JP7440597B2 - エアロゾル生成制御装置、端末装置、管理装置、電力供給装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

エアロゾル生成制御装置、端末装置、管理装置、電力供給装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、エアロゾル生成制御装置、端末装置、管理装置、電力供給装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、吸引装置の一例として、燃焼を伴わない、香味を吸引するための非燃焼型香味吸引器が知られている。典型的な非燃焼型香味吸引器は、エアロゾルを発生するエアロゾル源と、燃焼を伴わずにエアロゾル源を加熱する熱源と、熱源に電力を供給する電源とを有する。ユーザは、加熱されたエアロゾル源から発生するエアロゾルを吸引する(パフとも称する)ことで、エアロゾルと共に香味を吸引することができる。
近年では、非燃焼型香味吸引器に通信機能を搭載して、他の装置との連携を図ることが試みられている。例えば、下記特許文献1では、非燃焼型香味吸引器の使用状況をサーバにアップロードして、ユーザの使用状況をトラックする技術が開示されている。
国際公開第2016/187123号
非燃焼型香味吸引器を用いたパフ動作は、熱源への電力供給があってはじめて成り立つので、電力残量はユーザビリティに大きな影響を及ぼし得る。例えば、非燃焼型香味器に十分な電力が残っていない場合、ユーザはパフ動作を行ってエアロゾルを吸引することが困難になる。このようなユーザビリティの低下の防止(例えば、予防又は回復)を容易にするための仕組みが、提供されることが望ましい。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、非燃焼型香味吸引器の電力残量低下に伴うユーザビリティの低下を防止することが可能な仕組みを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源と、前記電源の電力残量を示すパラメータが所定の条件を満たすか否かを判定する制御部と、前記制御部により前記パラメータが前記所定の条件を満たしたと判定された場合に第1の情報を送信する無線通信部と、を有することを特徴としたエアロゾル生成制御装置が提供される。
前記所定の条件を満たすことは、前記電力残量が所定の閾値未満であることを前記パラメータが示すことを含んでもよい。
前記所定の閾値は、少なくとも1つの未使用の前記エアロゾル生成基材を使い切るのに十分な電力が前記電源に残っているか否かの閾値であってもよい。
前記エアロゾルは、香味源から発生する香味と共にユーザに吸引され、前記所定の閾値は、少なくとも1つの未使用の前記香味源を使い切るのに十分な電力が前記電源に残っているか否かの閾値であってもよい。
前記所定の閾値は、所定のエアロゾル生成回数に対応する電力が前記電源に残っているか否かの閾値であってもよい。
前記所定の閾値は、前記エアロゾル生成部への電力供給が制限されるか否かの閾値であってもよい。
前記所定の閾値は、前記エアロゾル生成基材の識別情報、及び/又は前記香味源の識別情報に基づいて設定されてもよい。
前記エアロゾル生成制御装置は、前記エアロゾル生成制御装置の位置情報を検出する位置検出部を有し、前記第1の情報は、前記位置検出部により検出された前記位置情報を含んでもよい。
前記エアロゾル生成制御装置は、電力供給サービスの登録情報を記憶する記憶部を有し、前記第1の情報は、前記記憶部に記憶された前記登録情報を含んでもよい。
前記無線通信部は、Bluetooth(登録商標)又はLPWA(Low Power Wide Area)による無線通信を行ってもよい。
前記制御部は、前記エアロゾル生成制御装置への前記エアロゾル生成基材の着脱が検出されたこと、前記エアロゾル生成基材の認証に成功したこと、前記エアロゾル生成基材により生成されるエアロゾルと共にユーザに吸引される香味を発生する香味源の認証に成功したこと、前記エアロゾル生成制御装置の電源がONになったこと、又はユーザによる吸引動作が検出されたことをトリガとして、前記パラメータが前記所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置から送信された、前記電源の電力残量に関する第1の情報を受信する受信部と、前記第1の情報に対応する第2の情報を送信する送信部と、を有することを特徴とした端末装置が提供される。
前記第2の情報は、前記エアロゾル生成制御装置の位置情報を含んでもよい。
前記端末装置は、前記端末装置の位置情報を検出する位置検出部を有し、前記第2の情報は、前記エアロゾル生成制御装置の位置情報として、前記位置検出部により検出された位置情報を含んでもよい。
前記エアロゾル生成制御装置の位置情報は、前記エアロゾル生成制御装置の位置とは異
なる位置を示す位置情報であってもよい。
前記端末装置は、前記エアロゾル生成制御装置に電力供給可能な電力供給装置の位置に関する情報を出力する出力部を有してもよい。
前記端末装置は、前記エアロゾル生成制御装置に電力供給可能な電力供給装置に対応付けられたユーザのプロフィール情報を出力する出力部を有してもよい。
前記端末装置は、前記エアロゾル生成制御装置への電力供給を行った電力供給装置に対応付けられたユーザに対して付与する報酬の入力を受け付ける入力部を有してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力供給装置の位置情報を記憶する記憶部と、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の位置情報を受信する受信部と、前記エアロゾル生成制御装置と所定の位置関係にある前記電力供給装置を特定する制御部と、前記制御部により特定された前記電力供給装置を対象として第3の情報を送信する送信部と、を有することを特徴とした管理装置が提供される。
前記記憶部は、前記電力供給装置の位置情報を、前記電力供給装置に対応付けられたユーザの識別情報に対応付けて記憶してもよい。
前記記憶部は、前記電力供給装置が供給可能な電力量に関するステータス情報を、前記電力供給装置に対応付けられたユーザの識別情報に対応付けて記憶してもよい。
前記第3の情報は、前記エアロゾル生成制御装置の位置情報を含んでもよい。
前記制御部は、前記エアロゾル生成制御装置に対応付けられたユーザ、及び/又は前記電力供給装置に対応付けられたユーザのプロフィール情報に基づいて、前記電力供給装置を特定してもよい。
前記制御部は、前記エアロゾル生成制御装置が有する前記電源の電力残量を示すパラメータが所定の条件を満たすか否かを判定し、前記パラメータが前記所定の条件を満たしたと判定された場合に、前記エアロゾル生成制御装置と前記所定の位置関係にある前記電力供給装置を特定してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の前記電源の電力残量に関する情報を受信する通信部と、前記エアロゾル生成制御装置の位置に関する情報、及び前記エアロゾル生成制御装置への電力供給が求められていることを示す情報を出力する出力部と、を有することを特徴とした、端末装置が提供される。
前記出力部は、前記エアロゾル生成制御装置への電力供給を行うか否かの意思決定をユーザに求める情報を出力してもよい。
前記出力部は、前記エアロゾル生成制御装置に対応付けられたユーザのプロフィール情報を出力してもよい。
前記端末装置は、前記端末装置に対応付けられた電力供給装置が供給可能な電力量に関するステータス情報に基づいて、前記エアロゾル生成制御装置への電力供給を行うか否か
を判定する制御部を有し、前記通信部は、前記制御部による判定結果を示す情報を返信してもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の前記電源の電力残量に関する情報を受信する受信部と、エアロゾル生成制御装置に供給される電力を蓄積する電源と、前記受信部により受信された前記電力残量に関する情報に基づいて、前記エアロゾル生成制御装置への電力供給を行うか否かを判定する制御部と、を有することを特徴とする電力供給装置が提供される。
前記制御部は、前記エアロゾル生成制御装置への電力供給量を制御してもよい。
前記エアロゾル生成制御装置への電力供給量は、所定のエアロゾル生成回数に対応する量、所定の給電時間、又は前記電源の前記電力残量を基準とする比率により決定されてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源の電力残量を示すパラメータが所定の条件を満たすか否かを判定することと、前記パラメータが前記所定の条件を満たしたと判定された場合に第1の情報を送信することと、を含むことを特徴とした情報処理方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置から送信された、前記電源の電力残量に関する第1の情報を受信することと、前記第1の情報に対応する第2の情報を送信することと、を含むことを特徴とした情報処理方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、電力供給装置の位置情報を記憶することと、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の位置情報を受信することと、前記エアロゾル生成制御装置と所定の位置関係にある前記電力供給装置を特定することと、特定された前記電力供給装置を対象として第3の情報を送信することと、を含むことを特徴とした情報処理方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の前記電源の電力残量に関する情報を受信することと、前記エアロゾル生成制御装置の位置に関する情報、及び前記エアロゾル生成制御装置への電力供給が求められていることを示す情報を出力することと、を含むことを特徴とした情報処理方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の前記電源の電力残量に関する情報を受信することと、受信された前記電力残量に関する情報に基づいて、エアロゾル生成制御装置に供給される電力を蓄積する電源から前記エアロゾル生成制御装置への電力供給を行うか否かを判定することと、を含むことを特徴とした情報処理方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源の電力残量を示すパラメータが所定の条件を満たすか否かを判定することと、前記パラメータが前記所定の条件を満たしたと判定された場合に第1の情報を送信することと、を実行させるためのプログラムが提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置から送信された、前記電源の電力残量に関する第1の情報を受信することと、前記第1の情報に対応する第2の情報を送信することと、を実行させるためのプログラムが提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の前記電源の電力残量に関する情報を受信することと、前記エアロゾル生成制御装置の位置に関する情報、及び前記エアロゾル生成制御装置への電力供給が求められていることを示す情報を出力することと、を実行させるためのプログラムが提供される。
上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源を有するエアロゾル生成制御装置の前記電源の電力残量に関する情報を受信することと、受信された前記電力残量に関する情報に基づいて、エアロゾル生成制御装置に供給される電力を蓄積する電源から前記エアロゾル生成制御装置への電力供給を行うか否かを判定することと、を実行させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、非燃焼型香味吸引器の電力残量低下に伴うユーザビリティの低下を防止することが可能な仕組みが提供される。
本発明の一実施形態に係る非燃焼型香味吸引器の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る給電用接続器具の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る非燃焼型香味吸引器の構成例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、エアロゾル生成基材を保持した状態の非燃焼型香味吸引器の全体斜視図である。 喫煙物品の断面図である。 第1の実施形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。 同実施形態に係る非燃焼型香味吸引器の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第1の端末装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る管理装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第2の端末装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る第2の端末装置により表示されるUI画面の一例を示す図である。 同実施形態に係るシステムにより実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第1の変形例に係る第1の端末装置により表示されるUI画面の一例を示す図である。 同変形例に係るシステムにより実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の変形例に係るシステムにより実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。 同実施形態に係るシステムにより実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。 同実施形態に係る電力供給装置の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るシステムにより実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<1.はじめに>>
<1.1.提案技術の概要>
提案技術は、電力残量が低下した非燃焼型香味吸引器への、電力供給サービスに関する。非燃焼型香味吸引器への給電(即ち、非燃焼型香味吸引器の充電)は、例えば、非燃焼型香味吸引器を使用する(即ち、携行する)第1のユーザとは異なる第2のユーザが使用する(即ち、携行する)又は環境設置される電力供給装置により実現される。具体的には、非燃焼型香味吸引器による電力残量に関する情報(以下、ヘルプ情報とも称する)の送信をトリガとして、電力残量が低下した非燃焼型香味吸引器に電力供給可能な電力供給装置が特定される。そして、第1のユーザ及び/又は第2のユーザを移動させて非燃焼型香味吸引器と電力供給装置とを合流させて接続等させることで、電力供給が実現される。このような電力供給サービスが提供されることにより、第1のユーザが電力供給装置を携行せずとも、非燃焼型香味吸引器の電力残量の低下に伴うユーザビリティの低下を防止することができる。
<1.2.非燃焼型香味吸引器の構成>
(1)第1の構成例
