材320と下側ケース220は相対的に移動可能であるので、下側ケース220に無理な歪は生じない。外気温が下降した場合には、各部材はこれらと逆方向に伸縮し、移動する。
従って、前側ケース250の左右端と側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)との間の間隔は、外気温が変化しても常に一定となる。よって、演奏者から見える部分である前側ケース250と側面ケースとの隙間が変化せず、高い意匠性を確保することができる。
なお、下側ケース220と側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)は、図8、図9に示すように、これらを連結するねじ孔(例えば孔部224)が左右方向LRに長い長孔とされており、ケース200の下面に、下側ケース220と側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)との所定の隙間S3,S4が設けられるので、側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)の移動は下側ケース220によって制限されず、また、隙間S3,S4は下面に位置しているので、演奏者から見えてしまうこともない。
また、ケース200の左右方向LRにおける略中央部分は、伸縮の影響が少ないため、当該部分のねじ孔32-6(第1補強部材310の下板312に配置されている)は、他の部位よりも左右方向LRの長さが短くされている。また、同様に、孔部40-3は丸孔とされている。
また、補強部材300の分割位置(図2のQ3部)は、ケース200の左右方向LRの略中央部分を回避して右寄りとすることで、ケース200の左右方向LRの略中央部分の剛性が高められている。また、操作部14が配置される左側面ケース230は、操作部等が配置されていない右側面ケース240よりも重量が重くなるので、補強部材300の分割位置を右寄りとすることで、ケース200において、重い左側面ケース230側の剛性を高めることができる。
なお、図示しないが、下側ケース220と背面パネルとは、背面パネルが左右方向LRに適宜分割される等することにより、前側ケース250、側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)及び下側ケース220の挙動に影響することはない。
以上、本発明の実施形態では、ケース200は、材料を第1素材である樹脂材料とし、一方の方向である左右方向LRに長い下側ケース220と、下側ケース220に固定され、第1素材(樹脂材料)の線膨張係数より小さい材料としての第2素材である鋼板(板金材料)を用いて左右方向LRに分割して配置される複数の補強部材300(第1補強部材310、第2補強部材320)と、一方の方向に長く形成されて、複数の補強部材300に跨り固定される前側ケース250と、前側ケース250に隣接して配置され、補強部材300の一端に固定される側面ケース(左側面ケース230、右側面ケース240)と、を備える。
これにより、前側ケース250と下側ケース220の線膨張係数が異なることで、両者の外気温の変化による伸縮量が異なっても、分割された補強部材300は側面ケース及び前側ケース250と同調して移動し、側面ケース及び前側ケース250間の隙間は一定とされる。よって、前側ケース250と下側ケース220のように、素材の異なる部品を組み合わせても、外観を損ねたり、部材の損傷等を生じさせることがない。
また、複数の補強部材300は、非対称に分割される。これにより、補強したい箇所に応じて分割位置を設定することができる。
また、複数の補強部材300のうち一方の方向の端部に配置される補強部材300、すなわち、2分割される本実施形態においては第1補強部材310、第2補強部材320は、前側ケース250及び側面ケースとは相対移動が規制されるように固定され、下側ケース220とは相対移動可能に固定される。具体的には、相対移動が規制される箇所では丸孔のねじ孔が設けられ、相対移動可能に固定される箇所では長孔が設けられる。これにより、前側ケース250の伸縮に対して側面ケース及び端部に配置される補強部材300を同調して移動させることができる。
また、一方の方向の端部に配置される前記補強部材300は、前側ケース250及び側面ケースと固定するようねじ部材が挿通される丸孔のねじ孔31-1,31-2,34-1,34-2,33-2,33-4,36-2,36-4と、前側ケース250と固定するようねじ部材が挿通される長孔のねじ孔31-3~31-12,34-3,34-4と、下側ケース220と固定するようねじ部材が挿通される長孔のねじ孔32-1~32-10,35-1,35-2を含む。これにより、簡単な構成で、相対移動を規制したり、可能としたりすることができる。
また、補強部材300は、舌片状の第1突起部(係合片311a,311c,321a,321c)を有し、前側ケース250は、第1突起部と係合する第1凹部(被係合凹部251,255,253)を有し、第1突起部と第1凹部の係合は、一方の方向(左右方向LR)に直交する方向(上下方向UL)の第1突起部の移動を規制し、一方の方向(左右方向LR)の第1突起部の移動は許容する。これにより、補強部材300と前側ケース250の上下方向ULの位置決めが行われつつ、外気温変化による左右方向LRの伸縮に対応することができる。
また、補強部材300は、補強部材300が固定される側面ケース側に傾斜部311b1,321b1が設けられる舌片状の第2突起部(係合片311b,321b)を有し、前側ケース250は、第2突起部と係合する第2凹部(被係合凹部252,254)を有する。これにより、丸孔のねじ孔31-1,31-2,34-1,34-2と共に、前側ケース250の両端部近傍における補強部材300の左右方向LRの位置決めをすることができる。
また、補強部材300は、前側ケース250の一方の方向の端面に当接する当接突起(突起311d,321d)を備える。これにより、前側ケース250の補強部材300に対する位置決めを容易とすることができる。
