JP7433540B1 - アバランシェフォトダイオード - Google Patents

アバランシェフォトダイオード Download PDF

Info

Publication number
JP7433540B1
JP7433540B1 JP2023535022A JP2023535022A JP7433540B1 JP 7433540 B1 JP7433540 B1 JP 7433540B1 JP 2023535022 A JP2023535022 A JP 2023535022A JP 2023535022 A JP2023535022 A JP 2023535022A JP 7433540 B1 JP7433540 B1 JP 7433540B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
transition layer
avalanche photodiode
electric field
avalanche
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023535022A
Other languages
English (en)
Inventor
智志 西川
学 岩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP7433540B1 publication Critical patent/JP7433540B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

アバランシェフォトダイオード(100)は、第1面を有する半導体基板(1)と、第1面上に半導体基板側から順に積層された、アバランシェ増倍層(3)、電界制御層(4)、第1遷移層(5)、第2遷移層(6)、及び光吸収層(7)とを備える。第2遷移層及び電界制御層の各々は、第1導電型のドーパントを含む。第1遷移層は、ドーパントを含まない、又は第1導電型もしくは第1導電型とは異なる第2導電型のドーパントを含む。第1遷移層のキャリア濃度は、第2遷移層のキャリア濃度よりも低い。

Description

本開示は、アバランシェフォトダイオードに関する。
アバランシェフォトダイオードは、光通信分野において特に長距離伝送の受信側デバイスに使用されている。アバランシェフォトダイオードは、吸収層、電界制御層、及びアバランシェ増倍層を備える。光が吸収層に入射すると、吸収層内において電子-正孔対(フォトキャリア)が生成される。アバランシェ増倍層に到達した電子又は正孔は、アバランシェ効果により雪崩的に増倍される。そのため、アバランシェフォトダイオードによれば、入射した光を増幅して信号として取り出すことができる。
光通信分野では通信速度の高速化が進展しており、ボーレート50GHz超の信号を受信できる高速応答性がアバランシェフォトダイオードには求められる。
他方、一般的なアバランシェフォトダイオードは、利得(増倍率)を高くするほど高周波数帯域での受信感度が低下する性質を有する。アバランシェフォトダイオードにはアバランシェ増倍層を構成する材料に固有の利得帯域幅積の値が存在するためである。
アバランシェフォトダイオードにおいて例えば10dBといった比較的高い利得を実現しながら応答速度を高めるには、アバランシェ増倍層を構成する材料に、大きい利得帯域幅積を実現し得る材料を用いることが望ましい。下記の非特許文献1は、利得が高くなる駆動条件下において、AlGaAsSbからなるアバランシェ増倍層を備えるアバランシェフォトダイオードの利得帯域幅積が424GHzという大きな値を示すことを報告している。
SHIYU XIE, et al."InGaAs/AlGaAsSb avalanche photodiode with high gain-bandwidth product", Optics Express vol. 24, No. 21 (2016) 24242.
しかしながら、光吸収層とアバランシェ増倍層との間に形成されるヘテロ接合界面のバンド障壁が大きい場合、当該ヘテロ接合界面において光キャリアが滞留しやすく、応答速度が低下するという問題がある。本発明者らは、この問題が、大きな利得帯域積を実現できる材料からなるアバランシェ増倍層を備えるアバランシェフォトダイオードを定格の利得よりも低い利得を実現するための条件(以下、低利得条件とも記載する)下で駆動したときに、特に顕著となることを確認した。
本開示の主たる目的は、低利得条件下においても応答速度の低下が抑制され得るアバランシェフォトダイオードを提供することにある。
本開示に係るアバランシェフォトダイオードは、第1面を有する半導体基板と、第1面上に半導体基板側から順に積層された、アバランシェ増倍層、電界制御層、第1遷移層、第2遷移層、及び光吸収層とを備える。第2遷移層及び電界制御層の各々は、第1導電型のドーパントを含む。第1遷移層は、ドーパントを含まない、又は第1導電型もしくは第1導電型とは異なる第2導電型のドーパントを含む。第1遷移層のキャリア濃度は、第2遷移層のキャリア濃度よりも低い。
本開示によれば、低利得条件下においても応答速度の低下が抑制され得るアバランシェフォトダイオードを提供できる。
実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオードを説明するための断面図である。 実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオードの製造方法のフローチャートである。 実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオードの増倍率(利得)と周波数帯域との関係に関する計算結果を示すグラフである。 図4Aは、実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオードの積層構造を説明するための模式図である。 図4Bは、実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオードの電界強度分布を示す模式図である。 図5Aは、実施の形態2に係るアバランシェフォトダイオードの積層構造を説明するための模式図である。 図5Bは、図5Aに示されるアバランシェフォトダイオードの電界強度分布を示す模式図である。 図6Aは、実施の形態2に係るアバランシェフォトダイオードの積層構造の変形例を説明するための模式図である。 図6Bは、図6Aに示されるアバランシェフォトダイオードの電界強度分布の変形例を示す模式図である。 比較例に係るアバランシェフォトダイオードを説明するための断面図である。 図7に示される比較例に係るアバランシェフォトダイオードのバンド図である。 図7に示される比較例に係るアバランシェフォトダイオードの増倍率(利得)と周波数帯域との関係に関する計算結果を示すグラフである。 図10Aは、図7に示される比較例に係るアバランシェフォトダイオードの積層構造を説明するための模式図である。 図10Bは、図10Aに示されるアバランシェフォトダイオードの電界強度分布を示す模式図である。
以下、図面を参照して本開示に係る実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
実施の形態1.
