JP7430373B2 - 泡噴射式スプレーガン用ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、泡噴射式スプレーガン用のノズル、及び泡噴射式スプレーガンに関する。
容器内の液体を吸引し、ノズルから泡状にして噴射させる泡噴射式スプレーガンが知られている。このようなスプレーガンは、スプレーガン本体の噴射口の周囲に筒状に突出形成された筒状部材を備える。スプレーガン本体より噴射された液体は、この筒状部材を通過し、その際に筒状部材の内壁に衝突して泡化して、対象物へと塗布される(特許文献1)。
また、別の形態では、前記筒状部材の吐出口開口部に、吐出口の内側に向かって(液体の通過方向に垂直に)突出する突出部が形成されたチップを備える。この場合、スプレーガン本体より噴射された液体は筒状部材を通過する際に、まず筒状部材の内壁に衝突して粗い泡状となり、次いで、前記吐出口に突出する突出部とさらに衝突して細かい泡状となり、対象物へと塗布される(特許文献2)。
特開2007-289870号公報 特許第5617013号公報
しかしながら、当該分野においては依然として、対象物へ塗布された液体の定着性を向上させるために、より良好な泡状にして液体を噴射することが可能なスプレーガンが切望されている。液体をより良好な泡状とするための一つの方法として、上記特許文献2に記載される吐出口に突出する突出部等のように、筒状部材の内壁とは別の位置に、液体が衝突する部材を増す方法が考えられる。しかしこの場合、部材の増加によるノズル構造の複雑化を招き、それに伴う、製造のコスト及びプロセスの面で負担が大きくなる場合があった。
そこで本発明は、良好な泡状に液体を噴射することが可能な、新たな泡噴射式スプレーガン用ノズル、及び泡噴射式スプレーガンを提供することを目的とする。
本発明の泡噴射式スプレーガン用のノズル(以下、単に「本発明のノズル」と記載する場合がある)は、スプレーガン本体の噴射口から噴射された液体が流入する噴射口側開口部と、流入した液体を流出させる吐出口とを有する筒状部材からなり、この筒状部材を構成する内壁に一又は複数の凸部及び/又は凹部を備えることを特徴とする。本発明のノズルは、スプレーガン本体より噴射された液体の流路を形成するものであり、スプレーガン本体の噴射口から噴射された液体は、ノズルの筒状部材を通過する際に、筒状部材を構成する内壁ならびに/あるいは当該内壁に形成された一又は複数の凸部及び/又は凹部と衝突することによって細かい良好な泡状となり吐出することができる。
本発明のノズルにおいて、前記吐出口に向かって正面視した正面図において、当該吐出口の形状は円形であることが好ましく、特に、その直径が4.0~7.0mmであることが好ましい。このような構成を有する吐出口によれば、目的とする部位・範囲に液体を泡状に吐出することができ、目的とする部位・範囲以外に液体が飛び散ることを防ぐことができる。
本発明のノズルにおいて、前記凸部は柱状であることが好ましく、特に、その長軸が前記筒状部材の長手方向に平行となるように配置されていることが好ましい。本明細書において「筒状部材の長手方向」とは、スプレーガン本体より噴射された液体が筒状部材を通過する方向に平行な方向を意味する。凸部がこのような構成をとることにより、スプレーガン本体より噴射された液体を良好な泡状とすることができ、また、本発明のノズルの構造をシンプルなものとすることができ、製造における費用及び作業の負担を軽減することができる。
本発明のノズルにおいて、前記凸部は前記筒状部材の長手方向に垂直な断面積が、1つあたり0.003~0.8mm2であることが好ましく、特に、そのような凸部を1~14個備えることが好ましい。凸部がこのような構成をとることにより、スプレーガン本体より噴射された液体を良好な泡状とすることができる。
