JP7433102B2 - 火災検出システム - Google Patents

火災検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP7433102B2
JP7433102B2 JP2020054062A JP2020054062A JP7433102B2 JP 7433102 B2 JP7433102 B2 JP 7433102B2 JP 2020054062 A JP2020054062 A JP 2020054062A JP 2020054062 A JP2020054062 A JP 2020054062A JP 7433102 B2 JP7433102 B2 JP 7433102B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
fire alarm
fire
area
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020054062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021157232A (ja
Inventor
洋介 十河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2020054062A priority Critical patent/JP7433102B2/ja
Publication of JP2021157232A publication Critical patent/JP2021157232A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7433102B2 publication Critical patent/JP7433102B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

本願は、火災検出システムに関するものである。
トンネル内の火災を検出する火災検出システムにおいては、火災の発生を感知する感知器として例えば煙感知式のものが多く用いられている。火災検出システムにおいては、火災以外の原因によって作動して火災警報を発することがあり、非火災報と呼ばれている。火災警報が発報された場合、火災警報が発報された箇所の映像から火災が発生しているかどうかを監視員が判断して非火災報であった場合は火災警報を解除していたため、監視員の負荷が大きいという問題があった。これに対し、カメラから取得した映像をもとに火災検出を行い、監視員が火災かどうかを判定した結果を学習して映像による火災検出の精度を向上させることにより非火災報を減らす技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-151751号公報
従来の火災検出システムでは、カメラから取得した映像をもとに火災検出を行っているため、煙感知式などの従来の感知器によって火災検出を行っているシステムには適用できず、システム全体の交換が必要となり大きなコストがかかるという課題があった。
本願は、上述の課題を解決するためになされたものであり、大きなコストをかけることなく非火災報発生時の監視員の負荷を低減する火災検出システムを提供することを目的とする。
本願に開示される火災検出システムは、車両通行エリアにある第1の監視エリアの火災の発生を感知して第1の火災警報を発報する第1の感知器と、第1の監視エリアの車両の映像を撮影する第1の監視カメラと、第1の火災警報を解除する火災警報解除命令を受け付ける火災警報解除命令入力部と、火災警報解除命令を受け取ったときに第1の火災警報が発報されたときの第1の監視カメラの映像から非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出する車両データ抽出部と、車両データ抽出部によって抽出された特定車両のデータを保存する車両情報格納部と、車両通行エリアにある第2の監視エリアの火災の発生を感知して第2の火災警報を発報する第2の感知器と、第2の監視エリアの車両の映像を撮影する第2の監視カメラと、第2の感知器から第2の火災警報が発報されたときに第2の監視カメラの映像と車両情報格納部に保存されているデータを比較して特定車両を検出する特定車両検出部と、特定車両検出部において特定車両が検出されたときに第2の火災警報が非火災報であると判定する非火災報判定部と、非火災報判定部が非火災報であると判定したときに第2の火災警報が非火災報であることを表示する監視画面表示部とを備える。
本願に開示される火災検出システムは、第2の感知器から第2の火災警報が発報されたときに第2の監視カメラの映像と車両情報格納部に保存されているデータを比較して非火災報の原因となった特定車両を検出する特定車両検出部と、特定車両検出部において非火災報の原因となった特定車両が検出されたときに第2の火災警報が非火災報であると判定する非火災報判定部と、非火災報判定部が非火災報であると判定したときに第2の火災警報が非火災報であることを表示する監視画面表示部とを備えるので、監視員が警報解除を確定するための負荷を低減することができる。
実施の形態1による火災検出システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1による映像データ解析部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1による自動火災報知器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1による監視画面表示部の火災警報を受信したときの表示例を示す図である。 実施の形態1による火災検出システムの構成の一部を示すブロック図である。 実施の形態1による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態1による監視画面表示部の火災警報解除命令が入力されたときの表示例を示す図である。 実施の形態1による監視画面表示部の火災警報を受信したときの表示例を示す図である。 実施の形態1による監視画面表示部の非火災報を受信したときの表示例を示す図である。 実施の形態2による火災検出システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2による火災検出システムの構成の一部を示すブロック図である。 実施の形態2による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態2による監視画面表示部の非火災報を受信し警報が自動的に解除されたときの表示例を示す図である。 実施の形態3による火災検出システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態4による火災検出システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態4による火災検出システムの構成の一部を示すブロック図である。 実施の形態4による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態4による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態5による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態6による火災検出システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態6による火災検出システムの構成の一部を示すブロック図である。 実施の形態6による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態6による火災検出システムの動作を説明するフローチャートで 実施の形態1から6の火災検出システムのハードウェアの一例を示す模式図である。 実施の形態1から6の火災検出システムのハードウェアの一例を示す模式図である。
