JP7437177B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光偏向器を備える光走査装置に関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の光偏向器及びそれを備えた光走査装置が知られている(例:特許文献1,2)。MEMSの光偏向器は、回転軸の回りに往復回動するミラー部を備え、光源からの光をミラー部の振れ角に応じた方向に反射して、反射光を走査光として出射する。
照射領域における走査光の走査位置は、ミラー部の振れ角に応じて変化する。したがって、走査光の照射品質を適切に制御するために、ミラー部の振れ角を検出することが必要となる。
特許文献1の光走査装置は、ミラー部が振れ角範囲の端部に来た時の反射光の出射方向に配置されたPD(フォトダイオード)を備える。これにより、ミラー部が、振れ角範囲の端部の所定振れ角になると、反射光がPDにより検知される。
特許文献2の光走査装置では、ミラー部の反射面は、回折格子で形成される。該光走査装置では、ミラー部から出射する0次の回折光は、本来の走査光の用途で使用される。これに対し、1次の回折光は、受光素子に入光し、振れ角の検知に使用される。
特開2006-243225号公報 特開2011-118178号公報
特許文献1,2の光走査装置では、反射光や回折光を検出するPDの取付位置や特性のばらつきのために、ミラー部の振れ角の検出に誤差が生じる。
本発明の目的は、光検出部の取付位置や特性のばらつきを補償してミラー部の振れ角を検出することができる光走査装置を提供することである。
本発明の光走査装置は、
光を出射する光源と、
表面側に前記光源から入射する入射光を走査反射光として出射する平坦反射部と、所定方向に延在する縦溝を有し、該縦溝は、前記表面側から裏面側に向かって溝幅が狭くなるように相互に向かい合う傾斜面の対を備え、前記入射光を各傾斜面で1回ずつ計2回反射して指標光として出射する溝型反射部とを含むミラー部と、前記縦溝の延在方向に平行な第1回転軸の回りに前記ミラー部を往復回動させる第1アクチュエータとを有する光偏向器と、
前記走査反射光の走査光スポットの走査軌跡上でかつ前記指標光の指標光スポットの受光位置に配置され、前記指標光スポットを前記走査反射光の走査方向に分割する分割線で第1及び第2光検出器に分割されている光検出部と、
前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較に基づいて前記第1回転軸の回りの前記ミラー部の振れ角としての第1振れ角を検出する振れ角検出部と、
を備える。
本発明によれば、第1及び第2光検出器は、走査光スポットの走査軌跡上に配置されるとともに、分割線で分割された指標光スポットの各部分を受光する。そして、第1及び第2光検出器の両出力に基づいてミラー部の振れ角を検出する。光検出部の取付位置や特性のばらつきは、第1及び第2光検出器の両出力の関係に反映されるので、それらばらつきを補償して、ミラー部の振れ角を検出することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記振れ角検出部は、前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較を、該両出力の差分に基づいて行う。
この構成によれば、第1及び第2光検出器の両出力の差分に基づいて第1振れ角を検出する。これにより、ミラー部の振れ角の検出精度を向上することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記振れ角検出部は、前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較を、該両出力の比に基づいて行う。
この構成によれば、第1及び第2光検出器の両出力の対比に基づいて第1振れ角を検出する。これにより、ミラー部の振れ角の検出精度を向上することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記振れ角検出部は、前記指標光の進行方向に対応付けられる前記ミラー部の振れ角を指標振れ角とし、前記第1回転軸の回りの前記ミラー部の振れ角が前記指標振れ角となったことを前記第1及び前記第2光検出器の両出力に基づいて検出する。
この構成によれば、ミラー部の振れ角が指標振れ角となったことを第1及び第2光検出器の両出力に基づいて検出する。これにより、ミラー部の振れ角の検出精度を向上することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記振れ角検出部は、前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較に基づく中間値を生成し、前記走査光スポットの非受光時の中間値を参照値とし、前記中間値を前記参照値で較正した較正値に基づいて前記第1振れ角を検出する。
この構成によれば、走査光スポットの非受光時の中間値を参照値とし、中間値を参照値で較正した較正値に基づいて振れ角を検出する。これにより、光走査装置ごとの検出振れ角のばらつきを防止することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記振れ角検出部は、前記差分の符号反転タイミングの進行方向に対応付けられる前記ミラー部の振れ角を指標振れ角とし、前記差分の符号反転タイミングに基づいて前記ミラー部の振れ角が前記指標振れ角になったタイミングを検出することを特徴とする光走査装置。
この構成によれば、規格化差分Evに基づいてミラー部が指標振れ角になったタイミングを検出する。これにより、汎用性のあるタイミングを検出することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記中間値は、後述の(式1)で定義される規格化差分Evである。
この構成によれば、規格化差分Evを用いて第1振れ角を検出することにより、光走査装置の種類に関係なく、汎用の光走査装置を使用することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記光検出部は、前記走査光スポットの振れ角範囲の中心に対して両側にそれぞれ一方及び他方の光検出部として設けられ、
前記振れ角検出部は、前記一方の光検出部における符号反転タイミングと前記他方の光検出部における符号反転タイミングとの時間差に基づいて前記走査光スポットの前記振れ角の角度範囲を検出する。