本発明のノズルにおいて、前記凹部は柱状溝であることが好ましく、特に、その長軸が前記筒状部材の長手方向に平行となるように配置されていることが好ましい。凹部がこのような構成をとることにより、スプレーガン本体より噴射された液体を良好な泡状とすることができ、また、本発明のノズルの構造をシンプルなものとすることができ、製造における費用及び作業の負担を軽減することができる。
本発明のノズルにおいて、前記凹部は前記筒状部材の長手方向に垂直な溝断面積が、1つあたり0.003~0.8mm2であることが好ましく、特に、そのような凹部を1~14個備えることが好ましい。凹部がこのような構成をとることにより、スプレーガン本体より噴射された液体を良好な泡状とすることができる。
また、本発明の泡噴射式スプレーガン(以下、単に「本発明のスプレーガン」と記載する場合がある)は、前記本発明のノズルを備えるスプレーガン本体を有することを特徴とする。本発明のスプレーガンでは、スプレーガン本体の噴射口に前記本発明のノズルが装着されており、スプレーガン本体の噴射口から噴射された液体は、当該ノズルの筒状部材を通過する際に、筒状部材を構成する内壁ならびに/あるいは当該内壁に形成された一又は複数の凸部及び/又は凹部と衝突することによって細かい良好な泡状となり吐出することができる。
本発明のスプレーガンにおいて、ノズルはスプレーガン本体とは別々の部材であってもよいし、あるいはノズルとスプレーガン本体とは一体化して形成されていてもよい。
本発明のスプレーガンにおいて、噴射される液体は、B型粘度計により測定した粘度が、回転数60rpm、25℃において300mPa・s以下であることが好ましい。粘度の下限は、特に限定されないが、同条件の測定において0mPa・sよりも大きい、例えば1mPa・s以上とすることができる。このような粘性を有する液体は、本発明のスプレーガンを用いて良好な泡状として吐出することができ、さらに対象物に良好に付着させることができる。
本発明によれば、良好な泡状に液体を噴射することが可能であり、かつ、シンプルな構造を有する泡噴射式スプレーガン用ノズル、及び当該ノズルを備えた良好な泡状に液体を噴射することが可能な泡噴射式スプレーガンを提供することができる。
図1(a)は、筒状部材を構成する内壁に複数の凸部を備える本発明の泡噴射式スプレーガン用ノズルの一例を模式的に示した斜視図であり、図1(b)は図1(a)の矢印X方向から正面視した場合の正面図であり、図1(c)は図1(b)のA-A線断面図である。 図2は、筒状部材を構成する内壁に複数の凸部を備える本発明の泡噴射式スプレーガン用ノズルの別の一例を模式的に示した斜視図である。 図3(a)は、筒状部材を構成する内壁に複数の凹部を備える本発明の泡噴射式スプレーガン用ノズルの一例を模式的に示した斜視図であり、図3(b)は図3(a)の矢印X方向から正面視した場合の正面図である。 図4は、筒状部材を構成する内壁に複数の凹部を備える本発明の泡噴射式スプレーガン用ノズルの別の一例を模式的に示した斜視図である。 図5(a)は、本発明の泡噴射式スプレーガン用ノズルが装着されるトリガー式のスプレーガン本体の一例を模式的に示した斜視図であり、図5(b)は泡噴射式スプレーガン用ノズルをスプレーガン本体に装着してなる、本発明の泡噴射式スプレーガンの一例を模式的に示す斜視図であり、図5(c)は図5(b)において当該ノズルがスプレーガン本体に装着された部位を拡大して示した部分断面図である。図5(d)は泡噴射式スプレーガン用ノズルをスプレーガン本体に装着してなる、本発明の泡噴射式スプレーガンの別の一例を模式的に示し、スプレーガン本体の噴射口の周囲に筒状に突出形成されたさらなる筒状部材が介在する部分断面図である。 図6(a)は、本発明の泡噴射式スプレーガンの別の一例を模式的に示した斜視図であり、図6(b)は図6(a)においてノズルを一体化して備えるスプレーガン本体の部分拡大断面図である。
以下、本発明のノズル、及び泡噴射式スプレーガンについて具体的に説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。
