JP7432714B2 - 通信制御方法及び通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムに用いる通信制御方法及び通信装置に関する。
近年、第5世代(5G)の移動通信システムが注目されている。このような5Gシステムは、高速通信及び低遅延の特徴を活かして、拡張現実(AR)、複合現実(MR)、及び仮想現実(VR)といったeXtended Reality(XR)のサービスを提供可能であることが期待されている。
3GPP技術仕様書「3GPP TS 38.300 V16.1.0 (2020-03)」
第1の態様に係る通信制御方法は、移動通信システムにおいて第1通信装置から第2通信装置へのパケットの無線通信を制御する。前記通信制御方法は、前記第1通信装置において、送信が未完了として前記第1通信装置に滞留しているパケットごとに滞留時間を計測することと、前記パケットごとに前記滞留時間を時間閾値と比較することと、前記滞留時間が前記時間閾値を超えた前記パケットを送信せずに破棄することとを有する。
第2の態様に係る通信装置は、移動通信システムにおいて他の通信装置に対してパケットを送信する。前記通信装置は、送信が未完了として前記通信装置に滞留しているパケットごとに滞留時間を計測する処理と、前記パケットごとに前記滞留時間を時間閾値と比較する処理と、前記滞留時間が前記時間閾値を超えた前記パケットを送信せずに破棄する処理と、を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する。
一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。 一実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成を示す図である。 一実施形態に係るgNB(基地局)の構成を示す図である。 データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。 一実施形態に係る通信制御方法の概要を説明するための図である。 一実施形態に係る送信側の通信装置の動作を示す図である。 一実施形態に係る他レイヤの動作例を示す図である。 一実施形態に係る受信側の通信装置の動作を示す図である。 実施形態の変更例の概要を示す図である。 実施形態の変更例における受信側の通信装置の動作を示す図である。
XRのサービスはストリーミングがメインであるため、上位レイヤのプロトコルとしてUDP(User Datagram Protocol)が用いられる場合が多い。このようなサービスを利用する無線通信において、1つのパケットの伝送が遅延すると、その次のパケットの伝送も遅延し得る。その結果、リアルタイム性が損なわれ、サービス品質が低下する懸念がある。
そこで、本開示は、高いリアルタイム性が要求されるサービスのサービス品質を向上させることを目的とする。
図面を参照しながら、一実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成)
まず、一実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、一実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。この移動通信システムは、3GPP規格の第5世代システム(5GS:5th Generation System)に準拠する。以下において、5GSを例に挙げて説明するが、移動通信システムにはLTE(Long Term Evolution)システムが少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1に示すように、移動通信システムは、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、5Gの無線アクセスネットワーク(NG-RAN:Next Generation Radio Access Network)10と、5Gのコアネットワーク(5GC:5G Core Network)20とを有する。
UE100は、移動可能な無線通信装置である。UE100は、ユーザにより利用される装置であればどのような装置であっても構わない。例えば、UE100は、携帯電話端末(スマートフォンを含む)、タブレット端末、ノートPC、通信モジュール(通信カード又はチップセットを含む)、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置(Vehicle UE)、及び/又は飛行体若しくは飛行体に設けられる装置(Aerial UE)である。
