JP7433634B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、この種の遊技機の中には演出ボタン(操作手段)を備え、遊技者が当該演出ボタンを操作することに基づいて進行中の遊技演出に変化を生じさせるようにしたものが存在する。つまり、演出ボタンの操作が有効化される期間(以下、有効期間という)が設定される遊技演出を実行中において、当該有効期間中に遊技者が演出ボタンを操作することに基づいて、所謂「ボタン演出(操作演出)」を実行可能とするものが知られている(特許文献1を参照)。ここで、本明細書において「ボタン演出」とは、演出ボタンに施す操作に基づいて、演出手段(演出図柄表示装置、可動役物等)で実行される演出(演出ボタンに施す操作に基づいて、遊技演出に付加される演出)を指す。
しかし、この具体例において、有効時間となってから早めに(所定時期になるよりも前に)、演出ボタンを操作すると、その操作したタイミングで可動役物は作動(落下)するが、作動後(落下後)の余った時間においても、可動役物を更に作動させる(例えば、目的の高さよりも更に低所まで落下させ続ける)等の不自然で違和感のある演出を行うことが必要であった。
遊技者が操作可能な操作手段と、
所定の条件の成立に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定が実行されると、変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、
前記当否判定が実行される度に、識別情報の変動表示を前記変動パターン選択手段が選択した変動パターンが特定する変動時間に亘って実行した後、前記当否判定の結果を示す結果情報を停止表示する識別情報変動表示手段と、
前記識別情報の変動表示に対応する遊技演出を実行する演出手段と、
前記変動パターン選択手段が選択した変動パターンが、所定の変動パターンである場合、前記遊技演出中において前記操作手段の操作が有効化される有効期間を設定する有効期間設定手段と、
該有効期間中に前記操作手段に操作が施されることに基づき、前記演出手段を用いて操作演出を実行する操作演出実行手段と、
前記識別情報変動表示手段に、前記結果情報として前記当否判定の結果が当選であることを示す当選情報を停止表示することに基づき、遊技者にとって有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、
を具備する遊技機(以下、前提となる遊技機という)であって、
前記操作演出として、前記有効期間中に前記操作手段に操作が施されることに基づいて、所定タイミング以降に実行される特定演出と、前記特定演出とは演出内容が異なる関連演出を少なくとも実行可能であり、
前記操作手段に操作が施される操作タイミングが、所定タイミング以降であることを条件に、該操作タイミングで前記特定演出と前記関連演出とを開始し、
前記操作手段に操作が施される操作タイミングが、所定タイミングよりも前であることを条件に、該操作タイミングで前記関連演出を開始し、該所定タイミングで前記特定演出を開始することを特徴(以下、第1特徴という)とする。
これに対して、有効期間中において操作手段を操作する操作タイミングが早くなっても、操作タイミングで関連演出(先行する演出)を実行し、所定タイミングで特定演出を行う。つまり、操作手段を操作するタイミングが早くなっても、直ちに特定演出を含む操作演出(特定演出と関連演出)を行うのではなく、先ず、関連演出(間を持たせる演出)を実行し、所定タイミングで特定演出を行う。
従って、第1特徴によると、操作手段の操作タイミングが予定(所定タイミング)よりも早くなっても、違和感が少ない演出(ボタン演出)を実行可能である。
第1特徴を備える遊技機において、
前記演出手段として複数の可動演出手段を備え、前記特定演出は特定の可動演出手段を駆動させる演出であり、前記関連演出は、該特定の可動演出手段とは異なる可動演出手段を駆動させる演出であることを特徴(以下、第2特徴という)として備えてもよい。
つまり、第2特徴によると、所定タイミングになるまでに操作手段に操作が施されていない場合には、特定の可動演出手段(特定演出)及び特定の可動演出手段以外の可動演出手段(関連演出)が作動する。
また、所定タイミングになるよりも前に操作が施される場合には、特定の可動演出手段以外の可動演出手段(関連演出)が先ず作動し、所定タイミングになると特定の可動演出手段が作動する。つまり、所定タイミングになるよりも前に操作が施される場合、先ず、間を持たせるため、特定の可動演出手段以外の可動演出手段が作動し、そして、所定タイミングになると特定の可動演出手段が作動することを示している。
つまり、弾球遊技機(パチンコ機)においては、始動口に遊技球が入賞することに基づいて当否判定を実行し、回胴式遊技機(スロットマシーン)においては、レバー操作に基づいて当否判定を実行する。
図1に示すように、遊技機の一種であるパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53の他方側には図4に記載する内枠70が取り付けられており、内枠70は外枠51に対して開閉可能な構成になっている。前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に記載する遊技盤1が内枠70に取り付けられている。
また、上皿55の上部ほぼ中央には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられている。
遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり演出図柄を表示する。)の画面6aを臨ませる窓等を備えている。
ここで、第1モータM1としてステピングモータを例示でき、駆動機構として歯車とラック等を備える駆動機構を例示できる。また、上限センサS1は第1可動役物本体51Aが上限位置にあることを検出するためのセンサであり、下限センサS2は第1可動役物本体51Aが下限位置にあることを検出するためのセンサである。
一方、第1可動役物本体51Aが下限位置にある場合、第1モータM1の駆動軸を他方の回転方向に回転させると、第1可動役物本体51Aは上方に向かって移動する。そして、上限センサS1が第2可動役物本体51Aを検出すると、第1モータM1の駆動を停止する。これにより、第1可動役物本体51Aの位置は上限位置に維持される。
第2可動役物5Bは「剣」をあしらった可動物である。この第2可動役物5Bは、センターケース5の左側縁部寄りに下端部が回動可能に支持されるとともに、演出図柄表示装置6の画面6aに略平行な平面内で揺動可能とされた第2可動役物本体51Bと、第2モータM2(図5を参照)と、第2モータM2の駆動力を第2可動役物本体51Bに伝達する駆動機構(図示を省略)と、待機姿勢センサS3(図5を参照)と、駆動姿勢センサS4(図5を参照)と、を備える。
ここで、第2モータM2としてステピングモータを例示でき、駆動機構として歯車とラック等を備える駆動機構を例示できる。また、待機姿勢センサS3は第2可動役物本体51Bの姿勢が待機姿勢(起立姿勢)にあることを検出するためのセンサであり、駆動姿勢センサS4は第2可動役物本体51Bの姿勢が駆動姿勢にあることを検出するためのセンサである。
但し、第2可動役物5Bによって関連演出を行う際等には、第2可動役物本体51Bはその下端側の支点C1を基準に回動し、駆動姿勢(前傾姿勢)に姿勢変更する。また、待機姿勢センサS3が第2可動役物本体51Bを検出した状態(第2可動役物本体51Bが待機姿勢にあるとき)、図2に示すように、第2可動役物本体51Bは演出図柄表示装置6の画面6aの前方を外れた位置に配置される。
一方、第2可動役物本体51Bが駆動姿勢にある場合、第2モータM2の駆動軸を他方の回転方向に回転させると、第2可動役物本体51Bは、その下端部側の支点C1を基準に左方向に回転し(遊技者から見て左回転し)、画面6aの前方を避けた位置に待避する。そして、待機センサ53Bが第2可動役物本体51Bを検出すると、第2モータM2の駆動を停止する。これにより、第2可動役物本体51Bの姿勢は待機姿勢(起立姿勢)に維持される。
