JP7427690B2 - 処理プラント及び処理プラントの設計方法 - Google Patents
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Description
これらの処理プラントは、屋外に設定された所定の敷地内に、例えば塔槽や熱交換器などの静機器、ポンプやコンプレッサーなどの動機器、これら静機器や動機器の間に設けられる配管などの多数の機器を配置した構成となっている。
また、ある機器にて火災が発生した場合に、処理プラント全体へ火災が広がることを防止する観点から、処理プラントを構成する機器が配置された領域(機器配置領域)を複数の区画に分け、隣り合う区画間に、数メートルから数十メートル程度の安全離隔を設ける場合がある。
しかしながら、これらの特許文献には、限られた敷地内に可燃性の流体を取り扱う多数の機器を配置しつつ、火災発生時の消火水の使用量の増大を抑制する技術の記載は見当たらない。
前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器が配置され、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けされ、互いに隣り合う前記消火水供給区画間には、前記可燃性の流体に応じて設定される安全離隔距離が確保されず、かつ、1つの前記消火水供給区画を挟んで対向する2つの前記消火水供給区画間には、前記安全離隔距離が確保された機器配置領域を含むことと、
前記消火水供給区画の各々について個別に消火水供給設備が設けられ、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定してそれぞれの区画に設けられた前記消火水供給設備から同時に消火水を供給することが可能に構成されていることと、を特徴とする。
(a)前記消火水供給設備は、互いに隣り合う前記消火水供給区画に挟まれた領域以外の位置から前記消火水を供給するように構成されていること。
(b)前記安全離隔距離は、3メートル以上、50メートル以下の範囲内の距離に設定されていること。また、前記機器配置領域に、前記複数の機器間で授受される流体が流れる複数の配管を保持した架構であるパイプラックが配置されている場合に、前記パイプラックを挟んで対向するように配置された2つの消火水供給区画の間には、前記安全離隔距離が確保されているとみなすこと。
(c)前記消火水供給区画の各々について、前記発災区画とその隣接区画とに供給される消火水供給量を算出した結果の最大値に基づいて、前記複数の消火水供給設備への消火水の供給能力が定められていること。前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記処理プラントの排水能力が定められていること。前記消火水供給量の最大値よりも、前記処理プラントの敷地への降水に起因する想定排水量の方が多い場合には、前記処理プラントの排水能力は前記想定排水量に基づき定められていること。
(d)前記消火水供給設備は、消火栓、放水銃、散水設備及び泡消火設備からなる消火水供給設備群から選択したものであること。
(e)前記4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域に、消火水の供給を行う散水設備に設けられた複数の消火水供給ヘッド、泡状の消火液の供給を行う泡消火設備に設けられた複数の泡ヘッド、地面に流出した液体の外部流出を抑えるためのカーブ(curb)、地面を流れる液体を排出するための排水ます(catch basin)及び地面に流れる液体を地面の傾斜により排水溝に導く表面排水設備からなる付帯設備群から選択された付帯設備を設ける場合には、1つの前記消火水供給区画を設置単位として、複数の消火水供給区画にまたがらないように設けられていること。
また、他の処理プラントは、可燃性の流体を取り扱う処理プラントにおいて、
前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器が配置され、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域を含むことと、
前記消火水供給区画の各々について、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定して同時に消火水を供給することが可能な複数の消火水供給設備が設けられていることと、
前記消火水供給区画の各々について、前記発災区画とその隣接区画とに限定して供給される消火水供給量を算出した結果の最大値に基づいて、前記複数の消火水供給設備への消火水の供給能力が定められ、前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記処理プラントの排水能力が定められ、前記消火水供給量の最大値よりも、前記処理プラントの敷地への降水に起因する想定排水量の方が多い場合には、前記処理プラントの排水能力は前記想定排水量に基づき定められていることと、を特徴とする。