2つの光検出部の間隔は固定されている。この構成によれば、時間差を検出して、振れ角の角度範囲を円滑に検出することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記対の傾斜面は、前記平坦反射部の平坦反射面に対して垂直な垂直平面に対して左右対称に形成されている。
この構成によれば、光検出部における指標光スポットの受光強度を大きくすることができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記平坦反射面に対する前記縦溝の傾斜面の傾斜角をαとするとき、2・αは、80°~120°の範囲内であることを特徴とする光走査装置。
この構成によれば、光検出部における指標光スポットの受光強度を大きくすることができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記ミラー部は、シリコンの結晶体層から成る共通の基板層の表面に前記平坦反射面及び前記溝型反射面を有し、
前記結晶体層の主面と前記縦溝の傾斜面とミラー指数は、それぞれ(100)及び(111)の一方及び他方である。
この構成によれば、シリコンの結晶面のミラー指数を利用して、溝型反射部の傾斜面を所望の傾斜角を円滑に形成することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記縦溝は、前記裏面側において少なくとも一部が開放されている。
この構成によれば、3回反射光が光検出部に入射するのを防止して、ミラー部の振れ角の検出精度を高めることができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記縦溝の傾斜面は、前記縦溝を前記ミラー部の前記表面側で開口するV溝として前記平坦反射面に平行な分割平面で前記V溝の傾斜面を表面側傾斜面部分と裏面側傾斜面部分とに分割したときの前記表面側傾斜面部分から形成され、
前記V溝の横断面における前記表面側傾斜面部分及び前記裏面側傾斜面部分の長さをそれぞれDa,Dbとして、前記平坦反射面に対する前記縦溝の傾斜面の傾斜角をαとするとき、
Da:Db=|tan(2・α)|:|tan(α)|
に設定されている。
この構成によれば、3回反射光が光検出部に入射するのを防止するときの傾斜面の長さを適切に決めることができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記溝型反射部は、前記ミラー部の正面視で前記第1回転軸に重なるように配置されている。
この構成によれば、光偏向器の正面視に対してミラー部がいずれの側に振れたときも、支障なく振れ角を検出することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記溝型反射部は、前記ミラー部の中心部を占めている。
この構成によれば、溝型反射部への入射光の強度が増大することにより、指標光スポットの強度を増大することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記光偏向器は、前記ミラー部を前記第1回転軸と直交する第2回転軸の回りに往復回動させる第2アクチュエータを備え、
前記光検出部は、前記ミラー部が前記第2回転軸の回りに往復回動するときの前記指標光スポットの走査方向に長細い形状で形成されている。
この構成によれば、光検出部を、ミラー部が第2回転軸の回りに往復回動するときの指標光スポットの走査方向に長細い形状で形成される。これにより、走査光スポットを二次元走査する光偏向器に対して、第1振れ角を支障なく検出することができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記溝型反射部は、前記縦溝を複数、有している。
この構成によれば、縦溝を複数にすることにより光検出部における指標光スポットの受光強度を大きくすることができる。
好ましくは、本発明の光走査装置において、
前記複数の縦溝のピッチDdを後述の(式2)で設定する。
この構成によれば、光検出装置は、各縦溝からの指標光スポット同士の相互干渉により強め合う位置となる。これにより、光検出装置が受光する指標光スポットの強度を増大することができる。
軸(一次元)走査型の光走査装置の構成図である。 ミラー部を中心Oを通り回転軸に垂直な平面で溝型反射部を切った横断面図である。 ミラー部の振れ角θと各検知光Lcの出射方向との関係についての説明図である。 回反射光Lの説明図である。 ミラー部の振れ角θと光偏向器からの各反射光L~Lの出射角γとの関係を示すグラフである。 一方の光検出部における指標光スポットaの強度と傾斜面a,bの傾斜角差(=α1-α2)との関係を種々の振れ角θについて示したグラフである。 他方の光検出部における指標光スポットaの強度と傾斜面a,bの傾斜角差(=α1-α2)との関係を種々の振れ角θについて示したグラフである。 は、一方の光検出部において傾斜面aの傾斜角αと傾斜面bの傾斜角αとの傾斜角合計(=α1+α2)と指標光の強さとの関係を種々の振れ角θで示すグラフである。 は、他方の光検出部において傾斜面aの傾斜角αと傾斜面bの傾斜角αとの傾斜角合計(=α1+α2)と指標光の強さとの関係を種々の振れ角θで示すグラフである。 光走査装置による描画の模式的な説明図である。 走査光スポット及び指標光スポットと光検出部との関係を示す模式図である。 一方の光検出部におけるミラー部の振れ角θと規格化差分Evとの関係を示すグラフである。 他方の光検出部におけるミラー部の振れ角θと規格化差分Evとの関係を示すグラフである。 図10BのP1-P5における走査光スポット及び指標光スポットと光検出部における光検出部との相対位置についての模式図である。 縦溝を複数有する溝型反射部の斜視図である。 3回反射光の防止対策についての説明図である。 3回反射光に対する対策を備える溝型反射部の横断面である。 図1の溝型反射部を採用したときの振れ角θと2回反射光Lの強度との関係を示す図である。 ミラー部の種々の振れ角θにおける出射角γと出射側の光の強度との関係を実験で調べたグラフである。 所定の振れ角θに対する出射側の光の強度の分布について実施形態と比較例とを対比した実験結果のグラフである。 図1の実験結果の写真である。 軸(二次元)走査型の光走査装置を備える光走査装置の構成図である。 第2回転軸の回りのミラー部の振れ角を検出可能になっている光走査装置の構成図である。
図面を参照して、本発明の好適な複数の実施形態を詳細に説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されないことは言うまでもない。本発明は、以下の実施形態以外にも、本発明の技術的思想の範囲内で種々の構成態様を包含する。
