JP7449601B1 - 情報処理装置および情報処理システムならびに情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤師等が調剤時に、必要な情報を効率よく収集し、調剤過誤や医薬品の品質が確保され、医薬品及び医薬品情報の質を向上させる調剤支援システム、プログラム及びデータ構造を提供する。【解決手段】薬剤師による医薬品を調剤を支援する調剤支援システムであって、情報処理装置と、レセプトコンピュータと、電子薬歴と、医薬品データベースと、情報処理端末装置と、を備える。情報処理装置は、保存安定性算出部と、副作用発生率算出部と、表示制御部とを備える。保存安定性算出部は、医薬品データベースから処方された医薬品の温湿度安定性と光安定性を取得し、分包対象の医薬品の分包保存安定性を算出する。副作用発生率算出部は、分包された医薬品の副作用発生率と調剤済みの医薬品の副作用発生率を合算した合算副作用率を算出する。表示制御部は、レセプトコンピュータの情報又は電子薬歴の情報と共に、分包保存安定性と合算副作用発生率を表示する。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置および情報処理システムならびに情報処理プログラムに関する。
従来から医薬品に関するデータベースを構築し、ネットワークを通じて薬剤師の調剤行為を支援する技術は知られている(特許文献1)。
特開2007-334904
特許文献1には、「必要情報を入出力する端末、患者情報データベース、から構成され、薬剤師が処方せんと関連する情報を利用していかに調剤するかを計画をする調剤設計業務の支援システムにおいて処方せん受付、調合調整および薬剤を交付する受付調合調整交付カウンターと調剤設計業務入力を行う調剤設計入力センターから構成され、前記受付調合調整交付カウンター端末および入力センター端末は少なくとも2カ所がネットワークで結ばれていることを特徴とする薬局システム。」と記載されている。
しかし、特許文献1は、複数の医薬品を分包する際の留意点を考慮するものではない。また、現在患者が服用している医薬品と処方した医薬品を服用した場合の副作用を考慮するものでもない。さらに、1ページで患者、保険情報、分包情報、副作用情報が分かるものでもない。
本開示の一実施形態である調剤支援システムによれば、薬剤師が医薬品を調剤するのに必要な情報を効率よく収集することができ、調剤された医薬品及び提供する医薬品情報の品質を向上させることができる。
本開示の一実施形態である調剤支援システムは、薬剤師が医薬品を調剤することを支援する調剤支援システムであって、前記調剤支援システムは、通信可能な情報処理装置と、レセプトコンピュータと、電子薬歴と、医薬品データベースと、情報処理端末装置とを備え、前記情報処理装置は、保存安定性算出部と、副作用発生率算出部と、表示制御部とを備え、前記保存安定性算出部は、前記医薬品データベースから処方された複数の医薬品の保存安定性情報を取得し、分包対象の医薬品の分包保存安定性を算出し、前記副作用発生率算出部は、前記医薬品データベースから処方された複数の医薬品の副作用発生率と調剤済みの医薬品の副作用発生率を合算した合算副作用率を算出し、前記表示制御部は、前記レセプトコンピュータの情報と、前記電子薬歴の情報と共に、前記分包保存安定性と、前記合算副作用発生率を一ページに表示を制御する。
本開示の一実施形態である調剤支援装置および調剤支援システムによれば、薬剤師等が調剤を行う過程で、必要な情報を効率よく収集し、調剤過誤の防止や医薬品の品質の確保がなされ、調剤された医薬品及び提供する医薬品情報の品質を向上させることができる。
本開示の一実施形態における調剤支援システム1の機能構成図である。 本開示の一実施形態における調剤支援システム1の構成図である。 本開示の一実施形態における情報処理装置100のブロック図である。 本開示の一実施形態における保存安定性算出部106の動作を示す概略図である。 本開示の一実施形態における副作用発生率算出部107の動作を示す概略図である。 本開示の一実施形態における医薬品データベース140におけるデータ構造である。 本開示の一実施形態における情報処理端末装置150の画面例300である。 本開示の一実施形態における調剤支援システム1の保存安定性のフローチャートである。 本開示の一実施形態における調剤支援システム1の合算副作用発生率のフローチャートである。
