JP7418636B2 - データ処理システム、サーバ装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理システム、サーバ装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、鉄道設備の状態を示すデータを処理するデータ処理システム、サーバ装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラムに関する。
従来、列車、転てつ機、および踏切装置などの鉄道設備の状態を示すデータを受信し、受信したデータに基づいて、列車の運行管理を行う列車運行管理装置が知られている。例えば、特許文献1には、列車の車上装置、転てつ機、および踏切装置などから送信されるデータに基づいて、各種の指令を列車および転てつ機などに対して送信する列車運行管理装置が開示されている。
特開2019-213375号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、列車運行管理装置へ送信される鉄道設備の状態を示すデータは、列車運行管理装置で用いられる形式のデータであり、列車運行管理装置での利用に留まっていた。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、列車運行管理装置で用いられる鉄道設備の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができるデータ処理システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示のデータ処理システムは、鉄道設備の状態を検出する状態検出装置と、状態検出装置からデータを取得するサーバ装置とを備える。状態検出装置は、鉄道設備の状態を検出する状態検出部と、状態検出部が検出した鉄道設備の状態に基づいて、列車運行管理装置で用いられる第1形式のデータを含む検出データを生成するデータ生成部と、データ生成部によって生成された検出データを送信する通信部とを備える。サーバ装置は、状態検出装置から送信される検出データを取得するデータ取得部と、データ取得部によって取得された検出データに対する処理を行って第1形式とは異なる第2形式のデータであって第1形式のデータに基づくデータに鉄道設備に関するプロパティを示す付加データを付加したデータを生成するデータ処理部と、データ処理部によって生成された第2形式のデータを外部装置へ出力するデータ出力部とを備える。
本開示によれば、列車運行管理装置で用いられる鉄道設備の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかるデータ処理システムの構成例を示す図 実施の形態1にかかる状態検出装置の構成の一例を示す図 実施の形態1にかかるサーバ装置の構成の一例を示す図 実施の形態1にかかる状態検出装置による処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかるサーバ装置による第1処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかるサーバ装置による付加データ決定処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかるサーバ装置による第2処理の一例を示すフローチャート 実施の形態1にかかるサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図 実施の形態2にかかるデータ処理システムの構成例を示す図 実施の形態2にかかるサーバ装置の構成の一例を示す図 実施の形態2にかかるサーバ装置による第2処理の一例を示すフローチャート
以下に、実施の形態にかかるデータ処理システム、サーバ装置、データ処理方法、およびデータ処理プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるデータ処理システムの構成例を示す図である。図1に示すデータ処理システム100は、状態検出装置1,1,・・・,1と、サーバ装置2と、端末装置3と、列車運行管理装置4とを備える。nは、3以上の整数である。以下、状態検出装置1,1,・・・,1の各々を個別に区別せずに示す場合、状態検出装置1と記載する場合がある。端末装置3は、外部装置の一例である。
状態検出装置1およびサーバ装置2は、鉄道事業者以外の事業者であるサービス提供業者によって設置されて管理される。列車運行管理装置4は、例えば、鉄道事業者によって運営および管理される。また、端末装置3は、鉄道事業者およびサービス提供業者以外の利用者によって用いられる。なお、状態検出装置1およびサーバ装置2は、鉄道事業者によって設置されて管理されてもよい。
