JP7434391B2 - シートベルト用リトラクタ - Google Patents
シートベルト用リトラクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7434391B2 JP7434391B2 JP2022036691A JP2022036691A JP7434391B2 JP 7434391 B2 JP7434391 B2 JP 7434391B2 JP 2022036691 A JP2022036691 A JP 2022036691A JP 2022036691 A JP2022036691 A JP 2022036691A JP 7434391 B2 JP7434391 B2 JP 7434391B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pawl
- motor
- friction member
- rotates
- rotating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 6
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 239000003721 gunpowder Substances 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
第2パウル70は、ガイドリング60の外周面に接触して、ガイドリング60に対する摩擦力を調整する。第2パウル70は、ガイドリング60を押圧可能な押圧部71を有している。第2パウル70は、正面視、例えば「ヘ」字状のような、一端側から他端側にかけて中央部72で屈曲する形状を有しており、この一端側に押圧部71を有している。第2パウル70の他端側には、第2リターンスプリング80の一端が接触されている。
まず、図8に示すように、モータ4の停止時(非駆動時)では、第1パウル40は、ラチェット30に対して係合しない非係合位置にある。このとき、第1パウル40の係合部41は、第1リターンスプリング50の付勢力によって、ガイドリング60のカム部65に当接する。また、第2パウル70は、ガイドリング60を押圧しない非押圧位置にある。このとき、第2パウル70の押圧部71は、第2リターンスプリング80及びフリクションスプリング90のばね力のバランスによって、ガイドリング60の外周面を押圧又は接触しない。また、ガイドリング60の連結片66は、ファイナルギア9の連結溝9bの一方の端部側(反時計周り方向の端部側)に位置しており、連結溝9bの他方の端部側には隙間が存在している。
図9に示すように、モータ4が正転し始めると、出力ギア7、アイドルギア8及びファイナルギア9が矢印100の方向に回転し始める。すると、ファイナルギア9は、まず、連結溝9bにおける上記の隙間分、ガイドリング60に対して相対的に回転する。そして、この相対的な回転によって、連結溝9bの他方の端部(時計周り方向の端部)がガイドリング60の連結片66に接触し、これにより連結溝9bと連結片66とが連結する。かかる連結を介して、ガイドリング60が、ファイナルギア9と同方向(矢印100の方向)に一体的に回転しようとする。
その後、モータ4が所定の回転数(第1の回転数)を超えてさらに正転すると、第1パウル40がラチェット30に係合した状態で、ファイナルギア9の回転とともにラチェット30が一体回転する。これにより、モータ4の回転がスピンドル3に伝達されて、シートベルト2が巻き取られる。
次に、図10に示すように、モータ4が停止すると、ファイナルギア9の回転が止まるため、ラチェット30及びガイドリング60の回転が止まる。また、アイドルギア8の回転が止まるため、フリクションスプリング90から第2パウル70への力F2がなくなる。そして、第2リターンスプリング80の付勢力によって、第2パウル70がガイドリング60を押圧しない非押圧位置に移動させられる。すなわち、停止したガイドリング60は、第2パウル70による摩擦力を低下又は解放される。
上述したように、他の実施態様では、クラッチONからクラッチOFFへと切り替える際に、モータ4を少し逆転させてもよい。図9は、モータ4を第1の回転数だけ正転させたときを示したものであるが、図9を参照して説明する。
Claims (14)
- シートベルトを巻き取るスピンドルと、
前記スピンドルを回転させる動力を発生するモータと、
前記モータからの動力を前記スピンドルに伝達可能な動力伝達機構と、を備えたシートベルト用リトラクタであって、
前記動力伝達機構は、前記モータが第1の方向に回転するとき、前記モータから前記スピンドルへの動力の伝達を可能にするクラッチ機構を備え、
前記クラッチ機構は、
前記スピンドルとともに回転する第1回転部材と、
前記第1回転部材に対して係合する係合位置と係合しない非係合位置との間で移動可能に構成された第1パウルと、
前記第1パウルを保持し、前記モータの回転に応じて回転する第2回転部材と、
前記第2回転部材と一体的に及び相対的に回転可能に構成されたフリクション部材と、
前記フリクション部材に対する摩擦力を調整する第2パウルと、を備え、
前記クラッチ機構は、
前記モータが前記第1の方向に第1の回転数だけ回転する際、前記第2パウルによって前記フリクション部材に対する摩擦力を高め、前記フリクション部材に対する前記第2回転部材の相対的な回転によって前記第1パウルを前記非係合位置から前記係合位置に移動させ、それにより前記モータから前記スピンドルへの動力の伝達を遮断したOFF状態から、前記モータから前記スピンドルへの動力の伝達を可能にするON状態に切り替わり、かつ、
前記モータが前記第1の方向と反対の第2の方向に前記第1の回転数よりも少ない第2の回転数だけ回転する際、又は、前記モータが停止する際、前記第2パウルによる前記フリクション部材に対する前記摩擦力を低下させ又は解放し、前記第2回転部材に対する前記フリクション部材の相対的な回転によって前記第1パウルを前記係合位置から前記非係合位置に移動させ、それにより前記ON状態から前記OFF状態に切り替わるように構成されている、シートベルト用リトラクタ。 - 前記第2パウルは、前記フリクション部材の外周面に接触して前記摩擦力を調整する、請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記第2パウルは、前記フリクション部材を押圧可能な押圧部を有し、前記フリクション部材に対する前記押圧部の移動によって前記摩擦力を調整するように構成されている、請求項1又は2に記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記第2パウルの前記押圧部は、前記モータの回転に連動して移動する、請求項3に記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記第2パウルは、
