JP7425521B1 - 二酸化炭素排出量管理装置、二酸化炭素排出量管理方法、及び、プログラム - Google Patents

二酸化炭素排出量管理装置、二酸化炭素排出量管理方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】物流の場面における二酸化炭素排出量を自動集計等するシステムおいて、好適に入力の不備を補正した表記に変換する。【解決手段】算出部110は、輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する。輸送実績登録部103は、輸送ルートにおける輸送手段と輸送手段に基づいて算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録する。出力部111は、登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力する。輸送ルートは、出発地及び到着地を含む。変換部109は、出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、不備を補正した表記に変換する。算出部110は、変換部109が変換した表記に基づいて、輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する。【選択図】図3

Description

本発明は、二酸化炭素排出量管理装置、二酸化炭素排出量管理方法、及び、プログラムに関する。
複数の異なる企業で排出される二酸化炭素の排出量を集計可能にする二酸化炭素排出量の自動集計システムが提案されている(例えば特許文献1)。
登録実用新案第3237670号公報
二酸化炭素排出量を自動集計するシステムであっても、人の手により入力する情報が含まれ得る。物流の場面におけるシステムおいては、例えば、輸送ル-トの出発地や到着地の住所を人の手により入力する場合があり、度々発生する入力ミスにより円滑に処理が実行されない不具合があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、物流の場面における二酸化炭素排出量を自動集計等するシステムおいて、好適に入力の不備を補正した表記に変換する二酸化炭素排出量管理装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の二酸化炭素排出量管理装置は、
輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する算出部と、
輸送ルートにおける輸送手段と輸送手段に基づいて算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録する輸送実績登録部と、
登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力する出力部と、を備え、
輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、不備を補正した表記に変換する変換部をさらに備え、
算出部は、変換部が変換した表記に基づいて、輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
算出部は、出発地及び到着地が同じ場合、または、出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
輸送実績は、輸送ルートに係る積載量を含み、
予め定められた距離は、積載量に応じて設定される。
また、本発明の他の観点に係る二酸化炭素排出量管理装置は、
輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する算出部と、
輸送ルートにおける輸送手段と輸送手段に基づいて算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録する輸送実績登録部と、
登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力する出力部と、を備え、
輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、不備を補正した表記に変換する変換部をさらに備え、
算出部は、変換部が変換した表記に基づいて、輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
算出部は、出発地及び到着地が同じ場合、または、出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
予め定められた距離は、ルート配送する地域の規模に応じて設定され、
地域の規模は、地域の広さ、地域の人口密度を含む。
本発明によれば、物流の場面における二酸化炭素排出量を自動集計等するシステムおいて、好適に入力の不備を補正した表記に変換する二酸化炭素排出量管理装置等を提供することができる。
実施の形態における二酸化炭素排出量管理システムの構成例を示す図である。 二酸化炭素排出量管理装置等のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 二酸化炭素排出量管理装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 二酸化炭素排出量管理装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 二酸化炭素排出量管理システムにおける表示画面の一例を示す図である。 二酸化炭素排出量管理システムにおける変換テーブルの一例を示す図である。 (A)~(D)は、二酸化炭素排出量管理システムにおけるデータの例を示す図である。 二酸化炭素排出量管理システムにおける表示画面の一例を示す図である。 二酸化炭素排出量管理システムにおける利用可能テーブルの一例を示す図である。 二酸化炭素排出量管理装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 二酸化炭素排出量管理装置の処理の流れを示すシーケンス図である。 二酸化炭素排出量管理システムにおける表示画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る二酸化炭素排出量管理システムについて図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、二酸化炭素をCO2と表記する場合がある。
各業界においてCO2排出量の削減に向けた取り組みが求められる中、物流業界においても、交通手段、原動機による自動車種、燃料等の輸送時に利用される輸送手段によるCO2排出量を削減することが急務となっている。しかしながら、荷主がCO2排出量を削減するために他の輸送手段を利用したいと考えても、他の輸送手段やCO2排出量に関する膨大なデータが必要であり、他の輸送手段を定量的に検討し選択することは実質的に困難であった。
また、輸送事業者に輸送を依頼する荷主は行政に対してCO2排出量の定期報告書を提出する必要がある。荷主は輸送事業者からCO2排出量の情報の提供を受けて、定期報告書を提出する。定期報告書を提出するためのシステム及び関連するシステムを構築しても、輸送ルートにおける出発地、到着地その他の基本的な情報は人の手によって入力されるため、しばしば発生する入力の不備により円滑に処理が実行されない場合がある。
