JP7426589B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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Description

本開示はマッサージ装置に関する。
マッサージ装置は例えばエアバッグにより身体の対象部位をマッサージする。特許文献1には、従来のマッサージ装置の一例が開示されている。
特開2016-214284号公報
膝をマッサージすることにより、例えば膝関節まわりの筋肉がほぐれる等の効果が得られることが期待できる。特許文献1では、膝のマッサージを想定していない。
本開示に関するマッサージ装置は脚に取り付けられる布製の装着部と、前記装着部に設けられる作用部とを備え、前記装着部は膝の形状に対応する立体形状部を含み、前記作用部は膝をマッサージする関節エアバッグを含む。
本開示のマッサージ装置によれば、膝を効果的にマッサージできる。
実施の形態1のマッサージ装置に関する図。 実施の形態2のマッサージ装置に関する図。 実施の形態3のマッサージ装置に関する図。 実施の形態4のマッサージ装置に関する図。 実施の形態5のマッサージ装置に関する図。 実施の形態6のマッサージ装置の平面図(1)。 マッサージ装置の平面図(2)。 マッサージ装置の平面図(3)。 関節対応部および下腿対応部の平面図。 縫製前の関節対応部および下腿対応部の平面図。 背面支持部の平面図(1)。 背面支持部の平面図(2)。 押圧部の平面図。 押圧部の側面図。 操作器の正面図。 操作器の背面図。 装着部の装着状態を示す図。 脚に対するエアバッグの位置を示す図(1)。 脚に対するエアバッグの位置を示す図(2)。 脚に対するエアバッグの位置を示す図(3)。 関節エアバッグの動作状態を示す図(1)。 関節エアバッグの動作状態を示す図(2)。
(マッサージ装置の形態の例示)
本開示に関するマッサージ装置の一例では、マッサージ装置は脚に取り付けられる布製の装着部と、前記装着部に設けられる作用部とを備え、前記装着部は膝の形状に対応する立体形状部を含み、前記作用部は膝をマッサージする関節エアバッグを含む。
上記マッサージ装置によれば、膝が立体形状部に配置され、装着部に対する膝の位置が安定し、膝が効果的にマッサージされる。
前記マッサージ装置の一例では、前記関節エアバッグは膝を挟むように配置される第1関節エアバッグおよび第2関節エアバッグを含む。
上記マッサージ装置によれば、膝がより効果的にマッサージされる。
前記マッサージ装置の一例では、前記第1関節エアバッグおよび前記第2関節エアバッグは異なるタイミングで膨張および収縮するように構成される。
上記マッサージ装置によれば、膝がより効果的にマッサージされる。
前記マッサージ装置の一例では、膝が前記立体形状部に配置された状態が維持されるように膝を支持する支持部をさらに含む。
上記マッサージ装置によれば、装着部に対する膝の位置が安定する。
前記マッサージ装置の一例では、前記作用部は引屈をマッサージする背面ケア部をさらに含む。
上記マッサージ装置によれば、引屈が効果的にマッサージされる。
前記マッサージ装置の一例では、前記背面ケア部は引屈を押す押圧部と、前記押圧部を引屈に押し付ける背面エアバッグとを含む。
上記マッサージ装置によれば、引屈がより効果的にマッサージされる。
前記マッサージ装置の一例では、前記作用部は下腿をマッサージする下腿エアバッグをさらに含む。
上記マッサージ装置によれば、下腿が効果的にマッサージされる。
前記マッサージ装置の一例では、前記作用部は大腿をマッサージする大腿エアバッグをさらに含む。
上記マッサージ装置によれば、大腿が効果的にマッサージされる。
(実施の形態1)
図1にマッサージ装置10の一例が示される。マッサージ装置10は脚に関する機能を有する。脚に関する機能の例として、第1機能、第2機能、および、第3機能が挙げられる。第1機能は膝をケアする機能である。第2機能は下腿をケアする機能である。第3機能は大腿をケアする機能である。
一例では、マッサージ装置10は左脚に対応するマッサージ装置10、および、右脚に対応するマッサージ装置10を含む。各脚に対応するマッサージ装置10は同様または類似する構成を備える。
マッサージ装置10は例えば装着部100および作用部200を含む。装着部100は脚に取り付けることができるように構成される。装着部100が脚に取り付けられた状態では(以下「装着状態」という)、装着部100は脚に固定される。装着部100は内面100Aおよび外面100Bを含む。装着状態では、内面100Aは装着部100が装着された脚に面する。装着状態では、外面100Bは装着部100が装着された脚とは反対の方向を向く。
装着部100の基礎構造に関する装着部100の構成について例示する。第1例では、装着部100は第1装着要素110を含む。第1装着要素110は装着部100の基礎を構成する。第2例では、装着部100は第1装着要素110および第2装着要素120を含む。各装着要素110、120は互いに結合される。結合された各装着要素110、120は装着部100の基礎を構成する。第3例では、装着部100は各装着要素110、120に加え、少なくとも1つの別の装着要素をさらに含む。各装着要素110、120、少なくとも1つの別の装着要素は結合される。結合された各装着要素は装着部100の基礎を構成する。
脚への装着に関する装着部100の構成について例示する。第1例では、装着部100は展開した状態(以下「展開状態」という)と脚に巻き付けられた状態(以下「巻付状態」という)とを選択できるように構成される。装着部100は固定部130を含む。固定部130は連結状態と非連結状態とを選択できるように構成される。固定部130の連結状態では、装着部100の巻付状態が維持される。固定部130の非連結状態では、装着部100の展開状態を選択できる。固定部130の例として、面ファスナ、フック、クリップ、クランプ、紐、バックル等が挙げられる。第2例では、装着部100の形状は筒型である。装着部100の空間に脚が挿入される。装着部100と脚との接触により装着部100の装着状態が維持される。
装着部100は所定材料により構成される。所定材料は例えば好ましい装着性および耐久性を有する。装着部100の装着性が高い場合、脚に対する装着部100の取り付けおよび取り外しが容易になる。装着部100の耐久性が高い場合、マッサージ装置10の繰り返しの使用にともなう装着部100の性能の低下が生じにくい。
装着部100は例えば布製である。装着部100の層構造について例示する。第1例では、装着部100は単層構造を有する。装着部100は第1層101を含む。第1層101は1枚または複数枚の生地により構成される。第2例では、装着部100は積層構造を有する。装着部100は第1層101および第2層102を含む。各層101、102は積層される。各層101、102は1枚または複数枚の生地により構成される。第3例では、装着部100は第2例の構成に加え、少なくとも1つ別の層をさらに含む。各層101、102、および、別の層は積層される。各層101、102は1枚または複数枚の生地により構成される。
装着部100は例えば関節対応部A10を含む。関節対応部A10は膝関節に取り付けられる。関節対応部A10は正面部A11、側面部A12、および、背面部A13のうちの1つまたは複数を含む。正面部A11は膝関節の正面に対応する。側面部A12は膝関節の側面に対応する。背面部A13は膝関節の背面に対応する。
一例では、関節対応部A10は立体形状部A20を含む。立体形状部A20は膝の形状に対応するように構成される。立体形状部A20は例えば関節対応部A10の正面部A11に設けられる。立体形状部A20は膝の形状に対応する立体的な形状を有する。立体形状部A20は膝がフィットするように構成される。立体形状部A20は装着部100の内面100A側から外面100B側に向けて窪む。立体形状部A20は立体的な形状が保たれるように構成される。立体形状部A20は例えば立体裁断により構成される。
作用部200は第1~第3機能のうちの少なくとも1つを含むように構成される。作用部200は装着部100に設けられる。作用部200と装着部100との関係について例示する。第1例では、作用部200は装着部100とは別に構成され、装着部100に対して着脱できるように装着部100に設けられる。第2例では、作用部200は装着部100とは別に構成され、装着部100に固定される。
作用部200は関節ケア部210を含む。関節ケア部210は関節対応部A10に設けられる。関節ケア部210は第1機能を有する。関節ケア部210は例えば加圧、加熱、電気の作用、および、磁気の作用のうちの少なくとも1つの手段により膝をケアできるように構成される。一例では、関節ケア部210は関節エアバッグ211を含む。関節エアバッグ211は膝を加圧する。関節エアバッグ211は膝をマッサージする。
関節エアバッグ211は関節対応部A10の正面部A11および側面部A12のうちの少なくとも1箇所に設けられる。関節エアバッグ211の動作状態は膨張状態、収縮状態、および、保持状態を含む。関節エアバッグ211の膨張状態では、関節エアバッグ211の体積が増加する。関節エアバッグ211の収縮状態では、関節エアバッグ211の体積が減少する。関節エアバッグ211の保持状態では、関節エアバッグ211の体積が一定に保たれる。一例では、関節エアバッグ211の動作状態は周期的に変化する。関節エアバッグ211の動作の1周期において関節エアバッグ211が最も膨張した状態を最大膨張状態と称する。関節エアバッグ211の動作の1周期において関節エアバッグ211が最も収縮した状態を最小収縮状態と称する。
関節エアバッグ211の形態の例として、以下の第1~第7形態が挙げられる。
第1形態の関節エアバッグ211は1つまたは複数の第1関節エアバッグ211Aを含む。第1関節エアバッグ211Aは膝の第1部位を押すように構成される。
第2形態の関節エアバッグ211は1つまたは複数の第2関節エアバッグ211Bを含む。第2関節エアバッグ211Bは膝の第2部位を押すように構成される。
第3形態の関節エアバッグ211は1つまたは複数の第3関節エアバッグ211Cを含む。第3関節エアバッグ211Cは膝の第3部位を押すように構成される。
第4形態の関節エアバッグ211は1つまたは複数の第1関節エアバッグ211A、および、1つまたは複数の第2関節エアバッグ211Bを含む。第1関節エアバッグ211Aと第2関節エアバッグ211Bとは個別に構成される。
第5形態の関節エアバッグ211は1つまたは複数の第1関節エアバッグ211A、および、1つまたは複数の第3関節エアバッグ211Cを含む。第1関節エアバッグ211Aと第3関節エアバッグ211Cとは個別に構成される。
第6形態の関節エアバッグ211は1つまたは複数の第2関節エアバッグ211B、および、1つまたは複数の第3関節エアバッグ211Cを含む。第2関節エアバッグ211Bと第3関節エアバッグ211Cとは個別に構成される。
第7形態の関節エアバッグ211は1つまたは複数の第1関節エアバッグ211A、1つまたは複数の第2関節エアバッグ211B、および、1つまたは複数の第3関節エアバッグ211Cを含む。第1関節エアバッグ211Aと第2関節エアバッグ211Bと第3関節エアバッグ211Cとは個別に構成される。
膝の第1部位は例えば、膝頭の上部、膝頭の下部、膝頭の内側部、膝頭の外側部、膝頭の内側斜め上部、膝頭の外側斜め上部、膝頭の内側斜め下部、膝頭の外側斜め下部、膝頭の正面、膝関節の内側部、および、膝関節の外側部のうちの少なくとも1つの部位を含む。膝頭の内側部および膝関節の内側部は人体の幅方向に関して正中面に近い部位である。膝頭の外側部および膝関節の外側部は人体の幅方向に関して正中面から遠い部位である。
膝の第2部位は膝の第1部位とは異なる部位である。膝の第2部位は例えば、膝頭の上部、膝頭の下部、膝頭の内側部、膝頭の外側部、膝頭の内側斜め上部、膝頭の外側斜め上部、膝頭の内側斜め下部、膝頭の外側斜め下部、膝頭の正面、膝関節の内側部、および、膝関節の外側部のうちの少なくとも1つの部位を含む。
膝の第3部位は膝の第1部位および膝の第2部位とは異なる部位である。膝の第3部位は例えば、膝頭の上部、膝頭の下部、膝頭の内側部、膝頭の外側部、膝頭の内側斜め上部、膝頭の外側斜め上部、膝頭の内側斜め下部、膝頭の外側斜め下部、膝頭の正面、膝関節の内側部、および、膝関節の外側部のうちの少なくとも1つの部位を含む。
第1関節エアバッグ211A~第3関節エアバッグ211Cのうちの1種類のエアバッグを含む関節エアバッグ211の具体的な構成について例示する。ここでは代表例として、第1関節エアバッグ211Aを含む関節エアバッグ211の具体的な構成について例示する。第2関節エアバッグ211Bを含む関節エアバッグ211、および、第3関節エアバッグ211Cを含む関節エアバッグ211の構成は以下の例に準じる。
第1例では、膝の第1部位は膝頭の内側部である。関節エアバッグ211は膝頭の内側部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方に配置される。
第2例では、膝の第1部位は膝頭の外側部である。関節エアバッグ211は膝頭の外側部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して外方に配置される。
第3例では、膝の第1部位は膝頭の上部である。関節エアバッグ211は膝頭の上部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して上方に配置される。
第4例では、膝の第1部位は膝頭の下部である。関節エアバッグ211は膝頭の下部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して下方に配置される。
第5例では、膝の第1部位は膝頭の内側斜め上部である。関節エアバッグ211は膝頭の内側斜め上部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内側斜め上方に配置される。
第6例では、膝の第1部位は膝頭の内側斜め下部である。関節エアバッグ211は膝頭の内側斜め下部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内側斜め下方に配置される。
第7例では、膝の第1部位は膝頭の外側斜め上部である。関節エアバッグ211は膝頭の外側斜め上部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して外側斜め上方に配置される。
第8例では、膝の第1部位は膝頭の外側斜め下部である。関節エアバッグ211は膝頭の外側斜め下部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して外側斜め下方に配置される。
第9例では、膝の第1部位は膝頭の正面である。関節エアバッグ211は膝頭の正面を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して前方に配置される。
第10例では、膝の第1部位は第1例~第9例のうちの少なくとも2つの例における膝の第1部位を含む。関節エアバッグ211は第1例~第9例のうちの少なくとも2つの例における膝の第1部位を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは第1例~第9例のうちの少なくとも2つの例における配置箇所に配置される。
第1関節エアバッグ211A~第3関節エアバッグ211Cのうちの2種類のエアバッグを含む関節エアバッグ211の具体的な構成について例示する。ここでは代表例として、第1関節エアバッグ211Aおよび第2関節エアバッグ211Bを含む関節エアバッグ211の具体的な構成について例示する。第1関節エアバッグ211Aおよび第3関節エアバッグ211Cを含む関節エアバッグ211、ならびに、第2関節エアバッグ211Bおよび第3関節エアバッグ211Cを含む関節エアバッグ211の構成は以下の例に準じる。
第1例では、膝の第1部位は膝頭の内側部および膝頭の外側部の一方である。膝の第2部位は膝頭の内側部および膝頭の外側部の他方である。関節エアバッグ211は膝頭の内側部および膝頭の外側部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方および外方の一方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して内方および外方の他方に配置される。
第1(a)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の内側部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の外側部を押す。
第1(b)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して外方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の外側部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して内方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の内側部を押す。
第2例では、膝の第1部位は膝頭の上部および膝頭の下部の一方である。膝の第2部位は膝頭の上部および膝頭の下部の他方である。関節エアバッグ211は膝頭の上部および膝頭の下部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して上方および下方の一方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して上方および下方の他方に配置される。
