JP7440164B1 - 個体物品管理システム、個体物品管理方法、及び、個体物品管理プログラム - Google Patents

個体物品管理システム、個体物品管理方法、及び、個体物品管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】不要な個体物品を迅速に除去できる個体物品管理システムを提供すること。【解決手段】個体物品管理システムは、手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する。個体物品管理システムは、個体物品を識別する個体物品識別情報TCを表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を表す画像である撮影画像に含まれる個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の物品が、手術と対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定し、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に、当該物品が必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークMK1が撮影画像に付加され、一方、当該物品が必要物品群を構成しないと判定された場合に第1マークと異なる第2マークMK2が撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する。【選択図】図11

Description

本発明は、個体物品管理システム、個体物品管理方法、及び、個体物品管理プログラムに関する。
手術において使用される、物品(例えば、医療材料、衛生材料、又は、医薬品等)の個体である個体物品を管理する個体物品管理システムが知られている。例えば、特許文献1に記載の個体物品管理システムは、RFID(Radio Frequency Identification)ラベルが各個体物品に貼付されるとともに、複数の個体物品である個体物品群が収納されたトレイを一括してスキャンすることにより、検品処理が行われる。
特開2020-7054号公報
しかしながら、上記個体物品管理システムにおいては、個体物品群を一括してスキャンする際に、手術に不要な個体物品が含まれている場合、ユーザは、トレイに収納された個体物品群の中から、不要な個体物品を迅速に特定することができない。従って、上記個体物品管理システムにおいては、不要な個体物品を迅速に除去することができない、という課題があった。
本発明の目的の一つは、不要な個体物品を迅速に除去することである。
一つの側面では、個体物品管理システムは、手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する。個体物品管理システムは、個体物品情報記憶部と、手術物品情報記憶部と、撮像部と、撮影画像処理部と、を備える。
個体物品情報記憶部は、互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶する。
手術物品情報記憶部は、互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶する。
撮像部は、個体物品を識別する個体物品識別情報を表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力する。
撮影画像処理部は、出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付ける。撮影画像処理部は、撮影画像に含まれる個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報と、当該個体物品識別情報の、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得する。
撮影画像処理部は、取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、撮影画像と対応付けられた手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定する。
撮影画像処理部は、取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の物品が必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークが撮影画像に付加され、一方、当該物品が必要物品群を構成しないと判定された場合に第1マークと異なる第2マークが撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する。
他の一つの側面では、個体物品管理方法は、手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する。
個体物品管理方法は、
互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶し、
互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶し、
個体物品を識別する個体物品識別情報を表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力し、
出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付け、
撮影画像に含まれる個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報と、当該個体物品識別情報の、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得し、
取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、撮影画像と対応付けられた手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定し、
取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の物品が必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークが撮影画像に付加され、一方、当該物品が必要物品群を構成しないと判定された場合に第1マークと異なる第2マークが撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する、
ことを含む。
他の一つの側面では、個体物品管理プログラムは、手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する処理をコンピュータに実行させる。
上記処理は、
互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶し、
互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶し、
個体物品を識別する個体物品識別情報を表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力し、
出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付け、
撮影画像に含まれる個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報と、当該個体物品識別情報の、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得し、
取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、撮影画像と対応付けられた手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定し、
取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の物品が必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークが撮影画像に付加され、一方、当該物品が必要物品群を構成しないと判定された場合に第1マークと異なる第2マークが撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する、
ことを含む。
不要な個体物品を迅速に除去することができる。
第1実施形態の個体物品管理システムの構成を表すブロック図である。 第1実施形態の情報処理装置の構成を表すブロック図である。 第1実施形態の情報処理装置の機能を表すブロック図である。 第1実施形態の情報処理装置が記憶する物品情報の一例を表す表である。 第1実施形態の情報処理装置が記憶する個体物品情報の一例を表す表である。 第1実施形態の情報処理装置が記憶する手術情報の一例を表す表である。 第1実施形態の情報処理装置が記憶する手術物品情報の一例を表す表である。 第1実施形態の情報処理装置が表示する手術情報の一例を表す説明図である。 第1実施形態の情報処理装置が表示する手術情報の一例を表す説明図である。 第1実施形態の情報処理装置が取得する撮影画像の一例を表す説明図である。 第1実施形態の情報処理装置が表示するマーク付加画像の一例を表す説明図である。 第1実施形態の情報処理装置が記憶する個体物品状態情報の一例を表す表である。 第1実施形態の情報処理装置が表示する対象手術消費個体物品情報の一例を表す説明図である。 第1実施形態の情報処理装置が実行する手術リスト生成処理を表すフローチャートである。 第1実施形態の情報処理装置が実行する個体物品状態登録処理を表すフローチャートである。 第1実施形態の情報処理装置が実行するマーク付加画像生成処理を表すフローチャートである。 第1実施形態の情報処理装置が実行する消費リスト生成処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の情報処理装置が実行するマーク付加画像生成処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の情報処理装置が表示するマーク付加画像の一例を表す説明図である。 第3実施形態の情報処理装置が実行する消費リスト生成処理を表すフローチャートである。
以下、本発明の、個体物品管理システム、個体物品管理方法、及び、個体物品管理プログラムに関する各実施形態について図1乃至図20を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(概要)