以下、本願を実施するための実施の形態に係る火災検出システムについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一符号は同一もしくは相当部分を示している。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による火災検出システムの構成を示すブロック図である。実施の形態1による火災検出システムでは、監視員が操作する監視端末装置1と、中央監視装置2および映像配信装置3を備えている。
監視端末装置1は、監視画面表示部11、火災情報受信部12、火災警報解除命令入力部13および火災警報解除命令発信部14を備えている。火災情報受信部12は、火災情報発信部21から火災警報または非火災報の火災情報を受信し、その情報を監視画面表示部11に送信する。監視画面表示部11は、火災情報受信部12から火災情報を受信し、監視員に対して監視画面を表示する。火災警報解除命令入力部13は、監視員からの火災警報解除命令を受け付ける。火災警報解除命令発信部14は、火災警報解除命令入力部13からの火災警報解除命令を中央監視装置2の火災警報解除命令受信部24に送信する。
中央監視装置2は、火災情報発信部21、非火災報判定部22、監視データ受信部23、火災警報解除命令受信部24および制御データ送信部25を備えている。監視データ受信部23は、監視データ収集装置110から火災警報を受信する。非火災報判定部22は、監視データ受信部23からの火災警報が非火災報かどうかを判定し、その判定結果を火災情報発信部21および制御データ送信部25に送信する。火災情報発信部21は、非火災報判定部22からの火災警報あるいは非火災報の火災情報を受け取り、監視端末装置1の火災情報受信部12に送信する。火災警報解除命令受信部24は、火災警報解除命令発信部14から火災警報解除命令を受け取り、その情報を制御データ送信部25および映像配信装置3の映像データ解析部31に送る。制御データ送信部25は、非火災報判定部22からの火災警報あるいは非火災報の判定結果、あるいは、火災警報解除命令受信部24からの火災警報解除命令を受け取り、監視データ収集装置110に制御データを送信する。
映像配信装置3は、映像データ解析部31、映像データ配信部32、映像データ受信部33および車両情報格納部34を備えている。映像データ受信部33は、監視カメラ105aおよび監視カメラ105bからの映像データを受信し、映像データ解析部31および映像データ配信部32に送信する。映像データ配信部32は、映像データ受信部33から受け取った映像データを監視端末装置1の監視画面表示部11に送信する。映像データ解析部31は、映像データ受信部33から受け取った映像データを解析する。車両情報格納部34は、非火災報の原因となった特定車両のデータを格納する。図2は、映像データ解析部31の構成を示すブロック図である。映像データ解析部31は、映像データ受信部33から受け取った映像データから非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出し車両情報格納部34に保存する車両データ抽出部311と、車両情報格納部34から非火災報の原因となった特定車両のデータを取得し映像データ受信部33から受け取った映像データに非火災報の原因となった特定車両が映っているかどうかを検出する特定車両検出部312とを備えている。
車両通行エリアである有料道路500に設けられた監視対象であるトンネル100には、監視データ収集装置110を備えている。監視データ収集装置110は、制御データ送信部25から受信した制御データを、監視エリア100aの機器制御装置101a、および、監視エリア100bの機器制御装置101bに送信するとともに、機器制御装置101aおよび機器制御装置101bからの火災警報を監視データ受信部23に送信する。トンネル100の監視エリア100aにおいては、機器制御装置101a、信号機102a、情報板機器103a、自動火災報知器104aおよび監視カメラ105aが設置されている。機器制御装置101aは、自動火災報知機からの火災警報を受け取るとともに、信号機102a、情報板機器103aおよび自動火災報知器104aを制御する。信号機102aおよび情報板機器103aは、監視エリア100aの車両進行方向手前側に設置されている。火災警報が発報されたときは、信号機102aは例えば赤信号を表示して監視エリア100aの車両進行方向手前側にいる車両の運転手にエリア内に進入しないように知らせ、情報板機器103aは例えば「火災発生により通行止め」などの文字を表示する。同じトンネル100の別の監視エリアである監視エリア100bにおいても同様に、機器制御装置101b、信号機102b、情報板機器103b、自動火災報知器104bおよび監視カメラ105bが設置されている。なお、有料道路500は、例えば高速道路である。
図3は、自動火災報知器104aおよび自動火災報知器104bの構成を示すブロック図である。自動火災報知器104bは、自動火災報知器104aと同じ構成である。自動火災報知器104aは、煙を利用して火災の発生を感知する感知器141aと、火災を発見した人間が操作することにより火災の発生を知らせる報知機142aと、火災警報が発報されたときにブザーあるいはサイレンなどにより警報を発する警報機143aとを備えている。
最初に、実施の形態1による火災検出システムにおいて通常の火災が検知されたときの動作について説明する。自動火災報知器104aの感知器141aによって火災の発生が検知されたときは、火災警報が機器制御装置101aに送られ、火災警報を受け取った機器制御装置101aは、信号機102a、情報板機器103aおよび警報機143aを制御して火災の発生を知らせる。また、火災警報が機器制御装置101a、監視データ収集装置110および中央監視装置2の監視データ受信部23を通して、非火災報判定部22に送られる。非火災報判定部22は非火災報の判定を行うが、過去に非火災報の処理を行っていないときには非火災報の判定は行わず、そのまま火災警報を火災情報発信部21および火災情報受信部12を通して監視画面表示部11に送信する。
