JP7440747B2 - 情報処理装置、情報処理システムおよびネットワーク疎通確認方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システムおよびネットワーク疎通確認方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システムおよびネットワーク疎通確認方法に関する。
近年、ICT(Information and Communication Technology)基盤を1つのシステムに集約した仮想化基盤(HCI:Hyper Converged Infrastructure)の技術が進展している。
仮想化基盤は、複数台のサーバによってコンピューティングおよびストレージの機能を集約する。また、外部接続の共有ストレージ装置を不要とし、SDS(Software Defined Storage)技術を用いて、サーバの内蔵ストレージを全サーバからアクセスできる仮想的な共有ストレージとして利用可能にする。
仮想化基盤は、構成がシンプルで、サーバ上のソフトウェアによりリソースを制御して活用することができ、また拡張性も高い。このため、導入および運用管理が容易であり、リソースが不足した場合にはサーバの増設により容易にスケールアウトができる等の特長を有する。
このような仮想化基盤のネットワーク構築では、サーバ内の運用管理ソフトウェアによって、構築、増設および運用情報等の設定が自動的に行われる。
ネットワーク構築に関連する技術としては、例えば、VM(Virtual Machine)間の通信確認の組み合わせを決定して論理通信区間の状態を確認し、物理装置間の通信確認の組み合わせを決定して物理通信区間の状態を確認する技術が提案されている。
また、物理接続情報と設計情報とを比較して接続関係に誤りがあると判定した場合、設計情報に対応した所定の設定の適用可能かを判定する技術が提案されている。さらに、仮想ネットワークシステムに通信トラフィックを流し、通信状況を監視することで構成要素に対する通信の疎通確認を含む、仮想ネットワークシステムの動作検証を行う技術が提案されている。
特開2016-201760号公報 特開2018-110345号公報 特開2014-154925号公報
仮想化基盤のネットワーク構築では、運用管理ソフトウェアによる自動構築を起動させる前に、サーバとLAN(Local Area Network)とを接続するスイッチの設定やネットワークケーブルの結線等の手作業が行われる。
しかし、手作業の段階で誤設定があると、自動構築の各処理段階でエラーメッセージが出力されるため、作業者は、エラーメッセージが上がる度に手作業により誤りを訂正し、再度、運用管理ソフトを実行することになり、作業の手戻りが発生する。このため、運用管理ソフトウェアの自動構築にもとづくネットワーク構築が行われる前に、誤設定を自動検知することができる技術が求められている。
1つの側面では、本発明は、ネットワーク構築前の誤設定の検知を可能にした情報処理装置、情報処理システムおよびネットワーク疎通確認方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、情報処理装置が提供される。情報処理装置は、ネットワークの疎通確認を行う疎通確認プログラムを保持する記憶部と、ネットワーク内のサーバに疎通確認プログラムを送信し、サーバに疎通確認を実行させて、サーバから送信された実行結果を収集し、実行結果の正誤判定を行う制御部とを有する。制御部は、ネットワークを構築する際のサーバへのハイパーバイザの導入前に、疎通確認プログラムを実行させるためのネットワークチェック処理用OS(Operating System)をサーバにマウントし、ネットワークチェック処理用OSに疎通確認プログラムを送信して疎通確認を実行させる。
また、上記課題を解決するために、上記情報処理装置と同様の制御を実行する情報処理システムが提供される。
さらに、上記課題を解決するために、コンピュータが上記情報処理装置と同様の制御を実行するネットワーク疎通確認方法が提供される。
1側面によれば、ネットワーク構築前の誤設定を検知することができる。
情報処理システムの一例を説明するための図である。 仮想化基盤システムの構成の一例を示す図である。 システム導入時の作業手順の一例を示す図である。 ネットワークケーブル結線の誤りの一例を示す図である。 VLAN設定の誤りの一例を示す図である。 ネットワークケーブルの結線トラブルの一例を示す図である。 通信帯域不足の一例を示す図である。 外部サーバによるネットワークサービスが利用できない場合の一例を示す図である。 管理サーバの機能ブロックの一例を示す図である。 管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 システム導入時の作業手順の一例を示す図である。 ネットワークチェック処理の起動の一例を示すフローチャートである。 ネットワークチェッカのマウントおよび疎通確認の流れの一例を示す図である。 疎通確認結果の出力の流れの一例を示す図である。 ネットワークチェッカのマウントおよび疎通確認の流れの一例を示す図である。 ネットワークチェッカで確認される項目の一例を示す図である。 サーバ間の疎通状態の一例を示す図である。 未構築サーバに対する仮IPアドレスの割り振りの一例を示す図である。 仮IPアドレスの第3オクテットの割り振りの一例を示す図である。 ネットワークチェック処理のシーケンスの一例を示す図である。 ネットワークチェック処理の動作の一例を示すフローチャートである。 ネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。 ネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。 ネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。 ネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。 ネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。 ネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態について図1を用いて説明する。図1は情報処理システムの一例を説明するための図である。情報処理システム1-1は、情報処理装置1とサーバ2を備え、情報処理装置1とサーバ2は、LANを介して接続されている。なお、サーバ2は複数台でもよい。また、情報処理装置1は、サーバまたは保守用の端末である。
情報処理装置1は、制御部1aおよび記憶部1bを備える。記憶部1bは、ネットワークの疎通確認を行う疎通確認プログラムを保持する。なお、ここでのネットワークとは、情報処理システム1-1が包含される情報通信環境である。
制御部1aは、ネットワークに配置されるサーバ2に疎通確認プログラムを送信し、サーバ2に疎通確認を実行させて、サーバ2から送信された実行結果を収集し、実行結果の正誤判定を行う。なお、制御部1aの機能は、情報処理装置1が備える図示しないプロセッサが、所定のプログラムを実行することによって実現される。
図1に示す例を用いて動作について説明する。
〔ステップS1〕情報処理装置1内の制御部1aは、ネットワークを構築するための疎通確認を行う疎通確認プログラムprをサーバ2に送信する。
〔ステップS2〕サーバ2内のOS(Operating System)2aは、疎通確認プログラムprを実行する。
〔ステップS3〕OS2aは、疎通確認プログラムprの実行結果を情報処理装置1に送信する。
〔ステップS4〕制御部1aは、サーバ2から送信された実行結果と、正誤判定用の疎通状態(想定する疎通状態)が示されたテーブルとを照合して正誤判定を行う。
〔ステップS5〕制御部1aは、正誤結果をGUI(Graphical User Interface)により通知する。
