JP7447895B2 - 撮像装置、制御装置、フィルタ制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、制御装置、フィルタ制御方法、プログラム Download PDF

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Description

本技術は撮像装置、制御装置、フィルタ制御方法、プログラムに関し、特に撮像装置の入射光量制御についての技術に関する。
静止画や動画の撮像において、被写体の明るさは撮像環境により異なる。また画作り観点であえて適切な露光状態から外す場合もあり、表現手段としても大きな役割を担っている。屋外から屋内への移動がその一例であり、晴天昼間の太陽光が約100000[lm/m2]に対して室内蛍光灯は約500[lm/m2]であり、100倍以上の照度変化が発生する。
このように照度変化の大きな撮影において、露光を調整する手段のひとつとして減光フィルタが存在する。減光フィルタの種類のひとつに、特許文献1のように可変減光フィルタというものがあり、フィルタに電圧をかけることでフィルタ内部の分子方向を制御し、減光率(透過率)を可変的に制御することができる。
特開2002-40515号公報
しかしながら、可変減光フィルタの透過率は100[%]を実現することができておらず、可変減光フィルタ無しの状態に比べると、屋内のシーンなど暗い環境下においては透過率最大であっても明るさが足りない問題が生じる。この問題を解消するためにはフィルタを挿入・抜去する機構が必要となる。そのため、可変減光フィルタを撮像装置で使用する際は、これまでは可変減光フィルタの挿抜指示と、透過率の変更指示を実現するためにふたつの操作部材が必要であった。
この場合、入射光量の調整という目的の操作として複数の操作部材の操作が必要になることは、カメラマン等にとって操作性がよいとはいえない。
本開示ではこのような事情に鑑みて、単一の操作部材のみで可変減光フィルタの挿抜、及び透過率指示操作を行うことができるようにする技術を提案する。
本技術に係る撮像装置は、透過率が可変な可変減光フィルタと、前記可変減光フィルタを介した被写体光が結像する撮像素子部と、透過率制御値に応じて前記可変減光フィルタの透過率を変更する透過率可変駆動部と、透過率低下操作及び透過率上昇操作が可能な操作部と、前記可変減光フィルタを、被写体光の入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも前記操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うフィルタ制御部と、を備える。
撮像素子部への入射光量を調整するために、可変減光フィルタを備えると共にその挿抜を可能とする。この場合、可変減光フィルタの透過率制御と、可変減光フィルタの入射光路に対する挿抜によって、入射光量が変化する。この場合に、操作部の透過率低下操作により、可変減光フィルタの入射光路への挿入と可変減光フィルタの透過率低下とが行われるようにする。また操作部の透過率上昇操作により、可変減光フィルタの透過率上昇と可変減光フィルタの入射光路からの抜去が行われるようにする。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作に応じて、前記可変減光フィルタを前記入射光路上に挿入するように前記フィルタ挿抜部に指示し、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあるときの前記透過率低下操作に応じて、前記可変減光フィルタの透過率を低下させるように前記透過率可変駆動部に指示し、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値でないときの前記透過率上昇操作に応じて、前記可変減光フィルタの透過率を上昇させるように前記透過率可変駆動部に指示し、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作に応じて、前記可変減光フィルタを前記入射光路上から抜去するように前記フィルタ挿抜部に指示することが考えられる。
これにより透過率低下操作の場合は、可変減光フィルタの挿入から挿入状態での透過率低下という方向で制御が行われる。
また透過率上昇操作の場合は、可変減光フィルタの挿入状態での透過率上昇から可変減光フィルタの抜去という方向で制御が行われる。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作について操作を無効とする不感帯を設けることが考えられる。
透過率上昇操作について不感帯を設け、不感帯に該当する操作は無効とし、不感帯に該当しない透過率上昇操作が行われた場合にのみ、それを可変減光フィルタ抜去の有効操作とし、可変減光フィルタを前記入射光路上から抜去するように前記フィルタ挿抜部に指示する。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作について操作を無効とする不感帯を設けることが考えられる。
透過率低下操作について不感帯を設け、不感帯に該当する操作は無効とし、不感帯に該当しない透過率低下操作が行われた場合にのみ、それを可変減光フィルタ挿入の有効操作とし、可変減光フィルタを入射光路上に挿入するようにフィルタ挿抜部に指示する。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記不感帯は、前記透過率上昇操作の操作量範囲として設けられることが考えられる。
例えば透過率上昇操作の操作量として不感帯を設け、ある程度の操作量の透過率上昇操作が行われたら、それを可変減光フィルタ抜去の有効操作とする。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記不感帯は、前記透過率上昇操作の操作を無効とする時間として設けられることが考えられる。
例えば透過率上昇操作について時間条件で透過率上昇操作を無効とする場合を設ける。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記不感帯は、前記透過率低下操作の操作量範囲として設けられることが考えられる。
例えば透過率低下操作の操作量として不感帯を設け、ある程度の操作量の透過率低下操作が行われたら、それを可変減光フィルタ挿入の有効操作とする。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記不感帯は、前記透過率低下操作の操作を無効とする時間として設けられることが考えられる。
例えば透過率低下操作について時間条件で透過率上昇操作を無効とする場合を設ける。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記透過率上昇操作により前記可変減光フィルタの前記入射光路からの抜去が行われること、又は前記透過率低下操作により前記可変減光フィルタの前記入射光路への挿入が行われることの警告表示が所定タイミングで行われることが考えられる。
例えば特定の画像やメッセージ表示などにより、あと少しの透過率上昇操作又は透過率低下操作により、可変減光フィルタの抜去又は挿入が行われてしまうことをユーザに伝えるようにする。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作、又は前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設け、前記操作部に振動を与える振動発生部を有し、前記不感帯にて操作が行われた際に前記振動発生部で所定振動を発生することが考えられる。
不感帯での操作に関しては、操作子に加わる振動をユーザが知覚できるようにする。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記所定振動は、前記振動発生部におけるアクチュエータに、該アクチュエータの固有振動数で短パルスを印加することで発生させる振動であることが考えられる。
アクチュエータの固有振動数を入力信号として単パルスを与える。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作、又は前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設けるとともに、画像記録中は、非記録時に比べて前記不感帯を拡大させることが考えられる。
例えば動画などの画像記録中では、非記録時(画像記録を行っていないとき)よりも不感帯としての操作量を多くしたり、不感帯としての時間長を長くする。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記フィルタ制御部は、画像記録中は、前記フィルタ挿抜部による前記可変減光フィルタの前記入射光路への挿入又は前記入射光路からの抜去を実行させないようにすることが考えられる。
例えば動画などの画像記録中では、操作子の操作があっても、可変減光フィルタの挿入及び抜去を禁止とする。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記フィルタ挿抜部では、前記入射光路への挿入過程、及び前記入射光路からの抜去過程において、前記可変減光フィルタが停止位置に達する前の検出位置に至ったことを検出して停止動作を行うことが考えられる。
挿入過程、抜去過程において、停止位置に至る前の検出位置でフィルタ位置を検知して、ブレーキ制御を行う。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記可変減光フィルタを有し撮像素子へ向けた光の透過が可能な光透過位置と撮像素子から退避される退避位置との間で移動可能な第1の可動ユニットと、透明フィルタを有し前記光透過位置と前記退避位置との間で移動可能な第2の可動ユニットと、前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットを反対方向へ同期して移動させる駆動機構とを備え、前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットは一方が前記光透過位置に移動された状態において他方が前記退避位置に移動されるようにすることが考えられる。
駆動機構によって第1の可動ユニットが光透過位置に移動されたときに第2の可動ユニットが退避位置に移動され、駆動機構によって第2の可動ユニットが光透過位置に移動されたときに第1の可動ユニットが退避位置に移動される。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットがすれ違うことにより前記光透過位置又は前記退避位置へ向けて移動されるようにすることが考えられる。
接近した状態での移動により第1の可動ユニットと第2の可動ユニットが光透過位置又は退避位置に移動される。
上記した本技術に係る撮像装置においては、前記第1の可動ユニットは前記可変減光フィルタの厚み方向が光軸方向に一致され、前記第2の可動ユニットは前記透明フィルタの厚み方向が光軸方向に一致され、前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットが光軸方向に直交する方向へ移動されるようにすることが考えられる。
厚み方向が光軸方向に一致された状態で第1の可動ユニットと第2の可動ユニットが光軸方向に直交する方向へ移動される。
本技術に係る制御装置は、透過率が可変な可変減光フィルタを被写体光の撮像素子部への入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記可変減光フィルタの透過率を透過率制御値に応じて変更する透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うフィルタ制御部を備える。
撮像装置内のマイクロコンピュータ等の装置、或いは撮像装置とは別体の操作装置(例えばリモートコントローラなど)などが当該制御装置として機能することが想定される。
本技術に係るフィルタ制御方法は、撮像装置が、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも前記操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うフィルタ制御方法である。
これにより、可変減光フィルタの挿入状態での透過率制御と、挿入状態と抜去状態の切り替えを、一つの操作部の操作により可能とする。
本技術に係るプログラムは、透過率が可変な可変減光フィルタを被写体光の撮像素子部への入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記可変減光フィルタの透過率を透過率制御値に応じて変更する透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行うようにする処理と、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うようにする処理と、を情報処理装置に実行させるプログラムである。
撮像装置内のマイクロコンピュータ等の情報処理装置、或いは撮像装置とは別体の操作装置(例えばリモートコントローラなど)における情報処理装置などが、このようなプログラムにより動作することが想定される。
本技術の実施の形態の撮像装置の外観例の説明図である。 第1の実施の形態の撮像装置の内部構成例のブロック図である。 実施の形態の可変減光フィルタの挿抜時の位置検出の説明図である。 実施の形態の透過率制御範囲の説明図である。 実施の形態の操作回転量に帯する透過率変化の説明図である。 可変減光フィルタの挿抜時の映り込みの説明図である。 第1の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 第1の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 第2の実施の形態の撮像装置の内部構成例のブロック図である。 第2の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 第3の実施の形態の警告表示の説明図である。 第3の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 第3の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 第3の実施の形態の警告表示の他の例(挿入時)の説明図である。 第3の実施の形態の警告表示の他の例(抜去時)の説明図である。 第3の実施の形態の警告表示の他の例(警告非表示)の説明図である。 第3の実施の形態の警告表示の他の例(警告非表示)の説明図である。 第4の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 第5の実施の形態の操作対応処理のフローチャートである。 実施の形態の光学ブロックの分解斜視図である。 図17とは異なる方向から見た状態で示す光学ブロックの分解斜視図である。 駆動機構を含む位置で切断した状態で光学ブロックを示す断面図である。 第1の可動ユニットと第2の可動ユニットが支持された状態を示す正面図である。 一部を省略して示す光学ブロックの斜視図である。 第1の可動ユニットが光透過位置に移動されると共に第2の可動ユニットが退避位置に移動された状態を示す正面図である。 第2の可動ユニットが光透過位置に移動されると共に第1の可動ユニットが退避位置に移動された状態を示す正面図である。 実施の形態の可変減光フィルタの挿入時の動作の説明図である。 実施の形態の可変減光フィルタの抜去時の動作の説明図である。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.第1の実施の形態>
<2.第2の実施の形態>
<3.第3の実施の形態>
<4.第4の実施の形態>
<5.第5の実施の形態>
<6.可変減光フィルタを含む光学ブロック機構>
<7.まとめ及び変形例>
<1.第1の実施の形態>
図1に実施の形態の撮像装置1の外観例を示す。撮像装置1は筐体2の内外に所要の各部が配置されて成る。