第3可動役物5Cは「盾」をあしらった可動物である。この第3可動役物5Cは、センターケース5の右側縁部側が回動可能に支持されるとともに、演出図柄表示装置6の画面6aに略平行な平面内を揺動可能とされた第3可動役物本体51Cと、第3モータM3(図5を参照)と、第3モータM3の駆動力を第3可動役物本体51Cに伝達する駆動機構(図示を省略)と、待機姿勢センサS5(図5を参照)と、駆動姿勢センサS6(図5を参照)と、を備える。
ここで、第3モータM3としてステピングモータを例示でき、駆動機構として歯車とラック等を備える駆動機構を例示できる。また、待機姿勢センサS5は第3可動役物本体51Cが待機姿勢(起立姿勢)にあることを検出するためのセンサであり、駆動姿勢センサS6は第3可動役物本体51Cが駆動姿勢(前傾姿勢)にあることを検出するためのセンサである。
一方、第3可動役物本体51Cが駆動姿勢にある場合、第3モータM3の駆動軸を他方の回転方向に回転させると、第3可動役物本体51Cは、その下端部側の支点C2を基準に右方向に回転し(遊技者から見て右回転し)、画面6aの前方を避けた姿勢に姿勢変更する。そして、待機センサ53Cが第3可動役物本体51Cを検出すると、第3モータM3の駆動を停止する。これにより、第3可動役物本体51Cの姿勢は待機姿勢に維持される(図3の破線を参照)。
また、センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して、特別図柄(特図とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第1始動口11及び第2始動口12が、上下に並んで配設されている。このパチンコ機50は、第1始動口11への入球により変動する第1特別図柄(以下、第1特図ともいう)と、第2始動口12への入球により変動する第2特別図柄(以下、第2特図ともいう)との2種類の特別図柄を備える。また、第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。
第2始動口12への入球により第2特別図柄の大当り決定用乱数、大当り図柄決定乱数、第2特別図柄の変動パターン決定用乱数などの複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。また、これら乱数に応じて第2特別図柄の当否判定が実行され、結果は大当り、又は外れのいずれかの判定がなされる。
また、普通電動役物として構成された第2始動口12は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。そして、第2始動口12の下方には、大当り抽選で当ると行われる大当り遊技の際に開放される特別電動役物からなる大入賞口14が配設されている。また、遊技領域3における向かって左下の領域(遊技領域3において遊技球の発射強度が所定以下である場合に遊技球が到達する左打ち領域の下方側)には、複数の一般入賞口13が配設されている。
また、遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6のLCDパネルが配設され、LCDパネルの画面上(演出図柄表示装置6の前面6a)では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出が行われる。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘4が植設されており、盤面最下部にはアウト口2dが設けられている。
また、外枠51に対して内枠70が閉鎖状態になると内枠スイッチ36(図5を参照)がON状態となり、外枠51に対して内枠70が開放状態になると内枠スイッチ36がOFF状態となる。更に、ガラス枠開放スイッチ35を内枠70の裏面側に設けることができる。
本パチンコ機50は、バックアップ電源を備え、少なくとも、主制御装置80、払出制御装置81に設けられたRAMの内容を保持する構成である。尚、パチンコ機50では、サブ統合制御装置83に設けられたRAMの内容は保持されない。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9及び第2特別図柄表示装置10の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、普通図柄表示装置7、普通図柄保留表示装置8の点灯を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータ87に送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
なお、本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
そして、音声制御装置としての機能部(図5において音声制御部83aと表記)は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御、つまり、音量の制御や、音声の種類(例えば、報知音の種類等を制御)する。また、ランプ制御装置としての機能部(図5においてランプ制御部83bと表記)は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、演出ボタン67、ジョグダイヤル68が接続されており、遊技者が演出ユニット67、68を操作した際には、その操作信号がサブ統合制御装置83に入力される。なお、ジョグダイヤル68を演出図柄制御装置82に接続する構成にしてもよい。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面6aに表示させる。
なお、本実施例では、サブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置82は別々の装置に分かれているが、1つの装置にまとめる構成にしてもよい。
パチンコ機50は、第1始動口11への入球に起因して第1特別図柄の当否判定が、第2始動口12への入球に起因して第2特別図柄の当否判定が実行される。そして、当否判定に応じて、決定された変動時間に基づいて第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10と演出図柄表示装置6の図柄変動を開始する。その後、第1又は第2特別図柄の変動時間を経過して、第1又は第2特別図柄表示装置10にて第1又は第2特別図柄の確定図柄が表示されると、演出図柄表示装置6に特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)に対応する演出図柄が確定表示して特別図柄の当否判定の結果を報知する。
第1特別図柄又は第2特別図柄の当否判定の結果が大当りとなり、特別図柄(第1特別図柄、第2特別図柄)が大当り図柄で確定表示されると、条件装置が作動することによって役物連続作動装置が作動して大入賞口14が賞球の獲得に有利な所定の態様で開放される大当り遊技が実行される。
また、確定表示された大当り図柄が通常大当り図柄である場合、大当り遊技の終了後のパチンコ機50の遊技状態は、通常確率遊技状態(通常確率状態)で、しかも開放延長状態となる。この通常確率状態で、しかも開放延長状態は、大当りを生ずることなく、所定回数(100回)の変動表示を行うと終了する。
本実施例のパチンコ機50は、所謂「確変機」であり、高確率状態における第1特別図柄及び第2特別図柄の大当り確率は、通常確率状態(大当り判定確率が通常確率)における第1特別図柄及び第2特別図柄の大当り確率の約10倍となっている。つまり、通常確率状態での大当り判定確率が「1/300」、高確率状態での大当り判定確率が「1/30」とされている。
普通図柄の当選確率は、非開放延長状態(非時短状態)で「1/6」に設定され、開放延長状態(時短状態)で「5/6」に設定されている。
普通電動役物(第2始動口12)の開放時間は、非開放延長状態(非時短状態)において「0.3秒を1回」であり、開放延長状態(時短状態)において「1秒を2回」である。
普通図柄の変動時間は、非開放延長状態で平均5秒、開放延長状態で平均1秒とされている。
一方の大当り遊技が、第1当否判定の結果として確変大当り図柄が確定表示された場合に実行されることに基づいて実行される大当り遊技であり、大当り遊技の終了後に確変遊技状態(高確率状態)で、しかも開放延長状態(時短状態)に移行する。この確変遊技状態(高確率状態)は、当否判定の実行回数が10000回になるか、当否判定の結果が大当りになるまで継続する。