以下、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係る非燃焼型香味吸引器の第1の構成例を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100Aの構成例を示す図である。
図1に示すように、非燃焼型香味吸引器100Aは、第1の部材110及び第2の部材120を備える。図示されるように、一例として、第1の部材110は、通知部111、バッテリ112、センサ113、記憶部114、及び制御部115を含んでもよい。一例として、第2の部材120は、リザーバ121、霧化部122、空気取込流路123、エアロゾル流路124及び吸口部125を含んでもよい。第1の部材110内に含まれる構成要素の一部が第2の部材120内に含まれてもよい。第2の部材120内に含まれる構成要素の一部が第1の部材110内に含まれてもよい。第2の部材120は、第1の部材110に対して着脱可能に構成されてもよい。あるいは、第1の部材110及び第2の部材120内に含まれるすべての構成要素が、第1の部材110及び第2の部材120に代えて、同一の筐体内に含まれてもよい。
また、図1に示すように、非燃焼型香味吸引器100Aは、第3の部材130を備える。一例として、第3の部材130は、香味源131を含んでもよい。一例として、非燃焼型香味吸引器100Aが電子たばこである場合、香味源131は、たばこに含まれる香喫味成分を含んでもよい。第3の部材130は、第2の部材120に対して着脱可能に構成されてもよい。あるいは、第2の部材120及び第3の部材130内に含まれるすべての構成要素が、第2の部材120及び第3の部材130に代えて、同一の筐体内に含まれてもよい。
リザーバ121は、エアロゾル源を保持する。例えば、リザーバ121は、繊維状又は多孔質性の素材から構成され、繊維間の隙間や多孔質材料の細孔に液体としてのエアロゾル源を保持する。前述した繊維状又は多孔質性の素材には、例えばコットンやガラス繊維、またはたばこ原料などを用いることができる。リザーバ121は、液体を収容するタンクとして構成されてもよい。エアロゾル源は、例えば、グリセリンやプロピレングリコールといった多価アルコール、水などの液体である。非燃焼型香味吸引器100Aがネブライザー等の医療用吸入器である場合、エアロゾル源はまた、患者が吸入するための薬剤を含んでもよい。別の例として、エアロゾル源は、加熱することによって香喫味成分を放出するたばこ原料やたばこ原料由来の抽出物を含んでいてもよい。この場合、第3の部材130が装着されずとも、香味成分を含むエアロゾルが生成される。リザーバ121は、消費されたエアロゾル源を補充することができる構成を有してもよい。あるいは、リザーバ121は、エアロゾル源が消費された際にリザーバ121自体を交換することができるように構成されてもよい。また、エアロゾル源は液体に限られるものではなく、固体でも良い。エアロゾル源が固体の場合のリザーバ121は、例えば繊維状又は多孔質性の素材を用いない空洞の容器であっても良い。
霧化部122は、エアロゾル源を霧化してエアロゾルを生成するように構成される。センサ113によって吸引動作が検知されると、霧化部122はエアロゾルを生成する。例えば、ウィック(図示せず)が、リザーバ121と霧化部122とを連結するように設けられてもよい。この場合、ウィックの一部はリザーバ121の内部に通じ、エアロゾル源と接触する。ウィックの他の一部は霧化部122へ延びる。エアロゾル源は、ウィックの毛細管効果によってリザーバ121から霧化部122へと運ばれる。一例として、霧化部122は、バッテリ112に電気的に接続されたヒータを備える。ヒータは、ウィックと接触又は近接するように配置される。吸引動作が検知されると、制御部115は、霧化部122のヒータを制御し、ウィックを通じて運ばれたエアロゾル源を加熱することによって当該エアロゾル源を霧化する。霧化部122の別の例は、エアロゾル源を超音波振動によって霧化する超音波式霧化器であってもよい。霧化部122には空気取込流路123が接続され、空気取込流路123は非燃焼型香味吸引器100Aの外部へ通じている。霧化部122において生成されたエアロゾルは、空気取込流路123を介して取り込まれた空気と混合される。エアロゾルと空気の混合流体は、矢印126で示されるように、エアロゾル流路124へと送り出される。エアロゾル流路124は、霧化部122において生成されたエアロゾルと空気との混合流体を吸口部125まで輸送するための管状構造を有する。
香味源131は、エアロゾルに香味を付与するための構成要素である。香味源131は、エアロゾル流路124の途中に配置される。霧化部122によって生成されたエアロゾルと空気との混合流体(以下、混合流体を単にエアロゾルと呼称する場合もあることに留意されたい)は、エアロゾル流路124を通って吸口部125まで流れる。このように、香味源131は、エアロゾルの流れに関して霧化部122よりも下流に設けられている。換言すれば、霧化部122よりも香味源131の方が、エアロゾル流路124の中で吸口部125に近い側に位置する。したがって、霧化部122によって生成されたエアロゾルは、香味源131を通過してから吸口部125へ達する。エアロゾルが香味源131を通過する際、香味源131に含まれる香喫味成分がエアロゾルに付与される。一例として、非燃焼型香味吸引器100Aが電子たばこである場合、香味源131は、刻みたばこ、又はたばこ原料を粒状、シート状もしくは粉末状に成形した加工物などの、たばこ由来のものであってもよい。香味源131はまた、たばこ以外の植物(例えばミントやハーブ等)から作られた非たばこ由来のものであってもよい。一例として、香味源131は、ニコチン成分を含む。香味源131は、メントールなどの香料成分を含有してもよい。香味源131に加えて、リザーバ121も香喫味成分を含んだ物質を有してもよい。例えば、非燃焼型香味吸引器100Aは、香味源131にたばこ由来の香味物質を保持し、リザーバ121には非たばこ由来の香味物質を含むように構成されてもよい。
吸口部125は、エアロゾル流路124の終端に位置し、エアロゾル流路124を非燃焼型香味吸引器100Aの外部に対して開放するように構成される。図示されるように、エアロゾル流路124は、第2の部材120及び第3の部材130にわたって延在する。吸口部125は、第3の部材130に備えられる。
ユーザは、吸口部125を咥えて吸引することにより、香味が付与されたエアロゾルを含んだ空気を口腔内へ取り込むことができる。
通知部111は、LEDなどの発光素子、ディスプレイ、スピーカ、バイブレータなどを含んでもよい。通知部111は、必要に応じて、発光、表示、発声、振動などによって、ユーザに対して何らかの通知を行うように構成される。
バッテリ112は、電力を蓄積し、通知部111、センサ113、記憶部114、霧化部122などの非燃焼型香味吸引器100Aの各構成要素に電力を供給する電源である。バッテリ112は、非燃焼型香味吸引器100Aの所定のポート(図示せず)を介して外部電源に接続することにより充電することができてもよい。バッテリ112のみを第1の部材110又は非燃焼型香味吸引器100Aから取り外すことができてもよく、新しいバッテリ112と交換することができてもよい。また、第1の部材110全体を新しい第1の部材110と交換することによってバッテリ112を新しいバッテリ112と交換することができてもよい。
センサ113は、空気取込流路123及び/又はエアロゾル流路124内の圧力の変動を検知する圧力センサ又は流量を検知する流量センサを含んでもよい。センサ113はまた、リザーバ121等の構成要素の重量を検知する重量センサを含んでもよい。センサ113はまた、非燃焼型香味吸引器100Aを用いたユーザによるパフの回数を計数するように構成されてもよい。センサ113はまた、霧化部122への通電時間を積算するように構成されてもよい。センサ113はまた、リザーバ121内の液面の高さを検知するように構成されてもよい。センサ113はまた、第1の部材110への第2の部材120の着脱、又は第2の部材120への第3の部材130の着脱を検出するように構成されてもよい。センサ113はまた、バッテリ112のSOC(State of Charge,充電状態)、電流積算値、電圧などを検知するように構成されてもよい。電流積算値は、電流積算法やSOC-OCV(Open Circuit Voltage,開回路電圧)法等によって求められてもよい。センサ113はまた、ユーザが操作可能な操作ボタンなどであってもよい。
制御部115は、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータとして構成された電子回路モジュールであってもよい。制御部115は、記憶部114に格納されたコンピュータ実行可能命令に従って非燃焼型香味吸引器100Aの動作を制御するように構成されてもよい。記憶部114は、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの記憶媒体である。記憶部114には、上記のようなコンピュータ実行可能命令のほか、非燃焼型香味吸引器100Aの制御に必要な設定データ等が格納されてもよい。例えば、記憶部114は、通知部111の制御方法(発光、発声、振動等の態様等)、センサ113により検知された値、霧化部122の加熱履歴等の様々なデータを格納してもよい。制御部115は、必要に応じて記憶部114からデータを読み出して非燃焼型香味吸引器100Aの制御に利用し、必要に応じてデータを記憶部114に格納する。
以下では、第1の部材110を電装ユニット110とも称し、第2の部材120を霧化ユニット120とも称し、第3の部材130をカプセルユニット130とも称する。
なお、上記説明した構成において、電装ユニット110はエアロゾル生成制御装置に相当し、霧化ユニット120(より正確には、リザーバ121に保持されるエアロゾル源)はエアロゾル生成基材に相当する。また、霧化部122は、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に相当する。
(2)給電のための機構
図2は、本発明の一実施形態に係る給電用接続器具の構成例を示す図である。図2に示すように、給電用接続器具160は、雄コネクタ161、及びUSB(Universal Serial Bus)コネクタ162を有する。また、非燃焼型香味吸引器100Aの電装ユニット110は、雌コネクタ119を有する。
雄コネクタ161は、らせん状の突起を有する。雌コネクタ119及び雄コネクタ161の螺合によって、電装ユニット110と給電用接続器具160とが接続される。電装ユニット110と給電用接続器具160とは、着脱可能に構成される。
USBコネクタ162は、他の装置のUSBコネクタに接続され、接続された他の装置との通信路として機能すると共に、他の装置から電力供給を受けることができる。USBコネクタ162に供給された電力は、雌コネクタ119及び雄コネクタ161の接続部分を経由して電装ユニット110に供給され、バッテリ112が充電される。例えば、USBコネクタ162は、他の装置のUSBコネクタに接続されることで、他の装置からの電力供給を受けてもよい。また、USBコネクタ162は、家庭用AC電源をUSBに変換するためのACアダプタを介して家庭用AC電源に接続されて、家庭用AC電源から電力供給を受けてもよい。
(3)第2の構成例
以下、図3~図5を参照しながら、本発明の一実施形態に係る非燃焼型香味吸引器の第2の構成例を説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100Bの構成例を示す図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る電子装置の全体斜視図である。図4は、本発明の一実施形態に係る、エアロゾル生成基材を保持した状態の非燃焼型香味吸引器の全体斜視図である。本実施形態において、非燃焼型香味吸引器100Bは、例えば、エアロゾル源及び香味源を含む充填物などの香味発生基材を有する、喫煙物品などのエアロゾル生成基材を加熱することによって、香味を含むエアロゾルを生成するように構成される。以下、第2の構成例では、喫煙物品180がエアロゾル生成基材として用いられる。
当業者に理解されるように、喫煙物品180はエアロゾル生成基材の一例にすぎない。エアロゾル生成基材に含まれるエアロゾル源は固体であってもよいし、液体であってもよい。エアロゾル源は、例えば、グリセリン、プロピレングリコールといった多価アルコールや、水などの液体であってもよい。エアロゾル源は、加熱することによって香喫味成分を放出するたばこ原料やたばこ原料由来の抽出物を含んでいてもよい。非燃焼型香味吸引器100Bがネブライザーなどの医療用吸入器である場合、エアロゾル源は、患者が吸入するための薬剤を含んでもよい。用途によっては、エアロゾル生成基材は香味源を含まなくてもよい。
図3及び図4に示すように、非燃焼型香味吸引器100Bは、トップハウジング171
Aと、ボトムハウジング171Bと、カバー172と、スイッチ173と、蓋部174とを有する。また、図4に示すように、非燃焼型香味吸引器100Bは、内部に加熱部175を有する。トップハウジング171A及びボトムハウジング171Bは、互いに接続されることで、非燃焼型香味吸引器100Bの最外のハウジング171を構成する。ハウジング171は、ユーザの手に収まるようなサイズであってもよい。この場合、ユーザが非燃焼型香味吸引器100Bを使用するときに、ユーザは非燃焼型香味吸引器100Bを手で保持して、エアロゾルを吸引することができる。
トップハウジング171Aは、開口(図示せず)を有し、カバー172は当該開口を閉じるようにトップハウジング171Aに結合される。図4に示すように、カバー172は、喫煙物品180を挿入可能な開口172aを有する。蓋部174は、カバー172の開口172aを開閉するように構成される。具体的には、蓋部174は、カバー172に取り付けられ、開口172aを閉じる第1位置と開口172aを開放する第2位置との間を、カバー172の表面に沿って移動可能に構成される。
スイッチ173は、非燃焼型香味吸引器100Bの作動のオンとオフを切り替えるために使用される。例えば、ユーザは、図4に示すように喫煙物品180を開口172aに挿入して装着した状態でスイッチ173を操作することにより、バッテリ(図示せず)から加熱部175に電力を供給し、喫煙物品180を燃焼させずに加熱することができる。喫煙物品180が加熱されると、喫煙物品180に含まれるエアロゾル源からエアロゾルが発生し、香味源の香味が当該エアロゾルに取り込まれる。ユーザは、非燃焼型香味吸引器100Bから突出した喫煙物品180の部分(図4において図示された部分)を吸引することにより、香味を含むエアロゾルを吸引することができる。なお、本明細書において、喫煙物品180などのエアロゾル生成基材が開口172aに挿入される方向を、非燃焼型香味吸引器100Bの長手方向と呼ぶ。
加熱部175は、長手方向に延びる加熱アセンブリを有する。加熱アセンブリは、複数の筒状の部材から構成され、全体として筒状体をなしている。加熱アセンブリは、その内部に喫煙物品180の一部を収納可能に構成され、喫煙物品180へ供給する空気の流路を画定する機能、及び喫煙物品180を外周から加熱する機能を有する。
図3及び図4に示される非燃焼型香味吸引器100Bの構成は、本発明に係る非燃焼型香味吸引器の構成の一例にすぎない。本発明に係る非燃焼型香味吸引器は、エアロゾル源を含むエアロゾル生成基材を加熱することによってエアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾル源をユーザが吸引することができるような、様々な形態で構成することができる。