本実施の形態に係るCO2排出量管理システムは、このような課題を解決するためのシステムであり、CO2排出量を削減するための他の輸送手段を提案することや、入力の不備を正当な表記に変換することを実現するシステムである。
図1は、CO2排出量管理システム100の構成例を示す図である。CO2排出量管理システム100は、図1に示すように、CO2排出量管理装置10と、複数の荷主端末15と、複数の輸送事業者端末20と、から構成される。CO2排出量管理装置10と荷主端末15と輸送事業者端末20とは、ネットワーク30を介して接続される。
CO2排出量管理装置10は、輸送事業者端末20から輸送事業者の輸送ルート、輸送実績等の情報を受信し、指定されたCO2排出量算出方法にて、CO2排出量を算出する。CO2排出量管理装置10は、算出したCO2排出量に関するデータを、要求に応じて輸送事業者端末20や荷主端末15に送信する。また、CO2排出量管理装置10は、CO2排出量に関する定期報告書を作成し、荷主端末15に送信する機能を有する。さらに、CO2排出量管理装置10は、荷主端末15から特定の輸送ルートにおけるCO2排出量を低減するための代替手段の提案を求めるリクエストを受け付け、代替手段を計算し、計算結果を荷主端末20に応答する。そして、CO2排出量管理装置10は、輸送ルートに関連する出発地、到着地等の情報に不備がある場合には、その不備を補正した表記に変換し、CO2排出量の算出等を実行する。
荷主端末15は、CO2排出量管理システム100を導入し、利用する荷主事業者が管理する情報処理装置である。荷主端末15はCO2排出量管理装置10からCO2排出量に関するデータを受信し、受信したデータに対応する情報を表示する機能を有する。また、荷主端末15は、CO2排出量に関する定期報告書をCO2排出量管理装置10から受信する。さらに、荷主端末15は、特定の輸送ルートにおけるCO2排出量を低減するための代替手段の提案を求めるリクエストをCO2排出量管理装置100に送信し、計算結果である提案を指定した応答を受信する。
輸送事業者端末20は、CO2排出量管理システム100を導入し、利用する輸送事業者(物流事業者)が管理する情報処理装置である。輸送事業者端末20は、輸送事業者のスタッフ等のユーザから入力された輸送ルート、輸送実績に関するデータをCO2排出量管理装置10に送信する。また、輸送事業者端末20は、CO2排出量管理装置10からCO2排出量に関するデータを受信し、受信したデータに対応する情報を表示する機能を有する。さらに、輸送事業者端末20は、CO2排出量管理装置10からCO2排出量を低減するための代替手段に関連する情報を受信し、受信したデータに対応する情報を表示し、ユーザからの指示を受け付ける。
ネットワーク30は、例えば、インターネット、移動体通信網、VPN(Virtual Private Network)、専用線といった各種の情報を伝送可能な通信ネットワークである。
このように、CO2排出量管理システム100によれば、輸送事業者のCO2排出量を算出、集計し、算出したCO2排出量に関するデータを荷主端末15や輸送事業者端末20により参照可能である。さらに、CO2排出量管理システム100は、CO2排出量に関する定期報告書を作成し、荷主端末15に送信する機能を有する。また、CO2排出量管理システム100は、荷主端末15から、CO2排出量を低減するための輸送手段の提案を求めるリクエストがなされると、代替の輸送手段を計算し、計算した輸送手段を提案するレスポンスを荷主端末15に送信する機能を有する。詳しくは、後述する。
図1に示すように、この実施形態では、複数の荷主、複数の輸送事業者間でCO2排出量管理システム100を利用することを想定している。そのため、図1に示すCO2排出量管理システム100においては、複数の荷主端末15と、複数の輸送事業者端末20と、がネットワーク30を介してCO2排出量管理装置10に接続されている。なお、図1では、2つの荷主端末15、3つの輸送事業者端末20が示されているが、一例であり、これらの数は荷主、輸送事業者の数に応じて任意でよい。
CO2排出量管理装置10、荷主端末15及び輸送事業者端末20は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理装置で構成される。図2は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置は、例えば、ディスプレイ40と、入力デバイス41と、通信インタフェース42と、CPU(Central Processing Unit)43と、ROM(Read Only Memory)44と、RAM(Random Access Memory)45と、補助記憶装置46と、を備える。
ディスプレイ40は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示デバイスを含んで構成される。ディスプレイ40は、CPU43の制御の下、ユーザ操作に応じた各種の画面等を表示する。
入力デバイス41は、キーボード、タッチパネル、マウス等により構成され、ユーザからの操作入力を受け付け、受け付けた操作に係る信号をCPU43に送出する。
通信インタフェース42は、上述したネットワーク30を介して通信するためのハードウェアであり、例えば、有線又は無線LAN(Local Area Network)モジュールである。
CPU43は、情報処理装置を統括的に制御する。ROM44は、CPU43が実行する動作プログラムや各種のデータを記憶する。RAM45は、CPU43の作業領域として使用される。
補助記憶装置46は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリで構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置46は、各種データやアプリケーションプログラム(特にCO2排出量管理システム100に関するデータやアプリケーションプログラム)を記憶する。
なお、図2に示した情報処理装置の構成は一例であり、この実施の形態のCO2排出量管理装置10、荷主端末15及び輸送事業者端末20として機能できれば図2に示すものに限定されない。
図3は、CO2排出量管理装置10の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。CO2排出量管理装置10は、機能構成として、輸送ルート登録部101と、算出方法指定部102と、輸送実績登録部103と、付加部104と、リクエスト受付部105と、探索部106と、提案部107と、データベース(DB)108と、変換部109と、算出部110と、出力部111と、を備える。情報処理装置のCPU43がROM44または補助記憶装置46に記憶されるプログラムを読み込むことで、CO2排出量管理装置10として機能し、これらの機能部の機能を実現する。
輸送ルート登録部101は、輸送事業者端末20から輸送ルートに関する情報を受信し、DB108に登録する。この輸送ルートに関する情報には、出発地と到着地に関する情報が含まれる。
算出方法指定部102は、輸送ルートにおけるCO2排出量算定方法の指定を輸送事業者端末20から受け付け、輸送ルートに対応付けてDB108に登録する。
