JP2002040515A - 撮像用可変減光フィルターおよび撮像装置 - Google Patents

撮像用可変減光フィルターおよび撮像装置

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JP2002040515A
JP2002040515A JP2000231595A JP2000231595A JP2002040515A JP 2002040515 A JP2002040515 A JP 2002040515A JP 2000231595 A JP2000231595 A JP 2000231595A JP 2000231595 A JP2000231595 A JP 2000231595A JP 2002040515 A JP2002040515 A JP 2002040515A
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imaging
neutral density
density filter
voltage
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JP2000231595A
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Hideo Fujikake
英夫 藤掛
Atsushi Yoneuchi
淳 米内
Hiroto Sato
弘人 佐藤
Yuzuru Tsuchiya
譲 土屋
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Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影される被写体の映像信号強度を、色調変
化なしで高速かつ連続的に制御できる撮像用可変減光フ
ィルターと撮像装置を提供する。 【解決手段】 2色性色素入りの液晶セル6を少なくと
も1個含み、その透過光における色温度の変動が500
K以下とする。2個の液晶セル6はそれぞれの液晶配向
が90度をなすように配置される。電圧制御部11は、
撮像素子9から出力される映像信号強度が一定になるよ
うに、撮像用可変減光フィルター1に加える電圧強度を
制御する。撮像用可変減光フィルター1は、光学レンズ
の前、もしくは該光学レンズと撮像素子9との間に配置
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像用可変減光フ
ィルターおよび撮像装置に関し、更に詳しくは、撮影さ
れる被写体の映像信号強度を、色調変化を伴わないで高
速かつ連続的に制御可能な撮像用可変減光フィルターお
よびその減光フィルターを用いた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ撮影やビデオ撮影など被写体の映
像を撮像する際は、多様な照明環境のもとで被写体の明
るさが大きく変動することが多い。例えば、被写体もし
くはカメラが室内から野外に移動する際は、照明光源が
比較的輝度の低い室内灯から輝度の強力な太陽光に変わ
るため、その照度変化は数十倍に達する。その場合、C
CD(電荷結合素子)などの撮像素子に入射する光量が
撮像素子の動作領域(ダイナミックレンジ)を超えてし
まうため、映像の正確な階調や色調を再現できなくな
る。特に、カメラの撮像素子への入射光が極端に強い場
合は、CCDで光キャリアが溢れて、筋状の映像ノイズ
(スミア)が発生し、画質が著しく損なわれる。
【0003】その対策として、従来では、光を吸収する
顔料入りのガラスフィルターを、撮像光学系に機械的に
挿入して、撮像素子への入射光量(入射光強度)を光学
的に適正化していた。また、撮像光学系の光学絞り(ア
イリス)を機械的に制御する方法も用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ガラスフィルターを用いる従来方法には、次のような解
決すべき点があった。まず、ガラスフィルターを機械的
に撮像光学系に挿入しなければならず、時間がかかるた
め、撮影中の切り替えができない。また、ガラスフィル
ターの光吸収率は固定のため、輝度が異なる様々な光源
のもとで撮影する場合、光吸収率が異なる複数のガラス
フィルターを用意しなければならないばかりか、連続的
に照度が変化する撮影に対処できない。
【0005】一方、光学絞りを用いる従来方法でも、光
量を下げた場合、被写体を撮影する場合の焦点深度(被
写界深度)が大きく変動してしまうため、フォーカス
(焦点位置)などの撮影条件の再設定が必要となる。ま
た、機械的に開口を制御するため、速い光量変化に追随
できない、などの問題が生じ、使用できる撮影に制限が
