JP7443098B2 - 無線タグ読取装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、無線タグ読取装置及びプログラムに関する。
従来、RFID(Radio Frequency IDentification)タグ等の無線タグが記憶するデータ(以下、タグデータともいう)を無線タグ読取装置で読み取ることで、当該無線タグが付された物品の在庫等を管理することが行われている。
上述の在庫管理では、多数の無線タグを一括で読み取るようなことが行われる。そのため、無線タグ読取装置には、例えばタイムスロット方式(スロットアロハ方式)等のアンチコリジョン機能が搭載される一般的である。
また、無線タグ読取装置は、無線タグ(RFIDタグ)に搭載されたインベントリフラグと呼ばれる機能と、セッションと呼ばれる機能とを用いて無線タグの読み取りを行っている。例えば、読み取りの対象とするインベントリフラグの状態(未応答、応答済)を指定することで、無線タグを選択的に読み取ることができる。また、セッションを切り替えることで、応答済のインベントリフラグが未応答に戻るタイミング(パーシステンスタイム)を選択的に切り替えることができる。
ところで、無線タグ読取装置では、法的な制約又は温度上昇等の要因により、電波を連続して送信する期間は数秒程度に制限される。例えば、4秒間電波を放射した後、所定時間放射を停止する等、間欠的に電波を放射させることが行われている。この場合、1枚の無線タグの読み取りに要する時間が5msであるとすると、1秒あたり200枚となるため、理論値としては4秒間の読取期間で800枚の無線タグを読み取ることができる。
但し、実際には様々な要因により理論値どおりとはならない。タイムスロット方式を用いる場合、無線タグの応答のないスロットや、複数の無線タグが応答してしまうスロットも存在するため、全てのスロットで無線タグを読み取ることはできない。仮に、800枚の無線タグがアンテナの交信領域内に存在し、全スロットに対してタグデータを取得できる確率が50%であるとすると、最初の4秒間では400枚程度ということになる。そして、次の4秒間で残り400枚の50%である200枚、次の4秒間で残り200枚の50%である100枚等となる。そのため、読み取り対象となる無線タグの個数が多いほど、全ての無線タグを読み取るまでに多くの時間を要することになる。
本発明が解決しようとする課題は、無線タグの読み取りを効率的に行うことが可能な無線タグ読取装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の無線タグ読取装置は、読取手段と、第1調整手段と、第2調整手段とを備える。読取手段は、アンテナの交信領域内に存在する無線タグから、当該無線タグが保持するタグデータをタイムスロット方式のアンチコリジョン機能を用いて読み取る。第1調整手段は、前記無線タグの応答状況に応じて、当該無線タグの読み取りに係るQ値又はタイムスロット数を調整する。第2調整手段は、前記第1調整手段が調整したQ値又はタイムスロット数に応じて、前記アンテナから送信される電波の送信出力を調整する。また、第2調整手段は、前記第1調整手段が調整したQ値又はタイムスロット数が閾値を上回った場合、前記送信出力を低下させる。
図1は、実施形態に係るRFIDタグ読取装置の構成の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るRFIDタグ読取装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態のRFIDタグ読取装置がRFIDタグの読み取りを行う際のRFIDタグの状態遷移図である。 図4は、実施形態に係るRFIDタグの各セッションにおけるパーシステンスタイムの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るRFIDタグ読取装置の機能構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態のRFIDタグ読取装置が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態に係る無線タグ読取装置及びプログラムについて説明する。以下では、無線タグの一例であるRFIDタグの読み取りを行う無線タグ読取装置について説明する。なお、以下に説明する実施形態により、この発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係るRFIDタグ読取装置の構成の一例を示す図である。RFIDタグ読取装置10は、RFIDタグTGが記憶するタグデータを非接触で読み取ることが可能な無線タグ読取装置の一例である。