本発明のノズルは、泡噴射式スプレーガン用のノズルであって、当該スプレーガン本体の噴射口から噴射された液体が流入する噴射口側開口部と、流入した当該液体を流出させる吐出口とを有する筒状部材からなり、当該筒状部材を構成する内壁に一又は複数の凸部及び/又は凹部を備えることを特徴とする。
図1(a)は、筒状部材を構成する内壁に複数の凸部を備える本発明のノズルの一例を模式的に示した斜視図であり、図1(b)は図1(a)の矢印X方向から正面視した場合の正面図であり、図1(c)は図1(b)のA-A線断面図である。
図1(a)に示すノズル100は、吐出口101と、筒状部材を構成する内壁103に、凸部102を備えている。ノズル100はさらに、スプレーガン本体に装着した際にノズル100が容易に外れないようにするための固定部材104と、ノズル100が回転しないようにするための回転防止部材105を備えている。
図1(b)に示すように、ノズル100を吐出口101に向かって正面視した正面図において、吐出口101の形状は内壁103の形状によって規定され、ここでは円形である。吐出口の直径は特に限定されるものではないが、好ましくは4.0~7.0mm、より好ましくは5.5~6.5mm、さらに好ましくは6.0mm±0.3mmである。
凸部102は柱状であり、その長軸が筒状部材の長手方向に平行となるように内壁103に一体化して配置されている。図1(b)に示す形態では、凸部102は円柱状で示され、その略半分(半円柱)が筒状部材の内側に向かって突出し、内壁103に凸部102を形成している。図1(b)に示す形態では、凸部102は10個あり、内壁103に等間隔で配置されている。円柱の直径は0.1mm~1.0mm、好ましくは0.3mm~0.8mm、より好ましくは0.5mm~0.7mmである。
図1(c)に示す断面図には、ノズル100が備える筒状部材106を示している。図1(c)に示す筒状部材106は円筒形状であり、ノズル100をスプレーガン本体に装着した際にスプレーガン本体の噴射口から液体が流入する噴射口側開口107と、流入した当該液体を流出させる吐出口101を有し、この噴射口側開口107から吐出口101が液体の流路となる。
筒状部材の内径形状は特に限定されるものではないが、吐出口の形状と同じとすることができる。吐出口が円形であれば筒状部材は円筒状とし、吐出口の直径と同じ内径を有する形状とすることが好ましい。筒状部材の長手方向の長さ、すなわち噴射口側開口から吐出口までの距離は特に限定されるものではないが、好ましくは2mm~8mm、より好ましくは2.5mm~5.0mm、さらに好ましくは3.0mm±0.3mmである。
筒状部材106の内壁103には、筒状部材106の長手方向に平行に、凸部102が配置されている。筒状部材106を通過する液体は、筒状部材の内壁103及び/又は当該内壁103に設けられた凸部102と衝突することによって、細かい泡状となる。そのため、スプレーガン本体の噴射口から噴射された液体は、良好な泡状となって、吐出口101からノズル100の外に吐出される。
本発明のノズルにおいて、ノズルを吐出口に向かって正面視した正面図における吐出口の形状は特に限定されず、円形、楕円形、多角形(例えば、三角形、六角形、八角形等)、多角形の頂点が面取りされた形等とすることができる。
本発明のノズルにおいて、凸部は筒状部材を構成する内壁に起伏面を形成するために設けられるものであり、筒状部材を通過する液体が衝突して良好な泡状となって、吐出口から吐出されものである限り、その形状は特に限定されない。好ましくはその長軸が筒状部材の長手方向に平行となるように配置された、線状、板状又は柱状の形状を有し、より好ましくは柱状の形状を有する。凸部を筒状部材の長手方向に平行に配置することにより、筒状部材を通過する液体を良好な泡状とするだけでなく、ノズルの構造をシンプルなものとすることができ、製造工程における負担を軽減することができる(複雑な金型使用の回避、金型からの容易な引き抜き、容易な切削加工等)。凸部の長手方向の長さは筒状部材を通過する液体が衝突して良好な泡状となって、吐出口から吐出されものである限り特に限定されないが、好ましくは、筒状部材の長手方向の長さの30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、又は95%以上、特に好ましくは100%の長さを有すればよく、吐出口から噴射口側開口にかけて(もしくは、噴射口側開口から吐出口にかけて)、配置することができる。
