JP7426495B2 - バルブシステムの診断装置、診断方法及び診断プログラム - Google Patents

バルブシステムの診断装置、診断方法及び診断プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7426495B2
JP7426495B2 JP2022544612A JP2022544612A JP7426495B2 JP 7426495 B2 JP7426495 B2 JP 7426495B2 JP 2022544612 A JP2022544612 A JP 2022544612A JP 2022544612 A JP2022544612 A JP 2022544612A JP 7426495 B2 JP7426495 B2 JP 7426495B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
diagnostic
valve
command value
control valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022544612A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022045114A1 (ja
Inventor
奏 関根
知之 小島
裕史 小原
啓充 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Publication of JPWO2022045114A1 publication Critical patent/JPWO2022045114A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7426495B2 publication Critical patent/JP7426495B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K37/00Special means in or on valves or other cut-off apparatus for indicating or recording operation thereof, or for enabling an alarm to be given
    • F16K37/0025Electrical or magnetic means
    • F16K37/0041Electrical or magnetic means for measuring valve parameters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K37/00Special means in or on valves or other cut-off apparatus for indicating or recording operation thereof, or for enabling an alarm to be given
    • F16K37/0075For recording or indicating the functioning of a valve in combination with test equipment
    • F16K37/0083For recording or indicating the functioning of a valve in combination with test equipment by measuring valve parameters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/122Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a piston
    • F16K31/124Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a piston servo actuated
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K37/00Special means in or on valves or other cut-off apparatus for indicating or recording operation thereof, or for enabling an alarm to be given
    • F16K37/0058Optical means, e.g. light transmission, observation ports
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M13/00Testing of machine parts
    • G01M13/003Machine valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

本開示は、バルブシステムの診断装置、診断方法及び診断プログラムに関する。
本願は、2020年8月31日に日本国特許庁に出願された特願2020-145424号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
サーボ弁により駆動される制御弁を含むバルブシステムについて、サーボ弁に制御信号を与えたときの応答特性に基づいて異常診断をすることがある。
例えば特許文献1には、サーボ弁により駆動されるバルブ(制御弁)の開度指令値を示すステップ信号をサーボ弁に入力し、そのステップ応答特性に基づいてバルブを検査することが開示されている。特許文献1では、バルブの全開を示す開度指令値と全閉を示す開度指令値との間で変化するステップ信号を用いて、バルブが全開状態と全閉状態の間をフルスピードで駆動される場合の制御特性を検査するようになっている。また、特許文献1では、複数の離散的な開度範囲(25±5%、50±5%及び75±5%)の各々に対応するステップ信号を用いて、バルブの各開度範囲についてのステップ応答を検査するようになっている。
特許第5122398号公報
ところで、例えば特許文献1に記載されるように、制御弁の全開を示す開度指令値と全閉を示す開度指令値との間で変化するステップ信号を用いる場合、制御弁の異常の有無を検知できたとしても、異常が発生する制御弁の開度を特定することは難しい。また、例えば特許文献1に記載されるように、複数の離散的な開度範囲の各々に対応するステップ信号を用いる場合、これらの開度範囲に含まれない開度にて生じる異常を検知することができない。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、バルブシステムをより詳細に診断可能なバルブシステム診断装置、診断方法及び診断プログラムを提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係るバルブシステムの診断装置は、
制御弁と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュールと、を含むバルブシステムの診断装置であって、
前記制御弁の実開度を検出するように構成された少なくとも一つの開度検出部と、
診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の前記実開度の検出値を前記開度検出部から取得し、前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするように構成された診断部と、
を備え、
前記診断用開度指令値は、1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する。
また、本発明の少なくとも一実施形態に係るバルブシステムの診断方法は、
制御弁と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュールと、を含むバルブシステムの診断方法であって、
