JP2003272086A - トンネル内監視システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

トンネル内監視システム、プログラムおよび記録媒体

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JP2003272086A
JP2003272086A JP2002070362A JP2002070362A JP2003272086A JP 2003272086 A JP2003272086 A JP 2003272086A JP 2002070362 A JP2002070362 A JP 2002070362A JP 2002070362 A JP2002070362 A JP 2002070362A JP 2003272086 A JP2003272086 A JP 2003272086A
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vehicle
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JP2002070362A
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Yutaka Shibata
裕 芝田
Hideo Urata
秀夫 浦田
Kazumasa Miyamoto
一正 宮本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トンネル内での事故を未然に抑止できるトン
ネル内監視システム、プログラムおよび記録媒体を提供
すること。 【解決手段】 トンネル内監視システムにおいて、トン
ネル内撮像手段11a〜11fを設けてトンネル10内
部を撮像する。そして、その画像情報に基づいて、トン
ネル10内を通行する車輌の特徴を抽出し、この特徴部
分に注視して所定の条件に合致する場合には、トンネル
10内にて交通事故、天災地変その他の突発事象が発生
していると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トンネル内で発
生する突発事象やトンネル内を通行する車輌を監視して
トンネル内での事故を未然に抑止できるトンネル内監視
システム、プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、トンネル内での交通事故や交通渋
滞、車輌や天井からの落下物、降雨による冠水、地震に
よる陥落などの事象(以下、突発事象という。)は、大
型トンネルの増加やトンネルの老朽化に伴い益々増加す
る傾向にある。また、迂曲したトンネルでは見通しが悪
いため、トンネル内に交通渋滞が発生すると後続車輌が
次々と追突事故を起こして大惨事に発展することがあ
る。特に、トンネル出口側に信号や高速道路の出口があ
る場合等には、トンネル外で発生した交通渋滞の末尾が
トンネル内に延び込み、事故が発生し易い状況が生じ
る。
【0003】かかる突発事象の発生時にて、消防法に規
定される危険物や、毒物及び劇物取締法に規定される毒
物等を運搬する車輌(以下、危険車輌という。)がトン
ネル内を通行中の場合には、直ちにトンネル管理者への
警報や後続車輌への情報提供などの適切な措置を採る必
要がある。また、危険車輌の火災では、その運搬物の種
別により消火方法が大きく異なるため、迅速な消火活動
の観点からもトンネル内を通過する危険車輌の運搬物を
事前に把握すべき必要性は高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トンネル内監視システムでは、トンネル内を危険車輌が
通行しているか否か、また、その危険車輌は如何なる運
搬物を有するか等の情報を常時把握することはできなか
った。
【0005】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、トンネル内で発生する突発事象やトン
ネル内を通行する車輌を監視してトンネル内での事故を
未然に抑止できるトンネル内監視システム、プログラム
および記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明にかかるトンネル内監視システム(請求
項1)は、トンネル内を撮像するトンネル内撮像手段
と、撮像した前記トンネル内の画像情報に基づいて、前
記トンネル内を通行する車輌の特徴を抽出し、当該特徴
部分に注視して所定の条件に合致する場合に前記トンネ
ル内にて交通事故、天災地変その他の突発事象が発生し
ていると判断する突発事象検出手段とを含むことを特徴
とする。これにより、突発事象を正確に検証できるので
適切な事後処置を採れる。