第1実施形態の個体物品管理システムは、手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する。個体物品管理システムは、個体物品情報記憶部と、手術物品情報記憶部と、撮像部と、撮影画像処理部と、を備える。
個体物品情報記憶部は、互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶する。
手術物品情報記憶部は、互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶する。
撮像部は、個体物品を識別する個体物品識別情報を表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力する。
撮影画像処理部は、出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付ける。撮影画像処理部は、撮影画像に含まれる個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報と、当該個体物品識別情報の、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得する。
撮影画像処理部は、取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、撮影画像と対応付けられた手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定する。
撮影画像処理部は、取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の物品が必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークが撮影画像に付加され、一方、当該物品が必要物品群を構成しないと判定された場合に第1マークと異なる第2マークが撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する。
これによれば、撮影画像において、手術にて使用され得る必要物品群を構成する個体物品の個体物品識別情報の位置又は当該位置の近傍に第1マークが付加されるとともに、必要物品群を構成しない個体物品の個体物品識別情報の位置又は当該位置の近傍に第2マークが付加されたマーク付加画像が表示される。従って、ユーザは、マーク付加画像を視認することにより、対象領域に含まれる個体物品群の中から、手術に不要な個体物品を迅速に特定できるので、当該個体物品を迅速に除去できる。
次に、第1実施形態の個体物品管理システムについて、より詳細に説明する。
(構成)
図1に表されるように、個体物品管理システム1は、手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する。例えば、物品は、医療材料、衛生材料、又は、医薬品等である。
個体物品管理システム1は、情報処理装置10と、撮像部20と、を備える。本例では、情報処理装置10と撮像部20とは、互いに別体である。なお、情報処理装置10と撮像部20とは、一体であってもよい。
例えば、情報処理装置10は、コンピュータと表されてもよい。例えば、情報処理装置10は、スマートフォン、又は、テレビ受像機等の少なくとも一部であってもよい。例えば、情報処理装置10は、デスクトップ型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、タブレット型コンピュータ、又は、スマートフォン等であってよい。なお、情報処理装置10は、互いに通信可能に接続された複数の装置により構成されていてもよい。
図2に表されるように、情報処理装置10は、バスBUを介して互いに接続された、処理装置11、記憶装置12、入力装置13、出力装置14、及び、接続装置15を備える。
処理装置11は、記憶装置12に記憶されているプログラムを実行することにより、記憶装置12、入力装置13、出力装置14、及び、接続装置15を制御する。これにより、処理装置11は、後述する機能を実現する。
本例では、処理装置11は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、処理装置11は、CPUに代えて、又は、CPUに加えて、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又は、DSP(Digital Signal Processor)を含んでもよい。
本例では、記憶装置12は、揮発性メモリと不揮発性メモリとを含む。例えば、記憶装置12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、半導体メモリ、有機メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、及び、SSD(Solid State Drive)の少なくとも1つを含む。
入力装置13は、情報処理装置10の外部から情報が入力される。本例では、入力装置13は、キーボード及びマウスを備える。なお、入力装置13は、マイクロフォンを備えてもよい。
出力装置14は、情報処理装置10の外部に情報を出力する。本例では、出力装置14は、ディスプレイを備える。なお、出力装置14は、スピーカを備えてもよい。
なお、情報処理装置10は、入力装置13及び出力装置14の両方を構成するタッチパネル式のディスプレイを備えてもよい。
接続装置15は、情報処理装置10の外部の装置と有線又は無線により通信可能に接続される。本例では、接続装置15は、撮像部20と有線により通信可能に接続される。接続装置15は、撮像部20へ撮影命令を送信する。撮影命令は、後述の対象領域の撮影を命令する情報である。接続装置15は、撮像部20により出力される後述の撮影画像を受信することにより当該撮影画像が入力される。
撮像部20は、撮影命令に応じて、対象領域を撮影することにより、撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力する。本例では、対象領域は、個体物品IG-n(nは、整数を表す。)を載置可能な平面である載置面PSにおける所定の領域である。本例では、対象領域は、長方形状を有する。なお、対象領域は、長方形状と異なる形状(例えば、正方形状、円形状、楕円形状、又は、多角形状等)を有していてもよい。本例では、対象領域は、枠線FRにより区画される。なお、対象領域は、枠線FRにより区画されていなくてもよい。
本例では、撮影画像は、可視光画像である。可視光画像は、複数の画素のそれぞれに対して、対象領域にて反射された可視光の強度を表す画像である。本例では、可視光画像に含まれる複数の画素は、格子状の配列を有する。
本例では、撮像部20は、カラーカメラ、又は、RGB(Red Green Blue)カメラを含む。なお、撮像部20は、白黒カメラであってもよい。本例では、撮像部20は、静止画像を取得する。なお、撮像部20は、静止画像に代えて、又は、静止画像に加えて、動画像を取得してもよい。
(機能)
図3に表されるように、情報処理装置10の機能は、物品情報記憶部101と、個体物品情報記憶部102と、手術情報記憶部103と、手術物品情報記憶部104と、手術リスト生成処理部105と、個体物品状態登録処理部106と、消費リスト生成処理部107と、を含む。個体物品状態登録処理部106は、マーク付加画像生成処理部1061と、個体物品状態情報記憶部1062と、を含む。
本例では、個体物品状態登録処理部106は、撮影画像処理部に対応する。本例では、消費リスト生成処理部107は、対象手術消費個体物品情報取得部に対応する。
なお、情報処理装置10の機能は、消費リスト生成処理部107を含まなくてもよい。
物品情報記憶部101は、互いに対応付けられた、物品と、当該物品に割り当てられたレセプト電算処理システム用コード(換言すると、レセプトコード)と、を表す物品情報を記憶する。本例では、図4に表されるように、物品情報は、互いに対応付けられた、物品IDと、物品名称情報と、レセプトコード情報と、を含む。
物品IDは、物品を識別するための(換言すると、物品毎に異なる)情報である。本例では、物品IDは、複数(本例では、4つ)の数字が並ぶ文字列を表す。
物品名称情報は、物品の名称(換言すると、物品名称)を表す。例えば、物品名称は、商品名、製造会社名、商品型番、容量、サイズ、長さ、及び、幅の少なくとも1つを含む。
レセプトコード情報は、レセプトコードを表す。本例では、レセプトコード情報は、複数(本例では、9つ)の数字が並ぶ文字列を表す。なお、レセプトコード情報は、レセプトコードを表す一次元コード又は二次元コードを含んでいてもよい。レセプトコードが物品に割り当てられていない(換言すると、物品に対するレセプトコードが存在しない)場合、当該物品に対するレセプトコード情報は、空文字、又は、NULL値を表す。
個体物品情報記憶部102は、互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶する。本例では、図5に表されるように、個体物品情報は、互いに対応付けられた、個体物品IDと、物品IDと、有効期限情報と、を含む。
個体物品IDは、個体物品を識別するための(換言すると、個体物品毎に異なる)情報である。個体物品は、物品の個体である。例えば、物品は、医療材料、衛生材料、又は、医薬品等の商品に対応するとともに、個体物品は、取引又は使用の単位となる商品の個体に対応する。
本例では、個体物品IDは、個体物品管理システム1に固有の固定文字列と、個体物品毎に異なる可変文字列と、からなる文字列を表す。本例では、固定文字列は、「AA」である。本例では、可変文字列は、複数(本例では、6つ)の数字が並ぶ。
有効期限情報は、個体物品の有効期限(換言すると、使用期限)を表す。
なお、本例では、個体物品情報は、有効期限情報を含まなくてもよい。
手術情報記憶部103は、手術を表す手術情報を記憶する。本例では、図6に表されるように、手術情報は、互いに対応付けられた、手術IDと、手術概要情報と、手術開始日時情報と、を含む。
手術IDは、手術を識別するための(換言すると、手術毎に異なる)情報である。本例では、手術IDは、複数(本例では、6つ)の数字が並ぶ文字列を表す。
手術概要情報は、手術の概要である手術概要を表す。本例では、手術概要は、手術の術式を含む。
手術開始日時情報は、手術を開始する日付及び時間(換言すると、日時)を表す。
なお、手術情報は、更に、手術の対象となる患者を識別する患者ID、手術を実施する医師を識別する医師ID、及び、手術を実施する手術室を識別する手術室IDの少なくとも1つを含んでいてもよい。