図示の実施形態において、共通する構成要素については、同一の符号を使用している。各実施形態において、対の構成要素の符号は、数字を共通にして添え字のアルファベットを異ならせている。なお、アルファベット付きの符号の要素を総称するときは、アルファベットを省略した数字のみの符号を使用する。
(1軸走査型光走査装置)
図1は、1軸(一次元)走査型の光走査装置1の構成図である。光走査装置1は、1軸走査型の光走査装置として、1軸走査型の光偏向器3を備える。光走査装置1は、光偏向器3の他に、制御部2、光検出部4a,4b、及び光源5を備えている。
光源5は、例えばレーザ光源である。光源5は、元々の光としての元光Laを出射する。元光Laは、光偏向器3の入射光としてミラー部30の表面に入射する。この例では円形のミラー部30の表面は、大半を占める平坦反射部38と、ミラー部30の中心Oに配置される溝型反射部39とから成る。
平坦反射部38の反射面は、平坦反射面として平坦な平面で形成されている。これに対し、溝型反射部39は、V溝型の反射面を有する。
元光Laのうち、平坦反射部38に入射した光は、走査光Lbとなって、平坦反射部38から出射する。元光Laのうち、溝型反射部39に入射した光は、検知光Lcとなって、溝型反射部39から出射する。検知光Lcは、1回反射光L1、2回反射光L2及び3回反射光L3を含む。1回反射光L1、2回反射光L2及び3回反射光L3については、図3で詳説する。
制御部2は、制御装置21、光源駆動装置22及びアクチュエータ駆動装置23を備える。制御装置21は、さらに、振れ角検出部26を含む。
光源駆動装置22及びアクチュエータ駆動装置23は、それぞれ光源5及び光偏向器3の圧電アクチュエータ32を駆動する。光源5は、光源駆動装置22による駆動により、点灯、消灯、さらに、点灯時の光度を制御される。光偏向器3の圧電アクチュエータ32は、アクチュエータ駆動装置23による駆動により回転軸36の回りのミラー部30の往復回動を制御する。
振れ角検出部26は、各光検出部4からの検出信号に基づいて光偏向器3のミラー部30の振れ角θ(図3)を検出する。制御装置21は、光源5及び圧電アクチュエータ32を振れ角θに基づいて相互に同期させつつ、駆動する。
1軸走査型の光偏向器3は、ミラー部30以外は、公知の1軸型の圧電方式の光偏向器(例:特開2014-056020号公報)と同一である。したがって、光偏向器3については簡単に説明する。なお、光偏向器3の構成の説明の便宜上、X軸、Y軸及びZ軸の3軸直交座標系を定義する。
回転軸36は、ミラー部30の中心Oを通り、Y軸方向に延在している。トーションバー31a,31bは、回転軸36に沿ってミラー部30の各側から延び出ている。圧電アクチュエータ32a~32dは、いずれもX軸方向に延在している。圧電アクチュエータ32a,32bは、X軸方向にトーションバー31aの両側に配設され、トーションバー31aと支持枠33との間に介在する。圧電アクチュエータ32c,32dは、X軸方向にトーションバー31bの両側に配設され、トーションバー31bと支持枠33との間に介在する。
ミラー部30の各部の寸法は、例えば次のとおりである。ミラー部30は、1mmφ~2mmφの円形となっている。溝型反射部39は、正方形であり、一辺が数10μm~数100μmである。
圧電アクチュエータ32は、トーションバー31との結合部を回転軸36の回りに往復回動する。これにより、トーションバー31のねじり振動がミラー部30に伝達し、ミラー部30は、回転軸36の周りに所定の共振周波数で回りに往復回動する。この結果、走査光Lbは、振れ幅(振れ角範囲)Wbで往復変位する。
図1に記載されている走査光Lb及び2回反射光L2(検知光Lc)については、次の図2-図4において詳説する。走査光スポット50は、元光Laが平坦反射部38に反射して生成される走査光Lbが照射先に生成する光スポットである。指標光スポット51a,51bは、元光Laが溝型反射部39に反射して生成される検知光Lcのうちの2回反射光L2が照射先に生成する光スポットである。走査光スポット50及び指標光スポット51a,51bについては、図8以降で詳説する。
(指標光)
図2は、ミラー部30を中心Oを通り回転軸36に垂直な平面で溝型反射部39を切った横断面図である。なお、図2の図示のミラー部30の振れ角θは、0°となっている。なお、この実施形態では、振れ角θは、平坦反射部38の法線45がZ軸に平行である時を0°と定義している。図2において、Z軸の負側がミラー部30の表面側であり、Z軸の正側がミラー部30の裏面側である。
ミラー部30から出射する反射光には、走査光Lb及び検知光Lcがある。検知光Lcは、1回反射光L1、2回反射光L2及び3回反射光L3を含む。
溝型反射部39は、Y軸に平行に延在する1本の縦溝41を有する。縦溝41は、図2において横断面図で記載されている。縦溝41は、底に向かって溝幅が狭くなるように相互に向かい合う対の傾斜面42a,42bを有するV溝から形成されている。
図3は、ミラー部30の振れ角θと各検知光Lcの出射方向との関係についての説明図である。図3では、元光Laは、振れ角θ=0°の方向からミラー部30の中心Oに入射することを想定している。法線45は、平坦反射部38の平坦反射面に対して垂直に延在している。
なお、ミラー部30からの走査光Lb及び検知光Lcの出射方向に対して出射角γを定義する。出射角γは、Z軸の負方向に対する反射光の出射方向と定義する。図3では、元光Laは、Z軸に平行にかつZ軸の負側から正側に進行するので、出射角γは、向きを逆転させた元光Laに対するミラー部30からの出射方向の角度となる。なお、出射角γの符号は、X軸の正側及び負側をそれぞれ正及び負と定義する。
1回反射光L1及び3回反射光L3の出射角γは、振れ角θに応じて変化する。これに対し、2回反射光L2の出射角γは、振れ角θに関係なく固定されている。図2では、2回反射光L2の出射角γは、±38.8°になっている。
図4は、2回反射光L2の説明図である。α1,α2は、平坦反射部38の平坦反射面に対する傾斜面42a,42bの傾斜角を示している。なお、傾斜角αとは、平坦反射部38に平行な面に対する縦溝41a,41の傾斜角である。図示の実施形態では、α1=α2=54.7°である。元光Laは、一定方向から溝型反射部39に入射する。