RFIDタグTGは、例えば商品等の物品Gに付され、図示しない記憶媒体にタグデータを記憶する。タグデータには、RFIDタグTG自身を識別可能なタグ識別子、RFIDタグTGが付された物品Gの種別を識別可能な物品識別子、CRC(Cyclic Redundancy Code)等が含まれる。
また、本実施形態のRFIDタグ読取装置10は、ハンディタイプの無線タグ読取装置であり、操作者が携帯することが可能となっている。例えば、RFIDタグ読取装置10は、操作者により物品Gが載置された棚等に向けられることで、物品Gの各々に付されたRFIDタグTGからタグデータの読み取りを行う。
次に、RFIDタグ読取装置10のハードウェア構成について説明する。図2は、RFIDタグ読取装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、RFIDタグ読取装置10は、CPU11、ROM12、RAM13、記憶部14等を備えている。CPU11は、プロセッサの一例であり、RFIDタグ読取装置10の動作を統括的に制御する。ROM12は、各種プログラムを記憶する。RAM13は、各種データを展開するためのワーキングメモリとして使用される。また、RAM13は、RFIDタグTGから読み取られたタグデータを記憶するための読取バッファBFを保持する。
CPU11、ROM12、RAM13及び記憶部14は、バス等を介して接続される。ここで、CPU11、ROM12及びRAM13は、制御部100を構成する。制御部100は、CPU11がROM12や記憶部14に記憶されたプログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
記憶部14は、電源を切っても記憶情報を保持するフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成される。記憶部14は、各種のプログラムや設定情報を記憶する。
また、制御部100には、バス等を介して、読取部15と、通信部16とが接続される。読取部15は、アンテナ151と、送信部152と、受信部153とを有する。送信部152は、アンテナ151から電波を放射させるための電力をアンテナ151に供給する。受信部153は、アンテナ151を介してRFIDタグTGから送信される電波を受信する。読取部15は、制御部100の制御の下、RFIDタグTGを読み取るための電波を放射し、当該電波を受けた無線タグが発する電波を受信することで、RFIDタグTGに記憶されたタグデータを読み取る。
通信部16は、例えばBluetooth(登録商標)や無線LAN等の無線通信規格に準拠した通信インタフェースである。通信部16は、制御部100の制御の下、携帯端末やサーバ装置等の外部装置と無線通信を行う。
また、制御部100には、バス等を介して、表示部17と、操作部18とが接続される。表示部17は、例えば液晶パネル等で形成されており、操作者に対して各種の情報を表示する。操作部18は、例えば各種操作ボタンやタッチパネル等の入力デバイスを有し、操作者による操作を受け付ける。
次に、図3を用いて、本実施形態のRFIDタグ読取装置10が備えるRFIDタグ読取機能について説明する。なお、RFIDタグ読取装置10は、ISO18000-63(EPC global Gen2)のエアインタフェースに準拠したRFIDタグ読取機能を備えているものとする。
図3は、RFIDタグ読取装置10がRFIDタグTGの読み取りを行う際のRFIDタグTGの状態遷移図である。なお、図3では、RFIDタグTGの状態遷移のうち、主要な部分を示している。
まず、RFIDタグ読取装置10の移動等に伴い、電源OFF状態31であるRFIDタグTGがアンテナ151の交信領域に入ると、RFIDタグTGはスタンバイ状態32に遷移する。RFIDタグ読取装置10は、所定の送信周期でQ値を含むQueryコマンドを送信する。
RFIDタグTGがスタンバイ状態32にあるとき、RFIDタグ読取装置10からQueryコマンドを受信すると、RFIDタグTGは調停状態33に遷移する。Queryコマンドは、RFIDタグ読取装置10がRFIDタグTGに対して、複数のタグの中の個別のタグを識別するインベントリへの参加を問い合わせるコマンドである。なお、調停状態33にあるとき、RFIDタグTGは、RFIDタグ読取装置10に対して同時に応答しないように調停を行う。
