JP7441777B2 - サイドノズル、レーザ溶接機、及びレーザ溶接方法 - Google Patents

サイドノズル、レーザ溶接機、及びレーザ溶接方法 Download PDF

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Description

本発明は、サイドノズル、レーザ溶接機、及びレーザ溶接方法に関する。
レーザ溶接機は、板金の溶接箇所にレーザビームを照射して溶接箇所を溶接するときに、溶融した金属が酸素と反応することを抑制するシールドガスを溶接箇所に噴射する。レーザ溶接機の溶接ヘッドには、溶接しようとする製品の種類または製品における溶接箇所の位置に応じて、各種のノズルが選択的に装着されて使用される(特許文献1参照)。
例えば、箱形の製品外側の山部分の溶接箇所を溶接する際には、サイドノズルが使用される。サイドノズルは、溶接ヘッドに取り付けられるヘッド取付部の側方にシールドガスを噴射するガス噴射ノズルが設けられている。レーザ溶接機がサイドノズルを使用して溶接箇所を溶接するとき、ガス噴射ノズルは溶接ヘッドの移動方向の後方より溶接箇所に向けてシールドガスを噴射する。サイドノズルを使用すると、溶接箇所のシールド性に優れるという利点がある。
一方、箱形の製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接する際には、細型ノズルが使用される。レーザ溶接機が細型ノズルを使用して溶接箇所を溶接するとき、細型ノズルは溶接箇所の直上から溶接箇所に向けてシールドガスを噴射する。細型ノズルは、谷部分の溶接箇所に接近してシールドガスを噴射することができるという利点がある。
特開2015-58448号公報
レーザ溶接機が山部分の溶接箇所と谷部分の溶接箇所との双方を溶接する場合、オペレータは、山部分の溶接箇所を溶接するときには溶接ヘッドにサイドノズルを取り付け、谷部分の溶接箇所を溶接するときには溶接ヘッドに細型ノズルを取り付ける必要がある。ノズルの交換によって溶接ヘッドに新たにサイドノズルを取り付けると、溶接箇所に対するガス噴射ノズルの位置調整が必要となる。溶接ヘッドに取り付けるノズルの交換は煩雑であり、加えて、位置調整等の時間を要するという問題がある。
溶接ヘッドに取り付けるノズルとしてサイドノズルを用いて、山部分の溶接箇所と谷部分の溶接箇所との双方を溶接することができるサイドノズル、レーザ溶接機、及びレーザ溶接方法の登場が望まれる。
1またはそれ以上の実施形態の第1の態様によれば、レーザ溶接機の溶接ヘッドに取り付けられ、前記溶接ヘッドより射出されて溶接箇所に照射されるレーザビームが通る開口を有するヘッド取付部と、前記ヘッド取付部の側方に取り付けられ、シールドガスを前記溶接箇所に噴射するガス噴射ノズルとを備え、前記ガス噴射ノズルは、前記ヘッド取付部に近い側に配置され、第1のガス配管によってシールドガスが供給されるメインノズルと、前記メインノズルよりも前記ヘッド取付部から離れて前記メインノズルに隣接するように配置され、第2のガス配管によってシールドガスが供給されるサブノズルとを有し、前記サブノズルは、前記メインノズルに対して着脱自在であるサイドノズルが提供される。
1またはそれ以上の実施形態の第2の態様によれば、レーザ発振器と、前記レーザ発振器より射出されたレーザビームが供給される溶接ヘッドと、前記溶接ヘッドに取り付けられたサイドノズルとを備え、前記サイドノズルは、前記溶接ヘッドに取り付けられ、前記溶接ヘッドより射出されて溶接箇所に照射されるレーザビームが通る開口を有するヘッド取付部と、前記ヘッド取付部の側方に取り付けられ、シールドガスを前記溶接箇所に噴射するガス噴射ノズルとを有し、前記ガス噴射ノズルは、前記ヘッド取付部に近い側に配置され、第1のガス配管によってシールドガスが供給されるメインノズルと、前記メインノズルよりも前記ヘッド取付部から離れて前記メインノズルに隣接するように配置され、第2のガス配管によってシールドガスが供給されるサブノズルとを有し、前記サブノズルは、前記メインノズルに対して着脱自在であるレーザ溶接機が提供される。
