JP7432326B2 - 電動システム - Google Patents

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Description

本発明は,車両用駆動装置の電動システムに関する。
近年,車両駆動用装置としてモータの活用が拡大している。車両駆動用装置としてのモータはインバータによって駆動され,モータの出力軸端に配置されたギアを通じて、車両を駆動する。ギアはモータの回転速度を減速して、モータトルクを車軸に伝える機能を有する。ギア内の歯車は油によって潤滑されているが、寒冷地など、低温環境下においては、始動時に潤滑油の温度が低く、潤滑油の粘性が高い。これにより、モータは大きな駆動用トルクの発生が必要となるため、大電流を流す必要がある。従って、モータの効率が低下し、車両の電費が低下する課題がある。また、通常運転時は、モータに巻装されている巻線やインバータと接続しているバスバーなどが発熱するため、始動時とは異なり、これらを効率的に冷却する必要がある。
これらの課題に対する本技術分野の背景技術として、特許文献1(特開2014-189036号公報)がある。特許文献1には、車輪内に配置されるモータケースに収納され、車軸と連動しているロータと前記モータケースに固定されるステータとを有する電気モータと、該電気モータと電気的に連結し、コンデンサとスイッチング素子からなるパワーモジュールとを有するインバータユニットと、を備えてなる車両用推進装置において、前記モータケースに、前記電気モータを潤滑・冷却するオイルが油密状に収納され、前記モータケースの前記車軸と反対側の側面に、前記パワーモジュールが前記モータケース内のオイル溜りに対応する位置になるように前記インバータユニットを取付けてなる、ことを特徴とする車両用推進装置が開示されている(請求項1参照)。
特開2014-189036号公報
前述した特許文献1に開示された車両用推進装置は、モータケース内に配置されている油の油面以下にインバータのパワーモジュールを配置するものであり、モータ冷却及びプラネタリギヤの潤滑用の油でインバータのパワーモジュールを冷却し、インホイールモータを小さな形状で高い冷却性能を得ている。しかしながら、ギアがモータのロータ内部に配置されており、モータとインバータの間のバスバーや巻線などの発熱部から距離があり、始動時における油の粘性低下の影響を軽減できない。また、モータのロータに接続された油跳ね上げ片によって掻き揚げられたギア潤滑用の油を、モータ巻線の冷却及びギア歯車の潤滑に使用するため、通常運転時は、回転速度に応じて油掻き揚げ時の摩擦損が大きくなり、効率の低下や冷却性能の向上効果が低下する。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、電動システムであって、フレームに固定されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータを有するモータ部と、前記ステータの巻線に電力を供給するインバータ部と、前記ロータから出力される回転を減速するギア部と、前記ギア部内を流動する油性媒体が滞留する浸漬部と、前記巻線と前記インバータ部との間で電力を伝達する中間導体と、を備え、前記フレームには、前記モータ部と前記ギア部とを連通する接続穴が設けられ、前記中間導体の少なくとも一部は、前記接続穴を通過して前記浸漬部内に配置され、前記浸漬部において前記油性媒体と接しており、前記油性媒体は、前記接続穴を通じて前記モータ部と前記ギア部とを連通する。
本発明によれば、始動時における油性媒体の粘性抵抗を低減でき、通常運転時におけるモータの冷却性能を向上できる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明によって明らかにされる。
本発明の実施例1の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例1の電動システムの横方向断面図である。 本発明の実施例2の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例3の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例4の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例5の電動システムの横方向断面図である。 本発明の実施例5の電動システムの横方向断面図である。 本発明の実施例6の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例6の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例6の電動システムの横方向断面図である。 本発明の実施例7の電動システムの横方向断面図である。 本発明の実施例8の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例9の電動システムの構成を示す図である。 本発明の実施例10の電動システムの構成を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
<実施例1>
図1に実施例1の電動システムの構成を示し、図2に実施例1の電動システムの横方向断面を示す。
