JP7438141B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
この従来の電気掃除装置において、自走式電気掃除機の床面と対向する底板には左右一対の受電端子が設けられ、充電装置の載置台上には帰還した自走式電気掃除機の左右一対の受電端子と機械的および電気的に接続されてバッテリーへ給電する左右一対の給電端子が設けられている。
載置台と、前記載置台上に設けられ前記載置台に帰還した前記自走装置の前記一対の給電端子挿入口内に挿入され前記一対の受電端子と機械的および電気的に接続されて前記バッテリーへ給電する一対の給電端子と、前記載置台と連設された本体部と、前記載置台上から前記本体部内に往復移動可能にかつ前記一対の給電端子をそれぞれ露出可能に覆う一対の給電端子カバーとを有する充電ユニットとを備えた電子機器が提供される。
(1)自走装置の全体構成
図1は本発明の第1実施形態の電子機器における自走装置の斜視図であり、図2は第1実施形態の自走装置の側面から見た内部構成説明図である。また、図3は第1実施形態の自走装置の底面図であり、図4は第1実施形態の自走装置の制御回路のブロック図である。
この掃除ロボットAは、床面を自走しながら、床面上の塵埃を空気と共に吸い込み、塵埃を除去した空気を排気することにより床面を掃除するようになっている。なお、掃除ロボットAは、前進方向Y1側が前部とされ、後退方向Y2側が後部とされている(図3参照)。
底板1aには、回転ブラシ3、左右一対のサイドブラシ4、吸込口11、左右一対の駆動輪5、後輪7、床面検知センサ13、充電用の左右一対の受電端子2a、2bおよび電源スイッチ(トグルスイッチ)62が設けられている。
底板1a(図3参照)には、前述の一対の駆動輪5の下部を筐体1内から外部へ突出させる複数の孔部が形成されている。また、側板1cの前方には、図1に示すように掃除ロボットAの進行方向の障害物を検知する複数の超音波センサ9が設けられている。
一対の駆動輪5の回転軸5aは、後述する一対の駆動輪用モータからそれぞれ個別に回転力が得られるように連結されており、各駆動輪用モータは筐体1の底板1aの内面に直接またはサスペンション機構を介して固定されている。
このように、筐体1に対して前後方向の中間に一対の駆動輪5を配置し、筐体1の前部を床面から浮かせ、掃除ロボットAの全重量を一対の駆動輪5と後輪7によって支持できるように、筐体1に対して前後方向に重量が配分されている。これにより、進路前方の塵埃を吸込口11に導くことができる。
回転ブラシ3は、回転軸であるローラの外周面に螺旋状にブラシを植設することにより形成され、後述する回転ブラシ駆動モータにより駆動される。
サイドブラシ4は、回転軸の下端に放射状に設けられた複数本のブラシ束を有している。サイドブラシ4の回転軸は、筐体1の底板1aの内面に支持されると共に、後述するサイドブラシ駆動モータにより駆動される。
図2と図3に示すように、筐体1は、その底板1aにおける後部に、垂直軸心を中心に回動可能に後輪7を取り付けるための切欠き凹部1aaを有している。
また、切欠き凹部1aaの左右部と底板1aとの間には平坦な垂直面1abがそれぞれ設けられている。
さらに、左右の垂直面1abおよび底板1aには、各垂直面1abから前方へ向かって延びるスリット状の給電端子挿入口1acがそれぞれ設けられている。すなわち、各給電端子挿入口1acは、後方(外方)へ向かって広がった形状を有する後方開口部1adと、後方開口部1adと連通するように底板1aに前後方向に設けられた切れ込み1aeとをそれぞれ有しており、各給電端子挿入口1acの奥部は各受電端子2a、2bの収納空間となっている。なお、収納空間は各切れ込み1aeよりも広い幅を有する。
また、筐体1の底板1aには、各挿入口カバー8を前後方向に往復移動可能に支持するカバー収納部16を有している。
