JP7447713B2 - 連結構造、ヨーク及びインターミディエートシャフト - Google Patents

連結構造、ヨーク及びインターミディエートシャフト Download PDF

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Description

本開示は、連結構造、ヨーク及びインターミディエートシャフトに関する。
自在継手は、互いに交差する2本のシャフトを連結する。自在継手は、それぞれのシャフトに固定される一対のヨークと、一対のヨーク同士を連結する十字軸と、を備える。ヨークは、例えば、筒状であって内側にシャフトが挿入される本体部と、本体部の両端から延びる一対の締結部と、を備える。シャフトの外周面に設けられた歯が、本体部の内周面に設けられた歯と噛み合う。一対の締結部が締結部材で締め付けられることによって、ヨークにシャフトが固定される。例えば、特許文献1には、シャフトの連結構造の一例が記載されている。
特開2013-190017号公報
しかし、特許文献1においては、ヨークとシャフトの結合強度を向上させるには限界があった。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、結合強度を向上させることができる連結構造、ヨーク及びインターミディエートシャフトを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の連結構造は、第1部材と第2部材を連結する連結構造であって、前記第1部材は、外周面に歯を備える前記第2部材が挿入される筒状部材である本体部と、前記本体部から径方向の外側に延びる一対の締結部と、一対の前記締結部の間に配置され、前記本体部の軸方向に延びるスリットと、を備え、前記本体部は、周方向で前記スリットの反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第1厚肉部と、前記スリットと前記第1厚肉部との間に配置され且つ内周面に歯を備える第2厚肉部と、周方向で前記第2厚肉部の反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第3厚肉部と、前記第1厚肉部と前記第2厚肉部との間に配置される第1薄肉部と、前記第1厚肉部と前記第3厚肉部との間に配置される第2薄肉部と、を備え、前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、前記第1厚肉部、前記第2厚肉部及び前記第3厚肉部よりも薄く、一対の前記締結部が締結部材によって締め付けられた状態で、前記第1薄肉部と前記第2部材との間、及び前記第2薄肉部と前記第2部材との間には隙間がある。
これにより、締結部材が締め付けられると、第1厚肉部、第2厚肉部及び第3厚肉部よりも薄い第1薄肉部及び第2薄肉部が、第2部材から離れる方向に変形する。このため、第2厚肉部及び第3厚肉部が径方向の内側に向かって変形する。その結果、第1厚肉部、第2厚肉部及び第3厚肉部が第2部材を押す力が強くなる。また、第1薄肉部と第2部材との間、及び第2薄肉部と第2部材との間には隙間があることによって、第1部材と第2部材との接触部分が第1厚肉部、第2厚肉部及び第3厚肉部に集中する。このため、第1部材の内周面の歯と第2部材の外周面の歯が強固に噛み合う。したがって、本開示の連結構造は、結合強度を向上させることができる。
上記のヨークの望ましい態様として、前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、内周面に歯を備えない。
これにより、仮に第1部材に力が加わったとしても、第1薄肉部と第2部材との間、及び第2薄肉部と第2部材との間に隙間がある状態が保たれやすくなる。したがって、本開示の連結構造は、高い結合強度を保ちやすくすることができる。
上記の第1部材の望ましい態様として、軸方向に対する直交する平面で前記本体部を切った断面において、前記スリットと前記第1厚肉部とを通る直線を基準線とした場合、前記第1薄肉部の少なくとも一部及び前記第2薄肉部の少なくとも一部は、前記基準線を30°回転させた直線と、前記基準線を60°回転させた直線との間の領域に配置される。
これにより、締結部材が締め付けられた時の第1部材と第2部材との3か所の接触位置が、周方向に等間隔になりやすくなる。このため、第1部材が第2部材に加える力が、3か所の接触位置において均等になりやすくなる。したがって、本開示の連結構造は、結合強度をより向上させることができる。
上記の第1部材の望ましい態様として、軸方向に対する直交する平面で前記本体部を切った断面において、前記第1薄肉部の外周面及び前記第2薄肉部の外周面は、前記第2部材の回転軸からずれた点を中心とする円弧を描く。
これにより、締結部材が締め付けられた時に第1薄肉部及び第2薄肉部に生じる応力の周方向の位置によるバラツキが低減される。すなわち、第1薄肉部及び第2薄肉部に生じる応力が均等になりやすくなる。したがって、本開示の連結構造は、寿命を向上させることができる。
上記の第1部材の望ましい態様として、前記第1薄肉部の外周面及び前記第2薄肉部の外周面は、平面状である。
これにより、第1厚肉部、第2厚肉部及び第3厚肉部よりも薄い第1薄肉部及び第2薄肉部の製造が容易になる。したがって、本開示の連結構造は、薄く成形する必要のある第1薄肉部及び第2薄肉部を有しながらも容易に製造することができる。
