JP7448260B2 - 調理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、調理装置に関する。
近年、外食産業が発達するに連れて、飲食店の店舗数は増加し、飲食店の営業時間も延びる傾向にある。その結果、外食産業において、飲食物の調理や提供に必要とされる従業員の数は、増加している。しかしながら、近年の高齢化社会において、就業可能な人口は年々減少しており、各店舗における従業員の確保は、年々難しくなってきている。
このような社会状況の中、外食産業では、店舗に必要な従業員数を抑制するため、調理や配膳などの機械化(省人化)が検討されてきている。このような機械化は、チェーン展開されて多数の店舗を有するファミリーレストランなどの高い資金力を有する飲食店では進行している。しかしながら、比較的低い資金力を有する飲食店では、開発資金や開発時間に余裕が少なく、機械化は遅れている。
その中でも、ラーメンやうどん、そば、鍋物料理、スープ料理などのいわゆる汁物を提供する飲食店では、高温かつ塩分や油分の多いスープ(調味液)が取り扱われる。このようなスープを器に機械的に供給するためには、スープの品質(温度、濃度、液量など)の安定化や、供給経路の腐食対策や衛生管理が必要とされる。また、このようなスープには、飲食店ごとに特徴(秘伝、こだわりなど)が有り、飲食店ごとに味が異なる。このように、汁物の提供の機械化には、多くの課題が存在する。
これまでにも、汁物の提供の機械化に関する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術では、スープ調整用のシリンダが、スープ原液が貯留されるタンクと、所定温度の湯が貯留されるタンクと、にそれぞれの供給用の配管を介して接続される。同技術では、シリンダのピストンが元の位置に戻る際に、スープ原液と湯とが供給用の配管を介してシリンダ内に供給されて調製され、同ピストンが押し込まれる際に、調製されたスープがシリンダからの吐出用の配管を介して容器(器、どんぶりなど)に供給される。スープ原液と湯それぞれのシリンダへの供給量は、各配管に接続される絞り弁により調節される。また、シリンダには保温ヒータが取り付けられ、シリンダ内において調製されたスープは保温される。
特許文献1に開示された技術では、シリンダ内において所定の液量・濃度・温度のスープが調製可能である。しかしながら、同技術では、配管内の残液を排出できない。そのため、器へのスープの供給が比較的長時間停止されると、配管内の残液の温度が低下するだけでなく、残液の傷み(品質の劣化)が生じ得る。さらに、シリンダからの吐出用の配管内に残液が有ると、容器に供給されるスープの量や温度が安定せず、容器に供給されるスープの品質にばらつきが生じ易い。
特開2011-254726号公報
本発明は、安定した品質の調味液を供給可能な調理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る調理装置は、飲食物に含まれる調味液を容器へ供給する調理装置であって、飲食物の注文ごとの内容を示す注文情報を取得する取得部と、注文情報に基づいて、調味液の供給条件を決定する条件決定部と、供給条件に基づいて、所定液量の調味液を容器へ供給する供給部と、供給部の動作を制御する動作制御部と、を有してなり、供給部は、調味液が貯留される貯留槽から調味液を取得する取得経路と、取得経路からの調味液を貯留槽に戻す返還経路と、取得経路からの調味液を容器へ供給する供給経路と、動作制御部の制御により、取得経路と返還経路と供給経路の接続を切り替える接続切替部と、を備え、調味液が容器へ供給されているとき、取得経路と供給経路とを接続し、調味液が容器へ供給されていないとき、取得経路と返還経路とを接続する、ことを特徴とする。
本発明によれば、安定した品質の調味液を供給することができる。
本発明に係る調理装置の実施の形態を示す模式構成図である。 図1の調理装置が備える供給部の配管図である。 図2の供給部を構成する配管が、図1の調理装置が備える支持部に着脱される状態を示す模式断面図である。 図2の供給部が備える液受部の模式斜視図である。 図4の液受部の模式上面図である。 図1の調理装置の機能ブロック図である。 図1の調理装置が備える動作制御部の動作の例を時系列に説明する説明図である。 本発明に係る調理装置の別の実施の形態を示す模式構成図である。 図8の調理装置が備える供給部の配管図である。 図8の調理装置の機能ブロック図である。 図8の調理装置が備える動作制御部の動作の例を時系列に説明する説明図である。
本発明に係る調理装置の実施の形態は、以下に示される実施の形態と、図面と、により説明される。各図において、同一の部材と要素とについては同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
本発明は、飲食物に含まれる調味液を、調味液が貯留される貯留槽から容器へ機械的に供給するものである。
「飲食物」は、具材が調味液に浸漬される食物(例えば、ラーメン、うどん、そば、鍋物料理、スープ料理、など)の、いわゆる汁物に分類される料理である。本発明において、飲食物は、調味液と、調味液に浸漬される具材と、を含む。
「調味液」は、具材が浸漬される液体(例えば、ラーメンのスープ、うどん・そば・鍋物料理のつゆや出汁、スープ料理のスープ、など)である。
「具材」は、調味液に浸漬される固形の食物(例えば、ラーメン・うどん・そばの麺、鍋物料理・スープ料理の野菜、など)である。
「貯留槽」は、調味液の原液や、混合されて調味液となる液体(原液を希釈するための水や湯を含む)、を貯留する容器(例えば、寸胴、バット・タッパ、ボウル、バケツなど)である。
「容器」は、客(顧客)への飲食物の提供時に、調味液が入れられる器(例えば、ラーメン・うどん・そばのどんぶり、鍋物料理の鍋、スープ料理のスープ皿、など)である。
以下、本発明の実施の形態は、ラーメンを本発明における飲食物の例にして説明される。ここで、ラーメンのスープは、スープの原液と出汁とを含み、さらに、場合により油を含むものとする。すなわち、例えば、以下の説明において、本発明における調味液の例は、ラーメンのスープおよびスープに含まれる原液、出汁、油である。本発明における具材の例は、ラーメンの麺である。本発明における容器の例は、ラーメンのどんぶりである。
●調理装置(1)●
●調理装置(1)の構成
図1は、本発明に係る調理装置(以下「本装置」という。)の実施の形態を示す模式構成図である。
本装置1は、飲食物(ラーメン)に含まれる調味液(ラーメンのスープ:原液、出汁、油)を容器C(どんぶり)へ供給する。本装置1は、筐体10と、供給部20と、制御装置30と、搬送部40と、容器収容部50と、トレー収容部60と、を有してなる。
筐体10は、供給部20と、制御装置30と、搬送部40と、容器収容部50と、トレー収容部60と、を支持する。筐体10は、本体部11と、容器支持部12と、配管支持部13と、を備える。
本体部11は、主に、搬送部40と容器収容部50とトレー収容部60とを支持する、例えば、机や台である。本体部11は、例えば、ステンレスなどの金属製である。本体部11は、天板11aと、天板11aを支持する複数の脚部11b-11eと、を備える。
容器支持部12は、各調味液が貯留される各貯留槽(第1貯留槽T1、第2貯留槽T2、第3貯留槽T3)を支持する、例えば、棚板である。容器支持部12は、例えば、ステンレスなどの金属製である。容器支持部12は、例えば、本体部11の天板11aの下方に配置される。
本実施の形態において、第1貯留槽T1は原液を貯留する寸胴であり、第2貯留槽T2は原液を希釈する出汁を貯留する寸胴であり、第3貯留槽T3は注文に基づいて要否が決定される油が貯留される鍋である。第1貯留槽T1と第2貯留槽T2と第3貯留槽T3それぞれは、例えば、加熱器(不図示)に載せられ、所定温度に加熱・保温される。本実施の形態において、原液と出汁とは、全ての注文に対応して供給され、油は一部の注文に対応して供給される。すなわち、原液と出汁それぞれは本発明における特定調味液の例であり、油は本発明における非特定調味液の例である。ここで、後述される供給部20への大気の導入のため、各貯留槽は、貯留している調味液(原液、出汁、油)の液面が、後述される大気導入経路(供給経路213,223,233:図2参照)の出口よりも低位となるように、配置される。
なお、各貯留槽は、貯留している調味液の種類に応じて、加熱されなくてもよく、あるいは、冷却されてもよい。
配管支持部13は、主に、供給部20と制御装置30とを支持するパネルである。配管支持部13は、例えば、ステンレスなどの金属製の立て板である。配管支持部13は、本体部11の天板11aに立設される。配管支持部13は、後述される複数の支持部131(図3参照)を備える。
図2は、供給部20の配管図である。
同図は、説明の便宜上、制御装置30と、供給部20と制御装置30との間の配線と、を併せて示す。また、同図は、後述される粘体供給部24の構成も模式的に示す。