以下、本開示を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本開示に係る発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。また、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[1.構成]
本開示の一実施形態である調剤支援システム1は、薬剤師が医薬品を調剤することを支援する調剤支援システムである。調剤支援システム1は、通信可能な情報処理装置100と、レセプトコンピュータ110と、電子薬歴120と、医薬品データベース140と、情報処理端末装置150とを備える。
また情報処理装置100は、保存安定性算出部106と、副作用発生率算出部107と、表示制御部108とを備える。保存安定性算出部106は、医薬品データベース140から調剤された複数の医薬品の温湿度安定性と光安定性を取得し、分包対象の医薬品の分包保存安定性を算出する。また、副作用発生率算出部107は、医薬品データベース140から分包された複数の医薬品の副作用発生率と調剤済みの医薬品の副作用発生率を合算した合算副作用率を算出する。
また、表示制御部108は、レセプトコンピュータ110の情報と、電子薬歴120の情報と共に、分包保存安定性と、合算副作用発生率を一ページに表示を制御する。
図1は、本開示の一実施形態における調剤支援システム1に関する機能構成図である。
本開示にかかる情報処理装置100は、レセプトコンピュータ110と、電子薬歴120と、医薬品データベース140と、通信可能な状態で接続されている。本開示において、情報処理装置100は、調剤支援装置である。
情報処理装置100は、保存安定性算出部106と、副作用発生率算出部107とを備えている。
情報処理装置100は、個人情報などをレセプトコンピュータ110から取得し、診察内容、および処方薬などの情報を電子薬歴から取得し、医薬品データを医薬品データベース140から取得する。
保存安定性算出部106は、医薬品を分包した際の保存安定性を算出する。また、副作用発生率算出部107は、現在患者が服用している医薬品と処方された医薬品の副作用発生率を合算して、合算副作用発生率を算出する。
情報処理装置100は、分包保存安定性と合算副作用発生率をレセプトコンピュータ110や電子薬歴120に記載された情報とともに1ページで表示する制御を行う。
なお、分包とは、PTP(Press Through Pack)されている複数の医薬品(錠剤やカプセル)を処方された1回分の子袋に分けることをいう。
図2は、本開示の一実施形態における調剤支援システム1の構成図である。
調剤支援システム1は、情報処理装置100と、レセプトコンピュータ110と、電子薬歴120と、通信ネットワーク130と、医薬品データベース140と、情報処理端末装置を備えている。
レセプトコンピュータ110と、電子薬歴120とは、一体化されていてもよい。
情報処理装置100は、本開示の一実施形態における調剤支援装置100である。情報処理装置100は、分包保存安定性や合算副作用発生率を算出する装置である。具体的には、情報処理装置100は、一般的なサーバPC装置である。
本開示の一実施形態におけるレセプトコンピュータ110は、診療報酬明細書を作成するためのコンピュータである。具体的には、一般的なサーバPC装置である。
本開示の一実施形態における電子薬歴120は、問診、服薬、指導内容などの情報を管理するためのコンピュータである。具体的には、一般的なサーバPC装置である。
通信ネットワーク130は、インターネット、無線LAN、及び4Gや5G携帯電話システムネットワーク等より構成される。
医薬品データベース140は、医薬品の温湿度安定性、光安定性、副作用発生率などが格納されたデータベースである。具体的には、一般的なサーバPC装置である。
情報処理端末装置150は、薬剤師が使用する一般的なPC装置である。情報処理端末装置150は、スマホやタブレットであってもよい。