そして、鍵盤楽器10は、ケース200を備える。これにより、素材の異なる部材を組み合わせても、外気温の変化により外観が損なわれたり、部材が損傷してしまうことを低減した鍵盤楽器10を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]第1素材を材料とし、一方の方向に長い下側ケースと、
前記下側ケースに固定され、前記第1素材の線膨張係数より小さい第2素材を材料とし、前記一方の方向に分割して配置される複数の補強部材と、
前記一方の方向に長く形成されて、前記複数の補強部材に跨り固定される前側ケースと、
前記前側ケースに隣接して配置され、前記補強部材の一端に固定される側面ケースと、
を備えるケース。
[2]前記複数の補強部材は、非対称に分割される、前記[1]に記載のケース。
[3]前記複数の補強部材のうち前記一方の方向の端部に配置される前記補強部材は、前記前側ケースと相対移動可能に固定される部分と相対移動が規制されるように固定される部分を含み、前記側面ケースとは相対移動が規制されるように固定され、前記下側ケースとは相対移動可能に固定される、前記[1]又は前記[2]に記載のケース。
[4]前記一方の方向の端部に配置される前記補強部材は、前記前側ケース及び前記側面ケースと固定するようねじ部材が挿通される丸孔のねじ孔と、前記前側ケースと固定するようねじ部材が挿通される長孔のねじ孔と、前記下側ケースと固定するようねじ部材が挿通される長孔のねじ孔を含む、前記[1]乃至前記[3]の何れか記載のケース。
[5]前記補強部材は、舌片状の第1突起部を有し、
前記前側ケースは、前記第1突起部と係合する第1凹部を有し、
前記第1突起部と前記第1凹部の係合は、前記一方の方向に直交する方向の前記第1突起部の移動を規制し、前記一方の方向の前記第1突起部の移動は許容する、前記[1]乃至前記[4]の何れかに記載のケース。
[6]前記補強部材は、前記補強部材が固定される前記側面ケース側に傾斜部が設けられる舌片状の第2突起部を有し、
前記前側ケースは、前記第2突起部と係合する第2凹部を有する、前記[1]乃至前記[5]の何れかに記載のケース。
[7]前記補強部材は、前記前側ケースの前記一方の方向の端面に当接する当接突起を備える、前記[1]乃至前記[6]の何れかに記載のケース。
[8]前記[1]乃至前記[7]の何れかに記載のケースを備える鍵盤楽器。
3 白鍵 4 黒鍵
5 鍵盤 6 鍵盤配置部
10 鍵盤楽器 12 ノブ
14 操作部 18 イヤホンジャック
31-1~31-12,32-1~32-10,33-1~33-4 ねじ孔
34-1~34-4,35-1~35-2,36-1~36-4 ねじ孔
40-1~40-4,41-1 孔部
81~85 ねじ部材
200 ケース 210 上側ケース
211 上面パネル 220 下側ケース
221 ピン 222 ボス
223 ボス 224 孔部
230 左側面ケース 231 突起
240 右側面ケース 241 突起
250 前側ケース
251~255 被係合凹部
300 補強部材 310 第1補強部材
311 前板 311a 係合片
311b 係合片 311b1 傾斜部
311c 係合片 311d 突起
311e 凹状溝部 311f 突起片
312 下板 313 固定部
313a 縦板 313b 上横板
313c 下横板 313d 突起片
313e 凹状溝部 313f 曲げ部
320 第2補強部材 321 前板
321a 係合片 321b 係合片
321b1 傾斜部 321c 係合片
321d 突起 321e 凹状溝部
321f 突起片 322 下板
323 固定部 323a 縦板
323b 上横板 323c 下横板
323d 突起片 323e 凹状溝部
323f 曲げ部
S1~S4 隙間

Claims (8)

  1. 第1素材を材料とし、一方の方向に長い下側ケースと、
    前記下側ケースに固定され、前記第1素材の線膨張係数より小さい第2素材を材料とし、前記一方の方向に分割して配置される複数の補強部材と、
    前記一方の方向に長く形成されて、前記複数の補強部材に跨り固定される前側ケースと、
    前記前側ケースに隣接して配置され、前記補強部材の一端に固定される側面ケースと、
    を備えるケース。
  2. 前記複数の補強部材は、非対称に分割される、請求項1に記載のケース。
  3. 前記複数の補強部材のうち前記一方の方向の端部に配置される前記補強部材は、前記前側ケースと相対移動可能に固定される部分と相対移動が規制されるように固定される部分を含み、前記側面ケースとは相対移動が規制されるように固定され、前記下側ケースとは相対移動可能に固定される、請求項1又は請求項2に記載のケース。
  4. 前記一方の方向の端部に配置される前記補強部材は、前記前側ケース及び前記側面ケースと固定するようねじ部材が挿通される丸孔のねじ孔と、前記前側ケースと固定するようねじ部材が挿通される長孔のねじ孔と、前記下側ケースと固定するようねじ部材が挿通される長孔のねじ孔を含む、請求項1乃至請求項3の何れか記載のケース。
  5. 前記補強部材は、舌片状の第1突起部を有し、
    前記前側ケースは、前記第1突起部と係合する第1凹部を有し、
    前記第1突起部と前記第1凹部の係合は、前記一方の方向に直交する方向の前記第1突起部の移動を規制し、前記一方の方向の前記第1突起部の移動は許容する、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のケース。
  6. 前記補強部材は、前記補強部材が固定される前記側面ケース側に傾斜部が設けられる舌片状の第2突起部を有し、
    前記前側ケースは、前記第2突起部と係合する第2凹部を有する、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のケース。
  7. 前記補強部材は、前記前側ケースの前記一方の方向の端面に当接する当接突起を備える、請求項1乃至請求項6の何れかに記載のケース。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載のケースを備える鍵盤楽器。
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