JP7442034B2 - 加湿装置 - Google Patents

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本発明は、加湿装置に関するものである。
従来の加湿装置においては、吸込口と吹出口とを有する本体ケースと、本体ケース内には、水を貯水できる貯水容器と、貯水容器の水を保水する加湿フィルターと、貯水容器内の水を加湿フィルターへ供給する水供給部材と、加湿フィルターに送風する送風部と、を備えていた。加湿フィルターは、吸水性を持つフィルター部と、フィルター部を保持するフィルター枠と、を有していた。水供給部材は、フィルター枠の上部に、フィルター部へ水を供給する供給部を有する構成であった。
特開2019-023541号公報
このような従来の加湿装置においては、フィルター部は伸縮性を有しているので、フィルター部の取り付け位置によっては、フィルター部とフィルター枠との間に隙間ができ、この隙間から水が飛散するという課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、フィルター部とフィルター枠との間からの水の飛散を抑制することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の一態様に係る加湿装置は、吸込口と吹出口とを有する本体ケースと、前記本体ケース内には、水を貯水できる貯水容器と、前記貯水容器の水を保水する加湿フィルターと、前記貯水容器内の水を前記加湿フィルターへ供給する水供給部材と、前記加湿フィルターに送風する送風部と、を備え、前記加湿フィルターは、吸水性を持つフィルター部と、前記フィルター部を保持するフィルター枠と、を有し、前記水供給部材は、前記フィルター枠の上部に、前記フィルター部へ水を供給する供給部を有し、前記供給部は、風上側の前記フィルター枠の上部に、前記供給部から水が滴下する前記供給部の水路を有し、前記フィルター部の上方の前記フィルター枠には、前記フィルター部からの水飛びを抑制する水飛び抑制部を有し、前記水飛び抑制部は、前記フィルター枠の上部に設けた給水規制部を有し、前記給水規制部は、前記供給部の前記水路の下方の前記フィルター枠の上部から風上側方向および下方に延び、更に下方に延び、前記フィルター部が、前記フィルター枠内の下方寄りに配置され、前記フィルター部と前記フィルター枠の上部との間に隙間ができる場合にも、前記給水規制部の下端は前記フィルター部の上端より下方まで配置される構成としたものである。
本発明によれば、フィルター枠とフィルター部との間から水が飛散することを抑制する加湿装置を得ることができる。
本発明の実施の形態の加湿装置を示す斜視図 同加湿装置の内部を示す断面図 同加湿装置のタンク部を示す分解断面図 同加湿装置の分解斜視図 同加湿装置の加湿フィルターの斜視図 同加湿装置の加湿フィルターの斜視図 同加湿装置の加湿フィルターの断面図 同加湿装置のフィルターの概略図 同加湿装置のフィルター枠の分解斜視図 同加湿装置の加湿フィルターの着脱方法を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、加湿装置の基本構成を示す斜視図である。
図2は、加湿装置の基本構成を示す断面図である。図2は、図1のI-I断面を図1に示す矢印方向から見た図である。
図1、図2に示すように、加湿装置は、本体ケース1と、本体ケース1内に設けられた加湿手段2と、送風部3とを備えている。
本体ケース1は、縦長の箱形状であり、本体ケース1内は、水平に設けられた平板形状の仕切板部4によって、第1の空間部5と第2の空間部6とに仕切られている。第1の空間部5は、第2の空間部6の上方に配置されている。本体ケース1の外周面の前面側には吸込口7を備えられている。本体ケース1の天面の背面側には吹出口8が備えられ、本体ケース1の天面の前面側には四角形状の操作部9が備えられている。吸込口7と吹出口8は、本体ケース1外と第1の空間部5とを連通している。本体ケース1における第1の空間部5内には、吸込口7と吹出口8とを連通する風路10を有している。
加湿手段2は、貯水容器11と、加湿フィルター12と、水供給部材13とを備えている。
貯水容器11は、上方が開口した椀形状であり、水を貯水することができる。貯水容器11は、第2の空間部6内に設けられ、本体ケース1における前面側から着脱可能に装着されている。貯水容器11を本体ケース1における前面側へ引き出すと、本体ケース1から貯水容器11が外れる。
加湿フィルター12は、平板形状であり、多くの繊維を備え、繊維と繊維の間に水を保水することができる。加湿フィルター12は、第1の空間部5内に、吸込口7と加湿フィルター12の平面部が対向するように設けられている。貯水容器11内の水が、水供給部材13によって加湿フィルター12の上方から供給される。