NG-RAN10は、基地局(5Gシステムにおいて「gNB」と呼ばれる)200を含む。gNB200は、基地局間インターフェイスであるXnインターフェイスを介して相互に接続される。gNB200は、1又は複数のセルを管理する。gNB200は、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。gNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語としても用いられる。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
なお、gNBがLTEのコアネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)に接続することもできる。LTEの基地局が5GCに接続することもできる。LTEの基地局とgNBとが基地局間インターフェイスを介して接続されることもできる。
5GC20は、AMF(Access and Mobility Management Function)及びUPF(User Plane Function)300を含む。AMFは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。AMFは、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100のモビリティを管理する。UPFは、データの転送制御を行う。AMF及びUPFは、基地局-コアネットワーク間インターフェイスであるNGインターフェイスを介してgNB200と接続される。
図2は、一実施形態に係るUE100(ユーザ装置)の構成を示す図である。
図2に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)と、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
図3は、一実施形態に係るgNB200(基地局)の構成を示す図である。
図3に示すように、gNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのプロセッサ及び少なくとも1つのメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、CPUと、を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。
バックホール通信部240は、基地局間インターフェイスを介して隣接基地局と接続される。バックホール通信部240は、基地局-コアネットワーク間インターフェイスを介してAMF/UPF300と接続される。なお、gNBは、CU(Central Unit)とDU(Distributed Unit)とで構成され(すなわち、機能分割され)、両ユニット間はF1インターフェイスで接続されてもよい。
図4は、データを取り扱うユーザプレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図4に示すように、ユーザプレーンの無線インターフェイスプロトコルは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100のPHYレイヤとgNB200のPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。UE100のMACレイヤとgNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。gNB200のMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとgNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
SDAPレイヤは、コアネットワークがQoS制御を行う単位であるIPフローとAS(Access Stratum)がQoS制御を行う単位である無線ベアラとのマッピングを行う。なお、RANがEPCに接続される場合は、SDAPが無くてもよい。
図5は、シグナリング(制御信号)を取り扱う制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックの構成を示す図である。
図5に示すように、制御プレーンの無線インターフェイスのプロトコルスタックは、図4に示したSDAPレイヤに代えて、RRC(Radio Resource Control)レイヤ及びNAS(Non-Access Stratum)レイヤを有する。
UE100のRRCレイヤとgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードである。UE100のRRCとgNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。UE100のNASレイヤとAMF300のNASレイヤとの間では、NASシグナリングが伝送される。
なお、UE100は、無線インターフェイスのプロトコル以外にアプリケーションレイヤ等を有する。
(通信制御方法)
次に、一実施形態に係る通信制御方法について説明する。
(1)通信制御方法の概要
