JP2003319986A - 腕用エアマッサージ機 - Google Patents
腕用エアマッサージ機Info
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- JP2003319986A JP2003319986A JP2002131046A JP2002131046A JP2003319986A JP 2003319986 A JP2003319986 A JP 2003319986A JP 2002131046 A JP2002131046 A JP 2002131046A JP 2002131046 A JP2002131046 A JP 2002131046A JP 2003319986 A JP2003319986 A JP 2003319986A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 空気袋体を、手指関節、手根関節あるいは肘
関節を圧迫するとき、これらいずれかの関節が屈曲する
方向とは相反する方向へ屈曲する方向への力が作用する
ようにして反らせることで、関節が伸ばされ、牽引する
ような施療効果を得る腕用エアマッサージ機を提供す
る。 【解決手段】 手指関節W1を覆う手先空気袋手段2、
該手先空気袋手段に連接し手根関節W2を跨いで前腕部
W3を覆う第1腕空気袋手段3、および該第1腕空気袋
手段に連接し肘関節W4を跨いで上腕部W5を覆う第2
腕空気袋手段4の各空気袋手段を、外部の空気源から空
気を加圧供給して膨張させることで手指、前腕部、およ
び上腕部のマッサージを行う腕部エアマッサージ機であ
って、手の甲側のみに配置される手先空気袋手段のみに
加圧空気を供給することで手指関節W1を圧迫して手指
関節の屈曲する方向とは相反する方向へ反らせて伸ばさ
れ、快適なマッサージ効果を得る。
関節を圧迫するとき、これらいずれかの関節が屈曲する
方向とは相反する方向へ屈曲する方向への力が作用する
ようにして反らせることで、関節が伸ばされ、牽引する
ような施療効果を得る腕用エアマッサージ機を提供す
る。 【解決手段】 手指関節W1を覆う手先空気袋手段2、
該手先空気袋手段に連接し手根関節W2を跨いで前腕部
W3を覆う第1腕空気袋手段3、および該第1腕空気袋
手段に連接し肘関節W4を跨いで上腕部W5を覆う第2
腕空気袋手段4の各空気袋手段を、外部の空気源から空
気を加圧供給して膨張させることで手指、前腕部、およ
び上腕部のマッサージを行う腕部エアマッサージ機であ
って、手の甲側のみに配置される手先空気袋手段のみに
加圧空気を供給することで手指関節W1を圧迫して手指
関節の屈曲する方向とは相反する方向へ反らせて伸ばさ
れ、快適なマッサージ効果を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の空気源から
供給される加圧、減圧空気により手先空気袋手段、第1
腕空気袋手段、および第2腕空気袋手段等等の空気袋手
段を膨張収縮変形する腕用エアマッサージ機に係り、手
指関節、手根関節あるいは肘関節を圧迫してこれらいず
れかの関節をそれらが屈曲する方向とは相反する方向へ
の作用が加わるようにして反らせることで、関節を伸ば
して牽引効果を発揮し、快適な施療効果を得るようにし
た腕用エアマッサージ機の改良に関する。
供給される加圧、減圧空気により手先空気袋手段、第1
腕空気袋手段、および第2腕空気袋手段等等の空気袋手
段を膨張収縮変形する腕用エアマッサージ機に係り、手
指関節、手根関節あるいは肘関節を圧迫してこれらいず
れかの関節をそれらが屈曲する方向とは相反する方向へ
の作用が加わるようにして反らせることで、関節を伸ば
して牽引効果を発揮し、快適な施療効果を得るようにし
た腕用エアマッサージ機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば腕用エアマッサージ機とし
て特開平7−116211号公報所載の発明(以下「第
1従来装置」という)、特開平11−47209号公報
所載の発明(以下「第2従来装置」という)、および特
開平10−243981号公報所載の発明(以下「第3
従来装置」という)が公知である。
て特開平7−116211号公報所載の発明(以下「第
1従来装置」という)、特開平11−47209号公報
所載の発明(以下「第2従来装置」という)、および特
開平10−243981号公報所載の発明(以下「第3
従来装置」という)が公知である。
【0003】すなわち、この第1従来装置は、図8,図
9に示されるように、外側シートA1と内側シートA2
とを第1ヘムA3と第2ヘムA4とにおいて溶着して空
気袋体Aを形成し、この空気袋体Aに外部の空気源Bか
ら空気管Cを介して加圧空気を給排する。そして第1ヘ
ムA3から所定距離だけ離れた外側シートA1にファス
ナーFの第1結合部F1を取り付ける一方、第2ヘムA
4近傍にはファスナーFの第2結合部F2を取り付けた
構造を有する。
9に示されるように、外側シートA1と内側シートA2
とを第1ヘムA3と第2ヘムA4とにおいて溶着して空
気袋体Aを形成し、この空気袋体Aに外部の空気源Bか
ら空気管Cを介して加圧空気を給排する。そして第1ヘ
ムA3から所定距離だけ離れた外側シートA1にファス
ナーFの第1結合部F1を取り付ける一方、第2ヘムA
4近傍にはファスナーFの第2結合部F2を取り付けた
構造を有する。
【0004】かかる構造において、空気袋体Aに腕Dを
巻き付けて第1結合部F1に第2結合部F2を係合し、
図9(a)に示されるようにファスナーFを閉じ、空気
袋体Aに加圧空気を供給して空気袋体Aの膨らみを保持
した状態にする。次いで、加圧空気の給排制御を行い、
空気袋体Aに膨張と収縮変形を繰り返して生じさせ、図
9(b)に示されるように腕Dは圧迫と開放が繰り返さ
れてマッサージが行われるものである。
巻き付けて第1結合部F1に第2結合部F2を係合し、
図9(a)に示されるようにファスナーFを閉じ、空気
袋体Aに加圧空気を供給して空気袋体Aの膨らみを保持
した状態にする。次いで、加圧空気の給排制御を行い、