1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値を、前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力するステップと、
前記診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度の検出値を取得するステップと、
前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするステップと、
を備える。
また、本発明の少なくとも一実施形態に係るバルブシステムの診断プログラムは、
制御弁と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュールと、を含むバルブシステムの診断プログラムであって、
コンピュータに、
1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値を、前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力する手順と、
診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度の検出値を取得する手順と、
前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をする手順と、
を実行させるためのプログラムである。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、バルブシステムをより詳細に診断可能なバルブシステム診断装置、診断方法及び診断プログラムが提供される。
一実施形態に係る診断装置が適用されるバルブシステムの概略構成図である。 一実施形態に係るバルブシステムにおける制御弁の制御に係るブロック図である。 一実施形態に係るバルブシステムの診断装置の概略構成図である。 一実施形態に係るバルブシステムの診断方法のフローチャートである。 一実施形態に係るサーボ弁に入力される開度指令値(診断用開度指令値)の経時変化を示すグラフである。 サーボモジュールに入力される診断用開度指令値とこれに対応する制御弁の実開度の経時変化の典型的な一例を示すグラフである。 診断用開度指令値の各段のステップ入力に対して得られる実開度のステップ応答に関連するパラメータの一例を示すグラフである。 診断用開度指令値の各段のステップ入力に対して得られる実開度のステップ応答に関連するパラメータの一例を示すグラフである。 診断用開度指令値の各段のステップ入力に対して得られる実開度のステップ応答に関連するパラメータの一例を示すグラフである。 診断用開度指令値の各段のステップ入力に対して得られる実開度のステップ応答に関連するパラメータの一例を示すグラフである。 バルブシステムの診断結果の表示の一例を示す図である。 一実施形態に係るサーボ弁に入力される開度指令値(診断用開度指令値及び準備用開度指令値)の経時変化を示すグラフである。 一実施形態に係るサーボ弁に入力される開度指令値(診断用開度指令値及び準備用開度指令値)の経時変化を示すグラフである。 一実施形態に係るバルブシステムにおける制御弁の制御に係るブロック図である。 一実施形態に係る開度指令値(診断用開度指令値)の経時変化を示すグラフである。 図11に示すバルブシステムが診断対象である場合の、診断用開度指令値と実開度との関係の一例を示すグラフである。 図11に示すバルブシステムが診断対象である場合の、診断用開度指令値と実開度との関係の一例を示すグラフである。 第1検出部により検出される実開度と、第2検出部により検出される実開度との関係の一例を示すグラフである。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(バルブシステムの構成)
図1は、一実施形態に係る診断装置が適用されるバルブシステムの概略構成図である。図2は、一実施形態に係るバルブシステムにおける制御弁の制御に係るブロック図である。
図1に示すようにバルブシステム10は、制御弁20と、制御弁20を駆動するためのサーボ弁30と、サーボ弁30に制御信号を与えるためのサーボモジュール32と、を備えている。
制御弁20は、流体の流れを制御可能な弁である。図1に示す例示的な実施形態では、制御弁20は、ガスタービン1の燃焼器4に供給される燃料の流量を調節するための燃料弁である。ガスタービン1は、空気を圧縮するための圧縮機2と、圧縮機2からの圧縮空気を酸化剤として燃料を燃焼するための燃焼器4と、燃焼器4からの燃焼ガスにより駆動されるように構成されたタービン6と、を含む。制御弁20は、燃焼器4に燃料を供給するための燃料供給ライン8に設けられている。
幾つかの実施形態では、制御弁20は、上述した燃料弁であってもよい。あるいは、幾つかの実施形態では、制御弁20は、圧縮機2に設けられる入口案内翼又は可変静翼であってもよい。
図1に示す制御弁20は、シリンダ22と、シリンダ22内を往復運動可能に構成されたピストン24と、を含む油圧アクチュエータによって駆動されるようになっている。制御弁20の弁体がロッドを介してピストン24に接続されており、弁体とピストン24とが一体的に直線的に運動するようになっている。制御弁20の開度は、弁体が弁座に着座しているときに最も小さく(開度ゼロ)、弁体の開閉方向(即ちピストン24の往復運動の方向)における弁体と弁座との距離が長いほど大きい。
図1に示すように、制御弁20には、制御弁20の実開度を検出するための開度検出部26が設けられている。開度検出部26は、制御弁20の開閉方向における弁体又は弁体とともに動く部材(ピストン又はロッド等)の位置に基づいて、制御弁20の実開度を検出するように構成されていてもよい。
サーボモジュール32は、制御弁20のための開度指令値を制御部40から受け取り、該開度指令に基づく制御信号をサーボ弁30に与えるように構成される。図2に示すように、サーボモジュール32は、サーボ弁30に与える制御信号を生成するための制御信号生成部34を含む。サーボモジュール32は、制御部40から上述の開度指令値hiを受けるとともに、開度検出部26で検出された制御弁20の実開度hoを示すフィードバック信号を受ける。制御信号生成部34は、開度指令値(目標開度)hiと、実開度hoとの偏差に基づいて制御信号を生成する。制御信号生成部34は、上述の偏差に基づいて比例演算を行うことにより制御信号を生成するように構成されていてもよい。生成された制御信号は、サーボ弁30に送られる。
サーボ弁30は、サーボモジュール32からの制御信号に基づき、制御弁20を駆動するように構成される。すなわち、サーボモジュール32からの制御信号により、サーボ弁30を介したシリンダ22への圧油の供給、及び、シリンダ22からのサーボ弁30を介した圧油の排出が制御され、これにより、制御弁20の開度が制御されるようになっている。
図3は、一実施形態に係るバルブシステム10の診断装置の概略構成図である。図3に示すように、診断装置42は、バルブシステム10の異常診断をするための診断部44を備える。診断部44は、制御部40からの診断用開度指令値がサーボモジュール32に入力されている間の制御弁20の実開度の検出値を示す信号hoを開度検出部26から取得し、該検出値に基づいて、バルブシステム10の異常診断をするように構成される。診断用開度指令値は、制御部40からサーボモジュール32に送られる開度指令値(制御弁20のための開度指令値)の一種であり、バルブシステム10の異常診断に用いられる。後述するように、診断用開度指令値は、1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する。
診断装置42は、診断部44による診断結果、又は、開度検出部26による制御弁20の開度の検出値に基づく情報を示すための表示部50(ディスプレイ等)を備えていてもよい。
なお、上述の制御部40及び診断部44は、プロセッサ(CPU等)、記憶装置(メモリデバイス;RAM等)、補助記憶部及びインターフェース等を備えた計算機を含む。制御部40及び診断部44は、インターフェースを介して、開度検出部26からの信号を受け取るようになっている。プロセッサは、このようにして受け取った信号を処理するように構成される。また、プロセッサは、記憶装置に展開されるプログラムを処理するように構成される。これにより、制御部40及び診断部44の機能が実現される。なお、制御部40及び診断部44は、共通の計算機により構成されてもよい。