監視画面表示部11は火災検出システムの監視画面を表示するものであり、監視員は監視画面表示部11に表示された画像を確認し、トンネル内の設備を監視し火災検出システムを制御している。距離が長いトンネルの監視を行うときは、1つの画像ではすべての設備状況を表示できないため、監視エリアを複数個設定して監視エリアごとに監視画面を表示する。図4は、火災警報を受信したときに監視画面表示部11に表示される画面の例を示している。トンネル100の監視エリア100aの情報を示しており「火災警報:1」と例えば赤色などで表示することにより火災警報が発報されたことを示している。ここで、監視員が「火災認定」の指示を出した場合、あるいは、このままの状態で一定時間が経過した場合は、火災警報が確定する。
火災警報を受信し監視画面表示部11に図4に示す画面が表示されているときに、監視員が画面上の「カメラ」のボタンを選択することにより、監視エリア100aの監視カメラ105aの映像データが映像配信装置3の映像データ受信部33および映像データ配信部32を通して監視画面表示部11に送られ、監視画面表示部11に表示される。また、監視画面表示部11で火災警報を受信したときに、自動的に監視エリア100aの監視カメラ105aの映像データを表示するようにしてもよい。監視員は監視画面表示部11に表示された監視カメラ105aの映像から感知器141aが火災の発生を感知した原因を確認することができる。
次に、実施の形態1による火災検出システムにおいて非火災報が発生したときの動作について説明する。図5は、非火災報が発生したときの動作を説明するために図1に示したブロック図の一部を抜き出して示したものである。図6および図7は、実施の形態1による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。なお、図5から図7を用いた説明においては、図1に示した火災情報受信部12、火災警報解除命令発信部14、火災情報発信部21、監視データ受信部23、火災警報解除命令受信部24、制御データ送信部25、監視データ収集装置110、映像データ配信部32、映像データ受信部33および監視データ収集装置110については示していないが、説明の中で示されるそれぞれの情報はこれらを通して送られる。
図6に示すステップS101では、感知器141aが作動し火災警報が発報し、火災警報が機器制御装置101aおよび非火災報判定部22を通して監視画面表示部11に送られ、監視画面表示部11に火災警報が発報されたことを知らせる図4に示す画像が表示される。
ステップS102では、ステップS101において火災警報を受信した機器制御装置101aが、信号機102a、情報板機器103aおよび警報機143aを制御して火災を知らせるが、動作の詳細については先に説明したとおりである。
ステップS103では、ステップS101によって火災警報が発報されたことを知らせる画像が表示された監視画面表示部11を監視員が確認した結果、火災発生が確認できず非火災報であると判断したときは、監視員によって火災警報解除命令入力部13から火災警報解除命令が入力され、その情報が車両データ抽出部311および機器制御装置101aに送られる。感知器141aに煙検知式を用いている場合、火災が発生していないときでも、冷凍トラックあるいは長距離走行バスなどの大型車両などが排気ガスを多く排出しているときにこれらを誤って火災として感知してしまうことがある。監視員が監視カメラ105aの画像を確認した結果、火災発生が確認できず排気ガスを多く排出している車両を発見し非火災報であると判断したときは、監視員によって火災警報解除命令入力部13から火災警報解除命令が入力され、その情報が車両データ抽出部311に送られる。火災警報解除命令入力部13は、例えば図4に示された監視画面表示部11の表示画面においてマウス等により「警報解除」のエリアをクリックされたことをもって火災警報解除命令を受け付けてもよいし、監視画面表示部11とは別にスイッチあるいはボタンを設けてもよい。
図8は、火災警報解除命令入力部13から火災警報解除命令が入力されたときの監視画面表示部11に表示される画面の例を示している。図8を火災警報が発報されたときの画面の例である図4と比べると、「火災警報:1」が「火災警報:0」となって通常の表示に変わっており、代わりに「警報解除」が例えば赤色などで表示することにより火災警報解除命令が入力されたことを示している。
ステップS104では、火災警報解除命令を受信した機器制御装置101aが、信号機102a、情報板機器103aおよび警報機143aを制御して火災警報発報時の動作を停止する。具体的な動作としては、例えば、信号機102aの赤信号を消すあるいは青信号に変更し、情報板機器103aの「火災発生により通行止め」の表示を消し、自動火災報知器104aの警報機143aが発している警報を停止する。
ステップS105では、火災警報解除命令を受信した車両データ抽出部311が、火災警報が発報されたときの監視カメラ105aの映像を取得し、取得した映像から非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出し、車両情報格納部34に保存する。非火災報の原因となった特定車両を見つけ出す方法は、例えば、取得時刻の異なる複数枚の画像から、定型物として車両を検出し、非定型物として煙を検出し、煙を出しながら通常の速度で移動する車両を非火災報の原因となった特定車両として見つけ出すなど、非火災報の原因となった特定車両を見つけ出すことができる方法であればどのようなものでも構わない。また、抽出する非火災報の原因となった特定車両のデータとしては、車両の大きさ、色、形、ナンバープレートなど、非火災報の原因となった特定車両を見つけ出すことができるデータであればどのようなものでも構わない。なお、車両情報格納部34へは、非火災報の原因となった特定車両のデータを保存するとともに、非火災報の原因となった特定車両が検出された「監視エリア」の情報を一緒に保存してもよい。
次に、非火災報の原因となった特定車両がトンネル100の中を移動し、多くの排気ガスを排出しながら車両進行方向の監視エリア100bに移動したときの動作について図7を用いて説明する。
ステップS106では、監視エリア100bに設置された感知器141bが非火災報の原因となった特定車両の排気ガスを火災によるものとして誤って検知し、機器制御装置101bを通して火災警報を非火災報判定部22に送信する。
ステップS107では、ステップS106において火災警報を受信した機器制御装置101bが、信号機102b、情報板機器103bおよび警報機143bを火災警報発報時の動作を行うように制御する。
ステップS108では、火災警報を受信した非火災報判定部22が「火災警報を発報した感知器141bの設置場所が監視エリア100bである」という情報と「火災警報が発報された時刻」の情報を特定車両検出部312に送信する。
ステップS109では、非火災報判定部22から情報を受け取った特定車両検出部312が、映像データ受信部33に対して監視エリア100bに設置された監視カメラ105bから火災警報が発報された時刻の映像データを取得する。あるいは、あらかじめ監視カメラ105bから受信していた映像データから火災警報が発報された時刻の映像データを抽出してもよい。
