JP7447611B2 - 赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法 - Google Patents

赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7447611B2
JP7447611B2 JP2020057717A JP2020057717A JP7447611B2 JP 7447611 B2 JP7447611 B2 JP 7447611B2 JP 2020057717 A JP2020057717 A JP 2020057717A JP 2020057717 A JP2020057717 A JP 2020057717A JP 7447611 B2 JP7447611 B2 JP 7447611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
resin material
infrared sensor
decorative layer
temperature under
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020057717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021156753A (ja
Inventor
欣史 古川
一和 藤本
洋介 丸岡
康宏 宮嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2020057717A priority Critical patent/JP7447611B2/ja
Priority to US17/908,397 priority patent/US20230104850A1/en
Priority to PCT/JP2021/012403 priority patent/WO2021193769A1/ja
Publication of JP2021156753A publication Critical patent/JP2021156753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7447611B2 publication Critical patent/JP7447611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J1/0271Housings; Attachments or accessories for photometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J1/0252Constructional arrangements for compensating for fluctuations caused by, e.g. temperature, or using cooling or temperature stabilization of parts of the device; Controlling the atmosphere inside a photometer; Purge systems, cleaning devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J1/04Optical or mechanical part supplementary adjustable parts
    • G01J1/0407Optical elements not provided otherwise, e.g. manifolds, windows, holograms, gratings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/04Casings
    • G01J5/046Materials; Selection of thermal materials
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/08Optical arrangements
    • G01J5/0875Windows; Arrangements for fastening thereof
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

