JP7426848B2 - 検査対象物の表面の凹凸を検査する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、検査対象物の表面の凹凸を検査する方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、検査対象物の表面の凹凸を検査する方法として、以下の技術が開示されている。図10に示すように、白色LED光源10からの放射光をホログラフィック回折光学素子20により、赤色、緑色と青色の色毎に所定の角度に回折させ、且つ色毎に平行光にして、これらを照射光30として検査対象物50の表面に照射し、その反射光40をカメラ60で撮影する。
この時、検査対象物50の表面51に凸部52がある場合は、凸部52の存在しない表面51と凸部52の存在する表面51では、反射光40の反射角度が異なるので、カメラ60の撮影画面において、凸部52は、その形状部分が、凸部52の存在しない表面51と異なる色によって映し出される。その結果、表面51の凸部52を発見することができる。
特開2018-91770号公報
ところで、光沢表面を有する検査対象物の表面検査では、検査対象物50とカメラ60との間、検査対象物50と光源(白色LED光源10及びホログラフィック回折光学素子20)との間における位置及び検査対象物50の表面法線方向を含む位置関係を均一(一定)にすることが望ましいが、上記の特許文献1の技術では、凸部52の存在しない表面51に対しては、カメラ60のピントを合わせることができず、又、検査対象物50とカメラ60間が大きく変化する場合、例えば、検査対象物50が湾曲している場合は、カメラ60のピントがぼけ、検査範囲に存在する微小な不良(凹凸等)を検出することができない。
したがって、自動車の塗装表面のみならず、精密加工面や表示用ガラス素材等の検査においては、正確に凹凸を検査することが難しい。
そこで、本発明は、検査対象物の検査範囲中心とカメラとの間、検査範囲中心と光源との間における位置及び検査範囲中心の表面法線方向を含む位置関係の情報を取得し、それらの位置関係を均一にする機能を有する検査対象物の表面の凹凸を検査する方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1の本発明は、光源から放射された光を透過型の可変スリット又は液晶、反射型のSLM(Spatial Light Modulator)、DMD(Digital Micro Mirror)又はLCOS(Liquid Crystal on Silicon)から選択される波面変調素子に照射し、波面変調素子によって位相、又は振幅が変調された光を、ホログラフィック回折光学素子に照射し、ホログラフィック回折光学素子によって、複数の色毎に所定の角度で、且つ色毎に平行光に変換された光を検査対象物に照射し、検査対象物の表面からの反射光を検出部で検出し、反射光における検査対象物の表面の凹凸の部分と、凹凸以外の表面との色の変化によって検査対象物の表面の凹凸を検査する方法である。
請求項1の本発明では、光源から放射された光を波面変調素子に照射し、波面変調素子によって位相、又は振幅が変調された光を、ホログラフィック回折光学素子に照射し、ホログラフィック回折光学素子によって、複数の色毎に所定の角度で、且つ色毎に平行光に変換された光を検査対象物に照射し、検査対象物の表面からの反射光を検出部で検出するので、第1に、光源から放射された光は、波面変調素子によって位相、又は振幅が変換され、ホログラフィック回折光学素子上に照射される光の領域、パターン、又は強度等が制御されるので、ホログラフィック回折光学素子から放射される光には、上記制御結果に基づく位置に関する情報が、例えば、座標として付与される。
第2に、ホログラフィック回折光学素子によって、複数の色毎に所定の角度で、且つ色毎に平行光に変換されて検査対象物に照射され、その反射光が検出部で検出されるので、照射光と反射光において、その光路と光路長が明確になる。
その結果、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部の位置関係が、距離や角度など、数値的に明確になる。
したがって、検査対象物が光沢表面を有する検査対象物においても、その検査範囲中心においてピントを合わせることができるので、反射光における検査対象物の表面の凹凸の部分と、凹凸以外の表面との色の変化によって検査対象物の表面の微小な凹凸を確実に発見することができる。
又、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部との間の位置関係を一定に維持(均一化)することができるので、例え、検査対象物の検査範囲中心と検出部間の距離が大きく変化する場合であっても、検査範囲に存在する微小な凹凸等を確実に発見することができる。