図6は、一実施形態に係る通信制御方法の概要を説明するための図である。
図6に示すように、一実施形態に係る通信制御方法は、移動通信システムにおいて通信装置1(第1通信装置)から通信装置2(第2通信装置)へのパケットの無線通信を制御する方法である。換言すると、通信装置1はパケットの送信側の通信装置であり、通信装置2はパケットの受信側の通信装置である。
一実施形態に係る通信制御方法は、上りリンク、下りリンク、又はサイドリンクに適用される。上りリンクの場合、通信装置1はUE100であり、通信装置2はgNB200である。下りリンクの場合、通信装置1はgNB200であり、通信装置2はUE100である。サイドリンクの場合、通信装置1はUE100であり、通信装置2は他のUE100である。なお、サイドリンクは、UE100間の直接的な通信に用いるリンクである。
図6に示す例において、通信装置1は、複数のIPフロー又は複数のベアラを通信装置2と確立している。但し、通信装置1は、1つのIPフローのみ又は1つのベアラのみを通信装置2と確立してもよい。ベアラは、論理チャネルと読み替えてもよい。
通信装置1は、各IPフロー又は各ベアラを介してパケットを無線で通信装置2へ伝送する。例えば、IPフローを介して伝送されるパケットは、IPパケットである。ベアラを介して伝送されるパケットは、PDCPパケットであってもよい。
通信装置2へ送信するべきパケットは、通信装置1の各レイヤでの処理に起因して送信遅延が生じる。換言すると、通信装置1において、送信が未完了として滞留しているパケットが存在する。以下において、通信装置1における処理に起因する遅延時間を滞留時間と呼ぶ。例えば、通信装置1は、IPパケットごとに滞留時間を計測する。
通信装置1は、1つのレイヤにおいて滞留時間を計測してもよいし、複数のレイヤに跨がって滞留時間を計測してもよい。以下において、通信装置1が1つのレイヤにおいて滞留時間を計測する一例について主として説明する。当該1つのレイヤは、MACレイヤ、RLCレイヤ、又はPDCPレイヤである。
例えばXRのサービスはストリーミングがメインであり、上位レイヤのプロトコルとしてUDPが用いられる。このような場合、通信装置1において1つのパケットの伝送が遅延すると、その次のパケットの伝送も遅延し得る。その結果、リアルタイム性が損なわれ、サービス品質が低下する懸念がある。
そこで、一実施形態に係る通信制御方法において、通信装置1は、送信が未完了として通信装置1に滞留しているパケットごとに滞留時間を計測し、パケットごとに滞留時間を時間閾値と比較する。そして、通信装置1は、滞留時間が時間閾値を超えたパケットを送信せずに破棄する。ここで、パケットの破棄とは、パケットをバッファから削除することを意味してもよい。さらに、通信装置1は、滞留時間が時間閾値を超えたパケットを破棄した後であっても、滞留時間が時間閾値を超えていないパケットを通信装置2に送信する処理を行う。
これにより、滞留時間が長いパケットについては送信を中止することが可能となり、次のパケットの伝送に与える遅延の影響を低減できる。このため、リアルタイム性が損なわれることを防止し易くなり、サービス品質を改善できる。なお、このようなパケット破棄のメカニズムは、上位レイヤのプロトコルとしてUDPが用いられるケース、例えば、UDPが用いられるIPフロー又はベアラに対してのみ、或いは、UDPが用いられるパケットに対してのみ適用されてもよい。このようなパケット破棄のメカニズムは、RLCがUM(Unacknowledged Mode)モードに設定された論理チャネルにのみ適用されてもよい。
一実施形態において、滞留時間と比較される時間閾値は、IPフローごとに又はベアラごとに個別に設定されてもよい。なお、時間閾値は、パケットの送信が有効である期間(すなわち、有効期間)であってもよい。例えば、IPフローごとに又はベアラごとに設定されるQoS情報の一種として、パケットの有効期間(時間閾値)が設定されている。このような時間閾値は、通信タイムアウト時間(survival time)であってもよいし、許容遅延時間(packet delay budget)であってもよい。
ここで、通信タイムアウト時間とは、期待される通信が無くてもアプリケーションが通信サービスを継続できる時間をいう。すなわち、通信タイムアウト時間内にパケット伝送が発生しない場合、アプリケーションは、通信サービスが遮断されたと判定してもよい。許容遅延時間とは、パケットに対して許容される遅延時間(滞留時間)をいう。許容遅延時間は、通信タイムアウト時間よりも短い時間である。
或いは、時間閾値は、通信タイムアウト時間及び許容遅延時間とは異なるパラメータであってもよい。例えば、時間閾値は、許容遅延時間以上であって、且つ、通信タイムアウト時間以下であってもよい。時間閾値は、通信タイムアウト時間以上であってもよい。
通信装置1は、パケット(対象パケット)について計測された滞留時間を、当該パケットが属するIPフロー又はベアラと対応する時間閾値と比較する。これにより、パケットを破棄するか否かの判定をIPフロー又はベアラのQoS特性に応じて適切に行うことが可能になる。