本発明は、赤外線センサ用カバー及びその製造方法に関する。
特許文献1には、近赤外線センサ用カバー(以下、カバー)が開示されている。このカバーは、例えばポリカーボネート(PC)や、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、シクロオレフィンポリマー(COP)などの透明な材着樹脂材料を主成分とした樹脂材料によって形成された有色半透明のカバー本体を有している。材着樹脂材料は、顔料などの着色材を樹脂材料に混合、あるいは光輝材を着色材とともに樹脂材料に混合することにより、樹脂自体を着色した材料である。
また、こうしたカバーにおいては、金属材料からなる加飾層と、樹脂成形体からなり、加飾層の表面に設けられた透明な第1基材と、樹脂成形体からなり、加飾層の裏面に設けられた透明な第2基材とを有するものがある。こうしたカバーの製造に際しては、まず、第1基材を射出成形し、続いて、第1基材の裏面に加飾層を蒸着や塗装によって形成する。そして、加飾層が形成された第1基材をインサートして加飾層の裏面に第2基材を射出成形する。
特開2018-31888号公報
ところで、こうしたカバー及びその製造方法においては、第2基材を成形する際に、第1基材が第2基材を形成する溶融樹脂の熱により変形することによって加飾層に皺が生じたり、加飾層が破れたりするおそれがある。
これに対して、例えば第1基材を形成する樹脂材料として、第2基材を形成する樹脂材料よりも耐熱性の高いものを選定することが考えられる。しかしながらこの場合には、第1基材を形成する樹脂材料と第2基材を形成する樹脂材料とが異なるために、赤外線センサから照射される赤外線が、第1基材と第2基材との間の界面において屈折しやすくなる。その結果、検出対象の検出位置が大きくずれることとなり、赤外線センサによる検出精度が悪化するという背反が生じる。
本発明の目的は、赤外線センサによる検出精度の悪化を抑制しつつ、加飾層の熱損傷を抑制できる赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための赤外線センサ用カバーは、加飾層を有し、赤外線センサから照射される赤外線が透過可能なカバーであって、樹脂成形体からなり、前記加飾層の一方の面に設けられる透明な第1基材と、樹脂成形体からなり、前記加飾層の前記一方の面とは反対の他方の面に設けられる透明な第2基材と、を有し、前記第1基材を形成する第1樹脂材料の屈折率と、前記第2基材を形成する第2樹脂材料の屈折率との差の絶対値が、0.05以下であり、前記第1樹脂材料の荷重たわみ温度と、前記第2樹脂材料の荷重たわみ温度との差の絶対値が、15度以上である。
第1基材を形成する第1樹脂材料の屈折率と第2基材を形成する第2樹脂材料の屈折率との差が大きくなるほど、赤外線が第1基材と第2基材との間の界面において屈折する際の角度(以下、屈折角度α)が大きくなる。このとき、赤外線センサから照射される赤外線の入射方向と上記界面とのなす角度が大きくなるほど、屈折角度αは大きくなる。
上記構成によれば、第1樹脂材料の屈折率と、第2樹脂材料の屈折率との差の絶対値が、0.05以下である。このため、赤外線の入射角5度において、100m先の検出対象の位置ずれを1m以下にすることが可能となる。
また、樹脂材料を成形する際の温度(以下、成形温度)は、その樹脂材料の荷重たわみ温度に略比例する。上記構成によれば、第1樹脂材料の荷重たわみ温度と第2樹脂材料の荷重たわみ温度との差の絶対値が15度以上である。このため、第1基材及び第2基材のうち荷重たわみ温度の高い一方の基材を先に成形し、続いて当該一方の基材に加飾層を形成し、続いて加飾層に対して当該一方の基材とは反対側から他方の基材を成形すれば、他方の基材の成形温度を低く抑えることが可能となる。これにより、他方の基材を成形する際に、加飾層に熱損傷を与えることを抑制できる。
したがって、赤外線センサによる検出精度の悪化を抑制しつつ、加飾層の熱損傷を抑制できる。
上記赤外線センサ用カバーにおいて、前記第1基材は、前記加飾層の表面に設けられるものであり、前記第2基材は、前記加飾層の裏面に設けられるものであり、前記第1樹脂材料の荷重たわみ温度が、前記第2樹脂材料の荷重たわみ温度よりも高いことが好ましい。
赤外線センサ用カバーにおいては、通常、加飾層の裏面に設けられる一方の基材に取付部などが設けられることから、当該一方の基材の形状が複雑になりやすい。このため、加飾層の裏面に設けられる一方の基材を先に成形すると、当該一方の基材を成形型から取り外す工程や、当該一方の基材に対して加飾層を形成する工程、加飾層に対して当該一方の基材とは反対側から他方の基材を成形する工程が煩雑となる。
この点、上記構成によれば、加飾層の表面に設けられる第1基材が、加飾層の裏面に設けられる第2樹脂材料よりも高い荷重たわみ温度の第1樹脂材料によって成形される。このため、取付部などが設けられない比較的単純な形状を有する第1基材が先に成形されることとなる。これにより、上述した不都合の発生を抑制できる。
上記赤外線センサ用カバーにおいて、前記第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート、または、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートであり、前記第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーまたはエステル系モノマーとの共重合ポリカーボネートであることが好ましい。
同構成によれば、第1樹脂材料及び第2樹脂材料が共にポリカーボネートとされるため、第1樹脂材料の屈折率と第2樹脂材料の屈折率とを容易に近づけることができる。
一方、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートでは、融点の高いイミド系モノマーを含有させることによって、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネートに比べて荷重たわみ温度を容易に上げることができる。
他方、ビスフェノールAと脂肪族モノマーまたはエステル系モノマーとの共重合ポリカーボネートでは、融点の低い脂肪族モノマーやエステル系モノマーを含有させることによって、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネートに比べて荷重たわみ温度を容易に下げることができる。
特に、第2樹脂材料の荷重たわみ温度を大きく下げることによって、第1樹脂材料については、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネートを採用することができる。
また、上記目的を達成するための赤外線センサ用カバーの製造方法は、前記第2樹脂材料よりも高い荷重たわみ温度の第1樹脂材料を用いて前記第1基材を成形する第1基材成形工程と、前記第1基材の裏面に前記加飾層を形成する加飾層形成工程と、前記加飾層が形成された前記第1基材をインサートして前記加飾層の裏面に前記第2基材を成形する第2基材成形工程と、を備える。
同方法によれば、加飾層の表面に設けられる第1基材が、加飾層の裏面に設けられる第2基材の樹脂材料よりも高い荷重たわみ温度の樹脂材料によって成形される。次に、第1基材の裏面に加飾層が形成される。そして、加飾層が形成された第1基材をインサートして加飾層の裏面に第2基材が成形される。このように取付部などが設けられない比較的単純な形状を有する第1基材が先に成形されることとなる。これにより、第1基材を成形型から取り外す工程などが煩雑になることを抑制できる。
本発明によれば、赤外線センサによる検出精度の悪化を抑制しつつ、加飾層の熱損傷を抑制できる。
赤外線センサ用カバーの一実施形態について、赤外線センサ及びカバーを示す図。 (a)~(d)は、同実施形態のカバーの製造工程を順に示す断面図。 実施例及び比較例について、第1基材及び第2基材の荷重たわみ温度の差と、第1基材及び第2基材の屈折率の差の絶対値との関係を示すグラフ。
以下、図1~図3を参照して、赤外線センサ用カバー及びその製造方法の一実施形態について説明する。
図1に示すように、車両には、赤外線センサ20及び赤外線センサ用カバー(以下、カバー10)が搭載されている。カバー10は、赤外線センサ20から送信される近赤外線(以下、単に赤外線)の送信方向の前方に配置され、赤外線が透過可能である。
なお、以降において、カバー10において、赤外線センサ20から送信される赤外線の送信方向の前側及び後側をそれぞれ表側及び裏側として説明する。