次に、本実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100Bに使用されるエアロゾル生成基材の一例として、喫煙物品180の構成について説明する。図5は、喫煙物品180の断面図である。図5に示す実施形態において、喫煙物品180は、充填物181(香味発生基材の一例に相当する)と、充填物181を巻装する第1の巻紙182とを含む基材部180Aと、基材部180Aとは反対側の端部を形成する吸口部180Bとを有する。基材部180Aと吸口部180Bは、第1の巻紙182とは異なる第2の巻紙183によって連結されている。ただし、第2の巻紙183を省略し、第1の巻紙182を用いて基材部180Aと吸口部180Bを連結することもできる。
図5中の吸口部180Bは、紙管部184と、フィルタ部185と、紙管部184とフィルタ部185との間に配置された中空セグメント部186とを有する。中空セグメント部186は、例えば、1つ又は複数の中空チャネルを有する充填層と、充填層を覆うプラグラッパーとを含む。充填層における繊維の充填密度が高いので、吸引時、空気やエアロ
ゾルは中空チャネルのみを流れることになり、充填層内をほとんど流れない。喫煙物品180において、フィルタ部185でのエアロゾル成分の濾過によるエアロゾルのデリバリ量の減少を少なくしたいときに、フィルタ部185の長さを短くして中空セグメント部186で置き換えることは、エアロゾルのデリバリ量を増大させるために有効である。
図5の実施形態において、吸口部180Bは3つのセグメントから構成されている。しかし、別の実施形態において、吸口部180Bは1つ又は2つのセグメントから構成されてもよいし、4つ又はそれ以上のセグメントから構成されてもよい。例えば、中空セグメント部186を省略し、紙管部184とフィルタ部185を互いに隣接するように配置して吸口部180Bを形成することもできる。
図5に示す実施形態において、喫煙物品180の長手方向の長さは、40mm~90mmであることが好ましく、50mm~75mmであることがより好ましく、50mm~60mmであることがさらに好ましい。喫煙物品180の円周は15mm~25mmであることが好ましく、17mm~24mm以下であることがより好ましく、20mm~22mmであることがさらに好ましい。また、喫煙物品180における基材部180Aの長さは20mm、第1の巻紙182の長さは20mm、中空セグメント部186の長さは8mm、フィルタ部185の長さは7mmであってもよい。これら個々のセグメントの長さは、製造適性、要求品質等に応じて、適宜変更できる。
本実施形態において、喫煙物品180の充填物181は、所定温度で加熱されてエアロゾルを発生するエアロゾル源を含有し得る。エアロゾル源の種類は、特に限定されず、用途に応じて種々の天然物からの抽出物質及び/又はそれらの構成成分を選択することができる。エアロゾル源として、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、1,3-ブタンジオール、及びこれらの混合物を挙げることができる。充填物181中のエアロゾル源の含有量は、特に限定されず、十分にエアロゾルを発生するとともに、良好な香喫味の付与の観点から、通常5重量%以上であり、好ましくは10重量%以上であり、また、通常50重量%以下であり、好ましくは20重量%以下である。
本実施形態における喫煙物品180の充填物181は、香味源としてたばこ刻みを含有し得る。たばこ刻みの材料は特に限定されず、ラミナや中骨等の公知の材料を用いることができる。喫煙物品180における充填物181の含有量の範囲は、円周22mm、長さ20mmの場合、例えば、200mg~400mgであり、250mg~320mgであることが好ましい。充填物181の水分含有量は、例えば、8~18重量%であり、10~16重量%であることが好ましい。このような水分含有量であると、巻染みの発生を抑制し、基材部180Aの製造時の巻上適性を良好にする。充填物181として用いるたばこ刻みの大きさやその調製法については特に制限はない。例えば、乾燥したたばこ葉を、幅0.8mm~1.2mmに刻んだものを用いてもよい。また、乾燥したたばこ葉を平均粒径が20μm~200μm程度になるように粉砕して均一化したものをシート加工し、それを幅0.8mm~1.2mmに刻んだものを用いてもよい。さらに、上記のシート加工したものについて刻まずにギャザー加工したものを充填物181として用いてもよい。また、充填物181は、1種又は2種以上の香料を含んでいてもよい。当該香料の種類は特に限定されないが、良好な喫味の付与の観点から、好ましくはメンソールである。
本実施形態において、喫煙物品180の第1の巻紙182及び第2の巻紙183は、坪量が例えば20gsm~65gsmであり、好ましくは25gsm~45gsmである原紙から作られることができる。第1の巻紙182及び第2の巻紙183の厚みは、特に限定されないが、剛性、通気性、及び製紙時の調整の容易性の観点から、10μm~100μmであり、好ましくは20μm~75μmであり、より好ましくは30μm~50μmである。
本実施形態において、喫煙物品180の第1の巻紙182及び第2の巻紙183には填料が含まれ得る。填料の含有量は、第1の巻紙182及び第2の巻紙183の全重量に対して10重量%以上60重量%未満を挙げることができ、15重量%~45重量%であることが好ましい。本実施形態において、好ましい坪量の範囲(25gsm~45gsm)に対して、填料が15重量%~45重量%であることが好ましい。填料としては、例えば、炭酸カルシウム、二酸化チタン、カオリン等を使用することができる。このような填料を含む紙は、喫煙物品180の巻紙として利用する外観上の観点から好ましい白色系の明るい色を呈し、恒久的に白さを保つことができる。そのような填料を多く含有させることで、例えば、巻紙のISO白色度を83%以上にすることができる。また、喫煙物品180の巻紙として利用する実用上の観点から、第1の巻紙182及び第2の巻紙183は8N/15mm以上の引張強度を有することが好ましい。この引張強度は、填料の含有量を少なくすることで高めることができる。具体的には、上記で例示した各坪量の範囲において示した填料の含有量の上限よりも填料の含有量を少なくすることで、高めることができる。
図3~図5では図示していないが、非燃焼型香味吸引器100Bも、図1を参照しながら説明した、通知部111、バッテリ112、センサ113、記憶部114、及び制御部115と同等の構成要素を有する。
なお、上記説明した構成において、非燃焼型香味吸引器100Bはエアロゾル生成制御装置に相当する。また、喫煙物品180は、エアロゾル生成基材に相当するだけでなく、香味源にも相当するとも捉えられる。また、加熱部175は、エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に相当する。
(4)補足
非燃焼型香味吸引器100A及び100Bを、まとめて非燃焼型香味吸引器100とも称する。ただし、以下では、主に非燃焼型香味吸引器100Aを想定して、本発明の一実施形態を説明し、非燃焼型香味吸引器100Bに特有の特徴については都度言及するものとする。
<<2.第1の実施形態>>
本実施形態は、管理装置によるマッチングを経て、第1のユーザが使用する非燃焼型香味吸引器100への第2のユーザが使用する電力供給装置による電力供給が実現される形態である。
<2.1.概要>
図6は、第1の実施形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。図6に示すように、本実施形態にかかるシステム1は非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200、管理装置300、第2の端末装置400及び電力供給装置500を有する。非燃焼型香味吸引器100及び第1の端末装置200は、第1のユーザにより使用される。第2の端末装置400及び電力供給装置500は、第2のユーザにより使用される。なお、図6では、第1のユーザ及び第2のユーザ、並びに各ユーザが使用する装置がひとつずつ図示されているが、システム1には、複数の第1のユーザ及び複数の第2のユーザが関与する。即ち、システム1は、非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200、第2の端末装置400及び電力供給装置500の各々を、複数含む。
システム1は、非燃焼型香味吸引器100によるヘルプ情報の送信をトリガとして、電力残量が低下した非燃焼型香味吸引器100に電力供給可能な電力供給装置500を特定する。このような処理を、以下ではマッチングとも称する。そして、システム1は、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100を使用する第1のユーザ、及び/又はマッチングされた電力供給装置500を使用する第2のユーザを移動させて、第1のユーザ及び第2のユーザを合流させる。合流後、非燃焼型香味吸引器100が、例えば給電用接続器具160を介して電力供給装置500に接続されることで、電力供給装置500から非燃焼型香味吸引器100への電力供給が実現される。
なお、非燃焼型香味吸引器100は、第1のユーザ及び第1の端末装置200に対応付けられる。また、電力供給装置500は、第2のユーザ及び第2の端末装置400に対応付けられる。従って、非燃焼型香味吸引器100と電力供給装置500とのマッチングは、第1の端末装置200と第2の端末装置400とのマッチングとして捉えられてもよいし、第1のユーザと第2のユーザとのマッチングとして捉えられてもよい。
非燃焼型香味吸引器100の構成は、上記説明した通りである。本実施形態では、非燃焼型香味吸引器100は、通信機能を有し、第1の端末装置200との間で各種情報を送受信する。
第1の端末装置200は、第1のユーザとの間での情報の入出力、及び他の装置との通信が可能な装置である。第1の端末装置200は、非燃焼型香味吸引器100及び管理装置300の各々との間で各種情報を送受信する。第1の端末装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末又はウェアラブル端末等として構成される。
第2の端末装置400は、第2のユーザとの間での情報の入出力、及び他の装置との通信が可能な装置である。第2の端末装置400は、管理装置300との間で各種情報を送受信する。第2の端末装置400は、例えば、スマートフォン、タブレット端末又はウェアラブル端末等として構成される。
電力供給装置500は、他の装置に電力を供給可能な装置である。電力供給装置500は、例えば、リチウムイオン電池を含むモバイルバッテリとして構成される。
管理装置300は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給サービスを制御する装置である。管理装置300は、第1の端末装置200及び第2の端末装置400の各々から収集した情報に基づいて、マッチング等の各種処理を行う。
<2.2.構成例>
以下、図7~図10を参照しながら、各装置の構成例を説明する。なお、以下では、電力供給サービスに関する構成要素について説明し、その他の構成要素については説明を省略する。
(1)非燃焼型香味吸引器100
図7は、本実施形態に係る非燃焼型香味吸引器100の構成例を示すブロック図である。図7に示すように、非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112、センサ113、記憶部114、制御部115、及び無線通信部116を有する。
-バッテリ112
バッテリ112の構成については、上記説明した通りである。
-センサ113
センサ113の構成については、上記説明した通りである。
-無線通信部116
無線通信部116は、非燃焼型香味吸引器100と他の装置との間で情報の送受信を行うための、送信部及び受信部としての機能を有する無線インタフェースである。無線通信部116は、例えば、Bluetooth(登録商標)又はLPWA(Low Power Wide Area)等の任意の近距離無線通信規格に準拠した無線通信を行う。無線通信部116は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を送受信する。
-記憶部114
記憶部114の構成については、上記説明した通りである。
-制御部115
制御部115は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って非燃焼型香味吸引器100内の動作全般を制御する。制御部115は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。なお、制御部115は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
非燃焼型香味吸引器100は、制御部115による制御に基づいて、各種処理を実行する。例えば、バッテリ112の充電、センサ113による情報の検出、無線通信部116による情報の送受信、並びに記憶部114による情報の記憶及び読み出しは、制御部115により制御される処理の一例である。各構成要素への情報の入力、及び各構成要素から出力された情報に基づく処理等、非燃焼型香味吸引器100により実行されるその他の処理も、制御部115により制御される。図7に示すように、制御部115は、電力残量パラメータ取得部141及び判定部143を有する。これらの各構成要素の詳細については、後に詳しく説明する。
(2)第1の端末装置200
図8は、本実施形態に係る第1の端末装置200の構成例を示すブロック図である。図8に示すように、第1の端末装置200は、無線通信部210、入出力部220、位置検出部230、記憶部240及び制御部250を有する。
-無線通信部210
無線通信部210は、第1の端末装置200と他の装置との間で情報の送受信を行うための、送信部及び受信部としての機能を有する無線インタフェースである。無線通信部210は、例えば、Bluetooth又はLPWA等の任意の近距離無線通信規格に準拠した無線通信を、非燃焼型香味吸引器100との間で行う。また、無線通信部210は、例えば、無線LAN(Local Area Network)、又はLTE(Long Term Evolution)等の任意の無線通信規格に準拠した無線通信、及びコアネットワーク又はインターネット等のネットワークを介して、管理装置300と通信する。無線通信部210は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を送受信する。
-入出力部220
入出力部220は、第1のユーザからの情報の入力を受け付ける入力部、及び第1のユーザへの情報の出力を行う出力部から成る。入力部は、例えば、ボタン、キーボード、タッチパネル、又はマイク等により構成される。出力部は、例えば、ディスプレイ等の画像出力装置、及びスピーカ等の音声出力装置により構成される。入出力部220は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を出力し、入力を受け付ける。
-位置検出部230
