JP7433206B2 - 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムに関する。
車両センサで認識した停止線で車両を停止させるための速度計画に関する発明が知られている。例えば、特許文献1には、速度テーブルに基づいて車両のジャークを制御し、停止線で車両を停止させる技術が開示されている(特許文献1)。
特開2019-217828号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、将来の目標速度を比較的自由に設定しているため、車両の乗員が急な加減速に対する違和感を覚える場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、車両の加減速時に、乗員が覚える違和感を低減することができる車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る車両制御装置は、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る車両制御装置は、車両の進行方向にあるターゲット地点と、前記ターゲット地点における目標速度とに基づいて、前記車両の将来の速度推移を示す速度プロファイルを生成する生成部と、前記速度プロファイルに基づいて、前記速度プロファイルの加速度がゼロになる時点の速度である極値速度を計算し、前記極値速度が前記目標速度よりも小さい場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて加速させると判定し、前記極値速度が前記目標速度以上である場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて減速させると判定し、前記車両を減速させると判定した場合、前記車両から前記ターゲット地点までの残距離が最低必要減速距離未満であるか否かを判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて、前記速度プロファイルを修正する修正部と、前記速度プロファイルに従って前記車両を走行させる制御部と、を備えるものである。
(2):上記(1)の態様において、前記修正部は、前記車両を加速させると判定された場合、前記速度プロファイルを修正しないものである。
(3):上記(1)又は(2)の態様において、前記修正部は、前記残距離が前記最低必要減速距離未満であると判定された場合、前記ターゲット地点において前記車両の速度が前記目標速度に到達し、かつ前記車両の加速度又はジャークが一定となるように前記速度プロファイルを修正し、前記修正部は、前記残距離が前記最低必要減速距離以上であると判定された場合、前記速度プロファイルを修正しないものである。
(4):上記(3)の態様において、前記修正部は、前記残距離が前記最低必要減速距離未満であると判定された場合、前記最低必要減速距離を前記残距離によって除算することによって得られる除算値を計算し、前記除算値を前記加速度に乗算した値を前記加速度として更新し、前記除算値の二乗値を前記ジャークに乗算した値を前記ジャークとして更新し、前記速度と、前記更新した加速度と、前記更新したジャークとに基づいて、前記最低必要減速距離を再計算し、前記再計算した最低必要減速距離と前記残距離との間の差が閾値以内であるか否かを判定する手順を所定回数繰り返すことによって、前記ターゲット地点において前記車両の速度が前記目標速度に到達し、かつ前記車両の加速度又はジャークが一定となるように前記速度プロファイルを修正するものである。
(5):この発明の他の態様に係る車両制御方法は、車両制御装置が、車両の進行方向にあるターゲット地点と、前記ターゲット地点における目標速度とに基づいて、前記車両の将来の速度推移を示す速度プロファイルを生成し、前記速度プロファイルに基づいて、前記速度プロファイルの加速度がゼロになる時点の速度である極値速度を計算し、前記極値速度が前記目標速度よりも小さい場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて加速させると判定し、前記極値速度が前記目標速度以上である場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて減速させると判定し、前記車両を減速させると判定した場合、前記車両から前記ターゲット地点までの残距離が最低必要減速距離未満であるか否かを判定し、前記判定部による判定結果に基づいて、前記速度プロファイルを修正し、前記速度プロファイルに従って前記車両を走行させるものである。
(6):この発明の他の態様に係るプログラムは、車両制御装置のプロセッサに、車両の進行方向にあるターゲット地点と、前記ターゲット地点における目標速度とに基づいて、前記車両の将来の速度推移を示す速度プロファイルを生成させ、前記速度プロファイルに基づいて、前記速度プロファイルの加速度がゼロになる時点の速度である極値速度を計算し、前記極値速度が前記目標速度よりも小さい場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて加速させると判定させ、前記極値速度が前記目標速度以上である場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて減速させると判定させ、前記車両を減速させると判定した場合、前記車両から前記ターゲット地点までの残距離が最低必要減速距離未満であるか否かを判定させ、前記判定部による判定結果に基づいて、前記速度プロファイルを修正させ、前記速度プロファイルに従って前記車両を走行させるものである。
