JP7437889B2 - 超音波診断装置、超音波診断システム及び時刻情報付与プログラム - Google Patents

超音波診断装置、超音波診断システム及び時刻情報付与プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、超音波診断装置、超音波診断システム、時刻情報付与プログラム及び遅延時間計測方法に関する。
超音波信号を収集しつつ、心電図(ECG:Electro Cardio Gram)などの生体情報を同時に収集し、超音波画像と生体情報とを並べてディスプレイに表示する超音波診断装置が知られている。例えば、心臓の超音波画像とECGとを時間的に同期して表示することで、心臓の電気的な活動と心臓の形態的な変化とを関連付けて観察でき、より高度な診断が可能となる。
従来、超音波診断装置が生体情報を得るため、超音波診断装置専用の生体情報収集装置が開発され、利用されていた。
近年、PCやタブレット端末に無線又は有線で接続可能な汎用の生体情報収集装置が開発され、このような汎用の生体情報収集装置を超音波診断装置で利用可能とすることが求められている。
特開2008-125530号公報
本明細書に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、汎用の生体情報収集装置を利用可能な超音波診断装置を提供することである。
ただし、上記課題に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果を奏することも、本明細書等に開示の実施形態が解決する他の課題として位置づけることができる。
実施形態に係る超音波診断装置は、超音波プローブで収集した被検体からの超音波信号に基づいて超音波データを生成する本体部と、生成された超音波データから超音波画像を生成すると共に生体情報収集装置が接続されるホスト部とを備える。本体部は、時刻情報を生成する時刻情報生成部と、超音波データに、時刻情報を付与する第1の時刻情報付与部とを有する。ホスト部は、時刻情報生成部で生成した時刻情報を取得する時刻情報取得部と、生体情報収集装置で収集された被検体の生体情報を取得する生体情報取得部と、生体情報取得部で取得された生体情報に、時刻情報取得部で取得された時刻情報を関連付けて時刻情報付き生体情報を生成する第2の時刻情報付与部とを有する。
図1は、実施形態に係る超音波診断システムの一例を示す概念的な構成図。 図2は、第1の実施形態に係る超音波診断装置の機能構成例を示す機能ブロック図。 図3は、第1の実施形態に係る超音波診断装置の動作の一例を示すフローチャート。 図4は、第2の実施形態に係る超音波診断装置の機能構成例を示す機能ブロック図。 図5は、第2の実施形態に係る超音波診断装置の動作の一例を示すフローチャート。 図6は、第3の実施形態に係る超音波診断装置の機能構成例を示す機能ブロック図。 図7は、第3の実施形態に係る超音波診断装置の動作の一例を示すフローチャート。 図8は、生体情報に付与される時刻情報に含まれる遅延時間を説明するタイミング図。 図9は、遅延時間の計測方法の一例を説明する概念図。
以下、図面を参照しながら、超音波診断システム、時刻情報付与プログラム及び遅延時間計測方法の実施形態について詳細に説明する。
[全体構成]
図1は、実施形態に係る超音波診断システム5の一例を示す概念的な構成図である。
例えば、図1に示すように、本実施形態に係る超音波診断システム5は、超音波診断装置1と生体情報収集装置2とを備える。
超音波診断装置1は、超音波プローブ10と、本体部20と、ホスト部30とを備える。生体情報収集装置2は、超音波診断装置1のホスト部30に無線又は有線で接続される。ここで無線とは、ケーブルなどの物理的な配線が無い(ワイヤレス)ことを意味する。
生体情報収集装置2は、生体センサと、生体信号処理回路と、通信回路とを有する。生体センサは、被検体の生体信号を検出する。生体信号処理回路は、検出された生体信号に応じた信号処理を実行し生体情報を生成する。生体情報は、生体情報収集装置2の通信回路から無線又は有線で超音波診断装置1の通信回路36を介してホスト部30に送信される。
例えば、生体情報収集装置2が心電計として機能する場合、生体センサは、被検体の心臓の活動に伴って発生する微小な起電力を生体信号として検出する電極である。電極で検出された心電信号は、生体信号処理回路が有するアンプ回路で増幅されA/D変換器でデジタル信号に変換されたのち、交流成分や筋電信号を除去するフィルタリング処理等のデータ処理が施された心電図(ECG:Electro Cardio Gram)が生成される。心電計は、心電信号と心電図とを含む生体情報をホスト部30に送信する。
生体情報は、上述した心電図又は心電信号の他、脈波、心拍数、心音(PCG:Phonocardiogram)、呼吸数、換気量、体温、動脈血酸素飽和度(SpO2)、非観血血圧(NIBP:Non-invasive Blood Pressure)、観血式血圧(IBP:Invasive Blood Pressure)及び呼気終末二酸化炭素分圧(EtCO2)などの各種の生体に関するデータや生体信号を含む。但し、以下では、心電信号と心電図とを含む生体情報である例を用いて説明する。
なお、生体情報収集装置2は、ホスト部30に生体情報を送信可能であればよく、特定の構成を有する生体情報収集装置に限定されるものではない。