このように、情報処理システム1-1では、サーバに疎通確認プログラムを送信して疎通確認を実行させ、サーバから送信された実行結果と、想定する疎通状態とを照合して正誤判定を行う。これにより、ネットワーク構築前の誤設定を検知することができる。
[第2の実施の形態]
次に情報処理システム1-1の機能を仮想化基盤システムに適用した第2の実施の形態について説明する。最初に、仮想化基盤システムの構成について説明する。
<仮想化基盤システム>
図2は仮想化基盤システムの構成の一例を示す図である。仮想化基盤システムsy1は、サーバsv1、sv2および集約スイッチ(ネットワークスイッチ)30を備える。サーバsv1は、リモートマネージメントコントローラ(Remote Management Controller:IRMC)10aを含み、サーバsv2は、リモートマネージメントコントローラ20aを含む。
集約スイッチ30は、リモートマネージメントコントローラ10aと、管理LAN#1、#2および業務LANとを接続し、リモートマネージメントコントローラ20aと、管理LAN#1、#2および業務LANとを接続する。
管理LANは、システム管理に用いられる管理用ネットワークであり、業務LANは、業務を運用するために用いられる業務用ネットワークである。管理LANおよび業務LANは、セキュリティポリシやネットワーク性能の要件から複数のVLAN(Virtual LAN)で分割されており、LANの設定は、プラットフォームの利用顧客ごとに自由度がある。
なお、管理LAN#1は、例えば、サーバの電源オン/オフ/再起動や、OSをインストールするときに使用するLANであり、管理LAN#2は、例えば、サーバにOSをインストールした後の通信で使用するLANである。
リモートマネージメントコントローラ10aは、運用管理ソフトウェア10a1、OS10a2およびクラスタ10a3を含み、リモートマネージメントコントローラ20aは、OS20a2およびクラスタ20a3を含む。サーバsv1、sv2内のOS10a2、20a2は、ハイパーバイザとも呼ばれる。また、クラスタ10a3、20a3は、複数のコンピュータをクラスタリングするアプリケーションソフトウェアである。
サーバsv1に配置される運用管理ソフトウェア10a1は、システムの構築、増設、運用時に発生する各装置への設定を自動化するためのソフトウェアである。運用管理ソフトウェア10a1は、システム内の少なくとも1台のサーバが有していればよい。運用管理ソフトウェア10a1によって各機器の集中管理が行われるため、各種操作の自動化が実現される。
<システム導入時の作業手順>
図3はシステム導入時の作業手順の一例を示す図である。本発明が適用される以前の作業手順を示している。ステップS11は、1台目のサーバに対して運用管理ソフトウェアを動作させるまでの手作業の流れを示している。ステップS12は、2台目以降のサーバに対して、運用管理ソフトウェアによって自動構築が行われる流れを示している。
〔ステップS11a〕集約スイッチ30の設定が行われる。
〔ステップS11b〕集約スイッチ30とサーバ間とのネットワーク結線(回線接続)が行われる。
〔ステップS11c〕サーバのハードウェア設定が行われる。
〔ステップS11d〕サーバにOSのインストールが行われる。
〔ステップS11e〕システム構築情報がサーバにインポートされ、運用管理ソフトウェアが設定される。システム構築情報としては、構成情報(サーバ間の接続情報等)、構築資材(インストールメディア)および設定値一覧リストがある。なお、設定値一覧リストには、例えば、顧客からヒアリングして得た各種パラメータ(IP(Internet Protocol)アドレスやコンピュータ名等)が含まれる。
〔ステップS12a〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のOSを各サーバにインストールする。
〔ステップS12b〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のOSを設定する。
〔ステップS12c〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のネットワーク設定を行う。
〔ステップS12d〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のクラスタ設定を行う。
〔ステップS12e〕運用管理ソフトウェアの移動が行われる。
このように、ステップS11では、運用管理ソフトを動作させるまでの手作業での構築が行われる。また、ステップS12は、運用管理ソフトによる自動構築が行われ、2台目以降のOSインストールから始まって、システムとして稼働できる状態までが全自動で構築される。
なお、ステップS12は、ステップS11a、S11bが正しく設定されていることが前提で動作可能であるため、集約スイッチ30の設定やネットワーク結線に誤りがある場合、運用管理ソフトウェアの各構築処理で問題が検出され、利用者にエラーメッセージが表示される。
利用者は、エラーメッセージが上がった場合は、集約スイッチ30の設定およびネットワーク結線を確認し、手作業により誤りを訂正した上で、再度、運用管理ソフトを実行することになる。また、設定の誤り(結線誤りも含む)は、複数同時に起こりうるため、ステップS11、S12の手順の反復作業が発生する場合もある。
<ネットワークの誤設定の例>
図4から図8を用いてネットワークの誤設定の例について説明する。図4はネットワークケーブル結線の誤りの一例を示す図である。サーバsv1は、管理LANポートA1、A2および業務LANポートB1、B2を有する。集約スイッチ30は、管理LANポートa1、a2および業務LANポートb1、b2を有する。
状態g1では、管理LANポートA2と管理LANポートa2が接続され、業務LANポートB2と業務LANポートb2が接続されており、正しい結線状態になっている。
一方、状態g2では、管理LANポートA1と業務LANポートb1が接続され、業務LANポートB1と管理LANポートa1が接続されており、管理LANポートと業務LANポートが反対になった誤った結線状態になっている。
このような、結線誤りによるネットワーク誤設定があると、運用管理ソフトウェアの自動構築が停止してしまい、エラーメッセージが送信されることになる。
図5はVLAN設定の誤りの一例を示す図である。サーバsv1と集約スイッチ30との接続において、管理LANポートA1と管理LANポートa1が接続され、業務LANポートB1と業務LANポートb1が接続されている。また、管理LANポートA2と管理LANポートa2が接続され、業務LANポートB2と業務LANポートb2が接続されている。物理的な結線はすべて正しく結線されているとする。
テーブルTa1は、管理LAN_タグ(tag)VLAN、vMotion_タグVLAN、vSAN_タグVLANおよび業務LAN_タグVLANの項目を有し、集約スイッチ30側のポートにおける設定状況を示している。
なお、vMotionおよびvSANは、VMware(登録商標)で提供される機能であり、vMotionは、サーバ内で稼動している仮想マシンをシャットダウンすることなく、稼働したまま別のサーバに移動(マイグレーション)する。また、vSANは、ストレージを仮想的に束ねて単一の共有ストレージとして提供する。vMotion_タグVLANは、vMotionを行う際に使用されるVLANであり、vSAN_タグVLANは、vSANを行う際に使用されるVLANである。
テーブルTa1において、ポートb1は、業務LAN_タグVLANが設定済みであり、ポートa2は、管理LAN_タグVLAN、vMotion_タグVLAN、vSAN_タグVLANが設定済みであり、ポートb2は、業務LAN_タグVLANが設定済みである。
