JP7426048B2 - 連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの部材を連結するための連結構造に関するものである。
近年、産業用ロボットや、搬送用ロボット、支援用ロボット等、多様なロボットが開発されている。特開2018-192607号公報には、ケーブルの交換作業を行う産業用ロボットが開示されている。特開2017-40594号公報には、荷物を運搬する搬送用ロボットが開示されている。特開2018-153542号公報には、ユーザの歩行を支援する歩行支援用ロボットが開示されている。
この種のロボットでは、複数のモジュールを連結して組み立てることによって利用される場合がある。複数のモジュールの連結に時間がかかると、ロボットの稼働開始までに長時間を要してしまう。
本発明は、複数の部材を容易に連結することができる連結構造を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、第1部材と第2部材を連結するための連結構造であって、第1部材に形成された第1穴と第2部材に形成された第2穴とにわたって収容される棒状パーツを備え、棒状パーツは、第1部材の第1穴に挿入される第1挿入部と、第2部材の第2穴に挿入される第2挿入部と、を有し、連結構造は、第1挿入部に外力を付与することによって第1挿入部と第1部材を固定すると共に、第2挿入部に外力を付与することによって第2挿入部と第2部材を固定する固定手段をさらに備える。
本発明の第1実施形態に係る連結構造の概念図であって、第1部材と第2部材が連結されていない状態を示す。 本発明の第1実施形態に係る連結構造の概念図であって、第1部材と第2部材が連結された状態を示す。 本発明の第1実施形態に係る連結構造の側面図であって、第1部材と第2部材が連結されていない状態を示す。 第1部材とダボ材の斜視図である。 第1部材とダボ材の平面図である。 本発明の第1実施形態の変形例を示す図であり、図5に対応する図である。 本発明の第2実施形態に係る連結構造の側面図であって、第1部材と第2部材が連結されていない状態を示す。 ダボ材の分解斜視図である。 第1部材と第2部材の連結途中の状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る連結構造の正面図である。 本発明の第2実施形態に係る連結構造の平面図である。 本発明の実施形態に係る連結構造によって連結されたモジュールロボットの側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1~図6を参照して、本発明の第1実施形態に係る連結構造100について説明する。連結構造100は、2つの部材(第1部材10と第2部材20)を連結するための構造である。
まず、図1及び図2を参照して、連結構造100の概念について説明する。図1は連結構造100の概念図であって、第1部材10と第2部材20が連結されていない状態を示し、図2は連結構造100の概念図であって、第1部材10と第2部材20が連結された状態を示す。
第1部材10と第2部材20の互いに対向する面11,21には、それぞれ第1穴12,第2穴22が形成される。連結構造100は、第1穴12と第2穴22にわたって収容される棒状パーツとしてのダボ材30を備える。第1部材10と第2部材20は、ダボ材30を介して連結される。
ダボ材30は、第1部材10の第1穴12に挿入される第1挿入部31と、第2部材20の第2穴22に挿入される第2挿入部32と、を有する円柱状部材である。ダボ材30は、金属又は樹脂にて形成される。
連結構造100は、第1挿入部31に外力を付与することによって第1挿入部31と第1部材10を固定すると共に、第2挿入部32に外力を付与することによって第2挿入部32と第2部材20を固定する固定手段をさらに備える。第1実施形態では、固定手段は、油圧を利用してダボ材30を締め付けて固定する構成である。具体的に説明すると、固定手段は、第1部材10に設けられ第1挿入部31の外周面に対向する第1クランプ13と、第2部材20に設けられ第2挿入部32の外周面に対向する第2クランプ23と、第1部材10に設けられ油圧を受けることによって第1クランプ13を第1挿入部31の外周面に押し当てる第1ピストン14と、第2部材20に設けられ油圧を受けることによって第2クランプ23を第2挿入部32の外周面に押し当てる第2ピストン24と、を有する。
第1クランプ13は、第1部材10に形成されたクランプ収容室15内に移動自在に収容される。第1ピストン14は、圧力室16に摺動自在に収容され、圧力室16に供給される作動油の圧力によって前進して第1クランプ13に当接し、第1クランプ13を第1挿入部31の外周面に押し当てる。同様に、第2クランプ23は、第2部材20に形成されたクランプ収容室25内に移動自在に収容される。第2ピストン24は、圧力室26に摺動自在に収容され、圧力室26に供給される作動油の圧力によって前進して第2クランプ23に当接し、第2クランプ23を第2挿入部32の外周面に押し当てる。
