JP7436457B2 - グラジオメトリック並列超伝導量子干渉デバイス - Google Patents

グラジオメトリック並列超伝導量子干渉デバイス Download PDF

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Description

主題の開示は、グラジオメトリック並列超伝導量子干渉デバイスに関し、より詳細には超伝導量子ビットの周波数微調整に適切であり得るグラジオメトリック並列超伝導量子干渉デバイスに関する。
多くの様々なタイプの超伝導デバイスは、超伝導量子干渉デバイス(「SQUID」)技術を考慮している。SQUIDの臨界電流は、SQUIDのループに磁束を印加することにより微調整することができる。磁束と臨界電流との関係は、超伝導マイクロ波デバイス(例えば、共振器および量子ビット)の磁気計において、および周波数微調整においてなどのいくつかの応用において非常に重要である。
磁束に対する非常に高い感度は、変動がキュービットの位相緩和につながることがあるため、キュービットの応用に不利な場合がある。グラジオメトリック設計を利用することにより、絶対的な全体磁場の変動を除去することができ、磁場勾配の変動のみが位相緩和を起こす。従来型のグラジオメトリックSQUIDの設計は、直流(「DC」)SQUIDループを、ループがそれ自身の上で交差し、それによって2つのループおよび2つの磁束を作るように、ツイストすることを含む。典型的に、グラジオメトリック設計では、電極を分離するために誘電性の材料が交差場所に堆積される。しかしながら、前記誘電性の材料を配置することは、超伝導量子ビットの性能にマイナスの影響を与え、それにより従来型のグラジオメトリックSQUIDの応用を限定する可能性がある。
本発明の1つまたは複数の実施形態の基本的な理解を与えるための概要を以下に提示する。この概要は主要もしくは重要な要素を特定すること、または特定の実施形態のいかなる範囲もしくは特許請求の範囲のいかなる範囲をも詳述することを意図されていない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への導入部として簡素化された形式での概念を提示することである。本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態では、並列グラジオメトリックSQUIDを考慮した装置または方法あるいはその両方を説明する。
実施形態にしたがって、装置が提供される。装置は、基板に配置される超伝導材料の第1のパターンを含むことができる。また、装置は、ある位置で超伝導材料の第1のパターンを横切って延びることができる超伝導材料の第2のパターンを含むことができる。さらには、装置はその位置に配置されるジョセフソン接合を含むことができ、ジョセフソン接合は超伝導体材料の第1のパターンと超伝導体材料の第2のパターンとを接続することができる絶縁バリアを含むことができる。このような装置の利点は、磁場の空間的変化に敏感なグラジオメトリックSQUID構造であり得る。
装置のいくつかの例では、超伝導材料の第1のパターンは、第1のキャパシタ・パッドに動作可能に結合され、超伝導材料の第2のパターンは超伝導材料の第1のパターンを横切って延び、第2のキャパシタ・パッドに動作可能に結合することができる。このような装置の利点は、二極のグラジオメトリックSQUIDの実装であり得る。
実施形態にしたがって、装置が提供される。装置は超伝導体材料のリングを含むことができる。装置は、超伝導体材料のリングを横切って位置付けられる超伝導体材料の経路をさらに含むことができる。加えて、装置はジョセフソン接合を含むことができ、ジョセフソン接合は超伝導体材料のリングと超伝導体材料の経路とを接続することができる絶縁バリアを含むことができる。このような装置の利点は、量子のキュービットに適したグラジオメトリックSQUID構造であり得る。
装置のいくつかの例では、ジョセフソン接合は、超伝導材料の経路が超伝導材料のリングと交差する位置に配置することができる。このような装置の利点は、超伝導材料の交差パターンを誘電性のスペーサで分離する必要性の軽減であり得る。
実施形態にしたがって、装置が提供される。装置は、基板に配置される第1の超伝導路を含むことができる。装置は、ある位置で第1の超伝導路と交差することができる第2の超伝導路をさらに含むことができる。装置は、その位置に配置されるジョセフソン接合をさらに含むことができる。ジョセフソン接合は、第1の超伝導路の第1の超伝導体材料、第2の超伝導路の第2の超伝導体材料、および絶縁バリアを含むことができる。このような装置の利点は、従来型のグラジオメトリックSQUIDの設計よりもコンパクトな並列グラジオメトリックSQUID構造であり得る。
いくつかの例では、装置は第3の超伝導路をさらに含むことができる。第3の超伝導路は第2の位置で第1の超伝導路と交差することができる。さらには、装置は、第2の位置に配置される第2のジョセフソン接合を含むことができる。第2のジョセフソン接合は、第1の超伝導体材料、第3の超伝導路の第3の超伝導体材料、および第2の絶縁バリアを含むことができる。このような装置の利点は、4つ以上の磁極を有する、1つまたは複数の並列グラジオメトリックSQUIDの実装であり得る。
実施形態にしたがって、方法が提供される。方法は、第1の超伝導材料を基板上に堆積することを含むことができる。方法は、基板とは反対側の第1の超伝導材料の表面に絶縁バリアを形成することをさらに含むことができる。さらには、方法は絶縁バリアの上に第2の超伝導材料を堆積してジョセフソン接合を形成することを含むことができる。このような方法の利点は、方法が、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUIDの製造において、電子ビーム・リソグラフィまたは光学リソグラフィあるいはその両方の使用を可能にできることであり得る。
方法のいくつかの例では、絶縁バリアを形成することは、第1の超伝導体材料を酸化することを含むことができる。このような方法の利点は、量子のキュービットに適したグラジオメトリックSQUIDにおいて超伝導材料の交差を容易にするために、超伝導体-絶縁体-超伝導体ジョセフソン接合の使用を可能にできることであり得る。
実施形態にしたがって、方法が提供される。方法は、超伝導材料の第1のパターンを基板上に形成することを含むことができる。方法は、超伝導材料の第1のパターンが基板から絶縁バリアを分離するように、超伝導材料の第1のパターンに隣接した絶縁バリアを形成することをさらに含むことができる。さらには、方法は絶縁バリアを横切って超伝導材料の第2のパターンを形成してジョセフソン接合を形成することを含むことができる。このような方法の利点は、このような方法が、外部磁束を使用して周波数微調整を可能にできる並列グラジオメトリックSQUIDの作成を容易にすることができることである。
方法のいくつかの例では、第1の超伝導材料を形成することは、第1の超伝導体材料を半導体基板上に蒸着させることを含むことができる。また、第2の超伝導材料を形成することは、絶縁バリアの上に第2の超伝導材料を蒸着させることを含むこともできる。このような方法の利点は、方法が、量子のキュービットに適した1つまたは複数のグラジオメトリックSQUIDの製造を合理化するためにマンハッタンスタイル製造技法の使用を可能にすることであり得る。
本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な二極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な四極の極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な多極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第1の段階の間の、例示の、非限定的な二極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第1の段階の間の、例示の、非限定的な四極の極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第1の段階の間の、例示の、非限定的な多極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第2の段階の間の、例示の、非限定的な二極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第2の段階の間の、例示の、非限定的な四極の極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第2の段階の間の、例示の、非限定的な多極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第3の段階の間の、例示の、非限定的な二極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第3の段階の間の、例示の、非限定的な四極の極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第3の段階の間の、例示の、非限定的な多極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第4の段階の間の、例示の、非限定的な二極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第4の段階の間の、例示の、非限定的な四極の極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第4の段階の間の、例示の、非限定的な多極のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの実装形態の図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、1つまたは複数のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの製造を容易にすることができる方法のフロー図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、1つまたは複数のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの製造を容易にすることができる方法のフロー図である。 本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、1つまたは複数のグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの製造を容易にすることができる方法のフロー図である。
以下の詳細な説明は例示に過ぎず、実施形態、または実施形態の適用例もしくは使用、あるいはその両方を限定するよう意図されていない。さらには、先の「背景技術」または「発明の概要」セクション、あるいは「発明を実施するための形態」セクションにおいて提示される、いかなる明記されたまたは示唆された情報によっても拘束されるよう意図されていない。
次に1つまたは複数の実施形態を、図面を参照して説明するが、一貫して類似の参照符号は類似の要素を参照するために使用される。以下の説明において、説明目的のため、1つまたは複数の実施形態の徹底した理解を与えるために、多くの具体的な詳細が説明される。しかしながら、様々な場合において、1つまたは複数の実施形態はこれらの具体的な詳細なしに実践され得ることが明白である。