【0007】なお、請求項1に記載のトンネル内監視シ
ステムは、さらに、前記突発事象が発生している場合に
警報を発する警報手段を含んでもよい。これにより、ト
ンネル内での突発事象の発生を把握でき、適切な事後措
置を採れる。特に、常時突発事象の発生を把握している
が、監視者が常にモニターをみているわけではないか
ら、警報により監視者に突発事象の発生を報知するのが
有効である。
【0008】また、請求項1に記載のトンネル内監視シ
ステムは、さらに、前記突発事象に関する情報を、前記
突発事象の発生地点を基準として後続側の車輌に対して
報知する情報表示板その他の情報報知手段を含んでもよ
い。これにより、後続車輌のドライバーが突発事象の発
生を認識できるから、追突事故等の二次災害を未然に防
止できる。
【0009】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項2)は、トンネル内にて通行中の車輌を
撮像する車輌撮像手段と、前記車輌の画像情報に基づい
て前記車輌の走行位置を計測する走行位置計測手段と、
前記画像情報に基づいて前記車輌の走行速度を計測する
走行速度計測手段と、前記走行位置および前記走行速度
に基づいて、前記走行速度が最徐行、停止その他の注意
走行速度である渋滞車輌群を抽出する渋滞車輌群抽出手
段と、前記渋滞車輌群の末尾の位置を判断する末尾位置
判断手段とを含むことを特徴とする。これにより、トン
ネル内における交通渋滞の分布状況を把握できるので、
交通渋滞の末尾位置を後続車輌に報知する等により、追
突事故等を未然に防止できる。
【0010】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項3)は、請求項2に記載のトンネル内監
視システムにおいて、さらに、前記渋滞車輌群の先頭位
置がトンネル内にあるときには、前記渋滞車輌群の末尾
位置に関する情報を、トンネルを通行する後続車輌に対
して報知する情報表示板その他の情報報知手段を含むこ
とを特徴とする。これにより、後続車輌のドライバーが
突発事象の発生を認識できるから、追突事故等の二次災
害を未然に防止できる。
【0011】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項4)は、さらに、前記渋滞車輌群の先頭
の位置を判断する先頭位置判断手段を含むことを特徴と
する請求項2または3に記載のトンネル内監視システ
ム。
【0012】この発明において、上記渋滞車輌群の先頭
位置を判断した結果、先頭位置がトンネル内にある場合
にはトンネル内に何らかの突発的な事象が発生している
と考えられる。したがって、これにより、トンネル内に
発生した交通渋滞が、トンネル内部での事故等によるも
のかトンネル外部からの自然渋滞によるものかを判別で
きる。
【0013】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項5)は、請求項4に記載のトンネル監視
システムにおいて、さらに、前記渋滞車輌群の先頭位置
がトンネル内にあるときには、当該先頭位置に関する情
報をトンネル管理者に報知する情報報知手段を含むこと
を特徴とする。これにより、報知を受けたトンネル管理
者は、突発事象の発生原因を調査する等、適切な事後措
置を採れる。
【0014】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項6)は、トンネル内へ進入する車輌を撮
像する進入車輌撮像手段と、トンネル外へ退出する車輌
を撮像する退出車輌撮像手段と、撮像した前記車輌の画
像情報から「危」、「毒」、「劇」その他の危険標章の
有無を検出する危険標章検出手段と、検出した前記危険
標章に基づいて、前記危険標章を有する車輌が前記トン
ネル内を通行中か否か判断する危険車輌有無判断手段と
を含むことを特徴とする。
【0015】これにより、危険物等を運搬する車輌がト
ンネル内を通行中か否か把握できるので、トンネル内に
て交通事故や天災地変等の突発事象が発生したときに、
かかる車輌に対して適切な処置を採れる。具体的には、
進入した車輌数と退出した車輌数との差を演算すること
等の処理により危険車輌の有無を判断できる。
【0016】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項7)は、請求項6に記載のトンネル内監
視システムにおいて、さらに、認識した前記危険標章の
「危」、「毒」、「劇」その他の種類を判別する危険標
章判別手段を含むことを特徴とする。これにより、運搬
物の種類を把握できるので、より詳細な車輌に関する情
報を取得できる。
【0017】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項8)は、請求項6または7に記載のトン