ステップS110では、ステップS109において取得した監視カメラ105bの映像と車両情報格納部34に保存されている非火災報の原因となった特定車両のデータを特定車両検出部312において比較することにより、非火災報の原因となった特定車両を検出し検出結果を非火災報判定部22に送信する。なお、映像データの中に非火災報の原因となった特定車両が映っているかどうかを判定する方法は、大きさ、色、形などの比較、ナンバープレートの照合など、映像データから車両を見つけることができる方法であればどのようなものでも構わない。
非火災報判定部22が「非火災報の原因となった特定車両が検出されなかった」という結果を受け取ったときは、ステップS111において、非火災報判定部22から火災情報発信部21に火災警報が送られ、監視画面表示部11に監視エリア100bに火災警報が発報されたことを表す画面が表示され、通常の火災警報の手続きとなる。図9は、監視エリア100bからの火災警報を受信したときに監視画面表示部11に表示される画面の例を示している。
非火災報判定部22が「非火災報の原因となった特定車両が検出された」という結果を受け取ったときは、ステップS112において、非火災報判定部22から監視画面表示部11に火災警報ではなく非火災報であるという情報が送られ、監視画面表示部11には監視エリア100bに非火災報が発生したことを表す画面が表示される。図10は、非火災報の情報を受信したときに監視画面表示部11に表示される画面の例を示している。トンネル100の監視エリア100bの情報を示しており「非火災報:1」と例えば赤色などで表示することにより非火災報と判定されたことを示している。監視画面表示部11に「火災警報」ではなく「非火災報」と判定されたことが表示されることにより、監視員は「火災警報が発報されたが、非火災報である可能性が非常に高い」ことを知ることができ、「警報解除」を確定するために監視員が確認すべき内容が少なくなり、監視員の負荷を低減することができる。
また、非火災報候補である情報を受信したときに図10に示した画面を監視画面表示部11に示すとともに、ステップS110において「非火災報の原因となった特定車両が検出された」と判定された監視カメラ105bの映像データを表示してもよい。これにより、監視員が非火災報の原因となった特定車両の映像を確認することができるため、監視員が「警報解除」の判断を確実に素早く行うことが可能となる。
ステップS113では、ステップS112において監視画面表示部11に表示された画面を監視員が確認し、監視員が非火災報かどうかを判断する。監視員が非火災報と判断せず、火災警報解除命令入力部13に火災警報解除命令が入力されなかった場合、すなわち、監視員が火災発生を認定した場合、あるいは、監視画面表示部11に図10の画面が表示された状態で一定時間が経過した場合は、火災警報として処理が確定する。
一方、ステップS113において火災警報解除命令入力部13に火災警報解除命令が入力された場合、非火災報として処理が確定する。この場合は、ステップS114において、火災警報解除命令入力部13からの火災警報解除命令が機器制御装置101bに送られ、機器制御装置101bが、信号機102b、情報板機器103bおよび警報機143bを制御して火災警報発報時の動作を停止する。
以上のように、本実施の形態1による火災検出システムは、第1の監視エリアである監視エリア100aにおいて火災警報が発報され火災警報解除命令入力部13から火災警報解除命令が入力されたときに、車両データ抽出部311が第1の監視エリアである監視エリア100aに設置された監視カメラ105aの映像から非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出して車両情報格納部34に保存し、次に第2の監視エリアである監視エリア100bにおいて火災警報が発報されたときに、特定車両検出部312が第2の監視エリアである監視エリア100bに設置された監視カメラ105bの映像と車両情報格納部34に保存されているデータとを比較して非火災報の原因となった特定車両を検出し、非火災報の原因となった特定車両が検出されたときに非火災報判定部22が発報された火災警報が非火災報であると判定し監視画面表示部11が非火災報であることを表示するので、監視員が火災警報が発報された監視エリア100bにおいて過去に非火災報の原因となった特定車両として検出された車両が走行していることを知ることができるため、監視員が警報解除を確定するための負荷を低減することができる。
実施の形態2.
図11は実施の形態2による火災検出システムのブロック図であり、実施の形態1による火災検出システムのブロック図である図1と比べると、非火災報判定部22aとそれを含む中央監視装置2aが異なっている。図12は、非火災報が発生したときの動作を説明するために図11に示したブロック図の一部を抜き出して示したものである。
実施の形態2による火災検出システムでは、通常の火災が検知されたときの動作、および、図6に示したステップS101からステップS105までの動作は実施の形態1による火災検出システムと同じである。図13は、実施の形態2による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。図13において、ステップS106aからステップS110aおよびステップS111aは、図7に示した実施の形態1のステップS106からステップS110およびステップS111と比べると、非火災報判定部22が非火災報判定部22aに変わったのみであり、動作は同じである。
ステップS110aの結果として非火災報判定部22aが「非火災報の原因となった特定車両が検出された」という結果を受け取ったときは、ステップS112aにおいて非火災報判定部22aから監視画面表示部11には火災警報ではなく非火災報であるという情報が送られるとともに、非火災報判定部22aが火災警報を解除する。具体的には、まず、非火災報判定部22aから監視画面表示部11に「警報解除」の情報が送られる。図14は、非火災報である情報を受信しさらに「警報解除」の情報を受信したときに監視画面表示部11に表示される画面の例を示している。トンネル100の監視エリア100bからの「火災警報」が「非火災報」と判定され、さらに「警報解除」されていることを示している。
ステップS114aでは、「非火災報の原因となった特定車両が検出された」という結果を受け取った非火災報判定部22aが「警報解除」の情報を機器制御装置101bに送信し、機器制御装置101bが、信号機102b、情報板機器103bおよび警報機143bを制御して火災警報発報時の動作を停止する。
これにより、監視員が「警報解除」の判断を行う必要が無く、監視員の負荷を更に低減することができる。さらに、非火災報の原因となった特定車両が検出されたときの監視カメラ105bの映像データを表示してもよい。この場合、監視員は火災警報が自動的に解除されたことを非火災報の原因となった特定車両の映像とともに知ることがでるので、火災警報が自動的に解除された原因を確認することができる。
実施の形態3.