(1)~(6)によれば、車両の加減速時に、乗員が覚える違和感を低減することができる車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムを提供することができる。
実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システム1の構成図である。 第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。 ターゲット地点TPの一例である停止線と、自車両Mとの関係を示す図である。 加減速判定部142Bの処理の内容について説明するための図である。 加減速判定部142Bの処理の内容について説明するための別の図である。 ターゲット地点制御部142により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 速度プロファイル修正部142Cによって実行される速度プロファイルの修正アルゴリズムの一例を示す図である。 速度プロファイル修正部142Cによって実行される速度プロファイルの修正アルゴリズムが適用される場面の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御装置、車両制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システム1の構成図である。車両システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。
車両システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、LIDAR(Light Detection and Ranging)14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、車両センサ40と、ナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、運転操作子80と、自動運転制御装置100と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両システム1が搭載される車両(以下、自車両M)の任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し自車両Mの周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、自車両Mの周辺にミリ波などの電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置12は、FM-CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
LIDAR14は、自車両Mの周辺に光(或いは光に近い波長の電磁波)を照射し、散乱光を測定する。LIDAR14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。LIDAR14は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびLIDAR14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度などを認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびLIDAR14の検出結果をそのまま自動運転制御装置100に出力してよい。車両システム1から物体認識装置16が省略されてもよい。
通信装置20は、例えば、セルラー網やWi-Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、自車両Mの周辺に存在する他車両と通信し、或いは無線基地局を介して各種サーバ装置と通信する。
HMI30は、自車両Mの乗員に対して各種情報を提示すると共に、乗員による入力操作を受け付ける。HMI30は、各種表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キーなどを含む。
車両センサ40は、自車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、自車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。自車両Mの位置は、車両センサ40の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報54は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報などを含んでもよい。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、例えば、乗員の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、地図上経路に分岐箇所が存在する場合、自車両Mが、分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報、後述するモードAまたはモードBが禁止される禁止区間の情報などが含まれてよい。第2地図情報62は、通信装置20が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。