状態検出装置1は、鉄道設備の状態および鉄道設備の位置を検出する。状態検出装置1によって状態および位置が検出される鉄道設備は、例えば、列車5、踏切装置5、または駅舎5であるが、かかる例に限定されず、信号機、または転てつ機などであってもよい。以下、列車5、踏切装置52、および駅舎5を含む複数の鉄道設備の各々を個別に区別せずに示す場合、鉄道設備5と記載する場合がある。
図1に示す例では、状態検出装置1は、列車5内に配置され、列車5内の状態および列車5の位置を検出する。状態検出装置1は、踏切装置5に対応して設けられ、踏切装置5の状態および踏切装置5の位置を検出する。状態検出装置1は、駅舎5内に配置され、駅舎5内の状態および駅舎5の位置を検出する。
状態検出装置1は、鉄道設備5の周辺の状態を検出することもできる。状態検出装置1は、鉄道設備5が駅舎5である場合、例えば、駅舎5の周辺を撮像して得られる撮像画像を鉄道設備5の周辺の状態として検出する。また、状態検出装置1は、鉄道設備5が踏切装置5である場合、例えば、踏切装置5の周辺を撮像して得られる撮像画像を鉄道設備5の周辺の状態として検出する。以下において、状態検出装置1は、鉄道設備5の状態および鉄道設備5の周辺の状態を検出するものとして説明するが、鉄道設備5の周辺の状態を検出しない構成であってもよい。
状態検出装置1は、検出した鉄道設備5の状態および位置と鉄道設備5の周辺の状態とに基づいて、列車運行管理装置4で用いられる第1形式のデータを含む検出データを生成し、生成した検出データをサーバ装置2へネットワーク6を介して送信する。第1形式のデータは、状態検出装置1によって検出され列車運行管理装置4で用いられる鉄道設備5の状態を示すデータを含む。また、検出データは、列車運行管理装置4で用いられる第1形式のデータと、鉄道設備5の位置を示すデータと、鉄道設備5の周辺の状態を示すデータとを含む。
なお、状態検出装置1は、検出した鉄道設備5の位置と鉄道設備5の周辺の状態とに基づいて、第1検出データを生成し、生成した第1検出データをサーバ装置2へネットワーク6を介して送信することもできる。この場合、状態検出装置1は、検出した鉄道設備5の状態に基づいて、第1形式のデータである第2検出データを生成し、生成した第2検出データをサーバ装置2へネットワーク6を介して送信する。以下において、第1検出データおよび第2検出データを含めて検出データと記載する場合がある。
ネットワーク6は、移動体通信網を含み、状態検出装置1は、移動体通信網を介した無線通信によってネットワーク6を介して検出データをサーバ装置2へ送信することができる。なお、ネットワーク6は、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントを有する構成であってもよく、状態検出装置1は、無線LAN通信によってネットワーク6を介して検出データをサーバ装置2へ送信することができる構成であってもよい。
このように、状態検出装置1は、移動体通信網または無線LANアクセスポイントを介した無線通信によって検出データをサーバ装置2へ送信するため、専用線を用いることなく、検出データをサーバ装置2へ送信することができる。そのため、サービス提供業者は、鉄道事業者に対して安価に鉄道設備5の状態を示すデータを提供することができ、また、鉄道事業者以外が入手しにくいデータを取得することができる。
サーバ装置2は、ネットワーク6を介して状態検出装置1から検出データを取得する。サーバ装置2は、状態検出装置1から取得した検出データに対する処理を行って第1形式のデータに基づくデータに鉄道設備5に関するプロパティを示す付加データを付加した第2形式のデータを生成し、生成した第2形式のデータを端末装置3へネットワーク6を介して提供する。端末装置3は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット、またはスマートフォンなどである。
サーバ装置2によって生成される第2形式のデータは、端末装置3で表示可能なデータであり、鉄道設備5に関するプロパティを示すデータである付加データが鉄道設備5の状態を示すデータに付加されたデータである。鉄道設備5に関するプロパティを示すデータは、例えば、鉄道設備5の位置を示すデータ、踏切装置5による道路の単位時間当りの平均閉鎖時間を示すデータ、踏切装置5によって一時的に閉鎖される道路を通過可能な車両のサイズを示すデータ、または踏切装置5によって一時的に閉鎖される道路の周辺の跨線橋または地下道の有無を示すデータである。
このように、サーバ装置2は、列車運行管理装置4で用いられる検出データを端末装置3で表示可能なデータに変換し、さらに付加データを付加することから、検出データを鉄道事業者以外の事業者または個人で利用可能な付加価値のあるデータに変えて提供することができる。