RFIDタグTGが調停状態33にあるとき、RFIDタグ読取装置10からQuery Adjustコマンド又はQuery Repコマンドを受信すると、RFIDタグTGは応答状態34に遷移する。応答状態34にあるとき、対象となるRFIDタグTGは、16ビットの乱数であるRN16を生成してRFIDタグ読取装置10に送信する。
RFIDタグTGが応答状態34にあるとき、RFIDタグ読取装置10から送信された、RN16を含む応答信号であるAckコマンドを受信すると、RFIDタグTGは、Ackコマンドの中に、自身が送信したRN16が含まれているかを検出する。そして、RN16が含まれていることが検出されると、RFIDタグTGは承認状態35に遷移する。承認状態35にあるとき、RFIDタグTGは、自身が記憶するタグ識別子の一例であるEPC(Electronic Product Code)等を含んだタグデータを送信する。
なお、調停状態33、応答状態34及び承認状態35は、複数のRFIDタグTGを読み取る際に、各RFIDタグTGからのデータの衝突を回避してそれぞれのタグデータを読み取る、いわゆるアンチコリジョンを実現するためのインベントリ処理36を構成する。
インベントリ処理36をおこなう際に、RFIDタグ読取装置10は、予め設定されたQ値に基づいて、RFIDタグTGをQ値に応じた数のタイムスロット(以下、スロットともいう)に分割する。具体的には、RFIDタグ読取装置10は、アンテナ151の交信領域内に存在するRFIDタグTGに対し、特定のビット(1~2Q:Qは1以上の整数)をスロットとして指定する。
スロットの指定を受けたRFIDタグTGは、そのビットの範囲内で乱数を生成する。例えば、スロットが2ビット(Q=1)であった場合、RFIDタグTGは、2ビットの乱数“00”、“01”、“10”、“11”の何れかを生成する。そして、RFIDタグTGは、生成した乱数に一致したタイミングのスロットを利用してRFIDタグ読取装置10に応答を返す。
このとき、1つのスロットに対して1つのRFIDタグTGしか応答を返さなかった場合には、RFIDタグ読取装置10は、そのRFIDタグTGのタグデータを読み取り結果として受信する。一方、1つのスロットに対して複数のRFIDタグTGが同時に応答を返した場合には、RFIDタグ読取装置10は、コリジョンが発生したものと判断するため、タグデータは受信されない。
コリジョンが発生したRFIDタグTGでは、再度乱数を生成し、生成した乱数に一致したタイミングのスロットを利用してRFIDタグ読取装置10に応答を返す。以降、RFIDタグ読取装置10は、スロット毎に唯1つのタグデータが読み取られるまで読取処理を繰り返すことによって、アンチコリジョンを実現する。例えば、RFIDタグTGの枚数が800枚程度であれば、Q値を10~11(1024(=210)~2048(=211))程度に設定することで、理論的には全てのRFIDタグTGを読み取りの対象とすることができる。なお、このようなアンチコリジョン方式は、タイムスロット方式(スロットアロハ方式)のアンチコリジョン機能として一般に用いられている。
また、RFIDタグ読取装置10は、RFIDタグTGからの応答に応じて、Q値を自動的に調整する機能を備えている。具体的には、RFIDタグ読取装置10は、スロット数に対してRFIDタグTGからの応答が適切か、スロット数に対してRFIDタグTGからの応答が多いか、又はスロット数に対してRFIDタグTGからの応答が少ないか等に応じて、Q値を自動的に調整する。なお、Q値の自動調整は、公知の技術を用いることができる。
RFIDタグTGが承認状態35にあるとき、RFIDタグ読取装置10からReq_RNコマンドを受信すると、RFIDタグTGはオープン状態37に遷移する。
RFIDタグTGがオープン状態37にあるとき、RFIDタグ読取装置10からSelectコマンドを受信すると、RFIDタグTGはスタンバイ状態32に遷移する。また、RFIDタグTGがオープン状態37にあるとき、RFIDタグ読取装置10からKillコマンドを受信すると、RFIDタグTGは機能停止状態39に遷移する。
さらに、RFIDタグTGがオープン状態37にあるとき、RFIDタグ読取装置10からAccessコマンドを受信すると、RFIDタグTGはセキュア状態38に遷移する。
RFIDタグTGがセキュア状態38にあるとき、RFIDタグ読取装置10からSelectコマンドを受信すると、RFIDタグTGはスタンバイ状態32に遷移する。また、RFIDタグTGがセキュア状態38にあるとき、RFIDタグ読取装置10からKillコマンドを受信すると、RFIDタグTGは機能停止状態39に遷移する。
RFIDタグTGが機能停止状態39にあるとき、RFIDタグTGがアンテナ151の交信領域から外れると、RFIDタグTGは電源OFF状態31に遷移する。