第2(a)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して上方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の上部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して下方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の下部を押す。
第2(b)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して下方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の下部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して上方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の上部を押す。
第3例では、膝の第1部位は膝頭の内側斜め上部および膝頭の外側斜め下部の一方である。膝の第2部位は膝頭の内側斜め上部および膝頭の外側斜め下部の他方である。関節エアバッグ211は膝頭の内側斜め上部および膝頭の外側斜め下部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内側斜め上方および外側斜め下方の一方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して内側斜め上方および外側斜め下方の他方に配置される。
第3(a)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内側斜め上方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の内側斜め上部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外側斜め下方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の外側斜め下部を押す。
第3(b)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して外側斜め下方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の外側斜め下部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して内側斜め上方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の内側斜め上部を押す。
第4例では、膝の第1部位は膝頭の外側斜め上部および膝頭の内側斜め下部の一方である。膝の第2部位は膝頭の外側斜め上部および膝頭の内側斜め下部の他方である。関節エアバッグ211は膝頭の外側斜め上部および内側斜め下部を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して外側斜め上方および内側斜め下方の一方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外側斜め上方および内側斜め下方の他方に配置される。
第4(a)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して外側斜め上方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の外側斜め上部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して内側斜め下方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の内側斜め下部を押す。
第4(b)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内側斜め下方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の内側斜め下部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外側斜め上方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の外側斜め上部を押す。
第5例では、膝の第1部位は第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における膝の第1部位を含む。膝の第2部位は第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における膝の第2部位を含む。関節エアバッグ211は第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における膝の第1部位および膝の第2部位を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における配置箇所に配置される。第2関節エアバッグ211Bは第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における配置箇所に配置される。
第6例では、膝の第1部位は膝頭の内側部、膝頭の内側斜め上部、および、膝頭の内側斜め下部のうちの少なくとも2つの部位である。膝の第2部位は膝頭の外側部、膝頭の外側斜め上部、および、膝頭の外側斜め下部のうちの少なくとも2つの部位である。関節エアバッグ211は膝の第1部位および膝の第2部位を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方、内側斜め上方、および、内側斜め下方のうちの少なくとも2箇所に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外方、外側斜め上方、および、外側斜め下方のうちの少なくとも2箇所に配置される。
第6(a)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方および内側斜め上方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の内側部および膝頭の内側斜め上部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外方および外側斜め上部に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の外側部および膝頭の外側斜め上部を押す。
第6(b)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方および内側斜め下方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の内側部および膝頭の内側斜め下部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外方および外側斜め下方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の外側部および膝頭の外側斜め下部を押す。
第6(c)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内側斜め上方および内側斜め下方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の内側斜め上部および膝頭の内側斜め下部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外側斜め上方および外側斜め下方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の外側斜め上部および膝頭の外側斜め下部を押す。
第6(d)例では、第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方、内側斜め上方、および、内側斜め下方に配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭の内側部、膝頭の内側斜め上部、および、膝頭の内側斜め下部を押す。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外方、外側斜め上方、および、外側斜め下方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭の外側部、膝頭の外側斜め上部、および、膝頭の外側斜め下部を押す。
第7例では、第1例~第6例のいずれかを前提として、膝の第1部位は膝頭の正面をさらに含む。第1関節エアバッグ211Aは第1例~第6例のいずれかにおける膝の第1部位、および、膝頭の正面を押すように構成される。第1関節エアバッグ211Aは第1例~第6例のいずれかにおける配置箇所に加え、膝頭に対して正面に配置される。
第8例では、第1例~第6例のいずれかを前提として、膝の第2部位は膝頭の正面をさらに含む。第2関節エアバッグ211Bは第1例~第6例のいずれかにおける膝の第2部位、および、膝頭の正面を押すように構成される。第2関節エアバッグ211Bは第1例~第6例のいずれかにおける配置箇所に加え、膝頭に対して正面に配置される。
第1関節エアバッグ211A~第3関節エアバッグ211Cを含む関節エアバッグ211の具体的な構成について例示する。
第1例では、関節エアバッグ211は第1関節エアバッグ211Aを含む関節エアバッグ211の第1例~第10例のいずれかを前提に構成される。第2関節エアバッグ211Bは前提の例における膝の第1部位とは異なる膝の第2部位を押す。第3関節エアバッグ211Cは前提の例における膝の第1部位、および、膝の第2部位とは異なる膝の第3部位を押す。
第2例では、関節エアバッグ211は第1関節エアバッグ211Aおよび第2関節エアバッグ211Bを含む関節エアバッグ211の第1例~第8例のいずれかを前提に構成される。第3関節エアバッグ211Cは前提の例における膝の第1部位、および、前提の例における膝の第2部位とは異なる膝の第3部位を押す。
マッサージ装置10は駆動部20をさらに備える。駆動部20は作用部200を動作させる。作用部200は空気需要部を含む。空気需要部は空気により動作する。空気需要部は例えば1または複数のエアバッグを含む。
駆動部20と装着部100との関係について例示する。第1例では、駆動部20は装着部100とは別に構成され、装着部100に対して着脱できるように装着部100に設けられる。第2例では、駆動部20は装着部100とは別に構成され、装着部100に固定される。第3例では、駆動部20は装着部100とは別に設けられる。
駆動部20は空気需要部に対する空気の供給、排出、保持を実行できるように構成される。関節エアバッグ211は空気需要部に含まれる。駆動部20は関節エアバッグ211に対する空気の供給、排出、保持を実行できるように構成される。
駆動部20はポンプ21、切替部22、および、接続部23を含む。ポンプ21は空気を吐出する。接続部23はポンプ21と切替部22とを接続し、切替部22と空気需要部とを接続する。接続部23および切替部22はポンプ21と空気需要部との間に空気の流路を形成する。
切替部22は空気需要部に空気を供給する状態、空気需要部から空気を排出する状態、および、空気需要部内に空気を保持する状態を選択できるように構成される。切替部22は例えば1または複数の電磁弁を含む。空気需要部に複数のエアバッグが含まれる場合、切替部22は空気の供給、排出、保持に関する動作状態をエアバッグ毎に選択できるように構成される。
切替部22の動作状態は例えば第1動作状態、第2動作状態、および、第3動作状態を含む。切替部22の動作状態が第1動作状態である場合、ポンプ21から吐出された空気が切替部22および接続部23を介して空気需要部内に供給される。切替部22の動作状態が第2動作状態である場合、空気需要部内の空気が接続部23および切替部22を介して外部に排出される。切替部22の動作状態が第3動作状態である場合、空気需要部に対する空気の供給および排出が停止され、空気需要部内に空気が保持される。
関節エアバッグ211は接続部23を介して、関節エアバッグ211に対応する切替部22に接続される。関節エアバッグ211に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態である場合、関節エアバッグ211に空気が供給される。関節エアバッグ211に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態である場合、関節エアバッグ211から空気が排出される。関節エアバッグ211に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態である場合、関節エアバッグ211内に空気が保持される。
マッサージ装置10は制御部30をさらに含む。制御部30は例えば駆動部20を制御する。制御部30は駆動部20に信号を送信できるように駆動部20に電気的に接続される。制御部30は例えばプロセッサを含む。
マッサージ装置10は入力部40をさらに含む。入力部40は例えばマンマシンインターフェースを含む。マンマシンインターフェースの例として、スイッチ、ボタン、ダイヤル、ポインティングデバイス、音声認識デバイス、画像認識デバイス等が挙げられる。入力部40はマンマシンインターフェースに対する操作に応じた入力信号を出力する。入力部40の入力信号は制御部30に入力される。
入力部40と装着部100との関係について例示する。第1例では、入力部40は装着部100とは別に構成され、装着部100に対して着脱できるように装着部100に設けられる。第2例では、入力部40は装着部100とは別に構成され、装着部100に固定される。第3例では、入力部40は装着部100とは別に設けられる。
マッサージ装置10は検出部50をさらに含む。検出部50は検出対象の状態に応じた検出信号を出力する。検出信号は例えば制御部30に入力される。検出部50は例えばタイマおよびセンサのうちの少なくとも1つを含む。タイマは例えば切替部22の動作状態が継続した時間を計測する。センサは例えば空気需要部の圧力を検出する。
マッサージ装置10は電源部60をさらに含む。電源部60はマッサージ装置10に含まれる電力需要部に電力を供給する。電力需要部の例として、駆動部20、制御部30、入力部40、および、検出部50が挙げられる。電源部60は例えば1次電池の電力、2次電池の電力、または、外部電源の電力を電力需要部に供給する。電源部60と装着部100との関係について例示する。第1例では、電源部60は装着部100とは別に構成され、装着部100に対して着脱できるように装着部100に設けられる。第2例では、電源部60は装着部100とは別に構成され、装着部100に固定される。第3例では、電源部60は装着部100とは別に設けられる。
制御部30による駆動部20の制御について例示する。駆動部20の制御には、例えばポンプ21の動作状態の制御、および、切替部22の動作状態の制御が含まれる。
制御部30はポンプ制御条件に応じてポンプ21の動作状態を制御する。ポンプ制御条件は例えば第1条件および第2条件を含む。制御部30は第1条件が成立する場合、ポンプ21が動作するようにポンプ21を制御する。制御部30は第2条件が成立する場合、ポンプ21の動作が停止するようにポンプ21を制御する。
制御部30は例えば次のようにポンプ制御条件の成否を判定する。制御部30は制御部30に第1入力信号が入力される場合、第1条件が成立すると判定する。第1入力信号は作用部200により脚をマッサージするための操作が入力部40に対して実行される場合、制御部30に入力される。制御部30は制御部30に第2入力信号が入力される場合、第2条件が成立すると判定する。第2入力信号は作用部200による脚のマッサージを停止するための操作が入力部40に対して実行される場合、制御部30に入力される。
制御部30は切替部制御条件に応じて、関節エアバッグ211に対応する切替部22の動作状態を制御する。切替部制御条件は例えば第1~第3条件を含む。制御部30は第1条件が成立する場合、関節エアバッグ211に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第2条件が成立する場合、関節エアバッグ211に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第3条件が成立する場合、関節エアバッグ211に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態に設定されるように切替部22を制御する。
制御部30は例えば以下の第1例または第2例のように、関節エアバッグ211に対応する切替部22の切替部制御条件の成否を判定する。
第1例では、制御部30は関節エアバッグ211の動作モードおよびタイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。関節エアバッグ211の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。制御部30は例えば、関節エアバッグ211の動作モードの設定に関する入力部40に対する操作に応じて、関節エアバッグ211の動作モードを設定する。