一方、ポートa1は、管理LAN_タグVLANおよびvMotion_タグVLANは設定済みであるが、vSAN_タグVLANは設定誤りになっている。VLAN設定の誤りとしては、設定抜けや設定値一覧リストとの不一致がある。
このような、VLAN設定誤りによるネットワーク誤設定があると、運用管理ソフトウェアの自動構築が停止してしまい、エラーメッセージが送信されることになる。
図6はネットワークケーブルの結線トラブルの一例を示す図である。サーバsv1と集約スイッチ30との接続において、業務LANポートB1と業務LANポートb1が接続され、管理LANポートA2と管理LANポートa2が接続され、業務LANポートB2と業務LANポートb2が接続されて、それぞれリンクアップしている。
一方、管理LANポートA1と管理LANポートa1の間はリンクアップされていない状態である(何らかの原因で通信不可状態になっている)。このように、ネットワーク誤設定によってリンクアップしていない回線が存在すると、運用管理ソフトウェアの自動構築が停止してしまい、エラーメッセージが送信されることになる。
図7は通信帯域不足の一例を示す図である。サーバsv1は、管理LANポートA1、A2および業務LANポートB1、B2を有し、サーバsv2は、管理LANポートA3、A4および業務LANポートB3、B4を有する。集約スイッチ30は、管理LANポートa1、・・・、a4および業務LANポートb1、・・・、b4を有する。
管理LANポートA1と管理LANポートa1が接続され、業務LANポートB1と業務LANポートb1が接続されている。管理LANポートA2と管理LANポートa2が接続され、業務LANポートB2と業務LANポートb2が接続されている。
管理LANポートA3と管理LANポートa3が接続され、業務LANポートB3と業務LANポートb3が接続されている。管理LANポートA4と管理LANポートa4が接続され、業務LANポートB4と業務LANポートb4が接続されている。
ここで、管理LANポートA3と管理LANポートa3間の通信帯域は、集約スイッチ30が有する通信帯域を超えて帯域不足が生じている。このような、帯域不足が生じるようなネットワーク誤設定があると、運用管理ソフトウェアの自動構築が停止してしまい、エラーメッセージが送信されることになる。
図8は外部サーバによるネットワークサービスが利用できない場合の一例を示す図である。集約スイッチ30には、サーバsv1、・・・、svnが接続される。さらに、集約スイッチ30には、外部サーバとして、例えば、DNS(Domain Name System)サーバ41、NTP(Network Time Protocol)サーバ42およびDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ43が接続されている。
このような構成において、外部サーバに対してネットワーク誤設定があると、ネットワークサービスを利用することができない。ネットワークサービスが利用できない例としては、DNSサーバ41による名前解決が不可、NTPサーバ42による時刻同期が不可、またはDHCPサーバ43によるIPアドレスの割り当てが不可であるといったことが生じうる。
このような、外部サーバに対するネットワークサービスが利用不可となるネットワーク誤設定があると、運用管理ソフトウェアの自動構築が停止してしまい、エラーメッセージが送信されることになる。
ここで、管理LAN#1は、上述したように、サーバの電源オン/オフ/再起動や、OSをインストールするときに使用するLANであるので、管理LAN#1に関する結線は作業の最初に行われるところである。このため、管理LAN#1の誤設定は早い段階で判明しやすい。
一方、管理LAN#2は、サーバにOSをインストールした後の通信で使用するLANであり、業務LANもOSのインストール後に使用するLANであるため、OSをインストールした後でなければネットワークの通信状態を確認することができない。
このため、従前では、OSをインストールする前に設定値を目視で確認することが行われているが、目視での確認ミスがあった場合には、運用管理ソフトウェアによる自動構築の途中でエラーが検出されることとなり、設定作業の手戻りが発生している。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、ネットワークを構築する前に、ネットワークの設定誤りを未然に防ぐものである。
<管理サーバ>
第2の実施の形態について以下説明する。図9は管理サーバの機能ブロックの一例を示す図である。管理サーバ10は、制御部11および記憶部12を備える。管理サーバ10は、図1に示した情報処理装置1の機能を実現する。制御部11は、図1の制御部1aに対応し、記憶部12は、図1の記憶部1bに対応する。
制御部11は、リモートマネージメントコントローラの機能を実行し、また、運用管理ソフトウェアの動作を実行する。さらに、制御部11は、入力処理部11a、表示処理部11b、構築処理呼び出し部11cおよび構築処理部11dを含む。
入力処理部11aは、作業者から入力されたシステム構築情報(構成情報、構築資材および設定値一覧リスト等)の入力処理を行い記憶部12に保持する。構築処理部11dは、システム構築情報にもとづいて、ネットワーク構築に関する複数の構築処理を行う。複数の構築処理としては、ネットワークチェック処理11d1、OSインストール11d2、OS設定11d3、ネットワーク設定11d4、クラスタ設定11d5および運用管理ソフトウェアの移動11d6がある。
構築処理呼び出し部11cは、構築処理部11dで行われている構築処理を呼び出す。表示処理部11bは、構築処理呼び出し部11cで呼び出された構築処理の内容や照合結果およびエラーメッセージ等を出力表示する。記憶部12は、入力処理部11aで入力処理されたシステム構築情報を保持する。システム構築情報としては、構成情報12a、構築資材情報12bおよび設定値一覧リスト12cがある。
<ハードウェア構成>
図10は管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。管理サーバ10は、プロセッサ(コンピュータ)100によって全体制御されている。プロセッサ100は、制御部11の機能を実現する。
プロセッサ100には、バス103を介して、メモリ101、入出力インタフェース102およびネットワークインタフェース104が接続されている。
プロセッサ100は、マルチプロセッサであってもよい。プロセッサ100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、またはPLD(Programmable Logic Device)である。またプロセッサ100は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
メモリ101は、記憶部12の機能を実現し、管理サーバ10の主記憶装置として使用される。メモリ101には、プロセッサ100に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、メモリ101には、プロセッサ100による処理に要する各種データが格納される。
また、メモリ101は、管理サーバ10の補助記憶装置としても使用され、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。メモリ101は、補助記憶装置として、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)等の半導体記憶装置やHDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録媒体を含んでもよい。
バス103に接続されている周辺機器としては、入出力インタフェース102およびネットワークインタフェース104がある。入出力インタフェース102は、キーボードやマウス等の情報入力装置を接続可能であって、情報入力装置から送られてくる信号をプロセッサ100に送信する。