波面変調素子は、透過型の可変スリット又は液晶、反射型のSLM(Spatial Light Modulator)、DMD(Digital Micro Mirror)又はLCOS(Liquid Crystal on Silicon)の5種類から選択される。透過型の可変スリットでは、スリットの位置、スリットの形状やスリット幅を細かく制御することができる。又、液晶では、電気信号により、液晶の配向状態を制御できるので、広い領域から微小な領域まで、高速に光のON/OFFを制御することができる。
一方、反射型のDMD(デジタルマイクロミラー)は、マイクロチップ上に実装されたミラー群であり、電気的なON/OFFからミラーの角度を変更することができるため、広い領域から微小な領域まで、高速に光のON/OFFを制御することができる。
SLMは、空間光変調器であり、光の波面に作用し、光の強度分布や進行方向等を変化させることができる。LCOSは、マイクロチップ上に実装された液晶であり、電気信号により、液晶の配向状態を制御できるので、広い領域から微小な領域まで、高速に光のON/OFFを制御することができる。
したがって、波面変調後の光をホログラフィック回折光学素子に照射するに際し、ホログラフィック回折光学素子上における照射領域、照射パターンや照射強度等を時空間的に制御することができるので、ホログラフィック回折光学素子から放射される光に位置関係情報を付与することができる。
請求項の本発明は、波面変調素子から放射された波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光を含む孔形状である検査対象物の表面の凹凸を検査する方法である。
請求項の本発明では、光源から照射された光は、波面変調素子によって波面変調され、青色、緑色、赤色の光を含む孔形状であるので、孔形状のパターンとしてホログラフィック回折光学素子に照射される。そして、ホログラフィック回折光学素子によって、青色光、緑色光、赤色光は、所定の角度で回折され、各色が平行光として検査対象物に照射される。
波面変調素子を用いることにより、ホログラフィック回折光学素子から放射される青色、緑色、赤色には、放射時に、位置関係情報が付与されるので、検出部で検出される反射光の青色、緑色、赤色の位置、色変化の状況等の情報に基づき、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部との間の位置関係を数値的に明確にすることができる。
したがって、検査対象物が光沢表面を有し、検査対象物の表面に凹凸の存在しない場合であっても、その表面でピントを合わせることができる。又、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部の位置関係を一定に維持(均一化)することができるので、例え、検査対象物の検査範囲中心と検出部間の距離が大きく変化する場合であっても、検査範囲に存在する微小な凹凸等を確実に発見することができる。
請求項の本発明は、波面変調素子から放射された波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光から構成されるライン形状である検査対象物の表面の凹凸を検査する方法である。
請求項の本発明では、波面変調素子から放射された波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光から構成されるライン形状であるので、波面変調素子から発せられた波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の各色の光が一定幅を有するライン形状として、ホログラフィック回折光学素子に照射される。上記の通り、青色光、緑色光、赤色光は、所定の角度で回折され、各色が平行光として検査対象物に照射される。
波面変調素子を用いることにより、ホログラフィック回折光学素子から放射される青色、緑色、赤色には、放射時に、位置関係情報が付与されるので、検出部で検出される反射光の青色、緑色、赤色の位置、色変化の状況等の情報に基づき、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部との間の位置関係を数値的に明確にすることができる。
したがって、検査対象物が光沢表面を有し、検査対象物の表面に凹凸の存在しない場合であっても、その表面でピントを合わせることができる。又、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部の位置関係を一定に維持(均一化)することができるので、例え、検査対象物の検査範囲中心と検出部間の距離が大きく変化する場合であっても、検査範囲に存在する微小な凹凸等を確実に発見することができる。
さらに、波面変調素子内で、ライン形状を連続的に移動させれば、ホログラフィック回折光学素子の異なる場所に波面変調後の光が照射され、検出部における位置や見え方も異なるので、その色変化の状況に基づき、検査対象物の他の場所における検査範囲に存在する微小な凹凸等の連続的な検出を行うことができる。