図15は、実施の形態3による火災検出システムの構成を示すブロック図である。図15における火災検出システムは、監視エリア100aの車両進行方向にトンネル100の監視エリア100bではなくトンネル200の監視エリア200aが設定されていることと、非火災報判定部22bとそれを含む中央監視装置2bが実施の形態1による火災検出システムと異なっている。トンネル100とは異なるトンネル200は、トンネル100と同様に監視データ収集装置210を備えており、トンネル200の監視エリア200aにおいては、トンネル100の監視エリア100aと同様に、機器制御装置201a、信号機202a、情報板機器203a、自動火災報知器204aおよび監視カメラ205aが設置されている。自動火災報知器204aは、自動火災報知器104aと同じものであり、感知器241a、報知機242aおよび警報機243aを備えている。
実施の形態3による火災検出システムでは、通常の火災が検知されたときの動作、および、図6に示したステップS101からステップS105までの動作は実施の形態1による火災検出システムと同じである。図16は、実施の形態3による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。図16は、図7に示すフローチャートと比べて、監視対象が監視エリア100bから監視エリア200aに変更され、監視データ収集装置210が追加され、機器制御装置101b、信号機102b、情報板機器103b、自動火災報知器104b、監視カメラ105b、感知器141b、報知機142bおよび警報機143bが、機器制御装置201a、信号機202a、情報板機器203a、自動火災報知器204a、監視カメラ205a、感知器241a、報知機242aおよび警報機243aに変更され、非火災報判定部22が非火災報判定部22bに変更されている以外は同じである。
実施の形態1による火災検出システムでは、同じトンネル内の異なる監視エリアで発報された火災警報をもとに非火災報判定を行っていたが、実施の形態3による火災検出システムでは車両通行エリアである有料道路500の異なる監視対象であるトンネル100とトンネル200にそれぞれ設定された監視エリア100aと監視エリア200aで発報された火災警報をもとに非火災報判定を行っているため、複数のトンネルを監視する火災検出システムにおいて実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図17は、実施の形態4による火災検出システムの構成を示すブロック図である。図17に示す実施の形態4による火災検出システムを図15に示された実施の形態3による火災検出システムと比べると、トンネル100とトンネル200との間に、すなわち、第1の監視エリアである監視エリア100aと第2の監視エリアである監視エリア200aとの間に、第3の監視エリアである車両出入口400があり監視カメラ405が設置されていることと、非火災報判定部22cとそれを含む中央監視装置2c、および、映像データ解析部31cとそれを含む映像配信装置3cが異なっている。車両出入口400は車両通行エリアである有料道路500の車両出入口であり、例えば、高速道路のインターチェンジである。監視カメラ405は車両通行エリアの有料道路500を出入りする車両を撮影している。なお、映像データ解析部31cは、図2に示した映像データ解析部31と同様に、車両データ抽出部311cと特定車両検出部312cとを備えている。図18は、非火災報が発生したときの動作を説明するために図17に示したブロック図の一部を抜き出して示したものである。
次に、実施の形態4による火災検出システムの動作について説明する。実施の形態4による火災検出システムでは、通常の火災が検知されたときの動作、および、図6に示されたステップS101からステップS104およびステップS105が実行されることは、実施の形態1による火災検出システムと同じである。
図19および図20は、実施の形態4による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。
図19のステップS201では、ステップS105において車両データ抽出部311cが非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出して車両情報格納部34に保存した後、特定車両検出部312cはトンネル100の車両進行方向にある車両出入口400を出入りする車両を撮影する監視カメラ405の映像を取得する。
ステップS202では、特定車両検出部312cが、ステップS201において取得した監視カメラ405の映像データをステップS105において車両情報格納部34に保存した非火災報の原因となった特定車両のデータと比較し、非火災報の原因となった特定車両が車両出入口400で出たかどうかを監視する。
非火災報の原因となった特定車両が車両出入口400で出ていないと判断された場合、すなわち、非火災報の原因となった特定車両がトンネル200に向かっていると判断された場合は、そのまま処理を続行し、図20のステップS206に処理が進む。図20に示すステップS206からステップS214は、トンネル200の監視エリア200aに設置された感知器241aが火災警報を発報したときの動作を示すフローチャートであり、実施の形態3のフローチャートである図16のステップS106bからステップS114bと同じである。
一方、図19のステップS202において、非火災報の原因となった特定車両が車両出入口400で出たと判断された場合、すなわち、非火災報の原因となった特定車両がトンネル200に向かっていないと判断された場合は、図19のステップS203において、ステップS105で車両情報格納部34に保存したデータを非火災報の原因となった特定車両の比較対象から除外する。例えば、データそのものを削除してもかまわないし、データは保存しておくものの非火災報の原因となった特定車両のデータの要求に対してデータを提供しないようにしてもよい。これによって、トンネル200の監視エリア200aの感知器241aによって火災の発生が感知されたときは、車両出入口400で出た車両のデータを用いて非火災報の判定が行わることが無いため、非火災報の判定の精度が高くなるとともに、非火災報判定の処理を少なくすることができる。
なお、非火災報の原因となった特定車両が車両出入口400で出たと判断されなかった場合でも、非火災報の原因となった特定車両として検出されてから一定時間が経過した場合は、車両出入口から出たことが検出できなかったと判断し、あるいは、監視カメラの設置されていない車両出入口から出たと判断し、データを非火災報の原因となった特定車両の比較対象から除外してもよい。また、非火災報の原因となった特定車両が車両出入口400で出たかどうかを判定する方法は、車両通行エリアである有料道路500の車両出入口で出たかどうかを判定できるものであればどのようなものでも構わない。
以上のように、本実施の形態4による火災検出システムは、第3の監視エリアの車両出入口である車両出入口400を出入りする車両を撮影する第3の監視カメラである監視カメラ405を備え、監視カメラ405の映像からあらかじめデータを取得した非火災報の原因となった特定車両が車両出入口400で出て車両通行エリアである有料道路500から出たことが確認できたときに非火災報の原因となった特定車両の比較対象から除外することにより、実施の形態3の火災検出システムと同じ効果が得られ、さらに、非火災報の判定の精度を高くし、非火災報判定の処理を少なくすることができる。
実施の形態5.