空気袋体Aに膨張と収縮変形を繰り返して生じさせ、図
9(b)に示されるように腕Dは圧迫と開放が繰り返さ
れてマッサージが行われるものである。
【0005】これにより、空気袋体Aが膨張した場合、
ファスナーFは、腕Dとの間に空気層が介在するので直
接に腕Dを押しつけることがなく、また第1ヘムA3、
第2ヘムA4も腕Dから離反していくので、腕を押しつ
けることもなく、このため膨張と収縮の繰り返しによる
マッサージにより腕Dがうっ血するのを防止するもので
ある。
ファスナーFは、腕Dとの間に空気層が介在するので直
接に腕Dを押しつけることがなく、また第1ヘムA3、
第2ヘムA4も腕Dから離反していくので、腕を押しつ
けることもなく、このため膨張と収縮の繰り返しによる
マッサージにより腕Dがうっ血するのを防止するもので
ある。
【0006】また、上記第2従来装置は図10,図11
に示されるように、脚にも腕にも適用できるエアマッサ
ージ機であるが、シール部EFとシール部FGとで3つ
の気密室E,F,Gを画成し、シール部EFの略中央部
に設けた二本の溶着線H1で連通路Hを、またシール部
FGの略中央部を非気密状態とした連通路Iをそれぞれ
形成している。気密室Eには空気源Bからの加圧空気を
空気管Cを介して供給される給排気口Jが設けられ、さ
らに肘関節の曲げ伸ばしを容易にするように肘部位が露
出するように切欠部Kが形成される。
に示されるように、脚にも腕にも適用できるエアマッサ
ージ機であるが、シール部EFとシール部FGとで3つ
の気密室E,F,Gを画成し、シール部EFの略中央部
に設けた二本の溶着線H1で連通路Hを、またシール部
FGの略中央部を非気密状態とした連通路Iをそれぞれ
形成している。気密室Eには空気源Bからの加圧空気を
空気管Cを介して供給される給排気口Jが設けられ、さ
らに肘関節の曲げ伸ばしを容易にするように肘部位が露
出するように切欠部Kが形成される。
【0007】こうして構成されたエアマッサージ機を腕
に装着してマッサージを行う場合、空気源Bから供給さ
れる加圧空気は、空気室E、連通路EF、空気室F、連
通路FG、および空気室Gへと流れていき、これにより
空気室E,F,Gがタイムラグを生じながら順に膨張し
ていく。所定時間膨張状態を保持した後、反対に加圧空
気を排気すると、圧縮空気は空気管Cを介して抜気され
る。
に装着してマッサージを行う場合、空気源Bから供給さ
れる加圧空気は、空気室E、連通路EF、空気室F、連
通路FG、および空気室Gへと流れていき、これにより
空気室E,F,Gがタイムラグを生じながら順に膨張し
ていく。所定時間膨張状態を保持した後、反対に加圧空
気を排気すると、圧縮空気は空気管Cを介して抜気され
る。
【0008】このとき、まず空気室Eから圧縮空気が排
気されて空気室Eが収縮を開始し、遅れて気密室Fが収
縮を開始し、さらに遅れて空気室Gが収縮を開始してい
く。このように各気密室の膨張開始時間をずらして膨張
と収縮の過程が繰り返されることで、腕の血行を促進し
てマッサージを行うものである。
気されて空気室Eが収縮を開始し、遅れて気密室Fが収
縮を開始し、さらに遅れて空気室Gが収縮を開始してい
く。このように各気密室の膨張開始時間をずらして膨張
と収縮の過程が繰り返されることで、腕の血行を促進し
てマッサージを行うものである。
【0009】さらに、第3従来装置の手用空気圧マッサ
ージ機Mは、図12に示されるように、手先から肘まで
の手部を出自在に収納しうる非弾性カバー部材N1と弾
性カバー部材N2とを有する内外二層に形成した袋状の
収納体Nが、椅子の肘掛け部Pに張設したベルベット式
ファスナー等の係止部材Qに着脱自在に取り付けられる
もので、両カバーN1とN2の間に袋体R1でなる膨縮
機構Rを内装し、この膨縮機構R内に圧縮空気給排装置
Sからの圧縮空気がホースS1を介して給排される。
ージ機Mは、図12に示されるように、手先から肘まで
の手部を出自在に収納しうる非弾性カバー部材N1と弾
性カバー部材N2とを有する内外二層に形成した袋状の
収納体Nが、椅子の肘掛け部Pに張設したベルベット式
ファスナー等の係止部材Qに着脱自在に取り付けられる
もので、両カバーN1とN2の間に袋体R1でなる膨縮
機構Rを内装し、この膨縮機構R内に圧縮空気給排装置
Sからの圧縮空気がホースS1を介して給排される。
【0010】こうして、手用空気圧マッサージ機Mの肘
掛け部Pに対する取り付け位置を調整することで、椅子
に着座する施療者の体型に合わせた位置にセットするこ
とができ、また椅子に配設しない場合でも、仰臥等の随
意の体位で手部や下腕部に対する空気圧マッサージを施
すことができるものである。
掛け部Pに対する取り付け位置を調整することで、椅子
に着座する施療者の体型に合わせた位置にセットするこ
とができ、また椅子に配設しない場合でも、仰臥等の随
意の体位で手部や下腕部に対する空気圧マッサージを施
すことができるものである。
【0011】しかしながら、上記第1従来装置では、空
気袋体Aはただ単に筒形状を有する構造で手首部ないし
はその近傍を覆う構造に過ぎないため、空気袋体Aを腕
Dに巻き付けて加圧空気を供給した場合、空気袋体Aは
第1ヘムA3と第2ヘムA4との間に亘って膨張してい
き、腕Dないしは手指は、空気袋体Aにより全周、すな
わち上下だけでなく左右方向からも圧迫するものである
ため、手の甲における手指関節は手の甲側からだけでな
く、手の平側からも圧迫され、その結果手の甲側にのみ
反る、すなわち手指を上方に引っ張るような牽引による
マッサージ効果を得ることができないという問題があっ
た。また、手根関節や肘関節も空気体Aに取り巻かれる
だけの構造であるため、手根関節や肘関節を周囲から圧
迫するだけであり、これら関節部位が屈曲する方向と相
反する方向へ力を作用させる、すなわちこれら関節を伸
ばして牽引するというマッサージ効果もないという問題
があった。
気袋体Aはただ単に筒形状を有する構造で手首部ないし
はその近傍を覆う構造に過ぎないため、空気袋体Aを腕
Dに巻き付けて加圧空気を供給した場合、空気袋体Aは