筐体2は前方に開口された箱状の本体部3と本体部3の前端部に取り付けられたパネル部4を有している。パネル部4にはマウント部4aが取り付けられており、マウント部4aによりレンズ鏡筒8が着脱可能とされる。
尚、マウント部4aはパネル部4と一体に形成されパネル部4の一部として設けられていてもよい。
本体部3には各種の操作部6、6、・・・が配置されている。操作部6、6、・・・としては、例えば、電源釦、撮影釦、ズーム摘子、モード切替摘子等が設けられている。
本体部3の上面側には把手部7が設けられている。
筐体2の前端部における上面には液晶パネル(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)パネル等によるディスプレイ5が、例えば、回動可能に支持されている。ディスプレイ5は後方を向く表示面5aを有している。
使用者(カメラマン)は把手部7を把持しディスプレイ5の表示面5aに表示される画像を視認した状態で撮影等を行うことが可能にされている。
なお、ディスプレイ5に代えて、又はディスプレイ5とともに、電子ビューファインダや光学ビューファインダ等のビューファインダが設けられてもよい。
例えば筐体2の前面側のパネル部4には、透過率操作子9が設けられている。透過率操作子9は、ユーザが後述する可変減光フィルタの透過率変更及び入射光路に対する挿抜を指示するための操作子とされる。
この透過率操作子9は、一例として、円柱状の回転体により構成され、ユーザが回転操作を行うことができるようにされている。一方向の回転操作(例えば時計回転)は透過率を上昇させる操作となり、他方向への回転操作(例えば反時計回転)は透過率を低下させる操作となる。
この透過率操作子9としての回転体は無段階に回転可能とされる。また回転体は、回転端がなく、時計回転及び反時計回転の両方向に無制限に回転可能である。なお、変形例としては回転体が回転端を有するようにすることも考えられる。
図2に撮像装置1の内部構成のブロック図を示している。
撮像装置1においては、不図示の光学系(カバーレンズ、ズームレンズ、フォーカスレンズ等)を介して集光された被写体光は、絞り103の開口径の大きさに伴ってさらに光束制限され、可変減光フィルタ102を通過することで減光された後(或いは可変減光フィルタ102を介さずに)に撮像素子部104に結像する。
可変減光フィルタ102は、端子に加える電圧を変えることでフィルタ透過率を可変的に制御することが可能なデバイスである。
例えば可変減光フィルタ102は、入射光量を「1」としたときに、光量を「1/4」から「1/128」の任意の明るさまで減光することが可能である。
可変減光フィルタ102は物理的に2か所の定位置があり、ひとつは図示の通り、絞り103の開口面と撮像素子部104間を結ぶ被写体光の入射光路と可変減光フィルタ102とが接する位置である(以降「挿入位置」と述べる)。
もうひとつは、図で破線で示しているように、入射光路と可変減光フィルタ102とが接しない位置である(以降「抜去位置」と述べる)。
なお、挿入位置については、入射光路の全面が可変減光フィルタ102に接する(通過する)ことを想定して以降記載するが、光路に対して可変減光フィルタ102の一部だけが接する場合でも問題なく、この点について本技術を限定するものではない。
フィルタ挿抜部130は可変減光フィルタ102を被写体光の入射光路上から抜去及び挿入する。このためフィルタ挿抜部130は、可変減光フィルタ102の物理位置の移動、及び位置管理を行う。
この例では、フィルタ挿抜部130は、挿抜制御部117、挿抜駆動部115、挿抜検出部116を有する構成としている。
挿抜駆動部115は駆動アクチュエータであり、アクチュエータはメカ的に接続され、アクチュエータの回転方向に伴って可変減光フィルタ102が挿入位置、ないし抜去位置へ移動する。
挿抜制御部117は、後述するフィルタ制御部110からの指示に応じて、挿抜駆動部115の駆動制御を行う。またその駆動制御の際、挿抜制御部117は挿抜検出部116からの検出信号を参照する。
挿抜検出部116は可変減光フィルタ102の現在位置を検出するセンサ、及びその回路系を指す。
本例では、可変減光フィルタ102が挿入位置に移動する際にハイ(High)/ロー(Low)の電圧レベルが変化するフォトインタラプタとしての光検出器28と、可変減光フィルタ102が抜去位置まで移動する際にハイ/ローの電圧レベルが変化するフォトインタラプタとしての光検出器29の2つのセンサを使用する。
ここでフォトインタラプタである光検出器28,29の電圧レベル変化位置を厳密に定義すると、挿入位置及び抜去位置とは必ずしも一致しない。
図3を使用して挿入位置で説明する。
なお、図3では光検出器28、29の検出出力は、オープン時(遮光する物体がないとき)にハイレベル、遮光時にローレベルとなるとする。従って可変減光フィルタ102が抜去位置にあるときは、挿入位置側の光検出器28はオープン状態(ハイレベル)、抜去位置側の光検出器29は遮光状態(ローレベル)になるとする。
可変減光フィルタ102が抜去位置から挿入位置へ移動する際、図中では上方向に向かうのだが、光検出器28の出力は挿入位置よりも手前の挿入検出位置でローレベルに変化する。
これはローレベルへの変化を検出してから挿抜駆動部115に停止指示を与えるまで、及び挿抜駆動部115が停止指示を受けてから減速し停止するまでに、所定の時間を要するためである。
もし可変減光フィルタ102が挿入位置(停止すべき位置)に達したときに光検出器28の出力がローレベルに変化したとすると、停止が間に合わず可変減光フィルタ102がメカ端に衝突し、部材の破損、可変減光フィルタ102の故障・特性変化につながる恐れがあるが、上記動作ではこれを回避できる。
挿入検出位置を挿入位置に対してどのくらい手前に置くかについては挿抜駆動部115の駆動速度、停止までの減速効率、センサ検出から停止命令発行までの制御レスポンスに依存するため、制御システム、メカ機構構成によって定まる。挿抜駆動部115や挿抜検出部116に温度特性など環境依存の要素がある場合はそれらを加味して設計する必要がある。
図2に戻る。挿抜検出部116は絶対位置検出センサを使用してもよく、この際は可変減光フィルタ102が目的位置に到達したかの判定情報とは別に、挿抜駆動部115の位置フィードバックセンサとして併用してもよい。
上述のように可変減光フィルタ102は透過率が可変とされる。可変減光フィルタ102が挿入位置にあるときは、可変減光フィルタ102の透過率設定により撮像素子部104への入射光量を調整できることになる。
可変減光フィルタ102の透過率可変駆動のための電圧印加は透過率可変駆動部108によって行われる。透過率可変駆動部108は、指示された透過率制御値に応じた透過率となるように可変減光フィルタ102に印加する電圧値を変化させる。
可変減光フィルタ102の現在の透過率は例えば透過型フォトインタラプタによる透過型センサ114によって検出されている。透過率可変駆動部108は、透過型センサ114の出力を元に指定の透過率に収束するように、可変減光フィルタ102に印加する電圧値をフィードバック系で制御している。
絞り103は、複数の絞り羽根がアクチュエータの駆動に連動して動作し、開口径を自由に変化できる部材である。絞り羽根を複数枚で構成することでより正円に近い開口形状を提供できる。
撮像素子部104は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型やCCD(Charge Coupled Device)型などのイメージセンサを有して構成される。
この撮像素子部104では、イメージセンサで受光した光を光電変換して得た電気信号について、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理などを実行し、さらにA/D(Analog/Digital)変換処理を行う。そしてデジタルデータとしての撮像信号を、後段の画像信号処理部121やAE(Automatic Exposure)検波部105に出力する。
画像信号処理部121は、例えばDSP(Digital Signal Processor)等により画像処理プロセッサとして構成される。この画像信号処理部121は、撮像素子部104からのデジタル信号(撮像画像信号)に対して、各種の信号処理を施す。例えば画像信号処理部121は、前処理、同時化処理、YC生成処理、解像度変換処理、コーデック処理等を行う。
記録部123は、例えば不揮発性メモリによる記録媒体に対して記録再生を行う。記録部123は例えば記録媒体に対し動画データや静止画データ等の画像ファイルやサムネイル画像等を記録する処理を行う。
記録部123の形態は多様に考えられる。例えば記録部123は、撮像装置1に内蔵されるフラッシュメモリに対する書込/読出回路として構成されてもよいし、撮像装置1に着脱できる記録媒体、例えばメモリカード(可搬型のフラッシュメモリ等)に対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。また撮像装置1に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
表示制御部122は、例えば撮像装置1の筐体に配置されるディスプレイ5やビューファインダにおける表示動作を実行させる。
例えば表示制御部122はディスプレイ5等において、記録部123で記録媒体から読み出された画像データの再生画像を表示させる。
また表示制御部122はディスプレイ5等において、画像信号処理部121で表示用に解像度変換された撮像画像の画像データの表示を実行させる。これにより構図確認中の撮像画像である、いわゆるスルー画(被写体のモニタリング画像)が表示される。
また表示制御部122はディスプレイ5等において、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUI(Graphical User Interface)としての表示を画面上に実行させる。
通信部124は、外部機器との間のデータ通信やネットワーク通信等を有線又は無線で行う。 例えば外部の情報処理装置、表示装置、記録装置、再生装置等に対して画像信号処理部121で処理された撮像画像データ(動画や静止画)の送信出力を行う。
以上の画像処理部121、表示制御部122、記録部123、通信部124の動作は、例えば撮像装置内の全体制御を行う不図示のマイクロコンピュータ(演算処理装置)により制御される。
当該マイクロコンピュータは、CPU(central processing unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ、インタフェース部等を有し、例えば操作部6等によるユーザ操作や各種のセンサ情報に応じて、ROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、必要なカメラ動作のための各種の制御を行う。
例えばマイクロコンピュータは、撮像素子部104のシャッタースピードの制御、画像信号処理部121における各種信号処理の指示、ユーザの操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作、レンズ鏡筒8におけるズーム、フォーカス、絞り調整等のレンズ系の動作、ユーザインタフェース動作等について、必要各部の動作を制御する。
そして以下説明するAE検波部105、AE(Automatic Exposure)制御部106、絞り制御部107、フィルタ制御部110、タイマ118は、上記のマイクロコンピュータの制御・演算機能として実現されることが考えられる。
なおこれら各部がマイクロコンピュータの制御・演算機能として実現されることは一例で、それぞれが個別のプロセッサ、ロジック回路などにより構成されてもよい。
撮像素子104に結像された被写体像の光量情報はAE検波部105にも入力される。AE検波部105は入力された光量を数値変換する。
測光のエリア、エリア重点の有無などはユーザが任意に設定でき、AE検波部105はユーザ設定に従って検波処理を実行する。
AE制御部106は、AE検波部105で検波される光量を入力として、適正な明るさになるように露出を自動制御する。
本例においては、絞り103、可変減光フィルタ102を露出調整手段として、AE制御部106が統括して制御する。
AE制御部106は絞り103を動作させる場合は絞り制御部107へ、可変減光フィルタ102を動作(透過率変更/挿抜切替)させる場合はフィルタ制御部110へ制御指示を送る。
なお、絞り103の開口径制御範囲や可変減光フィルタ102の挿抜状態、透過率制御範囲、及び絞り103、可変減光フィルタ102の現在状態はすべてAE制御部106で管理できており、それらすべてを包含して制御を実施する。
また、他にも露光時間を制御するシャッタースピードや内部で信号増幅を行うゲイン回路をAE制御部106が制御するようにしてもよい。
絞り制御部107は、AE制御部106からの制御指示を受け、絞り103に対して駆動制御を行う。
AE制御部106が適正露出に対して暗い/明るいと判断した場合、絞り制御部107に対して目標F値を指定する。絞り制御部107はF値を駆動信号に変換し、不図示の絞り駆動アクチュエータを動作させる。適正露出に対して暗い場合は絞り103を開き、明るい場合は絞り103を絞り込むよう制御する。
フィルタ制御部110は、AE制御部106からの制御指示を受け、可変減光フィルタ102に対して駆動制御を実施する。
AE制御部106は、適正露出に対して暗い/明るいと判断した場合、フィルタ制御部110に対して目標透過率・挿抜状態を指示する。フィルタ制御部110は透過率制御値を透過率可変駆動部108へ、挿抜指示値を挿抜制御部117へ送る。
透過率可変駆動部108は、フィルタ制御部110から指示された透過率になるように可変減光フィルタ102に対して電圧制御を実施する。
挿抜制御部117は、フィルタ制御部110から指示された挿抜状態になるように挿抜駆動部115で指定方向に駆動させ、挿抜検出部116にて、挿入検出位置、ないし抜去検出位置が検出された際に挿抜駆動部115に対して停止命令を発行する。
以上がAE(自動露出)の構成となる。
透過率制御(撮像素子部104への入射光量制御)は、以上の自動露出だけではなく、ユーザ操作によっても可能とされる。
撮像装置1には、透過率操作子9に対応して操作量・方向検出部101が設けられている。操作量・方向検出部101は透過率操作子9の操作方向及び回転量を検出し、フィルタ制御部110へ通知する。
なお、操作量・方向検出部101が例えば透過率操作子9の回転体の回転量及び回転方向を検出できるものであれば内部構造に制約はない。
例えば操作量・方向検出部101は、MRセンサを使用するもの、光学式ロータリーエンコーダを使用して一定周期で変化量を検出するものなど、各種の例が考えられる。
フィルタ制御部110は前述のAE制御部106との指示とは別に、操作量・方向検出部101からの通知も受け取る。フィルタ制御部110は操作量・方向検出部101の通知情報から、透過率操作子9によるユーザの指示値を解釈し、透過率の変更、挿抜指示を挿抜制御部117、透過率可変駆動部108へ指示する。
なお、フィルタ制御部110においてAE制御部106の指示と、透過率操作子9からのユーザ指示は競合した場合はユーザ指示を優先させる。
タイマ118はフィルタ制御部110の制御において参照される時間、特に不感帯に関する時間の計測を行う。
透過率操作子9の操作と透過率の関係を、図4を用いて説明する。
上述のように透過率操作子9は回転体を有し、時計回り及び反時計回りの回転操作が可能なダイヤル部材であり、操作端はない。このため、ダイヤルの絶対位置と透過率は紐づいていない。今いる位置からどのくらい回転操作されたかを検出し、現在の透過率から操作量分だけ変化させる相対制御となる。
例えば透過率操作子9(ダイヤル)を反時計回転方向に回すと透過率が低くなり、時計回転方向に回すと透過率が大きくなるようにする。
可変減光フィルタ102が抜去位置にあるときの透過率を「1/1」としたとき、本例では可変減光フィルタ102の最小透過率は「1/128」、最大透過率は「1/4」としている。
最小透過率「1/128」から最大透過率「1/4」の間は、透過率操作子9を反時計回転方向に回すと透過率が低くなり、時計回転方向に回すと透過率が大きくなっていくようにされる。