実施の形態5による火災検出システムの構成は実施の形態4と同じものであり、図17に示すものである。実施の形態5による火災検出システムを実施の形態4による火災検出システムと比べると、車両出入口400に設置された監視カメラ405から取得した映像に関する処理が異なる。
実施の形態5による火災検出システムにおいては、実施の形態4による火災検出システムでは、通常の火災が検知されたときの動作、および、図6に示されたステップS101からステップS104およびステップS105が実行されることは、実施の形態1および実施の形態4による火災検出システムと同じである。
図21は、実施の形態5による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。ステップS105において車両データ抽出部311cが非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出して保存した後のステップS201からステップS202は、図19に示した実施の形態4によるものと同じである。
ステップS203aでは、ステップS105で保存したデータを非火災報の原因となった特定車両の比較対象から除外するが、データを削除せずに要注意車両としてデータを保存しておく。
ステップS204では、特定車両検出部312cにおいて、要注意車両のデータとステップS201において取得した監視カメラ405の映像データとを比較する。要注意車両が車両出入口400から入ったと判断された場合、ステップS205において、車両出入口400から入ったと判断された車両のデータを「非火災報の原因となった特定車両」の比較対象に登録する。その後の処理は、図20に示した実施の形態4によるものと同じである。
過去に非火災報の原因となった特定車両として登録されている車両は再び非火災報の原因となる可能性が高いため、該当車両が車両出入口400から入ったことが確認されたときに車両のデータを「非火災報の原因となった特定車両」の比較対象に登録することにより、同じ車両が原因となって再び火災警報が発報されたときに非火災報と判定することができる。また、車両出入口400における車両の出入りをもとに特定車両検出部312cにおいて映像データを比較する車両のデータを除外および再登録することにより、火災警報発報時の特定車両検出部312cにおける車両データの比較を必要最小限の数に限定することができ、映像データ解析部31の処理を必要最小限に抑えることができる。
なお、ステップS204においては、車両出入口400から入ってくるすべての車両の映像データとの比較が必要となるため、車両データとしては車両の特定が容易なナンバープレートなどが望ましい。また、車両の進入を監視する箇所をトンネル100の進行方向の先にある車両出入口400として説明したが、監視エリアへの車両の進入を監視する監視カメラが設置されている場所であればどこでもよい。
以上のように、実施の形態5による火災検出システムは、第3の監視エリアの車両出入口である車両出入口400を出入りする車両を撮影する第3の監視カメラである監視カメラ405を備え、監視カメラ405の映像からあらかじめデータを取得した非火災報の原因となった特定車両が車両出入口400で出て車両通行エリアである有料道路500から出たことが確認できたときに非火災報の原因となった特定車両の比較対象から除外し要注意車両としてデータを保存し、監視カメラ405の映像から要注意車両が車両出入口400から入ったと判断された場合に車両のデータを非火災報の原因となった特定車両の比較対象に登録することにより、実施の形態4による効果に加えて、過去に非火災報の原因となった特定車両として登録されている車両が再び非火災報を発生させたときにこれを検出することができる。
実施の形態6.
図22は、実施の形態6による火災検出システムの構成を示すブロック図である。図22に示す実施の形態6による火災検出システムを図15に示された実施の形態3による火災検出システムと比べると、渋滞情報提供部40が加えられていることと、映像データ解析部31dとそれを含む映像配信装置3dが異なっている。なお、映像データ解析部31dは、図2に示した映像データ解析部31と同様に、車両データ抽出部311dと特定車両検出部312dとを備えている。渋滞情報提供部40は、有料道路500の渋滞情報を提供するものであり、渋滞情報を保存しているメモリなどの記憶装置でもよいし、渋滞情報を送信する送信装置であってもよい。図23は、非火災報が発生したときの動作を説明するために図22に示したブロック図の一部を抜き出して示したものである。
図24および図25は、実施の形態6による火災検出システムの動作を説明するフローチャートである。図24において、ステップS101からステップS104については、実施の形態1および実施の形態3の動作を示す図6と同じである。
ステップS105dでは、車両データ抽出部311dが、火災警報解除命令が入力されたときの監視カメラ105aの映像を取得し、取得した映像から非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出し車両情報格納部34に保存することは実施の形態3のステップS105と同じである。ステップS105dでは、さらに、非火災報の原因となった特定車両のデータとともに感知器141aが火災警報を発報した時刻の情報を保存する。
図25において、ステップS106bおよびステップS107bは、図16に示す実施の形態3によるものと同じである。ステップS108dおよびステップS109dは、図16に示す形態3によるステップS108bおよびステップS109bの特定車両検出部312が特定車両検出部312dに変わっただけであり、動作は同じである。
ステップS110dでは、ステップS109dにおいて取得した監視カメラ205aの映像データの中に非火災報の原因となった特定車両が映っていないかを特定車両検出部312dにおいて解析するときに、ステップS105dにおいて保存された「火災警報の発報時刻」の情報と渋滞情報提供部40からの渋滞情報をもとに、監視エリア200aを走行中と判断される非火災報の原因となった特定車両のデータのみを比較する。これにより、特定車両検出部312dにおいて不要なデータとの比較を行うことがない。ステップS110dの後のステップS111bおよびステップS112bからステップS114bについては、実施の形態3の動作と同じである。
以上のように、実施の形態6による火災検出システムでは、車両通行エリアである有料道路500の渋滞情報を提供する渋滞情報提供部40を備え、車両データ抽出部311dが火災警報解除命令を受け取ったときに火災警報が発報されたときの監視カメラ105aの映像から非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出し火災警報の発報時刻とともに車両情報格納部34に保存し、特定車両検出部312dが監視カメラ205aの映像と非火災報の原因となった特定車両のデータを比較するときに火災警報の発報時刻と渋滞情報提供部40からの渋滞情報をもとに監視エリア200aを走行中と判断される非火災報の原因となった特定車両のデータのみを比較するので、特定車両検出部312dにおける処理を少なくすることができるとともに、不要なデータとの比較を行わないために検出精度を高めることができる。
