JP7429064B2 - 呼吸を可能とするマスク - Google Patents

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Description

本発明は、目、鼻、口を覆う水中マスクに関し、特に、手軽でパフォーマンスに極めて優れた呼吸を可能とするシュノーケルマスクに関する。
現在のウォータースポーツ又はレジャーにおいて、使用者に息を止めさせることなく自在に呼吸させる方式については、マスク(目及び鼻を覆う)にシュノーケル(口でマウスピースを咥えて呼吸する)を組み合わせたものが最も一般的である。このような方式は長年存在しているが、口で呼吸せねばならないことから、通常、人が空気中で鼻呼吸したり、口と鼻で自在に呼吸したりする習慣とは結局のところ異なっている。そこで、図1A及び図1Bに示すように、後年になって、フルフェイスシュノーケルマスク1が発明されることとなった(いわゆるFull Face Snorkel Mask,FFSM)。これは、主として、マスク1の本体10が顔部F全体(眉からあごにかけて、目、鼻、口を含む)を完全に覆い、中央の上方に、本体10の内部と連通して使用者に口及び鼻で自在に呼吸させるシュノーケル11が接続されている。そのため、呼吸過程全般がより自在となり、注意力を呼吸に向ける必要がなくなるため、ウォーターアクティビティの楽しみが大幅に増加する。これは、技術的に極めて大きな改良であると言える。
しかし、フルフェイスシュノーケルマスク1はレンズ12の面積が大きいため、製品全体の体積がより大きくなり、非常に携帯しにくい。また、それ以外にも、別の致命的な欠点として、使用者が使用する過程で、マスク本体10は内部空間全体(total inner space)の二酸化炭素濃度が徐々に上昇していく。そのため、二酸化炭素濃度が一定の度合に達したときに、使用者は血中酸素含有量の不足によって知らず知らずのうちに意識を失いやすく、これにより落命する例が世界中で多発している。その原因を理解するためには、いくつかの基本的な理論から語る必要がある。
(1)我々が呼吸する空気には、約21%の酸素(O)と約0.04%にも達する二酸化炭素(CO)が含まれている。しかし、多くの人々は、我々の呼吸数及び呼吸深度において主な役割を担っているのは酸素ではなく、二酸化炭素であることを知らない。二酸化炭素は人間の肺部の空気において非常に重要な成分である。二酸化炭素含有量の増加は、意識喪失を引き起こすが知覚はされない。よって、こうしたことが水中で発生すると、結果として溺水することになる。
(2)呼吸の最中には、酸素が代謝によって消費され、二酸化炭素が我々の体から発生する。これにより、我々が吐き出す空気中の二酸化炭素含有量は増加し(約4%となる)、酸素含有量は減少する(約16%となる)。また、我々が息を吐くときには、気道が完全に空になるわけではなく、少量の空気(二酸化炭素を多く含む)が残留する。このようなガス交換に関与しない呼吸量を医学的には死腔又はデッドスペース(dead space)と称する。そのため、我々が再び息を吸うときには、実際には、「新鮮な空気と二酸化炭素を多く含む」混合空気を呼吸している。つまり、これが致命傷の元となるため、死腔をできるだけ小さくし、安全を期するよう制御せねばならない。
(3)このような理論をFFSMに取り入れる。つまり、FFSM全体を人の呼吸器系とみなしてシミュレーションする。シュノーケル11を使用して呼吸する際には、言うまでもなく気道の長さが増加する。これは、概念的には、いわゆる死腔の体積が増加することと等しい。仮に、その全体量が大きくなり過ぎれば、我々が吸い込む空気中に一段と高濃度の二酸化炭素が含まれることになり、前述したリスクが増大してしまう。このことは、1977年に欧州統一規格(即ち、EU standard EN 1972)がシュノーケルの長さと直径を厳格に規制した理由でもある。つまり、成人用のシュノーケルの内容量は230ml(子供用については150ml)を超えないよう要求されている。しかし、この規格ではシュノーケル11の容積を規制しているにすぎない。仮に、今、マスク本体10の内部体積も加味したならば、死腔の体積は、2倍、3倍、ひいては更に大きくなり、当然ながら、二酸化炭素濃度の危険性も増大し続けることになる。
上記の理論から、二酸化炭素濃度の低下は、厳粛且つ積極的に研究開発に取り組む業者(有名大手企業)にとって尽力すべき目標となっている。彼らは、安全且つ信頼のおける製品を製造して販売せねばならないため、欧州統一規格の検査に合格せねばならないだけでなく、安全上の懸念に伴う犠牲者からの追及や賠償請求を引き起こしてもならない。通常、こうした業者は、1)死腔の体積を減少させる、2)マスクの吸気と排気を「分流」させ、吸い込まれる新鮮な空気を吐き出される二酸化炭素と独立させることで混合の機会を低下させる、という2つの方向を目指すことになる。
(1)死腔を減少させるために、一部のFFSMでは、口鼻ポケット13(orinasal pocket)の設計概念を採用している。この場合、本体10内の呼吸関連部位である口腔と鼻孔をその他の部位(例えば、頬や目といった部位)と隔離し、2つのエリアを形成する。そのうち、上方を上体積領域(upper volume,UV)、即ち目ポケット14(eye pocket,EP)とし(図2の中空点線で囲んだエリア)、下方を下体積領域(lower volume,LV)、即ち口鼻ポケット13(orinasal pocket,OP)とする(図2の実線で囲んだエリア)。これにより、死腔を下体積領域のみに存在させるよう厳密に制御することで、二酸化炭素濃度を減少させる。
(2)吸気と排気を分流させるために、一部のFFSMでは、逆止弁(one-way valve)で一方向吸気及び一方向排気となるよう制御することで、吐き出される空気と吸い込まれる新鮮な空気の混合を防止する一方向呼吸ループを設計している。これにより、吸気時には、シュノーケル11からのみ「新鮮な空気」を吸い込み、目ポケット14を経由して逆止弁15を通過させ、口鼻ポケット13に進入させるよう意図する(図3の中空点線矢印で示す経路)。一方、吐き出された空気については、独立した通路(即ち、レンズフレームの輪郭に沿って本体の両側に設置される通路。図示しない)を通ってマスク本体10の両側からマスクの上方に案内し(図3の中実点線矢印で示す経路)、シュノーケル11から排出することのみを可能とする。
上記の課題解決の方向性は正しいものの、現実的には、多くの製品が上体積領域(目ポケット14)と下体積領域(口鼻ポケット13)の間の気密性に劣っている(一定期間経過後の材料劣化や、顔型の違い又は鼻筋の差によって、上下の体積領域間の気密を全く実現できなくなり、簡易的に隔離されただけとなる)。更に、口鼻ポケット13からシュノーケル11までをつなぐ通路の経路(図示しない。即ち、図3の中実点線矢印が経由する通路)が占める体積を加味すると、間違いなく死腔の体積は増加し、二酸化炭素濃度が過剰となるレベルに戻ってしまう。当然ながら、逆止弁(one-way valve)を追加して一方向排気となるよう制御すれば、確かに、目ポケット14が排除されることで排気空間を縮小可能となり、死腔が大きくなり過ぎるとの欠点を補い得る。しかし、通常、排気流は、口鼻ポケット両側のマスク周縁に沿う気管を経由して上向きにマスク上部の中央に到達したあと、更に上向きにシュノーケルの長さ方向に沿ってシュノーケルの上端に到達し、排出される。この「一方向」に排気を制御する手段は、完全に1本の経路とするか、途中に別の逆止弁を更に設置せねばならないか(例えば、マスクとシュノーケルの接続箇所等)に関わらず、材料コストが嵩み、機構がより複雑となる。
現在のFFSMの設計では、いずれもフルカバーのレンズ面全体で顔内の目、鼻、口を全て覆っており、更には、レンズ面の内側に、様々な隔離や吸排気のメカニズムが構成されている。従って、より大きな内部空間を確保すべく、レンズ面をレンズフレームから前方に突出させる必要があるため、装着後には製品全体が顔から一定の距離を隔てることになる(図1B)。このような設計のマスクは内部体積をあまり小さくできないため、死腔(dead space)をより低い数値範囲に制御したくてもすることができない。そこで、フルフェイスマスクを構造的に変更することがとりわけ重要と思われる。
本発明の主たる目的は、構造的な変更により、内容積を非常に小さな体積に制限することで、上記の課題を改良し得る呼吸を可能とするマスクを提供することである。そのあらゆる技術的発想を理解するためには、まず、いくつかの理論に注目する必要がある。
1つ目は「陰圧換気技術(negative ventilation pressure)」である。相対的に密閉された室内で、一方の壁に一方向排気ファンが設けられている場合、室内の空気を強制的に排出すると一時的に相対的な真空(いわゆる「陰圧」)が形成される。このとき、別の壁の窓に多くの孔が存在する場合、室外の空気は、内外の気圧がアンバランスとなった状態で自動的に動かされ、圧力ゼロ又は陰圧の室内に流れ込む。これにより、室内の空気を絶え間なく室外と循環させる。排気位置の配置が適切な場合や、一時的な真空が完全であるほど、室外の新鮮な空気は、「より自然且つより自発的に」孔を通過して室内へと流動する。室内の空気は排出方向に向かって退去するのみであり、別の部屋を汚染し得ないため、工業建屋ではこの理論を用いて工場内の空気を清浄化している。また、医療機関でも同様の原理で陰圧隔離病室を設けることで、高い感染力を持つ患者が別の病室やエリアを汚染しないよう保証している(図4のブロック図参照)。
2つ目は「一回換気量(Tidal volume)」である。一回換気量とは、各呼吸周期で肺部に対し吸入又は排出される空気の量を意味し、健康な成人男性の場合には約500ml、健康な女性の場合には約400mlが測定される。これは、適切な換気を許容するにあたっての重要な臨床パラメータである。肺部が十分な換気による保護を必要とする場合には、安静時の心拍数を基準として、一回換気量を6~8ml/kg理想体重(ideal body weight,IBW)とする。よって、安全な一回換気量の範囲は6~8ml/kg IBWと定義される。なお、IBW(男性)=50kg+2.3×(身長(インチ)-60)である。この計算方法によると、身長185cmの男性について算出される安全な一回換気量は、それぞれ474~632mlの間となる。また、身長165cmの男性について算出される安全な一回換気量は、それぞれ368~490mlの間となる。以上が、臨床において、健康な成人男性の安全な一回換気量を平均約500mlとする理由である。
陰圧換気技術の認識に基づけば、FFSMの装着後は、実際にマスクと顔部の間に陰圧空間が形成されることになり、使用者が息を吐く動作を一方向排気ファンとみなすことができる。また、排気開始時(即ち、息を吐くとき)に、マスク内のガス全てを吐き出すことができれば、一時的な真空状態にいっそう近付くことになる。このとき、吸気の気流が「自然且つ自発的に」動かされ、マスク内へと流動する。これにより進入するのは外部の新鮮な空気であり、排出されるのはマスク内への残留が望ましくない二酸化炭素を含む汚れた空気である。よって、力を入れなくとも、吸気は、自然且つ吸排気が分離された清潔な循環を形成する。また、一回換気量についての認識に基づき、使用者が息を吐くたびにマスク内のガスを全て吐き出すことができれば、マスク内に真空に類似した一時状態が形成されるため、上述した清潔な循環を容易に実現し得る。この重大な発見に基づき、成人男性を例とした場合、マスクの内部体積にシュノーケルの内部体積を加えた合計(即ち、上記で理解した死腔)を500ml以下、ひいては更に低い300~400mlまで減少させることができれば、使用者(成人男性、女性又は子供のいずれかに関わらず)の1回あたりの安静時呼気量を確保可能となり、100%近い一時真空率が達成される。これにより、次の吸気時に力が不要となり、且つ、進入する新鮮な空気で死腔全体を満たすことができる。また、陰圧排気の効果によって、汚れた二酸化炭素ガスとほぼ混合することがなくなるため、安全上の懸念が存在しなくなる。
本発明の他の目的は、従来のダイビングマスクの本体内部を極小化した画期的な構造を提供することである。本体の境界は、目、鼻及び口を覆う程度に顔の中央に集中可能であり、且つ位置決め及び防水が可能であればよい。換言すると、従来のFFSMのように、透明なレンズ面12全体を顔フレーム18から外側に突出させて(再び図1A及び図1Bを参照する)マスク前方の基本構成とするとともに、マスクの内部に目ポケット(eye pocket)及び口鼻ポケット(orinasal pocket)を区画するのではなく、使用者の鼻及び口を収容する口鼻ポケット(orinasal pocket)の構造をレンズフレームから独立させる。この場合、空間に無駄がなく、且つ、マスク本体のゴーグル部分と口鼻マスク部分が互いに独立しているため、ゴーグルを可能な限り目に近付けられるとともに、口鼻マスクも可能な限り使用者の口と鼻に近付けられる。よって、上、下、左、右、前、後のサイズを過度に延伸させる必要がなく、内部体積全体が自ずと効果的に縮小される。これにより、死腔の体積を縮小できないままであるという基本的な課題を解決し得るため、全体の重量も大幅に減少し、携帯もより容易となる。このような呼吸を可能とするマスクの設計では、鼻部エリアを軟質材料で製造すればよい。これにより、使用者は鼻部を操作して圧平衡を行うことも可能となる。なお、一般的に、鼻部の圧平衡は、目と鼻を覆うダイビングマスクでなければ実施できない。
目、鼻、口マスクの内部体積全体を極めて効果的に縮小させられるため、例えば、下体積領域(即ち、口鼻ポケット(orinasal pocket))をどの程度小さく設計するかや、上下の体積領域間が効果的に隔離されているか否か、逆止弁による制御で吸排気を分流させる設計になっているか否か、シュノーケルにおける管体の内部体積を厳密に制御せねばならないか否か、といった付加的な設計はいずれも副次的な課題となる。なぜなら、すでにマスク本体の内容積全体を効果的に縮小しているため、吸排気の循環効率を高めることは、効果を更に向上させるものにすぎないからである。また、口鼻ポケット(orinasal pocket)を顕著に縮小しているため、排気効率を大幅に向上させられる。つまり、過剰な力を要さなくても排気することが可能である。且つ、口鼻体積領域に溜まった水を排水排気弁から容易に排出しきることもできる。加えて、従来のFFSMは頭部に固定する必要があるため、マスクフレーム全体の両側上下における合計4つの固定点(例えば、図2の16、17)からヘッドバンド(図示しない)を延伸させ、後頭部に回したあと交差させて固定せねばならず、非常に面倒且つ重かった。これに対し、本発明の設計によれば、主な重量はゴーグルエリアに存在し、口鼻マスク部分が占める重量は相対的に少ない。そのため、一般的なダイビング用の目鼻マスクの規格を利用し、ヘッドバンドをゴーグル両側から後頭部に回して締め付ければ安定的に固定できる。これにより、携帯及び使用上の利便性が大幅に向上するとともに、コストも低下する。
図1Aは、従来のフルフェイスシュノーケルマスクの外観図である。 図1Bは、使用者が従来のフルフェイスシュノーケルマスクを装着した場合の概略側面図である。 図2は、従来のフルフェイスシュノーケルマスクにおける上、下体積領域の概略図である。 図3は、図2の吸排気経路の概略図である。 図4は、陰圧換気技術の概念的ブロック図である。 図5Aは、本発明における一実施例の概略正面図である。 図5Bは、図5Aの概略背面図である。 図5Cは、図5A及び5Bの概略的な分解斜視図であり、シュノーケルについては管体の一部のみを示している。 図5Dは、使用者が本発明の呼吸を可能とするマスクを装着した場合の概略図であり、呼吸を可能とするマスクについては、図5Aの5D-5D線から取得した矢状面(sagittal plane)の断面図を示している。 図5Eは、図5Aの5E-5E線から取得した横断面(transverse plane)の概略断面図である。 図5Fは、図5Bの5F-5F線から取得した冠状面(coronal plane)の概略断面図である。 図6は、本発明の別の一実施例(屈曲レンズ面デザイン)の概略斜視図である。 図7Aは、本発明における吸気時の枢動弁の開閉状態を示す。 図7Bは、本発明における排気時の枢動弁の開閉状態を示す。 図8は、図5Aの8-8線から取得した概略断面図である。 図9Aは、本発明における更なる実施例の概略斜視図であり、固定式あごバンドを有している。 図9Bは、本発明におけるもう一つの実施例の概略斜視図であり、調節可能式あごバンドを有している。 図9Cは、本発明におけるもう一つの実施例の概略斜視図であり、調節可能式あごバンドを有している。 図10Aは、本発明における更にもう一つの実施例の概略斜視図であり、あご固定シートを有している。 図10Bは、図10Aの10B-10B線に沿って取得した矢状面(sagittal plane)の概略断面図である。 図11Aは、本発明における更なる実施例の概略斜視図であり、あごガスケットを有している。 図11Bは、本発明における更なる実施例の概略底面図であり、別の形式のあごガスケットを有している。 図11Cは、図11Aの矢状面(sagittal plane)の概略断面図である。 図12Aは、本発明における目及び鼻を覆うダイビングマスクの概略背面図である。 図12Bは、図12Aの12B-12B線から取得した矢状面(sagittal plane)の概略断面図である。
まず、注釈として、使用者の頭部を包囲し、且つレンズフレームの両側に固定されるヘッドバンドは、一部の重要な要素を遮ったり邪魔したりして説明に支障をきたしやすいため、図9A、図11A及び図11C以外の図面では省略している。
本発明のマスク2の構造について、まず、図5A、図5B及び図5Cを参照する。呼吸を可能とするマスク2は、本体3及びシュノーケル4を含む。シュノーケル4は、例えばドライシュノーケルのような従来型のシュノーケルであり、上端6が水面下に沈んだときでも水がシュノーケル4に流れ込むことはない。また、上端6が水面上に上昇したときにのみ本体3の内部とガス交換が可能である。
本体3は、メインフレーム30、レンズモジュール40及び防水密封スカート50を含む。良好な防水及び装着時の快適性を達成するために、メインフレーム30及びレンズモジュール40は硬質材料とすることが好ましく、防水密封スカート50には可撓性の軟質材料を用いることが好ましい。メインフレーム30は、レンズフレーム31及び口フレーム32を有する。口フレーム32は、カバー321と、レンズフレーム31の下方の両側からそれぞれ延伸し、カバー321に接続される2つのホルダ322を含む。口フレーム32のカバー321と2つのホルダ322は、レンズフレーム31とともに鼻フレーム33を規定する。また、口フレーム32のカバー321と外部の間を流体が通過する。レンズモジュール40は、レンズフレーム31の形状に対応した透明なレンズ部44を有している。防水密封スカート50は、目スカート部51、鼻スカート部52及び口スカート部53を一体的に成型している。目スカート部51の前方には、透明なレンズ部44の形状に対応するスカート部フレーム511が備わっている。透明なレンズ部44及びスカート部フレーム511は、ともにレンズフレーム31に防水状に嵌め込まれる。また、鼻スカート部52は鼻フレーム33から外側に突出する。口スカート部53は、適切に口フレーム32を通して外部に対し一方向に流体を通過可能とする。図5Dに示すように、使用者が呼吸を可能とするマスクを装着したあとは、目E、鼻N、口Mが、それぞれ、目スカート部51、鼻スカート部52及び口スカート部53内に対応して収容される。また、防水密封スカート50の後縁501は、前記目E、鼻N、口Mの外周縁に連続的に沿って、使用者の顔部Fに密着する。
好ましくは、図5Eを合わせて参照して、本体3は更にサブフレーム60を含む。レンズフレーム31は硬質の内フランジ311を有しており、スカート部フレーム511は、内フランジ311に重ねられて被覆する対応形状の軟質フランジ512を有している。透明なレンズ部44の外周縁441は、軟質フランジ512に重ねられて被覆する。また、サブフレーム60は、透明なレンズ部44の外周縁441に重ねられて被覆するとともに、レンズフレーム31に結合及び固定される。これにより、透明なレンズ部44とスカート部フレーム511が、ともにレンズフレーム31に防水状に嵌め込まれる。サブフレーム60とレンズフレーム31は、図5Cに示すようなフック61、313を用いて接合可能であり、取り外し可能に固定してもよいし、恒久的に固定してもよい。また、何らかの形式の接着固定を採用してもよい。当然ながら、レンズフレーム31とサブフレーム60には、シングルパーツ式又はマルチパーツ式設計を採用可能であり、透明なレンズ部44及びスカート部フレーム511との密封及び防水を実現可能な結合方式であればよい。また、図5B及び図5Eを合わせて参照して、鼻スカート部52は、レンズフレーム31の区間で区画される圧平衡部521及びスペーサー部522を含む。且つ、目スカート部51、透明なレンズ部44及びスペーサー部522が共同で目ポケット55(即ち、本体3の上体積領域)を規定し、圧平衡部521、スペーサー部522及び口スカート部53が共同で口鼻ポケット56(即ち、本体3の下体積領域)を規定する。また、排気通路58が、レンズフレーム31の内周縁315に沿って設置される。排気通路58は、目スカート部51及び透明なレンズ部44の外周面441で規定される。且つ、排気通路58の上端と前記シュノーケル4の間を流体が通過し、下端と前記口鼻ポケット56の間を流体が通過する。これについては、図5Fを合わせて参照すれば明確である。当然ながら、上記排気通路58を目スカート部51の両側にそれぞれ位置する2組とし、それぞれが(ただし、これに限らない)スペーサー部522に設けられた排気孔又は排気逆止弁59を通じて口鼻ポケット56との間で流体を通過させてもよい。また、排気通路58の上端とシュノーケル4は流体を通過させる構造となっており、図5C及び図5Dに示すように、例えば、レンズモジュール40が、接続部材45と、レンズフレーム31、サブフレーム60、防水密封スカート50の上部部材314、62、513が接続されてなるスリーブ66を別途含む。使用者が吸気する際には、排気逆止弁59が閉止される。そして、清潔な空気がシュノーケル4の吸気導管41から目ポケット55に進入し、吸気逆止弁57を経由して口鼻ポケット56に進入したあと、使用者の口及び鼻に進入する(図5Fの中空点線の経路で示す)。使用者が排気する際には、吸気逆止弁57が閉止される。そして、汚れた空気が排気逆止弁59を経由して排気通路58に進入したあと、シュノーケル4の排気導管42(吸気導管41の両側に位置する)に進入して排出される(図5Fの中実点線の経路で示す)。
加えて、図5D及び図5Eから見て、より好ましくは、防水密封スカート50における目スカート部51の後縁501は、使用者の顔部Fに密着する形状となっており、本発明ではY型断面をなす設計方式を採用する。更に、顔Fに密着するY型構造は、内部に位置する第1密着部502と、外部に位置する第2密着部503を含む。マスクを装着する際には、第1密着部502と第2密着部503の夾角が弾性的に広げられ、顔の表面に密着する。これは、2層の防水保護を提供することに等しい。このような2層の防水保護は、口スカート部との接続位置に達してから終了する。これにより、極めて優れたマスクの防水性が提供されるだけでなく、従来技術のFFSMに使用されている折り返し式の防水密封スカートの後縁と比べて、本発明では目Eを透明なレンズ部44にいっそう近付けることができる。よって、間違いなく、マスク2における本体3の内部空間の小型化にいっそう貢献する。
以下は、特に、本発明の最適な構造におけるマスクの本体3と、その他の市販ブランドによる従来のフルフェイスマスク本体について、同一の3次元コンピュータ測定方式で、フランスダッソー・システムズ社(DASSAULT SYSTEMES)のCADソフト「CATIA V5」を使用し、同一の環境条件において、使用者が装着しない場合に取得した目ポケット/口鼻ポケットの内容積(表A)の比較リスト、及び、使用者(ISO基準の成人男性の頭)が装着した場合に取得した目ポケット/口鼻ポケットの余剰内容積の比較リスト(表B)である。なお、内容積の単位は「ml」である。また、ブランドはいずれも国外メーカーのものであったため、名称はいずれも英文表記とした。
上記の実験データより、更に以下を証明可能である。即ち、本発明の本体3は、内容積が大きく縮小されるだけでなく、シュノーケル4内の排気通路が占めるわずかな体積(100ml未満)を更に加えた場合でも、一般的な人の一回換気量近くか、それよりも低くなる。そのため、本体3の内部をどのように設計するかに関わらず、シュノーケラーは楽に息を吐くだけで、マスク2内の汚れたガスをほぼ排出しきることができ、一時的な真空状態が形成される。物理的に、外部の清潔な空気はこの陰圧環境に進入すべく待機しているため、使用者は楽に息を吸うだけで、外部の清潔な空気をマスクの本体3内に引き込むことができる。このように、楽な吸排気の循環が形成されるため、疲労を感じにくいほか、マスク内の二酸化炭素含有量が過剰になるとの危険性もない。このようなマスクの設計によれば、本体3の下半部全体、即ち、レンズフレーム31の下方から鼻スカート部52及び口スカート部53までの幅が、顔型の下方に向かうにつれて明らかに細くなる(図5A)。これにより、シュノーケルマスク2のサイズ全体が従来のフルフェイスマスク1よりも大幅に縮小されるため、携帯がより容易となる。下記の表Cは、各種マスクの本体内部空間の実際の測定データ(単位:mm)であり、本発明のサイズ的な優位性を十分に証明している。
再び、図5D及び図5Eに示すように、上記の構造配置によれば、本発明の呼吸を可能とするマスク2における透明なレンズ部44は、レンズフレーム31の外縁から全く突出することがなく、使用者の顔部Fに一段と近接可能となる。これにより、上記マスクの本体3の内容積について、大変小さな優れたREP及びROP値が達成される。前記透明なレンズ部44がレンズフレーム31の外縁から突出しないデザインは、図5A~図5Eに示すフルフラットレンズデザインに限らず、例えば、曲角を有する屈曲レンズや、円弧を有する湾曲レンズといったその他のデザインにも適用される。屈曲レンズの場合を例示すると、図6を参照して、屈曲レンズフレーム31Aと組み合わせる必要がある。且つ、透明なレンズ部は屈曲レンズ44Aであり、平面部44Bと、平面部44Bの両側から後方へそれぞれ延伸する2つの屈曲部44Cを含む。また、スカート部フレームは屈曲式のスカート部フレーム511Aである。これにより、屈曲レンズフレーム31A、屈曲レンズ44Aの周縁及び屈曲式のスカート部フレーム511A同士の形状が対応するため、互いに嵌め合わせやすくなる。
そのほか、シュノーケルマスクを使用する際に、図5Fの吸排気分流手段を用いる場合、清潔な空気の吸い込み量及びパフォーマンスの重要性は排気パフォーマンスに劣らない。むろん、上記の陰圧による一時真空理論は排気パフォーマンス(つまり、汚れた空気を全て排出しきれるか否か)に比較的関連してはいるが、次の吸気循環をより高められれば、間違いなくマスク全体の吸排気循環を最大限とすることができる。幾何学的概念では、同一面積の場合、矩形は円形と比べて空間を占有しない。そのため、物理的に、中央が固定される円形マッシュルーム型の逆止弁よりも、片側枢動式の矩形弁の方が限りある空間内の位置(例えば、目ポケットと口鼻ポケットを区画するスペーサー部)に配置しやすく、且つ、より良好な開放角度で吸気を受け入れることが可能である。本発明において、画期的となる極めて小さな内容積に加え、目ポケットから口鼻ポケットに至る一方向の吸気手段を提供するものとして枢動逆止弁を採用すれば、吸気量が大幅に改善されることで、使用者の体力が更に節約される。
枢動式逆止弁に関する説明は次の通りである。まず、各マスク2には、上記のような吸気逆止弁57が少なくとも1つ(左又は右)、最適には2つ(左右1つずつ)設けられている。より好ましくは、4つ設置するのが最適である(吸排気用に左右2つずつとし、上方を吸気用の大サイズ、下方を排気用の小サイズとする)。ここでは、スペーサー部522に設置される1つの吸気逆止弁57を例示して説明する。また、排気逆止弁59についても同様であり、図7A及び図7Bに示すように、排気通路58のいずれかの位置(例えば、入口)に設置してもよいし、シュノーケル4上端の排気導管位置に設置してもよい(図示しない)。吸気逆止弁57は、固定部571及び枢動軸572を含む。固定部571は、スペーサー部522上の吸気口524の辺側に装設される。枢動軸は、必ずしも実質的なヒンジの装設やピンの装着を必要とせず、スイングドア573の一方の側辺の壁圧を直接薄くすることで(厚さはスイングドア573の厚さの20~60%が最適である)、その部分を屈曲ウィークゾーン(weak zone)としてもよい。これにより、図7A及び図7Bに示すように、スイングドア573を枢動させる効果を達成可能となる。スイングドアは、力を受けると自然に当該ウィークゾーンを回転軸として枢動し、開放又は閉止される。且つ、動作が大変確実であり、反応も大変スピーディーである。装設方式が適切であれば、スイングドア573は自重によって自然とわずかに開放された状態となり、吸気を予め補助する作用を奏する。よって、図7Aに示すように、使用者が通常の力で吸気すれば(図7Aに示すように、吸気逆止弁57が開放され、排気逆止弁59が閉止される)、スイングドア573を容易に約40~70度開放することができ、大きく排気又は吸気すれば、スイングドアが約60~70度開放される。よって、通気量は、スイングドアが装設されていない場合に吸気口524を通過するガス量とほぼ同等となる。使用者が排気する場合も同様であるが、図7Bに示すように、その場合、吸気逆止弁57が閉止され、排気逆止弁59が開放される。ただし、動作方式は同様である。スイングドアは、矩形、方形、台形、多角形、円形、半円形、楕円形、三角形、ひいては不規則形状のいずれであってもよく、片側枢動式の弾性スイングドアの態様又は自由スイングドアの態様を維持できればよい。仮に、推奨する矩形をスイングドアに採用する場合には、幅及び高さをそれぞれ5~30mmの間、厚さを0.3~3mmの間に設定する。これは、最も省スペース化され、且つ最も容易に使用者の吸排気に応じて自然に開閉されるサイズ範囲である。また、スイングドアが遮蔽する吸気口524のサイズはスイングドア573よりもやや小さければよい。
従来技術と比較して、本発明の排水排気弁は、明らかにより優れた排水及び排気効率を有している。更に、再び、図5A、図5C、図5Dを参照して、本発明では、口フレーム32のカバー321上に複数の開孔325(数は限定しない)が設けられている。また、口スカート部53には開口534が設けられており、複数の開孔325の少なくとも一部が開口534と整列する。且つ、排水排気弁7が複数の開孔325と開口534の間に挟設されている。これにより、使用者は、本体3内に進入して溜まった水及び口から吐き出された汚れた空気を、口鼻ポケット56から口フレーム32及び口スカート部53を通じて外部にまとめて吐き出し、排出することが可能である。且つ、使用者の口Mが口スカート部53内に収容されているとき、排水排気弁7は、実質的に使用者の口Mに対応し且つより近接するため、自ずと吐出・排気効率が大幅に向上する。これは、本発明における口M及び排水排気弁7(図5D)と、従来のFFSMにおける口M及び排水排気弁5の相対的な位置関係(図1B)を比較することで明らかとなる。より好ましくは、排水排気弁7は、弁座71と、中心が弁座71に固定される弁体72を含む。図8に示すように、弁座71は、一方の側が口スカート部53の開口534の辺縁にしっかりと結合し(例えば、複数層のフランジ711によって結合又は螺設される)、他方の側が口フレーム32のカバー321に掛合する。これにより、排水排気弁が口スカート部53と口フレーム32の間に確実に固定され、極めて優れた安定性及び剛性が達成される。よって、従来のFFSMのように、排水排気弁5を装設するためにレンズ部のサイズを下方まで延伸させねばならないことから(図1A及び図1B)、マスク1の体積を縮小できないとの事態は生じない。
排水排気弁7が位置の制約を受けないとの優位性から、自ずと弁体72のサイズを大きくすることが可能となり、好ましくは、直径23~28ミリ(mm)程度、ひいては更に大きくすることが可能となる。これにより、排水及び排気のパフォーマンスが大幅に強化され、ひいては、完全に排水排気弁7を排気の唯一の通路とする程度にも達し得る。つまり、排気通路58や、シュノーケル4内に排気導管を構成せねばならないとの手間を省略可能となる。また、図8に示す図面の方向は、ちょうど使用者がマスク2を装着して水中でシュノーケリングしている状態に近似している。このとき、口鼻ポケット56は、実際には漏斗に類似した態様をなし、漏斗の排水端がちょうど排水排気弁7の存在位置となる。つまり、マスク内に水が溜まった場合には、自然と漏斗状の口鼻ポケット56における排水排気弁7の設置部分に蓄積される。よって、使用者は、水中で軽く息を吐くだけで溜まった水を排水排気弁7から簡単に吐き出すことができ、立ち上がって水を抜いたり、更にはマスク2を外したりする必要がない。
従来技術と比較して、使用者は、本発明のマスク2をより容易に装着可能であり、且つ、圧迫感がなく、防水性も失われない。更に、図9Aに示すように、本発明は、本体3の後方から延伸する上緊締装置81及び下緊締装置82を提供する。これにより、本体を「3点」で防水状に使用者の顔部に緊締する。上緊締装置81は、ヘッドバンド811と、レンズフレーム31の対向する2つの側に形成されてヘッドバンド811の両端が接続される2つの固定装置812を有する。ヘッドバンド811は、弾性、調節可能式の少なくとも1つであり、固定装置812は、ヘッドバンド811と接続可能ないずれの手段としてもよい。図9A(及び図11A)に示しているのは、調節可能式であり、且つ両端が固定装置812に対しクイックリリース方式で接続されるヘッドバンド811である。ただし、これは例示にすぎず、接続方式を制限するものではない。好ましくは、下緊締装置は、少なくとも一部に弾性材質を使用し、防水密封スカート50の後縁501から、特に、口スカート部53の後縁の両側位置から後方へ延伸して使用者のあご又は下顎骨に固定される。これにより、当該口スカート部53と使用者の口M付近のエリアとの防水性が強化される。下緊締装置は、あごバンド又はあご固定シートとする。これらについて、以下でそれぞれ説明する。
下緊締装置82があごバンド820の場合の実施例について、図5A~図5D及び図9A~図9Cに示す。あごバンド820は口スカート部53(又は、目スカート部51及び口スカート部53)の両側の間に連設される。使用者が呼吸を可能とするマスク2を装着するとき、あごバンド820は、適切に使用者のあご又は下顎骨JBの後方エリアを弾性的に緊締可能である。あごバンド820の両端は、防水密封スカート50の後縁501の任意の位置、例えば、目スカート部51及び口スカート部53の後縁と一体的に成型してもよいし、口スカート部53に対し取り外し可能式及び/又は調節可能式で接続してもよい。これにより、あごバンド820の長さ及び締め付け具合を調節可能とする。図9B及び図9Cは、取り外し可能式及び/又は調節可能式のいずれかの実施例を示している。即ち、口スカート部53の両側には、複数のメス締結部材(ホール824)を有するあごバンド825に挿設されて位置決めするとともに、調節の目的を達成するオス締結部材823が延伸している。
下緊締装置があご固定シートの場合の実施例を図10Aに示す。あご固定シート830は、目スカート部51の下端から口スカート部53の両側の後縁まで一体的に延伸し、且つ、口スカート部53の下方において、更に後方へ延伸するとともに、防水密封スカート50の後縁501と一体的に成型されている。このようなあご固定シート830は比較的小型に形成可能である。また、口スカート部53の両側には、前記目スカート部51から下方に連続的に延伸し、前記口スカート部53の下方を取り巻くことで、あご固定シート830の支持性能を強化する突出リブ831が設けられている。これにより、使用者が装着したときに、あご固定シート830が使用者のあご又は下顎骨JBにちょうど弾性的に押し付けられる。図11Aに示すように、このようなあご固定シート850は比較的大型に形成してもよく、目スカート部51及び口スカート部53の両側の後縁から連続的に後方へ延伸し、口スカート部53と一体的に成型される。更に、当該あご固定シート850は、ガスケット領域851と、ガスケット領域851を包囲する包囲領域852を含む。包囲領域852は、口スカート部53と同じ材質を有しており、ガスケット領域851は、包囲領域852と異なる材質又は異なる厚さを有している。詳細には、ガスケット領域851の材質については、TPR、TPU、シリコーン(silicone)、PVC、ゴム又はそれらの組み合わせを含み、且つ、硬度がショア(Shore)硬さ10~80の間の材料から選択するのが最適である。ガスケット領域851の厚さについては、包囲領域852の厚さよりも小さく、これらの厚さの差が0.2~5mmの間であることを推奨する。これにより、使用者が装着したときに、あご固定シート850のガスケット領域851が使用者のあご又は下顎骨にちょうど押し付けられるため、当該使用者の口付近の防水性及び快適性が向上する。また、ガスケット領域851の表面は、図11Aのようなプリーツ形式又は蜂の巣形式(図11Bのガスケット領域853)とすることを推奨する。これにより、あごとの摩擦力が増大するため、使用時のズレが回避されるとともに、間接的に防水効果も加わる。