図4に示す透過率(「1/32」「1/64」・・・)は代表値であり、それ以外の値を設定することは可能である。つまり透過率「1/128」から「1/4」の間は、透過率操作子9の回転に応じて連続的に透過率が変更される。
最大透過率である「1/4」の状態から透過率操作子9を時計回転方向に回すと、挿入状態で透過率はこれ以上大きくできないため、可変減光フィルタ102の抜去が行われる。
この状態が最も透過率の大きい状態(透過率「1/1」)である。透過率「1/4」超過で「1/1」未満の状態はとれず、本例の入射光量制御としてはこの区間は非連続になる。
図5のグラフは、透過率操作子9の回転量を横軸、可変減光フィルタ102の透過率を縦軸にして、回転量と透過率の関係をグラフ化したものである。
実線で示す軌跡aから説明する。横軸の右方向は透過率操作子9のダイヤルを反時計回転方向に操作したことと等価である。
横軸0では透過率「1/1」で可変減光フィルタ102は抜去状態である。この状態から透過率操作子9を反時計回転方向に回すと、回転量δaになるまでは透過率は全く変化せず、回転量δaを過ぎると透過率「1/4」に変化する。これは可変減光フィルタ102が挿入されたことと同義である。
以降は回転量に比例してlog10(透過率)で透過率が変化し、透過率「1/128」まで到達すると、透過率操作子9をさらに反時計回転方向に操作しても透過率は変化しない。
次に破線で示す軌跡bを説明する。横軸の右方向は透過率操作子9のダイヤルを時計回転方向に操作したことと等価である。
横軸0では透過率「1/128」で可変減光フィルタ102は挿入状態である。この状態から透過率操作子9を時計回転方向に回すと、回転量に比例してlog10(透過率)で透過率が変化し、透過率「1/4」まで到達する。
透過率操作子9をさらに時計回転方向に操作すると、透過率「1/4」に達したタイミングから回転量δbになるまでは透過率は全く変化せず、回転量δbを過ぎると可変減光フィルタ102の抜去が実施される。
ここで透過率操作子9を操作しても透過率が変化しない区間δa、δbは、本実施の形態における不感帯領域である。
可変減光フィルタ102はフィルタ1枚で異なる透過率を体現できるメリットがあるが、透過率の可変範囲は限度が存在する。特に透過率が高い側においては環境光が暗いシーンにおいては光量獲得の足枷になってしまうため、固定透過率フィルタ同様に挿抜する機構が必要になる。
フィルタを用いて露出調整する、という点では透過率変更も挿抜動作も同一目的ではあるが、ユーザ視点では明確な差異がある。
図6は可変減光フィルタ102を挿抜した際の撮像素子部104で受光される画を示している。図6Aは抜去状態、図6Bは挿入途中、図6Cは挿入完了状態である。
図6Bから明らかなように、可変減光フィルタ102(正確には可変減光フィルタ102の保持部材)が映り込んでしまうため、撮像中にこのような画が見えてしまうと品位が悪く、制作系の映像であればリテイクは免れない。
一方で、可変減光フィルタ102の透過率変更は、撮像中であっても違和感なく滑らかに透過率を変化させることが可能なため、挿抜操作のような画像の品位の低下は発生しない。
可変減光フィルタ102の挿抜による映り込みを避けるためには、例えば透過率変更と挿抜操作は別々の操作部材を設けることが想定される。別の操作部材とすることで、ユーザが意識的に操作しない限りは、可変減光フィルタ102の挿抜は行われない。但し、別の操作部材とすることで、ユーザ操作の難度があがってしまう。特に撮像中のカメラマンは、ディスプレイ5やビューファインダ画像を注視しており、手探りで透過率の操作部材を操作することが通常となる。そのため、複数の操作部材を設けることでユーザが思うとおりの入射光量調整が適時に行いにくい。
そこで本実施の形態では、透過率操作子9としての一つの操作部材で、可変減光フィルタ102の透過率変更と挿抜の両方を行うようにすることで、操作性向上を図る。
そしてこの場合に、透過率変更と挿抜操作との操作の切り替わり目に不感帯領域を設けることで撮影中に図6Bのような画がユーザの意図しない操作で発生しないようにしている。
また本実施の形態では、不感帯については、回転量に加えて時間概念を設ける。
所定時間Δt内の操作量が回転量δa、δbに満たない場合において挿入・抜去を実行しないことでさらにリスク低減できる。
図2に示すタイマ118は、この不感帯設定のための時間計測で使用しており、フィルタ制御部110は抜去状態からの反時計回転方向の操作、ないし挿入状態かつ1/4透過率状態からの時計回転方向の操作が開始されたタイミングからΔt時間までの回転量を検出し、操作量として受け付けるか否かを判断する。なお、回転量δa、δbは同値、非同値どちらでも問題ない。
この第1の実施の形態としての処理例、即ち透過率操作子9の操作に対応するフィルタ制御部110の処理例を図7,図8,図9で説明する。
なお図7,図8,図9は一連のフローチャートを分割して示しており、「C1」「C2」「C3」「C4」「C5」がそれぞれ連続している部分を示している。
フィルタ制御部110は、一定時間周期で図7,図8,図9のフローチャートを流れるポーリング制御を行う。ポーリング間隔はユーザ操作や、不感帯における時間判定(例えば1sec)よりも十分に短いものとする。例えばここではポーリング周期は50msecとする。
図7のステップS1001でフィルタ制御部110は、ユーザからの入力アクション(透過率操作子9の操作)をチェックする。入力値が0の場合も以降の処理は実行するが状態は変化しない。
ステップS1002でフィルタ制御部110は、透過率操作子9の操作量(回転量・回転方向)を操作量・方向検出部101を介して取得する。この場合、前回のポーリング処理時点以降の変化量としての透過率操作子9の回転方向と回転量がフィルタ制御部110に入力される。
ステップS1003でフィルタ制御部110は、今現在の可変減光フィルタ102の状態(挿抜状態・透過率)を挿抜制御部117、透過率可変駆動部108を介して取得する。フィルタ制御部110は、ここで取得した情報と、操作量の相対変化量をベースに透過率の目標値、挿抜実施の有無を判断する。
ステップS1004でフィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102の現在の挿抜状態を、ステップS1003の情報から判断する。
フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が抜去位置にある抜去状態であればステップS1005へ遷移する。
またフィルタ制御部110は、抜去状態でないときはステップS1020に遷移し、現在、可変減光フィルタ102が挿入位置にある挿入状態であるか否かを判断し、挿入状態であれば図8のステップS1008に遷移する。
なお抜去状態でも挿入状態でもない場合、即ち挿入中ないし抜去中であれば、図7のステップS1020から本ポーリング処理は終了となる。
抜去状態であってステップS1005に進んだ場合、フィルタ制御部110は、ユーザの透過率操作子9の回転方向を判別する。
なお各フローチャートでは、反時計回転方向を+方向、時計回転方向を-方向と表記している。
フィルタ制御部110はステップS1005で回転が+方向(反時計回転方向:透過率を低下する方向)であればステップS1012へ、-方向(時計回転方向:透過率を上昇する方向)であればステップS1006へ遷移する。
-方向の場合は、抜去状態、かつ透過率を上げる方向の操作であるが、可変減光フィルタ102の抜去状態が最大透過率状態であり、これ以上変化することができないことから、透過率操作子9の操作は無視される形となり、終了処理へと遷移することになる。
ステップS1006、S1007でフィルタ制御部110は、不感帯判定のためのタイマや累積回転量のリセットを行う。
本例において不感帯は「所定時間内の所定量未満の回転量」とし、時間と回転量の2つのパラメータを使用するが、ステップS1006、S1007ではこの2パラメータのクリア処理を実行する。
詳細は後述するが、時間についてはステップS1006でタイマ118のコンペアマッチ機能を停止する。ステップS1007では回転操作の操作量(回転量)を累積した累積回転量をクリアする。
このステップS1006、S1007を順に実行した後、1回のポーリング処理のシーケンスは終了となる。
ステップS1004の時点で可変減光フィルタ102が挿入状態であって、ステップS1020を介して図8のステップS1008に進んだ場合、フィルタ制御部110は、ユーザ操作による透過率操作子9の回転方向を判別する。
そしてフィルタ制御部110は、操作が+方向(反時計回転方向:透過率を下げる方向)であればステップS1010へ、-方向(時計回転方向:透過率を上げる方向)であればステップS1009へ遷移する。
操作が-方向でステップS1009に進んだ場合、フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102の現在の透過率が最大(1/4)か否かを判別する。フィルタ制御部110は透過率が最大であれば図7のステップS1012へ、そうでなければ図8のステップS1011へ遷移する。
操作が+方向でステップS1010に進んだ場合、フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102の現在の透過率が最小(1/128)か否かを判別する。フィルタ制御部110は透過率が最小であれば図7のステップS1006へ、そうでなければ図8のステップS1011へ遷移する。
このステップS1010において透過率が最小であった場合は、これ以上透過率を下げることができないことから、透過率操作子9の操作は無視される形となり、フィルタ制御部110は図7のステップS1006、S1007を順に実行した後、1回のポーリング処理のシーケンスを終了する。
図8のステップS1011でフィルタ制御部110は、操作量に応じた透過率変更量を算出し、透過率可変駆動部108に対して目標透過率の設定指示を発行する。
この場合に、透過率の設定余裕シロに対して、操作量が大きく、操作量を反映した際に最大ないし最小透過率を上回る場合は、最大ないし最小透過率でリミットし、溢れた操作量分は破棄する。
例えば、現在の透過率が「1/8」、透過率操作子9を-方向に1/4回転で最大透過率「1/4」に到達する設定で、-方向に1/2回転検出した場合は、透過率可変駆動部108に透過率「1/4」を設定し、余剰の「1/4」(=1/2-1/4)回転の操作指示は破棄する。
余剰分を不感帯時の累積量として加味する考え方もあるが、本例のようにポーリング周期の時間が十分短い場合は余剰分の回転量はほぼ無視することができ、ユーザにも違和感を与えない。
フィルタ制御部110はステップS1011の終了後は、図7のステップS1006、S1007を順に実行した後、1回のポーリング処理のシーケンスを終了する。
図7のステップS1012,S1013,S1014は、不感帯に関する処理である。
ステップS1012に遷移してくるルートはステップS1005からと、図8のステップS1009からのみである。
ステップS1005からの遷移は、可変減光フィルタ102が抜去状態で透過率を下げる方向に操作された場合に生ずる。
ステップS1009からの遷移は、可変減光フィルタ102が挿入状態で且つ最大透過率状態で透過率を上げる方向に操作された場合に生ずる。
不感帯に関する制御概略としては、不感帯領域に入ってからタイマ計測を開始し、所定時間(例えば3sec)内に抜去状態から挿入指示方向、或いは挿入状態から抜去指示方向に透過率操作子9が操作され続け、所定回転量(例えば透過率操作子9のダイヤル1回転)を操作された場合に、不感帯から抜けたとして、挿入ないし抜去の指示を発行するというものとする。所定時間超過、或いは計測中に一度でも透過率操作子9が逆方向に操作された場合は累積回転量をクリア、タイマは停止してクリアする。
ステップS1012でフィルタ制御部110は、前回ポーリング時と同じ方向に操作されたか否かを判断する。このためフィルタ制御部110は、操作量・方向検出部101が検出した前回の回転方向を記憶しておき、今回の検出結果と一致するか否かで判断する。そしてフィルタ制御部110は、透過率操作子9の操作方向が前回と同一であればステップS1013へ、そうでなければステップS1006へ遷移する。また前回から操作量が発生していなければ方向は前置保持としてステップS1013へ遷移する。
ステップS1013でフィルタ制御部110は、タイマ処理を実施する。このときタイマ停止中であればタイマスタートを行う。
タイマ118はコンペアマッチ機能を有しており、本例におけるタイマ処理はすべてコンペアマッチ機能を使用する。このステップS1013では、コンペアマッチタイミングが設定されていなければ、現在時間から3sec後にコンペアマッチタイミングを設定する。コンペアマッチ時は割り込み処理によって時間超過フラグを立てるのみである。本処理終了後は、フィルタ制御部110はステップS1014へ遷移する。
ステップS1014でフィルタ制御部110は、タイマ118のコンペアマッチにより時間超過フラグが立っているか否か(3sec超過したか否か)を判断する。
フィルタ制御部110は、タイマ超過していなければ図9のステップS1015へ、そうでなければステップS1006へ遷移する。
ステップS1012で前回とは異なる方向の操作と検知した場合、或いはステップS1014でタイマ超過と判定した場合は、フィルタ制御部110はステップS1006、S1007を順に実行した後、1回のポーリング処理のシーケンスを終了する。この場合は、タイマ停止、ゼロクリア、及び累積回転量がクリアされることで、不感帯の判定に関する処理が初期状態に戻されることになる。
タイマ超過に至っておらずステップS1014から図9のステップS1015に進んだ場合、フィルタ制御部110は、前回以降の操作量(回転量の変位量)を累積回転量に加算し、ステップS1016へ遷移する。
ステップS1016でフィルタ制御部110は、累積回転量が所定の不感帯閾値Th以上か否かを判定する。例えば不感帯閾値Thは、透過率操作子9のダイヤル1回転などとする。
累積回転量が不感帯閾値Th以上でなければフィルタ制御部110はポーリング処理を終了する。この場合、図7のステップS1006,S1007を行わずに終了となる。つまり不感帯判定を継続するためである。
累積回転量が不感帯閾値Th以上の場合、フィルタ制御部110は図9のステップS1017へ遷移する。このステップS1017へ遷移することは不感帯領域を抜けて挿入指示、或いは抜去指示をすることと同義である。
ステップS1017でフィルタ制御部110は、ユーザの透過率操作子9の回転方向を判別し、+方向であればステップS1018へ、そうでない場合はステップS1019へ遷移する。
ステップS1018に遷移した場合、フィルタ制御部110は、挿抜制御部117に対して可変減光フィルタ102の挿入指示を発行する。
またステップS1019に遷移した場合、フィルタ制御部110は、挿抜制御部117に対して可変減光フィルタ102の抜去指示を発行する。
ステップS1018又はS1019の処理を行ったら、フィルタ制御部110は、図7のステップS1006、S1007でタイマ停止、ゼロクリア、及び累積回転量をクリアしてポーリング処理を終える。
以上の図7,図8,図9の処理を行うことで、ユーザの透過率操作子9の操作に応じた可変減光フィルタ102の透過率制御及び挿抜が行われ、しかもその制御は図5で説明したような一つの操作子(透過率操作子9)によるもので、かつ不感帯設定が実現されるものとなる。
<2.第2の実施の形態>
第2の実施の形態の撮像装置1の構成を図10に示す。なお図2と同一部分は同一符号を付し重複説明を避ける。
図10の構成は、図2とほぼ同様であるが、追加要素として振動発生部201を具備する。この第2の実施の形態では、不感帯領域における透過率操作子9のダイヤル操作に伴って透過率操作子9にクリック感を与え、ユーザに対して触覚的に挿抜操作になり得る操作である旨を伝える。
なお透過率操作子9のダイヤルそのものは無段階調整可能なクリック感のない操作系であるとする。