列車運行管理装置4は、状態検出装置1からの検出データまたは第2検出データをサーバ装置2から取得し、取得した検出データまたは第2検出データを不図示の表示部に表示したり、取得した検出データまたは第2検出データに基づいて列車5の運行を管理する。なお、状態検出装置1は、サーバ装置2と列車運行管理装置4とに別々に検出データまたは第2検出データを送信する構成であってもよい。以下、データ処理システム100についてさらに詳細に説明する。
図2は、実施の形態1にかかる状態検出装置の構成の一例を示す図である。図2に示すように、状態検出装置1は、アンテナ部10と、位置検出部11と、状態検出部12と、データ生成部13と、通信部14とを備える。
アンテナ部10は、複数の測位衛星から送信される複数の測位信号を受信し、受信した複数の測位信号を位置検出部11へ出力する受信アンテナを有する。各測位衛星は、GPS(Global Positioning System)またはガリレオなどのGNSS(Global Navigation Satellite System)の衛星である。なお、アンテナ部10は、複数の測位衛星から送信される複数の測位信号に加えて準天頂衛星から送信される測位信号を受信することもできる。準天頂衛星は、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)の衛星である。
アンテナ部10は、電離層などを通過する過程で測位信号に混入する誤差を補正するために、準天頂衛星または地上装置から無線により送信される誤差補正信号を受信し、受信した誤差補正信号を位置検出部11へ出力する受信アンテナを有する。かかる誤差補正信号は、例えば、QZSS補強信号またはL6信号とも呼ばれ、センチメータ級の誤差補正を行うための情報である誤差補正情報を含む。
位置検出部11は、アンテナ部10で受信された複数の測位信号と誤差補正信号に含まれる誤差補正情報とに基づいて、鉄道設備5の現在位置を算出する。位置検出部11によって検出される鉄道設備5の現在位置は、緯度、経度、および高度で示される。なお、アンテナ部10は、誤差補正信号を受信する受信アンテナを有しない構成であってもよい。位置検出部11は、鉄道設備5の現在位置を示すデータである位置データを生成し、生成した位置データをデータ生成部13へ出力する。
状態検出部12は、イメージセンサなどのセンサおよび入力ポートなどを備え、鉄道設備5の状態および鉄道設備5の周辺の状態を検出する。鉄道設備5の状態は、例えば、列車5の状態、踏切装置5の状態、または駅舎5の状態である。鉄道設備5の周辺の状態は、例えば、踏切装置5の周辺の状態または駅舎5の周辺の状態である。
列車5の状態は、例えば、列車5内の状態である。列車5内の状態は、例えば、列車5内の乗客の存在状態であり、列車5内を撮像して得られる撮像画像で示される。なお、列車5内の状態は、例えば、列車5内の温度、湿度、明るさ、騒音、振動、または臭いなどであってもよい。
踏切装置5の状態は、例えば、踏切装置5の開閉状態、踏切装置5に対する遠隔制御の状態、または踏切装置5に設けられた非常ボタンのオンオフ状態などである。なお、踏切装置5に対応して設けられた状態検出装置1は、踏切装置5以外の線路脇の設備の状態を検出することもできる。線路脇の設備には、踏切装置5以外に、信号機、風速計、または雨量計などがある。信号機の状態は、信号機が示す信号の種類であり、青信号、黄色信号、または赤信号である。風速計の状態は、風速計の計測値によって示され、雨量計の状態は、雨量計の計測値によって示される。
駅舎5の状態は、例えば、駅舎5内の列車5への搭乗前の乗客の存在状態であり、駅舎5内を撮像して得られる撮像画像で示される。駅舎5内の列車5への搭乗前の乗客の存在状態には、ホームにおける乗客の存在状態が含まれる。駅舎5内の状態は、例えば、駅舎5内の温度、湿度、明るさ、騒音、振動、または臭いなどであってもよい。また、駅舎5内の状態は、駅舎5内への進入を遮断するシャッターの状態、駅舎5内の照明の状態、または駅舎5内に設置された機器の状態などを含んでいてもよい。
踏切装置5の周辺の状態は、例えば、踏切装置5で一時的に閉鎖される道路上の状態である。また、駅舎5の周辺の状態は、例えば、駅前の駐車場または駅前のタクシー乗り場の状態である。
状態検出部12は、鉄道設備5内または鉄道設備5の周辺を撮像するイメージセンサを有している。状態検出部12は、イメージセンサによって鉄道設備5内または鉄道設備5の周辺を撮像して得られる撮像画像のデータである撮像画像データを生成し、生成した撮像画像データをデータ生成部13へ出力する。以下、鉄道設備5内または鉄道設備5の周辺を撮像して得られる撮像画像のデータである撮像画像データを鉄道設備5の撮像画像データと記載する場合がある。