請求項の本発明は、波面変調素子から放射される波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光から構成される可変ストライプパターンである検査対象物の表面の凹凸を検査する方法である。
ここで、青色、緑色、赤色の光から構成される可変ストライプパターンとは、青色、緑色、赤色の光から構成されるストライプパターンの幅が変化する、例えば、時間と共に、その幅が2分の1になるなど、時空間の両方で異なるパターンが生成されるパターンをいう。
請求項の本発明では、波面変調素子から照射される波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光から構成される可変ストライプパターンであるので、ストライプパターンが、時空間の両方で変化してホログラフィック回折光学素子に照射される。
波面変調素子を用いることにより、ホログラフィック回折光学素子から放射される青色、緑色、赤色には、放射時に、位置関係情報が付与されるので、検出部で検出される反射光の青色、緑色、赤色の位置、色変化の状況等の情報に基づき、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部との間の位置関係を数値的に明確にすることができる。
又、ストライプパターンが、時空間の両方で変化してホログラフィック回折光学素子に照射されるので、同じ照射領域内でも、検出部で検出される反射光の青色、緑色、赤色の位置、色変化の状況等の情報が異なる。
その結果、検査範囲に微小な凹凸等が存在する場合には、その微小な凹凸等について、高さ方向を含む3次元の立体形状として検出することができる。
請求項の本発明は、光源は、白色光を放射するLED(発光ダイオード)である検査対象物の表面の凹凸を検査する方法である。
請求項の本発明は、光源は、白色光を放射するLED(発光ダイオード)であるので、高出力、小型、長寿命且つ安価な光源を用いることができる。
請求項の本発明は、検出部は、カメラによる撮影であり、反射光が、カメラにおける撮像部において中央部にくるように、カメラ若しくは検査対象物の少なくとも一方の位置を調整して行う検査対象物の表面の凹凸を検査する方法である。
波面変調素子を用いることにより、ホログラフィック回折光学素子から放射される光には、位置関係情報が、例えば、座標として付与される。そして、ホログラフィック回折光学素子から放射された光を検査対象物に照射し、検査対象物の表面からの反射光を検出部にて検出するので、検出部で検出される反射光の色や色の位置、色変化の状況等の情報に基づき、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部との間の位置関係が、距離や角度等、数値的に明確になる。
請求項の本発明では、検出部は、カメラによる撮影であり、反射光が、撮像部において中央部にくるように、カメラ若しくは検査対象物の少なくとも一方の位置を調整して行い、反射光が、カメラにおける撮像部において中央部にくるように、カメラ若しくは検査対象物の少なくとも一方の位置を調整して行うので、カメラを反射光の方向、すなわち、検査範囲中心に正確に対峙させ、検査範囲中心でピントを合わせることができる。
したがって、検査対象物が光沢表面を有し、凹凸の存在しない表面に対しても、その表面でピントを合わせることができる。又、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部の位置関係を一定に維持(均一化)することができるので、例え、検査対象物の検査範囲中心と検出部間の距離が大きく変化する場合であっても、検査範囲に存在する微小な凹凸等を確実に発見することができる。
請求項の本発明は、カメラ若しくは検査対象物の位置の調整は、反射光の内の緑色について行う検査対象物の表面外観を検査する方法である。
上記の通り、ホログラフィック回折光学素子によって、青色光、緑色光、赤色光が、各色が所定の角度で回折され、各色が平行光となって検査対象物に照射され、その反射光をカメラで撮影する。
検査対象物の表面に凹凸の部分が存在する場合は、他の部分と色が異なり、又、検査対象物が傾いている場合は、パターンが崩れて映る。ここで、位置の調整を青色について行うと、青色を挟んで、長波長側の緑色は観測されるが、短波長側は紫外光領域のため観測できず、黒く映り、その部分の形状を特定することができない。同様に、位置の調整を赤色について行うと、赤色を挟んで、短波長側の緑色は観測されるが、長波長側は赤外光領域のため観測観察できず、黒く映り、その部分の形状を特定することができない。その結果、検査対象物の表面に凹凸が存在する場合、その形状等の検出精度が低下する。