なお、スマホやタブレットで電子お薬手帳アプリケーションがダウンロードされている場合において、本開示にかかる内容がスマホやタブレットの画面に表示されてもよい。
図3は、本開示の一実施形態における情報処理装置100のブロックである。図3に示されているように、情報処理装置100は、制御部101と、記憶部102と、通信部103と、表示部104と、操作部105と、保存安定性算出部106と、副作用発生率算出部107と、表示制御部108とを備えている。
なお、情報処理装置100は、保存安定性算出部106、または副作用発生率算出部107のいずれか一方のみを備えていてもよい。
制御部101は、主にCPUである。制御部101は、情報処理装置100にインストールされたアプリケーション(ソフトウェアプログラム)を実行して、情報処理装置100を統括制御する。
制御部101は、記憶部102に格納された情報を読み込み、読み込んだ情報を表示部104に表示する命令などを行う。
記憶部102は、表示部104に表示する文字情報、画像情報等のデータを格納する。記憶部102には、一時記憶としてメモリがあり、永久記憶としてHDDやSSDがある。
メモリは、制御部101が処理を行う際のワークエリアとして機能するものである。メモリは、例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)及び静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)などである。
通信部103は、情報処理装置100が情報処理装置100の外部と情報のやり取りを行うものである。具体的には、通信部103は、インターネット、無線LAN等で情報処理装置100の外部と接続される。
表示部104は、記憶部102に格納されたテキストデータ、画像データなどを出力する。表示部104は、ディスプレイ等である。
操作部105は、情報の入出力のための操作である。具体的には、キーボードや、マウスや、タッチパネルなどである。
保存安定性算出部106は、医薬品データベース140にアクセスし、各医薬品の温度湿度安定性と光安定性を取得、または参照する。
温度湿度安定性については、分包された医薬品全体としての保存安定性を算出する。例えば、温度湿度安定性は、25℃75%の条件下で3ヵ月以上保存可能か否かの判定を行った結果を丸、三角、バツで表示する。
光安定性については、分包された医薬品全体としての光安定性を算出する。例えば、光安定性は、120万lx・hrの条件下で所定の期間以上保存可能か否かの判定を行った結果を丸、三角、バツで表示する。
副作用発生率算出部107は、医薬品データベース140にアクセスし、各医薬品の副作用発生率を取得、または参照する。
また現在患者が服用している医薬品についても医薬品データベース140にアクセスし、各医薬品の副作用発生率を取得、または参照する。
副作用発生率算出部107は、複数の医薬品が服用された場合の皮膚障害、消化器障害などそれぞれの副作用発生率を合算する。
表示制御部108は、保存安定性や副作用発生率をレセプトコンピュータ110や電子薬歴120に格納されている情報とともに、情報処理端末装置150において1ページで表示できるように制御する。
なお、1ページとは、患者のデータが表示されるトップページと言ってもよい。また、1ページとは、スマホやタブレットにおいては、スクロールが不要なことである。
図4は、保存安定性算出部106の動作を示した概略図である。縦に処方された医薬品をとり、横に安定性をとっている。
保存安定性算出部106は、医薬品データベース140にアクセスし、図4にあるように分包する処方医薬品A、処方医薬品B、および処方医薬品Cそれぞれの温湿度安定性と光安定性を取得する。
温湿度安定性については、処方医薬品Aが丸、処方医薬品Bが三角、処方医薬品Cがバツであるため、分包全体としての温湿度安定性はバツとなる。
光安定性については、処方医薬品A、処方医薬品B、および処方医薬品Cすべて丸であるため、分包全体として光安定性は丸となる。
温湿度安定性と光安定性の両方を加味すると、分包全体として分包保存安定性はバツとなる。この場合には、分包することは推奨されない。他の医薬品に代替えできるのであれば、再度上記と同様の処理を行う。