運転操作子80は、例えば、ステアリングホイール、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、その他の操作子を含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一部または全部に出力される。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160とを備える。第1制御部120と第2制御部160は、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。自動運転制御装置100は「車両制御装置」の一例である。
図2は、第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。第1制御部120は、例えば、認識部130と、行動計画生成部140とを備える。第1制御部120は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能とを並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号、道路標示などがある)に基づく認識とが並行して実行され、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで実現されてよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。
認識部130は、カメラ10、レーダ装置12、およびLIDAR14から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、自車両Mの周辺にある物体の位置、および速度、加速度等の状態を認識する。物体の位置は、例えば、自車両Mの代表点(重心や駆動軸中心など)を原点とした絶対座標上の位置として認識され、制御に使用される。物体の位置は、その物体の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、領域で表されてもよい。物体の「状態」とは、物体の加速度やジャーク、あるいは「行動状態」(例えば車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、認識部130は、例えば、自車両Mが走行している車線(走行車線)を認識する。例えば、認識部130は、第2地図情報62から得られる道路区画線のパターン(例えば実線と破線の配列)と、カメラ10によって撮像された画像から認識される自車両Mの周辺の道路区画線のパターンとを比較することで、走行車線を認識する。なお、認識部130は、道路区画線に限らず、道路区画線や路肩、縁石、中央分離帯、ガードレールなどを含む走路境界(道路境界)を認識することで、走行車線を認識してもよい。この認識において、ナビゲーション装置50から取得される自車両Mの位置やINSによる処理結果が加味されてもよい。また、認識部130は、一時停止線、障害物、赤信号、料金所、その他の道路事象を認識する。
認識部130は、走行車線を認識する際に、走行車線に対する自車両Mの位置や姿勢を認識する。認識部130は、例えば、自車両Mの基準点の車線中央からの乖離、および自車両Mの進行方向の車線中央を連ねた線に対してなす角度を、走行車線に対する自車両Mの相対位置および姿勢として認識してもよい。これに代えて、認識部130は、走行車線のいずれかの側端部(道路区画線または道路境界)に対する自車両Mの基準点の位置などを、走行車線に対する自車両Mの相対位置として認識してもよい。
行動計画生成部140は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、更に、自車両Mの周辺状況に対応できるように、自車両Mが自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、自車両Mの到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの自車両Mの到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における自車両Mの到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。加えて、行動計画生成部140はターゲット地点制御部142を含むが、その詳細については後述する。
第2制御部160は、行動計画生成部140によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに自車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。
第2制御部160は、例えば、取得部162と、速度制御部164と、操舵制御部166とを備える。取得部162は、行動計画生成部140により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部164は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。速度制御部164および操舵制御部166の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部166は、自車両Mの前方の道路の曲率に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御とを組み合わせて実行する。
走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。ECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、運転操作子80に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らず、第2制御部160から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
