JP7430133B2 - 航空機用推進システム - Google Patents

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Description

本発明は、航空機用推進システムに関する。
従来、航空機本体に複数のエンジンが取り付けられ、エンジンに発電機が接続された航空機用推進システムが知られている(例えば特許文献1、2)。この航空機用推進システムは、発電機に供給される電力および/または蓄電池に供給される電力を電動機に供給し、電動機が複数のロータを駆動させる。
米国特許第8727271号明細書 米国特許第9493245号明細書
この種の航空機用推進システムでは、発電効率の観点から、場合によっては(例えば、電力負荷が小さい巡行時などには)、発電機の一部を停止することが考えられる。
しかしながらこの場合、エンジンを長期間にわたって停止させ続けると、エンジンの作動に必要な作動流体(例えば、潤滑油)が凍結するおそれがある。その結果、停止していたエンジンを再始動するときに、始動時間が長くなるという課題がある。なおエンジンの再始動は、例えば、稼働していたエンジンが故障した時や、電力負荷が高い着陸時などに必要となる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、エンジンの再始動性を向上させることができる航空機用推進システムを提供することを目的の一つとする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
<1>本発明の一態様に係る航空機用推進システムは、航空機の機体に取り付けられる複数のエンジンと、前記エンジンのエンジン軸に接続された発電機と、前記発電機により発電された電力を含む電力により駆動される複数の電動機と、前記航空機の機体に取り付けられ、且つ前記電動機により出力される駆動力により駆動される複数のロータと、前記複数のエンジンの稼働状態を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記複数のエンジンが稼働して前記航空機が離陸した後の第1状態である場合、前記複数のエンジンのうちの一部のエンジンを稼働させつつ残りのエンジンを停止させる航空機用推進システムであって、前記複数のエンジンはそれぞれ、作動流体が循環する循環機構を備え、前記複数のエンジンのうちの第1エンジンにおける前記循環機構と、前記複数のエンジンのうちの第2エンジンにおける前記循環機構と、を連通する複数の連通管を備え、前記複数の連通管それぞれに弁が設けられ、前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記第1状態である場合、前記弁を開弁し、その他の場合には、前記弁を閉弁する
<2>上記<1>に係る航空機用推進システムでは、前記循環機構には、前記循環機構に前記作動流体を循環させる流体圧ポンプが設けられ、前記複数の連通管は、第1連通管および第2連通管を備え、前記第1連通管は、前記第1エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの下流側に位置する部分と、前記第2エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの上流側に位置する部分と、を連通し、前記第2連通管は、前記第1エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの上流側に位置する部分と、前記第2エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの下流側に位置する部分と、を連通する、構成を採用してもよい。
>上記<1>または>のいずれか1項に係る航空機用推進システムでは、前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記第1状態である場合、前記第1エンジンと前記第2エンジンとを交互に稼働させる、構成を採用してもよい。
>上記<>に係る航空機用推進システムでは、前記循環機構には、前記循環機構を循環する前記作動流体の温度および圧力のうちの少なくとも1つを取得する流体用センサが設けられ、前記制御部は、前記流体用センサの取得結果に基づいて、前記第1エンジンと前記第2エンジンとの稼働を切り替える、構成を採用してもよい。
>上記<1>から<>のいずれか1項に係る航空機用推進システムでは、前記航空機の飛行に関する飛行情報を取得する取得部を更に備え、前記制御部は、前記取得部により取得された前記飛行情報に基づいて前記複数のエンジンの稼働状態を制御する、構成を採用してもよい。