制御部30は関節エアバッグ211の動作モードが第1動作モードであり、関節エアバッグ211に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第1所定時間以上である場合、第2条件が成立すると判定する。制御部30は切替部22の第2動作状態が継続された時間が第2所定時間以上である場合、第1条件が成立すると判定する。
制御部30は関節エアバッグ211の動作モードが第2動作モードであり、関節エアバッグ211に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第1所定時間以上である場合、第3条件が成立すると判定する。制御部30は切替部22の第3動作状態が継続された時間が第3所定時間以上である場合、第2条件が成立すると判定する。制御部30は切替部22の第2動作状態が継続された時間が第2所定時間以上である場合、第1条件が成立すると判定する。
第2例では、制御部30は関節エアバッグ211の動作モード、センサの検出信号、および、タイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。関節エアバッグ211の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。
制御部30は関節エアバッグ211の動作モードが第1動作モードであり、関節エアバッグ211の圧力が第1所定圧力以上である場合、第2条件が成立すると判定する。制御部30は関節エアバッグ211の圧力が第2所定圧力以下である場合、第1条件が成立すると判定する。
制御部30は関節エアバッグ211の動作モードが第2動作モードであり、関節エアバッグ211の圧力が第1所定圧力以上である場合、第3条件が成立すると判定する。制御部30は関節エアバッグ211に対応する切替部22の第3動作状態が継続された時間が第3所定時間以上である場合、第2条件が成立すると判定する。制御部30は関節エアバッグ211の圧力が第2所定圧力以下である場合、第1条件が成立すると判定する。
関節エアバッグ211の動作モードが第1動作モードに設定される場合、関節エアバッグ211の動作の1周期では、関節エアバッグ211の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、収縮状態の順に変化する。
関節エアバッグ211の動作モードが第2動作モードに設定される場合、関節エアバッグ211の動作の1周期では、関節エアバッグ211の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、保持状態、収縮状態の順に変化する。
第1関節エアバッグ211A~第3関節エアバッグ211Cのうちの少なくとも2種類のエアバッグを含む関節エアバッグ211の動作のタイミングの代表例として、第1関節エアバッグ211Aおよび第2関節エアバッグ211Bの動作のタイミングについて例示する。他のエアバッグの組み合わせに関する動作のタイミングは以下の例に準じる。
第1例では、各関節エアバッグ211A、211Bは異なるタイミングで膨張および収縮する。関節エアバッグ211は膝の第1部位および膝の第2部位を交互に繰り返し押す。第1関節エアバッグ211Aの動作状態が最大膨張状態である場合、第2関節エアバッグ211Bの動作状態は最大膨張状態とは異なる状態である。第2関節エアバッグ211Bの動作状態が最大膨張状態である場合、第1関節エアバッグ211Aの動作状態は最大膨張状態とは異なる状態である。
第1(a)例では、第1関節エアバッグ211Aの動作状態が最大膨張状態および最小収縮状態の一方である場合、第2関節エアバッグ211Bの動作状態は最大膨張状態および最小収縮状態の他方である。
第1(b)例では、第1関節エアバッグ211Aの動作状態が最大膨張状態または最小収縮状態である場合、第2関節エアバッグ211Bの動作状態は最大膨張状態および最小収縮状態とは異なる状態である。
第2例では、各関節エアバッグ211A、211Bは同じタイミングで膨張および収縮する。関節エアバッグ211は膝の第1部位および膝の第2部位を同時に繰り返し押す。
(実施の形態2)
実施の形態2のマッサージ装置10は実施の形態1を前提に構成される。図2にマッサージ装置10の一例が示される。
マッサージ装置10は支持部140をさらに備える。支持部140は装着部100の関節対応部A10に設けられる。支持部140と装着部100との関係について例示する。第1例では、支持部140は装着部100とは別に構成され、装着部100に対して着脱できるように装着部100に設けられる。第2例では、支持部140は装着部100とは別に構成され、装着部100に固定される。第3例では、支持部140は装着部100と一体的に構成される。
支持部140は膝が立体形状部A20に配置された状態が維持されるように膝を支持する。支持部140は例えば膝頭を支持する。支持部140は立体形状部A20の所定部分に対して上方、下方、内方、外方、内側斜め上方、外側斜め上方、内側斜め下方、および、外側斜め下方のうちの少なくとも1箇所に設けられる。立体形状部A20の所定部分は例えば立体形状部A20における膝頭に対応する部分、または、立体形状部A20の外周部分である。
一例では、支持部140は膝頭の上部、下部、内側部、外側部、内側斜め上部、外側斜め上部、内側斜め下部、および、外側斜め下部のうちの少なくとも1箇所を支持する。支持部140は装着部100の素材とは異なる材料、または、装着部100の素材と同じ材料により構成される。一例では、支持部140は装着部100と比較して形状の保持性が高い材料により構成される。
(実施の形態3)
実施の形態3のマッサージ装置10は実施の形態1、2のうちの少なくとも1つを前提に構成される。図3にマッサージ装置10の一例が示される。
装着部100は下腿対応部B10をさらに含む。下腿対応部B10は下腿に取り付けられる。下腿対応部B10は正面部B11、側面部B12、および、背面部B13のうちの1つまたは複数を含む。正面部B11は下腿の正面に対応する。側面部B12は下腿の側面に対応する。背面部B13は下腿の背面に対応する。
一例では、下腿対応部B10は立体形状部B20を含む。立体形状部B20は下腿の形状に対応するように構成される。立体形状部B20は例えば下腿対応部B10の正面部B11に設けられる。立体形状部B20は下腿の正面の形状に対応する立体的な形状を有する。立体形状部B20は下腿がフィットするように構成される。立体形状部B20は装着部100の内面100A側から外面100B側に向けて窪む。立体形状部B20は立体的な形状が保たれるように構成される。立体形状部B20は例えば立体裁断により構成される。
下腿対応部B10と関節対応部A10との関係について例示する。第1例では、下腿対応部B10は関節対応部A10と一体的に構成される。第2例では、下腿対応部B10は関節対応部A10とは別に構成される。関節対応部A10および下腿対応部B10は個別に脚に装着される。第3例では、下腿対応部B10は関節対応部A10とは別に構成され、関節対応部A10に対して着脱できるように関節対応部A10に結合される。第4例では、下腿対応部B10は関節対応部A10とは別に構成され、関節対応部A10に固定される。
作用部200は下腿ケア部220を含む。下腿ケア部220は下腿対応部B10に設けられる。下腿ケア部220は第2機能を有する。下腿ケア部220は例えば加圧、加熱、電気の作用、および、磁気の作用のうちの少なくとも1つの手段により下腿をケアできるように構成される。一例では、下腿ケア部220は下腿エアバッグ221を含む。下腿エアバッグ221は下腿を加圧する。下腿エアバッグ221は下腿をマッサージする。下腿エアバッグ221は空気需要部に含まれる。
下腿エアバッグ221は下腿対応部B10の正面部B11、側面部B12、および、背面部B13のうちの少なくとも1箇所に設けられる。下腿エアバッグ221の動作状態は膨張状態、収縮状態、および、保持状態を含む。一例では、下腿エアバッグ221の動作状態は周期的に変化する。下腿エアバッグ221の動作の1周期において下腿エアバッグ221が最も膨張した状態を最大膨張状態と称する。下腿エアバッグ221の動作の1周期において下腿エアバッグ221が最も収縮した状態を最小収縮状態と称する。
下腿エアバッグ221の形態の例として、以下の第1~第7形態が挙げられる。
第1形態の下腿エアバッグ221は1つまたは複数の第1下腿エアバッグ221Aを含む。第1下腿エアバッグ221Aは下腿の第1部位を押すように構成される。
第2形態の下腿エアバッグ221は1つまたは複数の第2下腿エアバッグ221Bを含む。第2下腿エアバッグ221Bは下腿の第2部位を押すように構成される。
第3形態の下腿エアバッグ221は1つまたは複数の第3下腿エアバッグ221Cを含む。第3下腿エアバッグ221Cは下腿の第3部位を押すように構成される。
第4形態の下腿エアバッグ221は1つまたは複数の第1下腿エアバッグ221A、および、1つまたは複数の第2下腿エアバッグ221Bを含む。第1下腿エアバッグ221Aと第2下腿エアバッグ221Bとは個別に構成される。
第5形態の下腿エアバッグ221は1つまたは複数の第1下腿エアバッグ221A、および、1つまたは複数の第3下腿エアバッグ221Cを含む。第1下腿エアバッグ221Aと第3下腿エアバッグ221Cとは個別に構成される。
第6形態の下腿エアバッグ221は1つまたは複数の第2下腿エアバッグ221B、および、1つまたは複数の第3下腿エアバッグ221Cを含む。第2下腿エアバッグ221Bと第3下腿エアバッグ221Cとは個別に構成される。
第7形態の下腿エアバッグ221は1つまたは複数の第1下腿エアバッグ221A、1つまたは複数の第2下腿エアバッグ221B、および、1つまたは複数の第3下腿エアバッグ221Cを含む。第1下腿エアバッグ221Aと第2下腿エアバッグ221Bと第3下腿エアバッグ221Cとは個別に構成される。
下腿の第1部位は例えば、下腿の内側部、下腿の外側部、下腿の正面、および、下腿の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。下腿の内側部は下腿の上部の内側面、下腿の下部の内側面、下腿の中間部の内側面のうちの少なくとも1つの部位を含む。下腿の外側部は下腿の上部の外側面、下腿の下部の外側面、下腿の中間部の外側面のうちの少なくとも1つの部位を含む。下腿の正面は下腿の上部の正面、下腿の下部の正面、下腿の中間部の正面のうちの少なくとも1つの部位を含む。下腿の背面は下腿の上部の背面、下腿の下部の背面、下腿の中間部の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。下腿の上部は膝関節まわりの部位を含む。下腿の下部は足関節まわりの部位を含む。下腿の中間部は下腿の上部と下腿の下部との間の部位を含む。下腿の内側部は人体の幅方向に関して正中面に近い部位である。下腿の外側部は人体の幅方向に関して正中面から遠い部位である。
下腿の第2部位は下腿の第1部位とは異なる部位である。下腿の第2部位は例えば、下腿の内側部、下腿の外側部、下腿の正面、および、下腿の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。
下腿の第3部位は下腿の第1部位および下腿の第2部位とは異なる部位である。下腿の第3部位は例えば、下腿の内側部、下腿の外側部、下腿の正面、および、下腿の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。
第1下腿エアバッグ221A~第3下腿エアバッグ221Cのうちの1種類のエアバッグを含む下腿エアバッグ221の具体的な構成について例示する。ここでは代表例として、第1下腿エアバッグ221Aを含む下腿エアバッグ221の具体的な構成について例示する。第2下腿エアバッグ221Bを含む下腿エアバッグ221、および、第3下腿エアバッグ221Cを含む下腿エアバッグ221の構成は以下の例に準じる。
第1例では、下腿の第1部位は下腿の内側部である。下腿エアバッグ221は下腿の内側部の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して内方に配置される。
第2例では、下腿の第1部位は下腿の外側部である。下腿エアバッグ221は下腿の外側部の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して外方に配置される。
第3例では、下腿の第1部位は下腿の正面である。下腿エアバッグ221は下腿の正面の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して正面に配置される。
第4例では、下腿の第1部位は下腿の背面である。下腿エアバッグ221は下腿の背面の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して背面に配置される。
第5例では、下腿の第1部位は第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における下腿の第1部位を含む。下腿エアバッグ221は第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における下腿の第1部位を押すように構成される。第1下腿エアバッグ221Aは第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における配置箇所に配置される。
第1下腿エアバッグ221A~第3下腿エアバッグ221Cのうちの2種類のエアバッグを含む下腿エアバッグ221の具体的な構成について例示する。ここでは代表例として、第1下腿エアバッグ221Aおよび第2下腿エアバッグ221Bを含む下腿エアバッグ221の具体的な構成について例示する。第1下腿エアバッグ221Aおよび第3下腿エアバッグ221Cを含む下腿エアバッグ221、ならびに、第2下腿エアバッグ221Bおよび第3下腿エアバッグ221Cを含む下腿エアバッグ221の構成は以下の例に準じる。
第1例では、下腿の第1部位は下腿の内側部および下腿の外側部の一方である。下腿の第2部位は下腿の内側部および下腿の外側部の他方である。下腿エアバッグ221は下腿の内側部および下腿の外側部を押すように構成される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して内方および外方の一方に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿に対して内方および外方の他方に配置される。
第1(a)例では、第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して内方に配置される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿の内側部を押す。第2下腿エアバッグ221Bは下腿に対して外方に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿の外側部を押す。
第1(b)例では、第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して外方に配置される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿の外側部を押す。第2下腿エアバッグ221Bは下腿に対して内方に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿の内側部を押す。
第2例では、下腿の第1部位は下腿の正面および下腿の背面の一方である。下腿の第2部位は下腿の正面および下腿の背面の他方である。下腿エアバッグ221は下腿の正面および下腿の背面を押すように構成される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して正面および背面の一方に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿に対して正面および背面の他方に配置される。
第2(a)例では、第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して正面に配置される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿の正面を押す。第2下腿エアバッグ221Bは下腿に対して背面に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿の背面を押す。
第2(b)例では、第1下腿エアバッグ221Aは下腿に対して背面に配置される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿の背面を押す。第2下腿エアバッグ221Bは下腿に対して正面に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿の正面を押す。
第3例では、下腿の第1部位は第1例における下腿の第1部位、および、第2例における下腿の第1部位を含む。下腿の第2部位は第1例における下腿の第2部位、および、第2例における下腿の第2部位を含む。第1下腿エアバッグ221Aは第1例における配置箇所、および、第2例における配置箇所に配置される。第1下腿エアバッグ221Aは第1例における下腿の第1部位、および、第2例における下腿の第1部位を押す。第2下腿エアバッグ221Bは第1例における配置箇所、および、第2例における配置箇所に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは第1例における下腿の第2部位、および、第2例における下腿の第2部位を押す。