振動発生部201は例えば回転系のアクチュエータであり、回転軸にはなにも接続されておらず、振動を与えるための用途として使用される。振動発生部201は透過率操作子9のダイヤル回転を阻害しない位置に配置され、好ましくは透過率操作子9の回転体内部に配置される。ただし透過率操作子9の回転体の側面や透過率操作子9近傍の筐体裏面などに配置されてもよい。
ただし、振動発生部201の振動によって画像撮像(特に動画撮像)に悪影響を及ぼす必要はある。例えば振動による画像ブレ、振動による直接音や筐体共振による振動音の記録音声の入り込みを避ける必要がある。そのため振動発生部201としてのアクチュエータ選定や設置位置は影響を加味して決定する必要がある。
振動発生部201に対してアクチュエータの固有振動数を入力信号として与えることで大きな振動を容易に与えることができる。これに短パルスを与えると短波形の振動となり、ユーザとしては透過率操作子9にクリック感を感じることができる。ポーリング周期を短くし、所定回転量(例えば1/32回転)毎に短パルスを与えることで透過率操作子9に対してクリック感を伴わせる。
第2の実施の形態の処理例の一部を図11に示す。なおこれは、第1の実施の形態の図7,図8,図9の処理に対して、図9を図11に差し替えたものである。つまり図7,図8,図11のフローチャートが第2の実施の形態のフィルタ制御部110の処理例となる。
上述の第1の実施の形態では、図9のステップS1016にて累積回転量が所定値Th未満の際にそのままポーリング処理を終了していたが、第2の実施の形態では、この場合に、図11に示すように、ステップS2001の処理を行う。
フィルタ制御部110の処理が図11のステップS1016からステップS2001に遷移するのは、可変減光フィルタ102が抜去状態で透過率操作子9を+方向に操作された場合、及び可変減光フィルタ102が挿入状態でかつ最大透過率時に透過率操作子9が-方向に操作された場合である。つまり不感帯領域内にて透過率操作子9の操作が発生した状況である。
但し厳密には不感帯領域内で操作量0の場合も含まれる。図7のステップS1012で操作量0の場合は前置保持でステップS1013へ流れるためである。
図11のステップS2001でフィルタ制御部110は、前回ポーリング時からの透過率操作子9の操作量分に比例したパルス数を振動発生部201に与えて透過率操作子9に振動(=クリック感)を与える。
例えば、透過率操作子9のダイヤル1/32回転に1クリックを与え、1クリックは振動発生部201のアクチュエータに1-2相励磁の1パルスに相当する場合、回転量が1/16検出され時は振動発生部201に対して2パルス分印加することで2クリック分の振動を発生する。
好適にはユーザが操作しうる透過率操作子9の回転速度に対して1/32回転以下でポーリングできるようなポーリング周期であることが好ましい。
本例におけるクリック感はメカ機構ではなく電気的に実現しているため、クリック感の発生がポーリング周期に制約されてしまい、ポーリング周期が遅いとクリック感が却って操作違和感を与えることになってしまうためである。
以上のステップS2001の処理により不感帯領域での操作に対して、振動発生部201によるクリック感を発生させたが、それ以外にも不感帯領域であることをユーザに通知する手法は各種考えられる。例えば表示部を設けてユーザに対しての警告表示(視覚による伝達)を行うことや、透過率操作子9に電磁ブレーキを設けてブレーキによって回転操作に抵抗感を加えることで、触覚によりユーザに伝達するなど多種の伝達は可能である。
<3.第3の実施の形態>
続いて、不感帯であることを表示部での警告表示(視覚による伝達)によりユーザに伝達する第3の実施の形態を説明する。
例えば図12A、図12Bは、ディスプレイ5の表示例を示している。
例えば通常は図12Aのように、透過率表示300として、透過率に関し「ND:CLR」などとして透過率が「1/1」(抜去状態)であることや、「F2.8」などとしてF値が表示されている。
図12Aの抜去状態から、透過率を下げる方向に透過率操作子9が不感帯領域内の操作が行われると、図12Bのようなポップアップ表示301により警告表示が行われるようにする。
例えば「ND Filter Insert in a little more...」などとメッセージ表示が行われる。つまりユーザに、そのまま操作を行うと可変減光フィルタ102が挿入されることを警告する挿入警告表示が行われる。
ユーザがさらに透過率操作子9を同方向に操作すると、可変減光フィルタ102の挿入が行われ、警告表示が消えることになる。
なお警告表示は、挿入状態から抜去に至るときの不感帯領域の操作時も同様に行われる。その場合、例えば「ND Filter Remove in a little more...」などのような抜去警告表示が行われるようにする。
撮像装置1の構成は図2(或いは図10)と同様でよいが、図2に破線で示すように、フィルタ制御部110、絞り制御部107、及びAE制御部106は、表示制御部122に表示のための情報通知を行うようにする。
絞り制御部107はF値を表示制御部122に通知する。
AE制御部は露出制御についてのオートモード、マニュアルモードの情報を表示制御部122へ通知する。
フィルタ制御部110は、透過率及び挿抜警告の情報を表示制御部122に通知する。
なお実際には、フィルタ制御部110、絞り制御部107、及びAE制御部106としての機能を備えるマイクロコンピュータが、これらの情報を表示制御部122に通知することが考えられる。或いはフィルタ制御部110、絞り制御部107、AE制御部106が別体チップの場合でも、相互の通信を介して、上記各情報がまとめて表示制御部122に通知されることも想定される。
このような警告表示を行う処理例を図13,図14に示す。
なお、図13は図7に代わる処理で、図14は図9に代わる処理である。従って第3の実施の形態の処理例は、図13、図8、図14によるフローチャートで示される。
第1の実施の形態の図9では、ステップS1016にて累積回転量が所定値Th未満の際にそのままポーリング処理を終了していたが、第3の実施の形態では、この場合に、図14に示すように、ステップS2020、S2021、S2022の処理を行う。
フィルタ制御部110が図14のステップS1016からステップS2020に遷移するのは、可変減光フィルタ102が抜去状態で透過率操作子9を+方向に操作された場合、及び可変減光フィルタ102が挿入状態でかつ最大透過率時に透過率操作子9が-方向に操作された場合である。つまり不感帯領域内にて透過率操作子9の操作が発生した状況である。
ステップS2020では、操作方向が+であるか否かを確認して処理を分岐する。
操作方向が+である場合、フィルタ制御部110はステップS2021に進み、表示制御部122に、図12Bのような挿入警告表示を実行させる。
操作方向が-である場合、フィルタ制御部110はステップS2022に進み、表示制御部122に、抜去警告表示を実行させる。
図13の処理は、図7とほぼ同様であるが、ステップS2010が追加されている。即ち、警告表示が行われていても、ステップS2010に至ったポーリング処理において、その警告表示が終了される。
例えばそれまで不感帯操作で警告表示が行われていたときに、さらに操作が継続され、有効な操作として可変減光フィルタ102の挿入又は抜去に至ったときは、図14のステップS1018又はS1019から図13のステップS1006,S2010,S1007に遷移するが、そのときに警告表示が終了される。
またステップS1012からステップS2010に至った場合は、ユーザ操作が挿入又は抜去に至る方向とは逆方向の操作となることで、それまで警告表示をしていた場合に、警告表示が終了される。
またステップS1014からステップS2010に至った場合は、ユーザ操作(特には操作量ゼロの状態)が不感帯を離脱しないまま継続してタイマ超過となることで、それまで警告表示をしていたとしても警告表示が終了される。
以上により、不感帯での操作に関し、ユーザは警告表示で認識できる。
また警告表示は、不感帯を越える有効操作が行われたり、そのまま操作が行われなかったり、逆方向操作が行われることで、終了される。つまり可変減光フィルタ102の挿入又は抜去に至る操作が行われているときのみ警告表示が行われることで、ユーザに対して有効な表示となる。
続いて、不感帯での操作に関する警告表示としての他の例を説明する。
図15は、可変減光フィルタ102が抜去状態にあるときに透過率を下げる操作が行われた場合を示している。
可変減光フィルタ102が抜去状態にあるときに、図15Aに示すように、透過率を下げる方向の操作として、透過率操作子9が反時計回転方向に回されたとする。これは不感帯領域の操作となる。
このとき、図15Bのようにポップアップ表示301により例えば「ND:CLEAR」などとメッセージ表示が行われる。これは、現在透過率が「1/1」(抜去状態)であることを示すものであるが、可変減光フィルタ102を挿入する方向の操作の際に行われることで、
・今、可変減光フィルタ102が抜去位置にあること、
・このまま透過率を下げる方向に操作が行われることで、可変減光フィルタ102の挿入が行われること、
をユーザに伝えるメッセージとなり、即ち可変減光フィルタ102が挿入されることを警告する挿入警告表示としての意味を持つことになる。
なお、その後、操作が行われなければ、所定時間経過により図15Bのポップアップ表示301は消える。
もしユーザが図15Cのように続けて透過率操作子9を反時計回転方向に回し、不感帯領域を越える累積回転量の操作が行われたら、図15Dのように、ポップアップ表示301により、例えば「ND:VARIABLE 1/4」などとメッセージ表示が行われ、また可変減光フィルタ102の挿入が行われる。この図15Dのメッセージ表示は、可変減光フィルタ102の挿入が行われ、透過率が「1/4」とされたことを表示するものとなる。
なお、透過率表示300も「ND:1/4 F2.8」など、透過率を示す値が変更される。
図16は、可変減光フィルタ102が挿入状態で、かつ最大透過率であるときに透過率を上げる操作が行われた場合を示している。
この場合において図16Aに示すように、透過率を上げる方向の操作として、透過率操作子9が時計回転方向に回されたとする。これは不感帯領域の操作となる。
このとき、図16Bのようにポップアップ表示301により例えば「ND:VARIABLE 1/4」などとメッセージ表示が行われる。これは、現在、挿入状態で透過率が「1/4」であることを示すものであるが、可変減光フィルタ102を抜去する方向の操作の際に行われることで、
・今、可変減光フィルタ102が挿入位置にあり、最大透過率であること、
・このまま透過率を上げる方向に操作が行われることで、可変減光フィルタ102の抜去が行われること、
をユーザに伝えるメッセージとなり、即ち可変減光フィルタ102が抜去されることを警告する抜去警告表示としての意味を持つことになる。
なお、その後、操作が行われなければ、所定時間経過により図16Bのポップアップ表示301は消える。
もしユーザが図16Cのように続けて透過率操作子9を時計回転方向に回し、不感帯領域を越える累積回転量の操作が行われたら、図16Dのように、ポップアップ表示301により、例えば「ND:CLEAR」などとメッセージ表示が行われ、また可変減光フィルタ102の抜去が行われる。この図16Dのメッセージ表示は、可変減光フィルタ102の抜去が行われ、透過率が「1/1」とされたことを表示するものとなる。
なお、透過率表示300も「ND:CLR F2.8」など、透過率を示す値が変更される。
図17,図18は以上のような警告のためのポップアップ表示301が行われない場合を示している。
図17Aは、可変減光フィルタ102が抜去状態にあるときに、透過率を上げる方向の操作として、透過率操作子9が時計回転方向に回されたことを示している。この場合、これ以上透過率が変化することがないので、図17Bのようにポップアップ表示301は行われない。
図18Aは、可変減光フィルタ102が挿入状態とされて最小透過率(1/128)であるときに、透過率を下げる方向の操作として、透過率操作子9が反時計回転方向に回されたことを示している。この場合も、これ以上透過率が変化することがないので、図18Bのようにポップアップ表示301は行われない。
以上の図15,図16,図17,図18で説明した警告表示の例は、上述した図13、図8、図14によるフローチャートにおいて次のように実現される。
図15Bのポップアップ表示301(「ND:CLEAR」)は、図14のステップS2021の挿入警告表示として行われる。
図15Dのポップアップ表示301(「ND:VARIABLE 1/4」)は、図14のステップS1018から図13のステップS1006、S2010と進んだときに、挿入警告表示に代えて表示されるようにすればよい。
図16Bのポップアップ表示301(「ND:VARIABLE 1/4」)は、図14のステップS2022の抜去警告表示として行われる。
図16Dのポップアップ表示301(「ND:CLEAR」)は、図14のステップS1019から図13のステップS1006、S2010と進んだときに、抜去警告表示に代えて表示されるようにすればよい。
図17のようにポップアップ表示301が行われないのは、図13のステップS1005からステップS1006に進む場合に相当するため警告表示は行われない。
図18のようにポップアップ表示301が行われないのは、図8のステップS1010から図13のステップS1006に進む場合に相当するため警告表示は行われない。
なお、警告表示としてのメッセージ内容は上記例に限られないことは言うまでもない。
また、以上の例は不感帯領域での操作に応じて警告表示の意味でポップアップ表示301が行われるものとしたが、不感帯領域での操作の際だけでなく、透過率変更の提示のために、透過率を示すポップアップ表示301を行ってもよい。
例えば図15Dのように挿入状態になった後に、さらに透過率を下げる操作が行われた場合は、透過率が変わる度に、「ND:VARIABLE 1/8」「ND:VARIABLE 1/16」・・・「ND:VARIABLE 1/128」のようにポップアップ表示301が行われるようにすることも考えられる。もちろん逆に挿入状態で透過率が上げられていくことに応じて、ポップアップ表示301により変化された透過率が提示されるようにする。
このようなポップアップ表示301は、例えば3秒など、所定時間表示されてから消去されるようにする。
例えばこのようにしても、例えば図15Bのような「ND:CLEAR」の表示は、「現在可変減光フィルタ102は抜去位置にあるが、そのまま操作を続けると可変減光フィルタ102が挿入される」ということをユーザに示すものとなる。つまり警告表示として機能できる。
<4.第4の実施の形態>
第4の実施の形態として、記録中には不感帯を拡大する例を説明する。
これまで説明してきたように不感帯を設けるのは、ユーザの操作によって不用意に挿入又は抜去が行われにくいようにするためである。そして挿入又は抜去は、記録中に最も避けるようにしたい。そこで、例えば動画記録中は、記録中以外よりも不感帯を拡大し、ユーザの操作により可変減光フィルタ102の挿入又は抜去が行われにくくする。
図19に処理例を示す。
なお、図19は図9に代わる処理であり、従って第4の実施の形態の処理例は、図7、図8、図19によるフローチャートで示される。
この図19では、図9と比してステップS2030,S2031,S2032が追加されている。
フィルタ制御部110はステップS1015で前回以降の操作量(回転量の変位量)を累積回転量に加算したら、ステップS2030に進み、現在、非記録中(記録中ではない)であるか否かを判定して処理を分岐する。
そして非記録中であればフィルタ制御部110はステップS2031に進み、不感帯閾値Thとして値Thαを代入する。
一方、非記録中でなければ(つまり記録中であれば)、フィルタ制御部110はステップS2032に進み、不感帯閾値Thとして値Thβを代入する。
ここでThα<Thβである。一例としてはThβ=2*Thαとする。
その上でフィルタ制御部110は、ステップS1016で累積回転量が不感帯閾値Th以上であるか否かを判定する。
以降は図9と同様である。
このような第4の実施の形態によれば、記録中は、ユーザが意識的に大きな回転量の操作を短時間でおこなわない限りは、可変減光フィルタ102の挿抜は行われない。このため、ユーザが記録中であることを忘れていつもの操作で挿抜させてしまうような事態も回避できる可能性を高めることができる。