1またはそれ以上の実施形態の第3の態様によれば、レーザ発振器より射出されたレーザビームを溶接ヘッドに供給し、前記溶接ヘッドに供給されたレーザビームを、サイドノズルに備えられており、レーザビームが通る開口を有して前記溶接ヘッドに取り付けられたヘッド取付部を介して溶接箇所に照射し、製品外側の山部分の溶接箇所を溶接する際には、前記ヘッド取付部の側方に取り付けられたガス噴射ノズルを、前記ヘッド取付部に近い側に配置され、第1のガス配管によってシールドガスが供給されるメインノズルと、前記メインノズルよりも前記ヘッド取付部から離れて前記メインノズルに隣接するように配置され、第2のガス配管によってシールドガスが供給されるサブノズルとを一体化した状態で、前記メインノズル及び前記サブノズルより前記溶接箇所にシールドガスを噴射し、製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接する際には、前記ガス噴射ノズルを、前記サブノズルを前記メインノズルより分離して前記メインノズルのみの状態として、前記メインノズルより前記溶接箇所にシールドガスを噴射するレーザ溶接方法が提供される。
1またはそれ以上の実施形態のサイドノズル、レーザ溶接機、及びレーザ溶接方法によれば、溶接ヘッドに取り付けるノズルとしてサイドノズルを用いて、山部分の溶接箇所と谷部分の溶接箇所との双方を溶接することができる。
図1は、1またはそれ以上の実施形態のレーザ溶接機を示す側面図である。 図2は、メインノズルとサブノズルとを一体化した状態のガス噴射ノズルを備える1またはそれ以上の実施形態のサイドノズルを示す斜視図である。 図3は、サブノズルをメインノズルより分離した状態のガス噴射ノズルを備える1またはそれ以上の実施形態のサイドノズルを示す斜視図である。 図4は、サブノズルを裏面から見た平面図である。 図5は、ガス噴射ノズルの詳細な構成を示す平面図である。 図6は、比較例としてのガス噴射ノズルを示す平面図である。 図7Aは、図2に示すメインノズルとサブノズルとを一体化した状態のガス噴射ノズルよりシールドガスを噴射しているときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した図面代用写真である。 図7Bは、図6に示すガス噴射ノズルよりシールドガスを噴射しているときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した図面代用写真である。 図8Aは、図2に示すガス噴射ノズルを用いて山部分の溶接箇所を溶接したときの加工品質を示す図面代用写真である。 図8Bは、図6に示すガス噴射ノズルを用いて山部分の溶接箇所を溶接したときの加工品質を示す図面代用写真である。 図9Aは、図2に示すガス噴射ノズルに多孔質金属体で構成されている整流部材を装着したときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した図面代用写真である。 図9Bは、図2に示すガス噴射ノズルにメッシュ材を積層した整流部材を装着したときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した図面代用写真である。 図10Aは、多孔質金属体で構成されている整流部材を装着したガス噴射ノズルを用いて板金の角部にR面取り加工を施したときの加工品質を示す図面代用写真である。 図10Bは、図10Aの一点鎖線の丸で囲んだ部分の図面代用拡大写真である。 図10Cは、メッシュ材を積層した整流部材を装着したガス噴射ノズルを用いて板金の角部にR面取り加工を施したときの加工品質を示す図面代用写真である。 図10Dは、図10Cの一点鎖線の丸で囲んだ部分の図面代用拡大写真である。
以下、1またはそれ以上の実施形態のサイドノズル、レーザ溶接機、及びレーザ溶接方法について、添付図面を参照して説明する。
図1において、ロボット型のレーザ溶接機100は、多関節ロボット10、溶接ヘッド20、溶接ヘッド20に取り付けられたサイドノズル30、レーザ発振器40を備える。溶接ヘッド20は、多関節ロボット10のアーム11の先端に取り付けられている。レーザ発振器40は、一例としてファイバレーザ発振器である。レーザ発振器40が発振して射出されるレーザビームは、光ファイバ41を介して溶接ヘッド20へと供給される。サイドノズル30は、レーザビームを溶接対象の板金Wの溶接箇所に照射する。サイドノズル30は、ガス噴射ノズルより溶接箇所に向けて窒素ガスまたはアルゴンガスよりなるシールドガスを噴射する。
図2~図5を用いて、サイドノズル30の詳細な構成を説明する。図2に示すように、サイドノズル30は、溶接ヘッド20に取り付けられるヘッド取付部31を備える。ヘッド取付部31は、上端部に円形の開口31aを有し、下端部に図示されていない円形の開口を有する。溶接ヘッド20より射出された一点鎖線で示すレーザビームは、上端部の開口31a及び下端部の開口を通って溶接箇所に照射される。