各カバー収納部16は、後方側に開放した平面視略U形状を有しており、それらの後端側の折れ曲がった両端部によって各挿入口カバー8の後方への移動を規制している。
各受電側付勢部材12は、各給電端子挿入口1acの切れ込み1aeを閉じる方向(この場合、後方)へ各挿入口カバー8を付勢するよう、筐体1内に設けられている。本実施形態では、各受電側付勢部材12として圧縮コイルバネが用いられており、圧縮コイルバネにて各挿入口カバー8を後方へ付勢している。なお、各受電側付勢部材12は、圧縮コイルバネに限定されず、引っ張りコイルバネ、板バネ等でもよい。
制御基板15(図2参照)に搭載され掃除ロボットAの制御を行う制御回路は、図4に示すように、CPU51、ROM52、RAM53からなるマイクロコンピュータを備える受電側制御部54、2つの駆動輪5をそれぞれ駆動するための駆動輪用モータ55、56を制御するモータドライバ回路57、回転ブラシ3を駆動する回転ブラシ駆動モータ58を制御するモータドライバ回路59、2つのサイドブラシ4をそれぞれ駆動する2つのサイドブラシ駆動モータ70を制御するモータドライバ回路71、電動送風機30に組込まれた直流モータ69を制御するモータドライバ回路68、電源スイッチ62、各種センサ67を駆動制御するセンサ制御ユニット66、および入力部63を備える。
受電側制御部54は、バッテリー14の出力を受けて筐体1の走行を制御する。
受電側制御部54のCPU51は中央演算処理装置であり、入力部63と各種センサ67から受けた信号を、ROM52に予め記憶されたプログラムに基づいて演算処理し、モータドライバ回路57,71,59、68などへ出力するようになっている。
また、RAM53は、掃除ロボットAの走行マップを記憶することができる。走行マップは、掃除ロボットAの走行経路や走行速度などといった走行に係る情報であり、予めユーザーによってRAM53に記憶させるか、あるいは掃除ロボットA自体が掃除運転中に自動的に記録することができる。
また、受電側制御部54は、バッテリー14の端子電圧などを検知してバッテリー14の蓄電残量を検知する機能を有する。
このように構成された掃除ロボットAにおいて、ユーザーから入力部63を介して「起動指令」が入力されると、電動送風機30、駆動輪5、回転ブラシ3およびサイドブラシ4が駆動する。
清掃の際、前述のように、掃除ロボットAは左右の駆動輪5が同一方向に正回転して前進し、同一方向に逆回転して後退し、互いに逆方向に回転することにより旋回できる。
これにより、掃除ロボットAは、設置場所全体あるいは所望範囲全体に大きい段差や障害物を避けながら自走して掃除することができる。そして、所定の掃除作業が終了すると、掃除ロボットAは後述するように室内に設置されている充電ユニット(充電台)へ帰還する。
図5は本発明の第1実施形態の電子機器における充電ユニットの斜視図であり、図6は図5に示す充電ユニットの正面図である。また、図7は図5に示す充電ユニットの左右一対の給電端子カバーが開いた状態の斜視図であり、図8は図5に示す充電ユニットの電気回路のブロック図である。
図5~図7に示すように、充電ユニット80は、本体部81と、本体部81の底面から前方へ水平に延出するように連設された後述する給電端子が固定される板状の端子台82とを備え、本体部81および端子台82は絶縁性の樹脂材料にて形成されている。この場合、充電ユニット80における前方とは、後述する赤外線送信部83から赤外線を出射する方向(端子台82側の方向)である。なお、本体部81と端子台82は一体成型されてもよいし、別部品で成形し組み立ててもよい。
図5~図7に示すように、充電ユニット80の端子台82上に設けられた一対の給電端子85a、85bは、垂直に起立しかつ前後方向に延びるブレード形にそれぞれ形成されている。給電端子85a、85bは、端子台82に帰還した掃除ロボットAの一対の給電端子挿入口1acの後方開口部1adと切れ込み1aeとを通って給電端子挿入口1ac内に挿入された後、一対の受電端子2a、2bと機械的および電気的に接続される。なお、各給電端子85a、85bの後端は本体部81内に配置されており、本体部81内の図示しない支持部材に固定されている。