<アバランシェフォトダイオードの構成>
図1に示されるように、実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオード100は、半導体基板1、バッファ層2、アバランシェ増倍層3、電界制御層4、第1遷移層5、第2遷移層6、光吸収層7、窓層8、コンタクト領域9、保護膜10、コンタクト層11、第1電極12、及び第2電極13を備える。
アバランシェフォトダイオード100において、電界制御層4、第2遷移層6、及びコンタクト領域9は、第1導電型を有しており、半導体基板1、バッファ層2、及び窓層8は、第1導電型とは異なる第2導電型を有している。本明細書において、「導電型を有している」とは、n型キャリア濃度又はp型キャリア濃度が1×1016atoms/cm3以上である半導体を意味する。例えば、第1導電型はp型であり、第2導電型はn型である。
アバランシェフォトダイオード100において、アバランシェ増倍層3、第1遷移層5、及び光吸収層7の各々は、ドーパントを含まない(以下では、アンドープと記載する場合もある)i型半導体である。本明細書において、「ドーパントを含まない」とは、意図的に添加されたドーパントを含まず、n型キャリア濃度又はp型キャリア濃度が1×1016atoms/cm3未満であることを意味する。
半導体基板1は、例えばn型の化合物半導体基板である。半導体基板1を構成する材料は、例えばInPである。半導体基板1は、第1面1Aと、第1面1Aとは反対側に位置する第2面1Bとを有する。バッファ層2、アバランシェ増倍層3、電界制御層4、第1遷移層5、第2遷移層6、光吸収層7、及び窓層8は、第1面1A上に半導体基板1側から順に積層している。
バッファ層2は、例えばn型の化合物半導体からなるエピタキシャル層である。バッファ層2を構成する材料は、例えばAlGaAsSbである。バッファ層2のキャリア濃度は、例えば5×1018atoms/cm3以下である。バッファ層2の厚みは、例えば0.10μm以上1.00μm以下である。
アバランシェ増倍層3は、i型の化合物半導体からなるエピタキシャル層である。好ましくは、アバランシェ増倍層3を構成する材料は、アンチモン(Sb)を含む化合物半導体である。より好ましくは、アバランシェ増倍層3を構成する材料は、AlGaAsSbである。アバランシェ増倍層3は、0.1×1015atoms/cm3以上8×1015atoms/cm3以下のキャリア濃度を有していてもよい。アバランシェ増倍層3の厚みは、例えば0.05μm以上0.50μm以下である。
電界制御層4は、例えばp型の化合物半導体からなるエピタキシャル層である。電界制御層4を構成する材料は、例えばAlGaAsSbである。電界制御層4のキャリア濃度は、例えば2×1017atoms/cm3以下である。電界制御層4の厚みは、例えば0.01μm以上0.20μm以下である。
第1遷移層5は、i型の4元系化合物半導体混晶からなるエピタキシャル層である。好ましくは、第1遷移層5は、組成比が積層方向に変化するグレーディッド層である。第1遷移層5を構成する化合物半導体混晶は、例えばAlGaAsSbである。この場合、第1遷移層5を構成する化合物半導体混晶の組成比は、上記積層方向において電界制御層4から遠ざかるほどアルミニウム(Al)の組成比が減少するように調整されていることが好ましい。言い換えると、第1遷移層5を構成する化合物半導体混晶の組成比は、上記積層方向において第2遷移層6に近づくにつれてアルミニウム(Al)の組成比が減少するように調整されていることが好ましい。第1遷移層5の厚みは、例えば0.01μm以上0.20μm以下である。
第2遷移層6は、p型の4元系化合物半導体混晶からなるエピタキシャル層である。つまり、第1遷移層5のキャリア濃度は、第2遷移層6のキャリア濃度よりも低い。第2遷移層6を構成する化合物半導体混晶は、第1遷移層5を構成する化合物半導体混晶とは異なる。これにより、第1遷移層5と第2遷移層6との間では、バンド不連続(ヘテロ障壁)が形成されている。好ましくは、第2遷移層6は、組成比が積層方向に変化するグレーディッド層である。第2遷移層6を構成する化合物半導体混晶は、例えばInGaAlAsである。この場合、第2遷移層6を構成する化合物半導体混晶の組成比は、上記積層方向において光吸収層7から遠ざかるほどアルミニウム(Al)の組成比が増大するように調整されていることが好ましい。言い換えると、第2遷移層6を構成する化合物半導体混晶の組成比は、上記積層方向において第1遷移層5から遠ざかるにつれてアルミニウム(Al)の組成比が減少するように調整されていることが好ましい。第2遷移層6の厚みは、例えば0.01μm以上0.20μm以下である。