本開示のヨークは、外周面に歯を備えるシャフトが挿入される筒状部材である本体部と、前記本体部から径方向の外側に延びる一対の締結部と、一対の前記締結部の間に配置され、前記本体部の軸方向に延びるスリットと、を備え、前記本体部は、周方向で前記スリットの反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第1厚肉部と、前記スリットと前記第1厚肉部との間に配置され且つ内周面に歯を備える第2厚肉部と、周方向で前記第2厚肉部の反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第3厚肉部と、前記第1厚肉部と前記第2厚肉部との間に配置される第1薄肉部と、前記第1厚肉部と前記第3厚肉部との間に配置される第2薄肉部と、を備え、前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、前記第1厚肉部、前記第2厚肉部及び前記第3厚肉部よりも薄く、一対の前記締結部が締結部材によって締め付けられた状態で、前記第1薄肉部と前記シャフトとの間、及び前記第2薄肉部と前記シャフトとの間には隙間がある。
これにより、締結部材が締め付けられると、第1厚肉部、第2厚肉部及び第3厚肉部よりも薄い第1薄肉部及び第2薄肉部が、シャフトから離れる方向に変形する。このため、第2厚肉部及び第3厚肉部が径方向の内側に向かって変形する。その結果、第1厚肉部、第2厚肉部及び第3厚肉部がシャフトを押す力が強くなる。また、第1薄肉部とシャフトとの間、及び第2薄肉部とシャフトとの間には隙間があることによって、ヨークとシャフトとの接触部分が第1厚肉部、第2厚肉部及び第3厚肉部に集中する。このため、ヨークの内周面の歯とシャフトの外周面の歯が強固に噛み合う。したがって、本開示のヨークは、結合強度を向上させることができる。
本開示のインターミディエートシャフトは、上述したヨークを備えるユニバーサルジョイントによって他のシャフトと連結される。
これにより、本開示のインターミディエートシャフトは、上述したヨークを介して他のシャフトと連結されるので、他のシャフトとの結合強度を向上させることできる。本開示のインターミディエートシャフトは、他のシャフトとの間で伝達することのできるトルクを向上させることができる。
本開示の連結構造、ヨーク及びインターミディエートシャフトによれば、結合強度を向上させることができる。
図1は、実施形態のステアリング装置の模式図である。 図2は、実施形態のヨーク及びインターミディエートシャフトの側面図である。 図3は、実施形態のヨークの側面図である。 図4は、図2のA-A断面図である。 図5は、図3のB-B断面図である。 図6は、第1変形例のヨークの側面図である。 図7は、第2変形例のヨークの側面図である。 図8は、第3変形例のヨークの側面図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、実施形態のステアリング装置の模式図である。図1に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングホイール81と、ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、第1ユニバーサルジョイント84と、インターミディエートシャフト85と、第2ユニバーサルジョイント86と、ピニオンシャフト87と、ピニオン88aと、ラック88bと、を備える。を備える。
図1に示すように、ステアリングシャフト82の一端は、ステアリングホイール81に接続される。ステアリングシャフト82の他端は、第1ユニバーサルジョイント84に接続される。インターミディエートシャフト85の一端は、第1ユニバーサルジョイント84に接続される。インターミディエートシャフト85の他端は、第2ユニバーサルジョイント86に接続される。ピニオンシャフト87の一端は、第2ユニバーサルジョイント86に接続される。ピニオンシャフト87の他端は、ステアリングギヤ88に接続される。第1ユニバーサルジョイント84及び第2ユニバーサルジョイント86は、例えばカルダンジョイントである。ステアリングシャフト82の回転は、インターミディエートシャフト85を介してピニオンシャフト87に伝わる。第2ユニバーサルジョイント86は、ピニオンシャフト87に接続される。
図1に示すように、ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを備える。ピニオン88aは、ピニオンシャフト87に接続される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。ラック88bは、タイロッド89に接続される。ラック88bが移動することで車輪の角度が変化する。
図1に示すように、操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ93と、を備える。減速装置92は、例えばウォーム減速装置である。電動モータ93で生じたトルクは、減速装置92の内部のウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールを回転させる。減速装置92は、ウォーム及びウォームホイールによって、電動モータ93で生じたトルクを増加させる。減速装置92は、ラック88bに補助操舵トルクを与える。すなわち、ステアリング装置80は、ラックアシスト方式である。
図1に示すように、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ94と、車速センサ95と、を備える。電動モータ93、トルクセンサ94及び車速センサ95は、ECU90と電気的に接続される。トルクセンサ94は、例えばピニオン88aに取り付けられている。トルクセンサ94は、ピニオン88aに伝達された操舵トルクをCAN(Controller Area Network)通信によりECU90に出力する。車速センサ95は、ステアリング装置80が搭載される車体の走行速度(車速)を検出する。車速センサ95は、車体に備えられ、車速をCAN通信によりECU90に出力する。
ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。ECU90は、トルクセンサ94及び車速センサ95のそれぞれから信号を取得する。ECU90には、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置99(例えば車載のバッテリ)から電力が供給される。ECU90は、操舵トルク及び車速に基づいて補助操舵指令値を算出する。ECU90は、補助操舵指令値に基づいて電動モータ93へ供給する電力値を調節する。ECU90は、電動モータ93から誘起電圧の情報又は電動モータ93に設けられたレゾルバ等から出力される情報を取得する。ECU90が電動モータ93を制御することで、ステアリングホイール81の操作に要する力が小さくなる。
図2は、実施形態のヨーク及びインターミディエートシャフトの側面図である。図3は、実施形態のヨークの側面図である。図4は、図2のA-A断面図である。図5は、図3のB-B断面図である。図2に示すように、第1ユニバーサルジョイント84は、インターミディエートシャフト85と接続される。第1ユニバーサルジョイント84は、一方のヨークとしてのヨーク20と、ヨーク20に取り付けられる締結部材29と、十字軸と、十字軸によってヨーク20と連結される他方のヨークと、を備える。ヨーク20及びインターミディエートシャフト85は、連結構造100によって連結されている。連結構造100は、ヨーク20と、インターミディエートシャフト85と、を備える。
以下の説明において、インターミディエートシャフト85の軸方向に沿う方向は、単に軸方向と記載される。インターミディエートシャフト85の回転軸Zの中心を通り且つ軸方向に対して直交する直線に沿う方向は、単に径方向と記載される。径方向は、放射方向とも呼ばれる。インターミディエートシャフト85の回転軸Zを中心とした円周に沿う方向は、単に周方向と記載される。周方向は、インターミディエートシャフト85の回転軸Zを中心とした円の接線方向ということもできる。図3及び図5に示すように、ヨーク20は、本体部21と、第1締結部23と、第2締結部24と、第1アーム部25と、第2アーム部26と、スリット28と、を備える。
図3及び図5に示すように、本体部21は、筒状部材である。本体部21には、インターミディエートシャフト85の端部が挿入される。インターミディエートシャフト85は、本体部21に挿入される部分に、複数の歯を備える。インターミディエートシャフト85に設けられた複数の歯は、例えばセレーションである。
図5に示すように、第1締結部23は、本体部21から径方向の外側に延びる。第1締結部23は、孔231を備える。孔231は、軸方向に対して直交する方向に貫通している。
図5に示すように、第2締結部24は、本体部21から径方向の外側に延びる。第2締結部24は、第1締結部23に面する。第2締結部24は、雌ねじ241を備える。雌ねじ241は、軸方向に対して直交する方向に貫通している。雌ねじ241は、孔231と同一直線上に配置される。
図3に示すように、第1アーム部25及び第2アーム部26は、本体部21からインターミディエートシャフト85とは反対側に延びる。第1アーム部25及び第2アーム部26は、軸方向に対する直交方向に面する。第1アーム部25及び第2アーム部26には、十字軸が取り付けられる。
スリット28は、径方向に貫通する(切欠き)であって、軸方向に延びている。スリット28のインターミディエートシャフト85側の端部は開口している。スリット28は、本体部21のインターミディエートシャフト85側の端部から、本体部21の軸方向の中間部に亘って設けられている。スリット28は、第1締結部23と第2締結部24との間に配置される。すなわち、第1締結部23がスリット28の一方側に配置され、第2締結部24がスリット28の他方側に配置されている。
図5に示すように、本体部21は、第1厚肉部41と、第2厚肉部42と、第3厚肉部43と、第1薄肉部51と、第2薄肉部52と、を備える。第1厚肉部41は、周方向でスリット28の反対側に配置される。第1厚肉部41は、径方向から見た場合にスリット28と重なる。第1厚肉部41は、内周面に複数の歯411を備える。歯411は、例えばセレーションである。図5に示す断面(軸方向に対する直交する平面で前記本体部を切った断面)において、第1厚肉部41の外周面は、回転軸Zを中心とする円弧を描く。第1厚肉部41は、肉厚T41を有する。肉厚は、径方向の最小厚さであって、以下の説明において同様の意味で用いられる。
第2厚肉部42は、周方向でスリット28と第1厚肉部41との間に配置される。第2厚肉部42の少なくとも一部は、第1厚肉部41に対して周方向に約90°ずれた位置に配置される。第2厚肉部42は、内周面に複数の歯421を備える。歯421は、例えばセレーションである。第2厚肉部42は、肉厚T42を有する。
第3厚肉部43は、周方向でスリット28と第1厚肉部41との間に配置される。第3厚肉部43の少なくとも一部は、第1厚肉部41に対して周方向に約90°ずれた位置に配置される。第3厚肉部43は、周方向で第2厚肉部42とは反対側に配置される。第3厚肉部43は、内周面に複数の歯431を備える。歯431は、例えばセレーションである。第3厚肉部43は、肉厚T43を有する。