水供給部材13は、貯水容器11内の水を加湿フィルター12へ供給する。水供給部材13は、ポンプ部14と、供給部15と、ドレンパン部16とを備えている。ポンプ部14は、貯水容器11内の水を供給部15へ供給し、供給部15では供給部15内の水が加湿フィルター12へ滴下する。加湿フィルター12で保水されない余剰水は、ドレンパン部16を介して貯水容器11へ戻される。
ポンプ部14は、貯水容器11内の水を供給部15へ供給する。ポンプ部14は、ポンプ17と、ポンプモータ18と、第1の管19と、第2の管20と、連結ユニット21とを備えている。
ポンプ17は、一例として、ケーシング内で羽根車が回転することにより送水する遠心ポンプである。ポンプ17は、貯水容器11内に設けられ、第1の管19の一方側の端部と接続されている。ポンプ17は、ポンプモータ18によって駆動すると、貯水容器11内の水を吸い上げ、筒形状である第1の管19へ水を送る。
ポンプモータ18は、ポンプ17と対向し、貯水容器11の外側である第2の空間部6に設けられている。ポンプモータ18の回転軸(図示せず)には、磁石(図示せず)が固定されている。ポンプ17内には、磁石がインサート成形された羽根車が回転自在に設けられている。貯水容器11が本体ケース1に装着された状態で、ポンプモータ18の磁石の回転軸と、ポンプ17内の羽根車(図示せず)の回転軸は、同軸上に配置されており、近接することにより、磁力により回転が同期することになる。ポンプモータ18の磁石が回転することによって、ポンプ17内の羽根車が回転し、ポンプ17は貯水容器11内の水を吸い上げ、第1の管19へ水を送る。
連結ユニット21は、第1の連結部22と第2の連結部23とを有している。第1の連結部22と第2の連結部23とは着脱自在な構成である。
第1の連結部22は、第1の管19の他端側の端部に接続されている。貯水容器11を本体ケース1における前面側へ引き出すと、第1の連結部22は第2の連結部23から外れ、貯水容器11とポンプ17と第1の管19と第1の連結部22とが一体となって本体ケース1から外れる。
第2の連結部23は、仕切板部4の下面に固定され、第2の管20の一方側の端部と接続されている。連結ユニット21である第1の連結部22と第2の連結部23は、第1の管19と第2の管20とを連通している。ポンプ17によって、第1の管19へ送られた水は、連結ユニット21を介して、筒形状である第2の管20へ送られる。第2の管20の他方側の端部は、供給部15に接続されている。第2の管20は、仕切板部4における孔である第1の連通部4Aを介して、第2の空間部6から第1の空間部5へ延びている。なお、第2の管20の外面は、第1の連通部4Aである孔に嵌っており、第2の管20と第1の連通部4Aとの間には実質的な隙間が無い状態である。
供給部15は、加湿フィルター12の上方に配置され、第2の管20から送られた水を、加湿フィルター12へ滴下する。
ドレンパン部16は、加湿フィルター12の下端部の下方に配置され、仕切板部4に固定されている。ドレンパン部16は、仕切板部4における孔である第2の連通部4Bを介して、第1の空間部5から第2の空間部6へ延びている。加湿フィルター12で保水されない余剰水は、ドレンパン部16を介して貯水容器11へ戻される。なお、ドレンパン部16の外面は、第2の連通部4Bである孔に嵌っており、ドレンパン部16と第2の連通部4Bとの間には実質的な隙間が無い状態である。
供給部15と加湿フィルター12とドレンパン部16とによって、第1の空間部5は、第1の前面空間部24と第1の背面空間部25の2つの空間に仕切られている。第1の前面空間部24は、加湿フィルター12より前面側の空間であり、第1の背面空間部25は、加湿フィルター12より背面側の空間である。
送風部3は、第1の背面空間部25に固定されている。送風部3は、スクロール形状のケーシング26と、ケーシング26に固定されたモーター27と、モーター27によって回転する羽根28とを備えている。ケーシング26は、上面に吐出口29を、前面側に吸気口30を備えている。ケーシングの吸気口30は、加湿フィルター12と吸込口7とに対向している。
図2に示すように、貯水容器11内には、タンク部31を備えている。
図3に示すように、タンク部31は、水を貯水するタンク32と、タンク32のタンク開口33に設けた蓋34と、タンク32内の水を供給する弁機構35とを備えている。
タンク32は、箱形状で、貯水容器11内にタンク部31を装着した状態において、タンク32の天面にタンクハンドル36を設け、タンク32の下面にはタンク開口33を備えている。