また、他方の大当り遊技が、第1当否判定の結果として通常大当り図柄が確定表示された場合に実行されることに基づいて実行される大当り遊技であり、大当り遊技の終了後に確変遊技状態にしないが、開放延長状態(時短状態)に移行する。この開放延長状態(時短状態)は、大当りを発生するか、当否判定の実行回数が100回になるまで継続する。
そして、第1当否判定の結果が大当りである場合、確定表示される大当り図柄が、確変大当り図柄若しくは通常大当り図柄に50%の比率で振分られる。
一方の大当り遊技が、第2当否判定の結果として確変大当り図柄が確定表示された場合に実行されることに基づいて実行される大当り遊技であり、大当り遊技の終了後に確変遊技状態(高確率状態)でしかも、開放延長状態(時短状態)には移行する。この確変遊技状態(高確率状態)も、当否判定の実行回数が10000回になるか、当否判定の結果が大当りになるまで継続する。
また、他方の大当り遊技が、第2当否判定の結果として通常大当り図柄が確定表示された場合に実行されることに基づいて実行される大当り遊技であり、大当り遊技の終了後に確変遊技状態に移行しないが、開放延長状態(時短状態)に移行する。この開放延長状態(時短状態)は、大当りを発生するか、当否判定の実行回数が100回になるまで継続する。
なお、以下の説明において、確変大当り図柄が確定表示されることになる大当りを「確変大当り」、通常大当り図柄が確定表示されることになる大当りを「通常大当り」と称する。
まず、パチンコ機50の主制御装置80が実行するメインルーチンについて、図8に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、このメインルーチンは、約2ms毎のハード割り込みにより定期的に実行される。本実施例では、S10~S65までの1回だけ実行される処理を「本処理」と称し、この本処理を実行して余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるS70の処理を「残余処理」と称する。「本処理」は上記割り込みにより定期的に実行されることになる。
正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(S70)に移行する。
S20に続く大当り決定用乱数更新処理(S25)は、初期値乱数更新処理と同様に処理を実行する毎に+1するインクリメント処理であり、最大値である「3966」のときは次回の処理で初めの値である「0」に戻り、「0」~「3966」までの3967個の整数を繰り返し昇順に作成する。なお、大当り決定用乱数の最初の値は、初期値乱数設定処理で設定された値となる。この値が250であったとすると、大当り決定用乱数は「250」「251」「252」・・・「3966」「0」「1」・・・と更新されていく。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S30)は「0」~「99」の100個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
なお、当り決定用乱数更新処理は普通図柄の抽選に使用し、その他の初期値乱数、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は特別図柄の抽選に使用する。
各始動口及び作動口への入賞(入球)確認処理(始動入賞処理)等については、後述する。
各出力処理(S60)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b、等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S50)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
続く不正監視処理(S65)は、普通入賞口13に対する不正が行われていないか監視する処理であり、所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判断され、その旨を報知する処理である。つまり、不正判断手段は、主制御装置80に設けている。
特図始動入賞確認処理が起動すると、主制御装置80は、第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S200)。肯定判断なら(S200:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1保留記憶が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S202)。また、第1始動口11に遊技球が入球したと判断された場合には(S200:yes)、主制御装置80から払出制御装置81に対して賞球(3個)の払い出しを指示する信号を出力する構成となっている。
一方、4個の第1保留記憶があれば(S202:yes)保留記憶せず、第1保留記憶の数を示すカウンタや第1特別図柄保留数表示装置18の点灯数を増やすこともなくS210へ移行する。
一方、S212において4個の第2保留記憶があれば(S212:yes)、第2保留を記憶せず、第2保留記憶の数や第2特別図柄保留数表示装置19の点灯数も増やさずに本処理を終了(リターン)する。また、第2始動口12に遊技球が入球していない場合(S210:no)も、本処理を終了する。
更に、サブ統合制御装置83は第1保留数コマンド、若しくは、第2保留数コマンド(第2保留記憶数指示コマンド)を受信すると、受信したコマンドが示す保留記憶数に応じて演出図柄表示装置6上で表示する各保留記憶数を変化させる指示信号を演出図柄制御装置82に送信する。
特別図柄当否判定処理を起動すると、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S320)。特別電動役物が作動中である場合には(S320:yes)、大当り遊技処理へ移行する。また、S320の判定が否定判定であり(S320:no)、特別図柄が変動中でなく(S322:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S324:no)、図11のS330に移行し、第2保留記憶(上記、図9のS214による保留記憶)があるか否かを判定する(S330)。
一方、第2保留記憶がなければ(S330:no)、第1保留記憶(上記、図9のS204による保留記憶)があるか否かを判断する(S334)。そして、第1保留記憶があれば(S334:yes)、第1保留記憶数をデクリメントし(S336)、S338に進む。
また、本パチンコ機50では、このように、第1保留記憶及び第2保留記憶が何れも「ゼロ」でない場合には、第2保留記憶を優先的に処理する。
S338の処理で肯定判断であれば(S338:yes)、S204若しくはS214で読み込んだ大当り決定用乱数を確変テーブルに記録されている当り値と照合する(S340)。
一方、S338の処理で否定判断であれば(S338:no)、S204若しくはS214で読み込んだ大当り決定用乱数を通常テーブルに記録されている当り値と照合する(S344)。
そして、S340またはS344の判定に基づき、大当りか否かを判定する(S350)。
ここで、主制御装置80が、第1保留記憶をデクリメントして読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定することが「第1当否判定」に相当する。また、第2保留記憶をデクリメントして読み込んだ大当り決定用乱数を当り値と照合し、大当りか否かを判定することが「第2当否判定」に相当する。
また、「第2当否判定」の結果が大当りである場合には、第2保留記憶をデクリメントして読み込んだ大当り図柄決定用乱数を用いた乱数抽選によって大当り図柄を決定する。この場合、図7(b)に示すように、大当り図柄が通常大当り図柄(図柄D)及び確変大当り図柄(図柄C)のうちの何れかに、各々50%の割合で決定される。