本実施例の電動システムは、モータ1と、その隣り合う位置に配置されたインバータ2と、モータ1の出力方向に配置されるギアアセンブリ3によって構成される。モータ1はステータ10の内周側にロータ11が配置され、ステータ10には巻線12が巻装される。モータ1の種類は、永久磁石を有する永久磁石電動機、界磁巻線を有する同期電動機、かご形導体を有する誘導電動機、回転子コアだけで形成されるリラクタンスモータなどでもよく、回転子から磁界を発生させるための構成部品やその形状は限定されない。ステータ10はフレーム16の内周側に焼嵌めなどによって固定される。フレーム16は低圧鋳造やダイカストなどで形成され、軸受を支えるブラケットを含め、その形状や寸法は限定されない。巻線12は分布巻や集中巻で構成され、巻線12は角線又は丸線どちらで構成してもよく、巻線の巻き方や種類は限定されない。
インバータ2のインバータユニットのスイッチング素子はIGBTやSiCなどでもよく、その種類や形状は限定されない。巻線12から引き出されたモータ入力端子13は、インバータ出力端子14に接続された中間導体15に接続されており、インバータ2から電流、電圧を印加することによって、巻線12に電流が流れるとともに回転磁界が発生し、ロータ11を回転させてトルクを発生する。ロータ11はシャフト17を通じてギアアセンブリ3が接続されており、このギアアセンブリ3内部のギア出力軸23が車軸と接続されることによって、車両が駆動する。図1ではシャフト17は中空シャフトで形成されているが、中実シャフトでもよく、その形状や寸法は限定されない。
ギアアセンブリ3は、ギアボックス21の内部に複数の歯車22が配置されて構成されており、モータ1の回転速度を減速するようにギアアセンブリ3のギア比が構成されている。図1、図2ではギアは平行軸の平歯車で構成されているが、歯車は遊星歯車単体又は遊星歯車と平歯車の組み合わせでもよく、並行軸か一軸かの構成やギア比は限定されない。また、図中には記載しないが、通常はギアアセンブリ3と車軸との間にデファレンシャルギヤが配置される。
図2に灰色で示すように、モータ1及びギアアセンブリ3内の下部には油性媒体が滞留しており、モータ1とギアアセンブリ3との間で油性媒体が連通可能となっている。図1、図2に示すように、モータ1の油性媒体の油面よりも天地の地側に近い下側の位置には浸漬部20が設けられる。浸漬部20は、モータ1においてギアアセンブリ3に近い側に配置される。浸漬部20は、フレーム16に設けられた接続穴27と連通している。中間導体15は、モータ入力端子13とインバータ出力端子14とを接続するように設けられており、フレーム16に設けられた接続穴27を通過して浸漬部20内に配置される。浸漬部20はモータ1の油性媒体の油面よりも天地の地側に近い下側の位置に配置されるが、その高さや周辺形状は限定されない。
中間導体15は浸漬部20内の油性媒体に触れるように(望ましくは、中間導体15は浸漬部20内の油性媒体に浸漬するように)配置されるため、中間導体15の一部又は全ても油性媒体の中に配置されることとなる。また、ギアアセンブリ3内の歯車22の一部も油性媒体に浸漬され、歯車22は自身の回転に伴って歯車同士の潤滑がなされる。中間導体15は、モータ1が駆動する際、インバータ2によって通電されるためジュール熱が発生する。そのため、特にモータ1の始動時において、中間導体15で発生するジュール熱によって油性媒体が加熱され、油性媒体の粘性が低下する。また、中間導体15をモータ1のギアアセンブリ3に近い側に配置することによって、遠い側に配置した場合に比べて、中間導体15とギアアセンブリ3の歯車22との距離が近くなるため、粘性が低下した油性媒体がより早く歯車22の潤滑に使用される。これにより、始動時の油性媒体の粘性抵抗が低減し、ギアアセンブリ3の歯車22の潤滑が改善される。従って、粘性抵抗に伴う効率低下の影響を低減でき、電動システムの電費が改善できる。
一方、通常運転時には中間導体15が油性媒体に浸漬されるため、油冷の効果を得ることができ、中間導体15及び中間導体15から巻線12への熱伝導による冷却効果が得られ、モータ1の冷却性能を向上できる。
<実施例2>
図3に実施例2の電動システムの構成を示す。実施例2では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
本実施例の電動システムでは、モータ1とギアアセンブリ3を連通する連通部24が、電動システムの回転軸方向から見た場合に、浸漬部20と重なる位置に設けられる。なお、実施例1でもモータ1に油性媒体を導入するために、モータ1とギアアセンブリ3とは連通しているが、実施例では連通部24を設けて、より広い面積でモータ1とギアアセンブリ3との間で油性媒体を連通させている。このため、中間導体15によって加熱された油性媒体は連通部24を通じて浸漬部20からギアアセンブリ3及びモータ1に流れる。連通部24によって、ギアアセンブリ3内の油性媒体の表面と浸漬部20内の油性媒体の表面とが等しい高さになる。中間導体15は浸漬部20にの油性媒体に触れるように(例えば、浸漬するように)配置され、ギアアセンブリ3の歯車22の少なくとも下端は油性媒体に浸漬するように配置されるので、歯車22と中間導体15との高さ方向の距離が近くなり、歯車22の潤滑に使用される油性媒体の粘性抵抗が軽減されるまでの時間が短くなり、電費を向上できる。
<実施例3>