第1ヘムA3と第2ヘムA4との間に亘って膨張してい
き、腕Dないしは手指は、空気袋体Aにより全周、すな
わち上下だけでなく左右方向からも圧迫するものである
ため、手の甲における手指関節は手の甲側からだけでな
く、手の平側からも圧迫され、その結果手の甲側にのみ
反る、すなわち手指を上方に引っ張るような牽引による
マッサージ効果を得ることができないという問題があっ
た。また、手根関節や肘関節も空気体Aに取り巻かれる
だけの構造であるため、手根関節や肘関節を周囲から圧
迫するだけであり、これら関節部位が屈曲する方向と相
反する方向へ力を作用させる、すなわちこれら関節を伸
ばして牽引するというマッサージ効果もないという問題
があった。
【0012】また、上記第2従来装置のエアマッサージ
機も、上記第1従来装置と同様に、手先用の空気室Eと
腕用の空気室Fは、ただ単に腕に巻き付けるように筒形
状に形成した構造を有するに過ぎないため、手指の関節
や手根関節は、空気室Eを手先部に装着して加圧空気を
供給すると、手根関節や手指関節は上下方向からだけで
なく左右方向からも圧迫されるため、これら関節が屈曲
する方向と相反する方向へ関節が反って曲がることがな
く、施療者に心地よい施療効果を与えることができず、
さらに切欠部Kで肘部位を露出させているので肘部位に
おいて肘関節が屈曲する方向に相反して屈曲するような
マッサージ効果を得ることができないという問題があっ
た。
機も、上記第1従来装置と同様に、手先用の空気室Eと
腕用の空気室Fは、ただ単に腕に巻き付けるように筒形
状に形成した構造を有するに過ぎないため、手指の関節
や手根関節は、空気室Eを手先部に装着して加圧空気を
供給すると、手根関節や手指関節は上下方向からだけで
なく左右方向からも圧迫されるため、これら関節が屈曲
する方向と相反する方向へ関節が反って曲がることがな
く、施療者に心地よい施療効果を与えることができず、
さらに切欠部Kで肘部位を露出させているので肘部位に
おいて肘関節が屈曲する方向に相反して屈曲するような
マッサージ効果を得ることができないという問題があっ
た。
【0013】さらに、上記第3従来装置では、手用空気
圧マッサージ機Mに手先を入れることで、手指関節およ
び手根関節は膨張収縮変形する袋状の収納体Nにより周
囲から圧迫されてマッサージされるものの、上記第1,
第2の各従来装置と同様に手指、手根関節の屈曲する方
向と相反する方向に反ってこれら関節を曲げるように作
用させる力が作用しない構造であり、したがって関節に
圧迫を加えるだけとなって悪影響を与え、関節をそのも
のを伸ばして牽引するといった快適なマッサージ効果を
得るのが困難となる問題を有していた。
圧マッサージ機Mに手先を入れることで、手指関節およ
び手根関節は膨張収縮変形する袋状の収納体Nにより周
囲から圧迫されてマッサージされるものの、上記第1,
第2の各従来装置と同様に手指、手根関節の屈曲する方
向と相反する方向に反ってこれら関節を曲げるように作
用させる力が作用しない構造であり、したがって関節に
圧迫を加えるだけとなって悪影響を与え、関節をそのも
のを伸ばして牽引するといった快適なマッサージ効果を
得るのが困難となる問題を有していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明は、
上記種々の問題点に鑑みて工夫されたもので、外部の空
気源から供給される加圧、減圧空気により膨張収縮変形
する腕用エアマッサージ機の空気袋体を、手指関節、手
根関節あるいは肘関節を圧迫するとき、これらいずれか
の関節が屈曲する方向とは相反する方向へ屈曲する方向
への力が作用するようにして反らせることで、関節が伸
ばされ、牽引するような施療効果を得る腕用エアマッサ
ージ機を提供することを目的とする。
上記種々の問題点に鑑みて工夫されたもので、外部の空
気源から供給される加圧、減圧空気により膨張収縮変形
する腕用エアマッサージ機の空気袋体を、手指関節、手
根関節あるいは肘関節を圧迫するとき、これらいずれか
の関節が屈曲する方向とは相反する方向へ屈曲する方向
への力が作用するようにして反らせることで、関節が伸
ばされ、牽引するような施療効果を得る腕用エアマッサ
ージ機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1記載の発明に係る腕用エアマッ
サージ機は、次の構成を有する。すなわち、手指関節を
覆う手先空気袋手段に外部の空気源から空気を加圧した
り減圧したりして供給することにより膨張、収縮させる
ことで手指のマッサージを行う腕用エアマッサージ機で
あって、手の甲側に配置された前記手先空気袋手段のみ
に前記加圧空気を供給して前記手指関節を圧迫したこと
を特徴とする。
成するために、請求項1記載の発明に係る腕用エアマッ
サージ機は、次の構成を有する。すなわち、手指関節を
覆う手先空気袋手段に外部の空気源から空気を加圧した
り減圧したりして供給することにより膨張、収縮させる
ことで手指のマッサージを行う腕用エアマッサージ機で
あって、手の甲側に配置された前記手先空気袋手段のみ
に前記加圧空気を供給して前記手指関節を圧迫したこと
を特徴とする。
【0016】この請求項1の発明によれば、手先空気袋
手段に設けた手先空気袋体が膨張することにより、手の
甲側から手の甲が圧迫されるので、手指関節の曲がる方
向とは反対の方向に手指関節が屈曲しようとして伸ばさ
れ、快適なマッサージ効果が得られる。
手段に設けた手先空気袋体が膨張することにより、手の
甲側から手の甲が圧迫されるので、手指関節の曲がる方
向とは反対の方向に手指関節が屈曲しようとして伸ばさ
れ、快適なマッサージ効果が得られる。
【0017】また請求項2の発明は、請求項1記載の腕
用エアマッサージ機に係り、前記手先袋手段に連接し手
根関節を跨いで前腕部を覆う第1腕空気袋手段を有し、
手根関節が屈曲する側に配置された上記第1腕空気袋手
段のみに前記加圧空気を供給して前記手根関節を圧迫す
ることにより、前記手根関節の屈曲する方向とは相反す
る方向へ前腕部を反らせるようにしたことを特徴とす
る。