>上記<1>から<>のいずれか1項に係る航空機用推進システムでは、前記第1状態とは、前記航空機が所定の高度に到達した後に水平方向を含む方向に移動している状態である、構成を採用してもよい。
>上記<1>から<>のいずれか1項に係る航空機用推進システムでは、前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記第1状態とは異なる第2状態である場合、前記複数のエンジンを稼働させて、前記航空機を制御する、構成を採用してもよい。
>上記<1>から<>のいずれか1項に係る航空機用推進システムでは、前記作動流体は、前記エンジン軸を支持するベアリングに供給される潤滑油である、構成を採用してもよい。
本発明では、複数のエンジンそれぞれが循環機構を備えている。稼働中のエンジンでは、作動流体に循環機構を循環させることで、作動流体を高温に維持することができる。
複数の連通管が、第1エンジンの循環機構(以下、第1循環機構という)と第2エンジンの循環機構(以下、第2循環機構という)とを連通する。したがって、第1循環機構を循環する作動流体と、第2循環機構を循環する作動流体と、を、複数の連通管を通して循環させることができる。例えば、複数の連通管のうちの第1連通管を通して、第1循環機構から第2循環機構に作動流体を流動させ、複数の連通管のうちの第2連通管を通して、第2循環機構から第1循環機構に作動流体を流動させることができる。
よって、例えば、第1エンジンが稼働しつつ第2エンジンが停止しているとき等には、比較的高温である第1循環機構を循環する作動流体を第2循環機構に供給し、この作動流体に第2循環機構を循環させることができる。これにより、第2エンジンが停止していても、第2循環機構を循環する作動流体の温度を高めることができる。その結果、第2エンジンにおける作動流体の凍結を抑制することが可能になり、エンジンの再始動性を向上させることができる。
本発明によれば、エンジンの再始動性を向上させることができる。
航空機用推進システムが搭載された飛行体1を概略的に示す図である。 飛行体1の機能構成の一例を示す図である。 飛行体1の飛行状態について説明するための図である。 GT60-1、60-2の機能構成の一例を示す図である。 GT60-1、60-2の機能構成の他の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の航空機用推進システムの実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、航空機用推進システムが搭載された飛行体1を概略的に示す図である。飛行体1は、例えば、機体10と、複数のロータ12A~12Dと、複数の電動機14A~14Dと、アーム16A~16Dとを備える。以下、複数のロータ12A~12Dを互いに区別しない場合は、ロータ12と称し、複数の電動機14A~14Dを互いに区別しない場合は、電動機14と称する。飛行体1は、有人飛行体であってもよいし、無人飛行体であってもよい。飛行体1は、図示するマルチコプターに限らず、ヘリコプターや、回転翼と固定翼の両方を備えたコンパウンド型飛行体であってもよい。
ロータ12Aは、アーム16Aを介して機体10に取り付けられている。ロータ12Aの基部(回転軸)には、電動機14Aが取り付けられている。電動機14Aは、ロータ12Aを駆動させる。電動機14Aは、例えばブラシレスDCモータである。ロータ12Aは、飛行体1が水平姿勢である場合に、重力方向と平行な軸線周りに回転するブレードの固定翼である。ロータ12B~12D、アーム16B~16D、および電動機14B~14Dについても、上記と同様の機能構成を有するため説明を省略する。
制御信号に応じてロータ12が回転することで、飛行体1は、所望の飛行状態で飛行する。制御信号は、操作者の操作または自動操縦における指示に基づく飛行体1を制御するための信号である。例えば、ロータ12Aとロータ12Dとが第1方向(例えば時計方向)に回転し、ロータ12Bとロータ12Cとが第2方向(例えば反時計方向)に回転することで飛行体1が飛行する。また、上記のロータ12の他に、不図示の姿勢保持用あるいは水平推進用の補助ロータ等が設けられてもよい。
図2は、飛行体1の機能構成の一例を示す図である。飛行体1は、例えば、図1に示す構成に加え、例えば、第1制御回路20A、20B、20C、20Dと、蓄電池ユニット30と、第2制御回路40-1、40-2と、発電機50-1、50-2と、ガスタービンエンジン(以下「GT」と称する)60-1、60-2とを備える。符号およびハイフンの後の数字「1」が付与された構成は、ロータ12A、ロータ12D、電動機14A、電動機14D、第1制御回路20A、および第1制御回路20Dに対応する第1構成であり、符号およびハイフンの後の数字「2」が付与された構成は、ロータ12B、ロータ12C、電動機14B、電動機14C、第1制御回路20B、および第1制御回路20Cに対応する第2構成である。以下、代表して、第1構成について説明し、第2構成は第1構成と同様の構成であるため、説明を省略する。