手術物品情報記憶部104は、互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる物品群である必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶する。換言すると、必要物品群は、手術のために予め準備しておく必要がある少なくとも1つの物品群(換言すると、1組の物品セット)である。
本例では、図7に表されるように、手術物品情報は、互いに対応付けられた、手術IDと、物品IDと、数量情報と、を含む。
数量情報は、物品の数量を表す。
手術リスト生成処理部105は、個体物品管理システム1のユーザによって入力される日付情報を受け付ける。日付情報は、日付を表す。図8及び図9に表されるように、手術リスト生成処理部105は、受け付けられた日付情報が表す日付(換言すると、対象日付)と、手術開始日時情報が表す日時(換言すると、手術開始日時)の日付と、が一致する手術群の各手術に対して、手術開始日時、手術概要、及び、準備状態を出力装置14を介して表示する。本例では、準備状態は、不足状態、準備中状態、準備完了状態、返却前状態、及び、返却後状態から選択される。本例では、不足状態、準備中状態、準備完了状態、返却前状態、及び、返却後状態は、「不足」、「準備中」、「準備完了」、「返却前」、及び、「返却後」とそれぞれ表される。
不足状態は、現時点が手術開始日時の前であり、予約済個体物品群が必要物品群に不足し、且つ、予約可能個体物品群が必要物品群に不足している状態である。
予約済個体物品群は、手術における使用が予約された個体物品群である。本例では、予約済個体物品群は、後述の個体物品状態情報にて、手術及び予約済状態と対応付けられる個体物品群である。予約済状態は、手術における使用が予約された状態である。
必要物品群は、手術において使用され得る少なくとも1つの物品群である。本例では、必要物品群は、手術物品情報記憶部104に記憶されている手術物品情報にて手術と対応付けられる物品群である。
予約可能個体物品群は、いずれの手術においても使用が予約されておらず、且つ、いずれの手術においても使用されていない個体物品群である。本例では、予約可能個体物品群は、後述の個体物品状態情報にて、個体物品毎の最新の日時、及び、使用済状態又は予約済状態と対応付けられた個体物品群が全個体物品群から除外された個体物品群である。
使用済状態は、手術において使用された状態である。全個体物品群は、個体物品情報記憶部102に記憶されている個体物品情報のすべてが表す個体物品群である。
準備中状態は、現時点が手術開始日時の前であり、予約済個体物品群が必要物品群に不足し、且つ、予約可能個体物品群が必要物品群を充足している(換言すると、予約可能個体物品群が必要物品群に不足していない)状態である。
準備完了状態は、現時点が手術開始日時の前であり、且つ、予約済個体物品群が必要物品群を充足している状態である。
返却前状態は、現時点が手術開始日時の後であり、且つ、返却済個体物品又は使用済個体物品が存在している状態である。
返却済個体物品は、手術において使用されることなく返却された個体物品である。本例では、返却済個体物品は、後述の個体物品状態情報にて、手術及び返却済状態と対応付けられる個体物品である。返却済状態は、手術において使用されることなく返却された状態である。
使用済個体物品は、手術において使用された個体物品である。本例では、使用済個体物品は、後述の個体物品状態情報にて、手術及び使用済状態と対応付けられる個体物品である。使用済状態は、手術において使用された状態である。
返却後状態は、現時点が手術開始日時の後であり、且つ、返却済個体物品及び使用済個体物品が存在していない状態である。
本例では、予約済個体物品群が必要物品群に不足することは、必要物品群のうちの、少なくとも1つの物品が、予約済個体物品群に含まれていないことに対応する。従って、例えば、必要物品群に、特定の物品が3つ含まれている場合において、予約済個体物品群に、当該物品が2つしか含まれていないとき、予約済個体物品群は、必要物品群に不足している。
本例では、予約済個体物品群が必要物品群を充足することは、必要物品群を構成するすべての物品が予約済個体物品群に含まれていることに対応する。
本例では、予約可能個体物品群が必要物品群に不足することは、必要物品群のうちの、少なくとも1つの物品が、予約可能個体物品群に含まれていないことに対応する。従って、例えば、必要物品群に、特定の物品が3つ含まれている場合において、予約可能個体物品群に、当該物品が2つしか含まれていないとき、予約可能個体物品群は、必要物品群に不足している。
本例では、予約可能個体物品群が必要物品群を充足することは、必要物品群を構成するすべての物品が予約可能個体物品群に含まれていることに対応する。
個体物品状態登録処理部106は、個体物品管理システム1のユーザによって入力される、手術ID、状態情報、及び、撮影指示を受け付ける。
状態情報は、個体物品の状態を表す。状態情報は、予約済状態、使用済状態、及び、返却済状態を含む状態群の中から選択される1つの状態を表す。本例では、状態群は、予約済状態、使用済状態、及び、返却済状態からなる。なお、状態群は、予約済状態、使用済状態、返却済状態、及び、廃棄状態からなっていてもよい。廃棄状態は、個体物品が廃棄された状態を表す。
撮影指示は、対象領域の撮影を指示する情報である。
個体物品状態登録処理部106は、手術ID、状態情報、及び、撮影指示が受け付けられた場合、撮影命令を撮像部20へ送信することによって、撮像部20から出力される撮影画像を受信することにより当該撮影画像を取得する(換言すると、撮影画像を受け付ける)。
本例では、図10に表されるように、各個体物品IG-nには、当該個体物品IG-nを識別する個体物品識別情報TCを表示するラベルが貼付される。
個体物品識別情報TCは、個体物品管理システム1に固有の固定文字列と、個体物品IG-n毎に異なる可変文字列と、を含むように予め定められた個体物品管理方式に従った文字列を表す、一次元コード又は二次元コードを含む。
本例では、個体物品管理方式は、個体物品管理システム1に固有の固定文字列である「AA」と、個体物品IG-n毎に異なる可変文字列である、複数の数字が並ぶ文字列と、が順に連結される、という方式である。
なお、個体物品識別情報TCは、二次元コードに加えて、又は、二次元コードに代えて、個体物品管理方式に従った文字列を含んでいてもよい。また、個体物品識別情報TCは、二次元コードに代えて一次元コードを含んでいてもよい。
本例では、一部の個体物品IG-nには、個体物品管理システム1と異なる情報処理システムにて使用される(換言すると、個体物品管理方式と異なる方式に従った文字列を表す)二次元コードACを表示するラベルが貼付される。例えば、二次元コードACを表示するラベルは、商品の製造会社によって商品の製造時に貼付される。例えば、二次元コードACは、商品を追跡するために使用される。
個体物品状態登録処理部106は、撮影画像に含まれる二次元コードのそれぞれに対して、当該二次元コードと、当該二次元コードの、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得する。
次いで、個体物品状態登録処理部106は、取得された二次元コード群のうちの、方式合致二次元コード群を抽出する。方式合致二次元コードは、個体物品管理方式に従った文字列を表す二次元コードである。換言すると、個体物品状態登録処理部106は、撮影画像に含まれる一次元コード又は二次元コードのうちの、個体物品管理方式に従った文字列を表す一次元コード又は二次元コードを、個体物品識別情報TCとして取得する。
このようにして、個体物品状態登録処理部106は、撮影画像に含まれる個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、当該個体物品識別情報TCと、当該個体物品識別情報TCの、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得する。
マーク付加画像生成処理部1061は、受け付けられた状態情報が予約済状態を表す場合、取得された撮影画像に基づいてマーク付加画像を生成する。
具体的には、以下のように、マーク付加画像生成処理部1061は、マーク付加画像を生成する。
マーク付加画像生成処理部1061は、取得された個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、当該個体物品識別情報TCにより識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、受け付けられた手術IDにより識別される手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定する。
本例では、マーク付加画像生成処理部1061は、個体物品識別情報TCに対応付けられた物品を識別する物品IDと、受け付けられた手術IDと、が互いに対応付けられた手術物品情報が記憶され、且つ、当該手術物品情報に含まれる数量情報が表す数量が、当該物品、及び、当該手術IDにより識別される手術に対して、必要物品群を構成すると既に判定された個体物品識別情報TCの数よりも大きい場合、当該物品が必要物品群を構成すると判定する。
一方、マーク付加画像生成処理部1061は、個体物品識別情報TCに対応付けられた物品を識別する物品IDと、受け付けられた手術IDと、が互いに対応付けられた手術物品情報が記憶されていない場合、又は、個体物品識別情報TCに対応付けられた物品を識別する物品IDと、受け付けられた手術IDと、が互いに対応付けられた手術物品情報が記憶されている場合であっても、当該手術物品情報に含まれる数量情報が表す数量が、当該物品、及び、当該手術IDにより識別される手術に対して、必要物品群を構成すると既に判定された個体物品識別情報TCの数以下である場合、当該物品が必要物品群を構成しないと判定する。
マーク付加画像生成処理部1061は、取得された個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、当該個体物品識別情報TCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍にマークが撮影画像に付加されたマーク付加画像を生成する。
図11に表されるように、付加されるマークは、個体物品識別情報TCにより識別される個体物品の物品が必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークMK1である。一方、付加されるマークは、個体物品識別情報TCにより識別される個体物品の物品が必要物品群を構成しないと判定された場合に第2マークMK2である。第2マークMK2は、第1マークMK1と異なるマークである。