超音波診断装置1の超音波プローブ10は、スキャン対象との接触面側に複数個の微小な超音波振動子(圧電素子)を備え、スキャン対象を含む領域に超音波の送受信を行う。
超音波プローブ10には、スキャン方式の違いに応じてリニア型、コンベックス型、セクタ型等の種類がある。また、超音波プローブ10は、アレイ配列次元の違いにより、アジマス方向に1次元(1D)的に複数個の超音波振動子が配列された1Dアレイプローブと、アジマス方向かつエレベーション方向に2次元(2D)的に複数個の超音波振動子が配列された2Dアレイプローブとがある。なお、1Dアレイプローブは、エレベーション方向に少数の超音波振動子が配列されたプローブを含む。
本体部20は、送信回路21と、受信回路22と、送受信制御回路23と、記憶回路24と、信号処理回路25とを有する。
送信回路21及び受信回路22は、送受信制御回路23に制御されて、超音波の送受信における送信指向性と受信指向性とを制御する。
送信回路21は、パルス発生器、送信遅延回路及びパルサ回路などの信号形成回路を有し、送受信制御回路23から与えられるパルス繰り返し周波数(PRF:Pulse Repetition Frequency)、送信位置情報、送信開口、送信遅延などの超音波パルスの送信条件に従い、超音波振動子に駆動信号を供給する。
パルス発生器は、所定のレート周波数で、送信超音波を形成するためのレートパルスを繰り返し発生する。送信遅延回路は、超音波振動子から発生される超音波をビーム状に集束して送信指向性を決定するために必要な圧電振動子ごとの遅延時間を、パルス発生器が発生する各レートパルスに対し与える。また、パルサ回路は、レートパルスに基づくタイミングで、超音波振動子に駆動パルスを印加する。送信遅延回路は、各レートパルスに対し与える遅延時間を変化させることで、圧電振動子面から送信される超音波ビームの送信方向を任意に調整する。
受信回路22は、アンプ回路、A/D変換器、加算器、直交検波回路など信号処理回路を有し、超音波振動子が受信した超音波信号を受け、送受信制御回路23から与えられる受信開口情報、受信遅延などの処理条件に従い処理し、同相信号(I信号、I:In-phase)及び直交信号(Q信号、Q:Quadrature-phase)を超音波データとして生成する。なお、以下、同相信号及び直交信号をIQ信号と総称する場合がある。
アンプ回路は、超音波信号をチャンネルごとに増幅してゲイン補正処理を行う。A/D変換器は、ゲイン補正された超音波信号をA/D変換し、デジタル化された超音波信号を生成する。加算器は、デジタル化された超音波信号に、受信ビームの指向方向や焦点位置を決定するための遅延時間をチャネルごとに付加し、その後、各チャネルの超音波信号を加算することにより超音波データを生成する。
送受信制御回路23は、本体部20を統括制御する制御回路である。送受信制御回路23は、プロセッサを有する。以下、「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(central processing unit)、GPU (Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサがASICである場合、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、当該プログラムに相当する機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。この場合、プロセッサは、回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行するハードウェア処理により各種機能を実現する。或いはまた、プロセッサは、ソフトウェア処理とハードウェア処理とを組み合わせて各種機能を実現することもできる。
また、プロセッサは、単一の回路によって構成されてもよいし、複数の独立した回路を組み合わせによって構成されてもよい。後者の場合、複数の回路の回路ごとに個別にメモリが設けられてもよいし、複数の回路の機能に対応するプログラムを単一のメモリが記憶するものであってもよい。
記憶回路24は、磁気的もしくは光学的記録媒体又は半導体メモリなどの、プロセッサにより読み取り可能な記憶媒体を含んだ構成を有する。記憶回路24の記憶媒体内のプログラム及びデータの一部又は全部は電子ネットワークを介した通信によりダウンロードされてもよいし、光ディスクなどの可搬型記憶媒体を介して記憶回路24に与えられてもよい。なお、記憶回路24に記憶される情報の一部又は全部は、外部の記憶回路や本体部20の図示しない記憶回路などの記憶媒体の少なくとも1つに分散されて記憶され、或いは複製されて記憶されてもよい。
信号処理回路25は、受信回路22で生成された超音波データに対して、Bモード処理、カラードプラ処理を施す。Bモード処理では、超音波データに対して、対数増幅、包絡線検波処理などの信号処理を行って、信号強度が輝度の明るさで表現されるデータ(Bモードデータ)を生成する。また、カラードプラ処理では、超音波データに対してMIT(Moving target indication)処理を行った後、平均速度、分散、パワーなどの移動態情報を多点について抽出したデータ(ドプラデータ)を生成する。Bモードデータ及びドプラデータは、生データ(Raw Data)とも呼ばれるスキャンコンバート前のデータである。超音波データは生データを含むこととしてもよい。
