JP7435266B2 - サセプタ、化学気相成長装置及びエピタキシャルウェハの製造方法 - Google Patents

サセプタ、化学気相成長装置及びエピタキシャルウェハの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、サセプタと、このサセプタを用いた化学気相成長装置及びエピタキシャルウェハの製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコン(Si)に比べて絶縁破壊電界が1桁大きく、バンドギャップが3倍大きく、熱伝導率が3倍程度高い等の特性を有する。SiCはこれらの特性を有することから、パワーデバイス、高周波デバイス、高温動作デバイス等への応用が期待されている。このため、近年、上記のような半導体デバイスにSiCエピタキシャルウェハが用いられるようになっている。
SiCエピタキシャルウェハは、SiCウェハ(SiC基板)上にSiC半導体デバイスの活性領域となるSiCエピタキシャル膜を成長させることによって製造される。SiCウェハは、昇華法等で作製したSiCのバルク単結晶から加工して得られ、SiCエピタキシャル膜は、化学気相成長(Chemical Vapor Deposition:CVD)装置によって形成される。
このようなCVD装置の一例として、回転軸を中心に回転するサセプタを有する装置が知られている。サセプタ上に載置されたSiCウェハが回転することで、面内方向のガス供給状態を均一化し、SiCウェハ上に均一なSiCエピタキシャル膜を成膜することができる。SiCウェハは、手動あるいは自動の搬送機構を用いて、CVD装置内部に搬送され、サセプタ上に載置される。SiCウェハが載置されたサセプタを裏面より加熱し、SiCウェハ表面に上方から反応ガスを供給して成膜が行われる。
例えば、特許文献1には、成膜空間の外部で、サセプタ(ウェハ支持台)にSiCウェハを載置し、その後、SiCウェハが設置されたサセプタを成膜空間に搬送して、SiCエピタキシャル膜の成膜を行うように構成された化学気相成長装置が記載されている。この特許文献1に記載の化学気相成長装置では、サセプタの搬送手段としてアームが用いられている。
特開2017-117850号公報
近年の半導体デバイスの微細化や高密度化に伴って、SiCエピタキシャルウェハに対して、さらなる膜厚の均一性の向上が望まれている。しかしながら、特許文献1に記載されているように、SiCウェハが設置されたサセプタを成膜空間に搬送して、SiCエピタキシャル膜の成膜を行うように構成された化学気相成長装置においては、成膜空間に配置されたサセプタの位置にわずかなずれが生じることがある。そして、このわずかなサセプタの位置ずれによって、SiCウェハに成膜されたSiCエピタキシャル膜の膜厚が不均一となることがあった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、位置決めを精度よく行うことができるサセプタと、そのサセプタを用いた化学気相成長装置及びエピタキシャルウェハの製造方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明者らは、検討の結果、サセプタのSiCウェハが載置される面と反対側の面の中央に凸部を形成し、その凸部の側面に少なくとも3つのノッチを設けて、そのノッチのそれぞれに突起物を挿入してサセプタを固定することにより、サセプタを精度よく正確に位置決めすることができることを見出して、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、前記の課題を解決するため、以下の手段を提供する。
[1]気相成長によってエピタキシャル膜を成膜させるためのウェハが載置されるウェハ載置部を備える基部と、前記基部の前記ウェハ載置部を備える面と反対側の面の中央に形成された凸部とを有し、前記凸部の側面に少なくとも3つのノッチが設けられているサセプタ。
[2]前記凸部は円筒体もしくは円柱体であり、前記円筒体もしくは円柱体の中心が、前記ウェハ載置部の中心線上にある前記[1]に記載のサセプタ。
[3]前記ノッチが等間隔に配置されている前記[1]または[2]に記載のサセプタ。