輸送実績登録部103は、輸送事業者端末20から輸送実績を登録するための輸送実績登録リクエストを受信し、所定の輸送ルートにおける輸送手段とその輸送手段に基づいたCO2排出量とを含む輸送実績を、DB108に登録する。輸送手段は、例えば、交通手段、原動機による自動車種、燃料の種類を含む。交通手段とは、トラック、鉄道、船舶、飛行機を含む輸送のための交通手段である。原動機による自動車種とは、交通手段がトラックである場合の原動機に基づく自動車の種類であり、例えば、エンジンを原動機とするディーゼル車、ガソリン車、HV(Hybrid Vehicle)車、モーターを原動機とするEV(Electric Vehicle)車、燃料電池車を含む。燃料の種類とは、エンジン搭載車に使用される燃料の種類であり、例えば、軽油、ガソリン、LPガス、天然ガス、合成燃料、バイオ燃料を含む。
付加部104は、輸送実績の登録の際に指定された付加情報(タグ)を輸送実績に付加する。
リクエスト受付部105は、荷主端末15から、輸送ルートを指定して、その輸送ルートにおけるCO2排出量を低減するための輸送手段の提案を要求する提案リクエストを受け付ける。
探索部106は、提案リクエストで指定された輸送ルートにおける他の輸送手段を探索する。
提案部107は、まず、探索部106により探索された他の輸送手段に係るCO2排出量を推定する。そして、提案部107は、推定されたCO2排出量が、リクエスト受付部105が受け付けた提案リクエストで指定された輸送ルートにおけるCO2排出量よりも小さい場合、探索された他の輸送手段を、指定された輸送ルートにおけるCO2排出量を低減するための輸送手段として提案する。
DB108は、補助記憶装置46から構成され、輸送ルート、CO2排出量算出方法、輸送実績、算出されたCO2排出量に関する情報、付加情報、地図情報、道路、鉄道、船舶の航路等の交通網に関する情報、住所の一部が欠損した表記と正当な住所の表記とを紐付けて登録する変換テーブル、輸送ルートと輸送ルートで利用可能な輸送手段とを紐付けて登録する利用可能テーブル等を記憶する。DB108は、CO2排出量管理装置10に接続された外部の記憶装置から構成されてもよい。なお、ここでいう正当な住所とは、システム上の正当な住所表記であり、CO2排出量管理装置10に輸送ルート(出発地、到着地)を登録する際の正しい表記をいう。
変換部109は、輸送ルートに含まれる出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、その不備を補正した表記に変換する。また、変換部109は、利用可能テーブルを参照し、輸送実績に含まれる輸送手段が利用可能な輸送手段でない場合、利用可能な輸送手段に変換する。
算出部110は、輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、その輸送ルートにおけるCO2排出量を算出する。算出部110は、算出方法指定部102により指定されたCO2排出量算定方法と輸送実績登録部103により登録された輸送実績とに基づいて、CO2排出量を算出する。また、算出部110は、変換部109が変換した表記に基づいて、輸送ルートにおけるCO2排出量を算出する。
出力部111は、DB108に登録された輸送実績に係るCO2排出量を出力する。出力部111は、付加情報に基づいてDB108により抽出された輸送実績のCO2排出量に関する情報を荷主端末15や輸送事業者端末20に出力する。また、出力部111は、CO2排出量に関する定期報告書を作成し出力可能である。
なお、情報処理装置をCO2排出量管理装置10として機能させるプログラムは、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。
続いて、CO2排出量管理システム100の動作について説明する。まず、輸送ルートの登録から輸送実績の登録までの処理の流れを説明する。図4は、CO2排出量管理システム100における輸送ルート登録から輸送実績登録までの処理の流れを示すシーケンス図である。輸送事業者のスタッフといった輸送事業者側のユーザが輸送事業者端末20により輸送ルートの登録操作をすると、輸送ルート登録リクエスト(プロジェクト登録リクエスト)がCO2排出量管理装置10に送信される(ステップS11)。この実施の形態では、一の輸送ルートをプロジェクトと呼ぶ。
図5は、輸送事業者端末20の表示画面(ディスプレイ40)に表示されるプロジェクト(輸送ルート)登録画面の一例を示す図である。プロジェクト登録画面では、「プロジェクト名」、「荷主名」、「輸送事業者名」、「出発地」、「到着地」を入力可能になっており、ここではそれぞれ、「プロジェクトA」、「荷主A」、「輸送事業者M」、「AAA」、「BBB」が入力されている。「出発地」、「到着地」には、それぞれその住所を入力する。また、CO2排出量計算式をいわゆるプルダウン方式で「燃料法」、「燃費法」、「改良トンキロ法」、「従来トンキロ法」から選択できるようになっており、ここでは「燃料法」が選択されている。ユーザが必要項目を入力した後に、登録のボタンを操作することで、入力された情報を含むプロジェクト登録リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される。なお、図5に示す項目以外の入力項目を設けてもよい。例えば、荷主名は発荷主名と着荷主名を入力できるようにしてもよいし、輸送ルートの距離を入力できるようにしてもよい。プロジェクト登録画面は、ウェブブラウザ上に表示されるようにしてもよいし、専用アプリケーションにより表示されるようにしてもよい。他の画面についても同様である。
ここで、燃料法とは、「CO2排出量=燃料使用量×係数」でCO2排出量を算出する算出手法である。燃費法は、「CO2排出量=輸送距離/燃費×係数」でCO2排出量を算出する算出手法である。改良トンキロ法は、「CO2排出量=輸送量(トンキロ)×改良トンキロ法CO2排出原単位×係数」でCO2排出量を算出する算出手法である。従来トンキロ法は、「CO2排出量=輸送量(トンキロ)×従来トンキロ法CO2排出原単位」でCO2排出量を算出する算出手法である。各係数は、燃料種別により定められた周知の係数を用いればよい(例えば、ロジスティクス分野におけるCO2排出量算定方法共同ガイドラインVer.3.1、3.2参照)。
図4に戻り、CO2排出量管理装置10は、プロジェクト登録リクエストを受信すると、受信したプロジェクト登録リクエストに含まれる項目に不備があるか否かを判定する。具体的には、この実施の形態では、プロジェクト登録リクエストで指定されている出発地、到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定する。そして、CO2排出量管理装置10の変換部109は、不備が含まれる場合には、その不備を補正した表記に変換する(ステップS12)。なお、プロジェクト登録リクエストに含まれる項目のうち出発地、到着地の不備を補正するようになっているが、他の項目の不備も補正するようにしてもよい。例えば、荷主名、輸送事業者名に誤記や余剰文字が含まれる場合、誤記を補正したり、余剰文字を削除するようにしてもよい。このとき、DB108を参照して既に登録されているプロジェクトデータ等に基づいて、正しい荷主名、輸送事業者名を判定するようにしてもよい。