この変動パターン決定処理(S354)では、変動パターン決定用乱数によって大当り変動パターンを決定する。ここで、変動パターンによって、大当り図柄を停止表示されるまでの変動時間(特別図柄の変動時間)が特定されるが、当否判定の結果が大当りの場合に実行される変動(以下、大当り変動という)に対応する演出表示(演出図柄の変動表示)では、一律にリーチ(リーチ表示とそれに続くリーチ演出)を行う。このため、パチンコ機50の遊技状態(開放延長状態、非開放延長状態)が何れであっても、長目(当否判定の結果が外れとなる場合に比べて長目)の変動時間が決定される可能性が高くなっている。
ここで、大当り設定処理とは決定した大当り図柄(図7(a)(b)を参照)によって、大当り遊技実行後の遊技状態(高確率状態となるか、時短状態となるか等)や大当り遊技にかかる情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)を取得する処理である。
図12(a)に示すように、当否判定の結果が外れであり、リーチを行わない場合(単純外れの場合)であって、遊技状態が非開放延長状態である場合、「単純外れ且つ非開放延長用の変動パターンテーブル」を参照して変動パターンを決定し、遊技状態が開放延長状態である場合、「単純外れ且つ開放延長用の変動パターンテーブル」を参照して変動パターンを決定する。
一般に単純外れ時(リーチ表示とそれに続くリーチ演出を伴わない場合)において「単純外れ且つ非開放延長用の変動パターンテーブル」を参照して決定する変動パターンは、リーチ外れ時(リーチ表示とそれに続くリーチ演出を伴う場合)において「リーチ外れ且つ非開放延長用の変動パターンテーブル」を参照して決定する変動パターンに比べて短い変動時間を特定する。
また、S364の処理により演出図柄表示装置6では演出図柄の変動表示が開始されるが、ほぼ同時に特別図柄の変動も主制御装置80によって開始される。
これに対し、S374において肯定判定(S374:yes)の場合は、確定図柄の表示を終了し(S376)、確定表示された特別図柄が大当りになる図柄か否かを判定する(S378)。
そして、S384では、時短フラグが1か否かを判定する。時短フラグが1であれば(S384:yes)、S386にて時短フラグを0にし、S390に移行する。一方、時短フラグが1でなければ(S384:no)、そのままS390に移行する。
そして、S376で確定表示される大当り図柄が確変大当りであると、当該確変大当りに基づいて実行される大当り遊技を実行した後、遊技状態が通常確率・非開放延長状態から高確率・開放延長状態に移行する。
S394を行うと、続くS396において大当り遊技開始処理を行う。大当り遊技開始処理では、大当り遊技を開始するコマンド(以下、大当り開始コマンドという)及び大当り遊技に係る情報(大当りのオープニング時間、開放パターン、大当りのエンディング時間、ラウンド数等)をサブ統合制御装置83に送信する。大当り遊技開始処理が終了すると、大当り遊技処理を行う。
そして、「1」であれば(S400:yes)、確変回数が「0」か否かを判定する(S404)。
そして、確変回数が「0」であれば(S404:yes)、S406にて確変フラグを「0」にしてS410に進む。一方、確変フラグが「1」でないとき(S400:no)又は確変回数が「0」ではないとき(S404:no)はそのままS410に移行する。
また、時短フラグが「1」でないとき(S410:no)又は時短回数が「0」ではないとき(S412:no)はそのままS416に移行する。
なお、本実施例の場合、特別図柄当否判定処理における主制御装置80からサブ統合制御装置83に状態指定コマンドを送信するタイミングは、特別図柄確定時間後となっているが、特別図柄変動開始時及び電源復旧時においても状態指定コマンドを送信する構成にしてもよい。
まず、図14に示すように、大当り遊技処理において、主制御装置80は、役物連続作動装置が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判断する(S500)。役物連続作動装置が作動中で(S500:yes)、大入賞口14が開放中であるか否かを判定し(S502)、大入賞口14が閉鎖中であると判定された場合には(S502:no)、ラウンド遊技間のインターバル中により大入賞口14が閉鎖しているか否かを判断する(S506)。
なお、S500において、役物連続作動装置が作動していない場合には(S500:no)、大当り遊技処理を終了する。また、S510において、大当り開始演出時間を経過していない場合も(S510:no)、大当り遊技処理を終了する。
大入賞口14に10個入賞していない場合(S514:no)には、S516に進み、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定する。開放時間が終了した場合(S516:yes)には、S518に移行する。また、大入賞口14の開放時間が終了していない場合には(S516:no)、そのまま大当り遊技処理を終了(リターン)する。
S514において、大入賞口14に遊技球が10個入賞した場合には(S514:yes)、大入賞口閉鎖処理(S518)を行い、大当りインターバル処理(S520)を行い、大当り遊技処理を終了(リターン)する。
一方、大当り終了演出時間が経過した場合には(S530:yes)、役物連続作動装置の作動を停止し(S532)、条件装置の作動を停止する(S534)。
本実施例では、S544で一律に肯定判定され、続いて、時短回数を設定する処理(S546)と、時短フラグを1に設定する(S548)とを行った後、S554に移行する。また、時短フラグを1にする場合には、特別図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物の開放時間を延長する開放延長機能をセットする。
S554において、主制御装置80は、大当り終了コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行ない、続くS556において、状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信する。そして、大当り遊技処理をリターンする。
本実施例のパチンコ機50は、演出手段として、(1)可動演出手段(第1可動役物5A、第2可動役物5B、第3可動役物5C)、(2)演出表示手段(演出図柄表示装置6)、(3)音声出力手段(スピーカ66)、(4)電飾演出手段(各種LED、ランプ26)」等を備える。そして、これらの演出手段の1個以上を用いて遊技演出を実行する(図5等を参照)。
例えば、遊技演出を進行中に演出ボタン67を操作することに基づいて、演出図柄表示装置6の表示内容に変化を与えたり、可動演出手段や音声出力手段等を作動させたり作動状態に変化を与えたりすること等ができる。
一方、図17(b)示すように、遊技演出中に有効期間が開始されても演出ボタン67が操作されないケース(以下、操作無しケースという)には、ボタン演出は実行されない。
通常操作ケースとは、図18及び図19に示すように、遊技演出の進行中に予め設定された所定タイミング以降に演出ボタン67を操作したケースである。
ここで、所定タイミングとは、有効期間中において想定しているタイミングであり、進行中の遊技演出の演出内容に応じて、演出ボタン67の操作を催促するタイミングである。より具体的に説明すると、演出図柄表示装置6の画面6aに「第1可動役物5Aを落下させて下さい!」という催告表示が出現したタイミングを例示できる。
一方、特別操作ケースとは、有効期間中であって、所定タイミングよりも前に演出ボタン67を操作したケースである。
図18(a)に示すように、特別図柄の変動表示を開始すると、演出図柄表示装置6の画面6aにおいて演出図柄の変動表示領域6Hが出現し、演出図柄等を用いた表示演出が実行される。
この変動表示領域6Hでは特別図柄の変動開始に呼応して左右中の演出図柄が縦方向に変動(スクロール変動)を開始する。そして、変動表示領域6Hにおいては、前述の変動パターンで特定される変動時間(特別図柄の変動時間)が経過すると、当否判定の結果を示す組み合わせで停止する。
そして、リーチ表示が実行されると、当該リーチ表示を契機として演出(つまり、リーチ演出)が実行される。このリーチ演出が開始されると、変動表示領域6Hのサイズが縮小され、画面6aの隅(本実施例では、画面6aの左上部を例示)に移行する。このため、画面6aにおいて付加情報表示領域6Fを表示する部位が拡大する。
なお、プログレスバーをあしらった図柄情報B4は、ボタン図柄B1の表示B1の下に配置され、有効期間の時間経過を示す。