第1下腿エアバッグ221A~第3下腿エアバッグ221Cを含む下腿エアバッグ221の具体的な構成について例示する。
第1例では、下腿エアバッグ221は第1下腿エアバッグ221Aを含む下腿エアバッグ221の第1例~第5例のいずれかを前提に構成される。第2下腿エアバッグ221Bは前提の例における下腿の第1部位とは異なる下腿の第2部位を押す。第3下腿エアバッグ221Cは前提の例における下腿の第1部位、および、下腿の第2部位とは異なる下腿の第3部位を押す。
第2例では、下腿エアバッグ221は第1下腿エアバッグ221Aおよび第2下腿エアバッグ221Bを含む下腿エアバッグ221の第1例~第3例のいずれかを前提に構成される。第3下腿エアバッグ221Cは前提の例における下腿の第1部位、および、前提の例における下腿の第2部位とは異なる下腿の第3部位を押す。
下腿エアバッグ221と関節エアバッグ211との関係について例示する。第1例では、下腿エアバッグ221と関節エアバッグ211とは個別に構成される。第2例では、下腿エアバッグ221に含まれる各下腿エアバッグ221A~231Cの1つまたは複数は、関節エアバッグ211に含まれる各関節エアバッグ211A~211Cの1つまたは複数と一体的に構成される。
下腿エアバッグ221は接続部23を介して、下腿エアバッグ221に対応する切替部22に接続される。下腿エアバッグ221に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態である場合、下腿エアバッグ221に空気が供給される。下腿エアバッグ221に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態である場合、下腿エアバッグ221から空気が排出される。下腿エアバッグ221に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態である場合、下腿エアバッグ221内に空気が保持される。
制御部30は切替部制御条件に応じて、下腿エアバッグ221に対応する切替部22の動作状態を制御する。切替部制御条件は例えば第4~第6条件を含む。制御部30は第4条件が成立する場合、下腿エアバッグ221に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第5条件が成立する場合、下腿エアバッグ221に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第6条件が成立する場合、下腿エアバッグ221に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態に設定されるように切替部22を制御する。
制御部30は例えば以下の第1例または第2例のように、下腿エアバッグ221に対応する切替部22の切替部制御条件の成否を判定する。
第1例では、制御部30は下腿エアバッグ221の動作モードおよびタイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。下腿エアバッグ221の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。制御部30は下腿エアバッグ221の動作モードの設定に関する入力部40に対する操作に応じて、下腿エアバッグ221の動作モードを設定する。
制御部30は下腿エアバッグ221の動作モードが第1動作モードであり、下腿エアバッグ221に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第4所定時間以上である場合、第5条件が成立すると判定する。制御部30は下腿エアバッグ221に対応する切替部22の第2動作状態が継続された時間が第5所定時間以上である場合、第4条件が成立すると判定する。
制御部30は下腿エアバッグ221の動作モードが第2動作モードであり、下腿エアバッグ221に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第4所定時間以上である場合、第6条件が成立すると判定する。制御部30は下腿エアバッグ221に対応する切替部22の第3動作状態が継続された時間が第6所定時間以上である場合、第5条件が成立すると判定する。制御部30は下腿エアバッグ221に対応する切替部22の第2動作状態が継続された時間が第5所定時間以上である場合、第4条件が成立すると判定する。
第2例では、制御部30は下腿エアバッグ221の動作モード、センサの検出信号、および、タイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。下腿エアバッグ221の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。
制御部30は下腿エアバッグ221の動作モードが第1動作モードであり、下腿エアバッグ221の圧力が第3所定圧力以上である場合、第5条件が成立すると判定する。制御部30は下腿エアバッグ221の圧力が第4所定圧力以下である場合、第4条件が成立すると判定する。
制御部30は下腿エアバッグ221の動作モードが第2動作モードであり、下腿エアバッグ221の圧力が第3所定圧力以上である場合、第6条件が成立すると判定する。制御部30は下腿エアバッグ221に対応する切替部22の第3動作状態が継続された時間が第6所定時間以上である場合、第5条件が成立すると判定する。制御部30は下腿エアバッグ221の圧力が第4所定圧力以下である場合、第4条件が成立すると判定する。
下腿エアバッグ221の動作モードが第1動作モードに設定される場合、下腿エアバッグ221の動作の1周期では、下腿エアバッグ221の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、収縮状態の順に変化する。
下腿エアバッグ221の動作モードが第2動作モードに設定される場合、下腿エアバッグ221の動作の1周期では、下腿エアバッグ221の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、保持状態、収縮状態の順に変化する。
第1下腿エアバッグ221A~第3下腿エアバッグ221Cのうちの少なくとも2種類のエアバッグを含む下腿エアバッグ221の動作のタイミングについて例示する。ここでは代表例として、第1下腿エアバッグ221Aおよび第2下腿エアバッグ221Bの動作のタイミングについて例示する。他のエアバッグの組み合わせに関する動作のタイミングは以下の例に準じる。
第1例では、各下腿エアバッグ221A、221Bは異なるタイミングで膨張および収縮する。下腿エアバッグ221は下腿の第1部位および下腿の第2部位を交互に繰り返し押す。第1下腿エアバッグ221Aの動作状態が最大膨張状態である場合、第2下腿エアバッグ221Bの動作状態は最大膨張状態とは異なる状態である。第2下腿エアバッグ221Bの動作状態が最大膨張状態である場合、第1下腿エアバッグ221Aの動作状態は最大膨張状態とは異なる状態である。
第1(a)例では、第1下腿エアバッグ221Aの動作状態が最大膨張状態および最小収縮状態の一方である場合、第2下腿エアバッグ221Bの動作状態は最大膨張状態および最小収縮状態の他方である。
第1(b)例では、第1下腿エアバッグ221Aの動作状態が最大膨張状態または最小収縮状態である場合、第2下腿エアバッグ221Bの動作状態は最大膨張状態および最小収縮状態とは異なる状態である。
第2例では、各下腿エアバッグ221A、221Bは同じタイミングで膨張および収縮する。下腿エアバッグ221は下腿の第1部位および下腿の第2部位を同時に繰り返し押す。
(実施の形態4)
実施の形態4のマッサージ装置10は実施の形態1~3のうちの少なくとも1つを前提に構成される。図4にマッサージ装置10の一例が示される。
装着部100は大腿対応部C10をさらに含む。大腿対応部C10は大腿に取り付けられる。大腿対応部C10は正面部C11、側面部C12、および、背面部C13のうちの1つまたは複数を含む。正面部C11は大腿の正面に対応する。側面部C12は大腿の側面に対応する。背面部C13は大腿の背面に対応する。
大腿対応部C10と関節対応部A10との関係について例示する。第1例では、大腿対応部C10は関節対応部A10と一体的に構成される。第2例では、大腿対応部C10は関節対応部A10とは別に構成される。関節対応部A10および大腿対応部C10は個別に脚に装着される。第3例では、大腿対応部C10は関節対応部A10とは別に構成され、関節対応部A10に対して着脱できるように関節対応部A10に結合される。第4例では、大腿対応部C10は関節対応部A10とは別に構成され、関節対応部A10に固定される。
作用部200は大腿ケア部230を含む。大腿ケア部230は大腿対応部C10に設けられる。大腿ケア部230は第3機能を有する。大腿ケア部230は例えば加圧、加熱、電気の作用、および、磁気の作用のうちの少なくとも1つの手段により大腿をケアできるように構成される。一例では、大腿ケア部230は大腿エアバッグ231を含む。大腿エアバッグ231は大腿を加圧する。大腿エアバッグ231は大腿をマッサージする。大腿エアバッグ231は空気需要部に含まれる。
大腿エアバッグ231は大腿対応部C10の正面部C11、側面部C12、および、背面部C13のうちの少なくとも1箇所に設けられる。大腿エアバッグ231の動作状態は膨張状態、収縮状態、および、保持状態を含む。一例では、大腿エアバッグ231の動作状態は周期的に変化する。大腿エアバッグ231の動作の1周期において大腿エアバッグ231が最も膨張した状態を最大膨張状態と称する。大腿エアバッグ231の動作の1周期において大腿エアバッグ231が最も収縮した状態を最小収縮状態と称する。
大腿エアバッグ231の形態の例として、以下の第1~第7形態が挙げられる。
第1形態の大腿エアバッグ231は1つまたは複数の第1大腿エアバッグ231Aを含む。第1大腿エアバッグ231Aは大腿の第1部位を押すように構成される。
第2形態の大腿エアバッグ231は1つまたは複数の第2大腿エアバッグ231Bを含む。第2大腿エアバッグ231Bは大腿の第2部位を押すように構成される。
第3形態の大腿エアバッグ231は1つまたは複数の第3大腿エアバッグ231Cを含む。第3大腿エアバッグ231Cは大腿の第3部位を押すように構成される。
第4形態の大腿エアバッグ231は1つまたは複数の第1大腿エアバッグ231A、および、1つまたは複数の第2大腿エアバッグ231Bを含む。第1大腿エアバッグ231Aと第2大腿エアバッグ231Bとは個別に構成される。
第5形態の大腿エアバッグ231は1つまたは複数の第1大腿エアバッグ231A、および、1つまたは複数の第3大腿エアバッグ231Cを含む。第1大腿エアバッグ231Aと第3大腿エアバッグ231Cとは個別に構成される。
第6形態の大腿エアバッグ231は1つまたは複数の第2大腿エアバッグ231B、および、1つまたは複数の第3大腿エアバッグ231Cを含む。第2大腿エアバッグ231Bと第3大腿エアバッグ231Cとは個別に構成される。
第7形態の大腿エアバッグ231は1つまたは複数の第1大腿エアバッグ231A、1つまたは複数の第2大腿エアバッグ231B、および、1つまたは複数の第3大腿エアバッグ231Cを含む。第1大腿エアバッグ231Aと第2大腿エアバッグ231Bと第3大腿エアバッグ231Cとは個別に構成される。
大腿の第1部位は例えば、大腿の内側部、大腿の外側部、大腿の正面、および、大腿の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。大腿の内側部は大腿の上部の内側面、大腿の下部の内側面、大腿の中間部の内側面のうちの少なくとも1つの部位を含む。大腿の外側部は大腿の上部の外側面、大腿の下部の外側面、大腿の中間部の外側面のうちの少なくとも1つの部位を含む。大腿の正面は大腿の上部の正面、大腿の下部の正面、大腿の中間部の正面のうちの少なくとも1つの部位を含む。大腿の背面は大腿の上部の背面、大腿の下部の背面、大腿の中間部の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。大腿の上部は股関節まわりの部位を含む。大腿の下部は膝関節まわりの部位を含む。大腿の中間部は大腿の上部と大腿の下部との間の部位を含む。大腿の内側部は人体の幅方向に関して正中面に近い部位である。大腿の外側部は人体の幅方向に関して正中面から遠い部位である。
大腿の第2部位は大腿の第1部位とは異なる部位である。大腿の第2部位は例えば、大腿の内側部、大腿の外側部、大腿の正面、および、大腿の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。
大腿の第3部位は大腿の第1部位および大腿の第2部位とは異なる部位である。大腿の第3部位は例えば、大腿の内側部、大腿の外側部、大腿の正面、および、大腿の背面のうちの少なくとも1つの部位を含む。
第1大腿エアバッグ231A~第3大腿エアバッグ231Cのうちの1種類のエアバッグを含む大腿エアバッグ231の具体的な構成について例示する。ここでは代表例として、第1大腿エアバッグ231Aを含む大腿エアバッグ231の具体的な構成について例示する。第2大腿エアバッグ231Bを含む大腿エアバッグ231、および、第3大腿エアバッグ231Cを含む大腿エアバッグ231の構成は以下の例に準じる。
第1例では、大腿の第1部位は大腿の内側部である。大腿エアバッグ231は大腿の内側部の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して内方に配置される。
第2例では、大腿の第1部位は大腿の外側部である。大腿エアバッグ231は大腿の外側部の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して外方に配置される。
第3例では、大腿の第1部位は大腿の正面である。大腿エアバッグ231は大腿の正面の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して正面に配置される。
第4例では、大腿の第1部位は大腿の背面である。大腿エアバッグ231は大腿の背面の上部、下部、および、中間部のうちの少なくとも1つの部位を押すように構成される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して背面に配置される。
第5例では、大腿の第1部位は第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における大腿の第1部位を含む。大腿エアバッグ231は第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における大腿の第1部位を押すように構成される。第1大腿エアバッグ231Aは第1例~第4例のうちの少なくとも2つの例における配置箇所に配置される。
第1大腿エアバッグ231A~第3大腿エアバッグ231Cのうちの2種類のエアバッグを含む大腿エアバッグ231の具体的な構成について例示する。ここでは代表例として、第1大腿エアバッグ231Aおよび第2大腿エアバッグ231Bを含む大腿エアバッグ231の具体的な構成について例示する。第1大腿エアバッグ231Aおよび第3大腿エアバッグ231Cを含む大腿エアバッグ231、ならびに、第2大腿エアバッグ231Bおよび第3大腿エアバッグ231Cを含む大腿エアバッグ231の構成は以下の例に準じる。
第1例では、大腿の第1部位は大腿の内側部および大腿の外側部の一方である。大腿の第2部位は大腿の内側部および大腿の外側部の他方である。大腿エアバッグ231は大腿の内側部および大腿の外側部を押すように構成される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して内方および外方の一方に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿に対して内方および外方の他方に配置される。
第1(a)例では、第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して内方に配置される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿の内側部を押す。第2大腿エアバッグ231Bは大腿に対して外方に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿の外側部を押す。
第1(b)例では、第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して外方に配置される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿の外側部を押す。第2大腿エアバッグ231Bは大腿に対して内方に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿の内側部を押す。