<5.第5の実施の形態>
第5の実施の形態の処理例を図20に示す。なお、図20は図7に代わる処理であり、従って第5の実施の形態の処理例は、図20、図8、図9によるフローチャートで示される。この第5の実施の形態は、記録中においては可変減光フィルタ102の挿抜を禁止する例である。
図20において図7と異なるのは、ステップS2040が追加されていることである。
フィルタ制御部110の処理がステップS2040に遷移してくるルートはステップS1005からと、図8のステップS1009からである。
ステップS1005からステップS2040への遷移は、可変減光フィルタ102が抜去状態で透過率を下げる方向に操作された場合に生ずる。
ステップS1009からステップS2040への遷移は、可変減光フィルタ102が挿入状態で且つ最大透過率状態で透過率を上げる方向に操作された場合に生ずる。
ステップS2040でフィルタ制御部110は、現在、非記録中(記録中ではない)であるか否かを判定して処理を分岐する。
そして非記録中であればフィルタ制御部110はステップS1012に進む。以降は図7と同様である。
一方、非記録中でなければ(つまり記録中であれば)、フィルタ制御部110はステップS1006、S1007の処理を経て、1回のポーリング処理のシーケンスを終了する。つまり記録中は、可変減光フィルタ102が抜去状態のときには、透過率操作子9がいくら透過率を下げる方向に操作されても、可変減光フィルタ102の挿入は行われない。
また記録中は、可変減光フィルタ102が挿入状態のときには、透過率操作子9がいくら透過率を上げる方向に操作されても、可変減光フィルタ102の抜去は行われない。
このように記録中は挿抜が行われないことで、挿抜時の影響が記録する画像や音声に現れることが回避される。
<6.可変減光フィルタを含む光学ブロック機構>
以下に、可変減光フィルタ102を含む光学ブロック10の構成について説明する(図21乃至図27参照)。
尚、以下の説明にあっては、撮像装置1の本体部3にレンズ鏡筒8が装着された状態において撮影者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側が前方となり、撮影者側が後方となる。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
光学ブロック10は本体部3の内部においてパネル部4の直ぐ後側に配置され、フロントベース11とリアベース12と第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14と素子ユニット15と駆動機構16を有している(図21乃至図23参照)。
フロントベース11は前後方向を向く略矩形の板状に形成されたベース面部17とベース面部17の外周部から後方に突出された結合枠部18とを有し、ベース面部17の上半部に矩形の透過孔17aを有している。フロントベース11には透過孔17aの周囲に前方に突出された円環部19が設けられている。円環部19の下端部における内周側には端子配置部20が設けられ、端子配置部20には複数の接続端子20aが周方向に並んで配置されている。
レンズ鏡筒8が本体部3に装着された状態において、レンズ鏡筒8の後端面に設けられた図示しない複数の電極部がそれぞれ接続端子部20aに接続される。従って、本体部3とレンズ鏡筒8が電気的に接続され、本体部3とレンズ鏡筒8の間での信号の送受信等が可能な状態にされる。
フロントベース11には透過孔17aを後方から覆う状態で赤外線カットフィルタ21が取り付けられている。赤外線カットフィルタ21によってレンズ鏡筒8を介して取り込まれる外部の光のうち赤外領域の光が吸収され、撮影に適する光が撮像素子部104へ向かう。
リアベース12は前後方向を向く略矩形の板状に形成された取付ベース部22と取付ベース部22の外周部から前方に突出された外枠部23とを有し、取付ベース部22の上半部に矩形の入射孔22aを有している。取付ベース部22には入射孔22aの直ぐ下側に前後に貫通された挿入孔22bが形成されている。挿入孔22bは取付ベース部22の左右方向における一方の端部に寄った位置に形成されている。
リアベース12には左右両端部にそれぞれ前方に開口された配置空間12a、12bが形成されている。
リアベース12には第1のガイド軸24、24と第2のガイド軸25、25が取り付けられている(図23及び図24参照)。
第1のガイド軸24、24は軸方向が上下方向にされ、上下両端部がそれぞれ外枠部23の上下両端部に固定されることによりリアベース12に取り付けられている。第1のガイド軸24、24はそれぞれ配置空間12a、12bに位置されている。
第2のガイド軸25、25は軸方向が上下方向にされ、上下両端部がそれぞれ外枠部23の上下両端部に固定されることによりリアベース12に取り付けられている。第2のガイド軸25、25はそれぞれ第1のガイド軸24、24の内側において配置空間12a、12bに位置されている。
取付ベース部22の前面における上下両端部にはそれぞれ第1のバネ26と第2のバネ27が取り付けられている。
第1のバネ26と第2のバネ27は、例えば、板バネであり、それぞれ被取付部26a、27aと弾性変形部26b、27bから成る。第1のバネ26は被取付部26aが取付ベース部22の上端部に取り付けられ、弾性変形部26bが被取付部26aに対して略上下方向へ弾性変形可能にされている。
第2のバネ27は被取付部27aが取付ベース部22の下端部に取り付けられ、弾性変形部27bが被取付部27aに対して略上下方向へ弾性変形可能にされている。
第1のバネ26の弾性変形部26bと第2のバネ27の弾性変形部27bとは、それぞれ取付ベース部22の左右方向における両端寄りに位置されている。
取付ベース部22の左右方向における一方の端部には光検出器28と光検出器29が上下に離隔した状態で取り付けられている。光検出器28、29は取付ベース部22を前後に貫通した状態で取り付けられ、それぞれ前側の端部が検出部28a、29aとして設けられている。検出部28a、29aは配置空間12bに位置され、それぞれ左右に離隔する一対の突部によって構成されている。
第1の可動ユニット13はフィルタ保持部30と可変減光フィルタ102と軸受31を有している(図21及び図22参照)。
フィルタ保持部30は略矩形状の保持枠32と保持枠32の左右方向における一端部から後方に突出された被作用突部33とを有している。
保持枠32には上方に突出された上側突部32aと下方に突出された下側突部32bとが設けられ、上側突部32aは左右方向における一端部に寄った位置に設けられ、下側突部32bは左右方向における他端部に寄った位置に設けられている。
被作用突部33には上下に貫通された軸受孔33aが形成されている。被作用突部33の左右方向における一方の面にはラック部33bが形成されている。被作用突部33の下端部には後方に突出された被検出片33cが設けられている。
可変減光フィルタ102は外周部がフィルタ保持部30における保持枠32の内周部に貼り付けられ、第1の可動ユニット13は可変減光フィルタ102の厚み方向が光軸方向(前後方向)に一致されている。可変減光フィルタ102はND(Neutral Density)フィルタであり、電圧が印加されることにより光の透過率が変化する電子可変フィルタとして機能する。
軸受31は保持枠32の左右方向における他端部の後面に取り付けられ、ラック部33b側に開口されている。
第2の可動ユニット14はフィルタ保持部34と透明フィルタ102Xと軸受35を有している。フィルタ保持部34は略矩形状の保持枠36と保持枠36の左右方向における一端部から後方に突出された被作用突部37とを有している。第2の可動ユニット14は、左右方向における大きさが第1の可動ユニット13の左右方向における大きさより小さくされ、被作用突部37の保持枠36からの突出量が第1の可動ユニット13における被作用突部33の保持枠32からの突出量より小さくされている。
保持枠36には上方に突出された上側突部36aと下方に突出された下側突部36bとが設けられ、上側突部36aは左右方向における一端部に寄った位置に設けられ、下側突部36bは左右方向における他端部に寄った位置に設けられている。
被作用突部37には上下に貫通された軸受孔37aが形成されている。被作用突部37の左右方向における一方の面にはラック部37bが形成されている。被作用突部37の上端部には後方に突出された被検出片37cが設けられている。
透明フィルタ102Xは外周部がフィルタ保持部34における保持枠36の内周部に貼り付けられ、第2の可動ユニット14は透明フィルタ102Xの厚み方向が光軸方向に一致されている。透明フィルタ102Xには電圧が印加されず、電子可変フィルタの機能は有していない。
軸受35は保持枠36の左右方向における他端部の後面に取り付けられ、ラック部37bと反対側に開口されている。
第1の可動ユニット13は一方の第1のガイド軸24が軸受孔33aに挿入され他方の第1のガイド軸24が軸受31に挿入され、被作用突部33と軸受31がそれぞれ第1のガイド軸24、24に案内されてリアベース12に対して上下方向へ移動可能にされる(図25参照)。
また、第2の可動ユニット14は一方の第2のガイド軸25が軸受孔37aに挿入され他方の第2のガイド軸25が軸受35に挿入され、被作用突部37と軸受35がそれぞれ第2のガイド軸25、25に案内されてリアベース12に対して上下方向へ移動可能にされる。
このとき第1の可動ユニット13はフィルタ保持部30が第2の可動ユニット14のフィルタ保持部34より前側に位置され、被作用突部33と軸受31がそれぞれ第2の可動ユニット14の被作用突部37と軸受35より左右方向において外側に位置される。従って、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14は干渉せず、それぞれリアベース12に対して各別に上下方向へ移動可能にされる。
第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14がリアベース12に対して上下方向へ移動可能にされた状態において、フロントベース11の結合枠部18とリアベース12の外枠部23とが前後で突き合わされて結合され、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14がフロントベース11とリアベース12の間で上下方向へ移動可能にされる(図23参照)。
素子ユニット15は撮像素子部104を含む構成にされ、矩形の枠状に形成された保持フレーム38と保持フレーム38に保持された撮像素子39とを有している(図21及び図22参照)。
駆動機構16はケース体40に所要の各部が取り付けられ又は支持されることにより構成され、駆動モーター41とウォームギヤ42と駆動ギヤ43と反転ギヤ44を有している(図22及び図25参照)。
駆動モーター41のモーター軸は軸方向が左右方向にされ、モーター軸にはギヤ41aが固定されている。ギヤ41aは軸方向が上下方向にされたウォームギヤ42を介して駆動ギヤ43に噛合されている。
駆動ギヤ43は軸方向が前後方向にされ、同軸上に設けられた伝達ギヤ部43aと動力ギヤ部43bを有し、伝達ギヤ部43aと動力ギヤ部43bが連結体43cによって連結され、伝達ギヤ部43aと動力ギヤ部43bが連結体43cと一体になって同期して回転される。
反転ギヤ44は動力ギヤ部43bに噛合され、動力ギヤ部43bの回転に伴って動力ギヤ部43bと反対方向へ回転される。
駆動機構16はケース体41がリアベース12における取付ベース部22の後面に取り付けられ、連結体43cが挿入孔22bに挿通され、反転ギヤ44と動力ギヤ部43bが取付ベース部22の前面側に位置される(図23乃至図25参照)。
反転ギヤ44は第1の可動ユニット13のラック部33bに噛合され、動力ギヤ部43bは第2の可動ユニット14のラック部37bに噛合される。従って、駆動モーター41の駆動力による反転ギヤ44の回転に伴って第1の可動ユニット13が上下方向へ移動され、駆動モーター41の駆動力による動力ギヤ部43bの回転に伴って第2の可動ユニット14が上下方向へ移動される。
第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の上方の移動端は撮像素子39の正面に位置であり、可変減光フィルタ102又は透明フィルタ102Xに赤外線カットフィルタ21を介して入射される光の透過が可能な光透過位置とされている。
第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の下方の移動端は撮像素子39の正面側から下方に退避される退避位置とされ、退避位置においては光が可変減光フィルタ102と透明フィルタ102Xを透過されない。
駆動モーター41の駆動時には反転ギヤ44と動力ギヤ部43bが互いに反対方向へ回転されるため、第1の可動ユニット13の移動方向と第2の可動ユニット14の移動方向が反対方向になり、第1の可動ユニット13が上方へ移動されるときには第2の可動ユニット14が第1の可動ユニット13に同期して下方へ移動され、第1の可動ユニット13が下方へ移動されるときには第2の可動ユニット14が第1の可動ユニット13に同期して上方へ移動される。また、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14は光軸方向においてすれ違う状態で上下方向において反対方向へ移動される。
第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の移動は、上述のように透過率操作子9の操作に応じた制御に基づいて行われる。
透過率操作子9に対する操作により、第1の可動ユニット13が上方へ向けて移動され被検出片33cが検出部29aの一対の突部間に挿入されると、第1の可動ユニット13が光透過位置まで移動されたことが光検出器29によって検出され、駆動モーター41の駆動が停止されて第1の可動ユニット13が光透過位置に保持される(図26参照)。
第1の可動ユニット13が上方へ向けて光透過位置まで移動されたときには、駆動モーター41の駆動が停止され、このとき上側突部32aが第1のバネ26の弾性変形部26bに下方から接触され、第1の可動ユニット13に第1のバネ26による下方への付勢力が付与される。従って、ラック部33bのラック歯に反転ギヤ44のギヤ歯が押し付けられ、バックラッシの発生が防止される。
このとき第2の可動ユニット14は下方へ向けて退避位置まで移動されており、下側突部36bが第2のバネ27の弾性変形部27bに上方から接触され、第2の可動ユニット14に第2のバネ27による上方への付勢力が付与される。従って、ラック部37bのラック歯に動力ギヤ部43bのギヤ歯が押し付けられ、バックラッシの発生が防止される。
一方、再度の透過率操作子9の操作により、第2の可動ユニット14が上方へ向けて移動され被検出片37cが検出部28aの一対の突部間に挿入されると、第2の可動ユニット14が光透過位置まで移動されたことが光検出器28によって検出され、駆動モーター41の駆動が停止されて第2の可動ユニット14が光透過位置に保持される。第2の可動ユニット14が上方へ向けて光透過位置まで移動されたときには、駆動モーター41の駆動が停止され、このとき上側突部36aが第1のバネ26の弾性変形部26bに下方から接触され、第2の可動ユニット14に第1のバネ26による下方への付勢力が付与される。従って、ラック部37bのラック歯に動力ギヤ部43bのギヤ歯が押し付けられ、バックラッシの発生が防止される。
このとき第1の可動ユニット13は下方へ向けて退避位置まで移動されており、下側突部32bが第2のバネ27の弾性変形部27bに上方から接触され、第1の可動ユニット13に第2のバネ27による上方への付勢力が付与される。従って、ラック部33bのラック歯に反転ギヤ44のギヤ歯が押し付けられ、バックラッシの発生が防止される。