また、RFIDタグ読取装置10は、独立した4種類のセッションS0,S1,S2,S3の何れかを実行することによって、RFIDタグTGの情報を読み取ることができる。具体的には、RFIDタグ読取装置10は、4種類のセッションS0,S1,S2,S3の中から1つを選択して、選択したセッションを上述したQueryコマンド,Query Adjustコマンド,Query Repコマンドによって指定する。さらに、RFIDタグ読取装置10は、Queryコマンドによって、読取対象となるRFIDタグTGのインベントリフラグの状態を指定する。
ここで、インベントリフラグがオンである(インベントリフラグがA状態)とは、RFIDタグTGが未応答(未読取)であることを表す。また、インベントリフラグがオフである(インベントリフラグがB状態)とは、RFIDタグTGが応答済(読取済)であることを表す。RFIDタグ読取装置10は、Queryコマンドによって、例えば、セッションS2でインベントリフラグがA状態のRFIDタグTGのみを読み取ることを指定する。この場合、RFIDタグ読取装置10は、インベントリフラグがA状態のRFIDタグTGからタグ情報の読み取りを行い、インベントリフラグがB状態のRFIDタグTGについては読み取りの対象から除外する。以下、セッションSnでインベントリフラグがA状態のRFIDタグTGを読み取ることを、Sn_A(n=0、1、2、3)と表記する。また、同様に、セッションSnでインベントリフラグがB状態のRFIDタグTGを読み取ることを、Sn_B(n=0、1、2、3)と表記する。
RFIDタグTGが備えるインベントリフラグは、各セッションに応じたパーシステンスタイム(Persistence Time)を有する。パーシステンスタイムとは、応答済になったインベントリフラグが、再び未応答の状態に変更するまでの時間である。
ここで、図4を用いて、RFIDタグTGが備えるパーシステンスタイム(Persistence Time)を説明する。図4は、RFIDタグTGの各セッションにおけるインベントリフラグの一例を示す図である。
セッションS0では、インベントリフラグがB状態に変化した後、RFIDタグ読取装置10からの電波を受信している間はB状態を維持し、電波を受信しなくなったタイミング(0s)でA状態に変化する。この場合の0sがパーシステンスタイムである。
セッションS1では、インベントリフラグがB状態に変化した後、RFIDタグ読取装置10からの電波の受信に関わらず、500ms~5sに亘ってインベントリフラグを維持し続ける。そして、500ms~5s経過すると、インベントリフラグがA状態に変化する。この場合の500ms~5sがパーシステンスタイムである。
セッションS2では、インベントリフラグがB状態に変化した後、RFIDタグ読取装置10からの電波を受信している間はB状態を維持する。そして、RFIDタグ読取装置10から電波を受信しなくなった後、少なくとも2s以上B状態を維持する。そして、2s以上の時間が経過すると、インベントリフラグがA状態に変化する。この場合の2s以上の時間がパーシステンスタイムである。
また、セッションS3は、セッションS2と同様にインベントリフラグの状態が変化する。但し、セッションS2とセッションS3とは独立しており、セッションS2とセッションS3とを切り替えることで、例えばセッションS2でB状態となった無線タグを、セッションS3でA状態として読み取ることが可能となる。
RFIDタグ読取装置10は、インベントリフラグによる読み分けとセッションとを組み合わせた読取方法により、多数のRFIDタグTGの一括読み取りを実現する。
ところで、上述したRFIDタグ読取装置10では、法的な制約又は温度上昇等の要因により、電波を連続して送信する期間は数秒程度に制限される。そのため、4秒間電波を放射した後、所定時間放射を停止する等、間欠的に電波を放射させることが行われている。以下、電波を連続して送信する期間を「読取期間」ともいう。
例えば、セッションS0を用いて4秒間電波を送信し続けた場合、応答済の状態に変化したRFIDタグTGは、読取期間の間その状態を維持する。この場合、1枚のRFIDタグTGの読み取りに要する時間が5msであるとすると、1秒あたり200枚となるため、理論値としては4秒間で800枚のRFIDタグTGを読み取ることができる。