また、本パチンコ機50では、前述のプログレスバーをあしらった図柄情報B4の状態変化によって有効期間の経過状況を感覚的に報知することができる。
また、有効期間内にボタン67が押されない場合(図18(g))は、図18(h)に示すように、有効期間が経過すると、「ボタン操作表示」が画面6aから消去される。この後、演出表示を実行時間が経過するまで継続する。そして、演出表示の実行時間が経過すると、図18(i)に示すように、当否判定の結果を示す演出図柄(大当り図柄若しくは外れ図柄)が確定表示される。
なお、本実施例では、演出ボタン67を所定タイミング以降に操作すること(通常操作タイプ)に基づいて実行されるショート演出タイプのボタン演出として、特定演出のみで構成されるボタン演出の他に、特定演出と関連演出が同時に実行されるボタン演出を(後述する実行パターンP3)予定している(図18(f)の括弧書き参照)。
図19(a)及び(b)に示すように、通常操作ケースでは、(1)演出ボタン67が操作されたタイミングで、特定演出のみを実行する場合(以下、通常操作ケース1という)と、(2)演出ボタン67が操作されたタイミングで、関連演出及び特定演出を同時に実行する場合(以下、通常操作ケース2という)がある。
そして、何れの通常操作ケースにおいても、関連演出、特定演出の順に実行することはない。
図21(a)に示すように、この変動表示領域6Hでは特別図柄の変動開始に呼応して演出図柄が変動を開始する。そして、図21(b)に示すように、演出図柄(特別図柄)の変動を開始し、所定時間を経過した後にリーチ表示が実行される。
リーチ表示が実行されると、当該リーチ表示を契機としてリーチ演出が実行される。このリーチ演出が開始されると、変動表示領域6Hのサイズが縮小され、画面6aの隅(本実施例では、画面6aの左上部を例示)に移行する。このため、画面6aにおいて付加情報表示領域6Fを表示する部位が拡大する。
図21(d)に示すように、有効期間中において、所定のタイミング(所定タイミング)となる前に演出ボタン67が操作されると、時間データ(所定タイミングになるまでの時間を特定するデータ)が取得され、関連演出の演出態様が設定される。なお、この場合も、演出ボタン67が操作された時点で有効期間を終了し、画面6aから「ボタン操作表示」が消滅する。そして、図21(e)に示すように、関連演出が実行される。
ここで、
そして、演出表示を実行時間が経過するまで継続し、演出表示の実行時間が経過すると、図21(g)に示すように、当否判定の結果を示す演出図柄(大当り図柄若しくは外れ図柄)が確定表示される。
なお、図20(b)に示すように、所定タイミングになるまでに関連演出を終了できない場合には、特定演出が開始されても、関連演出を継続することがある。この点に関しては後述する。
ここで、図22(a)に示す「期間X」は有効期間において所定タイミング(A)よりも前の期間であり、「期間Y」は有効期間において所定タイミング以降の期間である。また、有効期間としては、例えば、10~15秒間のうちの何れか期間を例示でき、所定タイミング(A)として有効期間開始後、5~10秒のうちの何れかのタイミングを例示できる。更に、所定タイミングになるまでの時期間(時間)を、以下、単に「残り時間(若しくは、残り期間)」という。
また、以下の説明において「期間X」を「残り時間(残り期間)」が長い期間X1(T秒以上、例えば、2秒以上の期間)と、短い期間X2(T秒未満、例えば、2秒未満の期間)に分けることとする。
この場合、当該所定の変動パターンに対応する演出パターンテーブルが参照され、乱数抽選によって実行する遊技演出の演出パターンが決定される。
本実施例のパチンコ機50では、ボタン演出の実行パターン(以下、実行パターンという)としてP1~P6が想定されているが、演出パターンテーブルに格納された個々の演出パターンが、何れか1個の実行パターンに対応している。つまり、本実施例のパチンコ機50では、演出パターンを決定すると一義的に1個の実行パターン(ボタン演出の実行パターン)に決定される。
また、実行パターンP1~P6の何れに従うボタン演出においても、有効期間が開始されると、画面6aに「ボタン操作表示」を実行する。
以下、図22(b)を用いて、実行パターンP1~P6の概要について説明する。
なお、実行パターンP1~P6が選択されても、演出ボタン67を操作することなく、所定タイミングになると、画面6aに操作指示表示(ボタン図柄B1の上方に出現する下向き矢印)B5が実行される。
つまり、操作タイミングが所定タイミング以降であると、特定演出(例えば、第1可動役物5Aが通常速度で落下する演出)を行う。
また、操作タイミングが所定タイミングより前の場合、所定タイミングまで関連演出表示(関連演出)を行い、所定タイミングで特定演出(例えば、第1可動役物5Aが通常速度で落下する演出)を行う。
この関連演出表示(関連演出)は、所定タイミングになるまでの間を持たせるための表示である
実行パターンP2においてフル演出タイプのボタン演出では、複数の可動役物を順番に可動(動作)させ、ショート演出タイプのボタン演出では複数の可動役物のち、主要な可動役物(例えば、第1可動役物5A)のみを可動(動作)させることとしている。
実行パターンP3においてフル演出タイプのボタン演出では、複数の可動役物を順番に可動(動作)させ、ショート演出タイプのボタン演出では複数の可動役物を同時に可動(動作)させることとしている。
また、実行パターンP5では、フル演出タイプのボタン演出では、単一の可動役物が複数回の動作を繰り返し、ショート演出タイプのボタン演出では、単一の可動役物が1回の動作を行うものである。
また、実行パターンP6においてショート演出タイプのボタン演出として、ボタン図柄B1の上方に単打を促す表示を行い(関連演出を行い)、操作タイミングで特定演出(第1可動役物5Aは通常速度で落下する演出)を行う。
つまり、実行中の関連演出を終了させるための時間(例えば、駆動姿勢の第2可動役物5Bや駆動姿勢の第3可動役物5Cを、待機姿勢に戻すための時間)が、「残り時間」よりも少ない場合、所定タイミングになる前に開始された関連演出が、所定タイミング経過後において継続することがある。
特に、可動役物においては姿勢変更や位置変更に所定時間を要するため、所定タイミング経過後において継続する可能性がある。更に、特定演出を実行する演出手段と、関連演出を実行する演出手段が同一でない場合(後述の具体例1~3、6の場合)には、所定タイミングになると特定演出と関連演出とが同時に実行される場合がある。
但し、後述する実施例2のように、残り時間が特に少なく(例えば、1秒未満)、所定タイミング経過後においても関連演出が継続する可能性がある場合には、関連演出を実行しないこと(キャンセルすること)としてもよい。
そして、第1可動役物5A、第2可動役物5B、第3可動役物5C等による演出の実行時間を残り時間を考慮して設定することができる。例えば、前述のように、第1モータM1、第2モータM2、第3モータM3の駆動速度を制御(例えば、PWM制御)して、第1可動役物5A、第2可動役物5B、第3可動役物5Cの動作態様を制御し、所定タイミングが到来するまでに関連演出を終了させてもよい。
先ず、図23及び図24を用いて実行パターンP1に従うボタン演出(具体例1)について説明する。
この具体例1では、図23(a)及び図24(b)に示すように、有効期間中において所定タイミング以降(期間Y)に演出ボタン67が操作されると、ショート演出タイプのボタン演出(第1可動役物5Aを用いた特定演出)が実行される。
この場合、所定タイミングが到来すると、ボタン図柄B1の上方に操作指示表示B5が出現する(図24(b2))。そして、有効期間が終了する前に演出ボタン67が操作されると、第1可動役物5Aが作動(落下)する(図24(b3))。
つまり、この場合、演出ボタン67を操作してから所定タイミングになるまでの間を持たせるため、「くるぞ!」等の文字列J1が表示される。
なお、具体例1において残り時間が短い場合(T秒未満の場合)には、図23(b)に示すように、関連演出表示を構成する文字列の個数を少なくし(例えば、1列とし)、残り時間が長い場合(T秒以上の場合)には、図23(c)に示すように、表示される文字列J1の個数を時間の経過に応じて増やしてもよい。