さらにまた、入出力インタフェース102は、周辺機器を接続するための通信インタフェースとしても機能する。例えば、入出力インタフェース102は、レーザ光等を利用して、光ディスクに記録されたデータの読み取りを行う光学ドライブ装置を接続することができる。光ディスクには、Blu-rayDisc(登録商標)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD-R(Recordable)/RW(Rewritable)等がある。
また、入出力インタフェース102は、メモリ装置やメモリリーダライタを接続することができる。メモリ装置は、入出力インタフェース102との通信機能を搭載した記録媒体である。メモリリーダライタは、メモリカードへのデータの書き込み、またはメモリカードからのデータの読み出しを行う装置である。メモリカードは、カード型の記録媒体である。
ネットワークインタフェース104は、ネットワークに接続してネットワークインタフェース制御を行う。ネットワークインタフェース104には、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線LAN(Local Area Network)カード等を使用することもできる。ネットワークインタフェース104で受信されたデータは、メモリ101やプロセッサ100に出力される。
以上のようなハードウェア構成によって、管理サーバ10の処理機能を実現することができる。例えば、管理サーバ10は、プロセッサ100がそれぞれ所定のプログラムを実行することで本発明の処理を行うことができる。
管理サーバ10は、例えば、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムを実行することにより、本発明の処理機能を実現する。管理サーバ10に実行させる処理内容を記述したプログラムは、様々な記録媒体に記録しておくことができる。
例えば、管理サーバ10に実行させるプログラムを補助記憶装置に格納しておくことができる。プロセッサ100は、補助記憶装置内のプログラムの少なくとも一部を主記憶装置にロードし、プログラムを実行する。
また、光ディスク、メモリ装置、メモリカード等の可搬型記録媒体に記録しておくこともできる。可搬型記録媒体に格納されたプログラムは、例えば、プロセッサ100からの制御により、補助記憶装置にインストールされた後、実行可能となる。またプロセッサ100が、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み出して実行することもできる。
<システム導入時の処理手順>
図11はシステム導入時の作業手順の一例を示す図である。本発明を適用した場合の作業手順を示している。ステップS21は、1台目のサーバに対して運用管理ソフトウェアを動作させるまでの手作業の流れを示している。ステップS22は、2台目以降のサーバに対して、運用管理ソフトウェアによって自動構築が行われる流れを示している。
〔ステップS21a〕集約スイッチ30の設定が行われる。
〔ステップS21b〕集約スイッチ30とサーバ間とのネットワーク結線(回線接続)が行われる。
〔ステップS21c〕サーバのハードウェア設定が行われる。
〔ステップS21d〕サーバにOSのインストールが行われる。
〔ステップS21e〕システム構築情報がサーバにインポートされ、運用管理ソフトウェアが設定される。
〔ステップS22-1〕運用管理ソフトウェアは、ネットワークチェック処理を行う。この場合、運用管理ソフトウェアは、システム構築情報を用いて、各処理段階(OSインストール11d2、OS設定11d3、ネットワーク設定11d4、クラスタ設定11d5および運用管理ソフトウェアの移動11d6)のチェック項目にもとづくネットワークチェック処理を行う。
〔ステップS22a〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のOSをインストールする。
〔ステップS22b〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のOSを設定する。
〔ステップS22c〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のネットワーク設定を行う。
〔ステップS22d〕運用管理ソフトウェアは、サーバ台数分のクラスタ設定を行う。
〔ステップS22e〕運用管理ソフトウェアの移動が行われる。
ここで、ネットワークチェック処理11d1について説明する。ネットワークチェック処理11d1は、システム構築情報を利用して疎通確認プログラムにもとづいて、システムのネットワークをチェックする機構である。
ネットワークチェック処理11d1は、設定値の変更や追加の設定処理が発生した場合にも容易に対応が可能である。また、ネットワークチェック処理11d1は、システムの導入時だけでなく、システム運用中においても利用可能である。また、システムの移設時や増設時においても利用可能である。
システム移設時においては、例えば、システムの移設後、移設先のネットワーク構成に合わせて設定値一覧リストを変更し、ネットワークチェック処理のみを動作させることで、結線・スイッチ設定が妥当か否かを確認できる。
また、システム増設時においては、設定値一覧リストに増設サーバのネットワーク設定値を追加し、ネットワークチェック処理11d1および増設サーバに対する設定処理を動作させることで、結線・スイッチ設定が妥当か否かを確認できる。
<ネットワークチェック処理の起動>
図12はネットワークチェック処理の起動の一例を示すフローチャートである。
〔ステップS31〕未構築のサーバがある場合、制御部11(運用管理ソフトウェア)で包含しているネットワークチェック処理用OS(NWCK-OS)がブートされる。この場合、制御部11が、ネットワークチェック処理用OSを各サーバにマウントして、当該OSを起動する。または、TFTP(Trivial File Transfer Protocol)サーバにて、ネットワークチェック処理用OSを公開し、TFTPサーバからPXE(Preboot execution Environment)ブートでネットワークチェック処理用OSを起動することもできる。
〔ステップS32〕ネットワークチェック処理用OSは、すべてのサーバに疎通確認プログラム(設定値一覧リスト、チェック項目を含む)を送信し、サーバ間およびネットワークサービスの疎通確認を実施する。
〔ステップS33〕ネットワークチェック処理用OSは、結果をファイルに出力する。以降の説明では、ネットワークチェック処理用OSをネットワークチェッカと呼ぶ場合がある。
<ネットワークチェック処理の流れ>
図13はネットワークチェッカのマウントおよび疎通確認の流れの一例を示す図である。情報処理システム1-2は、管理サーバ10、稼働中サーバ20c1、・・・、20cn(総称する場合は稼働中サーバ20c)および増設サーバ20d1、・・・、20dn(総称する場合は増設サーバ20d)を備える。稼働中サーバ20cおよび増設サーバ20dは、例えば、業務サーバに該当する。
管理サーバ10は、制御部11を有し、制御部11は、運用管理ソフトウェア110、OS120およびクラスタ130を有する。運用管理ソフトウェア110は、ネットワークチェッカ111および疎通確認プログラムprを有する。
稼働中サーバ20cは、OS2c2およびクラスタ2c3を有し、さらに業務VM(業務が動作するVM)2c4を含む。
管理サーバ10、稼働中サーバ20cおよび増設サーバ20dは、管理LANにつながるネットワークケーブルで集約スイッチ30に接続される。また、管理サーバ10、稼働中サーバ20cおよび増設サーバ20dは、業務LANにつながるネットワークケーブルで集約スイッチ30に接続される。さらに、管理LANには、外部サーバ40(DNSサーバ41、NTPサーバ42等)が接続されている。
