JP7427777B2 - 移動する鋼ストリップの連続洗浄方法および装置 - Google Patents

移動する鋼ストリップの連続洗浄方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7427777B2
JP7427777B2 JP2022525002A JP2022525002A JP7427777B2 JP 7427777 B2 JP7427777 B2 JP 7427777B2 JP 2022525002 A JP2022525002 A JP 2022525002A JP 2022525002 A JP2022525002 A JP 2022525002A JP 7427777 B2 JP7427777 B2 JP 7427777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transducer
aqueous solution
strip
tank
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022525002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023500094A (ja
Inventor
リシェ,ピエール
スポネム,フロラン
Original Assignee
アルセロールミタル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルセロールミタル filed Critical アルセロールミタル
Publication of JP2023500094A publication Critical patent/JP2023500094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7427777B2 publication Critical patent/JP7427777B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/021Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by dipping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B3/00Cleaning by methods involving the use or presence of liquid or steam
    • B08B3/04Cleaning involving contact with liquid
    • B08B3/10Cleaning involving contact with liquid with additional treatment of the liquid or of the object being cleaned, e.g. by heat, by electricity or by vibration
    • B08B3/12Cleaning involving contact with liquid with additional treatment of the liquid or of the object being cleaned, e.g. by heat, by electricity or by vibration by sonic or ultrasonic vibrations
    • B08B3/123Cleaning travelling work, e.g. webs, articles on a conveyor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/04Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G1/00Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts
    • C23G1/14Cleaning or pickling metallic material with solutions or molten salts with alkaline solutions
    • C23G1/19Iron or steel
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/025Details of the apparatus, e.g. linings or sealing means
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23GCLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
    • C23G3/00Apparatus for cleaning or pickling metallic material
    • C23G3/02Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
    • C23G3/025Details of the apparatus, e.g. linings or sealing means
    • C23G3/026Details of the apparatus, e.g. linings or sealing means for guiding the objects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/02Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for conveying workpieces through baths of liquid