第1部材10には、油圧供給源としてのポンプ1からの作動油を圧力室16に導く供給通路17が形成され、第2部材20には、ポンプ1からの作動油を圧力室26に導く供給通路27が形成される。
第1挿入部31及び第2挿入部32の外周面には、先端部に向かって広がるテーパ部31a,32aが形成される。第1クランプ13における第1挿入部31の外周面に対向する面には、第1挿入部31のテーパ部31aに対応するテーパ部13aが形成される。第2クランプ23における第2挿入部32の外周面に対向する面には、第2挿入部32のテーパ部32aに対応するテーパ部23aが形成される。第1挿入部31のテーパ部31aと第1クランプ13のテーパ部13aとは、略同一角度に形成され、第1クランプ13が第1挿入部31の外周面に押し当てられた際には、第1挿入部31には、第1クランプ13に沿って第1穴12内に挿入される方向の力が作用する。同様に、第2挿入部32のテーパ部32aと第2クランプ23のテーパ部23aとは、略同一角度に形成され、第2クランプ23が第2挿入部32の外周面に押し当てられた際には、第2挿入部32には、第2クランプ23に沿って第2穴12内に挿入される方向の力が作用する。
次に、連結構造100による第1部材10と第2部材20の連結方法について説明する。
ダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32を、それぞれ第1部材10の第1穴12と第2部材20の第2穴22に挿入する。つまり、ダボ材30を、第1部材10の第1穴12と第2部材20の第2穴22とにわたって収容する。この状態で、ポンプ1から第1部材10の圧力室16及び第2部材20の圧力室26に作動油を供給すると、図2に示すように、第1部材10の第1ピストン14は、圧力室16の圧力により前進して第1クランプ13に当接し、第1クランプ13を第1挿入部31の外周面に押し当てると共に、第2部材20の第2ピストン24は、圧力室26の圧力により前進して第2クランプ23に当接し、第2クランプ23を第2挿入部32の外周面に押し当てる。これにより、第1挿入部31には、第1クランプ13に沿って第1穴12内に挿入される方向の力が作用すると共に、第2挿入部32には、第2クランプ23に沿って第2穴12内に挿入される方向の力が作用する。この結果、第1部材10と第2部材20は、互いに近づく方向の力を受け、互いに対向する面11と面21が接触して連結される(図2に示す状態)。このように、第1部材10と第2部材20は、ダボ材30を介して連結される。
以上のように、連結構造100では、油圧を利用して、ダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32に外力を付与することによって、第1挿入部31と第1部材10が固定されると共に第2挿入部32と第2部材20が固定され、第1部材10と第2部材20が連結される。
第1部材10と第2部材20がダボ材30を介して連結された状態で、第1挿入部31と第1クランプ13との接触による摩耗、及び第2挿入部32と第2クランプ23との接触による摩耗によって寸法が変化したとしても、第1挿入部31と第1クランプ13の互いの接触面、及び第2挿入部32と第2クランプ23の互いの接触面はテーパ状であるため、摩耗による寸法変化が吸収され、第1挿入部31及び第2挿入部32のガタツキが防止される。
第1部材10と第2部材20の連結の解除は、ポンプ1から第1部材10の圧力室16及び第2部材20の圧力室26への作動油の供給を停止し、圧力室16,26の圧力を抜くことによって行われる。
以下に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、第1部材10と第2部材20は互いに対向する面11と面21が面接触して連結され、ダボ材30は軸方向の全体が第1穴12と第2穴22にわたって収容される場合について説明した。しかし、第1部材10と第2部材20は、隙間を空けて連結されてもよい。その場合には、ダボ材30の一部は第1穴12と第2穴22から露出する。
また、第1部材10の供給通路17と第2部材20の供給通路27とを、ダボ材30を軸方向に貫通する通路を通じて連通するように構成してもよい。
また、第1部材10及び第2部材20のそれぞれに、供給通路17,27に加えて、第1部材10と第2部材20の連結の解除の際に圧力室16,26の作動油を排出するための排出通路を形成してもよい。
また、上記実施形態では、第1挿入部31と第2挿入部32に、テーパ部31a,32aが形成され、第1クランプ13と第2クランプ23に、テーパ部13a,23aが形成される場合について説明した。しかし、本発明において、テーパ部31a,32a,13a,23aは必須の構成ではない。テーパ部31a,32a,13a,23aが形成されない場合であっても、第1クランプ13が第1挿入部31の外周面に押し当てられることによって第1挿入部31と第1部材10が固定されると共に、第2クランプ23が第2挿入部32の外周面に押し当てられることによって第2挿入部32と第2部材20が固定されるため、第1部材10と第2部材20を連結することができる。