γ’は、元光Laと2回反射光L2との交角である。Aは、傾斜面42aに対する元光Laの入射角であり、振れ角θに応じて変化する。γ’=180°-2・α1-2・α2となる。この結果、γ’は、ミラー部30の振れ角θに関係なく、γ’=2・α1+2・α2-180°の固定値となる。したがって、元光Laの入射方向をZ軸に平行な方向に取ったときは、γ’=γとなり、2回反射光L2の出射角γは、振れ角θに関係なく固定値となる。α1=α2=54.7とするとき、2回反射光L2の出射角γは±38.8°の固定値となる。
2回反射光L2は、後述の図8以降に説明するように、ミラー部30の振れ角θを検出する際の指標光となる。したがって、2回反射光L2の出射角γは、特に「指標角」という。
2回反射光L2の出射方向を38.8°に設定した理由は、次のとおりである。光偏向器3及び後述の光偏向器103を製造するウェハのシリコンの結晶方位と関係している。すなわち、シリコンの結晶方位を利用して、α1=α2=α=54.7°を容易に得ることができるからである。
すなわち、光偏向器3をシリコン基板から製造するとき、通常のシリコン基板では、主面のミラー指数は、(100)である。一方、シリコン結晶は、(100)と(111)とに結晶面をもち、(100)と(111)との交角は、54.7°である。したがって、シリコン基板の表面を異方性エッチングで処理すれば、傾斜角α=54.7°の傾斜面42をもつ縦溝41を容易に製造することができる。
詳細には、異方性エッチングの場合のエッチング液としては、例えばKOH(水酸化カリウム)、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)、EDP(エチレンジアミンピロカテール)等のアルカリ性水溶液を用いると、傾斜面42a,42bの(111)面を選択的に形成することができる。主面が(100)のシリコン基板を用いた場合には(100)面と(111)面との交角としての54.7°の安定したαを得ることができる。
図5は、ミラー部30の振れ角θと光偏向器3からの各反射光L1~L3の出射角γとの関係を示すグラフである。なお、図5において、α1=α2=54.7°とする。
図5から、1回反射光L1及び3回反射光L3の出射角γは、振れ角θに応じて変化する。これに対し、2回反射光L2の出射角γは、-側の2回反射光L2及び+側の2回反射光L2共に絶対値でほぼ38.8°に固定されていることが分かる。
図6A及び図6Bは、それぞれ一方の光検出部として光検出部4a及び他方の光検出部としての光検出部4bにおける指標光スポット51a,51bの強度と傾斜面42a,42bの傾斜角差(=α1-α2)との関係を種々の振れ角θについて示したグラフである。縦軸の指標光(2回反射光L2)の強度の目盛りは、相対値となっている。
図6A及び図6Bから、傾斜角差=0°にするときが、ミラー部30の振れ幅全体にわたる2回反射光L2の相対強度を大きくできることが分かる。
図7A及び図7Bは、それぞれ光検出部4a(一方の光検出部4)及び光検出部4b(他方の光検出部4)において傾斜面42aの傾斜角α1と傾斜面42bの傾斜角α2との傾斜角合計(=α1+α2)と指標光の強さとの関係を種々の振れ角θで示すグラフである。なお、図7A及び図7Bのグラフでは、α1=α2=αとしており、傾斜角合計=2・αである。
図7A及び図7Bから、ミラー部30をミラー垂直面43に対して±対称に振らすときは、傾斜角合計=80°~120°の範囲、特に、約100°~約110°の範囲にすることが、2回反射光L2の相対強度を大きくする点で有利であることが分かる。2・54.7°は有利な傾斜角合計としての80°~120°の範囲に含まれている。
図8は、光走査装置1による描画の模式的な説明図である。なお、光走査装置1は、1次元描画型の光走査装置であるので、描画エリア56も、1次元の描画エリアとなる。2次元描画型の光走査装置(後述の図19及び図20の光偏向器103)の場合には、描画エリア56は、横だけでなく、縦にも広がる2次元のエリアとなる。
ミラー部30は、回転軸36の回りに往復回動する。ミラー部30に入射する元光Laのうち、平坦反射部38に入射した部分は、走査光Lbとなってミラー部30から出射する。走査光Lbは、照射先に走査光スポット50を生成する。走査光スポット50は、回転軸36の回りのミラー部30の往復回動に伴い走査軌跡55を往復動する。描画エリア56は、走査軌跡55の全体から両端部を除外した走査軌跡55の中央範囲に設定される。
ミラー部30に入射する元光Laのうち、溝型反射部39に入射した部分は、検知光Lcとなってミラー部30から出射する。検知光Lcのうちの2回反射光L2は、回転軸36の回りのミラー部30の往復回動にかかわらず、出射角γ=±38.8°となる。
光検出器54a,54bは、例えばPD(フォトデテクタ)から成る。光検出器54a,54bは、第1及び第2光検出器としてそれぞれ-38.8°及び+38.8°の方向に配置され、2回反射光L2の指標光スポット51a,51bを受光する。光検出器54a,54bの位置は、また、走査軌跡55において描画エリア56の外側に設定されている。
図9は、走査光スポット50及び指標光スポット51a,51bと光検出部4a,4bとの関係を示す模式図である。走査光スポット50は、元光Laが平坦反射部38に反射して生成される走査光Lbの照射先に生成される。指標光スポット51a,51bは、元光Laが溝型反射部39に反射して生成される2回反射光L2a,2回反射光L2bの照射先としての光検出部4a,4bの受光面にそれぞれ生成される。
光検出部4a,4bは、走査光スポット50の走査軌跡55上に位置するとともに、2回反射光L2a,2回反射光L2bの光路上に位置する。
図10A及び図10Bは、それぞれ光検出部4a,4bにおけるミラー部30の振れ角θと規格化差分Evとの関係を示すグラフである。
規格化差分Evは、次の(式1)で定義する。
ただし、(式1)において、Va,Vbは、それぞれ各光検出部4における光検出器54a,54bの出力電圧である。
(式1)において、右辺の分子は、Va,Vbの差分になっている。右辺の分母は、Va,Vbの合計であり、分子の差分を、光走査装置1の種類に関係なく規格化した規格化差分Evを生成するためのものである。
光検出部4a,4bは、設計上は、指標光スポット51a,51bの中心が光検出器54a,54bの境界線としての分割線53に重なるように、配置されることになっている。しかしながら、実際上、製造時の誤差等のため、分割線53が指標光スポット51a,51bの反射方向からずれて光検出部4a,4bが取り付けられてしまうことがある。この場合、ミラー部30の振れ角が2回反射光L2の反射角になっても、α1=α2=54.7°の条件下で差分としてのVa-Vbは、1回反射光L1及び2回反射光L2の強度により0(ゼロ)0から変化してしまう。