(2)送信側の通信装置の動作
図7は、一実施形態に係る通信装置1(送信側の通信装置)の動作を示す図である。
図7に示すように、ステップS0において、通信装置1は、IPフローごと又はベアラごとに時間閾値を設定する。
各時間閾値は、通信装置2から通信装置1に対して指定されてもよい。或いは、通信装置1が各時間閾値を決定し、決定した各時間閾値を通信装置2に通知してもよい。以下において、時間閾値が設定された1つのIPフロー(又は1つのベアラ)における動作について説明する。
ステップS1において、通信装置1は、パケット(以下、対象パケットと呼ぶ)の滞留時間の計測を開始する。ここで、通信装置1は、対象パケットについて第1条件が満たされた場合、時間閾値(有効期間)が設定されたタイマを始動する。
第1条件は、対象パケットが通信装置1の所定レイヤに入ったという条件を含む。すなわち、通信装置1は、対象パケットが通信装置1の所定レイヤに入ったときにタイマを始動する。例えば、所定レイヤは、MACレイヤ、RLCレイヤ、又はPDCPレイヤである。所定レイヤは、SDAPレイヤであってもよい。なお、対象パケットは、所定レイヤのバッファに保持される。このバッファは、FIFO(First In First Out)型のバッファである。
ステップS2において、通信装置1は、対象パケットの送信処理を行う。具体的には、通信装置1の所定レイヤは、対象パケットに対する処理を行ったうえで対象パケットを下位レイヤに渡す。
ステップS3において、通信装置1は、対象パケットの送信処理が完了したか否かを判定する。換言すると、通信装置1は、対象パケットについて第2条件が満たされたか否かを判定する。
ここで、対象パケットの送信処理が完了したか否の判定は、対象パケットを所定レイヤから下位レイヤに渡したか否かの判定であってもよい。所定レイヤがPDCPレイヤである場合を想定すると、PDCPレイヤは、対象パケット(PDCP PDU)をRLCレイヤに渡したか否かを判定することになる。
或いは、対象パケットの送信処理が完了したか否の判定は、対象パケットが通信装置2に到達したか否かの判定であってもよい。例えば、通信装置1の所定レイヤは、所定レイヤの対象パケットに対応する送達確認(ACK)を通信装置2から受信したか否かに基づいて、当該対象パケットが通信装置2に到達したか否かを判定する。所定レイヤがMACレイヤである場合を想定すると、MACレイヤは、HARQ ACKに基づいて、対象パケット(MAC PDU)が通信装置2に到達したか否かを判定する。所定レイヤがRLCレイヤである場合を想定すると、RLCレイヤは、RLC ACKに基づいて、対象パケット(RLC PDU)が通信装置2に到達したか否かを判定する。所定レイヤがPDCPレイヤである場合を想定すると、PDCPレイヤは、PDCP status reportに基づいて、対象パケット(PDCP PDU)が通信装置2に到達したか否かを判定する。
対象パケットの送信処理が完了したと判定された場合(ステップS3:YES)、ステップS4において、通信装置1は、ステップS1で始動したタイマを停止する。その後、ステップS7に処理が進む。
一方、対象パケットの送信処理が完了していないと判定された場合(ステップS3:NO)、ステップS5において、通信装置1は、対象パケットの滞留時間が時間閾値を超えたか否かを判定する。換言すると、通信装置1は、ステップS1で始動したタイマが停止されることなく満了したか否かを判定する。
対象パケットの滞留時間が時間閾値を超えていない場合(ステップS5:NO)、ステップS2に処理が戻る(再送処理であってもよい)。
一方、対象パケットの滞留時間が時間閾値を超えた場合(ステップS5:YES)、ステップS6において、通信装置1は、対象パケットを送信せずに破棄する処理を行う。例えば、通信装置1の所定レイヤは、所定レイヤのバッファに保持された対象パケットを削除する。これにより、対象パケットの次のパケットに対する処理を開始可能な状態になる。
通信装置1の所定レイヤは、対象パケットを破棄した場合、対象パケットを破棄した旨を所定レイヤと異なる他レイヤに通知してもよい。当該他レイヤは、破棄された対象パケットの次のパケットを送信するための処理を行う。当該他レイヤは、MACレイヤ、RLCレイヤ、及びPDCPレイヤのうち少なくとも1つである。
図8は、当該他レイヤの動作例を示す図である。図8に示すように、所定レイヤからの通知を受けたMACレイヤは、HARQバッファをクリアする。また、所定レイヤからの通知を受けたRLCレイヤは、管理しているRLCシーケンス番号をインクリメント(1を加算)する。同様に、所定レイヤからの通知を受けたPDCPレイヤは、管理しているPDCPシーケンス番号をインクリメント(1を加算)する。ここで、シーケンス番号は、パケットごとに割り振られる連続的なパケット識別番号である。シーケンス番号をインクリメントすることにより、対象パケットを破棄する場合でもシーケンス番号の連続性が保たれる。なお、シーケンス番号は、本来であれば対象パケットの送信処理が完了した際にインクリメントされるが、本実施形態では、対象パケットを破棄した際にもシーケンス番号をインクリメントすることとしている。