[4]サセプタの位置決め装置と、前記サセプタを着脱可能に支持するための支柱を備えた炉体と、前記サセプタの位置決め装置にて所定の位置に配置された前記サセプタを、前記炉体の前記支柱に配置する搬送手段と、を有し、前記サセプタは、前記[1]~[3]のいずれか一つに記載のサセプタであって、前記サセプタの位置決め装置は、前記サセプタの前記ノッチのそれぞれに突起物を挿入することによって前記サセプタの位置を決める化学気相成長装置。
[5]ウェハを成膜空間に搬送し、前記成膜空間内で前記ウェハ上にエピタキシャル膜を成膜するエピタキシャルウェハの製造方法であって、前記[1]~[3]のいずれか一つに記載のサセプタの前記ノッチのそれぞれに突起物を挿入することによって前記サセプタを所定の位置に配置する位置決め工程と、所定の位置に配置された前記サセプタの前記ウェハ載置部に、前記ウェハを載置する載置工程と、前記ウェハが載置された前記サセプタを前記成膜空間に搬送する搬送工程と、搬送された前記サセプタに載置された前記ウェハ上にエピタキシャル膜を成膜する成膜工程と、を有するエピタキシャルウェハの製造方法。
本発明によれば、位置決めを精度よく行うことができるサセプタと、そのサセプタを用いた化学気相成長装置及びエピタキシャルウェハの製造方法を提供することが可能となる。
(a)は、本発明の第1実施形態に係るサセプタの模式断面図であり、(b)は、サセプタの模式底面図である。 本発明の第2実施形態に係る化学気相成長装置の構成を示す概念図である。 (a)は、図2に示す化学気相成長装置で用いられるサセプタ位置決め室の模式断面図であり、(b)は(a)のb-b線断面図である。 サセプタ位置決め室で有利に用いることができる突起物の一例の斜視図である。 図2に示す化学気相成長装置で用いられる炉体の模式断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るサセプタ、化学気相成長装置及びエピタキシャルウェハの製造方法について、図を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などは実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
<第1実施形態(サセプタ)>
図1は、本発明の第1実施形態に係るサセプタの構成を説明する模式図であり、(a)は、サセプタの断面図であり、(b)は、サセプタの底面図である。
図1に示すように、サセプタ10は、気相成長によってSiCエピタキシャル膜を成膜させるためのSiCウェハWが載置されるウェハ載置部12を備える基部11と、ウェハ載置部12を備える面と反対側の面の中央に備えられた凸部13とを有する。
サセプタ10の基部11は、円板状とされている。
ウェハ載置部12は、基部11の中央に備えられている。ウェハ載置部12は、SiCウェハWの位置ずれを防止するために、基部11の表面に対して低く落ち込んだ形状とされている。ウェハ載置部12の直径φは、基部11の直径φに対して50%以上80%以下の範囲内にあることが好ましい。
凸部13は、円筒体とされている。凸部13の中心は、ウェハ載置部12の中心線Cの上にある。凸部13は、底面が平坦とされている。凸部13の底面を平面上に配置することによって、サセプタ10は自立可能となっている。サセプタ10を安定して自立させるために、基部11の直径φ、ウェハ載置部12の直径φ及び凸部13の外径φは、直径φ<外径φ<直径φの順に大きくなっていて、(直径φ-外径φ)/(外径φ-直径φ)が0.5以上50以下の範囲内にあることが好ましい。凸部13の高さhは、サセプタ10全体hの高さに対して10%以上50%以下の範囲内にあることが好ましい。凸部13の厚さtは、1mm以上10mm以下の範囲内にあることが好ましい。
凸部13の側面には周方向に沿って3つのノッチ14が設けられている。3つのノッチ14はそれぞれ等間隔に配置されている。3つのノッチ14のそれぞれに突起物を挿入することによって、サセプタ10を移動できないように固定することができる。ノッチ14のサイズは、凸部13の強度を低下させない範囲であれば特に制限はない。凸部13の強度を低下させない観点から、ノッチ14の幅a(凸部13の周方向の長さ)のサイズは、凸部13の外周の長さの1%以上5%以下の範囲内にあることが好ましい。ノッチ14の高さhは、凸部13の高さhの20%以上50%以下の範囲内にあることが好ましい。ノッチ14の深さdは、凸部13の厚さtの20%以上50%以下の範囲内にあることが好ましい。