供給部20は、後述される供給条件に基づいて、所定液量の調味液を容器Cへ供給する。供給部20は、第1供給部21と、第2供給部22と、第3供給部23と、粘体供給部24と、液受部25と、を備える。
第1供給部21は、第1貯留槽T1に貯留されている調味液(以下「原液」という。)を容器Cへ供給する。第1供給部21は、取得経路211と、返還経路212と、供給経路213と、弁214と、ポンプ215と、流量計216と、を備える。以下の説明において、取得経路211と返還経路212と供給経路213それぞれは、互いに区別されないとき、「各経路211-213」と総称される。
取得経路211は、第1貯留槽T1から原液を取得する経路である。取得経路211は、例えば、配管と継手とにより構成される。取得経路211の上流側の端部は、第1貯留槽T1の原液内に配置される。取得経路211の下流側の端部は、2系統に分岐して弁214に接続される。
返還経路212は、取得経路211からの原液を第1貯留槽T1に戻す経路である。返還経路212は、例えば、配管と継手とにより構成される。返還経路212の上流側の端部は、弁214に接続される。返還経路212の下流側の端部は、第1貯留槽T1の原液内に配置される。
供給経路213は、取得経路211からの原液を容器Cへ供給する経路である。供給経路213は、例えば、配管と継手とにより構成される。供給経路213の上流側の端部は、弁214に接続される。供給経路213の下流側の端部(出口)は、液受部25の内面25aに接続される。供給経路213の下流側の端部と液受部25の内面25aとの接続については、後述される。
弁214は、取得経路211と、返還経路212または供給経路213と、の間の接続を切り替える。すなわち、弁214は、取得経路211と返還経路212との接続と、取得経路211と供給経路213との接続と、を切り替える。弁214は、本発明における接続切替部の例である。弁214は、例えば、ピンチバルブである。弁214の動作は、後述される動作制御部344(図6参照。以下同じ。)により電気的に制御される。
ポンプ215は、取得経路211に取り付けられ、取得経路211に原液を吐出する。ポンプ215は、例えば、チューブポンプである。
流量計216は、取得経路211に取り付けられ、取得経路211内を流れる原液の流量を計測する。流量計216は、例えば、クランプオン超音波方式の流量計である。
第2供給部22は、第2貯留槽T2に貯留されている出汁を容器Cへ供給する。第2供給部22は、取得経路221と、返還経路222と、供給経路223と、弁224と、ポンプ225と、流量計226と、を備える。以下の説明において、取得経路221と返還経路222と供給経路223それぞれは、互いに区別されないとき、「各経路221-223」と総称される。第2供給部22の主要な構成は、第1供給部21の構成と共通する。
取得経路221は、第2貯留槽T2から出汁を取得する経路である。取得経路221は、例えば、配管と継手とにより構成される。取得経路221の上流側の端部は、第2貯留槽T2の出汁内に配置される。取得経路221の下流側の端部は、2系統に分岐して弁224に接続される。
返還経路222は、取得経路221からの出汁を第2貯留槽T2に戻す経路である。返還経路222は、例えば、配管と継手とにより構成される。返還経路222の上流側の端部は、弁224に接続される。返還経路222の下流側の端部は、第2貯留槽T2の出汁内に配置される。
供給経路223は、取得経路221からの出汁を容器Cへ供給する経路である。供給経路223は、例えば、配管と継手とにより構成される。供給経路223の上流側の端部は、弁224に接続される。供給経路223の下流側の端部(出口)は、液受部25の内面25aに接続される。供給経路223の下流側の端部と液受部25の内面25aとの接続については、後述される。
弁224は、取得経路221と、返還経路222または供給経路223と、の間の接続を切り替える。すなわち、弁224は、取得経路221と返還経路222との接続と、取得経路221と供給経路223との接続と、を切り替える。弁224は、本発明における接続切替部の例である。弁224は、例えば、ピンチバルブである。弁224の動作は、動作制御部344により電気的に制御される。
ポンプ225は、取得経路221に取り付けられ、取得経路221に出汁を吐出する。ポンプ225は、例えば、チューブポンプである。
流量計226は、取得経路221に取り付けられ、取得経路221内を流れる出汁の流量を計測する。流量計226は、例えば、クランプオン超音波方式の流量計である。
第3供給部23は、第3貯留槽T3に貯留されている油を容器Cへ供給する。第3供給部23は、取得経路231と、返還経路232と、供給経路233と、弁234と、ポンプ235と、流量計236と、を備える。以下の説明において、取得経路231と返還経路232と供給経路233それぞれは、互いに区別されないとき、「各経路231-233」と総称される。第3供給部23の主要な構成は、第2供給部22の構成と共通する。
取得経路231は、第3貯留槽T3から油を取得する経路である。取得経路231は、例えば、配管と継手とにより構成される。取得経路231の上流側の端部は、第3貯留槽T3の油内に配置される。取得経路231の下流側の端部は、2系統に分岐して弁234に接続される。
返還経路232は、取得経路231からの油を第3貯留槽T3に戻す経路である。返還経路232は、例えば、配管と継手とにより構成される。返還経路232の上流側の端部は、弁234に接続される。返還経路232の下流側の端部は、第3貯留槽T3の油内に配置される。
供給経路233は、取得経路231からの油を容器Cへ供給する経路である。供給経路233は、例えば、配管と継手とにより構成される。供給経路233の上流側の端部は、弁234に接続される。供給経路233の下流側の端部(出口)は、容器C(後述される供給位置P3)の上方に配置される。
なお、第3供給部の供給経路の出口は、第1供給部および第2供給部の供給経路の出口と同様に、液受部25の内面25aに当接してもよい。
弁234は、取得経路231と、返還経路232または供給経路233と、の間の接続を切り替える。すなわち、弁234は、取得経路231と返還経路232との接続と、取得経路231と供給経路233との接続と、を切り替える。弁234は、本発明における接続切替部の例である。弁234は、例えば、ピンチバルブである。弁234の動作は、動作制御部344により電気的に制御される。
ポンプ235は、取得経路231に取り付けられ、取得経路231に油を吐出する。ポンプ235は、例えば、チューブポンプである。
流量計236は、取得経路231に取り付けられ、取得経路231内を流れる油の流量を計測する。流量計236は、例えば、クランプオン超音波方式の流量計である。
第1供給部21と第2供給部22とは、配管支持部13(図1参照)の一方の面(第1面)に取り付けられる。第3供給部23は、配管支持部13の他方の面(第2面)に取り付けられる。このとき、各経路211-213,221-223,231-233を構成する配管や継手は、人の手で着脱可能に配管支持部13に取り付けられる。
図3は、各経路211-213を例に、各経路211-213を構成する配管が配管支持部13の支持部131に着脱される状態を示す模式断面図である。同図は、配管が支持部131から脱装された状態を破線で示す。
図3に示されるように、支持部131は、2つの挟持部材131a,131bと、挟持部材131a,131bに架け渡される架渡部材131cと、を備える。挟持部材131a,131bは、例えば、ステンレスなどの金属製の矩形板状である。挟持部材131a,131bは、配管保温材26の外径よりも狭い間隔を開けた状態で、相互に対向して配置される。架渡部材131cは、例えば、開閉自在な公知の面ファスナテープである。架渡部材131cは、挟持部材131a,131bの配管支持部13側の溝131a1,131b1(または孔)に通され、閉じられた状態において、2つの挟持部材131a,131bに架け渡される。配管は、架渡部材131cが開かれた状態(図3の破線で示される状態)において、挟持部材131a,131bの間に配管保温材26を嵌め込ませることにより、挟持部材131a,131bの間に嵌入される。次いで、架渡部材131cが閉じられることにより、配管は、支持部131に固定される。この構成によれば、架渡部材131cが開閉されるだけで、配管は、挟持部材131a,131bの間に容易に脱着可能である。その結果、供給部20を構成する配管・継手・弁のメンテナンス性は、向上する。
図2と図3とに戻る。
ここで、各経路211-213,221-223,231-233の配管と継手それぞれは、例えば、フッ素系樹脂などの合成樹脂製である。各経路211-213,221-223,231-233は、例えば、ポリエチレン(PE:polyethylene)などの合成樹脂製の配管保温材26に覆われる。
なお、本実施の形態における各経路の配管と継手それぞれは、ステンレス製でもよい。