また、上記実施形態では、作動油で第1ピストン14及び第2ピストン24を駆動する場合について説明した。しかし、作動流体は、作動油の他、圧縮空気や水溶性代替液等であってもよい。
次に、以上で説明した連結構造100の具体例の一つである連結構造101について、図3~5を参照して説明する。図3は第1部材10と第2部材20が連結されていない状態を示す側面図であり、図4は第1部材10とダボ材30の斜視図であり、図5は第1部材10とダボ材30の平面図である。なお、図1,2と図3~5とにおいて、同様の機能を有する構成には、同一の符号を付している。
連結構造101では、第1部材10と第2部材20は4つのダボ材30を介して連結される。
第1部材10及び第2部材20の側面には、供給通路17,27の入口部17a,27aが開口して形成される。図5に示すように、供給通路17には2つの圧力室16が連通し、圧力室16には第1ピストン14が摺動自在に収容される。
第1クランプ13は、C字状に形成され第1挿入部31の外周面を囲って配置されるバンド部13Aと、バンド部13Aの両端部のそれぞれから互いに間隔を空けて突出する一対の締付部13Bと、を有する。第1ピストン14の先端部は、締付部13Bに対向して配置される。連結構造101では、1つの第1ピストン14の先端部は、2つの第1クランプ13の締付部13Bにわたって対向する。したがって、4つの第1クランプ13に対して、2つの第1ピストン14が設けられる。
供給通路17を通じて圧力室16に作動油を供給すると、第1ピストン14は、圧力室16の圧力により前進して第1クランプ13の締付部13Bに当接し、互いの隙間が小さくなるように一対の締付部13Bを押圧する。これにより、バンド部13Aは、第1挿入部31の外周面に押し当てられ第1挿入部31の外周面を締め付けるように変形する。バンド部13Aの内周面と第1挿入部31の外周面には、それぞれテーパ部13a,31aが形成されるため、第1挿入部31には、第1クランプ13に沿って第1穴12内に挿入される方向の力が作用する。説明を省略するが、第2挿入部32にも、同様に第2穴22内に挿入される方向の力が作用する。このように、第1部材10と第2部材20は、互いに近づく方向の力を受けて連結される。
連結構造101では、第1ピストン14は、2つの第1クランプ13の締付部13Bを同時に押圧するため、1つの第1ピストン14によって2つの第1クランプ13をまとめて締め付けることができる。
次に、図6を参照して、連結構造101の変形例について説明する。
図6に示す変形例では、第1部材10の供給通路17の入口部17aは、第1部材10における面11とは反対側の面18(図3参照)に開口して形成される。供給通路17には4つの圧力室16が連通し、圧力室16には第1ピストン14が摺動自在に収容される。本変形例では、4つの第1クランプ13毎に第1ピストン14が設けられる。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
連結構造100,101は、油圧を利用してダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32に外力を付与することによって、ダボ材30を介して第1部材10と第2部材20を連結するものであるため、ボルト等を用いて2つの部材を連結する場合と比較して、第1部材10と第2部材20を容易に連結することができる。
また、第1部材10と第2部材20が連結されていない状態では、第1部材10と第2部材20の互いに対向する面11,21には、両者を連結するためのピン等の突起が存在しないため、第1部材10と第2部材20の運搬時や組み立て時の取り扱い性が良好となる。
<第2実施形態>
次に、図7~図11を参照して、本発明の第2実施形態に係る連結構造200について説明する。上記第1実施形態と同様の機能を有する構成には、同一の符号を付して説明する。第1実施形態に係る連結構造100と同様に、連結構造200は2つの部材(第1部材10と第2部材20)を連結するための構造であり、第1部材10と第2部材20は棒状パーツとしてのダボ材30を介して連結される。
図7は第1部材10と第2部材20が連結されていない状態の側面図であり、図8はダボ材30の分解斜視図であり、図9は第1部材10と第2部材20の連結途中の状態を示す斜視図であり、図10は連結構造200の正面図(第1部材10及び第2部材20は断面で示す)であり、図11は連結構造200の平面図(第1部材10は断面で示す)である。
連結構造200は、第1挿入部31に外力を付与することによって第1挿入部31と第1部材10を固定すると共に、第2挿入部32に外力を付与することによって第2挿入部32と第2部材20を固定する固定手段が、第1実施形態と異なる。第2実施形態では、固定手段は、ダボ材30を外力によって拡径させて固定する構成である。以下に具体的に説明する。