第1薄肉部51は、第1厚肉部41と第2厚肉部42との間に配置される。図5に示す断面において、スリット28と第1厚肉部41とを通る直線を基準線L1とする。図5に示す断面において、第1薄肉部51の少なくとも一部は、基準線L1を30°回転させた直線L2と、基準線L1を60°回転させた直線L3との間の領域に配置される。本実施形態においては、第1薄肉部51の一部が、直線L2が通過する位置から直線L3が通過する位置に亘って設けられている。第1薄肉部51の一部は、直線L2と直線L3との間の領域外に配置されている。第1薄肉部51の周方向の中央は、直線L2と直線L3との間の領域に配置されている。第1薄肉部51は、内周面に歯を備えていない。すなわち、第1薄肉部51の内周面は、凹凸のない平坦な曲面である。図5に示す断面において、第1薄肉部51の内周面は、回転軸Zを中心とした円弧を描く。図5に示す断面において、第1薄肉部51の外周面は、点C1を中心とした円弧を描く。点C1は、回転軸Zから第3厚肉部43側且つスリット28側にずれた点である。第1薄肉部51は、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第1薄肉部51の肉厚T51は、肉厚T41、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。
第2薄肉部52は、第1厚肉部41と第3厚肉部43との間に配置される。図5に示す断面において、第2薄肉部52の少なくとも一部は、基準線L1を30°回転させた直線L4と、基準線L1を60°回転させた直線L5との間の領域に配置される。本実施形態においては、第2薄肉部52の一部が、直線L4が通過する位置から直線L5が通過する位置に亘って設けられている。第2薄肉部52の一部は、直線L4と直線L5の間の領域外に配置されている。例えば、第2薄肉部52の周方向の中央は、直線L4と直線L5の間の領域に配置されている。第2薄肉部52は、内周面に歯を備えていない。すなわち、第2薄肉部52の内周面は、凹凸のない平坦な曲面である。図5に示す断面において、第2薄肉部52の内周面は、回転軸Zを中心とした円弧を描く。図5に示す断面において、第2薄肉部52の外周面は、点C2を中心とした円弧を描く。点C2は、回転軸Zから第2厚肉部42側且つスリット28側にずれた点である。第2薄肉部52は、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第2薄肉部52の肉厚T52は、肉厚T41、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。例えば、肉厚T52は、肉厚T51と等しい。
締結部材29は、軸方向に対する直交方向にヨーク20を貫通する。締結部材29は、図5に示す第1締結部23の孔231及び第2締結部24の雌ねじ241に挿入される。締結部材29は、例えばボルトである。締結部材29は、スリット28を通過する。締結部材29のねじ部は、雌ねじ241と噛み合う。締結部材29が締め付けられることによって、第1締結部23と第2締結部24との間の距離が縮まる。これにより、本体部21の径が小さくなる。
図4に示すように、第1締結部23及び第2締結部24が締結部材29によって締め付けられた状態(以下、締付状態という)で、第1厚肉部41の歯411、第2厚肉部42の歯421、及び第3厚肉部43の歯431は、インターミディエートシャフト85の歯と接する(噛み合う)。一方、締付状態で、第1薄肉部51及び第2薄肉部52は、インターミディエートシャフト85の歯と接しない。締付状態で、第1薄肉部51とインターミディエートシャフト85との間、及び第2薄肉部52とインターミディエートシャフト85との間には、隙間が設けられる。
第1締結部23及び第2締結部24が締結部材29によって締め付けられる時、第1薄肉部51及び第2薄肉部52が第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも変形しやすい。第1薄肉部51及び第2薄肉部52は、径方向の外側に移動するように変形する。すなわち、第1薄肉部51及び第2薄肉部52は、インターミディエートシャフト85から離れる方向に変形する。第1薄肉部51とインターミディエートシャフト85との間、及び第2薄肉部52とインターミディエートシャフト85との間の隙間が大きくなる。
一方、第2厚肉部42及び第3厚肉部43は、径方向の内側に向かって変形する。このため、第2厚肉部42及び第3厚肉部43がインターミディエートシャフト85を押す力が強くなる。第2厚肉部42のうち回転軸Zよりもスリット28側に位置する部分A2が、インターミディエートシャフト85に強く当たる。第3厚肉部43のうち回転軸Zよりもスリット28側に位置する部分A3が、インターミディエートシャフト85に強く当たる。部分A2及び部分A3がインターミディエートシャフト85を押すことで、インターミディエートシャフト85が第1厚肉部41のうちスリット28に面する部分A1に強く押し付けられる。したがって、本体部21は、3か所(部分A1、部分A2及び部分A3)でインターミディエートシャフト85と強く噛み合う。その結果、インターミディエートシャフト85とヨーク20との結合強度が向上する。
なお、ヨーク20は、必ずしも第1ユニバーサルジョイント84のヨークとして用いられなくてもよい。例えば、ヨーク20は、第2ユニバーサルジョイント86のヨークとして用いられてもよい。また、ヨーク20の適用対象は、ステアリング装置に限定されない。ヨーク20は、シャフトを連結するための部材として、その他の装置にも広く適用できる。連結構造100は、必ずしもヨーク20とインターミディエートシャフト85との連結に用いられなくてもよい。連結構造100は、第1部材と第2部材との連結に広く適用できる。