このとき、CO2排出量管理装置10の変換部109は、DB108に記憶されている地図情報を参照し、出発地、到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定する。この地図情報には、全ての住宅、施設等の住所が含まれており、CO2排出量管理装置10は、プロジェクト登録リクエストで指定されている出発地、到着地の住所を地図情報に含まれる住所を比較することにより不備があるか否かを判定する。そして、CO2排出量管理装置10は、例えば、出発地、到着地の住所の一部(例えば、都道府県名、市区町村名)が欠損していると判定すると、DB108に記憶されている変換テーブルT1を参照し、不備を変換する。変換テーブルT1は、例えば過去の入力ミスに係るデータに基づいて生成されており、図6の例に示すように、住所の一部が欠損した表記と正当な住所の表記とが紐付けて登録されている。住所の一部が欠損した表記である「那覇市泉崎1」、「新宿区新小川町3-3」の正当な表記はそれぞれ「沖縄県那覇市泉崎1」、「東京都新宿区新小川町3-3」となる。この例では、住所の不備が、都道府県名が欠損していることであるが、市町村名が欠損している等他の不備であってもよい。例えば、変換テーブルT1には、市町村合併前の住所と合併後の住所、漢字間違え等の誤記と正しい表記、施設名と住所を紐付けて記憶してもよい。また、不備がある住所が変換テーブルT1に登録されていなかった場合、その不備がある住所と類似する住所の一部または正当な表記を検索し、類似する住所の一部または正当な表記があった場合、その不備がある住所を検索された住所の一部に対応する正当な表記、または、検索された正当な表記に変換するようにしてもよい。そして、その不備がある住所を、今回変換した正当な表記と対応付けて新たなに変換テーブルT1に登録するようにしてもよい。このようにすることで、自動的に変換テーブルT1のデータを蓄積することができ、変換の精度の向上を期待できる。
また、例えば、CO2排出量管理装置10は、プロジェクト登録リクエストで指定される出発地、到着地の少なくともいずれか一方の住所に余剰部分が含まれると判定すると、その余剰部分を削除する。例えば、CO2排出量管理装置10は、住所「東京都新宿区新小川町3-3qwr(qwrは例えばビル名、部屋番号)」について、地図情報に含まれる住所と比較することにより「qwr」が余剰部分である判定した場合、余剰部分「qwr」を削除する。また、CO2排出量管理装置10は、例えば、番地以降の部分を削除するようにしてもよい。
図4に戻り、CO2排出量管理装置10は、プロジェクト登録リクエストで指定される出発地及び到着地に含まれる不備を補正した表記に変換すると、DB108にプロジェクトデータを登録する(ステップS13)。プロジェクトデータは、変換部109によって不備を補正した表記に変換された後のプロジェクト登録リクエストに含まれる情報に対応しており、図7(A)に示すように、「プロジェクト名(ルート名)」、「荷主名」、「輸送事業者名」、「CO2排出量計算式」、「出発地」、「到着地」、「距離」等から構成される。なお、プロジェクトデータに他の情報が含まれていてもよい。「距離」は、「出発地」、「到着地」及び地図情報に基づいて自動的に算出するようにしてもよいし、輸送事業者端末20で入力された距離を採用してもよい。なお、輸送事業者端末20で入力された「距離」が含まれる場合には、その値を優先し、含まれていない場合には、「出発地」、「到着地」及び地図情報から「距離」を算出する。この場合、「出発地」、「到着地」及び地図情報からルートを判定し、距離を算出する。ルート判定は配送種別(ワンウェイ、ラウンド(ルート配送)、往復×n)で変えてもよい。ルート配送の場合は配送順序で距離が変わる。配送種別を輸送事業者端末20における輸送ルート登録時に指定できるようにしてもよい。
また、例えば、CO2排出量管理装置10は、「出発地」と「到着地」に同じ住所が指定されていた場合には、ルート配送と判定して、「距離」を一律に30キロに変換してもよい。また、CO2排出量管理装置10は、「出発地」と「到着地」のいずれか一方が欠損している場合には、同様にルート配送と判定して、「距離」を一律に30キロに変換してもよい。このようにすることで、「出発地」及び「到着地」からルートを判定できず「距離」を特定できない場合でも、ルート配送であると仮定し、仮定の「距離」を登録できる。これにより「距離」が不明でCO2排出量計算を出来ずエラーとなることを防止できる。なお、この30キロという距離は、輸送手段や積載量に応じて異なるようにしてもよい。例えば、積載量が大きいほど長い距離を設定するようにしてもよいし、離島<都心部<地方都市<北海道となるように設定する等ルート配送する地域の広さ、人口密度等の規模に応じて変えてもよい。この距離は、統計に基づく判定、AI判定により決定されてもよい。なお、ここで示したルート判定方法は一例であり、プロジェクトデータの項目(例えば輸送事業者名等)等から判定するようにしてもよい。なお、プロジェクト登録リクエストに含まれる項目に不備がない場合は、ステップS12の処理を省略して、ステップS13では輸送事業者端末20から送信されたプロジェクト登録リクエストに応じたプロジェクトデータを登録すればよい。
図4に戻り、また、輸送事業者側のユーザが輸送事業者端末20により輸送実績の登録操作をすると、輸送実績登録リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される(ステップS21)。
図8は、輸送事業者端末20の表示画面に表示される輸送実績登録画面の一例を示す図である。輸送実績登録画面は、プロジェクトを選択してそのプロジェクトの輸送ルートにおける輸送実績を登録するための画面である。輸送実績登録画面は、「輸送開始日」、「輸送終了日」、「輸送手段」、「CO2排出量計算に必要な値」、「タグ名」が入力可能になっている。「輸送手段」においては、「交通手段」で「トラック」、「鉄道」、「船舶」、「飛行機」がプルダウン方式で選択可能になっている。「交通手段」において「トラック」が選択されると、「原動機による自動車種」が選択可能になる。「原動機による自動車種」においては、「ディーゼル車」、「ガソリン車」、「HV車」、「EV車」、「燃料電池車」がプルダウン方式で選択可能になっている。「原動機による自動車種」において「ディーゼル車」、「ガソリン車」又は「HV車」が選択されると、「燃料の種類」が選択可能になる。「燃料の種類」においては、「軽油」、「ガソリン」、「LPガス」、「天然ガス」、「合成燃料」、「バイオ燃料」がプルダウン方式で選択可能になっている。ここでは、「交通手段」、「原動機による自動車種」、「燃料の種類」にそれぞれ「トラック」、「ディーゼル車」、「軽油」が選択されている。
また、「CO2排出量計算に必要な値」では、「燃料使用量」が入力可能になっている。これはプロジェクトAのCO2排出量計算式が燃料法であるためであるが、入力項目は、図5に示すプロジェクト登録画面で選択されたCO2排出量計算式に応じて異なる。プロジェクト登録画面で選択されたCO2排出量計算式が「燃料法」であれば、計算に必要な項目が「燃料使用量」と「燃料の種類」であり、「輸送手段」において「燃料の種類」の項目があるので、入力項目は「燃料使用量」となる。また、プロジェクト登録画面で選択されたCO2排出量計算式が「燃費法」であれば、計算に必要な項目が「重量」、「車両燃費」、「燃料の種類」であり、「輸送手段」において「燃料の種類」の項目があるので、入力項目は「重量」、「車両燃費」となる。また、プロジェクト登録画面で選択されたCO2排出量計算式が「改良トンキロ法」であれば、計算に必要な項目が「重量」、「最大積載量」、「積載率」、「燃料の種類」であり、「輸送手段」において「燃料の種類」の項目があるので、入力項目は「重量」、「最大積載量」、「積載率」となる。さらに、プロジェクト登録画面で選択されたCO2排出量計算式が「従来トンキロ法」であれば、計算に必要な項目は「重量」であるので、入力項目は「重量」となる。これにより、選択されたCO2排出量計算式に対応した項目を輸送実績として登録でき、好適にCO2排出量を算出することができる。