なお、図1には本体部20が超音波プローブ10と別体に設けられる場合について例示したが、本体部20を構成する回路の一部又は全部が超音波プローブ10の内部に設けられてもよい。この場合、本体部20を内包した超音波プローブ10は、ホスト部30と有線又は無線で接続される。
ホスト部30は、処理回路31と、記憶回路32と、医用画像生成回路33と、ディスプレイ34と、入力インターフェース35と、通信回路36とを有する。ホスト部30は、超音波診断装置1専用の端末であってもよいし、ノート型パソコンやタブレット端末などの一般的なパーソナルコンピュータであってもよい。ホスト部30は本体部20と同一筐体に収められていてもよいし、本体部20とは別体であってもよい。ホスト部30は、本体部20から送信された例えばRAWデータに対してスキャンコンバートを行うことで超音波画像を生成する。
処理回路31は、例えばプロセッサを有し、ホスト部30を統括制御する制御回路である。
記憶回路32は、本体部20から取得した各種データを記憶する。記憶回路32の構成は、本体部20の記憶回路24の構成と同等であるので説明を省略する。
医用画像生成回路33は、処理回路31の制御の下、超音波データから超音波画像を生成する。例えば医用画像生成回路33はRAWデータに対してスキャンコンバートを行なうことで超音波画像を生成する。医用画像生成回路33は例えばプロセッサを有する。例えば、医用画像生成回路33はGPUを有し、超音波画像を生成する。
ディスプレイ34は、例えば液晶ディスプレイやOLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイなどの一般的な表示出力装置により構成され、処理回路31の制御に従って超音波画像や生体情報表示画像を表示する。
入力インターフェース35は、例えばトラックボール、スイッチ、ボタン、マウス、キーボード、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、光学センサを用いた非接触入力回路、及び音声入力回路等などの一般的な入力装置により実現され、ユーザの操作に対応した操作入力信号を処理回路31に出力する。
また、ホスト部30がタブレットやスマートフォンなどの可搬型端末である場合、ディスプレイ34と入力インターフェース35は一体としてタッチパネルを構成してもよい。
通信回路36は、無線通信及び有線通信の種々の通信プロトコルを実装する。通信回路36は、ワイヤレスで他の機器とデータの相互通信を行う無線LAN、近距離無線通信、赤外線通信などの非接触無線通信に関する公知の通信プロトコルを用いて、他の機器との間でデータを授受する。特に、本実施形態では、汎用の生体情報収集装置2(例えば、汎用の心電計)が通信回路36に接続される。例えば、生体情報収集装置2で収集した生体情報を公知の通信プロトコルを用いた無線通信によってホスト部30に送信することができる。また、通信回路36は、USB(Universal Serial Bus)ケーブルやLANケーブルなどの物理的な配線を介して他の機器とデータの相互通信を行う有線通信に関する通信プロトコルを用いて、汎用の生体情報収集装置2で収集した生体情報をホスト部30に送信することができる。通信プロトコルは、ホスト部30に接続される機器との接続方法に応じて電子ネットワークを介した通信によりダウンロードされてもよいし、ホスト部30に接続された機器を介して通信回路36に与えられてもよい。
ここで、電子ネットワークとは、電気通信技術を利用した情報通信網全体を意味し、病院基幹LAN、無線/有線LANやインターネット網の他、電話通信回線網、光ファイバー通信ネットワーク、ケーブル通信ネットワーク及び衛星通信ネットワークなどを含む。
次に、第1から第3の実施形態として超音波診断装置1の実施形態を説明する。なお、各図において同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態は、本体部20で発生した時刻情報をホスト部30に記憶し、ホスト部30に記憶された時刻情報に基づいて生体情報に時刻情報を付与する超音波診断装置1に関する。
(1)構成
図2は、第1の実施形態に係る超音波診断装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。送受信制御回路23は、例えば記憶回路24に記憶されているプログラムを実行することにより、時刻情報生成機能231と、第1の時刻情報付与機能232とを実現する。
時刻情報生成機能231は、時刻情報を生成する機能を含む。例えば、時刻情報生成機能231は、リアルタイムクロックやシステムクロックなどのクロック回路から取得した時刻に基づいて時刻情報を生成する。また、時刻情報は、例えば、超音波パルスの累積発生回数などのカウンタ情報であってもよい。
時刻情報生成機能231は、所定の間隔でホスト部30に時刻情報を送信してもよい。時刻情報がホスト部30に送信されるタイミングは、例えば、1フレーム分の超音波データが収集されたタイミングであってもよいし、超音波データがホスト部30に送信される都度でもよい。
第1の時刻情報付与機能232は、送受信制御回路23が取得した超音波データに時刻情報生成機能231で生成した時刻情報を付与する。なお、第1の時刻情報付与機能232は、超音波データの単位で(即ち、超音波データ1本ごとに)各超音波データに時刻情報を付与してもよいし、複数の超音波データが一纏めになった超音波フレームデータの単位で各超音波フレームデータに時刻情報を付与してもよい。また、その両方であってもよい。