請求項の本発明では、カメラ若しくは検査対象物の位置の調整は、反射光の内の緑色について行うので、検査対象物の表面に凹凸が存在する場合の形状や検査対象物が傾いている場合、緑色を挟んで、青色や赤色も同時に観測され、その形状を正確に把握することができ、又、緑色を挟んだ青色と赤色部分が均等に映るようにカメラ若しくは検査対象物の少なくとも一方の位置を調整することにより、検査対象物を水平に調整することができる。
光源から放射された光を波面変調素子に照射し、波面変調素子によって位相、又は振幅が変調された光を、ホログラフィック回折光学素子に照射し、ホログラフィック回折光学素子によって、複数の色毎に所定の角度で、且つ色毎に平行光に変換された光を検査対象物に照射し、検査対象物の表面からの反射光を検出部で検出するので、第1に、光源から放射された光は、波面変調素子によって位相、又は振幅が変換され、ホログラフィック回折光学素子上に照射される光の領域、パターン、又は強度等が制御されるので、ホログラフィック回折光学素子から放射される光には、上記制御結果に基づく位置に関する情報が、例えば、座標として付与される。
第2に、ホログラフィック回折光学素子によって、複数の色毎に所定の角度で、且つ色毎に平行光に変換されて検査対象物に照射され、その反射光が検出部で検出されるので、照射光と反射光において、その光路と光路長が明確になる。
その結果、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部の位置関係が、距離や角度など、数値的に明確になる。
したがって、検査対象物が光沢表面を有する検査対象物においても、その検査範囲中心においてピントを合わせることができるので、反射光における検査対象物の表面の凹凸の部分と、凹凸以外の表面との色の変化によって検査対象物の表面の微小な凹凸を確実に発見することができる。
又、ホログラフィック回折光学素子、検査対象物の検査範囲中心と検出部との間の位置関係を一定に維持(均一化)することができるので、例え、検査対象物の検査範囲中心と検出部間の距離が大きく変化する場合であっても、検査範囲に存在する微小な凹凸等を確実に発見することができる。
本発明の実施形態に共通する表面検査装置の全体の構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に共通する表面検査装置における測定方法の概要を説明する図である。 本発明の第1の実施形態を示すもので、表面検査装置の全体の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態で使用するホログラフィック回折光学素子の波長毎の回折角度と回折効率の関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるモニターに映し出された反射光の位置と位置の調整を説明する図である。 本発明の第2の実施形態を示すもので、表面検査装置の全体の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態における波面変調素子から照射される波面変調後の光のライン形状のパターンである。 本発明の第3の実施形態示すもので、表面検査装置の全体の構成を示す模式図である。 本発明の第3に実施形態に用いる波面変調素子から照射される波面変調後の可変ストライプパターンを説明する図であり、(a)から(d)は、時間の経過に対するストライプパターンの変化を示すものである。 従来の表面検査装置の全体の構成を示す模式図である。
まず、図1に基づいて本発明の実施形態に共通する表面検査装置1の全体の構成を説明する。なお、以下の実施形態において、背景技術と同一部位であり、且つ同一機能を有する部材については、同じ番号を付した。
図1に示すように、本発明の表面検査装置1は、検査対象物50の表面51に対して照射光30を照射する光源ユニット70と、検査対象物50の表面51からの反射光40を検出する検出部であるカメラ60と、カメラ60で撮影した像(撮像)を映し出すモニター62と、検査対象物50とカメラ60の位置、モニター62における撮像等を制御する制御部80から構成されている。なお、検査対象物50の移動は、表面検査装置1に検査対象物50を載置するステージを設け、このステージを移動することによって行ってもよい。
光源ユニット70は、白色LED光源10と、波面変調素子90と、ホログラフィック回折光学素子20を有している。そして、白色LED光源10から放射された光が波面変調素子90に照射され、波面変調素子90から放射された光(放射光91)が、ホログラフィック回折光学素子20に照射される。したがって、ホログラフィック回折光学素子20から照射される光が、光源ユニット70からの放射光が検査対象物50に対する照射光30となる。
次に、図2に基づいて本発明の実施形態に共通する表面検査装置における検査方法の概要について説明する。白色LED光源10から放射され、波面変調素子90に照射された光は、波面変調素子90によって、位相、又は振幅が変換され、波面変調素子90の一定領域から放射される(放射光91)。そして、ホログラフィック回折光学素子20によって、波長に基づく角度で回折され、垂直軸に対してαの照射角度を有して放射される。なお、αは色によって異なる。