前記モータが前記第1の方向に前記第1の回転数だけ回転する際、前記押圧部が前記フリクション部材を押圧することによって、前記フリクション部材の回転を停止させ、
前記モータが前記第2の方向に前記第2の回転数だけ回転する際、又は、前記モータが停止する際、前記押圧部による前記フリクション部材への押圧を解放する、請求項4に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記クラッチ機構は、前記第2パウルと、前記モータの回転に応じて回転する第3回転部材とを連結するフリクションスプリングをさらに備え、
前記フリクションスプリングは、
前記モータが前記第1の方向に回転するとき、前記押圧部が前記フリクション部材を押圧する方向に前記第2パウルを移動させ、
前記モータが前記第2の方向に回転するとき、前記押圧部が前記フリクション部材から離れる方向に前記第2パウルを移動させる、請求項3から5のいずれか一項に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記第2回転部材は、ファイナルギアであり、
前記第3回転部材は、前記ファイナルギアに噛み合うアイドルギアである、請求項6に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記クラッチ機構は、前記第2パウルを、前記押圧部が前記フリクション部材から離れる方向に付勢する第2リターンスプリングをさらに備えた、請求項6又は7に記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記クラッチ機構は、前記第2回転部材に保持され、前記第1パウルを前記非係合位置に向かって付勢する第1リターンスプリングをさらに備えた、請求項1から8のいずれか一項に記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記第1リターンスプリングは、
前記モータが前記第1の方向に前記第1の回転数だけ回転する際、前記第2回転部材と一緒に回転し、前記第1パウルが前記第1リターンスプリングに抗して前記係合位置に移動することを許容し、
前記モータが前記第1の回転数後にさらに前記第1の方向に回転する際、前記第2回転部材と一緒に回転し、前記第1パウルが前記係合位置にとどまることを許容し、
前記モータが前記第2の方向に前記第2の回転数だけ回転する際、又は、前記モータが停止する際、前記第1パウルを付勢して、それにより当該第1パウルが前記フリクション部材を前記第2回転部材に対して相対的に回転させるように構成されている、請求項9に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記第1回転部材は、被係合部を有し、
前記第1パウルは、前記係合位置において前記被係合部に係合し且つ前記非係合位置において前記被係合部から離脱する係合部を有し、
前記第1リターンスプリングは、前記第1パウルを、前記係合部が前記被係合部から離脱する方向に付勢する、請求項10に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記第1パウルの前記係合部は、前記モータが前記第2の方向に前記第2の回転数だけ回転する際、又は、前記モータが停止する際、前記第1リターンスプリングによって前記被係合部から離脱する方向に動き、前記フリクション部材を押して、前記フリクション部材を前記第2回転部材に対して相対的に回転させる、請求項11に記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記第1リターンスプリング、前記係合部及び前記フリクション部材は、前記モータが前記第2の方向に前記第2の回転数だけ回転する際、又は、前記モータが停止する際、前記係合部が前記フリクション部材を押す力に、前記フリクション部材を回転させる方向の分力を含むように構成されている、請求項12に記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記第2回転部材は、連結受け部を有し、
前記フリクション部材は、前記連結受け部に対応して連結部を有し、
前記モータが前記第1の方向に回転する際、まず、前記フリクション部材に対する前記第2回転部材の相対的な回転によって前記連結受け部に前記連結部が連結し、その後、前記連結部及び前記連結受け部の連結を介して前記フリクション部材が前記第2回転部材と一体的に回転し、
前記クラッチ機構の前記ON状態から、前記モータが前記第2の方向に回転する際、又は、前記モータが停止する際、前記フリクション部材は、前記連結部及び前記連結受け部の前記連結が解除される方向へと、前記第2回転部材に対して相対的に回転することを許容される、請求項1から13のいずれか一項に記載のシートベルト用リトラクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022036691A JP7434391B2 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | シートベルト用リトラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022036691A JP7434391B2 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | シートベルト用リトラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023131753A JP2023131753A (ja) | 2023-09-22 |
JP7434391B2 true JP7434391B2 (ja) | 2024-02-20 |
Family
ID=88064694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022036691A Active JP7434391B2 (ja) | 2022-03-09 | 2022-03-09 | シートベルト用リトラクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7434391B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005289260A (ja) | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Tokai Rika Co Ltd | ウエビング巻取装置 |