保存安定性算出部106の処理は、情報処理装置100で行ってもよいし、医薬品データベース140で行ってもよい。
なお、保存安定性算出部106の処理は、論理回路におけるANDに似た処理である。
図5は、本開示の一実施形態における副作用発生率算出部107の動作を示す概略図である。縦に処方された医薬品をとり、横に副作用発生率をとっている。
副作用発生率算出部107は、医薬品データベース140にアクセスし、現在服用している服用医薬品A、服用医薬品B、および服用医薬品Cの副作用発生率を取得する。また、副作用発生率算出部107は、同時に処方する処方医薬品α、および処方医薬品β副作用発生率を取得する。
服用医薬品A、服用医薬品B、および服用医薬品Cの副作用発生率と処方医薬品α、処方医薬品βの副作用発生率をすべて合算すると、患者に生じうる副作用発生率を算出することができる。具体的な皮膚障害について合算副作用発生率Yの算出方法は、以下である。
Y=1-(1―X1)(1-X2)(1-X3)(1-X4)(1-X5)…(*)
ここで、X1は、服用医薬品Aの皮膚障害について副作用発生率、X2は、服用医薬品Bの皮膚障害について副作用発生率、X3は、服用医薬品Cの皮膚障害について副作用発生率、X4は、処方医薬品αの皮膚障害について副作用発生率、X5は、処方医薬品βの皮膚障害について副作用発生率である。
服用している医薬品がない、またはお薬手帳を持っていない、または分からない場合などは、服用医薬品の副作用率は、考慮しなくてもよい。
同様に皮膚障害以外の消化器障害や神経障害などについても合算副作用発生率を算出することができる。
また、各障害についての合算副作用発生率をすべて加えると、以下の式で合算副作用発生率Zを算出することができる。
Z=Y+Y′+・・・
副作用には、様々なものがあり、例えば、皮膚障害、消化器障害、神経障害などある。皮膚障害では、かゆみや皮膚の赤みなどがある。消化器障害では、吐き気や腹痛などがある。神経系では、しびれ、耳鳴り、めまいなどがある。
例えば、皮膚障害について副作用発生率が10%を超えた場合には、皮膚のかゆみや赤みが発生する可能性がある。そこで、薬剤師としては、患者に対して皮膚のかゆみ症状が発生する可能性がある旨の説明をすることができる。
また、例えば、消化器障害について副作用発生率が20%を超えた場合には、吐き気や腹痛が発生する可能性が高くなる。この場合には、副作用発生率算出部107は、現状の処方医薬品に変えて、代替医薬品を選択することができる。
なお、副作用発生率の閾値は、業界の常識、または権威ある団体の提供する値などが参照され、任意に決めることができる。
図6は、本開示の一実施の形態における医薬品データベース140から取得した医薬品データのデータ構造200である。
データ構造200は、分包保存安定性と合算副作用発生率とを算出するための医薬品のデータ構造である。
分包保存安定性を算出するための複数の医薬品の温湿度安定性と光安定性のデータである。また、合算副作用発生率を算出するための複数の医薬品の副作用発生率と処方済みの医薬品の副作用発生率のデータでもある。
具体的には、温湿度安定性は、25℃75%条件下での医薬品の安定性、40℃75%条件下での医薬品の安定性である。また、光安定性は、120万lx・hr条件下での医薬品の安定性である。
また、医薬品の副作用発生率は、皮膚障害、消化器障害、神経障害など複数の項目に分かれており、それぞれの副作用発生率が記されている。
医薬品の名称、先後発、製造販売メーカー、先発の医薬品の名称で医薬品の組み合わせで医薬品を特定することができる。
なお、医薬品の名称が分かっていれば、即座に検索することができる。
図7は、本開示の一実施形態における情報処理端末装置150の表示部に表示される画面例300である。画面例300には、患者情報、調剤日、調剤した薬剤名、のうちの2つ以上と一緒に表示する。
本画面例300は、次のようにして表示させることができる。本開示にかかるアプリケーションのアイコンをクリックする。アプリケーションが立ち上がった後、患者一覧画面から該当患者の名前をクリックする。そして、保険情報をクリックし、調剤日(通常本日)をクリックする。
そうすると、画面上部にレセプトコンピュータに格納されている画面301が表示され、画面下部に電子薬歴に格納されている画面302が表示される。