(バルブシステムの診断フロー)
以下、幾つかの実施形態に係るバルブシステム10の診断方法について説明する。以下においては、上述の診断装置42を用いてバルブシステム10の診断をする場合について説明するが、幾つかの実施形態では、他の装置を用いてバルブシステム10の診断をしてもよい。また、以下に説明する手順のうち一部又は全部を手動で行ってもよい。
図4は、一実施形態に係るバルブシステム10の診断方法のフローチャートである。一実施形態では、制御部40からの多段ステップ状の診断用開度指令値を、サーボモジュール32に入力する(S4)。なお、詳しくは後述するが、ステップS4の前のステップS2にて、準備用開度指令値をサーボモジュール32に入力してもよい。
ここで、図5は、一実施形態に係る開度指令値(診断用開度指令値)の経時変化を示すグラフである。ステップS4でサーボモジュール32に入力される診断用開度指令値hi_Dは、例えば図5に示すように、1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化するものである。すなわち、診断用開度指令値hi_Dは、最大開度と最小開度との間で、中間開度を経て連続的に変化するものであり、最大開度と最小開度の間の全ての値をとる。図5に示す診断用開度指令値hi_Dは、最小開度0%(制御弁20の全閉位置での開度)と最大開度100%(制御弁20の全開位置での開度)との間で、25%、50%、75%の各中間開度を経て多段ステップ状に変化する。
すなわち、サーボモジュール32には、診断用開度指令値hi_Dを示す複数のステップ入力I1~I8(図5参照)が与えられる。複数のステップ入力I1~I8の各々は、上述の最小開度、最大開度及び、各中間開度のうち、何れかの第1開度を初期値とし、最小開度、最大開度及び、各中間開度のうち、第1開度以外の第2開度を目標値とするステップ入力である。
より具体的には、図5に示す診断用開度指令値hi_Dは、最小開度0%から最大開度100%まで、25%、50%、75%の各中間開度を経て多段ステップ状に増加し(ステップ入力I1~I4)、その後、最大開度100%から最小開度0%まで、70%、50%、25%の各中間開度を経て多段ステップ状に減少する(ステップ入力I5~I8)。この場合、ステップ入力I1~I8の初期値(開度)~目標値(開度)は、それぞれ、I1:0%~25%、I2:25%~50%、I3:50%~75%、I4:75%~100%、I5:100%~75%、I6:75%~50%、I7:50%~25%、及びI8:25%~0%である。
なお、幾つかの実施形態では、診断用開度指令値hi_Dにおける最小開度は0%より大きくてもよい。また、幾つかの実施形態では、診断用開度指令値hi_Dにおける最大開度は100%未満であってもよい。
なお、制御弁20の100%開度となる弁位置は、必ずしも、制御弁20における物理的に可能な最大開度での弁位置でなくてもよい。すなわち、制御弁20の100%開度となる弁位置の定義は人為的に決められたものであってもよい。
ステップS4で診断用開度指令値がサーボモジュール32に入力されている間、診断部44は、開度検出部26による制御弁20の実開度の検出値を取得する(ステップS6)。ここで、図6は、サーボモジュールに入力される多段ステップ状の開度指令値のうちの1段部分(ステップ入力I1~I8の何れか)と、これに対応する制御弁20の実開度hoの経時変化の典型的な一例を示すグラフである。図6に示すステップ入力は、開度Iを初期値とし、開度Iを目標値とするものである。
図6に示すように、診断用開度指令値hi_Dを示すステップ入力がサーボモジュール32に与えられると、実開度hoの検出値としてステップ応答が得られる。すなわち、ステップS4にて、診断用開度指令値hi_Dを示す複数のステップ入力I1~I8が与えられると、複数のステップ入力I1~I8のそれぞれに対して、実開度hoの検出値のステップ応答が得られる。
次に、ステップS6で得られた制御弁20の実開度hoの検出値、すなわち、複数のステップ入力I1~I8に対応する複数のステップ応答に基づいて、バルブシステム10の異常診断をする(S8~S22)。
幾つかの実施形態では、ステップS8にて、診断部44は、多段ステップ状の診断用開度指令値hi_Dの各段のステップ入力(I1~I8)に対する実開度hoのステップ応答の各々に関連するパラメータを取得する。このパラメータは、診断用開度指令値hi_Dのステップ入力I1~I8の各々に対する実開度hoの動作遅れ時間TD、オーバーシュート量OS、整定時間TS、又は、残留偏差E(それぞれ、図6参照)であってもよい。
次に、ステップS10にて、ステップS8にて取得したパラメータに基づいて、バルブシステム10の異常診断をする。ステップS10では、上述のパラメータと閾値との比較に基づいて、バルブシステム10の異常の有無を判定してもよい。
一実施形態では、ステップS10にて、上述の動作遅れ時間TDが閾値以下であるときにバルブシステム10に異常はないと判定し(S10でYes)、ステップS12にて、診断結果を異常なしと設定する。また、ステップS10にて、上述の動作遅れ時間TDが閾値より大きいときにバルブシステム10に異常があると判定し(S10でNo)、ステップS14にて、診断結果を異常ありと設定する。
一実施形態では、ステップS10にて、上述のオーバーシュート量OSが閾値以下であるときにバルブシステム10に異常はないと判定し(S10でYes)、ステップS12にて、診断結果を異常なしと設定する。また、ステップS10にて、上述のオーバーシュート量OSが閾値より大きいときにバルブシステム10に異常があると判定し(S10でNo)、ステップS14にて、診断結果を異常ありと設定する。
一実施形態では、ステップS10にて、上述の整定時間TSが閾値以下であるときにバルブシステム10に異常はないと判定し(S10でYes)、ステップS12にて、診断結果を異常なしと設定する。また、ステップS10にて、上述の整定時間TSが閾値より大きいときにバルブシステム10に異常があると判定し(S10でNo)、ステップS14にて、診断結果を異常ありと設定する。
一実施形態では、ステップS10にて、上述の残留偏差Eの絶対値が閾値以下であるときにバルブシステム10に異常はないと判定し(S10でYes)、ステップS12にて、診断結果を異常なしと設定する。また、ステップS10にて、上述の残留偏差Eの絶対値が閾値より大きいときにバルブシステム10に異常があると判定し(S10でNo)、ステップS14にて、診断結果を異常ありと設定する。
ステップS16では、表示部50は、ステップS10~S14で得られたバルブシステム10の診断結果を表示する。
ステップS18では、表示部50は、多段ステップ状の診断用開度指令値hi_Dの各段のステップ入力に対する実開度hoのステップ応答に関連する1以上のパラメータに関する情報を、各段について表示する。
なお、ステップS10~S18は、多段ステップ状の診断用開度指令値hi_D(I1~I8)について、1段ずつ順次行うようにしてもよい(ステップS20~S22)。
図7A~図7Dは、それぞれ、多段ステップ状の診断用開度指令値hi_Dの各段のステップ入力(I1~I8)に対して得られる実開度hoのステップ応答に関連するパラメータの一例を示すグラフであり、それぞれ、各ステップ入力(I1~I8;横軸)に対応するステップ応答における動作遅れ時間TD、オーバーシュート量OS(ステップ入力の幅(目標値-初期値)に対する比率として表示)、整定時間TS、及び、残留偏差Eを示している。なお、図7A~図7Dには、各パラメータについての閾値を示すライン(破線)が示されている。
なお、上述のステップS18では、表示部50により、図7A~図7Dに示すグラフが表示されるようになっていてもよい。
また、図8は、表示部50によるバルブシステム10の診断結果の表示の一例を示す図である。図8には、診断用開度指令値hi_Dのステップ入力I4(診断用開度指令値hi_Dの初期値75%、目標値100%のステップ入力)についての、ステップ応答に係る各パラメータの値、各パラメータに関する閾値、及び、各パラメータに基づくバルブシステム10の診断結果が示されている。