[目標速度が決定されるターゲット地点への接近に応じた制御]
以下、認識部130が自車両Mの進行方向側に、目標速度が決定されるターゲット地点を認識した際に、ターゲット地点制御部142によって実行される制御について説明する。ここで、ターゲット地点とは、自車両Mの進行方向側に存在し、かつ特定の速度(以下、「目標速度」と称する)に到達することが要求される地点を意味する。ターゲット地点は、例えば、信号機や交差点前の停止線、速度制限区間の開始点及び終了点、車線合流地点、車線分岐地点など、そこに到達した際の好ましい速度が存在する地点である。例えば、停止線では速度をゼロに近づけることが好ましく、速度制限区間の開始点及び終了点では、その地点以降の制限速度や交通流の速度に速度を合わせることが好ましい。ターゲット地点制御部142は、速度プロファイル生成部142Aと、加減速判定部142Bと、速度プロファイル修正部142Cと、を備える。
図3は、ターゲット地点TPの一例である停止線と、自車両Mとの関係を示す図である。速度プロファイル生成部142Aは、認識部130がターゲット地点TPを認識した際に、自車両Mの現在の速度v及び加速度aと、ターゲット地点TPの位置及びターゲット地点TPにおける目標速度vtgtと、所定の制約とに基づいて、自車両Mが当該ターゲット地点TPにおいて当該目標速度vtgtに到達しているような速度プロファイル(速度計画)pを生成する。ここで、速度プロファイルpとは、自車両Mの将来の速度推移を示す情報である。所定の制約は、例えば、法規違反を犯したり、自車両Mに過度な負担をかけたり、自車両Mの乗員に違和感や恐怖感を与えることを防ぐために設定される。所定の制約は、例えば、速度プロファイルpにおける指示加速度atgt又は指示ジャークjtgt(躍度)が一定であることや、速度v、指示加速度atgt、又は指示ジャークjtgtに対して上限値や下限値が設けられることである。速度プロファイル生成部142Aは、「生成部」の一例である。なおターゲット地点TPの位置は、自車両Mとターゲット地点TPとの距離(以下、残距離d)を求めるために使用される。ここで、指示加速度atgtとは、目標軌道の速度要素を生成するための加速度、或いは直接的に第2制御部160に指示する加速度という意味である。また、指示ジャークjtgtとは、目標軌道の速度要素を生成するためのジャーク、或いは直接的に第2制御部160に指示するジャークという意味である。
加減速判定部142Bは、目標速度vtgtと、速度プロファイルpとに基づいて、ターゲット地点TPまでに自車両Mを加速させるのか減速させるのかを判定する。より詳細には、加減速判定部142Bは、速度プロファイルpに示された指示加速度atgtがゼロになる時点(速度が極値をとる時点)の速度であるピーク速度vを求め、当該ピーク速度vが目標速度vtgtよりも小さい場合には自車両Mを加速させると判定し、当該ピーク速度vが目標速度vtgt以上である場合には自車両Mを減速させると判定する。ピーク速度vは、「極値速度」の一例であり、加減速判定部142Bは、「判定部」の一例である。
図4は、加減速判定部142Bの処理の内容について説明するための図である。時点0は現時点であり、自車両Mが時点Tでターゲット地点TPにおいて目標速度vtgtに到達する速度プロファイルpが生成されている。このとき、自車両Mの時点0における加速度aは正であることを示している。したがって、加減速判定部142Bは、速度プロファイルpにおける加速度aが正から負に変わる点、すなわち、時点tにおける速度をピーク速度vとして求める。
図4の例では、ピーク速度vが目標速度vtgtよりも大きい。従って、加減速判定部142Bは、ターゲット地点TPに向けて自車両Mを減速させると判定する。
図5は、加減速判定部142Bの処理の内容について説明するための別の図である。図4と同様、時点0は現時点であり、自車両Mが時点Tでターゲット地点TPにおいて目標速度vtgtに到達する速度プロファイルpが生成されている。このとき、自車両Mの時点0における加速度aは負であることを示している。したがって、加減速判定部142Bは、速度プロファイルpにおける加速度aが負から正に変わる点、すなわち、時点tにおける速度をピーク速度vとして求める。図5の例では、ピーク速度vが目標速度vtgtよりも小さい。従って、加減速判定部142Bは、ターゲット地点TPに向けて自車両Mを加速させると判定する。
なお、単に自車両Mの現在の速度vと目標速度vtgtとを比較しないのは、現在の自車両Mの加減速傾向を考慮すべきだからである。例えば、自車両Mの現在の速度vが50[km/h]、目標速度vtgtが60[km/h]であった場合、速度vと目標速度vtgtを比較すると「加速」と判定することになる。しかしながら、その状況であっても、現在の自車両Mの加速度aが非常に大きく、乗員に違和感を与えない程度の減速をしたのであれば直後に80[km/h]程度まで加速してしまう、という場面が想定される。このような場面では、加減速判定部142Bは「減速」と判定する。こうすることで、自車両Mの現時点での加減速傾向に応じた判定結果を得ることができる。なお、速度プロファイルpに極値が存在しない場合(単調減少または単調増加の場合)、自車両Mの現在の速度vと目標速度vtgtとを比較して加速か減速かを判定してもよい。