上記のように、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14が光透過位置と退避位置に移動された状態において、ラック部37b、33bと反転ギヤ44又は動力ギヤ部43bとの間のバックラッシが防止される。従って、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の光透過位置又は退避位置から退避位置又は光透過位置へ向けての移動の開始時に駆動モーター41から第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14に動力の伝達が行われない時間帯が存在しないため、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の移動位置に関する高い位置精度を確保することができる。
また、第1のバネ26と第2のバネ27によってバックラッシの発生を防止しているため、バックラッシの発生を防止するための構造が簡素であり、光学ブロック10の構造の簡素化を確保した上で第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の移動位置に関する高い位置精度を確保することができる。
上記のように、第1の可動ユニット13が光透過位置に移動された状態(つまり可変減光フィルタ102の挿入状態)においては、可変減光フィルタ102に電圧が印加されることにより光の透過率が変化し、撮像素子39に入射される光量の制御が行われ、可変減光フィルタ102が用いられることにより発色に影響を与えることなく、撮像素子39に入射される光量を減らすことが可能になる。
このように可変減光フィルタ102が用いられることにより、発色に影響を与えることなく撮像素子39に入射される光量を減らすことが可能になるため、例えば、シャッター速度を低下させても露出オーバーが生じ難く、画像が白く飛んでしまう所謂白飛びが防止され、撮影する画像の画質の向上を図ることができる。
また、透過率操作子9における回転体の操作により可変減光フィルタ102における光の透過率を所望の透過率に設定することが可能であると共に、第2の可動ユニット14を光透過位置に移動させること(つまり可変減光フィルタ102を抜去状態とすること)により、透明フィルタ102Xにより撮像素子39への光の透過量を最大にすることが可能になる。
従って、可変減光フィルタ102と透明フィルタ102Xにより撮像素子39への光の透過量の変動範囲を大きくすることができ、使用者の用途や趣向に応じて所望の画像を撮影することが可能になり、画質の向上を図った上で撮像装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
さらに、光学ブロック10に第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14を反対方向へ同期して移動させる駆動機構16が設けられ、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14は一方が光透過位置に移動された状態において他方が退避位置に移動される。
従って、駆動機構16によって第1の可動ユニット13が光透過位置に移動されたときに第2の可動ユニット14が退避位置に移動され、駆動機構16によって第2の可動ユニット14が光透過位置に移動されたときに第1の可動ユニット13が退避位置に移動される。これにより、一つの駆動機構14によって第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14が光透過位置又は退避位置に移動されるため、撮像装置1の構造の簡素化を図った上で第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14をそれぞれ所定の位置に移動させることができる。
また、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14がともに光透過位置と退避位置の間で移動されるため、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の移動が同じ移動範囲において行われる。従って、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の移動範囲を各別に設定する必要がなく、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の移動範囲を最小限に設定することが可能になり、撮像装置1の小型化を図ることができる。
さらに、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14は、すれ違うことにより光透過位置又は退避位置へ向けて移動される。
従って、接近した状態での移動により第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14が光透過位置又は退避位置に移動されるため、第1の可動ユニット13の移動スペースと第2の可動ユニット14の移動スペースが小さく、撮像装置1の一層の小型化を図ることができる。
さらにまた、第1の可動ユニット13は可変減光フィルタ102の厚み方向が光軸方向に一致され、第2の可動ユニット14は透明フィルタ102Xの厚み方向が光軸方向に一致され、第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14が光軸方向に直交する方向へ移動される。
従って、厚み方向が光軸方向に一致された状態で第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14が光軸方向に直交する方向へ移動されるため、光軸方向において第1の可動ユニット13と第2の可動ユニット14の移動スペースを必要とせず、撮像装置1の光軸方向における小型化を図ることができる。
ここで、第1の可動ユニット13の駆動による可変減光フィルタ102の挿入/抜去の制御タイミングについて図28,図29で説明する。
図28は、可変減光フィルタ102を抜去位置から挿入位置へ移動させる場合のタイミングチャート、図29は可変減光フィルタ102を挿入位置から抜去位置へ移動させる場合のタイミングチャートである。
各図においてフィルタ制御部110からの切替指示、挿抜駆動部115における駆動モーター41の回転状態、挿抜検出部116における光検出器28,29に対する電源供給状態、光検出器28の検出出力、光検出器29の検出出力を示している。
図28で可変減光フィルタ102の挿入時の動作を説明する。
時点t0でフィルタ挿入の切替指示が発生したとする。このとき光検出器28、29には電源供給が開始される。なお、挿抜時以外は、光検出器28、29は電源オフとされることで無駄な消費電力を削減している。
時点t0で電源供給が開始されることで光検出器28、29は、そのときの状態に応じた検出信号を出力する。この時点で可変減光フィルタ102(第1の可動ユニット13)は抜去位置にあるため、光検出器28の出力はオープン状態(フォトインタラプタを遮光する物体がない状態)のハイレベルになる。また光検出器29の出力は遮光状態(フォトインタラプタに遮光する物体がある状態)のローレベルになる。
なお、駆動モーター41はスタンバイ状態(「SB」と表記)とされている。
時点t0-t1間は位置確認時間とされる。抜去制御部117は、光検出器28,29の検出信号により、第1の可動ユニット13の位置状態を確認する。
抜去制御部117は、当該確認により第1の可動ユニット13が抜去位置にあることを確認したら、時点t1から駆動モーター41に反時計方向回転(「CCW」と表記)を実行させる。
駆動モーター41の反時計方向回転により時点t1から第1の可動ユニット13の挿入位置への移動が開始される。その後、時点t2では、第1の可動ユニット13の上昇によって光検出器29が遮光されなくなり、出力がハイレベルになる。
その後、第1の可動ユニット13が上昇していくことで、時点t3で、光検出器28を遮光する位置に達し、光検出器28の出力がローレベルになる。
時点t3で光検出器28の出力がローレベルになることで、挿抜制御部117は駆動モーター41のブレーキ制御を行う。実際に駆動モーター41の反時計方向回転が止まってスタンバイ状態になるのは制御遅延時間により時点t4となる。
時点t4から時点t5は移動後の位置確認時間とされる。即ち挿抜制御部117は光検出器28の出力がローレベル、光検出器29の出力がハイレベルであることを確認する。
挿抜制御部117は、その確認後、時点t6で光検出器28、29に対する電源供給をオフに制御する。
次に図29で可変減光フィルタ102の抜去時の動作を説明する。
時点t10でフィルタ挿入からクリア(抜去状態)への切替指示が発生したとする。このとき光検出器28、29には電源供給が開始される。
電源供給が開始されることで光検出器28、29は、そのときの状態に応じた検出信号を出力する。この時点で可変減光フィルタ102(第1の可動ユニット13)は挿入位置にあるため、光検出器28の出力は遮光状態のハイレベルになる。また光検出器29の出力はオープン状態のローレベルになる。
時点t10-t11間は位置確認時間とされ、抜去制御部117は、光検出器28,29の検出信号により、第1の可動ユニット13の位置状態を確認する。
抜去制御部117は、当該確認により第1の可動ユニット13が挿入位置にあることを確認したら、時点t11から駆動モーター41に時計方向回転(「CW」と表記)を実行させる。
駆動モーター41の時計方向回転により時点t11から第1の可動ユニット13の抜去位置への移動が開始される。その後、時点t12では、第1の可動ユニット13の下降によって光検出器28が遮光されなくなり、出力がハイレベルになる。
その後、第1の可動ユニット13が下降していくことで、時点t13で、光検出器29を遮光する位置に達し、光検出器29の出力がローレベルになる。
時点t13で光検出器29の出力がローレベルになることで、挿抜制御部117は駆動モーター41のブレーキ制御を行う。実際に駆動モーター41の時計方向回転が止まってスタンバイ状態になるのは制御遅延時間により時点t14となる。
時点t14から時点t15は移動後の位置確認時間とされる。即ち挿抜制御部117は光検出器28の出力がハイレベル、光検出器29の出力がローレベルであることを確認する。
挿抜制御部117は、その確認後、時点t16で光検出器28、29に対する電源供給をオフに制御する。
以上の制御により、第1の可動ユニット13(可変減光フィルタ102)の挿入・抜去が行われる。図3でも説明したが、可変減光フィルタ102が抜去位置から挿入位置へ移動する際、光検出器28の出力は挿入位置よりも手前の挿入検出位置でローレベルに変化する。また可変減光フィルタ102が挿入位置から抜去位置へ移動する際、光検出器29の出力は抜去位置よりも手前の抜去検出位置でローレベルに変化する。これにより安全な移動制御が行われる。また、移動前後の位置確認処理により、正確に移動制御が行われる。
<7.まとめ及び変形例>
以上の実施の形態では、次のような効果が得られる。
実施の形態の撮像装置1は、透過率が可変な可変減光フィルタ102と、可変減光フィルタ102を介した被写体光が結像する撮像素子部104と、透過率制御値に応じて可変減光フィルタの透過率を変更する透過率可変駆動部108と、透過率低下操作及び透過率上昇操作が可能な透過率操作子9と、可変減光フィルタ102を被写体光の入射光路上から抜去及び入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部130と、フィルタ制御部110を備える。フィルタ制御部110は、フィルタ挿抜部130に対する入射光路への可変減光フィルタ102の挿入の指示と、透過率可変駆動部108に対する可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも透過率操作子9の透過率低下操作の検知に基づいて行う。またフィルタ制御部110は、透過率可変駆動部108に対する可変減光フィルタ102の透過率上昇の指示と、フィルタ挿抜部130に対する入射光路からの可変減光フィルタ102の抜去の指示とを、いずれも透過率操作子9の透過率上昇操作の検知に基づいて行う。
透過光量の調整は可変減光フィルタ102の透過率変化と挿抜により行われるが、この透過光量調整(透過率変化と挿抜)のための操作系が透過率操作子9のみとされることになる。
これによりユーザの操作性が改善される。即ち透過光量の操作系としてひとつで完結するため煩わしくなくなる。また必要な操作子が例えば透過率操作子9の1つでよいなど単純化されるため、部品点数・製造工数の観点でコストダウンが促進される。
なお透過率の操作部として回転体を有するダイヤルとしての透過率操作子9を挙げたが、操作部の形態は各種想定される。
例えばスライダとされ、スライダ操作により透過率が変化されるようにしてもよい。或いはボタン、キーとして、その押圧回数で透過率が変化されるものとしてのよい。さらにはタッチパネル操作子として実現される例も考えられる。
また実施の形態では操作に対して不感帯を設ける例を説明しているが、場合によっては不感帯を設けないことも考えられる。例えばユーザが不感帯を設けるかも受けないかを選択できるようにしてもよい。
実施の形態では、フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路から抜去状態にあるときの透過率低下操作に応じて、可変減光フィルタを前記入射光路上に挿入するようにフィルタ挿抜部130に指示する。またフィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路に挿入状態にあるときの透過率低下操作に応じて、可変減光フィルタ102の透過率を低下させるように透過率可変駆動部108に指示する。
またフィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路への挿入状態にあって透過率が最大値でないときの透過率上昇操作に応じて、可変減光フィルタ102の透過率を上昇させるように透過率可変駆動部108に指示する。またフィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路に挿入状態にあって透過率が最大値にあるときの透過率上昇操作に応じて、可変減光フィルタ102を入射光路上から抜去するようにフィルタ挿抜部に指示する(図7,図8,図9参照)。
これにより透過率低下操作の場合は、可変減光フィルタ102の挿入から挿入状態での透過率低下という方向で制御が行われる。
また透過率上昇操作の場合は、可変減光フィルタ102の挿入状態での透過率上昇から可変減光フィルタの抜去という方向で制御が行われる。
例えば透過率操作子9の透過率低下操作(例えば反時計回転方向の操作)によれば、可変減光フィルタの挿入から挿入状態での透過率低下という一連の流れで透過率が低下されていくようになり、透過率「1/1」から「1/128」までの可変制御が、一連の回転操作に応じて実現される。また透過率操作子9の透過率上昇操作(例えば時計回転方向の操作)によれば、可変減光フィルタ102の挿入状態での透過率上昇から、透過率最大値となった以降の可変減光フィルタの抜去という一連の流れで透過率が上昇されていくようになり、透過率「1/128」から「1/1」での可変制御が、一連の操作に応じて実現される。
従ってユーザは、透過率可変や挿抜を同じ操作子による連続した操作で最大から最小までの透過率範囲を指示できることになる。
実施の形態では、フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路に挿入状態にあって透過率が最大値にあるときの透過率上昇操作について操作を無効とする不感帯を設け、不感帯を越える透過率上昇操作に応じて、可変減光フィルタを入射光路上から抜去するようにフィルタ挿抜部130に指示する例を挙げた(図7,図8,図9参照)。
透過率上昇操作について不感帯を設けることで、誤操作による入射光路からの可変減光フィルタ102の抜去をなるべく回避できるようにしている。
入射光路から可変減光フィルタ102を抜去するときには、可変減光フィルタ102の陰影が撮像画像に写り込んだり、抜去動作音が録音音声に入り込む。また入射光量が大きく変化する。従って可変減光フィルタ102の挿入はユーザが意図するタイミングで行われることが必要である。換言すればユーザが意図せずに抜去操作をしてしまうことがないようにすることが望ましい。