ホスト部30の処理回路31のプロセッサは、例えば記憶回路32に記憶されているプログラムを実行することにより、時刻情報取得機能311と、第2の時刻情報付与機能312とを実現する。
時刻情報取得機能311は、本体部20の時刻情報生成機能231で生成され、時刻情報記憶領域321に記憶されている時刻情報を取得する。
第2の時刻情報付与機能312は、生体情報収集装置2で収集され、処理回路31により取得された生体情報に、時刻情報取得機能311で取得された時刻情報を関連付けて時刻情報付き生体情報を生成する。第2の時刻情報付与機能312は、生体情報を生体情報記憶領域322に記憶する際に生体情報に時刻情報を関連付けする。
本実施形態の超音波診断装置1に接続される生体情報収集装置2は、汎用の生体情報収集装置2である。つまり、生体情報収集装置2は、通常、特定の超音波診断装置1以外の種々の機器にも接続できるように構成されている。このため、生体情報収集装置2から出力される生体情報は、時刻情報を伴わない。また、生体情報収集装置2が生体情報に時刻情報を付与する場合であっても、その時刻情報は、生体情報収集装置2に固有のものである場合が多く、超音波診断装置1で利用できる形式と異なるものであったり、超音波診断装置1の動作とは無関係な非同期の時刻情報であったりする。そこで、本実施形態に係る超音波診断装置1は、生体情報に超音波データに関連付けされた時刻情報と同じ時刻情報を関連付ける。
ホスト部30の記憶回路32は、時刻情報記憶領域321と、生体情報記憶領域322と、超音波データ記憶領域323とを有する。
時刻情報記憶領域321は、本体部20の時刻情報生成機能231から取得した時刻情報を記憶する。
生体情報記憶領域322は、処理回路31が生体情報収集装置2から取得した生体情報に時刻情報が関連付けされた時刻情報付き生体情報を記憶する。
超音波データ記憶領域323は、送受信制御回路23が取得した超音波データに時刻情報が関連付けされた時刻情報付き超音波データを記憶する。
医用画像生成回路33のプロセッサは、例えば記憶回路32に記憶されているプログラムを実行することにより、医用画像生成機能331と、表示画像生成機能332とを実現する。
例えば、医用画像生成回路33は、超音波画像として、Bモード処理回路によって生成された2DのBモードデータから反射波の強度を輝度にて表した2DのBモード画像を生成する。また、医用画像生成回路33は、超音波画像として、ドプラ処理回路によって生成された2Dのドプラデータから移動態情報を表す平均速度画像、分散画像、パワー画像、又は、これらの組み合わせ画像としての2Dのカラードプラ画像を生成する。
ここで、医用画像生成回路33は、一般的には、超音波走査の走査線信号列を、テレビ等に代表されるビデオフォーマットの走査線信号列に変換(スキャンコンバート)し、表示用画像を生成する。具体的には、医用画像生成回路33は、超音波プローブ10による超音波の走査幅に応じた座標変換を行うことで、表示用画像を生成する。また、医用画像生成回路33は、スキャンコンバート以外に、種々の画像処理として、例えば、スキャンコンバート後の複数の画像フレームを用いて、輝度の平均値画像を再生成する平滑化処理や、画像内で微分フィルタを用いるエッジ強調処理等の画像処理を行う。また、医用画像生成回路33は、超音波画像に、種々のパラメータの文字情報、目盛り、ボディーマーク等を合成する。
また、医用画像生成機能331は、時刻情報付き超音波データを超音波データ記憶領域323から読出し、超音波画像を生成する。また、医用画像生成機能331は、時刻情報付き生体情報を生体情報記憶領域322から読出し、生体情報表示画像を生成する。
表示画像生成機能332は、超音波画像と生体情報表示画像とにそれぞれ関連付けされた時刻情報に基づいて、超音波画像と生体情報表示画像とが時間的に同期して表示される同期表示画像を生成する。
(2)動作
次に、第1の実施形態に係る超音波診断装置1及び時刻情報付与プログラムの動作の一例について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る超音波診断装置1の動作の一例を示すフローチャートである。図3において、Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
ステップS101において、第1の時刻情報付与機能232は、超音波データに時刻情報生成機能231で生成した時刻情報を付与し、時刻情報付き超音波データを生成する。
ステップS102において、送受信制御回路23は、本体部20で生成された時刻情報付き超音波データをホスト部30に送信する。ホスト部30の処理回路31は、時刻情報付き超音波データを超音波データ記憶領域323に格納する。
ステップS103において、送受信制御回路23は、本体部20の時刻情報生成機能231で生成した時刻情報をホスト部30に送信する。ホスト部30の処理回路31は時刻情報を受信して、時刻情報を時刻情報記憶領域321に格納する。
ステップS104において、ホスト部30の処理回路31は、生体情報収集装置2で収集された被検体の生体情報を取得する。