以上の構成における加湿動作について説明する。ポンプモータ18によってポンプ17が駆動すると、ポンプ17は貯水容器11内の水を吸い上げ、第1の管19、連結ユニット21、第2の管20を介して、供給部15へ水を送る。供給部15は、第2の管20から送られた水を、加湿フィルター12へ滴下する。加湿フィルター12は、滴下した水の一部を保水する。加湿フィルター12で保水されない余剰水は、ドレンパン部16を介して貯水容器11へ戻される。この状態で、送風部3のモーター27によって羽根28が回転すると、本体ケース1外の空気が、吸込口7から第1の空間部5内へ吸い込まれ、加湿フィルター12へ送風される。保水した加湿フィルター12を通過するときに空気が加湿され、この加湿された空気が、送風部3の吸気口30、吐出口29を介して、吹出口8から本体ケース1外へ送風される。
図4は、本発明の実施の形態1の加湿装置を示す分解斜視図である。図4に示すように、加湿フィルター12の上流側には、フロントパネル61およびプレフィルター62が設けられている。
プレフィルター62は、フロントパネル61に設けられ、埃などが本体内に入るのを防ぐ役割を果たしている。
フロントパネル61には、下部側面に弾力性のあるフック63が設けられている。
フロントパネル61は、フック63を介して本体ケース1の対応部分に取り付けられることにより、本体ケース1の一部を形成する。
本実施形態の特徴は、図4に示すように、フロントパネル61、プレフィルター62、加湿フィルター12、ドレンパン部16、貯水容器11は、本体ケース1の前面から着脱可能な構成としたことである。
前述の通り、貯水容器11には、タンク部31とポンプ17が設けられている。一般的な加湿装置では、水道水に含まれるスケールや不純物が水路中に付着する。また、空気中に含まれる埃などは、プレフィルターに捕集し、プレフィルター62を通過した微小な塵埃は加湿フィルター12に付着する。すなわち、プレフィルター62、加湿フィルター12、ドレンパン部16、ポンプ17、タンク部31、貯水容器11は、定期的なメンテナンスをする必要がある。
これらの構成部品を、本体ケース1の前面から着脱可能な構成としたことにより、本体を移動させることなく、容易にメンテナンスをすることができる。すなわち、ユーザーの使用性を向上するものである。
加湿フィルター12の形状について、詳しく説明する。
図5は、加湿フィルター12を風上から見た斜視図である。
図6は、加湿フィルター12を風下から見た斜視図である。
図5および図6に示すように、加湿フィルター12は、樹脂等で成型されたフィルター枠41と、吸水性を持つ繊維状のフィルター部42で構成する。
図5のように、フィルター枠41の上部には、水を供給するための流入部分43がある。本実施の形態では、流入部分43は、フィルター枠41風下側に設けたが、フィルター枠41風下側に設けずにフィルター枠41の風上側に設ける構成としてもよい。
図7は、図5のII-II断面を矢印の方向から見た部分断面図である。図7に示すように、フィルター部42は、風路10方向に対して複数のフィルター44で構成し、水路45で表すように、風上側のフィルター44に給水する構成とする。供給部15は、流入部分43と水路45とを有する。
フィルター部42を通過する空気は、フィルター部42から水分を奪いながら、徐々に湿度を上げつつ通過する。すなわち、フィルター部42を通過する空気は、最も風上にある1層目のフィルター44を通過するときが最も湿度が低く、最も風下にあるフィルター44(図7の場合、4層目)を通過するときは最も湿度が高い。すなわち、風上側のフィルター44に給水することで、蒸発量の多さを補うように給水できるため、最も効率よく加湿することができる。一方、風下側のフィルター44は、送風の作用で十分に浸水する。結果として、フィルター部42の広範囲にムラなく浸水でき、加湿性能を向上することができる。
また、フィルター部42を複数層のフィルター44で構成することにより、1枚のフィルター44を薄くすることができるため、お手入れが容易になる。特に風上側のフィルター44は、吸放湿量が多いため水道水の中に含まれる不純物や、室内の微小な塵埃が蓄積しやすい。フィルター部42を複数のフィルター44で構成することにより、風上側のフィルター44のみお手入れしたり、必要に応じて交換したりすることができる。結果として、フィルター部42の寿命を向上することができる。
なお、図7の複数のフィルター44は1層毎に独立したフィルターを用いることができる。