本実施の形態において、弁214,224,234は、2つの流路(経路)を有する。すなわち、弁214,224,234は、2つの流路を切り替え可能である。
また、本実施の形態において、弁214,224,234はピンチバルブであり、ポンプ215,225,235はチューブポンプであり、流量計216,226,236はクランプオン超音波方式の流量計である。そのため、各経路211-213,221-223,231-233を流れる調味液は、配管・流路以外に接することなく、衛生的である。
図2に戻る。
粘体供給部24は、粘体状の調味料を容器Cへ供給する。粘体供給部24は、シリンジ241と、押しゴマ242と、電動シリンダ243と、保持部244と、ケース245と、温度調節部246と、シャッタ247と、を備える。
「粘体状の調味料」は、調味液(スープ)よりも粘性の高い食物である。本実施の形態において、調味料は、すり下ろされたニンニク(おろしニンニク)である。
シリンジ241は、おろしニンニクが充填されるシリンジ(バレル)である。シリンジ241は、例えば、ポリプロピレン(PP:polypropylene)などの合成樹脂製である。
押しゴマ242は、シリンジ241内のおろしニンニクを押し出すプランジャの先端部分である。押しゴマ242は、例えば、ポリプロピレンなどの合成樹脂製であり、その外周面にはOリングが装着される。本実施の形態において、押しゴマ242は、後述されるプランジャロッド243aとは別体であり、シリンジ241と共に取り扱われる。おろしニンニクが充填されたシリンジ241は、押しゴマ242で蓋をされた状態で、保持部244に嵌め込まれる。
電動シリンダ243は、シリンジ241に対して進退するプランジャロッド243aを備え、プランジャロッド243aを移動させることにより、シリンジ241に対して押しゴマ242を進退させる。電動シリンダ243は、配管支持部13の第2面に取り付けられる。
保持部244は、シリンジ241を人の手で着脱可能に保持する。保持部244は、例えば、アルミニウムなどの熱伝導率の高い金属製である。保持部244は、シリンジ241が嵌入される溝を備え、上方視において、U字状である。保持部244は、ケース245内に配置される。保持部244は、ケース245の内面に当接する。
なお、本発明における保持部の材質は、熱伝導率の高い(例えば、0℃において100W・m-1・k-1以上)金属であればよく、アルミニウムに限定されない。
ケース245は、シリンジ241と保持部244とを収容する。ケース245は、例えば、ステンレスなどの金属製である。ケース245は、例えば、シリンジ241の交換の際に開閉される扉と、シリンジ241の下方に開口する孔(不図示)と、を備える。ケース245は、電動シリンダ243の下方に配置されて、配管支持部13の第2面に取り付けられる。
温度調節部246は、ケース245内において、シリンジ241に充填されたおろしニンニクの温度を所定の温度に調節する。温度調節部246は、例えば、ペルチェ素子を用いた加熱/冷却媒体である。温度調節部246は、ケース245の外面に当接する。その結果、温度調節部246からの熱は、ケース245と保持部244とを介して、シリンジ241に伝達される。
なお、本発明における温度調節部は、ケースに形成された孔を貫通して、保持部に当接するように配置されてもよい。
シャッタ247は、シリンジ241からのおろしニンニクの不要な供給を規制する。シャッタ247は、例えば、ステンレスなどの金属製の板状である。シャッタ247は、ケース245の孔の下方に配置される。シャッタ247は、駆動部(不図示)を備え、孔(シリンジ241)の下方に進退可能である。
液受部25は、供給経路213,223それぞれの出口から放出される調味液(原液、出汁)の流速を緩和させる。液受部25は、上下方向に貫通するすり鉢状(漏斗状)の貫通孔25hと、すり鉢状(漏斗状)の内面25aと、を備える。液受部25は、供給経路213,223それぞれの出口の下方に配置され、配管支持部13の第1面に取り付けられる。すなわち、液受部25は、供給経路213,223の出口と容器Cとの間に配置される。
図4は、液受部25の模式斜視図である。
図5は、液受部25の模式上面図である。
同図は、供給経路213,223の出口を併せて示す。また、同図は、供給経路213,223から放出される調味液(原液、出汁)の流れを破線矢印で示す。
供給経路213,223の出口は、斜め下方に向けられた状態で液受部25の内面25aに当接する。同出口は、上面視において内面25aの接線方向に沿って配置される。その結果、供給経路213,223から放出された調味液は、内面25aに沿って螺旋状に旋回する。このとき、調味液の流速は、減速される。調味液は、液受部25の下部の開口から、液受部25の下方に配置される容器C(図1参照)へ供給される。
図6は、制御装置30の機能ブロック図である。
制御装置30は、本装置1全体の動作を制御する。制御装置30は、通信部31と、接続部32と、記憶部33と、制御部34と、を備える。制御装置30は、例えば、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)である。
通信部31は、通信回線(例えば、無線通信回線)を介して、外部機器(例えば、店舗に来店した客に利用される入力端末2)と通信する。通信部31は、例えば、通信モジュールやアンテナなど(不図示)により構成される。
接続部32は、例えば、弁214,224,234と、ポンプ215,225,235と、流量計216,226,236と、電動シリンダ243と、シャッタ247の駆動部と、後述される各センサと、接続されるインターフェイスである。
記憶部33は、本装置1の動作に必要な情報を記憶する。記憶部33は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの記録装置および/またはRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、などにより構成される。
制御部34は、本装置1全体の動作を制御する。制御部34は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサと、RAMやROM(Read Only Memory)などの半導体メモリと、により構成される。制御部34は、取得部341と、注文選択部342と、条件決定部343と、動作制御部344と、を備える。
取得部341は、本装置1の動作に必要な情報(例えば、注文情報、具材情報、人数情報、残量情報、など)を取得する。具材情報と人数情報と残量情報それぞれの詳細は、後述される。
「注文」は、例えば、客が操作した入力端末2から送信される、ラーメンの注文である。「注文情報」は、注文ごとの内容を示す情報である。注文情報は、注文が確定した時刻に関する情報(時刻情報)と、客が希望するラーメンの詳細に関する情報(以下「注文詳細情報」という。)と、を含む。注文詳細情報は、例えば、スープの種類、スープの濃さ、麺の硬さ、油の有無、トッピングの種類、などに関する情報を含む。
注文選択部342は、取得部341が複数の注文それぞれに対応する複数の注文情報を取得したとき、複数の注文情報のうち、条件決定部343が供給条件を決定するために用いる注文情報を選択する。
条件決定部343は、注文情報に基づいて、調味液(スープ)の供給条件を決定する。
「供給条件」は、例えば、調味液の配合比率(原液と出汁との比率)や、調味液の液量(スープの総量)、油の有無およびその液量、おろしニンニクの有無およびその量、などの各調味液の供給に関する条件である。
動作制御部344は、供給部20の動作を制御する。動作制御部344の動作は、後述される。
図1に戻る。
搬送部40は、トレーTrと、トレーTrに載せられた容器Cと、を搬送する。搬送部40は、例えば、ベルトコンベアである。搬送部40は、本体部11の天板11a上に配置される。搬送部40は、トレー収容部60からトレーTrを受け取る第1受取位置P1から、容器収容部50から容器Cを受け取る第2受取位置P2へトレーTrを搬送する。第2受取位置P2は、本発明における受取位置である。次いで、搬送部40は、第2受取位置P2から調味液が容器Cへ供給される供給位置P3へトレーTrと容器Cとを搬送する。次いで、搬送部40は、供給位置P3から投入位置(調味液が供給された容器Cへ具材が投入される位置)P4へトレーTrと容器Cとを搬送する。
容器収容部50は、複数の容器Cを収容する。容器Cは、例えば、上下に積み重ねられた状態で容器収容部50内に収容される。容器収容部50は、搬送部40の第2受取位置P2に配置される。容器収容部50は、例えば、容器Cを所定温度に温めるヒータ(不図示)と、容器Cを1つずつ第2受取位置P2へ放出する公知の機構と、を備える。
トレー収容部60は、複数のトレーTrを収容する。トレーTrは、例えば、上下に積み重ねられた状態でトレー収容部60内に収容される。トレー収容部60は、搬送部40の第1受取位置P1に配置される。トレー収容部60は、例えば、トレーTrを1つずつ第2受取位置P2へ放出する公知の機構を備える。
