JP7419090B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、店舗100を模式的に示す図である。本実施形態において店舗100には、客が出入りする店舗出入口101と、店員や客が清算を行うレジ102と、所定の間隔を隔てて設けられた商品棚103,104,105が配置されている。店舗100内には客106がいる。加えて、店舗100には店舗100内を撮影する複数の監視カメラ110,111,112,113が設置されている。監視カメラ110~113の画像データが画像処理装置201によって解析されることにより、客106の不審行動が検出される。なお店舗100内に設定される監視カメラ110~113の台数は、1台であっても複数台であってもよい。また監視カメラ110~113として、ネットワークカメラや、撮影機能を備えた端末装置等を用いてもよい。
画像処理装置201は、撮像装置202から画像データを取得する画像取得部203と、画像データから人物の不審行動を検出する検出部204と、画像処理装置201の各種動作設定を行う設定部205と、検出部204で検出した不審行動が継続しているか否か判定する判定部206と、不審行動をする人物の情報を記憶する記憶部207を有する。以下、画像処理装置201の各構成部について詳細に説明する。
記憶部207は、設定部205で登録された不審行動をする人物の情報、判定部206で設定された条件を満たすと判定された回数、設定部205で登録された不審行動をする人物に対して判定部206で削除された回数、判定部206で登録された要注意人物の情報等を記憶する。
図4は、第1の実施形態に係る画像処理装置201が撮像装置202で撮像された画像データを解析して不審行動をする人物を検出し、検出した人物を要注意人物として登録するための登録処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、画像処理装置201の画像取得部203が画像データの取得を開始した場合にスタートする。以下、図1の模式図を用いて説明する。
ステップS402において、設定部205が、ステップS401で検出された不審行動をした客106の情報を記憶部207に登録する。客106の情報とは、例えば氏名、住所、電話番号等の個人情報、顔、髪型、服装、身長等の外見の情報、および日時、位置の情報である。
なお判定部206は、客106の不審行動が停止したか否かを判定することに限られず、客106の不審行動が変化したか否かを判定してもよい。またステップS401で不審行動が検出されてから所定の時間内に、客106の不審行動が停止したか否かを判定してもよい。判定部206が客106の不審行動が停止した(客106が不審行動をやめた)と判定した場合、条件を満たすとして、処理はステップ404へ進む。判定部206が客106の不審行動が継続していると判定した場合、条件を満たしていないとして、処理はステップS401に戻る。
ステップS405において、判定部206が、ステップS402で登録された客106が、要注意人物を決定するための条件を満たすか否かを判定する。本実施形態において要注意人物を決定する条件とは、不審行動をやめた回数が所定の規定値以上であることである。即ち、判定部206が、記憶部207に記憶される不審行動をやめた回数が所定の規定値以上であるか否かを判定する。判定部206が所定の規定値以上であると判定した場合、条件を満たすとして、処理はステップS406へ進む。判定部206が所定の規定値未満であると判定した場合、条件を満たしていないとして、処理はステップS401に戻る。
なおステップS403で、判定部206が、ステップS402で登録された客106の不審行動が、不審行動を決定する条件を満たすと判定した場合、客106の情報を要注意人物として記憶部207に登録してもよい。この場合はステップS404及びS405の処理は不要となる。
以下、図5~図8を参照して、第2の実施形態に係る画像処理装置201及び撮像装置202について説明する。上述の第1の実施形態では、不審行動を決定する条件が、客106の周囲の状況に応じて、客106の不審行動が停止したことであった。一方で、第2の実施形態では、不審行動を決定する条件が、客の周囲に発生した所定のイベントに応じて不審行動が変化したことである。第2の実施形態は、主にこの点で第1の実施形態とは異なる。そこで以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第2の実施形態のハードウェア構成及びソフトウェア構成は、第1の実施形態に係る画像処理装置201及び撮像装置202と同様である。従って、第1の実施形態と同様の部分については同じ符号を用いてその説明を省略する。
図8は、第2の実施形態に係る登録処理を示すフローチャートである。図8に示す処理は、画像処理装置201の画像取得部203が画像データの取得を開始した場合にスタートする。以下、図5の模式図を用いて説明する。
まずステップS801、S802において、図4のステップS401、S402と同様の処理が実行される。ステップS801では、監視カメラ503で撮影された画像データから客502の不審行動が検出される。ステップS802では、記憶部207に客502の情報が登録される。
一方でステップS805において、判定部206が、ステップS802で登録された客502の情報を削除する。そして一連の処理が終了する。
以下、図6の場合に、図8のフローチャートのステップS803で実行される処理について説明する。この場合、監視カメラ603で撮影された画像データを解析し、スピーカ601により放送を再生した場合に、不審行動をする客602の行動が変化するか否かを判定する。行動が変化するとは、上述のステップS803に記載されている内容と同様である。放送の内容は、店員や警備員に警戒を指示する内容でもよいし、客602に対して万引きのアナウンス又は警告する内容でもよい。また放送する方法は予め録音した音声を再生する方法でもよいし、その場でマイクを使用して通話する方法でもよい。
