JP7447739B2 - 電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品に関する。
従来、携帯電話などのセットにおいて採用する通信周波数帯域は限定的であり、特定の使用周波数帯とインダクタなどのノイズフィルタの自己共振周波数を合わせ込み、伝送線路の特定周波数を高インピーダンスにするノイズ対策手法を採用していた。
この場合、Q値の高い空芯系インダクタを採用する場合が一般的であり、複数部品にて複数周波数帯を減衰させる場合は、使用周波数帯以外の周波数帯域の通過特性としては反共振により減衰していない設計となっていた。このため、使用周波数が広帯域である場合や、複数の使用周波数が近接する場合には、適切なノイズ対策を施すことができなかった。
そこで、従来、(透磁率1よりも大きい)セラミック材料からなるインダクタを用いた電子部品を採用することで、Q値を低下して、共振を鈍らせて、高インピーダンスの周波数帯域を広げるようにしていた。
例えば、従来のインダクタとして、特開2013-219088号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このインダクタは、巻芯部と第1鍔部および第2鍔部とを含むコアと、第1鍔部および第2鍔部のそれぞれに設けられた第1電極および第2電極と、第1電極および第2電極に電気的に接続され巻芯部に巻回されたワイヤとを備える。そして、このインダクタを2つ用意し、この2つのインダクタを基板に配置し伝送線路により直列に接続して、電子部品を構成していた。
特開2013-219088号公報
ところで、前記従来のような電子部品を実際に製造して使用しようとすると、次の問題があることが分かった。つまり、2つのインダクタを、磁気結合をしない状態または磁気結合が弱い状態で基板に配置すると、2つのインダクタの特性が個別にインピーダンスを持つため、より高い減衰特性を得ることができないことが分かった。
そこで、本開示は、より高い減衰特性を得ることができる電子部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本開示の一態様である電子部品は、
基板と、
前記基板の主面に配置された第1インダクタおよび第2インダクタと、
前記基板に設けられ、前記第1インダクタと前記第2インダクタとを直列に接続する伝送線路と
を備え、
前記第1インダクタの第1中心軸と前記第2インダクタの第2中心軸とは、前記基板の主面と平行であって、前記基板の主面に直交する方向からみて、同一直線上に位置せず、
前記第1インダクタと前記第2インダクタは、磁気結合する距離にて配置されている。
ここで、伝送線路とは、特定の特性インピーダンス(例えば、50Ω)を有するように設計された第1インダクタと第2インダクタとを接続する配線をいう。磁気結合する距離とは、基板の主面に直交する方向からみて、第1インダクタの第1中心と第2インダクタの第2中心の距離が、5mm以内である。
また、第1インダクタの第1中心軸とは、第1インダクタを構成するコイルの巻回方向に沿って延在しかつ該コイルの中心を通過する軸をいう(第1インダクタのコイルの巻回軸ともいう)。第2インダクタの第2中心軸とは、第2インダクタを構成するコイルの巻回方向に沿って延在しかつ該コイルの中心を通過する軸をいう(第2インダクタのコイルの巻回軸ともいう)。
前記態様によれば、第1インダクタの第1中心軸と第2インダクタの第2中心軸とは、基板の主面と平行であって、基板の主面に直交する方向からみて、同一直線上に位置しない状態において、第1インダクタと第2インダクタは、磁気結合する距離にて配置されているので、第1インダクタと第2インダクタが磁気結合をし、総インダクタンス値が、第1インダクタと第2インダクタのそれぞれの固有インダクタンス値よりも大きくなる。これにより、自己共振周波数帯域において高い減衰特性を得ることができる。
本開示の一態様である電子部品によれば、より高い減衰特性を得ることができる。
第1実施形態の電子部品を示す斜視図である。 図1の平面方向から見た平面図である。 比較例の電子部品を示す平面図である。 実施例と比較例における周波数とS21の関係を示すグラフである。 伝送線路の他の形状を示す平面図である。 伝送線路の他の形状を示す平面図である。 伝送線路の他の形状を示す平面図である。 伝送線路の他の形状を示す平面図である。 第1と第2インダクタの巻回方向と伝送線路の位置との第1実施例を示す平面図である。 第1と第2インダクタの巻回方向と伝送線路の位置との第2実施例を示す平面図である。 第1と第2インダクタの巻回方向と伝送線路の位置との第3実施例を示す平面図である。 第1と第2インダクタの巻回方向と伝送線路の位置との第4実施例を示す平面図である。 第1から第4実施例における周波数とS21の関係を示すグラフである。 第2実施形態の電子部品を示す平面図である。