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

本発明は、ストリップを連続的に洗浄するための少なくとも1つのトランスデューサを含む洗浄タンクに関する。このような発明は、洗浄プロセスの洗浄効率を改善する。
冶金分野では、高い表面品質を有するストリップを製造することが非常に重要である。圧延工程中に、鉄、金属粒子、汚れおよびグリースが金属ストリップに付着する。かかる付着は、コーティングの下に閉じ込められ、したがって表面が滑らかではなくなるため、コーティング後のストリップ表面品質の劣化を引き起こす。かかる欠点を回避するために、ストリップは、コーティング工程の前に洗浄される。一般に、これは圧延操作の後および焼鈍またはコーティングの前に起こる。そうするために、ほとんどの洗浄ラインは、それらの洗浄動作の中で電解プロセスを使用する。しかしながら、そのような技術は、H蓄積による高い安全リスクを呈し、火災などの安全上の危険をもたらす。その結果、電解プロセスに取って代わるために、超音波を使用する洗浄ラインが開発されてきた。
超音波洗浄は、水溶液圧力の局所的な変動を引き起こす水溶液を通る超音波(またはより一般的には音響波)の伝播によって機能する。負圧が十分に低い(水溶液蒸気圧よりも低い)場合、水溶液凝集力が崩壊し、気泡(キャビテーション気泡とも呼ばれる)が形成される。次いで、これらの気泡は圧力変動(音波の伝播による)を受け、これにより、気泡は崩壊するまで連続的に膨張および収縮する。超音波は、熱的効果だけでなく、キャビテーションによる機械的効果も誘発する。実際、キャビテーション気泡が破裂すると、次の2つの現象が発生する。
気泡内に存在するガスの激しい圧縮による衝撃波、
マイクロジェット:固体表面の近くで、気泡の破裂が非対称になり、生じた衝撃波が固体表面に向かう水溶液マイクロジェットを生成する。固体表面へのマイクロジェットの影響はエネルギーが豊富であり、この機械的効果は、冷間圧延後のストリップ表面の洗浄のための亜鉛めっきに使用することができる。
韓国公開特許第2005-0063155号公報は、鋼板を洗浄する装置を開示している。前記鋼板は、アルカリ溶液で満たされたタンクを通過し、超音波放出ボックスまたはクレートが通過シートの両側に配置される。これらの超音波放出ボックスは、クレート側面に貼り付けられた圧電トランスデューサなどの超音波放出手段を備える。圧電トランスデューサが振動すると、振動はクレート側に伝達され、次いで溶液に伝達される。その結果、超音波が洗浄槽内およびストリップ上を伝播する。それによって、洗浄効率が向上する。
しかしながら、上記の方法およびその装置を使用することによっては、洗浄効率が最適ではない。
韓国公開特許第2005-0063155号公報
本発明の目的は、上述の問題を解決する解決策を提供することである。
この目的は、請求項1に記載の装置を提供することによって達成される。本方法はまた、請求項2~7のいずれかの特徴を備えることができる。この目的は、請求項8~10に記載の方法を提供することによっても達成される。
本発明の他の特徴および利点は、本発明の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明を説明するために、特に以下の図を参照して、非限定的な例の様々な実施形態および試行を説明する。
トランスデューサを備えたタンクの一実施形態の側面図である。 トランスデューサを備えたタンクの一実施形態の正面図である。 トランスデューサを備えたタンクの第2の実施形態の側面図である。 トランスデューサを備えたタンクの第2の実施形態の上面図である。 トランスデューサの一実施形態を示す図である。 トランスデューサの別の実施形態を示す図である。 トランスデューサを支持する手段の一実施形態を示す図である。 トランスデューサを支持する手段の別の実施形態を示す図である。 トランスデューサおよび関連する波の好ましい配置を示す図である。 洗浄効率に対する超音波放出手段のタイプの効果を示す図である。
本発明は、移動する鋼ストリップSを連続的に洗浄するための装置1に関し、装置1は、
水溶液3を収容するタンク2と、
前記ストリップを前記タンク2内に導くための少なくとも1つのロール4と、
水溶液3中に浸漬された、少なくとも1つのトランスデューサ5と、
を備える。
図1Aは連続洗浄設備の側面図であり、図1Bは連続洗浄設備の正面図である。図1Aおよび図1Bに示すように、移動ストリップSの連続洗浄設備1は、タンク2と、前記タンク内の水溶液3と、を備える。これはまた、前記水溶液3に浸漬された少なくとも1つのロール4と、少なくとも1つのトランスデューサ5と、を備える。水溶液は、洗浄効率を向上させるために、アルカリ生成物あるいは酸性溶液または中性溶液を含むことができる。溶液の選択は、基質および汚染物質に依存する。
タンクはまた、タンク内に水溶液を供給するための手段6、およびタンクを空にするための手段7を備えることができる。
図1Aに示すように、供給手段6は、好ましくはタンクの上側部分またはタンクの頂部に位置し、タンクのより良好な充填を可能にし、そのため、洗浄時間および水溶液を通るストリップが通過する距離が増加する。排出手段7は、タンクを可能な限り空にするために、タンクの下側部分に、好ましくはその底部に配置され、そのような手段は、ダンプ、リサイクルまたは再生プロセスに接続された管および弁とすることができる。