第2例では、大腿の第1部位は大腿の正面および大腿の背面の一方である。大腿の第2部位は大腿の正面および大腿の背面の他方である。大腿エアバッグ231は大腿の正面および大腿の背面を押すように構成される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して正面および背面の一方に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿に対して正面および背面の他方に配置される。
第2(a)例では、第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して正面に配置される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿の正面を押す。第2大腿エアバッグ231Bは大腿に対して背面に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿の背面を押す。
第2(b)例では、第1大腿エアバッグ231Aは大腿に対して背面に配置される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿の背面を押す。第2大腿エアバッグ231Bは大腿に対して正面に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿の正面を押す。
第3例では、大腿の第1部位は第1例における大腿の第1部位、および、第2例における大腿の第1部位を含む。大腿の第2部位は第1例における大腿の第2部位、および、第2例における大腿の第2部位を含む。第1大腿エアバッグ231Aは第1例における配置箇所、および、第2例における配置箇所に配置される。第1大腿エアバッグ231Aは第1例における大腿の第1部位、および、第2例における大腿の第1部位を押す。第2大腿エアバッグ231Bは第1例における配置箇所、および、第2例における配置箇所に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは第1例における大腿の第2部位、および、第2例における大腿の第2部位を押す。
第1大腿エアバッグ231A~第3大腿エアバッグ231Cを含む大腿エアバッグ231の具体的な構成について例示する。
第1例では、大腿エアバッグ231は第1大腿エアバッグ231Aを含む大腿エアバッグ231の第1例~第5例のいずれかを前提に構成される。第2大腿エアバッグ231Bは前提の例における大腿の第1部位とは異なる大腿の第2部位を押す。第3大腿エアバッグ231Cは前提の例における大腿の第1部位、および、大腿の第2部位とは異なる大腿の第3部位を押す。
第2例では、大腿エアバッグ231は第1大腿エアバッグ231Aおよび第2大腿エアバッグ231Bを含む大腿エアバッグ231の第1例~第3例のいずれかを前提に構成される。第3大腿エアバッグ231Cは前提の例における大腿の第1部位、および、前提の例における大腿の第2部位とは異なる大腿の第3部位を押す。
大腿エアバッグ231と関節エアバッグ211との関係について例示する。第1例では、大腿エアバッグ231と関節エアバッグ211とは個別に構成される。第2例では、大腿エアバッグ231に含まれる各大腿エアバッグ231A~231Cの1つまたは複数は、関節エアバッグ211に含まれる各関節エアバッグ211A~211Cの1つまたは複数と一体的に構成される。
大腿エアバッグ231は接続部23を介して、大腿エアバッグ231に対応する切替部22に接続される。大腿エアバッグ231に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態である場合、大腿エアバッグ231に空気が供給される。大腿エアバッグ231に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態である場合、大腿エアバッグ231から空気が排出される。大腿エアバッグ231に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態である場合、大腿エアバッグ231内に空気が保持される。
制御部30は切替部制御条件に応じて、大腿エアバッグ231に対応する切替部22の動作状態を制御する。切替部制御条件は例えば第7~第9条件を含む。制御部30は第7条件が成立する場合、大腿エアバッグ231に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第8条件が成立する場合、大腿エアバッグ231に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第9条件が成立する場合、大腿エアバッグ231に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態に設定されるように切替部22を制御する。
制御部30は例えば以下の第1例または第2例のように、大腿エアバッグ231に対応する切替部22の切替部制御条件の成否を判定する。
第1例では、制御部30は大腿エアバッグ231の動作モードおよびタイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。大腿エアバッグ231の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。制御部30は例えば、大腿エアバッグ231の動作モードの設定に関する入力部40に対する操作に応じて、大腿エアバッグ231の動作モードを設定する。
制御部30は大腿エアバッグ231の動作モードが第1動作モードであり、大腿エアバッグ231に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第7所定時間以上である場合、第8条件が成立すると判定する。制御部30は大腿エアバッグ231に対応する切替部22の第2動作状態が継続された時間が第8所定時間以上である場合、第7条件が成立すると判定する。
制御部30は大腿エアバッグ231の動作モードが第2動作モードであり、大腿エアバッグ231に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第7所定時間以上である場合、第9条件が成立すると判定する。制御部30は大腿エアバッグ231に対応する切替部22の第3動作状態が継続された時間が第9所定時間以上である場合、第8条件が成立すると判定する。制御部30は大腿エアバッグ231に対応する切替部22の第2動作状態が継続された時間が第8所定時間以上である場合、第7条件が成立すると判定する。
第2例では、制御部30は大腿エアバッグ231の動作モード、センサの検出信号、および、タイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。大腿エアバッグ231の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。
制御部30は大腿エアバッグ231の動作モードが第1動作モードであり、大腿エアバッグ231の圧力が第5所定圧力以上である場合、第8条件が成立すると判定する。制御部30は大腿エアバッグ231の圧力が第7所定圧力以下である場合、第7条件が成立すると判定する。
制御部30は大腿エアバッグ231の動作モードが第2動作モードであり、大腿エアバッグ231の圧力が第5所定圧力以上である場合、第9条件が成立すると判定する。制御部30は大腿エアバッグ231に対応する切替部22の第3動作状態が継続された時間が第9所定時間以上である場合、第8条件が成立すると判定する。制御部30は大腿エアバッグ231の圧力が第6所定圧力以下である場合、第7条件が成立すると判定する。
大腿エアバッグ231の動作モードが第1動作モードに設定される場合、大腿エアバッグ231の動作の1周期では、大腿エアバッグ231の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、収縮状態の順に変化する。
大腿エアバッグ231の動作モードが第2動作モードに設定される場合、大腿エアバッグ231の動作の1周期では、大腿エアバッグ231の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、保持状態、収縮状態の順に変化する。
第1大腿エアバッグ231A~第3大腿エアバッグ231Cのうちの少なくとも2種類のエアバッグを含む大腿エアバッグ231の動作のタイミングについて例示する。ここでは代表例として、第1大腿エアバッグ231Aおよび第2大腿エアバッグ231Bの動作のタイミングについて例示する。他のエアバッグの組み合わせに関する動作のタイミングは以下の例に準じる。
第1例では、各大腿エアバッグ231A、231Bは異なるタイミングで膨張および収縮する。大腿エアバッグ231は大腿の第1部位および大腿の第2部位を交互に繰り返し押す。第1大腿エアバッグ231Aの動作状態が最大膨張状態である場合、第2大腿エアバッグ231Bの動作状態は最大膨張状態とは異なる状態である。第2大腿エアバッグ231Bの動作状態が最大膨張状態である場合、第1大腿エアバッグ231Aの動作状態は最大膨張状態とは異なる状態である。
第1(a)例では、第1大腿エアバッグ231Aの動作状態が最大膨張状態および最小収縮状態の一方である場合、第2大腿エアバッグ231Bの動作状態は最大膨張状態および最小収縮状態の他方である。
第1(b)例では、第1大腿エアバッグ231Aの動作状態が最大膨張状態または最小収縮状態である場合、第2大腿エアバッグ231Bの動作状態は最大膨張状態および最小収縮状態とは異なる状態である。
第2例では、各大腿エアバッグ231A、231Bは同じタイミングで膨張および収縮する。大腿エアバッグ231は大腿の第1部位および大腿の第2部位を同時に繰り返し押す。
(実施の形態5)
実施の形態5のマッサージ装置10は実施の形態1~4のうちの少なくとも1つを前提に構成される。図5にマッサージ装置10の一例が示される。
作用部200は背面ケア部240を含む。背面ケア部240は関節対応部A10に設けられる。背面ケア部240は第1機能を有する。背面ケア部240は例えば加圧、加熱、電気の作用、および、磁気の作用のうちの少なくとも1つの手段により引屈をケアできるように構成される。背面ケア部240は例えば第1形態~第3形態を含む。第1形態の背面ケア部240は背面エアバッグ241を含む。第2形態の背面ケア部240は押圧部242を含む。第3形態の背面ケア部240は背面エアバッグ241および押圧部242を含む。
第1形態または第3形態の背面ケア部240では、背面エアバッグ241は引屈に対応するように装着部100に設けられる。背面エアバッグ241は空気需要部に含まれる。第1形態の背面ケア部240では、背面エアバッグ241は引屈を加圧する。背面エアバッグ241は引屈をマッサージする。
第2形態または第3形態の背面ケア部240では、押圧部242は引屈に対応するように装着部100に設けられる。第3形態の背面ケア部240では、押圧部242は背面エアバッグ241と引屈との間に位置するように装着部100に設けられる。第3形態の背面ケア部240では、背面エアバッグ241は押圧部242を引屈に押し付ける。
押圧部242と装着部100との関係について例示する。第1例では、押圧部242は装着部100とは別に構成され、装着部100に対して着脱できるように装着部100に設けられる。第2例では、押圧部242は装着部100とは別に構成され、装着部100に固定される。第3例では、押圧部242は装着部100と一体的に構成される。
背面エアバッグ241は引屈を直接的または間接的にマッサージする。背面エアバッグ241の動作状態は膨張状態、収縮状態、および、保持状態を含む。背面エアバッグ241の膨張状態では、背面エアバッグ241の体積が増加する。背面エアバッグ241の収縮状態では、背面エアバッグ241の体積が減少する。背面エアバッグ241の保持状態では、背面エアバッグ241の体積が一定に保たれる。一例では、背面エアバッグ241の動作状態は周期的に変化する。背面エアバッグ241の動作の1周期において背面エアバッグ241が最も膨張した状態を最大膨張状態と称する。背面エアバッグ241の動作の1周期において背面エアバッグ241が最も収縮した状態を最小収縮状態と称する。
背面エアバッグ241は接続部23を介して、背面エアバッグ241に対応する切替部22に接続される。背面エアバッグ241に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態である場合、背面エアバッグ241に空気が供給される。背面エアバッグ241に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態である場合、背面エアバッグ241から空気が排出される。背面エアバッグ241に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態である場合、背面エアバッグ241内に空気が保持される。
制御部30は切替部制御条件に応じて、背面エアバッグ241に対応する切替部22の動作状態を制御する。切替部制御条件は例えば第10~第12条件を含む。制御部30は第10条件が成立する場合、背面エアバッグ241に対応する切替部22の動作状態が第1動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第11条件が成立する場合、背面エアバッグ241に対応する切替部22の動作状態が第2動作状態に設定されるように切替部22を制御する。制御部30は第12条件が成立する場合、背面エアバッグ241に対応する切替部22の動作状態が第3動作状態に設定されるように切替部22を制御する。
制御部30は例えば以下の第1例または第2例のように、背面エアバッグ241に対応する切替部22の切替部制御条件の成否を判定する。
第1例では、制御部30は背面エアバッグ241の動作モードおよびタイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。背面エアバッグ241の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。制御部30は例えば、背面エアバッグ241の動作モードの設定に関する入力部40に対する操作に応じて、背面エアバッグ241の動作モードを設定する。
制御部30は背面エアバッグ241の動作モードが第1動作モードであり、背面エアバッグ241に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第10所定時間以上である場合、第11条件が成立すると判定する。制御部30は背面エアバッグ241に対応する切替部22の第2動作状態が継続された時間が第11所定時間以上である場合、第10条件が成立すると判定する。
制御部30は背面エアバッグ241の動作モードが第2動作モードであり、背面エアバッグ241に対応する切替部22の第1動作状態が継続された時間が第10所定時間以上である場合、第12条件が成立すると判定する。制御部30は背面エアバッグ241に対応する切替部22の第3動作状態が継続された時間が第12所定時間以上である場合、第11条件が成立すると判定する。制御部30は背面エアバッグ241に対応する切替部22の第2動作状態が継続された時間が第11所定時間以上である場合、第10条件が成立すると判定する。
第2例では、制御部30は背面エアバッグ241の動作モード、センサの検出信号、および、タイマの検出信号を参照し、切替部制御条件の成否を判定する。背面エアバッグ241の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。
制御部30は背面エアバッグ241の動作モードが第1動作モードであり、背面エアバッグ241の圧力が第7所定圧力以上である場合、第11条件が成立すると判定する。制御部30は背面エアバッグ241の圧力が第8所定圧力以下である場合、第10条件が成立すると判定する。
制御部30は背面エアバッグ241の動作モードが第2動作モードであり、背面エアバッグ241の圧力が第7所定圧力以上である場合、第12条件が成立すると判定する。制御部30は背面エアバッグ241に対応する切替部22の第3動作状態が継続された時間が第12所定時間以上である場合、第11条件が成立すると判定する。制御部30は背面エアバッグ241の圧力が第8所定圧力以下である場合、第10条件が成立すると判定する。
背面エアバッグ241の動作モードが第1動作モードに設定される場合、背面エアバッグ241の動作の1周期では、背面エアバッグ241の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、収縮状態の順に変化する。
背面エアバッグ241の動作モードが第2動作モードに設定される場合、背面エアバッグ241の動作の1周期では、背面エアバッグ241の動作状態は最小収縮状態、膨張状態、最大膨張状態、保持状態、収縮状態の順に変化する。
第1形態の背面ケア部240では、背面エアバッグ241の膨張にともない引屈を圧迫する力が強まり、背面エアバッグ241の収縮にともない引屈を圧迫する力が弱まる。背面エアバッグ241により引屈がマッサージされる。
第2形態の背面ケア部240では、脚に対する装着部100の装着にともない押圧部242が引屈に押し付けられる。押圧部242により引屈がマッサージされる。
第3形態の背面ケア部240では、背面エアバッグ241の膨張にともない押圧部242を引屈に押し付ける力が強まり、背面エアバッグ241の収縮にともない押圧部242を引屈に押し付ける力が弱まる。押圧部242により引屈がマッサージされる。
(実施の形態6)