〔ステップS41〕運用管理ソフトウェア110は、管理LANを通じて、ネットワークチェッカ111を増設サーバ20d1、・・・、20dnに送信する。
〔ステップS41a〕増設サーバ20d1、・・・、20dnは、ネットワークチェック処理用OSであるネットワークチェッカ111を自身に設定する(増設サーバ20dにマウントされたネットワークチェッカをネットワークチェッカ111dとする)。
〔ステップS42〕運用管理ソフトウェア110は、管理サーバ10内のOS120に疎通確認プログラムprを設定する。
〔ステップS43〕運用管理ソフトウェア110は、管理LANを通じて、稼働中サーバ20c1、・・・、20cnに疎通確認プログラムprを送信する。
〔ステップS43a〕稼働中サーバ20c1、・・・、20cnは、疎通確認プログラムprをOS2c2に設定する。
〔ステップS44〕運用管理ソフトウェア110は、管理LANを通じて、増設サーバ20d1、・・・、20dnに疎通確認プログラムprを送信する。
〔ステップS44a〕増設サーバ20d1、・・・、20dnは、疎通確認プログラムprをネットワークチェッカ111dに設定する。
〔ステップS45〕管理サーバ10内のOS120は、疎通確認プログラムprを実行し、サーバ間およびネットワークサービスの疎通確認を行い、疎通確認結果を取得する。
〔ステップS46〕稼働中サーバ20c1、・・・、20cn内のOS2c2は、疎通確認プログラムprを実行し、サーバ間およびネットワークサービスの疎通確認を行い、疎通確認結果を取得する。
〔ステップS47〕増設サーバ20d1、・・・、20dn内のネットワークチェッカ111dは、疎通確認プログラムprを実行し、サーバ間およびネットワークサービスの疎通確認を行い、疎通確認結果を取得する。
図14は疎通確認結果の出力の流れの一例を示す図である。
〔ステップS51〕管理サーバ10内のOS120は、疎通確認結果を運用管理ソフトウェア110に送信する。
〔ステップS52〕稼働中サーバ20c1、・・・、20cn内のOS2c2は、疎通確認結果を管理サーバ10内の運用管理ソフトウェア110に送信する
〔ステップS53〕増設サーバ20d1、・・・、20dn内のネットワークチェッカ111dは、疎通確認結果を管理サーバ10内の運用管理ソフトウェア110に送信する。
〔ステップS54〕管理サーバ10内の運用管理ソフトウェア110は、収集した疎通確認結果を正しい疎通確認状態と照合し、照合結果の出力表示を行う。
図15はネットワークチェッカのマウントおよび疎通確認の流れの一例を示す図である。情報処理システム1-3は、管理サーバ10、稼働中サーバ20c1、・・・、20cn、増設サーバ20d1、・・・、20dnおよび保守端末4を備える。情報処理システム1-3では、保守端末4に制御部11の機能を置いて、管理サーバ10の機能を持たせたものである。
管理サーバ10は、運用管理ソフトウェア110、OS120およびクラスタ130を有する。稼働中サーバ20cは、OS2c2、クラスタ2c3および業務VM2c4を含む。保守端末4は制御部11を備え、制御部11は、ネットワークチェッカ111および疎通確認プログラムprを有する。
管理サーバ10、稼働中サーバ20c、増設サーバ20dおよび保守端末4は、管理LANにつながるネットワークケーブルで集約スイッチ30に接続される。
〔ステップS61〕保守端末4内の制御部11は、管理LANを通じて、ネットワークチェッカ111を増設サーバ20d1、・・・、20dnに送信する。
〔ステップS61a〕増設サーバ20d1、・・・、20dnは、ネットワークチェック処理用OSであるネットワークチェッカ111を自身に設定する。
〔ステップS62〕保守端末4は、管理LANを通じて、管理サーバ10に疎通確認プログラムprを送信する。
〔ステップS62a〕管理サーバ10は、疎通確認プログラムprをOS120に設定する。
〔ステップS63〕保守端末4は、管理LANを通じて、稼働中サーバ20c1、・・・、20cnに疎通確認プログラムprを送信する。
〔ステップS63a〕稼働中サーバ20c1、・・・、20cnは、疎通確認プログラムprをOS2c2に設定する。
〔ステップS64〕保守端末4は、管理LANを通じて、増設サーバ20d1、・・・、20dnに疎通確認プログラムprを送信する。
〔ステップS64a〕増設サーバ20d1、・・・、20dnは、疎通確認プログラムprをネットワークチェッカ111dに設定する。
〔ステップS65〕管理サーバ10内のOS120は、疎通確認プログラムprを実行し、サーバ間およびネットワークサービスの疎通確認を行い、疎通確認結果を取得する。
〔ステップS66〕稼働中サーバ20c1、・・・、20cn内のOS2c2は、疎通確認プログラムprを実行し、サーバ間およびネットワークサービスの疎通確認を行い、疎通確認結果を取得する。
〔ステップS67〕増設サーバ20d1、・・・、20dn内のネットワークチェッカ111dは、疎通確認プログラムprを実行し、サーバ間およびネットワークサービスの疎通確認を行い、疎通確認結果を取得する。
<ネットワークチェッカで確認される項目>
図16はネットワークチェッカで確認される項目の一例を示す図である。テーブルT1は、ネットワークチェッカで確認される項目を示しており、サーバ間ネットワークに関する疎通確認および外部サーバのネットワークサービスに関する疎通確認の項目を含む。
サーバ間ネットワークに関する疎通確認としては、管理LAN/業務LANの結線状態、管理LAN疎通状態、管理LAN(migration LAN)疎通状態、管理LAN(storage LAN)疎通状態、業務LAN疎通状態および通信帯域状態がある。外部サーバのネットワークサービスに関する疎通確認としては、DNS設定、NTP設定およびDHCP設定がある。具体的なチェック処理の内容については後述する。
<疎通状態が示されたテーブル>
図17はサーバ間の疎通状態の一例を示す図である。ネットワークチェック処理を行う場合、図に示すような、システムとして正しい疎通状態をテーブルT2であらかじめ管理しておき、疎通確認プログラムによる実行結果と、テーブルT2とを照らし合わせて、妥当性が判断される。
テーブルT2の例では、サーバsv1とサーバsv2とで想定されうる疎通状態(正しい疎通状態)が示されている。サーバsv1は、スロットst1、st2を有し、スロットst1はポートP0、P1を含み、スロットst2はポートP0、P1を含む。同様にサーバsv2は、スロットst1、st2を有し、スロットst1はポートP0、P1を含み、スロットst2はポートP0、P1を含む。
また、ポートP0は、VLANポートとして、ポートp0、・・・、p4を含み、ポートP1は、VLANポートとして、ポートp0、・・・、p4を含む。ポートp0は、管理LANのポートであり、ポートp1、p2は、業務LANのポートである。ポートp3は、vMotion LANのポートであり、ポートp4は、storage LANのポートである。
このようなテーブルマトリクスにおいて、例えば、サーバsv1は、サーバsv2のスロットst1のポートP0のポートp0と相互通信が行われる。したがって、ネットワークチェッカによって、この相互通信が可能であるか否かがチェックされる。
また、サーバsv1は、サーバsv2のスロットst1のポートP0のポートp1と相互通信は行われない。したがって、ネットワークチェッカによって、この相互通信が実際に不可であるか否かがチェックされる。例えば、ネットワークチェッカによって相互通信可能と判定された場合、結線等の誤りがあり、誤結線と判定される。
<仮IPアドレスの割り振り>
図18は未構築サーバに対する仮IPアドレスの割り振りの一例を示す図である。システムが未構築の場合において、制御部11は、疎通確認を行うために仮のIPアドレスをサーバに割り振ってネットワークチェックを行う。
この場合、各サーバでの重複を防止するため、例えば、同一スロット番号の同一ポート番号上のLAN同士に同一のネットワークアドレスを割り振って、同一ネットワークに存在するLAN同士で通信可否を確認する。