以下、本開示の一態様である電子部品を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の電子部品を示す斜視図である。図2は、図1の平面方向から見た平面図である。図1と図2に示すように、電子部品は、基板40と、基板40の主面40aに配置された第1インダクタ1Aおよび第2インダクタ1Bと、基板40に設けられ、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bとを直列に接続する伝送線路50とを備える。ここで、基板40の主面40a上の一方向をX方向とし、基板40の主面40a上でX方向に直交する方向をY方向とし、基板40の主面40aに直交する方向をZ方向とする。便宜上、基板40の主面40aは、四角形とし、X方向は、基板40の主面40aの一辺方向とし、Y方向は、基板40の主面40aの一辺方向と交差する他辺方向とする。
第1インダクタ1Aは、コア10と、コア10に設けられた第1電極31および第2電極32と、コア10に巻回され第1電極31および第2電極32に電気的に接続されたワイヤ21とを備える。なお、第2インダクタ1Bの構成は、同様の構成であるため、その説明を省略するが、第2インダクタ1Bの特性は、第1インダクタ1Aの特性と異なっている。例えば、第1インダクタ1Aおよび第2インダクタ1Bでは、巻回数が異なっていてもよい。
コア10は、一定方向に延びる形状である巻芯部13と、巻芯部13の延びる方向の第1端に設けられ、当該方向と直交する方向に張り出す第1鍔部11と、巻芯部13の延びる方向の第2端に設けられ、当該方向と直交する方向に張り出す第2鍔部12とを有する。巻芯部13の形状、第1鍔部11の形状および第2鍔部12の形状は、例えば、それぞれ直方体であるがこれに限らず、他の形状、例えば、五角柱や六角柱など、直方体以外の多角柱、円柱であっても構わない。また、一部が湾曲面であっても構わない。第1と第2鍔部11,12は、巻芯部13の延在方向に平行な全面から張り出しているが、第1と第2鍔部11,12は、巻芯部13の当該全面のうちの一面から張り出していてもよい。
コア10の材料としては、例えば、フェライトの焼結体や、磁性粉含有樹脂の成型体などの磁性材料が好ましく、アルミナや、非磁性粉含有樹脂又はフィラーを含有しない樹脂などの非磁性材料であってもよい。コア10は、中実であるが、中空(空芯)であってもよい。コア10の透磁率は、好ましくは、1よりも大きい。なお、以下では、第1鍔部11の下面および第2鍔部12の下面を、基板40に実装される面とする。
第1電極31は、第1鍔部11の下面に設けられ、第2電極32は、第2鍔部12の下面に設けられる。第1電極31および第2電極32は、例えば、銀(Ag)を導電成分とする導電性ペーストを塗布し、焼き付けることによって形成したり、ニッケル(Ni)-クロム(Cr)、ニッケル(Ni)-銅(Cu)をスパッタリングすることによって形成したりする。また、必要に応じてめっき膜がさらに形成されてもよい。めっき膜の材料としては、例えば錫(Sn)、Cu、Ni等の金属や、Ni-Sn等の合金を用いることができる。なお、めっき膜を多層構造としてもよく、2種類以上のめっきを用いてもよい。
ワイヤ21は、巻芯部13に巻回されてコイルを構成する。ワイヤ21は、例えば銅などの金属からなる導線がポリウレタンやポリアミドイミドなどの樹脂からなる被膜で覆われた絶縁被膜付導線である。ワイヤ21の一端は、第1電極31と電気的に接続され、ワイヤ21の他端は、第2電極32と電気的に接続されている。ワイヤ21と第1、第2電極31,32とは、例えば熱圧着、ろう付け、溶接などによって接続される。
第1インダクタ1Aは、基板40に実装される際、第1鍔部11の下面および第2鍔部12の下面が基板40の主面40a(上面)に対向する。このとき、第1インダクタ1Aの第1中心軸C1は、基板40の主面40aと平行となる。すなわち、第1インダクタ1Aは、ワイヤ21の巻回軸が基板40と平行となる。
ここで、基板40の主面40aと平行であるとは、XY平面と平行であると言い換えることができる。また、平行であるとは、完全に平行であることのみならず、実質的に平行であることを含むものとする。例えば、第1インダクタ1Aを基板40に実装する時のずれ(製造誤差)を許容する。
第1インダクタ1Aの第1中心軸C1は、コイルの巻回軸と言い換えることができる。また、第1インダクタ1Aの第1中心軸C1は、第1インダクタ1Aの巻芯部13の延びる方向で巻芯部13の中心を通過する軸と言い換えることもできる。
なお、第1インダクタ1Aは、図示しないカバー部材をさらに有していてもよい。カバー部材は、巻芯部13に巻回されたワイヤ21を覆うように、巻芯部13の上面および側面に設けられる。カバー部材の材料としては、例えば、エポキシ系の樹脂を用いることができる。カバー部材は、例えば、第1インダクタ1Aを基板40に実装する際に、吸引ノズルによる吸着が確実に行えるようにする。また、カバー部材は、吸引ノズルによる吸着時にワイヤ21に傷がつくのを防止する。