実施の形態6のマッサージ装置10は実施の形態1~5を前提に構成される。図6~8にマッサージ装置10の一例が示される。図6には、展開状態の装着部100の外面100Bを見たマッサージ装置10が示される。図7には、展開状態の装着部100の内面100Aを見たマッサージ装置10が示される。図8には、装着部100の第1層101の一部が省略されたマッサージ装置10が示される。以下の説明では、装着部100における脚の長手方向に対応する方向を装着部100の高さ方向と称する。展開状態の装着部100における脚の左右方向に対応する方向を装着部100の幅方向と称する。
装着部100は第1装着要素110および第2装着要素120を含む。第1装着要素110は布製である。第2装着要素120は布製である。第1装着要素110と第2装着要素120とは個別に構成される。第1装着要素110と第2装着要素120とは互いに結合される。
第1装着要素110は第1層101および第2層102を含む。第1層101は第1装着要素110の内側の層を構成する。第1層101は内面100Aを含む。第2層102は第1装着要素110の外側の層を構成する。第2層102は外面100Bを含む。第1層101の外周部101Aと第2層102の外周部102Aとが互いに結合される。第1層101と第2層102との間には、各外周部101A、102Aに囲まれた内部空間100Cが形成される。
第1装着要素110は膝関節、下腿、および、大腿に巻き付けることができるように構成される。第1装着要素110は例えばカフである。第1装着要素110は関節対応部A10、下腿対応部B10、および、大腿対応部C10を含む。第1装着要素110の関節対応部A10は正面部A11、側面部A12、および、背面部A13を含む。第1装着要素110の下腿対応部B10は正面部B11、側面部B12、および、背面部B13を含む。第1装着要素110の大腿対応部C10は正面部C11および側面部C12を含む。
第2装着要素120は第1層101および第2層102を含む。第1層101は第2装着要素120の内側の層を構成する。第1層101は内面100Aを含む。第2層102は第2装着要素120の外側の層を構成する。第2層102は外面100Bを含む。第1層101の外周部101Aと第2層102の外周部102Aとが互いに結合される。第1層101と第2層102との間には、各外周部101A、102Aに囲まれた内部空間100Cが形成される。
第2装着要素120は主に大腿の下部に巻き付けることができるように構成される。第2装着要素120は例えばベルトである。第2装着要素120は大腿対応部C10を含む。第2装着要素120の大腿対応部C10は正面部C11、側面部C12、および、背面部C13を含む。
第2装着要素120の形状は帯状である。第2装着要素120は第1端部121、第2端部122、および、中間部123を含む。中間部123は第2装着要素120の長手方向に関して第1端部121と第2端部122との間に設けられる。第2装着要素120の第1端部121は第1装着要素110の大腿対応部C10に結合される。
図9は第1装着要素110の外面100B側から見た立体形状部A20、B20を示す。第1装着要素110の第1層101は主部E10および副部F10を含む。主部E10および副部F10は個別の生地である。主部E10は第1層101の大半の部分を構成する。副部F10は第1層101の一部を構成する。主部E10と副部F10とは、関節対応部A10の立体形状部A20および下腿対応部B10の立体形状部B20を構成するように縫合される。各立体形状部A20、B20は装着部100の高さ方向に並ぶ。各立体形状部A20、B20は連続的に構成される。
図10は主部E10および副部F10が縫合される前の第1装着要素110の一部を示す。主部E10は縫合予定部E20を含む。縫合予定部E20は第1内側縁E21、第2内側縁E22、および、中間縁E23を含む。主部E10の関節対応部A10は第1内側縁E21、第2内側縁E22、および、中間縁E23を介して装着部100の幅方向に分断される。主部E10の下腿対応部B10は第1内側縁E21および第2内側縁E22を介して装着部100の幅方向に分断される。
各内側縁E21、E22は装着部100の高さ方向に対して傾斜する。第1内側縁E21の上部は装着部100の幅方向に関して、第1内側縁E21の下部よりも関節対応部A10の正面部A11の中心に近い。第2内側縁E22の上部は装着部100の幅方向に関して、第2内側縁E22の下部よりも関節対応部A10の正面部A11の中心に近い。装着部100の幅方向に関する第1内側縁E21と第2内側縁E22との間隔は、装着部100の高さ方向に関して関節対応部A10から下腿対応部B10に向けて広くなる。
中間縁E23は立体形状部A20の中央部に設けられる。中間縁E23は第1内側縁E21の上部と第2内側縁E22の上部とを繋げる。中間縁E23は所定の曲率半径を有する。
第1装着要素110の第2層102は縫合予定部E20を含む。第2層102の縫合予定部E20は第1内側縁E21および第2内側縁E22を含む。第2層102の関節対応部A10は第1内側縁E21および第2内側縁E22を介して装着部100の幅方向に分断される。第2層102の下腿対応部B10は第1内側縁E21および第2内側縁E22を介して装着部100の幅方向に分断される。
第2層102の各内側縁E21、E22は第1層101の主部E10の各内側縁E21、E22に重なる部分、および、第1層101の主部E10の中間縁E23に対して、装着部100の幅方向に関する関節対応部A10の中心側に位置する部分を含む。
第2層102の各内側縁E21、E22は装着部100の高さ方向に対して傾斜する。第1内側縁E21の上部は装着部100の幅方向に関して、第1内側縁E21の下部よりも関節対応部A10の正面部A11の中心に近い。第2内側縁E22の上部は装着部100の幅方向に関して、第2内側縁E22の下部よりも関節対応部A10の正面部A11の中心に近い。装着部100の幅方向に関する第1内側縁E21と第2内側縁E22との間隔は、装着部100の高さ方向に関して関節対応部A10から下腿対応部B10に向けて広くなる。
副部F10は第1副部F11および第2副部F12を含む。第1副部F11は立体形状部A20の中央部を構成する。第1副部F11は中間縁E23の形状に対応して湾曲する。第2副部F12は立体形状部A20、B20を構成する。第2副部F12は装着部100の高さ方向に長い。
第1副部F11の縁F11Aは主部E10の中間縁E23に縫合される。第2副部F12の縁F12Aは主部E10の各内側縁E21、E22に縫合される。第2副部F12が主部E10に縫合された状態では、装着部100の幅方向に関する第1内側縁E21と第2内側縁E22との間隔は、装着部100の高さ方向においておおよそ一定である。第2層102の各内側縁E21、E22は互いに縫合される。
図7に示されるように、第1装着要素110は第1内層103および第2内層104をさらに含む。第1内層103および第2内層104は第1装着要素110の内部空間100Cに設けられる。第1内層103および第2内層104は積層される。第1内層103は第1層101と第2内層104との間に設けられる。第2内層104は第1内層103と第2層102との間に設けられる。
各内層103、104は第1装着要素110の関節対応部A10に重なる部分、第1装着要素110の下腿対応部B10に重なる部分、および、大腿対応部C10の正面部C11に重なる部分を含む。各内層103、104は第1装着要素110のうち、主に関節対応部A10の立体形状部A20、および、その周囲の部分に重なる。第1内層103の外周部103Aは各層101、102に縫合される。第2内層104の外周部104Aは各層101、102に縫合される。
第2内層104には区画部104Bが設けられる。区画部104Bは第2内層104と第2層102との間の空間を装着部100の高さ方向に区画するように第2内層104を第2層102に縫合する。装着部100の高さ方向に関して、区画部104Bに対して下方に位置する配置空間104Cは支持部140を配置できるように形成される。
図6および図7に示されるように、固定部130は第1固定部131および第2固定部132を含む。各固定部131、132は例えば面ファスナを含む。面ファスナはフックおよびループを含む。
第1固定部132は第1装着要素110の下腿対応部B10に設けられる。第1固定部131は連結状態において第1装着要素110の下腿対応部B10の巻付状態を維持できるように構成される。第1固定部131のループおよびフックの一方は下腿対応部B10の正面部B11の外面100Bに設けられる。第1固定部131のループおよびフックの他方は下腿対応部B10の正面部B11の内面100Aに設けられる。
第2固定部132は第2装着要素120に設けられる。第2固定部132は連結状態において第1装着要素110の大腿対応部C10および第2装着要素120の大腿対応部C10の巻付状態を維持できるように構成される。第2固定部132のループおよびフックの一方は第2装着要素120の第2端部122の外面100Bに設けられる。第2固定部132のループおよびフックの他方は第2装着要素120の中間部123の外面100Bに設けられる。
装着部100は要素挿入部150をさらに含む。要素挿入部150は第1装着要素110の大腿対応部C10の外面100Bに設けられる。要素挿入部150は第2装着要素120を挿入できるように構成される。要素挿入部150には穴が設けられる。要素挿入部150は例えば金属製のリングである。第2装着要素120は第2端部122から要素挿入部150の穴に挿入できる。要素挿入部150の穴を通過した第2装着要素120の第2端部122および中間部123は要素挿入部150に対して折り返すことができる。第2装着要素120が折り返された状態では、第2固定部132のループとフックとを結合することができる。
支持部140は第1装着要素110の配置空間104Cに設けられる。支持部140は第1支持部141、第2支持部142、第3支持部143、および、第4支持部144を含む。各支持部141~144は個別に構成される。各支持部141~144は脚にソフトな感触を与える材料により構成される。各支持部141~144の素材の例として、エチレン酢酸ビニルコポリマーが挙げられる。
各支持部141~144の形状は棒状である。第1支持部141および第2支持部142は同様の形状を有する。第3支持部143および第4支持部144は同様の形状を有する。第1支持部141および第2支持部142は第3支持部143および第4支持部144よりも長い。各支持部141~144は立体形状部A20の中央部を取り囲むように配置される。
立体形状部A20の中央部に対する内方および内側斜め下方に、第1支持部141および第2支持部142の一方が配置される。立体形状部A20の中央部に対する外方および外側斜め下方に、第1支持部141および第2支持部142の他方が配置される。第1支持部141および第2支持部142は装着部100の高さ方向に対して傾斜する。
立体形状部A20に対する内側斜め上方に、第3支持部143および第4支持部144の一方が配置される。立体形状部A20に対する外側斜め上方に、第3支持部143および第4支持部144の他方が配置される。第3支持部143および第4支持部144は装着部100の高さ方向に対して傾斜する。
第1支持部141は上端部141Aおよび下端部141Bを含む。上端部141Aは下端部141Bに対して上方に位置する。第2支持部142は上端部142Aおよび下端部142Bを含む。上端部142Aは下端部142Bに対して上方に位置する。装着部100の幅方向に関する第1支持部141の上端部141Aと第2支持部142の上端部142Aとの間隔は、第1支持部141の下端部141Bと第2支持部142の下端部142Bとの間隔よりも広い。
第3支持部143は上端部143Aおよび下端部143Bを含む。上端部143Aは下端部143Bに対して上方に位置する。第4支持部144は上端部144Aおよび下端部144Bを含む。上端部144Aは下端部144Bに対して上方に位置する。装着部100の幅方向に関する第3支持部143の上端部143Aと第4支持部144の上端部144Aとの間隔は、第3支持部143の下端部143Bと第4支持部144の下端部144Bとの間隔よりも狭い。
図8は第1装着要素110の内部空間100Cの様子を示す。作用部200は複合エアバッグ300を含む。複合エアバッグ300は関節エアバッグ211、背面エアバッグ241、下腿エアバッグ221、および、大腿エアバッグ231のうちの少なくとも2種類のエアバッグを含む。複合エアバッグ300に含まれる2種類以上のエアバッグは一体的に構成される。複合エアバッグ300の素材の例として、熱可塑性ポリウレタンおよびナイロンを含む複合材料が挙げられる。
図示される例では、複合エアバッグ300は関節エアバッグ211および下腿エアバッグ221を含む。複合エアバッグ300、大腿エアバッグ231、および、背面エアバッグ241は第1装着要素110の内部空間100Cに配置される。複合エアバッグ300、大腿エアバッグ231、および、背面エアバッグ241は第1装着要素110に固定される。
一例では、作用部200は複数の複合エアバッグ300を含む。複数の複合エアバッグ300は第1複合エアバッグ310および第2複合エアバッグ320を含む。各複合エアバッグ310、320の関係について例示する。第1例では、複合エアバッグ310、320は個別に構成される。第2例では、各複合エアバッグ310、320は一体的に構成される。第1複合エアバッグ310と第2複合エアバッグ320とが個別に膨張および収縮するように、第1複合エアバッグ310の内部空間と第2複合エアバッグ320の内部空間とは連通しない。図8には、第1例の構成が示される。
第1複合エアバッグ310は第1関節エアバッグ211A、第1下腿エアバッグ221A、および、第1接続部311を含む。第1複合エアバッグ310は一体的に構成される。第1接続部311は装着部100の高さ方向に関して第1関節エアバッグ211Aと第1下腿エアバッグ221Aとの間に設けられる。第1接続部311は第1関節エアバッグ211Aと第1下腿エアバッグ221Aとを接続する。第1接続部311は第1関節エアバッグ211Aの内部の空間と第1下腿エアバッグ221Aの内部の空間とを繋げる通路を含む。
第2複合エアバッグ320は第2関節エアバッグ211B、第2下腿エアバッグ221B、および、第2接続部321を含む。第2複合エアバッグ320は一体的に構成される。第2接続部321は装着部100の高さ方向に関して第2関節エアバッグ211Bと第2下腿エアバッグ221Bとの間に設けられる。第2接続部321は第2関節エアバッグ211Bと第2下腿エアバッグ221Bとを接続する。第2接続部321は第2関節エアバッグ211Bの内部の空間と第2下腿エアバッグ221Bの内部の空間とを繋げる通路を含む。
各複合エアバッグ310、320は装着部100の幅方向に関して下腿を挟むように配置される。第1複合エアバッグ310は下腿の中心に対して内方および外方の一方に配置される。第2複合エアバッグ320は下腿の中心に対して内方および外方の他方に配置される。
各関節エアバッグ211A、211Bは装着部100の幅方向に関して膝を挟むように設けられる。各関節エアバッグ211A、211Bには凹部212が設けられる。凹部212は各関節エアバッグ211A、211Bの間に膝頭が配置されるように設けられる。
第1関節エアバッグ211Aの凹部212は第2関節エアバッグ211B側に開口する。第1関節エアバッグ211Aの凹部212は第2関節エアバッグ211Bとは反対の方向に窪む。第2関節エアバッグ211Bの凹部212は第1関節エアバッグ211A側に開口する。第2関節エアバッグ211Bの凹部212は第1関節エアバッグ211Aとは反対の方向に窪む。
第1関節エアバッグ211Aの凹部212と第2関節エアバッグ211Bの凹部212との間に関節対応部A10の立体形状部A20の中央部が位置するように、各関節エアバッグ211A、211Bが第1装着要素110に設けられる。
各下腿エアバッグ221A、221Bは装着部100の幅方向に関して下腿の上部を挟むように配置される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿の上部の中心に対して内側部および外側部の一方に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿の上部の中心に対して内側部および外側部の他方に配置される。
大腿エアバッグ231は第1大腿エアバッグ231A、第2大腿エアバッグ231B、および、第3大腿エアバッグ231Cを含む。大腿エアバッグ231は一体的に構成される。大腿エアバッグ231の素材の例として、熱可塑性ポリウレタンおよびナイロンの複合材料が挙げられる。
第1大腿エアバッグ231A~第3大腿エアバッグ231Cは装着部100の幅方向に並ぶ。第3大腿エアバッグ231Cは装着部100の幅方向に関して第1大腿エアバッグ231Aと第2大腿エアバッグ231Bとの間に設けられる。
第1大腿エアバッグ231Aおよび第2大腿エアバッグ231Bは装着部100の幅方向に関して大腿の下部を挟むように配置される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿の下部に対して内方および外方の一方に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿の下部に対して内方および外方の他方に配置される。第3大腿エアバッグ231Cは大腿の下部に対して正面に配置される。