従来型のグラジオメトリックSQUIDの上述の課題を所与として、本開示はこれらの課題のうちの1つまたは複数に対する解決策を作り出すために、誘電性のスペーサを含む従来型の交差配置を伴わない1つまたは複数のグラジオメトリック並列SQUIDの形態で、実装することができる。有利なことに、本明細書で説明される1つまたは複数のグラジオメトリック並列SQUIDは、従来型のグラジオメトリックSQUIDには一般的である、誘電性の材料の位置付けを要求しない、超伝導材料の分離セグメント(例えば、超伝導材料の島)を作成しない、または超伝導量子ビットに適している、あるいはその組合せの可能性がある。さらには、本明細書の様々な実施形態に含まれる1つまたは複数のグラジオメトリック並列SQUIDは、絶対的な磁束変化に対して従来型のグラジオメトリックSQUIDよりも敏感ではないことができ、したがって従来型のグラジオメトリック実装形態よりも、偏りのある磁束ノイズまたは電荷ノイズあるいはその両方に起因する位相緩和を起こしにくくなる可能性がある。加えて、本明細書で説明される1つまたは複数のグラジオメトリックSQUIDの様々な実施形態は、1つまたは複数の外部磁束を使用する周波数微調整を可能にすることができる。
本明細書で説明される様々な実施形態は、1つまたは複数のジョセフソン接合を含み、従来型の交差場所を要求せず、超伝導材料の島ももたらさない、1つまたは複数のグラジオメトリック並列SQUIDを考慮している。本明細書で説明される1つまたは複数のグラジオメトリック並列SQUIDは、超伝導キュービットに使用することができるダブル・アングル蒸着を使用する実装形態によく適することができる。さらには、1つまたは複数の実施形態では、グラジオメトリック並列SQUIDは、電子ビーム・リソグラフィまたは光学リソグラフィあるいはその両方を使用して実装可能なコンパクトな設計によって特徴付けることができる。加えて、本明細書で説明される様々な実施形態は、1つまたは複数のグラジオメトリック並列SQUIDを製造する1つまたは複数の方法を考慮することができる。例えば、1つまたは複数の実施形態では、薄い絶縁バリアを超伝導材料のループの上面に構築することができる。その上に第2の超伝導材料のパターンを、ループを横切るよう堆積することができ、それによって2つの超伝導材料間で1つまたは複数のジョセフソン接合が可能となる。1つまたは複数のグラジオメトリック並列SQUIDは、2つ以上の超伝導材料のループを含むことができ、1つまたは複数のジョセフソン接合を循環する電流は2つのループの磁場の差に依存することができる。したがって、本明細書で説明される様々なグラジオメトリック並列SQUIDは、磁場の大きさ(例えば、従来型のグラジオメトリックSQUIDでは一般的である)よりも磁場の空間的変化に敏感であることができる。
図1は、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、1つまたは複数のジョセフソン接合102を含むことができるグラジオメトリックSQUID100を上から見下ろした図を示している。図1に示すように、グラジオメトリックSQUID100は、1つまたは複数の基板106に配置され、1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に結合される、1つまたは複数の第1の超伝導材料104を含む並列SQUIDであり得る。加えて、グラジオメトリックSQUID100は、1つまたは複数の基板106に配置され、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112に動作可能に結合される、1つまたは複数の第2の超伝導材料110を含むことができる。
1つまたは複数の基板106は、例えば、1つまたは複数の半導体基板であることができる。1つまたは複数の基板106は、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の1つまたは複数の特徴部を支持することができる。1つまたは複数の基板106が含むことができる例示的な材料としては、シリコン、ゲルマニウム、シリコンカーバイド、炭素ドープシリコン、化合物半導体(例えば、周期表のIII族、IV族、またはV族あるいはその組合せの元素を含む)、シリコン酸化物、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。例えば、1つまたは複数の基板106は、バルクのシリコン・ウエハまたはシリコン・オン・インシュレータ(「SOI」)ウエハあるいはその両方であってもよい。加えて、1つまたは複数の基板106は分離ワイヤ(図示せず)などの電子的構造物を含むことができる。さらには、1つまたは複数の基板106は、1つまたは複数の結晶構造によって特性付けることができる。例えば、1つまたは複数の基板106は、ミラー指数を使用して表現するとシリコン<100>、シリコン<110>、またはシリコン<111>あるいはその組合せを含むことができる。当業者であれば、1つまたは複数の基板106の厚さは、1つまたは複数の基板106の組成、グラジオメトリックSQUID100の所望の機能、その組合せなどに応じて変わる可能性があることが容易に認識されよう。
1つまたは複数の第1の超伝導材料104は、1つまたは複数の基板106上に、1つまたは複数の第1のパターンで配置することができる。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104は、リング形状(例えば、図1に示す通り)に配置することができ、リングは円形形状、多角形形状(例えば、図1に示す通り)、または不規則形状あるいはその組合せを有することができる。1つまたは複数の第1の超伝導材料104が含むことができる例示的な材料としては、アルミニウム、ニオブ、チタン、レニウム、インジウム、タングステン、チタンニオバイト(titanium niobite)、ニオブ酸ニオブチタン(niobium titanium niobate)、第一種超伝導材料、第二種超伝導材料、それらの合金、それらの化合物、それらの組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。1つまたは複数の第1の超伝導材料104の、1つまたは複数の第1のパターンは、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の均一な分布を含むことができる。代替的に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の、1つまたは複数の第1のパターンは、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の不均一な分布を含むことができる。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104は、第1のパターンの一部分に配置される第1の超伝導金属、および第1のパターンの別の部分に配置される第2の超伝導金属を含むことができる。したがって、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の、第1のパターンは、第1のパターンの別の部分において、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の異なる組成と電気的に連続的であることができる。
当業者であれば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の厚さ(例えば、1つまたは複数の基板106からの延在部の高さ)は、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の組成、または1つもしくは複数のグラジオメトリックSQUID100の機能、あるいはその両方に応じて変わる可能性があることが認識されよう。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の厚さは、例示的に0.5ミクロン以上であり、かつ1000ミクロン以下であることができる。同様に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の(例えば、図1に提示した例示の実装形態では、1つまたは複数の第1の超伝導材料104が1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108に接する「Y」軸に沿う)幅は、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の組成、または1つもしくは複数のグラジオメトリックSQUID100の機能、あるいはその両方に応じて変わる可能性がある。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の幅は、例示的に0.5ミクロン以上であり、かつ1000ミクロン以下であることができる。1つまたは複数の第1の超伝導材料104は、1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に(例えば、電気的に)結合することができる。
1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108のそれぞれは、グラジオメトリックSQUID100の各磁極に位置付けることができる。1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104に接続することができるか、またはグラジオメトリックSQUID100によって容易にされる対象キュービットの周波数で振動することができるか、あるいはその両方である。図1は、長方形形状を有する1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108を示しているが、1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108のアーキテクチャは、そのように限定されない。当業者であれば、1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108は、グラジオメトリックSQUID100の機能性に応じて様々な形状を有することができることを認識されよう。1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108が含むことができる例示的な材料としては、アルミニウム、ニオブ、チタン、レニウム、インジウム、タングステン、チタンニオバイト、ニオブ酸ニオブチタン、それらの組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。