あった。
【0006】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、撮像素子
に入射する光量を、色調変化を伴わないで高速かつ連続
的に制御でき、撮影される被写体の映像信号強度を自在
に制御できる撮像用可変減光フィルターおよび撮像装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の撮像用可変減光フィルターの発明は、可
視波長域でほぼ平坦な吸収分光特性を有する2色性色素
入りの液晶を透明電極付きの透明基板で挟んだ液晶セル
を少なくとも1個備え、前記液晶セルの前記透明電極に
電圧を印加した際に、透過光の色温度変動が500K以
下であることを特徴とする。
【0008】ここで、前記液晶セルが、アゾ系色素もし
くはアントラキノン系色素を含むことを特徴とすること
ができる。
【0009】また、前記液晶セルの液晶分子配列が、ホ
モジニアス配向、ホメオトロピック配向またはねじれ配
向を有することを特徴とすることができる。
【0010】また、前記液晶セルの前面または背面に特
定方向の偏光を選択するための偏光フィルムが配置され
ることを特徴とすることができる。
【0011】また、2個の前記液晶セルが、それぞれの
液晶配向が90度をなすように配置されることを特徴と
することができる。
【0012】上記目的を達成するため、請求項8の撮像
装置の発明は、請求項1から7のいずれかに記載の撮像
用可変減光フィルターと、該撮像用可変減光フィルター
の透明電極に交流もしくは直流電圧を印加する電圧制御
装置とを具備することを特徴とする。
【0013】ここで、前記電圧制御部は、撮像素子から
出力される映像信号強度に応じて、前記撮像用減光フィ
ルターに加える電圧強度を制御することを特徴とするこ
とができる。
【0014】また、前記電圧制御部は、撮像素子から出
力される映像信号強度が一定になるように、前記撮像用
可変減光フィルターに加える電圧強度を制御することを
特徴とすることができる。
【0015】また、前記撮像用可変減光フィルターが、
撮像装置の光学レンズの前、もしくは該光学レンズと撮
像素子との間に配置されることを特徴とすることができ
る。
【0016】また、前記電圧制御部と撮像用可変減光フ
ィルターとが、撮像素子と一体化されることを特徴とす
ることができる。
【0017】
【作用】本発明による撮像用可変減光フィルターおよび
撮像装置は、上記構成のように、2色性色素を含んだ液
晶セルを備え、電圧駆動時の撮像素子に入射する光画像
の色温度の変動を500K以下とすることで、色調変化
を伴わないで映像の信号強度を自在に制御できるように
している。
【0018】すなわち、本発明の撮像用可変減光フィル
ターでは、液晶セルへの印加電圧を変えることにより、
液晶セル中の2色性色素の分子配向が高速に応答して光
の吸収率が変化するため(応答速度数10msec)、
撮像素子に入射する光量を瞬時に制御できる。また、液
晶セルに印加する電圧強度を変えることにより、光吸収
率が連続的に変化するため、撮像素子への入射光量を連
続的に制御できる。撮像用可変減光フィルターにより光
量を変えても、被写界深度が変化しないため、フォーカ
スなどの撮影条件の再調整が不要となる。
【0019】従って、本発明のこのような撮像用可変減
光フィルターおよび撮像装置は、光源輝度が変化する様
々な環境でも、優れた画質で映像撮影が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0021】(撮像用可変減光フィルターの構成)図1
に本発明の一実施形態における撮像用可変減光フィルタ
ーの構成例を示す。可変減光フィルター1は2枚の液晶
セル(液晶素子)6から構成され、これら液晶セル6は
それぞれ、分子配列によって光吸収率が異なる少なくと
も1種類の2色性色素(ゲスト)2が添加された液晶
(ホスト)3を、一対の透明電極4付きガラス基板5で
挟んだ構造を有する。2枚の液晶セル6を構成する各前
面側(入射側)の透明電極4は一方のリード線10を介
して電圧制御装置11の一方の端子に接続し、その各背
面側(出射側)の透明電極4は他方のリード線10を介
して電圧制御装置11の他方の端子に接続している。
【0022】(撮像用可変減光フィルターの動作)液晶
3に添加する2色性色素2は、可視光全域をほぼ等しく
吸収する分光特性を有するため、入射光7に対してほぼ
等しいスペクトルの出射光8が、撮像素子9に入射す
る。液晶セル6の透明電極4には、リード線10を介し
て、電圧制御装置11から、交流もしくは直流の任意強
度の駆動電圧12が印加される。
【0023】透明電極4に電圧12が印加されていない