用エアマッサージ機に係り、前記手先袋手段に連接し手
根関節を跨いで前腕部を覆う第1腕空気袋手段を有し、
手根関節が屈曲する側に配置された上記第1腕空気袋手
段のみに前記加圧空気を供給して前記手根関節を圧迫す
ることにより、前記手根関節の屈曲する方向とは相反す
る方向へ前腕部を反らせるようにしたことを特徴とす
る。
【0018】この請求項2の発明によれば、第1腕空気
袋手段に設けた第1腕空気袋体は手根関節を跨るように
して配置され、しかも手根関節が屈曲する側に配置され
ている第1腕空気袋体のみに加圧空気が供給されると、
手根関節が屈曲する方向とは反対方向に反るように屈曲
して伸ばされるので快適なマッサージ効果が得られる。
袋手段に設けた第1腕空気袋体は手根関節を跨るように
して配置され、しかも手根関節が屈曲する側に配置され
ている第1腕空気袋体のみに加圧空気が供給されると、
手根関節が屈曲する方向とは反対方向に反るように屈曲
して伸ばされるので快適なマッサージ効果が得られる。
【0019】また請求項3の発明は、請求項2記載の腕
用エアマッサージ機に係り、前記第1腕空気袋手段に連
接し肘関節を跨いで上腕部を覆う第2腕空気袋手段を有
し、肘関節が屈曲する側に配置された上記第2腕空気袋
手段のみに前記加圧空気が供給し前記肘関節を圧迫する
ことにより、前記肘関節の屈曲する方向とは相反する方
向へ上腕部を反らせるようにしたことを特徴とする。
用エアマッサージ機に係り、前記第1腕空気袋手段に連
接し肘関節を跨いで上腕部を覆う第2腕空気袋手段を有
し、肘関節が屈曲する側に配置された上記第2腕空気袋
手段のみに前記加圧空気が供給し前記肘関節を圧迫する
ことにより、前記肘関節の屈曲する方向とは相反する方
向へ上腕部を反らせるようにしたことを特徴とする。
【0020】この請求項3の発明によれば、肘関節を跨
るように配置した第2腕空気袋手段の第2腕空気袋体
を、肘関節が屈曲する方向とは相反する方向に反るよう
に肘関節が屈曲する側に配置したため、第2腕空気袋体
が膨張変形するとき、肘関節は肘関節が屈曲する方向と
は反対方向に伸ばされて牽引するように屈曲するので、
快適なマッサージ効果を得ることが可能となる。
るように配置した第2腕空気袋手段の第2腕空気袋体
を、肘関節が屈曲する方向とは相反する方向に反るよう
に肘関節が屈曲する側に配置したため、第2腕空気袋体
が膨張変形するとき、肘関節は肘関節が屈曲する方向と
は反対方向に伸ばされて牽引するように屈曲するので、
快適なマッサージ効果を得ることが可能となる。
【0021】また請求項4の発明は、請求項3記載の腕
用エアマッサージ機に係り、前記加圧空気を前記手先空
気袋体、前記第1腕空気袋体および前記第2空気袋体の
順に供給するように構成したことを特徴とする。
用エアマッサージ機に係り、前記加圧空気を前記手先空
気袋体、前記第1腕空気袋体および前記第2空気袋体の
順に供給するように構成したことを特徴とする。
【0022】この請求項4の発明によれば、加圧空気を
手先空気袋体、第1腕空気袋体、および第2腕空気袋体
へと順次に供給するように構成されるので、血液循環を
スムーズに行え、殊に腕の抹消から肩方向に向かって順
次圧迫することで効果的な血行を促進でき、良好なマッ
サージ効果を得る。
手先空気袋体、第1腕空気袋体、および第2腕空気袋体
へと順次に供給するように構成されるので、血液循環を
スムーズに行え、殊に腕の抹消から肩方向に向かって順
次圧迫することで効果的な血行を促進でき、良好なマッ
サージ効果を得る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図4に示
す第1実施の形態に基づいて詳述する。図1は本発明の
第1実施の形態における腕用エアマッサージ機に係り、
(a)はその正面外観図、(b)は(a)の丸印部をX
方向から視たファスナーを示す要部拡大側面図、図2は
図1(a)に示す腕用エアマッサージ機のファスナーを
開いた状態を示す展開平面図、図3は図1(a)の矢視
III −III 線における腕用エアマッサージ機の腰部拡大
断面図であり、(a)は手を挿入しない状態における断
面図、(b)は手を挿入した状態における断面図、図4
は腕用エアマッサージ機を腕に挿入して使用する状態を
腕に沿った断面で説明する使用状態説明断面図である。
す第1実施の形態に基づいて詳述する。図1は本発明の
第1実施の形態における腕用エアマッサージ機に係り、
(a)はその正面外観図、(b)は(a)の丸印部をX
方向から視たファスナーを示す要部拡大側面図、図2は
図1(a)に示す腕用エアマッサージ機のファスナーを
開いた状態を示す展開平面図、図3は図1(a)の矢視
III −III 線における腕用エアマッサージ機の腰部拡大
断面図であり、(a)は手を挿入しない状態における断
面図、(b)は手を挿入した状態における断面図、図4
は腕用エアマッサージ機を腕に挿入して使用する状態を
腕に沿った断面で説明する使用状態説明断面図である。
【0024】図1乃至図4に示されるように、腕用エア
マッサージ機1は図示されない自体公知の外部空気源で
ある空気ポンプの給排制御により供給される加圧空気で
膨張変形し、加圧空気を排気することで収縮変形するよ
うに形成した手先空気袋手段2と、この手先空気袋手段
2に連接する第1腕空気袋手段3と、この第1腕空気袋
手段3に連接する第2腕空気袋手段4とが、例えば合成
樹脂製の表カバー地と裏カバー地とを互いに溶着して形
成した境界周縁部Uで仕切られて区画形成される。そし
て、その全体形状は図4に示すように装着時において手
の甲における手指関節W1、手首の手根関節W2、前腕
部W3、肘関節W4、および上腕部W5までを包み込む
ような筒状に形成される。
マッサージ機1は図示されない自体公知の外部空気源で
ある空気ポンプの給排制御により供給される加圧空気で
膨張変形し、加圧空気を排気することで収縮変形するよ
うに形成した手先空気袋手段2と、この手先空気袋手段
2に連接する第1腕空気袋手段3と、この第1腕空気袋
手段3に連接する第2腕空気袋手段4とが、例えば合成
樹脂製の表カバー地と裏カバー地とを互いに溶着して形