光源ユニット70からの照射光30は、検査対象物50によって反射され、反射光40は、カメラ60のレンズ63の主点65を通過し、撮像部64に到達する。この時、反射光40がカメラ60のレンズ63の主点65に入射する垂直軸に対する角度β(視線角度)は、カメラ60の撮像部64における反射光40の位置から決定できる。
ホログラフィック回折光学素子20から放射される光の座標は、波面変調素子90の位相、又は振幅変換による放射光91によって決定され、又、カメラ60のレンズ63の主点65の座標も、カメラ60を固定することによって決定できる。
その結果、ホログラフィック回折光学素子20から放射される光の位置とカメラ60のレンズ63の主点65との距離X、ホログラフィック回折光学素子20から放射される光の角度αとカメラ60のレンズ63の主点65への入射角βが特定されるので、三角測量法により、カメラ60のレンズ63の主点65と検査対象物50との間の距離が測定できる。
したがって、図2において、カメラ60の向き、又は検査対象物50の少なくとも一方を移動させ、反射光40がカメラ60の撮像部64の中央部にくるように制御することにより、すなわち、カメラ60を反射光40の方向(検査範囲中心)に正確に対峙させることにより、カメラ60のピントを合わせることができる。
次に、本発明の第1の実施形態について、図3から図5に基づいて説明する。光源として使用した白色LED光源10は、図示しないが、LED素子として青色光を発光するLED素子と、青色光により励起され、緑色光と赤色光を発光する蛍光体を含む樹脂をLED素子の周囲に封止し、LED素子から放射される青色光と、蛍光体から放射される緑色光と赤色光の混色によって、白色光を放射するLED光源である。なお、紫外光を放射するLED素子を使用し、紫外光により励起され青色光、緑色光と赤色光を発光する蛍光体を用いた白色LED光源でも良い。又、青色、緑色及び赤色に発光するLEDランプを用い、その混色によっての白色光を放射する白色LED光源であっても良い。さらに、白色光源としては、LEDの他に、キセノン光、ハロゲン光、レーザー光等を使用することができる。
波面変調素子90は、センターピンホールの孔形状92のスリットであり、孔形状92の径は、0.5mmである。なお、上記のパターン及び値には限定されない。
ホログラフィック回折光学素子20は、透光性を有する軟質プラスチックで柔軟性を有するシート状に形成したものを用いた。ホログラフィック回折光学素子20の波長毎の回折角度と回折効率との関係を図4に示す。
ホログラフィック回折光学素子20は、波面変調素子90からの放射光91を受け、青色光は、11.2°、緑色光は13.5°、赤色光は15.9°の所定の角度で回折され、各色が平行光となった照射光30が検査対象物50に照射される。なお、図3では説明のため、ホログラフィック回折光学素子20の1点から放射される、青色31a、緑色32a、赤色33aの光を示した。
ホログラフィック回折光学素子20から放射された、すなわち、光源ユニット70からの照射光30は、検査対象物50に照射され、検査対象物50の表面で反射される。そして、反射光40は、青色31b、緑色32b、赤色33bとして、カメラ60の方向に向かう。この時、検査対象物50の位置、傾きや凹凸の存在によって、カメラ60に向かう光の広がりや方向は異なり、反射光40は、カメラ60のレンズ63を通じて撮像部64に到達する。
図5における、Yの位置における孔形状92が、モニター62に映し出された反射光40であり、モニター62の上方中央部に映し出されている。次に、カメラ60をカメラ60のレンズ63の主点65を中心に回転させ、円の中心部Zになるように、すなわち、カメラ60の撮像部64の中心部にくるように、矢印方向に調整する。なお、この調整は、検査対象物50を回転等させて行ってもよく、検査対象物50とカメラ60を同時に動かして行ってもよい。反射光40を円の中心部Zに移動させることにより、カメラ60において、検査対象物50の検査範囲中心の表面51にピントを合わせることができる。
次に、中心部の孔形状92が緑色になるように、カメラ60又は検査対象物50の角度を調整する。その結果、検査対象物50の表面51に微小な凹凸が存在する場合や検査対象物50が傾いている場合は、緑色を挟んで、青色や赤色も同時に観測され、微小な凹凸の形状を正確に観測することができる。なお、検査対象物50が傾いている場合は、緑色を挟んだ青色と赤色部分が均等に映るようにカメラ60又は検査対象物50の少なくとも一方の位置を調整することにより、検査対象物50を水平に調整することができる。