1つまたは複数の第2の超伝導材料110は、1つまたは複数の基板106上に、1つまたは複数の第2のパターンで配置することができる。例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110は、経路形状(例えば、図1に示す通り)に配置することができ、経路は真っ直ぐ延びることができる(例えば、図1に示す通り)、折曲部を含むことができる、または湾曲部を含むことができる、あるいはその組合せであり得る。1つまたは複数の第2の超伝導材料110が含むことができる例示的な材料としては、アルミニウム、ニオブ、チタン、レニウム、インジウム、タングステン、チタンニオバイト、ニオブチタンニオバイト(niobium titanium niobite)、第一種超伝導材料、第二種超伝導材料、それらの合金、それらの化合物、それらの組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数の第2の超伝導材料110は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104と、同一の材料を含むことができるか、または同一もしくは実質的に同一の組成によって特性付けることができるか、あるいはその両方である。代替的に、1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数の第2の超伝導材料110は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104とは、異なる材料を含むことができるか、または異なる組成によって特性付けることができるか、あるいはその両方である。
さらには、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の、1つまたは複数の第2のパターンは、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の均一な分布を含むことができる。代替的に、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の、1つまたは複数の第2のパターンは、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の不均一な分布を含むことができる。例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110は、第2のパターンの一部分に配置される第1の超伝導金属、および第2のパターンの別の部分に配置される第2の超伝導金属を含むことができる。したがって、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の、第2のパターンは、第2のパターンの別の部分において、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の異なる組成と電気的に連続的であることができる。
当業者であれば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の厚さ(例えば、1つまたは複数の基板106からの延在部の高さ)は、1つもしくは複数の第2の超伝導材料110の組成、または1つもしくは複数のグラジオメトリックSQUID100の機能、あるいはその両方に応じて変わる可能性があることが認識されよう。例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の厚さは、例示的に0.5ミクロン以上であり、かつ1000ミクロン以下であることができる。同様に、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の(例えば、図1に提示した例示の実装形態では、1つまたは複数の第2の超伝導材料110が1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112に接する「Y」軸に沿う)幅は、1つもしくは複数の第2の超伝導材料110の組成、または1つもしくは複数のグラジオメトリックSQUID100の機能、あるいはその両方に応じて変わる可能性がある。例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の幅は、例示的に0.5ミクロン以上であり、かつ1000ミクロン以下であることができる。1つまたは複数の第2の超伝導材料110は、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112に動作可能に(例えば、電気的に)結合することができる。
1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド108のそれぞれは、グラジオメトリックSQUID100の各磁極に位置付けることができる。したがって、図1に示されるグラジオメトリックSQUID100は、本明細書で説明されるグラジオメトリックSQUID100の様々な特徴の二極の実装形態であることができる。1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112は、1つまたは複数の第2の超伝導材料110に接続することができるか、またはグラジオメトリックSQUID100によって容易にされる対象キュービットの周波数で振動することができるか、あるいはその両方である。図1は、長方形形状を有する1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112を示しているが、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112のアーキテクチャは、そのように限定されない。当業者であれば、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112は、グラジオメトリックSQUID100の機能性に応じて様々な形状を有することができることを認識されよう。1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112が含むことができる例示的な材料としては、チタン、レニウム、インジウム、タングステン、チタンニオバイト、ニオブ酸ニオブチタン、それらの組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。
1つまたは複数のジョセフソン接合102は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104と1つまたは複数の第2の超伝導材料110とが重なり合う1つまたは複数の位置に配置することができる。換言すると、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、1つまたは複数の第2のパターン(例えば、第2の超伝導材料110の経路)が1つまたは複数の第1のパターン(例えば、第1の超伝導材料104のリング)の上を延びている、1つまたは複数の位置に配置することができる。図1に示すように、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、図1の破線「X」によって示すことができる。1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、超伝導体-絶縁体-超伝導体(「SIS」)のジョセフソン接合102であることができる。例えば、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104と、1つまたは複数の第2の超伝導材料110との間に薄い絶縁バリアを含むことができる。薄い絶縁バリアは、1つまたは複数の第1の超伝導材料104と、1つまたは複数の第2の超伝導材料110とを弱く接続して、ジョセフソン効果によるトンネリングを容易にすることができる。さらには、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、バイクリスタル粒界接合またはバイエピタキシャル粒界接合、ステップエッジ接合、ビア接合(via junction)、結晶接合などであり得る。
1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の1つまたは複数の第1のパターン(例えば、リング)と、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の1つまたは複数の第2のパターン(例えば、経路)とを接続して、複数の磁束(例えば、図1において、「Φext1」によって示される第1の磁束、または「Φext2」によって示される第2の磁束あるいはその両方)を容易にできる複数のループを作成することができる。例えば、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分が個々のジョセフソン接合102の第1の層を含むことができる、1つもしくは複数の第2の超伝導材料110の第2の部分が個々のジョセフソン接合102の第2の層を含むことができる、または第1の部分と第2の部分との間に配置される薄い絶縁バリアが個々のジョセフソン接合102の第3の層を含むことができる、あるいはその組合せである。図1に示すように第2のパターン(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110を含む)は、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112から第1のパターン(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104を含む)を横切って延びることができる。加えて、ジョセフソン接合102は、第1のパターンと第2のパターンとが重なり合う(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110が1つまたは複数の第1の超伝導材料104と交差する)、1つまたは複数の位置に配置することができる。1つまたは複数の実施形態では、超伝導材料のそれぞれのパターン(例えば、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターン、または1つもしくは複数の第2の超伝導材料110の第2のパターン、あるいはその両方)は、互いに横切るように延びて、個々のキャパシタ・パッド(例えば、個々の第1のキャパシタ・パッド108または個々の第2のキャパシタ・パッド112あるいはその両方)に動作可能に接続することができる。二極のグラジオメトリックSQUID100が図1で示されているが、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUIDのアーキテクチャは、そのように限定されない。
図2は、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、四極の極の実装形態を有するグラジオメトリックSQUID100を上から見下ろした図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。図2に示すように、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100は、複数の第1のキャパシタ・パッド108または複数の第2のキャパシタ・パッド112あるいはその両方を含むことができる。例えば、グラジオメトリックSQUID100は、合計で4つのキャパシタ・パッドまたは4つの各磁極あるいはその両方として、2つの第1のキャパシタ・パッド108または2つの第2のキャパシタ・パッド112あるいはその両方を含むことができる。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターン(例えば、リング)は、2つの個々の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に(例えば、電気的に)接続することができる(例えば、図2に示す通り)。同様に、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第2のパターン(例えば、経路)は、2つの個々の第2のキャパシタ・パッド112に動作可能に(例えば電気的に)接続することができる。