サセプタ10の材料としては、例えば、SiCなどのセラミックス、Ta、Mo、Wなどの金属を用いることができる。また、セラミックスや金属の無垢材のほかに、カーボン材料の表面をSiC、TaC等の炭化金属でコーティングした複合材を用いることができる。
以上のような構成とされた本実施形態に係るサセプタ10によれば、凸部13の側面に設けられた3つのノッチ14のそれぞれに突起物を挿入することによって、サセプタ10を移動できないように所望の位置で固定することができるので、サセプタ10の位置を比較的容易に正確に決めることが可能となる。
本実施形態のサセプタ10では、凸部13は円筒体とされているが、凸部13の形状は、これに限定されるものではない。例えば、凸部13の形状を、円柱体、多角柱体(例えば、三角柱体、四角柱体)、多角筒体(例えば、三角筒体、四角筒体)としてもよい。ただし、凸部13は、平面視において外周が円形であることが好ましい。すなわち、凸部13は、円筒体もしくは円柱体であることが好ましい。
また、本実施形態のサセプタ10では、凸部13の側面に設けられているノッチ14の数は3つとされているが、これに限定されるものではない。ノッチ14の数は、3つ以上であれば、特に制限はない。ただし、ノッチ14の数が多くなりすぎると、凸部13の強度が低下するおそれがある。このためノッチ14の数は8つ以下であることが好ましく、6つ以下であることが特に好ましい。
さらに、本実施形態のサセプタ10では、3つのノッチ14はそれぞれ等間隔に配置されているが、サセプタ10を移動できないように固定することができれば、ノッチ14の間隔は等間隔でなくてもよい。
またさらに、本実施形態のサセプタ10では、凸部13の底面が平坦で、サセプタ10は自立可能とされているが、これに限定されるものではない。例えば、サセプタ10を支持体で支持した状態で、ノッチ14のそれぞれに突起物を挿入することによって、サセプタ10を固定して、位置を決める構成としてもよい。
<第2実施形態(化学気相成長装置)>
次に、本発明の第2実施形態に係る化学気相成長装置を説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る化学気相成長装置の構成を示す概念図である。図3は、図2に示す化学気相成長装置のサセプタ位置決め室を説明する図面であって、(a)は模式断面図であり、(b)は(a)のb-b線断面図である。図4は、サセプタ位置決め室で有利に用いることができる突起物の一例の斜視図である。図5は、図2に示す化学気相成長装置の炉体の模式断面図である。
図2に示すように、化学気相成長装置100は、準備室20と、準備室20に接続するサセプタ位置決め室30と炉体40とを有する。
準備室20は、搬送用空間Pを形成する。準備室20は、アーム21を有する。アーム21は、SiCウェハが載置されたサセプタ10を、準備室20とサセプタ位置決め室30との間あるいは準備室20と炉体40との間で搬送する搬送手段として機能する。アーム21の先端部21aはU字状(刺又状)とされており、U字状の先端部21aでサセプタ10の凸部13を挟むようにしてサセプタ10の下部を支持して、サセプタ10を搬送する。
サセプタ位置決め室30は、図3に示すように、位置決め装置31が備えられている。位置決め装置31は、サセプタ10が配置される台座部32と、台座部32に設けられている長手方向に移動可能な突起物33とを有する。位置決め装置31は、台座部32に配置されたサセプタ10の凸部13の側面に設けられたノッチ14のそれぞれに突起物33を挿入することによって、サセプタ10を移動できないように固定する。これにより、サセプタ10の位置は決められる。
突起物33の形状としては、サセプタ10のノッチ14に挿入可能な形状であれば特に制限ない。突起物33の形状としては、図4の(a)に示すように、先端が三角柱状とされているもの、図4の(b)に示すように、先端の下方が突き出るように、三角柱を斜めに傾けた形状とされているものを用いることができる。また、図4の(c)に示すように、先端が角部を削った三角柱状とされているものを用いることができる。さらに、図4の(d)に示すように、先端の下方が突き出るように、角部を削った三角柱を斜めに傾けた形状とされているものを用いることができる。