か、もしくは印加電圧12が小さい場合には、細長い分
子構造の液晶3および2色性色素2は、ガラス基板5に
対して平行に配向しており(ホモジニアス配向)、色素
分子2の長軸方向に振動する偏光成分を強く吸収する
(ハイルマイヤー型ゲストホスト動作方式)ので出射光
8が減少する。一方、透明電極4に十分な電圧12を加
えると、液晶分子3とともに色素分子2が電界方向に再
配向し、基板5に対して垂直に立ち上がり、色素による
光吸収が減少するため、光が透過するようになり、出射
光8の光強度が増加する。そして、透明電極4への電圧
12の強度を変えていくことにより、液晶分子3および
色素分子2の配列方向が連続的に変化するため、可変減
光フィルター1の吸収率がアナログ的に制御される。そ
れによって、撮像素子9に入射する光8の強度が連続的
に制御され、撮像素子9から出力する被写体の映像信号
13の強度が連続的に制御される。
【0024】2色性色素2は分子長軸方向の光7の振動
成分(偏光成分)を強く吸収するため、図1の構成例に
おいては、無偏光の入射光7が効率的に吸収されるよう
に、液晶3の分子配向が直交する液晶セル6を積層し
て、光吸収の偏光依存性を解消している。また、両液晶
セル6の透明電極4間に、等しい電圧12が印加される
ように電圧制御装置11が接続されている。このような
構成を採用しているので、入射光7の全ての偏光成分に
対して吸収および透過が起きる。
【0025】(液晶セルの変形例)上記の一実施形態で
は2枚の液晶セル6を用いているが、1枚の液晶セル6
を用いて、可変減光フィルター1を構成することも可能
である。ただし、その場合は、偏光フィルムを1枚の液
晶セル6の前方もしくは後方に配置する必要がある。ま
た、その場合、無偏光の入射光7に対して一方の偏光成
分しか利用できなくなり、透過光8の光損失が増大する
ので、実効的な撮影感度の低下を招き、図1の構成に比
べて不利である。
【0026】また、液晶分子3の配向をねじり、それら
のねじれ軸をガラス基板5に対して水平もしくは垂直方
向にしたホワイトテーラー型液晶セルを構成することも
可能であり、その場合は、偏光フィルムなしで1枚の液
晶セル6だけで可変減光フィルター1を実現でき、入射
光7の利用効率を高めることができる。
【0027】また、図1の構成例では、液晶セル6がホ
モジニアス配向のため、液晶3は誘電率異方性が正のも
のを用いる。だが、印加電圧12のない状態で液晶分子
3が基板5に対して立っているホメオトロピック配向も
適用可能であり、その場合は、液晶3に誘電率異方性が
負のものを用いる。
【0028】(液晶および2色性色素)液晶3の材料の
種類としては、ネマティック液晶、コレステリック液
晶、スメクティック液晶を用いることができるが、高速
応答を得るためにはネマティック液晶が有用である。な
お、スメクティック液晶の一種である強誘電性液晶を用
いることも可能である。
【0029】一方、2色性色素2は、可視波長域でほぼ
平坦な吸収分光特性(すなわち黒色)を有することが望
ましい。通常、2色性色素2は、π電子共役系を含む独
特な分子構造に起因した固有の吸収波長を有するため、
黒色色素を得るためには、互いに吸収ピークの異なる複
数の色素材料を調合することが望ましい。特に、可視光
における短波長域を吸収するアゾ系色素や、長波長光
(赤色光)を吸収するアントラキノン系色素は有用であ
る。なお、黒色を構成する各色素2は、吸光度(光学密
度)が添加濃度に比例し(Lambert−Beerの
法則)、材料固有の不透過/透過状態の吸光度比(2色
性比)を有する。2色性比が大きく異なる2色性色素2
を混合して電圧駆動すると、各波長での透過率の比率が
大きく崩れるため、可能な限り2色性比の揃った異なる
色素2を選択するとともに、それらを可能な限り等量だ
け混ぜて用いることが望ましい。
【0030】(撮像用可変減光フィルターの特性)液晶
セル6の透明電極4に電圧12を印加しても、太陽光
(色温度5600K)の下で透過光8における赤色波長
域(波長600nm〜700nm)と青色波長域(40
0nm〜500nm)の光強度比の変動が30%以下、
色温度で表現すればその変動が500K以下であれば、
撮影される映像の色調がほぼ確保されて違和感がないこ
とを撮影実験により確認しており、映像撮影に実用的で
ある。
【0031】一般に、映像撮影用の高輝度放電ランプ
(約6500K)の色温度変化の許容範囲は、−750
K,+1000Kとされる。本フィルターの色温度変動
もそれに準ずることが望まれる。
【0032】
【実施例】図1に示した可変減光フィルター1を試作し
た。まず、厚さ0.7mmのソーダガラス基板5上にI
23:Snからなる厚さ0.07μmの透明電極4を
蒸着した。次いで、透明電極4上に厚さ0.05μmの