ステップS105において、時刻情報取得機能311は、時刻情報記憶領域321から時刻情報を取得する。すなわち、時刻情報記憶領域321及び時刻情報取得機能311が協働することで、ホスト部30は時刻情報を受信することにより取得する。第2の時刻情報付与機能312は、時刻情報取得機能311が取得した時刻情報を生体情報に関連付けし、時刻情報付き生体情報を生成し、生体情報記憶領域322に格納する。
ステップS106において、医用画像生成機能331は、超音波データ記憶領域323に記憶されている時刻情報付き超音波データを取得し、超音波画像を生成する。また、医用画像生成機能331は、生体情報記憶領域322に記憶されている時刻情報付き生体情報を取得し、生体情報表示画像を生成する。
ステップS107において、表示画像生成機能332は、超音波画像と生体情報表示画像とに関連付けされている時刻情報に基づいて、超音波画像と生体情報表示画像とが時間的に同期した同期表示画像を生成し、ディスプレイ34に表示する。
以上が図3のフローチャートの説明である。
図3のフローチャートに示すように、ホスト部30の第2の時刻情報付与機能312は、本体部20で発生した時刻情報を生体情報に付与する(ステップS105)。この処理により、生体情報と超音波データとが同じ形式の時刻情報と関連付けされる。両データが同じ形式の時刻情報を持つことにより、ステップS106以降の処理において、従来の超音波診断装置の画像処理をそのまま利用することができる。
第1の実施形態に係る超音波診断装置1によれば、本体部20で生成した時刻情報が、生体情報収集装置2が接続されたホスト部30に送信されるため、ホスト部30及び生体情報収集装置2が時刻情報を生成できない場合であっても時刻情報を生体情報に関連付けることができる。また、生体情報収集装置2が本体部20とは独立に時刻情報を生成可能な場合でも、本体部20で生成された共通の時刻情報を超音波画像と生体情報とに対応付けることができる。従って、同じデータ形式の時刻情報を有する超音波画像と生体情報とを対応付けることができ、確実に両データの同期をとることができる。すなわち、ディスプレイ34には、表示時刻情報に基づいて超音波画像と生体情報とを時間的に同期して表示することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、本体部20で発生した時刻情報をいったんホスト部30の記憶回路32に記憶する超音波診断装置1を説明したが、これに限定されない。第2の実施形態は、本体部20で発生した時刻情報をホスト部30が直接参照して生体情報に時刻情報を付与する超音波診断装置1に関する。以下、第2の実施形態の説明では、第1の実施形態と異なる箇所のみ説明する。
(1)構成
図4は、第2の実施形態に係る超音波診断装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。図4において、第2の実施形態に係る超音波診断装置1のホスト部30の記憶回路32は、図2で示した第1の実施形態に係る超音波診断装置1のホスト部30の記憶回路32が有する時刻情報記憶領域321を含まない。
第2の実施形態に係る超音波診断装置1のホスト部30の処理回路31の時刻情報取得機能311は、本体部20の時刻情報生成機能231から時刻情報を取得する。
(2)動作
次に、第2の実施形態に係る超音波診断装置1及び時刻情報付与プログラムの動作の一例について説明する。
図5は、第2の実施形態に係る超音波診断装置1の動作の一例を示すフローチャートである。Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
本体部20で生成された時刻情報付き超音波データは、ホスト部30の超音波データ記憶領域323に記憶される(ステップS101からステップS102)。その後、生体情報収集装置2で収集された被検体の生体情報が、ホスト部30の処理回路31で取得される(ステップS104)。
ステップS201において、時刻情報取得機能311は、本体部20の時刻情報生成機能231を直接参照して時刻情報を取得する。第2の時刻情報付与機能312は、時刻情報取得機能311が取得した時刻情報を生体情報に関連付けし、時刻情報付き生体情報を生成し、生体情報記憶領域322に格納する。
医用画像生成機能331は、時刻情報付き超音波データと時刻情報付き生体情報とから超音波画像と生体情報表示画像とをそれぞれ生成する(ステップS106)。表示画像生成機能332は、超音波画像及び生体情報表示画像にそれぞれ関連付けされている時刻情報に基づいて、超音波画像と生体情報表示画像とが時間的に同期した同期表示画像を生成し、ディスプレイ34に表示する(ステップS107)。
以上が図5のフローチャートの説明である。
なお、第2の実施形態では、ホスト部30の時刻情報取得機能311が本体部20の時刻情報生成機能231から時刻情報を取得する例を示したが、これに限定されない。本体部20の時刻情報生成機能231が送信する時刻情報をホスト部30の時刻情報取得機能311が受信してもよい。
また、ホスト部30の時刻情報取得機能311は、超音波データ記憶領域323に記憶されている時刻情報付き超音波データの時刻情報を取得してもよい。
第2の実施形態に係る超音波診断装置1によれば、時刻情報をホスト部30の記憶回路32に記憶することなく生体情報に時刻情報を関連付けできる。第2の実施形態の超音波診断装置1においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、生体情報の遅延時間を計測する超音波診断装置1、時刻情報付与プログラム及び遅延時間計測方法に関する。