なお、関連演出表示を構成する文字例J1の内容は、これに限定されず、「やったー!」、「よし行け!」、「少し待って!」、「待機!」、「もうすぐ落ちるよ!」等であってもよい。
なお、所定の時間(例えば、2秒)を有していれば、図24(a3)に示すように、関連演出表示を画面6aから消去した状態で第1可動役物5Aが落下し、所定の時間(例えば、2秒)を有していなければ、図23(d)に示すように、関連演出表示を画面6aに表示した状態で第1可動役物5Aが落下する。
この具体例2においては、有効期間中において所定タイミング以降(期間Y)に演出ボタン67が操作されると、図25(a)及び図26(b)に示すように、ショート演出タイプのボタン演出(第1可動役物5Aを用いた演出)を実行する。また、所定タイミングよりも前(期間X)に演出ボタン67が操作されると、図25(a)及び図26(a)に示すように、フル演出タイプのボタン演出(第2可動役物5B及び第3可動役物5Cを用いた関連演出と、第1可動役物5Aを用いた特定演出)が実行される。
図26の(b2)に示すように、所定タイミングが到来すると、ボタン図柄B1の上方に操作指示表示B5が出現する。そして、有効期間が終了する前に演出ボタン67が操作されると、図26の(b3)に示すように、第1可動役物5Aが作動(落下)する。
ここで、具体例2において、残り時間が短い場合(T秒未満の場合)には、図25(b)に示すように、第2可動役物5B及び第3可動役物5Cを同時に駆動する。また、残り時間が長い場合(T秒以上の場合)には、図25(c)(d)に示すように、第2可動役物5B及び第3可動役物5Cを順番(例えば、第2可動役物5B、第3可動役物5Cの順)に駆動する。
なお、残り時間に応じて第2モータM2の駆動軸、第3モータM3の駆動軸の回転速度を制御し、第2可動役物5B及び第3可動役物5Cの駆動速度を制御し、より違和感の無い関連演出を実行することもできる。
具体例3においても、フル演出タイプのボタン演出を具体例2と同様に実行することができる。つまり、演出ボタン67の操作タイミングが、所定タイミングよりも前であると、関連演出として第1可動役物5A(第1演出手段)以外の可動役物(第2可動役物5B、第3可動役物5C)を可動させる演出を行い、所定タイミングになると特定演出として第1可動役物5Aを可動させる演出を行う。
この具体例4においては、図28(a)に示すように、有効期間中において所定タイミング以降(期間Y)に演出ボタン67が操作されると、ショート演出タイプのボタン演出(第1可動役物5Aを通常速度で落下させる特定演出)を実行する。また、有効期間中において所定タイミングよりも前(期間X)に演出ボタン67が操作されるとボタン演出として、フル演出タイプのボタン演出(第1可動役物5Aを通常速度よりも遅い速度で落下させる関連演出と、第1可動役物5Aを通常速度で落下させる特定演出)が実行される。
そして、所定タイミングになると、図29の(a3)に示すように、第1可動役物5Aの落下速度を変更し、第1可動役物5Aを通常速度で作動(落下)させる。
この具体例においては、図30(a)及び図31(b)に示すように、有効期間中において所定タイミング以降に演出ボタン67が操作されるとショート演出タイプのボタン演出(第1可動役物5Aを通常速度で落下させる演出)を実行する。また、所定タイミングよりも前に演出ボタン67が操作されると、図30(a)及び図31(a)に示すように、フル演出タイプのボタン演出(第1可動役物5Aを下方に落下させた後、元の位置に戻るという動作(つまり、上下動)を行う関連演出と、第1可動役物5Aを通常速度で落下させる特定演出が実行される。つまり、所定タイミング後の動作(通常速度の落下)と同一の動作を「元の位置に戻す動作(上限位置に戻す操作)を間に挟んで、繰り返し、所定タイミングになるまでの間を持たせることとしている。
フル演出タイプのボタン演出では、図31の(a2)に示すように、有効期間中において所定タイミングよりも前に演出ボタン67が操作されると、フル演出タイプのボタン演出が実行される。
この場合、所定タイミングになるまでの間を持たせるための関連演出として、第1可動役物5Aを上下動させる。そして、所定タイミングになると、図31の(a3)に示すように、第1可動役物5Aの落下速度を変更し、第1可動役物5Aを通常速度で作動(落下)させる。
この具体例6では、図32(b)に示すように、有効期間中において所定タイミング以降に演出ボタン67が操作されると、ショート演出タイプのボタン演出(第1可動役物5Aを用いた演出)が実行される。
この場合、所定タイミングが到来すると、ボタン図柄B1の上方に操作指示表示B5が出現するとともに、「単打!」という文字情報J11が表示される。そして、有効期間が終了する前に演出ボタン67が操作されると、第1可動役物5Aが作動(落下)する。ここで、「単打!」という文字情報J11は「第1操作態様を促す表示(以下、第1操作促進表示という)」の具体例を構成する。なお、「単打」とは演出ボタン67を通常の操作態様で操作することを指す。
このように、具体例6では、有効期間が開始されると直ちにボタン操作表示(演出図柄B1等)が実行され、所定タイミングよりも前に演出ボタン67を操作すると、「連打!」という文字情報J10の表示(連打を促す演出)が実行される。つまり、「連打」を促す演出は、「有効期間において最初は、ボタン図柄B1等が表示された状態」から、初回の演出ボタン67操作(所定タイミングよりも前の操作)に応じて開始される構成を例示した。
但し、具体例6と異なり、有効期間が開始されると「連打!」という文字情報J10を開始し、所定タイミングまで演出ボタン67が操作されないと、「連打!」という文字情報J10の表示を「単打!」という文字情報J11の表示に切り替えてもよい。
つまり、図32(b)では、「連打!」という文字列J10が3個表示される場合を例示するが、表示される文字列J10の個数を残り時間の長短に応じて調整してもよい。
例えば、残り時間が短い場合(T秒未満の場合)には、表示される文字列J10の個数を少なくしてもよい(例えば、1個としてもよい)。
一方、残り時間が長い場合(T秒以上の場合)には、図32(b)に示すように、表示される文字列J10の個数を多数としてもよい。そして、時間の経過に伴い、文字列の個数が増加し、画面6aの広範囲をより多数の文字列J10が埋め尽くしてもよい。
例えば、演出ボタン67の操作回数をカウントする操作カウント手段を備え、有効期間を開始すると演出ボタン67の操作回数をカウント可能とする。そして、所定タイミングになるまでに操作回数が複数回(2回以上)であると所定タイミングになると「合格!」と表示に伴い特定演出を実行し、操作回数が「1回」である場合には「不合格!」と表示に伴い特定演出を実行してよい。
更に、第1操作態様と第2操作態様とは異なる操作態様であれば、その態様を特に問わない。例えば、第1操作促進表示を「単打」という文字情報J11を表示で構成し、第2操作促進表示を「長押し」という文字情報を表示で構成してもよい。ここで、「長押し」とは「単打」よりも長時間に亘って演出ボタン67を操作することを指す。
サブ統合制御装置83は演出開始処理を起動すると、変動開始コマンドを受信したか否かを判定する(S1000)。そして、否定判定されると(S1000:no)、そのまま演出開処理を終了し、肯定判定されると(S1000:yes)、S1005の処理に移行し、演出パターンを振り分ける際等に使用する振分乱数を取得する。
図35(a)に示す変動パターンテーブルには、変動パターン決定用乱数(「0」~「1020」)と対応づけられた複数個(例えば、20個)の変動パターンA1~A20が格納されている。そして、当否判定を実行する毎に当該変動パターンテーブルと、変動パターン決定用乱数とを用いて、乱数抽選で変動パターンを決定する。
また、サブ統合制御装置83を構成するROMには、遊技状態(非開放延長状態、開放延長状態)と当否判定の結果(外れの場合は、リーチの有無も考慮)を考慮して選択される変動パターンに対応する演出パターンテーブルが格納されている。
つまり、演出パターンa11が選択されると同時にボタン演出のパターンとしてパターンP1が選択される。そして、演出ボタン67が操作されるタイミングによって異なる態様のボタン演出が実行される。
なお、本実施例では、大当りの種類を考慮することなく、参照する演出パターンテーブルを決定するが、大当りの種類も考慮し、参照する演出パターンテーブルを決定してもよい。