検査対象物50の別の部位の表面51を検査するときは、波面変調素子90内で白色LED光源10からの光を通過させる孔形状92の位置を変更してもよく、又は、検査対象物50を移動して、上記の操作を繰り返して行っても良い。
さらに、中心部の孔形状92が緑色になるように、検査対象物50の角度を調整した後、光源ユニット70内の波面変調素子90を白色LED10とホログラフィック回折光学素子20の間から外すと、白色LED10からの放射光は、ホログラフィック回折光学素子20の全域に照射され、ホログラフィック回折光学素子20からの検査対象物50への照射光30の領域も増加するので、多くの領域を観測することができる。この時、カメラ60においては、検査対象物50の表面51の検査範囲中心にピントが合っているので、カメラ60のレンズ63の範囲内の全域で検査対象物50の表面51の凹凸を検査することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図6と図7に基づいて説明する。本発明の第2の実施形態と上記の第1の実施形態の相違点は、本第2の実施形態においては、波面変調素子90として、波面変調素子90から放射される波面変調後の放射光91が、青色B、緑色G、赤色Rの光であり、青色B、緑色G、赤色Rがこの順で隣り合ったライン形状93(図7)である透過型のカラー液晶を用いた点にある。青色B、緑色G、赤色Rのラインの幅は、それぞれ0.5mmである。なお、この値には限定されない。
上記の第1の実施形態と同様に、白色LED光源10から放射された光は、波面変調素子90に照射され、波面変調素子90によって、青色B、緑色G、赤色Rの光を透過し、このライン形状93の透過光が波面変調素子90から放射され、ホログラフィック回折光学素子20に照射される。
ホログラフィック回折光学素子20は、波面変調素子90からの放射光91を受け、青色光31a、緑色光32a、赤色光33aは所定の角度で回折され、各色が平行光となったライン形状93の照射光30として検査対象物50に照射される。なお、図6では、説明のため、ホログラフィック回折光学素子20から放射されるライン形状93の青色、緑色、赤色領域の1点から放射される、青色31a、緑色32a、赤色33aの光を示した。
光源ユニット70から放射された照射光30は、検査対象物50で反射される(31b、32b、33b)。この時、上記の第1の実施形態と同様に、検査対象物50の位置によって、モニター62に映し出されるライン形状93の位置やパターンは、カメラ60のレンズ63の向きや検査対象物50の傾き等を反映する。
次に、カメラ60をカメラ60のレンズ63の主点65を中心に回転させ、ライン形状93の緑色が画面のモニター62の中央部にくるように調整することにより、カメラ60において、検査対象物50の検査範囲中心の表面51にピントを合わせることができる。なお、この調整は、検査対象物50を回転させてもよく、検査対象物50とカメラ60を同時に動かしてもよい。次に、ライン形状93の緑色を円の中心部に移動させる。
その結果、検査対象物50の表面51の微小な凹凸の存在有無、存在する場合の形状を正確に観測することができる。なお、検査対象物50が傾いている場合は、モニター62のライン形状93にムラを生ずるので、ライン形状93が画面の上下で均等になるように角度を調整することにより、検査対象物50を水平に調整することができる。
検査対象物50の別の部位の表面外観を検査するときは、波面変調素子90内で白色LED光源10からの光を通過させるライン形状93の位置を変更してもよく、又は、検査対象物50を移動して、上記の操作を繰り返して行っても良い。
次に、本発明の第3の実施形態について、図8と図9に基づいて説明する。本発明の第3の実施形態と上記の第1の実施形態の相違点は、本第3の実施形態においては、波面変調素子90として、反射型の波面変調素子90であるLCOSを用いたこと、波面変調素子90から放射される波面変調後の放射光91が、青色B、緑色G、赤色Rの可変ストライプパターン94であることにある。可変ストライプパターン94は、図9の(a)から(d)に示すように、隣り合う1組の青色B、緑色G、赤色Rのストライプパターン98において、時間の経過とともに、それぞれ2分の1に変化するものを用いた。なお、時間経過における変化はこれには限定されない。
白色LED光源10から放射された光を、第1レンズ95で絞り、ハーフミラー96により光路を変更させ、波面変調素子90に導く。そして、波面変調素子90から放射される青色、緑色、赤色のストライプパターン98は、ハーフミラー96により再度光路を変更され、第2レンズ97により調整されてホログラフィック回折光学素子20に放射される(放射光91)。なお、第1レンズ95と第2レンズ97については、共に、又は片方を挿入しなくてもよい。又、ハーフミラー96は他の反射鏡等を用いて光路を変更させてもよい。