生体情報収集装置2は、生体センサが生体信号を検出すると、検出された生体信号に応じたノイズ除去処理などのデータ処理を内部で実行し、生体情報を生成する。その後、生成された生体情報は、所定の通信プロトコルに基づく通信処理により、生体情報収集装置2の通信回路(図示せず)から送信され、ホスト部30の通信回路36で受信される。一方、処理回路31のプロセッサによるソフトウェア処理(時刻情報取得機能311による処理)によって、ホスト部30の記憶回路32から、或いは、本体部20の送受信制御回路23から、時刻情報が取得される。その後、取得された時刻情報は、生体情報と関連付けされ、生体情報記憶領域322に格納される。
このように、生体情報収集装置2で生体情報が収集されてから、ホスト部30において生体情報に時刻情報が関連付けされるまでの間に、生体情報収集装置2側での生体情報生成処理や生体情報送信処理、及びホスト部30側での生体情報受信処理や時刻情報取得処理等、いくつかの処理が介在する。このため、被検体から生体信号が収集される時刻と生体情報に時刻情報が関連付けされる時刻との間に時間的なずれ(遅延時間)が生じる。
一方、超音波データは、被検体から収集された超音波信号から超音波データが生成されるまでの処理は、ほぼリアルタイムで行われる。また、超音波データに時刻情報を付与する処理もほぼリアルタイムで行われる。従って、被検体から超音波信号が取得された時刻と超音波データに時刻情報が関連付けされた時刻との間の時間的なずれ(遅延時間)は無視できるほど短い。
第3の実施形態は、第1又は第2の実施形態に加えて、生体情報に関連付けされた時刻情報が有する遅延時間を計測する方法に関する。さらに、第3の実施形態は、計測された遅延時間に基づいて補正された時刻情報を利用して同期表示画像を生成する方法に関する。以下、第3の実施形態の説明では、第1の実施形態と異なる箇所のみ説明する。
(1)構成
図6は、第3の実施形態に係る超音波診断装置1の機能構成例を示す機能ブロック図である。図6において、第3の実施形態に係る超音波診断装置1には、図2で示した第1の実施形態に係る超音波診断装置1の超音波プローブ10及び生体情報収集装置2にパルス発生装置3が接続する。
パルス発生装置3は、パルス信号を発生する信号源であって、接続した機器にパルス信号を出力する。パルス発生装置3は、超音波プローブ10の超音波振動子に接続され、校正用パルス信号を出力する。パルス発生装置3から出力された校正用パルス信号は、超音波信号として本体部20の受信回路22を経て、送受信制御回路23において時刻情報が関連付けされる。
同様に、パルス発生装置3は、生体情報収集装置2の生体センサに接続され、校正用パルス信号を出力する。パルス発生装置3から出力された校正用パルス信号は、生体信号として生体情報収集装置2で処理され、生体情報としてホスト部30の処理回路31に取得されたのち、時刻情報が関連付けされる。
図6において、ホスト部30の処理回路31のプロセッサは、図2で示した第1の実施形態に係るホスト部30の処理回路31のプロセッサが実現する機能に加えて、遅延時間計測機能313を実現する。遅延時間計測機能313は、プログラムの形態で記憶回路32に記憶されている。
遅延時間計測機能313は、生体情報収集装置2で生体情報が生成された後、ホスト部30の生体情報記憶領域322に生体情報が記憶されるまでの時間を遅延時間として計測する。遅延時間の計測方法は、後述の図8及び図9において詳細に説明する。
図6において、ホスト部30の記憶回路32は、図2で示した第1の実施形態に係るホスト部30の記憶回路32に加えて、遅延時間記憶領域324を有する。
遅延時間記憶領域324は、生体情報収集装置2の遅延時間を記憶する。遅延時間は、超音波診断装置1に接続される生体情報収集装置2の機種ごとに記憶される。
医用画像生成回路33の表示画像生成機能332は、遅延時間で補正された時刻情報に基づいて超音波画像と生体情報表示画像とを同期表示する。
(2)動作
次に、第3の実施形態に係る超音波診断装置1及び時刻情報付与プログラムの動作の一例について説明する。
図7は、第3の実施形態に係る超音波診断装置1の動作の一例を示すフローチャートである。図7において、Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
ステップS301において、パルス発生装置3は、超音波プローブ10及び生体情報収集装置2に校正用パルス信号を同時に出力する。超音波プローブ10に出力された校正用パルス信号は、本体部20の受信回路22で超音波信号として受信される。同様に、生体情報収集装置2の生体センサに出力された校正用パルス信号は、生体センサで生体信号として検出される。
ステップS302において、本体部20の受信回路22は、校正用パルス信号を含む超音波信号から計測用超音波データを生成する。送受信制御回路23の第1の時刻情報付与機能232は、計測用超音波データに時刻情報を付与し、ホスト部30に送信する。ホスト部30の処理回路31は、時刻情報付き計測用超音波データを超音波データ記憶領域323に格納する。