●調理装置(1)の動作
次に、図1と図2と図6とが参照されつつ、本装置1の動作が説明される。
先ず、取得部341は、通信部31を介して、入力端末2からの注文情報を取得する。注文情報は、例えば、記憶部33に記憶される。
次いで、注文選択部342は、注文情報に含まれる注文詳細情報に基づいて、条件決定部343が供給条件を決定するために用いる注文情報を選択する。注文選択部342は、原則として、時刻情報により特定される時刻の順に、注文情報を選択する。注文選択部342の他の選択方法は、後述される。
次いで、条件決定部343は、注文情報に含まれる注文詳細情報に基づいて、スープの供給条件を決定する。
次いで、搬送部40は、第1受取位置P1において受け取ったトレーTrを第2受取位置P2へ搬送し、第2受取位置P2においてトレーTr上に受け取った容器Cを供給位置P3へ搬送する。このとき、トレーTr上の容器Cは、供給位置P3の手前に配置されたガイド(不図示)に沿って移動し、搬送部40の幅方向の略中央に位置決めされる。
容器Cが供給位置P3へ搬送されたとき、動作制御部344は、ポンプ215,225,235と、弁214,224,234と、電動シリンダ243と、シャッタ247と、を適宜動作させて、所定液量のスープ(注文により、所定液量の油、所定量のおろしニンニク)を容器Cへ供給する。動作制御部344の動作の詳細は、後述される。
次いで、搬送部40は、スープが供給された容器Cを投入位置P4へ搬送する。
●動作制御部の動作(1)
次いで、動作制御部344の動作が、以下に説明される。本実施の形態において、第1供給部21と第2供給部22と第3供給部23それぞれの動作は、共通する。したがって、以下において、動作制御部344の動作は、第1供給部21の動作を例に説明される。
図7は、動作制御部344の動作の例を時系列に説明する説明図である。同図は、液(原液)の流れを黒塗矢印で示し、大気の流れを白抜き矢印で示す。
先ず、原液(すなわち、スープ)が容器Cへ供給されていないとき、動作制御部344は、取得経路211と返還経路212とを接続するように弁214の動作を制御する。このとき、動作制御部344は、ポンプ215を所定の時間間隔ごとに間欠的に正方向(原液がポンプ215から返還経路212および供給経路213側に吐出される方向)に動作させる。その結果、原液は、第1貯留槽T1から、取得経路211と返還経路212とを介して、第1貯留槽T1へと循環する。すなわち、取得経路211と返還経路212とは、原液が循環する経路(循環経路)を構成する。また、弁214は、本発明におけるループ弁として機能する。
このように、原液が循環経路を循環することにより、第1貯留槽T1内の原液には対流が生じ、第1貯留槽T1内の原液は攪拌される。その結果、第1貯留槽T1内の原液の濃度と温度のバラつきは抑制され、比較的高温に加熱・保温される原液の第1貯留槽T1内での突沸も抑制される。また、循環経路(特に取得経路211)内には、常に一定濃度かつ所定温度以上の原液が正方向に流れる。さらに、ポンプ215が間欠的に動作することにより、省電力化が図られると共に、チューブポンプによる圧を受けるチューブの劣化が抑制される。
なお、本発明における動作制御部は、原液が容器へ供給されていないとき、ポンプの吐出量が、原液が容器へ供給されているときのポンプの吐出量よりも小さくなるようにポンプを動作させてもよい。
また、本発明における動作制御部は、原液が容器へ供給されていないとき、ポンプを連続的に動作させてもよい。
次いで、条件決定部343により供給条件が決定され、かつ、容器Cが供給位置P3(図1参照)へ搬送されたとき、第1供給部21は、容器Cへの原液の供給を開始する。この構成によれば、容器収容部50(図1参照)において温められた容器Cは、冷めることなく供給位置P3へ搬送される。その結果、容器Cへ供給された原液は、容器Cにより保温される。
なお、本発明における第1供給部は、容器が供給位置から投入位置へ到着するまでに必要とされる搬送時間に基づいて、容器を供給位置へ搬送してもよい。この場合、例えば、本発明における第1供給部は、搬送時間を逆算して、容器への具材の投入に最適なタイミングで容器を供給位置へ搬送して、容器への原液の供給を開始できる。
原液の供給が開始されるとき、動作制御部344は、取得経路211と供給経路213とが接続されるように、弁214の動作を制御する。その結果、原液は、取得経路211から供給経路213へ導入される。すなわち、弁214は、本発明における供給弁としても機能する。このとき、予め原液が循環経路を循環していたため、原液は、原液が循環していないときよりも早く、供給経路213の出口へ到達し、液受部25へ放出される。すなわち、原液の供給タクトは、短縮される。液受部25へ放出された原液は、図4と図5とに示されるように内面25aに沿って螺旋状に旋回し、供給位置P3に配置される容器Cへ供給される。供給中の原液の液量は、流量計216により計測される。ここで、動作制御部344は、おろしニンニクの容器Cへの供給を開始するとき、シャッタ247をシリンジ241の下方から退出させ、おろしニンニクの容器Cへの供給を停止したとき、シャッタ247をシリンジ241の下方へと進出させる。
所定液量の原液が容器Cへ供給されたタイミングで、動作制御部344は、原液の容器Cへの供給を停止する。動作制御部344は、原液の容器Cへの供給を停止するとき、正方向への原液の吐出を停止するようにポンプ215の動作を停止すると共に、所定時間(例えば、500msec)、取得経路211と返還経路212とが接続されるように弁214の動作を制御する。この接続により、ポンプ215が停止する際にポンプ215から吐出された原液は、供給経路213へ流れることなく、返還経路212へ導入される。その結果、容器Cへの原液の液量は、安定する。また、弁214が切り替わることにより、供給経路213内の原液は重力により出口から放出され、同出口から供給経路213内に大気が導入される。換言すれば、供給経路213は本発明における大気導入経路としても機能し、弁214は本発明における大気導入弁としても機能する。その結果、供給経路213内の原液のうち、所定量の原液は、重力により容器Cへ供給される。
所定時間経過後、動作制御部344は、所定時間(例えば、500msec)、取得経路211と供給経路213とが接続されるように弁214の動作を制御すると共に、ポンプ215から第1貯留槽T1側へ原液が逆流するようにポンプ215の動作を制御する。すなわち、動作制御部344は、ポンプ215を逆方向(ポンプ215が第1貯留槽T1側に原液を吐出する方向)に動作させる。その結果、供給経路213と、取得経路211のポンプ215よりも下流部分と、に残っている原液(残液)は、ポンプ215から第1貯留槽T1側へ回収される。
なお、本発明における動作制御部は、正方向への原液の吐出を停止するようにポンプの動作を停止したとき、取得経路と返還経路とを接続させることなく、逆方向にポンプを動作させてもよい。
所定時間経過後、動作制御部344は、取得経路211と返還経路212とが接続されるように弁214の動作を制御すると共に、逆方向への動作を停止するようにポンプ215の動作を制御する。次いで、動作制御部344は、前述のとおり、正方向にポンプ215を間欠的に動作させる。
●まとめ(1)
以上説明した実施の形態によれば、本装置1は、取得部341と、条件決定部343と、供給部20と、動作制御部344と、を有してなる。供給部20は、取得経路211,221,231と、返還経路212,222,232と、供給経路213,223,233と、弁214,224,234と、を備える。動作制御部344は、調味液(スープ:原液、出汁、注文により油)が容器Cへ供給されているとき、取得経路211,221,231と供給経路213,223,233とを接続し、調味液が容器Cへ供給されていないとき、取得経路211,221,231と返還経路212,222,232とを接続する。この構成によれば、調味液が容器Cへ供給されていないとき、各調味液(原液、出汁、油)は、循環経路を循環する。そのため、各貯留槽T1-T3内の調味液(原液、出汁、油)には対流が生じ、各貯留槽T1-T3内の調味液は攪拌される。その結果、各貯留槽T1-T3内の調味液の濃度と温度のバラつきは抑制され、調味液の各貯留槽T1-T3内での突沸も抑制される。また、循環経路内には、常に一定濃度かつ所定温度以上の調味液が正方向に流れる。その結果、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
また、本装置1の使用者は、例えば、各貯留槽T1-T3に洗浄液を貯留することにより、各配管(特に循環経路)の清掃を容易に実行できる。