しかしながら、α1=α2=54.7°の条件下での規格化差分Evの(式1)は、溝型反射部39からの2回反射光L2と平坦反射部38からの1回反射光L1の強度差による影響を排除し、ミラー部30の振れ角θ=2回反射光L2の反射角となったタイミングを正確に検出することを可能にさせる。
すなわち、振れ角θ=2回反射光L2の反射角(=指標振れ角±38.8°)の時、(式1)の規格化差分Evはゼロではないが、(式1)の規格化差分Evは、1回反射光L1及び2回反射光L2の強度に関係なく同一レベルとなるからである。
なお、振れ角θの検出方法は、(式1)の差分方式に限るものではない。差分に変えて、光検出器54a,54bの出力の比(Va/Vb)に基づいて検出することも可能である。
図11は、図10BのP1-P5における走査光スポット50及び指標光スポット51bと光検出部4bにおける光検出器54a,54bとの相対位置についての模式図である。Scは、走査光スポット50の走査方向を示している。
以下、分割線53は、図10A及び図10Bのときと同様に、正規出射角γの±38.8°の方向上の位置にあるものとして、P1-P5の各位置における規格化差分Evについて説明する。なお、以下の説明では、分割線53の位置は、正規の位置としての出射角γ=±38.8°の方向上の位置にあり、光検出器54a,54bの出力特性のばらつきはないときを想定する。
P1では、走査光スポット50は、走査方向Scにおいて光検出部4bに対して手前にある。指標光スポット51は、中心が分割線53に重なる位置にある。そのため、光検出器54a、54bはそれぞれ指標光スポット51の半部の光量を受光することとなる。したがって、規格化差分Ev=0となる。
P2では、走査光スポット50の前端は光検出器54aを進入している。指標光スポット51は、P1の時と同位置である。したがって、光検出器54aは、指標光スポット51bの半部と走査光スポット50の前端部を受光することなる。これにより、規格化差分Evは、Ev>0となる。
P3では、走査光スポット50の中心は分割線53に重なる位置まで進入している。走査光スポット50の前半部は光検出器54bに重なる。これにより、指標光スポット51と共に走査光スポット50の光量も分割線53で2等分割され、Ev=0となる。この時のミラー部30の振れ角θは、38.8°である。
P4では、走査光スポット50の中心は、光検出器54bに進入する。これにより、Ev<0となる。
P5では、走査光スポット50は、走査方向Scに前半部を光検出部4b外に位置させつつ、後ろ半部を光検出器54bに残している。これにより、規格化差分Evは、図10BのP5に示されるように、Ev<0となる。
なお、走査光スポット50が光検出部4bの分割線53を走査方向Scに通過するとき規格化差分Evは、正から負に符号反転する。これに対し、走査光スポット50が光検出部4aの分割線53を走査方向Scに通過するとき規格化差分Evは、負から正に符号反転する。
振れ角検出部26は、規格化差分Evの符号反転したタイミングを、ミラー部30の振れ角θが±38.8°であるタイミングとして認識する。
ミラー部30は、回転軸36の回りを往復回動するので、走査光スポット50は、走査軌跡55上を図9の左右に往復動する。走査軌跡55上の走査光スポット50の左から右への移動では、振れ角θは、増大方向に変化する。走査軌跡55上の走査光スポット50の右から左への移動では、振れ角θは、減少方向に変化する。
光検出部4aにおいて、光検出部4aの規格化差分Evが負から正に反転したタイミングは、走査光スポット50が光検出部4の分割線53を外側から内側に通過したタイミングとして検出される。光検出部4aの規格化差分Evが正から負に反転したタイミングは、走査光スポット50が光検出部4の分割線53を内側から外側に通過したタイミングとして検出される。
光検出部4bにおいて、光検出部4aの規格化差分Evが正から負に反転したタイミングは、走査光スポット50が光検出部4の分割線53を内側から外側に通過したタイミングとして検出される。光検出部4bの規格化差分Evが負から正に反転したタイミングは、走査光スポット50が光検出部4の分割線53を外側から内側に通過したタイミングとして検出される。
振れ角検出部26は、光検出部4a及び光検出部4bの出力を常時監視する。振れ角検出部26は、光検出部4aが負から正に反転したタイミングを時間軸のt1とし、次に光検出部4aが正から負に反転したタイミングを時間軸のt2とする。時間差としてのt2-t1は、ミラー部30の振れ角θが-38.8°から+38.8°に変化するのに要した時間として把握できる。一方、回転軸36の回りのミラー部30の往復回動の周期及び光検出部4a-4b間の距離は、固定されている。したがって、時間差t2-t1及び距離に基づいて走査光スポット50の走査速度が求まり、さらに、該走査速度に基づいて回転軸36の回りのミラー部30の最大振れ角θ(換言すると、振れ角θが変化する角度範囲又は走査光スポット50の振れ幅)を検出することができる。
図12は、縦溝41を複数有する溝型反射部40の斜視図である。溝型反射部39では、縦溝41が1本のみであるので、指標光スポット51a,51bの強度が小さい。これに対し、溝型反射部40は、縦溝41を複数、備えている。この結果、光検出部4a,4bにおける指標光スポット51a,51bの受光強度を増大することができる。
一方、縦溝41が複数存在することは、各縦溝41からの2回反射光L2が相互に干渉することになる。干渉効果により2回反射光L2を強くすることで、光検出部4a,4bにおける指標光スポット51a,51bの受光強度をさらに増大することができる。
そのため、縦溝41のピッチDd(光偏向器3が静止状態にあるときのX軸方向の縦溝41の間隔)を次の(式2)で設定する。
ただし、(式2)において、mは自然数、λは元光Laの波長、α1,α2は、この実施形態では、54.7°である。
X軸方向の縦溝41のピッチDpは、(式2)に基づいて算出される。これにより、光検出部4の位置は、溝型反射部40からの複数の2回反射光L2同士が強め合う位置となるので、光検出部4の出力のS/Nを増大して、振れ角θの検出精度を高めることができる。
(3回反射光への対策)
次に、図13は、3回反射光L3の防止対策についての説明図である。なお、3回反射光L3に対する対策を溝型反射部40(図12)について述べるが、溝型反射部39(図2)についても同一の対策を適用することができる。