図7及び図8に示すように、ダボ材30は、第1部材10の第1穴12に挿入される第1挿入部31と、第2部材20の第2穴22に挿入される第2挿入部32と、を有する。第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、第1挿入部31及び第2挿入部32の外周面にはテーパ部は形成されず、外周面の外径は略一様である。第1挿入部31及び第2挿入部32の外周面の外径は、第1穴12及び第2穴22の内径よりも僅かに小さい。第1挿入部31の先端外周は、第1穴12への第1挿入部31の挿入を案内するためにテーパ状に形成される。第2挿入部32の先端外周もテーパ状に形成される。
ダボ材30は、軸方向に貫通する中空部33と、外周面と中空部33にわたって形成された開口部34と、を有する断面C字状の円筒部材である。開口部34は、ダボ材30の軸方向全体にわたって形成される。
図8及び図9に示すように、連結構造200は、固定手段として、第1挿入部31の開口部34に径方向に形成された第1径方向穴35と、第2挿入部32の開口部34に径方向に形成された第2径方向穴36と、第1径方向穴35に挿入される第1挿入パーツ41と、第2径方向穴36に挿入される第2挿入パーツ42と、第1挿入パーツ41を第1径方向穴35に圧入させて第1挿入部31を拡径させる第1拡径具としての第1ボルト43と、第2挿入パーツ42を第2径方向穴36に圧入させて第2挿入部32を拡径させる第2拡径具としての第2ボルト44と、を有する。ダボ材30、第1挿入パーツ41、及び第2挿入パーツ42は、金属又は樹脂にて形成される。
第1径方向穴35は、開口部34の一部と重複するように、第1挿入部31の外周面と中空部33とにわたって形成される。具体的には、第1径方向穴35は、開口部34を形成する互いに対向する端面に形成された一対の溝部35a,35bにて構成される。同様に、第2径方向穴36は、開口部34の一部と重複するように、第2挿入部32の外周面と中空部33とにわたって形成される。具体的には、第2径方向穴36は、開口部34を形成する互いに対向する端面に形成された一対の溝部36a,36bにて構成される。
図11に示すように、第1径方向穴35は、第1挿入部31の外周面から中空部33に向かって周方向の幅が小さくなるテーパ状に形成される。つまり、第1径方向穴35は、ダボ材30の中心に向かって溝部35a,35bの底部の間隔が小さくなるテーパ状に形成される。同様に、第2径方向穴36も、ダボ材30の中心に向かって溝部36a,36bの底部の間隔が小さくなるテーパ状に形成される。
図8に示すように、第1挿入パーツ41は、6つの外面を有するブロック状に形成され、第1径方向穴35に回転不能に挿入される。第1挿入パーツ41は、中空部33に向かって両側面41a,41bの間隔が小さくなるテーパ状に形成される。第1挿入パーツ41の両側面41a,41bが成す中心角は、第1径方向穴35の中心角(溝部35a,35bの底部が成す角度)と比較して大きい。第1挿入パーツ41は、第1径方向穴35内に挿入されて前進すると、両側面41a,41bが第1径方向穴35の溝部35a,35bの底部に密着する。同様に、第2挿入パーツ42は、6つの外面を有するブロック状に形成され、第2径方向穴36に回転不能に挿入される。第2挿入パーツ42は、中空部33に向かって両側面42a,42bの間隔が小さくなるテーパ状に形成される。第2挿入パーツ42の両側面42a,42bが成す中心角は、第2径方向穴36の中心角(溝部36a,36bの底部が成す角度)と比較して大きい。第2挿入パーツ42は、第2径方向穴36内に挿入されて前進すると、両側面42a,42bが第2径方向穴36の溝部36a,36bの底部に密着する。
第1挿入パーツ41には、第1ボルト43が締結される締結穴41cが貫通して形成される。締結穴41cの内周面には、第1ボルト43の外周面に形成された雄ネジが螺合する雌ネジが形成される。同様に、第2挿入パーツ42には、第2ボルト44が締結される締結穴42cが貫通して形成される。締結穴42cの内周面には、第2ボルト44の外周面に形成された雄ネジが螺合する雌ネジが形成される。
ダボ材30の第1挿入部31には、第1挿入パーツ41が第1径方向穴35に挿入された状態で、第1挿入パーツ41の締結穴41cと同軸状となるように穴37が形成される。穴37は、第1挿入部31の外周面と中空部33とにわたって径方向に貫通して形成される。同様に、ダボ材30の第2挿入部32には、第2挿入パーツ42が第2径方向穴36に挿入された状態で、第2挿入パーツ42の締結穴42cと同軸状となるように穴38(図7参照)が形成される。穴38は、第2挿入部32の外周面と中空部33とにわたって径方向に貫通して形成される。
第1部材10には、ダボ材30の第1挿入部31が挿入される第1穴12と直交して形成され、第1穴12の内周面に連通する穴19が形成される(図7及び図11参照)。同様に、第2部材20には、ダボ材30の第2挿入部32が挿入される第2穴22と直交して形成され、第2穴22の内周面に連通する穴29が形成される(図7参照)。
図9及び図11に示すように、第1ボルト43は、第1部材10の穴19及び第1挿入部31の穴37を挿通して、第1挿入パーツ41の締結穴41cに締結される。同様に、第2ボルト44は、第2部材20の穴29及び第2挿入部32の穴38を挿通して、第2挿入パーツ42の締結穴42cに締結される。