ヘッド取付部31の側方には、シールドガスを噴射するガス噴射ノズル32が取り付けられている。ガス噴射ノズル32は、メインノズル321とサブノズル322とより構成されている。メインノズル321は、ヘッド取付部31に近い側に配置されている。サブノズル322は、メインノズル321よりもヘッド取付部31から離れてメインノズル321に隣接するように配置されている。サブノズル322は、メインノズル321に対して着脱自在である。即ち、メインノズル321とサブノズル322とは互いに分離可能に構成されている。図3は、サブノズル322をメインノズル321より取り外した状態を示している。
図2または図3に示すように、メインノズル321には、サブノズル固定体33を介して第1の支持体34が取り付けられている。図4は、サブノズル322を裏面から見た状態を示している。サブノズル322の上方位置には、L字状の取付具323がねじ止めされており、取付具323には、上方に突出するL字状の固定具324がねじ止めされている。固定具324の側面3241と鉤状の先端部3242の下面3243とをサブノズル固定体33の側面331及び上面332にそれぞれ接触させて、サブノズル着脱ボルト35を締め付けることにより、サブノズル322はメインノズル321に固定される。
図3及び図4より理解できるように、サブノズル322のメインノズル321に接近または離隔する方向の位置は、側面3241及び331が接触することによって位置決めされる。サブノズル322の第1の支持体34に接近または離隔する方向の位置は、固定具324の第1の支持体34と対向する側の端面が第1の支持体34に接触することによって位置決めされる。よって、メインノズル321とサブノズル322とは、常に一定の状態で連結される。
第1の支持体34は、上下調整ボルト36によって第2の支持体37に固定されている。第1の支持体34は、第2の支持体37に対する上下方向の位置を調整自在とされている。第1の支持体34の第2の支持体37に対する上下方向の位置を調整して上下調整ボルト36を締め付けることにより、第1の支持体34の第2の支持体37に対する上下方向の位置が固定される。
ヘッド取付部31には、第3の支持体38が固定されている。第2の支持体37の第3の支持体38に対する回転方向の位置が調整されて回転調整ボルト39を締め付けることにより、第2の支持体37の第3の支持体38に対する回転方向の位置が固定される。
このように、ガス噴射ノズル32は回転方向の位置が調整されるので、ガス噴射ノズル32の先端部(下端部)をレーザビームが照射される溶接箇所に接近させたり離隔させたりすることができる。ガス噴射ノズル32の先端部の位置は、溶接箇所に照射されるレーザビームに干渉することなく、溶接箇所から離れすぎていない適切な位置となるように調整される。
レーザ溶接機100が谷部分の溶接箇所を溶接するとき、ガス噴射ノズル32が製品と干渉してしまうことがある。この場合、第1の支持体34を第2の支持体37に対して上方向の位置に固定することによって、ガス噴射ノズル32(メインノズル321)が製品と干渉することを回避することができる。第2の支持体37には、矢印状のインジケータ303がボルト304によって固定されている。ヘッド取付部31には、マーク301及び302が設けられている。ボルト304を緩めれば、インジケータ303の回転方向の位置を調整することができる。
ガス噴射ノズル32及び第1の支持体34を下方に位置させているときには、図2及び図3に示すように、オペレータは、インジケータ303が下方のマーク302を指すようにインジケータ303の回転方向の位置を調節する。ガス噴射ノズル32及び第1の支持体34を上方に位置させているときには、オペレータは、インジケータ303が上方のマーク301を指すようにインジケータ303の回転方向の位置を調節する。これによって、ガス噴射ノズル32が上方に位置しているか下方にしているかを容易に判断することができる。
メインノズル321には、メインノズル321用のガス配管311(第1のガス配管)によってシールドガスが供給される。サブノズル322には、サブノズル322用のガス配管312(第2のガス配管)によってシールドガスが供給される。メインノズル321の図示されていないガス供給口には、メインノズル321に供給するシールドガスの供給装置からシールドガスが供給される。メインノズル321は先端部(下端部)からシールドガスを噴射する。サブノズル322のガス供給口313には、サブノズル322に供給するシールドガスの供給装置からシールドガスが供給される。サブノズル322は先端部(下端部)からシールドガスを噴射する。
図2に示すように、ガス供給口313とガス配管接続部3221との間には、ワンタッチ継手314が設けられている。サブノズル322をメインノズル321より取り外す場合には、ワンタッチ継手314を外すことによってガス配管312がガス供給口313と非連結とされる。