また、この実施の形態では、ユーザは、輸送実績に対して付加情報としてタグを付加することができるようになっている。タグは任意の文字情報である「タグ名」であり、任意の数のタグを追加することができるようになっている。タグの例としては、荷主名、商品名、商品ナンバー、輸送ルート名が考えられ、ここでは、「荷主A」が入力されている。このような付加情報を輸送実績に付加可能なので、輸送実績を付加情報により識別でき、検索や抽出することができる。また、任意のタグを設定できるので、必要に応じた輸送実績の検索、抽出が可能になる。ユーザが必要項目を入力した後に、登録のボタンを操作することで、入力された情報を含む輸送実績登録リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される。なお、輸送実績登録画面においては、図8に示す項目以外の入力項目を設けてもよい。
図4に戻り、CO2排出量管理装置10は、輸送実績登録リクエストを受信すると、受信した輸送実績登録リクエストに含まれる項目に不備があるか否かを判定する。具体的には、この実施の形態では、CO2排出量管理装置10の変換部109は、DB108に記憶されている利用可能テーブルT2を参照し、輸送実績登録リクエストで指定される輸送実績に含まれる輸送手段が利用可能な輸送手段でない場合、利用可能な輸送手段に変換する(ステップS22)。なお、CO2排出量管理装置10は、ステップS22で、CO2排出量計算に必要な重量、最大積載量、積載率、車両燃費、燃料の種類に欠損等の不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合には、所定の基準に従って変換するようにしてもよい。例えば、DB108を参照して、不備が含まれる項目の平均値を採用するようにしてもよい。また、例えば、交通手段又は原動機による自動車種といったカテゴリごとに暫定値を定めたみなしテーブルをDB108に用意し、みなしテーブルに定められている暫定値を採用するようにしてもよい。
図9は、利用可能テーブルT2の例を示す図である。利用可能テーブルT2では、全てのパターンの輸送ルートと利用可能な輸送手段とが紐付けて記憶されている。例えば、輸送ルート「千葉県木更津市⇔北海道奥尻町」、「沖縄県宮古島市⇔東京都千代田区」では航路が必要になるため、「利用可能な輸送手段」として「船舶」が紐付けられている。また、例えば輸送ルート「千葉県木更津市⇔栃木県那須塩原市」では、「利用可能な輸送手段」として「トラック」、「鉄道」が紐付けられている。変換部109は、例えば、輸送実績登録リクエストで指定される輸送実績に含まれる輸送ルートが「千葉県木更津市⇔北海道奥尻町」であるのに対し「輸送手段」に交通手段「トラック」が指定されている場合、利用可能テーブルT2を参照し、「船舶」に変換する。なお、利用可能テーブルT2の「利用可能な輸送手段」には、交通手段だけでなく、原動機による自動車種、燃費の種類の内容が登録されていてもよい。
また、DB108に離島の住所を登録する離島テーブルを用意して、輸送手段を適当なものに変換するようにしてもよい。例えばこの場合、CO2排出量管理装置10は、離島テーブルを参照し、輸送ルートに含まれる出発地及び到着地の住所の一方が離島の住所であると判定すると、輸送手段を「船舶」に変換する(ステップS22)。
CO2排出量管理装置10の変換部109が輸送実績登録リクエストで指定される輸送実績に含まれる輸送手段を、必要に応じて、利用可能な輸送手段に変換すると、算出部110は、変換後の輸送手段または輸送実績登録リクエストで指定された輸送手段に基づいて、CO2排出量を算出する(ステップS23)。また、例えば、ステップS22で離島テーブルを参照して、輸送ルートに含まれる出発地及び到着地の住所の一方が離島の住所だと判定し、輸送手段を「船舶」に変換した場合、その出発地と到着地とを結んだ直線距離を「船舶」で航行した場合の二酸化炭素排出量を算出する。出発地と到着地とを結んだ直線距離により二酸化炭素排出量を算出することで、暫定値を算出することを可能としつつ、CPUにかかる負荷を低減し簡易に処理することができる。なお、輸送手段を「船舶」に変換する場合に、輸送ルートの一部陸路が含まれると判定される場合、輸送手段を「船舶」及び「トラック」として、「船舶」及び「トラック」のCO2排出量を加算して、その輸送ルートのCO2排出量を算出するようにしてもよい。
そして、CO2排出量管理装置10は、DB108に輸送実績データを登録する(ステップS24)。輸送実績データは、プロジェクト登録リクエストに含まれる情報及びステップS23にて算出したCO2排出量に対応しており、図7(B)に示すように、「プロジェクト名」、「輸送開始日」、「輸送終了日」、「輸送手段」、「燃料使用量」、「CO2排出量」、「重量、最大積載量、積載率、車両燃費、燃料の種類」、「タグ名」等から構成される。なお、輸送実績データに他の情報が含まれていてもよい。
続いて、輸送実績の参照からCO2排出量データの出力、定期報告書出力までの処理の流れを説明する。図10は、CO2排出量管理システム100における輸送実績の参照からCO2排出量データ出力、定期報告書出力までの処理の流れを示すシーケンス図である。輸送事業者のスタッフといった輸送事業者側のユーザが輸送事業者端末20により輸送実績の参照操作をすると、輸送実績参照リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される(ステップS31)。この実施の形態では、輸送実績(CO2排出量)を、プロジェクト、及び/または、タグと、期間と、を指定して参照できるようになっている。輸送実績参照リクエストは、図7(C)に示すように「プロジェクト名、及び/または、タグ」、「期間(開始日時、終了日時)」等を含む。なお、期間は指定せずに(あるいは全期間指定で)輸送実績を参照することもできる。
図10に戻り、CO2排出量管理装置10は、輸送実績参照リクエストを受信すると、輸送実績参照リクエストに含まれる「プロジェクト名、及び/または、タグ」に対応した輸送実績データのうち、「期間」に含まれるデータをDB108から抽出し(ステップS32)、輸送事業者端末20に送信する(ステップS33)。
輸送事業者側のユーザが輸送事業者端末20により、一または複数の輸送実績に関するCO2排出量データの出力操作をすると、CO2排出量出力リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される(ステップS34)。CO2排出量管理装置10は、CO2排出量出力リクエストを受信すると、対応する輸送実績のCO2排出量データを指定したグラフまたはCSV(Comma-Separated Values)形式で、輸送事業者端末20に送信する。CO2排出量管理装置10は、CO2排出量出力リクエストを受信すると、CO2排出量出力リクエストに応じた輸送実績のCO2排出量に関するグラフまたはCSVデータを生成して、輸送事業者端末20に送信する。CO2排出量出力リクエストには、期間の指定を含ませるようにしてもよい。