第1部材10には、第1ボルト43の頭部43aが収容される収容穴19aが穴19に連続して形成される。同様に、第2部材20には、第2ボルト44の頭部44aが収容される収容穴29aが穴29に連続して形成される。第1ボルト43及び第2ボルト44は、頭部43a,44aが収容穴19a,29aに収容され、第1部材10及び第2部材20の表面から突出しないため、他の部材と干渉しない。
次に、連結構造200による第1部材10と第2部材20の連結方法について説明する。
ダボ材30の第1径方向穴35及び第2径方向穴36に、それぞれ第1挿入パーツ41及び第2挿入パーツ42を挿入した状態で、ダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32を、それぞれ第1部材10の第1穴12及び第2部材20の第2穴22に挿入する。つまり、ダボ材30を、第1部材10の第1穴12と第2部材20の第2穴22とにわたって収容する。
この状態で、第1ボルト43を、第1部材10の穴19及び第1挿入部31の穴37に順次挿入して、第1挿入パーツ41の締結穴41cに螺合させる。第1ボルト43を締め込むと、第1ボルト43の頭部43aが第1部材10の収容穴19aの底面に当接する。この状態からさらに第1ボルト43を締め込むと、第1挿入パーツ41は、第1径方向穴35内を前進して両側面41a,41bが第1径方向穴35の溝部35a,35bの底部に密着して第1径方向穴35内に圧入される(図9及び図11に示す状態)。第1径方向穴35内に第1挿入パーツ41が圧入されることにより、第1挿入部31は、開口部34の開口幅が広がるように変形し、外径が大きくなる。これにより、第1挿入部31の外周面が第1部材10の第1穴12の内周面に密着し、第1挿入部31と第1部材10が固定される。
同様に、第2ボルト44を、第2部材20の穴29及び第2挿入部32の穴38に順次挿入して、第2挿入パーツ42の締結穴42cに螺合させる。第2ボルト44を締め込むと、第2ボルト44の頭部44aが第2部材20の収容穴29aの底面に当接する。この状態からさらに第2ボルト44を締め込むと、第2挿入パーツ42は、第2径方向穴36内を前進して両側面42a,42bが第2径方向穴36の溝部36a,36bの底部に密着して第2径方向穴36内に圧入される。第2径方向穴36内に第2挿入パーツ42が圧入されることにより、第2挿入部32は、開口部34の開口幅が広がるように変形し、外径が大きくなる。これにより、第2挿入部32の外周面が第2部材20の第2穴22の内周面に密着し、第2挿入部32と第2部材20が固定される。なお、図9では、第1挿入パーツ41は第1径方向穴35内に圧入されているのに対して、第2挿入パーツ42は第2径方向穴36内に圧入される前の状態を示している。
以上のようにして、第1部材10と第2部材20は、ダボ材30を介して連結される(図10に示す状態)。
連結構造200では、ダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32に外力を付与して拡径させることによって、第1挿入部31と第1部材10が固定されると共に第2挿入部32と第2部材20が固定され、第1部材10と第2部材20が連結される。
第1部材10と第2部材20の連結の解除は、第1挿入パーツ41に対する第1ボルト43の締結を解除すると共に、第2挿入パーツ42に対する第2ボルト44の締結を解除することによって行われる。ここで、図10に示すように、ダボ材30の外周面には、第1挿入部31と第2挿入部32の間に両者を区画する環状溝39が形成される。環状溝39は、第1部材10と第2部材20の互いに対向する面11,21に対向する。環状溝39によって、第1ボルト43による第1挿入部31の変形は第2挿入部32に影響せず、また、第2ボルト44による第2挿入部32の変形は第1挿入部31に影響しない。つまり、第1挿入部31の変形と第2挿入部32の変形とは、環状溝39の存在によって互いに影響しない。これにより、第1挿入パーツ41に対する第1ボルト43の締結を解除するだけで(第2ボルト44は第2挿入パーツ42に締結された状態で)、第1部材10を第1挿入部31から分離することが可能となる。
第1挿入部31の外周面と第1部材10の第1穴12の内周面との密着力を向上させるために、第1挿入部31の外周面に環状のリブを形成してもよい。
以上の第2実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
連結構造200は、ダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32に外力を付与して拡径させることによって、ダボ材30を介して第1部材10と第2部材20を連結するものであるため、ボルト等を用いて2つの部材を連結する場合と比較して、第1部材10と第2部材20を容易に連結することができる。
また、第1部材10と第2部材20が連結されていない状態では、第1部材10と第2部材20の互いに対向する面11,21には、両者を連結するためのピン等の突起が存在しないため、第1部材10と第2部材20の運搬時や組み立て時の取り扱い性が良好となる。