成した境界周縁部Uで仕切られて区画形成される。そし
て、その全体形状は図4に示すように装着時において手
の甲における手指関節W1、手首の手根関節W2、前腕
部W3、肘関節W4、および上腕部W5までを包み込む
ような筒状に形成される。
【0025】手先空気袋手段2は、手先から手首の関
節、すなわち手根関節W2に至るまでの区間において、
手の甲側のみを包むように配置する手先空気袋体2a
と、手の平側を被覆する単なるカバー部2bとで形成さ
れる。
節、すなわち手根関節W2に至るまでの区間において、
手の甲側のみを包むように配置する手先空気袋体2a
と、手の平側を被覆する単なるカバー部2bとで形成さ
れる。
【0026】第1腕空気袋手段3は、手根関節W2を跨
いで前腕部W3までの外側を取り巻くことができるよう
に一個の空気室としての第1腕空気袋体3aで形成され
る。また、第2腕空気袋手段4は、肘関節W4を跨いで
上腕部W5に至る腕の外側を取り巻いて覆うように一個
の空気室としての第2腕空気袋体4aで形成される。
いで前腕部W3までの外側を取り巻くことができるよう
に一個の空気室としての第1腕空気袋体3aで形成され
る。また、第2腕空気袋手段4は、肘関節W4を跨いで
上腕部W5に至る腕の外側を取り巻いて覆うように一個
の空気室としての第2腕空気袋体4aで形成される。
【0027】こうして、手先空気袋手段2、第1腕空気
袋手段3、および第2腕空気袋手段4は共に手先や腕を
挿入できるように横断面環状に形成される。第1腕空気
袋手段3と第2腕空気袋手段4とは、長手方向に沿って
クローズ型としてのファスナーTが縫合V1して設けら
れ、ファスナーTを開くことで左右に広がり、腕の出し
入れを容易にし、装着性を向上させるように考慮され
る。なお、オープン型ファスナーTを用いることで、こ
のファスナーTを空気袋体部2a,2bに縫い合わせる
だけで済み、特殊な縫製行程を不要化できる点で有利と
なるものである。
袋手段3、および第2腕空気袋手段4は共に手先や腕を
挿入できるように横断面環状に形成される。第1腕空気
袋手段3と第2腕空気袋手段4とは、長手方向に沿って
クローズ型としてのファスナーTが縫合V1して設けら
れ、ファスナーTを開くことで左右に広がり、腕の出し
入れを容易にし、装着性を向上させるように考慮され
る。なお、オープン型ファスナーTを用いることで、こ
のファスナーTを空気袋体部2a,2bに縫い合わせる
だけで済み、特殊な縫製行程を不要化できる点で有利と
なるものである。
【0028】一方、ファスナーTを設けない手先空気袋
手段2は、図1における左右方両側縁と下側縁との境界
周縁部Uを互いに縫合V2して結合される。したがっ
て、ファスナーTを開いた状態で手先を手先空気袋手段
2に挿入し、次いで腕部を第1腕空気袋手段3および第
2腕空気袋手段4に包み込み、ファスナーTを閉めるこ
とで腕部および手先が腕用エアマッサージ機1の内部空
間1aに収容されて装着できるようになっている。な
お、図2に示される符号Yは、腕用エアマッサージ機1
を折り畳んで形成される折りたたみ線である。
手段2は、図1における左右方両側縁と下側縁との境界
周縁部Uを互いに縫合V2して結合される。したがっ
て、ファスナーTを開いた状態で手先を手先空気袋手段
2に挿入し、次いで腕部を第1腕空気袋手段3および第
2腕空気袋手段4に包み込み、ファスナーTを閉めるこ
とで腕部および手先が腕用エアマッサージ機1の内部空
間1aに収容されて装着できるようになっている。な
お、図2に示される符号Yは、腕用エアマッサージ機1
を折り畳んで形成される折りたたみ線である。
【0029】また、手先空気袋体2a、第1腕空気袋体
3aおよび第2腕空気袋体4aは、外側に例えば屈曲と
伸縮が自在なナイロン等の生地を、内側に気密性を有す
る塩化ビニールやポリウレタン等の生地を用い、これら
内外側両生地を接合し、その境界周縁部U同士を互いに
溶着する等して接着加工し、上記縫合V1,V2と相ま
って内部に加圧空気が導入されても外部に加圧空気が漏
洩しない気密性を保持する膨縮自在な空気室が形成され
るものであり、これにより例えば手先空気袋体2aに
は、図3(b)に示される空気室2cが形成される。
3aおよび第2腕空気袋体4aは、外側に例えば屈曲と
伸縮が自在なナイロン等の生地を、内側に気密性を有す
る塩化ビニールやポリウレタン等の生地を用い、これら
内外側両生地を接合し、その境界周縁部U同士を互いに
溶着する等して接着加工し、上記縫合V1,V2と相ま
って内部に加圧空気が導入されても外部に加圧空気が漏
洩しない気密性を保持する膨縮自在な空気室が形成され
るものであり、これにより例えば手先空気袋体2aに
は、図3(b)に示される空気室2cが形成される。
【0030】なお、腕用エアマッサージ機1の境界周縁
部Uに沿って適宜縫合V1,V2の処置が施されること
により、手先空気袋体2a、第1腕空気袋体3a、第2
腕空気袋体4aを安定的に位置決め保持する。
部Uに沿って適宜縫合V1,V2の処置が施されること
により、手先空気袋体2a、第1腕空気袋体3a、第2
腕空気袋体4aを安定的に位置決め保持する。
【0031】さらに、手先空気袋体2a、第1腕空気袋
体3aおよび第2腕空気袋体4aの側面には、それぞれ
空気ポンプからの加圧空気を給排するための給排気口
5,6および7が取り付けられる。これにより、空気ポ
ンプから制御された加圧空気が各給排気口5,6,7に
供給され、各空気袋体2a,3a、および4aが独立し
て個別に膨張・収縮変形をして手の甲の手指関節W1、
手根関節W2、前腕部W3、肘関節W4、および上腕部
W5を圧迫する。なお、図4においてハッチングで示し
たように、すべての空気袋体2a,3a,4aが膨張し
ている状態を示しているが、本第1実施の形態の場合に
は、手先空気袋体2a、第1腕空気袋体3a、および第
2腕空気袋体4aを膨張させるタイミングは、順々にず
らしていくように制御する。
体3aおよび第2腕空気袋体4aの側面には、それぞれ
空気ポンプからの加圧空気を給排するための給排気口
5,6および7が取り付けられる。これにより、空気ポ