これにより、外部からの衝撃を受けやすい各給電端子カバー86a、86bの外側を緩やかな弧状に形成して外部からの衝撃を緩和することができる。また、掃除ロボットAが充電ユニット80に対してやや斜め方向から帰還しても各給電端子カバー86a、86bが開きやすくなり、各給電端子85a、85bの各給電端子挿入口1ac(図3参照)への挿入性が向上する。
本実施形態の場合、各給電側付勢部材81aとして引っ張りコイルバネが用いられており、各引っ張りコイルバネの一端を本体部81内の前方側の内面に固定し、各給電端子カバー86a、86bの後端に設けた取付片86aa、86baに各引っ張りコイルバネの他端を固定している。なお、各給電側付勢部材81aは、引っ張りコイルバネに限定されず、圧縮コイルバネ、板バネ等でもよい。
図8に示すように、制御回路は、給電側制御部87、電力変換部88、前記赤外線送信部83、接続部89、前記ドッキング検知部84a、84b、前記電源表示部90および電源プラグ91を備える。
電力変換部88は電源プラグ91を介して商用電源92から入力される商用電力(AC100V, 50/60Hz)をバッテリー14(図4参照)の充電用電力(DC24V)および制御用電力(DC5V)に変換するようになっている。変換された制御用電力は給電側制御部87、赤外線送信部83および接続部89へ供給される。
このような構成において、まず、充電ユニット80を商用電源92へ電源プラグ91を介して接続し、電源表示部90を表示させる。掃除ロボットAが所定の掃除作業を終了するか、又はバッテリー14の蓄電残量が許容値まで低下して、受電側制御部54(図4参照)が掃除ロボットAを充電ユニット80へ帰還させる必要があると判断した場合に、掃除ロボットAが充電ユニット80の赤外線送信部83からの赤外線を赤外線検知センサ6(図1参照)によって検知すると、掃除ロボットAは赤外線が示す帰還路に沿って前進する。
図9は第1実施形態の自走装置が充電ユニットへ帰還する状態を示す第1の説明図であり、図10は第1実施形態の自走装置が充電ユニットへ帰還する状態を示す第2の説明図であり、図11は第1実施形態の自走装置が充電ユニットへ帰還する状態を示す第3の説明図である。
このとき、掃除ロボットAにおいて、一対の挿入口カバー8は一対の受電側付勢部材12によってそれぞれ後部側へ付勢されており、それによって一対の給電端子挿入口1acの切れ込み1aeは各挿入口カバー8によって外部に露出しないよう覆われている。そのため、掃除ロボットAによる床面清掃時においても、各挿入口カバー8によって各給電端子挿入口1acの床面側の切れ込み1aeが覆われているため、塵埃が各切れ込み1aeを通って各給電端子挿入口1ac内へ侵入することを低減できる。
これにより、左右の給電端子カバー86a、86bが給電側付勢部材81a(図7参照)の付勢力に抗して後方へ移動すると共に、掃除ロボットAの左右の給電端子挿入口1acの後方開口部1ad内に左右の給電端子85a、85bの前端が入り込んでいく。このとき、後方開口部1adは後方(外方)へ向かうにつれて広がった形状であるため、各給電端子85a、85bの前端が各後方開口部1ad内に挿入されやすくなっている。
図12は第2実施形態の電子機器における自走装置の底面図である。なお、図12において、図3中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第1実施形態(図3参照)では掃除ロボットAの後部に一対の挿入口カバー8を前後方向に往復移動可能に設けた場合を例示したが、実施形態2では一対の挿入口カバー8の移動保持機構としての一対の受電側付勢部材12と一対のカバー収納部16が省略された構成を備えている。