テーブルT3において、例えば、サーバsv1のスロットst1のポートP0のVLAN(mgmt)にはIPアドレス(192.168.8.1)が割り振られ、サーバsv2のスロットst1のポートP0のVLAN(mgmt)にはIPアドレス(192.168.8.2)が割り振られ、このIPアドレスで通信できることが確認される。また、IPアドレス(192.168.8.1)と、IPアドレス(192.168.8.2)間以外では通信が不可になることが確認される。
なお、IPアドレスに割り振る場合の体系としては、この例では、各ポートに4つのVLANを割り振り、1つのホストの1つのVLANに対して1つのサブネットを割り振る(マスク長=24)。
図19は仮IPアドレスの第3オクテットの割り振りの一例を示す図である。ビット0=z、ビット1=y、ビット2=0、ビット3=x、ビット4=x、ビット5=x、ビット6=0、ビット7=0とする。
zはポート種別とし、z=0でポートP0、z=1でポートP1とする。yはスロット種別とし、y=0でスロットst1、y=1でスロットst2とする。
また、xxxはVLANタイプとする。例えば、xxx=000は欠番、xxx=001は、mgmt LAN(管理LAN)とし、xxx=010は、lm LANとし、xxx=011は、vsan LANとし、xxx=100は、smb1 LANとし、xxx=101は、smb2 LANとし、xxx=110は、production LAN(業務LAN)とする。
例えば、スロットst1、ポートP0、mgmt LANの場合、00001000=8と割り振られる。スロットst1、ポートP0、production LANの場合、00110000=48と割り振られる。スロットst2、ポートP1、lm LANの場合、00010011=19と割り振られる。
なお、仮IPアドレスの第4オクテットの割り振りとしては、サーバの号機と一致させる。例えば、サーバsv1が1号機であるならば、仮IPアドレスの第4オクテット=1とする。
<ネットワークチェック処理のシーケンス>
図20はネットワークチェック処理のシーケンスの一例を示す図である。管理サーバ10と増設サーバ20dとの間のシーケンスの一例を示す。また、外部サーバとしては、DNSサーバおよびDHCPサーバとのネットワークサービスチェックを行うとする。
〔ステップS71〕管理サーバ10は制御部11を備え、制御部11内の運用管理ソフトウェア110は、増設サーバ20dにネットワークチェッカ111d(ネットワークチェック処理用OS)を送信する。
〔ステップS72〕管理サーバ10内のネットワークチェッカ111は、疎通確認プログラムprを起動する。
〔ステップS73〕運用管理ソフトウェア110は、増設サーバ20d内のネットワークチェッカ111dに疎通確認プログラムprを送信する。
〔ステップS74〕ネットワークチェッカ111は、システム構築情報を記憶部12に要求して取得する。
〔ステップS75〕ネットワークチェッカ111は、テーブルT1のチェック項目にもとづき、疎通確認プログラムprを用いてpingコマンドによる疎通確認を実行し、管理サーバ10の疎通確認を行う。
〔ステップS75a〕ネットワークチェッカ111は、疎通確認結果を保持する。
〔ステップS76〕ネットワークチェッカ111は、増設サーバ20dのネットワークチェッカ111dに対して、疎通確認の実行指示を与える(実行指示を与え、ACKを得る)。
〔ステップS77〕ネットワークチェッカ111dは、テーブルT1のチェック項目にもとづき、疎通確認プログラムprを用いてpingコマンドによる疎通確認を実行し、増設サーバ20dの疎通確認を行う。
〔ステップS77a〕ネットワークチェッカ111dは、疎通確認結果を保持する。
〔ステップS77b〕ネットワークチェッカ111dは、疎通確認結果を管理サーバ10に送信する。
〔ステップS78〕ネットワークチェッカ111は、DNSサーバに対するネットワークサービスチェック(名前解決のチェック)を行う。
〔ステップS78a〕ネットワークチェッカ111は、DNSサーバに対するネットワークサービスチェックの結果を記憶部12に保持する。
〔ステップS79〕ネットワークチェッカ111は、DHCPのサーバ側の動作に関するネットワークサービスチェック(DHCPのクライアント側にIPアドレスを割り当てる動作のチェック)を行う。
〔ステップS80〕ネットワークチェッカ111は、DHCPのクライアント側の動作に関するネットワークサービスチェック(DHCPのサーバ側からIPアドレスが割り当てられる動作のチェック)を行う。
〔ステップS81〕ネットワークチェッカ111は、増設サーバ20dのネットワークチェッカ111dに対してDHCPのクライアント側の動作に関するネットワークサービスチェックを実行させる(実行指示を与え、ACKを得る)。
〔ステップS82〕ネットワークチェッカ111は、DHCPサーバに対するネットワークサービスチェックの結果を記憶部12に保持する。
〔ステップS83〕記憶部12は、管理サーバ10、増設サーバ20d、稼働中サーバの疎通確認結果および疎通確認実行ログをスレーブ系の情報として保持する。
〔ステップS84〕制御部11は、ステップS83で保持された情報を集計し、集計結果をGUIで出力表示する。
〔ステップS85〕記憶部12は、集計結果および出力表示結果をマスタ系の情報として保持する。
<チェック項目にもとづく動作>
図21はネットワークチェック処理の動作の一例を示すフローチャートである。図16のテーブルT1に示した各チェック項目に対して疎通確認を行う場合の動作フローを示している。なお、ステップS91からステップS96まではサーバ間ネットワークの疎通確認が行われ、ステップS97からステップS99までは外部サーバに対するネットワークサービスの確認が行われる。
〔ステップS91〕ネットワークチェッカ111は、管理LAN/業務LANの結線状態の確認を行う。管理LAN/業務LANの結線状態は、各サーバの管理LAN/業務LANのNICに対するネットワーク結線である。
ネットワークチェッカ111によって各サーバ上でコマンドが実施されて(ethertool)、結線状態がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、結線されていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS92〕ネットワークチェッカ111は、管理LAN疎通状態の確認を行う。管理LAN疎通状態は、各サーバ間の管理LANにおける疎通状態である。ネットワークチェッカによって各サーバの各ポート間で疎通コマンドが実施されて(ping)、管理LANの疎通状態がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、管理LANが片系であることに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS93〕ネットワークチェッカ111は、管理LAN(migration LAN)疎通状態の確認を行う。管理LAN(migration LAN)疎通状態は、各サーバ間の管理LANとして、例えば、VLANのうちのmigration LANにおける疎通状態である。
ネットワークチェッカ111によって各サーバの各ポート間で疎通コマンドが実施されて(ping)、migration LANにおける疎通状態がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、集約スイッチ30にmigration LAN用のVLAN設定がされていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS94〕ネットワークチェッカ111は、管理LAN(storage LAN)疎通状態の確認を行う。管理LAN(storage LAN)疎通状態は、各サーバ間の管理LANとして、例えば、VLANのうちのstorage LANにおける疎通状態である。