図36は、遊技状態が非開放延長状態で当否判定の結果が外れであり、且つ当該外れがリーチ外れと判定される場合に参照する変動パターンテーブルと、当該変動パターンテーブルに格納された各変動パターンに対応する演出パターンテーブルの関係を示す図表である。
また、図示を省略するが、サブ統合制御装置83を構成するROMには、遊技状態が開放延長状態且つ当否判定の結果が外れである場合に参照する変動パターンテーブルに対応する演出パターンテーブルも格納されている。そして、何れの演出パターンテーブルを参照しても、「遊技状態が非開放延長状態で、当否判定の結果が外れである場合」に参照する演出パターンテーブルを参照する場合よりも、リーチ演出が選択される確率は低くなっており、ボタン演出が実行される確率も低くなっている。
但し、本実施例と異なり、リーチ演出を伴わない演出パターンにおいても、
ボタン演出が実行されることとしてもよい。
ここで、ボタン演出フラグとは、有効期間中に演出ボタン67の操作が可能(演出ボタン67の操作を演出に反映可能)なことを示すフラグであり、開始した演出において、ボタン演出フラグの値が「1」であると、有効期間中に演出ボタン67の操作が可能となる。
そして、演出を開始し(S1035)、演出開始処理をリターンする。
本処理は、サブ統合制御装置83が、演出ボタン67が操作されたタイミングに応じて、ボタン演出の実行態様を設定する処理である。
このS1100において否定判定されると(S1100:no)、本処理をリターンする。これに対して、S1100において肯定判定されると(S1100:yes)、有効期間(演出ボタン67の操作が有効となる有効期間)の開始タイミングか否かを判定する(S1105)。ここで、開始タイミングは、個々の演出パターンに従い定められる(例えば、演出開始後、10秒等)。
なお、S1110では、サブ統合制御装置83が「演出図柄表示装置6の画面6aに「ボタン操作表示(図形表示B1、キャラクタの表示B2等)」を開始させるように指示する指示信号」を演出図柄制御装置82に送信して行う。
なお、本実施例では、前述のように、有効期間に関するデータ(開始時期、長さ、所定タイミングの到達時期等を特定するデータ)が演出パターンに対応づけて設定されていたが、本実施例と異なり、有効期間フラグをセットする処理(S115)において有効期間に関するデータを設定してもよい。
一方、S1105で否定判定される場合には(S1105:no)、S1120において有効期間フラグの値が「1」であるか否かを判定する(S1120)。そして、S1120で否定判定されると(S1120:no)、本処理をリターンする。
S1125で演出ボタンスイッチの信号の受信を確認できない場合には(S1125:no)、S1150に移行し、有効期間を経過したか否かを判定する(S1150)。そして、S1150で肯定判定される場合には(S1150:yes)、S1155でボタン操作表示を消去する処理を実行した後、S1160に移行する。また、S1150で否定判定される場合には(S1150:no)、一旦、本処理をリターンする。
S1135では、S1130で取得したデータに基づいて、所定タイミングとなったか否かを判定する(S1135)。
このS1135で肯定判定される場合には(S1135:yes)、S1140に移行し、ボタン操作表示を消去する処理と、「ボタン演出の実行パターン」として「ショート演出を実行するためのパターン」を設定する処理と、第1設定フラグの値を「1」とする処理を実行した後、S1160に移行する。
そして、S1160では、有効期間フラグの値を「0」とする。これにより、有効期間を終了し(S1160)、本処理をリターンする。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から変動開始コマンドを受信すると(S1000;yes)、時間計測を開始するため、演出ボタンを操作したとき(演出ボタンスイッチの信号(押されたことを示す信号)を受信したとき)の経過時間(演出開始からの経過時間)に関するデータを取得可能である。
また、S1140若しくはS1145において、演出の対象となっている演出パターン(変動パターン)から演出時間(変動時間)と、有効期間の長さに関する時間データと、当該演出において所定タイミング(例えば、演出開始後、12秒)に関する時間データを取得することができる。
よって、サブ統合制御装置83は、演出開始からの経過時間(演出開始からの経過時間)に関するデータと、有効期間の長さに関する時間データと、所定タイミングに関する時間データを用いて「残り時間(残り期間)」を導出することができる。
本処理を開始すると、S1200で第1設定フラグの値が「1」あるか否かを判定する。
そして、S1200で肯定判定される場合には(S1200:yes)、ショート演出タイプのボタン演出を開始する処理と、第1設定フラグの値を「0」とする処理と、ショート演出実行中フラグの値を「1」とする処理を行った後、ボタン演出開始処理をリターンする。
そして、S1210で肯定判定される場合には(S1210:yes)、S1215に移行し、S1210で否定判定される場合には(S1210:no)、ボタン演出開始処理をリターンする。
S1215では、フル演出タイプのボタン演出を開始する処理と、第2設定フラグの値を「0」とする処理と、フル演出実行中フラグの値を「1」とする処理を行う。そして、S1215を実行すると、ボタン演出開始処理をリターンする。
本処理を開始すると、S1250でショート演出実行中フラグの値が「1」であるか否かを判定する(S1250)。そして、S1250で肯定判定される場合には(S1250:yes)、S1255で特定演出が実行されたか否か(第1可動役物5Aが作動(落下)したか否か)を判定する。ここで、S1255及び後述するS1270の処理を、例えば、下限位置センサS2が、第1可動役物5A(第1可動役物本体51A)を検出したか否かを判定する。
また、S1255で否定判定される場合には(S1255:no)、一旦、ボタン演出終了処理をリターンする。そして、ボタン演出終了処理を繰り返し実行するうちにS1255で肯定判定されると(S1255:yes)、S1260の処理を経てボタン演出終了処理をリターンする。
S1270で否定判定される場合には(S1270:no)、一旦、ボタン演出終了処理をリターンする。一方、S1270で肯定判定される場合には(S1270:yes)、S1275で特定演出が実行されたか否か(第1可動役物5Aが作動(落下)したか否か)を判定する。
そして、S1275で肯定判定される場合には(S1275:yes)、フル演出実行中フラグの値を「0」とする処理と、ボタン演出フラグの値を「0」とする処理とを行った後(S1280)、ボタン演出終了処理をリターンする。
また、S1275で否定判定される場合には(S1275:no)、一旦、ボタン演出終了処理をリターンする。
そして、ボタン演出終了処理を繰り返し実行するうちにS1275で肯定判定されると(S1275:yes)、S1280の処理を経てボタン演出終了処理をリターンする。
演出停止処理が開始されると、サブ統合制御装置83が変動停止コマンドを受信したか否かを判定する(S1300)。ここで、変動停止コマンドとは、特別図柄の変動を停止して確定図柄を表示する際に主制御装置80から送信されるコマンドである(図12(b)のS372の処理を参照)。
従って、演出ボタン67の操作タイミングが予定(所定タイミング)よりも早くなっても、違和感が少ないボタン演出を実行可能である。
従って、所定タイミングになるまでに演出ボタン67に操作が施されていない場合には、遊技者が本来、ボタン操作をすべきタイミングが示唆演出によって報知されるため、遊技者の利便性が向上する。
つまり、遊技者が演出ボタン67の操作を欲する場合において、操作せずに有効期間が終了することを防止できる。
実施例1では、演出ボタン67の操作タイミングが、有効期間中において所定タイミングよりも前であれば一律に関連演出を実行することとした。これに対し、実施例2では、演出ボタン67の操作タイミングが所定タイミングよりも前であっても、図22(a)に示すように、所定タイミングまでに十分な時間(t秒以上)が確保できるか否かを判定し、関連演出の実行の可否を決定する。
つまり、特定演出を実行する前に関連演出を終了させることが可能であるか否かによって、関連演出の実行の可否を決定する。