なお、第2実施形態において、その他の構成は第1実施形態と同様である。以下、実施形態2における実施形態1とは異なる点を主に説明する。
このように構成された掃除ロボットBは、第1実施形態の掃除ロボットAが充電ユニット80へ帰還してドッキングするのと同様に、充電ユニット80へ帰還しドッキングしてバッテリー14が充電される(図2、図5~図11参照)。この際、充電ユニット80の左右の給電端子85a、85bの前端が、左右の挿入口カバー108の切れ目108aおよび左右の給電端子挿入口1acの切れ込み1aeに沿って入っていく。
図13は第3実施形態の電子機器における自走装置の底面図であり、図14は第3実施形態の電子機器における充電ユニットの左右一対の給電端子カバーが開いた状態の斜視図である。なお、図13および図14において、図3および図7中の要素と同様の要素には同一の符号を付している。
第3実施形態は、掃除ロボットCの前部と充電ユニット180とがドッキングする点と、掃除ロボットCの左右一対の挿入口カバーおよび充電ユニット180の左右一対の給電端子カバーが自動的に前後方向に往復移動する点等が、第2実施形態とは異なり、その他の構成は第1実施形態と概ね同様である。
以下、第3実施形態における第1実施形態とは異なる点を主に説明する。
また、底板1aには、第1実施形態と同様に、左右一対の切れ込み101aeを開閉可能に覆う左右一対の挿入口カバー118と、左右一対の挿入口カバー118を前後方向にスライド可能に支持する左右一対のカバー収納部116とが設けられている。
なお、第3実施形態の掃除ロボットCでは、第1実施形態の掃除ロボットA(図3参照)の切欠き凹部1aaおよび左右の垂直面1abは不要となる。
第3実施形態の場合、受電側アクチュエータ110は、左右の挿入口カバー118を連結する連結部材110aと、モータ110bと、モータ110bの出力軸に固定されたピニオン110cと、ピニオン110cと噛合するように連結部材110aに固定されたラック110dとを備えて構成されている。なお、受電側アクチュエータ110は、このようなラック・ピニオン機構に限定されず、例えば、リニアモータを用いた往復移動機構などでもよい。
また、各シートカバー111は、給電端子85a、85b(図14参照)を挿通させる切れ目111aをそれぞれ有している。
第3実施形態の場合、給電側アクチュエータ181は、左右の給電端子カバー86a、86bを連結する連結部材181aと、モータ181bと、モータ181bの出力軸に固定されたピニオン181cと、ピニオン181cと噛合するように連結部材181aに固定されたラック181dとを備えて構成されている。なお、給電側アクチュエータ181は、このようなラック・ピニオン機構に限定されず、例えば、リニアモータを用いた往復移動機構などでもよい。
また、掃除ロボットCが充電ユニット180にある程度接近したところで、充電ユニット180の給電側アクチュエータ181のモータ181bが駆動しピニオン181cが回転してラック181dおよび連結部材181aが後方へ移動し、それによって左右の給電端子カバー86a、86bが後方へ移動して開いて左右の給電端子85a、85bが外部に露出する。
また、第3実施形態の場合、充電ユニット180の左右のドッキング検知部は、左右の給電端子85a、85bに掃除ロボットCの左右の受電端子2a、2bが十分に機械的に接続された状態の時に筐体101を検知するセンサ(例えば、近接センサ)を用いることができる。左右のドッキング検知部からの出力信号を給電側制御部87が受けることにより、接続部89を介して一対の給電端子85a、85bの間に直流電圧が出力される。