図5を用いて、ガス噴射ノズル32の詳細な構成を説明する。メインノズル321は、図示のような形状に切断された金属の柱状体にドリルで断面円形の貫通孔よりなるメイン管路321hを形成したものである。メインノズル321は、溶接箇所で反射したレーザビームによって溶融しにくい銅によって形成することが好ましい。メイン管路321hの内径は例えば12mmである。
サブノズル322は、図示のような形状に切断された金属の板状体にドリルで断面円形の2本の貫通孔よりなるサブ管路322h1(第1のサブ管路)及びサブ管路322h2(第2のサブ管路)を形成したものである。サブノズル322を銅によって形成してもよいが、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成することが好ましい。サブノズル322をアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成すれば、サイドノズル30を軽量化することができる。サイドノズル30を軽量化すれば、多関節ロボット10が溶接ヘッド20及びサイドノズル30を動かす際の負担を軽減することができる。
サブノズル322は溶接箇所から離れているので、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成しても溶融することはない。サブ管路322h1及び322h2の内径も例えば12mmである。
メイン管路321hは、屈曲部h3より下方の傾斜直線部h1と、屈曲部h3より上方の直線部h2とを有する。屈曲部h3は、傾斜直線部h1と直線部h2との境界である。直線部h2はレーザビームの進行方向とほぼ平行であり、傾斜直線部h1は屈曲部h3から溶接箇所に近付くように傾斜している。
サブ管路322h1及び322h2は、それぞれ、屈曲部h13及びh23より下方の傾斜直線部h11及びh21と、屈曲部h13及びh23より上方の直線部h12及びh22とを有する。屈曲部h13及びh23は、傾斜直線部h11及びh21と直線部h12及びh22との境界である。直線部h12及びh22はレーザビームの進行方向とほぼ平行であり、傾斜直線部h11及びh21は、それぞれ、屈曲部h13及びh23から溶接箇所に近付くように傾斜している。
メイン管路321hとサブ管路322h1及び322h2の屈曲部h3、h13、及びh23は、ガス噴射ノズル32の高さ方向の中央よりも上方に形成されている。ガス噴射ノズル32のシールドガスが入射される上端部を第1の端部、シールドガスを噴射する下端部を第2の端部とすれば、屈曲部h3、h13、及びh23は、第1の端部と前記第2の端部との中央よりも第1の端部側に形成されている。直線部h2、h12、及びh22に供給されたシールドガスは、屈曲部h3、h13、及びh23で進行方向が曲げられて、傾斜直線部h1、h11、及びh21に進む。
傾斜直線部h1、h11、及びh21は、屈曲部h3、h13、及びh23からガス噴射ノズル32の先端に向かうに従って、互いの間隔が狭くなるように形成されている。よって、ガス噴射ノズル32の上端の直線部h2、h12、及びh22から供給されたシールドガスは、溶接箇所に向かって収束した状態で噴射される。傾斜直線部h1、h11、及びh21の先端が、シールドガスの噴出口である。
直線部h2、h12、及びh22の上端部には、シールドガスを整流する整流部材325が装着されている。直線部h2、h12、及びh22の上端部は内径が14mmに拡大されており、内径が拡大された部分が整流部材325を収納する収納部h20、h120、及びh220となっている。整流部材325は、多孔質金属体で構成されていることが好ましい。多孔質金属体は一例としてニッケルによって構成されている。整流部材325は直径14mm(マイナス公差)で厚さ約10mmの円柱形であり、直線部h2、h12、及びh22の各収納部h20、h120、及びh220に2つずつ装着されている。
溶接箇所で反射したレーザビームがガス噴射ノズル32の先端部より傾斜直線部h1、h11、またはh21内に侵入することがある。ガス噴射ノズル32は屈曲部h3、h13、及びh23を有するため、レーザビームが整流部材325に到達して整流部材325を損傷することを軽減することができる。
レーザ溶接機100が溶接ヘッド20にサイドノズル30を取り付けて、例えば箱形の製品外側の山部分の溶接箇所と製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接するとき、オペレータは、ガス噴射ノズル32を次のように使い分ける。