位置検出部230は、第1の端末装置200の実際の位置を示す位置情報を検出する。位置検出部230は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)衛星からのGNSS信号(例えば、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号)を受信して装置の緯度、経度及び高度から成る位置情報を検出し、検出した位置情報を出力する。なお、位置検出部230は、他の任意の技術を用いて位置情報を検出してもよい。例えば、位置検出部230は、Wi-Fi(登録商標)、携帯電話、PHS、スマートフォン等との送受信、または近距離無線通信等により位置情報を検出するものであってもよい。
-記憶部240
記憶部240は、第1の端末装置200の動作のための各種情報を記憶する記憶媒体である。記憶部240は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体により構成される。記憶部240は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を記憶する。
-制御部250
制御部250は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って第1の端末装置200内の動作全般を制御する。制御部250は、例えばCPU、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。なお、制御部250は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMを含んでいてもよい。
第1の端末装置200は、制御部250による制御に基づいて、各種処理を実行する。例えば、無線通信部210による情報の送受信、入出力部220による情報の入出力、位置検出部230による位置検出、並びに記憶部240による情報の記憶及び読み出しは、制御部250により制御される処理の一例である。各構成要素への情報の入力、及び各構成要素から出力された情報に基づく処理等、第1の端末装置200により実行されるその他の処理も、制御部250により制御される。図8に示すように、制御部250は、情報登録部251及び充電制御部253を有する。情報登録部251は、電力供給サービスに関する情報を管理装置300に登録する機能を有する。充電制御部253は、電力供給装置500を用いた非燃焼型香味吸引器100の充電に関する各種処理を制御する機能を有する。これらの各構成要素の詳細については、後に詳しく説明する。
(3)管理装置300
図9は、本実施形態に係る管理装置300の構成例を示すブロック図である。図9に示すように、管理装置300は、通信部310、記憶部320及び制御部330を有する。
-通信部310
通信部310は、管理装置300と他の装置との間で情報の送受信を行うための、送信部及び受信部としての機能を有する無線/有線の通信インタフェースである。通信部310は、典型的にはLAN又は電話回線等を介して情報を送受信する。通信部310は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を送受信する。
-記憶部320
記憶部320は、管理装置300の動作のための各種情報を記憶する記憶媒体である。記憶部320は、例えば、HDD(Hard Disc Drive)又はフラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体により構成される。記憶部320は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を記憶する。
-制御部330
制御部330は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って管理装置300内の動作全般を制御する。制御部330は、例えばCPU、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。なお、制御部330は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMを含んでいてもよい。
管理装置300は、制御部330による制御に基づいて、各種処理を実行する。例えば、通信部310による情報の送受信、並びに、記憶部320による情報の記憶及び読み出しは、制御部330により制御される処理の一例である。各構成要素への情報の入力、及び各構成要素から出力された情報に基づく処理等、管理装置300により実行されるその他の処理も、制御部330により制御される。図9に示すように、制御部330は、記憶制御部331及びマッチング部333を有する。記憶制御部331は、記憶部320への情報の記憶、及び記憶部320からの情報の読み出しを制御する機能を有する。マッチング部333は、第1のユーザと第2のユーザとのマッチングに関する各種処理を制御する機能を有する。これらの各構成要素の詳細については、後に詳しく説明する。
(4)第2の端末装置400
図10は、本実施形態に係る第2の端末装置400の構成例を示すブロック図である。図10に示すように、第2の端末装置400は、無線通信部410、入出力部420、位置検出部430、記憶部440及び制御部450を有する。
-無線通信部410
無線通信部410は、第2の端末装置400と他の装置との間で情報の送受信を行うための、送信部及び受信部としての機能を有する無線インタフェースである。無線通信部410は、無線LAN、又はLTE等の任意の無線通信規格に準拠した無線通信、及びコアネットワーク又はインターネット等のネットワークを介して、管理装置300と通信する。無線通信部410は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を送受信する。
-入出力部420
入出力部420は、第2のユーザからの情報の入力を受け付ける入力部、及び第2のユーザへの情報の出力を行う出力部から成る。入力部は、例えば、ボタン、キーボード、タッチパネル、又はマイク等により構成される。出力部は、例えば、ディスプレイ等の画像出力装置、及びスピーカ等の音声出力装置により構成される。入出力部420は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を出力し、入力を受け付ける。
-位置検出部430
位置検出部430は、第2の端末装置400の位置情報を検出する。位置検出部430の構成は、位置検出部230と同様である。
-記憶部440
記憶部440は、第2の端末装置400の動作のための各種情報を記憶する記憶媒体である。例えば、記憶部440は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体により構成される。記憶部440は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を記憶する。
-制御部450
制御部450は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って第2の端末装置400内の動作全般を制御する。制御部450は、例えばCPU、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。なお、制御部450は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶する
RAMを含んでいてもよい。
第2の端末装置400は、制御部450による制御に基づいて、各種処理を実行する。例えば、無線通信部410による情報の送受信、入出力部420による情報の入出力、位置検出部430による位置検出、並びに記憶部440による情報の記憶及び読み出しは、制御部450により制御される処理の一例である。各構成要素への情報の入力、及び各構成要素から出力された情報に基づく処理等、第2の端末装置400により実行されるその他の処理も、制御部450により制御される。図10に示すように、制御部450は、情報登録部451及び給電制御部453を有する。情報登録部451は、電力供給サービスに関する情報を管理装置300に登録する機能を有する。給電制御部453は、電力供給装置500から非燃焼型香味吸引器100への給電に関する各種処理を制御する機能を有する。これらの各構成要素の詳細については、後に詳しく説明する。
<2.3.技術的特徴>
(1)事前の情報登録
-第1のユーザに関する情報の登録
第1の端末装置200(例えば、情報登録部251)は、第1のユーザに関する情報を管理装置300に登録する。詳しくは、第1の端末装置200は、第1のユーザに関する情報を管理装置300に送信し、管理装置300(例えば、記憶制御部331及び記憶部320)は、受信した情報を記憶する。以下、登録される情報の一例を説明する。
管理装置300は、第1のユーザが使用する非燃焼型香味吸引器100の識別情報、及び第1のユーザが使用する第1の端末装置200の識別情報を記憶する。非燃焼型香味吸引器100の識別情報は、ひとつひとつの非燃焼型香味吸引器100に固有に割り当てられた識別情報であってもよいし、さらに、非燃焼型香味吸引器100の機種を示す機種情報を含んでいてもよい。また、管理装置300は、第1のユーザのプロフィール情報を記憶する。プロフィール情報とは、年齢、及び性別等の属性情報である。管理装置300は、これらの情報を、第1のユーザの識別情報に対応付けて記憶する。
-第2のユーザに関する情報の登録
第2の端末装置400(例えば、情報登録部451)は、第2のユーザに関する情報を管理装置300に登録する。詳しくは、第2の端末装置400は、第2のユーザに関する情報を管理装置300に送信し、管理装置300(例えば、記憶制御部331及び記憶部320)は、受信した情報を記憶する。以下、登録される情報の一例を説明する。
管理装置300は、第2のユーザが使用する第2の端末装置400の識別情報、及び第2のユーザが使用する電力供給装置500の識別情報を記憶する。また、管理装置300は、第2のユーザのプロフィール情報を記憶する。管理装置300は、これらの情報を、第2のユーザの識別情報付けて記憶する。
管理装置300は、電力供給装置500の位置情報を、電力供給装置500に対応付けられた第2のユーザの識別情報に対応付けて記憶し得る。電力供給装置500の位置情報は、電力供給装置500の実際の位置を示す位置情報であってもよい。電力供給装置500の実際の位置を示す位置情報は、第2の端末装置400の位置検出部430により代理で検出され得る。他に、電力供給装置500の位置情報は、電力供給装置500の位置とは異なる位置を示す位置情報であってもよい。電力供給装置500の位置とは異なる位置とは、例えば、電力供給装置500の付近の目印となる建物の位置、又は第2のユーザにとって合流に都合のよい位置等である。かかる位置は、例えば第2のユーザにより第2の端末装置400に入力される。管理装置300に記憶された、電力供給装置500の位置情報は、マッチングの過程で、又は第1のユーザと第2のユーザとの合流を支援するために、第1のユーザに公開され得る。この点、電力供給装置500の位置とは異なる位置を示す位置情報が記憶される場合、第2のユーザの実際の位置が意図せず他のユーザに公開されることが防止されると共に、第1のユーザと第2のユーザとの合流を容易にすることが可能となる。
なお、第2の端末装置400及び電力供給装置500は、第2のユーザにより携行されるので、第2の端末装置400の位置、電力供給装置500の位置、及び第2のユーザの位置は、それぞれ同義であるものとする。非燃焼型香味吸引器100の位置、第1の端末装置200の位置、及び第1のユーザの位置も、同様にそれぞれ同義であるものとする。
管理装置300は、電力供給装置500が供給可能な電力量に関するステータス情報を、電力供給装置500に対応付けられた第2のユーザの識別情報に対応付けて記憶し得る。ステータス情報は、電力供給装置500の電力残量、給電速度、給電可能な非燃焼型香味吸引器100の機種を示す機種情報、及び給電用接続器具160の有無等の、電力供給装置500の給電能力に関するステータスを示す情報である。ステータス情報が記憶されることで、電力供給装置500の電力供給能力に応じたマッチングを行うことが可能となる。
(2)非燃焼型香味吸引器100によるヘルプ情報の送信
非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112の電力残量に関する情報であるヘルプ情報(第1の情報に相当)を第1の端末装置200に送信する。これにより、非燃焼型香味吸引器100への電力供給の実行がトリガされる。
-電力残量パラメータの取得
非燃焼型香味吸引器100(例えば、電力残量パラメータ取得部141)は、バッテリ112の電力残量を示す電力残量パラメータを取得する。電力残量パラメータとは、例えば、バッテリ112の電圧、累積パフ回数、又は電源ON状態の経過時間等の、電力残量を直接的に又は間接的に示す情報である。例えば、非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112から電圧情報を取得し、風圧センサによる検出結果に基づいて累積パフ回数を取得する。
-条件判定
次いで、非燃焼型香味吸引器100(例えば、判定部143)は、バッテリ112の電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定する。そして、非燃焼型香味吸引器100は、電力残量パラメータが所定の条件を満たしたと判定された場合に、ヘルプ情報を第1の端末装置200に送信する。他方、非燃焼型香味吸引器100は、電力残量パラメータが所定の条件を満たさないと判定された場合に、ヘルプ情報を第1の端末装置200に送信しない。ヘルプ情報は、例えば、非燃焼型香味吸引器100の識別情報、又は電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かの判定結果等の、電力残量に関する各種情報を含む。電力残量パラメータが所定の条件を満たす場合に限りヘルプ情報が送信されるので、無線通信にかかる消費電力を抑制することが可能である。
所定の条件を満たすことは、バッテリ112の電力残量(例えば、電圧)が所定の閾値未満であることを電力残量パラメータが示すことを含む。つまり、非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112の電力残量が所定の閾値未満であることを電力残量パラメータが示す場合に所定の条件を満たすと判定し、そうでない場合に満たさないと判定する。つまり、電力残量が所定の閾値未満である場合に限り、電力供給の実行がトリガされる。そのため、非燃焼型香味吸引器100の電力残量の低下に伴うユーザビリティの低下を防止するための適切なタイミングで、電力供給の実行をトリガすることが可能となる。
所定の閾値は、少なくとも1つの未使用の霧化ユニット120を使い切るのに十分な電力がバッテリ112に残っているか否かの閾値であってもよい。未使用の霧化ユニット120を使い切るのに十分な電力とは、例えば、未使用の霧化ユニット120が電装ユニット110に装着されパフ動作が開始されてからパフ動作を行ってもエアロゾルが発生しなくなるまでに要される電力に、所定のオフセットが加算された電力である。かかる閾値設定により、実際にユーザビリティが低下するタイミングに先立って、電力供給の実行をトリガすることが可能となる。なお、非燃焼型香味吸引器100Bに関して言えば、所定の閾値は、未使用の喫煙物品180を使い切るのに十分な電力がバッテリ112に残っているか否かの閾値であってもよい。