本例では、第1マークMK1は、個体物品識別情報TCを取り囲む丸印である。本例では、第2マークMK2は、個体物品識別情報TCに重なるバツ印である。なお、第1マークMK1と第2マークMK2とは、互いに異なる色にて着色されていてもよい。また、第1マークMK1は、丸印以外のマーク(例えば、「OK」の文字列等)であってもよい。また、第2マークMK2は、バツ印以外のマーク(例えば、三角印、四角印、又は、「NG」の文字列等)であってもよい。
このようにして、マーク付加画像生成処理部1061は、マーク付加画像を生成する。
個体物品状態登録処理部106は、受け付けられた状態情報が予約済状態を表す場合、生成されたマーク付加画像を出力装置14を介して表示する。一方、個体物品状態登録処理部106は、受け付けられた状態情報が予約済状態を表さない場合、取得された撮影画像を出力装置14を介して表示する。
個体物品状態情報記憶部1062は、受け付けられた状態情報が予約済状態を表す場合、個体物品管理システム1のユーザによって入力される登録要否情報を受け付ける。登録要否情報は、個体物品状態情報の記憶(換言すると、登録)が必要であるか否かを表す。個体物品状態情報記憶部1062は、受け付けられた登録要否情報が、個体物品状態情報の登録が必要であることを表す場合、後述のように、個体物品状態情報の登録を行う。一方、個体物品状態情報記憶部1062は、受け付けられた状態情報が予約済状態を表さない場合、後述のように、個体物品状態情報の登録を行う。
具体的には、以下のように、個体物品状態情報記憶部1062は、個体物品状態情報を登録する。
個体物品状態情報記憶部1062は、取得された個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、互いに対応付けられた、当該個体物品識別情報TCにより識別される個体物品と、受け付けられた撮影画像と対応付けられた手術と、受け付けられた状態情報が表す状態と、現時点の日時と、を表す個体物品状態情報を記憶する。
本例では、図12に表されるように、個体物品状態情報は、互いに対応付けられた、手術IDと、個体物品IDと、状態情報と、登録日時情報と、を含む。
登録日時情報は、個体物品状態情報が登録された日時(換言すると、登録日時)を表す。
このようにして、個体物品状態情報記憶部1062は、個体物品状態情報を登録する。
手術リスト生成処理部105は、個体物品不足情報表示部1051を含む。
個体物品不足情報表示部1051は、予約可能個体物品群が、受け付けられた手術IDにより識別される手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群に不足する場合、当該手術に対して、予約可能な個体物品群が当該必要物品群に不足することを表す個体物品不足情報を表示する。本例では、図8に表されるように、個体物品不足情報は、準備状態として表示される「不足」に対応する。なお、個体物品不足情報は、準備状態として表示される「不足」と別に表示される所定の文字列又はマーク等であってもよい。
本例では、予約可能個体物品群は、全個体物品群から、個体物品毎の最新の登録日時、及び、使用済状態又は予約済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群が除外された物品群である。全個体物品群は、個体物品情報記憶部102に記憶されている個体物品情報のすべてが表す個体物品群である。
消費リスト生成処理部107は、個体物品管理システム1のユーザによって入力される手術IDを受け付ける。消費リスト生成処理部107は、手術IDが受け付けられた場合、対象手術消費個体物品情報を取得する。
対象手術消費個体物品情報は、対象手術使用済個体物品群と、対象手術予約済個体物品群から対象手術返却済個体物品群が除外された対象手術未返却個体物品群と、からなる個体物品群を表す。
対象手術使用済個体物品群は、対象となる手術である対象手術、及び、使用済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である。対象手術は、受け付けられた手術IDにより識別される手術である。本例では、対象手術使用済個体物品群は、受け付けられた手術ID、及び、使用済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群である。
対象手術予約済個体物品群は、対象手術、及び、予約済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である。本例では、対象手術予約済個体物品群は、受け付けられた手術ID、及び、予約済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群である。
対象手術返却済個体物品群は、対象手術、及び、返却済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である。本例では、対象手術返却済個体物品群は、受け付けられた手術ID、及び、返却済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群である。
図13に表されるように、消費リスト生成処理部107は、取得された対象手術消費個体物品情報が表す個体物品群を構成する個体物品のそれぞれに対して、当該個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品(本例では、物品名称)と、当該物品の数量と、当該物品と物品情報にて対応付けられたレセプトコードと、を互いに対応付けて出力装置14を介して表示する。なお、レセプトコードは、一次元コード又は二次元コードにより表されてもよい。
本例では、消費リスト生成処理部107は、受け付けられた手術IDと、当該手術IDと手術情報にて対応付けられた手術概要情報が表す手術概要と、当該手術IDと手術情報にて対応付けられた手術開始日時情報が表す手術開始日時と、も対象手術消費個体物品情報とともに出力装置14を介して表示する。
(動作)
次に、個体物品管理システム1の動作について、主に図14乃至図17を参照しながら説明する。
情報処理装置10は、図14にフローチャートにより表される手術リスト生成処理を実行する。
先ず、情報処理装置10は、日付情報を受け付けるまで待機する(図14のステップS101の「No」判定)。情報処理装置10のユーザによって日付情報が入力された場合、情報処理装置10は、入力された日付情報を受け付ける。これにより、情報処理装置10は、ステップS101にて「Yes」と判定し、対象日付の手術群を抽出する(図14のステップS102)。
対象日付は、受け付けられた日付情報が表す日付である。本例では、情報処理装置10は、手術情報記憶部103に記憶されている手術情報のうちの、対象日付と、手術開始日時の日付と、が一致する手術情報が表す手術群を抽出する。
次いで、情報処理装置10は、抽出された手術群の各手術を1つずつ順に処理対象として用いる図14のループ処理(ステップS103~ステップS114)を実行する。
ループ処理において、先ず、情報処理装置10は、現時点が、処理対象の手術と手術情報にて対応付けられた手術開始日時の前であるか否かを判定する(図14のステップS104)。
現時点が、処理対象の手術と手術情報にて対応付けられた手術開始日時の前である場合、情報処理装置10は、ステップS104にて「Yes」と判定し、処理対象の手術に対して、予約済個体物品群が必要物品群に不足しているか否かを判定する(図14のステップS105)。
処理対象の手術に対して、予約済個体物品群が必要物品群に不足している場合、情報処理装置10は、ステップS105にて「Yes」と判定し、処理対象の手術に対して、予約可能個体物品群が必要物品群に不足しているか否かを判定する(図14のステップS106)。
処理対象の手術に対して、予約可能個体物品群が必要物品群に不足している場合、情報処理装置10は、ステップS106にて「Yes」と判定し、処理対象の手術に対する準備状態を不足状態に設定する(図14のステップS107)。
また、処理対象の手術に対して、予約可能個体物品群が必要物品群を充足している場合、情報処理装置10は、ステップS106にて「No」と判定し、処理対象の手術に対する準備状態を準備中状態に設定する(図14のステップS108)。
また、処理対象の手術に対して、予約済個体物品群が必要物品群を充足している場合、情報処理装置10は、ステップS105にて「No」と判定し、処理対象の手術に対する準備状態を準備完了状態に設定する(図14のステップS109)。
また、現時点が、処理対象の手術と手術情報にて対応付けられた手術開始日時の後である場合、情報処理装置10は、ステップS104にて「No」と判定し、処理対象の手術に対して、返却済個体物品、又は、使用済個体物品が存在しているか否かを判定する(図14のステップS110)。
処理対象の手術に対して、返却済個体物品、又は、使用済個体物品が存在している場合、情報処理装置10は、ステップS110にて「Yes」と判定し、処理対象の手術に対する準備状態を返却後状態に設定する(図14のステップS111)。
また、処理対象の手術に対して、返却済個体物品、及び、使用済個体物品が存在していない場合、情報処理装置10は、ステップS110にて「No」と判定し、処理対象の手術に対する準備状態を返却前状態に設定する(図14のステップS112)。
情報処理装置10は、処理対象の手術に対して準備状態を設定した後、当該手術に対して、手術IDと、手術開始日時と、手術概要と、設定された準備状態と、を出力装置14を介して表示する(図14のステップS113)。
例えば、現時点が、処理対象の手術と手術情報にて対応付けられた手術開始日時の前である場合、図8に表されるように、手術IDと、手術開始日時と、手術概要と、設定された準備状態と、が表示される。
例えば、現時点が、処理対象の手術と手術情報にて対応付けられた手術開始日時の後である場合、図9に表されるように、手術IDと、手術開始日時と、手術概要と、設定された準備状態と、が表示される。本例では、手術に対する準備状態が返却後状態である場合、後述の消費リスト生成処理の実行を指示するボタン(本例では、「消費リスト」と表示されたボタン)も当該手術に対応付けて表示される。
そして、情報処理装置10は、抽出された手術群のすべてに対して、上記ループ処理(ステップS103~ステップS114)を実行した後、ステップS101へ戻る。
このようにして、情報処理装置10は、図14の手術リスト生成処理を実行する。
また、情報処理装置10は、図15にフローチャートにより表される個体物品状態登録処理を実行する。
本例では、情報処理装置10は、手術リスト生成処理の実行によって表示された手術群の1つが、情報処理装置10のユーザによって選択される操作(例えば、当該手術の準備状態を押下する操作等)に応じて、図15の個体物品状態登録処理の実行を開始する。