なお、第1遷移層5を構成する化合物半導体混晶及び第2遷移層6を構成する化合物半導体混晶の各組成比は、上記積層方向において一定とされていてもよい。
光吸収層7は、i型の化合物半導体からなるエピタキシャル層である。光吸収層7を構成する材料は、例えばInGaAsである。光吸収層7の厚みは、例えば0.30μm以上2.50μm以下である。
窓層8は、n型の化合物半導体からなるエピタキシャル層である。窓層8を構成する材料は、例えばInPである。窓層8のキャリア濃度は、例えば3×1016atoms/cm3以下である。窓層8の厚みは、例えば0.50μm以上2.00μm以下である。窓層8は、i型の化合物半導体からなるエピタキシャル層であってもよい。
コンタクト領域9は、上記積層方向において窓層8の上面から光吸収層7にまでp型のドーパントが拡散されてなるp型領域である。コンタクト領域9の下端は、光吸収層7内に形成されている。コンタクト領域9に拡散しているp型のドーパントは、例えば亜鉛(Zn)である。
保護膜10は、窓層8の上面上に形成されている。保護膜10は、窓層8の上面のうちコンタクト層11が形成されていない領域を覆うように形成されている。好ましくは、保護膜10は、パッシベーション膜として作用するとともに、反射防止膜としても作用するように設けられている。保護膜10を構成する材料は、例えば窒化ケイ素(SiN)を含む。好ましくは、保護膜10は、保護膜10の厚さd、屈折率n、及び入射する光の波長λがd=λ/4/nの関係式を満足するように、設けられている。
コンタクト層11は、窓層8の上面上に形成されたp型の化合物半導体からなるエピタキシャル層がパターニングされることにより形成されている。コンタクト層11は、コンタクト領域9と電気的に接続されている。
第1電極12は、コンタクト層11の上面上に形成されており、かつコンタクト層11を介してコンタクト領域9と電気的に接続されている。第1電極12は、いわゆるp側電極である。コンタクト層11及び第1電極12の各々の平面形状は、例えば円環形状である。
第2電極13は、半導体基板1の第2面1B上に形成されており、かつ半導体基板1を介してバッファ層2と電気的に接続されている。第2電極13は、いわゆるn側電極である。
<アバランシェフォトダイオードの製造方法>
以下、図2を参照して、アバランシェフォトダイオード100の製造方法の一例を説明する。第1に、第1面1Aを有する半導体基板1が準備される(工程S1)。
第2に、バッファ層2、アバランシェ増倍層3、電界制御層4、第1遷移層5、第2遷移層6、光吸収層7、及び窓層8が、第1面1A上に半導体基板1側から順に形成される。さらにコンタクト層11にパターニングされる前のエピタキシャル層が、窓層8の上面上に形成される(工程S2)。各層を形成する方法は、特に制限されないが、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法又はMBE(Molecular Beam Epitaxy)法である。
第3に、p型ドーパントが平面視において光吸収層7及び窓層8の各々の一部領域に拡散されることにより、コンタクト領域9が光吸収層7及び窓層8に形成される(工程S3)。p型ドーパントを拡散する方法は、例えば選択熱拡散法である。この場合、コンタクト層11にパターニングされる前の上記エピタキシャル層の上面上に、コンタクト領域9が形成されるべき領域上にのみ開口部が形成されている絶縁膜を形成し、その後、当該絶縁膜をマスクとしてp型ドーパントを拡散させる。開口部の平面形状は、例えば円形状である。拡散終了後、絶縁膜は除去される。
第4に、上記エピタキシャル層をパターニングすることにより、コンタクト層11が形成される(工程S4)。
第5に、保護膜10が窓層8の上面上に形成される。保護膜10は、例えば、コンタクト層11を覆うように成膜された後、コンタクト層11の上面上に形成された部分が除去されることにより、形成される(工程S5)。
第6に、第1電極12が、コンタクト層11の上面上に形成される(工程S6)。
第7に、半導体基板1の第1面1Aとは反対側の面を研磨することにより第2面1Bが形成された後、第2電極13が第2面1B上に形成される(工程S7)。
以上のようにして、アバランシェフォトダイオード100は製造され得る。
<アバランシェフォトダイオードの動作>