所定の閾値は、少なくとも1つの未使用の香味源131を使い切るのに十分な電力がバッテリ112に残っているか否かの閾値であってもよい。未使用の香味源131を使い切るのに十分な電力とは、例えば、未使用のカプセルユニット130が装着されパフ動作が開始されてからパフ動作を行っても香味が吸引されなくなるまでに要される電力に、所定のオフセットが加算された電力である。かかる閾値設定により、実際にユーザビリティが低下するタイミングに先立って、電力供給の実行をトリガすることが可能となる。
所定の閾値は、所定のエアロゾル生成回数に対応する電力がバッテリ112に残っているか否かの閾値であってもよい。電力残量が当該閾値以上であれば、ユーザは、少なくとも当該所定のエアロゾル生成回数分のパフ動作を行うことができる。かかる閾値設定により、所定のエアロゾル生成回数分、実際にユーザビリティが低下するタイミングに先立って、電力供給の実行をトリガすることが可能となる。所定のエアロゾル生成回数の設定は、ユーザにより行われてもよい。この場合、ユーザの、「少なくともN回以上のパフ動作が可能な電力が残っていてほしい」といった要求を満たすことができる。
所定の閾値は、霧化部122への電力供給が制限されるか否かの閾値であってもよい。電力残量が当該閾値以上であれば霧化部122への電力供給が制限されず、第1のユーザはパフ動作により香味を吸引することができる。電力残量が当該閾値未満であれば霧化部122への電力供給が制限され、第1のユーザはパフ動作により香味を吸引することが困難になる。かかる閾値設定により、実際にユーザビリティが低下したタイミングで、電力供給の実行をトリガすることが可能となる。
-判定タイミング
電力残量パラメータが上記所定の条件を満たすか否かを判定するタイミングは多様に考えられる。
非燃焼型香味吸引器100は、周期的に電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。例えば、非燃焼型香味吸引器100は、前回の判定時からの経過時間が所定時間に到達したタイミングで、又は前回の判定時からのパフ回数が所定回数に到達したタイミングで、判定を行う。これらの場合、非燃焼型香味吸引器100の電力残量の周期的に監視し、電力残量の低下を防止することが可能となる。
非燃焼型香味吸引器100は、着脱センサにより、電装ユニット110への霧化ユニット120の着脱が検出されたことをトリガとして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。霧化ユニット120の着脱は、第1のユーザによるパフ動作に先立って行われることが多い。そのため、霧化ユニット120の着脱が検出されたことをトリガとして判定が行われることで、第1のユーザがパフ動作を行っても香味を吸引できないことにより電力残量の低下を実感するより前に、電力供給の実行をトリガすることが可能となる。同様の理由で、非燃焼型香味吸引器100の電源がONになったことをトリガとして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。また、非燃焼型香味吸引器100Bに関して言えば、非燃焼型香味吸引器100Bは、非燃焼型香味吸引器100への喫煙物品180の挿入を検出したことをトリガとして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。
非燃焼型香味吸引器100は、電装ユニット110に装着された霧化ユニット120の認証に成功したことをトリガとして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。認証は、霧化ユニット120の識別情報を取得したり、霧化ユニット120が正規の製品であるかを確認したりするために行われる。認証は、霧化ユニット120に通電した際の抵抗値、霧化ユニット120に付されたバーコード等の二次元コード、又は磁気センサ若しくは光センサによる読み取り結果に基づいて、行われ得る。同様に、非燃焼型香味吸引器100は、霧化ユニット120に装着されたカプセルユニット130の認証に成功したことをトリガとして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。非燃焼型香味吸引器100Bに関して言えば、非燃焼型香味吸引器100Bは、非燃焼型香味吸引器100に挿入された喫煙物品180の認証に成功したことをトリガとして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。
ここで、非燃焼型香味吸引器100は、認証に成功した霧化ユニット120の識別情報に基づいて、上記条件判定のための所定の閾値を設定してもよい。換言すると、非燃焼型香味吸引器100は、異なる識別情報の霧化ユニット120に異なる所定の閾値を設定してもよい。これにより、霧化ユニット120の種別ごとに消費電力効率が異なる場合に、霧化ユニット120ごとの適切なタイミングで、電力供給の実行をトリガすることができる。同様の理由で、非燃焼型香味吸引器100は、認証に成功したカプセルユニット130の識別情報に基づいて、上記条件判定のための所定の閾値を設定してもよい。また、非燃焼型香味吸引器100Bに関して言えば、非燃焼型香味吸引器100Bは、認証に成功した喫煙物品180の識別情報に基づいて、上記条件判定のための所定の閾値を設定してもよい。
非燃焼型香味吸引器100は、風圧センサにより第1のユーザのパフ動作が検出されたことをトリガとして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定してもよい。これにより、これから第1のユーザがパフ動作を行おうとするタイミングで、電力供給の実行をトリガすることが可能となる。
なお、判定タイミングに応じた閾値が、上記所定の閾値として用いられてもよい。例えば、電装ユニット110への霧化ユニット120の着脱が検出されたことをトリガとする判定では、少なくとも1つの未使用の霧化ユニット120又は香味源131を使い切るのに十分な電力がバッテリ112に残っているか否かの閾値が用いられ得る。非燃焼型香味吸引器100Bに関して言えば、非燃焼型香味吸引器100への喫煙物品180の挿入が検出されたことをトリガとする判定では、少なくとも1つの未使用の喫煙物品180を使い切るのに十分な電力がバッテリ112に残っているか否かの閾値が用いられる。また、第1のユーザのパフ動作が検出されたことをトリガとする判定では、霧化部122への電力供給が制限されるか否かの閾値が用いられ得る。このような、判定タイミングに応じた上記所定の閾値の使用により、第1のユーザのニーズに合った電力供給を実現することができる。
(3)第1の端末装置200によるヘルプ情報の送信
第1の端末装置200(例えば、充電制御部253)は、非燃焼型香味吸引器100からヘルプ情報を受信すると、受信した情報に対応するヘルプ情報(第2の情報に相当)を管理装置300に送信する。
-ヘルプ情報の内容
第1の端末装置200が受信するヘルプ情報と送信するヘルプ情報とは、同一であってもよいし、異なってもよい。例えば、第1の端末装置200は、受信したヘルプ情報に所定の情報を追加して、及び/又は所定の情報を削除して、ヘルプ情報を送信する。以下、第1の端末装置200が送信するヘルプ情報に含まれる情報の一例を説明する。
-ユーザの識別情報
ヘルプ情報は、第1のユーザの識別情報(即ち、ユーザID)を含む。第1のユーザの識別情報と共に、又は代わりに、ヘルプ情報は、非燃焼型香味吸引器100の識別情報、又は第1の端末装置200の識別情報を含んでいてもよい。
-位置情報
ヘルプ情報は、非燃焼型香味吸引器100(とりわけ、電装ユニット110)の位置情報を含む。これにより、位置情報に基づくマッチング、及び第2のユーザへの位置情報の通知が可能になる。
非燃焼型香味吸引器100の位置情報は、非燃焼型香味吸引器100の実際の位置を示す情報であってもよい。ただし、非燃焼型香味吸引器100の位置情報は、第1の端末装置200の位置検出部230により代理で検出され得る。即ち、ヘルプ情報は、非燃焼型香味吸引器100の位置情報として、第1の端末装置200の位置検出部230により検出された位置情報を含んでいてもよい。この場合、非燃焼型香味吸引器100は位置情報を自力で検出せずに済むので、消費電力を抑制することが可能である。
非燃焼型香味吸引器100の位置情報は、非燃焼型香味吸引器100の位置とは異なる位置を示す位置情報であってもよい。非燃焼型香味吸引器100の位置とは異なる位置とは、例えば、非燃焼型香味吸引器100の付近の目印となる建物の位置、又は第1のユーザにとって合流に都合のよい位置等である。かかる任意の位置は、例えば第1のユーザにより第1の端末装置200に入力される。非燃焼型香味吸引器100の位置情報は、マッチングの過程で、又は第1のユーザと第2のユーザとの合流を支援するために、第2のユーザに公開され得る。この点、非燃焼型香味吸引器100の位置とは異なる位置を示す位置情報がヘルプ情報に含まれる場合、第1のユーザの実際の位置が意図せず他のユーザに公開されることが防止されると共に、第1のユーザと第2のユーザとの合流を容易にすることが可能となる。
-電力供給サービスの登録情報
ヘルプ情報は、第1のユーザの電力供給サービスの登録情報を含み得る。これにより、非燃焼型香味吸引器100は、第1のユーザの電力供給サービスの登録情報に応じた給電を受けることが可能となる。電力供給サービスの登録情報としては、例えば、一度の給電当たりの給電される電力量の上限、単位期間当たりの充電回数の上限、及びマッチング可能な電力供給装置500との距離等の、第1のユーザが享受することが可能な電力供給サービスの内容を示す情報が挙げられる。なお、単位期間当たりの充電回数の上限の設定は、充電回数に応じた料金が課される場合に多大な料金が課される事態を防止するために有効である。単位期間とは、例えば、1日、1週、又は1月等である。電力供給サービスの登録情報は、例えば、第1の端末装置200により記憶される。
なお、電力供給サービスの登録情報は、事前に管理装置300に登録されていてもよく、その場合、ヘルプ情報はこれらの情報を含まなくてもよい。
-給電量指定情報
ヘルプ情報は、非燃焼型香味吸引器100への給電量を指定するための、給電量指定情報を含み得る。例えば、給電量指定情報は、給電量を、エアロゾル生成回数、給電時間、又はバッテリ112の容量に基づく比率として指定する情報を含む。エアロゾル生成回数による給電量の指定は、例えば、少なくとも1つの未使用の霧化ユニット120を使い切るのに十分なパフ回数、少なくとも1つの未使用のカプセルユニット130を使い切るのに十分なパフ回数、又は所定数のパフ回数として、指定され得る。また、非燃焼型香味吸引器100Bに関して言えば、エアロゾル生成回数による給電量の指定は、例えば、少なくとも1つの未使用の喫煙物品180を使い切るのに十分なパフ回数、又は所定のパフ回数として、指定され得る。このような給電量の指定により、第1のユーザが望む給電量の給電を実現することが可能となる。
なお、給電量指定情報は、事前に管理装置300に登録されていてもよく、その場合、ヘルプ情報は給電量指定情報を含まなくてもよい。
-プロフィール指定情報
ヘルプ情報は、ヘルプ情報の通知先として特定されるべき第2のユーザのプロフィール情報を指定するための、プロフィール指定情報を含み得る。例えば、プロフィール指定情報は、第1のユーザと同性及び同年代の第2のユーザを特定するよう指定する情報を含む。このようなプロフィール情報の指定により、第1のユーザが、意図しないプロフィール情報を有する第2のユーザと遭遇する事態を回避することが可能となる。
なお、プロフィール指定情報は、事前に管理装置300に登録されていてもよく、その場合、ヘルプ情報はプロフィール指定情報を含まなくてもよい。
-第1のユーザによる意思決定
非燃焼型香味吸引器100は、第1のユーザによる意思決定を経て、ヘルプ情報を送信してもよい。その場合、非燃焼型香味吸引器100は、ヘルプ情報を送信するか否かの意思決定を第1のユーザに求める情報を出力し、第1のユーザからの入力を受け付ける。非燃焼型香味吸引器100は、ヘルプ情報を送信するよう指示する情報が入力された場合に限り、ヘルプ情報を送信する。この場合、第1のユーザによる意思決定を経てヘルプ情報が送信されるので、第1のユーザは、自身の都合のよいときに電力供給を受けることができる。
(4)マッチング
管理装置300(例えば、マッチング部333)は、電力残量が低下した非燃焼型香味吸引器100と、当該非燃焼型香味吸引器100への電力供給が可能な電力供給装置500とをマッチングする。
詳しくは、管理装置300は、ヘルプ情報を受信すると、ヘルプ情報に係る非燃焼型香味吸引器100への電力供給が可能な電力供給装置500を特定する。なお、ひとつの非燃焼型香味吸引器100に対し複数の電力供給装置500がマッチングされてもよい。同様に、複数の非燃焼型香味吸引器100に対し、ひとつの電力供給装置500がマッチングされてもよい。
-マッチング方法
マッチング方法の一例を、以下に説明する。なお、以下に説明するマッチング方法は、適宜組み合わせて用いられてもよい。
-距離に基づくマッチング
マッチング部333は、第1のユーザからの距離に基づいて、マッチングを行ってもよい。例えば、マッチング部333は、非燃焼型香味吸引器100との位置関係が所定の位置関係にある電力供給装置500を特定する。非燃焼型香味吸引器100と電力供給装置500とが所定の位置関係にあるとは、これらが所定の距離以内に位置することであってもよい。ここでの所定の距離とは、直線距離であってもよいし、道路の形状等を加味した移動距離であってもよいし、高さ方向の距離を含んでいてもよい。また、非燃焼型香味吸引器100と電力供給装置500とが所定の位置関係にあるとは、これらが同一の建物内に位置すること、又は同一の地理的範囲に位置すること等であってもよい。このような位置関係に基づくマッチングにより、第1のユーザからの距離が短く、第1のユーザが早くに合流して給電を受けることが可能な第2のユーザに対応付けられた電力供給装置500を、マッチングすることができる。
-電力供給サービスの登録情報に基づくマッチング
マッチング部333は、電力供給サービスの登録情報に基づいて、マッチングを行ってもよい。例えば、マッチング部333は、非燃焼型香味吸引器100からの距離が、電力供給サービスの登録情報が示すマッチング可能な距離内に位置する電力供給装置500のみを、マッチング対象とする。これにより、第1のユーザは、電力供給サービスの登録情報に応じた適切な電力供給サービスを受けることができる。
-ステータス情報に基づくマッチング
マッチング部333は、電力供給装置500のステータス情報に基づいて、マッチングを行ってもよい。例えば、マッチング部333は、給電量指定情報が示す給電量以上の電力残量を有する電力供給装置500を特定する。また、例えば、マッチング部333は、ステータス情報とマッチング対象の非燃焼型香味吸引器100の機種情報とを照合し、給電可能な非燃焼型香味吸引器100の機種としてマッチング対象の非燃焼型香味吸引器100を含む電力供給装置500を特定する。これにより、管理装置300は、適切な電力供給能力を有する電力供給装置500を特定することが可能となる。
-プロフィール情報に基づくマッチング
マッチング部333は、第1のユーザ及び/又は第2のユーザのプロフィール情報に基づいて、マッチングを行ってもよい。例えば、マッチング部333は、第1のユーザからのプロフィール指定情報により指定されたプロフィール情報を有する第2のユーザを特定する。これにより、第1のユーザが、意図しないプロフィール情報を有する第2のユーザと遭遇する事態を回避することが可能となる。同様に、第2のユーザからのプロフィール指定情報が登録されている場合、マッチング部333は、第1のユーザのプロフィール情報をプロフィール指定情報により指定している第2のユーザを特定する。これにより、第2のユーザが、意図しないプロフィール情報を有する第1のユーザと遭遇する事態を回避することが可能となる。