そこで不感帯を設け、ユーザが透過率操作子9を意図せずに若干回してしまったとしても、可変減光フィルタ102が抜去されることはないようにし、不必要なファイル抜去が行われにくくする。
また不要な抜去を回避できるので、抜去による電力消費ロスを回避できる。
実施の形態では、フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路から抜去状態にあるときの透過率低下操作について操作を無効とする不感帯を設け、不感帯を越える透過率低下操作に応じて、可変減光フィルタを入射光路上に挿入するようにフィルタ挿抜部130に指示する例を挙げた(図7,図8,図9参照)。
透過率低下操作について不感帯を設けることで、誤操作による入射光路への可変減光フィルタ102の挿入をなるべく回避できるようにしている。
上記した可変減光フィルタ102の抜去時と同様に、入射光路へ可変減光フィルタ102を挿入するときにも、可変減光フィルタ102の陰影が撮像画像に写り込んだり、挿入動作音が録音音声に入り込む。また入射光量が大きく変化する。このためユーザが意図せずに挿入操作をしてしまうことを回避したい。そこで不感帯を設けることで、ユーザが透過率操作子9を意図せずに若干回してしまったとしても、不必要な可変減光フィルタ102が挿入されることはないようにする。
また不要な挿入を回避できるので、挿入による電力消費ロスを回避できる。
実施の形態では、不感帯は、透過率上昇操作の操作量範囲として設けられる例を挙げた(図9のステップS1015,S1016参照)。即ち累積回転量がゼロから不感帯閾値Thまでの操作量範囲を不感帯とする。
これにより、可変減光フィルタ102が入射光路に挿入状態にあって透過率が最大値にあるときに、ユーザが若干量、透過率操作子9で透過率上昇操作をしてしまっても、可変減光フィルタ102の抜去は行われない(S1015、S1016)。従ってユーザが意図せずに抜去による不都合(陰影の映り込み、動作音、電力消費増等)が生じることが回避できる可能性が高くなる。
実施の形態では、不感帯は、透過率上昇操作の操作を無効とする時間として設けられる例を挙げた(図9のステップS1013,S1014参照)。即ちタイマ超過となるまでの時間に必要な操作が行われた場合のみ有効としている。
例えば可変減光フィルタ102が入射光路に挿入状態にあって、透過率上昇操作により透過率が最大値に至った後は、タイマ超過となるまでの期間内に必要な操作が行われない限り、透過率上昇操作が無効とされる。従ってあまり意識せずに透過率上昇操作を行ってしまったような場合に、可変減光フィルタ102の抜去に至ってしまうことが回避される。つまりユーザが意図せずに透過率操作子9の回しすぎで抜去に至るということがなるべく回避され、抜去による不都合(陰影の映り込み、動作音、電力消費増等)を生じさせにくくしている。
なお例えば第1の実施の形態の図7,図8,図9に示した例では、ステップS1013、S1014で時間軸方向の不感帯を設定し、ステップS1015,S1016で操作量としての不感帯を設けているが、透過率上昇操作に関し、操作量の不感帯のみを設ける例も考えられる。
また時間による不感帯としては、タイマ超過となるまでの所定時間内に所定の累積回転量が得られていないことを操作無効の条件としたが、異なる意味の時間条件を設定してもよい。例えば可変減光フィルタ102が挿入位置で最高透過率に至った状態では、透過率上昇操作が開始されてから所定時間(例えば2秒間など)は操作を無効とするなどである。
また第1の実施の形態の図7,図8,図9に示した例では、透過率上昇操作と透過率低下操作の両方について不感帯を設ける例としたが、透過率上昇操作についてのみ時間軸方向の不感帯と操作量の不感帯の一方又は両方を設ける例も考えられる。
また、透過率上昇操作については時間軸方向の不感帯と操作量の不感帯を設け、透過率低下操作については時間軸方向の不感帯のみ設ける例が考えられる。
また、透過率上昇操作については時間軸方向の不感帯と操作量の不感帯を設け、透過率低下操作については操作量の不感帯のみ設ける例が考えられる。
また、透過率上昇操作については時間軸方向の不感帯と操作量の不感帯の内の一方を設け、透過率低下操作については他方の不感帯を設ける例も考えられる。
実施の形態では、不感帯は、透過率低下操作の操作量範囲として設けられる例を挙げた(図9のステップS1015,S1016参照)。即ち累積回転量がゼロから不感帯閾値Thまでの操作量範囲を不感帯とする。
これにより、可変減光フィルタ102が抜去状態にあるときに、ユーザが若干量、透過率操作子9で透過率低下操作をしてしまっても、可変減光フィルタ102の挿入は行われない。従ってユーザが意図しないフィルタ挿入による不都合(陰影の映り込み、動作音、電力消費増等)が生じることの回避の可能性を高めることになる。
実施の形態では、不感帯は、透過率低下操作の操作を無効とする時間として設けられる例を挙げた(図9のステップS1013,S1014参照)。即ちタイマ超過となるまでの時間に必要な操作が行われた場合のみ有効としている。
これにより、可変減光フィルタ102が抜去状態にあるときに、所定時間内の透過率低下操作は無効とされる。従ってユーザが透過率操作子9を若干回してしまったとしても、直ぐに可変減光フィルタ102が挿入されてしまうということが回避される。つまりユーザが意図せずに透過率操作子9に触れるなどして可変減光フィルタ102を挿入させてしまうということが回避され、意図しないフィルタ挿入による不都合(陰影の映り込み、動作音、電力消費増等)が生じることの回避の可能性を高めることになる。
なお例えば第1の実施の形態の図7,図8,図9に示した例では、ステップS1013、S1014で時間軸方向の不感帯を設定し、ステップS1015,S1016で操作量としての不感帯を設けているが、透過率低下操作に関し、操作量の不感帯のみを設ける例も考えられる。
また時間による透過率低下操作に関しても時間軸方向の不感帯として異なる意味の時間条件を設定してもよい。例えば可変減光フィルタ102が抜去位置にあるときにおいて、透過率低下操作が開始されてから所定時間(例えば2秒間など)は操作を無効とするなどである。
また第1の実施の形態の図7,図8,図9に示した例では、透過率上昇操作と透過率低下操作の両方について不感帯を設ける例としたが、透過率低下操作についてのみ時間軸方向の不感帯と操作量の不感帯の一方又は両方を設ける例も考えられる。
また、透過率低下操作については時間軸方向の不感帯と操作量の不感帯を設け、透過率上昇操作については時間軸方向の不感帯のみ設ける例が考えられる。
また、透過率低下操作については時間軸方向の不感帯と操作量の不感帯を設け、透過率上昇操作については操作量の不感帯のみ設ける例が考えられる。
第3の実施の形態では、透過率上昇操作により可変減光フィルタ102の入射光路からの抜去が行われること、又は透過率低下操作により可変減光フィルタ102の入射光路への挿入が行われることの警告表示が所定タイミングで行われる例を挙げた(図12,図13,図14参照)。
これによりユーザに、それ以上の透過率操作子9の操作を止めるきっかけを与え、無用な抜去又は挿入が行われないようにすることができる。
特に不感帯領域で透過率上昇操作又は透過率低下操作が行われているときは、操作を続けると可変減光フィルタ102の抜去又は挿入が行われてしまう。従って不感帯領域での操作の際に警告表示を行うことが適切となる。
なお、警告表示に代えて、警告音声メッセージや警告音を出力してもよいし、振動などにより警告を行ってもよい。但し、画像記録中であれば音声や振動は記録する画像や音声に影響を与えることがあるため、表示による警告が最も望ましい。
第2の実施の形態では、フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路に挿入状態にあって透過率が最大値にあるときの透過率上昇操作、又は可変減光フィルタ102が入射光路から抜去状態にあるときの透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設け、また透過率操作子9に振動を与える振動発生部201を有し、不感帯にて操作が行われた際に振動発生部201で所定振動を発生する例を挙げた(図10,図11参照)
不感帯での操作を行っている状況は、そのまま操作を続けると可変減光フィルタ102の挿入又は抜去が行われるという状況である。そこで振動発生部201により透過率操作子9の操作の際に振動を与え、挿抜の実行に至る操作であることをユーザに知覚させる。これにより、ユーザに挿抜が必要か否かの判断(操作を続けるか否かの判断)のきっかけを与え、無用な抜去又は挿入が行われないようにすることができる。
振動によるユーザへの通知は、実際にユーザが触れる透過率操作子9において知覚するという点で、通知効果が高い。但し、振動が記録画像や音声に影響を与えないように振動レベル等を設計することが望ましい。
第2の実施の形態では、所定振動は、振動発生部201におけるアクチュエータに、該アクチュエータの固有振動数で短パルスを印加することで発生させる振動であるとした。
これによりユーザは透過率操作子9の不感帯領域での操作時にクリック感を感じることができ、可変減光フィルタ102の挿抜に至る直前であることを認識できる。
なお、他の手法でユーザに可変減光フィルタ102の挿抜に至る直前であることを認識させてもよい。例えば回転体である透過率操作子9において、回転体の負荷トルクを調整可能な回転体トルク調整部を有するようにする。
そして不感帯にて透過率操作子9が操作された際には、その回転体トルク調整部にて回転体の負荷トルクを大きくする。このようにすると、ユーザは操作感として重く感じることで、そのまま操作を続けると可変減光フィルタ102の挿入又は抜去が行われるという状況であるということを認識できる。特に重く感じることでユーザに慎重な操作を促すことに適している。
第4の実施の形態では、フィルタ制御部110は、可変減光フィルタ102が入射光路に挿入状態にあって透過率が最大値にあるときの透過率上昇操作、又は可変減光フィルタ102が入射光路から抜去状態にあるときの透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設けるとともに、画像記録中は、非記録時に比べて不感帯を拡大させる例を述べた(図19参照)。
記録中は、可変減光フィルタ102の挿抜により記録画像への陰影の映り込みや記録音声への動作音の混入が発生する。このため、可変減光フィルタ102の挿抜は特に慎重におこなわれなければならない。そこで不感帯を拡大する。これにより非記録時よりも可変減光フィルタ102の挿抜に至りにくくし、ユーザの意図しないような挿抜が発生することの回避可能性を高める。従って意図しない挿抜による影響が記録画像や音声に現れることがなるべく生じないようにすることができる。
第5の実施の形態では、フィルタ制御部110は、画像記録中は、フィルタ挿抜部130による可変減光フィルタ102の入射光路への挿入又は入射光路からの抜去を実行させないようにした(図20参照)。
記録中に可変減光フィルタ102の挿抜を行うと、記録画像への陰影の映り込みや記録音声への動作音の混入が発生するため、これを完全に回避するため、記録中は、透過率操作子9の操作に関わらず、可変減光フィルタ102の挿入又は抜去が行われないようにする。これによりフィルタ挿抜による影響が記録画像や音声に現れることを防止する。
実施の形態では、フィルタ挿抜部130では、入射光路への挿入過程、及び入射光路からの抜去過程において、可変減光フィルタ102が停止位置に達する前の検出位置に至ったことを検出して停止動作を行う動作を説明した。即ち挿入過程、抜去過程において、停止位置に至る前の検出位置でフィルタ位置を検知して、ブレーキ制御を行う(図3、図28、図29参照)。
これにより可変減光フィルタ102がメカ端に衝突せずに適切な停止位置で停止できる。つまり安定した挿入、抜去の動作がおこなわれる。
なお、以上の実施の形態では撮像装置1にフィルタ制御部110が内蔵される例を挙げたが、フィルタ制御部として撮像装置1とは別体の装置構成も考えられる。
例えば撮像装置1に対して透過率指示を行うことのできるリモートコントローラとして、透過率操作子9及びフィルタ制御部110を有する構成が考えられる。
実施の形態のプログラムは、図7、図8、図9の処理、又は図7、図8、図11の処理、又は図13、図8、図14の処理、又は図7、図8、図19の処理、又は図20、図8、図9の処理を、例えばCPU、DSP等、或いはこれらを含むデバイスに実行させるプログラムである。
即ち実施の形態のプログラムは、フィルタ挿抜部130に対する入射光路への可変減光フィルタ102の挿入の指示と、透過率可変駆動部108に対する可変減光フィルタ102の透過率低下の指示とを、いずれも透過率操作子9の透過率低下操作の検知に基づいて行うようにする処理と、透過率可変駆動部108に対する可変減光フィルタ102の透過率上昇の指示と、フィルタ挿抜部130に対する入射光路からの可変減光フィルタ102の抜去の指示とを、いずれも透過率操作子9の透過率上昇操作の検知に基づいて行うようにする処理と、を情報処理装置に実行させるプログラムである。
撮像装置1内のマイクロコンピュータ等の情報処理装置、或いは撮像装置1とは別体の操作装置(例えばリモートコントローラなど)における情報処理装置などが、このようなプログラムにより動作することが想定される。
このようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
またこのようなプログラムによれば、実施の形態の画像処理装置の広範な提供に適している。例えばパーソナルコンピュータ、携帯型情報処理装置、携帯電話機、ゲーム機器、ビデオ機器、PDA(Personal Digital Assistant)等にプログラムをダウンロードすることで、当該パーソナルコンピュータ等を、本開示の画像処理装置として機能させることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
なお本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
透過率が可変な可変減光フィルタと、
前記可変減光フィルタを介した被写体光が結像する撮像素子部と、
透過率制御値に応じて前記可変減光フィルタの透過率を変更する透過率可変駆動部と、
透過率低下操作及び透過率上昇操作が可能な操作部と、
前記可変減光フィルタを、被写体光の入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部と、
前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも前記操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うフィルタ制御部と、を備えた
撮像装置。
(2)
前記フィルタ制御部は、
前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作に応じて、前記可変減光フィルタを前記入射光路上に挿入するように前記フィルタ挿抜部に指示し、
前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあるときの前記透過率低下操作に応じて、前記可変減光フィルタの透過率を低下させるように前記透過率可変駆動部に指示し、
前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値でないときの前記透過率上昇操作に応じて、前記可変減光フィルタの透過率を上昇させるように前記透過率可変駆動部に指示し、
前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作に応じて、前記可変減光フィルタを前記入射光路上から抜去するように前記フィルタ挿抜部に指示する
上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記フィルタ制御部は、
前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作について操作を無効とする不感帯を設ける
上記(1)又は(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記フィルタ制御部は、