ネル内監視システムにおいて、さらに、前記危険標章を
有する車輌の車輌番号を認識する車輌番号認識手段を含
むことを特徴とする。これにより、車輌番号を照会して
管轄官庁や車輌所有者から、より詳細な運搬物に関する
情報を取得できる。
【0018】また、この発明にかかるプログラム(請求
項9)は、前記請求項1〜8のいずれか1つに記載した
システムを、コンピュータにて実現させることを特徴と
する。
【0019】また、この発明にかかるコンピュータが読
取可能な記録媒体(請求項10)は、前記請求項1〜8
のいずれか1つに記載したシステムを、コンピュータに
て実現させるプログラムを格納したことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、以下に示す実
施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易な
もの、或いは実質的同一のものが含まれる。
【0021】(システム構成)図1は、この発明の実施
の形態1にかかるトンネル内監視システムを示す外観構
成図である。また、図2および図3は、図1に記載した
トンネル内監視システムを示す全体構成図である。この
トンネル内監視システムにおいて、監視対象であるトン
ネル10には、監視カメラ装置11と、撮像装置12
と、情報表示板13とが設置される。トンネル10近傍
の機械室20には、画像処理装置21と、表示板制御装
置22と、光通信装置23と、画像伝送装置24と、守
衛室モニタ装置25と、警報制御装置26とが設置され
る。トンネル10を管理する管制センター30には、光
通信装置31と、制御処理装置32と、監視卓モニタ装
置33と、画像記録装置34とが設置される。
【0022】トンネル10において、監視カメラ装置1
1aは、トンネル10の上流側に設置されてトンネル入
口10a付近を監視する。監視カメラ装置11fは、ト
ンネル10の下流側に設置されてトンネル出口10b先
方を監視する。監視カメラ装置11b〜11eは、トン
ネル10の内壁に複数台設置されて、トンネル入口10
aからトンネル出口10bまでの走行区間全域を死角な
く監視する(図2参照)。撮像装置12a、12bは、
トンネル入口10a側およびトンネル出口10b側に設
けた路側ガントリ14a、14b上に設置されてトンネ
ル10を通行する車輌を撮像する。情報表示板13a、
13bは、トンネル入口10a側ガントリ14aの側部
と、トンネル10の内壁とにそれぞれ設置されて、管制
センター30が提供する情報を表示する。
【0023】機械室20において、画像処理装置21
は、トンネル10の監視カメラ装置11a〜11fおよ
び撮像装置12a、12bと接続してこれらから受信す
る画像信号を処理する。表示板制御装置22は、トンネ
ル10の情報表示板13a、13bと接続して情報表示
板13a、13bを制御する。光通信装置23は、画像
処理装置21および表示板制御装置22と接続する。画
像伝送装置24は、画像処理装置21に接続してトンネ
ル10の画像を受信し、守衛室モニタ装置25に伝送す
る。警報制御装置26は、画像伝送装置24に接続して
管制センター30からの警報を受信し、守衛室モニタ装
置25に送信する。
【0024】管制センター30において、光通信装置3
1は、機械室20の光通信装置23と接続して光通信網
を構成する。制御処理装置32は、光通信装置31、監
視卓モニタ装置33、画像記録装置34および機械室2
0の警報制御装置26と接続してこれらの装置を管理す
る。
【0025】[トンネル内監視システムの第1の機能]
この実施の形態において、トンネル内監視システムは、
第1にトンネル10内にて発生した突発事象を検出して
管制センター30に警報し、また、トンネル10を通行
する後続車輌に突発事象に関する情報を提供する機能を
有する。図4は、このトンネル内監視システムの第1の
機能にかかる処理を示すフローチャートである。この処
理において、監視カメラ装置11a〜11fは、トンネ
ル10の出入口10a、10bおよび内部を常時撮像し
て画像を機械室20の画像処理装置21に継続的に送信
する(ステップS11)。
【0026】画像処理装置21は、受信した画像をリア
ルタイムで動画像処理してトンネル10での突発事象の
発生を検出する(ステップS12)。なお、この突発事
象の検出について、その具体的内容は特に限定はなく、
公知の画像処理もしくは公知の画像処理から当業者自明
の範囲内にある画像処理を、検出対象に応じて適宜採用
してよい。例えば、通行車輌の画像情報から速度を計測
して停止車輌の存否を検出する処理や、路面の画像情報
から落下物や冠水、道路の陥落などの有無を検出する処
理を採用してもよい。画像処理装置21は、突発事象を
検出した場合には、警報と共に突発事象の発生時前後の