図7A~図7Dのグラフから、診断用開度指令値hi_Dのステップ入力I1~I3,I5~I8に対応する各ステップ応答における動作遅れ時間TD、オーバーシュート量OS、整定時間TS、及び、残留偏差Eは、それぞれ、閾値以下の値である。したがって、制御弁20の開弁時における開度0%~75%、及び、閉弁時における開度100%~0%の区間では、バルブシステム10に異常は生じていないと判定される。
一方、図7Cのグラフにおいて、診断用開度指令値hi_Dのステップ入力I4(診断用開度指令値hi_Dの初期値75%、目標値100%のステップ入力)に対応するステップ応答における整定時間(図7C参照)が、閾値を超えている。したがって、図8に示す診断結果に表示されるように、制御弁20の開度75%以上100%以下の範囲で、整定時間の判定結果が「NG」となり、バルブシステム10に何らかの異常が生じたと判定することができる。
上述の実施形態では、制御弁20の最大開度(100%)と最小開度(0%)の間の範囲全体をカバーする診断用開度指令値hi_Dに対応する制御信号を用いて異常診断をするようにしたので、制御弁20の異常を漏れなく検知しやすい。また、制御弁20の最大開度(100%)と最小開度(0%)の間で、中間開度(25%、50%、70%)を経て多段ステップ状に変化する診断用開度指令値hi_D(ステップ入力)に対応する制御信号を用いて診断するようにしたので、多段のステップ入力の各段についてステップ応答を評価することで、何れの段のステップ入力に基づき異常が検知されたかを特定することができる。例えば、上述したように、図7A~図8に示す例では、診断用開度指令値hi_Dの初期値75%、目標値100%のステップ入力I4に基づき異常が検知されたと特的することができ、したがって、制御弁20の開度75%以上100%以下の範囲で、バルブシステム10に異常(例えば制御弁20の固着等)が発生していると判断することができる。このように、上述の実施形態では、制御弁20の最大開度と最小開度の間において異常が発生する範囲を特定することができる。よって、上述の実施形態によれば、バルブシステム10のより詳細な診断が可能である。
また、上述の実施形態では、診断用開度指令値hi_Dは、最小開度(0%)から最大開度(100%)までステップ状に増加した後、最大開度(100%)から最小開度(0%)までステップ状に減少する。したがって、制御弁20の開弁過程及び閉弁過程の両方について、最小開度(0%)と最大開度(100%)の間の範囲についての複数のステップ応答を迅速に取得することができる。このため、バルブシステム10の診断を迅速に行うことができる。
また、上述の実施形態では、多段ステップ状の診断用開度指令値hi_Dの各段のステップ入力(I1~I8)に対する制御弁20の実開度hoのステップ応答の各々に関連する1以上のパラメータ(動作遅れ時間TD等)に関する情報を、各段について表示するようにしたので、バルブシステム10における異常の有無、又は、バルブシステム10において異常が生じる制御弁20の開度範囲を視覚的に把握しやすい。
幾つかの実施形態では、ステップS2(図4参照)にて、制御部40からの準備用開度指令値をサーボモジュール32に入力してから、ステップS4にて、制御部40からの診断用開度指令値をサーボモジュール32に入力してもよい。すなわち、サーボモジュール32は、準備用開度指令値に基づく制御信号をサーボ弁30に与えてから、診断用開度指令値に基づく制御信号をサーボ弁30に与えるように構成されていてもよい。
ここで、図9及び図10は、それぞれ、一実施形態に係るサーボ弁に入力される開度指令値(診断用開度指令値及び準備用開度指令値)の経時変化を示すグラフである。図9及び図10に示すように、準備用開度指令値hi_Pは、診断用開度指令値hi_Dにおける最小開度(上述の例では0%)と最大開度(上述の例では100%)の間の範囲に亘って変化する。
なお、準備用開度指令値hi_Pは、診断用開度指令値hi_Dにおける最小開度と最大開度の間の全範囲をカバーするものであればよく、その時間的な変化の仕方は特に限定されない。
一実施形態では、図9に示すように、準備用開度指令値hi_Pは多段ステップ状に変化してもよい。なお、図9に示すように、準備用開度指令値hi_Pは、診断用開度指令値hi_Dと同様に多段ステップ状に変化してもよい。
一実施形態では、図10に示すように、準備用開度指令値hi_Pは1段階のステップ入力であってもよい。この場合、準備用開度指令値hi_Pを多段ステップ状に変化させる場合に比べて、短時間でバルブシステム10の診断の準備をすることができる。
あるいは、一実施形態では、準備用開度指令値hi_Pは、ステップ入力でなくてもよく、例えば、線形又は曲線状に変化してもよい。
上述の実施形態によれば、準備用開度指令値hi_Pに基づく制御信号をサーボ弁30に与えて、制御弁20を最小開度と最大開度との間で動作させてから、診断用開度指令値hi_Dに基づく制御信号をサーボ弁30に与えてバルブシステム10の異常診断をする。すなわち、診断前に準備用開度指令値hi_Pを用いて制御弁20に準備動作させることで、制御弁20がある程度スムーズに動くようになる。これにより、バルブシステム10が適用される機器(ガスタービン1等)の運転中に近い状態で、バルブシステム10の異常診断をすることができる。よって、バルブシステム10の異常診断をより適切に行うことができる。
図11は、一実施形態に係るバルブシステムにおける制御弁の制御に係るブロック図である。幾つかの実施形態では、診断対象のバルブシステム10は、図11に示す構成を有していてもよい。図11に示されるバルブシステム10は、複数のサーボモジュール32(第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32B)を含む。また、制御弁20には、制御弁20の実開度を検出するための複数の開度検出部26(第1検出部26A及び第2検出部26B;図1参照)が設けられている。
上述の第1サーボモジュール32Aおよび第2サーボモジュール32Bは、互いに切替え可能に構成されている。すなわち、制御部40と、第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32Bとの間には、これらの接続状態を切替えるための切替部46が設けられている。制御部40からの開度指令値hiは、切替部46の状態に応じて、第1サーボモジュール32A又は第2サーボモジュール32Bの一方に受け取られるようになっている。
上述の第1検出部26Aは、制御部40からの開度指令値が第1サーボモジュール32Aに入力されている間の制御弁20の実開度ho(=ha)を検出するように構成される。第1サーボモジュール32Aは、制御部40から上述の開度指令値hiを受けるとともに、第1検出部26Aで検出された制御弁20の実開度ho(=ha)を示すフィードバック信号を受けるようになっている。
また、上述の第2検出部26Bは、制御部40からの開度指令値が第2サーボモジュール32Bに入力されている間の制御弁20の実開度ho(=hb)を検出するように構成される。第2サーボモジュール32Bは、制御部40から上述の開度指令値hiを受けるとともに、第2検出部26Bで検出された制御弁20の実開度ho(=hb)を示すフィードバック信号を受けるようになっている。
サーボ弁30は、第1サーボモジュール32A又は第2サーボモジュール32Bの何れか一方からの制御信号に基づき、制御弁20を駆動するようになっている。
バルブシステム10が上述の構成を有している場合、診断部44は、制御部40からの診断用開度指令値hi_Dが第1サーボモジュール32Aに入力されている間の制御弁20の実開度ho(=ha)の検出値(即ち第1検出部26Aによる検出値)、及び、制御部40からの診断用開度指令値hi_Dが第2サーボモジュール32Bに入力されている間の制御弁20の実開度ho(=ha)の検出値(即ち第2検出部26Bによる検出値)に基づいて、バルブシステム10の異常診断をするように構成されていてもよい。