第1制御回路20Aは、インバータなどの駆動回路を含むPDU(Power Drive Unit)である。第1制御回路20Aは、蓄電池ユニット30により供給された電力をスイッチング等により変換した電力を、電動機14Aに供給する。第1制御回路20Dは、第1制御回路20Aと同様にPDUであり、蓄電池ユニット30により供給された電力を電動機14Dに供給する。電動機14Aはロータ12Aを駆動させ、電動機14Dはロータ12Dを駆動させる。
蓄電池ユニット30は、例えば、蓄電池32と、BMU(Battery Management Unit)34と、検出部36とを備える。蓄電池32は、例えば、複数の電池セルを直列、並列、または直並列に接続した組電池である。蓄電池32を構成する電池セルは、例えば、リチウムイオン電池(Lithium-Ion Battery:LIB)や、ニッケル水素電池など充電と放電とを繰り返すことができる二次電池である。
BMU34は、セルバランシング、蓄電池32の異常検出、蓄電池32のセル温度の導出、蓄電池32の充放電電流の導出、蓄電池32のSOCの推定などを行う。検出部36は、蓄電池32の充電状態を測定するための電圧センサ、電流センサ、温度センサなどである。検出部36は、測定された電圧、電流、温度などの測定結果をBMU34に出力する。
飛行体1は、複数の蓄電池ユニット30を備えてもよい。例えば、第1構成および第2構成のそれぞれに対応する蓄電池ユニット30が設けられてもよい。なお、本実施形態では、発電機50により生成された電力は蓄電池32に供給されるものとしたが、蓄電池32を介さずに(または蓄電池32を介すか選択的に)第1制御回路20および電動機14に供給されてもよい。
第2制御回路40-1は、コンバータなどを含むPCU(Power Conditioning Unit)である。第2制御回路40-1は、発電機50-1により発電された交流電力を直流電力に変換し、変換した電力を蓄電池32および/または第1制御回路20に供給する。
発電機50-1は、GT60-1の出力軸に接続されている。発電機50-1は、GT60-1が稼働することで駆動され、この駆動によって交流電力を生成する。発電機50-1は、減速機構を介してGT60-1の出力軸に接続されていてもよい。発電機50-1は、モータとして機能し、GT60-1へ燃料の供給が停止されているとき、GT60-1を回転(空転)させて、稼働可能な状態にしてもよい。その際、第2制御回路40-1が蓄電池32側から電力を持ち出して発電機50-1をモータリングすることができる。上記の機能構成に代えて、GT60-1の出力軸には、後述するスタータモータ64-1が接続され、スタータモータ64-1が、GT60-1を稼働可能な状態にしてもよい。
GT60-1は、例えば、ターボシャフト・エンジンである。GT60-1の詳細な構成については後述する。
制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。制御装置100の機能のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め制御装置100のHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで制御装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。
各種センサ120は、例えば、回転数センサや、複数の温度センサ、複数の圧力センサ、潤滑油センサ、高度センサ、ジャイロセンサなどを含む。回転数センサは、タービンの回転数を検出する。温度センサは、GT60の吸気口付近の温度や、燃焼室の下流付近の温度を検出する。潤滑油センサは、GT60の軸受などに供給される潤滑油の温度を検出する。圧力センサは、制御装置100を収容する容器の内部の圧力や、GT60の吸気口付近の圧力を検出する。高度センサは、飛行体1の高度を検出する。ジャイロセンサは、機体10の姿勢を検知する。
制御装置100は、上述した電動機14や、第1制御回路20、蓄電池ユニット30、第2制御回路40、発電機50、GT60などを、これらの稼働状態または各種センサ120から取得した情報に基づいて制御する。例えば、制御装置100は、上述した各機能構成を制御して、飛行体1を離陸または着陸させたり、所定の飛行状態で飛行体1を飛行させたりする。