まず、製品外側の山部分の溶接箇所を溶接する際には、図2に示すように、オペレータは、ガス噴射ノズル32をメインノズル321とサブノズル322とを一体化した状態とする。図2では図示されていない溶接ヘッド20から供給されたレーザビームは、溶接ヘッド20を介して溶接箇所に照射される。このとき、溶接箇所には、メインノズル321のメイン管路321hとサブノズル322の2本のサブ管路322h1及び322h2を通って供給されるシールドガスが噴射される。レーザ溶接機100は、溶接ヘッド20及びサイドノズル30を矢印で示す移動方向に移動させ、メインノズル321及びサブノズル322は移動方向の後方より溶接箇所に向けてシールドガスを噴射する。
メインノズル321とサブノズル322とを一体化した状態のガス噴射ノズル32が溶接箇所にシールドガスを噴射することにより、溶接箇所は良好にシールドされる。さらに、ガス噴射ノズル32が図5に示すように構成されていることにより、ガス噴射ノズル32を備えるサイドノズル30を使用すると、従来のサイドノズルを使用する場合よりも溶接箇所は良好にシールドされる。従来のサイドノズルとサイドノズル30とのシールド性の比較については後述する。
一方、製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接する際には、図3に示すように、オペレータは、サブノズル322をメインノズル321より分離してガス噴射ノズル32をメインノズル321のみの状態とする。このとき、上記のように、メインノズル321が製品と干渉する場合には、第1の支持体34を第2の支持体37に対して上方向の位置に固定してメインノズル321が製品と干渉することを回避する。溶接箇所には、メインノズル321のメイン管路321hを通って供給されるシールドガスが噴射される。
レーザ溶接機100は、図3では図示されていない溶接ヘッド20及びサイドノズル30を矢印で示す移動方向に移動させ、メインノズル321は移動方向の後方より溶接箇所に向けてシールドガスを噴射する。
製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接するために、サイドノズル30をメインノズル321のみとすることにより、溶接箇所への接近性を大幅に向上させることができる。サイドノズル30をメインノズル321のみとすることにより、溶接箇所への接近性を、細型ノズルを使用する場合と同様に近付けることができる。
製品外側の山部分の溶接箇所を溶接する場合と製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接する場合とで、溶接ヘッド20に取り付けるノズルはサイドノズル30で維持されている。従って、サイドノズル30を細型ノズルに交換する必要はなく、溶接ヘッド20に装着するノズルを交換するという煩雑な作業は不要である。また、溶接箇所とメインノズル321との位置関係はメインノズル321にサブノズル322を取り付けても、サブノズル322をメインノズル321より分離しても変わらない。従って、ガス噴射ノズル32(メインノズル321)の角度を調整して、溶接箇所とメインノズル321との位置関係を再調整する必要もない。
メインノズル321とサブノズル322とを一体化した状態と、サブノズル322をメインノズル321より分離した状態とで、高々、ガス噴射ノズル32(メインノズル321)の上下方向の位置を調整するのみでよい。
次に、従来のサイドノズルとサイドノズル30とのシールド性を比較する。図6は、従来のサイドノズルが備える比較例としてのガス噴射ノズル320を示している。ガス噴射ノズル320は、メイン管路mhと2本のサブ管路sh1及びsh2を備える。メイン管路mh及びサブ管路sh1は直線状に形成されている。サブ管路sh2は、下端部近傍の位置に屈曲部sh21を有する。サブ管路sh2は、上端部から屈曲部sh21まで直線状に形成されている。メイン管路mhと2本のサブ管路sh1及びsh2の内径は12mmである。ガス噴射ノズル320は、銅によって形成されている。
メイン管路mhと2本のサブ管路sh1及びsh2の上端部は内径が拡大されており、内径が拡大された部分の収納部にシールドガスを整流する整流部材326が装着されている。整流部材326は、円形のメッシュ材を、2つのメッシュ材の間にスペーサを介して例えば10枚積層することによって構成されている。但し、ここでの従来のサイドノズルとサイドノズル30とのシールド性の比較においては、整流部材325を共通に用いて行った。