また、通信装置1の所定レイヤは、対象パケットを破棄した場合、対象パケットを破棄した旨を通信装置2に通知してもよい。この通知は、破棄された対象パケットのシーケンス番号を含んでいてもよいし、シーケンス番号を含まなくてもよい。
その後、ステップS7において、通信装置1は、対象パケットの次のパケットが有るか否かを判定する。次のパケットが有る場合(ステップS7:YES)、ステップS1に処理が戻る。一方、次のパケットが無い場合(ステップS7:NO)、本動作が終了する。
(3)受信側の通信装置の動作
図9は、一実施形態に係る通信装置2(受信側の通信装置)の動作を示す図である。ここでは、通信装置2が通信装置1からパケット破棄の通知を受けた場合の動作について説明する。
図9に示すように、ステップS11において、通信装置2の所定レイヤは、通信装置1の所定レイヤからのパケット破棄の通知を受信する。例えば、所定レイヤは、MACレイヤ、RLCレイヤ、又はPDCPレイヤである。
ステップS12において、通信装置2の所定レイヤは、パケット破棄の通知に応じて、対象パケット(すなわち、現在シーケンス番号が最も大きいパケット)が通信装置1から送信されないと判定し、対象パケットに対する受信処理を省略する。
ステップS13において、通信装置2の所定レイヤは、破棄された対象パケットの次のパケットを受信するための所定処理を行う。
ここで、所定処理は、対象パケットが破棄された旨(すなわち、対象パケットが通信装置1から送信されない旨)を所定レイヤと異なる他レイヤに通知する処理を含んでもよい。図8に示すように、所定レイヤからの通知を受けたMACレイヤは、HARQバッファをクリアする。また、所定レイヤからの通知を受けたRLCレイヤは、管理しているRLCシーケンス番号をインクリメント(1を加算)する。同様に、所定レイヤからの通知を受けたPDCPレイヤは、管理しているPDCPシーケンス番号をインクリメント(1を加算)する。
所定処理は、破棄された対象パケットに対応するダミーパケット(エラーパケット)を生成する処理を含んでもよい。通信装置2の所定レイヤは、ダミーパケットを生成し、生成したダミーパケットを上位レイヤに渡す。
例えば、通信装置2の所定レイヤは、予め設定されたエラーデータを、上位レイヤに渡すSDU(Service Data Unit)のデータ部に入れて、上位レイヤへ渡す。所定レイヤがPDCPレイヤである場合を想定すると、PDCPレイヤは、エラーデータを示すIPパケットを生成して上位レイヤへ渡す。エラーデータのビット列は、予め設定されていてもよい。例えば、エラーデータのビット列は、UE100のアプリケーションからAS(Access Stratum)に通知され、当該ASからgNB200へ通知及び設定される。或いは、エラーデータのビット列は、サーバのアプリケーションからコアネットワークに通知され、コアネットワークからUE100へ通知及び設定される。
通信装置2の所定レイヤは、予め設定されたエラーデータではなく、前回受信成功したパケットのデータ部を、上位レイヤに渡すSDUのデータ部に入れたうえで上位レイヤへ渡してもよい。例えば、産業機器向けでモーションコントロールを行っているような場合を想定すると、エラーデータを上位レイヤに渡すよりも、前回と同じデータを上位レイヤに渡して一つ前の状態を保持することが好ましいと考えられるためである。
通信装置2の所定レイヤは、上位レイヤに渡すSDUのデータ部を加工するのではなく、単純に上位レイヤ(アプリケーションレイヤ等)に対して受信失敗を通知してもよい。
所定処理は、破棄された対象パケットに対応する送達確認(ACK)を通信装置1に送信する処理を含んでもよい。例えば、通信装置2の所定レイヤは、破棄された対象パケットが受信されたものと見なし、当該対象パケットのシーケンス番号を含むACKをフィードバックする。
(変更例)
上述した実施形態において、通信装置1がパケットを破棄した場合、その旨を通信装置2に通知する一例について説明した。しかしながら、通信装置1が周期的にパケットを通信装置2に送信する前提下において、通信装置2は、例えばパケットの周期性を利用して、通信装置1がパケットを破棄したことを推定してもよい。これにより、通信装置1から通信装置2へのパケット破棄の通知を不要とすることができる。
図10は、実施形態の変更例の概要を示す図である。図10に示すように、ステップS21乃至S23において、通信装置1は、通信装置2へのパケットの送信を所定時間間隔で行う。例えば、通信装置1は、SPS(Semi-Persistent Scheduling)を用いた音声通信のように、一定周期で一定量のパケットを通信装置2に送信する。
ステップS24において、通信装置1は、上述した動作によってパケットを送信せずに破棄する。