制御装置100は、飛行情報に基づいて飛行体1を制御する。飛行情報とは、例えば、各種センサ120の検出結果から得られた情報や、制御信号に応じた飛行体1の飛行状態である。制御装置100は、飛行体1の飛行状態が複数のGT60が稼働して飛行体1が離陸した後の第1状態である場合、複数のGT60のうち少なくとも1つのGT60を停止させ、停止させていない他のGT60を、例えば、他のGT60が効率的に稼働することができる効率稼働範囲で稼働させて他のGT60に対応する発電機50に電力を出力させる。制御装置100は、飛行体1の飛行状態が第1状態とは異なる第2状態である場合、複数のGT60を稼働させて、飛行体1を制御する。
図3は、飛行体1の飛行状態について説明するための図である。図3に示すように、飛行体1は、(1)タキシングを行い、(2)離陸、ホバー(ホバリング)し、(3)上昇および加速して、(4)巡航する。そして、飛行体1は、(5)下降および減速して、(6)ホバー、着陸して、(7)タキシング、給油、駐機する。飛行体1が所定の高度に到達した後に水平方向を含む方向に移動している状態は、第1状態である。第1状態とは、例えば、図3に示す飛行体1が巡航している状態、或いは図3に示す飛行体1が、上昇および加速、巡航、および下降および減速している状態(3)-(5)である。以下の説明では、第1状態とは、飛行体1が、上昇および加速、巡航、および下降および減速している状態であるものとする。例えば、飛行体1が離陸する動作または着陸する動作を行っている状態、およびタキシング、給油、駐機している状態(1)、(2)、(6)、(7)は、第2状態である。
上記の飛行状態のうち、例えば、飛行体1が、離陸、ホバー、着陸している場合(第2状態である場合)、制御装置100は、GT60-1およびGT60-2を効率稼働範囲内で稼働させる。GT60-1およびGT60-2が効率稼働範囲内で稼働することで出力する電力は、飛行体1が、離陸、ホバー、または着陸している状態の要求電力以上または要求電力に近い電力である。
上記の飛行状態のうち、例えば、飛行体1が、上昇および加速、巡航、または下降および減速している場合(第1状態である場合)、制御装置100は、GT60-1を効率稼働範囲内で稼働させて、GT60-2の稼働を停止させる。GT60-1が効率稼働範囲内で稼働することで出力する電力は、飛行体1が、上昇および加速、巡航、または下降および減速している状態の要求電力以上の電力またはこれに近い電力である。GT60-1およびGT60-2は、例えば、上記の条件を満たすような仕様である。
要求電力とは、飛行体1が制御信号に応じた飛行状態に移行するため、または飛行状態を維持するために必要な電力である。制御装置100は、要求電力を電動機14に提供し、電動機14が要求電力に基づいてロータ12を駆動させることで、制御信号に応じた飛行状態に飛行体1を制御する。第1状態で要求される要求電力は、例えば、停止していない他のGT60が効率稼働範囲で稼働して他のGT60に対応する発電機50が出力可能な電力以下の電力である。また、第1状態で要求される要求電力は、上記の他のGT60が出力可能な電力を超える電力であるが、蓄電池32が供給可能な電力以下の電力であってもよい。換言すると、リアルタイムで発電される電力では不足するが蓄電池32に予め蓄電された電力から電力が補填されることで要求電力以上の電力が電動機14に供給される。また、第1状態で要求される要求電力は、GT60-1およびGT60-2の稼働が停止し、蓄電池32に電力が供給されていない場合、蓄電池32から供給可能である。
上記のように、飛行体1の飛行状態が、GT60-1およびGT60-2が稼働して飛行体1が離陸した後の第1状態である場合、制御装置100は、例えば、GT60-1およびGT60-2のうちの一部のGT60-1を稼働させつつ、残りのGT60-2を停止させる。
[ガスタービンエンジンの詳細]
GT60-1は、例えば、不図示の吸気口や、圧縮機、燃焼室、タービンなどを備える。圧縮機は、吸気口から吸入される吸入空気を圧縮する。燃焼室は、圧縮機の下流に配置され、圧縮された空気と燃料とを混合した気体を燃焼させ、燃焼ガスを生成する。タービンは、圧縮機に接続され、燃焼ガスの力で圧縮機と一体回転する。タービンの出力軸が、上記の回転により回転することで、タービンの出力軸に接続された発電機50が稼働する。
図4は、GT60-1、60-2の機能構成の一例を示す図である。図5は、GT60-1、60-2の機能構成の他の一例を示す図である。