図7Aは、メインノズル321とサブノズル322とを一体化した状態のガス噴射ノズル32よりシールドガスを噴射しているときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した写真である。メインノズル321(メイン管路321h)の流量を10リットル/分、サブノズル322(サブ管路322h1及び322h2の合計)の流量を20リットル/分としている。図7Bは、図6に示すガス噴射ノズル320よりシールドガスを噴射しているときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した写真である。メイン管路mhの流量を10リットル/分、サブ管路sh1及びsh2の合計の流量を20リットル/分としている。
図7Aと図7Bとを比較すれば、ガス噴射ノズル32を用いた図7Aの方が、ガス噴射ノズル320を用いた図7Bよりも乱流が少なく層流となっていることが分かる。図7Bにおいて乱流が多いのは、サブ管路sh2の下端部近傍の位置に屈曲部sh21が形成されていることにより、シールドガスが流れる方向が変化するからと考えられる。上記のように、メイン管路321hとサブ管路322h1及び322h2の屈曲部h3、h13、及びh23は、ガス噴射ノズル32の高さ方向の中央よりも上方に位置している。少なくともガス噴射ノズル32の高さ方向の中央から下端部までは、メイン管路321hとサブ管路322h1及び322h2は屈曲部を有さず直線状であるのがよい。
なお、管路の内径が小さいほどシールドガスの流速が速くなり、乱流を発生させる要因となる。ガス噴射ノズル32においては適宜の範囲で内径が大きいほど、乱流の低減に補助的な作用をもたらしていると考えられる。
図8A及び図8Bを用いて、ガス噴射ノズル32を用いた場合とガス噴射ノズル320を用いた場合との加工品質を比較する。図8A及び図8Bは、板厚1.5mmのステンレス鋼(SUS304)の2枚の板金を半引き角継手で溶接した場合を例とする。半引き角継手とは、一方の板金の面の端部を他方の板金の板厚の中央部に位置させた状態で溶接することである。
シールドガスとしてアルゴンガスを用い、メイン管路321hまたはmhの流量を30リットル/分、サブ管路322h1及び322h2またはsh1及びsh2の流量を40リットル/分としている。
図8Aに示すように、ガス噴射ノズル32を用いた場合には、溶接箇所である2枚の板金の角部は溶接の開始端である右側端部から終端の左側端部まで加工品質が良好である。一方、図8Bに示すように、ガス噴射ノズル320を用いた場合には、2枚の板金の角部における溶接の開始端側の一点鎖線で囲んだ範囲において、ビード焼けが発生し、加工品質が良好でない。図8A及び図8Bでは、溶接箇所のシールド能力を比較するために、ガス留め用ジグを使用せず溶接している。
さらに、多孔質金属体で構成されている整流部材325と、メッシュ材を10枚積層した整流部材326とのシールド性を比較する。上記のように、整流部材326は従来のサイドノズルが備えるガス噴射ノズル320で用いられている。整流部材325と整流部材326とのシールド性を比較するため、ガス噴射ノズル32を備えるサイドノズル30を共通に用い、収納部h20、h120、及びh220に整流部材325と整流部材326とを選択的に装着してシールドガスの流れを解析する。
図9Aは、多孔質金属体で構成されている整流部材325を用いてガス噴射ノズル32よりシールドガスを噴射しているときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した写真である。図9Bは、メッシュ材を10枚積層した整流部材326を用いてガス噴射ノズル32よりシールドガスを噴射しているときのシールドガスの流れを、シュリーレン装置及び高速度カメラで解析した写真である。いずれも、メインノズル321(メイン管路321h)の流量を10リットル/分、サブノズル322(サブ管路322h1及び322h2の合計)の流量を20リットル/分としている。
図9Aと図9Bとを比較すれば、多孔質金属体で構成されている整流部材325用いた図9Aの方が、メッシュ材を10枚積層した整流部材326を用いた図9Bよりも乱流が少なく層流となっていることが分かる。整流部材以外の条件が同じであるため、多孔質金属体で構成されている整流部材325はシールドガスの流れを層流に近付ける効果を奏することが分かる。
図10A~図10Dを用いて、整流部材325を用いた場合と整流部材326を用いた場合との加工品質を比較する。図10A~図10Dは板金にR面取り加工を施した場合を例とする。R面取り加工とは角部を丸く面取りする加工である。図10A及び図10Bは整流部材325を用いた場合を示し、図10C及び図10Dは整流部材326を用いた場合を示している。
シールドガスとしてアルゴンガスを用い、メイン管路321hの流量を30リットル/分、サブ管路322h1及び322h2の流量を40リットル/分としている。