ステップS25において、通信装置2は、前回のパケット受信時(ステップS23)から所定時間内に次のパケットを受信しないことから、当該次のパケットが通信装置1において破棄された(すなわち、当該次のパケットが通信装置1から送信されない)と判定する。
その後、ステップS26及びS27において、通信装置1は、通信装置2へのパケットの送信を所定時間間隔で行う。
図11は、実施形態の変更例における通信装置2の動作を示す図である。
図11に示すように、ステップS31において、通信装置2の所定レイヤは、パケット(第1パケット)の受信処理が完了したときにタイマを始動する。例えば、所定レイヤは、MACレイヤ、RLCレイヤ、又はPDCPレイヤである。タイマには、上述した所定時間間隔に基づいた時間(例えば、所定時間間隔にオフセット時間を加えた時間)が設定される。タイマには、上述した時間閾値が設定されてもよい。
ステップS32において、通信装置2は、次のパケット(第2パケット)の受信を試みる(受信処理)。
ステップS33において、通信装置1は、当該次のパケットの受信処理が完了したか否かを判定する。
ここで、当該次のパケットの受信処理が完了したか否の判定は、対象パケットを所定レイヤから上位レイヤに渡したか否かの判定であってもよい。或いは、当該次のパケットの受信処理が完了したか否の判定は、当該次のパケットに対応する送達確認(ACK)を通信装置1に送信したか否かの判定であってもよい。ここで、当該次のパケットが複数のセグメントに分割(segmentation)されている場合、当該複数のセグメントに対応する全てのACKを送信したか否かの判定であってもよい。
対象パケットの受信処理が完了したと判定された場合(ステップS33:YES)、ステップS34において、通信装置2は、ステップS31で始動したタイマを停止する。その後、ステップS37に処理が進む。
一方、当該次のパケットの受信処理が完了していないと判定された場合(ステップS33:NO)、ステップS35において、通信装置2は、ステップS1で始動したタイマが停止されずに満了したか否かを判定する。
ステップS1で始動したタイマが満了していない場合(ステップS35:NO)、ステップS32に処理が戻る。
一方、ステップS1で始動したタイマが満了した場合(ステップS35:YES)、ステップS36において、通信装置2の所定レイヤは、当該次のパケットが通信装置1から送信されないと判定する。この場合、通信装置2の所定レイヤは、当該次のパケットが通信装置1から送信されない旨(すなわち、対象パケットが通信装置1において破棄された旨)を所定レイヤと異なる他レイヤに通知してもよい。図8に示すように、所定レイヤからの通知を受けたMACレイヤは、HARQバッファをクリアする。また、所定レイヤからの通知を受けたRLCレイヤは、管理しているRLCシーケンス番号をインクリメント(1を加算)する。同様に、所定レイヤからの通知を受けたPDCPレイヤは、管理しているPDCPシーケンス番号をインクリメント(1を加算)する。
ステップS36において、通信装置2の所定レイヤは、当該次のパケットに対応するダミーパケット(エラーパケット)を生成してもよい。通信装置2の所定レイヤは、ダミーパケットを生成し、生成したダミーパケットを上位レイヤに渡す。ダミーパケットの具体例については、上述した実施形態と同様である。
ステップS36において、通信装置2の所定レイヤは、当該次のパケットに対応する送達確認(ACK)を通信装置1に送信してもよい。例えば、通信装置2の所定レイヤは、当該次のパケットが受信されたものと見なし、当該次のパケットのシーケンス番号を含むACKをフィードバックする。
その後、ステップS37において、通信装置1は、さらに次のパケットが有るか否かを判定する。さらに次のパケットが有る場合(ステップS37:YES)、ステップS31に処理が戻る。一方、さらに次のパケットが無い場合(ステップS37:NO)、本動作が終了する。
(その他の実施形態)
上述した滞留時間及び時間閾値を再送制御に応用してもよい。通常、再送処理は通信相手先からNACKを受信したことを契機に実行される。しかしながら、通信相手方からのフィードバック処理に係る遅延が無視できないケースがあり得る。よって、通信装置1は、滞留時間が時間閾値よりも小さい場合であっても、当該時間閾値に対してマージンが小さくなった場合、通信相手方(通信装置2)からのフィードバックを待つ事なく、再送を実行することが望ましい。前記マージンは、前記時間閾値に対する差分時間(つまりオフセット時間)で規定されてもよく、絶対時間(つまり時間閾値2)であってもよい。当該マージンは、自身が決定して通信相手方へ通知(設定)してもよく、通信相手方が決定して自身へ通知(設定)してもよい。
UE100又はgNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