ンプから制御された加圧空気が各給排気口5,6,7に
供給され、各空気袋体2a,3a、および4aが独立し
て個別に膨張・収縮変形をして手の甲の手指関節W1、
手根関節W2、前腕部W3、肘関節W4、および上腕部
W5を圧迫する。なお、図4においてハッチングで示し
たように、すべての空気袋体2a,3a,4aが膨張し
ている状態を示しているが、本第1実施の形態の場合に
は、手先空気袋体2a、第1腕空気袋体3a、および第
2腕空気袋体4aを膨張させるタイミングは、順々にず
らしていくように制御する。
【0032】本第1実施の形態によれば、手および腕に
腕用エアマッサージ機1を装着してファスナーTを閉め
て、給排気口5cから加圧空気を供給すると、手先空気
袋体2aの空気室2cが膨張をする。このため、図3
(b)に示すように、手の甲は手先空気袋体2aから矢
印Z方向の力を受け、指先を上部方向に牽引する。すな
わち、手指関節W1は手先空気袋体2aにより圧迫さ
れ、手の甲は手指関節W1が屈曲する方向とは相反する
方向へ反るような力を受け、図4に示されるように指先
を矢印X方向に引っ張るように牽引することとなる。
腕用エアマッサージ機1を装着してファスナーTを閉め
て、給排気口5cから加圧空気を供給すると、手先空気
袋体2aの空気室2cが膨張をする。このため、図3
(b)に示すように、手の甲は手先空気袋体2aから矢
印Z方向の力を受け、指先を上部方向に牽引する。すな
わち、手指関節W1は手先空気袋体2aにより圧迫さ
れ、手の甲は手指関節W1が屈曲する方向とは相反する
方向へ反るような力を受け、図4に示されるように指先
を矢印X方向に引っ張るように牽引することとなる。
【0033】このように、手指関節W1が牽引されて伸
びるので、快適な手指のマッサージ効果を得ることがで
きる。また、第1腕空気袋体3aに加圧空気が供給され
ると、膨張した第1腕空気袋体3aは手首から前腕部W
3にかけて圧迫する。このため、手首における手根関節
W2は伸ばされて牽引効果を得る。さらにまた第2腕空
気袋体4aが加圧空気により膨張すると、肘関節W4を
圧迫して牽引され、これにより肘マッサージと上腕マッ
サージとの組み合わせによるマッサージ効果を得る。
びるので、快適な手指のマッサージ効果を得ることがで
きる。また、第1腕空気袋体3aに加圧空気が供給され
ると、膨張した第1腕空気袋体3aは手首から前腕部W
3にかけて圧迫する。このため、手首における手根関節
W2は伸ばされて牽引効果を得る。さらにまた第2腕空
気袋体4aが加圧空気により膨張すると、肘関節W4を
圧迫して牽引され、これにより肘マッサージと上腕マッ
サージとの組み合わせによるマッサージ効果を得る。
【0034】次に、図5,図6に示される本発明の第2
実施の形態を説明する。この第2実施の形態に係る腕用
エアマッサージ機11が上記第1実施の形態と構成上相
違する点は、第1実施の形態では、腕用エアマッサージ
機1を装着した状態で、第1腕空気袋手段3の第1腕空
気袋体3aおよび第2腕空気袋手段4の第2腕空気袋体
4aが手根関節W2および肘関節W4の周囲を取り巻く
ように形成したのに対して、本第2実施の形態では手先
空気袋手段12の手先空気袋体12aに連接して設けら
れる第1腕空気袋手段13の第1腕空気袋体13aおよ
びこの第1腕空気袋手段13に連接される第2腕空気袋
手段14の第2空気袋体14aを、それぞれ手根関節W
2および肘関節W4が屈曲する側にのみ配置する一方
で、これら手先空気袋体12a、第1腕空気袋体13
a、第2腕空気袋体14aの反対側にカバー12bを設
け、これにより加圧空気が供給されることで手根関節W
2および肘関節W4の屈曲する方向とは相反する方向に
反るように形成する構成においてのみ相違し、その他の
構成、例えば各空気袋体12a,13a,14aを順々
に膨張させるように制御する構成等は両実施の形態とも
共通する。
実施の形態を説明する。この第2実施の形態に係る腕用
エアマッサージ機11が上記第1実施の形態と構成上相
違する点は、第1実施の形態では、腕用エアマッサージ
機1を装着した状態で、第1腕空気袋手段3の第1腕空
気袋体3aおよび第2腕空気袋手段4の第2腕空気袋体
4aが手根関節W2および肘関節W4の周囲を取り巻く
ように形成したのに対して、本第2実施の形態では手先
空気袋手段12の手先空気袋体12aに連接して設けら
れる第1腕空気袋手段13の第1腕空気袋体13aおよ
びこの第1腕空気袋手段13に連接される第2腕空気袋
手段14の第2空気袋体14aを、それぞれ手根関節W
2および肘関節W4が屈曲する側にのみ配置する一方
で、これら手先空気袋体12a、第1腕空気袋体13
a、第2腕空気袋体14aの反対側にカバー12bを設
け、これにより加圧空気が供給されることで手根関節W
2および肘関節W4の屈曲する方向とは相反する方向に
反るように形成する構成においてのみ相違し、その他の
構成、例えば各空気袋体12a,13a,14aを順々
に膨張させるように制御する構成等は両実施の形態とも
共通する。
【0035】第2実施の形態によれば、手先空気袋体1
2aと第1腕空気袋体13aとが膨張することにより、
手指関節W1が圧迫され、手指関節W1が屈曲する方向
とは相反する方向に反る。また第2腕空気袋体13aが
膨張することで手根関節W2が圧迫され、例えば図6
(b)の矢印に示すように手根関節W2が屈曲する方向
に相反する方向に反るような力が手指関節W1と前腕部
W3に生じる。さらに第2腕空気袋体14aが膨張する
ことにより、肘関節W4が圧迫され、肘関節W4が屈曲
する方向と相反する方向へ作用が加わる。したがって、
第2実施の形態の腕用エアマッサージ機11は、手先空
気袋体12a、第1腕空気袋体13a、および第2腕空
気袋体14aの膨張により、手指関節W1、手根関節W
2および肘関節W4を圧迫し、これら関節が伸ばされ、
牽引効果を得ることができ、快適で心地よいマッサージ
効果が得られる。
2aと第1腕空気袋体13aとが膨張することにより、
手指関節W1が圧迫され、手指関節W1が屈曲する方向
とは相反する方向に反る。また第2腕空気袋体13aが