GT60-1は、ケーシング61-1と、燃料遮断弁62-1と、エンジン軸63-1と、スタータモータ64-1と、循環機構65-1と、流体圧ポンプ66-1と、吐出逆止弁67-1と、を更に備えている。
ケーシング61-1は、GT60-1の各構成を収容する。
燃料遮断弁62-1は、前記燃焼室に供給される燃料の供給および遮断を切り替える。燃料遮断弁62-1は、制御装置100に接続されている。燃料遮断弁62-1は、制御装置100によって制御される。燃料遮断弁62-1が開状態である場合、燃焼室に燃料が供給されGT60-1が稼動する。燃料遮断弁62-1が閉状態である場合、燃焼室への燃料の供給が停止されGT60-1が停止する。
エンジン軸63-1は、圧縮機とタービンとを連結する。エンジン軸63-1は、タービンの回転に伴って回転する。エンジン軸63-1は発電機50-1に接続されている。エンジン軸63-1の一部(後述する低圧系シャフト)が、前記出力軸として機能する。エンジン軸63-1が回転することで、発電機50が稼働する。
本実施形態では、GT60-1は、いわゆるツインスプール型エンジンである。前記エンジン軸63-1は、低圧系シャフトおよび高圧系シャフトを含む。低圧系シャフトは、第1ベアリングを介してケーシング61-1に支持されている。高圧系シャフトは、第2ベアリングを介して、ケーシング61-1および低圧系シャフトそれぞれに支持されている。低圧系シャフトおよび高圧系シャフトは、相対的に逆回転する。低圧系シャフトおよび高圧系シャフトのうち、低圧系シャフトが発電機50に接続されていて、低圧系シャフトの回転に基づいて、発電機50が発電する。
本実施形態以外の例として、GT60-1は、いわゆるシングルスプール型エンジンであってもよい。その場合は、エンジン軸63-1が、前述の低圧系シャフトは備えていないものの、高圧系シャフトを備えている。そして、発電機50は高圧系シャフトに接続されていて、高圧系シャフトの回転に基づいて、発電機50が発電する。なおこの場合、高圧系シャフトが、第1ベアリングを介してケーシング61-1に支持されている。
スタータモータ64-1は、GT60-1のエンジン軸63-1に接続されている。スタータモータ64-1は、GT60-1へ燃料の供給が停止されているとき、GT60-1を回転(空転)させて、稼働可能な状態にする。
循環機構65-1は、作動流体が循環する回路(流路)である。作動流体は、GT60-1の稼働に必要な流体である。本実施形態では、作動流体は、前記第1ベアリングや前記第2ベアリングに供給される潤滑油である。GT60-1作動時には、前述したように燃焼ガスによってエンジン軸63-1が回転する。潤滑油は、各ベアリングの潤滑油としての機能だけでなく、燃焼ガスから各ベアリングに伝達される熱を排熱する冷媒としての機能も有する。稼働中のGT60(例えばGT60-1)では、作動流体が燃焼ガスから受熱するため比較的高温に保たれる。これに対して、停止中のGT60(例えばGT60-2)では、作動流体が燃焼ガスから受熱しないために作動流体の温度は上昇しない。
なお、飛行体1が上空を巡航するとき、飛行体1の飛行高度に伴って外気温は低下する。そのため作動流体は、凍結の観点からは、地上よりも厳しい環境下にある。飛行体1の巡航時の外気温は、例えば、-45℃程度である。
流体圧ポンプ66-1および吐出逆止弁67-1は、いずれも循環機構65-1に設けられている。
流体圧ポンプ66-1は、循環機構65-1に作動流体を循環させる。言い換えると、流体圧ポンプ66-1は、循環機構65-1の駆動源となる。流体圧ポンプ66-1は、例えば、機械式ポンプ(メカポンプ)である。なお流体圧ポンプ66-1は、例えば、電動式ポンプであってもよい。
吐出逆止弁67-1は、循環機構65-1において流体圧ポンプ66-1の下流側に位置している。吐出逆止弁67-1は、循環機構65-1における作動流体の逆流を規制する。
なお本実施形態では、循環機構65-1には、更に流体用センサ65a-1が設けられている。流体用センサ65a-1は、各種センサ120のうちの潤滑油センサである。流体用センサ65a-1は、循環機構65-1を循環する作動流体の温度および圧力のうちの少なくとも1つを取得する。本実施形態では、流体用センサ65a-1は、作動流体の温度および圧力の両方を取得する。流体用センサ65a-1が配置される位置は、循環機構65-1において特に限定されない。流体用センサ65a-1は、制御装置100に接続されている。流体用センサ65a-1の取得結果(すなわち、作動流体の温度および圧力)は、制御装置100に送られる。