また、輸送事業者側のユーザが輸送事業者端末20により、一または複数の輸送実績に関する定期報告書の出力操作をすると、CO2排出量定期報告書出力リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される(ステップS41)。CO2排出量定期報告書出力リクエストには、定期報告書の送信先となる荷主を指定することができる。CO2排出量管理装置10は、CO2排出量定期報告書出力リクエストを受信すると、対応する輸送実績のCO2排出量データについての行政提出用形式の定期報告書を作成する(ステップS42)。
そして、CO2排出量管理装置10は、作成した定期報告書を輸送事業者端末20及び指定された荷主の荷主端末15に送信する(ステップS43)。輸送事業者端末20及び荷主端末15に送信された定期報告書は、ユーザが印刷等により出力して行政に提出することができる。これにより、荷主側では、特別な処理をすることなく定期報告書を取得することができる。なお、定期報告書は荷主端末15のみに送信されるようにしてもよいし、輸送事業者端末20に送信された後、確認作業を経て輸送事業者端末20またはCO2排出量管理装置10から荷主端末15に送信されるようにしてもよい。また、定期報告書の対象となる輸送実績、定期報告書の送信先、送信タイミングを予め設定しておき、定期報告書が自動で送信先に送信されるようにしてもよい。
続いて、輸送手段提案要求から提案までの処理の流れを説明する。図11は、CO2排出量管理システム100における輸送実績の参照及び輸送手段提案要求から提案までの処理の流れを示すシーケンス図である。荷主端末15側のユーザは、荷主端末15により、輸送実績の参照操作をすると、輸送実績参照リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される(ステップS501)。このとき、荷主端末15側のユーザは、例えば、「現状の二酸化炭素排出量が一定の値以上であること」を指定する。CO2排出量管理装置10は、輸送実績参照リクエストを受信すると、輸送実績参照リクエストに含まれる「現状の二酸化炭素排出量が一定の値以上であること」に対応した輸送実績データをDB108から抽出し(ステップS502)、荷主端末15に送信する(ステップS503)。
荷主端末15側のユーザは、荷主端末15が受信した輸送実績データを参照し、現状の二酸化炭素排出量が一定の値以上であるプロジェクトを把握する。なお、荷主端末15側のユーザからは、詳細な輸送手段(経由地、原動機等)を参照することはできないようすることが好ましい。このようにすることで、輸送事業者側のプライバシーが保たれる。そして、荷主端末15側のユーザは、荷主端末15により、特定のプロジェクト(輸送ルート)を指定してその輸送ルートにおけるCO2排出量を低減するための輸送手段の提案を要求する操作をすると、提案リクエストがCO2排出量管理装置10に送信される(ステップS51)。提案リクエストはCO2排出量管理装置10のリクエスト受付部105が受け付ける。この実施の形態では、プロジェクトと期間を指定して輸送ルートを指定できるようになっている。提案リクエストは、図7(D)に示すように、「プロジェクト名」、「期間(開始日時、終了日時)」等を含む。「プロジェクト名」の他に「タグ」により輸送ルートを指定してもよい。なお、期間は指定せずに(あるいは全期間指定で)輸送実績を参照することもできる。
図11に戻り、CO2排出量管理装置10は、提案リクエストを受信すると、提案リクエストを受けたことを、プロジェクトを担当する輸送事業者の輸送事業者端末20に通知する(ステップS52)。この通知には、提案リクエストを送信した荷主名、提案リクエストに含まれるプロジェクト(輸送ルート)等の情報が指定されている。
輸送事業者端末20が提案リクエストを受けた旨の通知を受け、輸送事業者側のユーザが輸送事業者端末20を操作して、提案リクエストで指定された輸送ルートにおけるCO2排出量を低減するための輸送手段を探索する指示をすると、輸送事業者端末20は、CO2排出量管理装置10に探索要求を送信する(ステップS53)。この探索要求には、提案リクエストに含まれるプロジェクト(輸送ルート)等の情報が指定されている。
CO2排出量管理装置10が探索要求を受信すると、CO2排出量管理装置10の探索部106は、DB108に記憶されている地図情報、交通網に関する情報を参照し、探索要求に指定されたプロジェクト(輸送ルート)における他の輸送手段を探索する。探索部106は、深さ優先探索、幅優先探索、ダイクストラ法等の既存の探索アルゴリズムを利用して他の輸送手段を探索する。
例えば、プロジェクトAの出発地「AAA」から到着地「BBB」の輸送ルートについて、探索部106は、他の輸送手段として、他の交通手段を探索してもよい。この場合、探索部106は、現在のプロジェクトAの交通手段が「トラック」であるので、出発地「AAA」から到着地「BBB」の輸送ルートにおいて、他の交通手段が利用できる経路があるか否かを探索する。ここで、探索部106が経由地「CCC」を経由することによって出発地「AAA」から経由地「CCC」まではトラック、経由地「CCC」から到着地「BBB」までは鉄道が利用できるルートを発見したとする。この場合、提案部107は、発見したルートにおける交通手段である「トラック+鉄道」に係るCO2排出量をCO2排出量計算式により推定し、推定されたCO2排出量が現在のCO2排出量よりも小さいか否かを比較することにより判定する(ステップS55)。そして、提案部107は、推定されたCO2排出量が現在のCO2排出量よりも小さいと判定した場合、発見したルートにおける交通手段「トラック+鉄道」を、CO2排出量を低減するための他の交通手段として結果出力応答に指定して、輸送事業者端末20に送信する(ステップS56)。
また、探索部106は、他の輸送手段として、他の原動機による自動車種を探索してもよい。この場合、探索部106は、現在のプロジェクトAの交通手段が「トラック」で、原動機による自動車種が「ディーゼル車」であるので、他の原動機による自動車種「ガソリン車」、「HV車」、「EV車」、「燃料電池車」を探索する。そして、提案部107が「ガソリン車」、「HV車」、「EV車」、「燃料電池車」のそれぞれについて、適当なCO2排出量計算式によりCO2排出量を推定して比較した結果、「燃料電池車」を利用したときのCO2排出量が現在のCO2排出量よりも小さいと判定したとする(ステップS55)。この場合、提案部107は、「燃料電池車」を、CO2排出量を低減するための他の原動機による自動車種として結果出力応答に指定して、輸送事業者端末20に送信する(ステップS56)。
また、例えば、探索部106は、他の輸送手段として、他の燃料を探索してもよい。この場合、探索部106は、現在のプロジェクトAの交通手段が「トラック」、原動機による自動車種が「ディーゼル車」、燃料の種類が「軽油」であるので、他の燃料の種類「ガソリン」、「LPガス」「天然ガス」、「合成燃料」、「バイオ燃料」を探索する。そして、提案部107が「ガソリン」、「LPガス」「天然ガス」、「合成燃料」、「バイオ燃料」のそれぞれについて、適当なCO2排出量計算式によりCO2排出量を推定して比較した結果、「天然ガス」を使用したときのCO2排出量が現在のCO2排出量よりも小さいと判定したとする(ステップS55)。この場合、提案部107は、「天然ガス」を、CO2排出量を低減するための他の燃料の種類として結果出力応答に指定して、輸送事業者端末20に送信する(ステップS56)。