第1実施形態(図3参照)の掃除ロボットAにおいて、左右の給電端子挿入口1ac、左右の受電端子2a、2bおよび左右の非自動開閉機構(左右の挿入口カバー8、カバー収納部16および受電側付勢部材12等)を筐体1の前部に設けてよい。さらに、筐体1の前部に設けた左右の給電端子挿入口1acを覆うように、筐体1の前部に実施形態3(図13参照)で説明した左右のシートカバー111を設けてもよい。
この場合、第1実施形態1(図5~図8)の充電ユニット80を用いてもよく、その場合は実施形態1の筐体1の底板1aの後部に設けた切欠き凹部1aaおよび左右の垂直面1abを底板1aの前部に設ける。なお、第3実施形態(図14参照)の充電ユニット180を用いる場合は筐体1の切欠き凹部1aaおよび左右の垂直面1abは不要となる。
第2実施形態(図12参照)の掃除ロボットBにおいて、左右の給電端子挿入口1ac、左右の受電端子2a、2bおよび左右の挿入口カバー108を筐体1の前部に設けてよい。この場合、筐体1の底板1aの後部に設けた切欠き凹部1aaおよび左右の垂直面1abを底板1aの前部に設ける。さらに、筐体1の前部に設けた左右の給電端子挿入口1acを覆うように、筐体1の前部に実施形態3(図13参照)で説明した左右のシートカバー111を設けてもよい。
この場合、第1実施形態(図5~図8)の充電ユニット80を用いてもよく、その場合は実施形態1の筐体1の底板1aの後部に設けた切欠き凹部1aaおよび左右の垂直面1abを底板1aの前部に設ける。なお、第3実施形態(図14参照)の充電ユニット180を用いる場合は筐体1の切欠き凹部1aaおよび左右の垂直面1abは不要となる。
第3実施形態(図13参照)の掃除ロボットCにおいて、左右の給電端子挿入口101ac、左右の受電端子2a、2bおよび左右の受電側アクチュエータ110を筐体1の後部に設けてよい。なお、この場合、第3実施形態(図14参照)の充電ユニット180が用いられる。
1.第1~第3実施形態では、掃除ロボット側には左右の挿入口カバーが設けられ、充電ユニット側には給電端子カバーが設けられた場合を例示したが、掃除ロボット側の左右の挿入口カバーは省略してもよい。
本発明の電子機器は、床面と対向する底板を有する走行可能な筐体と、前記筐体内に設けられたバッテリーと、前記筐体の前進方向側の前部または後退方向側の後部に設けられた前方開口部または後方開口部を有する一対の給電端子挿入口と、前記筐体内における前記一対の給電端子挿入口内にそれぞれ設けられた一対の受電端子と、前記バッテリーの出力を受けて前記筐体の走行を制御する受電側制御部とを有する自走装置と、
載置台と、前記載置台上に設けられ前記載置台に帰還した前記自走装置の前記一対の給電端子挿入口内に挿入され前記一対の受電端子と機械的および電気的に接続されて前記バッテリーへ給電する一対の給電端子と、前記載置台と連設された本体部と、前記載置台上から前記本体部内に往復移動可能にかつ前記一対の給電端子をそれぞれ露出可能に覆う一対の給電端子カバーとを有する充電ユニットとを備える。
この構成によれば、自走装置が充電ユニットへ帰還して充電を行う際、給電端子が給電端子挿入口に挿入されて受電端子とより確実に機械的および電気的に接続することができるため、従来技術で生じていたドッキング不良を解消することができる。さらに、充電ユニットから自走装置が離れている間、左右一対の給電端子はそれぞれ給電端子カバーによって覆われているため塵埃が付着しにくくなっているため、塵埃によって給電端子と受電端子との機械的および電気的な接続が不十分となることが抑制される。これらの結果、本発明の電子機器によれば、信頼性を向上させることができる。
前記受電端子は、前記左右一対の給電端子挿入口内に左右一対設けられており、
前記給電端子は、前記載置台上に左右一対設けられており、
前記給電端子カバーは、前記左右一対の給電端子を覆うように左右一対設けられており、前記自走装置において、前記左右一対の給電端子挿入口は、前記前方開口部または前記後方開口部と連通するように前記底板に前後方向に設けられた切れ込みを有するスリット状にそれぞれ形成されており、