前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去状態にあるときの前記透過率低下操作について操作を無効とする不感帯を設ける
上記(1)から(3)のいずれかに記載の撮像装置。
(5)
前記不感帯は、前記透過率上昇操作の操作量範囲として設けられる
上記(3)に記載の撮像装置。
(6)
前記不感帯は、前記透過率上昇操作の操作を無効とする時間として設けられる
上記(3)又は(5)に記載の撮像装置。
(7)
前記不感帯は、前記透過率低下操作の操作量範囲として設けられる
上記(4)に記載の撮像装置。
(8)
前記不感帯は、前記透過率低下操作の操作を無効とする時間として設けられる
上記(4)又は(7)に記載の撮像装置。
(9)
前記透過率上昇操作により前記可変減光フィルタの前記入射光路からの抜去が行われること、又は前記透過率低下操作により前記可変減光フィルタの前記入射光路への挿入が行われることの警告表示が所定タイミングで行われる
上記(1)から(8)のいずれかに記載の撮像装置。
(10)
前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作、又は前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設け、
前記操作部に振動を与える振動発生部を有し、
前記不感帯にて操作が行われた際に前記振動発生部で所定振動を発生する
上記(1)から(9)のいずれかに記載の撮像装置。
(11)
前記所定振動は、前記振動発生部におけるアクチュエータに、該アクチュエータの固有振動数で短パルスを印加することで発生させる振動である
上記(10)に記載の撮像装置。
(12)
前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作、又は前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設けるとともに、画像記録中は、非記録時に比べて前記不感帯を拡大させる
上記(1)から(11)のいずれかに記載の撮像装置。
(13)
前記フィルタ制御部は、画像記録中は、前記フィルタ挿抜部による前記可変減光フィルタの前記入射光路への挿入又は前記入射光路からの抜去を実行させない
上記(1)から(11)のいずれかに記載の撮像装置。
(14)
前記フィルタ挿抜部では、前記入射光路への挿入過程、及び前記入射光路からの抜去過程において、前記可変減光フィルタが停止位置に達する前の検出位置に至ったことを検出して停止動作を行う
上記(1)から(13)のいずれかに記載の撮像装置。
(15)
前記可変減光フィルタを有し撮像素子へ向けた光の透過が可能な光透過位置と撮像素子から退避される退避位置との間で移動可能な第1の可動ユニットと、
透明フィルタを有し前記光透過位置と前記退避位置との間で移動可能な第2の可動ユニットと、
前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットを反対方向へ同期して移動させる駆動機構とを備え、
前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットは一方が前記光透過位置に移動された状態において他方が前記退避位置に移動される
上記(1)から(14)のいずれかに記載の撮像装置。
(16)
前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットがすれ違うことにより前記光透過位置又は前記退避位置へ向けて移動される
上記(15)に記載の撮像装置。
(17)
前記第1の可動ユニットは前記可変減光フィルタの厚み方向が光軸方向に一致され、
前記第2の可動ユニットは前記透明フィルタの厚み方向が光軸方向に一致され、
前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットが光軸方向に直交する方向へ移動される
上記(15)又は(16)に記載の撮像装置。
(18)
透過率が可変な可変減光フィルタを被写体光の撮像素子部への入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記可変減光フィルタの透過率を透過率制御値に応じて変更する透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、
前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うフィルタ制御部を備えた
制御装置。
(19)
透過率が可変な可変減光フィルタと、
前記可変減光フィルタを介した被写体光が結像する撮像素子部と、
透過率制御値に応じて前記可変減光フィルタの透過率を変更する透過率可変駆動部と、
透過率低下操作及び透過率上昇操作が可能な操作部と、
前記可変減光フィルタを、被写体光の入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部と、
を有する撮像装置が、
前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも前記操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、
前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行う
フィルタ制御方法。
(20)
透過率が可変な可変減光フィルタを被写体光の撮像素子部への入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記可変減光フィルタの透過率を透過率制御値に応じて変更する透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行うようにする処理と、
前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うようにする処理と、
を情報処理装置に実行させるプログラム。
1 撮像装置、2 筐体、3 本体部、4 パネル部、4a マウント部、5 ディスプレイ、5a 表示面、6 操作子、7 把手部、8 レンズ鏡筒、9 透過率操作子、10 光学ブロック、13 第1の可動ユニット、14 第2の可動ユニット、15 素子ユニット、16 駆動機構、28 光検出器、29 光検出器、101 操作量・方向検出部、102 可変減光フィルタ、102X 透明フィルタ、103 絞り、104 撮像素子部、105 AE検波部、106 AE制御部、107 絞り制御部、108 透過率可変駆動部、110 フィルタ制御部、114 透過型センサ、130 フィルタ挿抜部、115 挿抜駆動部、116 挿抜検出部、117 挿抜制御部、118 タイマ、121 画像信号処理部、122 表示制御部、123 記録部、124 通信部、201 振動発生部

Claims (20)

  1. 透過率が可変な可変減光フィルタと、
    前記可変減光フィルタを介した被写体光が結像する撮像素子部と、
    透過率制御値に応じて前記可変減光フィルタの透過率を変更する透過率可変駆動部と、
    透過率低下操作及び透過率上昇操作が可能な操作部と、
    前記可変減光フィルタを、被写体光の入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部と、
    前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも前記操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うフィルタ制御部と、を備えた
    撮像装置。
  2. 前記フィルタ制御部は、
    前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作に応じて、前記可変減光フィルタを前記入射光路上に挿入するように前記フィルタ挿抜部に指示し、
    前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあるときの前記透過率低下操作に応じて、前記可変減光フィルタの透過率を低下させるように前記透過率可変駆動部に指示し、
    前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値でないときの前記透過率上昇操作に応じて、前記可変減光フィルタの透過率を上昇させるように前記透過率可変駆動部に指示し、
    前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作に応じて、前記可変減光フィルタを前記入射光路上から抜去するように前記フィルタ挿抜部に指示する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記フィルタ制御部は、
    前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作について操作を無効とする不感帯を設ける
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記フィルタ制御部は、
    前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作について操作を無効とする不感帯を設ける。
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記不感帯は、前記透過率上昇操作の操作量範囲として設けられる
    請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記不感帯は、前記透過率上昇操作の操作を無効とする時間として設けられる
    請求項3に記載の撮像装置。
  7. 前記不感帯は、前記透過率低下操作の操作量範囲として設けられる
    請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記不感帯は、前記透過率低下操作の操作を無効とする時間として設けられる
    請求項4に記載の撮像装置。
  9. 前記透過率上昇操作により前記可変減光フィルタの前記入射光路からの抜去が行われること、又は前記透過率低下操作により前記可変減光フィルタの前記入射光路への挿入が行われることの警告表示が所定タイミングで行われる
    請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作、又は前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設け、
    前記操作部に振動を与える振動発生部を有し、
    前記不感帯にて操作が行われた際に前記振動発生部で所定振動を発生する
    請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記所定振動は、前記振動発生部におけるアクチュエータに、該アクチュエータの固有振動数で短パルスを印加することで発生させる振動である
    請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記フィルタ制御部は、前記可変減光フィルタが前記入射光路に挿入された状態にあって透過率が最大値にあるときの前記透過率上昇操作、又は前記可変減光フィルタが前記入射光路から抜去された状態にあるときの前記透過率低下操作の一方又は両方について、操作を無効とする不感帯を設けるとともに、画像記録中は、非記録時に比べて前記不感帯を拡大させる
    請求項1に記載の撮像装置。
  13. 前記フィルタ制御部は、画像記録中は、前記フィルタ挿抜部による前記可変減光フィルタの前記入射光路への挿入又は前記入射光路からの抜去を実行させない
    請求項1に記載の撮像装置。
  14. 前記フィルタ挿抜部では、前記入射光路への挿入過程、及び前記入射光路からの抜去過程において、前記可変減光フィルタが停止位置に達する前の検出位置に至ったことを検出して停止動作を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  15. 前記可変減光フィルタを有し撮像素子へ向けた光の透過が可能な光透過位置と撮像素子から退避される退避位置との間で移動可能な第1の可動ユニットと、
    透明フィルタを有し前記光透過位置と前記退避位置との間で移動可能な第2の可動ユニットと、
    前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットを反対方向へ同期して移動させる駆動機構とを備え、
    前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットは一方が前記光透過位置に移動された状態において他方が前記退避位置に移動される
    請求項1に記載の撮像装置。
  16. 前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットがすれ違うことにより前記光透過位置又は前記退避位置へ向けて移動される
    請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記第1の可動ユニットは前記可変減光フィルタの厚み方向が光軸方向に一致され、
    前記第2の可動ユニットは前記透明フィルタの厚み方向が光軸方向に一致され、
    前記第1の可動ユニットと前記第2の可動ユニットが光軸方向に直交する方向へ移動される
    請求項15に記載の撮像装置。
  18. 透過率が可変な可変減光フィルタを被写体光の撮像素子部への入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記可変減光フィルタの透過率を透過率制御値に応じて変更する透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、
    前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うフィルタ制御部を備えた
    制御装置。
  19. 透過率が可変な可変減光フィルタと、
    前記可変減光フィルタを介した被写体光が結像する撮像素子部と、
    透過率制御値に応じて前記可変減光フィルタの透過率を変更する透過率可変駆動部と、
    透過率低下操作及び透過率上昇操作が可能な操作部と、
    前記可変減光フィルタを、被写体光の入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部と、
    を有する撮像装置が、
    前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも前記操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行い、
    前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行う
    フィルタ制御方法。
  20. 透過率が可変な可変減光フィルタを被写体光の撮像素子部への入射光路上から抜去及び前記入射光路上に挿入することができるフィルタ挿抜部に対する前記入射光路への前記可変減光フィルタの挿入の指示と、前記可変減光フィルタの透過率を透過率制御値に応じて変更する透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率低下の指示とを、いずれも操作部の透過率低下操作の検知に基づいて行うようにする処理と、
    前記透過率可変駆動部に対する前記可変減光フィルタの透過率上昇の指示と、前記フィルタ挿抜部に対する前記入射光路からの前記可変減光フィルタの抜去の指示とを、いずれも前記操作部の透過率上昇操作の検知に基づいて行うようにする処理と、
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
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