図26は、実施の形態1から6の火災検出システムにおける監視端末装置1のハードウェアの一例を示す模式図である。監視画面表示部11はディスプレイ8であり、火災情報受信部12および火災警報解除命令入力部13は受信装置4であり、火災警報解除命令発信部14は送信装置5である。監視端末装置1は、上記のハードウェアに加えて、プロセッサ6がメモリ7に記憶されたプログラムを実行することにより実現してもよい。図27は、実施の形態1から6の火災検出システムにおける中央監視装置2、2a、2b、2cのハードウェアの一例を示す模式図である。火災情報発信部21および制御データ送信部25は送信装置5であり、監視データ受信部23および火災警報解除命令受信部24は受信装置4であり、非火災報判定部22、22a、22b、22cはメモリ7に記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI等のプロセッサ6により実現される。また、複数の処理回路が連携して上記機能を実行してもよい。さらに図27は、実施の形態1から6の火災検出システムにおける映像配信装置3、3c、3dのハードウェアの一例を示す模式図である。映像データ配信部32は送信装置5であり、映像データ受信部33は受信装置4であり、車両情報格納部34はメモリ7であり、映像データ解析部31、31c、31d、すなわち、車両データ抽出部311、311c、311dおよび特定車両検出部312、312c、312dは、メモリ7に記憶されたプログラムを実行するCPU、システムLSI等のプロセッサ6により実現される。また、複数の処理回路が連携して上記機能を実行してもよい。
本明細書においては、火災検出システムの監視対象を有料道路に設けられたトンネルとしたが、複数の監視エリアにおいて感知器を用いて車両火災の発生を検知し、監視エリアごとに車両の映像を撮影する監視カメラが設置されていれば、どのような監視対象でもよく、例えば、駐車場などでもよい。また、車両通行エリアの車両出入口は、閉じられた車両通行エリアの出入り口であればどのようなものでもよく、例えば、駐車場の出入り口などでもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態が記載されているが、1つまたは複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
したがって、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 監視端末装置、2、2a、2b、2c 中央監視装置、
3、3c、3d 映像配信装置、
4 受信装置、5 送信装置、6 プロセッサ、7 メモリ、8 ディスプレイ、
11 監視画面表示部、12 火災情報受信部、13 火災警報解除命令入力部、
14 火災警報解除命令発信部、
21 火災情報発信部、22、22a、22b、22c 非火災報判定部、
23 監視データ受信部、24 火災警報解除命令受信部、
25 制御データ送信部、
31、31c、31d 映像データ解析部、32 映像データ配信部、
33 映像データ受信部、34 車両情報格納部、40 渋滞情報提供部、
100 トンネル、
100a、100b 監視エリア、
101a、101b 機器制御装置、
102a、102b 信号機、103a、103b 情報板機器、
104a、104b 自動火災報知器、
105a、105b 監視カメラ、
110 監視データ収集装置、
141a、141b 感知器、142a、142b 報知機、
143a、143b 警報機、
200 トンネル、200a 監視エリア、201a 機器制御装置、
202a 信号機、203a 情報板機器、204a 自動火災報知器、
205a 監視カメラ、210 監視データ収集装置、
241a 感知器、242a 報知機、243a 警報機、
311、311c、311d 車両データ抽出部、
312、312c、312d 特定車両検出部、
400 車両出入口、405 監視カメラ、
500 有料道路

Claims (8)

  1. 車両通行エリアにある第1の監視エリアの火災の発生を感知して第1の火災警報を発報する第1の感知器と、
    前記第1の監視エリアの車両の映像を撮影する第1の監視カメラと、
    前記第1の火災警報を解除する火災警報解除命令を受け付ける火災警報解除命令入力部と、
    前記火災警報解除命令を受け取ったときに前記第1の火災警報が発報されたときの前記第1の監視カメラの映像から非火災報の原因となった特定車両のデータを抽出する車両データ抽出部と、
    前記車両データ抽出部によって抽出された前記特定車両のデータを保存する車両情報格納部と、
    前記車両通行エリアにある第2の監視エリアの火災の発生を感知して第2の火災警報を発報する第2の感知器と、
    前記第2の監視エリアの車両の映像を撮影する第2の監視カメラと、
    前記第2の感知器から前記第2の火災警報が発報されたときに前記第2の監視カメラの映像と前記車両情報格納部に保存されているデータを比較して前記特定車両を検出する特定車両検出部と、
    前記特定車両検出部において前記特定車両が検出されたときに前記第2の火災警報が非火災報であると判定する非火災報判定部と、
    前記非火災報判定部が非火災報であると判定したときに前記第2の火災警報が非火災報であることを表示する監視画面表示部とを備えたことを特徴とする火災検出システム。
  2. 前記非火災報判定部は前記特定車両検出部において前記特定車両が検出されたときに前記第2の火災警報が非火災報であると判定するとともに前記第2の火災警報を解除することを特徴とする請求項1に記載の火災検出システム。
  3. 前記車両通行エリアは有料道路であり、
    前記第1の監視エリアおよび前記第2の監視エリアは同じトンネルにあり、
    前記第2の監視エリアは前記第1の監視エリアの車両進行方向にあることを特徴とする請求項1または2に記載の火災検出システム。
  4. 前記車両通行エリアは有料道路であり、
    前記第1の監視エリアおよび前記第2の監視エリアはそれぞれ異なるトンネルにあり、
    前記第2の監視エリアは前記第1の監視エリアの車両進行方向にあることを特徴とする請求項1または2に記載の火災検出システム。
  5. 前記車両通行エリアの第3の監視エリアである車両出入口を出入りする車両を撮影する第3の監視カメラを備え、
    前記特定車両検出部は前記第3の監視カメラの映像と前記車両情報格納部に保存されているデータを比較して前記特定車両が前記車両通行エリアから出たと判断したときには前記車両情報格納部に保存されているデータを非火災報の原因となった特定車両の比較対象から除外することを特徴とする請求項1または2に記載の火災検出システム。
  6. 前記車両通行エリアは有料道路であり、
    前記第1の監視エリアおよび前記第2の監視エリアはそれぞれ異なるトンネルにあり、
    前記第2の監視エリアは前記第1の監視エリアの車両進行方向にあり、
    前記第3の監視エリアは前記第1の監視エリアと前記第2の監視エリアの間にあることを特徴とする請求項5に記載の火災検出システム。
  7. 前記車両通行エリアの第3の監視エリアである車両出入口を出入りする車両を撮影する第3の監視カメラを備え、