ネットワークチェッカ111によって各サーバの各ポート間で疎通コマンドが実施されて(ping)、storage LANにおける疎通状態がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、集約スイッチ30にstorage LAN用のVLAN設定がされていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS95〕ネットワークチェッカ111は、業務LAN疎通状態の確認を行う。業務LAN疎通状態は、各サーバ間の業務LANにおける疎通状態である。ネットワークチェッカ111によって各サーバの各ポート間で疎通コマンドが実施されて(ping)、業務LANの疎通状態がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、集約スイッチ30に業務LAN用のVLAN設定がされていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS96〕ネットワークチェッカ111は、通信帯域状態の確認を行う。通信帯域状態は、各サーバの管理LAN/業務LANの通信帯域の状態である。ネットワークチェッカ111によって各サーバ上でコマンドが実施されて(ethertool)、管理LAN/業務LANの通信帯域がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、通信帯域が確保できていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS97〕ネットワークチェッカ111は、DNSサーバ41の設定の確認を行う。DNS設定は、DNSサーバ41の設定に関するものである。ネットワークチェッカ111によって管理サーバ上でコマンドが実施されて(dig)、DNSサーバ111の設定がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、DNSサーバ111の設定が正常になされていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS98〕ネットワークチェッカ111は、NTPサーバ42の設定の確認を行う。NTP設定は、NTPサーバ42の設定に関するものである。ネットワークチェッカ111によって管理サーバ上でコマンドが実施されて(ntpdate)、NTPサーバ42の設定がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、NTPサーバ42の設定が正常になされていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
〔ステップS99〕ネットワークチェッカ111は、DHCPサーバ43の設定の確認を行う。DHCP設定は、DHCPサーバ43の設定に関するものである。ネットワークチェッカ111によって管理サーバ上でDNCPのサーバ動作および管理サーバ以外のサーバ(スレーブに相当するサーバ)上でDHCPのクライアント動作が実施され、DHCPサーバ43の設定がチェックされる。これにより、ネットワーク構築前に、DHCPサーバ43の設定が正常になされていないことに起因する障害等の検出が可能になる。
<ネットワークチェック処理の結果表示>
図22はネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。ネットワークチェック時にエラーが検出されない場合は、疎通確認結果画面m1が運用管理ソフトウェア110のGUIで表示される。
疎通確認結果画面m1では、LINKUP_OK(管理LAN疎通状態の確認)、SPEED_OK(通信帯域状態の確認)、CONNECTIVITY_OK(結線、VLANの設定状態の確認)、DHCP_OK(DHCPサーバ43の設定の確認)、DNS_OK(DNSサーバ41の設定の確認)、NTP_OK(NTPサーバ42の設定の確認)が表示されている。なお、“OK”は、疎通確認が正常に行われたことを示す。例えば、LINKUP_OKは、管理LAN疎通状態の確認が正常に行われたことを示している。
(管理LANと業務LANとの結線が反対になっている場合)
図23はネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。疎通確認結果画面m2は、誤結線時の表示結果の一例を示している。サーバ側の結線で管理LANと業務LANの結線が反対にされている場合、運用管理ソフトウェアのGUIで図のような結果が表示される。
テーブルT11は、サーバ(サーバ号機)、スロット、ポート(ポート番号)、管理LAN、vMotion LAN、vSAN LANおよび業務LANの項目を有する。サーバsv1のスロットst0のポートP0、P1において、(管理LAN、vMotion LAN、vSAN LAN、業務LAN)=(Fail、Fail、Fail、Fail)となっている。ポートP0とポートP1との結線が反対にされている。このような画面が表示されることで、作業者は容易に誤設定箇所を認識することができる。
(VLAN設定においてstorage LANのタグ設定を誤った場合)
図24はネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。疎通確認結果画面m3は、管理LANのVLAN設定においてstorage LANのタグ設定を誤った場合の表示結果の一例を示している。テーブルT12において、サーバsv1のスロットst0側からネットワークケーブルの接続先のネットワークスイッチのポートにおいてvSANのLAN(Storage専用VLAN Tag)が設定されていない、または設定値が違う場合の表示がなされている。このような画面が表示されることで、作業者は容易に誤設定箇所を認識することができる。
(管理LANのケーブル結線にトラブルが発生した場合)
図25はネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。疎通確認結果画面m4は、管理LANのケーブル結線にトラブルが発生した場合の表示結果の一例を示している。テーブルT13a、T13bにおいて、サーバsv1のスロットst0側からネットワークケーブルの接続先のネットワークスイッチへのケーブル結線がされていない場合の表示がなされている。このような画面が表示されることで、作業者は容易に誤設定箇所を認識することができる。
(管理LAN/業務LANの全体または一部で十分な帯域がない場合)
図26はネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。疎通確認結果画面m5は、管理LAN/業務LANの全体または一部で十分な帯域がない場合の表示結果の一例を示している。テーブルT14において、サーバsv1のスロットst0のポートP0がネットワーク帯域不十分な場合の表示がなされている。このような画面が表示されることで、作業者は容易に誤設定箇所を認識することができる。
(VLAN設定の誤りでネットワーク上のサービスを使用できない場合)
図27はネットワーク疎通確認結果表示の一例を示す図である。疎通確認結果画面m6は、VLAN設定の誤りでネットワーク上のサービスを使用できない場合の表示結果の一例を示している。テーブルT15a、T15b、T15cにおいて、仮想化基盤構築対象となる全サーバに対して、DHCPサーバ43、DNSサーバ41およびNTPサーバ42によるネットワーク上のサービスが利用できないことが表示されている。このような画面が表示されることで、作業者は容易に誤設定箇所を認識することができる。