画像を光通信装置23、31を介して管制センター30
の制御処理装置32に送信する(ステップS13)。
【0027】警報を受けた制御処理装置32は、監視卓
モニタ装置33の画像を突発事象の発生地点の画像に切
り替えると共に、突発事象の発生時前後の画像を画像記
録装置34に記録する(ステップS14)。また、制御
処理装置32は、光通信装置23、31を介して表示板
制御装置22に指令を送り、突発事象に関する情報を情
報表示板13a、13bに表示させる(ステップS1
5)。これにより、突発事象に関する情報を後続車輌に
提供できる。また、制御処理装置32は、機械室20の
警報制御装置26を介して守衛室モニタ装置25に警報
を送信し(ステップS16)、トンネル管理者の注意を
喚起する。なお、監視卓モニタ装置33は、通常時は、
任意の監視カメラ装置11a〜11fの画像を表示す
る。また、画像記録装置34に記録された画像は、事後
的に突発事象の発生原因の検証に供される。
【0028】この実施の形態によれば、トンネル監視シ
ステムがトンネル10での突発事象の発生を検出して管
制センター30やトンネル管理者に警報を送信するの
で、突発事象を早期に発見して適切な事後措置を採れ
る。また、突発事象に関する情報を情報表示板13に表
示するので、後続車輌による追突事故等の二次災害を防
止できる。また、突発事象の検出には監視カメラ装置1
1を採用し、突発事象の発生時前後の画像を画像記録装
置34に記録するので、突発事象の発生原因を画像によ
り容易に検証できると共に、第三者への正確な情報提供
が可能となる。
【0029】なお、この実施の形態において、監視カメ
ラ装置11a〜11fには、魚眼カメラを採用してもよ
い。これにより、視野が広がり撮像範囲が拡大するの
で、トンネル内を抜けなく監視できる。また、1台で広
範囲をカバーできるので、監視カメラ装置11a〜11
fの設置台数を減少できる。また、さらに画像処理装置
21に魚眼カメラで撮像した魚眼画像を処理して通常の
画像に変換し、分割表示する機能を付加してもよい。こ
れにより、撮像した画像を見易くできる。
【0030】また、この実施の形態において、トンネル
10内の情報を後続車輌に報知する手段は情報表示板1
3への表示であるが、他の報知手段を用いても良い。例
えば、拡声器による音声、ラジオ等による放送、車載情
報端末への情報提供等を採用しても良い。
【0031】[トンネル内監視システムの第2の機能]
また、この実施の形態において、トンネル内監視システ
ムは、第2にトンネル10内にある交通渋滞の末尾の位
置を検出して、後続車輌のドライバーに当該末尾の位置
に関する情報を提供する機能を有する。図5は、このト
ンネル内監視システムの第2の機能にかかる処理を示す
フローチャートである。監視カメラ装置11a〜11f
は、トンネル10の出入口および内部を常時撮像して画
像を機械室20の画像処理装置21に送信する(ステッ
プS21)。画像処理装置21は、受信した画像をリア
ルタイムで動画像処理してトンネル10内に発生した交
通渋滞の末尾の位置を検出する(ステップS22)。
【0032】図6は、交通渋滞の末尾位置の検出にかか
る処理を示すフローチャートである。画像処理装置21
は、監視カメラ装置11a〜11fから受信(ステップ
S22−1)した画像を処理してトンネル10内の任意
の車輌を抽出し(ステップS22−2)、車輌の走行位
置を計測する(ステップS22−3)。また、画像処理
装置21は、走行位置の計測を単位時間毎に行い車輌の
走行速度を計測する(ステップS22−4)。画像処理
装置21は、車輌の走行位置と、走行速度の計測とを各
監視カメラ装置11a〜11fから受信した画像情報に
ついてそれぞれ行い、トンネル10内全体における走行
速度の分布状況を算出する(ステップS22−5)。次
に、画像処理装置21は、走行速度の分布状況から停止
中の車輌、最徐行中の車輌その他の注意走行状態にある
渋滞車輌群を抽出し(ステップS22−6)、渋滞車輌
群の末尾の位置を判断して(ステップS22−7)、交
通渋滞の末尾位置に関する情報を生成する(ステップS
22−8)。
【0033】画像処理装置21は、末尾位置に関する情
報を光通信装置23、31を介して管制センター30の
制御処理装置32に送信する(ステップS23)。制御
処理装置32は、受信した情報を監視卓モニタ装置33
に表示すると共に、光通信装置23、31を介して表示
板制御装置22に指令を送り、情報表示板13a、13
bに末尾位置に関する情報を表示させる(ステップS2
4)。具体的には、例えば「ここから300m先渋滞
中。速度落とせ。」等のメッセージを表示して、後続車
輌の注意を喚起する。
【0034】この実施の形態によれば、交通渋滞の末尾
位置に関する情報を後続車輌に提供できるので、トンネ