以下、アバランシェフォトダイオード100の動作を説明する。アバランシェフォトダイオード100には、第2電極13側がプラス、第1電極12側がマイナスとなるように外部から逆バイアス電圧が加えられている。逆バイアス電圧は、光吸収層7において入射光により生じた電子がアバランシェ増倍層3に到達したときに、アバランシェ増倍層3においてアバランシェ増倍が引き起こされ得るように設定されている。この逆バイアス電圧が印加されている状態において、光が光吸収層7に入射すると、光吸収層7において電子-正孔対が発生する。発生した電子は、電界制御層4を通過して、アバランシェ増倍が起き得る高い電界が印加されているアバランシェ増倍層3に到達する。これにより、アバランシェ増倍層3においてアバランシェ増倍が起こり、アバランシェ増倍層3に到達した電子は雪崩的に増倍される。このようにして、光が光吸収層7に入射している状態では、アバランシェフォトダイオード100に大きな電流が流れる。光が光吸収層7に入射していない状態では、アバランシェ増倍層3においてアバランシェ増倍が起こらず、アバランシェフォトダイオード100にが電流が流れない。
なお、アバランシェフォトダイオード100に入射する光の強度が微弱である場合には、アバランシェフォトダイオード100は定格の利得を実現可能な条件下で駆動され、アバランシェ増倍層3には定格の利得を実現可能な電圧が印加される。この駆動状態に対し、アバランシェフォトダイオード100に入射する光の強度が増加した場合には、アバランシェフォトダイオード100は低利得条件下で駆動される必要がある。
<アバランシェフォトダイオードの効果>
以下、アバランシェフォトダイオード100の効果を、比較例との対比に基づいて説明する。図7に示される比較例に係るアバランシェフォトダイオード200は、p型の化合物半導体混晶からなる第2遷移層6に代えて、i型の化合物半導体混晶からなる第3遷移層61を備えている点でのみ、アバランシェフォトダイオード100とは異なる。言い換えると、アバランシェフォトダイオード200は、互いに異なる化合物半導体混晶からなりかつアンドープの2つのグレーディッド層(第1遷移層5及び第3遷移層61)を光吸収層7とアバランシェ増倍層3との間に備えている点で、アバランシェフォトダイオード100とは異なる。第3遷移層61を構成する半導体混晶は、例えばInGaAlAsである。図8は、図7に示されるアバランシェフォトダイオード200のバンド図である。
アバランシェフォトダイオード200において、第1遷移層5及び第3遷移層61は、光吸収層7とアバランシェ増倍層3との間のバンド不連続(ヘテロ障壁)を小さくするように設けられている。そのため、アバランシェフォトダイオード200における光吸収層7とアバランシェ増倍層3との間のバンド不連続は、光吸収層7とアバランシェ増倍層3との間に第1遷移層5及び第3遷移層61を備えていないアバランシェフォトダイオードのそれと比べて、小さい。他方、アバランシェフォトダイオード200においても、光吸収層7とアバランシェ増倍層3との間、具体的には第1遷移層5と第3遷移層61との間、にヘテロ接合界面が形成されることを回避できない。
図8に示されるように、第1遷移層5と第3遷移層61とのヘテロ接合界面では、価電子帯及び伝導帯の各々のエネルギー準位が不連続となり、バンド不連続(ヘテロ障壁)が形成される。このバンド不連続は、光吸収又はアバランシェ増倍により生じた光キャリアがヘテロ接合界面に滞留する原因となり、光応答が低速化、言い換えると高周波数帯域での受信感度が低下、する要因となる。このバンド不連続の大きさをヘテロ接合界面においてキャリアが滞留することを抑制し得る程度にまで減少させることができ、かつ半導体基板1と格子整合し得る第1遷移層5及び第3遷移層61を実現することは困難である。そのため、アバランシェフォトダイオード200では、上記のようなバンド不連続に起因して、応答速度が低下するという問題がある。本発明者らは、以下に示す計算結果から、この問題が低利得条件下で特に顕著に表れることを確認した。
図9は、アバランシェフォトダイオード200の周波数帯域の利得(増倍率)依存性の計算結果を示すグラフである。増倍率は、バイアス電圧を変えることにより変化させた。周波数帯域は、半導体シミュレータを用いて短パルス入射光に対する光電流の過渡応答を計算し、波形をフーリエ変換することにより算出した。図9に示されるように、増倍率が10よりも低い条件下では、増倍率が小さいほど周波数帯域が低くなる傾向が確認された。特に、増倍率が6以下の条件では、この傾向が顕著であった。
図9に示される傾向は、InAlAs増倍層を有するアバランシェフォトダイオードにおける傾向とは異なる。InAlAs増倍層を有するアバランシェフォトダイオードでは、低利得域の周波数帯域がCR時定数により制限される平坦な特性になる。アバランシェフォトダイオード200において増倍率が小さいほど周波数帯域が低くなるメカニズムは、以下のように考えられる。