さらに他の処理プラントは、可燃性の流体を取り扱う処理プラントにおいて、
前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器が配置され、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域を含むことと、
前記消火水供給区画の各々について、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定して同時に消火水を供給することが可能な複数の消火水供給設備が設けられていることと、
前記4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域に、消火水の供給を行う散水設備に設けられた複数の消火水供給ヘッド、泡状の消火液の供給を行う泡消火設備に設けられた複数の泡ヘッド、地面に流出した液体の外部流出を抑えるためのカーブ(curb)、地面を流れる液体を排出するための排水ます(catch basin)及び地面に流れる液体を地面の傾斜により排水溝に導く表面排水設備からなる付帯設備群から選択された付帯設備を設ける場合には、1つの前記消火水供給区画を設置単位として、複数の消火水供給区画にまたがらないように設けられていることと、を特徴とする。
さらにまた処理プラント1の敷地内に配置された多数の機器は、各機器にて取り扱う流体を授受するための配管を介して互いに接続されている。図示の便宜上、処理プラント1の平面図においては、これら配管についての記載も省略してある。
同図に示すように、本例の処理プラント1において、パイプラック11の一方側の長辺(図に向かって上側の長辺)に沿って設けられた機器配置領域は、「A~G」の符号を付した7つの消火水供給区画10aに区画されている。またパイプラック11の他方側の長辺(図に向かって下側の長辺)に沿って設けられた機器配置領域は、「H~L」の符号を付した5つの消火水供給区画10aに区画されている。消火水供給区画10aの区画の設定にあたって、可燃性の流体を取り扱う機器は、各々、いずれかの消火水供給区画10a内に配置され、1つの機器が複数の消火水供給区画10aにまたがって配置される区分けは行わない。
図3は、図2を用いて説明した消火水供給区画10aの区分けされた本例の処理プラント1について、消火水供給設備及び後述の付帯設備の配置位置を示した平面図である。なお、図3以降に示す処理プラント1(または後述の処理プラント1a、1b)の平面図においては、機器の記載は省略してある。
本例の処理プラント1には、消火栓22、放水銃21、散水設備23及び泡消火設備からなる消火水供給設備群から少なくとも1種類選択された消火水供給設備が配置される。
放水銃21は放水ノズルを備え、放水対象の機器やエリアへ向けて消火水を供給する設備である。本例において、放水銃21は、予め選択された消火水供給区画10a内の特定の機器やエリアへ向けて、消火水供給区画10aの外側から消火水を供給可能な位置に配置されている。
以上、既述の消火水供給設備群に含まれる消火水供給設備の構成及び配置の例について説明したが、処理プラント1には他の種類の消火水供給設備を設けてもよい。
例えば図3には、符号Bを付した1つの消火水供給区画10a内に配置されたコンプレッサー15(図3中には不図示)に対して、付帯設備である2つの放水供給ヘッド231が配置された状態を模式的に示している。これら放水供給ヘッド231は、例えばコンプレッサー15を上方側から覆うように設けられた不図示の屋根の天井面側に配置される。
また、泡消火設備に対して複数の泡ヘッドが設けられている場合にも同様の方針が適用される。即ち、1つの泡消火設備が複数の泡ヘッドを備える場合には、これらの泡ヘッドは、1つの消火水供給区画10aを設置単位として、複数の消火水供給区画10aにまたがらないように設けられる。
カーブ31は、消火水供給区画10a内の予め設定した領域を囲むように地面側に設けられる突条構造物である。カーブ31は、コンクリートや縁石などにより構成され、消火水供給区画10aの地面に流れ出た液体(可燃性の液体や消火水など)が、当該カーブ31に囲まれた領域から外部へ流出することを抑止するために設けられる。
表面排水設備33は、消火水供給区画10aに形成され、上面に向けて開口する排水溝に液体を導くため、または排水路に繋がる既述の排水ます32に向けて液体を導くために、消火水供給区画10aの地面に形成された傾斜構造である。例えば消火水供給区画10aの地面がコンクリートで覆われている場合、表面排水設備33はこのコンクリートの上面に傾斜を形成することにより設けられる。