カバー10は、樹脂成形体からなる透明な板状の第1基材11と、金属材料からなり、第1基材11の裏面に設けられる加飾層13と、樹脂成形体からなり、加飾層13の裏面に設けられる透明な板状の第2基材12とを有している。すなわち、第1基材11は、加飾層13の一方の面(本実施形態では表面)に設けられ、第2基材12は、加飾層13の上記一方の面とは反対の他方の面(本実施形態では裏面)に設けられる。
第1基材11の裏面には、複数の凹部11aが形成されている。なお、第1基材11の表面には、ハードコート層(図示略)が形成されていてもよい。
加飾層13は、第1基材11の凹部11aを含む裏面に形成されている。
第2基材12の表面には、第1基材11の凹部11a内に充填される凸部12aが形成されている。
第2基材12の裏面には、複数の取付部12bが突設されている。なお、第2基材12の裏面には、通電によって発熱することでカバー10を加熱して表面に付着した雪を融かすためのヒータ層が形成されていてもよい。
ここで、赤外線の波長における第1基材11を形成する第1樹脂材料の屈折率n1と、第2基材12を形成する第2樹脂材料の屈折率n2との差の絶対値|n1-n2|は、0.05以下である。
第1樹脂材料の荷重たわみ温度T1は、第2樹脂材料の荷重たわみ温度T2よりも高く、その差ΔT(=T1-T2)は、15度以上である。
第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート、または、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートである。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーまたはエステル系モノマーとの共重合ポリカーボネートである。
次に、図2を参照して、カバー10の製造方法について説明する。
図2(a)に示すように、カバー10の製造においては、まず、第1固定型31と第1可動型41とによって形成されるキャビティ内に溶融状態の第1樹脂材料を射出することにより、第1基材11を成形する(第1基材成形工程)。
次に、図2(b)に示すように、第1固定型31及び第1可動型41から第1基材11を取り出し、第1基材11の裏面に加飾層13を形成する(加飾層形成工程)。なお、加飾層13は、蒸着または塗布によって形成することができる。
次に、図2(c)に示すように、加飾層13が形成された第1基材11を第2可動型42の内部にインサートする。
そして、図2(d)に示すように、第2固定型32と第2可動型42とによって形成されるキャビティ内に溶融状態の第2樹脂材料を射出することにより、第2基材12を成形する(第2基材成形工程)。
次に、図3及び表1~表3を参照して、実施例及び比較例について説明する。
<第1実施例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート(PC)である。具体的には、SABIC社製の商品名123Rである。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーの共重合ポリカーボネート(共重合PC)である。具体的には、SABIC社製の商品名HFD1930である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.004であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、18℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第2実施例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートである。具体的には、SABIC社製の商品名CXT19である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーの共重合ポリカーボネートであり、第1実施例の第2樹脂材料と同一である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.031であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、60℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第3実施例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートであり、第2実施例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAとエステル系モノマーの共重合ポリカーボネートである。具体的には、SABIC社製の商品名SLX1432である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.015であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、52℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第4実施例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートであり、第2、第3実施例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネートであり、第1実施例の第1樹脂材料と同一である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.027であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、42℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第5実施例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートである。具体的には、SABIC社製の商品名CXT17である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーの共重合ポリカーボネートであり、第1実施例の第2樹脂材料と同一である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.027であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、40℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第6実施例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートであり、第5実施例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーの共重合ポリカーボネート(共重合PC)である。具体的には、SABIC社製の商品名HFD1830である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.025であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、35℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第7実施例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートであり、第5、第6実施例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAとエステル系モノマーの共重合ポリカーボネートであり、第3実施例の第2樹脂材料と同一である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.011であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、32℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第1比較例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート(PC)であり、第1実施例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート(PC)であり、第1実施例の第1樹脂材料と同一である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、0℃である。加飾層13に熱損傷が生じた。