-ヘルプ情報の送信
管理装置300(例えば、マッチング部333)は、マッチングされた電力供給装置500を対象としてヘルプ情報(第3の情報)を送信する。例えば、管理装置300は、マッチングされた電力供給装置500に対応付けられた第2の端末装置400に、ヘルプ情報を送信する。
管理装置300が受信するヘルプ情報と送信するヘルプ情報とは、同一であってもよいし、異なってもよい。例えば、管理装置300は、受信したヘルプ情報に所定の情報を追加して、及び/又は所定の情報を削除して、ヘルプ情報を送信する。管理装置300が送信するヘルプ情報は、非燃焼型香味吸引器100の位置情報を少なくとも含む。その他、管理装置300が送信するヘルプ情報は、第1のユーザのプロフィール情報等を含み得る。
(5)電力供給を行うか否かの意思決定
第2の端末装置400(例えば、給電制御部453)は、マッチングされた電力供給装置500に対応付けられた第2のユーザによる、電力供給を行うか否かの意思決定を受け付け得る。詳しくは、第2の端末装置400は、受信したヘルプ情報に基づく情報を第2のユーザに対して出力し、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100に対し電力供給を行うか否かの意思決定を受け付ける。
例えば、第2の端末装置400は、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100への電力供給が求められていることを示す情報を出力する。これにより、第2のユーザは、第1のユーザから電力供給を求められていることを認識することができる。
例えば、第2の端末装置400は、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100の位置に関する情報を出力する。なお、非燃焼型香味吸引器100の位置に関する情報とは、非燃焼型香味吸引器100の位置情報であってもよいし、非燃焼型香味吸引器100と電力供給装置500との相対的な位置関係(例えば、距離及び/又は方向)を示す情報であってもよい。これにより、第2のユーザは、第1のユーザとの合流にかかる移動距離等を考慮して、電力供給を行うか否かの意思決定を行うことができる。
他にも、第2の端末装置400は、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100に対応付けられた第1のユーザのプロフィール情報、及び電力供給量指定情報等の、電力供給に関する各種情報を出力してもよい。これにより、第2のユーザによる意思決定に資することができる。
例えば、第2の端末装置400は、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うか否かの意思決定を第2のユーザに求める情報を出力する。そして、第2の端末装置400は、第2のユーザにより入力された、電力供給を行うか否かの意思決定結果を示す情報を、管理装置300に返信する。このように、第2のユーザは、マッチングされた後であっても、電力供給を行うか否かを選択することができる。
以下、図11を参照しながら、第2の端末装置400により出力される情報の一例を説明する。
図11は、本実施形態に係る第2の端末装置400により表示されるUI画面の一例を示す図である。図11に示すUI画面600は、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100に対し電力供給を行うか否かの意思決定のためのUI画面の一例である。UI画面600は、第2のユーザの付近の地図上に、第1のユーザの位置及び第2のユーザの位置を示す情報を配置したUI要素601を含む。詳しくは、UI要素601において、第2のユーザのアイコン602が、第2のユーザの位置に対応する地図上の位置に配置されている。また、UI要素601において、2人の第1のユーザのアイコン603A及び603Bが、各々の第1のユーザの位置に対応する地図上の位置に配置されている。アイコン603A又はアイコン603Bが選択されると、対応する第1のユーザの識別情報、位置情報、及びプロフィール情報を含むUI要素604が出力される。UI要素604を参照することで、第2のユーザは、より近くに位置する第1のユーザを選択したり、意図しないプロフィール情報を有する第1のユーザと遭遇する事態を回避したりことが可能となる。UI要素605は、選択されたアイコン603に対応する第1のユーザの非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うか否かの選択肢を含み、第2のユーザは、いずれかを選択することができる。
なお、マッチングされヘルプ情報が送信された複数の電力供給装置500のうち、ひとつの電力供給装置500において電力供給を行う旨の意思決定が入力された場合、管理装置300は、他のヘルプ情報を無効化する。例えば、管理装置300は、電力供給を行う旨の意思決定結果の送信元以外の第2の端末装置400の各々に、ヘルプ情報が無効になったことを示す情報を送信する。第2の端末装置400は、かかる情報を受信すると、例えば、電力供給を行うか否かの意思決定のためのUI画面の表示を停止する。これにより、複数の第2のユーザがひとりの第1のユーザの位置に移動してしまうといった、無駄な移動の発生が防止される。
(6)合流支援
管理装置300(例えば、マッチング部333)は、第1のユーザと、マッチングされ且つ電力供給を行う旨の意思決定を行った第2のユーザとの、合流を支援する。例えば、管理装置300は、第1の端末装置200及び第2の端末装置400の各々に、第1のユーザと第2のユーザとの合流を指示する情報を含む合流指示を送信する。
合流指示は、合流地点の位置情報を含む。合流地点は、第1のユーザの位置であってもよく、その場合、第2のユーザが移動を指示される。合流地点は、第2のユーザの位置であってもよく、その場合、第1のユーザが移動を指示される。合流地点は、第1のユーザの位置と第2のユーザの位置の中間地点であってもよく、その場合、第1のユーザ及び第2のユーザが移動を指示される。
第1の端末装置200(例えば、充電制御部253)及び第2の端末装置400(例えば、給電制御部453)は、合流指示を受信すると、受信した合流指示に基づく情報を第1のユーザ及び第2のユーザに出力する。例えば、第1の端末装置200及び第2の端末装置400は、合流指示に含まれる位置情報、及び当該位置情報により示される位置までの道案内を出力する。これにより、第1のユーザ及び第2のユーザが、容易に合流することが可能となる。第1のユーザ及び第2のユーザが合流に成功すると、電力供給装置500による非燃焼型香味吸引器100への給電が実行される。
(7)報酬の付与
非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行った電力供給装置500に対応付けられた第2のユーザに対し、報酬が付与されてもよい。報酬は、例えば電力供給サービスにおけるポイント等である。
例えば、第1の端末装置200(例えば、充電制御部253)は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行った電力供給装置500に対応付けられた第2のユーザに対して付与する報酬の入力を第1のユーザに要求する情報を出力し、報酬の入力を受け付ける。第1の端末装置200は、第1のユーザから入力された報酬を示す情報を管理装置300に送信する。そして、管理装置300は、第1のユーザにより入力された報酬を第2のユーザに対し付与する処理を行う。これにより、第2のユーザに対し、非燃焼型香味吸引器100への給電を強く動機付けることができる。報酬の入力は、給電後に行われてもよいし、ヘルプ情報の送信前に行われてもよい。後者の場合、例えば、第1のユーザは、緊急度が高いほど高い報酬を指定することで、第2のユーザに対しより強く給電を動機付けることができる。
(8)処理の流れ
図12は、本実施形態に係るシステム1により実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200、管理装置300、第2の端末装置400、及び電力供給装置500が関与する。本シーケンスにより示される処理が実行されるよりも前に、第1のユーザ及び第2のユーザに関する情報の登録が行われたものとする。
図12に示すように、まず、非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112の電力残量
パラメータを取得する(ステップS102)。次いで、非燃焼型香味吸引器100は、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS104)。電力残量パラメータが所定の条件を満たすと判定されると、非燃焼型香味吸引器100は、ヘルプ情報を第1の端末装置200に送信する(ステップS106)。
次に、第1の端末装置200は、ヘルプ情報の送信可否の意思決定のためのUI画面を表示し、第1のユーザによる入力を受け付ける(ステップS108)。第1の端末装置200は、ヘルプ情報を送信するよう指示する情報が入力されると、ヘルプ情報を管理装置300に送信する(ステップS110)。
ヘルプ情報を受信すると、管理装置300は、非燃焼型香味吸引器100と電力供給装置500とのマッチングを行う(ステップS112)。次に、管理装置300は、マッチングされたひとつ以上の電力供給装置500に対応付けられた第2の端末装置400に、ヘルプ情報を送信する(ステップS114)。
ヘルプ情報を受信した第2の端末装置400は、図11に一例を示した、マッチングされた非燃焼型香味吸引器100に対し電力供給を行うか否かの意思決定のためのUI画面を表示し、意思決定結果の入力を受け付ける(ステップS116)。次いで、第2の端末装置400は、意思決定結果を示す情報を、管理装置300に送信する(ステップS118)。
管理装置300は、電力供給を行うことを示す意思決定結果を受信した場合、ヘルプ情報の送信元の第1の端末装置200、及び当該意思決定結果の送信元の第2の端末装置400の各々に、合流指示を送信する(ステップS120)。かかる合流指示に基づいて第1のユーザと第2のユーザとが合流に成功すると、電力供給装置500から非燃焼型香味吸引器100への電力供給が行われる(ステップS122)。なお、管理装置300は、電力供給を行うことを示す意思決定結果を受信した場合、当該意思決定結果の送信元以外の第2の端末装置400に対し、ヘルプ情報を無効化する情報を送信する。
次いで、第1の端末装置200は、報酬入力のためのUI画面を表示し、第2のユーザに付与する報酬の入力を受け付ける(ステップS124)。そして、第1の端末装置200は、第1のユーザにより入力された報酬を示す情報を管理装置300に送信する(ステップS126)。これにより、管理装置300は、第1のユーザから指定された報酬を第2のユーザに対し付与する処理を行う。
<2.4.変形例>
(1)第1の変形例
上記では、図11を参照しながら上記説明したように、マッチング結果に対する意思決定を第2のユーザに求める例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、マッチング結果に対する意思決定が、第1のユーザに求められてもよい。
詳しくは、まず、管理装置300(例えば、マッチング部333)は、マッチング結果を示す情報を、ヘルプ情報の送信元の第1の端末装置200に送信する。ここで、マッチング結果を示す情報は、マッチングされた電力供給装置500の位置情報、及び使用者である第2のユーザのプロフィール情報等を含む。
次いで、第1の端末装置200(例えば、充電制御部253)は、第1のユーザによる、ヘルプ情報の送信先の選択に係る意思決定を受け付ける。詳しくは、第1の端末装置200は、受信したマッチング結果に基づく情報を第1のユーザに対して出力し、ヘルプ情報の送信先の選択の入力を受け付ける。
例えば、第1の端末装置200は、マッチングされた電力供給装置500が電力供給可能であることを示す情報を出力する。これにより、第1のユーザは、電力供給を受けることが可能であることを認識することができる。
例えば、第1の端末装置200は、マッチングされた電力供給装置500の位置に関する情報を出力する。なお、電力供給装置500の位置に関する情報とは、電力供給装置500の位置情報であってもよいし、非燃焼型香味吸引器100と電力供給装置500との相対的な位置関係(例えば、距離及び/又は方向)を示す情報であってもよい。これにより、第1のユーザは、第2のユーザとの合流にかかる移動距離等を考慮して、電力供給源の候補とするか否かの意思決定を行うことができる。
他にも、第1の端末装置200は、マッチングされた電力供給装置500に対応付けられた第2のユーザのプロフィール情報、及び電力供給装置500のステータス情報等の、電力供給に関する各種情報を出力してもよい。これにより、第1のユーザによる意思決定に資することができる。
例えば、第1の端末装置200は、マッチングされた電力供給装置500をヘルプ情報の送信先として選択するか否かの意思決定を第1のユーザに求める情報を出力する。そして、第1の端末装置200は、第1のユーザにより入力された、ヘルプ情報の送信先の選択結果を示す情報を、管理装置300に返信する。管理装置300は、第1のユーザによりヘルプ情報の送信先として選択された電力供給装置500に対応付けられた第2の端末装置400に限定して、ヘルプ情報を送信する。このように、第1のユーザは、マッチング結果を参照して、ヘルプ情報の送信先を選択することができる。
以下、図13を参照しながら、第1の端末装置200により出力される情報の一例を説明する。次いで、図14を参照しながら、本変形例の処理の流れを説明する。
図13は、第1の変形例に係る第1の端末装置200により表示されるUI画面の一例を示す図である。図13に示すUI画面610は、ヘルプ情報の送信先の選択のためのUI画面の一例である。UI画面610は、第1のユーザの付近の地図上に、第1のユーザの位置及び第2のユーザの位置を示す情報を配置したUI要素611を含む。詳しくは、UI要素611において、第1のユーザのアイコン612が、第1のユーザの位置に対応する地図上の位置に配置されている。また、UI要素611において、2人の第2のユーザのアイコン613A及び613Bが、各々の第2のユーザの位置に対応する地図上の位置に配置されている。アイコン613A又はアイコン613Bが選択されると、対応する第2のユーザの識別情報、位置情報、及びプロフィール情報を含むUI要素614が出力される。UI要素614を参照することで、第1のユーザは、より近くに位置する第2のユーザを選択したり、意図しないプロフィール情報を有する第2のユーザと遭遇する事態を回避したりことが可能となる。UI要素615は、選択されたアイコン613に対応する第2のユーザの第2の端末装置400をヘルプ情報の送信先とするか否かの選択肢を含み、第1のユーザは、いずれかを選択することができる。なお、第1のユーザは、複数の第2のユーザを、ヘルプ情報の送信先として選択することができる。
図14は、第1の変形例に係るシステム1により実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200、管理装置300、第2の端末装置400、及び電力供給装置500が関与する。本シーケンスにより示される処理が実行されるよりも前に、第1のユーザ及び第2のユーザに関する情報の登録が行われたものとする。