同様に、生体情報収集装置2は、校正用パルス信号を含む生体信号から計測用生体情報を生成する。ホスト部30の処理回路31は、計測用生体情報を生体情報収集装置2から取得する。第2の時刻情報付与機能312は、計測用生体情報に時刻情報を付与し、時刻情報付き計測用生体情報を生体情報記憶領域322に格納する。
ステップS303において、医用画像生成機能331は、時刻情報付き計測用超音波データと時刻情報付き計測用生体情報とから計測用超音波画像と計測用生体情報表示画像とをそれぞれ生成する。
ステップS304において、遅延時間計測機能313は、計測用超音波画像に校正用パルス信号由来のノイズが表示されてから、計測用生体情報表示画像に校正用パルス信号由来のノイズが表示されるまでの時間を計測し、計測された時間を遅延時間として取得する。
ステップS305において、遅延時間計測機能313は、計測された遅延時間を生体情報収集装置2の機種識別情報と関連付けして遅延時間記憶領域324に格納する。
以上が図7のフローチャートの説明である。以下、図8及び図9を参照して遅延時間の計測方法について説明する。
図8は、生体情報に付与される時刻情報に含まれる遅延時間を説明するタイミング図である。図8は、上から順番に、校正用パルス信号、超音波信号、生体情報収集装置2の生体センサで収集された直後の生体信号(処理前の生体情報)、生体情報収集装置2でデータ処理が施され、ホスト部30の処理回路31で取得された処理後の生体情報(処理後の生体情報)、時刻情報を示す。
超音波信号及び処理前の生体情報に示した矩形波は、超音波プローブ10と生体情報収集装置2とにパルス発生装置3から入力され、受信回路22及び生体センサで検出された校正用パルス信号をそれぞれ示している。
本体部20において、超音波信号から超音波データが生成されるとすぐに第1の時刻情報付与機能232により時刻情報が関連付けされる。超音波データに関連付けされる時刻情報は、時刻情報T1である。このように、時刻情報付き超音波データに生じる遅延時間は無視できるほど短い。
一方、生体情報は、生体情報収集装置2でデータ処理された後、ホスト部30の処理回路31により取得されてから第2の時刻情報付与機能312により時刻情報が関連付けされる。第2の時刻情報付与機能312で生体情報に関連付けされる時刻情報は、時刻情報T2である。パルス発生装置3から出力される校正用パルスは、超音波プローブ10と生体情報収集装置2とに同時に印加される。従って、生体信号が生体情報収集装置2で収集されるタイミング、すなわち、処理前の生体情報が収集されるタイミングは時刻情報T1である。それに対し、生体情報に実際に関連付けされる時刻情報は、生体情報が生体情報収集装置2からホスト部30に送信された後であって、生体情報記憶領域322に格納される直前の時刻情報T2である。
このように、処理後の生体情報には、超音波データに関連付けされた時刻情報T1より遅い時刻情報T2が関連付けされる。時刻情報T1と時刻情報T2との差は、遅延時間Tdである。遅延時間計測機能313は、時刻情報T1と時刻情報T2との時間差を校正用パルス信号に基づいて計測する。
図9は、遅延時間の計測方法の一例を説明する概念図である。図9上部は、超音波画像US、図9下部は、生体情報表示画像である。それぞれの画像には、校正用パルス信号によって生じたノイズPSが示されている。
図9では、校正用パルス信号によって生じたノイズPSは、超音波画像USの左端、すなわち、超音波の走査線信号列の左端にノイズPSを含む超音波データが表示されている。遅延時間計測機能313は、超音波画像USにノイズPSが表示されてから生体情報表示画像にノイズPSが表示されるまでの時間を遅延時間Tdとして計測する。
遅延時間計測機能313は、例えば、画像中に含まれるノイズPSを検出する画像処理により、超音波画像USと生体情報表示画像BSとから自動的にノイズPSを検出する。遅延時間計測機能313は、超音波画像US及び生体情報表示画像のノイズPSが検出されるタイミングから遅延時間Tdを計測する。
なお、図9では、遅延時間計測機能313が画像からノイズPSを検出する方法を例示したが、この方法に限定されない。遅延時間計測機能313は、超音波データ、生体情報又は生体情報に含まれる生体信号を解析して、超音波データ及び生体情報に含まれる校正用パルス信号を検出することで、遅延時間Tdを計測してもよい。
このように計測された遅延時間は、生体情報収集装置2の機種識別情報と関連付けされて遅延時間記憶領域324に記憶される。遅延時間は、被検体から収集された超音波画像と生体情報表示画像とを時間的に同期してディスプレイ34に表示する処理に利用される。
超音波画像及び生体情報表示画像を遅延時間を補正せずに超音波画像と生体情報表示画像とに関連付けされた時刻情報に基づいて同期表示すると、超音波画像は、生体情報表示画像より先の時間に収集された情報を表示することとなる。同じ時間に収集された超音波画像と生体情報表示画像とを同時に表示するには、生体情報表示画像より前の時刻情報を有する超音波画像を利用する必要がある。すなわち、表示画像生成機能332は、生体情報に関連付けされた時刻情報T2から遅延時間Tdを減算した時刻情報T1が関連付けされた超音波画像を用いて同期表示画像を生成する。
なお、表示画像生成機能332が同期表示画像を生成する際に遅延時間により時刻情報が補正された超音波画像を利用する例を説明したが、遅延時間による時刻情報の補正はこの場合に限定されない。例えば、第2の時刻情報付与機能312が、生体情報に時刻情報を関連付ける際に、時刻情報取得機能311から取得した時刻情報から遅延時間を差し引いた補正後の時刻情報を関連付けてもよい。