図1および図2は、2つの磁束を容易にする1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100を示しているが、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100のアーキテクチャは、そのように限定されない。同様に、図1および図2は、超伝導材料の2つのパターン(例えば、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターン、または1つもしくは複数の第2の超伝導材料110の第2のパターンあるいはその両方)を含む1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100を示しているが、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100のアーキテクチャは、そのように限定されない。
図3は、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、多極の極の実装形態を有するグラジオメトリックSQUID100を上から見下ろした図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。図3に示すように、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100は、4つ以上の磁束を容易にするために、超伝導材料の3つ以上のパターンを含むことができる。
例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104(例えば、図3の例示的な実施形態では円形のリング状にパターン化される)は、複数の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に接続する(例えば、図3の例示的な実施形態では4つの第1のキャパシタ・パッド108に接続される)ことができ、それぞれ個々の第1のキャパシタ・パッド108は各磁極に位置付けることができる。加えて、1つまたは複数の第2の超伝導材料110(例えば、図3の例示的な実施形態では真っ直ぐな経路にパターン化される)は、複数の第2のキャパシタ・パッド112に動作可能に接続する(例えば、図3の例示的な実施形態では2つの第2のキャパシタ・パッド112に接続される)ことができ、それぞれ個々の第2のキャパシタ・パッド112は各磁極に位置付けることができる。その上、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100は、1つまたは複数の第3の超伝導材料302などの1つまたは複数の追加的な超伝導材料を含むことができる。
例えば、1つまたは複数の第3の超伝導材料302は、1つまたは複数の基板106上に、1つまたは複数の第3のパターンで配置することができる。例えば、1つまたは複数の第3の超伝導材料302は、経路形態(例えば、図3に示す通り)に配置することができ、経路は真っ直ぐ延びることができる(例えば、図3に示す通り)、折曲部を含むことができる、または湾曲部を含むことができる、あるいはその組合せであり得る。1つまたは複数の第3の超伝導材料302が含むことができる例示的な材料としては、アルミニウム、ニオブ、チタン、レニウム、インジウム、タングステン、チタンニオバイト、ニオブ酸ニオブチタン、それらの合金、それらの化合物、それらの組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数の第3の超伝導材料302は、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104または1つもしくは複数の第2の超伝導材料110あるいはその両方と、同一の材料を含むことができるか、または同一もしくは実質的に同一の組成によって特性付けることができるか、あるいはその両方である。代替的に、1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数の第3の超伝導材料302は、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104または1つもしくは複数の第2の超伝導材料110あるいはその両方とは異なる材料を含むことができるか、または異なる組成によって特性付けることができるか、あるいはその両方である。
さらには、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の、1つまたは複数の第3のパターンは、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の均一な分布を含むことができる。代替的に、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の、1つまたは複数の第3のパターンは、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の不均一な分布を含むことができる。例えば、1つまたは複数の第3の超伝導材料302は、第3のパターンの一部分に配置される第1の超伝導金属、および第3のパターンの別の部分に配置される第2の超伝導金属を含むことができる。したがって、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の、第3のパターンは、第3のパターンの別の部分において、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の異なる組成と電気的に連続的であることができる。
当業者であれば、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の厚さ(例えば、1つまたは複数の基板106からの延在部の高さ)は、1つもしくは複数の第3の超伝導材料302の組成、または1つもしくは複数のグラジオメトリックSQUID100の機能、あるいはその両方に応じて変わる可能性があることが認識されよう。例えば、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の厚さは、例示的に0.5ミクロン以上であり、かつ1000ミクロン以下であることができる。同様に、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の(例えば、図3に提示した例示の実装形態では、1つまたは複数の第3の超伝導材料302が1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304に接する「Y」軸に沿う)幅は、1つもしくは複数の第3の超伝導材料302の組成、または1つもしくは複数のグラジオメトリックSQUID100の機能、あるいはその両方に応じて変わる可能性がある。例えば、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の幅は、例示的に0.5ミクロン以上であり、かつ1000ミクロン以下であることができる。1つまたは複数の第3の超伝導材料302は、1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304に動作可能に(例えば、電気的に)結合することができる。
1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304のそれぞれは、グラジオメトリックSQUID100の各磁極に位置付けることができる。したがって、図3に示されるグラジオメトリックSQUID100は、本明細書で説明されるグラジオメトリックSQUID100の様々な特徴の多極の実装形態であることができる。1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304は、1つまたは複数の第3の超伝導材料302に接続することができるか、またはグラジオメトリックSQUID100によって容易にされる対象キュービットの周波数で振動することができるか、あるいはその両方である。図3は、長方形形状を有する1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304を示しているが、1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304のアーキテクチャは、そのように限定されない。当業者であれば、1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304は、グラジオメトリックSQUID100の機能性に応じて様々な形状を有することができることを認識されよう。1つまたは複数の第3のキャパシタ・パッド304が含むことができる例示的な材料としては、アルミニウム、ニオブ、チタン、レニウム、インジウム、タングステン、チタンニオバイト、ニオブ酸ニオブチタン、それらの組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。
図3に示すように、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、超伝導材料のうちの1パターンが、超伝導材料の別のパターンと重なり合う場所、または超伝導材料の別のパターンと交差する場所、あるいはその両方の場所に配置することができる。例えば、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターンが、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の第3のパターンを交差する場所に配置することができる。例えば、1つまたは複数のジョセフソン接合102は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターンと1つまたは複数の第3の超伝導材料302の第3のパターンとを、本明細書で説明されるように、ちょうど1つまたは複数のジョセフソン接合102が1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターンと1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第2のパターンとを接続することができるように接続することができる。したがって、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の第3のパターンは、第3のパターンに接続された1つまたは複数のジョセフソン接合102と共に、グラジオメトリックSQUID100内で超伝導材料の1つまたは複数のループを作成することができ、これによってさらなる磁束の発生を容易にすることができる(例えば、図3の例示的な実施形態では4つの磁束が発生し、磁束はそれぞれ「Φext1」、「Φext2」、「Φext3」、「Φext4」として示される)。
図3に示すように、超伝導材料のそれぞれのパターンは、互いに重なり合うことができる、互いに交差することができる、または互いに織り交ざることができる、あるいはその組合せである。加えて、超伝導材料のそれぞれのパターンは、それぞれのキャパシタ・パッドから延びることができる、またはそれぞれのキャパシタ・パッド同士の間で延びることができる、あるいはその両方である。