ステップS202~S212における処理は、図12を参照しながら説明したステップS102~S112における処理と同様である。ステップS212の後、管理装置300は、ヘルプ情報の送信元の第1の端末装置200にマッチング結果を示す情報を送信する(ステップS214)。次に、第1の端末装置200は、図13に一例を示した、ヘルプ情報の送信先の選択のためのUI画面を表示し、ヘルプ情報の送信先の選択の入力を受け付ける(ステップS216)。次いで、第1の端末装置200は、選択結果を示す情報を管理装置300に送信する(ステップS218)。次に、管理装置300は、ヘルプ情報の送信先として選択された電力供給装置500に対応付けられた第2の端末装置400に対して、ヘルプ情報を送信する(ステップS220)。その後のステップS222~S232における処理は、図12を参照しながら上記説明したステップS116~S126における処理と同様である。
(2)第2の変形例
上記では、非燃焼型香味吸引器100の電力残量低下の判定が非燃焼型香味吸引器100において行われる例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。非燃焼型香味吸引器100の電力残量低下の判定は、非燃焼型香味吸引器100以外の他の装置(例えば、第1の端末装置200又は管理装置300)により行われてもよい。以下では、一例として、非燃焼型香味吸引器100の電力残量低下の判定を、管理装置300が行う例を説明する。本変形例では、第1の実施形態において非燃焼型香味吸引器100が有していた判定部143が、非燃焼型香味吸引器100の代わりに管理装置300に配置される。
非燃焼型香味吸引器100は、電力残量を示すパラメータを取得し、取得した電力残量を示すパラメータを、第1の端末装置200を介して管理装置300に送信する。そして、管理装置300は、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定する。電力残量パラメータが所定の条件を満たすと判定された場合、管理装置300は、マッチングを行う。他方、電力残量パラメータが所定の条件を満たさないと判定された場合、管理装置300は、マッチングを行わない。この場合の処理の流れを、図15を参照しながら説明する。
図15は、第2の変形例に係るシステム1により実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200及び管理装置300が関与する。本シーケンスでは、マッチング以降の処理は省略されている。本シーケンスにより示される処理が実行されるよりも前に、第1のユーザ及び第2のユーザに関する情報の登録が行われたものとする。
図15に示すように、まず、非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112の電力残量パラメータを取得する(ステップS302)。次いで、非燃焼型香味吸引器100は、電力残量パラメータを第1の端末装置200に送信し、第1の端末装置200は、受信した電力残量パラメータを管理装置300に送信する(ステップS304)。次に、管理装置300は、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS306)。そして、電力残量パラメータが所定の条件を満たすと判定されると、管理装置300は、マッチングを行う(ステップS308)。なお、管理装置300は、マッチングを行うよりも前に、第1の端末装置200からヘルプ情報を受信することが望ましい。以降の処理については、図12に示したステップS114以降の処理、又は図14に示したステップS214以降の処理と同様である。
(3)第3の変形例
上記では、第2の端末装置400がヘルプ情報を受信した場合、第2のユーザにより電力供給を行うか否かの意思決定が行われる例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、電力供給を行うか否かの意思決定が、第2の端末装置400により自動的
に行われてもよい。
第2の端末装置400(例えば、給電制御部453)は、第2の端末装置400に対応付けられた電力供給装置500のステータス情報に基づいて、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うか否かを判定してもよい。第2の端末装置400は、電力供給装置500の電力残量が十分である場合には電力供給を行うと判定し、電力供給装置500の電力残量が不十分である場合には電力供給を行わないと判定する。その際、第2の端末装置400は、ヘルプ情報に含まれる給電量指定情報を参照し得る。
そして、第2の端末装置400は、第2の端末装置400による判定結果を示す情報を管理装置300に返信する。このように、電力供給を行うか否かの意思決定が第2の端末装置400により自動的に行われることで、電力供給を行うか否かの決定を速めることができる。
同様の判定は、管理装置300(例えば、マッチング部333)により行われてもよい。例えば、管理装置300は、事前に登録されたステータス情報等を参照することで、同様の判定を行ってもよい。
(4)第4の変形例
上記では、非燃焼型香味吸引器100の位置情報が第1の端末装置200により代理で検出されるものと説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、非燃焼型香味吸引器100の位置情報は、非燃焼型香味吸引器100により検出されてもよい。
本変形例に係る非燃焼型香味吸引器100は、非燃焼型香味吸引器100の位置情報を検出する位置検出部を有する。当該位置検出部の構成は、位置検出部230と同様である。非燃焼型香味吸引器100は、当該位置検出部により検出された位置情報をヘルプ情報に含めて第1の端末装置200に送信する。この場合、管理装置300は、非燃焼型香味吸引器100のより正確な位置に基づいてマッチングを行うことが可能となる。
(5)第5の変形例
上記では、第1のユーザの電力供給サービスの登録情報が第1の端末装置200により記憶される例を説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、非燃焼型香味吸引器100が、電力供給サービスの登録情報を記憶してもよい。
本変形例に係る非燃焼型香味吸引器100(例えば、記憶部114)は、第1のユーザの電力供給サービスの登録情報を記憶する。そして、非燃焼型香味吸引器100は、第1のユーザの電力供給サービスの登録情報をヘルプ情報に含めて第1の端末装置200に送信する。この場合、第1の端末装置200が電力供給サービスの登録情報を記憶していなくても、適切な電力供給サービスを受けることが可能となる。
<<3.第2の実施形態>>
本実施形態は、管理装置300によるマッチングを経ずに、第1のユーザが使用する非燃焼型香味吸引器100への第2のユーザが使用する電力供給装置による電力供給が実現される形態である。
<3.1.概要>
図16は、第2の実施形態に係るシステム1の全体構成例を示す図である。図16に示すように、本実施形態にかかるシステム1は非燃焼型香味吸引器100、第2の端末装置400及び電力供給装置500を有する。本実施形態では、非燃焼型香味吸引器100と第2の端末装置400とが直接的に通信することで、電力供給装置500による非燃焼型
香味吸引器100への電力供給が実現される。本実施形態では、第1のユーザと第2のユーザとが同一の喫煙所内、又は同一の部屋内に位置する等、非燃焼型香味吸引器100と第2の端末装置400とが直接的に通信可能な距離内に位置することが想定される。
以下、本実施形態について詳しく説明する。ただし、第1の実施形態と共通する点については説明を簡略化又は省略するものとする。各装置の構成は、第1の実施形態と同様である。
<3.2.技術的特徴>
非燃焼型香味吸引器100(例えば、判定部143)は、第1の実施形態と同様に、電力残量パラメータが所定の条件を満たすと判定した場合に、ヘルプ情報を送信する。
第2の端末装置400(例えば、給電制御部453)は、ヘルプ情報を受信すると、第1の実施形態と同様に、ヘルプ情報に基づく情報を出力し、非燃焼型香味吸引器100に対し電力供給を行うか否かの第2のユーザによる意思決定を受け付ける。なお、第2の端末装置400は、ヘルプ情報に含まれる非燃焼型香味吸引器100の識別情報に基づいて管理装置300に登録された情報を参照することで、第2のユーザによる意思決定のために必要な情報を取得してもよい。ここでの必要な情報とは、例えば、プロフィール情報等である。
第2の端末装置400は、第2のユーザにより、電力供給を行う旨の意思決定が行われた場合、第1のユーザと第2のユーザとの合流を支援する。例えば、第2の端末装置400は、第2のユーザに対して第1のユーザの位置への移動を指示する情報を出力する。第2のユーザは、かかる合流指示に基づいて移動することで、容易に第1のユーザと合流することが可能となる。他にも、非燃焼型香味吸引器100は、トリガ情報を送信すると共に通知部111を所定の発光パターンで発光させる等して、合流を支援してもよい。
以下、図17を参照しながら、本実施形態における処理の流れを説明する。
図17は、本実施形態に係るシステム1により実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、非燃焼型香味吸引器100、第2の端末装置400、及び電力供給装置500が関与する。本シーケンスにより示される処理が実行されるよりも前に、第1のユーザ及び第2のユーザに関する情報の登録が行われたものとする。
図17に示すように、まず、非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112の電力残量パラメータを取得する(ステップS402)。次いで、非燃焼型香味吸引器100は、電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS404)。電力残量パラメータが所定の条件を満たすと判定されると、非燃焼型香味吸引器100は、ヘルプ情報を第2の端末装置400に送信する(ステップS406)。
次に、第2の端末装置400は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うか否かの意思決定のためのUI画面を表示し、第2のユーザによる入力を受け付ける(ステップS408)。第2の端末装置400は、電力供給を行うことを示す意思決定結果が入力された場合、合流指示を表示する(ステップS410)。かかる合流指示に基づいて第1のユーザと第2のユーザとが合流に成功すると、電力供給装置500から非燃焼型香味吸引器100への電力供給が行われる(ステップS412)。
-補足
なお、上記では、非燃焼型香味吸引器100と第2の端末装置400とが直接的に通信
するものと説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、非燃焼型香味吸引器100と第2の端末装置400との通信を、第1の端末装置200が中継してもよい。
<<4.第3の実施形態>>
本実施形態は、管理装置300によるマッチングを経て、第1のユーザにより使用される非燃焼型香味吸引器100への環境設置された電力供給装置500による電力供給が実現される形態である。
<4.1.概要>
図18は、第3の実施形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。図18に示すように、本実施形態にかかるシステム1は非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200、管理装置300、及び電力供給装置500を有する。本実施形態に係る電力供給装置500は、無線通信機能、及び自律的な意思決定が可能な、例えばIoT(Internet of Things)端末として実現される。電力供給装置500は、第1の実施形態における第2の端末装置400と電力供給装置500とを包含する機能を有する。
以下、第3の実施形態について詳しく説明する。ただし、第1の実施形態と共通する点については説明を簡略化又は省略するものとする。非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200、及び管理装置300の構成は、第1の実施形態と同様である。
<4.2.構成例>
図19は、本実施形態に係る電力供給装置500の構成例を示すブロック図である。図19に示すように、電力供給装置500は、無線通信部510、バッテリ520、位置検出部530、記憶部540、及び制御部550を有する。
-無線通信部510
無線通信部510は、電力供給装置500と他の装置との間で情報の送受信を行うための、送信部及び受信部としての機能を有する無線インタフェースである。無線通信部510は、例えば、Bluetooth、LPWA、無線LAN、LTE、又はLAN等の任意の通信規格に準拠した通信、及びインターネット等のネットワークを介して、管理装置300と通信する。
-バッテリ520
バッテリ520は、電力を蓄積し、非燃焼型香味吸引器100のバッテリ112に電力を供給する電源である。例えば、バッテリ520は、USBコネクタを有し、給電用接続器具160のUSBコネクタ162に接続されると、USBコネクタ162を介して非燃焼型香味吸引器100のバッテリ112に電力を供給する。バッテリ520は、例えば、リチウムイオン電池である。
-位置検出部530
位置検出部530は、電力供給装置500の実際の位置を示す位置情報を検出する。位置検出部530の構成は、位置検出部230と同様である。
-記憶部540
記憶部540は、電力供給装置500の動作のための各種情報を記憶する記憶媒体である。記憶部540は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体により構成される。記憶部540は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給に関する各種情報を記憶する。
-制御部550
制御部550は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って電力供給装置500内の動作全般を制御する。制御部550は、例えばCPU、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。なお、制御部550は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMを含んでいてもよい。
電力供給装置500は、制御部550による制御に基づいて、各種処理を実行する。例えば、無線通信部510による情報の送受信、バッテリ520による他の装置への給電、位置検出部530による位置検出、並びに記憶部540による情報の記憶及び読み出しは、制御部550により制御される処理の一例である。各構成要素への情報の入力、及び各構成要素から出力された情報に基づく処理等、電力供給装置500により実行されるその他の処理も、制御部550により制御される。図19に示すように、制御部550は、情報登録部551及び給電制御部553を有する。情報登録部551は、電力供給装置500に関する情報を管理装置300に登録する機能を有する。給電制御部553は、電力供給装置500による非燃焼型香味吸引器100への給電に関する各種処理を制御する機能を有する。これらの各構成要素の詳細については、後に詳しく説明する。