さらに、以上説明した実施の形態によれば、動作制御部344は、調味液が容器Cへ供給されていないとき、ポンプ215,225,235を間欠的に動作させ、および/または、ポンプ215,225,235の吐出量が、調味液が容器Cへ供給されているときの同吐出量よりも小さくなるようにポンプ215,225,235を動作させる。この構成によれば、省電力化が図られると共に、チューブポンプであるポンプ215,225,235による圧を受けるチューブの劣化が抑制される。その結果、ポンプ215,225,235の吐出量は変動しない。したがって、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、動作制御部344は、調味液の容器Cへの供給を停止するとき、供給経路213,223,233側への調味液の吐出を停止するようにポンプ215,225,235の動作を制御し、取得経路211,221,231と返還経路212,222,232とが接続されるように弁214,224,234を制御する。この構成によれば、ポンプ215,225,235が停止する際にポンプ215,225,235から吐出された原液は、供給経路213,223,233へ流れることなく、返還経路212,222,232へ導入される。その結果、容器Cへの原液の液量は、安定する。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、動作制御部344は、調味液の容器Cへの供給を停止するとき、逆方向へポンプ215,225,235から各貯留槽T1-T3側へ調味液が逆流するようにポンプ215,225,235の動作を制御する。この構成によれば、供給経路213,223,233と、取得経路211,221,231のポンプ215,225,235よりも下流部分との残液は、ポンプ215,225,235側へ回収される。その結果、本装置1において、余分な残液は生じない。したがって、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、供給経路213,223,233は、本発明における大気導入経路として機能する。また、弁214,224,234は、本発明におけるループ弁と供給弁と大気導入弁それぞれとして機能する。すなわち、供給経路213,223,233は大気導入経路と共通し、供給弁はループ弁と大気導入弁それぞれと共通する。この構成によれば、供給部20を構成する配管・継手・弁の数は、少なくなる。その結果、供給部20のメンテナンス性は向上する。したがって、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、供給部20は、供給経路213,223,233の出口と容器Cとの間に配置される液受部25を備える。液受部25は、すり鉢状の内面25aを備える。この構成によれば、第1供給部21と第2供給部22と第3供給部23それぞれからの調味液の流速を速めても、同流速は、液受部25において減速される。その結果、容器Cへ調味液が供給される際に、調味液の泡立ちが抑制されると共に、容器Cからの調味液の零れは防止される。したがって、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
さらにまた、各供給経路213,223,233の出口は、上方視において、内面25aの接線方向に沿って配置される。この構成によれば、液受部25において、調味液は、内面25a上を螺旋状に旋回する。その結果、液受部25において、調味液の流速は、効果的に減速される。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、粘体供給部24は、シリンジ241からのおろしニンニクの容器Cへの供給を規制するシャッタ247を備える。シャッタ247は、おろしニンニクの容器Cへの供給を開始するときシリンジ241の下方から退出し、おろしニンニクの容器Cへの供給を停止したときシリンジ241の下方に進出する。この構成によれば、自らの粘性によりシリンジ241の出口に残留し得るおろしニンニクの容器Cへの予期せぬ落下が、防止される。その結果、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、本装置1は、各調味液それぞれに対応する第1供給部21と第2供給部22と第3供給部23とを備える。この構成によれば、本装置1は、調味液の容器Cへの供給を停止しているとき、調味液ごとに循環経路を循環させることができる。その結果、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、第1調味液である原液と出汁それぞれに対応する第1供給部21と第2供給部22は、第2調味液である油に対応する第3供給部23と別体である。この構成によれば、供給部20において、第1調味液は第2調味液と混在しない。したがって、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、供給部20は、搬送時間に基づいて、調味液の容器Cへの供給を開始する。この構成によれば、供給部20は、搬送時間を逆算して、容器Cへの具材の投入に最適なタイミングで容器Cへの原液の供給を開始できる。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、本装置1は、複数の容器Cを所定温度に保温する容器収容部50を備える。供給部20は、容器Cが供給位置P3へ搬送されたとき、調味液の容器Cへの供給を開始する。この構成によれば、容器収容部50において温められた容器Cは、冷めることなく供給位置P3へ搬送される。その結果、容器Cへ供給された調味液は、容器Cにより保温される。すなわち、容器Cへ供給された調味液の品質(温度)は、安定する。
さらにまた、以上説明した実施の形態によれば、取得経路211,221,231と返還経路212,222,232と供給経路213,223,233それぞれは、対応する支持部131に人の手で着脱可能に嵌入される。その結果、構成する配管・継手・弁のメンテナンス性は、向上する。したがって、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
なお、本発明における弁は、単一の三方弁で構成されてもよい。
●調理装置(2)●
次に、本装置の別の実施の形態(第2実施形態)が、先に説明した実施の形態(第1実施形態)とは異なる部分を中心に説明される。第2実施形態における調理装置は、供給部の構成と動作とが、第1実施形態における調理装置と異なる。
●調理装置(2)の構成
図8は、本装置の別の実施の形態を示す模式構成図である。
本装置1Aは、筐体10と、供給部20Aと、制御装置30Aと、搬送部40と、容器収容部50と、トレー収容部60と、を有してなる。
図9は、供給部20Aの配管図である。
同図は、説明の便宜上、制御装置30Aと、供給部20Aと制御装置30Aとの間の配線と、を併せて示す。
供給部20Aは、所定液量の調味液を容器Cへ供給する。供給部20Aは、第1供給部21Aと、第2供給部22Aと、第3供給部23Aと、粘体供給部24と、液受部25と、を備える。
第1供給部21Aは、第1貯留槽T1に貯留されている原液を容器Cへ供給する。第1供給部21Aは、取得経路211と、返還経路212と、供給経路213と、第1弁214-1Aと、第2弁214-2Aと、ポンプ215と、流量計216と、を備える。本実施の形態における第1供給部21Aは、第1実施形態における弁214が2つの弁(第1弁214-1A、第2弁214-2A)で構成されている点が、第1実施形態における第1供給部21と異なる。
取得経路211の下流側の端部は、2系統に分岐して第1弁214-1Aと第2弁214-2Aとに接続される。
第1弁214-1Aは、取得経路211と返還経路212との間に配置される。第1弁214-1Aは、開放されることにより取得経路211と返還経路212とを接続し、閉鎖されることにより取得経路211と返還経路212とを切断する。第1弁214-1Aは、本発明における接続切替部の一部を構成する。第1弁214-1Aは、例えば、接液しないピンチバルブである。第1弁214-1Aの動作は、後述される動作制御部344A(図10参照。以下同じ。)により電気的に制御される。
第2弁214-2Aは、取得経路211と供給経路213との間に配置される。第2弁214-2Aは、開放されることにより取得経路211と供給経路213とを接続し、閉鎖されることにより取得経路211と供給経路213とを切断する。第2弁214-2Aは、本発明における接続切替部の一部を構成する。第2弁214-2Aは、例えば、ピンチバルブである。第2弁214-2Aの動作は、後述される動作制御部344Aにより電気的に制御される。
第2供給部22Aは、第2貯留槽T2に貯留されている出汁を容器Cへ供給する。第2供給部22Aは、取得経路221と、返還経路222と、供給経路223と、第1弁224-1Aと、第2弁224-2Aと、ポンプ225と、流量計226と、を備える。本実施の形態における第2供給部22Aは、第1実施形態における弁224が2つの弁(第1弁224-1A、第2弁224-2A)で構成されている点が、第1実施形態における第2供給部22と異なる。