凸部の形状(筒状部材の長手方向に垂直な断面の形状)は特に限定されず、円形、楕円形、多角形(例えば、三角形、六角形、八角形等)、多角形の頂点が面取りされた形等あるいはそれらの一部の形とすることができる。「それらの一部の形」とは元の形の面積の、5%~95%、10%~90%、20%~80%、30%~70%、40%~60%、又はおよそ50%を有する形状を意味する。例えば、「それらの一部の形」とは、半円形、半楕円形等を意味する。また、凸部の大きさ(筒状部材の長手方向に垂直な断面積)は、1つあたり0.003mm2~0.8mm2、好ましくはおよそ0.03mm2~およそ0.5mm2、より好ましくはおよそ0.09mm2~およそ0.4mm2とすることができ、これを1~14個、好ましくは2~12個、より好ましくは3~10個設けることができる。凸部は、噴射口側開口から吐出口に至るまで(もしくは、吐出口から噴射口側開口に至るまで)、同じ形状(もしくは筒状部材の長手方向に垂直な断面の形状が同じ)及び/又は同じ大きさ(もしくは筒状部材の長手方向に垂直な断面積が同じ)であってもよい。複数の凸部を備える場合、凸部は全て同じ形状及び大きさであってもよいし、それぞれ異なる形状及び大きさであってもよい。
図2は、筒状部材を構成する内壁に複数の凸部を備える本発明のノズルの別の一例を模式的に示した斜視図である。図2に示すノズル200では凸部202は、図1のノズル100に示す凸部と比べて小さな直径を有する8つの円柱状で示され、その略半分(半円柱)が筒状部材の内側に向かって突出して形成されている。ノズル200について、凸部202の数及び形状(大きさ)が異なる以外のその他の構成の望ましい形態は、図1に示すノズル100と同様とすることができる。
図3(a)は、筒状部材を構成する内壁に複数の凹部を備える本発明のノズルの一例を模式的に示した斜視図であり、図3(b)は図3(a)の矢印X方向から正面視した場合の正面図である。
図3(a)に示すノズル100’は、吐出口101’と、筒状部材を構成する内壁103’に、凹部102’を備えている。ノズル100’はさらに固定部材104’と回転防止部材105’を備えている。ノズル100’は、上記ノズル100において、凸部に代えて凹部102’を備えている以外は、ノズル100と同じ構成とすることができるため、以下、凹部102’について説明する。
凹部102’は柱状溝であり、その長軸が筒状部材の長手方向に平行となるように内壁103’に配置されている。図3(b)に示す形態では、凹部102’は半円柱状溝で示される。図3(b)に示す形態では、凹部102’は10個あり、内壁103’に等間隔で配置されている。半円柱状溝の直径は0.1mm~1.0mm、好ましくは0.3mm~0.8mm、より好ましくは0.5mm~0.7mmである。
筒状部材を通過する液体は、筒状部材の内壁103’及び/又は当該内壁103’に設けられた凹部102’と衝突することによって、細かい泡状となる。そのため、スプレーガン本体の噴射口から噴射された液体は、良好な泡状となって、吐出口101’からノズル100’の外に吐出される。