本開示にかかる処方医薬品の画面303は、レセプトコンピュータの画面301の右隣に表示される。
なお、処方医薬品の画面303の表示位置は、レセプトコンピュータの画面301の右隣に限られない。電子薬歴画面302の右隣に表示されても構わない。
画面303には、保存安定性、合算副作用発生率が表示される。最終的な結果のみだけではなく、途中の過程も含めて表示してもよい。
「一ページに表示される」とは、画面をスクロールすることなく、一画面に画面301と、画面302と、画面303とが表示できることをいう。
表示部は、PC装置の表示部でもよいし、電子お薬手帳アプリをインストール済のスマホやタブレットの表示部でもよい。
図8は、情報処理装置100が行う処理の保存安定性を算出するフローチャートである。
まずは、制御部101は、通信部103を介して、電子薬歴から医師による診断の結果に応じて処方される医薬品を確認する(S10)。
制御部101は、通信部103を介して分包するため医薬品データベース140から処方される医薬品の情報を取得する(S20)。具体的には、図6にあるデータ構造をしたデータ全部またはデータの一部である。
保存安定性算出部106は、処方される各医薬品の温湿度安定性情報を抽出する(S30)。保存安定性算出部106は、各医薬品の温湿度安定性情報を比較し、医薬品が分包された場合、分包全体として温湿度安定性を算出する(S32、図4参照)。保存安定性算出部106は、分包可能か否かを判断する(S34)。
副作用発生率算出部107は、同時に処方される各医薬品の光安定性情報を抽出する(S40)。副作用発生率算出部107は、各医薬品の光安定性情報を比較し、医薬品が分包された場合、分包全体として光安定性を算出する(S42、図4参照)。副作用発生率算出部107は、分包可能か否かを判断する(S44)。
温湿度安定性と光安定性が両方とも分包可能と判断された場合には、分包可能となる(S50)。
それ以外の場合には、分包不可となる。この場合には代替えの医薬品があるか否かを検索することができる。具体的には、先発薬品を選択していた場合には、後発薬品を、後発薬品を選択していた場合には、先発薬品、または他の後発薬品を候補とする。
分包不可と判断され、代替医薬品がある場合には、フローチャートのS20に戻る。同様の処理を行う。
代替医薬品がない場合には、処方された医薬品の分包は不可である(S70)。
表示制御部108は、分包可能な場合(S50)、分包不可の場合(S70)のいずれの場合でも、結果を情報処理端末装置150の表示部に表示する(S80)。
表示部は、PC装置の表示部でもよいし、電子お薬手帳アプリをインストール済のスマホやタブレットの表示部でもよい。
図9は、情報処理装置100が行う処理の副作用発生率を算出するフローチャートである。
まずは、制御部101は、通信部103を介して、電子薬歴により医師による診断の結果に応じて処方される医薬品とすでに患者が服用している医薬品を確認する(S100)。
制御部101は、通信部103を介して、医薬品データベース140から処方される医薬品と患者が服用している医薬品の情報を取得する(S20)。具体的には、図6にあるデータ構造をしたデータである。
副作用発生率算出部107は、医薬品データベース140から処方される医薬品の情報を抽出する(S110)。
また、副作用発生率算出部107は、医薬品データベース140から患者が服用している医薬品の情報を抽出する(S120)。
副作用発生率算出部107は、副作用が生じる得る項目ごとに副作用発生率を抽出する(S130)。例えば、医薬品Aについて皮膚障害の副作用発生率0.1%、消化器障害の副作用発生率0.5%、神経障害の副作用発生率0.3%などである。医薬品Bについて皮膚障害の副作用発生率1%、消化器障害の副作用発生率0.1%、神経障害の副作用発生率0.1%などである。
副作用発生率算出部107は、各項目(皮膚障害、消化器障害等)について、(*)の副作用発生率について、式により、各医薬品の副作用発生率を合算する。すなわち、処方する医薬品と患者が服用している医薬品のすべてを合算した合算副作用発生率が算出することができる(S140)。
また、副作用発生率算出部107は、各項目を合算することで、患者が服用している副作用発生率(Z)を算出する。