以上で説明したように、本実施形態の連結構造100は、第1部材(ヨーク20)と第2部材(シャフト(インターミディエートシャフト85))を連結する連結構造である。ヨーク20は、外周面に歯を備えるシャフト(インターミディエートシャフト85)が挿入される筒状部材である本体部21と、本体部21から径方向の外側に延びる一対の締結部(第1締結部23及び第2締結部24)と、一対の締結部の間に配置され、本体部21の軸方向に延びるスリット28と、を備える。本体部21は、周方向でスリット28の反対側に配置され且つ内周面に歯411を備える第1厚肉部41と、スリット28と第1厚肉部41との間に配置され且つ内周面に歯421を備える第2厚肉部42と、周方向で第2厚肉部42の反対側に配置され且つ内周面に歯431を備える第3厚肉部43と、第1厚肉部41と第2厚肉部42との間に配置される第1薄肉部51と、第1厚肉部41と第3厚肉部43との間に配置される第2薄肉部52と、を備える。第1薄肉部51及び第2薄肉部52は、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。一対の締結部が締結部材29によって締め付けられた状態で、第1薄肉部51とシャフトとの間、及び第2薄肉部52とシャフトとの間には隙間がある。
本実施形態のヨーク20は、外周面に歯を備えるシャフト(インターミディエートシャフト85)が挿入される筒状部材である本体部21と、本体部21から径方向の外側に延びる一対の締結部(第1締結部23及び第2締結部24)と、一対の締結部の間に配置され、本体部21の軸方向に延びるスリット28と、を備える。本体部21は、周方向でスリット28の反対側に配置され且つ内周面に歯411を備える第1厚肉部41と、スリット28と第1厚肉部41との間に配置され且つ内周面に歯421を備える第2厚肉部42と、周方向で第2厚肉部42の反対側に配置され且つ内周面に歯431を備える第3厚肉部43と、第1厚肉部41と第2厚肉部42との間に配置される第1薄肉部51と、第1厚肉部41と第3厚肉部43との間に配置される第2薄肉部52と、を備える。第1薄肉部51及び第2薄肉部52は、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。一対の締結部が締結部材29によって締め付けられた状態で、第1薄肉部51とシャフトとの間、及び第2薄肉部52とシャフトとの間には隙間がある。
これにより、締結部材29が締め付けられると、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い第1薄肉部51及び第2薄肉部52が、シャフト(インターミディエートシャフト85)から離れる方向に変形する。このため、第2厚肉部42及び第3厚肉部43が径方向の内側に向かって変形する。その結果、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43がシャフトを押す力が強くなる。また、第1薄肉部51とシャフトとの間、及び第2薄肉部52とシャフトとの間には隙間があることによって、ヨーク20とシャフトとの接触部分が、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43に集中する。このため、ヨーク20の内周面の歯とシャフトの外周面の歯がより強固に噛み合う。したがって、連結構造100及びヨーク20は、結合強度を向上させることができる。
本実施形態の連結構造100及びヨーク20において、第1薄肉部51及び第2薄肉部52は、内周面に歯を備えない。
これにより、仮にヨーク20に力が加わったとしても、第1薄肉部51とシャフトとの間、及び第2薄肉部52とシャフトとの間に隙間がある状態が保たれやすくなる。したがって、ヨーク20は、シャフトとの高い結合強度を保ちやすくすることができる。なお、第1薄肉部51及び第2薄肉部52の内周面に歯がなくても、ヨーク20は、十分にトルクを伝達することができる。特に、本実施形態のようにラックアシスト式のステアリング装置80においては、インターミディエートシャフト85に補助操舵トルクが作用しないので、連結構造100及びヨーク20は、使用上で求められるトルクを伝達することができる。
本実施形態の連結構造100及びヨーク20において、軸方向に対する直交する平面で本体部21を切った断面において、スリット28と第1厚肉部41とを通る直線を基準線L1とした場合、第1薄肉部51の少なくとも一部及び第2薄肉部52の少なくとも一部は、基準線L1を30°回転させた直線(直線L2又は直線L4)と、基準線L1を60°回転させた直線(直線L3又は直線L5)との間の領域に配置される。
これにより、締結部材29が締め付けられた時のヨーク20とシャフト(インターミディエートシャフト85)との3か所の接触位置が、周方向に等間隔になりやすくなる。このため、ヨーク20がシャフトに加える力が、3か所の接触位置において均等になりやすくなる。したがって、連結構造100及びヨーク20は、結合強度をより向上させることができる。
本実施形態の連結構造100及びヨーク20において、軸方向に対する直交する平面で本体部21を切った断面において、第1薄肉部51の外周面及び第2薄肉部52の外周面は、第2部材(シャフト(インターミディエートシャフト85))の回転軸Zからずれた点(点C1又は点C2)を中心とする円弧を描く。
これにより、締結部材29が締め付けられた時に第1薄肉部51及び第2薄肉部52に生じる応力の周方向の位置によるバラツキが低減される。すなわち、第1薄肉部51及び第2薄肉部52に生じる応力が均等になりやすくなる。したがって、連結構造100及びヨーク20は、寿命を向上させることができる。
本実施形態のインターミディエートシャフト85は、ヨーク20を備える第1ユニバーサルジョイント84によって他のシャフト(ステアリングシャフト82)と連結される。
これにより、インターミディエートシャフト85は、上述したヨーク20を介して他のシャフトと連結されるので、他のシャフト(ステアリングシャフト82)との結合強度を向上させることできる。その結果、インターミディエートシャフト85は、他のシャフト(ステアリングシャフト82)との間で伝達することのできるトルクを向上させることができる。