速度プロファイル修正部142Cは、加減速判定部142Bがターゲット地点TPに向けて自車両Mを減速させると判定し、かつ残距離dが最低必要減速距離未満である場合、ターゲット地点TPにおいて自車両Mの速度vが目標速度に到達し、かつ自車両Mの加速度a又はジャークjが一定となるように速度プロファイルpを修正する。ここで、最低必要減速距離とは、修正前の速度プロファイルpに従って自車両Mが走行すると仮定した場合に、自車両Mの速度vが目標速度に到達するために必要とされる距離を意味する。通常、速度プロファイル生成部142Aは、自車両Mがターゲット地点TPにおいて目標速度に到達するような速度プロファイルpを生成するが、上述した制約などにより、修正前の速度プロファイルpでは、自車両Mがターゲット地点TPにおいて目標速度に到達できない場合がある。したがって、速度プロファイル修正部142Cは、自車両Mがターゲット地点TPにおいて目標速度に到達するように速度プロファイルpを修正する。速度プロファイル修正部142Cは、同時に、自車両Mの乗員が急な減速に対する違和感を覚えないようにするために、加速度a又はジャークjが一定となるように当該速度プロファイルpを修正する。速度プロファイルpの具体的な修正方法については、図6を参照して後述する。速度プロファイル修正部142Cは、「修正部」の一例である。
なお、上述した通り、速度プロファイル修正部142Cは、加減速判定部142Bが自車両Mを減速させると判定した場合のみ、速度プロファイルpを修正する。一方、速度プロファイル修正部142Cは、加減速判定部142Bが自車両Mを加速させると判定し、かつ残距離dが最低必要加速距離未満である場合には、速度プロファイルpを修正せず、自車両Mは、修正前の速度プロファイルpに従って走行する。この場合、自車両Mは、ターゲット地点TPにおいて目標速度に到達しない。これは、一般的に、遵守しないことが大きな問題につながり得る減速目標と比較して、加速目標は、遵守せずとも大きな問題にはつながりにくいからである。また、加速目標を常に遵守することは、自車両Mの急加速をもたらし、乗員に恐怖感を与えることもあり得る。このように、速度プロファイル修正部142Cは、自車両Mを減速させると判定された場合にのみ速度プロファイルpを修正することで、加減速に応じた柔軟な制御を実現することができる。
[処理フロー]
次に、図6を参照して、ターゲット地点制御部142により実行される制御の流れについて説明する。図6は、ターゲット地点制御部142により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、認識部130が自車両Mの進行方向側にターゲット地点TPを認識した際に実行される。
まず、速度プロファイル生成部142Aは、自車両Mがターゲット地点TPにおいて目標速度に到達するような速度プロファイルpを生成する(ステップS100)。次に、加減速判定部142Bは、生成された速度プロファイルpに基づいて、自車両Mのピーク速度vを計算する(ステップS101)。次に、加減速判定部142Bは、計算したピーク速度vが目標速度よりも小さいか否かを判定する(ステップS102)。ピーク速度vが目標速度よりも小さいと判定された場合、加減速判定部142Bは、自車両Mを加速させると判定し(ステップS103)、速度プロファイル修正部142Cは速度プロファイルpを修正しない(ステップS104)。すなわち、自車両Mは、ターゲット地点TPにおいて目標速度に到達するか否かに関わらず、既存の速度プロファイルpに従って走行する。
一方、ステップS102において、ピーク速度vが目標速度以上であると判定された場合、加減速判定部142Bは、自車両Mを減速させると判定し(ステップS105)、次に、自車両Mからターゲット地点TPまでの残距離dが、最低必要減速距離よりも小さいか否かを判定する(ステップS106)。残距離dが、最低必要減速距離よりも小さいと判定された場合、すなわち、既存の速度プロファイルpでは、自車両Mが残距離d内で目標速度まで減速できないと判定された場合、速度プロファイル修正部142Cは、ターゲット地点TPにおいて自車両Mの速度vが目標速度に到達し、かつ自車両Mの加速度a又はジャークjが一定となるように速度プロファイルpを修正する(ステップS107)。一方、残距離dが、最低必要減速距離以上であると判定された場合、すなわち、既存の速度プロファイルpに従えば、自車両Mが残距離d内で目標速度まで減速できると判定された場合、速度プロファイル修正部142Cは、速度プロファイルpを修正しない(ステップS108)。すなわち、自車両Mは、既存の速度プロファイルpに従って走行する。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
[速度プロファイルの修正アルゴリズム]
次に、図7を参照して、速度プロファイル修正部142Cによる速度プロファイルpの修正方法について説明する。図6は、速度プロファイル修正部142Cによって実行される速度プロファイルの修正アルゴリズムの一例を示す図である。
図7において、vは自車両Mの現時点における速度を示し、aは自車両Mの現時点における加速度を示し、jtgtは既存の速度プロファイルpに示された一定値である指示ジャークを示し、atgtは既存の速度プロファイルpに示された一定値である指示加速度を示し、vtgtは目標速度を示し、dは既存の速度プロファイルpに従って自車両Mが走行した場合に自車両Mの速度が目標速度vtgtに到達するまでに必要とされる最低必要減速距離を示し、dは自車両Mからターゲット地点TPまでの残距離を示す。すなわち、dの大きさは、図中の斜線部によって示された領域の面積によって表され、dの大きさは、二点鎖線と座標軸とで囲まれる領域の面積によって表されている。時点0から時点tまでは一定値である指示ジャーク-jtgtが適用され、時点tから時点tまでは一定値である指示加速度-atgtが適用され、時点tから時点tまでは一定値である指示ジャークjtgtが適用されている。