膨張することで手根関節W2が圧迫され、例えば図6
(b)の矢印に示すように手根関節W2が屈曲する方向
に相反する方向に反るような力が手指関節W1と前腕部
W3に生じる。さらに第2腕空気袋体14aが膨張する
ことにより、肘関節W4が圧迫され、肘関節W4が屈曲
する方向と相反する方向へ作用が加わる。したがって、
第2実施の形態の腕用エアマッサージ機11は、手先空
気袋体12a、第1腕空気袋体13a、および第2腕空
気袋体14aの膨張により、手指関節W1、手根関節W
2および肘関節W4を圧迫し、これら関節が伸ばされ、
牽引効果を得ることができ、快適で心地よいマッサージ
効果が得られる。
【0036】以上、本発明を上記各実施の形態により詳
述してきたが、具体的な構成は上記各実施の形態に限ら
れるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計
変形等があっても本発明に含まれる。
述してきたが、具体的な構成は上記各実施の形態に限ら
れるものでなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計
変形等があっても本発明に含まれる。
【0037】例えば、上記第1,第2の各実施の形態の
手先部空気袋体3の形状を手先に伸びるに従って先細り
形状となるように形成したが、手先空気袋手段に対応す
る部位の形状を手指の間隔を大きく広げられるように張
り出し部を設けた構成にすることも可能である。係る張
り出し部を設け、該手先空気袋の手先部分に図4の手先
空気袋手段2と同様の空気袋を設けて加圧空気を供給す
ると手の甲は手先空気袋体2aから矢印Z方向(図3
(b))の力を受け、指先を上部方向に牽引する。係る
張り出し部を設けることで、手先空気袋体の平面形状を
手の平を大きく広げたと略同じ形状に形成されるので、
手先空気袋手段が膨張することにより手指一本一本が包
み込まれるような圧迫効果を手の甲側から与えることが
でき、より一層快適なマッサージ効果を得ることができ
る。
手先部空気袋体3の形状を手先に伸びるに従って先細り
形状となるように形成したが、手先空気袋手段に対応す
る部位の形状を手指の間隔を大きく広げられるように張
り出し部を設けた構成にすることも可能である。係る張
り出し部を設け、該手先空気袋の手先部分に図4の手先
空気袋手段2と同様の空気袋を設けて加圧空気を供給す
ると手の甲は手先空気袋体2aから矢印Z方向(図3
(b))の力を受け、指先を上部方向に牽引する。係る
張り出し部を設けることで、手先空気袋体の平面形状を
手の平を大きく広げたと略同じ形状に形成されるので、
手先空気袋手段が膨張することにより手指一本一本が包
み込まれるような圧迫効果を手の甲側から与えることが
でき、より一層快適なマッサージ効果を得ることができ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る腕用
エアマッサージ機によれば、手の甲側に配置された前記
手先空気袋手段のみに前記加圧空気を供給して前記手指
関節を圧迫することにより、前記手指関節の屈曲する方
向とは相反する方向へ手指を反らせるようにしたので、
手先空気袋体が膨張することにより、手の甲側から手の
甲が圧迫され、手指関節の曲がる方向とは反対の方向に
手指関節が屈曲しようとして伸ばされ、快適なマッサー
ジ効果を得る効果を奏する。
エアマッサージ機によれば、手の甲側に配置された前記
手先空気袋手段のみに前記加圧空気を供給して前記手指
関節を圧迫することにより、前記手指関節の屈曲する方
向とは相反する方向へ手指を反らせるようにしたので、
手先空気袋体が膨張することにより、手の甲側から手の
甲が圧迫され、手指関節の曲がる方向とは反対の方向に
手指関節が屈曲しようとして伸ばされ、快適なマッサー
ジ効果を得る効果を奏する。
【0039】また本発明では、第1腕空気袋手段を有
し、手根関節が屈曲する側に配置された上記第1腕空気
袋手段のみに前記加圧空気を供給して前記手根関節を圧
迫することにより、前記手根関節の屈曲する方向とは相
反する方向へ前腕部を反らせるようにしたことで、第1
腕空気袋体に加圧空気が供給されると、手根関節が屈曲
する方向とは反対方向に反るように屈曲して伸ばされ、
快適なマッサージ効果が得られる。
し、手根関節が屈曲する側に配置された上記第1腕空気
袋手段のみに前記加圧空気を供給して前記手根関節を圧
迫することにより、前記手根関節の屈曲する方向とは相
反する方向へ前腕部を反らせるようにしたことで、第1
腕空気袋体に加圧空気が供給されると、手根関節が屈曲
する方向とは反対方向に反るように屈曲して伸ばされ、
快適なマッサージ効果が得られる。
【0040】また本発明では、第2腕空気袋手段を有
し、肘関節が屈曲する側に配置された上記第2腕空気袋
手段のみに前記加圧空気が供給し前記肘関節を圧迫する
ことにより、前記肘関節の屈曲する方向とは相反する方
向へ上腕部を反らせるようにしたので、第2腕空気袋体
が膨張変形すると、肘関節は肘関節が屈曲する方向とは
反対方向に伸ばされて牽引するように屈曲し、快適なマ
ッサージ効果を得ることが可能となる効果を有する。
し、肘関節が屈曲する側に配置された上記第2腕空気袋
手段のみに前記加圧空気が供給し前記肘関節を圧迫する
ことにより、前記肘関節の屈曲する方向とは相反する方
向へ上腕部を反らせるようにしたので、第2腕空気袋体
が膨張変形すると、肘関節は肘関節が屈曲する方向とは
反対方向に伸ばされて牽引するように屈曲し、快適なマ
ッサージ効果を得ることが可能となる効果を有する。
【0041】また、加圧空気を手先空気袋体、第1腕空
気袋体および第2空気袋体の順に供給される構成にして
いるので、血液循環をスムーズに行え、殊に腕の抹消か
ら肩方向に向かって順次圧迫することで効果的な血行を
促進でき、良好なマッサージ効果を得を奏する。
気袋体および第2空気袋体の順に供給される構成にして
いるので、血液循環をスムーズに行え、殊に腕の抹消か
ら肩方向に向かって順次圧迫することで効果的な血行を
促進でき、良好なマッサージ効果を得を奏する。