(第1変形例)
図6は、第1変形例のヨークの側面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図6に示すように、第1変形例の連結構造100Aにおいて、ヨーク20Aの本体部21Aは、第1薄肉部51Aと、第2薄肉部52Aと、を備える。
図6に示すように、第1薄肉部51Aは、内周面に複数の歯511を備える。歯511は、例えばセレーションである。第1薄肉部51Aは、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第1薄肉部51Aの肉厚T51Aは、肉厚T41、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。
図6に示すように、第2薄肉部52Aは、内周面に複数の歯521を備える。歯521は、例えばセレーションである。第2薄肉部52Aは、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第2薄肉部52Aの肉厚T52Aは、肉厚T41、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。
締付状態で、第1薄肉部51Aの歯511及び第2薄肉部52Aの歯521は、インターミディエートシャフト85の歯と接しない。締付状態で、第1薄肉部51Aの歯511とインターミディエートシャフト85の歯との間、及び第2薄肉部52Aの歯521とインターミディエートシャフト85の歯との間には、隙間が設けられる。例えば、第1薄肉部51Aの1つの歯511は、インターミディエートシャフト85の隣接する2つの歯の間に配置されるが、接してはいない。締付状態で第1薄肉部51Aの歯511とインターミディエートシャフト85の歯との間の隙間があることは、第1薄肉部51Aの歯511とインターミディエートシャフト85の歯が接触しないことを意味する。第2薄肉部52Aの1つの歯521は、インターミディエートシャフト85の隣接する2つの歯の間に配置されるが、接してはいない。締付状態で第2薄肉部52Aの歯521とインターミディエートシャフト85の歯との間の隙間があることは、第2薄肉部52Aの歯521とインターミディエートシャフト85の歯が接触しないことを意味する。
第1変形例の連結構造100A及びヨーク20Aにおいては、第1薄肉部51Aが歯511を備え、第2薄肉部52Aが歯521を備える。これにより、大きなトルクがヨーク20に入力された場合に、歯511及び歯521がインターミディエートシャフト85の歯を噛み合うことができる。このため、歯511とインターミディエートシャフト85の歯との間、及び歯521とインターミディエートシャフト85の歯との間でトルクが伝達される。大きなトルクがヨーク20に入力された場合に歯511及び歯521がトルクの一部を負担するので、本体部21Aのその他の歯(歯411、歯421、及び431)の負担が低減する。このため、第1変形例のヨーク20Aは、寿命を向上させることができる。
(第2変形例)
図7は、第2変形例のヨークの側面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図7に示すように、第2変形例の連結構造100Bにおいて、ヨーク20Bの本体部21Bは、第1薄肉部51Bと、第2薄肉部52Bと、を備える。
第1薄肉部51Bの外周面は、平面状である。図7に示す断面において、第1薄肉部51Bの外周面は、直線を描く。第1薄肉部51Bは、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第1薄肉部51Bの肉厚T51Bは、肉厚T41、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。
第2薄肉部52Bの外周面は、平面状である。図7に示す断面において、第2薄肉部52Bの外周面は、直線を描く。第2薄肉部52Bは、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第2薄肉部52Bの肉厚T52Bは、肉厚T41、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。
締付状態で、第1薄肉部51Bの歯511及び第2薄肉部52Bの歯521は、インターミディエートシャフト85の歯と接しない。締付状態で、第1薄肉部51Bの歯511とインターミディエートシャフト85の歯との間、及び第2薄肉部52Bの歯521とインターミディエートシャフト85の歯との間には、隙間が設けられる。例えば、第1薄肉部51Bの1つの歯511は、インターミディエートシャフト85の隣接する2つの歯の間に配置されるが、接してはいない。締付状態で第1薄肉部51Bの歯511とインターミディエートシャフト85の歯との間の隙間があることは、第1薄肉部51Bの歯511とインターミディエートシャフト85の歯が接触しないことを意味する。第2薄肉部52Bの1つの歯521は、インターミディエートシャフト85の隣接する2つの歯の間に配置されるが、接してはいない。締付状態で第2薄肉部52Bの歯521とインターミディエートシャフト85の歯との間の隙間があることは、第2薄肉部52Bの歯521とインターミディエートシャフト85の歯が接触しないことを意味する。
上述したように、第2変形例の連結構造100B及びヨーク20Bにおいて、第1薄肉部51Bの外周面及び第2薄肉部52Bの外周面は、平面状である。