図7において、斜線部によって表される領域である最低必要減速距離dは、二点鎖線と座標軸とで囲まれる領域である残距離dよりも面積が大きい。これは、自車両Mが、既存の速度プロファイルpに従って走行した場合、残距離d以内には目標速度vtgtに到達できないことを意味する。そこで、速度プロファイル修正部142Cは、最低必要減速距離dを残距離dによって除算することによって得られる除算値r=d/dを計算し、当該除算値rを指示加速度-atgtに乗算した値-rtgtを指示加速度として更新し、当該除算値の二乗値r を指示ジャーク-jtgtに乗算した値を指示ジャーク-jtgt として更新することによって、速度プロファイルpを修正する。このように速度プロファイルpを修正することによって、新たな速度プロファイルpに基づく最低必要減速距離dを計算することができる。乗数として使用された除算値r=d/dは1よりも大きいため、修正後の速度プロファイルpに基づく最低必要減速距離dは、修正前の速度プロファイルpに基づく最低必要減速距離dよりも小さい値を取り、残距離dに近づく。
次に、速度プロファイル修正部142Cは、最低必要減速距離dと残距離dとの差が閾値以内であるか否かを判定する。この場合の閾値は、略ゼロと見なせる値であり、例えば、数十センチメートル程度である。最低必要減速距離dと残距離dとの差が閾値以内である場合、速度プロファイル修正部142Cは、修正後の速度プロファイルpを確定的な速度プロファイルpとして使用する。一方、最低必要減速距離dと残距離dとの差が閾値より大きい場合、速度プロファイル修正部142Cは、再度、最低必要減速距離dを残距離dによって除算することによって得られる除算値r=d/dを計算し、当該除算値rを指示加速度-atgtに乗算した値-rtgtを指示加速度として更新し、当該除算値の二乗値r を指示ジャーク-jtgtに乗算した値を指示ジャーク-jtgt として更新することによって、速度プロファイルpを修正する。そして、速度プロファイル修正部142Cは、修正後の速度プロファイルpに基づいて計算された最低必要減速距離dと残距離dとの差が閾値以内であるか否かを判定する。このような手順を所定回数繰り返すことにより、速度プロファイル修正部142Cは、加速度a又はジャークjを一定にしつつ、自車両Mをターゲット地点TPの近傍において目標速度vtgtに到達させることができる。
次に、図8を参照して、上述した速度プロファイルpの修正アルゴリズムが適用される場面について説明する。図8は、速度プロファイル修正部142Cによって実行される速度プロファイルの修正アルゴリズムが適用される場面の一例を示す図である。図8において、自車両Mは、信号機TLのある交差点に向けて走行しており、認識部130は自車両Mの進行方向側にターゲット地点TP、すなわち、停止線TPと、自車両Mから停止線TPまでの残距離dを認識する。ここで、速度プロファイル生成部142Aは、自車両Mが停止線TPにおける目標速度(例えば、0km/h)を達成するように速度プロファイルpを生成しようとするが、上述した制約などにより、当初生成した速度プロファイルpでは、残距離dを超える最低必要減速距離dが得られる。そこで、速度プロファイル修正部142Cは、図8で説明した速度プロファイルpの修正アルゴリズムを実行することにより、最低必要減速距離をdからd、d・・・d(nは任意の整数)と再計算し、最低必要減速距離dと残距離dとの差が閾値以内になるようにする。これにより、速度プロファイル修正部142Cは、加速度a又はジャークjを一定にしつつ、自車両Mを停止線TPの近傍において目標速度に到達させることができる。
以上説明した実施形態によれば、ターゲット地点制御部142は、自車両Mからターゲット地点までの残距離が必要最低加速距離又は最低必要減速距離より小さい場合、自車両Mの加速時には速度プロファイルpを修正せず、自車両Mの減速時には、加速度a又はジャークjを一定にしつつ、残距離が最低必要減速距離に十分近づくように速度プロファイルpを修正する。これにより、車両の加減速時に、乗員が覚える違和感を低減することができる。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
車両の進行方向にあるターゲット地点と、前記ターゲット地点における目標速度とに基づいて、前記車両の将来の速度推移を示す速度プロファイルを生成し、
前記速度プロファイルに基づいて、前記速度プロファイルの加速度がゼロになる時点の速度である極値速度を計算し、前記極値速度が前記目標速度よりも小さい場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて加速させると判定し、前記極値速度が前記目標速度以上である場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて減速させると判定し、
前記車両を減速させると判定した場合、前記車両から前記ターゲット地点までの残距離が最低必要減速距離未満であるか否かを判定し、
前記判定部による判定結果に基づいて、前記速度プロファイルを修正し、
前記速度プロファイルに従って前記車両を走行させる、
ように構成されている、車両制御装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 カメラ
12 レーダ装置
14 LIDAR
16 物体認識装置
100 自動運転制御装置
120 第1制御部
130 認識部
140 行動計画生成部
142 ターゲット地点制御部
142A 速度プロファイル生成部
142B 加減速判定部
142C 速度プロファイル修正部