基板40は、絶縁性を有し、例えば、紙を基材としたフェノール樹脂(紙フェノール基板)、ガラス布を基材としたエポキシ樹脂(ガラスエポキシ基板)などから構成される。基板40は、例えば、多層基板であり、第1層、第2層および第3層から構成される。第1層、第2層および第3層は、下から上に順に、積層される。基板40の主面40aには、信号線としての第1ライン61および第2ライン62が配置されている。第1ライン61は、入力側の信号線であり、第2ライン62は、出力側の信号線である。第1層および第2層には、例えば、電源線やグラウンド線が配置されている。
第1インダクタ1Aの第1電極31は、第1ライン61に接続され、第2インダクタ1Bの第1電極31は、第2ライン62に接続されている。第1インダクタ1Aの第2電極32は、伝送線路50の第1端51に接続され、第2インダクタ1Bの第2電極32は、伝送線路50の第2端52に接続されている。これにより、第1ライン61、第1インダクタ1A、伝送線路50、第2インダクタ1Bおよび第2ライン62は、直列に接続される。信号は、第1ライン61に入力され第2ライン62から出力される。
第1インダクタ1Aおよび第2インダクタ1Bは、磁気結合している。伝送線路50は、特定の特性インピーダンス(例えば、50Ω)を有するように設計された配線である。伝送線路50は、基板40の主面40aに設けられており、伝送線路50を容易に配線できる。第1ライン61および第2ライン62も伝送線路50と同様の構成である。
図2に示すように、第1インダクタ1Aの第1中心軸C1と第2インダクタ1Bの第2中心軸C2とは、基板40の主面40aと平行である。第1インダクタ1Aの第1中心軸C1と第2インダクタ1Bの第2中心軸C2とは、基板40の主面40aに直交する方向(Z方向)からみて(以下、平面視という)、同一直線上に位置しない。ここで、同一直線上とは、完全に同一直線上となる状態に限らず、実質的に同一直線上である状態も含む。
具体的に述べると、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、基板40の主面40aと平行な方向でかつ第1中心軸C1または第2中心軸C2に直交する方向からみて、重なる。第1中心軸C1と第2中心軸C2は、平面視した場合、平行である。ここで、平行であるとは、完全に平行であることのみならず、実質的に平行であることを含むものとする。第1中心軸C1および第2中心軸C2は、それぞれX方向に延在し、互いにY方向に平行となる。第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、Y方向からみて、重なる。
言い換えると、第1インダクタ1Aの第1鍔部11における第1中心軸C1に平行な一面と第2インダクタ1Bの第1鍔部11における第2中心軸C2に平行な一面とは、対向して配置されている。また、第1インダクタ1Aの第2鍔部12における第1中心軸C1に平行な一面と第2インダクタ1Bの第2鍔部12における第2中心軸C2に平行な一面とは、対向して配置されている。
第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、磁気結合する距離Pにて配置されている。磁気結合する距離Pとは、平面視した場合、第1インダクタ1Aの第1中心M1と第2インダクタ1Bの第2中心M2との間の距離が5mm以内である場合である。
これによれば、第1インダクタ1Aの第1中心軸C1と第2インダクタ1Bの第2中心軸C2とは、基板40の主面40aと平行であって、平面視した場合、同一直線上に位置しない状態において、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、磁気結合する距離にて配置されているので、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bが磁気結合をし、総インダクタンス値が、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bのそれぞれの固有インダクタンス値よりも大きくなる。これにより、自己共振周波数帯域において高い減衰特性を得ることができる。
また、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、基板40の主面40aと平行な方向でかつ第1中心軸C1または第2中心軸C2に直交する方向からみて、重なるので、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、磁気結合しやすい位置関係となり、より高い減衰特性を得ることができる。