なお、図示の便宜上、図3には符号Cを付した1つの消火水供給区画10aにのみカーブ31、排水ます32及び表面排水設備33を設けた例を示した。この点、他の消火水供給区画10aに対しても、当該他の消火水供給区画10aを設置単位としてこれらの付帯設備を設けてもよいことは勿論である。
そこで、図3に模式的に示すように、各消火水供給区画10aの角部にカラーポール4を立て、隣接する消火水供給区画10aとの境界を明確にしてもよい。また消火水供給区画10aの地面を覆うコンクリートの上面に、消火水供給区画10aの輪郭線をペンキなどにより明示してもよい。
初めに、処理プラント1の機器配置領域内における各機器の配置を決定する(手順P1)。パイプラック11の配置位置やパイプラック11を構成する架構のサイズなどは、この時決定される。
既述のように、安全離隔距離は3メートル以上、50メートル以下の範囲内で設定する場合を例示できる。
図2に示す例のように、パイプラック11の長辺方向に沿って伸びる細長い機器配置領域を、複数の矩形状の消火水供給区画10aに区分けする場合には、各消火水供給区画10aにおけるパイプラック11の前記長辺方向に沿った辺の長さを安全離隔距離以上とする。
消火水を使用する各消火水供給設備のうち、例えば消火栓22は、予め設定された設置間隔以内の間隔をあけて配置される。図3に示す例では、各消火水供給区画10aの一辺に対向する位置に、少なくとも1つの消火栓22が配置されている。放水銃21は、放水銃21を使って消火水を供給する対象の機器が予め決まっており、当該機器が配置された消火水供給区画10aの一辺に対向する位置に配置される。さらに散水設備23や泡消火設備は、消火水の供給対象となる機器の表面積に応じて使用量が決まる。
なお、手順P4において消火水使用量の合計を算出するためには、各消火水供給区画に設置する消火水供給設備の種類や数をあらかじめ検討する必要がある。また、付帯設備のうち、例えば散水設備23に設けられる複数の消火水供給ヘッド231、泡消火設備に設けられる複数の泡ヘッドについて、その設置範囲や設置数について手順P4までに検討することが好ましい。
例えば図2に示す細長い機器配置領域を矩形状の消火水供給区画10aに区画する場合において、左右両端の消火水供給区画10aについては、隣接する消火水供給区画10aは1つなので、2つの消火水供給区画10aについての消火水の使用量を合計する(例えば符号AとBの消火水供給区画10aや、符号LとKの消火水供給区画10a)。
また左右両端よりも内側に位置する消火水供給区画10aについては、隣接する消火水供給区画10aは2つなので、3つの消火水供給区画10aについての消火水の使用量を合計する(例えば符号BとA、Cの消火水供給区画10aや、符号KとL、Jの消火水供給区画10a)。
区分けのやり直しにあたっては、例えば消火水の使用量が比較的多い消火水供給区画10aの境界の位置を移動させて、一部の機器を隣の消火水供給区画10aに移動させてもよい。また、機器配置領域に設ける消火水供給区画10aの数を増やしてもよい。ただし、いずれの場合においても、各消火水供給区画10aから見て、隣接する消火水供給区画10aを1つ挟んだ2つ目の消火水供給区画10aまでの距離が、安全離隔距離以上となるように区分けを行う方針は順守することが好ましい。
合計の消火水使用量の最大値が消火水の供給能力の上限よりも大幅に小さい場合は、消火水の貯水槽やポンプの送水能力を低減して、消火水の供給に係る設備コストを低減することも可能となる。
またここで、降水量の多い地域に建設される処理プラント1において、上記合計の消火水供給量の最大値よりも、処理プラント1の敷地への降水に起因する想定排水量の方が多い場合には、処理プラント1の排水能力は想定排水量に基づいて決定してもよい。
図5Aは、機器配置領域の端部に位置する符号Gの消火水供給区画10aが発災区画(網掛けのスクリーントーンで塗りつぶしてある)となった場合の消火水の供給対象区画を示している。この場合には、発災区画に加えて、当該発災区画に隣接する符号Fの隣接区画(斜線のスクリーントーンを付してある)も消火水の供給対象区画となる。
符号A、H、Lの消火水供給区画10aが発災区画になった場合についても同様に、発災区画に加えて、その隣接区画である1つの消火水供給区画10aも消火水の供給対象区画とすることにより、発災区画から見てさらに遠い位置にある消火水供給区画10a内に配置された機器への延焼を抑えることができる。
符号B~D、F、I~Kの消火水供給区画10aが発災区画になった場合についても同様に、発災区画に加えて、その両隣に位置する2つの消火水供給区画10aも消火水の供給対象区画とすることにより、発災区画から見てさらに遠い位置にある消火水供給区画10a内に配置された機器への延焼を抑えることができる。