第3の実施形態に係る超音波診断装置1によれば、生体情報収集装置2ごとに生じる遅延時間を計測することができ、超音波画像と生体情報表示画像とをより正確に同期表示できる。第3の実施形態の超音波診断装置1においても、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
以上述べた少なくともひとつの実施形態の超音波診断装置1によれば、汎用の生体情報収集装置を利用可能となる。
上記実施形態における時刻情報生成機能231は、特許請求の範囲における時刻情報生成部の一例である。同様に、第1の時刻情報付与機能232は、特許請求の範囲における第1の時刻情報付与部の一例である。時刻情報取得機能311は、特許請求の範囲における時刻情報取得部の一例である。第2の時刻情報付与機能312は、特許請求の範囲における第2の時刻情報付与部の一例である。医用画像生成機能331は、特許請求の範囲における医用画像生成部の一例である。表示画像生成機能332は、特許請求の範囲における表示画像生成部の一例である。遅延時間計測機能313は、特許請求の範囲における遅延時間計測部の一例である。記憶回路32は、特許請求の範囲における記憶部の一例である。処理回路31の有する生体情報取得機能は、特許請求の範囲における生体情報取得部の一例である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…超音波診断装置
2…生体情報収集装置
3…パルス発生装置
10…超音波プローブ
20…本体部
30…ホスト部
231…時刻情報生成機能
232…第1の時刻情報付与機能
311…時刻情報取得機能
312…第2の時刻情報付与機能
313…遅延時間計測機能

Claims (8)

  1. 超音波プローブで収集した被検体からの超音波信号に基づいて超音波データを生成する本体部と、生成された前記超音波データから超音波画像を生成すると共に生体情報収集装置が接続されるホスト部とを備える超音波診断装置であって、
    前記本体部は、
    前記超音波データが生成された時刻を表す時刻情報を、前記超音波データに付与する第1の時刻情報付与部を有し、
    前記ホスト部は、
    前記超音波信号の収集と同時に前記生体情報収集装置で収集された前記被検体の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記生体情報取得部で取得された生体情報に、前記超音波データに付与された前記時刻情報を付与する第2の時刻情報付与部とを有する、
    超音波診断装置。
  2. 前記ホスト部は、
    前記時刻情報が付与された前記超音波データを記憶し、
    記憶された前記時刻情報が付与された前記超音波データから前記時刻情報を取得し、取得した前記時刻情報を前記生体情報に付与する、
    請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記時刻情報が付与された前記超音波データと前記時刻情報が付与された前記生体情報とから超音波画像と生体情報表示画像とを生成し、前記時刻情報に基づいて前記超音波画像と前記生体情報表示画像とが時間的に同期して表示される同期表示画像を生成する医用画像生成部をさらに有する、
    請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記ホスト部は、記憶部をさらに有し、
    前記記憶部は、前記生体情報が前記生体情報収集装置で生成されてから前記記憶部に記憶されるまでの遅延時間を記憶し、
    前記医用画像生成部は、前記生体情報に付与された前記時刻情報から前記遅延時間を減算した時刻情報を含む前記超音波データから前記同期表示画像を生成する、
    請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記第2の時刻情報付与部は、前記遅延時間で補正された時刻情報を前記生体情報に付与する、
    請求項4に記載の超音波診断装置。
  6. 前記超音波プローブと前記生体情報収集装置とに同時にパルス信号を入力し、超音波画像上に前記パルス信号由来のノイズが発生してから生体情報表示画像上に前記パルス信号由来のノイズが発生するまでの時間を遅延時間として計測する遅延時間計測部をさらに有する、
    請求項4又は5に記載の超音波診断装置。
  7. 被検体の生体情報を収集する生体情報収集装置と、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の超音波診断装置と、
    を有する超音波診断システム。
  8. コンピュータに、
    被検体から収集した超音波信号に基づいて超音波データを生成するステップと、
    前記超音波データが生成された時刻を表す時刻情報を、前記超音波データに付与するステップと、
    前記超音波信号の収集と同時に収集された前記被検体の生体情報を取得するステップと、
    前記生体情報に、前記超音波データに付与された前記時刻情報を付与するステップと、
    を実現させるための時刻情報付与プログラム。
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