これにより、第1厚肉部41、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い第1薄肉部51及び第2薄肉部52の製造が容易になる。したがって、ヨーク20Bは、薄く成形する必要のある第1薄肉部51及び第2薄肉部52を有しながらも容易に製造することができる。
(第3変形例)
図8は、第3変形例のヨークの側面図である。なお、上述した実施形態で説明したものと同じ構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図8に示すように、第3変形例の連結構造100Cにおいて、ヨーク20Cの本体部21Cは、第1厚肉部41Cと、第1薄肉部51Cと、第2薄肉部52Cと、を備える。
図8に示す断面(軸方向に対する直交する平面で前記本体部を切った断面)において、第1厚肉部41Cの外周面は、2つの円弧を描く。第1厚肉部41Cの外周面が描く1つの円弧は、点C1を中心とした円弧を描く。第1厚肉部41Cの外周面が描くもう1つの円弧は、点C2を中心とした円弧を描く。第1厚肉部41Cは、肉厚T41Cを有する。
図8に示す断面において、第1薄肉部51Cの外周面は、点C1を中心とした円弧を描く。第1薄肉部51Cの外周面が描く円弧は、第1厚肉部41Cの外周面が描く円弧の1つと同じである。第1薄肉部51Cは、第1厚肉部41C、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第1薄肉部51Cの肉厚T51Cは、肉厚T41C、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。
図8に示す断面において、第2薄肉部52Cの外周面は、点C2を中心とした円弧を描く。第2薄肉部52Cの外周面が描く円弧は、第1厚肉部41Cの外周面が描く円弧の1つと同じである。第2薄肉部52Cは、第1厚肉部41C、第2厚肉部42及び第3厚肉部43よりも薄い。第2薄肉部52Cの肉厚T52Cは、肉厚T41C、肉厚T42、及び肉厚T43よりも小さい。
締付状態で、第1薄肉部51Cの歯511及び第2薄肉部52Cの歯521は、インターミディエートシャフト85の歯と接しない。締付状態で、第1薄肉部51Cの歯511とインターミディエートシャフト85の歯との間、及び第2薄肉部52Cの歯521とインターミディエートシャフト85の歯との間には、隙間が設けられる。例えば、第1薄肉部51Cの1つの歯511は、インターミディエートシャフト85の隣接する2つの歯の間に配置されるが、接してはいない。締付状態で第1薄肉部51Cの歯511とインターミディエートシャフト85の歯との間の隙間があることは、第1薄肉部51Cの歯511とインターミディエートシャフト85の歯が接触しないことを意味する。第2薄肉部52Cの1つの歯521は、インターミディエートシャフト85の隣接する2つの歯の間に配置されるが、接してはいない。締付状態で第2薄肉部52Cの歯521とインターミディエートシャフト85の歯との間の隙間があることは、第2薄肉部52Cの歯521とインターミディエートシャフト85の歯が接触しないことを意味する。
20、20A、20B、20C ヨーク(第1部材)
21、21A、21B、21C 本体部
23 第1締結部
24 第2締結部
25 第1アーム部
26 第2アーム部
28 スリット
29 締結部材
41、41C 第1厚肉部
42 第2厚肉部
43 第3厚肉部
51、51A、51B、51C 第1薄肉部
52、52A、52B、52C 第2薄肉部
80 ステアリング装置
81 ステアリングホイール
82 ステアリングシャフト
83 操舵力アシスト機構
85 インターミディエートシャフト(シャフト)(第2部材)
87 ピニオンシャフト
88 ステアリングギヤ
88a ピニオン
88b ラック
89 タイロッド
90 ECU
92 減速装置
93 電動モータ
94 トルクセンサ
95 車速センサ
98 イグニッションスイッチ
99 電源装置
100、100A、100B、100C 連結構造
231 孔
241 雌ねじ
411、421、431、511、521 歯
C1、C2 点
L1 基準線
L2、L3、L4、L5 直線
Z 回転軸

Claims (7)

  1. 第1部材と第2部材を連結する連結構造であって、
    前記第1部材は、
    外周面に歯を備える前記第2部材が挿入される筒状部材である本体部と、
    前記本体部から径方向の外側に延びる一対の締結部と、
    一対の前記締結部の間に配置され、前記本体部の軸方向に延びるスリットと、
    を備え、
    前記本体部は、
    周方向で前記スリットの反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第1厚肉部と、
    前記スリットと前記第1厚肉部との間に配置され且つ内周面に歯を備える第2厚肉部と、
    周方向で前記第2厚肉部の反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第3厚肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第2厚肉部との間に配置される第1薄肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第3厚肉部との間に配置される第2薄肉部と、
    を備え、
    前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、前記第1厚肉部、前記第2厚肉部及び前記第3厚肉部よりも薄く、
    一対の前記締結部が締結部材によって締め付けられた状態で、前記第1薄肉部と前記第2部材との間、及び前記第2薄肉部と前記第2部材との間には隙間があり、