但し、実際には様々な要因により理論値どおりとはならず、理論値を下回る読み取り結果となる。例えば、スロットアロハ方式を用いる場合、RFIDタグTGの応答のないスロットや、複数のRFIDタグTGが応答してしまうスロットも存在するため、全てのスロットでRFIDタグTGを読み取ることはできない。仮に、800枚のRFIDタグTGがアンテナ151の交信領域内に存在し、全スロットに対してタグデータを取得できる確率が50%であるとすると、最初の4秒間で800枚の50%の400枚、次の4秒間で残り400枚の50%である200枚、次の4秒間で残り200枚の50%である100枚等となる。そのため、読み取り対象となるRFIDタグTGの個数が多いほど、全てのRFIDタグTGを読み取るまでに多くの時間を要することになる。
そこで、本実施形態のRFIDタグ読取装置10は、上述した問題に関してRFIDタグTGの読み取りを効率的に行うための機能部を備えている。以下、図5を参照して、RFIDタグ読取装置10が備える機能構成について説明する。
図5は、RFIDタグ読取装置10の機能構成の一例を示す図である。図5に示すように、RFIDタグ読取装置10は、読取処理部101と、送信出力調整部102と、読取結果処理部103とを機能部として備える。
RFIDタグ読取装置10が備える機能部の一部又は全ては、RFIDタグ読取装置10のプロセッサ(例えばCPU11)とメモリ(例えばROM12、記憶部14)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、RFIDタグ読取装置10が備える機能部の一部又は全ては、RFIDタグ読取装置10に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
読取処理部101は、読取手段及び第1調整手段の一例である。読取処理部101は、読取部15と協働することで、RFIDタグTGからタグデータを読み取る。具体的には、読取処理部101は、図3で説明した一連の読取動作を行うことで、アンテナ151の交信領域内にあるRFIDタグTGからタグデータを読み取る。
例えば、読取処理部101は、インベントリ処理36を行う際に、RFIDタグTGからの応答状況に応じて、RFIDタグTGの読み取りに係るQ値、つまりスロット数を調整する。具体的には、読取処理部101は、Q値に応じたスロット数で読み取りを行った際に、スロット数に対してRFIDタグTGからの応答が多い場合には、コリジョンが発生していると判断し、Q値を増加、つまりスロット数を増加させる制御を行う。また、読取処理部101は、Q値に応じたスロット数で読み取りを行った際に、スロット数に対してRFIDタグTGからの応答が少ない場合には、Q値を減少、つまりスロット数を減少させる制御を行う。
なお、読取処理部101は、予め設定された最小値(Qmin)から最大値(Qmax)までの範囲内でQ値を調整することが可能であるとする。例えば、読取処理部101は、読み取りの開始時に設定する初期値としてQ値の中間値等を設定し、インベントリ処理36を行う際に、初期値に対するRFIDタグTGの応答状況からQ値の調整を行う。また、読取処理部101は、インベントリ処理36において、Query Adjustコマンドを送信する毎に、先のコマンドに対するRFIDタグTGの応答状況からQ値の調整を行う。
送信出力調整部102は、第2調整手段の一例である。送信出力調整部102は、読取部15の送信部152を制御することで、アンテナ151から放射される電波の送信出力を調整する。具体的には、送信出力調整部102は、読取処理部101が調整したQ値(又はスロット数)に応じて、アンテナ151から放射される電波の送信出力を調整する。
より詳細には、送信出力調整部102は、読取処理部101が調整したQ値(又はスロット数)が所定の閾値を上回ったことを条件に、送信出力を小さくする方向に調整する。例えば、送信出力調整部102は、Q値が9以下(スロット数が512(=29)以下)の場合に送信出力を1Wとし、Q値が10(スロット数が1024(=210))に達すると送信出力を500mWに低下させる。
また、変更後の送信出力は固定値に限らず、Q値(又はスロット数)に応じて動的に変化させてもよい。この場合、Q値(又はスロット数)に対応する送信出力の導出方法は特に問わず、種々の方法を採用することが可能である。
例えば、送信出力調整部102は、Q値(又はスロット数)と、送信出力との関係を対応付けた設定情報に基づいて、Q値(又はスロット数)に応じた送信出力を導出してもよい。また、例えば、送信出力調整部102は、Q値(又はスロット数)を入力することで、対応する送信出力を導出可能な関係式(アルゴリズム又は関数)を用いることで、Q値(又はスロット数)に応じた送信出力を導出してもよい。