図10Aは、アバランシェフォトダイオード200の積層構造の模式図であり、図10Bは増倍率に応じたアバランシェフォトダイオード200の電界強度分布を示す。図10Bにおいて、実線は増倍率が4である条件下での電界強度分布を示し、破線は増倍率が10である条件下での電界強度分布を示し、一点鎖線は界面15の位置を示す。アバランシェフォトダイオード200に逆バイアス電圧が印加されている状態では、空乏層が、アバランシェ増倍層3から光吸収層7においてコンタクト領域9以外の部分まで形成され、図10Bにおいて実線及び破線で示される電界強度分布が生じる。空乏化していない半導体基板1、バッファ層2、及びコンタクト領域9の電界強度は小さい。
光キャリアの滞留が生じやすい位置は、バンド不連続が大きな第1遷移層5と第3遷移層61との界面15である。図10Bに示されるように、増倍率が4であるときの界面15の電界強度Bは、増倍率が10であるときの界面15の電界強度Cよりも小さい。増倍率が4であるときの界面15の電界強度Bが光キャリアの滞留を解消するほどに大きくなく、増倍率が10であるときの界面15の電界強度Cが光キャリアの滞留を解消するほどに大きければ、図9に示されるように、増倍率が4であるときの周波数帯域は増倍率が10であるときの周波数帯域よりも低くなる。
上記計算結果は、高利得条件下において高い利得帯域幅積を示すアバランシェフォトダイオードであっても、低利得条件下では高周波数帯域での受信感度が低下して応答速度が低下するおそれがあることを示唆している。
これに対し、実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオード100は、光吸収層7とアバランシェ増倍層3との間にi型の第1遷移層5とp型の第2遷移層6とを備える。
図3は、アバランシェフォトダイオード100の周波数帯域の利得(増倍率)依存性の計算結果を示すグラフである。図3を得るために用いた計算方法は、図9を得るために用いた上記計算方法と同じである。図3に示されるように、アバランシェフォトダイオード100では、増倍率が10よりも低い条件下において増倍率が小さいほど周波数帯域が低くなる傾向が確認されなかった。増倍率が4である条件下での周波数帯域も、増倍率が6である条件下である周波数帯域も、増倍率が10である条件下での周波数帯域と同等以上であることが確認された。アバランシェフォトダイオード100において、アバランシェフォトダイオード200において確認された増倍率が小さいほど周波数帯域が低くなる傾向が解消されたメカニズムは、以下のように考えられる。
図4Aは、アバランシェフォトダイオード100の積層構造の模式図であり、図4Bは増倍率が4である条件下でのアバランシェフォトダイオード100の電界強度分布を示す。アバランシェフォトダイオード100においても、逆バイアス電圧が印加されている状態では、空乏層が、アバランシェ増倍層3から光吸収層7においてコンタクト領域9以外の部分まで形成される。アバランシェフォトダイオード100において、光キャリアの滞留が生じやすい位置は、バンド不連続が大きな第1遷移層5と第2遷移層6との界面14である。図4Bにおいて、一点鎖線は界面14の位置を示す。第2遷移層6はp型にドープされているため、第2遷移層6の電界強度は、光吸収層7の電界強度よりも大きくなり、また第3遷移層61の電界強度よりも大きくなる。その結果、図4Bに示されるように、増倍率が4であるときの界面14の電界強度Aは、図10Bに示されるアバランシェフォトダイオード200における増倍率が4であるときの界面15の電界強度Bよりも大きくなる。そのため、アバランシェフォトダイオード100では、第2遷移層6のキャリア濃度及び厚みを調整することにより、増倍率が4であるときの界面14の電界強度Aが、光キャリアの滞留を解消するほどに大きくなり得る。その結果、アバランシェフォトダイオード100では、低利得条件下においても応答速度の低下が抑制され得る。
また、アバランシェフォトダイオード200では、アンドープの光吸収層7のバンドギャップが小さく、かつ界面15の電界強度が光吸収層7における電界強度と同程度となるため、トンネル電流による暗電流が生じやすい。これに対し、アバランシェフォトダイオード100では、界面14の電界強度がアンドープの光吸収層7における電界強度よりも大きくなるため、アバランシェフォトダイオード200と比べて上記暗電流が生じにくい。
実施の形態2.