図10B及び図10Dは、それぞれ、図10A及び図10Cに一点鎖線の丸で囲んで示す溶接の開始端側である端部の拡大写真である。図10Bと図10Dとを比較すれば明らかなように、多孔質金属体で構成されている整流部材325を用いた図10A及び図10Bの方が、ビード焼けが少なく加工品質が良好である。図10C及び図10Dよりも図10A及び図10Bの方が加工品質が良好であるのは、整流部材325を用いる方が、ガス噴射ノズル32から噴射されるシールドガスに乱流が少なく層流となっているからと考えられる。
整流部材325を用いる場合、整流部材325が損傷して交換が必要になったときに、整流部材325の交換が容易であるという効果も奏する。円形のメッシュ材を積層した整流部材326を用いる場合、整流部材326が損傷して交換が必要になったときには、円形のメッシュ材を積層して整流部材326を作製するという工数が必要であるので、整流部材326を交換する作業が煩雑である。
以上のように、1またはそれ以上の実施形態のサイドノズル30は、メインノズル321に対して着脱自在のサブノズル322を有するガス噴射ノズル32を備える。従って、溶接ヘッド20に取り付けるノズルとして1つのサイドノズル30を用いながら、山部分の溶接箇所と谷部分の溶接箇所との双方を溶接することができる。谷部分の溶接箇所を溶接するときに、溶接ヘッド20に取り付けるノズルを細型ノズルに交換する必要はない。このとき、メインノズル321を銅によって形成し、サブノズル322をアルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成すれば、サイドノズル30を軽量化することができる。
ガス噴射ノズル32は次のように構成されていることが好ましい。メインノズル321はメイン管路321hを有し、サブノズル322の2つのサブ管路322h1及び322h2を有する。メイン管路321h及びサブ管路322h1及び322h2は、シールドガスが入射される第1の端部側に形成された直線部h2、h12、及びh22と、シールドガスを噴射する第2の端部側に形成された傾斜直線部h1、h11及びh21とを有する。直線部h2、h12、及びh22と傾斜直線部h1、h11及びh21との間は、屈曲部h3、h13、及びh23となっている。屈曲部h3、h13、及びh23を第1の端部と前記第2の端部との中央よりも第1の端部側に形成し、傾斜直線部h1、h11及びh21には、屈曲部が形成されていない。
ガス噴射ノズル32をこのように構成すれば、シールドガスの乱流を少なくして層流に近付けることができ、加工品質を向上させることができる。
第1の端部側の直線部h2、h12、及びh22に、多孔質金属体で構成された、シールドガスを整流する整流部材325を装着することが好ましい。多孔質金属体で構成された整流部材325を装着すると、メッシュ材を積層した整流部材326装着した場合よりもシールドガスの乱流を少なくして層流に近付けることができる。よって、加工品質をさらに向上させることができる。
1またはそれ以上の実施形態のレーザ溶接機100は、溶接ヘッド20に以上のように構成されたサイドノズル30を取り付けているので、溶接ヘッド20に取り付けるノズルを交換することなく、山部分の溶接箇所と谷部分の溶接箇所との双方を溶接することができる。1またはそれ以上の実施形態のレーザ溶接機100は、ガス噴射ノズル32を上記のような具体的な構成とすることにより、良好な加工品質で板金Wを溶接することができる。
1またはそれ以上の実施形態のレーザ溶接方法は、製品外側の山部分の溶接箇所を溶接する際には、メインノズルとサブノズルとを一体化した状態で溶接箇所にシールドガスを噴射する。また、1またはそれ以上の実施形態のレーザ溶接方法は、製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接する際には、メインノズルのみの状態として溶接箇所にシールドガスを噴射する。よって、溶接ヘッド20に取り付けるノズルを細型ノズルに交換することなく、山部分と谷部分双方の溶接箇所を溶接することができる。
本発明は以上説明した1またはそれ以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。図2及び図3においては、溶接ワイヤ(フィラーワイヤ)を供給する溶接ワイヤ供給部の図示を省略している。板金Wの溶接時に溶接ワイヤが使用されることがあってもよい。
10 多関節ロボット
11 アーム
20 溶接ヘッド
30 サイドノズル
31 ヘッド取付部
31a 開口
32 ガス噴射ノズル
311 ガス配管(第1のガス配管)
312 ガス配管(第2のガス配管)
321 メインノズル
321h メイン管路
322 サブノズル