また、状態検出部12は、列車5の状態を示す信号、踏切装置5の状態を示す信号、および駅舎5の状態を示す信号を入力ポートで取得し、取得した信号に応じたデータをデータ生成部13へ出力する。また、状態検出部12は、踏切装置5以外の線路脇の設備の状態を示す信号を入力ポートで取得し、取得した信号に応じたデータをデータ生成部13へ出力することもできる。
なお、状態検出部12は、撮像画像データをデータ生成部13へ出力することに代えて、列車5内、駅舎5内、または鉄道設備5の周辺の混雑度を検出することもできる。例えば、状態検出部12は、列車5内の乗客の混雑度、踏切装置5で閉鎖されている道路の通行を待機している人または車両の混雑度、駅前の駐車場または駅前のタクシー乗り場の車または人の混雑度を検出することもできる。混雑度は、人または車両の数で表されてもよい。鉄道設備5内の混雑度は、鉄道設備5の状態を示し、鉄道設備5の周辺の混雑度は、鉄道設備5の周辺の状態を示す。
データ生成部13は、状態検出部12が検出した鉄道設備5の状態に基づいて、列車運行管理装置4で用いられる第1形式のデータを含む検出データを生成する。データ生成部13は、例えば、予め設定された周期で検出データを生成する。
データ生成部13によって生成される検出データには、例えば、状態検出装置1の識別IDを示すデータ、状態検出部12の検出対象の種別を示すデータ、シーケンス番号を示すデータ、位置検出部11によって生成された位置データ、および状態検出部12によって検出された鉄道設備5の状態および鉄道設備5の周辺の状態を示すデータなどが含まれる。状態検出装置1の識別IDを示すデータ、状態検出部12の検出対象の種別を示すデータ、シーケンス番号を示すデータ、および状態検出部12によって検出された鉄道設備5の状態を示すデータは、列車運行管理装置4で用いられる第1形式のデータである。
シーケンス番号は、検出データの生成毎にインクリメントされる番号であり、検出対象毎にインクリメントされる番号である。検出対象は、例えば、状態検出装置1が踏切装置5の開閉状態および踏切装置5に設けられた非常ボタンのオンオフ状態を検出する場合、踏切装置5の開閉状態および踏切装置5に設けられた非常ボタンのオンオフ状態の各々である。
通信部14は、データ生成部13によって生成された検出データを無線通信によってサーバ装置2へネットワーク6を介して送信する。例えば、通信部14は、ネットワーク6に含まれる無線基地局または無線アクセスポイントを介して検出データをサーバ装置2へ送信する。
なお、データ生成部13は、上述した検出データを第1検出データと第2検出データとに分けて生成することができる。第1検出データには、状態検出装置1の識別IDを示すデータ、シーケンス番号を示すデータ、位置検出部11によって生成された位置データ、および状態検出部12が検出した鉄道設備5の周辺の状態を示すデータなどが含まれる。また、第2検出データは、上述した第1形式のデータである。かかる第2検出データには、状態検出装置1の識別IDを示すデータ、状態検出部12の検出対象の種別を示すデータ、シーケンス番号を示すデータ、および状態検出部12が検出した鉄道設備5の状態を示すデータなどが含まれる。
通信部14は、データ生成部13によって生成された第1検出データと第2検出データとを各々個別にサーバ装置2へネットワーク6を介して送信することができる。なお、通信部14による第1検出データの送信周期と通信部14による第2検出データの送信周期とは、互いに異なっていてもよく、互いに同じであってもよい。
図1に戻って、データ処理システム100の説明を続ける。サーバ装置2は、各状態検出装置1からネットワーク6を介して検出データを取得する。かかるサーバ装置2は、列車運行管理装置4と共に、クラウド環境に構築される。クラウド環境は、クラウドサービスプラットフォームにおいて提供されるコンピュータ資源を含む。なお、サーバ装置2および列車運行管理装置4は、クラウド環境に構築される構成でなくてもよい。
図3は、実施の形態1にかかるサーバ装置の構成の一例を示す図である。図3に示すように、サーバ装置2は、通信部20と、処理部21と、記憶部22とを備える。通信部20は、ネットワーク6に通信可能に接続されており、状態検出装置1から送信される検出データをネットワーク6経由で受信する。また、通信部20は、状態検出装置1から第1検出データと第2検出データが送信される場合、状態検出装置1からの第1検出データと第2検出データとをネットワーク6経由で受信する。
処理部21は、データ取得部23と、データ処理部24と、データ出力部25とを備える。データ取得部23は、状態検出装置1から送信され通信部20で受信された検出データを取得し、取得した検出データにかかる検出データが通信部20で受信された時刻を示すデータである受信時刻データを付加する。
データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データに対する処理を行って処理済データを生成する。データ処理部24は、例えば、第1モードおよび第2モードのうち設定された処理モードで処理済データを生成することができる。
第1モードは、検出データが第1検出データと第2検出データとに分けられずに状態検出装置1から送信される場合の処理モードであり、第2モードは、第1検出データと第2検出データとが状態検出装置1から送信される場合の処理モードである。
まず、第1モードについて説明する。データ処理部24は、処理モードが第1モードに設定されている場合、データ取得部23によって取得された検出データに付加データを付加したデータを処理済データとして記憶部22に記憶する。かかる処理済データには、検出データ、受信時刻データ、および付加データが含まれる。データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データに基づいて、検出データに付加する付加データを決定する。
例えば、データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データが状態検出装置1の検出データである場合、列車5に関するプロパティを示すデータを付加データとして決定し、決定した付加データを検出データに付加したデータを処理済データとして生成する。
列車5に関するプロパティを示すデータは、例えば、列車5の位置と駅との関係を示すデータ、列車5の走行状態を示すデータ、または列車5内の混雑度を示すデータである。列車5の位置と駅との関係を示すデータは、列車5がどの駅とどの駅との間にいるか、または列車5がどの駅内にいるかを示すデータなどである。列車5の走行状態を示すデータは、列車5が走行中であるか停車中であるかを示すデータである。
データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データが状態検出装置1の検出データである場合、列車5の位置データに基づいて、列車5の位置と駅との関係を示すデータおよび列車5の走行状態を示すデータを付加データとして生成する。
また、データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データが状態検出装置1の検出データである場合、踏切装置5に関するプロパティを示すデータを付加データとして決定し、決定した付加データを検出データに付加したデータを処理済データとして生成する。
踏切装置5に関するプロパティは、例えば、踏切装置5の位置、踏切装置5で通行が遮断される道路を通過できる車両のサイズ、踏切装置5による道路の単位時間当りの平均閉鎖時間、または踏切装置5付近で線路を跨ぐ地下道または跨線橋の位置などである。データ処理部24は、状態検出装置1から送信される踏切装置5の位置データに基づいて、踏切装置5の位置を判定し、判定した踏切装置5の位置を示すデータを付加データとして決定する。
また、データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データが状態検出装置1の検出データであり且つ検出データに踏切装置5の周辺を撮像して得られる撮像画像データが含まれている場合、踏切装置5の周辺の混雑度を示すデータを付加データとしたデータを処理済データとして生成する。踏切装置5の周辺の混雑度は、例えば、踏切装置5で一時的に閉鎖された道路の通行を待機している人または車両の混雑度である。
また、データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データが状態検出装置1の検出データである場合、駅舎5に関するプロパティを示すデータを付加データとして決定し、決定した付加データを検出データに付加したデータを処理済データとして生成する。
駅舎5に関するプロパティを示すデータは、駅舎5の位置を示すデータ、駅舎5の混雑度を示すデータ、駅舎5の営業時間を示すデータ、駅舎5がある駅の時刻表を示すデータ、駅舎5にある店舗に関するデータ、または駅舎5の周辺の店舗に関するデータなどである。店舗に関するデータは、店舗の名称を示すデータ、店舗での提供商品または販売商品を示すデータ、店舗の営業時間を示すデータ、または店舗に対するクチコミを示すデータなどである。データ処理部24は、状態検出装置1から送信される駅舎5の位置データに基づいて、駅舎5の位置を判定し、判定した駅舎5の位置を示すデータを付加データとして決定する。
データ処理部24は、データ取得部23によって取得された検出データが状態検出装置1の検出データである場合、検出データに含まれる駅舎5の位置データに基づいて駅舎5の位置を示すデータを付加データとして検出データに付加したデータを処理済データとして生成する。