ル10内での追突事故等を未然に抑止できる。特に、ト
ンネル出口10b付近に信号機がある等の事情により頻
繁に渋滞が発生するトンネル10では、その有用性は高
い。
【0035】なお、この実施の形態において、画像処理
装置21には、さらに交通渋滞の発生要因がトンネル1
0内にあるか否かを判断して、トンネル10内にあると
きには警報を発する機能を付加してもよい。図7は、交
通渋滞の発生要因の判断にかかる処理を示すフローチャ
ートである。この処理において、画像処理装置21は、
ステップS22−6において抽出した渋滞車輌群の先頭
の位置を判断する(ステップS22−9)。画像処理装
置21は、この先頭位置がトンネル10内にあるか否か
を判断し(ステップS22−10)、トンネル10内に
ないときには、交通渋滞の発生要因はトンネル10内に
ないと判断して処理を終了する。かかる場合としては、
例えば、トンネル出口10b先方に信号機などがあり、
信号待ちの自然渋滞がトンネル10内まで延び込んでい
る場合がある。
【0036】また、画像処理装置21は、渋滞車輌群の
先頭位置がトンネル10内にあるときには、交通渋滞の
要因がトンネル10内にあると判断して、交通渋滞の先
頭位置に関する情報を生成して(ステップS22−1
1)、警報と共に光通信装置23、31を介して管制セ
ンター30の制御処理装置32に送信する(ステップS
22−12)。制御処理装置32は、警報および渋滞車
輌群の先頭位置の画像情報を監視卓モニタ装置33に表
示する(ステップS22−13)と共に、機械室20の
警報制御装置26を介して守衛室モニタ装置25に警報
を送信し(ステップS22−14)、トンネル管理者の
注意を喚起する。これにより、交通渋滞の発生要因がト
ンネル10内にあるか否かを検出して早期かつ適切な事
後処置を成し得る。
【0037】[トンネル内監視システムの第3の機能]
また、この実施の形態において、トンネル内監視システ
ムは、第3にトンネル10内を通行する危険車輌の有無
を検出して、管制センター30に報知する機能を有す
る。図8は、このトンネル内監視システムの第3の機能
にかかる処理を示すフローチャートである。この処理に
おいて、トンネル入口10a側の撮像装置12aは、ト
ンネル10内に進入する車輌の前面を順次撮像して(ス
テップS31a)画像情報を撮像時刻と共に機械室20
の画像処理装置21に送信する(ステップS32a)。
画像処理装置21は、受信した画像を処理して進入した
車輌が危険標章を有するか否かを判断する(ステップS
33a)。ここで、危険標章とは、運搬物を表示するた
めに危険車輌に付される「危」、「毒」、「劇」等の標
章をいう。
【0038】図9は、危険標章の有無を判断する処理を
示すフローチャートである。画像処理装置21は、受信
した画像を読み込み(ステップS33−1)、間引き処
理により縦横に画像を間引き(ステップS33−2)、
平滑化処理により信号ノイズを除去して(ステップS3
3−3)、文字部を強調した画像を生成する(ステップ
S33−4)。次に、文字の背景部を強調した画像を生
成し(ステップS33−5)、これらの生成した画像を
二値化する(ステップS33−6)。次に、背景部を強
調した画像の輝度を反転させて(ステップS33−7)
二値化した画像と共に理論積演算処理を行い、文字部分
を抽出する(ステップS33−8)。そして、文字の候
補を選択して(ステップS33−9)、文字の認識を行
い(ステップS33−10)、「危」、「毒」、「劇」
等の所定の文字である場合には、危険標章と判断する
(ステップS33−11)。
【0039】また、画像処理装置21は、進入した車輌
が危険標章を有するときは、さらに、認識した文字から
危険標章の種別を判断する(ステップS34a)。そし
て、画像処理装置21は、危険車輌のトンネル10内へ
の進入時刻およびその運搬物に関する情報を進入危険車
輌情報として生成し(ステップS35a)、光通信装置
23、31を介して管制センター30の制御処理装置3
2に送信する(ステップS36a)。画像処理装置21
は、トンネル10外へ退出する車輌についてもトンネル
出口10b側の撮像装置12bから受信する画像に基づ
き同様の処理を行い、トンネル外へ退出した危険車輌に
関する退出危険車輌情報を生成して、制御処理装置32
に送信する(ステップS31b〜ステップS36b)。
制御処理装置32は、受信した進入危険車輌情報と退出
危険車輌情報とを関連付けてデータベースを生成する
(ステップS37)。これにより、進入した危険車輌の
数から退出した危険車輌の数を差し引く等の処理を行
い、任意の時刻にて如何なる運搬物を有する危険車輌が
トンネル10内を通行中か検索できる。
【0040】この実施の形態によれば、トンネル10内
を危険車輌が通行しているか否かを検出できるので、地