少なくとも1つのロール4は、好ましくはタンクの底部であるが排出手段7の上方にあり、そのような構成は、水溶液3を通ってストリップSが移動する距離および洗浄時間を増加させ、したがって洗浄を改善する。
水溶液3は、好ましくは溶液が充填された別のタンク(図示せず)に接続された管および弁などの供給手段6によってタンクに導入される。
図1Aに示すように、洗浄設備1は、好ましくは、前記タンク2の上方に配置された少なくとも2つの外部ロール8を備え、その少なくとも1つはタンクの両側にあり、例えば、一方は超音波洗浄設備の上流側9にあり、他方は下流側10にある。ロール8および4は、好ましくは同じ向きを有し、例えば、それらの回転軸は平行である。ロールの位置決めは、好ましくは、ストリップSがねじれることなく水溶液3を通過することを可能にすべきである。
さらに、水溶液レベルを推定する手段11を備えることもできる。水溶液レベルを推定する手段11は、差圧キャプタ、振動レベルスイッチ、または静水圧法で使用される任意の手段とすることができる。
少なくとも1つのトランスデューサ5は、前記タンク2の内部、好ましくは供給手段6の下、好ましくはロール4の上に配置される。
図2Aおよび図2Bは、連続洗浄設備の第2の好ましい実施形態の側面図および上面図を示し、連続洗浄設備は、ストリップSが主に垂直に通過する図1Aおよび図1Bと比較して、ストリップSが主に水溶液を通って水平に移動する。
図3Aおよび図3Bに示すように、トランスデューサ5は、プッシュプルピエゾトランスデューサなどの駆動ヘッド13を一方または両方の端部に有する共振器ロッド12で作られる。前記駆動ヘッド13は、一般に、いくつかの圧電トランスデューサ130を備える。共振器ロッド12は、少なくとも1つの駆動ヘッド13によって振動する。かかるシステムは、全方向超音波を放出する。トランスデューサが駆動ヘッドのみを備える場合、他の端部14は、図3Bに示すように円形または尖っていることが好ましい。
図4Aおよび図4Bに示すように、トランスデューサ5は、好ましくは、タンク壁2またはタンク壁に固定された支持片15、150および151によって支持される。好ましくは、前記駆動ヘッド13に接続された電線16は、タンク壁2を通過し、水溶液に浸漬されず、水溶液に接触しない。
トランスデューサは、20kHz~60kHzの周波数で動作することができる。好ましくは、トランスデューサは、少なくとも25kHzの周波数で動作する。好ましくは、トランスデューサは、最大40kHzの周波数で動作する。各トランスデューサは、好ましくは500~3000kWの出力で動作することができる。さらにより好ましくは、各トランスデューサは少なくとも2000kWの出力を有する。
洗浄プロセス中、槽の水位は、トランスデューサがもはや浸漬されない点まで変化する可能性があり、その場合、過熱による損傷を回避するために非浸漬共振器をオフにすることが好ましい。メンテナンス作業中、タンクを空にすることができ、その場合、過熱による損傷を避けるために共振器をオフにすることが好ましい。全体として、共振器が水溶液表面から少なくとも3cm下に浸漬されない場合、過熱による損傷のリスクを下げるために、共振器をオフにすることが好ましい。
少なくとも1つのトランスデューサを備える本発明による洗浄タンクは、同じ作動周波数を有する超音波放出手段を有する浸漬ボックスを備える、当該技術分野で知られている洗浄タンクと比較して洗浄効率を改善することを可能にする。
浸漬ボックスを備えたものと比較して、プッシュプルトランスデューサなどのトランスデューサを備えた洗浄タンクの改善された効率を実証するために、いくつかの試験が行われている。これらの試験では、洗浄工程の前後にストリップ試料の清浄度を測定した。これらの実験では、ストリップは、65℃で、10gL-1のNaOHを有する洗浄槽と、2kWの出力を有する一組の2つのプッシュプル圧電トランスデューサまたは2kWの出力を有する水中ボックスと、を含むボックスに24秒間浸漬される。実験条件における24秒の浸漬時間は、約6秒の直接露出時間に対応すると仮定するが、これは、ストリップ部分が超音波放射手段に面するのは、水溶液を通るその変位のために実験時間の4分の1の間だけであるためである。
洗浄効率は、以下の表に示すように、「洗浄工程前の推定清浄度」を「洗浄工程後の推定清浄度」で除算したものである。清浄度を推定するために、3M 595 Scoth(TM)接着剤をストリップ表面に押し付けて、鉄粉および油を接着剤に付着させる。次に、スコッチの反射率が反射率計によって測定される。この反射率は、1平方メートル当たりの鉄粉の密度に関連している。接着剤に付着した鉄粉が多いほど、その反射率は低くなる。その結果、接着剤反射率が高いほど、ストリップはより清浄になる。以下の表は、実験の主要なパラメータを含む。図6では、洗浄効率は、様々なストリップ速度について、プッシュプルチューブおよび水面下ボックスの両方のタイプの超音波放出手段についてプロットされている。
Figure 0007427777000001
好ましくは、機能するすべての共振器は、溶液表面の下に少なくとも3cm完全に浸漬される。これにより、共振器の過熱のリスクを低減することができる。