【図1】本発明の第1実施の形態における腕用エアマッ
サージ機に係り、(a)は各空気袋体を画成する境界周
縁部を透視して示した正面外観図、(b)は(a)の丸
印部をX方向から視たファスナーを示す要部拡大側面図
である。
サージ機に係り、(a)は各空気袋体を画成する境界周
縁部を透視して示した正面外観図、(b)は(a)の丸
印部をX方向から視たファスナーを示す要部拡大側面図
である。
【図2】図1(a)に示す腕用エアマッサージ機のファ
スナーを開いた状態を示す展開平面図である。
スナーを開いた状態を示す展開平面図である。
【図3】図1(a)の矢視III −III 線における腕用エ
アマッサージ機の腰部拡大断面図であり、(a)は手を
挿入しない状態における断面図、(b)は手を挿入した
状態における断面図である。
アマッサージ機の腰部拡大断面図であり、(a)は手を
挿入しない状態における断面図、(b)は手を挿入した
状態における断面図である。
【図4】腕用エアマッサージ機を腕に挿入して使用する
状態を腕に沿った断面で説明する使用状態説明断面図で
ある。
状態を腕に沿った断面で説明する使用状態説明断面図で
ある。
【図5】本発明の第2実施の形態における図1(a)と
同様の腕用エアマッサージ機の正面外観図である。
同様の腕用エアマッサージ機の正面外観図である。
【図6】図5に示す腕用エアマッサージ機と手および腕
との関係を説明する図で、(a)は腕用エアマッサージ
機に手および腕を装着した状態を説明する縦断面図、
(b)は第1腕空気袋手段が手根関節に及ぼす作用を説
明する作用説明図である。
との関係を説明する図で、(a)は腕用エアマッサージ
機に手および腕を装着した状態を説明する縦断面図、
(b)は第1腕空気袋手段が手根関節に及ぼす作用を説
明する作用説明図である。
【図7】第1従来装置における外観斜視図である。
【図8】図8のIX−IX線における矢視拡大断面図であ
り、(a)はマッサージしない状態における作用説明断
面図、(b)はマッサージ状態における作用説明断面図
である。
り、(a)はマッサージしない状態における作用説明断
面図、(b)はマッサージ状態における作用説明断面図
である。
【図9】第2従来装置における外観斜視図である。
【図10】第2従来装置の腕用エアマッサージ機に係
り、(a)はその展開図、(b)はその側面図である。
り、(a)はその展開図、(b)はその側面図である。
【図11】第3従来装置における使用状態を示す断面図
である。
である。
1 腕用エアマッサージ機
2 手先空気袋手段
2a 手先空気袋体
2b カバー
3 第1腕空気袋手段
3a 第1腕空気袋体
4 第2腕空気袋手段
4a 第2腕空気袋体
5,6,7 給排気口
11 腕用エアマッサージ機
12 手先空気袋手段
12a 手先空気袋体
13 第1腕空気袋手段
13a 第1腕空気袋体
14 第2腕空気袋手段
14a 第2腕空気袋体
W1 手指関節
W2 手根関節
W3 前腕部
W4 肘関節
W5 上腕部
Claims (4)
- 【請求項1】 手指関節を覆う手先空気袋手段に外部の
空気源から空気を加圧したり減圧したりして供給するこ
とにより膨張、収縮させることで手指のマッサージを行
う腕用エアマッサージ機であって、手の甲側に配置され
た前記手先空気袋手段のみに前記加圧空気を供給して前
記手指関節を圧迫したことを特徴とする腕用エアマッサ
ージ機。 - 【請求項2】 前記手先袋手段に連接し手根関節を跨い
で前腕部を覆う第1腕空気袋手段を有し、手根関節が屈
曲する側に配置された上記第1腕空気袋手段のみに前記
加圧空気を供給して前記手根関節を圧迫することによ
り、前記手根関節の屈曲する方向とは相反する方向へ前
腕部を反らせるようにしたことを特徴とする前記請求項
1記載の腕用エアマッサージ機。 - 【請求項3】 前記第1腕空気袋手段に連接し肘関節を
跨いで上腕部を覆う第2腕空気袋手段を有し、肘関節が
屈曲する側に配置された上記第2腕空気袋手段のみに前
記加圧空気が供給し前記肘関節を圧迫することにより、
前記肘関節の屈曲する方向とは相反する方向へ上腕部を
反らせるようにしたことを特徴とする前記請求項2記載
の腕用エアマッサージ機。 - 【請求項4】 前記加圧空気を前記手先空気袋体、前記
第1腕空気袋体および前記第2空気袋体の順に供給する
ように構成したことを特徴とする前記請求項3記載の腕
用エアマッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131046A JP2003319986A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 腕用エアマッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002131046A JP2003319986A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 腕用エアマッサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003319986A true JP2003319986A (ja) | 2003-11-11 |
Family
ID=29543828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002131046A Withdrawn JP2003319986A (ja) | 2002-05-07 | 2002-05-07 | 腕用エアマッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003319986A (ja) |
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-05-07 JP JP2002131046A patent/JP2003319986A/ja not_active Withdrawn
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