図4Aは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第1の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図4Aは図1の例示的な実施形態の製造の第1の段階を示することができる。
製造の第1の段階の間に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分を、1つまたは複数の基板106上に堆積することができる。製造の第1の段階の間、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分を堆積することは、第1のパターンを部分的に形成することができる(例えば、リングのパターンを部分的に形成することができる)。加えて、製造の第1の段階の間に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分を堆積することは、1つまたは複数の第1の超伝導材料104を1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に結合することができる。図4Aに示すように、製造の第1の段階の間に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分を、1つまたは複数の基板106上で、1つまたは複数のジョセフソン接合102の所望の場所を除く第1のパターンの所望の場所に堆積することができる。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターンにおいて、1つまたは複数のジョセフソン接合102を配置することができる隙間を作ることができる。
製造の第1の段階の間の、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分の堆積は、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、分子線エピタキシ(「MBE」)成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。当業者であれば、利用される堆積技法のタイプは、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分の組成または第1のパターンの設計あるいはその両方に応じて変化する可能性があることを認識されよう。加えて、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。
図4Bは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第1の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の別の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図4Bは図2の例示的な実施形態の製造の第1の段階を示すことができる。図4Aに関して本明細書で説明される製造の第1の段階の特徴はまた、図4Bに示される製造の第1の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第1の段階においても実装することができる。
図4Cは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第1の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100のさらなる図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図4Cは図3の例示的な実施形態の製造の第1の段階を示ことができる。図4Aに関して本明細書で説明される製造の第1の段階の特徴はまた、図4Cに示される製造の第1の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第1の段階においても実装することができる。
加えて、図4Cで開示されるように、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第1の部分を、製造の第1の段階の間に堆積して第2のパターンを部分的に画定することができる。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分は、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第1の部分と同一の組成を有することができ、それにより製造の第4の段階の間の共通の堆積を容易にしている。したがって、第2のパターンの少なくとも一部分(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110を含む)を、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分と共に堆積することができる。
図5Aは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第2の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図5Aは図1の例示的な実施形態の製造の第2の段階を示すことができる。
製造の第2の段階の間に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分を、1つまたは複数の基板106上に堆積することができる。製造の第2の段階の間に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分を堆積することは、第1のパターンを完成することができる(例えば、リングのパターン)。図5Aに示すように、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分の堆積の場所は、破線四角によって示すことができる。1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104を1つまたは複数の超伝導材料の他のパターン(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第2のパターン)に接続する個々のジョセフソン接合102であり得る個々の場所に堆積することができる。加えて、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分の組成は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の部分の組成と同一、または異なることができる。1つまたは複数の実施形態では、第1の超伝導材料104の第2の部分は、アルミニウムなどの酸化の対象となり得る超伝導金属であることができる。
製造の第2の段階の間の、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分の堆積は、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。当業者であれば、利用される堆積技法のタイプは、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分の組成または第1のパターンの設計あるいはその両方に応じて変化する可能性があることを認識されよう。加えて、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。
図5Bは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第2の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の別の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図5Bは図2の例示的な実施形態の製造の第2の段階を示すことができる。図5Aに関して本明細書で説明される製造の第2の段階の特徴はまた、図5Bに示す製造の第2の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第2の段階においても実装することができる。
図5Cは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第2の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100のさらなる図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図5Cは図3の例示的な実施形態の製造の第2の段階を示すことができる。図5Aに関して本明細書で説明される製造の第2の段階の特徴はまた、図5Cに示される製造の第2の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第2の段階においても実装することができる。
加えて、図5Cは製造の第2の段階の間に、超伝導材料の他のパターンの1つまたは複数の部分をさらに堆積することができることを示している。また、図5Cで示されるように、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分(例えば、図5Cでは破線によって画定される)を、製造の第2の段階の間に堆積して第1のパターンをさらに画定することができる。製造の第2の段階の間に堆積されるパターン部分は、同一の材料を含むことができる。例えば、図5Cに示すように、1つまたは複数の第3の超伝導材料302を、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分と共に製造の第2の段階の間に堆積することができ、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分および1つまたは複数の第3の超伝導材料302は同一の組成を有することができる。例えば、第1のパターンの第2の部分を含む1つもしくは複数の第3の超伝導材料302または1つもしくは複数の第1の超伝導材料104あるいはその両方は、アルミニウムなどの酸化の対象となり得る超伝導金属であることができる。
図6Aは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第3の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図6Aは図1の例示的な実施形態の製造の第2の段階を示すことができる。
製造の第3の段階の間に、1つまたは複数の絶縁材料602を形成することができる。1つまたは複数の絶縁材料602は、低温において電気的に絶縁性の誘電体材料とすることができる。1つまたは複数の絶縁材料602は、1つまたは複数のジョセフソン接合102内に含まれる1つまたは複数の薄い絶縁バリアとして機能することができる。例えば、1つまたは複数の絶縁材料602は、ジョセフソン接合102の将来的な場所に形成することができる。