取得経路221の下流側の端部は、2系統に分岐して第1弁224-1Aと第2弁224-2Aとに接続される。
第1弁224-1Aは、取得経路221と返還経路222との間に配置される。第1弁224-1Aは、開放されることにより取得経路221と返還経路222とを接続し、閉鎖されることにより取得経路221と返還経路222とを切断する。第1弁224-1Aは、本発明における接続切替部の一部を構成する。第1弁224-1Aは、例えば、ピンチバルブである。第1弁224-1Aの動作は、後述される動作制御部344Aにより電気的に制御される。
第2弁224-2Aは、取得経路221と供給経路223との間に配置される。第2弁224-2Aは、開放されることにより取得経路221と供給経路223とを接続し、閉鎖されることにより取得経路221と供給経路223とを切断する。第2弁224-2Aは、本発明における接続切替部の一部を構成する。第2弁224-2Aは、例えば、ピンチバルブである。第2弁224-2Aの動作は、後述される動作制御部344Aにより電気的に制御される。
第3供給部23Aは、第3貯留槽T3に貯留されている油を容器Cへ供給する。第3供給部23Aは、取得経路231と、返還経路232と、供給経路233と、第1弁234-1Aと、第2弁234-2Aと、ポンプ235と、流量計236と、を備える。本実施の形態における第3供給部23Aは、第1実施形態における弁234が2つの弁(第1弁234-1A、第2弁234-2A)で構成されている点が、第1実施形態における第3供給部23と異なる。
取得経路231の下流側の端部は、2系統に分岐して第1弁234-1Aと第2弁234-2Aとに接続される。
第1弁234-1Aは、取得経路231と返還経路232との間に配置される。第1弁234-1Aは、開放されることにより取得経路231と返還経路232とを接続し、閉鎖されることにより取得経路231と返還経路232とを切断する。第1弁234-1Aは、本発明における接続切替部の一部を構成する。第1弁234-1Aは、例えば、ピンチバルブである。第1弁234-1Aの動作は、後述される動作制御部344Aにより電気的に制御される。
第2弁234-2Aは、取得経路231と供給経路233との間に配置される。第2弁234-2Aは、開放されることにより取得経路231と供給経路233とを接続し、閉鎖されることにより取得経路231と供給経路233とを切断する。第2弁234-2Aは、本発明における接続切替部の一部を構成する。第2弁234-2Aは、例えば、ピンチバルブである。第2弁234-2Aの動作は、後述される動作制御部344Aにより電気的に制御される。
本実施の形態において、第1弁214-1A,224-1A,234-1Aと第2弁214-2A,224-2A,234-2Aそれぞれは、1つの流路(経路)を有する。
図10は、本装置1Aの機能ブロック図である。
制御装置30Aは、本装置1A全体の動作を制御する。制御装置30Aは、通信部31と、接続部32Aと、記憶部33Aと、制御部34Aと、を備える。制御装置30Aは、例えば、パーソナルコンピュータである。
接続部32Aは、例えば、第1弁214-1A,224-1A,234-1Aと、第2弁214-2A,224-2A,234-2Aと、ポンプ215,225,235と、流量計216,226,236と、電動シリンダ243と、シャッタ247の駆動部と、後述される各センサと、接続されるインターフェイスである。
記憶部33Aは、本装置1Aの動作に必要な情報を記憶する。記憶部33Aは、例えば、HDD、SSDなどの記録装置および/またはRAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、などにより構成される。
制御部34Aは、本装置1A全体の動作を制御する。制御部34Aは、例えば、CPUやDSPなどのプロセッサと、RAMやROMなどの半導体メモリと、により構成される。制御部34Aは、取得部341と、注文選択部342と、条件決定部343と、動作制御部344Aと、を備える。
動作制御部344Aは、供給部20Aの動作を制御する。動作制御部344Aの動作は、後述される。
●動作制御部の動作(2)
次に、動作制御部344Aの動作が、図9と図10も参照されつつ、以下に説明される。本実施の形態において、第1供給部21Aと第2供給部22Aと第3供給部23Aそれぞれの動作は、共通する。したがって、以下において、動作制御部344Aの動作は、第1供給部21Aの動作を例に説明される。ここで、動作制御部344Aの動作は、接続切替部の制御の詳細が第1実施形態と異なる点を除き、第1実施形態の動作制御部344の動作と共通する。したがって、本装置1Aは、第1実施形態の本装置1と同様の効果を奏する。
図11は、動作制御部344Aの動作の例を時系列に説明する説明図である。
先ず、原液(すなわち、スープ)が容器Cへ供給されていないとき、動作制御部344Aは、第1弁214-1Aを開放して取得経路211と返還経路212とを接続し、第2弁214-2Aを閉鎖して取得経路211と供給経路213とを切断する。このとき、動作制御部344は、ポンプ215を所定の時間間隔ごとに間欠的に正方向に動作させる。その結果、原液は、第1貯留槽T1から、取得経路211と返還経路212と(循環経路)を介して、第1貯留槽T1へと循環する。すなわち、第1弁214-1Aは、本発明におけるループ弁として機能する。
次いで、条件決定部343により供給条件が決定され、かつ、容器Cが供給位置P3へ搬送されたとき、第1供給部21Aは、容器Cへの原液の供給を開始する。
原液の供給が開始されるとき、動作制御部344Aは、取得経路211と供給経路213とが接続されるように接続切替部(第1弁214-1A,第2弁214-2A)の動作を制御する。すなわち、動作制御部344Aは、第1弁214-1Aを閉鎖して取得経路211と返還経路212とを切断し、第2弁214-2Aを開放して取得経路211と供給経路213とを接続する。その結果、原液は、取得経路211から供給経路213へ導入される。すなわち、第2弁214-2Aは、本発明における供給弁として機能する。液受部25へ放出された原液は、内面25a(図4参照)に沿って螺旋状に旋回し、供給位置P3に配置される容器Cへ供給される。供給中の原液の液量は、流量計216により計測される。
所定液量の原液が容器Cへ供給されたタイミングで、動作制御部344Aは、原液の容器Cへの供給を停止する。動作制御部344Aは、原液の容器Cへの供給を停止するとき、正方向への原液の吐出を停止するようにポンプ215の動作を停止すると共に、所定時間(例えば、500msec)、取得経路211と返還経路212とが接続されるように接続切替部の動作を制御する。すなわち、動作制御部344Aは、第2弁214-2Aを閉鎖して取得経路211と供給経路213とを切断し、第1弁214-1Aを開放して取得経路211と返還経路212とを接続する。この所定時間は、本発明における第1時間の例である。この接続により、ポンプ215が停止する際にポンプ215から吐出された原液は、供給経路213へ流れることなく、返還経路212へ導入される。その結果、容器Cへの原液の液量は、安定する。また、第2弁214-2Aが閉鎖されることにより、供給経路213内の原液は重力により出口から放出され、同出口から供給経路213内に大気が導入される。換言すれば、供給経路213は本発明における大気導入経路としても機能し、第2弁214-2Aは本発明における大気導入弁としても機能する。
所定時間(第1時間)経過後、動作制御部344Aは、所定時間(例えば、500msec)、返還経路212と供給経路213とが接続されるように接続切替部の動作を制御する。すなわち、動作制御部344Aは、第2弁214-2Aを開放して取得経路211および返還経路212と供給経路213とを接続する。この所定時間は、本発明における第2時間の例である。その結果、供給経路213と、取得経路211のポンプ215よりも下流部分と、に残っている原液(残液)は、重力により、返還経路212を介して第1貯留槽T1へ回収される。
所定時間(第2時間)経過後、動作制御部344Aは、取得経路211と返還経路212とが接続されるように接続切替部の動作を制御する。すなわち、動作制御部344Aは、第2弁214-2Aを閉鎖して取得経路211および返還経路212と供給経路213とを切断する。次いで、動作制御部344Aは、前述のとおり、正方向にポンプ215を間欠的に動作させる。
なお、本発明における動作制御部は、原液が容器へ供給されていないとき、ポンプの吐出量が、原液が容器へ供給されているときのポンプの吐出量よりも小さくなるようにポンプを動作させてもよい。
また、本発明における動作制御部は、原液が容器へ供給されていないとき、ポンプを連続的に動作させてもよい。
●まとめ(2)