先ず、情報処理装置10は、手術IDを受け付けるまで待機する(図15のステップS201の「No」判定)。本例では、情報処理装置10は、情報処理装置10のユーザによって選択された手術を識別する手術IDを受け付ける。これにより、情報処理装置10は、ステップS201にて「Yes」と判定し、状態情報を受け付けるまで待機する。(図15のステップS202の「No」判定)。
次いで、情報処理装置10は、情報処理装置10のユーザによって入力される状態情報を受け付ける。これにより、情報処理装置10は、ステップS202にて「Yes」と判定し、撮影指示を受け付けるまで待機する。(図15のステップS203の「No」判定)。なお、状態情報は、情報処理装置10のユーザによって入力されることなく、情報処理装置10のユーザによって選択された手術と対応付けられた準備状態に応じて設定されてもよい。
次いで、情報処理装置10は、情報処理装置10のユーザによって入力される撮影指示を受け付ける。これにより、情報処理装置10は、ステップS203にて「Yes」と判定し、撮影命令を撮像部20へ送信することによって、撮像部20から出力される撮影画像を受信することにより当該撮影画像を取得する(図15のステップS204)。
次いで、情報処理装置10は、撮影画像に含まれる二次元コードのそれぞれに対して、当該二次元コードと、当該二次元コードの、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得する(図15のステップS205)。次いで、情報処理装置10は、取得された二次元コード群のうちの、方式合致二次元コード群を抽出する(図15のステップS206)。
次いで、情報処理装置10は、ステップS202にて受け付けられた状態情報が予約済状態を表すか否かを判定する(図15のステップS207)。
状態情報が予約済状態を表す場合、情報処理装置10は、ステップS207にて「Yes」と判定し、マーク付加画像を生成するため、図16のマーク付加画像生成処理を実行する(図15のステップS208)。
マーク付加画像生成処理において、先ず、情報処理装置10は、抽出された方式合致二次元コード群の各方式合致二次元コードTCを1つずつ順に処理対象として用いる図16のループ処理(ステップS301~ステップS305)を実行する。
ループ処理において、先ず、情報処理装置10は、処理対象の方式合致二次元コード(換言すると、個体物品識別情報)TCにより識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、図15のステップS201にて受け付けられた手術IDにより識別される手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定する(図16のステップS302)。
処理対象の方式合致二次元コードTCと対応付けられた物品が、受け付けられた手術IDにより識別される手術と対応付けられた必要物品群を構成する場合、情報処理装置10は、ステップS302にて「Yes」と判定し、撮影画像のうちの、当該方式合致二次元コードTCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に第1マークMK1を付加する(図16のステップS303)。
一方、処理対象の方式合致二次元コードTCと対応付けられた物品が、受け付けられた手術IDにより識別される手術と対応付けられた必要物品群を構成しない場合、情報処理装置10は、ステップS302にて「No」と判定し、撮影画像のうちの、当該方式合致二次元コードTCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に第2マークMK2を付加する(図16のステップS304)。
そして、情報処理装置10は、抽出された方式合致二次元コードTCのすべてに対して、上記ループ処理(ステップS301~ステップS305)を実行することにより、抽出された方式合致二次元コードTCのそれぞれに対して、当該方式合致二次元コードTCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍にマーク(本例では、第1マークMK1又は第2マークMK2)が撮影画像に付加されたマーク付加画像を生成する。これにより、情報処理装置10は、図16のマーク付加画像生成処理の実行を終了する。
次いで、情報処理装置10は、図15のステップS208(換言すると、図16のマーク付加画像生成処理)にて生成されたマーク付加画像を出力装置14を介して表示する(図15のステップS209)。
次いで、情報処理装置10は、登録要否情報を受け付けるまで待機する(図15のステップS210の「No」判定)。次いで、情報処理装置10は、情報処理装置10のユーザによって入力される登録要否情報を受け付ける。これにより、情報処理装置10は、ステップS210にて「Yes」と判定し、受け付けられた登録要否情報が、個体物品状態情報の登録が必要であることを表すか否かを判定する(図15のステップS211)。
受け付けられた登録要否情報が、個体物品状態情報の登録が必要であることを表す場合、情報処理装置10は、ステップS211にて「Yes」と判定し、抽出された方式合致二次元コードTCのそれぞれに対して、当該方式合致二次元コードTCが表す個体物品IDと、ステップS201にて受け付けられた手術IDと、ステップS202にて受け付けられた状態情報と、現時点の日時を表す登録日時情報と、が互いに対応付けられた個体物品状態情報を記憶する(図15のステップS212)。これにより、情報処理装置10は、図15の個体物品状態登録処理の実行を終了する。
一方、受け付けられた登録要否情報が、個体物品状態情報の登録が必要でない(換言すると、不要である)ことを表す場合、情報処理装置10は、ステップS211にて「No」と判定し、個体物品状態情報を記憶することなく、図15の個体物品状態登録処理の実行を終了する。
また、状態情報が予約済状態を表さない場合、情報処理装置10は、ステップS207にて「No」と判定し、ステップS204にて取得された撮影画像を出力装置14を介して表示する(図15のステップS213)。
次いで、情報処理装置10は、抽出された方式合致二次元コードTCのそれぞれに対して、当該方式合致二次元コードTCが表す個体物品IDと、ステップS201にて受け付けられた手術IDと、ステップS202にて受け付けられた状態情報と、現時点の日時を表す登録日時情報と、が互いに対応付けられた個体物品状態情報を記憶する(図15のステップS214)。これにより、情報処理装置10は、図15の個体物品状態登録処理の実行を終了する。
なお、情報処理装置10は、図15の個体物品状態登録処理にて、状態情報が予約済状態を表さない場合においても、登録要否情報を受け付けるとともに、受け付けられた登録要否情報が、個体物品状態情報の登録が必要であることを表す場合にのみ、個体物品状態情報を記憶してもよい。
このようにして、情報処理装置10は、図15の個体物品状態登録処理を実行する。
また、情報処理装置10は、図17にフローチャートにより表される消費リスト生成処理を実行する。
本例では、情報処理装置10は、手術リスト生成処理の実行によって表示された手術群の1つが、情報処理装置10のユーザによって選択される操作(例えば、当該手術に対応付けられた、消費リスト生成処理の実行を指示するボタンを押下する操作等)に応じて、図17の消費リスト生成処理の実行を開始する。
先ず、情報処理装置10は、手術IDを受け付けるまで待機する(図17のステップS401の「No」判定)。本例では、情報処理装置10は、情報処理装置10のユーザによって選択された手術を識別する手術IDを受け付ける。
これにより、情報処理装置10は、ステップS401にて「Yes」と判定し、予約済個体物品群を抽出する(図17のステップS402)。本例では、情報処理装置10は、ステップS401にて受け付けられた手術ID、及び、予約済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群を予約済個体物品群として抽出する。本例では、予約済個体物品群は、対象手術予約済個体物品群と表されてもよい。
次いで、情報処理装置10は、返却済個体物品群を抽出する(図17のステップS403)。本例では、情報処理装置10は、ステップS401にて受け付けられた手術ID、及び、返却済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群を返却済個体物品群として抽出する。本例では、返却済個体物品群は、対象手術返却済個体物品群と表されてもよい。
次いで、情報処理装置10は、予約済個体物品群から返却済個体物品群が除外された未返却個体物品群を取得する(図17のステップS404)。本例では、未返却個体物品群は、対象手術未返却個体物品群と表されてもよい。
次いで、情報処理装置10は、使用済個体物品群を抽出する(図17のステップS405)。本例では、情報処理装置10は、ステップS401にて受け付けられた手術ID、及び、使用済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群を使用済個体物品群として抽出する。本例では、使用済個体物品群は、対象手術使用済個体物品群と表されてもよい。
次いで、情報処理装置10は、ステップS404にて取得された未返却個体物品群、及び、ステップS405にて抽出された使用済個体物品群からなる消費個体物品群を取得する(図17のステップS406)。本例では、消費個体物品群は、対象手術消費個体物品群と表されてもよい。本例では、情報処理装置10が消費個体物品群を取得することは、情報処理装置10が消費個体物品群を表す対象手術消費個体物品情報を取得することに対応する。
次いで、情報処理装置10は、取得された消費個体物品群の各消費個体物品を1つずつ順に処理対象として用いる図17のループ処理(ステップS407~ステップS411)を実行する。
ループ処理において、先ず、情報処理装置10は、処理対象の消費個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品と物品情報にて対応付けられたレセプトコードが存在するか否かを判定する(図17のステップS408)。
処理対象の消費個体物品に対するレセプトコードが存在する場合、情報処理装置10は、ステップS408にて「Yes」と判定し、処理対象の消費個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品と物品情報にて対応付けられた物品名称と、当該物品の数量と、当該物品と物品情報にて対応付けられたレセプトコードと、を互いに対応付けて出力装置14を介して表示する(図17のステップS409)。
一方、処理対象の消費個体物品に対するレセプトコードが存在しない場合、情報処理装置10は、ステップS408にて「No」と判定し、処理対象の消費個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品と物品情報にて対応付けられた物品名称と、当該物品の数量と、を互いに対応付けて出力装置14を介して表示する(図17のステップS410)。