ここで、第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32Bに入力される診断用開度指令値hi_Dは、既に説明したものと同様、1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化するものである。すなわち、制御部40から第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32Bに送られる開度指令値は、図12に示すように変化してもよい。図11において、第1サーボモジュール32Aには、診断用開度指令値hi_Dを示す複数のステップ入力IA1~IA8(上述のI1~I8にそれぞれ対応)が与えられ、その後、第2サーボモジュール32Bには、診断用開度指令値hi_Dを示す複数のステップ入力IB1~IB8(上述のI1~I8にそれぞれ対応)が与えられる。なお、図12は、一実施形態に係る開度指令値(診断用開度指令値)の経時変化を示すグラフである。
上述の診断用開度指令値hi_Dを用いることで、第1サーボモジュール32Aへの診断用開度指令値hi_Dを示す複数のステップ入力IA1~IA8のそれぞれに対応する制御弁20の複数のステップ応答、及び、第2サーボモジュール32Bへの診断用開度指令値hi_Dを示す複数のステップ入力IB1~IB8のそれぞれに対応する制御弁20の複数のステップ応答が得られる。そして、これらのステップ応答に基づいて、バルブシステム10の異常診断をすることができる。
上述の実施形態では、2つのサーボモジュール32(第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32B)の各々からの診断用開度指令値hi_Dに対応するステップ信号を用いてバルブシステム10の異常診断をするようにしたので、バルブシステム10の異常診断をより確実にすることができる。また、上述の実施形態では、バルブシステム10の異常が検出された場合に、制御弁20かサーボ弁30及び2つのサーボモジュール32(第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32B)の何れに異常が生じたかを判別することができる。
なお、第1サーボモジュール32Aへの診断用開度指令値hi_Dによるバルブシステム10の異常診断、及び、第2サーボモジュール32Bへの診断用開度指令値hi_Dによるバルブシステム10の異常診断は、それぞれ、図4に示すステップS2~S22の手順で実施することができる。
したがって、例えば、制御部40からの診断用開度指令値hi_Dを第1サーボモジュール32Aに入力する(ステップS4)前に、制御部40からの準備用開度指令値hi_Pを第1サーボモジュール32Aに入力してもよい(ステップS2)。また、制御部40からの診断用開度指令値hi_Dを第2サーボモジュール32Bに入力する(ステップS4)前に、制御部40からの準備用開度指令値hi_Pを第2サーボモジュール32Bに入力してもよい。
幾つかの実施形態では、上述のステップS18にて、表示部50は、多段ステップ状の診断用開度指令値hi_Dの各段のステップ入力(I1~I8、IA1~IA8、又は、IB1~IB8)に対する、整定後の制御弁20の実開度hoと、診断用開度指令値hi_D(目標値)との関係を示すグラフを表示するように構成される。
ここで、図13A~図13Bは、それぞれ、図11に示すバルブシステム10が診断対象である場合の、診断用開度指令値hi_D(目標値)と実開度hoとの関係の一例を示すグラフである。このうち図13Aは、診断用開度指令値hi_D(目標値)と、第1検出部26Aにより検出される実開度ho(=ha)(すなわち、第1サーボモジュール32Aを介して制御弁20が駆動される場合の実開度ho)との関係を示すものである。図13Bは、診断用開度指令値hi_Dと、第2検出部26Bにより検出される実開度ho(=hb)(すなわち、第2サーボモジュール32Bを介して制御弁20が駆動される場合の実開度ho)との関係を示すものである。
上述の実施形態では、図13A及び図13Bに示すように、多段ステップ状の診断用開度指令値hi_Dの各段(I1~I8等)について、整定後の実開度hoと診断用開度指令値(目標値)との関係をグラフに表示するようにしたので、バルブシステム10における異常の有無、又は、バルブシステム10において異常が生じる制御弁の開度範囲を視覚的に把握しやすい。例えば、開度検出部26による実開度hoの検出値と、診断用開度指令値(目標値)との乖離が大きい場合に、バルブシステム10に異常が生じていると容易に判定することができる。
図13Cは、同一の診断用開度指令値hi_Dに基づき制御弁20が駆動される場合の、第1検出部26Aにより検出される実開度ho(=ha)と、第2検出部26Bにより検出される実開度ho(=hb)との関係の一例を示すグラフである。
第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32Bに異常が生じていなければ、例えば、図13Cに示すように、第1検出部26Aにより検出される実開度ho(=ha)と、第2検出部26Bにより検出される実開度ho(=hb)との関係は、原点を通る傾き1の直線状になることが予想される。一方、仮に、第1サーボモジュール32A又は第2サーボモジュール32Bの何れか一方に異常が生じている場合、上述の実開度ho(=ha)と、実開度ho(=hb)との関係は、原点を通る傾き1の直線状から乖離することが予想される。したがって、このような場合には、2つのサーボモジュール32(第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32B)の何れかに異常が生じたと判定することができる。また、上述のグラフの状態に応じて、2つのサーボモジュール32(第1サーボモジュール32A及び第2サーボモジュール32B)の何れに異常が生じたかを特定することができる。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るバルブシステム(10)の診断装置(42)は、
制御弁(20)と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁(30)と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュール(32)と、を含むバルブシステムの診断装置であって、
前記制御弁の実開度を検出するように構成された少なくとも一つの開度検出部(26)と、
診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の前記実開度の検出値を前記開度検出部から取得し、前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするように構成された診断部(44)と、
を備え、
前記診断用開度指令値は、1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する。
上記(1)の構成では、制御弁の最大開度と最小開度の間の範囲全体をカバーする診断用開度指令値に対応する制御信号を用いて異常診断をするようにしたので、燃料弁の異常を漏れなく検知しやすい。また、制御弁の最大開度と最小開度の間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値(ステップ入力)に対応する制御信号(ステップ信号)を用いて診断するようにしたので、多段のステップ入力の各段についてステップ応答を評価することで、何れの段のステップ入力に基づき異常が検知されたかを特定することができる。このため、制御弁の最大開度と最小開度の間において異常が発生する範囲を特定することができる。よって、上記(1)の構成によれば、バルブシステムのより詳細な診断が可能である。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記診断用開度指令値は、前記最小開度から前記最大開度までステップ状に増加する、又は、前記最大開度から前記最小開度までステップ状に減少する。
上記(2)の構成によれば、診断用開度指令値は、最小開度から最大開度までステップ状に増加する、又は、最大開度から最小開度までステップ状に減少する。したがって、最小開度と最大開度の間の範囲についての複数のステップ応答を迅速に取得することができる。このため、バルブシステムの診断を迅速に行うことができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記診断用開度指令値は、前記最小開度から前記最大開度までステップ状に増加した後、前記最大開度から前記最小開度までステップ状に減少する。