    軸方向に対する直交する平面で前記本体部を切った断面において、前記第1薄肉部の外周面及び前記第2薄肉部の外周面は、前記第2部材の回転軸からずれた点を中心とする円弧を描く
    連結構造。
  2. 第1部材と第2部材を連結する連結構造であって、
    前記第1部材は、
    外周面に歯を備える前記第2部材が挿入される筒状部材である本体部と、
    前記本体部から径方向の外側に延びる一対の締結部と、
    一対の前記締結部の間に配置され、前記本体部の軸方向に延びるスリットと、
    を備え、
    前記本体部は、
    周方向で前記スリットの反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第1厚肉部と、
    前記スリットと前記第1厚肉部との間に配置され且つ内周面に歯を備える第2厚肉部と、
    周方向で前記第2厚肉部の反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第3厚肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第2厚肉部との間に配置される第1薄肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第3厚肉部との間に配置される第2薄肉部と、
    を備え、
    前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、前記第1厚肉部、前記第2厚肉部及び前記第3厚肉部よりも薄く、
    一対の前記締結部が締結部材によって締め付けられた状態で、前記第1薄肉部と前記第2部材との間、及び前記第2薄肉部と前記第2部材との間には隙間があり、
    前記第1薄肉部の外周面及び前記第2薄肉部の外周面は、平面状である
    連結構造。
  3. 前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、内周面に歯を備えない
    請求項1又は2に記載の連結構造。
  4. 軸方向に対する直交する平面で前記本体部を切った断面において、前記スリットと前記第1厚肉部とを通る直線を基準線とした場合、前記第1薄肉部の少なくとも一部及び前記第2薄肉部の少なくとも一部は、前記基準線を30°回転させた直線と、前記基準線を60°回転させた直線との間の領域に配置される
    請求項1から3のいずれか1項に記載の連結構造。
  5. 外周面に歯を備えるシャフトが挿入される筒状部材である本体部と、
    前記本体部から径方向の外側に延びる一対の締結部と、
    一対の前記締結部の間に配置され、前記本体部の軸方向に延びるスリットと、
    を備え、
    前記本体部は、
    周方向で前記スリットの反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第1厚肉部と、
    前記スリットと前記第1厚肉部との間に配置され且つ内周面に歯を備える第2厚肉部と、
    周方向で前記第2厚肉部の反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第3厚肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第2厚肉部との間に配置される第1薄肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第3厚肉部との間に配置される第2薄肉部と、
    を備え、
    前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、前記第1厚肉部、前記第2厚肉部及び前記第3厚肉部よりも薄く、
    一対の前記締結部が締結部材によって締め付けられた状態で、前記第1薄肉部と前記シャフトとの間、及び前記第2薄肉部と前記シャフトとの間には隙間があり、
    軸方向に対する直交する平面で前記本体部を切った断面において、前記第1薄肉部の外周面及び前記第2薄肉部の外周面は、前記シャフトの回転軸からずれた点を中心とする円弧を描く
    ヨーク。
  6. 外周面に歯を備えるシャフトが挿入される筒状部材である本体部と、
    前記本体部から径方向の外側に延びる一対の締結部と、
    一対の前記締結部の間に配置され、前記本体部の軸方向に延びるスリットと、
    を備え、
    前記本体部は、
    周方向で前記スリットの反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第1厚肉部と、
    前記スリットと前記第1厚肉部との間に配置され且つ内周面に歯を備える第2厚肉部と、
    周方向で前記第2厚肉部の反対側に配置され且つ内周面に歯を備える第3厚肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第2厚肉部との間に配置される第1薄肉部と、
    前記第1厚肉部と前記第3厚肉部との間に配置される第2薄肉部と、
    を備え、
    前記第1薄肉部及び前記第2薄肉部は、前記第1厚肉部、前記第2厚肉部及び前記第3厚肉部よりも薄く、
    一対の前記締結部が締結部材によって締め付けられた状態で、前記第1薄肉部と前記シャフトとの間、及び前記第2薄肉部と前記シャフトとの間には隙間があり、
    前記第1薄肉部の外周面及び前記第2薄肉部の外周面は、平面状である
    ヨーク。
  7. 請求項5又は6に記載のヨークを備えるユニバーサルジョイントによって他のシャフトと連結されるインターミディエートシャフト。
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