実施の形態2に係るアバランシェフォトダイオードは、実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオード100と基本的に同様の構成を備え同様の効果を奏するが、第1遷移層5が第1導電型又は第2導電型を有する点で、アバランシェフォトダイオード100とは異なる。以下では、アバランシェフォトダイオード200がアバランシェフォトダイオード100とは異なる点を主に説明する。
図5Aは、n型の第1遷移層5nを備えるアバランシェフォトダイオードの積層構造の模式図である。図5Bは、図5Aに示されるアバランシェフォトダイオードの電界強度分布を示す。図5Bにおいて、一点鎖線は界面14の位置を示す。第1遷移層5nのキャリア濃度は、第2遷移層6のキャリア濃度よりも低い。
図6Aは、p型の第1遷移層5pを備えるアバランシェフォトダイオードの積層構造の模式図である。図6Bは、図6Aに示されるアバランシェフォトダイオードの電界強度分布を示す。図6Bにおいて、一点鎖線は界面14の位置を示す。第1遷移層5pのキャリア濃度は、第2遷移層6のキャリア濃度よりも低い。
図5Bに示されるように、第1遷移層5nと第2遷移層6との界面14の電界強度は、図10Bに示されるアバランシェフォトダイオード200における第1遷移層5と第3遷移層61との界面15の電界強度よりも大きくなり得る。同様に、図6Bに示されるように、第1遷移層5pと第2遷移層6との界面14の電界強度は、図10Bに示されるアバランシェフォトダイオード200における第1遷移層5と第3遷移層61との界面15の電界強度よりも大きくなり得る。そのため、実施の形態2に係るアバランシェフォトダイオードも、実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオード100と同様の効果を奏することができる。
さらに、図5Bに示されるように、第1遷移層5nと第2遷移層6との界面14の電界強度は、アンドープの光吸収層7の電界強度よりも大きくなる。同様に、図6Bに示されるように、第1遷移層5pと第2遷移層6との界面14の電界強度は、アンドープの光吸収層7の電界強度よりも大きくなる。そのため、実施の形態2に係るアバランシェフォトダイオードにおいても、アバランシェフォトダイオード200と比べて上記暗電流が生じにくい。
第1遷移層5nを備えるアバランシェフォトダイオードにおいては、好ましくは、|T2×C2|>|T1×C1|との第1関係式が成立する。T1は第1遷移層5nの厚み、C1は第1遷移層5nのキャリア濃度、T2は第2遷移層6の厚み、C2は第2遷移層6のキャリア濃度を示している。
図5Bに示されるように、電界制御層4と第1遷移層5nとの接合界面の電界強度は、界面14の電界強度よりも小さくなる。そのため、第1遷移層5nの厚みが厚すぎたり、第1遷移層5nのキャリア濃度が高すぎたりする場合には、電界制御層4と第1遷移層5nとの接合界面の電界強度が光吸収層7の電界強度と同等程度にまで小さくなり、キャリアの輸送を阻害してしまうおそれがある。これに対し、上記第1関係式が成立する場合には、電界制御層4と第1遷移層5nとの接合界面の電界強度が光吸収層7の電界強度よりも大きくなるため、キャリアの輸送が阻害されにくい。
第1遷移層5pを備えるアバランシェフォトダイオードにおいては、好ましくは、|T3×C3|>|T2×C2|>|T1×C1|との第2関係式が成立する。T1は第1遷移層5pの厚み、C1は第1遷移層5pのキャリア濃度、T2は第2遷移層6の厚み、C2は第2遷移層6のキャリア濃度、T3は電界制御層4の厚み、C3は電界制御層4のキャリア濃度を示している。
図6Bに示されるように、電界制御層4と第1遷移層5pとの接合界面の電界強度は、界面14の電界強度よりも大きくなる。そのため、第1遷移層5pの厚みが厚すぎたり、第1遷移層5pのキャリア濃度が高すぎたりする場合には、第1遷移層5pの電界強度の変化量(図6B中の実線の傾き)が第2遷移層6の電界強度の変化量よりも多くなりすぎて、界面14における接合強度を増大させることによって奏される上記効果が損なわれるおそれがある。これに対し、上記第2関係式が成立する場合には、第1遷移層5pの電界強度の変化量が第2遷移層6の電界強度の変化量よりも少なくなるため、上記効果を確保できる。
<変形例>
実施の形態1に係るアバランシェフォトダイオード100又は実施の形態2に係るアバランシェフォトダイオードは、以下のように変形され得る。
各層を構成する材料は、上述した材料に限られるものではない。また、導電型を有する各層は、上述した導電型とは異なる導電型を有していてもよい。
例えば、バッファ層2を構成する材料は、InPであってもよい。アバランシェ増倍層3を構成する材料は、AlInAs又はAlAsSbであってもよい。電界制御層4を構成する材料は、AlGaInAsであってもよい。光吸収層7を構成する材料は、InGaAsPであってもよい。窓層8を構成する材料は、InGaAsP、InGaAsP、AlGaInAs、又はAlInAsであってもよい。
また、バッファ層2をn型のInGaAsなどからなるコンタクト層とし、半導体基板1をFeドープ基板などの半絶縁性基板とし、かつ第2電極13を半導体基板1の表面側に設ける構造としてもよい。
以上のように本開示の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本開示の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本開示の範囲は、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