なお、Q値(又はスロット数)と送信出力との関係は任意に調整可能とするが、物品Gの配置状態や配置密度等に応じて調整することが好ましい。例えば、目標とする時間(例えば、1度の読取期間)で現実的に読み取ることが可能なRFIDタグTGの個数と、これらのRFIDタグTGを包含する交信領域との関係に基づいて、Q値(又はスロット数)と送信出力との関係を決定してもよい。この場合、Q値(又はスロット数)はRFIDタグTGの個数と、交信領域は送信出力の値と有意な関係があるため、例えば1度の読取期間で交信領域内の全てのRFIDタグTGを読み切ることが可能な送信出力の値を導出することができる。
このように、送信出力調整部102は、Q値(又はスロット数)が閾値を上回った場合に、送信出力を調整することでアンテナ151の交信領域を小さくする。これにより、送信出力調整部102は、読み取りの対象とするRFIDタグTGの個数を少なくすることができるため、交信領域にあるRFIDタグTGの全てを読み取るまでの時間の短縮化を図ることができる。また、送信出力調整部102は、Q値(又はスロット数)に応じて送信出力を調整することもできるため、例えば交信領域内に存在するRFIDタグTGの全てを、一度の読取期間で読み切ることができる。
また、送信出力を一度低下させた後、Q値(又はスロット数)を増加させる調整が読取処理部101で行われた場合には、読取処理部101は、先に調整した送信出力の値よりも、より小さな値で送信出力を再調整する形態としてもよい。
例えば、送信出力調整部102は、Q値が10(スロット数が1024(=210))に到達した際に、送信出力を500mWに低下させた後、再度Q値を増加させる調整が行われた場合には、送信出力を500mWより小さな値(例えば250mW等)に再調整を行う。また、送信出力調整部102は、Q値(又はスロット数)が減少傾向に変化するまで、送信出力を段階的に低下させる形態としてもよい。
これにより、送信出力調整部102は、送信出力を調整した後も、Q値(又はスロット数)が増加する傾向にある場合、つまり交信領域内にあるRFIDタグTGが多くあることが見込まれる場合、読み取りの対象とするRFIDタグTGの個数を更に制限することができる。
なお、RFIDタグ読取装置10が1枚のRFIDタグTGを読み取るまでの時間は、RFIDタグ読取装置10とRFIDタグTGとの間の伝送速度に応じて変化することが分かっている。伝送速度は、使用する電波の周波数帯やRFIDタグTGの仕様等に応じて変化する。
例えば、第1の条件として、一枚のRFIDタグTGの読み取りに要する時間が10msであり、タグデータを取得できる確率が50%であるとすると、4秒間で200枚程度の読み取りが可能となる。また、第2の条件として、一枚のRFIDタグTGの読み取りに要する時間が2.5msであり、タグデータを取得できる確率が50%であるとすると、4秒間で800枚程度の読み取りが可能となる。
そこで、送信出力調整部102は、RFIDタグTGとの間の伝送速度、つまり一枚のRFIDタグTGの読み取りに要する時間に応じて、送信出力の調整を開始する閾値や、調整後の送信出力の値を変更することが好ましい。
例えば、上述した第1の条件の場合、送信出力調整部102は、Q値が8以下(スロット数が256(=28)以下)の場合は送信出力を1Wとし、Q値が9(スロット数が512(=29))に達した場合に送信出力を500mWに低下させるよう制御してもよい。また、上述した第2の条件の場合、送信出力調整部102は、Q値が10以下(スロット数が1024(=210)以下)の場合に送信出力を1Wとし、Q値が11(スロット数が2048(=211))に達すると送信出力を500mWに低下させるよう制御してもよい。
これにより、送信出力調整部102は、RFIDタグTGとの伝送速度に適した条件で送信出力を調整することができるため、読み取り効率の更なる向上を図ることができる。また、この場合、上述した設定情報や関係式を伝送速度の種別毎に用意することで、伝送速度に応じた送信出力の調整を効率的に行うことができる。
読取結果処理部103は、読取処理部101で読み取られたタグデータに基づき所定の処理を実行する。
具体的には、読取結果処理部103は、読取処理部101で読み取られたタグデータを読取バッファBFに登録する。ここで、読取結果処理部103は、新たなタグデータが読取処理部101で読み取られる毎に、当該タグデータに含まれるタグ識別子と、読取バッファBFに登録されたタグデータのタグ識別子とを比較する。そして、読取結果処理部103は、タグ識別子が重複した場合に、読み取られたタグデータを破棄する重複チェックを実行する。これにより、同一のタグ識別子を含むタグデータが読取バッファBFに重複して登録されてしまうことを抑制することができる。