サセプタ位置決め室30は、サセプタ10のウェハ載置部12にSiCウェハWを載置するためのウェハ載置装置(図示略)が備えられていて、サセプタ位置決め室30内にて、ウェハ載置部12にSiCウェハWを載置することができるようにされている。ウェハ載置部12にSiCウェハWを載置する工程は、サセプタ10の位置決めを実施した後に行うことが好ましい。
炉体40は、成膜空間Rを形成する。成膜空間Rは、成膜時は1600℃程度の高温となる。
炉体40の内部には、SiCウェハWが載置されたサセプタ10を、着脱可能に保持するためのサセプタ保持部41が設けられている。サセプタ保持部41は、サセプタ10が配置される設置部42と、設置部42を支持する支柱43とからなる。支柱43は回転可能とされている。また、炉体40の内部には、図示略のガス供給管及びヒーター等が設置されている。ガス供給管は、原料ガス、キャリアガス、エッチングガス等のガスを成膜空間Rに供給する。ヒーターは、成膜空間R内を加熱する。
炉体40と準備室20の間はシャッター50で仕切られている。サセプタ10を成膜空間Rに搬送する際はシャッター50を開いた状態とし、搬送時以外(特に、成膜時)はシャッター50を閉じた状態とする。シャッター50を閉じることによって、成膜時のガスや熱が成膜空間Rから流出することを防止して、成膜空間Rの環境を安定にすることができ、これにより生成するSiCエピタキシャル膜の均一性が向上する。
以上のような構成とされた本実施形態に係る化学気相成長装置100によれば、サセプタ10の凸部13の側面に設けられた3つのノッチ14と突起物33とを用いることによって、サセプタ10を移動できないように固定することができるので、サセプタ10の位置を正確に決めることが可能となる。このため、本実施形態の化学気相成長装置100を用いることによって、サセプタ10を、炉体40の、予め設定された所定の設置部42の上に配置することができ、これによりサセプタ10のウェハ載置部12に載置されたSiCウェハWの表面に、SiCエピタキシャル膜を均一に成膜することが可能となる。
また、本実施形態の化学気相成長装置100では、サセプタ位置決め室30は、ウェハ載置装置(図示略)が備えられていて、サセプタ位置決め室30内にて、ウェハ載置部12にSiCウェハWを載置することができるようにされているが、これに限定されるものではない。ウェハ載置部12にSiCウェハWを載置する工程は、サセプタ位置決め室30以外の場所で実施するようにしてもよい。
<第3実施形態(エピタキシャルウェハの製造方法>
次に、本発明の第3実施形態に係るエピタキシャルウェハの製造方法を、上記の化学気相成長装置100を用いた場合を例にとって説明する。
本実施形態のエピタキシャルウェハの製造方法では、まず、始めに、サセプタ位置決め室30に備えられた位置決め装置31の台座部32に、サセプタ10を配置する。
次に、サセプタ10のノッチ14のそれぞれにサセプタ位置決め室30の突起物33を挿入する。これによりSiCウェハWを載置したサセプタ10を、所定の位置に配置する(位置決め工程)。そして、台座部32に配置したサセプタ10のウェハ載置部12に、SiCウェハWを載置する(載置工程)。
次に、所定の位置に配置されたサセプタ10を、アーム21によって、サセプタ位置決め室30から準備室20に搬送し、次いで、準備室20において、アーム21の移動方向を変えて、サセプタ10を炉体40の設置部42の上に搬送する(搬送工程)。このときに、炉体40と準備室20の間を仕切るシャッター50を開いた状態とする。炉体40の設置部42の上にサセプタ10を配置し、アーム21を準備室20に戻した後、シャッター50を閉じた状態とする。
シャッター50が閉じられると、SiCエピタキシャル膜の成膜を開始する(成膜工程)。具体的には、ヒーター(図示略)にて、炉体40の成膜空間R内を加熱すると共に、ガス供給管(図示略)にて、原料ガス、キャリアガス、エッチングガス等のガスを成膜空間Rに供給する。成膜空間Rにて、支柱43を中心に設置部42と共にサセプタ10を回転させながら、サセプタ10に載置されたSiCウェハWに、加熱によって分解した原料ガスを接触させることによって、SiCエピタキシャル膜を成膜して、SiCエピタキシャルウェハを得る。