ポリイミド(日本合成ゴム社、AL−1254)膜を塗
布した後、レーヨンロールで摩擦(ラビング)すること
により、液晶分子3を基板5に平行に配向(ホモジニア
ス配向)させる配向膜を形成した(図1ではラビング配
向膜の図示を省略)。
【0033】次に、この配向膜付きの基板5を2枚、配
向膜を向き合わせて球状の硬質プラスティックスペーサ
(10μm径)を介して張り合わせた。2枚の基板5の
ギャップは10μmであった。このギャップの中に、吸
光度(光学密度)の高い黒色色素(2色性色素)2を含
むネマティック液晶3(メルクジャパン社、ZLI−1
474/3)を充填した。この試作した可変減光フィル
ター1の動作面積は、図6の既存の電動ズームレンズ1
4(富士写真光機社、A15×8)のフィルターホルダ
ーに装着できるように80mm径とした。
【0034】(色温度特性)このようにして試作した可
変減光フィルター1に、100Wのキセノンランプから
の白色光7(色温度5700K)を入射した場合の光透
過率を図2に示す。0Vから20Vまでの電圧12を可
変減光フィルター1に印加することにより、透過率を連
続的に制御でき、その消光比は70:1に達し、その応
答時間は50msと高速であった。
【0035】図3は、調光時の透過光8における分光特
性の変化を示す。映像撮影では、撮影される被写体の映
像の色調変化を防ぐため、可変減光フィルター1の透過
率が変化しても、3原色(赤、緑、青)の各波長域にお
ける光強度バランスが一定でなければならない。図3の
吸収分光特性は、電圧駆動時にその条件をほぼ満たして
いる。
【0036】さらに、図4は、試作した可変減光フィル
ター1における印加電圧に対する透過光8の色温度変化
を示す。試作した可変減光フィルター1では、調光時の
色温度変化が、5000K付近で200K以内に留まっ
ているため、映像撮影に実用的であることが確認でき
た。図5に示す透過光8の色度測定からも、印加電圧を
変えてもほぼ透過光は無彩色が確保されることが分かっ
た。実際のビデオカメラに可変減光フィルター1を取り
付けて撮影した場合でも、調光時において撮影される映
像に色調変化はほとんど認められなかった。
【0037】(自動露出補正)可変減光フィルター1を
電圧駆動する場合、電圧制御装置11を手動操作するこ
とも可能であるが、図6に示すように、撮影される映像
信号13のレベルをもとに、可変減光フィルター1に印
加する電圧11を電圧制御装置11で自動的に決定する
ことが可能な撮像装置15を構成することも可能であ
る。
【0038】図6は、上記の可変減光フィルター1を用
いて、強い光7が入射しても瞬時に露出を自動補正でき
る撮像装置15の実施例を示す。ここでは、電圧制御装
置11で検出される映像信号13の強度が一定になるよ
うに、可変減光フィルター1への印加電圧12が電圧制
御装置11で自動的に調整される撮像装置(ビデオカメ
ラ)15を試作した。そのコンパクトな電圧制御ユニッ
ト11(125×70×40mm)は、ビデオカメラ内
の電源(DC12V)で動作し、カメラ本体に容易に装
着可能で一体化できるものである。
【0039】被写体の明るさが変化した場合、従来のオ
ートアイリス機能では、被写界深度の変化に伴って背景
などのぼけ具合が変わるため、映像表現上、フォーカス
や画角などの撮影パラメータの変更が余儀なくされる。
それに対して、本発明の撮像装置15を用いれば、それ
らの撮影パラメータの再調整が不要となる。逆に、アイ
リス調整による光量変化を可変減光フィルター1で補え
ば、被写界深度を光量と切り離して制御できるため、背
景の遠近感を駆使した新しい映像演出も可能となる。
【0040】なお、可変減光フィルター1は、撮像用レ
ンズ14の前、もしくは撮像用レンズ14と撮像素子9
との間に配置することが可能である。さらに、可変減光
フィルター1を撮像素子9と一体化することにより、よ
りコンパクトな撮像装置15を構成することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2色性色素と液晶を含んだ液晶セルを用いて電圧駆動す
ることにより、色調(色温度)をほとんど変えずに連続
的に被写体の映像信号強度を制御できるため、多様な照
明環境下においてシームレスな撮影が可能である。ま
た、本発明の可変減光フィルターはその高速動作によ
り、スピーディなカメラ操作ににも対応可能である。
【0042】従って、本発明による撮像用可変減光フィ
ルターおよび撮像装置は、テレビや映画などのビデオ撮
影はもとより、写真撮影などにも幅広く適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における撮像用可変減光フ
ィルターの基本構成を示す模式図である。