好ましくは、図5に見られるように、前記トランスデューサ5は、ストリップ幅17に平行なその長さを有する。言い換えれば、共振器ロッド12は、ストリップ幅17に平行なその長さを有する。さらにより好ましくは、トランスデューサは、ストリップ幅全体を覆うようにストリップ幅17に平行に配置される。そのような構成は、洗浄効率およびストリップ幅に沿った洗浄均一性を改善すべきである。
タンクが、ストリップ幅よりも小さい共振器ロッド長を有する少なくとも2つのトランスデューサを備える場合、共振器ロッドは、ストリップ幅全体を覆うためにシフトされる。
好ましくは、図1Aおよび図2Aに示すように、タンクは少なくとも2つのトランスデューサ5を備える。さらにより好ましくは、タンクは、5個、10個または15個のトランスデューサを備える。
ストリップの同じ側に2つのトランスデューサがある場合、それらは好ましくは、プッシュプルトランスデューサによって生成される波長の(0.5)倍に対応する距離だけ互いにシフトされる。超音波放射手段の数がmに等しい場合、それらの各々は、その近傍に向かって波長の(1/m)倍の同様の距離だけさらにシフトすることができる。例えば、25kHzの周波数で動作する6つのトランスデューサが水に匹敵する環境で使用される場合には、多くの要因(例えば、温度および圧力)に依存する波速度は約1500ms-1である。波長は、波の速度を波の周波数で割ったものに等しいので、この場合、1500/25000=0.06であり、波長は約6cmである。超音波放出手段が6cmの波長を有する超音波を生成する場合、それらは互いに(1/6)×6=1cmの横方向にシフトされるべきである。
図5に見られるように、そのような配置は、ストリップ移動方向に整列した2つのノード18を有することを防止する。そのようなシフトは、ストリップのすべての点が少なくとも1つの超音波に曝されることを確実にするので、洗浄均一性を改善することを可能にする。
好ましくは、トランスデューサ5およびストリップSは、40mm~250mmに含まれる距離だけ離間される。このような間隔は、超音波放射手段を効率的に使用することを可能にする。間隔が40mm未満である場合には、超音波放射手段が、例えばストリップの曲げまたはストリップの平坦度の不規則性のために最終的にストリップSによって破壊されるので、このような間隔距離は設備1を改善する。しかし、間隔が200mmより大きい場合、超音波放射平均洗浄力の効率は大幅に低下するように思われる。
好ましくは、前記ストリップSの各表面は、少なくとも1つのトランスデューサに面している。ストリップの片側に配置された超音波放射手段が両方の表面を洗浄するが、各表面に面する超音波放射手段を有することにより、洗浄品質が向上する。言い換えれば、図1Aおよび図1Bに示すものと同様の設備では、少なくとも1つのトランスデューサ5がタンク壁とストリップSとの間に配置され、少なくとも1つのトランスデューサは、下方に向かうストリップの一部と上方に向かうストリップの一部との間に配置される。同様に、図2Aおよび図2Bに示すものと同様の設備では、少なくとも1つのトランスデューサがストリップの上方に配置され、少なくとも1つの他のトランスデューサがストリップの下方に配置される。
好ましくは、前記装置は、前記水溶液の単位体積当たりリットル当たり5ワット~リットル当たり25ワットの出力密度を有する。さらにより優先的には、リットル当たりの出力は、リットル当たり10~20ワットである。この範囲の電力密度を使用することは、洗浄効率とエネルギー節約との間の最良の妥協点であると思われ、ストリップの良好かつ十分な洗浄を可能にし、エネルギーの浪費を回避する。
本発明はまた、水溶液3を収容するタンク2と、前記ストリップを前記タンク2内に導くための少なくとも1つのロール4と、水溶液中に注入された少なくとも1つのトランスデューサ5と、を備える洗浄設備において、移動するストリップを洗浄するための方法に関し、本方法は、
前記移動するストリップを前記水溶液3に浸漬するステップと、
水溶液中に浸漬された前記少なくとも1つのトランスデューサにより、前記水溶液中に超音波を放射するステップと、
を備える。
好ましくは、前記水溶液は、リットル当たり10グラム~リットル当たり40グラムのアルカリ生成物を含有する。明らかに、この範囲のアルカリ生成物濃度は、洗浄を改善し、アルカリ生成物を効率的に使用する。
好ましくは、前記水溶液は、30℃~80℃の温度に保たれる。明らかに、洗浄液温度が高いほど、プロセスの洗浄効率は良好であるが、トランスデューサの寿命はより短くなる。この範囲は、洗浄効率と超音波放射平均寿命との間の最良の妥協点であると思われる。
以上、本発明を、現時点で実用的であると共に好ましいと考えられる実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、明細書に開示した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨または趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を加えた熱延鋼板の製造方法および熱延鋼板の製造装置も本発明の技術的範囲に包含されることを理解されたい。