比較形態に係る処理プラント1bは、安全離隔100を用いて機器配置領域10cを区画しているため、安全離隔100を多数設けて機器配置領域10cを区画すると、処理プラント1bが設けられる敷地の面積が増大してしまう。これに対して、安全離隔100の数を少なくして、処理プラント1bの敷地面積の増大を抑えようとすると、各機器配置領域の面積が増大する。
さらに消火水の供給対象区画は、多くとも3区画以下に抑えられるので、機器配置領域全体を消火水の供給対象とする場合と比較して消火水の使用量を低減できる。
これらの構成により、処理プラント1の敷地面積の増大を抑えつつ、火災発生時の消火水の使用量を低減し、消火水の供給に係る設備の大型化を抑制し、設備コストの増大を抑えることができる。
なお、処理プラント1aは、パイプラック11が設けられていない点を除いて図1~図3を用いて説明した第1の実施形態に係る処理プラント1と同様に構成され、図に向かって機器配置領域が上下2列に分けて設けられているものとする。メンテナンスなどの際に各機器の分解、搬出を行うためのクレーンの配置などを考慮すると、細長い機器配置領域を並べて設ける場合は2列までが実際的な配置といえる。また、各機器配置領域の消火水供給区画10aの区分けについても、第1の実施形態に係る処理プラント1と同様とした。
処理プラント
10a 消火水供給区画
10c 機器配置領域
11 パイプラック
21 放水銃
22 消火栓
23 自動散水設備
31 カーブ
32 排水ます
33 表面排水設備
4 カラーポール
Claims (22)
- 可燃性の流体を取り扱う処理プラントにおいて、
前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器が配置され、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けされ、互いに隣り合う前記消火水供給区画間には、前記可燃性の流体に応じて設定される安全離隔距離が確保されず、かつ、1つの前記消火水供給区画を挟んで対向する2つの前記消火水供給区画間には、前記安全離隔距離が確保された機器配置領域を含むことと、
前記消火水供給区画の各々について個別に消火水供給設備が設けられ、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定してそれぞれの区画に設けられた前記消火水供給設備から同時に消火水を供給することが可能に構成されていることと、を特徴とする処理プラント。 - 前記消火水供給設備は、互いに隣り合う前記消火水供給区画に挟まれた領域以外の位置から前記消火水を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の処理プラント。
- 前記安全離隔距離は、3メートル以上、50メートル以下の範囲内の距離に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の処理プラント。
- 前記機器配置領域に、前記複数の機器間で授受される流体が流れる複数の配管を保持した架構であるパイプラックが配置されている場合に、前記パイプラックを挟んで対向するように配置された2つの消火水供給区画の間には、前記安全離隔距離が確保されているとみなすことを特徴とする請求項2に記載の処理プラント。
- 前記消火水供給区画の各々について、前記発災区画とその隣接区画とに供給される消火水供給量を算出した結果の最大値に基づいて、前記複数の消火水供給設備への消火水の供給能力が定められていることを特徴とする請求項1に記載の処理プラント。
- 前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記処理プラントの排水能力が定められていることを特徴とする請求項5に記載の処理プラント。
- 前記消火水供給量の最大値よりも、前記処理プラントの敷地への降水に起因する想定排水量の方が多い場合には、前記処理プラントの排水能力は前記想定排水量に基づき定められていることを特徴とする請求項6に記載の処理プラント。
- 前記消火水供給設備は、消火栓、放水銃、散水設備及び泡消火設備からなる消火水供給設備群から選択したものであることを特徴とする請求項1に記載の処理プラント。
- 前記4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域に、消火水の供給を行う散水設備に設けられた複数の消火水供給ヘッド、泡状の消火液の供給を行う泡消火設備に設けられた複数の泡ヘッド、地面に流出した液体の外部流出を抑えるためのカーブ(curb)、地面を流れる液体を排出するための排水ます(catch basin)及び地面に流れる液体を地面の傾斜により排水溝に導く表面排水設備からなる付帯設備群から選択された付帯設備を設ける場合には、1つの前記消火水供給区画を設置単位として、複数の消火水供給区画にまたがらないように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の処理プラント。