上記(3)の構成によれば、診断用開度指令値は、最小開度から最大開度までステップ状に増加した後、最大開度から最小開度までステップ状に減少するので、制御弁の開弁過程及び閉弁過程の両方について、最小開度と最大開度の間の範囲についての複数のステップ応答を迅速に取得することができる。このため、バルブシステムの診断を迅速に行うことができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れかの構成において、
前記少なくとも一つのサーボモジュールは、互いに切替可能に構成された第1サーボモジュール(32A)および第2サーボモジュール(32B)を含み、
前記少なくとも一つの開度検出部は、前記診断用開度指令値が前記第1サーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度を検出するように構成された第1検出部(26A)、及び、前記診断用開度指令値が前記第2サーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度を検出するように構成された第2検出部(26B)を含み、
前記診断部は、前記第1検出部から取得される前記実開度の第1検出値、及び、前記第2検出部から取得される前記実開度の第2検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするように構成される。
上記(4)の構成によれば、2つのサーボモジュール(第1サーボモジュール及び第2サーボモジュール)の各々からの診断用開度指令値に対応するステップ信号を用いてバルブシステムの異常診断をするようにしたので、バルブシステムの異常診断をより確実にすることができる。また、バルブシステムの異常が検出された場合に、燃料弁及び2つのサーボモジュールの何れに異常が生じたかを判別することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(4)の何れかの構成において、
前記サーボモジュールは、準備用開度指令値に基づく前記制御信号を前記サーボ弁に与えてから、前記診断用開度指令値に基づく前記制御信号を前記サーボ弁に与えるように構成され、
前記準備用開度指令値は、前記最小開度と前記最大開度の間の範囲に亘って変化する。
上記(5)の構成によれば、準備用開度指令値に基づく制御信号をサーボ弁に与えて、制御弁を最小開度と最大開度との間で動作させてから、診断用開度指令値に基づく制御信号をサーボ弁に与えてバルブシステムの異常診断をする。すなわち、診断前に準備用開度指令値を用いて制御弁に準備動作させることで、制御弁がある程度スムーズに動くようになる。これにより、バルブシステムが適用される機器の運転中に近い状態で、バルブシステムの異常診断をすることができる。よって、バルブシステムの異常診断をより適切に行うことができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記診断部は、前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答の各々に関連する1以上のパラメータに基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするように構成される。
上記(6)の構成によれば、多段ステップ状の診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する実開度のステップ応答の各々に関連する1以上のパラメータに基づいて、バルブシステムの異常診断を適切にすることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記ステップ応答に関連する前記1以上のパラメータは、前記実開度の遅れ時間、オーバーシュート量、整定時間、又は、残留偏差を含む。
上記(7)の構成によれば、多段ステップ状の診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する実開度のステップ応答の各々における遅れ時間、オーバーシュート量、整定時間、又は残留偏差に基づいて、バルブシステムの異常診断を適切にすることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(6)又は(7)の構成において、
前記診断部は、前記ステップ応答に関連する前記1以上のパラメータと、閾値との比較に基づいて、前記バルブシステムの異常の有無を判定するように構成される。
上記(8)の構成によれば、多段ステップ状の診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する実開度のステップ応答の各々に関連する1以上のパラメータと閾値との比較に基づいて、バルブシステムの異常診断を適切にすることができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れかの構成において、
前記診断装置は、
前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答に関連する1以上のパラメータに関する情報を、前記各段について表示するように構成された表示部(50)を備える。
上記(9)の構成によれば、多段ステップ状の診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答の各々に関連する1以上のパラメータに関する情報を、各段について表示するようにしたので、バルブシステムにおける異常の有無、又は、バルブシステムにおいて異常が生じる制御弁の開度範囲を視覚的に把握しやすい。
(10)幾つかの実施形態では、上記(9)の構成において、
前記表示部は、前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する、整定後の前記実開度と、前記診断用開度指令値との関係を示すグラフを表示するように構成される。
上記(10)の構成によれば、多段ステップ状の診断用開度指令値の各段について、整定後の実開度と診断用開度指令値との関係をグラフに表示するようにしたので、バルブシステムにおける異常の有無、又は、バルブシステムにおいて異常が生じる制御弁の開度範囲を視覚的に把握しやすい。
(11)本発明の少なくとも一実施形態に係るバルブシステムの診断方法は、
制御弁(20)と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁(30)と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュール(32)と、を含むバルブシステム(10)の診断方法であって、
1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値を、前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力するステップ(S4)と、
前記診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度の検出値を取得するステップ(S6)と、
前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするステップ(S8~S22)と、
を備える。
上記(11)の方法では、制御弁の最大開度と最小開度の間の範囲全体をカバーする診断用開度指令値に対応するステップ信号(制御信号)を用いて異常診断をするようにしたので、燃料弁の異常を漏れなく検知しやすい。また、制御弁の最大開度と最小開度の間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値に対応するステップ信号を用いて診断するようにしたので、多段のステップ信号の各段についてステップ応答を評価することで、何れの段のステップ信号に基づき異常が検知されたかを特定することができる。このため、制御弁の最大開度と最小開度の間において異常が発生する範囲を特定することができる。よって、上記(11)の方法によれば、バルブシステムのより詳細な診断が可能である。
(12)本発明の少なくとも一実施形態に係るバルブシステムの診断プログラムは、