また、第1中心軸C1と第2中心軸C2は、平面視した場合、同一直線上に位置しない状態ではあるものの、平行であるので、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、磁気結合しやすい位置関係となり、より高い減衰特性を得ることができる。つまり、第1中心軸C1と第2中心軸C2が平行であると、第1インダクタ1Aで発生する磁束が、第2インダクタ1Bの第2中心軸C2を通過し易くなり、第2インダクタ1Bで発生する磁束が、第1インダクタ1Aの第1中心軸C1を通過し易くなる。このため、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、磁気結合し易くなる。
このときの実施例を説明する。
実施例では、図2に示すように、平面視した場合、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bの間の最短距離Kは、0.1mmである。比較例では、図3に示すように、第1インダクタ1Aの第1中心軸C1と第2インダクタ1Bの第2中心軸C2とは、平面視した場合、同一直線上に位置し、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bの間の最短距離K(つまり、第1インダクタ1Aの第2鍔部12と第2インダクタ1Bの第1鍔部11の間の最短距離K)は、0.1mmである。
図4は、実施例と比較例における周波数とS21の関係を示す。図4に示すように、実施例のグラフG1は、比較例のグラフG0に比べて、低周波数域での高減衰特性を得ることができた。このように、実施例では、1GHz前後、つまり、600MHzから1.8GHzの間の周波数域において、高減衰特性を得ることができた。
図2に示すように、伝送線路50は、平面視した場合、第1中心M1と第2中心M2を結ぶ直線Nと交差しないように形成されている。つまり、伝送線路50の第1端51は、第1インダクタ1Aの第2電極32に接続され、伝送線路50Aの第2端52は、第2インダクタ1Bの第2電極32に接続されている。なお、伝送線路50の形状は、この形状に限定されず、図5Aから図5Dに示すような形状であってもよい。
図5Aに示すように、伝送線路50Aは、平面視した場合、第1中心M1と第2中心M2を結ぶ直線Nと交差するように形成されている。つまり、伝送線路50Aの第1端51は、第1インダクタ1Aの第2電極32に接続され、伝送線路50Aの第2端52は、第2インダクタ1Bの第1電極31に接続されている。第1ライン61は、第1インダクタ1Aの第1電極31に接続され、第2ライン62は、第2インダクタ1Bの第2電極32に接続されている。
図5Bに示すように、伝送線路50Bの形状は、平面視した場合、3つの辺を有する形状であり、隣り合う辺は、直交している。これによれば、伝送線路50Bの線路長を長くすることができる。図5Cに示すように、伝送線路50Cの形状は、平面視した場合、U字形状である。これによれば、伝送線路50Cは角部を有さないので、特性インピーダンスの変動が少ない。図5Dに示すように、伝送線路50Dの形状は、平面視した場合、ミアンダ形状であってもよい。これによれば、伝送線路50Dの線路長をさらに長くすることができる。
図2に示すように、第1インダクタ1Aは、第1ライン61と伝送線路50の間に接続され、第2インダクタ1Bは、第2ライン62と伝送線路50の間に接続され、第1インダクタ1Aにおける第1ライン61から伝送線路50に向かう巻回方向と、第2インダクタ1Bにおける伝送線路50から第2ライン62に向かう巻回方向とは、同一方向である。つまり、第1インダクタ1Aにおける第1鍔部11から第2鍔部12に向かって巻回されるワイヤ21の巻回方向と、第2インダクタ1Bにおける第2鍔部12から第1鍔部11に向かって巻回されるワイヤ21の巻回方向とは、同一方向である。これによれば、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、結合度を高めることができるため、より高い減衰特性を得ることができる。
また、伝送線路50は、平面視した場合、第1中心M1と第2中心M2を結ぶ直線Nと交差しない。これによれば、伝送線路50が、第1インダクタ1Aと第2インダクの間を錯交する磁束に対して影響を及ぼすことを低減し、より高い減衰特性を得ることができる。
以下、実施例を説明する。
第1実施例では、図6Aに示すように、平面視した場合、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bの間の最短距離Kは、0.3mmである。伝送線路50は、平面視した場合、第1中心M1と第2中心M2を結ぶ直線Nと交差しない。つまり、伝送線路50は、第1インダクタ1Aの第2電極32と第2インダクタ1Bの第2電極32とに接続されている。第1インダクタ1Aにおける第1ライン61から伝送線路50に向かう巻回方向は、右巻き(図中「R」として示す。以下、同じ。)であり、第2インダクタ1Bにおける伝送線路50から第2ライン62に向かう巻回方向は、右巻きである。