震や火災等の突発事象の発生にあたり危険車輌を考慮し
た適切な措置を採れる。また、認識した危険標章の種別
から危険車輌の運搬物を判別できるので、突発事象の発
生にあたり消火活動等の面にて、より適切な措置を採れ
る。また、上記第1の機能である突発事象の検出機能と
組合わさって、突発事象の発生にあたり更に迅速かつ適
切な措置を採れる。
【0041】なお、この実施の形態において、撮像装置
12a、12bは、トンネル出入口10a、10bのみ
に限らずトンネル10内に複数設置してもよい。これに
より、長いトンネルを任意の区間に分割して危険車輌の
存否を検知できる。
【0042】また、この実施の形態において、さらに、
撮像した画像から危険車輌のナンバープレートを抽出
し、車輌番号を認識して危険車輌に関する情報に付加し
ても良い。これにより、車輌番号から管轄官庁や車輌所
有者を通じて危険車輌の運搬物等に関する詳細な情報を
取得できるので、より適切な措置を採れる。例えば、化
学薬品を運搬する危険車両の事故が発生した場合に、適
切な消火活動ができる等の利点がある。また、車輌番号
の認識は、危険車輌に限らずトンネル10を通行するす
べての車輌について行っても良い。これにより、トンネ
ル100を通行する車輌すべてにつき、進入および退出
に関する情報把握が可能となる。図10に、かかるトン
ネル通行車輌に関する情報の表示例を示す。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明かかるト
ンネル内監視システム(請求項1)によれば、トンネル
内撮像手段と画像処理装置とを設けたのでトンネル内で
の突発事象の発生を画像情報に基づき検出できる。これ
により、突発事象を正確に検証できるので適切な事後処
置を採れる。
【0044】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項2)によれば、トンネル内における交通
渋滞の分布状況を把握できるので、交通渋滞の末尾位置
を後続車輌に報知する等により、追突事故等を未然に防
止できる。
【0045】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項3)によれば、トンネル内に発生した交
通渋滞の末尾位置に関する情報を、トンネルを通行する
後続車輌に報知できるので追突事故等の二次災害を未然
に防止できる。
【0046】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項4)によれば、交通渋滞の先頭位置がト
ンネル内にあるか否かを判断できるので、交通渋滞の発
生要因がトンネル内にあるか否かを判別できる。
【0047】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項5)によれば、トンネル内にある渋滞車
輌群の先頭位置に関する情報をトンネル管理者に報知す
る手段を設けたので、報知を受けたトンネル管理者は、
突発事象の発生原因を調査する等、適切な事後措置を採
れる。
【0048】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項6)によれば、危険物等を運搬する車輌
がトンネル内を通行中か否か把握できるので、トンネル
内にて交通事故や天災地変等の突発事象が発生したとき
に、かかる車輌に対して適切な処置を採れる。具体的に
は、進入した車輌数と退出した車輌数との差を演算する
こと等の処理により危険車輌の有無を判断できる。
【0049】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項7)によれば、トンネル内を通行中の危
険車輌が運搬する運搬物の種類を把握できるので、より
詳細な車輌に関する情報を取得できる。
【0050】また、この発明にかかるトンネル内監視シ
ステム(請求項8)によれば、危険車輌の車輌番号を認
識できるので、危険車輌の運搬物に関し、車輌番号を照
会して管轄官庁や車輌所有者から、より詳細な情報を取
得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるトンネル内監
視システムを示す外観構成図である。
【図2】図1に記載したトンネル内監視システムを示す
全体構成図である。
【図3】図1に記載したトンネル内監視システムを示す
全体構成図である。
【図4】このトンネル内監視システムの第1の機能にか
かる処理を示すフローチャートである。
【図5】このトンネル内監視システムの第2の機能にか
かる処理を示すフローチャートである。
【図6】交通渋滞の末尾位置の検出にかかる処理を示す
フローチャートである。
【図7】交通渋滞の発生要因の判断にかかる処理を示す
フローチャートである。