- 可燃性の流体を取り扱う処理プラントにおいて、
前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器が配置され、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域を含むことと、
前記消火水供給区画の各々について、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定して同時に消火水を供給することが可能な複数の消火水供給設備が設けられていることと、
前記消火水供給区画の各々について、前記発災区画とその隣接区画とに限定して供給される消火水供給量を算出した結果の最大値に基づいて、前記複数の消火水供給設備への消火水の供給能力が定められ、前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記処理プラントの排水能力が定められ、前記消火水供給量の最大値よりも、前記処理プラントの敷地への降水に起因する想定排水量の方が多い場合には、前記処理プラントの排水能力は前記想定排水量に基づき定められていることと、を特徴とする処理プラント。 - 可燃性の流体を取り扱う処理プラントにおいて、
前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器が配置され、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域を含むことと、
前記消火水供給区画の各々について、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定して同時に消火水を供給することが可能な複数の消火水供給設備が設けられていることと、
前記4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域に、消火水の供給を行う散水設備に設けられた複数の消火水供給ヘッド、泡状の消火液の供給を行う泡消火設備に設けられた複数の泡ヘッド、地面に流出した液体の外部流出を抑えるためのカーブ(curb)、地面を流れる液体を排出するための排水ます(catch basin)及び地面に流れる液体を地面の傾斜により排水溝に導く表面排水設備からなる付帯設備群から選択された付帯設備を設ける場合には、1つの前記消火水供給区画を設置単位として、複数の消火水供給区画にまたがらないように設けられていることと、を特徴とする処理プラント。 - 可燃性の流体を取り扱う処理プラントの設計方法において、
前記処理プラントの敷地内の機器配置領域に対し、前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器の配置位置を決定する工程と、
前記機器配置領域を、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けするにあたり、互いに隣り合う前記消火水供給区画間には、前記可燃性の流体に応じて設定される安全離隔距離が確保されず、かつ、1つの前記消火水供給区画を挟んで対向する2つの前記消火水供給区画間には、前記安全離隔距離が確保されるように前記区分けを行う工程と、
前記消火水供給区画の各々について個別に消火水供給設備を設け、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定してそれぞれの区画に設けられた前記消火水供給設備から同時に消火水を供給することが可能な能力となるように前記消火水供給設備の設置を決定する工程と、を含むことを特徴とする処理プラントの設計方法。 - 消火水供給設備の設置を決定する工程では、互いに隣り合う前記消火水供給区画に挟まれた領域以外の位置から前記消火水を供給するように、前記複数の消火水供給設備の設置を決定することを特徴とする請求項12に記載の処理プラントの設計方法。
- 前記安全離隔距離を、3メートル以上、50メートル以下の範囲内の距離に設定することを特徴とする請求項13に記載の処理プラントの設計方法。
- 前記機器の配置位置を決定する工程は、前記機器配置領域に、前記複数の機器間で授受される流体が流れる複数の配管を保持した架構であるパイプラックの配置位置の決定を含むことと、