第2実施例では、図6Bに示すように、平面視した場合、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bの間の最短距離Kは、0.3mmである。伝送線路50Aは、平面視した場合、第1中心M1と第2中心M2を結ぶ直線Nと交差する。つまり、伝送線路50Aは、第1インダクタ1Aの第2電極32と第2インダクタ1Bの第1電極31とに接続されている。第1インダクタ1Aにおける第1ライン61から伝送線路50Aに向かう巻回方向は、右巻きであり、第2インダクタ1Bにおける伝送線路50Aから第2ライン62に向かう巻回方向は、右巻きである。
第3実施例では、図6Cに示すように、平面視した場合、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bの間の最短距離Kは、0.3mmである。伝送線路50は、平面視した場合、第1中心M1と第2中心M2を結ぶ直線Nと交差しない。つまり、伝送線路50は、第1インダクタ1Aの第2電極32と第2インダクタ1Bの第2電極32とに接続されている。第1インダクタ1Aにおける第1ライン61から伝送線路50に向かう巻回方向は、右巻きであり、第2インダクタ1Bにおける伝送線路50から第2ライン62に向かう巻回方向は、左巻き(図中「L」として示す。以下、同じ。)である。
第4実施例では、図6Dに示すように、平面視した場合、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bの間の最短距離Kは、0.3mmである。伝送線路50Aは、平面視した場合、第1中心M1と第2中心M2を結ぶ直線Nと交差する。つまり、伝送線路50Aは、第1インダクタ1Aの第2電極32と第2インダクタ1Bの第1電極31とに接続されている。第1インダクタ1Aにおける第1ライン61から伝送線路50Aに向かう巻回方向は、右巻きであり、第2インダクタ1Bにおける伝送線路50Aから第2ライン62に向かう巻回方向は、左巻きである。
図7は、第1から第4実施例における周波数とS21の関係を示す。図7に示すように、第1実施例のグラフG11は、第2実施例のグラフG12、第3実施例のグラフG13および第4実施例のグラフG14に比べて、低周波数域での高減衰特性を得ることができた。また、第2実施例のグラフG12、第3実施例のグラフG13および第4実施例のグラフG14の順に、高減衰特性の位置を低周波数側に順にずらすことができた。このように、第1から第4実施例では、インダクタの巻回方向と伝送線路の配置の影響により結合度に差が生じ、この結果、減衰特性が異なることが確認できた。また、第1から第4実施例のグラフG11~G14は、図4に示す比較例のグラフG0に比べて、低周波数域での高減衰特性を得ることができた。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態の電子部品を示す平面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、第1インダクタと第2インダクタの配置が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態の電子部品では、第1インダクタ1Aの第1中心軸C1と第2インダクタ1Bの第2中心軸C2とは、平面視した場合、予め設定された設定角度θで交差している。設定角度θは、0°よりも大きく45°よりも小さい。これにより、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、磁気結合しやすい位置関係となり、より高い減衰特性を得ることができる。
具体的に述べると、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、互いの第1鍔部11が近づき、互いの第2鍔部12が離れるように、傾斜している。このとき、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、平面視した場合、第1中心軸C1または第2中心軸C2に直交する方向において重なる。また、第1インダクタ1Aの第1中心M1と第2インダクタ1Bの第2中心M2との間の距離は、5mm以内であり、第1実施形態において定義した距離Pとなっている。
なお、第1インダクタ1Aと第2インダクタ1Bは、互いの第1鍔部11が離れ、互いの第2鍔部12が近づくように、傾斜してもよい。このときも同様に、第1中心軸C1第2中心軸C2とは、平面視した場合、設定角度θで交差する。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1と第2実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