【図8】このトンネル内監視システムの第3の機能にか
かる処理を示すフローチャートである。
【図9】危険標章の有無を判断する処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】トンネル通行車輌に関する情報の表示例を示
す表である。
【符号の説明】
11a〜11f 監視カメラ装置 12a 入口側撮像装置 12b 出口側撮像装置 13 情報表示板 21 画像処理装置 22 表示板制御装置 23 光通信装置 24 画像伝送装置 25 守衛室モニタ装置 26 警報制御装置 31 光通信装置 32 制御処理装置 33 監視卓モニタ装置 34 画像記録装置
フロントページの続き (72)発明者 宮本 一正 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 Fターム(参考) 5B057 AA16 CH01 DA16 DC01 5H180 AA01 CC04 DD04 EE15 EE18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内を撮像するトンネル内撮像手
    段と、 撮像した前記トンネル内の画像情報に基づいて、前記ト
    ンネル内を通行する車輌の特徴を抽出し、当該特徴部分
    に注視して所定の条件に合致する場合に前記トンネル内
    にて交通事故、天災地変その他の突発事象が発生してい
    ると判断する突発事象検出手段と、を含むことを特徴と
    するトンネル内監視システム。
  2. 【請求項2】 トンネル内にて通行中の車輌を撮像する
    車輌撮像手段と、 前記車輌の画像情報に基づいて前記車輌の走行位置を計
    測する走行位置計測手段と、 前記画像情報に基づいて前記車輌の走行速度を計測する
    走行速度計測手段と、 前記走行位置および前記走行速度に基づいて、前記走行
    速度が最徐行、停止その他の注意走行速度である渋滞車
    輌群を抽出する渋滞車輌群抽出手段と、 前記渋滞車輌群の末尾の位置を判断する末尾位置判断手
    段と、を含むことを特徴とするトンネル内監視システ
    ム。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記渋滞車輌群の先頭位置がトンネル内にあるときに
    は、前記渋滞車輌群の末尾位置に関する情報を、トンネ
    ルを通行する後続車輌に対して報知する情報表示板その
    他の情報報知手段を含むことを特徴とする請求項2に記
    載のトンネル内監視システム。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記渋滞車輌群の先頭の位置を判断する先頭位置判断手
    段を含むことを特徴とする請求項2または3に記載のト
    ンネル内監視システム。
  5. 【請求項5】 さらに、 前記渋滞車輌群の先頭位置がトンネル内にあるときに
    は、当該先頭位置に関する情報をトンネル管理者に報知
    する情報報知手段を含むことを特徴とする請求項4に記
    載のトンネル内監視システム。
  6. 【請求項6】 トンネル内へ進入する車輌を撮像する進
    入車輌撮像手段と、 トンネル外へ退出する車輌を撮像する退出車輌撮像手段
    と、 撮像した前記車輌の画像情報から「危」、「毒」、
    「劇」その他の危険標章の有無を検出する危険標章検出
    手段と、 検出した前記危険標章に基づいて、前記危険標章を有す
    る車輌が前記トンネル内を通行中か否か判断する危険車
    輌有無判断手段と、を含むことを特徴とするトンネル内
    監視システム。
  7. 【請求項7】 さらに、 認識した前記危険標章の「危」、「毒」、「劇」その他
    の種類を判別する危険標章判別手段を含むことを特徴と
    する請求項6に記載のトンネル内監視システム。
  8. 【請求項8】 さらに、 前記危険標章を有する車輌の車輌番号を認識する車輌番
    号認識手段を含むことを特徴とする請求項6または7に
    記載のトンネル内監視システム。
  9. 【請求項9】 前記請求項1〜8のいずれか1つに記載
    したシステムを、コンピュータにて実現させることを特
    徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 前記請求項1〜8のいずれか1つに記
    載したシステムを、コンピュータにて実現させるプログ
    ラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読取可
    能な記録媒体。
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