前記充電ユニットにおいて、前記左右一対の給電端子は、前記前方開口部または前記後方開口部と前記切れ込みとを通るように前記給電端子挿入口に挿入可能なブレード形にそれぞれ形成されてもよい。
この構成によれば、給電端子を板金にてブレード形に形成し、板金挿入式にて給電端子を受電端子に機械的に接続させることができる。
この構成によれば、挿入口カバーによって切れ込み側から給電端子挿入口内に塵埃が侵入しにくくなる。
この構成によれば、自走装置内にアクチュエータを設けることなく、自走装置が充電ユニットの方へ接近移動する力を利用して左右一対の挿入口カバーを開くことができる。
この構成によれば、挿入口カバーを前後方向に移動させる機構を設けることなく、簡素に構成することができる。
前記自走装置において、前記筐体は、前記充電ユニットへ帰還するときに前記一対の給電端子カバーに当接し、前記一対の給電側付勢部材の付勢力に抗して前記一対の給電端子カバーを前記本体部内へ押し込む平坦な垂直面を前記一対の給電端子挿入口の近傍に有しているものであってもよい。
この構成によれば、充電ユニット内にアクチュエータを設けることなく、自走装置が充電ユニットの方へ接近移動する力を利用して左右一対の給電端子カバーを開くことができる。
この構成によれば、自走装置が充電ユニットへ帰還する際、1つの給電側アクチュエータによって左右一対の給電端子カバーを同時に開くことができる。
また、給電側検知部によって、前記自走装置が前記充電ユニットに帰還して前記受電端子と前記給電端子とが機械的に接続されたことを検知することができるため、信頼性が向上する。つまり、前記従来の電気掃除装置では、自走式電気掃除機が充電装置の載置台上へ帰還して充電を行う際、何らかの理由によって受電端子の給電端子への機械的接続が不十分な状態が生じる可能性があったが、本発明ではこのような課題を解消することができる。
前記受電側制御部は、前記受電側検知部からの出力によって前記受電側アクチュエータを作動させて前記一対の給電端子挿入口が露出するように前記一対の挿入口カバーを移動させるように構成されてもよい。
この構成によれば、自走装置が充電ユニットへ帰還する際、1つの受電側アクチュエータによって左右一対の挿入口カバーを同時に開くことができる。
この構成によれば、自走装置が充電ユニットへ帰還する際、左右一対の給電端子が左右一対の給電端子挿入口へ挿入されやすくなる。
前記一対のシートカバーは、前記給電端子を挿通させる切れ目をそれぞれ有しているものであってもよい。
この構成によれば、シートカバーによって塵埃が前方開口部または後方開口部から給電端子挿入口内に侵入しにくくなる。
前記受電端子は、前記左右一対の給電端子挿入口内に左右一対設けられており、
前記給電端子は、前記載置台上に左右一対設けられており、
前記給電端子カバーは、前記左右一対の給電端子を覆うように左右一対設けられており 、前記左右一対の給電端子は、前記左右一対の給電端子カバーの左右方向の中央位置よりも内側に配置されてもよい。
この構成によれば、左右一対の給電端子カバーの左右方向の外側を内側よりも緩やかな弧状に形成することができる。これにより、外部からの衝撃を受けやすい各給電端子カバーの外側を緩やかな弧状に形成して外部からの衝撃を緩和することができる。
また、左右一対の給電端子カバーが自走装置の移動を利用して開くよう構成されている場合、各給電端子カバーの外側が緩やかな弧状であることにより、自走装置が充電ユニットに対してやや斜め方向から帰還しても各給電端子カバーが開きやすくなり、各給電端子の各給電端子挿入口への挿入性が向上する。
この構成によれば、信頼性が向上した自走式電気掃除機および充電ユニットを備える電気掃除装置を得ることができる。
1a、101a 底板
1ab 垂直面
1ac、101ac 給電端子挿入口
1ad 後方開口部
1ae、101ae 切れ込み
2a、2b 受電端子