端末装置3は、不図示の入力部への利用者の操作によって、検索条件が入力された場合、利用者が入力した検索条件のチェックを行い、検索条件が正しく入力された場合、検索条件を示す情報である検索条件情報を含むクエリをサーバ装置2へネットワーク6を介して送信する。端末装置3は、検索条件が正しく入力されていない場合、不図示の表示部にワーニングを画面に表示する。
データ処理部24は、端末装置3からのクエリが通信部20で受信された場合、通信部20で受信されたクエリに含まれる検索条件情報で指定される検索条件に応じた処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、記憶部22から取得した処理済データを端末装置3で表示可能な第2形式のデータに変換する。
付加データは第2形式のデータであり、データ処理部24は、処理済データのうち鉄道設備5の状態を示すデータを第1形式のデータから第2形式のデータに変換し、鉄道設備5の状態を示すデータと付加データとを含む第2形式のデータを生成する。なお、付加データは第2形式以外の形式のデータであってもよい。この場合、データ処理部24は、付加データも第2形式のデータに変換する。
例えば、データ処理部24は、端末装置3からのクエリに含まれる検索条件情報で指定される検索条件が列車5である場合、列車5内に配置された状態検出装置1の検出データに付加データが付加された処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、取得した処理済データに含まれる検出データを端末装置3で表示可能な第2形式のデータに変換する。
データ処理部24は、処理済データに含まれる検出データが状態検出装置1の検出データであり且つ検出データに列車5内を撮像して得られる撮像画像データが含まれている場合、撮像画像データから列車5内の混雑度を判定する。この場合、データ処理部24は、判定した列車5内の混雑度を示すデータを第1形式のデータに基づくデータとして含む第2形式のデータを生成する。
また、データ処理部24は、端末装置3からのクエリに含まれる検索条件情報で指定される検索条件が踏切装置5である場合、踏切装置5に配置された状態検出装置1の検出データに付加データが付加された処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、取得した処理済データに含まれる検出データを端末装置3で表示可能な第2形式のデータに変換する。
また、データ処理部24は、端末装置3からのクエリに含まれる検索条件情報で指定される検索条件が駅舎5である場合、駅舎5内に配置された状態検出装置1の検出データに付加データが付加された処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、取得した処理済データに含まれる検出データを端末装置3で表示可能な第2形式のデータに変換する。
データ処理部24は、処理済データに含まれる検出データが状態検出装置1の検出データであり且つ検出データに駅舎5内を撮像して得られる撮像画像データが含まれている場合、駅舎5の撮像画像データから駅舎5内の混雑度を判定する。この場合、データ処理部24は、判定した駅舎5内の混雑度を示すデータを第1形式のデータに基づくデータとして含む第2形式のデータを生成する。
次に、第2モードについて説明する。データ処理部24は、処理モードが第2モードに設定されている場合、データ取得部23によって取得された第1検出データに基づいて付加データを生成し、生成した付加データを第2検出データに付加したデータを処理済データとして記憶部22に記憶する。かかる処理済データには、第2検出データ、受信時刻データ、および付加データが含まれる。
例えば、データ処理部24は、データ取得部23によって取得された第1検出データが列車5の位置データである場合、列車5の位置と駅との関係と列車5の走行状態とを判定する。データ処理部24は、判定した結果に基づいて、列車5の位置と駅との関係を示すデータと列車5の走行状態を示すデータとを付加データとして第2検出データに付加したデータを処理済データとして生成する。
また、データ処理部24は、データ取得部23によって取得された第1検出データが踏切装置5の位置データである場合、第1検出データに基づいて、踏切装置5の位置を示すデータを付加データとして第2検出データに付加したデータを処理済データとして生成する。
また、データ処理部24は、データ取得部23によって取得された第1検出データが駅舎5の位置データである場合、第1検出データに基づいて、駅舎5の位置を示すデータを付加データとして第2検出データに付加したデータを処理済データとして生成する。