本発明のノズルにおいて、凹部は筒状部材を構成する内壁に起伏面を形成するために設けられるものであり、筒状部材を通過する液体が衝突して良好な泡状となって、吐出口から吐出されものである限り、その形状は特に限定されない。好ましくはその長軸が筒状部材の長手方向に平行となるように配置された、線状溝、又は柱状溝の形状を有し、より好ましくは柱状溝の形状を有する。凹部を筒状部材の長手方向に平行に配置することにより、筒状部材を通過する液体を良好な泡状とするだけでなく、ノズルの構造をシンプルなものとすることができ、製造工程における負担を軽減することができる(複雑な金型使用の回避、金型からの容易な引き抜き、容易な切削加工等)。凹部の長手方向の長さは筒状部材を通過する液体が衝突して良好な泡状となって、吐出口から吐出されものである限り特に限定されないが、好ましくは、筒状部材の長手方向の長さの30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、又は95%以上、特に好ましくは100%の長さを有すればよく、吐出口から噴射口側開口にかけて(もしくは、噴射口側開口から吐出口にかけて)、配置することができる。
凹部の形状(筒状部材の長手方向に垂直な溝断面の形状)は特に限定されず、円形、楕円形、多角形(例えば、三角形、六角形、八角形等)、多角形の頂点が面取りされた形等あるいはそれらの一部の形とすることができる。「それらの一部の形」とは元の形の面積の、5%~95%、10%~90%、20%~80%、30%~70%、40%~60%、又はおよそ50%を有する形状を意味する。例えば、「それらの一部の形」とは、半円形、半楕円形等を意味する。また、凹部の大きさ(筒状部材の長手方向に垂直な溝断面積)は、1つあたり0.003mm2~0.8mm2、好ましくはおよそ0.03mm2~およそ0.5mm2、より好ましくはおよそ0.09mm2~およそ0.4mm2とすることができ、これを1~14個、好ましくは2~12個、より好ましくは3~10個設けることができる。凹部は、噴射口側開口から吐出口に至るまで(もしくは、吐出口から噴射口側開口に至るまで)、同じ形状(もしくは筒状部材の長手方向に垂直な溝断面の形状が同じ)及び/又は同じ大きさ(もしくは筒状部材の長手方向に垂直な溝断面積が同じ)であってもよい。複数の凹部を備える場合、凹部は全て同じ形状及び大きさであってもよいし、それぞれ異なる形状及び大きさであってもよい。
図4は、筒状部材を構成する内壁に複数の凹部を備える本発明のノズルの別の一例を模式的に示した斜視図である。図4に示すノズル200’では凹部202’は、図3のノズル100’に示す凹部と比べて小さな直径を有する8つの半円柱状溝として形成されている。ノズル200’について、凹部202’の数及び形状(大きさ)が異なる以外のその他の構成の望ましい形態は、図3に示すノズル100’と同様とすることができる。
本発明のノズルは、筒状部材を構成する内壁には一又は複数の凸部と一又は複数の凹部の両方を備えていてもよい。また、隣り合う凸部、隣り合う凹部、又は隣り合う凸部と凹部が、連続的に近接して配置される場合、両者の間に筒状部材を構成する内壁が明確に存在しなくてもよい。
本発明のノズルにおいて、固定部材及び/又は回転防止部材は、ノズルのスプレーガン本体への装着様式にしたがって、必要に応じて設けることができ、その形態は特に限定されない。
本発明のノズルを構成する材料は特に限定されず、金属、樹脂、又はそれらの組み合わせより選択することができる。好ましくは樹脂製であり、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル・スチレン(AS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリメチルペンテン(PMP)等からなる群から選択される一又は複数の樹脂を利用することができる。より好ましくは、ポリエチレン(PE)製であり、特に、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)製が好ましい。
本発明のノズルを成形する方法は特に限定されず、従来公知の方法を用いることができる。例えば、射出成形、切削加工等による成形により行うことができる。本発明のノズルはシンプルな構造であることから一体的に一部材として成形することが可能であるが、複数の部品が接着又は嵌合等の手段により組み合わされることで成形されてもよい。