1 半導体基板、1A 第1面、1B 第2面、2 バッファ層、3 アバランシェ増倍層、4 電界制御層、5,5n,5p 第1遷移層、6 第2遷移層、7 光吸収層、8 窓層、9 コンタクト領域、10 保護膜、11 コンタクト層、12 第1電極、13 第2電極、14 界面、100 アバランシェフォトダイオード。

Claims (5)

  1. 第1面を有する半導体基板と、
    前記第1面上に前記半導体基板側から順に積層された、アバランシェ増倍層、電界制御層、第1遷移層、第2遷移層、及び光吸収層とを備え、
    前記第2遷移層及び前記電界制御層の各々は、第1導電型のドーパントを含み、
    前記第1遷移層は、ドーパントを含まない、又は前記第1導電型もしくは前記第1導電型とは異なる第2導電型のドーパントを含み、
    前記第1遷移層のキャリア濃度は、前記第2遷移層のキャリア濃度よりも低く、
    前記第1遷移層は、前記第2導電型のドーパントを含み、
    前記第1遷移層の厚みをT1、前記第1遷移層のキャリア濃度をC1、前記第2遷移層の厚みをT2、前記第2遷移層のキャリア濃度をC2としたときに、|T2×C2|>|T1×C1|との関係式が成立する、アバランシェフォトダイオード。
  2. 第1面を有する半導体基板と、
    前記第1面上に前記半導体基板側から順に積層された、アバランシェ増倍層、電界制御層、第1遷移層、第2遷移層、及び光吸収層とを備え、
    前記第2遷移層及び前記電界制御層の各々は、第1導電型のドーパントを含み、
    前記第1遷移層は、ドーパントを含まない、又は前記第1導電型もしくは前記第1導電型とは異なる第2導電型のドーパントを含み、
    前記第1遷移層のキャリア濃度は、前記第2遷移層のキャリア濃度よりも低く、
    前記第1遷移層は、前記第1導電型のドーパントを含み、
    前記第1遷移層の厚みをT1、前記第1遷移層のキャリア濃度をC1、前記第2遷移層の厚みをT2、前記第2遷移層のキャリア濃度をC2、前記電界制御層の厚みをT3、前記電界制御層のキャリア濃度をC3としたときに、|T3×C3|>|T2×C2|>|T1×C1|との関係式が成立する、アバランシェフォトダイオード。
  3. 前記アバランシェ増倍層を構成する材料は、アンチモン(Sb)を含む化合物半導体である、請求項1又は2に記載のアバランシェフォトダイオード。
  4. 前記第1遷移層を構成する材料は、第1半導体混晶であり、
    前記第2遷移層を構成する材料は、前記第1半導体混晶とは異なる第2半導体混晶である、請求項1又は2に記載のアバランシェフォトダイオード。
  5. 前記第1半導体混晶は、AlGaAsSbであり、
    前記第2半導体混晶は、InGaAlAsである、請求項に記載のアバランシェフォトダイオード。
JP2023535022A 2023-02-06 2023-02-06 アバランシェフォトダイオード Active JP7433540B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023003746 2023-02-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7433540B1 true JP7433540B1 (ja) 2024-02-19

Family

ID=89904362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023535022A Active JP7433540B1 (ja) 2023-02-06 2023-02-06 アバランシェフォトダイオード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7433540B1 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510883A (ja) 2001-11-28 2005-04-21 オプトニクス・インコーポレーテッド フォトン計数応用のためのアバランシェフォトダイオードおよび単一フォトン検出システム
JP2011054787A (ja) 2009-09-02 2011-03-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置、半導体装置の製造方法
WO2011144938A2 (en) 2010-05-19 2011-11-24 The University Of Sheffield Avalanche photodiode structure and method
JP2014099467A (ja) 2012-11-13 2014-05-29 Mitsubishi Electric Corp アバランシェフォトダイオードおよびその製造方法
CN104538484A (zh) 2014-12-04 2015-04-22 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种波长扩展型InGaAs雪崩光电二极管的外延结构
US20170033253A1 (en) 2015-07-30 2017-02-02 Voxtel, Inc. Doped multiplier avalanche photodiode
US20170244002A1 (en) 2016-02-22 2017-08-24 University Of Virginia Patent Foundation AlInAsSb Avalanche Photodiode and Related Method thereof