<4.3.技術的特徴>
(1)事前の情報登録
電力供給装置500(例えば、情報登録部551)は、電力供給装置500に関する情報を管理装置300に登録する。詳しくは、電力供給装置500は、電力供給装置500に関する情報を管理装置300に送信し、管理装置300(例えば、記憶制御部331及び記憶部320)は、受信した情報を記憶する。以下、登録される情報の一例を説明する。
管理装置300は、電力供給装置500の位置情報を、電力供給装置500の識別情報に対応付けて記憶する。電力供給装置500の位置情報は、電力供給装置500の位置検出部530により検出される。
管理装置300は、電力供給装置500が供給可能な電力量に関するステータス情報を、電力供給装置500の識別情報に対応付けて記憶し得る。ステータス情報は、電力供給装置500の電力残量、給電速度、給電用接続器具160の有無等の、電力供給装置500の給電能力に関するステータスを示す情報である。ステータス情報が記憶されることで、電力供給装置500の電力供給能力に応じたマッチングを行うことが可能となる。
(2)マッチング
本実施形態におけるマッチングは、第1の実施形態と同様である。ただし、本実施形態では、第2のユーザは関与しないので、第2のユーザのプロフィール情報に基づくマッチング等の、第2のユーザの情報に基づくマッチングは省略される。
-電力供給を行うか否かの判定
管理装置300(例えば、マッチング部333)は、マッチングすると、マッチングされた電力供給装置500にヘルプ情報を送信する。次いで、電力供給装置500(例えば、給電制御部553)は、受信したヘルプ情報に基づいて、電力供給を行うか否かを判定する。例えば、電力供給装置500は、第1のユーザの電力供給サービスの登録情報に基づいて、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うか否かを判定する。具体的には、電力供給装置500は、非燃焼型香味吸引器100が給電を受けた回数が、単位期間当たりの充電回数の上限に達していない場合に限り、電力供給を行うと判定する。これにより、電力供給装置500は、第1のユーザの電力供給サービスの登録情報に応じた電力供給を実行することができる。
電力供給装置500は、電力供給装置500のステータス情報に基づいて、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うか否かを判定してもよい。例えば、電力供給装置500は、バッテリ520の電力残量が十分である場合には電力供給を行うと判定し、バッテリ520の電力残量が不十分である場合には電力供給を行わないと判定する。その際、電力供給装置500は、ヘルプ情報に含まれる給電量指定情報を参照し得る。
そして、電力供給装置500は、判定結果を示す情報を管理装置300に返信する。その後の処理は、第1の実施形態と同様である。
(3)給電量の制御
第1のユーザへの合流指示に基づいて第1のユーザが電力供給装置500の位置まで移動し、非燃焼型香味吸引器100が電力供給装置500に接続等されると、電力供給装置500は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行う。
その際、電力供給装置500(例えば、給電制御部553)は、非燃焼型香味吸引器100への電力供給量を制御する。非燃焼型香味吸引器100への電力供給量は、所定のエアロゾル生成回数に対応する量により決定されてもよい。所定のエアロゾル生成回数とは、例えば、少なくとも1つの未使用の霧化ユニット120を使い切るのに十分なパフ回数、少なくとも1つの未使用のカプセルユニット130を使い切るのに十分なパフ回数、又はその他の所定数のパフ回数である。非燃焼型香味吸引器100への電力供給量は、給電時間により決定されてもよい。給電時間とは、非燃焼型香味吸引器100への電力供給が許容される時間の長さであり、例えば数分である。非燃焼型香味吸引器100への電力供給量は、バッテリ520の電力残量を基準とする比率により決定されてもよい。バッテリ520の電力残量を基準とする比率とは、電力供給開始前のバッテリ520の電力残量を100%とした場合のパーセンテージである。電力供給装置500は、電力供給量を制御することで、非燃焼型香味吸引器100への電力供給量の過不足の防止を促すことができる。
(4)処理の流れ
以下、図20を参照しながら、本実施形態における処理の流れを説明する。
図20は、本実施形態に係るシステム1により実行される電力供給処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンスには、非燃焼型香味吸引器100、第1の端末装置200、管理装置300、及び電力供給装置500が関与する。本シーケンスにより示される処理が実行されるよりも前に、第1のユーザ及び電力供給装置500に関する情報の登録が行われたものとする。
ステップS502~S512における処理は、図12を参照しながら説明したステップS102~S112における処理と同様である。ステップS512の後、管理装置300は、マッチングされたひとつ以上の電力供給装置500に、ヘルプ情報を送信する(S514)。
ヘルプ情報を受信した電力供給装置500は、非燃焼型香味吸引器100に対し電力供給を行うか否かを判定する(ステップS516)。次いで、電力供給装置500は、意思決定結果を示す情報を、管理装置300に送信する(ステップS518)。
管理装置300は、電力供給を行うことを示す判定結果を受信した場合、ヘルプ情報の送信元の第1の端末装置200に、第1のユーザの電力供給装置500の位置への移動を指示する合流指示を送信する(ステップS520)。かかる合流指示に基づいて第1のユーザが電力供給装置500の位置に移動すると、電力供給装置500から非燃焼型香味吸引器100への電力供給が行われる(ステップS522)。なお、管理装置300は、電力供給を行うことを示す判定結果を受信した場合、当該判定結果の送信元以外の電力供給装置500に対し、マッチングを無効化する情報を送信する。
<<5.まとめ>>
以上、図1~図20を参照して、本発明の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、非燃焼型香味吸引器100は、エアロゾル源にエアロゾルを生成させる霧化部122に供給される電力を蓄積するバッテリ112を有する。そして、非燃焼型香味吸引器100は、バッテリ112の電力残量パラメータが所定の条件を満たすか否かを判定し、電力残量パラメータが所定の条件を満たしたと判定された場合にヘルプ情報を送信する。非燃焼型香味吸引器100によるヘルプ情報の送信をトリガとして、非燃焼型香味吸引器100に電力供給可能な電力供給装置500が特定される。そして、非燃焼型香味吸引器100と特定された電力供給装置500とが、第1のユーザ及び/又は第2のユーザの移動を経て接続等されることで、電力供給装置500から非燃焼型香味吸引器100への電力供給が実現される。これにより、非燃焼型香味吸引器100の電力残量の低下に伴うユーザビリティの低下を防止することができる。
また、第1の端末装置200は、非燃焼型香味吸引器100から送信されたヘルプ情報を送信して、受信したヘルプ情報に対応するヘルプ情報を送信する。これにより、非燃焼型香味吸引器100が近距離無線通信機能しか有せず管理装置300と直接的な通信が困難な場合であっても、第1の端末装置200がヘルプ情報を管理装置300に中継することが可能となる。
また、管理装置300は、電力供給装置500の位置情報を記憶する。そして、管理装置300は、非燃焼型香味吸引器100に係るヘルプ情報を受信すると当該非燃焼型香味吸引器100と所定の位置関係にある電力供給装置500を特定し、特定された電力供給装置500を対象としてヘルプ情報を送信する。これにより、電力残量が低下した非燃焼型香味吸引器100からの距離が近い等の、適切な位置関係にある電力供給装置500による、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を実現することができる。
また、第2の端末装置400は、ヘルプ情報を受信すると、非燃焼型香味吸引器100の位置に関する情報、及び非燃焼型香味吸引器100への電力供給が求められていることを示す情報を出力する。これにより、第2のユーザは、非燃焼型香味吸引器100への電力供給が求められていることを認識すると共に、第1のユーザとの合流にかかる移動距離を考慮して、電力供給を行うか否かの意思決定を行うことができる。
また、電力供給装置500は、非燃焼型香味吸引器100に供給される電力を蓄積し、ヘルプ情報を受信すると、ヘルプ情報に基づいて非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うか否かを判定する。電力供給装置500は、第2のユーザによる意思決定を経ずとも、電力供給を行うことができる。そのため、環境設置された電力供給装置500も、非燃焼型香味吸引器100への電力供給を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、非燃焼型香味吸引器100が単体で使用され、非燃焼型香味吸引器100の電力残量の低下をトリガとしてヘルプ情報が送信されるものと説明したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、非燃焼型香味吸引器100と外部バッテリとが組み合わせて使用され、数回のパフ動作ごとに外部バッテリから非燃焼型香味吸引器100への充電が行われる形態が考えられる。この場合、外部バッテリの電力残量の低下をトリガとしてヘルプ情報が送信され得る。当該外部バッテリも、エアロゾル生成制御装置の一例である。
例えば、上記説明した各実施形態は、適宜組み合わされてもよい。例えば、第2の実施形態と第3の実施形態とが組み合わされ、非燃焼型香味吸引器100が電力供給装置500と直接的に通信してもよい。この場合、非燃焼型香味吸引器100は、近くの環境設置された電力供給装置500に直接的にヘルプ情報を送信して、電力供給を受けることが可能となる。また、例えば、第1の~第3の実施形態に係る装置は、混在していてもよい。その場合、非燃焼型香味吸引器100がヘルプ情報を送信すると、管理装置300によるマッチングを経て間接的に、又は管理装置300によるマッチングを経ずに直接的に、第2の端末装置400及び/又は電力供給装置500がヘルプ情報を受信する。いずれかひとつの第2の端末装置400又は電力供給装置500により電力供給を行うことが決定されると、その他の装置へのヘルプ情報が無効化される。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
なお、本明細書において説明した各装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。ソフトウェアを構成するプログラムは、例えば、各装置の内部又は外部に設けられる記憶媒体(非一時的な媒体:non-transitory media)に予め格納される。そして、各プログラムは、例えば、コンピュータによる実行時にRAMに読み込まれ、CPUなどのプロセッサにより実行される。上記記憶媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記憶媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
1 システム
100 非燃焼型香味吸引器
110 第1の部材、電装ユニット
111 通知部
112 バッテリ
113 センサ
114 記憶部
115 制御部
116 無線通信部
119 雌コネクタ
120 第2の部材、霧化ユニット
121 リザーバ
122 霧化部
123 空気取込流路
124 エアロゾル流路
125 吸口部
126 矢印
130 第3の部材、カプセルユニット
131 香味源
141 電力残量パラメータ取得部
143 判定部
160 給電用接続器具
161 雄コネクタ
162 コネクタ
162 USBコネクタ
171 ハウジング
171A トップハウジング
171B ボトムハウジング
172 カバー
172a 開口
173 スイッチ
174 蓋部
175 加熱部
180 喫煙物品
180A 基材部
180B 吸口部
181 充填物
182 第1の巻紙
183 第2の巻紙
184 紙管部
185 フィルタ部
186 中空セグメント部
200 第1の端末装置
210 無線通信部
220 入出力部
230 位置検出部
240 記憶部
250 制御部
251 情報登録部
253 充電制御部
300 管理装置
310 通信部
320 記憶部
330 制御部
331 記憶制御部
333 マッチング部
400 第2の端末装置
410 無線通信部
420 入出力部
430 位置検出部
440 記憶部
450 制御部
451 情報登録部
453 給電制御部
500 電力供給装置
510 無線通信部
520 バッテリ
530 位置検出部
540 記憶部
550 制御部
551 情報登録部
553 給電制御部

Claims (5)

  1. システムであって、第1のユーザが携行する第1の端末装置およびエアロゾル生成制御装置と、第2のユーザが携行する第2の端末装置および電力供給装置とを備え、前記エアロゾル生成制御装置が、
    エアロゾル生成基材にエアロゾルを生成させるエアロゾル生成部に供給される電力を蓄積する電源と、
    前記電源の電力残量を示すパラメータが所定の条件を満たすか否かを判定する制御部と、
    前記制御部により前記パラメータが前記所定の条件を満たしたと判定された場合に、前記電力残量に関する第1の情報を、前記第1のユーザの前記第1の端末装置に送信する無線通信部と、を有し、
    前記所定の条件を満たすことは、前記電力残量が所定の閾値未満であることを前記パラメータが示すことを含み、前記所定の閾値は、前記エアロゾル生成部への電力供給が制限されるか否かの閾値であり、
    前記第1の情報に対応する第2の情報が、前記第1の端末装置から送信されて、前記第2の端末装置または前記電力供給装置で受信され、
    前記エアロゾル生成制御装置が、前記電力供給装置から電力供給を受けるように構成される、
    ことを特徴としたシステム
  2. 請求項1に記載のシステムであって、更に、
    前記エアロゾル生成制御装置の位置情報を検出する位置検出部を有し、
    前記第1の情報および前記第2の情報は、前記位置検出部により検出された前記位置情報を含むことを特徴とした、システム
  3. 前記エアロゾル生成制御装置は、電力供給サービスの登録情報を記憶する記憶部を有し、
    前記第1の情報および前記第2の情報は、前記記憶部に記憶された前記電力供給サービスの登録情報を含むことを特徴とした、請求項1または2に記載のシステム
  4. 前記無線通信部は、Bluetooth(登録商標)又はLPWA(Low Power Wide Area)による無線通信を行うことを特徴とした、請求項1~3のいずれか一項に記載のシステム
  5. 前記制御部は、前記第1のユーザによる吸引動作が検出されたことをトリガとして、前記パラメータが前記所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とした、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム
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