<第2比較例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート(PC)であり、第1実施例及び第1比較例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、ビスフェノールAとエステル系モノマーの共重合ポリカーボネートであり、第3実施例及び第7実施例の第2樹脂材料と同一である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.012であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、10℃である。加飾層13に熱損傷が生じた。
<第3比較例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート(PC)であり、第1実施例、第1、第2比較例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)である。具体的には、三菱ケミカル社製の商品名VH001である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.100であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、28℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
<第4比較例>
第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート(PC)であり、第1実施例、第1~第3比較例の第1樹脂材料と同一である。
第2樹脂材料は、透明ABS樹脂である。具体的には、ダイセルポリマー社製の商品名セビアンV-T500である。
波長905nmにおける屈折率の差の絶対値|n1-n2|は、0.076であり、荷重たわみ温度の差ΔTは、60℃である。加飾層13には熱損傷が生じなかった。
次に、本実施形態の作用について説明する。
第1樹脂材料の屈折率n1と第2樹脂材料の屈折率n2との差の絶対値|n1-n2|が大きくなるほど、赤外線が第1基材11と第2基材12との間の界面において屈折する際の角度(以下、屈折角度α)が大きくなる(図1参照)。このとき、赤外線センサ20から照射される赤外線の入射方向と、上記界面とのなす角度が大きくなるほど、屈折角度αは大きくなる。
本実施形態によれば、第1樹脂材料の屈折率n1と、第2樹脂材料の屈折率n2との差が、0.05以下である。このため、赤外線の入射角5度において、100m先の検出対象の位置ずれを1m以下にすることが可能となる。
また、樹脂材料を成形する際の温度(以下、成形温度)は、その樹脂材料の荷重たわみ温度に略比例する。本実施形態によれば、第1樹脂材料の荷重たわみ温度T1と第2樹脂材料の荷重たわみ温度T2との差ΔT(=T1-T2)が15度以上である。このため、第1基材11及び第2基材12のうち荷重たわみ温度の高い第1基材11を先に成形し、続いて第1基材11に加飾層13を形成し、続いて加飾層13に対して第1基材11とは反対側から第2基材12を成形することにより、第2基材12の成形温度を低く抑えることが可能となる。これにより、第2基材12を成形する際に、加飾層13に熱損傷を与えることを抑制できる。
以上説明した本実施形態に係る赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法によれば、以下に示す作用効果が得られるようになる。
(1)第1樹脂材料の屈折率n1と、第2樹脂材料の屈折率n2との差の絶対値|n1-n2|が、0.05以下である。また、第1樹脂材料の荷重たわみ温度T1と、第2樹脂材料の荷重たわみ温度T2との差の絶対値|T1-T2|が、15度以上である。
こうした構成によれば、上述した作用を奏することから、赤外線センサ20による検出精度の悪化を抑制しつつ、加飾層13の熱損傷を抑制できる。
(2)第1基材11は、加飾層13の表面に設けられるものである。第2基材12は、加飾層13の裏面に設けられるものである。第1樹脂材料の荷重たわみ温度T1が、第2樹脂材料の荷重たわみ温度T2よりも高い(T1>T2)。
赤外線センサ用カバー10においては、通常、加飾層13の裏面に設けられる第2基材12に車両への取付部12bなどが設けられることから、第2基材12の形状が複雑になりやすい。このため、第2基材12を先に成形すると、第2基材12を成形型から取り外す工程や、第2基材12に対して加飾層13を形成する工程、加飾層13に対して当該一方の層とは反対側から他方の層を成形する工程が煩雑となる。
この点、上記構成によれば、加飾層13の表面に設けられる第1基材11が、加飾層13の裏面に設けられる第2樹脂材料よりも高い荷重たわみ温度T1の第1樹脂材料によって成形される。このため、取付部12bなどが設けられない比較的単純な形状を有する第1基材11が先に成形されることとなる。これにより、上述した不都合の発生を抑制できる。
(3)第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート、または、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートである。第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーまたはエステル系モノマーとの共重合ポリカーボネートである。
こうした構成によれば、第1樹脂材料及び第2樹脂材料が共にポリカーボネートとされるため、第1樹脂材料の屈折率n1と第2樹脂材料の屈折率n2とを容易に近づけることができる。
一方、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートでは、融点の高いイミド系モノマーを含有させることによって、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネートに比べて荷重たわみ温度T1を容易に上げることができる。
他方、ビスフェノールAと脂肪族モノマーまたはエステル系モノマーとの共重合ポリカーボネートでは、融点の低い脂肪族モノマーやエステル系モノマーを含有させることによって、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネートに比べて荷重たわみ温度T2を容易に下げることができる。
特に、第2樹脂材料の荷重たわみ温度T2を大きく下げることによって、第1樹脂材料については、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネートを採用することができる。
(4)カバー10の製造方法は、第2樹脂材料よりも高い荷重たわみ温度T1の第1樹脂材料を用いて第1基材11を成形する第1基材成形工程と、第1基材11の裏面に加飾層13を形成する加飾層形成工程と、加飾層13が形成された第1基材11をインサートして加飾層13の裏面に第2基材12を成形する第2基材成形工程とを備える。
こうした方法によれば、加飾層13の表面に設けられる第1基材11が、加飾層13の裏面に設けられる第2基材12を形成する樹脂材料よりも高い荷重たわみ温度T1の樹脂材料によって成形される。次に、第1基材11の裏面に加飾層13が形成される。そして、加飾層13が形成された第1基材11をインサートして加飾層13の裏面に第2基材12が成形される。このように取付部12bなどが設けられない比較的単純な形状を有する第1基材11が先に成形されることとなる。これにより、第1基材11を成形型から取り外す工程などが煩雑になることを抑制できる。
<変形例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・例えば取付部12bを第2基材12とは別体にて形成することもできる。この場合、第1基材11を加飾層13の裏面に形成するとともに、第2基材12を加飾層13の表面に設けることができる。
・本発明に係る第1樹脂材料及び第2樹脂材料は、上記実施形態において例示したものに限定されない。第1樹脂材料及び第2樹脂材料は、第1樹脂材料の屈折率n1と第2樹脂材料の屈折率n2との差の絶対値|n1-n2|が、0.05以下であり、第1樹脂材料の荷重たわみ温度T1と、第2樹脂材料の荷重たわみ温度T2との差の絶対値|T1-T2|が、15度以上であれば任意の樹脂材料から選択することができる。
10…カバー
11…第1基材
11a…凹部
12…第2基材
12a…凸部
12b…取付部
13…加飾層
20…赤外線センサ
31…第1固定型
32…第2固定型
41…第1可動型
42…第2可動型