322h1 サブ管路(第1のサブ管路)
322h2 サブ管路(第2のサブ管路)
40 レーザ発振器
41 光ファイバ
100 レーザ溶接機
h1,h11,h21 傾斜直線部
h2,h12,h22 直線部
h3,h13,h23 屈曲部
W 板金

Claims (7)

  1. レーザ溶接機の溶接ヘッドに取り付けられ、前記溶接ヘッドより射出されて溶接箇所に照射されるレーザビームが通る開口を有するヘッド取付部と、
    前記ヘッド取付部の側方に取り付けられ、シールドガスを前記溶接箇所に噴射するガス噴射ノズルと、
    を備え、
    前記ガス噴射ノズルは、
    前記ヘッド取付部に近い側に配置され、第1のガス配管によってシールドガスが供給されるメインノズルと、
    前記メインノズルよりも前記ヘッド取付部から離れて前記メインノズルに隣接するように配置され、第2のガス配管によってシールドガスが供給されるサブノズルと、
    を有し、
    前記サブノズルは、前記メインノズルに対して着脱自在である
    サイドノズル。
  2. 前記メインノズルは銅によって形成され、
    前記サブノズルは、アルミニウムまたはアルミニウム合金によって形成されている
    請求項1に記載のサイドノズル。
  3. 前記メインノズルは、金属の柱状体に形成された貫通孔よりなるメイン管路を有し、
    前記サブノズルは、金属の板状体に形成された2本の貫通孔よりなる第1及び第2のサブ管路を有し、
    前記メイン管路と前記第1及び第2のサブ管路は、
    シールドガスが入射される第1の端部側に形成された直線部と、
    シールドガスを噴射する第2の端部側に形成され、前記溶接箇所に近付くように傾斜する傾斜直線部と、
    前記直線部と前記傾斜直線部との境界であってシールドガスの進行方向が曲げられる屈曲部と、
    を有し、
    前記屈曲部は、前記第1の端部と前記第2の端部との中央よりも前記第1の端部側に形成されており、
    前記傾斜直線部には、屈曲部が形成されていない
    請求項1または2に記載のサイドノズル。
  4. 前記メイン管路と前記第1及び第2のサブ管路の前記直線部に、多孔質金属体で構成され、シールドガスを整流する整流部材が装着されている請求項3に記載のサイドノズル。
  5. レーザ発振器と、
    前記レーザ発振器より射出されたレーザビームが供給される溶接ヘッドと、
    前記溶接ヘッドに取り付けられたサイドノズルと、
    を備え、
    前記サイドノズルは、
    前記溶接ヘッドに取り付けられ、前記溶接ヘッドより射出されて溶接箇所に照射されるレーザビームが通る開口を有するヘッド取付部と、
    前記ヘッド取付部の側方に取り付けられ、シールドガスを前記溶接箇所に噴射するガス噴射ノズルと、
    を有し、
    前記ガス噴射ノズルは、
    前記ヘッド取付部に近い側に配置され、第1のガス配管によってシールドガスが供給されるメインノズルと、
    前記メインノズルよりも前記ヘッド取付部から離れて前記メインノズルに隣接するように配置され、第2のガス配管によってシールドガスが供給されるサブノズルと、
    を有し、
    前記サブノズルは、前記メインノズルに対して着脱自在である
    レーザ溶接機。
  6. レーザ発振器より射出されたレーザビームを溶接ヘッドに供給し、
    前記溶接ヘッドに供給されたレーザビームを、サイドノズルに備えられており、レーザビームが通る開口を有して前記溶接ヘッドに取り付けられたヘッド取付部を介して溶接箇所に照射し、
    製品外側の山部分の溶接箇所を溶接する際には、前記ヘッド取付部の側方に取り付けられたガス噴射ノズルを、前記ヘッド取付部に近い側に配置され、第1のガス配管によってシールドガスが供給されるメインノズルと、前記メインノズルよりも前記ヘッド取付部から離れて前記メインノズルに隣接するように配置され、第2のガス配管によってシールドガスが供給されるサブノズルとを一体化した状態で、前記メインノズル及び前記サブノズルより前記溶接箇所にシールドガスを噴射し、
    製品内側の谷部分の溶接箇所を溶接する際には、前記ガス噴射ノズルを、前記サブノズルを前記メインノズルより分離して前記メインノズルのみの状態として、前記メインノズルより前記溶接箇所にシールドガスを噴射する
    レーザ溶接方法。
  7. 前記メインノズル及び前記サブノズルのシールドガスが入射される端部で、多孔質金属体で構成された整流部材によって前記シールドガスを整流する請求項6に記載のレーザ溶接方法。
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