上記で説明した本発明の情報処理システム、情報処理装置およびサーバ(管理サーバ)の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。この場合、情報処理システム、情報処理装置およびサーバが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶部、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等がある。磁気記憶部には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ等がある。光ディスクには、CD-ROM/RW等がある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto Optical disk)等がある。
プログラムを流通させる場合、例えば、そのプログラムが記録されたCD-ROM等の可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶部に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶部に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶部からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。
また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。また、上記の処理機能の少なくとも一部を、DSP、ASIC、PLD等の電子回路で実現することもできる。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。さらに、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
1-1 情報処理システム
1 情報処理装置
1a 制御部
1b 記憶部
2 サーバ
2a OS
pr 疎通確認プログラム

Claims (11)

  1. ネットワークの疎通確認を行う疎通確認プログラムを保持する記憶部と、
    前記ネットワーク内のサーバに前記疎通確認プログラムを送信し、前記サーバに疎通確認を実行させて、前記サーバから送信された実行結果を収集し、前記実行結果の正誤判定を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ネットワークを構築する際の前記サーバへのハイパーバイザの導入前に、前記疎通確認プログラムを実行させるためのネットワークチェック処理用OS(Operating System)を前記サーバにマウントし、前記ネットワークチェック処理用OSに前記疎通確認プログラムを送信して疎通確認を実行させる、
    情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、正誤判定用の疎通状態が示されたテーブルをあらかじめ保持し、前記制御部は、収集した前記実行結果と前記テーブルとを照合して正誤判定を行う請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、増設された新規サーバに対しては他サーバと重複しない仮アドレスを割り振り、前記仮アドレスを通じて疎通確認を行う請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記制御部と前記サーバは、スイッチを介して、システム管理に使用される管理用ネットワークおよび業務を運用する場合に使用される業務用ネットワークに接続され、
    前記制御部は、前記疎通確認プログラムによって、前記サーバと前記管理用ネットワークとの第1の疎通状態、および前記サーバと前記業務用ネットワークとの第2の疎通状態の確認を実行させる、
    請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の疎通状態として、前記サーバと前記管理用ネットワークとの結線状態、前記サーバが前記管理用ネットワークに対して片系接続になっている状態、および前記サーバと前記管理用ネットワークとの通信の帯域状態の確認を実行させる請求項記載の情報処理装置。
  6. 前記管理用ネットワークが、前記サーバ内の仮想マシンのマイグレーションを行うためのマイグレーション用ネットワークと、前記サーバ内のストレージの運用を行うためのストレージ用ネットワークとを含む場合、
    前記制御部は、前記第1の疎通状態として、前記スイッチに対する前記マイグレーション用ネットワークの設定の有無、および前記スイッチに対する前記ストレージ用ネットワークの設定の有無の確認を実行させる請求項記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記第2の疎通状態として、前記サーバと前記業務用ネットワークとの結線状態、前記スイッチに対する前記業務用ネットワークの設定の有無、および前記サーバと前記業務用ネットワークとの通信の帯域状態の確認を実行させる請求項記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記ネットワークにネットワークサービスを行うための外部サーバが接続される場合、前記疎通確認プログラムによって、前記ネットワークサービスの使用不可状態の確認を実行させる請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記外部サーバは、DNS(Domain Name System)サーバ、NTP(Network Time Protocol)サーバ、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバの少なくとも1つを含み、
    前記制御部は、前記ネットワークに前記DNSサーバが接続される場合、前記ネットワークサービスとして前記DNSサーバによる名前解決の実行可否状態の確認を実行させ、前記ネットワークに前記NTPサーバが接続される場合、前記ネットワークサービスとして前記NTPサーバによる時刻同期の可否状態の確認を実行させ、前記ネットワークに前記DHCPサーバが接続される場合、前記ネットワークサービスとして前記DHCPサーバによるIPアドレスの割り当て可否状態の確認を実行させる請求項記載の情報処理装置。
  10. サーバと、
    前記サーバが含まれるネットワークの疎通確認を行う疎通確認プログラムを保持する記憶部と、前記サーバに前記疎通確認プログラムを送信し、前記サーバに疎通確認を実行させて、前記サーバから送信された実行結果を収集し、前記実行結果の正誤判定を行う制御部と、を備える情報処理装置と、を備え、
    前記制御部は、前記ネットワークを構築する際の前記サーバへのハイパーバイザの導入前に、前記疎通確認プログラムを実行させるためのネットワークチェック処理用OS(Operating System)を前記サーバにマウントし、前記ネットワークチェック処理用OSに前記疎通確認プログラムを送信して疎通確認を実行させる、
    情報処理システム。
  11. コンピュータが、
    ネットワークの疎通確認を行う疎通確認プログラムをメモリに保持させ、
    前記ネットワーク内のサーバに前記疎通確認プログラムを送信し、前記サーバに疎通確認を実行させて、前記サーバから送信された実行結果を収集し、前記実行結果の正誤判定を行
    前記ネットワークを構築する際の前記サーバへのハイパーバイザの導入前に、前記疎通確認プログラムを実行させるためのネットワークチェック処理用OS(Operating System)を前記サーバにマウントし、
    前記ネットワークチェック処理用OSに前記疎通確認プログラムを送信して疎通確認を実行させる、
    ネットワーク疎通確認方法。
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