制御弁(20)と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁(30)と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュール(32)と、を含むバルブシステム(10)の診断プログラムであって、
コンピュータに、
1以上の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値を、前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力する手順と、
診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度の検出値を取得する手順と、
前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をする手順と、
を実行させるためのプログラムである。
上記(12)のプログラムでは、制御弁の最大開度と最小開度の間の範囲全体をカバーする診断用開度指令値に対応するステップ信号(制御信号)を用いて異常診断をするようにしたので、燃料弁の異常を漏れなく検知しやすい。また、制御弁の最大開度と最小開度の間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値に対応するステップ信号を用いて診断するようにしたので、多段のステップ信号の各段についてステップ応答を評価することで、何れの段のステップ信号に基づき異常が検知されたかを特定することができる。このため、制御弁の最大開度と最小開度の間において異常が発生する範囲を特定することができる。よって、上記(12)のプログラムによれば、バルブシステムのより詳細な診断が可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 ガスタービン
2 圧縮機
4 燃焼器
6 タービン
8 燃料供給ライン
10 バルブシステム
20 制御弁
22 シリンダ
24 ピストン
26 開度検出部
26A 第1検出部
26B 第2検出部
30 サーボ弁
32 サーボモジュール
32A 第1サーボモジュール
32B 第2サーボモジュール
34 制御信号生成部
40 制御部
42 診断装置
44 診断部
46 切替部
50 表示部

Claims (12)

  1. 制御弁と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュールと、を含むバルブシステムの診断装置であって、
    前記制御弁の実開度を検出するように構成された少なくとも一つの開度検出部と、
    診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の前記実開度の検出値を前記開度検出部から取得し、前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするように構成された診断部と、
    を備え、
    前記診断用開度指令値は、1以上の規定の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化し、
    前記診断部は、前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答に基づいて、前記制御弁の前記最大開度と前記最小開度の間において異常が発生する開度範囲を特定するように構成された
    バルブシステムの診断装置。
  2. 前記診断用開度指令値は、前記最小開度から前記最大開度までステップ状に増加する、又は、前記最大開度から前記最小開度までステップ状に減少する
    請求項1に記載のバルブシステムの診断装置。
  3. 前記診断用開度指令値は、前記最小開度から前記最大開度までステップ状に増加した後、前記最大開度から前記最小開度までステップ状に減少する
    請求項1又は2に記載のバルブシステムの診断装置。
  4. 前記少なくとも一つのサーボモジュールは、互いに切替可能に構成された第1サーボモジュールおよび第2サーボモジュールを含み、
    前記少なくとも一つの開度検出部は、前記診断用開度指令値が前記第1サーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度を検出するように構成された第1検出部、及び、前記診断用開度指令値が前記第2サーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度を検出するように構成された第2検出部を含み、
    前記診断部は、前記第1検出部から取得される前記実開度の第1検出値、及び、前記第2検出部から取得される前記実開度の第2検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするように構成された
    請求項1乃至3の何れか一項に記載のバルブシステムの診断装置。
  5. 前記サーボモジュールは、前記制御弁に準備動作させるための準備用開度指令値に基づく前記制御信号を前記サーボ弁に与えてから、前記診断用開度指令値に基づく前記制御信号を前記サーボ弁に与えるように構成され、
    前記準備用開度指令値は、前記最小開度と前記最大開度の間の範囲に亘って変化する
    請求項1乃至4の何れか一項に記載のバルブシステムの診断装置。
  6. 前記診断部は、前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答の各々に関連する1以上のパラメータに基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするように構成された
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のバルブシステムの診断装置。
  7. 前記ステップ応答に関連する前記1以上のパラメータは、前記実開度の遅れ時間、オーバーシュート量、整定時間、又は、残留偏差を含む
    請求項6に記載のバルブシステムの診断装置。
  8. 前記診断部は、前記ステップ応答に関連する前記1以上のパラメータと、閾値との比較に基づいて、前記バルブシステムの異常の有無を判定するように構成された
    請求項6又は7に記載のバルブシステムの診断装置。
  9. 前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答に関連する1以上のパラメータに関する情報を、前記各段について表示するように構成された表示部を備える
    請求項1乃至8の何れか一項に記載のバルブシステムの診断装置。
  10. 前記表示部は、前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する、整定後の前記実開度と、前記診断用開度指令値との関係を示すグラフを表示するように構成された
    請求項9に記載のバルブシステムの診断装置。
  11. 制御弁と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュールと、を含むバルブシステムの診断方法であって、
    1以上の規定の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値を、前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力するステップと、
    前記診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度の検出値を取得するステップと、
    前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をするステップと、
    を備え
    前記異常診断をするステップでは、前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答に基づいて、前記制御弁の前記最大開度と前記最小開度の間において異常が発生する開度範囲を特定する
    バルブシステムの診断方法。
  12. 制御弁と、前記制御弁を駆動するためのサーボ弁と、前記制御弁のための開度指令値に基づく制御信号を前記サーボ弁に与えるための少なくとも一つのサーボモジュールと、を含むバルブシステムの診断プログラムであって、