続いて、本発明の泡噴射式スプレーガンについて説明する。本発明の泡噴射式スプレーガンは、上記本発明のノズルを噴射口に備えることを特徴とする。
図5(a)は、本発明のノズルが装着されるトリガー式のスプレーガン本体の一例を模式的に示した斜視図である。図5(a)に示すように、スプレーガン本体10には、液体を噴射する噴射口11が設けられている。
図5(b)は、本発明のノズルをスプレーガン本体に装着してなる、本発明の泡噴射式スプレーガンの一例を模式的に示す斜視図である。図5(b)に示すスプレーガン1では、筒状部材を構成する内壁に複数の凸部を備える本発明のノズル100がスプレーガン本体10の噴射口に装着されているが、筒状部材を構成する内壁に複数の凹部を備える本発明のノズル100’についても同様に装着することができる。
図5(c)は図5(b)においてノズルがスプレーガン本体に装着された部位を拡大して示した部分断面図である。スプレーガン本体10には、ノズル100の固定部材104と嵌合するように形成された凹部12が設けられており、固定部材104と凹部12が嵌合されてノズル100がスプレーガン本体10に装着されている。
図5(c)では、回転防止部材105のスプレーガン本体側の端部105aが、筒状部材106の噴射口側開口よりもスプレーガン本体側に位置しているために、端部105aがスプレーガン本体と接触している。
ノズルの筒状部材とスプレーガン本体とは近接又は接触して配置することができる。両者は直接接触する必要はなく、固定部材や回転防止部材がスプレーガン本体と接触する構成としてもよい。例えば、筒状部材の噴射口側開口とスプレーガン本体の噴射口を形成する各面の距離は、0~2.0mm、例えば、0~1.0mm、もしくは0~0.5mmとすることができる。噴射口より噴射された液体は、筒状部材を構成する内壁及び/又は当該内壁に設けられた凸部に衝突する際に、ノズルの筒状部材とスプレーガン本体との間に設けられた間隙より空気を取り込むことができ、それによってより良好な泡状とすることができる。あるいは、筒状部材の噴射口側開口とスプレーガン本体の噴射口を形成する各面の間に、スプレーガン本体の噴射口の周囲に筒状に突出形成されたさらなる筒状部材を介在させてもよい。図5(d)では、筒状部材106の噴射口側開口107とスプレーガン本体10の噴射口11を形成する各面の間に、スプレーガン本体の噴射口の周囲に筒状に突出形成されたさらなる筒状部材108が介在する。このさらなる筒状部材108の内径形状は特に限定されるものではないが、筒状部材106の噴射口側開口107の形状と同じとすることができる。噴射口側開口が円形であればさらなる筒状部材は円筒状とし、噴射口側開口の直径と同じ内径を有する形状とすることが好ましい。さらなる筒状部材の長手方向の長さ、すなわち噴射口を形成する面から噴射口側開口までの距離は特に限定されるものではないが、好ましくは1mm~6mm、より好ましくは2mm~4mm程度とすることができる。噴射口より噴射された液体は、筒状部材を構成する内壁及び/又は当該内壁に設けられた凸部に衝突する際に、さらなる筒状部材にて空気を取り込むことができ、それによってより良好な泡状とすることができる。
以下、図5(c)を用いて、本発明の泡噴射式スプレーガンから液体を吐出させる場合の液体の流れについて説明する。
トリガーを引くことにより、スプレーガン本体10の噴射口11から噴射された液体は、ノズル100を構成する筒状部材106を通過する。この際、液体は、筒状部材106の噴射口側開口107から筒状部材106に流入し、吐出口101から流出することにより筒状部材106を通過する。筒状部材106を通過する際、液体は筒状部材を構成する内壁103及び/又は当該内壁103に設けられた凸部102に衝突して、細かい泡状となり、吐出口101からスプレーガン1の外に吐出される。したがって、本発明のノズルを装着した、本発明の泡噴射式スプレーガンでは、スプレーガン本体から噴射された液体を良好な泡状として吐出することができる。