以上で説明した第1実施形態に係る連結構造100及び第2実施形態に係る連結構造200は、例えば、複数のモジュールを連結して組み立てられるモジュールロボットに用いることができる。具体的には、モジュール同士の連結構造として用いることができる。その場合、例えば、第1部材10及び第2部材20は、モジュールの筐体である。モジュール同士の連結についての一例を、以下に説明する。
図12を参照して、モジュールロボット300を構成する3つのモジュール301(301A,301B,301C)の連結について説明する。3つのモジュール301A,301B,301Cは同一である。同一のモジュールとは、モジュールを構成する部品が互いに同一であり、かつ、それらの部品の形状及び寸法が互いに同一であることを意味する。つまり、同一のモジュールとは、同一規格品ということもできる。
モジュール301Aは、第1リンク302Aと、第1リンク302Aに相対移動自在に連結された第2リンク303Aと、第1リンク302Aと第2リンク303Aを相対移動させる流体圧シリンダ304Aと、を有する。第1リンク302Aと第2リンク303Aは、回転軸305Aを介して回転自在に連結される。
流体圧シリンダ304Aは、流体圧供給源から供給される作動流体によって伸縮作動する。流体圧シリンダ304Aの伸縮作動は、図示しないコントローラによって制御される。流体圧シリンダ304Aのシリンダは、第1リンク302Aに回転不能に固定される。つまり、流体圧シリンダ304Aのシリンダは、第1リンク302Aの一部を構成している。流体圧シリンダ304Aのピストンロッドと第2リンク303Aには、第3リンク306Aが回転自在に連結される。なお、第3リンク306Aは必須の構成ではなく、流体圧シリンダ304Aのピストンロッドと第2リンク303Aとを回転自在に直接連結してもよい。
第1リンク302A及び第2リンク303Aには、他のモジュールと連結するためのダボ材30が挿入される複数の穴307Aが形成される。穴307Aは、第1穴12又は第2穴22に相当する。ここで、第1リンク302Aに形成される複数の穴307Aが互いに等間隔であり、第2リンク303Aに形成される複数の穴307Aが互いに等間隔であり、かつ、第1リンク302Aに形成される複数の穴307Aの間隔と、第2リンク303Aに形成される複数の穴307Aの間隔とが同じであるのが好ましい。これにより、ダボ材30を介してモジュール301同士を容易に連結することができる。なお、流体圧シリンダ304Aのシリンダが第1リンク302Aから露出するように構成し、流体圧シリンダ304Aのシリンダの表面に穴307Aを形成してもよい。この場合、流体圧シリンダ304Aのシリンダが第1部材10又は第2部材20に相当する。
モジュール301B,301Cの構成は、モジュール301Aの構成と同一であるため説明を省略し、モジュール301Aと同一の構成には、モジュール301Aの構成と同一の数字にそれぞれB,Cを付した符号を用いる。
図12は、モジュール301A,301B,301Cがそれぞれ足首関節、膝関節、股関節に対応するように連結されて脚部ロボットを構成する例を示している。具体的には、モジュール301A,301B,301Cのそれぞれの回転軸305A,305B,305Cが足首関節、膝関節、股関節に対応する。モジュール301Aの第2リンク303Aは、足として機能する。モジュールロボット300は、各モジュール301A,301B,301Cが単関節モジュールを構成し、全体として3自由度を有する。
モジュール301Aとモジュール301Bを連結構造100,200によって連結する場合には、モジュール301Aの第1リンク302Aが第1部材10に相当し、モジュール301Bの第2リンク303Bが第2部材20に相当する。モジュール301Aの第1リンク302Aとモジュール301Bの第2リンク303Bは、ダボ材30を介して連結される。
また、モジュール301Bとモジュール301Cを連結構造100,200によって連結する場合には、モジュール301Bの第1リンク302Bが第1部材10に相当し、モジュール301Cの第1リンク302Cが第2部材20に相当する。モジュール301Bの第1リンク302Bとモジュール301Cの第1リンク302Cは、ダボ材30を介して連結される。
モジュールロボット300は、図12に示す脚部ロボットに限定されない。例えば、モジュール101Aの第2リンク303Aを地面や土台に固定すると共に、モジュール301Cの第2リンク303Cにアタッチメントとしてバケットやロッド、ハンドを取り付けることによって、種々の用途、機能を有するモジュールロボット300とすることができる。また、図12に示す脚部ロボットに加えて、さらに複数のモジュール301を連結することによってヒューマノイドロボットを構成することができる。このように、複数のモジュール301を連結するだけで、用途、機能に応じた様々なロボットを簡単に構成することができる。