また、読取結果処理部103は、読み取られたタグデータを読取バッファBFに登録する毎に報知を行う。例えば、読取結果処理部103は、タグデータを読み取ったことを表す画像やメッセージ、タグデータに含まれた物品識別子等を表示部17に表示させることで報知を行う。また、例えば、読取結果処理部103は、RFIDタグ読取装置10が備えるスピーカー等の音声出力装置(図示せず)からビープ音等の音声を出力させることで報知を行う。これにより、RFIDタグ読取装置10の操作者は、報知の頻度や回数等に基づき、現在の位置でのRFIDタグTGの読み取り状況を把握することができる。したがって、RFIDタグ読取装置10は、他の位置に交信領域を移動するタイミング等を操作者に認識させることができるため、RFIDタグTGの読取作業に係る利便性を向上させることができる。
また、読取結果処理部103は、外部装置からの送信指示や所定の時間間隔で、読取バッファBFに登録されたタグデータを、通信部16を介して外部装置に送信する。なお、読取結果処理部103は、同一のタグデータを重複して送信しないよう、送信済のタグデータと未送信のタグデータとを分別して送信処理を行うものとする。
以下、図6を参照して、RFIDタグ読取装置10の動作例について説明する。図6は、RFIDタグ読取装置10が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、処理の前提として、RFIDタグ読取装置10は、デフォルトの送信出力(例えば1W)で電波を送信しているものとする。また、本処理は上述したインベントリ処理36において実行される処理の手順を示している。
まず、読取処理部101は、先のQueryコマンド又はQuery Adjustコマンドに応答したRFIDタグTGの応答状況に基づき、Q値(スロット数)を自動調整する(ステップS11)。なお、読取処理部101は、ステップS11の後、調整後のQ値を含んだQuery Adjustコマンドの送信を行う。
続いて、送信出力調整部102は、ステップS11で調整されたQ値(スロット数)が閾値以上か否かを判定する(ステップS12)。ここで、Q値(スロット数)が閾値未満の場合には(ステップS12;No)、送信出力調整部102は、デフォルトの送信出力のままステップS14に移行させる。
また、Q値(スロット数)が閾値以上と判定した場合(ステップS12;Yes)、送信出力調整部102は、送信部152と協働することで、アンテナ151から送信する電波の送信出力を低下させた後(ステップS13)、ステップS14に移行させる。
続くステップS14では、読取処理部101が、RFIDタグTGからタグデータの読み取りを行う(ステップS14)。次いで、読取結果処理部103は、ステップS14で読み取られたタグデータに基づいて報知等の読取結果処理を実行し(ステップS15)、ステップS11に処理を戻す。
以上のように、RFIDタグ読取装置10は、アンテナ151の交信領域内に存在するRFIDタグTGから、当該RFIDタグTGが保持するタグデータをタイムスロット方式のアンチコリジョン機能を用いて読み取る際に、RFIDタグTGの応答状況に応じて、当該RFIDタグTGの読み取りに係るQ値又はタイムスロット数を調整する。また、RFIDタグ読取装置10は、調整後のQ値又はタイムスロット数に応じて、アンテナ151から放射される電波の送信出力を調整する。
これにより、RFIDタグ読取装置10は、調整後のQ値又はタイムスロット数が、所定の閾値以上となった場合に、交信領域を小さくすることで、読み取り対象のRFIDタグTGの個数を制限することができる。したがって、RFIDタグ読取装置10では、交信領域内に存在するRFIDタグTGの読み取りに要する時間の短縮化を図ることができるため、RFIDタグTGの読み取りを効率的に行うことができる。
以上説明した実施形態は、上述の各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(変形例1)
上述の実施形態では、Q値(又はスロット数)が閾値以上となった場合に、送信出力を低下させる形態を説明した。但し、送信出力の調整は低下方向に限らず、上昇方向に調整させてもよい。
例えば、Queryコマンド送信後に行われる最初の調整後のQ値(又はタイムスロット数)が、所定の下限値未満となった場合、つまり交信範囲内に存在するRFIDタグ読取装置10の個数が少数であるような場合、送信出力調整部102は、送信出力を上昇方向に調整してもよい。一例として、Q値が2(スロット数が4(=22))未満に調整されると、送信出力調整部102は、デフォルトの送信出力(例えば1W)を2Wに上昇させる。