データ処理部24は、端末装置3からのクエリが通信部20で受信された場合、通信部20で受信されたクエリに含まれる検索条件に応じた処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、記憶部22から取得した処理済データに基づいて、端末装置3で表示可能な第2形式のデータを生成する。第2形式のデータは、第1形式のデータに基づくデータに付加データが付加されたデータである。第1形式のデータに基づくデータは、鉄道設備5の状態を示し且つ端末装置3で表示可能な第2形式のデータであり、第1形式のデータで示される鉄道設備5の状態を単に端末装置3で表示可能な形式にしたデータ、または第1形式のデータで示される鉄道設備5の状態を把握しやすい形に変換したデータである。
付加データは第2形式のデータであり、データ処理部24は、処理済データに含まれる第1検出データを第1形式のデータから第2形式のデータに変換し、鉄道設備5の状態を示すデータと付加データとを含む第2形式のデータを生成する。なお、付加データは第2形式以外の形式のデータであってもよい。この場合、データ処理部24は、鉄道設備5の状態を示すデータと付加データとを第2形式のデータに変換する。
例えば、データ処理部24は、端末装置3からのクエリに含まれる検索条件情報で指定される検索条件が列車5である場合、列車5内に配置された状態検出装置1の第2検出データに付加データが付加された処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、取得した処理済データに含まれる第1検出データを端末装置3で表示可能な第2形式のデータに変換する。
データ処理部24は、処理済データに含まれる第2検出データが状態検出装置1の第2検出データであり且つ検出データに列車5内を撮像して得られる撮像画像データが含まれている場合、撮像画像データから列車5内の混雑度を判定する。この場合、データ処理部24は、判定した列車5内の混雑度を示すデータを第1形式のデータに基づくデータとして含む第2形式のデータを生成する。
また、データ処理部24は、端末装置3からのクエリに含まれる検索条件情報で指定される検索条件が踏切装置5である場合、踏切装置5に配置された状態検出装置1の第1検出データに付加データが付加された処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、取得した処理済データに含まれる第1検出データを端末装置3で表示可能な第2形式のデータに変換する。
また、データ処理部24は、端末装置3からのクエリに含まれる検索条件情報で指定される検索条件が駅舎5である場合、駅舎5内に配置された状態検出装置1の第1検出データに付加データが付加された処理済データを記憶部22から取得する。データ処理部24は、取得した処理済データに含まれる第1検出データを端末装置3で表示可能な第2形式のデータに変換する。
データ処理部24は、処理済データに含まれる第2検出データが状態検出装置1の第2検出データであり且つ検出データに駅舎5内を撮像して得られる撮像画像データが含まれている場合、駅舎5の撮像画像データから駅舎5内の混雑度を判定する。この場合、データ処理部24は、判定した駅舎5内の混雑度を示すデータを第1形式のデータに基づくデータとして含む第2形式のデータを生成する。
データ出力部25は、データ処理部24に生成され且つ鉄道設備5の状態を示すデータと付加データとを含む第2形式のデータを端末装置3へネットワーク6を介して通信部20に送信させる。端末装置3における不図示の制御部は、状態検出装置1から送信される第2形式のデータをネットワーク6を介して取得すると、取得した第2形式のデータを不図示の表示部に表示させる。これにより、端末装置3では、列車運行管理装置4で用いられる検出データを鉄道事業者以外の事業者または個人で利用可能な付加価値のあるデータとして取得することができる。
また、データ出力部25は、処理モードが第1モードである場合、記憶部22に記憶された処理済データに含まれる第1形式のデータを列車運行管理装置4へネットワーク6を介して通信部20に送信させる。また、データ出力部25は、処理モードが第1モードである場合、状態検出装置1から通信部20で受信された検出データのうち第1形式のデータを列車運行管理装置4へネットワーク6を介して通信部20に送信させることもできる。
また、データ出力部25は、処理モードが第3モードである場合、記憶部22に記憶された処理済データに含まれる第2検出データを列車運行管理装置4へネットワーク6を介して通信部20に送信させる。また、データ出力部25は、処理モードが第3モードである場合、状態検出装置1から通信部20で受信された第2検出データを列車運行管理装置4へネットワーク6を介して通信部20に送信させることもできる。