前記実施形態では、電子部品に、2つのインダクタを用いているが、インダクタの数量を増加してもよい。前記実施形態では、インダクタとして、巻線インダクタを用いているが、積層インダクタを用いてもよい。
また、第1インダクタの巻回方向と第2インダクタの巻回方向とは、それぞれ、第1電極から第2電極に向かって右巻きまたは左巻きの何れであってもよい。また、第1インダクタの巻回方向と第2インダクタの巻回方向とは、それぞれ、伝送線路の延在方向に対して順方向であってもよい。
また、伝送線路は、基板の主面に限らず、基板の内部に設けられていてもよい。また、伝送線路における第1端と第2端の間の線路長は、第1端と第2端の間の最短距離と同じであるが、最短距離よりも長くてもよい。
1A 第1インダクタ
1B 第2インダクタ
10 コア
11 第1鍔部
12 第2鍔部
13 巻芯部
21 ワイヤ
31 第1電極
32 第2電極
40 基板
40a 主面
50,50A~50D 伝送線路
51 第1端
52 第2端
61 第1ライン
62 第2ライン
C1 第1中心軸
C2 第2中心軸
K 第1と第2インダクタの間の最短距離
M1 第1中心
M2 第2中心
N 第1と第2中心を結ぶ直線
P 第1と第2中心の間の距離

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の主面に配置された第1インダクタおよび第2インダクタと、
    前記基板に設けられ、前記第1インダクタと前記第2インダクタとを直列に接続する伝送線路と、
    前記基板の主面に設けられた入力側信号線および出力側信号線と、を備え、
    前記第1インダクタおよび前記第2インダクタのそれぞれは、
    一定方向に延びる形状である巻芯部と、
    前記巻芯部の延びる方向の第1端に設けられ、前記巻芯部の延びる方向と直交する方向に張り出す第1鍔部、および、前記巻芯部の延びる方向の第2端に設けられ、前記巻芯部の延びる方向と直交する方向に張り出す第2鍔部と、
    前記第1鍔部における前記基板の主面に対向する面に設けられた第1電極、および、前記第2鍔部における前記基板の主面に対向する面に設けられた第2電極と、
    前記巻芯部に巻回され、前記第1電極および前記第2電極に電気的に接続されたワイヤと、を備え、
    前記第1インダクタの前記第1電極は、前記入力側信号線に接続され、前記第1インダクタの前記第2電極は、前記伝送線路の一端に接続され、
    前記第2インダクタの前記第1電極は、前記出力側信号線に接続され、前記第2インダクタの前記第2電極は、前記伝送線路の他端に接続され
    前記第1インダクタの前記巻芯部の延びる方向で前記巻芯部の中心を通過する第1中心軸と前記第2インダクタの前記巻芯部の延びる方向で前記巻芯部の中心を通過する第2中心軸とは、前記基板の主面と平行であって、前記基板の主面に直交する方向からみて、同一直線上に位置せず、
    前記基板の主面に直交する方向からみて、前記第1中心軸上であって、前記第1中心軸に沿った前記第1インダクタの長さの中心となる第1中心と、前記第2中心軸上であって、前記第2中心軸に沿った前記第2インダクタの長さの中心となる第2中心との間の距離が5mm以内であり
    前記第1中心軸に沿って見た場合、前記第1インダクタは、前記入力側信号線と前記伝送線路の間に位置し
    前記第2中心軸に沿って見た場合、前記第2インダクタは、前記出力側信号線と前記伝送線路の間に位置し
    前記第1インダクタにおいて、前記入力側信号線から前記伝送線路に向かう前記ワイヤの巻回方向と、前記第2インダクタにおいて、前記伝送線路から前記出力側信号線に向かう前記ワイヤの巻回方向とは、同一方向である、電子部品。
  2. 前記第1インダクタと前記第2インダクタは、前記基板の主面と平行な方向でかつ前記第1中心軸または前記第2中心軸に直交する方向からみて、重なる、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記第1中心軸と前記第2中心軸は、前記基板の主面に直交する方向からみて、平行である、請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記伝送線路は、前記基板の主面に直交する方向からみて、前記第1インダクタの前記第1中心と前記第2インダクタの前記第2中心を結ぶ直線と交差しない、請求項1から3の何れか一つに記載の電子部品。
  5. 前記伝送線路は、前記基板の主面に直交する方向からみて、前記第1インダクタの前記第1中心と前記第2インダクタの前記第2中心を結ぶ直線と交差する、請求項1から3の何れか一つに記載の電子部品。
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