図12の例では、互いに同一のモジュール301を連結する形態について説明した。これに代わり、連結するモジュールは同一のもの(同一規格)でなくてもよい。例えば、第1リンクの形状や寸法が互いに異なるモジュール同士を連結したり、ストローク長が互いに異なる流体圧シリンダを有するモジュール同士を連結したりしてもよい。つまり、規格の異なるモジュールをそれぞれ複数用意し、モジュールロボットの所望の運動やモジュールロボットの用途、機能に応じて自由にモジュールを連結すればよい。ただ、同一規格の複数のモジュールを連結してモジュールロボットを構成することによって、モジュールロボットを低コストで製造することができる。
以上のように、第1実施形態に係る連結構造100及び第2実施形態に係る連結構造200を用いることによって、モジュール301同士を容易に連結することができるため、モジュールロボット300の稼働開始までの時間を短縮することができる。また、モジュール301同士は、表面に形成された穴307A,307B,307Cに挿入されるダボ材30を介して連結されるため、モジュール301の表面には突起物が存在しない。したがって、複数のモジュール301を運搬する際に、モジュール301同士を重ねて運搬することができるため、運搬効率が良い。
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
第1部材10と第2部材20を連結するための連結構造100,200は、第1部材10に形成された第1穴12と第2部材20に形成された第2穴22とにわたって収容されるダボ材30(棒状パーツ)を備え、ダボ材30は、第1部材10の第1穴12に挿入される第1挿入部31と、第2部材20の第2穴22に挿入される第2挿入部32と、を有し、連結構造100,200は、第1挿入部31に外力を付与することによって第1挿入部31と第1部材10を固定すると共に、第2挿入部32に外力を付与することによって第2挿入部32と第2部材20を固定する固定手段をさらに備える。
この構成では、ダボ材30の第1挿入部31に外力を付与することによって第1挿入部31と第1部材10を固定すると共に、ダボ材30の第2挿入部32に外力を付与することによって第2挿入部32と第2部材20を固定する固定手段を備えるため、第1部材10と第2部材20をダボ材30を介して容易に連結することができる。よって、複数の部材を容易に連結することができる。
また、固定手段は、第1部材10に設けられ、第1挿入部31の外周面に対向する第1クランプ13と、第2部材20に設けられ、第2挿入部32の外周面に対向する第2クランプ23と、第1部材10に設けられ、流体圧を受けることによって第1クランプ13を第1挿入部31の外周面に押し当てる第1ピストン14と、第2部材20に設けられ、流体圧を受けることによって第2クランプ23を第2挿入部32の外周面に押し当てる第2ピストン24と、を有する。
この構成では、流体圧を利用してダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32に外力を付与することによって、ダボ材30を介して第1部材10と第2部材20を連結するものであるため、第1部材10と第2部材20を容易に連結することができる。
また、第1挿入部31及び第2挿入部32の外周面には、先端部に向かって広がるテーパ部31a,32aが形成され、第1クランプ13には、第1挿入部31のテーパ部31aに対応するテーパ部13aが形成され、第2クランプ23には、第2挿入部32のテーパ部32aに対応するテーパ部23aが形成されることを特徴とする。
この構成では、第1挿入部31と第1クランプ13との接触による摩耗、及び第2挿入部32と第2クランプ23との接触による摩耗によって寸法が変化したとしても、第1挿入部31と第1クランプ13の互いの接触面、及び第2挿入部32と第2クランプ23の互いの接触面はテーパ状であるため、摩耗による寸法変化を吸収することができ、第1挿入部31及び第2挿入部32のガタツキを防止することができる。
また、ダボ材30は、軸方向に貫通する中空部33と、外周面と中空部33にわたって形成された開口部34と、を有する断面C字状の円筒部材であり、固定手段は、第1挿入部31の開口部34に径方向に形成された第1径方向穴35と、第2挿入部32の開口部34に径方向に形成された第2径方向穴36と、第1径方向穴35に挿入される第1挿入パーツ41と、第2径方向穴36に挿入される第2挿入パーツ42と、第1挿入パーツ41を第1径方向穴35に圧入させて第1挿入部31を拡径させる第1拡径具と、第2挿入パーツ42を第2径方向穴36に圧入させて第2挿入部32を拡径させる第2拡径具と、を有する。
この構成では、ダボ材30の第1挿入部31及び第2挿入部32に外力を付与して拡径させることによって、ダボ材30を介して第1部材10と第2部材20を連結するものであるため、第1部材10と第2部材20を容易に連結することができる。
また、第1拡径具は、第1挿入パーツ41に形成された締結穴41cに締結される第1ボルト43であり、第2拡径具は、第2挿入パーツ42に形成された締結穴42cに締結される第2ボルト44である。
この構成では、第1挿入部31及び第2挿入部32を拡径させる外力は第1ボルト43及び第2ボルト44をそれぞれ第1挿入パーツ41及び第2挿入パーツ42に締め込むことによって発生するため、第1部材10と第2部材20を容易に連結することができる。