以上説明した実施の形態によれば、第1実施形態と同様に、調味液が容器Cへ供給されていないとき、各調味液(原液、出汁、油)は、循環経路を循環する。そのため、各貯留槽T1-T3内の調味液(原液、出汁、油)には対流が生じ、各貯留槽T1-T3内の調味液は攪拌される。その結果、各貯留槽T1-T3内の調味液の濃度と温度のバラつきは抑制され、調味液の各貯留槽T1-T3内での突沸も抑制される。また、循環経路内には、常に一定濃度かつ所定温度以上の調味液が正方向に流れる。その結果、本装置1は、安定した品質の調味液を機械的に容器Cへ供給できる。
なお、本発明における第1供給部と第2供給部と第3供給部それぞれは、供給経路に接続される大気導入経路を備えてもよい。この場合、大気導入経路は、大気を供給経路に導入する大気導入弁を備える。
●まとめ(その他)●
なお、調味液に含まれる第1調味液と第2調味液それぞれの種類は、各実施の形態に限定されない。すなわち、例えば、調味液は、1種類の第1調味液のみを含んでもよく、あるいは、3種類以上の第1調味液と2種類以上の第2調味液とを含んでもよい。
また、本発明における第1調味液(原液、出汁)に対応する供給部(第1供給部、第2供給部)は、別体でなくてもよい。すなわち、例えば、本発明における第1供給部の一部は、本発明における第2供給部の一部と共通してもよい。具体的には、例えば、本発明における供給経路は、第1供給部と第2供給部それぞれに共通してもよい。
さらに、本発明における調味料は、おろしニンニクに限定されない。すなわち、例えば、本発明における調味料は、秘伝のタレやおろし生姜、おろし大根でもよい。
さらにまた、本発明における各弁は、電気的に制御されればよく、ピンチバルブに限定されない。すなわち、例えば、本発明における弁は、機構部が接液する方式の電磁弁でもよい。
さらにまた、本発明におけるポンプは、チューブポンプに限定されない。すなわち、例えば、本発明におけるポンプは、流路(経路)以外の送液部分が接液する方式のポンプでもよい。
さらにまた、本発明における流量計は、クランプオン超音波方式の流量計に限定されない。すなわち、例えば、本発明における流量計は、コリオリ方式の流量計でもよく、あるいは、流路(経路)以外が接液する方式(例えば、電磁式など)の流量計でもよい。
さらにまた、本発明における各経路の一部または全部は、配管保温材に覆われなくてもよい。
さらにまた、本装置は、粘体供給部、液受部、容器収容部、および/または、トレー収容部、を備えなくてもよい。
さらにまた、本発明における架渡部材は、面ファスナテープに限定されない。すなわち、例えば、本発明における架渡部材は、挟持部材の一方に回動自在に取り付けられる板状(棒状)の部材でもよい。この場合、例えば、同部材の先端は、他方の挟持部材に設けられるL字状の突起に係止されることにより、挟持部材に架け渡される。
さらにまた、本発明における注文選択部は、注文ごとに、注文に対応する麺の硬さに必要な麺茹時間を取得し、麺茹時間に基づいて注文情報を選択してもよい。この場合、麺は、麺を仕上げるために必要な麺茹時間が異なる複数の硬さのうち、1の硬さに仕上げられるように構成される。麺の硬さに対応する麺茹時間は、例えば、記憶部に予め記憶されている。麺茹時間は、本発明における仕上時間の例であり、本発明における注文関連情報に含まれる情報の例である。ここで、「注文関連情報」は、例えば、注文に対応して調製される飲食物(具材、調味液)に関連する情報や、注文主(客)に関連する情報、などの注文に関連する情報であり、例えば、本装置の外部から得られる情報である。さらに、供給部は、供給条件(液量)と麺茹時間(仕上時間)とに基づいて、調味液の容器への供給を開始してもよい。この構成によれば、本装置は、麺茹時間に応じて、スープを供給できる。その結果、本装置は、効率的な飲食物(ラーメン)の提供に寄与する。
さらにまた、本発明における注文選択部は、具材情報を取得し、具材情報に基づいて注文情報を選択してもよい。ここで、「具材情報」は、麺の仕上げ(茹で)に必要な調理器具(寸胴)の麺茹でざるが投入される複数の領域(仕上領域)それぞれにおける麺の有無を示す情報である。具材情報は、本発明における注文関連情報に含まれる情報の例である。この構成によれば、本装置は、麺を茹でる領域の空きの状況に応じて、スープを供給できる。その結果、本装置は、効率的な飲食物(ラーメン)の提供に寄与する。具材情報は、例えば、仕上領域の麺(ざる)の有無を検知するセンサからの入力、本装置の使用者による入力操作、を介して注文選択部に送られる。
さらにまた、本発明における注文選択部は、店舗に来店している客の人数を示す人数情報を取得し、人数情報に基づいて注文情報を選択してもよい。人数情報は、本発明における注文関連情報に含まれる情報の例である。この場合、注文選択部は、例えば、客が入力している入力端末からの入力情報(入力途中の情報を含む)に基づいて人数を取得する。この構成によれば、本装置は、所定時間内の注文の数を予測し、その予測に基づいて、スープを供給できる。また、本装置は、人数情報に基づいて具材情報(仕上領域の空きの推移)を予測し、その予測に基づいて、スープを供給できる。その結果、本装置は、効率的な飲食物(ラーメン)の提供に寄与する。人数情報は、例えば、来店を検知するセンサからの入力、入力操作端末からの入力、本装置の使用者による入力操作、を介して注文選択部に送られる。
さらにまた、本発明における注文選択部は、注文に再注文が含まれているとき、再注文に対応する注文情報を優先的に選択してもよい。再注文に対応する注文情報は、本発明における注文関連情報に含まれる情報の例である。「再注文」は、調味液の容器への供給のやり直しを示す注文である。この構成によれば、本装置は、客への飲食物(ラーメン)の提供を滞らせることが無いようにスープを供給できる。その結果、本装置は、効率的な飲食物(ラーメン)の提供に寄与する。再注文に対応する注文情報は、例えば、本装置のアラーム情報、本装置の使用者による入力操作、を介して注文選択部に送られる。
さらにまた、本発明における注文選択部は、各貯留槽に貯留されている調味液の残量を示す残量情報を取得し、残量情報に基づいて注文情報を選択してもよい。残量情報は、本発明における注文関連情報に含まれる情報の例である。この構成によれば、本装置は効率よく各調味液を使い切ることができ、本装置の使用者は効率的に各調味液を交換することができる。その結果、本装置は、効率的な飲食物(ラーメン)の提供に寄与する。残量情報は、例えば、各貯留槽の液量を検知するセンサからの入力、本装置の使用者による入力操作、を介して注文選択部に送られる。
さらにまた、本発明における注文選択部は、仕上情報、具材情報、人数情報、再注文に対応する注文情報、残量情報、のうち、2以上の情報に基づいて、注文情報を選択してもよい。
さらにまた、本発明における取得部は、紙製の注文伝票に記載された注文に基づいて、注文情報を取得してもよい。この場合、例えば、本装置の使用者が、不図示の入力機器(手入力、音声入力を含む)を用いて、注文の内容を本装置に入力する。
1 調理装置
131 支持部
131a 挟持部材
131b 挟持部材
131c 架渡部材
20 供給部
21 第1供給部
211 取得経路
212 返還経路
213 供給経路(大気導入経路)
214 弁(接続切替部、ループ弁、供給弁、大気導入弁)
215 ポンプ
22 第2供給部
221 取得経路
222 返還経路
223 供給経路(大気導入経路)
224 弁(接続切替部、ループ弁、供給弁、大気導入弁)
225 ポンプ
23 第3供給部
231 取得経路
232 返還経路
233 供給経路(大気導入経路)
234 弁(接続切替部、ループ弁、供給弁、大気導入弁)
235 ポンプ
24 粘体供給部
241 シリンジ
244 保持部
245 ケース
246 温度調節部
247 シャッタ
25 液受部
25a 内面
341 取得部
342 注文選択部
343 条件決定部
344 動作制御部
40 搬送部
50 容器収容部
1A 調理装置
20A 供給部
21A 第1供給部
214-1A 第1弁(接続切替部、ループ弁)
214-2A 第2弁(接続切替部、供給弁、大気導入弁)
22A 第2供給部
224-1A 第1弁(接続切替部、ループ弁)
224-2A 第2弁(接続切替部、供給弁、大気導入弁)
23A 第3供給部
234-1A 第1弁(接続切替部、ループ弁)
234-2A 第2弁(接続切替部、供給弁、大気導入弁)
C 容器
T1 第1貯留槽
T2 第2貯留槽
T3 第3貯留槽

Claims (20)

  1. 飲食物に含まれる調味液を容器へ供給する調理装置であって、
    前記飲食物の注文ごとの内容を示す注文情報を取得する取得部と、
    前記注文情報に基づいて、前記調味液の供給条件を決定する条件決定部と、
    前記供給条件に基づいて、所定液量の前記調味液を前記容器へ供給する供給部と、
    前記供給部の動作を制御する動作制御部と、
    を有してなり、
    前記供給部は、
    前記調味液が貯留される貯留槽から前記調味液を取得する取得経路と、
    前記取得経路からの前記調味液を前記貯留槽に戻す返還経路と、