Claims (3)

  1. 加飾層を有し、赤外線センサから照射される赤外線が透過可能なカバーであって、
    樹脂成形体からなり、前記加飾層の一方の面に設けられるとともに可視光に対して透明な第1基材と、
    樹脂成形体からなり、前記加飾層の前記一方の面とは反対の他方の面に設けられる第2基材と、を有し、
    赤外線の波長における前記第1基材を形成する第1樹脂材料の屈折率と、赤外線の波長における前記第2基材を形成する第2樹脂材料の屈折率との差の絶対値が、0.05以下であり、
    前記第1樹脂材料の荷重たわみ温度と、前記第2樹脂材料の荷重たわみ温度との差の絶対値が、15度以上であり、
    前記第1樹脂材料は、ビスフェノールA単一構造のポリカーボネート、または、ビスフェノールAとイミド系モノマーとの共重合ポリカーボネートであり、
    前記第2樹脂材料は、ビスフェノールAと脂肪族モノマーまたはエステル系モノマーとの共重合ポリカーボネートである、
    赤外線センサ用カバー。
  2. 前記第1基材は、前記加飾層の表面に設けられるものであり、
    前記第2基材は、前記加飾層の裏面に設けられるものであり、
    前記第1樹脂材料の荷重たわみ温度が、前記第2樹脂材料の荷重たわみ温度よりも高い、
    請求項1に記載の赤外線センサ用カバー。
  3. 請求項1または請求項2に記載の赤外線センサ用カバーを製造する方法であって、
    前記第2樹脂材料よりも高い荷重たわみ温度の前記第1樹脂材料を用いて前記第1基材を成形する第1基材成形工程と、
    前記第1基材の裏面に前記加飾層を形成する加飾層形成工程と、
    前記加飾層が形成された前記第1基材をインサートして前記加飾層の裏面に前記第2基材を成形する第2基材成形工程と、を備える、
    赤外線センサ用カバーの製造方法。
JP2020057717A 2020-03-27 2020-03-27 赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法 Active JP7447611B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057717A JP7447611B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法
US17/908,397 US20230104850A1 (en) 2020-03-27 2021-03-24 Cover for infrared sensor and method of manufacturing cover for infrared sensor
PCT/JP2021/012403 WO2021193769A1 (ja) 2020-03-27 2021-03-24 赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057717A JP7447611B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021156753A JP2021156753A (ja) 2021-10-07
JP7447611B2 true JP7447611B2 (ja) 2024-03-12