    前記特定車両検出部は、前記第3の監視カメラの映像と前記車両情報格納部に保存されているデータを比較して前記特定車両が前記車両通行エリアから出たと判断したときには前記車両情報格納部に保存されているデータを非火災報の原因となった特定車両の比較対象から除外するとともに要注意車両として前記車両情報格納部にデータを保存し、前記第3の監視カメラの映像と前記要注意車両のデータを比較して前記要注意車両が前記車両通行エリアに入ったと判断したときには前記要注意車両を非火災報の原因となった特定車両の比較対象に登録することを特徴とする請求項1または2に記載の火災検出システム。
  8. 前記車両通行エリアの渋滞情報を提供する渋滞情報提供部を備え、
    前記車両データ抽出部は前記火災警報解除命令を受け取ったときに前記第1の火災警報が発報されたときの前記第1の監視カメラの映像から前記特定車両のデータを抽出して前記第1の火災警報が発報された時刻とともに前記車両情報格納部に保存し、
    前記特定車両検出部は前記第2の感知器から前記第2の火災警報が発報されたときに前記第1の火災警報が発報された時刻と前記渋滞情報提供部からの渋滞情報をもとに前記第2の監視エリアを走行中と判断される前記特定車両のデータと前記第2の監視カメラの映像とを比較して前記特定車両を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の火災検出システム。
JP2020054062A 2020-03-25 2020-03-25 火災検出システム Active JP7433102B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020054062A JP7433102B2 (ja) 2020-03-25 2020-03-25 火災検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020054062A JP7433102B2 (ja) 2020-03-25 2020-03-25 火災検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021157232A JP2021157232A (ja) 2021-10-07
JP7433102B2 true JP7433102B2 (ja) 2024-02-19

Family

ID=77917799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020054062A Active JP7433102B2 (ja) 2020-03-25 2020-03-25 火災検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7433102B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005050107A (ja) 2003-07-28 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd トンネル監視装置
JP2013122624A (ja) 2011-12-09 2013-06-20 Mitsubishi Electric Corp 車両火災検出装置
KR101925807B1 (ko) 2018-10-01 2018-12-06 주식회사 이엘 멀티미디어 정보와 cps 기술을 활용한 임베디드 방식의 터널 자율운영시스템
CN110514790A (zh) 2019-08-23 2019-11-29 南京新远见智能科技有限公司 一种双套串联式机动车尾气遥感检测系统及方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005050107A (ja) 2003-07-28 2005-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd トンネル監視装置
JP2013122624A (ja) 2011-12-09 2013-06-20 Mitsubishi Electric Corp 車両火災検出装置
KR101925807B1 (ko) 2018-10-01 2018-12-06 주식회사 이엘 멀티미디어 정보와 cps 기술을 활용한 임베디드 방식의 터널 자율운영시스템
CN110514790A (zh) 2019-08-23 2019-11-29 南京新远见智能科技有限公司 一种双套串联式机动车尾气遥感检测系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021157232A (ja) 2021-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102087000B1 (ko) 화재 감지 방법 및 시스템
KR101936055B1 (ko) 터널안전을 위한 유,무선 스마트 통합 감지시스템
US20120134532A1 (en) Abnormal behavior detection system and method using automatic classification of multiple features
KR101936837B1 (ko) 맵기반 지능형 영상통합 감시시스템 및 이를 이용한 감시 방법
JP2007195130A (ja) 映像監視システム
KR101729985B1 (ko) 영상정보를 이용해 다수의 터널통합방재장치를 통합 관리하는 터널 통합 방재 방송 시스템
JP2005086626A (ja) 広域監視装置
KR100690279B1 (ko) 다목적 영상감지 시스템
JP2001229487A (ja) 交通監視装置
KR20130071067A (ko) 긴급차량을 이용한 위법차량 단속시스템 및 이를 이용한 위법차량 단속방법
JP7433102B2 (ja) 火災検出システム
JP3361399B2 (ja) 障害物検知方法及びその装置
KR20130033589A (ko) 승강장 안전선 및 선로 감시 시스템
JP2007048249A (ja) 安全監視システム
JP2003272086A (ja) トンネル内監視システム、プログラムおよび記録媒体
JP2003312408A (ja) 映像診断装置、車載型映像監視装置の映像診断システム、追越車両監視装置
KR20200006385A (ko) 우선신호 관리 방법
CN115272939A (zh) 事故车检测方法及装置、电子设备及计算机可读存储介质
JP2011258068A (ja) 交通情報提供システム
JPH10269492A (ja) 車両監視装置
JP3806508B2 (ja) 駐車場画像監視装置
KR20060029250A (ko) 터널 내 교통사고 및 사고검지 시스템
KR20170133592A (ko) 승강장 추락방지 시스템
KR20190014884A (ko) 운전패턴 활용을 위한 차량용 영상 모니터링 시스템 및 그 방법
KR20220110894A (ko) 안전사고 방지를 위한 에지컴퓨팅 기반 지능형 영상분석 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240206

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7433102

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151