得られたSiCエピタキシャルウェハは、サセプタ10と共にアーム21によって、炉体40から準備室20に搬送する。そして、搬送されたサセプタ10からSiCエピタキシャルウェハを回収する。
以上のような構成とされた本実施形態に係るエピタキシャルウェハの製造方法によれば、位置決め工程にて、所定の位置に配置されたサセプタ10を、準備室20を介して炉体40の設置部42の上に搬送するので、サセプタ10を精度よく正確に設置部42の上に配置することができ、サセプタ10の配置位置を一定に維持することができる。このため、本実施形態のエピタキシャルウェハの製造方法を利用することによって、SiCウェハWの表面に、SiCエピタキシャル膜を均一に成膜することが可能となる。
本実施形態のエピタキシャルウェハの製造方法を、上記の化学気相成長装置100を用いた場合を例にとって説明したが、本実施形態のエピタキシャルウェハの製造方法は、上記の化学気相成長装置100以外の装置を用いて実施することができる。
例えば、化学気相成長装置100は、位置決め装置31を備えたサセプタ位置決め室30を有する構成であるが、位置決め装置31の配置位置はこれに限定されるものではない。例えば、準備室20に位置決め装置31を配置してもよい。
また、本実施形態では、エピタキシャルウェハとしてSiCエピタキシャルウェハを製造したが、本実施形態のエピタキシャルウェハの製造方法は、SiCエピタキシャルウェハ以外のエピタキシャルウェハを製造する際にも利用することができる。
10 サセプタ
11 基部
12 ウェハ載置部
13 凸部
14 ノッチ
20 準備室
21 アーム
21a 先端部
30 サセプタ位置決め室
31 位置決め装置
32 台座部
33 突起物
40 炉体
41 サセプタ保持部
42 設置部
43 支柱
50 シャッター
100 化学気相成長装置

Claims (5)

  1. 気相成長によってエピタキシャル膜を成膜させるためのウェハが載置されるウェハ載置部を備える基部と、
    前記基部の前記ウェハ載置部を備える面と反対側の面の中央に形成された凸部とを有し、
    サセプタの位置決め装置の所定の位置に配置した場合に、
    前記凸部の側面において、前記サセプタの位置決め装置が有する突起物を挿入できる少なくとも3つの位置に、ノッチが設けられており、
    前記サセプタの位置決め装置は、炉体から着脱可能なサセプタを、前記炉体の外部から内部に搬送するための装置であるサセプタ。
  2. 前記凸部は円筒体もしくは円柱体であり、前記円筒体もしくは円柱体の中心が、前記ウェハ載置部の中心線上にある請求項1に記載のサセプタ。
  3. 前記ノッチが等間隔に配置されている請求項1または2に記載のサセプタ。
  4. サセプタの位置決め装置と、
    前記サセプタを着脱可能に支持するための支柱を備えた炉体と、
    前記サセプタの位置決め装置にて所定の位置に配置された前記サセプタを、前記炉体の前記支柱に配置する搬送手段と、を有し、
    前記サセプタは、請求項1~3のいずれか一項に記載のサセプタであって、
    前記サセプタの位置決め装置は、前記サセプタの前記ノッチのそれぞれに、前記サセプタの位置決め装置が有する突起物を挿入することによって前記サセプタの位置を決める化学気相成長装置。
  5. ウェハを成膜空間に搬送し、前記成膜空間内で前記ウェハ上にエピタキシャル膜を成膜するエピタキシャルウェハの製造方法であって、
    請求項1~3のいずれか一項に記載のサセプタの前記ノッチのそれぞれに、前記サセプタの位置決め装置が有する突起物を挿入することによって前記サセプタを所定の位置に配置する位置決め工程と、
    所定の位置に配置された前記サセプタの前記ウェハ載置部に、前記ウェハを載置する載置工程と、
    前記ウェハが載置された前記サセプタを前記成膜空間に搬送する搬送工程と、
    搬送された前記サセプタに載置された前記ウェハ上にエピタキシャル膜を成膜する成膜工程と、を有するエピタキシャルウェハの製造方法。
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