前記パイプラックを挟んで対向するように配置された2つの消火水供給区画の間には、前記安全離隔距離が確保されているとみなすことと、を特徴とする請求項13に記載の処理プラントの設計方法。 - 前記消火水供給区画の各々について、前記発災区画とその隣接区画とに供給される消火水供給量を算出し、前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記複数の消火水供給設備への消火水の供給能力を決定する工程を含むことを特徴とする請求項12に記載の処理プラントの設計方法。
- 前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記処理プラントの排水能力を決定する工程を含むことを特徴とする請求項16に記載の処理プラントの設計方法。
- 前記消火水供給量の最大値よりも、前記処理プラントの敷地への降水に起因する想定排水量の方が多い場合には、前記処理プラントの排水能力を決定する工程にて、前記想定排水量に基づき前記処理プラントの排水能力を決定することを特徴とする請求項17に記載の処理プラントの設計方法。
- 前記消火水供給設備は、消火栓、放水銃、散水設備及び泡消火設備からなる消火水供給設備群から選択することを特徴とする請求項12に記載の処理プラントの設計方法。
- 前記4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域に、消火水の供給を行う消火設備に設けられた複数の消火水供給ヘッド、泡状の消火液の供給を行う泡消火設備に設けられた複数の泡ヘッド、地面に流出した液体の外部流出を抑えるためのカーブ(curb)、地面を流れる液体を排出するための排水ます(catch basin)及び地面に流れる液体を地面の傾斜により排水溝に導く表面排水設備からなる付帯設備群から選択された付帯設備の設置を決定する工程を含み、前記付帯設備は、1つの前記消火水供給区画を設置単位として、複数の消火水供給区画にまたがらないように前記付帯設備の設置を決定することを特徴とする請求項12に記載の処理プラントの設計方法。
- 可燃性の流体を取り扱う処理プラントの設計方法において、
前記処理プラントの敷地内の機器配置領域に対し、前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器の配置位置を決定する工程と、
前記機器配置領域を、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けする工程と、
前記消火水供給区画の各々について、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定して同時に消火水を供給する能力を有する複数の消火水供給設備の設置を決定する工程と、
前記消火水供給区画の各々について、前記発災区画とその隣接区画とに限定して供給される消火水供給量を算出し、前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記複数の消火水供給設備への消火水の供給能力を決定する工程と、
前記消火水供給量の最大値に基づいて、前記処理プラントの排水能力を決定する工程
を含み、
前記消火水供給量の最大値よりも、前記処理プラントの敷地への降水に起因する想定排水量の方が多い場合には、前記処理プラントの排水能力を決定する工程にて、前記想定排水量に基づき前記処理プラントの排水能力を決定することを特徴とする処理プラントの設計方法。 - 可燃性の流体を取り扱う処理プラントの設計方法において、
前記処理プラントの敷地内の機器配置領域に対し、前記可燃性の流体を取り扱う複数の機器の配置位置を決定する工程と、
前記機器配置領域を、前記機器を各々含む4つ以上の消火水供給区画に区分けする工程と、
前記消火水供給区画の各々について、ある消火水供給区画に配置されている前記機器にて火災が発生した場合に、当該火災が発生した消火水供給区画である発災区画と、前記発災区画に隣接する消火水供給区画である隣接区画とに限定して同時に消火水を供給する能力を有する複数の消火水供給設備の設置を決定する工程と、を含み、
前記4つ以上の消火水供給区画に区分けされた機器配置領域に、消火水の供給を行う消火設備に設けられた複数の消火水供給ヘッド、泡状の消火液の供給を行う泡消火設備に設けられた複数の泡ヘッド、地面に流出した液体の外部流出を抑えるためのカーブ(curb)、地面を流れる液体を排出するための排水ます(catch basin)及び地面に流れる液体を地面の傾斜により排水溝に導く表面排水設備からなる付帯設備群から選択された付帯設備の設置を決定する工程を含み、前記付帯設備は、1つの前記消火水供給区画を設置単位として、複数の消火水供給区画にまたがらないように前記付帯設備の設置を決定することを特徴とする処理プラントの設計方法。
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