また、第1径方向穴35は、第1挿入部31の外周面から中空部33に向かって周方向の幅が小さくなるテーパ状に形成され、第2径方向穴36は、第2挿入部32の外周面から中空部33に向かって周方向の幅が小さくなるテーパ状に形成され、第1挿入パーツ41及び第2挿入パーツ42は、中空部33に向かって両側面41a,41b,42a,42bの間隔が小さくなるテーパ状に形成され、第1挿入パーツ及び第2挿入パーツの両側面が成す中心角は、それぞれ第1径方向穴及び第2径方向穴の中心角と比較して大きい。
この構成では、第1挿入パーツ31及び第2挿入パーツ32をそれぞれ第1径方向穴35及び第2径方向穴36に密着させることができるため、第1挿入部31及び第2挿入部32を容易に拡径することができる。
また、連結構造100,200は、モジュールロボット300を構成する複数のモジュール301の連結に用いられる。
この構成では、モジュール301同士を容易に連結することができるため、モジュールロボット300の稼働開始までの時間を短縮することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本願は2020年10月2日に日本国特許庁に出願された特願2020-167737に基づく優先権を主張し、この出願の全ての内容は参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (7)

  1. 第1部材と第2部材を連結するための連結構造であって、
    前記第1部材に形成された第1穴と前記第2部材に形成された第2穴とにわたって収容される棒状パーツを備え、
    前記棒状パーツは、
    前記第1部材の前記第1穴に挿入される第1挿入部と、
    前記第2部材の前記第2穴に挿入される第2挿入部と、を有し、
    前記連結構造は、前記第1挿入部に外力を付与することによって前記第1挿入部と前記第1部材を固定すると共に、前記第2挿入部に外力を付与することによって前記第2挿入部と前記第2部材を固定する固定手段をさらに備える連結構造。
  2. 請求項1に記載の連結構造であって、
    前記固定手段は、
    前記第1部材に設けられ、前記第1挿入部の外周面に対向する第1クランプと、
    前記第2部材に設けられ、前記第2挿入部の外周面に対向する第2クランプと、
    前記第1部材に設けられ、流体圧を受けることによって前記第1クランプを前記第1挿入部の外周面に押し当てる第1ピストンと、
    前記第2部材に設けられ、流体圧を受けることによって前記第2クランプを前記第2挿入部の外周面に押し当てる第2ピストンと、
    を有する連結構造。
  3. 請求項2に記載の連結構造であって、
    前記第1挿入部及び前記第2挿入部の外周面には、先端部に向かって広がるテーパ部が形成され、
    前記第1クランプには、前記第1挿入部の前記テーパ部に対応するテーパ部が形成され、
    前記第2クランプには、前記第2挿入部の前記テーパ部に対応するテーパ部が形成される連結構造。
  4. 請求項1に記載の連結構造であって、
    前記棒状パーツは、軸方向に貫通する中空部と、外周面と前記中空部にわたって形成された開口部と、を有する断面C字状の円筒部材であり、
    前記固定手段は、
    前記第1挿入部の前記開口部に径方向に形成された第1径方向穴と、
    前記第2挿入部の前記開口部に径方向に形成された第2径方向穴と、
    前記第1径方向穴に挿入される第1挿入パーツと、
    前記第2径方向穴に挿入される第2挿入パーツと、
    前記第1挿入パーツを前記第1径方向穴に圧入させて前記第1挿入部を拡径させる第1拡径具と、
    前記第2挿入パーツを前記第2径方向穴に圧入させて前記第2挿入部を拡径させる第2拡径具と、
    を有する連結構造。
  5. 請求項4に記載の連結構造であって、
    前記第1拡径具は、前記第1挿入パーツに形成された締結穴に締結される第1ボルトであり、
    前記第2拡径具は、前記第2挿入パーツに形成された締結穴に締結される第2ボルトである連結構造。
  6. 請求項4に記載の連結構造であって、
    前記第1径方向穴は、前記第1挿入部の外周面から前記中空部に向かって周方向の幅が小さくなるテーパ状に形成され、
    前記第2径方向穴は、前記第2挿入部の外周面から前記中空部に向かって周方向の幅が小さくなるテーパ状に形成され、
    前記第1挿入パーツ及び前記第2挿入パーツは、前記中空部に向かって両側面の間隔が小さくなるテーパ状に形成され、
    前記第1挿入パーツ及び前記第2挿入パーツの前記両側面が成す中心角は、それぞれ前記第1径方向穴及び前記第2径方向穴の中心角と比較して大きい連結構造。
  7. 請求項1に記載の連結構造であって、
    モジュールロボットを構成する複数のモジュールの連結に用いられる連結構造。
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