JP2007314058A (ja) | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Honda Motor Co Ltd | 車両のシートベルト装置 |
US20080041651A1 (en) | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Kevin Wei-Loong Ng | Clutch device for seatbelt retractor |
JP2009078633A (ja) | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Autoliv Development Ab | シートベルト用リトラクタ |
WO2011059010A1 (ja) | 2009-11-11 | 2011-05-19 | オートリブ ディベロップメント エービー | シートベルト用リトラクタ |
WO2016199525A1 (ja) | 2015-06-08 | 2016-12-15 | オートリブ ディベロップメント エービー | シートベルト用リトラクタ |
JP2020083147A (ja) | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウェビング巻取装置 |
-
2022
- 2022-03-09 JP JP2022036691A patent/JP7434391B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005289260A (ja) | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Tokai Rika Co Ltd | ウエビング巻取装置 |
JP2007314058A (ja) | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Honda Motor Co Ltd | 車両のシートベルト装置 |
US20080041651A1 (en) | 2006-08-18 | 2008-02-21 | Kevin Wei-Loong Ng | Clutch device for seatbelt retractor |
JP2009078633A (ja) | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Autoliv Development Ab | シートベルト用リトラクタ |
WO2011059010A1 (ja) | 2009-11-11 | 2011-05-19 | オートリブ ディベロップメント エービー | シートベルト用リトラクタ |
WO2016199525A1 (ja) | 2015-06-08 | 2016-12-15 | オートリブ ディベロップメント エービー | シートベルト用リトラクタ |
JP2020083147A (ja) | 2018-11-28 | 2020-06-04 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウェビング巻取装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023131753A (ja) | 2023-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4630181B2 (ja) | モータリトラクタ | |
JPH0872671A (ja) | プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター | |
JP7542620B2 (ja) | シートベルトリトラクタ | |
JP2006327556A (ja) | シートベルトリトラクタおよびこれを備えたシートベルト装置 | |
JP2006282097A (ja) | シートベルト用リトラクター | |
CN111231886B (zh) | 安全带卷绕装置 | |
JP2005088838A (ja) | シートベルトリトラクタ | |
JP2006103453A (ja) | シートベルトリトラクタおよびこれを用いたシートベルト装置 | |
JP5542526B2 (ja) | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 | |
US8857854B2 (en) | Passenger restraint device for vehicles | |
JP5648924B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP5135604B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP7434391B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JPH0764248B2 (ja) | 安全ベルト拘束システムのベルト巻取り器 | |
JP5112964B2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
JP4671254B2 (ja) | シートベルト巻き取り装置 | |
JP3609465B2 (ja) | プリテンショナー付きシートベルト用リトラクター | |
JP2011230558A (ja) | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 | |
JP2003212089A (ja) | ウエビング巻取装置 | |
JP4101481B2 (ja) | 自動車用シートベルトの巻取り装置 | |
JP4526106B2 (ja) | シートベルト巻取り装置 | |
JP5263626B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP2024128792A (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP2006159982A (ja) | シートベルト用リトラクター | |
JP2012020641A (ja) | シートベルト装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7434391 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |