JP7428255B2 - 通信システム、接続先制御方法、制御装置、及びプログラム - Google Patents

通信システム、接続先制御方法、制御装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおける通信品質の劣化や通信断を回避する技術に関連するものである。
3GPPにおいて5Gと呼ばれる無線通信システムの標準化(例えば非特許文献1)が進められ、5Gの通信サービスが開始されている。また、企業や自治体により構築される局所的な5Gシステムであるローカル5G(L5G)の検討、導入も進められている。
5Gには超高速、超低遅延、多数同時接続等の特徴があり、様々な無線アクセスに利用されることが期待される。特にL5Gにおいてはミッションクリティカルなアプリケーションの利用も想定されており、通信品質の維持がより厳密に求められている。また、L5Gの導入コストは他の無線システム(無線LAN)などと比較すると高価であることから、基地局数を限定するなどエリアを絞って導入されることが想定される。
3GPP TS 23.501 V16.4.0 (2020-03) (Release 16),"4 Architecture model and concepts"
5Gでは、3.7GHz帯、4.5GHz帯、及び28GHz帯の周波数が利用され、L5Gでは4.5GHz帯、及び28GHz帯の周波数を利用される。
しかし、ミリ波帯(28.2~29.1GHz)のような高周波数帯においては電波の直進性が高く、建物の柱や遮蔽物により電波の届きにくいエリアや不感地帯が生じる可能性がある。端末(UE)が電波の届きにくいエリアや不感地帯に進入した場合、通信品質の劣化(通信断を含む)が生じる場合がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいて、端末が不感地帯へ進入することにより生じる通信品質の劣化を回避するための技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、無線により基地局と通信する端末と、制御装置とを有する通信システムであって、
前記端末は、前記端末の位置情報を送信する送信部を備え、
前記制御装置は、
不感地帯の周辺のエリアを不感予備エリアとして設定する不感予備エリア設定部と、
前記端末の位置情報を取得する情報収集部と、
前記端末の位置情報と前記不感予備エリアとを比較することにより、前記端末が前記不感予備エリアに存在するか否かを判断し、前記端末が前記不感予備エリアに存在すると判断した場合に、前記端末の接続先を切り替える制御を実行する接続先制御部と、を備え、
前記接続先制御部は、前記端末が複数の不感予備エリアに存在する場合に、複数の不感予備エリアに対応する基地局のうち、不感地帯からの距離が最も大きな基地局を前記端末の接続先として選択する
通信システムが提供される。

開示の技術によれば、無線通信システムにおいて、端末が不感地帯へ進入することにより生じる通信品質の劣化を回避するための技術が提供される。
課題を説明するための図である。 課題を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシステム構成図である。 本発明の実施の形態におけるシステムの動作概要を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシステムの動作概要を説明するための図である。 不感予備エリア進入検知方法等を説明するためのフローチャートである。 位置情報の収集を示す図である。 不感予備エリアが重複した場合の処理を説明するための図である。 不感地帯算出方法を説明するための図である。 不感地帯算出方法を説明するためのフローチャートである。 不感地帯情報を格納するDBの例を示す図である。 制御装置100の機能構成図である。 制御装置100の動作を説明するためのフローチャートである。 UE10の機能構成図である。 装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
本実施の形態において、「不感地帯」とは、基地局からの電波が届きにくいエリアであるものとする。「電波が届きにくいエリア」とは、例えば、ある閾値以下の電力の電波しか届かないエリア(電波が全く届かないエリアを含む)である。また、以下の説明では、端末をUEと記載する。UEはUser Equipmentの略称である。
(課題、実施の形態の概要)
まず、本実施の形態の形態に係る技術を適用しない場合の動作について図1、図2を参照して説明する。
図1に示すように、基地局1と基地局2が存在し、それぞれの電波到達範囲がエリアA、エリアBとして示されている。図1に示される状態において、UE10は基地局1に接続している。図示された位置に壁などの遮蔽物Cが存在し、基地局1から見て遮蔽物Cの後方のエリアが不感地帯になっている。
このような環境において、UE10が不感地帯を通過して、エリアBに移動する場合の通信品質(例としてUE10におけるスループット)の変化を図2に示している。図2に示すとおり、UE10が不感地帯を通過している期間、スループットが0になる。
本実施の形態では、上記のような不感地帯への進入による通信品質の劣化を回避するために、不感地帯の周辺に不感予備エリアを設定し、後述する制御装置100が、UE10の不感予備エリアへの進入を検知することで、事前にUE10に対して別回線(別基地局など)への接続切替えや、複数回線接続による冗長化を行わせることとしている。以下、本実施の形態を詳細に説明する。
(システム構成)
図3に、本実施の形態における通信システムの全体構成例を示す。図3に示すとおり、本システムは、制御装置100、キャリア網200、キャリア網300、L5G事業者網400を有し、これらがインターネット500に接続されている。また、UE10が、その位置に応じて、L5G事業者網400の基地局430等と無線により通信を行う。
キャリア網200は、LTEコア網210及び基地局220を有する。なお、図3において、各網には基地局が1つだけ示されているが、これは図示の便宜のためであり、実際には多数の基地局が存在し得る。
キャリア網300は、5Gコア網310及び基地局320を有する。L5G事業者網400は、集約SW410、L5Gコア網420、基地局430、無線LAN-AP440を有する。
キャリア網200、キャリア網300、L5G事業者網400のいずれにおいても、網内には無線LAN‐APやIoT端末等の複数の無線システムが含まれる場合がある。図3は、一例として、L5G事業者網400に無線LAN-AP440が存在する場合の例を示している。
制御装置100は、本発明に係る制御処理を実行する装置であり、クラウド上に備えられた仮想サーバ、あるいは物理ネットワーク上に備えられた物理サーバである。制御装置100の配置場所は特定の場所に限定されないが、制御範囲に応じて配置場所を決めてもよい。例えば、L5G事業者網400に接続するUE10を制御することを想定した場合、L5G事業者網400に近い場所に制御装置100を設置することとしてよい。
UE10からの情報は、接続先の無線システム(LTE、5G、L5G、無線LAN、IoT端末等)を介して制御装置100に送信される。
(動作概要)
図4、図5を参照して、本実施の形態におけるシステムの動作概要を説明する。図4において、図1の場合と同様に、基地局1と基地局2が存在し、それぞれの電波到達範囲がエリアA、エリアBとして示されている。図示された位置に壁などの遮蔽物Cが存在し、基地局1から見て遮蔽物Cの後方のエリアは基地局1の不感地帯になっている。なお、基地局1と基地局2はそれぞれ、キャリア網200、300、L5G事業者網500のうちのいずれの基地局であってもよい。また、基地局1と基地局2はそれぞれ、無線LAN-APであってもよい。
このような環境において、UE10は、エリアAから不感地帯を通過してエリアBに移動する。
本実施の形態では、図4に示すように、不感地帯の周辺に不感予備エリアが設定される。制御装置100は、UE10の位置情報に基づいて、UE10が、不感予備エリアに進入したか否かを判断する。
制御装置100は、UE10が不感予備エリアに進入したと判断した場合、例えば、UE10に対して、基地局1から基地局2への回線切替を指示する。制御装置100は、UE10に対して、基地局1と基地局2の両方に接続して冗長回線を使用することを指示することとしてもよい。なお、上記の回線切替や冗長回線使用の指示は、基地局1に対して行うこととしてもよい。
上記の制御装置100による指示により、UE10は、不感地帯に進入する前に基地局2と通信できるので、基地局1に対する不感地帯による通信品質の劣化を回避できる。よって、図5に示すように、通品品質の劣化無しに、基地局1から基地局2への接続先の切り替えを行うことができる。
(不感予備エリア進入検知方法)
制御装置100が、UE10の不感予備エリアへの進入を検知して回線切替を行う処理内容の例を、図6のフローチャートの手順に沿ってより具体的に説明する。図7も適宜参照する。
<S101>
S101において、制御装置100は、UE10の位置情報を定期的に収集する。なお、本実施の形態では、UE10がGPS装置を搭載しており、GPS装置により得られた位置情報がUE10から制御装置100に送信されることを想定しているが、位置情報の収集方法はこの方法に限られるわけではない。例えば、UE10の周辺(路側等)に備えられたセンサがUE10の位置情報を取得してそれを制御装置100に送信してもよい。
また、制御装置100が収集するUE10の位置情報は、例えば、x-y座標や緯度・経度であるが、これらに限られず、高さを含む3次元の位置情報であってもよい。
また、制御装置100は、UE10の位置情報と、UE10の位置における気圧センサ情報(UE10の位置における気圧)を収集してもよい。制御装置100は、気圧センサ情報により、UE10の高さ方向の位置を取得できる。建物内の場合など、3次元的にUE10の位置を考慮する場合に高さ方向の位置を使用できる。また、制御装置100は、UE10の速さや、UE10における基地局からの電波強度をUE10から収集してもよい。気圧センサ情報に関しては、UE10が備える気圧センサの情報であってもよいし、UE10の周辺に備えられた気圧センサの情報であってもよい。
<S102>
制御装置100は、不感地帯の位置情報を保持している。図7に示すように、例えば、ある不感地帯が半径Rの円である場合、制御装置100は、当該不感地帯に対する不感予備エリアを、不感地帯の中心を中心とする半径R+rの円から、不感地帯(半径Rの円)を除いたドーナツ状のエリアとして設定する。つまり、不感予備エリアは、不感地帯の中心を中心とする、半径R以上r以下のエリアである。「r」は予め定めておくこととしてもよいし、UE10の速さ等に応じて動的に決定してもよい。
S102において、制御装置100は、S101で取得したUE10の現在の位置と、UE10が接続している基地局における不感地帯に対する不感予備エリアとを比較し、UE10の位置が当該不感予備エリア内にあるか否か(つまり、UE10が不感予備エリアに進入したか否か)を判断する。UE10が不感予備エリアに進入したと判断した場合、S103に進む。なお、上記の比較においては、制御装置100は、S101で取得したUE10の現在の位置と、UE10が接続している基地局の周辺の各基地局における不感地帯に対する不感予備エリアとの比較も行う。
<S103>
S103において、制御装置100は、UE10(又はUE10の接続基地局)に対して回線の切替指示を送信する。前述したように、冗長回線接続を指示してもよい。回線の切替(あるいは冗長構成)の接続先の基地局は、周辺の基地局のうち、UE10がその不感予備エリアに位置していない基地局とする。
制御装置100は、UE10の位置が、周辺の全ての基地局(UE10が接続可能な周辺の全ての基地局)の不感予備エリア内にあると判断した場合、接続基地局と当該全ての周辺基地局のうち、UE10が位置する不感予備エリアに対応する不感地帯の中心からの距離が最も大きな基地局を選択し、その基地局をUE10の接続先とする。
接続可能な基地局全てにおいてUE10が不感予備エリアに位置する場合、不感地帯中心と基地局との間の距離が大きいほど、不感地帯の影響が小さくなるため、上記のような基地局選択を行っている。
接続先基地局を1つとする切替制御を行う場合において、例えば、図8に示すように、UE10が、基地局1に対する不感予備エリアAと基地局2に対する不感予備エリアBに位置する場合、制御装置100は、UE10を、中心との距離が大きな基地局2に接続させる。
(不感地帯算出方法)
次に、不感地帯算出方法について説明する。本実施の形態では、制御装置100が不感地帯算出処理を行うこととしているが、これは一例である。制御装置100以外の装置が不感地帯算出処理を行い、制御装置100は、当該装置から不感地帯の情報を受信することとしてもよい。
本実施の形態では、図9に示すように、サービス提供エリア内に複数のセンサ50を配置する。サービス提供エリアとは、基地局のサービス提供エリアである。図9は、例として、基地局60のサービス提供エリアが示されている。
各センサ50は、受信品質を計測し、計測結果を制御装置100にフィードバックする機能を有する。各UE(図9には、UE10A、10Bが示されている)も受信品質を計測し、計測結果を制御装置100にフィードバックする機能を有する。
センサ50と基地局60との間は、無線接続されてもよいし、有線接続されてもよい。センサ50と基地局60との間が無線接続される場合、各センサ50は、UE10と同様の基地局との通信機能を具備し、基地局60からの割り当てによりユーザデータ領域又は制御メッセージを用いてフィードバック信号を基地局60に送信することができる。
図10のフローチャートを参照して、不感地帯算出の手順例を説明する。図10の処理の前提として、制御装置100は、各センサ50の位置情報を既に保持しているとする。また、図10の処理は、基地局毎に実行される。つまり、基地局毎に不感地帯の情報が得られる。また、図10の処理は、定期的に実行される。すなわち、不感地帯の情報は定期的に更新される。
<S201>
S201において、各センサ50が受信品質(受信電波情報)を計測し、制御装置100へ送信する。各UE10は、自身の位置情報と受信品質を制御装置100へ送信する。
受信品質は、例えば、SS-RSRP、CSI-RSRP、NR-RSSI、CSI-RSSI、SS-RSRQ、CSI-RSRQ、SS-SINR、CSI-SINRのいずれか1つ、又は、いずれか複数の組み合わせである。受信品質の送信には、対象無線システムの上り通信を使用してもよいし、有線接続や無線LAN等の別のアクセス手段を使用してもよい。
<S202>
S202において、制御装置100は、受信した受信品質と、その受信品質の送信元のセンサ50に紐づく位置情報に基づいて、不感地帯が検出された位置を把握する。
例えば、制御装置100は、ある位置のセンサから受信した受信品質が予め定めた閾値以上であれば、その位置の受信電波状況は良好(Good)であると判断し、受信品質が予め定めた閾値以上でなければ、その位置の受信電波状況は不良(Bad)であると判断する。
制御装置100は、受信電波状況が不良(Bad)であると判断した位置を不感地帯の位置であると決定する。なお、位置は、x‐y座標や経度・緯度等の2次元の位置であることを想定しているが、屋内施設等を対象とする際には、高さ方向(z軸方向)を加えて、3次元位置を対象としてもよい。3次元の場合、不感地帯は、3次元形状(例えば球)になる。
<S203>
S203において、制御装置100は、不感地帯を検出した位置を中心に、半径Rの範囲を不感地帯として決定し、不感地帯の情報(例:円の半径と中心位置)をDBに格納する。Rは、予め定めておいた値である。なお、このようにして不感地帯を設定することは一例である。
図11に、DBに格納された不感地帯の情報の例を示す。図11の例では、検出された不感ポイント毎に、その位置と不感地帯の情報が格納されている。なお、図11において例えば(p-R~p+R,q-R~q+R)は、(p,q)を中心とする半径Rの円を意味する。
(制御装置の装置構成例、動作例)
次に、上述した処理を実行する制御装置100の装置構成例を説明する。図12は、制御装置100の機能構成例を示す図である。図12に示すように、制御装置100は、情報収集部110、不感予備エリア設定部120、接続先制御部130、DB部140、通信I/F部150を有する。
情報収集部110は、UE情報(位置、速さ、基地局から受信する電波の強度、気圧情報等)を収集する。また、制御装置100が不感地帯を算出する場合、情報収集部110は、センサ50及びUE10から受信品質を収集し、不感地帯を算出する。また、制御装置100が不感地帯を算出しない場合、情報収集部110は、算出済みの不感地帯の情報を他の装置から受信する。
不感予備エリア設定部120は、各不感地帯の周辺に不感予備エリアを設定する。設定方法は、前述したとおりである。接続先制御部130は、UE10の位置と不感予備エリアを比較することで、UE10が不感予備エリアに進入したか否かを判断し、進入したと判断した場合に、UE10に対する接続先制御を行う。
DB部140は、情報収集部110により収集した情報や算出した情報を格納するDB(例:図11)を有する。通信I/F部150は、データの送受信を行う。
図13のフローチャートを参照して、上記の構成を備える制御装置100の動作例を説明する。図13のフローでは、DB部140に既に不感地帯情報が格納されているとする。
S301において、不感予備エリア設定部120は、UE10が接続している基地局、及び、UE10が接続可能な周辺の各基地局に対する不感予備エリアを算出する。算出した不感予備エリアの情報はDB部140に格納される。
S302において、情報収集部110が、UE10からUE情報(位置、速度、基地局からの電波強度、気圧情報等)を収集する。収集した情報はDB部140に格納される。
S303において、接続先制御部130が、DB部140からUE10の位置情報と不感予備エリアの情報を読み出し、UE10が、接続基地局の不感予備エリア内にUE10が位置しているか否かを判断する。
S303の判定結果がYesである場合、S304に進み、接続先制御部130が、UE10(又は接続先の基地局)に対して、UE10の接続回線を切り替える(又は冗長構成にする)指示を送信する。S303の判定結果がNoの場合、S301に戻る。
(変形例)
これまでに説明した例では、制御装置100がUE10の不感予備エリア進入判断を行って、回線切替指示を行うこととしているが、これは一例である。UE10が、不感予備エリア進入判断を行って、回線切替を行うことととしてもよい。不感予備エリア進入判断を行って、回線切替を行うUEを「制御装置」と呼んでもよい。
UE10が、不感予備エリア進入判断を行って、回線切替を行う場合のUE10の構成例を、図14に示す。図14に示すように、UE10の構成は制御装置100の構成と同様の構成である。すなわち、図14に示すように、UE10は、情報収集部11、不感予備エリア設定部12、接続先制御部13、DB部14、通信I/F部15を有する。各部の機能は、制御装置100における該当機能部と同様であり下記のとおりである。
情報収集部11は、例えばGPS等の位置センサ、速度センサ、加速度センサ等を含み、UE10のUE情報(位置、速さ、基地局からの電波強度、気圧情報等)を収集する。また、UE10が不感地帯を算出する場合、情報収集部11は、センサ50及び他のUE10から受信品質を収集し、不感地帯を算出する。また、UE10が不感地帯を算出しない場合、情報収集部11は、算出済みの不感地帯の情報を他の装置から受信する。
不感予備エリア設定部12は、各不感地帯の周辺に不感予備エリアを設定する。設定方法は、前述したとおりである。接続先制御部13は、UE10の位置と不感予備エリアを比較することで、UE10が不感予備エリアに進入したか否かを判断し、進入したと判断した場合に、UE10の接続先制御を行う。例えば、UE10の接続先の基地局を接続先基地局から別の基地局に切り替える。また、接続先制御部13は、接続基地局や無線LAN-APに対して接続切替を指示してもよい。
DB部14は、情報収集部11により収集あるいは算出した情報を格納するDB(例:図11)を有する。通信I/F部15は、データの送受信を行う。変形例10におけるUE10の動作は、図13に示した制御装置100の動作と同様である。
(ハードウェア構成例)
本実施の形態(変形例を含む)における制御装置100及びUE10はそれぞれ、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。なお、制御装置100として使用される「コンピュータ」は、物理マシンであってもよいし、クラウド上の仮想マシンであってもよい。仮想マシンを使用する場合、ここで説明する「ハードウェア」は仮想的なハードウェアである。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
図15は、上記コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図15のコンピュータは、それぞれバスBSで相互に接続されているドライブ装置1000、補助記憶装置1002、メモリ装置1003、CPU1004、インタフェース装置1005、表示装置1006、入力装置1007、出力装置1008等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD-ROM又はメモリカード等の記録媒体1001によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体1001がドライブ装置1000にセットされると、プログラムが記録媒体1001からドライブ装置1000を介して補助記憶装置1002にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体1001より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置1002は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置1003は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置1002からプログラムを読み出して格納する。CPU1004は、メモリ装置1003に格納されたプログラムに従って、制御装置100又はUE10に係る機能を実現する。インタフェース装置1005は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられ、送信部及び受信部として機能する。表示装置1006はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置1007はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。出力装置1008は演算結果を出力する。
(実施の形態の効果)
以上説明した本実施の形態に係る技術により、UE10の不感地帯への進入前に別回線への切替や複数回線接続による冗長化を行うことができ、通信品質の劣化や瞬断を回避することが可能となる。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記の各項に記載した通信システム、接続先制御方法、制御装置、及びプログラムが記載されている。
(第1項)
無線により基地局と通信する端末と、制御装置とを有する通信システムであって、
前記端末は、前記端末の位置情報を送信する送信部を備え、
前記制御装置は、
不感地帯の周辺のエリアを不感予備エリアとして設定する不感予備エリア設定部と、
前記端末の位置情報を取得する情報収集部と、
前記端末の位置情報と前記不感予備エリアとを比較することにより、前記端末が前記不感予備エリアに存在するか否かを判断し、前記端末が前記不感予備エリアに存在すると判断した場合に、前記端末の接続先を切り替える制御を実行する接続先制御部と、を備える
通信システム。
(第2項)
前記接続先制御部は、前記端末が複数の不感予備エリアに存在する場合に、複数の不感予備エリアに対応する基地局のうち、不感地帯からの距離が最も大きな基地局を前記端末の接続先として選択する
第1項に記載の通信システム。
(第3項)
前記情報収集部は、複数のセンサから受信した受信品質に基づいて、前記不感地帯を算出する
第1項又は第2項に記載の通信システム。
(第4項)
無線により基地局と通信する端末と、制御装置とを有する通信システムにおける接続先制御方法であって、
前記端末が、前記端末の位置情報を送信し、
前記制御装置が、
不感地帯の周辺のエリアを不感予備エリアとして設定し、
前記端末の位置情報を取得し、
前記端末の位置情報と前記不感予備エリアとを比較することにより、前記端末が前記不感予備エリアに存在するか否かを判断し、前記端末が前記不感予備エリアに存在すると判断した場合に、前記端末の接続先を切り替える制御を実行する
接続先制御方法。
(第5項)
無線により基地局と通信する端末と、制御装置とを有する通信システムにおける前記制御装置であって、
不感地帯の周辺のエリアを不感予備エリアとして設定する不感予備エリア設定部と、
前記端末の位置情報を取得する情報収集部と、
前記端末の位置情報と前記不感予備エリアとを比較することにより、前記端末が前記不感予備エリアに存在するか否かを判断し、前記端末が前記不感予備エリアに存在すると判断した場合に、前記端末の接続先を切り替える制御を実行する接続先制御部と
を備える制御装置。
(第6項)
前記接続先制御部は、前記端末が複数の不感予備エリアに存在する場合に、複数の不感予備エリアに対応する基地局のうち、不感地帯からの距離が最も大きな基地局を前記端末の接続先として選択する
第5項に記載の制御装置。
(第7項)
前記情報収集部は、複数のセンサから受信した受信品質に基づいて、前記不感地帯を算出する
第5項又は第6項に記載の制御装置。
(第8項)
コンピュータを、第5項ないし第7項のうちいずれか1項に記載の制御装置における各部として機能させるためのプログラム。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 端末(UE)
11 情報収集部
12 不感予備エリア設定部
13 接続先制御部
14 DB部
15 通信I/F部
50 センサ
60、220、320、430 基地局
100 制御装置
110 情報収集部
120 不感予備エリア設定部
130 接続先制御部
140 DB部
150 通信I/F部
200、300 キャリア網
210 LTEコア網
310、420 5Gコア網
400 L5G事業者網
500 インターネット
410 集約SW
440 無線LAN-AP
1000 ドライブ装置
1001 記録媒体
1002 補助記憶装置
1003 メモリ装置
1004 CPU
1005 インタフェース装置
1006 表示装置
1007 入力装置
1008 出力装置

Claims (6)

  1. 無線により基地局と通信する端末と、制御装置とを有する通信システムであって、
    前記端末は、前記端末の位置情報を送信する送信部を備え、
    前記制御装置は、
    不感地帯の周辺のエリアを不感予備エリアとして設定する不感予備エリア設定部と、
    前記端末の位置情報を取得する情報収集部と、
    前記端末の位置情報と前記不感予備エリアとを比較することにより、前記端末が前記不感予備エリアに存在するか否かを判断し、前記端末が前記不感予備エリアに存在すると判断した場合に、前記端末の接続先を切り替える制御を実行する接続先制御部と、を備え、
    前記接続先制御部は、前記端末が複数の不感予備エリアに存在する場合に、複数の不感予備エリアに対応する基地局のうち、不感地帯からの距離が最も大きな基地局を前記端末の接続先として選択する
    通信システム。
  2. 前記情報収集部は、複数のセンサから受信した受信品質に基づいて、前記不感地帯を算出する
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 無線により基地局と通信する端末と、制御装置とを有する通信システムにおける接続先制御方法であって、
    前記端末が、前記端末の位置情報を送信し、
    前記制御装置が、
    不感地帯の周辺のエリアを不感予備エリアとして設定し、
    前記端末の位置情報を取得し、
    前記端末の位置情報と前記不感予備エリアとを比較することにより、前記端末が前記不感予備エリアに存在するか否かを判断し、前記端末が前記不感予備エリアに存在すると判断した場合に、前記端末の接続先を切り替える制御を実行する接続先制御方法であり、
    前記制御装置は、前記端末が複数の不感予備エリアに存在する場合に、複数の不感予備エリアに対応する基地局のうち、不感地帯からの距離が最も大きな基地局を前記端末の接続先として選択する
    接続先制御方法。
  4. 無線により基地局と通信する端末と、制御装置とを有する通信システムにおける前記制御装置であって、
    不感地帯の周辺のエリアを不感予備エリアとして設定する不感予備エリア設定部と、
    前記端末の位置情報を取得する情報収集部と、
    前記端末の位置情報と前記不感予備エリアとを比較することにより、前記端末が前記不感予備エリアに存在するか否かを判断し、前記端末が前記不感予備エリアに存在すると判断した場合に、前記端末の接続先を切り替える制御を実行する接続先制御部と、を備え、
    前記接続先制御部は、前記端末が複数の不感予備エリアに存在する場合に、複数の不感予備エリアに対応する基地局のうち、不感地帯からの距離が最も大きな基地局を前記端末の接続先として選択する
    制御装置。
  5. 前記情報収集部は、複数のセンサから受信した受信品質に基づいて、前記不感地帯を算出する
    請求項に記載の制御装置。
  6. コンピュータを、請求項4又は5に記載の制御装置における各部として機能させるためのプログラム。
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