本例では、情報処理装置10は、処理対象の消費個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品と同一の物品が未だ表示されていない場合、当該物品の数量として1を設定するとともに、当該物品の表示を新たに行う。一方、情報処理装置10は、処理対象の消費個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品と同一の物品が既に表示されている場合、既に表示されている物品の数量を1だけ加算することにより、当該物品の表示を行う。
そして、情報処理装置10は、取得された消費個体物品群のすべてに対して、上記ループ処理(ステップS407~ステップS411)を実行した後、図17の消費リスト生成処理の実行を終了する。
このようにして、情報処理装置10は、図17の消費リスト生成処理を実行する。
なお、本例では、情報処理装置10は、受け付けられた手術IDと、当該手術IDと手術情報にて対応付けられた手術概要情報が表す手術概要と、当該手術IDと手術情報にて対応付けられた手術開始日時情報が表す手術開始日時と、も対象手術消費個体物品情報とともに出力装置14を介して表示する。
以上、説明したように、第1実施形態の個体物品管理システム1は、手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する。個体物品管理システム1は、個体物品情報記憶部102と、手術物品情報記憶部104と、撮像部20と、撮影画像処理部(本例では、個体物品状態登録処理部106)と、を備える。
個体物品情報記憶部102は、互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶する。
手術物品情報記憶部104は、互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶する。
撮像部20は、個体物品を識別する個体物品識別情報TCを表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力する。
撮影画像処理部は、出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付ける。撮影画像処理部は、撮影画像に含まれる個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、当該個体物品識別情報TCと、当該個体物品識別情報TCの、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得する。
撮影画像処理部は、取得された個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、当該個体物品識別情報TCにより識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、撮影画像と対応付けられた手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定する。
撮影画像処理部は、取得された個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、当該個体物品識別情報TCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報TCにより識別される個体物品の物品が必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークMK1が撮影画像に付加され、一方、当該物品が必要物品群を構成しないと判定された場合に第1マークMK1と異なる第2マークMK2が撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する。
これによれば、撮影画像において、手術にて使用され得る必要物品群を構成する個体物品の個体物品識別情報TCの位置又は当該位置の近傍に第1マークMK1が付加されるとともに、必要物品群を構成しない個体物品の個体物品識別情報TCの位置又は当該位置の近傍に第2マークMK2が付加されたマーク付加画像が表示される。従って、ユーザは、マーク付加画像を視認することにより、対象領域に含まれる個体物品群の中から、手術に不要な個体物品を迅速に特定できるので、当該個体物品を迅速に除去できる。
更に、第1実施形態の個体物品管理システム1において、個体物品識別情報TCは、個体物品管理システム1に固有の固定文字列と、個体物品毎に異なる可変文字列と、を含むように予め定められた方式に従った文字列を表す、一次元コード又は二次元コードを含む。
撮影画像処理部は、撮影画像に含まれる一次元コード又は二次元コードのうちの、上記方式に従った文字列を表す一次元コード又は二次元コードを、個体物品識別情報TCとして取得する。
ところで、個体物品には、種々の一次元コード又は二次元コードACが表示される場合がある。この場合、個体物品管理システム1にて用いられるラベルに表示される個体物品識別情報TCと、他の一次元コード又は二次元コードACと、が混同される虞がある。
これに対し、個体物品管理システム1によれば、一次元コード又は二次元コードのうちの、個体物品管理システム1に固有の固定文字列と、個体物品毎に異なる可変文字列と、を含むように予め定められた方式に従った文字列を表す一次元コード又は二次元コードが、個体物品識別情報TCとして取得される。従って、個体物品管理システム1にて用いられるラベルに表示される個体物品識別情報TCと、他の一次元コード又は二次元コードACと、が混同されることを抑制できる。この結果、第1マークMK1及び第2マークMK2が誤って付加されることを抑制できる。
更に、第1実施形態の個体物品管理システム1において、撮影画像処理部は、手術における使用が予約された予約済状態、手術において使用された使用済状態、及び、手術において使用されることなく返却された返却済状態を含む状態群の中から選択される1つの、個体物品の状態を表す状態情報を受け付ける。
撮影画像処理部は、取得された個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、互いに対応付けられた、当該個体物品識別情報TCにより識別される個体物品と、撮影画像と対応付けられた手術と、状態情報が表す状態と、を表す個体物品状態情報を記憶する。
個体物品管理システム1は、対象手術消費個体物品情報取得部(本例では、消費リスト生成処理部107)を備える。
対象手術消費個体物品情報取得部は、対象となる手術である対象手術、及び、使用済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である対象手術使用済個体物品群と、当該対象手術、及び、予約済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である対象手術予約済個体物品群から、当該対象手術、及び、返却済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である対象手術返却済個体物品群が除外された対象手術未返却個体物品群と、からなる個体物品群を表す対象手術消費個体物品情報を取得する。
これによれば、対象手術において使用された個体物品、又は、当該個体物品の開封後のパッケージ等が廃棄された場合、当該個体物品は、個体物品状態情報にて使用済状態と対応付けられる。また、個体物品が、対象手術において使用されることなく返却された場合、当該個体物品は、個体物品状態情報にて返却済状態と対応付けられる。
ところで、対象手術において使用された個体物品、又は、当該個体物品の開封後のパッケージ等が汚損すること等により、当該個体物品が認識されないことがある。この場合、当該個体物品は、個体物品状態情報にて使用済状態及び返却済状態のいずれとも対応付けられない。このため、ユーザが対象手術における個体物品の消費の有無を高い精度にて知得できない虞があった。
これに対し、個体物品管理システム1によれば、対象手術において使用された個体物品、又は、当該個体物品の開封後のパッケージ等が汚損すること等により、当該個体物品が認識されない場合であっても、当該個体物品を含む対象手術未返却個体物品群により構成される個体物品群を表す対象手術消費個体物品情報が取得される。これにより、ユーザが対象手術における個体物品の消費の有無を高い精度にて知得できる。
更に、第1実施形態の個体物品管理システム1において、個体物品状態情報は、互いに対応付けられた、個体物品と、手術と、状態と、日時と、を表す。更に、個体物品管理システム1は、個体物品不足情報表示部1051を備える。
個体物品不足情報表示部1051は、記憶されている個体物品情報のすべてが表す全個体物品群から、個体物品毎の最新の日時、及び、使用済状態又は予約済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群が除外された予約可能個体物品群が、手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群に不足する場合、当該手術に対して、予約可能な個体物品群が当該必要物品群に不足することを表す個体物品不足情報を表示する。
これによれば、ユーザは、手術に対して、予約可能な個体物品群が必要物品群に不足することを容易に知得できる。これにより、必要物品群に不足する物品を迅速に補充することができる。
更に、第1実施形態の個体物品管理システム1は、互いに対応付けられた、物品と、当該物品に割り当てられたレセプトコードと、を表す物品情報を記憶する物品情報記憶部101を備える。
対象手術消費個体物品情報取得部は、取得された対象手術消費個体物品情報が表す個体物品群を構成する個体物品のそれぞれに対して、当該個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品と、当該物品と物品情報にて対応付けられたレセプトコードと、を互いに対応付けて表示する。
これによれば、手術において消費された個体物品の物品と、当該物品に割り当てられたレセプトコードと、が互いに対応付けられて表示される。これにより、ユーザは、レセプトコードを用いた処理を容易に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の個体物品管理システムについて説明する。第2実施形態の個体物品管理システムは、第1実施形態の個体物品管理システムに対して、個体物品の有効期限に応じてマークを変更する点において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