1つまたは複数の実施形態では、1つまたは複数の絶縁材料602は製造の第2の段階の間に堆積された超伝導材料を酸化することにより形成することができる。例えば、図6Aに示すように、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第2の部分を酸化して、1つまたは複数の絶縁材料602を形成することができる。例えば、第1の超伝導材料104の第2の部分は、アルミニウムであることができ、アルミニウムは製造の第3の段階の間に酸化されてアルミニウム酸化物の1つまたは複数の絶縁材料602を形成することができる。
様々な実施形態において、1つまたは複数の絶縁材料602は、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターンの1つまたは複数のセクションなど、超伝導材料の上面(例えば、1つまたは複数の基板106から離れた表面)に形成することができる。当業者であれば、1つまたは複数の絶縁材料602の厚さ(例えば、超伝導材料の上面からの延在部の高さ)は、1つもしくは複数の絶縁材料602の組成、または1つもしくは複数のグラジオメトリックSQUID100の機能、あるいはその両方に応じて変わる可能性があることが認識されよう。例えば、1つまたは複数の絶縁材料602の厚さは、例示的に0.5ミクロン以上であり、かつ1000ミクロン以下であることができる。
図6Bは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第3の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の別の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図6Bは図2の例示的な実施形態の製造の第3の段階を示すことができる。図6Aに関して本明細書で説明される製造の第3の段階の特徴はまた、図6Bに示される製造の第3の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第3の段階においても実装することができる。
図6Cは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第3の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100のさらなる図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図6Cは図3の例示的な実施形態の製造の第3の段階を示すことができる。図6Aに関して本明細書で説明される製造の第3の段階の特徴はまた、図6Cに示される製造の第3の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第3の段階においても実装することができる。
加えて、図6Cは、製造の第3の段階の間に、超伝導材料の一部を1つまたは複数の絶縁材料602の形成のためにアイソレートすることができることを示している。例えば、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の第3のパターンは、均一または実質的に均一な組成を有することができ、1つまたは複数の第3の超伝導材料302の一部のセクションは1つまたは複数の絶縁材料602(例えば、酸化されて)の形成を容易にすることができる一方で、他のセクションは製造の第3の段階の間に、改変されないままであることができる。例えば、製造の第3の段階の間に、1つまたは複数のマスキング層を使用して1つまたは複数の絶縁材料602の形成に導くことができる。代替的に、様々な実施形態において、1つまたは複数の絶縁材料602は、特定の場所への形成に導くことなく、任意の適切な超伝導材料上に形成することができる(例えば、第3のパターン全体を酸化することができ、それにより1つまたは複数の絶縁材料602として機能するように酸化された上部層を形成する)。
図7Aは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第4の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図7Aは図1の例示的な実施形態の製造の第4の段階を示すことができる。
製造の第4の段階は、追加的な超伝導材料を堆積することを含み、1つもしくは複数の超伝導材料の追加的なパターンを形成することと、1つもしくは複数の超伝導材料の部分的に既存のパターンを完成させることと、または1つもしくは複数のジョセフソン接合102を形成すること、あるいはその組合せを行うことができる。例えば、図7Aに示すように、製造の第4の段階の間に、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第2のパターンを形成することができるように、1つまたは複数の第2の超伝導材料110を1つもしくは複数の絶縁材料602上または1つもしくは複数の基板106上に堆積することができる。図7Aに示すように、製造の第4の段階の間の超伝導材料の堆積は、第2のパターンを形成することができ、第2のパターンは、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112から第1のパターン(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104を含む)および1つまたは複数の絶縁材料602を横切って延びることができ、それにより1つもしくは複数のジョセフソン接合102、または超伝導材料の2つのループ、あるいはその両方を形成する。
製造の第4の段階の間の、追加的な超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110)の堆積は、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。当業者であれば、利用される堆積技法のタイプは、追加的な超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110)の組成または第1のパターンの設計あるいはその両方に応じて変化する可能性があることを認識されよう。加えて、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それらに限定されない。
図7Bは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第4の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100の別の図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図7Bは図2の例示的な実施形態の製造の第4の段階を示すことができる。図7Aに関して本明細書で説明される製造の第4の段階の特徴はまた、図7Bに示される製造の第4の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第4の段階においても実装することができる。
図7Cは、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、製造の第4の段階の間の、例示の、非限定的なグラジオメトリックSQUID100のさらなる図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。例えば、図7Cは図3の例示的な実施形態の製造の第4の段階を示すことができる。図7Aに関して本明細書で説明される製造の第4の段階の特徴はまた、図7Cに示される製造の第4の段階など、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の様々な実施形態の任意の製造の第4の段階においても実装することができる。
加えて、図7Cに示すように、製造の第4の段階の間に、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1のパターンの第3の部分(例えば、図7Cでは破線で画定される)を堆積して、第1のパターンを完成させること、または1つもしくは複数のジョセフソン接合102を形成すること、あるいはその両方が可能である。さらには、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第2の部分を堆積して、先に堆積した1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第1の部分に接続することができる。製造の第4の段階の間に堆積されるパターン部分は、同一の材料を含むことができる。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第3の部分は、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の第2の部分と同一の組成を有することができ、それにより製造の第4の段階の間の共通の堆積を容易にしている。したがって、製造の第4の段階は、第1のパターン(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104を含む)または第2のパターン(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110を含む)あるいはその両方などの、超伝導材料の1つまたは複数の部分的に確立されたパターンを完成させることができる。その上、製造の第4の段階の間の堆積は、1つもしくは複数のジョセフソン接合102、または超伝導材料の複数のループ、あるいはその両方を作成することができる。
したがって、図4A~図7Cに関して説明した製造段階は、超伝導材料の複数の電気的に連続的なパターンを実現することができる。例えば、1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の第1の電気的に連続的なパターンを形成することができる、1つもしくは複数の第2の超伝導材料110の第2の電気的に連続的なパターンを形成することができる、または1つもしくは複数の第3の超伝導材料302の第3の電気的に連続的なパターンを形成することができる、あるいはその組合せである。加えて、個々のパターンは超伝導材料の不均一な分布を含むことができる。例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の第1の電気的に連続的なパターンは、第1のパターンの第1の部分において1つもしくは複数の第1の超伝導材料104の超伝導材料、第1のパターンの第2の部分において1つもしくは複数の超伝導材料104の別の超伝導材料、または第1のパターンの第3の部分において1つもしくは複数の超伝導材料104のさらに別の超伝導材料、あるいはその組合せ、を含むことができる。その上、当業者であれば、図4A~図7Cに示した3つに加えて、超伝導材料のさらなるパターンも想定されることが認識されよう。
図8は、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の製造を容易にすることができる方法800のフロー図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。