輸送事業者端末20が結果出力応答を受信すると、輸送事業者端末20のディスプレイ40には、図12の例に示すような探索結果画面が表示される。探索結果画面においては、まず、現在プロジェクト表示欄402に現在のプロジェクトの情報が表示されている。そして、探索結果画面には、CO2排出量管理装置10の提案部107による提案「提案1」、「提案2」、「提案3」の内容が表示されており、ユーザがチェックボックスにより選択することが可能となっている。また、探索結果画面においては、現在のプロジェクトにおけるCO2排出量と、提案1~3のそれぞれによるCO2排出量と、提案1~3のそれぞれによって削減できるCO2排出量が表示されている。輸送事業者側のユーザがチェックボックスにより所望の提案を選択し、提案書作成のボタンを押下すると、輸送事業者端末20は、ユーザによる選択内容を指定した提案書作成リクエストをCO2排出量管理装置10に送信する(ステップS57)。また、探索結果画面においては、提案1~3を採用した際の経済的なコストをそれぞれ算出して表示してもよい。また、提案1~3は、CO2削減量の順又は経済的なコストの順で表示してもよい。これにより、荷主端末側のユーザは、CO2削減量、経済的なコストに基づいて、代替案を選択することができる。
CO2排出量管理装置10は、提案書作成リクエストを受信すると、提案書作成リクエストに指定された提案に係る提案書を作成する(ステップS58)。そして、CO2排出量管理装置10は、作成した提案書を荷主の荷主端末15に送信する(ステップS59)。なお、提案書は輸送事業者端末20に送信された後、確認作業を経て輸送事業者端末20またはCO2排出量管理装置10から荷主端末15に送信されるようにしてもよい。荷主端末15側のユーザは、提案書に基づいてCO2排出量を削減することについての相談をすることができ、CO2排出量を削減する効果が期待できる。また、現実問題として、輸送手段を変更すると、現状よりもコストが多く発生しうるため、輸送事業者側からの資金援助が必要になる可能性がある。提案書に代替案に係るコストを提示することで相談が捗るという効果が期待できる。さらに、輸送事業者は、現状の詳細な輸送手段を開示することなく改善を提案できるというメリットもある。
なお、図12の表示例は一例であり、交通手段の変更、原動機による自動車種の変更、燃料の変更を任意に組み合わせてもよい。また、本実施例では、システム経由で輸送事業者端末20から荷主端末15に提案書を送信したが、輸送事業者側で提案書を出力して、メール、手渡し等で荷主側に提出するようにしてもよい。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、この開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、この開示の範囲内とみなされる。
他の輸送事業者や荷主等にアクセス権限を設定して、他の輸送事業者や荷主等の他のユーザに輸送ルート情報、輸送実績情報を共有できるようにしてもよい。情報の共有は、プロジェクト単位、期間単位、タグ単位等でできるようにしてもよい。この場合、共有先の輸送事業者の輸送事業者端末20や、共有先の荷主の荷主端末15から、輸送実績の参照、編集、定期報告書の取得等をできるようにしてもよい。このようにすることで、共有者がCO2排出量を参照や編集したり、定期報告書を取得したりすることができるので、CO2排出量管理システムの利便性が向上する。
10 CO2排出量管理装置
15 荷主端末
20 輸送事業者端末
30 ネットワーク
100 CO2排出量管理システム

Claims (9)

  1. 輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、当該輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する算出部と、
    前記輸送ルートにおける輸送手段と当該輸送手段に基づいて前記算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録する輸送実績登録部と、
    前記登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力する出力部と、を備え、
    前記輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
    前記出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、当該不備を補正した表記に変換する変換部をさらに備え、
    前記算出部は、前記変換部が変換した表記に基づいて、前記輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記算出部は、前記出発地及び到着地が同じ場合、または、前記出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、前記輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
    前記輸送実績は、前記輸送ルートに係る積載量を含み、
    前記予め定められた距離は、前記積載量に応じて設定される
    ことを特徴とする二酸化炭素排出量管理装置。
  2. 輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、当該輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する算出部と、
    前記輸送ルートにおける輸送手段と当該輸送手段に基づいて前記算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録する輸送実績登録部と、
    前記登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力する出力部と、を備え、
    前記輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
    前記出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、当該不備を補正した表記に変換する変換部をさらに備え、
    前記算出部は、前記変換部が変換した表記に基づいて、前記輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記算出部は、前記出発地及び到着地が同じ場合、または、前記出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、前記輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
    前記予め定められた距離は、前記ルート配送する地域の規模に応じて設定され、
    前記地域の規模は、当該地域の広さ、当該地域の人口密度を含む
    ことを特徴とする二酸化炭素排出量管理装置。
  3. 住所の一部が欠損した表記と正当な住所の表記とを紐づけて登録する変換テーブルをさらに備え、
    前記変換部は、前記不備が前記出発地及び到着地の住所の一部が欠損していることである場合、前記変換テーブルを参照し、前記不備を変換する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の二酸化炭素排出量管理装置。