図4に実施例3の電動システムの構成を示す。実施例3では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
図4では一段目の歯車22の外径がギアボックス21の内周面よりわずかに小さい程度で描かれているが、歯車22の大きさは適用可能な径であれば図4に記載の大きさに限定されない。同様に、歯車22の歯数も適用可能な数であれば図4に記載の歯数に限定されない。本実施例の電動システムでは、浸漬部20からギアアセンブリ3に流れこんだ油性媒体はギアアセンブリ3の歯車22を潤滑する。それと同時に、ギアアセンブリ3の歯車22は油性媒体を上方向に掻き揚げる作用を持つため、油性媒体に浸漬されていないギアアセンブリ3内の全ての歯車22に油性媒体を拡散させ、ギアアセンブリ3の全ての歯車22を潤滑できる。また、掻き揚げられた油性媒体がモータ1へ拡散するので、油性媒体がモータ1の巻線12や軸受が冷却され、巻線12や軸受の冷却性能を向上できる。
<実施例4>
図5に本発明の実施例4の電動システムの横方向断面を示す。実施例4では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
本実施例の電動システムでは、図5に灰色で示すように油性媒体の最大油面高さをステータ10とロータ11のギャップ面の高さ以下としている。油性媒体の油面高さを油性媒体がロータ11に触れない高さとすることによって、通常運転時に油性媒体のロータ11への付着を防止でき、ステータ10とロータ11との間のギャップに付着した油性媒体によってロータ11に発生する回転摩擦損を抑制できる。また、巻線12が油性媒体に浸漬されることによって、通常運転時に巻線12が油冷され、巻線12の冷却性能を向上できる。
<実施例5>
図6に実施例5の電動システムの構成を示し、図7に実施例5の電動システムの横方向断面を示す。実施例5では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
本実施例の電動システムでは、図6及び図7に示すように、ギアボックス21の内部ではギアアセンブリ3の歯車22によって油性媒体が掻き揚げられるが、油性媒体はギアボックス内周面211にも付着する。ギアボックス内周面211がモータ1側に向かうにつれて漸減する、すなわち、モータ1側に向かうほどギアボックス21の厚みが増加してテーパ状になっており、ギアボックス21の内側上面がモータ1側で低くなっている。これにより、ギアボックス内周面211に付着した油性媒体がモータ1側に流れやすくなり、巻線12や軸受の冷却に使用される油性媒体の量が増加し、巻線12や軸受の冷却性能を向上できる。巻線12や軸受の冷却に使用された油性媒体はモータ入力端子13が通過する接続穴(図示省略)から浸漬部20を通じてギアアセンブリ3側へ戻り、油性媒体は電動システム内で循環する構成となっている。
<実施例6>
図8及び図9に実施例6の電動システムの構成、図10に実施例6の電動システムの横方向断面を示す。実施例6では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
モータ1は、コイルエンド121に油性媒体が流れる又は浸漬されることで、冷却性能を得ており、コイルエンド121はギアアセンブリ3から遠い側にも存在する。本実施例の電動システムでは、ギアアセンブリ3からモータ1のギアアセンブリ3と遠い側に通じる油路a25を設けることによって、ギアボックス21の内部で歯車22によって掻き揚げられた油性媒体をモータ1のギアアセンブリ3と遠い側のコイルエンド122まで流すことができ、巻線12の冷却性能を向上できる。また、ギアアセンブリ3と遠い側の軸受の冷却用としても油性媒体を活用できる。
さらに、モータ1のギアアセンブリ3と遠い側からギアアセンブリ3に通じる油路b26を設けることによって、モータ1のギアアセンブリ3と遠い側からギアアセンブリ3に油性媒体を戻すことができ、電動システム全体を油性媒体が循環できる。
なお、図8では、油路a25はモータ1とインバータ2の間に設けているが、モータ1の天地の天側(上側)やモータ1のインバータ2と逆側などに設けてもよく、図8に記載の位置に限定されない。なお、図8においては、油路a25が見えるように一方の側壁を除去して図示しているが、実際には管路が形成されている。同様に図9に記載の油路b26も、モータ1とインバータ2の間に設けているが、モータ1のインバータ2と逆側などに設けてもよく、図9に記載の位置に限定されない。なお、図9においては、油路bの下面が見えるように図示しており、実際には内部に管路が形成されている。また油路a25及び油路b26の形状は図8及び図9に記載の形状ではなく、管路が形成されれば円筒形などでもよく、特に限定されない。
<実施例7>
図11に実施例7の電動システムの構成を示す。実施例7では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
本実施例の電動システムでは、モータ1の外周側に設けられたフレーム16の内部を通る水路18が設けられている。水路18は図11に示すらせん状ではなく、単純な折り返し形状でもよく、その流路や形状や面積は限定されない。水路18の中に冷却用の冷媒を流すことで、フレーム16及びステータ10のコアを通じてモータ1の巻線12を冷却することができ、通常運転時のモータ1の巻線12の発熱を抑制できる。また、フレーム16全体を冷却でき、通常運転時の油性媒体の冷却やフレーム16に取り付けられた軸受などの冷却も可能となる。