6 赤外線検知センサ(受電側検知部)
8、108、118 挿入口カバー
12 受電側付勢部材
14 バッテリー
54 受電側制御部
80、180 充電ユニット
81 本体部
81a 給電側付勢部材
82 端子台
84a、84b ドッキング検知部(給電側検知部)
85a、85b 給電端子
86a、86b 給電端子カバー
87 給電側制御部
101ad 前方開口部
108a 切れ目
110 受電側アクチュエータ
111 シートカバー
111a 切れ目
181 給電側アクチュエータ
A、B、C 掃除ロボット(自走式電気掃除機、自走装置)
Claims (12)
- 床面と対向する底板を有する走行可能な筐体と、前記筐体内に設けられたバッテリーと、前記筐体の前進方向側の前部または後退方向側の後部に設けられた前方開口部または後方開口部を有する一対の給電端子挿入口と、前記筐体内における前記一対の給電端子挿入口内にそれぞれ設けられた一対の受電端子と、前記バッテリーの出力を受けて前記筐体の走行を制御する受電側制御部とを有する自走装置と、
端子台と、前記端子台上に設けられ前記端子台に帰還した前記自走装置の前記一対の給電端子挿入口内に挿入され前記一対の受電端子と機械的および電気的に接続されて前記バッテリーへ給電する一対の給電端子と、前記端子台と連設された本体部と、前記端子台上から前記本体部内に往復移動可能にかつ前記一対の給電端子をそれぞれ露出可能に覆う一対の給電端子カバーとを有する充電ユニットとを備え、
前記一対の給電端子カバーの前記端子台からの高さは、充電時の前記自走装置の前記底板の高さよりも高く設定されており、
前記自走装置の帰還時に、前記筐体が前記一対の給電端子カバーの一端における前記一対の給電端子よりも高い上端を押して移動させて前記一対の給電端子を露出させることを特徴とする電子機器。 - 床面と対向する底板を有する走行可能な筐体と、前記筐体内に設けられたバッテリーと、前記筐体の前進方向側の前部または後退方向側の後部に設けられた前方開口部または後方開口部を有する一対の給電端子挿入口と、前記筐体内における前記一対の給電端子挿入口内にそれぞれ設けられた一対の受電端子と、前記バッテリーの出力を受けて前記筐体の走行を制御する受電側制御部とを有する自走装置と、
端子台と、前記端子台上に設けられ前記端子台に帰還した前記自走装置の前記一対の給電端子挿入口内に挿入され前記一対の受電端子と機械的および電気的に接続されて前記バッテリーへ給電する一対の給電端子と、前記端子台と連設された本体部と、前記端子台上から前記本体部内に往復移動可能にかつ前記一対の給電端子をそれぞれ露出可能に覆う一対の給電端子カバーとを有する充電ユニットとを備え、
前記充電ユニットは、前記一対の給電端子カバーを往復移動させる給電側アクチュエータと、前記自走装置が前記充電ユニットに帰還して前記受電端子と前記給電端子とが接続されたことを検知する給電側検知部と、前記給電側検知部からの出力によって前記給電側アクチュエータを作動させて前記一対の給電端子が露出するように前記一対の給電端子カバーを移動させる給電側制御部とを前記本体部内に備えていることを特徴とする電子機器。 - 床面と対向する底板を有する走行可能な筐体と、前記筐体内に設けられたバッテリーと、前記筐体の前進方向側の前部または後退方向側の後部に設けられた前方開口部または後方開口部を有する一対の給電端子挿入口と、前記筐体内における前記一対の給電端子挿入口内にそれぞれ設けられた一対の受電端子と、前記バッテリーの出力を受けて前記筐体の走行を制御する受電側制御部とを有する自走装置と、
端子台と、前記端子台上に設けられ前記端子台に帰還した前記自走装置の前記一対の給電端子挿入口内に挿入され前記一対の受電端子と機械的および電気的に接続されて前記バッテリーへ給電する一対の給電端子と、前記端子台と連設された本体部と、前記端子台上から前記本体部内に往復移動可能にかつ前記一対の給電端子をそれぞれ露出可能に覆う一対の給電端子カバーとを有する充電ユニットとを備え、