802において、方法800は、1つまたは複数の基板106(例えば、図4A~図5Cに例示的に示される製造の第1の段階または第2の段階あるいはその両方に関して本明細書で説明されるように)上に1つまたは複数の第1の超伝導材料104を堆積することを含むことができる。802において堆積することは、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては蒸着、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。802において堆積することは、1つまたは複数の第1の超伝導材料104の1つまたは複数の第1のパターンを形成することができる。例えば、1つまたは複数の第1のパターンは、本明細書で様々な実施形態において説明されるようなリング形成であることができる。加えて、802において堆積することは、1つまたは複数の第1の超伝導材料104を、1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に(電気的に)結合することを容易にすることができる。さらには、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。
804において、方法800は、1つまたは複数の絶縁バリア(例えば、1つまたは複数の絶縁材料602)を、1つまたは複数の基板106(例えば、図6A~図6Cに例示的に示される製造の第3の段階に関して本明細書で説明されるように)の反対側であり得る1つまたは複数の第1の超伝導材料104の表面上に形成することを含むことができる。例えば、表面は1つまたは複数の第1の超伝導材料104の上面であり得る。1つまたは複数の実施形態では、804において形成することは、1つまたは複数の基板106上に先に堆積した(例えば、802において)1つまたは複数の第1の超伝導材料を酸化することを含むことができる。
806において、方法800は、1つまたは複数の絶縁バリア(例えば、1つまたは複数の絶縁材料602)上に1つまたは複数の第2の超伝導材料110を堆積し、1つまたは複数のジョセフソン接合102を形成することを含むことができる(例えば、図7A~図7Cに例示的に示される製造の第4の段階に関して本明細書で説明されるように)。806において堆積することは、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては蒸着、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。806において堆積することは、1つまたは複数の第2の超伝導材料110の1つまたは複数の第2のパターンを形成することができる。加えて、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。例えば、1つまたは複数の第2のパターンは、本明細書で様々な実施形態において説明されるような経路形成であることができる。加えて、806において堆積することは、1つまたは複数の第2の超伝導材料110を、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112に動作可能に(電気的に)結合することを容易にすることができる。1つまたは複数の実施形態では、806において堆積することは、1つまたは複数の基板106上に配置された超伝導材料の1つまたは複数の部分的に完成されたパターンをさらに完成させることができる。
図9は、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の製造を容易にすることができる方法900のフロー図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。
902において、方法900は、1つまたは複数の基板106(例えば、図4A~図5Cに例示的に示される製造の第1の段階または第2の段階あるいはその両方に関して本明細書で説明されるように)に、超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104)の第1のパターン(例えば、リング形成)を形成することを含むことができる。902において形成することは、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては蒸着、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。さらには、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。加えて、902において形成することは1つまたは複数の超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104)を、1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に(電気的に)結合することを容易にすることができる。902において形成された第1のパターンは、超伝導材料の完成されたパターンまたは超伝導材料の部分的なパターンであり得る。
904において、方法900は、超伝導材料の第1のパターンが1つまたは複数の基板106から1つまたは複数の絶縁バリア(例えば、1つまたは複数の絶縁材料602)を分離することができるように(例えば、図6A~図6Cに例示的に示される製造の第3の段階に関して本明細書で説明されるように)、1つまたは複数の超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104)の第1のパターンに隣接した1つまたは複数の絶縁バリア(例えば、1つまたは複数の絶縁材料602)を形成することを含むことができる。例えば、1つまたは複数の絶縁バリアを1つまたは複数の超伝導材料の上面に形成することができる。1つまたは複数の実施形態では、904において形成することは、1つまたは複数の超伝導材料の1つまたは複数の部分を酸化することを含むことができる。
906において、方法900は、1つまたは複数の絶縁バリアを横切る超伝導材料の1つまたは複数の第2のパターンを形成し、1つまたは複数のジョセフソン接合102を形成することを含むことができる(例えば、図7A~図7Cに例示的に示される製造の第4の段階に関して本明細書で説明されるように)。906において形成することは、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては蒸着、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。さらには、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。加えて、906において形成することは1つまたは複数の超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110)を、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112に動作可能に(電気的に)結合することを容易にすることができる。1つまたは複数の実施形態では、906において形成することは、1つまたは複数の基板106上に配置された超伝導材料の1つまたは複数の部分的に完成されたパターンをさらに完成させることができる。
図10は、本明細書において説明される1つまたは複数の実施形態による、例示の、非限定的な、1つまたは複数のグラジオメトリックSQUID100の製造を容易にすることができる方法1000のフロー図を示している。本明細書において説明される他の実施形態において採用される類似の要素の繰り返しの説明は簡略化のために省略する。
1002において、方法1000は、1つまたは複数の基板106(例えば、図4A~図4Cに例示的に示される第1の段階に関して本明細書で説明されるように)上に、超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104)の第1のパターン(例えば、リング形成)の第1の部分を形成することを含むことができる。1002において形成することは、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては蒸着、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。さらには、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。加えて、1002において形成することは1つまたは複数の超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第1の超伝導材料104)を、1つまたは複数の第1のキャパシタ・パッド108に動作可能に(電気的に)結合することを容易にすることができる。
1004において、方法1000は、1つまたは複数の基板106上に第1のパターンの第2の部分を形成して第1のパターンの第1の部分に接続されることを含むことができる(例えば、図5A~図5Cに例示的に示される第1の段階に関して本明細書で説明されるように)。例えば、第1のパターンの第1の部分を含む超伝導材料は、第1のパターンの第2の部分を含む超伝導材料とは異なる組成を有することができる。1004において形成することは、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては蒸着、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。加えて、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。
1006において、方法1000は、超伝導材料の第1のパターンが1つまたは複数の基板106から1つまたは複数の絶縁バリア(例えば、1つまたは複数の絶縁材料602)を分離することができるように(例えば、図6A~図6Cに例示的に示される製造の第3の段階に関して本明細書で説明されるように)、第2の部分に隣接した1つまたは複数の絶縁バリア(例えば、1つまたは複数の絶縁材料602)を形成することを含むことができる。例えば、1つまたは複数の絶縁バリアを、第1のパターンの第2の部分を含む1つまたは複数の超伝導材料の上面に形成することができる。1つまたは複数の実施形態では、1006において形成することは、1つまたは複数の超伝導材料の第1のパターンの第2の部分を酸化することを含むことができる。
1008において、方法1000は、1つまたは複数の絶縁バリアを横切る超伝導材料の1つまたは複数の第2のパターンを形成し、1つまたは複数のジョセフソン接合102を形成することを含むことができる(例えば、図7A~図7Cに例示的に示される製造の第4の段階に関して本明細書で説明されるように)。1006において形成することは、1つまたは複数の堆積技法によって容易にすることができ、堆積技法としては蒸着、熱蒸着、電子ビーム蒸着、電子ビーム・スパッタリング、イオン・スパッタリング、プラズマ・スパッタリング、パルスレーザ・スパッタリング、MBE成長、エピタキシャル成長、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。さらには、堆積は、1つまたは複数のリソグラフィ処理によって容易にすることができ、リソグラフィ処理としては電子ビーム・リソグラフィ、光学リソグラフィ、深紫外線リソグラフィ、直接レーザ・リソグラフィ、その組合せなどを挙げることができるが、それに限定されない。加えて、1006において形成することは1つまたは複数の超伝導材料(例えば、1つまたは複数の第2の超伝導材料110)を、1つまたは複数の第2のキャパシタ・パッド112に動作可能に(電気的に)結合することを容易にすることができる。1つまたは複数の実施形態では、1008において形成することは、1つまたは複数の基板106上に配置された超伝導材料の1つまたは複数の部分的に完成されたパターンをさらに完成させることができる。