副作用発生率算出部107は、予め項目ごと所定の閾値を設けておき、この閾値以上か否かを判定することができる(S150)。
副作用発生率算出部107は、合算副作用発生率が閾値未満である場合には、医薬品を処方可能と判断する(S160)。
副作用発生率算出部107は、合算副作用発生率が閾値以上である場合には、代替医薬品があるか検索することができる。
代替医薬品がある場合には、フローチャートのS110に戻り、同様の処理を行う。代替医薬品がない場合には、医薬品を処方不可となる(S180)。
表示制御部108は、処方可能な場合(S160)、処方不可の場合(S180)のいずれの場合でも、結果を情報処理端末装置150の表示部に表示する(S190)。
表示部は、PC装置の表示部でもよいし、電子お薬手帳アプリをインストール済のスマホやタブレットの表示部でもよい。
薬剤師は、本開示かかる保存安定性と副作用発生率を参照することにより患者に対して、適切な医薬品のアドバイスをすることができる。
[2.効果]
本開示の一実施形態である調剤支援装置および調剤支援システムによれば、薬剤師等が調剤を行う過程で、必要な情報を効率よく収集し、調剤過誤の防止や医薬品の品質の確保がなされ、調剤された医薬品及び提供する医薬品情報の品質を向上させることができる。
1 情報処理システム(調剤支援システム)
100 情報処理装置(調剤支援装置)
101 制御部
102 記憶部
103 通信部
104 表示部
105 操作部
106 保存安定性算出部
107 副作用発生率算出部
108 表示制御部
110 レセプトコンピュータ
120 電子薬歴
130 通信ネットワーク
140 医薬品データベース
150 情報処理端末装置
200 データ構造
300 画面例

Claims (3)

  1. 薬剤師が医薬品を調剤することを支援する調剤支援システムであって、
    前記調剤支援システムは、通信可能な情報処理装置と、レセプトコンピュータと、電子薬歴と、医薬品データベースと、情報処理端末装置とを備え、
    前記情報処理装置は、保存安定性算出部と、副作用発生率算出部と、表示制御部とを備え、
    前記保存安定性算出部は、前記医薬品データベースから処方された複数の医薬品の保存安定性情報を取得し、分包対象の医薬品の分包保存安定性を算出し、
    前記副作用発生率算出部は、前記医薬品データベースから処方された複数の医薬品の副作用発生率と調剤済みの医薬品の副作用発生率に基づき、少なくともいずれか一つ以上の副作用が発生する率である合算副作用率を算出し、
    前記表示制御部は、前記レセプトコンピュータの情報、または前記電子薬歴の情報と共に、前記分包保存安定性と、前記合算副作用率を一画面に収まるように表示を制御する調剤支援システム。
  2. 薬剤師が医薬品を調剤することを支援する情報処理装置であって、
    前記情報処理装置は、保存安定性算出部と、副作用発生率算出部と、表示制御部とを備え、
    前記保存安定性算出部は、薬品データベースから処方された複数の医薬品の保存安定性情報を取得し、分包対象の医薬品の分包保存安定性を算出し、
    前記副作用発生率算出部は、前記医薬品データベースから分包された複数の医薬品の副作用発生率と調剤済みの医薬品の副作用発生率に基づき合算副作用率を算出し、
    前記表示制御部は、レセプトコンピュータの情報、または電子薬歴の情報共に、前記分包保存安定性と、前記合算副作用率を一画面に収まるように表示を制御する情報処理装置。
  3. コンピュータを、
    医薬品データベースから処方するために複数の医薬品の保存安定性情報から分包対象の医薬品の分包保存安定性を算出する保存安定性算出手段と、
    前記医薬品データベースから処方された複数の医薬品の副作用発生率と調剤済みの医薬品の副作用発生率に基づき合算副作用率を算出する合算副作用率算出手段と、
    レセプトコンピュータの情報、または電子薬歴の情報と共に、前記分包保存安定性と、前記合算副作用率とを一画面に収まるように表示制御する表示制御手段として機能させるための情報処理プログラム。
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