特筆すべき点として、あご固定シート830、850の両側が上方に向かって目スカート部51の後縁に接続される場合には、防水密封スカート50の後縁501全体に図5D及び図5Eに示すY型断面が連続的に備わることと同等となる。即ち、マスクの本体3全体における顔と密着する部分が、全距離にわたって、内部に位置する第1密着部502と、外部に位置する第2密着部503という2層の防水保護を有することになる。このような形式によれば、顔の表面を取り囲むようにして密着させられる。図10B及び図11Cにそれぞれ示すように、マスクの本体3の下方エリアにおいて、口スカート部53の防水リング535(平面型)、536(湾曲折り返し型)は第1密着部502の役割を担い、あご固定シート830、850は第2密着部503の役割を担う。これにより、防水効果及び快適性が大幅に向上すると言える。
そのほか、最も従来型の目鼻マスクでは、使用者の鼻孔と上唇の間のエリア(即ち、いわゆる人中部位)から浸水することが多い。これは、人中部位は顔部のラインが複雑なため、当該部位で防水性が明らかに不足するからである。水は、マスクに進入すると自然とこのエリアに蓄積されるが、この部位は鼻孔に大変近いため、使用者を緊張させてしまう。そこで、上記の2層の防水保護をこの最も従来型の目鼻マスクに応用してもよい。この点について、以下で詳細に説明する。図12A及び図12Bに示すように、ダイビングマスク90は、レンズフレーム91、透明なレンズ部92及び防水密封スカート93を含む。透明なレンズ部92はレンズフレーム91の形状に対応している。また、防水密封スカート93は、目スカート部931及び鼻スカート部932を一体的に成型している。このうち、目スカート部931の前方には、透明なレンズ部92の形状に対応するスカート部フレーム933が備わっている。透明なレンズ部92とスカート部フレーム933は、ともに前記レンズフレーム91に防水状に嵌め込まれ、鼻スカート部932はレンズフレーム外の中央エリアから前方へ突出する。防水密封スカート93の後周縁は、連続する2層の防水リング930を形成する。使用者がダイビングマスク90を装着すると、目及び鼻がそれぞれ前記目スカート部931及び鼻スカート部932内に対応して収容される。また、2層の防水リング930は、適切に前記目及び鼻の外周縁に沿い、鼻と上唇の間のエリア通って使用者の顔部に密着可能である(図示しない)。好ましくは、図12Bに示すように、2層の防水リング930は、共同で略Y型の断面を構成する第1密着部935及び第2密着部936を形成する。防水密封スカート93の後縁が使用者の顔部に密着するとき、第2密着部936は第1密着部935の外周縁に位置して2層の保護を形成し、浸水を防止する。
そのほか、FFSMでは、マスク本体の前方全体がほぼ全て硬質のレンズになっているのとは異なり、本発明のレンズフレーム31と口フレーム32の間には鼻フレーム33が更に形成されている。これにより、軟質の鼻スカート部52から圧平衡エリアを更に前方に突出させて、使用者にフレンツェルイコライジング(Frenzel Equalization)操作を行わせることができる。このことは、マスク内外の圧力を平衡させるのに有利であり、更に、マスクと顔部の密着を向上させられる。特に、口、鼻、目を全て同時に覆って使用する場合に、マスク内外の圧力の均衡を維持することで、水の進入を更に阻止可能となる。具体的な手法として、鼻スカート部52は、レンズフレーム31の区間で区画される圧平衡部521及びスペーサー部522を含む。再び図5Eに示すように、鼻スカート部52は、レンズフレーム31の後縁から前方に向かって次第に隆起しており、単一山頂の断面形状を有している。鼻スカート部52の任意の断面における谷から山頂までの全高(Nh)は20~30mmの間とする。或いは、鼻スカート部52がレンズフレーム31の後縁から前方へと隆起し、レンズフレームの外縁を超える度合(Nt)は、5~12mmの間とするのが最適である。このように、谷の間の幅が山頂の高さよりも大きい単一山頂(尾根はない)の断面形状を有し、且つ、レンズフレーム31で規定される鼻フレーム33によって圧平衡部521の両側がしっかりと包み込まれているため、水深数メートルで高圧がかかったとしても、陥没により変形して鼻を挟む(pinched)ことがない。また、図11A、図11Bに示すホルダ323のように、ホルダの設計に後方へやや屈曲した形式を採用する場合には、使用者がより迅速且つ容易に圧平衡操作を行うための一段と大きな指進入領域(FS)を形成可能となる。当然ながら、圧平衡操作を考慮しない場合には、鼻スカート部52の一部又は全てを硬質材料で設計してもよい。
上記の好ましい実施例において、本発明の技術を実現する構造及び動作方式について詳細に記載したほか、本発明の概念に基づき変更されるあらゆる形態もまた本発明の均等範囲に属するものとする。よって、後述の特許請求の範囲で主張する文字記載に制限すべきではない。
1 マスク
2 マスク
3 本体
4 シュノーケル
5 排水排気弁
6 上端
7 排水排気弁
10 本体
11 シュノーケル
12 レンズ
13 口鼻ポケット
14 目ポケット
15 逆止弁
16 固定点
17 固定点
18 顔フレーム
30 メインフレーム
31 レンズフレーム
31A 屈曲レンズフレーム
311 内フランジ
313 フック
314 上部部材
315 内周縁
32 口フレーム
33 鼻フレーム
321 カバー
322 ホルダ
323 ホルダ
325 開孔
40 レンズモジュール
41 吸気導管
44 透明なレンズ部
44A 屈曲レンズ
44B 平面部
44C 屈曲部
441 外周縁
45 接続部材
50 防水密封スカート
501 後縁
502 第1密着部
503 第2密着部
51 目スカート部
511 スカート部フレーム
511A 屈曲式のスカート部フレーム
512 軟質フランジ
513 上部部材
52 鼻スカート部
521 圧平衡部
522 スペーサー部
524 吸気口
53 口スカート部
534 開口
535 防水リング(平面型)
536 防水リング(湾曲折り返し型)
55 目ポケット
56 口鼻ポケット
57 吸気逆止弁
571 固定部
572 枢動軸
573 スイングドア
58 排気通路
59 排気逆止弁
60 サブフレーム
61 フック
62 上部部材
66 スリーブ
71 弁座
711 複数層のフランジ
72 弁体
81 上緊締装置
811 ヘッドバンド
812 固定装置
82 下緊締装置
820 あごバンド
823 締結部材
824 ホール
825 あごバンド
830 あご固定シート
850 あご固定シート
851 ガスケット領域
852 包囲領域
853 ガスケット領域
831 突出リブ
90 ダイビングマスク
91 レンズフレーム
92 透明なレンズ部
93 防水密封スカート
930 2層の防水リング
931 目スカート部
932 鼻スカート部
933 スカート部フレーム
935 第1密着部
936 第2密着部
E 使用者の目
F 使用者の顔部
N 使用者の鼻
M 使用者の口
JB 使用者の下顎骨
FS 指進入領域

Claims (13)

  1. 呼吸を可能とするマスクであって、本体及びシュノーケルを含み、前記シュノーケル及び前記本体の内部を流体が通過可能であり、前記本体は、
    レンズフレームと、前記レンズフレームの下方から延伸し、前記レンズフレームとともに鼻フレームを規定する口フレームとを有し、前記口フレームと外部との間を流体が通過するメインフレームと、
    前記レンズフレームの形状に対応した透明なレンズ部を有するレンズモジュールと、
    目スカート部、鼻スカート部及び口スカート部を一体的に成型し、前記目スカート部の前方に、前記透明なレンズ部の形状に対応するスカート部フレームが備わっている防水密封スカートと、
    前記本体から後方に延伸する上緊締装置及び下緊締装置と、を含み、
    前記透明なレンズ部及び前記スカート部フレームは、ともに前記レンズフレームに防水状に嵌め込まれ、前記鼻スカート部は前記鼻フレームから外側に突出しており、前記口スカート部は、適切に前記口フレームを通して外部に対し一方向に流体を通過可能とし、
    使用者が前記呼吸を可能とするマスクを装着したあとは、目、鼻、口が、それぞれ、前記目スカート部、前記鼻スカート部及び前記口スカート部内に対応して収容され、前記防水密封スカートの後縁は、前記目、鼻、口の外周縁に連続的に沿って前記使用者の顔部に密着し、前記上緊締装置及び前記下緊締装置によって前記本体を防水状に前記使用者の顔部に緊締する呼吸を可能とするマスク。
  2. 前記上緊締装置は、ヘッドバンドと、前記レンズフレームの対向する2つの側に形成されて前記ヘッドバンドが挿通される2つの固定装置とを有し、前記ヘッドバンドは、弾性及び調節可能式の少なくとも1つであり、前記レンズフレームの両側の間に接続され、前記下緊締装置は、前記口スカート部から延伸して前記使用者のあご又は下顎骨に固定され、これにより、前記口スカート部と前記使用者の口付近のエリアとの防水性が強化される請求項1に記載の呼吸を可能とするマスク。
  3. 前記下緊締装置は、前記口スカート部の両側の間に連設されるあごバンドであり、使用者が前記呼吸を可能とするマスクを装着するとき、前記あごバンドは、適切に前記使用者のあご又は下顎骨、或いはその後方エリアを弾性的に緊締する請求項1に記載の呼吸を可能とするマスク。
  4. 前記あごバンドの両端は、前記口スカート部と一体的に成型される請求項3に記載の呼吸を可能とするマスク。
  5. 前記あごバンドの両端は、前記口スカート部に対し取り外し可能式で接続される請求項3に記載の呼吸を可能とするマスク。
  6. 前記あごバンドの両端は、前記口スカート部に対し調節可能式で接続される請求項5に記載の呼吸を可能とするマスク。
  7. 前記下緊締装置はあご固定シートであり、前記口スカート部の下方から後方へ延伸するとともに、前記口スカート部と一体的に成型される請求項1に記載の呼吸を可能とするマスク。
  8. 前記口スカート部の両側には、前記目スカート部から下方に連続的に延伸し、前記口スカート部の下方を取り巻くことで、前記あご固定シートの支持性能を強化する突出リブがそれぞれ設けられており、これにより、使用者が装着したときに、前記あご固定シートが前記使用者の下顎骨にちょうど弾性的に押し付けられる請求項7に記載の呼吸を可能とするマスク。
  9. 前記下緊締装置はあご固定シートであり、前記口スカート部の両側から下方に向かって連続的に後方へ延伸するとともに、前記口スカート部と一体的に成型される請求項1に記載の呼吸を可能とするマスク。
  10. 前記あご固定シートは、ガスケット領域と、前記ガスケット領域を包囲する包囲領域を含み、前記包囲領域は、前記口スカート部と同じ材質を有しており、前記ガスケット領域は、前記包囲領域と異なる材質又は異なる厚さを有している請求項9に記載の呼吸を可能とするマスク。
  11. 前記ガスケット領域の材質は、TPR、TPU、シリコーンsilicone、PVC、ゴム又はそれらの組み合わせから選択される請求項10に記載の呼吸を可能とするマスク。
  12. 前記ガスケット領域は、ショア(Shore)硬さが10~80の間の材料から選択される請求項11に記載の呼吸を可能とするマスク。
  13. 前記ガスケット領域の厚さは包囲領域の厚さよりも小さく、これらの厚さの差は0.2~5ミリメートル(mm)の間であり、これにより、使用者が装着したときに、前記あご固定シートのガスケット領域が前記使用者の下顎骨にちょうど押し付けられて、前記使用者の口付近の防水性が強化される請求項10に記載の呼吸を可能とするマスク。
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