本発明のノズルをスプレーガン本体に装着する方法は特に限定されず、例えば、スプレーガン本体に設けた凹部と、ノズルに設けた凸部(固定部材である)とが嵌合するようにして行われてもよいし、接着等によって行われてもよい。
あるいは、本発明のノズルはスプレーガン本体と一体化して設けられてもよい。図6(a)は、本発明の泡噴射式スプレーガンの別の一例を模式的に示した斜視図である。図6(a)に示すように、スプレーガン本体20には、本発明のノズルの筒状部材306が一体化して設けられている。図6(b)は図6(a)においてノズルを一体化して備えるスプレーガン本体の部分拡大断面図である。スプレーガン本体20は液体を噴射するための噴射口21を備えており、さらにノズルの筒状部材306を備えている。本発明のノズルの筒状部材306は噴射口側開口307及び吐出口301を有しており、スプレーガン本体20の噴射口21と噴射口側開口307とが一体化することにより、筒状部材306がスプレーガン本体20と一体化している。凸部の長手方向の長さは筒状部材を通過する液体が衝突して良好な泡状となって、吐出口から吐出されものである限り特に限定されないが、好ましくは、筒状部材の長手方向の長さの30%以上、40%以上、50%以上、60%以上、70%以上、80%以上、90%以上、又は95%以上、特に好ましくは100%の長さを有すればよく、吐出口から噴射口側開口にかけて(もしくは、噴射口側開口から吐出口にかけて)、配置することができる。本実施形態においても、凸部に代えて凹部を同様に、配置することができる。
本発明のスプレーガンを使用して吐出される液体は、B型粘度計により測定した粘度が、回転数60rpm、25℃において、300mPa・s以下であることが好ましい。このような粘度を有する液体は、本発明のスプレーガンを使用して良好な泡の形成を行うことができ、またさらに、液体を噴射する作業性の観点からも好ましい。液体の粘度が高すぎると、対象物へ塗布された液体の定着性は良いが、吐出スピードが下がるために飛距離が短く、対象物にスプレーガンを近づけなければならない場合がある。本発明のスプレーガンを使用して吐出される液体は、より好ましくはB型粘度計により測定した粘度が、回転数60rpm、25℃において、200mPa・s以下であり、さらに好ましくは120mPa・s以下である。粘度の下限は、特に限定されないが、同条件の測定において0mPa・sよりも大きい、例えば1mPa・s以上とすることができる。
本発明のスプレーガンを使用して吐出される液体には、例えば、液体洗浄剤組成物が挙げられる。このような液体洗浄剤組成物には、例えば、界面活性剤・金属イオン封鎖剤・溶剤・水などを含む液体洗浄剤組成物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。例えば、非イオン界面活性剤を5~30質量部、金属イオン封鎖剤を0.1~3質量部、アルコール系溶剤を0.1~5質量部、残部水を含む液体洗浄剤組成物、アニオン界面活性剤を1~10質量部、非イオン界面活性剤を1~15質量部、グリコール系溶剤を1~10質量部、残部水を含む液体洗浄剤組成物、非イオン界面活性剤を1~30質量部、カチオン界面活性剤1~10質量部、両性界面活性剤を1~10質量部、金属イオン封鎖剤を0.1~3質量部、残部水を含む液体洗浄剤組成物などを用いることができる。
以下に本発明をより具体的に説明する実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
1.ノズルの製造
図1(a)~(c)に示すノズルに準じて実施例1~実施例30、ならびに比較例1のノズルを直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)製で作製した。実施例は、筒状部材の内壁に、0.3mm~0.8mmの範囲の直径を有する半円柱形状の凸部を6~10個備える形状とした。比較例1には凸部を設けなかった。
吐出口の形状は直径6.0mmの円形とし、筒状部材の内径は吐出口と同じとした。
筒状部材の長軸方向の長さは、3mmとした。