第2実施形態の情報処理装置10は、図16のマーク付加画像生成処理に代えて、図18のマーク付加画像生成処理を実行する。
図18のマーク付加画像生成処理は、図16のマーク付加画像生成処理のステップS303~ステップS304が、ステップS306A~ステップS309Aに置換された処理である。
情報処理装置10は、処理対象の方式合致二次元コードTCにより識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、受け付けられた手術IDにより識別される手術と手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定する(図18のステップS302)。
処理対象の方式合致二次元コードTCにより識別される個体物品と個体物品情報にて対応付けられた物品が、受け付けられた手術IDにより識別される手術と対応付けられた必要物品群を構成する場合、情報処理装置10は、ステップS302にて「Yes」と判定し、当該個体物品と個体物品情報にて対応付けられた有効期限が期限条件を満足するか否かを判定する(図18のステップS306A)。
本例では、期限条件は、現時点が有効期限の前である、という条件である。
有効期限が期限条件を満足する場合、情報処理装置10は、ステップS306Aにて「Yes」と判定し、撮影画像のうちの、当該方式合致二次元コードTCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に第1マークMK1を付加する(図18のステップS307A)。
一方、有効期限が期限条件を満足しない場合、情報処理装置10は、ステップS306Aにて「No」と判定し、撮影画像のうちの、当該方式合致二次元コードTCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に第3マークMK3を付加する(図18のステップS308A)。第3マークMK3は、第1マークMK1、及び、第2マークMK2と異なるマークである。
図19に表されるように、本例では、第3マークMK3は、個体物品識別情報TCを取り囲む三角印である。なお、第1マークMK1、第2マークMK2、及び、第3マークMK3は、互いに異なる色にて着色されていてもよい。また、第3マークMK3は、三角印以外のマーク(例えば、四角印、又は、「EXP」の文字列等)であってもよい。
また、処理対象の方式合致二次元コードTCと対応付けられた物品が、受け付けられた手術IDにより識別される手術と対応付けられた必要物品群を構成しない場合、情報処理装置10は、ステップS302にて「No」と判定し、撮影画像のうちの、当該方式合致二次元コードTCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に第2マークMK2を付加する(図18のステップS309A)。
このようにして、情報処理装置10は、図18のマーク付加画像生成処理を実行する。
以上、説明したように、第2実施形態の個体物品管理システム1によれば、第1実施形態の個体物品管理システム1と同様の作用及び効果を奏することができる。
更に、第2実施形態の個体物品管理システム1において、個体物品情報は、互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、当該個体物品の有効期限と、を表す。更に、マーク付加画像は、取得された個体物品識別情報TCのそれぞれに対して、当該個体物品識別情報TCに対応付けて取得された位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報TCにより識別される個体物品の物品が必要物品群を構成すると判定された場合において、当該個体物品と個体物品情報にて対応付けられた有効期限が、所定の期限条件を満足するときに第1マークMK1が撮影画像に付加され、一方、当該有効期限が当該期限条件を満足しないときに第1マークMK1及び第2マークMK2と異なる第3マークMK3が撮影画像に付加される。
これによれば、個体物品の有効期限が期限条件を満足しない場合、撮影画像において、当該個体物品の個体物品識別情報TCの位置又は当該位置の近傍に第3マークMK3が付加されたマーク付加画像が表示される。従って、ユーザは、マーク付加画像を視認することにより、対象領域に含まれる個体物品群の中から、有効期限が期限条件を満足しない個体物品を迅速に特定できるので、当該個体物品を迅速に除去できる。
なお、第2実施形態の変形例の個体物品管理システム1において、有効期限に対する期限条件が複数設けられていてもよい。例えば、複数の期限条件は、現時点が有効期限の前である、という第1期限条件と、現時点が有効期限の1か月以上前である、という第2期限条件と、現時点が有効期限の3か月以上前である、という第3期限条件と、を含んでいてよい。この場合、有効期限が満足する期限条件毎に異なるマークが用いられてよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態の個体物品管理システムについて説明する。第3実施形態の個体物品管理システムは、第1実施形態の個体物品管理システムに対して、消費個体物品群の取得方法において相違している。以下、相違点を中心として説明する。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又は略同様のものである。
第3実施形態の情報処理装置10は、図17の消費リスト生成処理に代えて、図20の消費リスト生成処理を実行する。
図20の消費リスト生成処理は、図17の消費リスト生成処理のステップS405~ステップS406が、ステップS412B~ステップS415Bに置換された処理である。
情報処理装置10は、未返却個体物品群を取得した後、他手術使用済個体物品群を抽出する(図20のステップS412B)。他手術使用済個体物品群は、対象手術以外の手術、及び、使用済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である。本例では、対象手術は、ステップS401にて受け付けられた手術IDにより識別される手術である。本例では、情報処理装置10は、ステップS401にて受け付けられた手術ID以外の任意の手術ID、及び、使用済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群を他手術使用済個体物品群として抽出する。
次いで、情報処理装置10は、ステップS404にて取得された未返却個体物品群から、ステップS412Bにて抽出された他手術使用済個体物品群が除外された未返却未使用個体物品群を取得する(図20のステップS413B)。
次いで、情報処理装置10は、使用済個体物品群を抽出する(図20のステップS414B)。本例では、情報処理装置10は、ステップS401にて受け付けられた手術ID、及び、使用済状態を表す状態情報と、個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品IDにより識別される個体物品群を使用済個体物品群として抽出する。本例では、使用済個体物品群は、対象手術使用済個体物品群と表されてもよい。
次いで、情報処理装置10は、ステップS413Bにて取得された未返却未使用個体物品群、及び、ステップS414Bにて抽出された使用済個体物品群からなる消費個体物品群を取得する(図20のステップS415B)。本例では、消費個体物品群は、対象手術消費個体物品群と表されてもよい。本例では、情報処理装置10が消費個体物品群を取得することは、情報処理装置10が消費個体物品群を表す対象手術消費個体物品情報を取得することに対応する。
このようにして、情報処理装置10は、図20の消費リスト生成処理を実行する。
以上、説明したように、第3実施形態の個体物品管理システム1によれば、第1実施形態の個体物品管理システム1と同様の作用及び効果を奏することができる。
更に、第3実施形態の個体物品管理システム1において、対象手術消費個体物品情報は、対象手術以外の手術、及び、使用済状態と個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である他手術使用済個体物品群が対象手術未返却個体物品群から除外された個体物品群と、対象手術使用済個体物品群と、からなる個体物品群を表す。
ところで、対象手術において、使用されず、且つ、返却もされなかった個体物品が、他の手術において使用されることがある。この場合、当該個体物品は、対象手術において使用されていない。従って、当該個体物品が、対象手術に対して取得される対象手術消費個体物品情報が表す個体物品群に含まれると、ユーザが対象手術における個体物品の消費の有無を高い精度にて知得できない虞があった。
これに対し、個体物品管理システム1によれば、対象手術において、使用されず、且つ、返却もされなかった個体物品が、他の手術において使用された場合であっても、当該個体物品が、対象手術に対して取得される対象手術消費個体物品情報が表す個体物品群から除外される。これにより、ユーザが対象手術における個体物品の消費の有無をより一層高い精度にて知得できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態に、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において当業者が理解し得る様々な変更が加えられてよい。
1 個体物品管理システム
10 情報処理装置
11 処理装置
12 記憶装置
13 入力装置
14 出力装置
15 接続装置
101 物品情報記憶部
102 個体物品情報記憶部
103 手術情報記憶部
104 手術物品情報記憶部
105 手術リスト生成処理部
1051 個体物品不足情報表示部
106 個体物品状態登録処理部
1061 マーク付加画像生成処理部
1062 個体物品状態情報記憶部
107 消費リスト生成処理部
20 撮像部
BU バス
FR 枠線
IG-n 個体物品
PS 載置面

Claims (9)

  1. 手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する個体物品管理システムであって、
    互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶する個体物品情報記憶部と、
    互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶する手術物品情報記憶部と、
    個体物品を識別する個体物品識別情報を表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、前記撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力する撮像部と、