また、フィルター44は、図8に示すように、筒状に縫製してもよい。図8では、1層毎に独立したフィルターではなく、筒状のフィルター44を例えば2つ用いることにより、4層構造としている。図8は、フィルター部42をフィルター枠41から取り外し、風上側(図7の左側)から見た状態である。筒状のフィルター44は、弾力性を持つため、フィルター枠41から取り外すと、図8のように楕円状に広がる性質を持つ。実際には、フィルター44は、フィルター枠41に取り付けられるため、図7のフィルター44のように、それぞれの層は、隙間なく連なっている。
図8のフィルター44は、横方向Xに浸水しやすい編み方を用いている。フィルター44を筒状に縫製することにより、1層目に供給された水が、横方向Xに浸水しやすい特性を利用して、2層目にも浸水しやすくなる。また、3層目に供給された水が、横方向Xに浸水しやすい特性を利用して、4層目にも浸水しやすくなる。結果として、加湿性能を向上することができる。なお、筒状のフィルター44を2つ用いたが、1つ或いは複数用いてもよい。
図9は、フィルター枠41の分解斜視図である。フィルター枠41は、風上側フィルター枠46と風下側フィルター枠47で構成する。このような構成にすることにより、フィルター部42を容易にフィルター枠41から取り外すことが可能になり、メンテナンスがしやすくなる。また、風上側フィルター枠46と風下側フィルター枠47には、フィルター部42に向かって伸びるピン48を等間隔に設ける。すなわち、風上側フィルター枠46のピン48は風下方向に、風下側フィルター枠47のピン48は風上方向に伸びている。このピン48はフィルター部42に刺さる構成となるので、フィルター部42が自重でずれることなく、正規の位置に保持できる。
また、風上側フィルター枠46は風下側フィルター枠47よりも浅い。すなわち、空気が流れる方向において、風上側フィルター枠46の厚さは風下側フィルター枠47の厚さよりも小さい。
先述の通り、風上側のフィルター44は汚れやすいが、同様に、風上側フィルター枠46も汚れやすい。すなわち、汚れがつきにくい風下側フィルター枠47を深く、風上側フィルター枠46を浅くしておくことで、汚れがつきやすい風上側フィルター枠46を取り扱いしやすく、結果として、メンテナンスが容易になる。
さらに、図10のように、フィルター枠41には、脱着検知手段49を設ける。これは、本体ケース1に加湿フィルター12が取り付けられていない場合に、送風部3およびポンプモータ18の運転を停止するものである。これは、メンテナンス等で取り外した加湿フィルター12の取り付け忘れや、正しく組みつけられていなかった場合に、本体の運転を停止することで漏水を防ぐ効果が期待できる。脱着検知手段49の一例としては、フィルター枠41に組み込まれた磁石と、本体ケース1に組み込まれた、磁石を検知可能なセンサーで構成し、磁石とセンサーが一定距離以上はなれたときに検知する構成などがある。
図10のように、加湿フィルター12は下端をドレンパン部16(図4)に収め、上部を可動式のストッパー50で止める構成にする。ストッパー50により加湿フィルター12を固定状態と解除状態に切り替えることができる。
図5から図7、および、図9に示すように、本実施形態における特徴は、フィルター部42の上方のフィルター枠41に、フィルター部42からの水飛びを抑制する水飛び抑制部51を有する点である。
例えば、フィルター部42は、フィルター枠41内に配置されているが、フィルター枠41内の下方寄りに配置されると、フィルター部42と風下側フィルター枠47の上部との間に隙間ができ、送風部3によって送風される空気によって、風上側フィルター枠46の供給部15から滴下する水が、風下側へ飛ばされ易くなる場合がある。この対応として、フィルター部42とフィルター枠41の隙間を全て覆う形状も考えられるが、この場合、結果として加湿面積を減少させることになり加湿能力の低下を招くことになる。
このような場合には、水飛び抑制部51は、フィルター枠41(風上側フィルター枠46)の上部に設けた給水規制部54を有している。給水規制部54は、風上側フィルター枠46の供給部15の下端からフィルター部42の風上側に向かって下方に延びる形状をしており、フィルター部42の上端より下方まで延びている。供給部15から滴下してきた水は、給水規制部54において誘導されながら、給水規制部54のみに伝いながらフィルター部42に供給されることになる。これによりフィルター部42とフィルター枠41の間に風が通過する隙間ができたとしても、水は給水規制部54以外には滴下しないので、水が風に煽られて飛ばされることがなくなる。さらに、図示していないが給水規制部54には、給水規制部54を伝う水が風に煽られて飛ばないように両サイドには防風リブを配置している。以上のように、加湿に供されない水飛びを抑制できるので、結果として、加湿能力の低下を低減できる。