しかも、実施例2によると、フル演出タイプのボタン演出において、所定タイミング前に実行する関連演出(間を持たせる演出)と、特定演出の連続性を高めた状態(例えば、必ず関連演出、特定演出の順に実行される状態)
で実行できる。従って、遊技者がより一層、違和感を感じ難い、ボタン演出を実行できる。
例えば、所定タイミング前に演出ボタンを操作した場合、所定タイミングで特定演出が実行させる前に「音声による関連演出」を実行して、間を持たせてもよい。
或いは、具体例1~6において、関連演出及び特定演出の少なくとも一方を実行する際に用いる演出手段の種類は、2種以上であってもよい。
「前提となる遊技機」において、
つまり、関連発明1に係る遊技機は、
「前提となる遊技機」において、
前記操作演出として、前記有効期間中に前記操作手段に操作が施されることに基づいて所定タイミング以降に開始する特定演出を少なくとも実行し、
前記操作手段に操作が施される操作タイミングが所定タイミングよりも前であることを条件に、該所定タイミングよりも前に開始されるとともに前記特定演出とは演出内容が異なる関連演出と、前記所定タイミングに開始される特定演出と、を備えるフル演出タイプの操作演出を実行し、
前記操作手段に操作が施される操作タイミングが所定タイミング以降であることを条件に、該操作タイミングに前記特定演出を開始させるショート演出タイプの操作演出を実行することを特徴とする。
また、関連発明2に係る遊技機は、
関連発明1に係る遊技機において、
前記演出手段として、前記識別情報の変動表示に対応する演出表示を行う演出表示手段を備えるとともに、
前記有効期間中において前記所定タイミングになるまでに前記操作手段に操作が施されていない場合、前記演出表示手段において所定のタイミングが到来したか否かを示唆する示唆演出を行うことを特徴とする。
更に、関連発明3に係る遊技機は、
関連発明1又は関連発明2に係る遊技機において、
前記演出手段として、少なくとも前記特定演出を実行可能な特定演出実行手段を含む2種以上の前記演出手段を備え、
前記特定演出実行手段とは異なる演出手段によって実行される操作演出、及び、該特定演出実行手段によって実行される前記特定演出とは演出内容が異なる操作演出のうち、少なくとも一方で前記関連演出を実行可能であることを特徴とする。
「前提となる遊技機」において、
前記操作演出(ボタン演出)として、前記有効期間中に前記操作手段に操作が施されることに基づいて所定タイミング以降に開始する特定演出を少なくとも実行し、
前記演出手段として前記識別情報の変動表示に対応する演出表示を行う演出表示手段を少なくとも備えるとともに、
前記操作手段に操作が施されることなく前記所定タイミングになることを条件に、前記演出表示手段で前記操作手段の操作態様として第1操作態様を促す表示を行う第1操作態様表示手段と、
前記操作手段に操作が施される操作タイミングが所定タイミングよりも前であることを条件に、該所定タイミングになる前に前記演出表示手段で前記操作手段の操作態様として第2操作態様を促す表示を行う第2操作態様表示手段と、
を備え、
前記第1操作態様と前記第2操作態様とは異なる操作態様であることを特徴とする。
また、関連発明5に係る遊技機は、
関連発明4に係る遊技機において、
前記有効期間中において前記所定タイミングになるまでに前記操作手段に操作が施されていない場合、前記演出表示手段において所定のタイミングが到来したか否かを示唆する示唆演出を行うことを特徴とする。
また、本発明の遊技機は、所謂「封入式の遊技機」であっても、「非封入式の遊技機」であってもよい。
例えば、
複数の回胴(識別情報表示手段)と、
該回胴に各々対応すると共に操作に基づいて該回胴を所定の停止位置に停止させる複数の停止スイッチと、
前記回胴の回転を開始させる始動レバーと、
該始動レバーの操作に起因して抽出された乱数値に基づいて遊技者に有利なボーナスの当選の有無(特別遊技の実行の可否)を判定する当選判定手段と、
前記始動レバーの操作に基づいて前記複数の回胴を回転させ、操作された前記停止スイッチに対応する回胴の回転を前記当選判定手段による判定結果に基づいた前記所定の停止位置で停止させる回胴制御手段と、
該回胴制御手段により停止した全ての回胴の停止位置に基づいて前記ボーナスの成立の有無を判定する成立判定手段と、
を備える遊技機に対しても、本発明を適用できる。
次に、上記実施形態(実施例)の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
「パチンコ機50」が、「遊技機」の一例に相当する。
各実施例に示す第1始動口11と、第2始動口12が「始動口」の一例に相当し、「始動口」に遊技球が入賞(入球)することに基づいて、「当否判定」を実行する。
図11のS330~S350に至る処理が、「当否判定」の一例に相当する。
演出ボタン67が、「操作手段」の一例に相当する。
ボタン演出が、「操作演出」の一例に相当し、図25、図27、図28等に具体例(第1可動役物5Aの落下動作、第2可動役物5B及び第3可動役物5Cの揺動等)が具体的に例示されている。
図11のS354、S360の変動パターン決定処理が、「変動パターン選択手段」の一例に相当する。
図13のS378の肯定判定を経て、図14~図16に至る処理が、「特別遊技実行手段(大当り遊技実行手段)」の一例に相当する。
図37のS1115の処理が、「有効期間設定手段」の一例に相当する。
図38(b)~図39に至る処理が、「操作演出実行手段」の一例に相当す
図24の「くるぞ!」という表示、図25等第2可動役物5B及び第3可動役物5Cの揺動等、図28の第1可動役物5Aの低速落下動作、図29等の第1可動役物5Aの上下動作等が、「関連演出」の具体例を構成する。
図24、図30等の第1可動役物5Aの落下(通常速度落下)が、「特定演出」の一例に相当する。
図32、図33において「単打!」という文字情報J11の表示が、「第1操作態様を促す表示(第1操作促進表示)の具体例を構成する。
図32、図33において「連打!」という文字情報J10の表示が、「第2操作態様を促す表示(第1操作促進表示)の具体例を構成する。
操作指示表示B5を表示する演出が、所定タイミングが到来したか否かを示唆する示唆演出の一例に相当する。
Claims (1)
- 遊技者が操作可能な操作手段と、
所定の条件の成立に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定が実行されると、変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、
前記当否判定が実行される度に、識別情報の変動表示を前記変動パターン選択手段が選択した変動パターンが特定する変動時間に亘って実行した後、前記当否判定の結果を示す結果情報を停止表示する識別情報変動表示手段と、
前記識別情報の変動表示に対応する遊技演出を実行する演出手段と、
前記変動パターン選択手段が選択した変動パターンが、所定の変動パターンである場合、前記遊技演出中において前記操作手段の操作が有効化される有効期間を設定する有効期間設定手段と、該有効期間中に前記操作手段に操作が施されることに基づき、前記演出手段を用いて操作演出を実行する操作演出実行手段と、
前記識別情報変動表示手段に、前記結果情報として前記当否判定の結果が当選であることを示す当選情報を停止表示することに基づき、遊技者にとって有利な特別遊技を実行する特別遊技実行手段と、を具備する遊技機であって、
前記操作演出として、前記有効期間中に前記操作手段に操作が施されることに基づいて、所定タイミング以降に実行される特定演出と、前記特定演出とは演出内容が異なる関連演出を少なくとも実行可能であり、
前記操作手段に操作が施される操作タイミングが、所定タイミング以降であることを条件に、該操作タイミングで前記特定演出を開始し、
前記操作手段に操作が施される操作タイミングが、所定タイミングよりも前であることを条件に、該操作タイミングで前記関連演出を開始するとともに、該所定タイミングで前記特定演出を開始し、前記関連演出は前記所定タイミングよりも前における前記操作手段を操作したタイミングにより異なる演出を実行することを特徴とする遊技機。
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