Family

ID=77890680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020057717A Active JP7447611B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230104850A1 (ja)
JP (1) JP7447611B2 (ja)
WO (1) WO2021193769A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4201671A1 (de) 2021-12-23 2023-06-28 Covestro Deutschland AG Beleuchtete sensorabdeckung mit dreidimensionalem dekor

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004942A (ja) 2001-06-19 2003-01-08 Hashimoto Forming Ind Co Ltd 赤外線センサーカバー及びこれを用いた赤外線センサーユニット
JP2004198617A (ja) 2002-12-17 2004-07-15 Nissan Motor Co Ltd 赤外線透過膜及びこれを用いた赤外線センサカバー並びに赤外線センサユニット
JP2010243436A (ja) 2009-04-09 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp 赤外線センサ機器
JP2018031888A (ja) 2016-08-24 2018-03-01 豊田合成株式会社 近赤外線センサ用カバー
JP2019007776A (ja) 2017-06-21 2019-01-17 豊田合成株式会社 電磁波透過カバー
JP2020067291A (ja) 2018-10-22 2020-04-30 豊田合成株式会社 車載センサカバー

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5562410A (en) * 1978-11-06 1980-05-10 Mitsubishi Chem Ind Ltd Infrared ray transmission filter
WO1998027154A1 (en) * 1996-12-17 1998-06-25 Advanced Elastomer Systems, L.P. Themoplastic olefin compositions
US20160130437A1 (en) * 2011-02-03 2016-05-12 Sabic Global Technologies B.V. Color and heat stable polycarbonate compositions and methods of making

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004942A (ja) 2001-06-19 2003-01-08 Hashimoto Forming Ind Co Ltd 赤外線センサーカバー及びこれを用いた赤外線センサーユニット
JP2004198617A (ja) 2002-12-17 2004-07-15 Nissan Motor Co Ltd 赤外線透過膜及びこれを用いた赤外線センサカバー並びに赤外線センサユニット
JP2010243436A (ja) 2009-04-09 2010-10-28 Mitsubishi Electric Corp 赤外線センサ機器
JP2018031888A (ja) 2016-08-24 2018-03-01 豊田合成株式会社 近赤外線センサ用カバー
JP2019007776A (ja) 2017-06-21 2019-01-17 豊田合成株式会社 電磁波透過カバー
JP2020067291A (ja) 2018-10-22 2020-04-30 豊田合成株式会社 車載センサカバー

Also Published As

Publication number Publication date
US20230104850A1 (en) 2023-04-06
WO2021193769A1 (ja) 2021-09-30
JP2021156753A (ja) 2021-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102201568B1 (ko) 장식 부재
KR102648149B1 (ko) 장식 부재
US8845158B2 (en) Vehicle lamp having textured surface
US10981310B2 (en) Method of manufacturing radar transparent cover for vehicles and radar transparent cover manufactured thereby
KR101213123B1 (ko) 외장부품
JP5201391B2 (ja) 装飾部材
JP7447611B2 (ja) 赤外線センサ用カバー及び赤外線センサ用カバーの製造方法
JP2010030215A (ja) 装飾部材およびその製造方法
JP2015054648A (ja) 車両用外装部材
KR20190142267A (ko) 장식 부재 및 장식 부재의 제조 방법
JP6464111B2 (ja) レーダカバーの製造方法
US11193831B2 (en) Method for manufacturing near-infrared sensor cover
CN101856892A (zh) 贴附薄膜
JP6428582B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP2014085753A5 (ja)
JP6037502B2 (ja) 樹脂成形品
CN111479723A (zh) 用于交通工具内部空间的装饰件及用于制造这种模制件的方法
CN102039770B (zh) 装饰膜片及模内装饰成型工艺
JP2017094592A (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP6350491B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP2017136819A (ja) 加飾品及び車両用外装品
JP4128930B2 (ja) フィルムインサート樹脂成形品
KR100994685B1 (ko) 멀티코팅을 이용한 발광 엠블럼의 제조방법
CN114801030A (zh) 壳体组件、壳体组件的制备方法及电子设备
Maniscalco Material primer: acrylics

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240212

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7447611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151