CN112382689A (zh) 2021-01-07 2021-02-19 武汉敏芯半导体股份有限公司 一种雪崩光电探测器及其制备方法
WO2021099769A2 (en) 2019-11-18 2021-05-27 The University Of Sheffield An avalanche photodiode structure

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510883A (ja) 2001-11-28 2005-04-21 オプトニクス・インコーポレーテッド フォトン計数応用のためのアバランシェフォトダイオードおよび単一フォトン検出システム
JP2011054787A (ja) 2009-09-02 2011-03-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 半導体装置、半導体装置の製造方法
WO2011144938A2 (en) 2010-05-19 2011-11-24 The University Of Sheffield Avalanche photodiode structure and method
JP2014099467A (ja) 2012-11-13 2014-05-29 Mitsubishi Electric Corp アバランシェフォトダイオードおよびその製造方法
CN104538484A (zh) 2014-12-04 2015-04-22 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种波长扩展型InGaAs雪崩光电二极管的外延结构
US20170033253A1 (en) 2015-07-30 2017-02-02 Voxtel, Inc. Doped multiplier avalanche photodiode
US20170244002A1 (en) 2016-02-22 2017-08-24 University Of Virginia Patent Foundation AlInAsSb Avalanche Photodiode and Related Method thereof
WO2021099769A2 (en) 2019-11-18 2021-05-27 The University Of Sheffield An avalanche photodiode structure
CN112382689A (zh) 2021-01-07 2021-02-19 武汉敏芯半导体股份有限公司 一种雪崩光电探测器及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5552629A (en) Superlattice avalance photodiode
US7038251B2 (en) Semiconductor device
US6740908B1 (en) Extended drift heterostructure photodiode having enhanced electron response
US10297705B2 (en) Avalanche photodiode
US7994601B2 (en) Semiconductor light receiving device
US20100133637A1 (en) Avalanche photodiode
WO2006046276A1 (ja) アバランシェフォトダイオード
JP5857774B2 (ja) 半導体受光素子
JPH022691A (ja) 半導体受光素子
JP2013236012A (ja) アバランシェフォトダイオード及びその製造方法
US5926585A (en) Waveguide type light receiving element
JP3675223B2 (ja) アバランシェフォトダイオードとその製造方法
EP1116280B1 (en) Highly-doped p-type contact for high-speed, front-side illuminated photodiode
EP0440910A1 (en) Optical semiconductor device
WO2022157888A1 (ja) アバランシェフォトダイオード
JP2011258809A (ja) 半導体受光素子
WO2018189898A1 (ja) 半導体受光素子
US20230011341A1 (en) Light-Receiving Device
JP7433540B1 (ja) アバランシェフォトダイオード
JPH08274366A (ja) 半導体受光素子
JPH08162663A (ja) 半導体受光素子
JP2962069B2 (ja) 導波路構造半導体受光素子
JPH051629B2 (ja)
JPS59163878A (ja) 半導体受光装置
US20240234477A9 (en) Method for fabricating radiation-hardened heterojunction photodiodes

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230608

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230608

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7433540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150