また、水飛び抑制部51として、給水規制部54には、給水規制部54からフィルター部42側へ延びたフィルター支持部56を有している。フィルター支持部56は、給水規制部54からフィルター部42側へ延びた棒状のピンである。このピンはフィルター部42に刺さる構成となるので、フィルター部42が自重でずれることなく、正規の位置に保持できる。ユーザーがフィルター部42をこのフィルター支持部56に差しさえすれば、フィルター部42の上端は、給水規制部54の下端より上部に配置されることになるので、給水規制部54を伝ってきた水は、確実にフィルター部42に給水されることになる。このように、加湿に供されない水飛びを抑制できるので、結果として、加湿能力の低下を低減できる。
また、水飛び抑制部51は、給水規制部54に対してフィルター部42を挟んで対向するようにフィルター枠41に設けたカバー部55を有している。カバー部55は、送風方向において給水規制部54に対して対向するようにフィルター部42の風下側のフィルター枠41に設けられている。カバー部55は、風下側フィルター枠47に配置されることになる。給水規制部54の風下にカバー部55があることにより、給水規制部54の周囲の風速を低下させることができる。給水規制部54を伝う水に対して煽る風の風速が低くなれば、水飛びの可能性を低くすることができる。なお、カバー部55は、給水規制部54の投影形状を包含するような形状であれば風速低減の効果を得ることができるので、本実施例の形状に限るものではない。以上のように、加湿に供されない水飛びを抑制できるので、結果として、加湿能力の低下を低減できる。
本発明に係る加湿装置は、家庭用や事務所用などに使用される加湿装置等として有用である。
1 本体ケース
2 加湿手段
3 送風部
4 仕切板部
4A 第1の連通部
4B 第2の連通部
5 第1の空間部
6 第2の空間部
7 吸込口
8 吹出口
9 操作部
10 風路
11 貯水容器
12 加湿フィルター
13 水供給部材
14 ポンプ部
15 供給部
16 ドレンパン部
17 ポンプ
18 ポンプモータ
19 第1の管
20 第2の管
21 連結ユニット
22 第1の連結部
23 第2の連結部
24 第1の前面空間部
25 第1の背面空間部
26 ケーシング
27 モーター
28 羽根
29 吐出口
30 吸気口
31 タンク部
32 タンク
33 タンク開口
34 蓋
35 弁機構
36 タンクハンドル
41 フィルター枠
42 フィルター部
43 流入部分
44 フィルター
45 水路
46 風上側フィルター枠
47 風下側フィルター枠
48 ピン
49 脱着検知手段
50 ストッパー
51 水飛び抑制部
54 給水規制部
55 カバー部
56 フィルター支持部
61 フロントパネル
62 プレフィルター
63 フック

Claims (3)

  1. 吸込口と吹出口とを有する本体ケースと、
    前記本体ケース内には、水を貯水できる貯水容器と、
    前記貯水容器の水を保水する加湿フィルターと、
    前記貯水容器内の水を前記加湿フィルターへ供給する水供給部材と、
    前記加湿フィルターに送風する送風部と、を備え、
    前記加湿フィルターは、
    吸水性を持つフィルター部と、
    前記フィルター部を保持するフィルター枠と、を有し、
    前記水供給部材は、前記フィルター枠の上部に、前記フィルター部へ水を供給する供給部を有し、
    前記供給部は、風上側の前記フィルター枠の上部に、前記供給部から水が滴下する前記供給部の水路を有し、
    前記フィルター部の上方の前記フィルター枠には、前記フィルター部からの水飛びを抑制する水飛び抑制部を有し、
    前記水飛び抑制部は、前記フィルター枠の上部に設けた給水規制部を有し、
    前記給水規制部は、前記供給部の前記水路の下方の前記フィルター枠の上部から風上側方向および下方に延び、更に下方に延び、
    前記フィルター部が、前記フィルター枠内の下方寄りに配置され、前記フィルター部と前記フィルター枠の上部との間に隙間ができる場合にも、前記給水規制部の下端は前記フィルター部の上端より下方まで配置されることを特徴とする加湿装置。
  2. 前記給水規制部には、前記給水規制部から前記フィルター部側へ延びたフィルター支持部を有することを特徴する請求項1記載の加湿装置。
  3. 前記水飛び抑制部は、前記給水規制部に対して前記フィルター部を挟んで対向するように前記フィルター枠に設けたカバー部を有することを特徴とする請求項1記載の加湿装置。
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