Claims (10)

  1. 移動する鋼ストリップ(S)を連続的に洗浄するための装置(1)であって、
    水溶液(3)を収容するタンク(2)と、
    前記ストリップを前記タンク(2)内に導くための少なくとも1つのロール(4)と、
    複数の圧電トランスデューサを備える駆動ヘッド(13)を一方または両方の端部に有する共振器ロッド(12)を備える少なくとも1つのトランスデューサであって、前記共振器ロッドは、駆動ヘッドのおかげで振動することができ、水溶液中に浸漬された少なくとも1つのトランスデューサ(5)と、
    を備える装置(1)。
  2. 前記少なくとも1つのトランスデューサは、20kHz~60kHzの周波数で動作することができる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記少なくとも1つのトランスデューサは、500~3000kWの出力で動作することができる、請求項1に記載の装置。
  4. 前記トランスデューサ(15)は、ストリップ幅に平行な長さを有する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記トランスデューサ(15)およびストリップ(S)は、40mm~250mmに含まれる距離だけ離間している、請求項3または4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記ストリップSの各表面は、少なくとも1つのトランスデューサに面している、請求項1~のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記装置は、前記水溶液の単位体積当たりで、リットル当たり5ワット~リットル当たり25ワットの出力能力を有する、請求項1~のいずれか一項に記載の装置。
  8. 水溶液(3)を収容するタンク(2)と、ストリップを前記タンク(2)内に導くための少なくとも1つのロール(4)と、複数の圧電トランスデューサを備える駆動ヘッド(13)を一方または両方の端部に有する共振器ロッド(12)を備える少なくとも1つのトランスデューサであって、前記共振器ロッドは、駆動ヘッドのおかげで振動することができ、水溶液中に浸漬された少なくとも1つのトランスデューサと、を備える洗浄設備において、移動する前記ストリップを洗浄するための方法であって、
    前記移動するストリップを前記水溶液(3)に浸漬するステップと、
    水溶液中に浸漬された前記少なくとも1つのトランスデューサによって、前記水溶液中に超音波を放射するステップと、
    を備える方法。
  9. 前記水溶液は、リットル当たり10グラム~リットル当たり40グラムのアルカリ生成物を含有する、請求項に記載の方法。
  10. 前記水溶液は、30℃~80℃の温度に保たれる、請求項またはに記載の方法。
JP2022525002A 2019-11-05 2019-11-05 移動する鋼ストリップの連続洗浄方法および装置 Active JP7427777B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IB2019/059489 WO2021090045A1 (en) 2019-11-05 2019-11-05 Method and equipment for the continuous cleaning of a moving steel strip

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023500094A JP2023500094A (ja) 2023-01-04
JP7427777B2 true JP7427777B2 (ja) 2024-02-05

Family

ID=68582059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022525002A Active JP7427777B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 移動する鋼ストリップの連続洗浄方法および装置

Country Status (14)

Country Link
US (1) US20220389594A1 (ja)
EP (1) EP4054772B1 (ja)
JP (1) JP7427777B2 (ja)
KR (1) KR20220074945A (ja)
CN (1) CN114514077B (ja)
BR (1) BR112022005772B1 (ja)
CA (1) CA3156468C (ja)
ES (1) ES2981230T3 (ja)
FI (1) FI4054772T3 (ja)
MX (1) MX2022005398A (ja)
PL (1) PL4054772T3 (ja)
UA (1) UA128662C2 (ja)
WO (1) WO2021090045A1 (ja)
ZA (1) ZA202203347B (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000256886A (ja) 1999-03-11 2000-09-19 Nippon Steel Corp 熱延鋼板の脱スケール方法
JP2008511754A (ja) 2005-02-26 2008-04-17 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト ストリップを洗浄するための方法と装置
WO2008136537A1 (ja) 2007-05-01 2008-11-13 Nippon Steel Corporation 鋼板の洗浄方法及び鋼板の連続洗浄装置
JP2013517441A (ja) 2009-12-22 2013-05-16 フィリップス,ウィリアム,ラッシュ 工業部品を洗浄するための装置
JP2014525998A (ja) 2011-08-01 2014-10-02 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド 吸着性基布の調製方法および基布の統合処理システム