以下、図9を参照して、第3の実施形態に係る画像処理装置201及び撮像装置202について説明する。上述の第2の実施形態では、不審行動を決定する条件が、客502,602,702の周囲に発生した所定のイベントに応じて不審行動が変化したことであった。第3の実施形態は、不審行動を決定する条件が、設定部205で登録された不審行動をする人物に対して判定部206で削除された回数が所定の閾値以上であることである。第3の実施形態は、主にこの点で第2の実施形態とは異なる。そこで以下、第2の実施形態との相違点を中心に説明する。第3の実施形態のハードウェア構成及びソフトウェア構成は、第1の実施形態に係る画像処理装置201及び撮像装置202と同様である。従って、第1の実施形態と同様の部分については同じ符号を用いてその説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係る登録処理を示すフローチャートである。図9に示す処理は、画像処理装置201の画像取得部203が画像データの取得を開始した場合にスタートする。以下、図1の模式図を用いて説明する。
まずステップS901、S902において、図8のステップS801、S802と同様の処理が実行される。ステップS901では、監視カメラ112で撮影された画像データから客106の不審行動が検出される。ステップS902では、記憶部207に客106の情報が登録される。
一方でステップS905において、判定部206が、ステップS902で登録された客106の情報を削除する。そして一連の処理が終了する。
以上、第1~第3の実施形態において、判定部206により、要注意人物と判定された場合、不審人物と判定された場合よりも、より厳重な対策が実施される。
例えば、犯罪を行う可能性が高い要注意人物がいること、もしくは早急に要注意人物に対して声掛けを行う必要があることを監視者に認識させるための通知を、画像処理装置201が有する表示デバイス308上で行う。
また、例えば、上述のステップS803でスピーカ601から再生される音声や、表示装置701で表示される警告よりも厳しい内容の音声や警告がされる。具体的には、上述のステップS803でスピーカ601から再生される音声や、表示装置701で表示される警告が、「このエリアは監視されています」の場合、要注意人物に対しては、「万引きは犯罪です」といった音声や警告がなされる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (10)
- 店舗内を撮像する撮像装置によって撮像された画像データを取得する取得手段と、
前記画像データを解析して、前記店舗内の人物の不審行動を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された前記不審行動をする人物を登録する設定手段と、
前記検出手段によって検出された前記不審行動が、前記不審行動の変化に関する所定の条件を満たすか否かを判定するとともに、前記所定の条件を満たすと判定した場合に、前記不審行動をする人物を要注意人物として登録し、前記所定の条件を満たしていないと判定した場合に、前記設定手段によって登録された前記不審行動をする人物を削除する判定手段と、
を有し、
前記設定手段は、登録された前記不審行動をする人物に対して削除された回数をカウントし、
前記判定手段は、前記削除された回数が所定の閾値以上になった場合に、前記不審行動をする人物を前記要注意人物として登録する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記所定の条件が、前記不審行動をする人物の周囲の状況に応じて停止したことであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記設定手段は、登録されている前記不審行動をする人物のする前記不審行動に対して、前記判定手段によって前記所定の条件を満たすと判定された回数をカウントし、
前記判定手段は、前記判定された回数が所定の閾値以上になった場合に、前記不審行動をする人物を前記要注意人物として登録することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 前記検出手段は、前記画像データの人物の頭部の向きの変化に基づいて人物の首振り量を取得して、前記首振り量が所定の閾値以上である場合に、前記不審行動として検出することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記所定の条件が、前記不審行動をする人物の周囲に発生した所定のイベントに応じて変化したことであることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の画像処理装置。
- 前記所定のイベントが、前記不審行動をする人物とは異なる他の人物に関連することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記所定のイベントが、警告音又は警告を通知する音声が発せられたことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
- 前記所定のイベントが、警告を通知する表示がされたことを特徴とする請求項5乃至7何れか1項に記載の画像処理装置。
- 店舗内を撮像する撮像装置によって撮像された画像データを取得する取得ステップと、
前記画像データを解析して、前記店舗内の人物の不審行動を検出する検出ステップと、
前記検出ステップによって検出された前記不審行動をする人物を登録する設定ステップと、
前記検出ステップによって検出された前記不審行動が、前記不審行動の変化に関する所定の条件を満たすか否かを判定するとともに、前記所定の条件を満たすと判定した場合に、前記不審行動をする人物を要注意人物として登録し、前記所定の条件を満たしていないと判定した場合に、前記設定ステップによって登録された前記不審行動をする人物を削除する判定ステップと、
を含み、
前記設定ステップでは、登録された前記不審行動をする人物に対して削除された回数をカウントし、
前記判定ステップでは、前記削除された回数が所定の閾値以上になった場合に、前記不審行動をする人物を前記要注意人物として登録する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1乃至8何れか1項に記載の画像処理装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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