送信出力の上昇によりアンテナ151の交信範囲が拡大するため、読み取りの対象となるRFIDタグTGの個数を増やすことができる。なお、送信出力を上昇する調整を行った場合には、送信出力調整部102は、送信出力の調整後、Query Adjustコマンドの代わりに、Queryコマンドを送信するよう読取処理部101を制御するものとする。
これにより、RFIDタグ読取装置10では、交信範囲内に存在するRFIDタグ読取装置10の個数が少数であるような場合に、交信範囲を拡大することで、新たなRFIDタグTGを読み取りの対象に含めることができる。したがって、RFIDタグ読取装置10は、1度の読取期間で読み取り可能なRFIDタグTGの個数を上昇させることができるため、RFIDタグTGの読み取りを効率的に行うことができる。
(変形例2)
上述の実施形態では、送信出力調整部102の機能により、読取処理部101が調整するQ値(又はスロット数)に応じて、送信出力を調整する形態を説明した。しかしながら、送信出力調整部102の機能は、操作部18を介した操作等により、有効又は無効に切り替え可能な構成としてもよい。
例えば、RFIDタグTGが付される物品Gの材質や配置構成によっては、送信出力を不用意に低下させるとRFIDタグTGを正常に読み取ることができない場合がある。一例として、物品Gがラメ等の金属を含むような場合、金属が電波の妨げとなるため、送信出力を低下させるとRFIDタグTGからタグデータを読み取ることができない可能性がある。また、物品Gが積層されているような場合、送信出力を低下させると、一番上に積まれた物品G以外の積層部分の物品Gに付されたRFIDタグTGからタグデータを読み取ることができない可能性がある。
このような場合、RFIDタグ読取装置10の操作者は、操作部18等を介し送信出力調整部102の機能を無効化(オフ)することで、Q値(又はスロット数)が閾値を上回った場合でも送信出力を維持させることができる。これにより、RFIDタグ読取装置10では、使用環境に応じて、送信出力調整部102の機能を有効又は無効に設定することができるため、利便性の向上を図ることができる。
上述した実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述した実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 RFIDタグ読取装置
101 読取処理部
102 送信出力調整部
103 読取結果処理部
特開2016-24723号公報

Claims (5)

  1. アンテナの交信領域内に存在する無線タグから、当該無線タグが保持するタグデータをタイムスロット方式のアンチコリジョン機能を用いて読み取る読取手段と、
    前記無線タグの応答状況に応じて、当該無線タグの読み取りに係るQ値又はタイムスロット数を調整する第1調整手段と、
    前記第1調整手段が調整したQ値又はタイムスロット数に応じて、前記アンテナから送信される電波の送信出力を調整する第2調整手段と、
    を備える
    前記第2調整手段は、前記第1調整手段が調整したQ値又はタイムスロット数が閾値を上回った場合、前記送信出力を低下させる、無線タグ読取装置。
  2. 前記第2調整手段は、前記送信出力を低下させた後、前記第1調整手段により前記Q値又はタイムスロット数が増加された場合には、前記送信出力を更に低下させる請求項に記載の無線タグ読取装置。
  3. 前記第2調整手段は、前記無線タグの読み取りに係る伝送速度に応じて、前記送信出力の調整を開始する閾値又は調整後の前記送信出力の値を変更する請求項1又は2に記載の無線タグ読取装置。
  4. 前記第2調整手段を有効又は無効とする指示を受け付ける受付手段を更に備え、
    前記第2調整手段は、前記受付手段が有効の指示を受け付けた場合に、前記送信出力の調整を実行する請求項1~の何れか一項に記載の無線タグ読取装置。
  5. 無線タグ読取装置のコンピュータを、
    アンテナの交信領域内に存在する無線タグから、当該無線タグが保持するタグデータをタイムスロット方式のアンチコリジョン機能を用いて読み取る読取手段と、
    前記無線タグの応答状況に応じて、当該無線タグの読み取りに係るQ値又はタイムスロット数を調整する第1調整手段と、
    前記第1調整手段が調整したQ値又はタイムスロット数に応じて、前記アンテナから送信される電波の送信出力を調整する第2調整手段と、
    して機能させ
    前記第2調整手段は、前記第1調整手段が調整したQ値又はタイムスロット数が閾値を上回った場合、前記送信出力を低下させる、プログラム。
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