そして本実施形態では、飛行体1(航空機用推進システム)は、複数の連通管68、69を更に備えている。複数の連通管68、69は、複数のGT60-1のうちのGT60-1における循環機構65-1(以下、第1循環機構65-1という)と、複数のGT60-1のうちのGT60-2における循環機構65-1(以下、第2循環機構65-2という)と、を連通する。複数の連通管68、69は、第1連通管68および第2連通管69を備えている。
図4に示す一例では、第1連通管68は、第1循環機構65-1のうち、流体圧ポンプ66-1および吐出逆止弁67-1の下流側に位置する部分と、第2循環機構65-2のうち、流体圧ポンプ66-2および吐出逆止弁67-2の下流側に位置する部分と、を連通する。第2連通管69は、第1循環機構65-1のうち、流体圧ポンプ66-1および吐出逆止弁67-1の上流側に位置する部分と、第2循環機構65-2のうち、流体圧ポンプ66-2および吐出逆止弁67-2の上流側に位置する部分と、を連通する。
なお図5に示す他の一例のように、第1連通管68が、第1循環機構65-1のうち、流体圧ポンプ66-1および吐出逆止弁67-1の下流側に位置する部分と、第2循環機構65-2のうち、流体圧ポンプ66-2および吐出逆止弁67-2の上流側に位置する部分と、を連通してもよい。この場合、第2連通管69が、第1循環機構65-1のうち、流体圧ポンプ66-1および吐出逆止弁67-1の上流側に位置する部分と、第2循環機構65-2のうち、流体圧ポンプ66-2および吐出逆止弁67-2の下流側に位置する部分と、を連通している。
複数の連通管68、69は、第1循環機構65-1と第2循環機構65-2との間で、作動流体を流体させる。例えば、第1連通管68は、第1循環機構65-1から第2循環機構65-2に作動流体を送る。例えば、第2連通管69は、第2循環機構65-2から第1循環機構65-1に作動流体を送る。
複数の連通管68、69が第1循環機構65-1と第2循環機構65-2との間で作動流体を流体させることで、第1循環機構65-1と第2循環機構65-2との間で熱が伝達される。なお複数の連通管68、69は、このように熱の伝達を目的として設けられている。そのため、連通管68、69の流路断面積は、熱の伝達ができる程度の大きさであればよい。例えば、各連通管68、69の流路断面積が、各循環機構65-1、65-2の流路断面積よりも小さくてもよい。
本実施形態では、複数の連通管68、69それぞれには、弁68a、69aが設けられている。弁68a、69aは、各連通管68、69による循環機構65-1、65-2間の連通および遮断を切り替える。弁68a、69aは、制御装置100に接続されている。弁68a、69aは、制御装置100により制御される。制御装置100は、飛行体1が第1状態である場合、弁68a、69aを開弁する。制御装置100は、飛行体1が第2状態である場合、弁68a、69aを閉弁する。
[ガスタービンエンジンおよび弁の制御の一例]
次に、GT60-1、60-2および弁68a、69aの制御の一例を説明する。
この制御では、まず制御装置100が、飛行体1が第1状態であるか第2状態であるかを判定する。なお制御装置100は、各種センサ120(温度センサ)が取得する外気温を含む飛行情報に基づいて、飛行体1が第1状態であるか第2状態であるかを判定してもよい。ここで、外気温を取得する各種センサ120は、飛行体1の機体に取り付けられていてもよく、GT60-1のケーシング61-1に取り付けられていてもよい(図3、図4参照)。
離陸時や着陸時など、飛行体1が第2状態である場合、制御装置100は、GT60-1、60-2の両方を稼働させつつ、弁68a、69aを閉弁しておく。弁68a、69aが閉弁していることで、各GT60-1、60-2における循環機構65-1、65-2(すなわち、第1循環機構65-1および第2循環機構65-2)それぞれの内部では、作動流体が循環する。これにより、例えば作動流体の余計な圧損などがなく、作動流体が効果的に機能する。結果として、GT60-1、60-2が安定して稼働する。
巡航時など、飛行体1が第1状態である場合、制御装置100は、前述したように、複数のGT60-1のうちの一部を稼働させつつ残りのGT60-1を停止させる。本実施形態では、例えば、GT60-1を稼働させつつGT60-2を停止させる。
このとき、弁68a、69aを閉弁させたままにしておくと、各GT60-1、60-2における循環機構65-1、65-2(すなわち、第1循環機構65-1および第2循環機構65-2)それぞれの内部では、作動流体が循環する。その結果、稼働中のGT60-1では、作動流体に循環機構65-1を循環させることで、作動流体に作動流体としての機能を発揮させつつ、作動流体を高温に維持することができる。一方、停止中のGT60-2では、作動流体の温度が徐々に低下する。その結果として、作動流体が凍結するおそれがある。