    前記取得経路からの前記調味液を前記容器へ供給する供給経路と、
    前記動作制御部の制御により、前記取得経路と前記返還経路と前記供給経路の接続を切り替える接続切替部と、
    前記取得経路に取り付けられ、前記調味液を吐出するポンプと、
    を備え、
    前記動作制御部は、
    前記調味液が前記容器へ供給されているとき、前記取得経路と前記供給経路とが接続されるように前記接続切替部の動作を制御し、
    前記動作制御部は、
    前記調味液が前記容器へ供給されていないとき、前記取得経路と前記返還経路とが接続されるように前記接続切替部の動作を制御し、前記ポンプを間欠的に動作させることにより、前記貯留槽と前記取得経路と前記返還経路とを介して前記調味液を循環させ
    または
    前記調味液が前記容器へ供給されていないとき、前記取得経路と前記返還経路とが接続されるように前記接続切替部の動作を制御し、前記ポンプの吐出量が、前記調味液が前記容器へ供給されているときの前記ポンプの吐出量よりも小さくなるように前記ポンプの動作を制御することにより、前記貯留槽と前記取得経路と前記返還経路とを介して前記調味液を循環させる
    ことを特徴とする調理装置。
  2. 前記動作制御部は、前記調味液の前記容器への供給を停止するとき、
    前記供給経路側への前記調味液の吐出を停止するように前記ポンプの動作を制御し、
    前記取得経路と前記返還経路とが接続されるように前記接続切替部を制御する、
    請求項1記載の調理装置。
  3. 前記動作制御部は、前記調味液の前記容器への供給を停止するとき、前記ポンプから前記貯留槽側へ前記調味液が逆流するように前記ポンプの動作を制御する、
    請求項2記載の調理装置。
  4. 前記供給部は、
    前記供給経路へ大気を導入する大気導入経路、
    を備え、
    前記接続切替部は、
    前記返還経路に接続され、前記返還経路内に前記調味液を導入するループ弁と、
    前記供給経路に接続され、前記供給経路内に前記調味液を導入する供給弁と、
    前記大気導入経路に接続され、前記供給経路内に大気を導入する大気導入弁と、
    を備え、
    前記供給弁は、前記大気導入弁、または、前記ループ弁および前記大気導入弁、と共通する、
    請求項2または3記載の調理装置。
  5. 前記動作制御部は、
    前記取得経路と前記返還経路とが接続されてから第1時間以内に、前記返還経路と前記供給経路とが接続されるように前記接続切替部を制御し、
    前記第1時間経過してから第2時間以内に、前記取得経路と前記返還経路とが接続されるように前記接続切替部を制御する、
    請求項2記載の調理装置。
  6. 前記供給部は、
    前記供給経路へ大気を導入する大気導入経路、
    を備え、
    前記接続切替部は、
    前記返還経路に接続され、前記返還経路内に前記調味液を導入するループ弁と、
    前記供給経路に接続され、前記供給経路内に前記調味液を導入する供給弁と、
    前記大気導入経路に接続され、前記供給経路内に大気を導入する大気導入弁と、
    を備え、
    前記動作制御部は、
    前記第1時間以内に、前記ループ弁と前記供給弁と前記大気導入弁とを開き、
    前記第1時間経過してから前記第2時間以内に、前記供給弁と前記大気導入弁とを閉じる、
    ように前記接続切替部を制御する、
    請求項5記載の調理装置。
  7. 前記供給部は、
    前記供給経路の前記容器側の出口と、前記容器と、の間に配置され、すり鉢状の内面を備える液受部、
    を備える、
    請求項1記載の調理装置。
  8. 前記出口は、上方視において、前記液受部の内面の接線方向に沿って配置される、
    請求項7記載の調理装置。
  9. 前記調味液よりも粘性の高い粘体状の調味料を前記容器へ供給する粘体供給部、
    を有してなり、
    前記粘体供給部は、
    前記調味料が充填されるシリンジと、
    前記シリンジを着脱可能に保持する保持部と、
    前記シリンジからの前記調味料の前記容器への供給を規制するシャッタと、
    を備え、
    前記シャッタは、
    前記調味料の前記容器への供給を開始するとき、前記シリンジの下方から退出し、
    前記調味料の前記容器への供給を停止したとき、前記シリンジの下方に進出する、
    請求項1記載の調理装置。
  10. 前記粘体供給部は、
    前記シリンジを収容するケースと、
    前記ケース内において、前記シリンジに充填された前記調味料の温度を所定の温度に調節する温度調節部と、
    を備え、
    前記温度調節部は、前記保持部または前記ケースに当接する、
    請求項9記載の調理装置。
  11. 前記飲食物は、複数種の前記調味液、を含み、
    複数種の前記調味液それぞれに対応する前記供給部、
    を有してなる、
    請求項1記載の調理装置。
  12. 複数種の前記調味液は、
    前記注文の全てに対応して供給される特定調味液と、
    前記注文の一部に対応して供給される非特定調味液と、
    を含み、
    前記特定調味液に対応する前記供給部は、前記非特定調味液に対応する前記供給部と別体である、
    請求項11記載の調理装置。
  13. 前記取得部が複数の前記注文に対応する複数の前記注文情報を取得したとき、複数の前記注文情報のうち、前記条件決定部が前記供給条件を決定するために用いる前記注文情報を選択する注文選択部、
    を有してなり、
    前記注文選択部は、前記注文情報に含まれる時刻情報に基づいて、前記注文情報を選択する、
    請求項1記載の調理装置。
  14. 前記注文選択部は、
    前記注文に関連する注文関連情報を取得し、
    前記注文関連情報に基づいて、前記注文情報を選択する、
    請求項13記載の調理装置。
  15. 前記調理装置は、前記飲食物を顧客に提供する店舗内に配置され、
    前記飲食物は、前記調味液に浸漬される具材を含み、
    前記具材を仕上げるために必要な調理器具は、前記具材を仕上げる複数の仕上領域を備え、
    前記具材は、前記注文ごとに前記具材を仕上げるために必要な仕上時間が異なる複数の仕上状態のうち、1の前記仕上状態に仕上げられ、
    前記注文関連情報は、
    前記注文に対応する前記仕上時間を示す仕上時間情報、
    複数の前記仕上領域それぞれにおける前記具材の有無を示す具材情報、
    前記店舗に来店している前記顧客の人数を示す人数情報、
    前記調味液の前記容器への供給のやり直しを示す再注文に対応する前記注文情報、
    前記貯留槽に貯留されている前記調味液の残量を示す残量情報、
    のうち、少なくとも1の情報を含む、
    請求項14記載の調理装置。
  16. 前記顧客は、前記注文の内容を入力するための入力端末を操作し、
    前記注文選択部は、前記入力端末からの入力情報に基づいて、前記人数を取得する、
    請求項15記載の調理装置。
  17. 前記飲食物は、前記調味液に浸漬される具材、を含み、
    前記具材は、前記注文ごとに前記具材を仕上げるために必要な仕上時間が異なる複数の仕上状態のうち、1の前記仕上状態に仕上げられ、
    前記供給部は、前記所定液量と前記仕上時間とに基づいて、前記調味液の前記容器への供給を開始する、
    請求項1記載の調理装置。
  18. 前記容器を搬送する搬送部、
    を有してなり、
    前記容器は、前記搬送部に搬送される前に所定温度に保温され、
    前記搬送部は、
    保温された前記容器を受け取る受取位置から、前記調味液が前記容器へ供給される供給位置へ前記容器を搬送し、
    前記供給位置から、1の前記仕上状態に仕上げられた前記具材が前記容器へ投入される投入位置へ前記容器を搬送し、
    前記供給部は、前記容器が前記供給位置へ搬送されたとき、前記調味液の前記容器への供給を開始し、
    前記搬送部は、前記容器が前記投入位置へ到着するまでに必要とされる搬送時間に基づいて、前記容器を前記供給位置へ搬送する、
    請求項17記載の調理装置。
  19. 前記供給部を保持する複数の支持部、
    を有してなり、
    前記取得経路と前記返還経路と前記供給経路それぞれは、対応する前記支持部に人の手で着脱可能に嵌入される、
    請求項1記載の調理装置。
  20. 複数の前記支持部のうち少なくとも1の前記支持部は、
    前記取得経路と前記返還経路と前記供給経路とのうち、対応する一部の経路を挟み込むように配置される2つの挟持部材と、
    2つの前記挟持部材同士に、対応する前記経路を覆うように架け渡される架渡部材と、
    を備える、
    請求項19記載の調理装置。
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