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3007478A (en) * 1958-04-15 1961-11-07 Acoustica Associates Inc Ultrasonic cleaner
US3066084A (en) * 1959-08-10 1962-11-27 Jones & Laughlin Steel Corp Ultrasonic pickling
US4167424A (en) * 1976-05-12 1979-09-11 National Steel Corporation Treatment of metal strip with ultrasonic energy and apparatus therefor
ATE75974T1 (de) * 1990-03-09 1992-05-15 Walter Martin Ultraschalltech Ultraschall-resonator.
US6039059A (en) * 1996-09-30 2000-03-21 Verteq, Inc. Wafer cleaning system
JP3787024B2 (ja) * 1997-12-26 2006-06-21 株式会社カイジョー 超音波洗浄装置
BR0009655A (pt) * 1999-04-08 2002-03-26 Electric Power Res Inst Aparelho e processo para limpar um conjunto de combustìvel nuclear irradiado
KR100709375B1 (ko) * 1999-07-14 2007-04-20 로버트 디. 2세 버린 초음파 세정방법
SG166038A1 (en) * 2003-06-24 2010-11-29 Lam Res Ag Device and method for wet treating disc-like substrates
KR20050063155A (ko) 2003-12-22 2005-06-28 엘지전자 주식회사 Dmb 수신기에서의 전송 모드 검출 장치 및 방법
KR20050063145A (ko) * 2003-12-22 2005-06-28 재단법인 포항산업과학연구원 탈지성이 우수한 강판 탈지방법
US9049520B2 (en) * 2006-01-20 2015-06-02 Akrion Systems Llc Composite transducer apparatus and system for processing a substrate and method of constructing the same
US7896969B2 (en) * 2007-05-12 2011-03-01 Telechem Corporation Methods and systems for enhancing the effectiveness of cleaning compositions
US7975710B2 (en) * 2009-07-06 2011-07-12 Asm Assembly Automation Ltd Acoustic cleaning system for electronic components
US20110132575A1 (en) * 2009-12-07 2011-06-09 Goodson J Michael Cleaning Industrial Heat Exchangers Through Utilization of Thicknenss Mode Ultrasonics
US9159311B2 (en) * 2010-04-01 2015-10-13 J. Michael Goodson Unrestricted mounting of ultrasonic transducers
PL3143179T3 (pl) * 2014-05-16 2019-08-30 Arcelormittal Sposób wytwarzania taśmy stalowej do pakowania i związany z nim sprzęt
CN203900021U (zh) * 2014-06-12 2014-10-29 郑州通达重型机械制造有限公司 超声波清洗装置
CN203955622U (zh) * 2014-06-19 2014-11-26 乐清市安本铁芯厂 超声波清洗机
FR3029816B1 (fr) * 2014-12-15 2016-12-30 Cedrat Tech Transducteur tubulaire ultrasonore modulaire et immersible
US20200173085A1 (en) * 2017-07-07 2020-06-04 Consultex, Inc. Ultrasonic textile processing wash boxes, processing lines and related methods

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000256886A (ja) 1999-03-11 2000-09-19 Nippon Steel Corp 熱延鋼板の脱スケール方法
JP2008511754A (ja) 2005-02-26 2008-04-17 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト ストリップを洗浄するための方法と装置
WO2008136537A1 (ja) 2007-05-01 2008-11-13 Nippon Steel Corporation 鋼板の洗浄方法及び鋼板の連続洗浄装置
JP2013517441A (ja) 2009-12-22 2013-05-16 フィリップス,ウィリアム,ラッシュ 工業部品を洗浄するための装置
JP2014525998A (ja) 2011-08-01 2014-10-02 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド 吸着性基布の調製方法および基布の統合処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
ES2981230T3 (es) 2024-10-07
UA128662C2 (uk) 2024-09-18
US20220389594A1 (en) 2022-12-08
EP4054772A1 (en) 2022-09-14
BR112022005772B1 (pt) 2023-11-28
JP2023500094A (ja) 2023-01-04
FI4054772T3 (fi) 2024-04-17
WO2021090045A1 (en) 2021-05-14
CN114514077B (zh) 2024-01-30
BR112022005772A2 (pt) 2022-06-21
KR20220074945A (ko) 2022-06-03
PL4054772T3 (pl) 2024-06-10
EP4054772B1 (en) 2024-03-20
ZA202203347B (en) 2022-10-26
MX2022005398A (es) 2022-05-24
CN114514077A (zh) 2022-05-17
CA3156468C (en) 2023-09-19
CA3156468A1 (en) 2021-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7551829B2 (ja) 超音波脱脂コート
JP7427777B2 (ja) 移動する鋼ストリップの連続洗浄方法および装置
US20220219199A1 (en) A system and a method for cleaning a device
CA3110442C (en) Us degreasing management
RU2809300C1 (ru) Способ и оборудование для непрерывной очистки перемещающегося стального полосового проката
JP7295490B2 (ja) 超音波処理方法及び超音波処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7427777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150