また、UE100又はgNB200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又はgNB200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2020-084807号(2020年5月13日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (10)

  1. 移動通信システムにおいて第1通信装置から第2通信装置へのパケットの無線通信を制御する通信制御方法であって、
    前記第1通信装置において、
    送信が未完了として前記第1通信装置に滞留しているパケットごとに滞留時間を計測することと、
    前記パケットごとに前記滞留時間を時間閾値と比較することと、
    前記滞留時間が前記時間閾値を超えた前記パケットを送信せずに破棄することと、
    前記パケットを破棄した旨を前記第1通信装置から前記第2通信装置に通知することと、
    前記第2通信装置において、前記第1通信装置からの前記通知に基づいて、前記破棄されたパケットに対する受信処理を省略するとともに、前記破棄されたパケットの次のパケットを受信するための所定処理を行うことと、を有する
    通信制御方法。
  2. 前記第1通信装置において、前記破棄することの後であっても、前記滞留時間が前記時間閾値を超えていない前記パケットを前記第2通信装置に送信する処理を行うことをさらに有する
    請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記計測することは、前記パケットとしてIPパケットごとに前記滞留時間を計測することを含む
    請求項1又は2に記載の通信制御方法。
  4. 前記破棄することは、前記滞留時間が前記時間閾値を超えた前記パケットを前記第1通信装置の所定レイヤにおいて破棄することを含み、
    前記通信制御方法は、前記第1通信装置において、
    前記パケットを破棄した旨を前記所定レイヤと異なる他レイヤに通知することと、
    前記他レイヤが、前記破棄されたパケットの次のパケットを送信するための処理を行うことと、をさらに有する
    請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記時間閾値は、IPフローごとに又はベアラごとに個別に設定され、
    前記比較することは、対象パケットについて計測された前記滞留時間を、前記対象パケットが属する前記IPフロー又は前記ベアラと対応する前記時間閾値と比較することを含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  6. 前記計測することは、
    対象パケットについて第1条件が満たされた場合、前記時間閾値が設定されたタイマを始動することと、
    前記対象パケットについて第2条件が満たされた場合、前記タイマを停止することと、
    前記タイマが停止されずに満了した場合、前記対象パケットを破棄することと、を有する
    請求項1に記載の通信制御方法。
  7. 前記第1条件は、前記パケットが前記第1通信装置の所定レイヤに入ったという条件を含み、
    前記第2条件は、前記パケットを前記所定レイヤから前記所定レイヤの下位レイヤに渡したという条件、及び前記パケットの送達確認を前記第2通信装置から受信したという条件のうち、少なくとも一方を含む
    請求項6に記載の通信制御方法。
  8. 前記所定処理は、前記破棄されたパケットに対応するダミーパケットを生成する処理を含む
    請求項に記載の通信制御方法。
  9. 前記第1通信装置から前記第2通信装置へのパケットの送信が所定時間間隔で行われている場合、前記第2通信装置において、
    前記第1通信装置からの第1パケットの受信処理が完了した場合、前記所定時間間隔に基づいたタイマを始動することと、
    前記第1パケットの次の第2パケットの受信処理が完了した場合、前記タイマを停止することと、
    前記タイマが停止されずに満了した場合、前記第2パケットが前記第1通信装置から送信されないと判定することと、を有する
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信制御方法。
  10. 移動通信システムにおいて他の通信装置に対してパケットを送信する通信装置であって、
    送信が未完了として前記通信装置に滞留しているパケットごとに滞留時間を計測する処理と、
    前記パケットごとに前記滞留時間を時間閾値と比較する処理と、
    前記滞留時間が前記時間閾値を超えた前記パケットを送信せずに破棄する処理と、
    前記パケットを破棄した旨を前記通信装置から他の通信装置に通知する処理と、を実行する少なくとも1つのプロセッサを有し、
    前記通知により、前記他の通信装置が、前記破棄されたパケットに対する受信処理を省略するとともに、前記破棄されたパケットの次のパケットを受信するための所定処理を行う
    通信装置。
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