160 第2制御部
162 取得部
164 速度制御部
166 操舵制御部

Claims (6)

  1. 車両の進行方向にあるターゲット地点と、前記ターゲット地点における目標速度とに基づいて、前記車両の将来の速度推移を示す速度プロファイルを生成する生成部と、
    前記速度プロファイルに基づいて、前記速度プロファイルの加速度がゼロになる時点の速度である極値速度を計算し、前記極値速度が前記目標速度よりも小さい場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて加速させると判定し、前記極値速度が前記目標速度以上である場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて減速させると判定し、
    前記車両を減速させると判定した場合、前記車両から前記ターゲット地点までの残距離が最低必要減速距離未満であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記速度プロファイルを修正する修正部と、
    前記速度プロファイルに従って前記車両を走行させる制御部と、
    を備え、
    前記修正部は、前記残距離が前記最低必要減速距離未満であると判定された場合、前記ターゲット地点において前記車両の速度が前記目標速度に到達し、かつ前記車両が前記ターゲット地点に到達するまでの時間区画が、前記車両の加速度が一定となる時間区画と、前記車両のジャークが一定となる時間区画とを含むように前記速度プロファイルを修正する、
    車両制御装置。
  2. 前記修正部は、前記車両を加速させると判定された場合、前記速度プロファイルを修正しない、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記修正部は、前記残距離が前記最低必要減速距離以上であると判定された場合、前記速度プロファイルを修正しない、
    請求項1又は2に記載の車両制御装置。
  4. 前記修正部は、前記残距離が前記最低必要減速距離未満であると判定された場合、前記最低必要減速距離を前記残距離によって除算することによって得られる除算値を計算し、前記除算値を前記加速度に乗算した値を前記加速度として更新し、前記除算値の二乗値を前記ジャークに乗算した値を前記ジャークとして更新し、前記速度と、前記更新した加速度と、前記更新したジャークとに基づいて、前記最低必要減速距離を再計算し、前記再計算した最低必要減速距離と前記残距離との間の差が閾値以内であるか否かを判定する手順を所定回数繰り返すことによって、前記ターゲット地点において前記車両の速度が前記目標速度に到達し、かつ前記車両の加速度又はジャークが一定となるように前記速度プロファイルを修正する、
    請求項3に記載の車両制御装置。
  5. 車両制御装置が、
    車両の進行方向にあるターゲット地点と、前記ターゲット地点における目標速度とに基づいて、前記車両の将来の速度推移を示す速度プロファイルを生成し、
    前記速度プロファイルに基づいて、前記速度プロファイルの加速度がゼロになる時点の速度である極値速度を計算し、前記極値速度が前記目標速度よりも小さい場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて加速させると判定し、前記極値速度が前記目標速度以上である場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて減速させると判定し、
    前記車両を減速させると判定した場合、前記車両から前記ターゲット地点までの残距離が最低必要減速距離未満であるか否かを判定し、
    前記判定の結果に基づいて、前記速度プロファイルを修正し、
    前記速度プロファイルに従って前記車両を走行させ、
    前記残距離が前記最低必要減速距離未満であると判定された場合、前記ターゲット地点において前記車両の速度が前記目標速度に到達し、かつ前記車両が前記ターゲット地点に到達するまでの時間区画が、前記車両の加速度が一定となる時間区画と、前記車両のジャークが一定となる時間区画とを含むように前記速度プロファイルを修正する、
    車両制御方法。
  6. 車両制御装置のプロセッサに、
    車両の進行方向にあるターゲット地点と、前記ターゲット地点における目標速度とに基づいて、前記車両の将来の速度推移を示す速度プロファイルを生成させ、
    前記速度プロファイルに基づいて、前記速度プロファイルの加速度がゼロになる時点の速度である極値速度を計算し、前記極値速度が前記目標速度よりも小さい場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて加速させると判定させ、前記極値速度が前記目標速度以上である場合には前記車両を前記ターゲット地点に向けて減速させると判定させ、
    前記車両を減速させると判定した場合、前記車両から前記ターゲット地点までの残距離が最低必要減速距離未満であるか否かを判定させ、
    前記判定の結果に基づいて、前記速度プロファイルを修正させ、
    前記速度プロファイルに従って前記車両を走行させ、
    前記残距離が前記最低必要減速距離未満であると判定された場合、前記ターゲット地点において前記車両の速度が前記目標速度に到達し、かつ前記車両が前記ターゲット地点に到達するまでの時間区画が、前記車両の加速度が一定となる時間区画と、前記車両のジャークが一定となる時間区画とを含むように前記速度プロファイルを修正させる、
    プログラム。
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