2.吐出試験
製造したノズルを市販のスプレーガン本体(キャニヨン社製、型番:T-95F648タイプ、噴射口径0.6mm、1ストロークでの噴射量1.0±0.1g)の噴射口に装着して、液体洗浄剤組成物を用いて吐出試験を行った。T-95F648タイプは、噴射口の周囲に筒状に突出形成されたさらなる筒状部材(長軸方向の長さ3mm)を備える。液体洗浄剤組成物は、B型粘度計により計測した粘度が、回転数60rpm、温度25℃において100mPa・s以下であった。
黒色のポリプロピレン製の平板を垂直に立て、30cm離れた位置から水平に、スプレーガンを5回噴射した。次に、吐出された液体洗浄剤組成物の泡立ち性と泡垂れの状態を目視で確認し、以下の基準で判定した。
◎◎:きわめて良好な泡となっている。
◎:より良好な泡となっている。
〇:良好な泡となっている。
×:良好な泡となっていない。
実施例及び比較例の各仕様と、吐出試験の結果を合わせて表1に示す。
実施例1~30のノズルを用いて吐出された液体洗浄剤組成物はいずれも良好な泡立ち性を示し、泡垂れも少なかった。特に、凸部の直径が0.5~0.7mmであり、凸部の数が8~10個の範囲であるノズルを用いた場合に、きわめて良好な泡立ち性を示すものが確認された。
一方、比較例1では良好な泡立ち性が認められず、泡垂れも早いことが確認された。
スプレーガン 1、2
ノズル 100、100’、200、200’
吐出口 101、101’、201、201’
凸部 102、202
凹部 102’、202’
筒状部材の内壁 103、203、103’、203’
固定部材 104、204、104’、204’
回転防止部材 105、205、105’、205’
回転防止部材のスプレーガン本体側の端部 105a
筒状部材 106
噴射口側開口 107
スプレーガン本体の噴射口の周囲に突出形成されたさらなる筒状部材 108
スプレーガン本体 10、20
噴射口 11、21
凹部 12
スプレーガン本体と一体化したノズル 300
スプレーガン本体の噴射口と一体化した筒状部材 306
スプレーガン本体の噴射口と一体化した筒状部材の噴射口側開口 307
スプレーガン本体の噴射口と一体化した筒状部材の吐出口 301
スプレーガン本体の噴射口と一体化した筒状部材の凸部 302
スプレーガン本体の噴射口と一体化した筒状部材の内壁 303

Claims (6)

  1. 泡噴射式スプレーガン用のノズルであって、該スプレーガン本体の噴射口から噴射された液体が流入する噴射口側開口部と、流入した該液体を流出させる吐出口とを有する筒状部材からなり、該筒状部材を構成する内壁に一又は複数の凸部及び/又は凹部を備え、
    吐出口に向かって正面視した正面図において、該吐出口の形状は円形であり、
    凸部が柱状であり、その長軸が筒状部材の長手方向に平行となるように配置されている、ならびに、凹部が柱状溝であり、その長軸が筒状部材の長手方向に平行となるように配置されており、
    筒状部材の長手方向に垂直な凸部の断面積が、1つあたり0.003mm 2 ~0.8mm 2 であり、該凸部を1~14個備える、及び/又は
    筒状部材の長手方向に垂直な凹部の溝断面積が、1つあたり0.003mm 2 ~0.8mm 2 であり、該凹部を1~14個備える、ノズル。
  2. 吐出口の直径が4.0~7.0mmである、請求項1に記載のノズル。
  3. 請求項1又は2に記載のノズルを備えるスプレーガン本体を有する、泡噴射式スプレーガン。
  4. 前記ノズルがスプレーガン本体とは別部材である、請求項に記載のスプレーガン。
  5. 前記ノズルがスプレーガン本体と一体化されている、請求項に記載のスプレーガン。
  6. B型粘度計により測定した粘度が、回転数60rpm、25℃において300mPa・s以下である液体を泡噴射するために用いられる、請求項のいずれか1項に記載のスプレーガン。
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