当業者であれば、図4A~図7Cに関して本明細書で説明される製造の段階の様々な特徴または実施形態あるいはその両方が、本明細書で説明される方法(例えば、方法800、方法900、または方法1000あるいはその組合せ)の様々な特徴または実施形態あるいはその両方を容易にすることができることを認識されよう。さらには、本明細書で説明される様々な方法は、本明細書で説明される多くの実施形態の任意のまたはすべてのあるいはその両方の製造を容易にすることができる。
加えて、用語「または(or)」は、排他的「or」ではなく包括的「or」を意味することを意図されている。すなわち、特に明記しない限り、またはコンテキストから明らかではない限り、「Xは、AまたはBを採用する」とは、自然包括的並べ替えのうちの任意のものを意味することを意図されている。すなわち、XがAを採用する、XがBを採用する、またはXがAおよびBを両方採用する場合、「XがAまたはBを採用する」が前述の事例の任意のものの下で満足される。さらには、本主題の明細書および添付される図面内で使用される場合、冠詞「1つの(a)」および「1つの(an)」は、単数形を対象とするよう特に明記しない限り、またはコンテキストから明らかではない限り、一般的に「1つまたは複数の」を意味するものと解釈されるべきである。本明細書において使用される場合、用語「例(example)」または「例示の(exemplary)」あるいはその両方は、例、事例、または図示として機能することを意味するよう利用される。疑念の回避のため、本明細書において開示される主題はそのような例によって限定されない。加えて、本明細書において「例」または「例示の」あるいはその両方として説明されるあらゆる態様または設計は、必ずしも他の態様または設計よりも、好ましいまたは有利であるとして解釈される必要はなく、また当業者に既知の等価な例示の構造および技法を排除することも意図されていない。
もちろん、本開示を説明することを目的として、コンポーネント、製品または方法あるいはその組合せのすべての考えられる組合せを説明することは不可能だが、当業者であれば本開示の多くのさらなる組合せおよび並べ替えが可能であることを理解されよう。さらには、発明を実施するための形態、特許請求の範囲、付録および図面において用語「含む(includes)」、「有する(has)」、「所有する(possesses)」などが使用される範囲では、そのような用語は、請求項の移行句として採用される場合に「を備える(comprising)」が解釈される際の用語「を備える(comprising)」と類似するやり方で、包括的であることを意図されている。例示を目的として様々な実施形態の説明を提示してきたが、網羅的であること、または開示された実施形態に限定することは意図されていない。説明された実施形態の範囲および思想から逸脱することなく、多くの修正形態および変形形態が当業者にとって明らかとなろう。本明細書において使用される用語法は、実施形態の原理、実践的な用途もしくは市場で見られる技術に対する技術的な改善を最良に説明するため、または当業者の他の者が本明細書において開示される実施形態を理解できるように選ばれたものである。

Claims (20)

  1. 基板に配置される第1の超伝導材料の第1のパターンと、
    記第1の超伝導材料の第1のパターンを横切って延びる第2の超伝導材料の第2のパターンと、
    記第1超伝導材料の第1のパターンと前記第2超伝導材料の第2のパターンとを接続する第1の絶縁バリアを含む第1のジョセフソン接合と、
    前記第1の超伝導材料の第1のパターンを横切って延びる第3の超伝導材料の第3のパターンと、
    前記第3の超伝導材料の第3のパターンと前記第1の超伝導材料の第1のパターンとを接続する第2の絶縁バリアを含む第2のジョセフソン接合と
    を備える、装置。
  2. 前記第1の超伝導材料の第1のパターンが、第1のキャパシタ・パッドに動作可能に結合され、
    前記第2の超伝導材料の第2のパターンが前記第1の超伝導材料の第1のパターンを横切って延び、第2のキャパシタ・パッドに動作可能に結合され
    前記第3の超伝導材料の第3のパターンが前記第1の超伝導材料の第1のパターンを横切って延び、第3のキャパシタ・パッドに動作可能に結合される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記第1の超伝導材料の第1のパターンはリング形状であり、前記第2の超伝導材料の第2のパターンは経路形状である、請求項1または2に記載の装置。
  4. 超伝導体材料のリングと、
    前記超伝導体材料のリングを横切って配置される超伝導体材料の経路と、
    前記超伝導体材料のリングと前記超伝導体材料の経路とを接続する絶縁バリアを含むジョセフソン接合と
    を備える、装置。
  5. 前記ジョセフソン接合が、前記超伝導体材料の経路が前記超伝導体材料のリングと交差する位置に配置され、超伝導体-絶縁体-超伝導体接合を含む、請求項に記載の装置。
  6. 前記超伝導体材料のリングおよび前記超伝導体材料の経路が半導体基板上に配置され、前記超伝導体材料のリングが第1のキャパシタ・パッドに動作可能に結合され、前記超伝導体材料の経路が前記超伝導体材料のリングと交差して第2のキャパシタ・パッドに動作可能に接続する、請求項またはに記載の装置。
  7. 前記超伝導体材料のリングが第一種超伝導材料および第二種超伝導材料から成る第1の群から選択される材料を含み、前記超伝導体材料の経路が前記第一種超伝導材料および前記第二種超伝導材料から成る第2の群から選択される別の材料を含み、前記絶縁バリアが低温において電気的に絶縁性の誘電体材料である、請求項ないしのいずれか1項に記載の装置。
  8. 基板に配置される第1の超伝導路と、
    第1の位置で前記第1の超伝導路と交差する第2の超伝導路と、
    前記第1の位置に配置される第1のジョセフソン接合であって、前記第1の超伝導路の第1の超伝導体材料、前記第2の超伝導路の第2の超伝導体材料、および第1の絶縁バリアを含む、前記第1のジョセフソン接合と、
    第2の位置で前記第1の超伝導路と交差する第3の超伝導路と、
    前記第2の位置に配置される第2のジョセフソン接合であって、前記第1の超伝導路の前記第1の超伝導体材料、前記第3の超伝導路の第3の超伝導体材料、および第2の絶縁バリアを含む、前記第2のジョセフソン接合と
    を備える、装置。
  9. 前記第1の超伝導路が第一種超伝導材料および第二種超伝導材料から成る第1の群から選択される前記第1の超伝導材料を含み、前記第2の超伝導路が前記第一種超伝導材料および前記第二種超伝導材料から成る第2の群から選択される前記第2の超伝導材料を含み、前記第3の超伝導路が、前記第一種超伝導材料および前記第二種超伝導材料から成る第3の群から選択される前記第3の超伝導材料を含み、前記第1および第2の絶縁バリアが低温において電気的に絶縁性の誘電体材料である、請求項8に記載の装置。
  10. 前記装置がグラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスである、請求項1ないしのいずれか1項に記載の装置。
  11. 第1の超伝導材料の第1のパターンを基板上に堆積することと、
    前記基板とは反対側の前記第1の超伝導材料の表面に絶縁バリアを形成することと、
    前記絶縁バリアの上に第2の超伝導材料の第2のパターンを堆積して、第1のジョセフソン接合を形成することと
    前記第1の超伝導材料の第1のパターンの上に第3の超伝導材料の第3のパターンを堆積して、第2のジョセフソン接合を形成することと
    を含む、方法。
  12. 第1の超伝導材料の第1のパターンを基板上に堆積することと、
    前記基板とは反対側の前記第1の超伝導材料の表面に絶縁バリアを形成することと、
    前記絶縁バリアの上に第2の超伝導材料の第2のパターンを堆積して、ジョセフソン接合を形成することと
    を含
    前記第1のパターンはリング形状であり、前記第2のパターンは経路形状である、
    方法。
  13. 前記第1の超伝導材料の第1のパターンが動作可能に結合する第1のキャパシタ・パッドを形成することと、
    前記第2の超伝導材料の第2のパターンが前記第1の超伝導材料の第1のパターンを横切って延び、動作可能に結合する第2のキャパシタ・パッドを形成することと、
    をさらに含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記絶縁バリアを前記形成することが、前記第1の超伝導材料の少なくとも一部を酸化することを含む、請求項11ないし13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 第1の超伝導材料の第1のパターンの第1の部分を基板上に形成することと、
    前記基板上に第2の超伝導材料の前記第1のパターンの第2の部分を形成することとであって、前記第1のパターンの前記第2の部分の少なくとも一部は前記第1のパターンの前記第1の部分に接続するように形成することと、
    前記第1のパターンの前記第2の部分に隣接する絶縁バリアを形成することであって、前記第1のパターンの前記第2の部分が前記基板から前記絶縁バリアを分離するように、前記絶縁バリアを形成することと
    前記絶縁バリアを横切る、第3の超伝導材料の第2のパターンを形成して、ジョセフソン接合を形成することと
    を含む、方法。
  16. 前記基板上に、超伝導材料の第3のパターンを形成することと、
    前記第3のパターンの少なくとも一部に隣接する第2の絶縁バリアを形成することと、
    前記第2の絶縁バリアを横切る超伝導材料の第4のパターンを形成して、第2のジョセフソン接合を形成すること
    をさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1のパターンの第1の部分は、第1の超伝導路の第1の部分および第2の超伝導路の第1の部分を含み、
    前記第1のパターンの第2の部分は、前記第1の超伝導路の第2の部分および第3の超伝導路を含み、
    前記第2のパターンは、前記第1の超伝導路の第3の部分、前記第2の超伝導路の第2の部分を含み、
    前記ジョセフソン接合は、前記第1の超伝導路の前記第2の部分、前記第1の超伝導路の前記第2の部分に隣接して形成された前記絶縁バリア、および前記第2の超伝導路の第2の部分を含む第1のジョセフソン接合、並びに、前記第3の超伝導路、前記第3の超伝導路に隣接して形成された前記絶縁バリア、および前記第1の超伝導路の前記第3の部分を含む第2のジョセフソン接合を含む、
    請求項15に記載の方法。
  18. 前記第1の超伝導材料と、前記第2の超伝導材料とは異なる組成を有する、請求項15ないし17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記第2の超伝導材料がアルミニウムを含み、前記絶縁バリアがアルミニウム酸化物を含む、請求項11ないし18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 請求項11ないし19のいずれか1項に記載の方法を含、グラジオメトリック超伝導量子干渉デバイスの形成方法。
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