説明の便宜上、相互に平行な第1平面59、第2平面60及び第3平面62を定義する。第1平面59は、Z軸方向に縦溝41が光偏向器3の表面側において開口する位置の平面である。平坦反射部38の平坦反射面は、第1平面59に含まれる。第3平面62は、溝型反射部40においてV溝で形成された複数の縦溝41の谷底を連ねる平面である。
第2平面60は、分割平面としてZ軸方向に第1平面59と第3平面62との中間の位置に設定される。傾斜面42a,42bは、第2平面60を境に表面側傾斜面部分Faと裏面側傾斜面部分Fbとに二分される。
Daは、縦溝41の横断面における表面側傾斜面部分Faの長さとする。Dbは、縦溝41の横断面における裏面側傾斜面部分Fbの長さとする。Dcは、縦溝41の横断面においてX軸方向に-側及び+側の関係で隣り合っている交線61bと交線61aとの間のX軸方向の寸法とする。Ddは、X軸方向に-側及び+側の関係で隣り合っている交線61a及び交線61b間のX軸方向の寸法とする。De,Dfは、Z軸方向(縦溝41の深さ方向)の表面側傾斜面部分Fa及び裏面側傾斜面部分Fbの寸法である。
Da~Df間には、次の(式3)の関係がある。ただし、α1=α2=αとする。
(式3):Da:Db=Dc:Dd=De:Df=|tan(2・α)|:|tan(α)|
図14は、3回反射光L3に対する対策を備える溝型反射部69の横断面である。溝型反射部69の縦溝71の傾斜面72は、溝型反射部39(図13)の縦溝41の傾斜面42a,42bから裏面側傾斜面部分Fbを取り除き、表面側傾斜面部分Faのみを残した構造になっている。
溝型反射部69の複数の縦溝71は、溝型反射部39の複数の縦溝41と同様に、縦方向を回転軸36に平行に揃えられている。傾斜面72の長さは、Da(図13)に設定されている。各縦溝71は、背面側に谷側開口75を有する。凹所77は、溝型反射部69の背面側に形成され、各谷側開口75は、凹所77に共通に連通している。
この結果、溝型反射部69では、元光Laのうち溝型反射部39(図3)の裏面側傾斜面部分Fbに照射する元光Laは、谷側開口75からミラー部30の背面側に抜ける。したがって、溝型反射部69では、2回反射光L2と重なる3回反射光L3の生成が阻止される。
(指標光の他の利用例)
図15は、図12の溝型反射部40を採用したときの振れ角θと2回反射光L2の強度との関係を示している。縦溝41が複数存在するときは、複数の縦溝41からの複数の2回反射光L2同士が干渉する結果、図14のように、光検出部4における指標光スポット51の強度は、振れ角θに応じて変化する。
そこで、制御装置21は、光検出器54aの出力Vaと光検出器54bの出力Vbとの規格化差分Ev(=Va-Vb)を算出するだけでなく、光検出器54aの出力Vaと光検出器54bの出力Vbとの合計Et(=Va+Vb)も算出するようにする。そして、合計Qに基づいて、振れ角θ=±38.8°以外の振れ角θ(図15の各ピークに対応する振れ角θ)も測定できるようにすることもできる。
図16は、ミラー部30の種々の振れ角θにおける出射角γと出射側の光の強度との関係を実験で調べたグラフである。ミラー部30の振れ角θの増大に連れて、走査光Lbの出射角γは増大するが、2回反射光L2の出射角γは、指標振れ角の38.8°に一定に保持される。また、出射角γは、走査光Lbの振れ幅Wb(図1)の全体にわたり検出可能であることが理解できる。
図17は、所定の振れ角θに対する出射側の光の強度の分布についてミラー部30(実施形態)と比較例とを対比した実験結果のグラフである。比較例は、回折格子型ミラー部である。ミラー部30では、2回反射光L2は生成されるが、比較例では、2次光、3次光、・・・等、目立つ回折光は生じていないことが理解できる。
図18は、図17の実験結果の写真である。ミラー部30(実施形態)では、指標振れ角に2回反射光L2が出現しているのに対し、比較例(回折格子型ミラー部)では、指標振れ角に光が出現していないことが分かる。
(2軸走査型の光走査装置)
図19は、2軸(二次元)走査型の光偏向器103を備える光走査装置101の構成図である。2軸走査型の光走査装置として、2軸走査型の光偏向器103を備える。
光走査装置1に対する光走査装置101の相違点は、光走査装置101が、光走査装置1の光偏向器3及び光検出部4の代わりに、光偏向器103及び光検出部104を備える点である。以下、光偏向器103及び光検出部104について説明する。
光偏向器103において、ミラー部130以外は、公知の2軸式の圧電型光偏向器(例:特開2017-207630号公報)と同一の構成になっている。ミラー部130の詳細は、後述し、光偏向器103の構造について簡単に説明する。
光偏向器103は、ミラー部130、トーションバー131a,131b、内側圧電アクチュエータ145a,145b、可動枠146、外側圧電アクチュエータ147a,147b及び固定枠148を備える。
第1回転軸136及び第2回転軸137は、共に、光偏向器103の表面上に設定され、ミラー部130の中心Oにおいて直交している。第1回転軸136は、トーションバー131の中心軸線に一致する。光偏向器103の静止時では、第1回転軸136及び第2回転軸137は、それぞれY軸方向及びX軸方向になっている。
内側圧電アクチュエータ145は、トーションバー131を第1回転軸136の回りに共振周波数でねじり振動させる。これにより、ミラー部130は、第1回転軸136の回りに共振周波数F1で往復回動する。外側圧電アクチュエータ147は、X軸に平行な軸線の回りに可動枠146を非共振周波数F2(F2<F1)で往復回動させる。これにより、ミラー部130は,第2回転軸137の回りに往復回動する。
次に、ミラー部130について詳細に説明する。ミラー部130は、ミラー部30と異なり、第1回転軸136及び第2回転軸137の2軸の回りに往復回動するものの、構造自体は、ミラー部30と同一構造になっている。すなわち、ミラー部130は、ミラー部30の平坦反射部38及び溝型反射部39とそれぞれ同一である平坦反射部138及び溝型反射部39を表面に有している。
光走査装置101において、第1回転軸136の回りのミラー部130の振れ角θは、光検出部104a,104bにより検出される。光検出部104a,104bは、光走査装置1の光検出部4a,4bに対応している。
光検出部4a,4bは矩形に形成されていたのに対し、光検出部104a,104bは、Y軸方向に細長い形状に形成されている。これは、ミラー部130が第2回転軸137の回りにも往復回動するため、光走査装置1では出射方向が固定されていた2回反射光L2が、光偏向器103では、Y軸方向に変位するためである。