<実施例8>
図12に実施例8の電動システムの構成を示す。実施例8では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
本実施例の電動システムでは、中間導体15がインバータ出力端子14と一体に構成されている。これにより、モータ1とインバータ2を接続する部品を削減でき、接続のための工数を低減でき、電動システムの製造コストを抑制できる。
<実施例9>
図13に実施例9の電動システムの構成を示す。実施例9では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
本実施例の電動システムでは、中間導体15がモータ入力端子13と一体化されている。中間導体15がモータ入力端子13と一体化されることによって、実施例8と同様に、モータ1とインバータ2を接続する部品を削減でき、接続のための工数を低減でき、電動システムの製造コストを抑制できる。
<実施例10>
図14に実施例10の電動システムの構成を示す。実施例10では、前述した実施例と同じ機能を有する構成の説明は省略し、主に異なる構成について説明する。
前述した実施例では、モータ1とギアアセンブリ3が浸漬部20及び連通部24を介して連通している。本実施例の電動システムでは、モータ入力端子13及び中間導体15が配置されるフレーム16の接続穴27がギアアセンブリ3と直接連通している。これにより、中間導体15をモータ入力端子13に接続した状態でフレーム16に組み付けることができ、電動システムの組立時の作業性を向上できる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
1 モータ
2 インバータ
3 ギア
10 ステータ
11 ロータ
12 巻線
121 コイルエンド
13 モータ入力端子
14 インバータ出力端子
15 中間導体
16 フレーム
17 シャフト
18 水路
20 浸漬部
21 ギアボックス
22 歯車
23 ギア出力軸
24 連通部
25 油路a
26 油路b
27 接続穴

Claims (10)

  1. 電動システムであって、
    フレームに固定されるステータと、前記ステータの内周側に配置されるロータを有するモータ部と、
    前記ステータの巻線に電力を供給するインバータ部と、
    前記ロータから出力される回転を減速するギア部と、
    前記ギア部内を流動する油性媒体が滞留する浸漬部と、
    前記巻線と前記インバータ部との間で電力を伝達する中間導体と、を備え、
    前記フレームには、前記モータ部と前記ギア部とを連通する接続穴が設けられ、
    前記中間導体の少なくとも一部は、前記接続穴を通過して前記浸漬部内に配置され、前記浸漬部において前記油性媒体と接しており、
    前記油性媒体は、前記接続穴を通じて前記モータ部と前記ギア部とを連通する電動システム。
  2. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記浸漬部は、前記モータ部側の前記油性媒体の油面より下方であって、前記ギア部に近い側の前記巻線の近傍に配置され、
    前記油性媒体は、前記モータ部と前記ギア部とを連通して流動する電動システム。
  3. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記モータ部と前記ギア部とを連通する連通部を備え、
    前記連通部は、前記ロータの回転軸方向から見た場合、前記浸漬部と重なる位置に設けられる電動システム。
  4. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記ギア部は、歯車の回転によって、前記油性媒体を上方向に上げる電動システム。
  5. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記油性媒体の油面の高さが、前記モータ部の前記ロータに触れない高さである電動システム。
  6. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記ギア部を構成するギアボックスの内側上面が前記ギア部から前記モータ部へ向かうにつれて低くなる電動システム。
  7. 請求項4に記載の電動システムであって、
    前記ギア部から前記モータ部の前記ギア部に遠い側へ前記油性媒体を流入させる第1油路と、
    前記モータ部の前記ギア部に遠い側から前記ギア部へ前記油性媒体を流入させる第2油路とを備える電動システム。
  8. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記モータ部のフレームは水路を有する電動システム。
  9. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記中間導体と前記インバータ部の出力端子とが一体に形成されている電動システム。
  10. 請求項1に記載の電動システムであって、
    前記中間導体と前記モータ部の入力端子とが一体に形成されている電動システム。
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