作用部200は各エアバッグ310、320、231、241を駆動部20の接続部23に接続する接続口250を含む。一例では、接続口250は第1接続口251~第6接続口256を含む。第1接続口251は第1複合エアバッグ310の第1関節エアバッグ211Aに設けられる。第2接続口252は第2複合エアバッグ320の第2関節エアバッグ211Bに設けられる。第3接続口253は第1大腿エアバッグ231Aに設けられる。第4接続口254は第2大腿エアバッグ231Bに設けられる。第5接続口255は第3大腿エアバッグ231Cに設けられる。第6接続口256は背面エアバッグ241の接続部241Bに設けられる。
図11に示されるように、装着部100は背面支持部D10をさらに含む。背面支持部D10は例えば布製である。背面支持部D10の素材の例として、ポリエステル繊維およびナイロンが挙げられる。背面支持部D10は押圧部242を取り付けることができるように構成される。
装着部100の関節対応部A10は第1装着要素110の関節対応部A10、および、背面支持部D10の関節対応部A10を含む。装着部100の下腿対応部B10は第1装着要素110の下腿対応部B10、および、背面支持部D10の下腿対応部B10を含む。装着部100の大腿対応部C10は第1装着要素110の大腿対応部C10、第2装着要素120の大腿対応部C10、および、背面支持部D10の大腿対応部C10を含む。関節対応部A10の背面部A13、下腿対応部B10の背面部B13、大腿対応部C10の背面部C13、および、背面支持部D10は装着部100の背面部を構成する。
背面支持部D10と各装着要素110、120との関係について例示する。第1例では、背面支持部D10は各装着要素110、120とは別に構成され、各装着要素110、120に対して着脱できるように各装着要素110、120に結合される。第2例では、背面支持部D10は各装着要素110、120とは別に構成され、各装着要素110、120に固定される。第3例では、背面支持部D10は各装着要素110、120の少なくとも1つと一体的に構成される。
背面支持部D10の層構造について例示する。第1例では、背面支持部D10は単層構造を有する。背面支持部D10は第1層D11を含む。第1層D11は1枚または複数枚の生地により構成される。第2例では、背面支持部D10は積層構造を有する。背面支持部D10は第1層D11および第2層D12を含む。各層D11、D12は積層される。各層101、102は1枚または複数枚の生地により構成される。第3例では、背面支持部D10は第2例の構成に加え、少なくとも1つ別の層をさらに含む。各層101、102、および、別の層は積層される。各層101、102および別の層は1枚または複数枚の生地により構成される。
図示される例では、背面支持部D10は第1層D11および第2層D12を含む。第1層D11および第2層D12の関係について例示する。第1例では、第1層D11および第2層D12は一体的に構成される。第2例では、第2層D12は第1層D11とは別に構成され、第1層D11に固定される。第3例では、第2層D12は第1層D11とは別に構成され、第1層D11に対して着脱できるように第1層D11に結合される。
第1層D11の形状は例えば帯状である。第1層D11は装着部100の高さ方向に長い。第1層D11は第1端部D11A、第2端部D11B、および、中間部D11Cを含む。第1層D11の中間部D11Cは第1層D11の長手方向に関して第1端部D11Aと第2端部D11Bとの間に設けられる。
第1層D11は装着部100に結合される。第1層D11は例えば第2装着要素120の大腿対応部C10および第1装着要素110の下腿対応部B10に結合される。第1層D11の第1端部D11Aは第2装着要素120の第2端部122の外周部に結合される。第1層D11の第2端部D11Bは第1装着要素110の下腿対応部B10の外周部に結合される。第1層D11の中間部D11Cは装着部100に結合されない。第1層D11のうち、第1端部D11Aと第2装着要素120との結合部と、第2端部D11Bと第1装着要素110との結合部との間の部分は装着部100に対して変位できる。
第2層D12の形状は例えば帯状である。第2層D12は装着部100の幅方向に長い。第2層D12は第1端部D12A、第2端部D12B、および、中間部D12Cを含む。第2層D12の中間部D12Cは第2層D12の長手方向に関して第1端部D12Aと第2端部D12Bとの間に設けられる。
第2層D12の第1端部D12Aは第1層D11の中間部D11Cの外周部に繋がる。第2層D12の第2端部D12Bおよび中間部D12Cは第1層D11に結合されない。第2層D12は第1層D11に対して折り曲げることができるように構成される。折り曲げられた第2層D12は第1層D11の内面100Aに重ね合わせられる。
図12に示されるように、装着部100は背面固定部160をさらに含む。背面固定部160は背面支持部D10に設けられる。背面固定部160は連結状態と非連結状態とを選択できるように構成される。背面固定部160の連結状態では、第1層D11と第2層D12との積層状態が維持される。背面固定部160の非連結状態では、第2層D12を第1D11に対して展開できる。背面固定部160の例として、面ファスナ、フック、クリップ、クランプ、紐、バックル等が挙げられる。
図示される例では、背面固定部160は面ファスナを含む。面ファスナはフックおよびループを含む。背面固定部160のループおよびフックの一方は第1層D11の中間部D11Cに設けられる。背面固定部160のループおよびフックの他方は第2層D12の第2端部D12Bに設けられる。
背面支持部D10と押圧部242との関係について例示する。第1例では、押圧部242は背面支持部D10とは別に構成され、背面支持部D10に対して着脱できるように背面支持部D10に設けられる。第2例では、押圧部242は背面支持部D10とは別に構成され、背面支持部D10に固定される。第3例では、押圧部242は背面支持部D10と一体的に構成される。図7には、第1例の関係が示される。
図13および図14に示されるように、押圧部242は接触部242Aおよび基礎部242Bを含む。押圧部242は一体的に構成される。押圧部242の素材の例として、熱可塑性ポリウレタンが挙げられる。接触部242Aは脚にソフトな接触感を与えるように構成される。接触部242Aの先端部の形状は半球形状である。
基礎部242Bは接触部242Aの基部に設けられる。基礎部242Bは接触部242Aの外周から突出するフランジを含む。基礎部242Bは背面支持部D10に取り付けることができるように構成される。一例では、基礎部242Bには2つの穴242Cが設けられる。穴242Cは背面支持部D10の第2層D12を挿入できるように構成される。各穴242Cは一方の穴242Cと他方の穴242Cとの間に接触部242Aを挟むように基礎部242Bに設けられる。各穴242Cに第2層D12が挿入されることにより、押圧部242が第2層D12の中間部D12Cに取り付けられる。
図8に示されるように、背面エアバッグ241は本体部241Aおよび接続部241Bを含む。背面エアバッグ241は一体的に構成される。背面エアバッグ241の素材の例として、熱可塑性ポリウレタンおよびナイロンの複合材料が挙げられる。
本体部241Aは第1装着要素110の内部空間100Cに設けられる。本体部241Aは第1装着要素110の関節対応部A10の背面部A13に設けられる。本体部241Aは背面支持部D10の第1層D11の中間部D11Cに重なる。背面支持部D10の第1層D11および第2層D12が積層した状態では、本体部241Aは背面支持部D10の第1層D11の中間部D11Cおよび第2層D12の中間部D12Cに重なる。
接続部241Bは本体部241Aに接続される。接続部241Bは第1装着要素110の関節対応部A10の側面部A12、ならびに、第1装着要素110の大腿対応部C10の側面部C12および正面部C11に設けられる。
図6に示されるように、マッサージ装置10は操作器400を含む。図15に示されるように、操作器400はケース410を含む。駆動部20、制御部30、検出部50、および、電源部60はケース410内に設けられる。入力部40はケース410の正面に設けられる。
操作器400と装着部100との関係について例示する。第1例では、操作器400は装着部100とは別に構成され、装着部100に対して着脱できるように装着部100に設けられる。第2例では、操作器400は装着部100とは別に構成され、装着部100に固定される。第3例では、操作器400は装着部100とは別に設けられる。操作器400はチューブにより作用部200の各エアバッグに接続される。
図6に示される例では、操作器400は装着部100に取り付けられる。操作器400は装着部100の大腿対応部C10の外面100Bに取り付けられる。ケース410は第1側部411および第2側部412を含む。ケース410の第1側部411は装着部100の幅方向に関するケース410の一方の側部である。ケース410の第2側部412は装着部100の幅方向に関するケース410の他方の側部である。
要素挿入部150は第1装着要素110の大腿対応部C10におけるケース410の第1側部411の隣の部分に結合される。第2装着要素120の第1端部121は第1装着要素110の大腿対応部C10におけるケース410の第2側部412の隣の部分に結合される。
図15に示されるように、ポンプ21はケース410に固定される。切替部22は複数の電磁弁22Aを含む。電磁弁22Aはケース410に固定される。接続部23は複数のチューブ23Aおよび複数のノズル420(図16参照)を含む。複数の電磁弁22Aのうちの1つはチューブ23Aによりポンプ21に接続される。各電磁弁22Aはチューブ23Aにより直列的に接続される。
図16に示されるように、ノズル420はケース410の背面に設けられる。ノズル420はケース410の背面に対して突出する。複数のノズル420には、第1ノズル421~第6ノズル426が含まれる。各ノズル421~426はチューブ23Aを介して、対応する電磁弁22Aに接続される。
第1ノズル421は第1複合エアバッグ310の第1接続口251に接続される。第1複合エアバッグ310は第1ノズル421およびチューブ23Aを介して、第1複合エアバッグ310に対応する電磁弁22Aに接続される。
第2ノズル422は第2複合エアバッグ320の第2接続口252に接続される。第2複合エアバッグ320は第2ノズル422およびチューブ23Aを介して、第2複合エアバッグ320に対応する電磁弁22Aに接続される。
第3ノズル423は第1大腿エアバッグ231Aの第3接続口253に接続される。第1大腿エアバッグ231Aは第3ノズル423およびチューブ23Aを介して、第1大腿エアバッグ231Aに対応する電磁弁22Aに接続される。
第4ノズル424は第2大腿エアバッグ231Bの第4接続口254に接続される。第2大腿エアバッグ231Bは第4ノズル424およびチューブ23Aを介して、第2大腿エアバッグ231Bに対応する電磁弁22Aに接続される。
第5ノズル425は第3大腿エアバッグ231Cの第5接続口255に接続される。第3大腿エアバッグ231Cは第5ノズル425およびチューブ23Aを介して、第3大腿エアバッグ231Cに対応する電磁弁22Aに接続される。
第6ノズル426は背面エアバッグ241の第6接続口256に接続される。背面エアバッグ241は第6ノズル426およびチューブ23Aを介して、背面エアバッグ241に対応する電磁弁22Aに接続される。
作用部200はヒータ430をさらに含む。ヒータ430は操作器400に設けられる。ヒータ430はケース410の背面に設けられる。ヒータ430は電力需要部に含まれる。ヒータ430は脚を加熱できるように構成される。ヒータ430は膝関節、下腿、および、大腿のうちの少なくとも1箇所を加熱する。図示される例では、ヒータ430は主に大腿の下部を加熱する。
制御部30によるヒータ430の制御について例示する。
制御部30はヒータ430の動作状態を制御する。制御部30はヒータ制御条件に応じてヒータ430を制御する。ヒータ制御条件は例えば第1条件および第2条件を含む。制御部30は第1条件が成立する場合、ヒータ430が動作するようにヒータ430を制御する。制御部30は第2条件が成立する場合、ヒータ430の動作が停止するようにヒータ430を制御する。
制御部30は例えば以下の第1例または第2例のように、ヒータ制御条件の成否を判定する。
第1例では、制御部30はヒータ430の動作モードおよび入力信号を参照し、ヒータ制御条件の成否を判定する。ヒータ430の動作モードは例えば第1動作モードおよび第2動作モードを含む。制御部30は例えば、ヒータ430の動作モードの設定に関する入力部40に対する操作に応じて、ヒータ430の動作モードを設定する。
制御部30はヒータ430の動作モードが第1動作モードであり、制御部30に第1入力信号が入力される場合、第1条件が成立すると判定する。制御部30はヒータ430の動作モードが第2動作モードであり、制御部30に第3入力信号が入力される場合、第1条件が成立すると判定する。第3入力信号はヒータ430により脚を加熱するための操作が入力部40に対して実行される場合、制御部30に入力される。
制御部30はヒータ430の動作モードが第1動作モードであり、制御部30に第2入力信号が入力される場合、第2条件が成立すると判定する。制御部30はヒータ430の動作モードが第2動作モードであり、制御部30に第4入力信号が入力される場合、第2条件が成立すると判定する。第4入力信号はヒータ430による脚の加熱を停止するための操作が入力部40に対して実行される場合、制御部30に入力される。
各エアバッグ211、221、231、241が個別に構成される形態では、制御部30による作用部200の制御は例えば第1制御~第5制御のうちの少なくとも1つを含む。制御部30は第1制御~第5制御のうちの複数の制御を実行する場合、複数の制御を平行して実行する。
第1制御は関節エアバッグ211の動作に関連する駆動部20の制御を含む。第2制御は下腿エアバッグ221の動作に関連する駆動部20の制御を含む。第3制御は大腿エアバッグ231の動作に関連する駆動部20の制御を含む。第4制御は背面エアバッグ241の動作に関連する駆動部20の制御を含む。第5制御はヒータ430の制御を含む。
第1制御の例として、第11制御~第14制御が挙げられる。
第11制御は例えば次の制御を含む。各関節エアバッグ211A、211Bが第1所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各関節エアバッグ211A、211Bが異なるタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第12制御は例えば次の制御を含む。各関節エアバッグ211A、211Bが第1所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各関節エアバッグ211A、211Bが同じタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第13制御は例えば次の制御を含む。各関節エアバッグ211A、211Bの保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各関節エアバッグ211A、211Bの体積は脚を加圧できる範囲に維持される。
第14制御は例えば次の制御を含む。各関節エアバッグ211A、211Bの保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各関節エアバッグ211A、211Bは最小収縮状態に維持される。
第2制御の例として、第21制御~第24制御が挙げられる。
第21制御は例えば次の制御を含む。各下腿エアバッグ221A、221Bが第2所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各下腿エアバッグ221A、221Bが異なるタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第22制御は例えば次の制御を含む。各下腿エアバッグ221A、221Bが第2所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各下腿エアバッグ221A、221Bが同じタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第23制御は例えば次の制御を含む。各下腿エアバッグ221A、221Bの保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各下腿エアバッグ221A、221Bの体積は脚を加圧できる範囲に維持される。
第24制御は例えば次の制御を含む。各下腿エアバッグ221A、221Bの保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各下腿エアバッグ221A、221Bは最小収縮状態に維持される。
第3制御の例として、第31制御~第34制御が挙げられる。
第31制御は例えば次の制御を含む。各大腿エアバッグ231A~231Cが第3所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各大腿エアバッグ231A~231Cが異なるタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第32制御は例えば次の制御を含む。各大腿エアバッグ231A~231Cが第3所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各大腿エアバッグ231A~231Cが同じタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第33制御は例えば次の制御を含む。各大腿エアバッグ231A~231Cの保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各大腿エアバッグ231A~231Cの体積は脚を加圧できる範囲に維持される。