前記自走装置は、前記一対の挿入口カバーを往復移動させる受電側アクチュエータと、帰還時に前記充電ユニットを検知する受電側検知部とを備え、
前記受電側制御部は、前記受電側検知部からの出力によって前記受電側アクチュエータを作動させて前記一対の給電端子挿入口が露出するように前記一対の挿入口カバーを移動させるように構成されていることを特徴とする電子機器。 - 前記給電端子挿入口は、前記筐体の前記前部または前記後部に左右一対設けられており、
前記受電端子は、前記左右一対の給電端子挿入口内に左右一対設けられており、
前記給電端子は、前記端子台上に左右一対設けられており、
前記給電端子カバーは、前記左右一対の給電端子を覆うように左右一対設けられており、
前記自走装置において、前記左右一対の給電端子挿入口は、前記前方開口部または前記後方開口部と連通するように前記底板に前後方向に設けられた切れ込みを有するスリット状にそれぞれ形成されており、
前記充電ユニットにおいて、前記左右一対の給電端子は、前記前方開口部または前記後方開口部と前記切れ込みとを通るように前記給電端子挿入口に挿入可能なブレード形にそれぞれ形成されている請求項1~3のいずれか1つに記載の電子機器。 - 前記自走装置が、前記左右一対の給電端子挿入口の前記切れ込みを露出可能として覆うように前記底板に設けられた左右一対の挿入口カバーをさらに有する請求項4に記載の電子機器。
- 前記自走装置において、前記左右一対の挿入口カバーが前後方向に往復移動可能に前記底板に設けられると共に、前記左右一対の給電端子挿入口を閉じる方向へ前記左右一対の挿入口カバーを付勢する左右一対の受電側付勢部材が前記筐体内に設けられており、前記筐体が前記充電ユニットへ帰還するときに前記左右一対の給電端子によって前記左右一対の挿入口カバーが前記左右一対の受電側付勢部材の付勢力に抗して開く方向に押圧される請求項5に記載の電子機器。
- 前記左右一対の挿入口カバーが、前記左右一対の給電端子挿入口の前記切れ込みに沿った切れ目をそれぞれ有している請求項5に記載の電子機器。
- 前記充電ユニットにおいて、前記一対の給電端子を覆う方向に前記一対の給電端子カバーを付勢する一対の給電側付勢部材が前記本体部内に設けられており、
前記自走装置において、前記筐体は、前記充電ユニットへ帰還するときに前記一対の給電端子カバーに当接し、前記一対の給電側付勢部材の付勢力に抗して前記一対の給電端子カバーを前記本体部内へ押し込む平坦な垂直面を前記一対の給電端子挿入口の近傍に有している請求項1~7のいずれか1つに記載の電子機器。 - 前記自走装置において、前記一対の給電端子挿入口の前記前方開口部または前記後方開口部が、外方に向かって広がった形状を有する請求項1~8のいずれか1つに記載の電子機器。
- 前記自走装置において、前記一対の給電端子挿入口の前記前方開口部または前記後方開口部を覆う一対のシートカバーが前記筐体の前記前部または前記後部に設けられており、
前記一対のシートカバーは、前記給電端子を挿通させる切れ目をそれぞれ有している請求項1~9のいずれか1つに記載の電子機器。 - 前記給電端子挿入口は、前記筐体の前記前部または前記後部に左右一対設けられており、
前記受電端子は、前記左右一対の給電端子挿入口内に左右一対設けられており、
前記給電端子は、前記端子台上に左右一対設けられており、
前記給電端子カバーは、前記左右一対の給電端子を覆うように左右一対設けられており、
前記左右一対の給電端子は、前記左右一対の給電端子カバーの左右方向の中央位置よりも内側に配置されている請求項1~10のいずれか1つに記載の電子機器。 - 前記自走装置が、自走式電気掃除機である請求項1~11のいずれか1つに記載の電子機器。
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