    コンピュータに、
    1以上の規定の中間開度を経て最大開度と最小開度との間で多段ステップ状に変化する診断用開度指令値を、前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力する手順と、
    診断用開度指令値が前記少なくとも一つのサーボモジュールに入力されている間の前記制御弁の実開度の検出値を取得する手順と、
    前記検出値に基づいて、前記バルブシステムの異常診断をする手順と、
    を実行させるように構成され、
    前記異常診断をする手順では、前記多段ステップ状の前記診断用開度指令値の各段のステップ入力に対する前記実開度のステップ応答に基づいて、前記制御弁の前記最大開度と前記最小開度の間において異常が発生する開度範囲を特定する
    バルブシステムの診断プログラム。
JP2022544612A 2020-08-31 2021-08-24 バルブシステムの診断装置、診断方法及び診断プログラム Active JP7426495B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020145424 2020-08-31
JP2020145424 2020-08-31
PCT/JP2021/030944 WO2022045114A1 (ja) 2020-08-31 2021-08-24 バルブシステムの診断装置、診断方法及び診断プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022045114A1 JPWO2022045114A1 (ja) 2022-03-03
JP7426495B2 true JP7426495B2 (ja) 2024-02-01

Family

ID=80353314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022544612A Active JP7426495B2 (ja) 2020-08-31 2021-08-24 バルブシステムの診断装置、診断方法及び診断プログラム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230204128A1 (ja)
JP (1) JP7426495B2 (ja)
KR (1) KR20230023029A (ja)
CN (1) CN115605739A (ja)
DE (1) DE112021002895T5 (ja)
WO (1) WO2022045114A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039715A (ja) 2008-08-04 2010-02-18 Kubota Corp 石油化学プラントのバルブ制御装置
JP2019117122A (ja) 2017-12-27 2019-07-18 株式会社キッツ バルブなどの圧力機器の耐圧検査方法とその耐圧検査装置並びに圧力機器
JP2020008036A (ja) 2018-07-04 2020-01-16 アズビル株式会社 調節弁の異常診断方法および装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5122398B1 (ja) 1968-10-30 1976-07-09
JPS63236939A (ja) * 1987-03-25 1988-10-03 Cosmo Keiki:Kk 自動調圧装置
JP6112085B2 (ja) * 2014-08-29 2017-04-12 Jfeスチール株式会社 油圧圧下サーボ弁の故障診断方法および装置
CN111621152A (zh) 2019-02-28 2020-09-04 京瓷株式会社 元件密封用成型材料组合物及电子部件装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039715A (ja) 2008-08-04 2010-02-18 Kubota Corp 石油化学プラントのバルブ制御装置
JP2019117122A (ja) 2017-12-27 2019-07-18 株式会社キッツ バルブなどの圧力機器の耐圧検査方法とその耐圧検査装置並びに圧力機器
JP2020008036A (ja) 2018-07-04 2020-01-16 アズビル株式会社 調節弁の異常診断方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2022045114A1 (ja) 2022-03-03
KR20230023029A (ko) 2023-02-16
DE112021002895T5 (de) 2023-03-02
US20230204128A1 (en) 2023-06-29
CN115605739A (zh) 2023-01-13
WO2022045114A1 (ja) 2022-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10851814B2 (en) Valve signature diagnosis and leak test device
US7478012B2 (en) Computerized evaluation of valve signature graphs
JP4088160B2 (ja) 弁棒の破損検出方法
US11300228B2 (en) Partial stroke tests for shutdown valves
EP2216701B1 (en) Method and apparatus for operating a control valve by means of a control loop and performing diagnostics of the same
CN104736818B (zh) 对控制致动器的系统中的控制故障进行区分的方法和系统
CN110674563A (zh) 调试方法和调试系统
KR20190005850A (ko) 진공압 제어 밸브를 사용하는 예측 진단 시스템 및 방법
KR20200137252A (ko) 스마트센서 모듈을 이용한 빅데이터 기반 인공지능형 밸브 자동제어 방법
JP7426495B2 (ja) バルブシステムの診断装置、診断方法及び診断プログラム
JP6595883B2 (ja) ポジショナ、および診断方法
EP3508768A2 (en) Method and apparatus for diagnosing pneumatic control valve by using positioner model
US11835152B2 (en) Method and system for executing online tests of valve seating integrity for control valves
KR101765859B1 (ko) 발전소용 유압 액추에이터의 성능 진단장치 및 이의 성능 진단방법
JPH07119862A (ja) 空気圧式作動弁の診断装置
JP4035585B2 (ja) 異常診断装置
US20050027481A1 (en) System for making semiconductor devices and processing control thereof
CN117043700A (zh) 基于模拟的征兆的异常的原因分析
CN118482872A (zh) 阀门内泄漏模拟实验装置及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231214

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20231221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240122

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7426495

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150