そこで、飛行体1が第1状態である場合、本実施形態では、例えば以下の2つの制御方法のいずれかを採用することができる。
(第1の制御方法)
第1の制御方法は、流体用センサ65aの取得結果を利用しない制御方法である。第1の制御方法では、GT60-1を稼働させつつGT60-2を停止させることとあわせて、弁68a、69aを開弁する。
すると、第1循環機構65-1と第2循環機構65-2とが、複数の連通管68、69を通して連通される。したがって、第1循環機構65-1を循環する作動流体と、第2循環機構65-2を循環する作動流体と、を、複数の連通管68、69を通して循環させることができる。このとき例えば、第1連通管68を通して、第1循環機構65-1から第2循環機構65-2に作動流体を流動させ、第2連通管69を通して、第2循環機構65-2から第1循環機構65-1に作動流体を流動させることができる。その結果、第2循環機構65-2に、第1循環機構65-1から、高温な作動流体が供給され、第2循環機構65-2の作動流体の温度の低下が抑制される。
(第2の制御方法)
第2の制御方法は、流体用センサ65aの取得結果を利用した制御方法である。第2の制御方法では、GT60-1を稼働させつつGT60-2を停止させるときには、弁68a、69aを閉弁したままとしておく。
すると、各GT60-1における循環機構65-1、65-2(すなわち、第1循環機構65-1および第2循環機構65-2)それぞれの内部では、作動流体が循環したままとなる。その結果、稼働中のGT60-1では、作動流体を高温に維持することができる。一方、停止中のGT60-2では、作動流体の温度が徐々に低下する。
ここで制御装置100は、第2循環機構65-2の作動流体の温度の低下を、流体用センサ65a-2の取得結果に基づいて検知することができる。制御装置100は、この取得結果に基づいて、第2循環機構65-2の作動流体の温度または圧力が、所定の第1閾値以下になったと判定した場合、弁68a、69aを開弁する。
すると、第1循環機構65-1と第2循環機構65-2とが、複数の連通管68、69を通して連通される。その結果、第2循環機構65-2に、第1循環機構65-1からの高温の作動流体が供給され、第2循環機構65-2の作動流体が加熱される。
なお前記第1閾値は、例えば、作動流体の凝固点よりも高い温度、または、その温度に対応する圧力を示す値である。
その後、第2循環機構65-2の作動流体の温度または圧力が所定の第2閾値以上になった場合、制御装置100は弁68a、69aを閉弁する。
すると、各GT60-1、60-2における循環機構65-1、65-2それぞれの内部でのみ、作動流体が再び循環することとなる。
なお前記第2閾値は、前記第1閾値よりも高い温度また圧力を示す値である。
その後、上記と同様に、流体用センサ65a-2の取得結果に基づいて弁68a、69aの開閉を繰り返すことで、第2循環機構65-2を循環する作動流体の温度または圧力が、第1閾値と第2閾値との間で保持される。その結果として、作動流体の凍結が抑制される。
なお制御装置100は、弁68a、69aの開閉を繰り返す過程で、稼働させるGT60を切り替えてもよい。言い換えると、流体用センサ65a-1の取得結果に基づいて、GT60-1とGT60-2との稼働を切り替えてもよい。
例えば、第2循環機構65-2の作動流体の温度または圧力が所定の第2閾値以上になったことを、流体用センサ65a-2の取得結果に基づいて制御装置100が判定した場合、制御装置100は弁68a、69aを閉弁するとともに、それまで稼働していたGT60-1を停止させつつ、それまで停止していたGT60-2を稼働させてもよい。この場合、GT60-2の稼働前にあらかじめ作動流体が温められているため、GT60-2が起動してから定格最大出力運転に移行するまでの暖機運転時間を短くすること、あるいは、無くしてしまうことができる。
このように、飛行体1が第1状態である場合、制御装置100は、GT60-1とGT60-2とを交互に稼働させてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る飛行体1によれば、例えば、GT60-1が稼働しつつGT60-2が停止しているとき等には、比較的高温である第1循環機構65-1を循環する作動流体を第2循環機構65-2に供給し、この作動流体に第2循環機構65-2を循環させることができる。これにより、GT60-2が停止していても、第2循環機構65-2を循環する作動流体の温度を高めることができる。その結果、GT60-2における作動流体の凍結を抑制することが可能になり、GT60-2の再始動性を向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