2回反射光L2は、Y軸方向の変位において変位方向の中心部が両端部に対してX軸方向に内側に接近する。これを反映して、光検出部104a,104bの分割線は、Y軸方向の中心部において両端部に対してX軸方向に内側になるように、延在している。
[非共振振れ角の検出]
図20は、第2回転軸137の回りのミラー部130の振れ角を検出可能になっている光走査装置161の構成図である。光走査装置161において、光走査装置101との相違点についてのみ説明する。
ミラー部130の溝型反射面19は、光走査装置101のミラー部130の中心Oに対して時計方向に90°回転されている。この結果、溝型反射面19からの指標光としての2回反射光L2は、光偏向器103からY軸方向の両側に出射しつつ、第1回転軸136の回りのミラー部130の往復動のために、X軸方向に変位する。
このため、2回反射光L2を検出する光検出部164a,164bは、X軸方向に細長い形状に形成される。また、光検出部164a,164bの分割線53は、X軸方向の中心部が両端部に対してY軸方向に内側になるように、延在している。
光検出部164a,164bは、光走査装置1の光検出部4a,4bと同様に、光検出部164a,164bの各々から分割線53により分割された光検出器54a,54bの出力電圧Va,Vbの規格化差分Ev及び減算差分Esを検出する。光走査装置161では、この規格化差分Ev及び減算差分Esは、第2回転軸137の回りのミラー部130の振れ角に対応しているので、減算差分Esに基づいて第2回転軸137の回りのミラー部130の振れ角が検出される。
(補足及び変形例)
実施形態では、第1及び第2光検出器(例:4a,4b)の両出力(例:Va,Vb)に基づいて第1回転軸(例:回転軸36)の回りのミラー部30の振れ角θを検出する際には、差分としてのVa-Vb(前述の(式1)参照)を利用している。本発明では、差分の代わりに、両出力の対比(例:両出力の比としてのVa/Vb)に基づいて振れ角θを検出することもできる。
実施形態では、指標光(例:2回反射光L2)の進行方向に対応付けられるミラー部30の振れ角θとしての指標振れ角が38.8°が設定されている。本発明の指標振れ角は、38.8°以外の数値に変更することができる。指標振れ角の変更は、例えば、図4において対の傾斜面42a,42bの角傾斜角α1,α2を変更して、行うことができる。
本発明の第1回転軸は、実施形態では、回転軸36及び第1回転軸136に相当し、第2回転軸は、第2回転軸137に相当する。本発明は、実施形態の第2回転軸137を第1回転軸とすることもできる。
本発明の第1アクチュエータは、圧電アクチュエータ32及び内側圧電アクチュエータ145に対応する。本発明の第2アクチュエータは、外側圧電アクチュエータ147に対応する。実施形態の第1アクチュエータ及び第2アクチュエータは、共に圧電式であるが、本発明の第1アクチュエータ及び第2アクチュエータは、電磁コイル式や静電式のアクチュエータであってもよい。
なお、電磁コイル式のアクチュエータの具体的な構造例は、次の文献に詳説されている。
「A. D. Yalcinkaya, H. Urey, D. Brown, T. Montague, and R. Sprague, “Two-axis electromagnetic microscanner for high resolution displays,” J. Microelectromech. Syst., vol. 15, no. 4, pp. 786-794, Aug. 2006.」 また、上記静電式のアクチュエータの具体的な構造例は、次の文献に詳説されている。「H. Schenk, P. Durr, D. Kunze, H. Lakner, and H. Kuck, “A resonantly excited 2D-micro-scanning-mirror with large deflection,” Sens. Actuators A, Phys., vol. 89, no. 1, pp. 104-111, Mar. 2001.」
光偏向器3,103では、溝型反射部39,139が中心部に1つだけ設けられ、かつ光検出部4,104が、光偏向器3,103の両側に設けられている。本発明では、溝型反射部39,139が中心Oに対してX軸方向の一側にのみ設け、光検出部4,104は、光偏向器3,103に対してX軸方向の他側のみ設けて、ミラー部30,130の振れ角θを検出することもできる。溝型反射部39,139をミラー部30の中心Oに対して一側及び他側の両側に設けて、一側の溝型反射部39,139からの2回反射光L2を他側の光検出部4に受光させ、他側の溝型反射部39,139からの2回反射光L2を一側の光検出部4に受光させるようにしてもよい。
光偏向器3,103の基板層を形成するSOIの活性層は、主面のミラー指数が(100)にあり、傾斜面42のミラー指数が(111)になっている。本発明の光偏向器では、基板のシリコン結晶層について、主面のミラー指数が(111)にあり、傾斜面42のミラー指数が(100)になっていてもよい。
なお、平坦反射部38,138及び溝型反射部39,69,89a,89b,139は、ミラー部30,130の共通の基板層を被覆する鏡面層として形成されている。鏡面層は、例えば、シリコンの結晶面、金属反射膜又は誘電体多層膜から成る。
1,101,161・・・光走査装置、3,103・・・光偏向器、4・・・光検出部、5・・・光源、21・・・制御装置(振れ角検出部)、30,130・・・ミラー部、32・・・圧電アクチュエータ(第1アクチュエータ)、36・・・回転軸(第1回転軸)、38,138・・・平坦反射部、39,40,69,139・・・溝型反射部、41,71・・・縦溝、42a,42b,72a,72b・・・傾斜面、50・・・走査光スポット、51・・・指標光スポット、53・・・分割線、54a,54b・・・光検出器、55・・・走査軌跡、59・・・第1平面(平坦傾斜面)、60・・・第2平面(分割平面)、136・・・第1回転軸、137・・・第2回転軸、145・・・内側圧電アクチュエータ(第1アクチュエータ)、147・・・外側圧電アクチュエータ(第2アクチュエータ)。

Claims (18)

  1. 光を出射する光源と、
    表面側に前記光源から入射する入射光を走査反射光として出射する平坦反射部と、所定方向に延在する縦溝を有し、該縦溝は、前記表面側から裏面側に向かって溝幅が狭くなるように相互に向かい合う傾斜面の対を備え、前記入射光を各傾斜面で1回ずつ計2回反射して指標光として出射する溝型反射部とをもつミラー部と、前記縦溝の延在方向に平行な第1回転軸の回りに前記ミラー部を往復回動させる第1アクチュエータとを有する光偏向器と、