    前記出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付け、前記撮影画像に含まれる前記個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報と、当該個体物品識別情報の、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得し、前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と前記個体物品情報にて対応付けられた物品が、前記撮影画像と対応付けられた手術と前記手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定し、前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された前記位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の前記物品が前記必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークが前記撮影画像に付加され、一方、当該物品が前記必要物品群を構成しないと判定された場合に前記第1マークと異なる第2マークが前記撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する撮影画像処理部と、
    を備える、個体物品管理システム。
  2. 請求項1に記載の個体物品管理システムであって、
    前記個体物品情報は、互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、当該個体物品の有効期限と、を表し、
    前記マーク付加画像は、前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された前記位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の前記物品が前記必要物品群を構成すると判定された場合において、当該個体物品と前記個体物品情報にて対応付けられた有効期限が、所定の期限条件を満足するときに前記第1マークが前記撮影画像に付加され、一方、当該有効期限が当該期限条件を満足しないときに前記第1マーク及び前記第2マークと異なる第3マークが前記撮影画像に付加される、個体物品管理システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の個体物品管理システムであって、
    前記個体物品識別情報は、前記個体物品管理システムに固有の固定文字列と、個体物品毎に異なる可変文字列と、を含むように予め定められた方式に従った文字列を表す、一次元コード又は二次元コードを含み、
    前記撮影画像処理部は、前記撮影画像に含まれる一次元コード又は二次元コードのうちの、前記方式に従った文字列を表す一次元コード又は二次元コードを、前記個体物品識別情報として取得する、個体物品管理システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の個体物品管理システムであって、
    前記撮影画像処理部は、手術における使用が予約された予約済状態、手術において使用された使用済状態、及び、手術において使用されることなく返却された返却済状態を含む状態群の中から選択される1つの、前記個体物品の状態を表す状態情報を受け付け、前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、互いに対応付けられた、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と、前記撮影画像と対応付けられた手術と、前記状態情報が表す状態と、を表す個体物品状態情報を記憶し、
    前記個体物品管理システムは、
    対象となる手術である対象手術、及び、前記使用済状態と前記個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である対象手術使用済個体物品群と、当該対象手術、及び、前記予約済状態と前記個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である対象手術予約済個体物品群から、当該対象手術、及び、前記返却済状態と前記個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である対象手術返却済個体物品群が除外された対象手術未返却個体物品群と、からなる個体物品群を表す対象手術消費個体物品情報を取得する対象手術消費個体物品情報取得部を備える、個体物品管理システム。
  5. 請求項4に記載の個体物品管理システムであって、
    前記対象手術消費個体物品情報は、前記対象手術以外の手術、及び、前記使用済状態と前記個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群である他手術使用済個体物品群が前記対象手術未返却個体物品群から除外された個体物品群と、前記対象手術使用済個体物品群と、からなる個体物品群を表す、個体物品管理システム。
  6. 請求項4に記載の個体物品管理システムであって、
    前記個体物品状態情報は、互いに対応付けられた、前記個体物品と、前記手術と、前記状態と、日時と、を表し、
    前記記憶されている個体物品情報のすべてが表す全個体物品群から、個体物品毎の最新の日時、及び、前記使用済状態又は前記予約済状態と前記個体物品状態情報にて対応付けられた個体物品群が除外された予約可能個体物品群が、手術と前記手術物品情報にて対応付けられた必要物品群に不足する場合、当該手術に対して、予約可能な個体物品群が当該必要物品群に不足することを表す個体物品不足情報を表示する個体物品不足情報表示部を備える、個体物品管理システム。
  7. 請求項4に記載の個体物品管理システムであって、
    互いに対応付けられた、物品と、当該物品に割り当てられたレセプト電算処理システム用コードと、を表す物品情報を記憶する物品情報記憶部を備え、
    前記対象手術消費個体物品情報取得部は、前記取得された対象手術消費個体物品情報が表す個体物品群を構成する個体物品のそれぞれに対して、当該個体物品と前記個体物品情報にて対応付けられた物品と、当該物品と前記物品情報にて対応付けられたレセプト電算処理システム用コードと、を互いに対応付けて表示する、個体物品管理システム。
  8. 手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する個体物品管理方法であって、
    互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶し、
    互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶し、
    個体物品を識別する個体物品識別情報を表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、前記撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力し、
    前記出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付け、
    前記撮影画像に含まれる前記個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報と、当該個体物品識別情報の、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得し、
    前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と前記個体物品情報にて対応付けられた物品が、前記撮影画像と対応付けられた手術と前記手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定し、
    前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された前記位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の前記物品が前記必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークが前記撮影画像に付加され、一方、当該物品が前記必要物品群を構成しないと判定された場合に前記第1マークと異なる第2マークが前記撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する、
    ことを含む、個体物品管理方法。
  9. 手術において使用される、物品の個体である個体物品を管理する処理をコンピュータに実行させる個体物品管理プログラムであって、
    前記処理は、
    互いに対応付けられた、個体物品と、当該個体物品の物品と、を表す個体物品情報を記憶し、
    互いに対応付けられた、手術と、当該手術において使用され得る少なくとも1つの物品からなる必要物品群と、を表す手術物品情報を記憶し、
    個体物品を識別する個体物品識別情報を表示するラベルが貼付された、少なくとも1つの個体物品を含む対象領域を撮影することにより、前記撮影された対象領域を表す画像である撮影画像を出力し、
    前記出力された撮影画像を手術と対応付けて受け付け、
    前記撮影画像に含まれる前記個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報と、当該個体物品識別情報の、当該撮影画像における位置と、を互いに対応付けて取得し、
    前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報により識別される個体物品と前記個体物品情報にて対応付けられた物品が、前記撮影画像と対応付けられた手術と前記手術物品情報にて対応付けられた必要物品群を構成するか否かを判定し、
    前記取得された個体物品識別情報のそれぞれに対して、当該個体物品識別情報に対応付けて取得された前記位置又は当該位置の近傍に、当該個体物品識別情報により識別される個体物品の前記物品が前記必要物品群を構成すると判定された場合に第1マークが前記撮影画像に付加され、一方、当該物品が前記必要物品群を構成しないと判定された場合に前記第1マークと異なる第2マークが前記撮影画像に付加されたマーク付加画像を表示する、
    ことを含む、個体物品管理プログラム。
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