ホログラフィック回折光学素子20は、波面変調素子90からの放射光91を受け、青色光31a、緑色光32a、赤色光33aの各色は、所定の角度で回折され、各色が平行光となったストライプパターン98の照射光30として検査対象物50に照射される。なお、図8では説明のため、ホログラフィック回折光学素子20から放射されるストライプパターン98の青色、緑色、赤色領域の1点から放射される青色31a、緑色32a、赤色33aの光を示した。
光源ユニット70から放射された照射光30は、検査対象物50で反射される(31b、32b、33b)。この時、上記の第1の実施形態と同様に、モニター62に映し出されるストライプパターン98の位置やパターンは、カメラ60のレンズ63の向きや検査対象物50の傾き等を反映する。
次に、カメラ60をカメラ60のレンズ63の主点65を中心に回転させ、ストライプパターン98の緑色が画面のモニター62の中央部にくるように調整することにより、カメラ60において、検査対象物50の検査範囲中心の表面51にピントを合わせることができる。なお、検査対象物50を回転させてもよく、検査対象物50とカメラ60を同時に動かしてもよい。次に、可変ストライプパターン94の緑色を円の中心部に移動させる。
検査対象物50が傾いている場合は、モニター62のライン形状93にムラを生じているので、可変ストライプパターン94が画面の上下で均等になるように角度を調整する。
そして、図9(a)から(d)に示すように、可変ストライプパターン94によって、青色、緑色、赤色の隣り合ったストライプパターン98の幅を時間の経過とともに、2分の1になることを繰り返す。又、ストライプパターン98の変化に基づく撮像を、事前に測定したキャリブレーション情報と比較する。
その結果、検査対象物50の表面51に微小な凹凸が存在する場合は、その2次元的な存在と形状のみならず、高さ方向を含めた3次元の立体形状として正確に捉えることができる。
検査対象物50の別の部位の表面外観を検査するときは、波面変調素子90内でホログラフィック回折光学素子20に照射する可変ストライプパターン94の位置を変更してもよく、又は、検査対象物50を移動して、上記の操作を繰り返して行っても良い。
10 白色LED光源
20 ホログラフィック回折光学素子
30 照射光
40 反射光
50 検査対象物
51 表面
52 凸部
60 カメラ
62 モニター
63 レンズ
64 撮像部
65 主点
70 光学ユニット
80 制御部
90 波面変調素子
91 放射光
92 孔形状
93 ライン形状
94 可変ストライプパターン
98 スタライプパターン

Claims (7)

  1. 光源から放射された光を透過型の可変スリット又は液晶、反射型のSLM(Spatial Light Modulator)、DMD(Digital Micro Mirror)又はLCOS(Liquid Crystal on Silicon)から選択される波面変調素子に照射し、
    該波面変調素子によって位相、又は振幅が変調された光を、ホログラフィック回折光学素子に照射し、
    該ホログラフィック回折光学素子によって、複数の色毎に所定の角度で、且つ色毎に平行光に変換された光を検査対象物に照射し、
    該検査対象物の表面からの反射光を検出部で検出し、
    該反射光における前記検査対象物の表面の凹凸の部分と、該凹凸以外の表面との色の変化によって検査対象物の表面の凹凸を検査する方法。
  2. 前記波面変調素子から放射された波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光を含む孔形状である請求項に記載の検査対象物の表面の凹凸を検査する方法。
  3. 前記波面変調素子から放射された波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光からなるライン形状である請求項に記載の検査対象物の表面の凹凸を検査する方法。
  4. 前記波面変調素子から放射される波面変調後の光は、青色、緑色、赤色の光からなる可変ストライプパターンである請求項に記載の検査対象物の表面の凹凸を検査する方法。
  5. 前記光源は、白色光を放射するLED(発光ダイオード)である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の検査対象物の表面の凹凸を検査する方法。
  6. 前記検出部は、カメラであり、
    前記反射光が、前記カメラにおける撮像部において中央部にくるように、前記カメラ又は前記検査対象物の少なくとも一方の位置を調整して行う請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の検査対象物の表面の凹凸を検査する方法。
  7. 前記カメラ又は前記検査対象物の位置の調整は、前記反射光の内の緑色について行う請求項に記載の検査対象物の表面の凹凸を検査する方法。
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