    前記走査反射光の走査光スポットの走査軌跡上でかつ前記指標光の指標光スポットの受光位置に配置され、前記指標光スポットを前記走査反射光の走査方向に分割する分割線で第1及び第2光検出器に分割されている光検出部と、
    前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較に基づいて前記第1回転軸の回りの前記ミラー部の振れ角としての第1振れ角を検出する振れ角検出部と、
    を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置において、
    前記振れ角検出部は、前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較を、該両出力の差分に基づいて行うことを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1に記載の光走査装置において、
    前記振れ角検出部は、前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較を、該両出力の比に基づいて行うことを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記振れ角検出部は、前記指標光の進行方向に対応付けられる前記ミラー部の振れ角を指標振れ角とし、前記第1回転軸の回りの前記ミラー部の振れ角が前記指標振れ角となったことを前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較に基づいて検出することを特徴とする光走査装置。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記振れ角検出部は、前記第1及び前記第2光検出器の両出力の比較に基づく中間値を生成し、前記走査光スポットの非受光時の中間値を参照値とし、前記中間値を前記参照値で較正した較正値に基づいて前記第1振れ角を検出することを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項2に記載の光走査装置において、
    前記振れ角検出部は、前記差分の符号反転タイミングの進行方向に対応付けられる前記ミラー部の振れ角を指標振れ角とし、前記差分の符号反転タイミングに基づいて前記ミラー部の振れ角が前記指標振れ角になったタイミングを検出することを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項5に記載の光走査装置において、
    前記中間値は、下記の(式1)で定義される規格化差分Evであることを特徴とする光走査装置。
    (ただし、(式1)中、Va,Vbは、それぞれ前記第1及び前記第2光検出器の出力電圧である。)
  8. 請求項5に記載の光走査装置において、
    前記光検出部は、前記走査光スポットの振れ角範囲の中心に対して両側にそれぞれ一方及び他方の光検出部として設けられ、
    前記振れ角検出部は、前記一方の光検出部における符号反転タイミングと前記他方の光検出部における符号反転タイミングとの時間差に基づいて前記走査光スポットの前記振れ角の角度範囲を検出することを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記対の傾斜面は、前記平坦反射部の平坦反射面に対して垂直な垂直平面に対して左右対称に形成されていることを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項9に記載の光走査装置において、
    前記平坦反射面に対する前記縦溝の傾斜面の傾斜角をαとするとき、2・αは、80°~120°の範囲内であることを特徴とする光走査装置。
  11. 請求項10に記載の光走査装置において、
    前記ミラー部は、シリコンの結晶体層から成る共通の基板層の表面に前記平坦反射面及び前記縦溝を有し、
    前記結晶体層の主面と前記縦溝の傾斜面ミラー指数は、それぞれ(100)及び(111)の一方及び他方であることを特徴とする光走査装置。
  12. 請求項1~9のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記縦溝の少なくとも一部は、前記裏面側において開放されていることを特徴とする光走査装置。
  13. 請求項12に記載の光走査装置において、
    前記縦溝の傾斜面は、前記縦溝を前記ミラー部の前記表面側で開口するV溝として前記平坦反射部の平坦反射面に平行な分割平面で前記V溝の傾斜面を表面側傾斜面部分と裏面側傾斜面部分とに分割したときの前記表面側傾斜面部分から形成され、
    前記V溝の横断面における前記表面側傾斜面部分及び前記裏面側傾斜面部分の長さをそれぞれDa,Dbとして、前記平坦反射面に対する前記縦溝の傾斜面の傾斜角をαとするとき、
    Da:Db=|tan(2・α)|:|tan(α)|
    に設定されていることを特徴とする光走査装置。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記溝型反射部は、前記ミラー部の正面視で前記第1回転軸に重なるように配置されていることを特徴とする光走査装置。
  15. 請求項14に記載の光走査装置において、
    前記溝型反射部は、前記ミラー部の中心部を占めていることを特徴とする光走査装置。
  16. 請求項15に記載の光走査装置において、
    前記光偏向器は、前記ミラー部を前記第1回転軸と直交する第2回転軸の回りに往復回動させる第2アクチュエータを備え、
    前記光検出部は、前記ミラー部が前記第2回転軸の回りに往復回動するときの前記指標光スポットの走査方向に長細い形状で形成されていることを特徴とする光走査装置。
  17. 請求項1~16のいずれか1項に記載の光走査装置において、
    前記溝型反射部は、前記縦溝を複数、有していることを特徴とする光走査装置。
  18. 請求項17に記載の光走査装置において、
    前記複数の縦溝のピッチDを下記の(式2)で設定することを特徴とする光走査装置。
    Figure 0007437177000004
    (ただし、(式2)中、mは自然数、λは元光Laの波長、α1,α2は、前記平坦反射部の平坦反射面に対する前記縦溝の前記対の一方及び他方の傾斜面の傾斜角である。)
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