弁68a、69aが無くてもよい。この場合であっても、例えば、各循環機構65-1、65-2における作動流体の内圧を適切に調整することで、連通管68、69を通して各循環機構65-1、65-2間で作動流体を循環させることができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 飛行体(航空機)
10 機体
12 ロータ
14 電動機
50 発電機
60 GT(エンジン)
63 エンジン軸
65 循環機構
65a 流体用センサ
66 流体圧ポンプ
68 第1連通管
68a、69a 弁
69 第2連通管
100 制御装置(制御部)
120 各種センサ(取得部)

Claims (8)

  1. 航空機の機体に取り付けられる複数のエンジンと、
    前記エンジンのエンジン軸に接続された発電機と、
    前記発電機により発電された電力を含む電力により駆動される複数の電動機と、
    前記航空機の機体に取り付けられ、且つ前記電動機により出力される駆動力により駆動される複数のロータと、
    前記複数のエンジンの稼働状態を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記複数のエンジンが稼働して前記航空機が離陸した後の第1状態である場合、前記複数のエンジンのうちの一部のエンジンを稼働させつつ残りのエンジンを停止させる航空機用推進システムであって、
    前記複数のエンジンはそれぞれ、作動流体が循環する循環機構を備え、
    前記複数のエンジンのうちの第1エンジンにおける前記循環機構と、前記複数のエンジンのうちの第2エンジンにおける前記循環機構と、を連通する複数の連通管を備え
    前記複数の連通管それぞれに弁が設けられ、
    前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記第1状態である場合、前記弁を開弁し、その他の場合には、前記弁を閉弁する、航空機用推進システム。
  2. 前記循環機構には、前記循環機構に前記作動流体を循環させる流体圧ポンプが設けられ、
    前記複数の連通管は、第1連通管および第2連通管を備え、
    前記第1連通管は、前記第1エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの下流側に位置する部分と、前記第2エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの上流側に位置する部分と、を連通し、
    前記第2連通管は、前記第1エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの上流側に位置する部分と、前記第2エンジンにおける前記循環機構のうち、前記流体圧ポンプの下流側に位置する部分と、を連通する、請求項1に記載の航空機用推進システム。
  3. 前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記第1状態である場合、前記第1エンジンと前記第2エンジンとを交互に稼働させる、請求項1または2に記載の航空機用推進システム。
  4. 前記循環機構には、前記循環機構を循環する前記作動流体の温度および圧力のうちの少なくとも1つを取得する流体用センサが設けられ、
    前記制御部は、前記流体用センサの取得結果に基づいて、前記第1エンジンと前記第2エンジンとの稼働を切り替える、請求項に記載の航空機用推進システム。
  5. 前記航空機の飛行に関する飛行情報を取得する取得部を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された前記飛行情報に基づいて前記複数のエンジンの稼働状態を制御する、請求項1からのいずれか1項に記載の航空機用推進システム。
  6. 前記第1状態とは、前記航空機が所定の高度に到達した後に水平方向を含む方向に移動している状態である、請求項1からのいずれか1項に記載の航空機用推進システム。
  7. 前記制御部は、前記航空機の飛行状態が前記第1状態とは異なる第2状態である場合、前記複数のエンジンを稼働させて、前記航空機を制御する、
    請求項1からのいずれか1項に記載の航空機用推進システム。
  8. 前記作動流体は、前記エンジン軸を支持するベアリングに供給される潤滑油である、請求項1からのいずれか1項に記載の航空機用推進システム。
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