第34制御は例えば次の制御を含む。各大腿エアバッグ231A~231Cの保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各大腿エアバッグ231A~231Cは最小収縮状態に維持される。
第4制御の例として、第41制御~第44制御が挙げられる。
第41制御は例えば次の制御を含む。背面エアバッグ241が第4所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。背面エアバッグ241が異なるタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第42制御は例えば次の制御を含む。背面エアバッグ241が第4所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。背面エアバッグ241が同じタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第43制御は例えば次の制御を含む。背面エアバッグ241の保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、背面エアバッグ241の体積は押圧部242により脚を加圧できる範囲に維持される。
第44制御は例えば次の制御を含む。背面エアバッグ241の保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、背面エアバッグ241は最小収縮状態に維持される。
第5制御の例として、第51制御および第52制御が挙げられる。
第51制御では、脚の対象部位の温度が所定温度範囲に含まれるようにヒータ430が制御される。
第52制御では、ヒータ430の停止状態が維持されるようにヒータ430が制御される。
関節エアバッグ211および下腿エアバッグ221が複合エアバッグ300に含まれる形態では、制御部30による作用部200の制御は例えば第3制御~第6制御のうちの少なくとも1つを含む。制御部30は第3制御~第6制御のうちの複数の制御を実行する場合、複数の制御を平行して実行する。第6制御は複合エアバッグ310の動作に関連する駆動部20の制御を含む。
第6制御の例として、第61制御~第64制御が挙げられる。
第61制御は例えば次の制御を含む。各複合エアバッグ310、320が第1所定周期または第2所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各複合エアバッグ310、320が異なるタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第62制御は例えば次の制御を含む。各複合エアバッグ310、320が第1所定周期または第2所定周期で膨張および収縮するように駆動部20が制御される。各複合エアバッグ310、320が同じタイミングで膨張および収縮するように駆動部20が制御される。
第63制御は例えば次の制御を含む。各複合エアバッグ310、320の保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各複合エアバッグ310、320の体積は脚を加圧できる範囲に維持される。
第64制御は例えば次の制御を含む。各複合エアバッグ310、320の保持状態が維持されるように駆動部20が制御される。保持状態では、各複合エアバッグ310、320は最小収縮状態に維持される。
図17は装着部100の装着状態の一例を示す。装着部100の関節対応部A10は膝関節のまわりを覆う。装着部100の下腿対応部B10は下腿の上部および中間部のまわりを覆う。装着部100の大腿対応部C10は大腿の下部のまわりを覆う。膝頭は関節対応部A10の立体形状部A20に配置される。膝頭の周囲は支持部140(図8)に支持される。下腿の上部の正面は下腿対応部B10の立体形状部B20に配置される。操作器400は大腿の下部の正面、および、大腿の中間部の正面に配置される。
図18~20は装着部100の装着状態における脚と作用部200との関係の一例を示す。
関節エアバッグ211は膝頭のまわりに配置される。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方、内側斜め上方、および、内側斜め下方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外方、外側斜め上方、および、外側斜め下方に配置される。
下腿エアバッグ221は下腿の上部のまわりに配置される。第1下腿エアバッグ221Aは下腿の上部の正面に対して内方に配置される。第2下腿エアバッグ221Bは下腿の上部の正面に対して外方に配置される。
大腿エアバッグ231は大腿の下部のまわりに配置される。第1大腿エアバッグ231Aは大腿の下部の正面に対して内方に配置される。第2大腿エアバッグ231Bは大腿の下部の正面に対して外方に配置される。第3大腿エアバッグ231Cは大腿の下部に対して正面に配置される。
押圧部242は引屈に対して背面に配置される。背面エアバッグ241は引屈および押圧部242に対して背面に配置される。
図21および図22は関節エアバッグ211の動作時の様子の一例を示す。第1関節エアバッグ211Aは膝頭に対して内方に配置される。第2関節エアバッグ211Bは膝頭に対して外方に配置される。各関節エアバッグ211A、211Bは交互に繰り返し膝頭を押すように動作する。
図21に示されるように、第1関節エアバッグ211Aが最大膨張状態に向けて膨張し、第2関節エアバッグ211Bが最小収縮状態に向けて収縮する場合、第1関節エアバッグ211Aから膝頭NAに加えられる力が強くなる。第1関節エアバッグ211Aの力は膝頭NAに対して斜めに作用する成分を含む。第1関節エアバッグ211Aの力が膝蓋骨NBに作用し、膝蓋骨NBが外方に移動する。
図22に示されるように、第2関節エアバッグ211Bが最大膨張状態に向けて膨張し、第1関節エアバッグ211Aが最小収縮状態に向けて収縮する場合、第2関節エアバッグ211Bから膝頭NAに加えられる力が強くなる。第2関節エアバッグ211Bの力は膝頭NAに対して斜めに作用する成分を含む。第2関節エアバッグ211Bの力が膝蓋骨NBに作用し、膝蓋骨NBが内方に移動する。
各関節エアバッグ211A、211Bが交互に繰り返し膨張および収縮することにともない、膝蓋骨NBの外方への移動および内方への移動が繰り返され、膝蓋骨NBが揺動する。
(効果)
マッサージ装置10によれば、例えば以下のような効果が得られる。
マッサージ装置10の一例では、作用部200は関節エアバッグ211を含む。
膝が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、関節エアバッグ211は第1関節エアバッグ211Aおよび第2関節エアバッグ211Bを含む。各関節エアバッグ211A、211Bは膝を挟むように配置される。
関節エアバッグ211によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、各関節エアバッグ211A、211Bは交互に膨張および収縮する。
関節エアバッグ211によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、作用部200は下腿エアバッグ221を含む。
下腿が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、下腿エアバッグ221は第1下腿エアバッグ221Aおよび第2下腿エアバッグ221Bを含む。各下腿エアバッグ221A、221Bは下腿を挟むように配置される。
下腿エアバッグ221によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、各下腿エアバッグ221A、221Bは交互に膨張および収縮する。
下腿エアバッグ221によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、下腿エアバッグ221は下腿の上部に配置される。
膝関節まわりの筋肉がほぐされやすくなる。
マッサージ装置10の一例では、作用部200は大腿エアバッグ231を含む。
大腿が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、大腿エアバッグ231は第1大腿エアバッグ231Aおよび第2大腿エアバッグ231Bを含む。各大腿エアバッグ231A、231Bは大腿を挟むように配置される。
大腿エアバッグ231によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、大腿エアバッグ231は第1大腿エアバッグ231A~第3大腿エアバッグ231Cを含む。第3大腿エアバッグ231Cは第1大腿エアバッグ231Aと第2大腿エアバッグ231Bとの間に配置される。
大腿エアバッグ231によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、大腿エアバッグ231は大腿の下部に配置される。
膝関節まわりの筋肉がほぐされやすくなる。
マッサージ装置10の一例では、作用部200は背面エアバッグ241を含む。
引屈が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、作用部200は押圧部242を含む。
引屈が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、作用部200は背面エアバッグ241および押圧部242を含む。
引屈が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は関節エアバッグ211によるマッサージと、下腿エアバッグ221によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は関節エアバッグ211によるマッサージと、大腿エアバッグ231によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は関節エアバッグ211によるマッサージと、背面エアバッグ241によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は関節エアバッグ211によるマッサージと、下腿エアバッグ221によるマッサージと、大腿エアバッグ231によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は関節エアバッグ211によるマッサージと、下腿エアバッグ221によるマッサージと、大腿エアバッグ231によるマッサージと、背面エアバッグ241によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は下腿エアバッグ221によるマッサージと、大腿エアバッグ231によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は下腿エアバッグ221によるマッサージと、背面エアバッグ241によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は下腿エアバッグ221によるマッサージと、大腿エアバッグ231によるマッサージと、背面エアバッグ241によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、制御部30は大腿エアバッグ231によるマッサージと、背面エアバッグ241によるマッサージとが併せて実行されるように駆動部20を制御する。
脚が効果的にマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、装着部100は布製の関節対応部A10を含む。
装着部100の装着状態において膝が関節対応部A10にフィットしやすくなる。関節エアバッグ211によるマッサージの効果が高くなる。背面ケア部240によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、装着部100の関節対応部A10は立体形状部A20を含む。
装着部100の装着状態において膝が関節対応部A10にフィットしやすくなる。関節エアバッグ211によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、装着部100は布製の下腿対応部B10を含む。
装着部100の装着状態において下腿が下腿対応部B10にフィットしやすくなる。下腿エアバッグ221によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、装着部100の下腿対応部B10は立体形状部B20を含む。
装着部100の装着状態において下腿が下腿対応部B10にフィットしやすくなる。下腿エアバッグ221によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、装着部100は布製の大腿対応部C10を含む。
装着部100の装着状態において大腿が大腿対応部C10にフィットしやすくなる。大腿エアバッグ231によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、装着部100は支持部140を含む。
装着部に対する膝の位置が安定する。支持部140が膝に押し付けられる場合、支持部140により膝がマッサージされる。
マッサージ装置10の一例では、作用部200はヒータ430を含む。
ヒータ430による加熱により脚の筋肉がほぐされやすくなる。
マッサージ装置10の一例では、ヒータ430は関節エアバッグ211が動作するとき、脚を加熱する。
関節エアバッグ211によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、ヒータ430は下腿エアバッグ221が動作するとき、脚を加熱する。
下腿エアバッグ221によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、ヒータ430は大腿エアバッグ231が動作するとき、脚を加熱する。
大腿エアバッグ231によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、ヒータ430は背面エアバッグ241が動作するとき、脚を加熱する。
背面エアバッグ241によるマッサージの効果が高くなる。
マッサージ装置10の一例では、押圧部242は背面支持部D10に設けられる。背面支持部D10の第1層D11の中間部D11Cは第1装着要素110に対して変位できるように構成される。
背面エアバッグ241の膨張に応じて押圧部242が引屈に押し付けられやすくなる。
マッサージ装置10の一例では、押圧部242は背面支持部D10の第2層D12に設けられる。
引屈に対する押圧部242の位置を容易に調節できる。
なお、上記各実施の形態の説明は本開示に関するマッサージ装置が取り得る形態を制限することを意図していない。本開示に関するマッサージ装置は各実施の形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施の形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施の形態に新たな構成を付加した形態である。
本開示のマッサージ装置は脚のケア等に利用できる。
10 :マッサージ装置
100:装着部
200:作用部
211:関節エアバッグ
A20:立体形状部

Claims (8)

  1. 脚に取り付けられる布製の装着部と、
    前記装着部に設けられる作用部とを備え、
    前記装着部は膝の形状に対応する布製の立体形状部を含み、
    前記作用部は膝をマッサージする関節エアバッグを含む
    マッサージ装置。
  2. 前記関節エアバッグは膝を挟むように配置される第1関節エアバッグおよび第2関節エアバッグを含む
    請求項1に記載のマッサージ装置。
  3. 前記第1関節エアバッグおよび前記第2関節エアバッグは異なるタイミングで膨張および収縮するように構成される
    請求項2に記載のマッサージ装置。
  4. 膝が前記立体形状部に配置された状態が維持されるように膝を支持する支持部をさらに含む
    請求項1~3のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
  5. 前記作用部は引屈をマッサージする背面ケア部をさらに含む
    請求項1~4のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
  6. 前記背面ケア部は引屈を押す押圧部と、前記押圧部を引屈に押し付ける背面エアバッグとを含む
    請求項5に記載のマッサージ装置。
  7. 前記作用部は下腿をマッサージする下腿エアバッグをさらに含む
    請求項1~6のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
  8. 前記作用部は大腿をマッサージする大腿エアバッグをさらに含む
    請求項1~7のいずれか一項に記載のマッサージ装置。
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