  4. 前記変換部は、前記不備が前記出発地及び到着地の住所に余剰部分が含まれることである場合、当該余剰部分を削除する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の二酸化炭素排出量管理装置。
  5. 輸送ルートと当該輸送ルートで利用可能な輸送手段とを紐付けて登録する利用可能テーブルをさらに備え、
    前記変換部は、前記利用可能テーブルを参照し、前記輸送実績に含まれる輸送手段が利用可能な輸送手段でない場合、利用可能な輸送手段に変換し、
    前記算出部は、前記変換部が変換した利用可能な輸送手段に基づいて、前記輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の二酸化炭素排出量管理装置。
  6. コンピュータが、
    輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、当該輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記輸送ルートにおける輸送手段と当該輸送手段に基づいて前記算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録し、
    前記登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力し、
    前記輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
    コンピュータが、
    前記出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、当該不備を補正した表記に変換し、
    前記変換した表記に基づいて、前記輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記出発地及び到着地が同じ場合、または、前記出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、前記輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
    前記輸送実績は、前記輸送ルートに係る積載量を含み、
    前記予め定められた距離は、前記積載量に応じて設定される
    ことを特徴とする二酸化炭素排出量管理方法。
  7. コンピュータが、
    輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、当該輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記輸送ルートにおける輸送手段と当該輸送手段に基づいて前記算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録し、
    前記登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力し、
    前記輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
    コンピュータが、
    前記出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、当該不備を補正した表記に変換し、
    前記変換した表記に基づいて、前記輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記出発地及び到着地が同じ場合、または、前記出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、前記輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
    前記予め定められた距離は、前記ルート配送する地域の規模に応じて設定され、
    前記地域の規模は、当該地域の広さ、当該地域の人口密度を含む
    ことを特徴とする二酸化炭素排出量管理方法。
  8. コンピュータを、
    輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、当該輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する算出部、
    前記輸送ルートにおける輸送手段と当該輸送手段に基づいて前記算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録する輸送実績登録部、
    前記登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力する出力部、として機能させ、
    前記輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
    前記出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、当該不備を補正した表記に変換する変換部としてさらに機能させ、
    前記算出部は、前記変換部が変換した表記に基づいて、前記輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記算出部は、前記出発地及び到着地が同じ場合、または、前記出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、前記輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
    前記輸送実績は、前記輸送ルートに係る積載量を含み、
    前記予め定められた距離は、前記積載量に応じて設定される
    ことを特徴とするプログラム。
  9. コンピュータを、
    輸送ルートにおける輸送手段に基づいて、当該輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出する算出部、
    前記輸送ルートにおける輸送手段と当該輸送手段に基づいて前記算出した二酸化炭素排出量とを含む輸送実績を登録する輸送実績登録部、
    前記登録された輸送実績に係る二酸化炭素排出量を出力する出力部、として機能させ、
    前記輸送ルートは、出発地及び到着地を含み、
    前記出発地及び到着地の少なくとも一方に不備が含まれるか否かを判定し、不備が含まれる場合、当該不備を補正した表記に変換する変換部としてさらに機能させ、
    前記算出部は、前記変換部が変換した表記に基づいて、前記輸送ルートにおける二酸化炭素排出量を算出し、
    前記算出部は、前記出発地及び到着地が同じ場合、または、前記出発地及び到着地の少なくとも一方が欠損していた場合、前記輸送ルートがルート配送であると判定し、ルート配送の距離として予め定められた距離に基づいて二酸化炭素排出量を算出し、
    前記予め定められた距離は、前記ルート配送する地域の規模に応じて設定され、
    前記地域の規模は、当該地域の広さ、当該地域の人口密度を含む
    ことを特徴とするプログラム。
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