【図2】本発明による撮像用可変減光フィルターの印加
電圧と透過率の関係の一例を示す特性図である。
【図3】本発明による撮像用可変減光フィルターの入射
光の波長と透過率の関係の一例を示す特性図である。
【図4】本発明による撮像用可変減光フィルターの印加
電圧と色温度の関係の一例を示す特性図である。
【図5】本発明による撮像用可変減光フィルターの色度
特性の一例を示す特性図である。
【図6】本発明による撮像用可変減光フィルターを用い
た本発明の一施例の撮像装置の基本構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 撮像用可変減光フィルター 2 液晶 3 2色性色素 4 透明電極 5 ガラス基板 6 液晶セル 7 入射光 8 出射光 9 撮像素子 10 リード線 11 電圧制御装置 12 駆動電圧(交流電圧) 13 映像信号 14 撮像レンズ 15 撮像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 弘人 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 (72)発明者 土屋 譲 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会 放送技術研究所内 Fターム(参考) 2H083 AA05 AA15 5C022 AA00 AB03 AB14 AC55

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視波長域でほぼ平坦な吸収分光特性を
    有する2色性色素入りの液晶を透明電極付きの透明基板
    で挟んだ液晶セルを少なくとも1個備え、 前記液晶セルの前記透明電極に電圧を印加した際に、透
    過光の色温度変動が500K以下であることを特徴とす
    る撮像用可変減光フィルター。
  2. 【請求項2】 前記液晶セルが、アゾ系色素もしくはア
    ントラキノン系色素を含むことを特徴とする請求項1に
    記載の撮像用可変減光フィルター。
  3. 【請求項3】 前記液晶セルの液晶分子配列が、ホモジ
    ニアス配向、ホメオトロピック配向またはねじれ配向を
    有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像
    用可変減光フィルター。
  4. 【請求項4】 前記液晶セルの前面または背面に特定方
    向の偏光を選択するための偏光フィルムが配置されるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の撮像
    用可変減光フィルター。
  5. 【請求項5】 2個の前記液晶セルが、それぞれの液晶
    配向が90度をなすように配置されることを特徴とする
    請求項1から4のいずれかに記載の撮像用可変減光フィ
    ルター。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の撮像
    用可変減光フィルターと、該撮像用可変減光フィルター
    の透明電極に交流もしくは直流電圧を印加する電圧制御
    装置とを具備することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記電圧制御部は、撮像素子から出力さ
    れる映像信号強度に応じて、前記撮像用減光フィルター
    に加える電圧強度を制御することを特徴とする請求項6
    に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記電圧制御部は、撮像素子から出力さ
    れる映像信号強度が一定になるように、前記撮像用可変
    減光フィルターに加える電圧強度を制御することを特徴
    とする請求項6または7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記撮像用可変減光フィルターが、撮像
    装置の光学レンズの前、もしくは該光学レンズと撮像素
    子との間に配置されることを特徴とする請求項6から8
    のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記電圧制御部と撮像用可変減光フィ
    ルターとが、撮像素子と一体化されることを特徴とする
    請求項6から9のいずれかに記載の撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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