なお、データ処理部24は、記憶部22から取得した処理済データに含まれる検出データまたは第2検出データに含まれる鉄道設備5の状態を示すデータに対して統計処理を行い、統計処理後のデータを端末装置3で表示可能な第2形式のデータとして生成することができる。これにより、例えば、端末装置3の利用者は、鉄道設備5の状態に加え、鉄道設備5の状態を示すデータに対して統計処理を行ったデータを不図示の表示部に表示することができる。
例えば、データ処理部24は、各列車5内の混雑度の推移を示すグラフ、駅舎5内の時間帯毎の混雑度の推移を示すグラフ、または踏切装置5の周辺の混雑度の推移を示すグラフなどを表示可能な第2形式のデータとして生成することができる。なお、混雑度は、例えば、基準値に対する人または車両の比であるが、人または車両の数そのものであってもよい。
つづいて、フローチャートを用いて状態検出装置1による処理を説明する。図4は、実施の形態1にかかる状態検出装置による処理の一例を示すフローチャートである。状態検出装置1は、図4に示す処理を例えば予め設定された周期で実行する。
図4に示すように、状態検出装置1の位置検出部11は、鉄道設備5の位置を検出する(ステップS10)。また、状態検出装置1の状態検出部12は、鉄道設備5の状態を検出する(ステップS11)。
状態検出装置1の通信部14は、検出データをサーバ装置2へ送信するか、または、第1検出データおよび第2検出データを個別にサーバ装置2へ送信する(ステップS12)。検出データは、位置検出部11によって検出された鉄道設備5の位置データと状態検出部12によって検出された鉄道設備5の状態および鉄道設備5の周辺の状態を示すデータを示すデータとを含む。
第1検出データは、鉄道設備5の位置データと鉄道設備5の周辺の状態を示すデータとを含む。鉄道設備5の周辺の状態を示すデータは、例えば、鉄道設備5の周辺を撮像して得られる画像データである。第2検出データは、状態検出部12が検出した鉄道設備5の状態を示すデータを含む。
なお、第1検出データをサーバ装置2へ送信する周期と第2検出データをサーバ装置2へ送信する周期は異なっていてもよい。状態検出装置1は、ステップS12の処理を終了すると、図4に示す処理を終了する。
つづいて、フローチャートを用いてサーバ装置2による第1処理を説明する。図5は、実施の形態1にかかるサーバ装置による第1処理の一例を示すフローチャートである。サーバ装置2は、図5に示す処理を例えば予め設定された周期で実行する。
図5に示すように、サーバ装置2の処理部21は、通信部20によって状態検出装置1からのデータが受信されたか否かを判定する(ステップS20)。状態検出装置1からのデータは、検出データ、または第1検出データおよび第2検出データである。
処理部21は、状態検出装置1からのデータが通信部20によって受信されたと判定した場合(ステップS20:Yes)、通信部20によって受信されたデータが正常であるか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21の処理において、処理部21は、例えば、データが不正なデータではなく検出データに不正なデータが含まれていない場合に、データが正常であると判定する。また、処理部21は、例えば、データが不正なデータである場合または検出データに不正なデータが含まれている場合に、データが正常ではないと判定する。
処理部21は、データが正常であると判定した場合(ステップS21:Yes)、受信時刻データを付加する処理を行う(ステップS22)。ステップS22の処理において、処理部21は、処理モードが第1モードである場合、検出データに受信時刻データを付加し、処理モードが第2モードである場合、第2検出データに受信時刻データを付加する。
また、処理部21は、検出データまたは第2検出データにさらに付加する付加データを決定する付加データ決定処理を実行する(ステップS23)。ステップS23の処理は、図6に示すステップS30~S32の処理であり、後で詳述する。
次に、処理部21は、付加データを付加する処理を行って処理済データを生成する(ステップS24)。ステップS24の処理において、処理部21は、処理モードが第1モードである場合、検出データに付加データを付加して処理済データを生成し、処理モードが第2モードである場合、第2検出データに付加データを付加して処理済データを生成する。
次に、処理部21は、ステップS24で生成した処理済データを記憶部22に記憶させ(ステップS25)、図5に示す処理を終了する。また、処理部21は、データが正常でないと判定した場合(ステップS21:No)、通信部20で受信されたデータを破棄して(ステップS26)、図5に示す処理を終了する。また、処理部21は、状態検出装置1からのデータが受信されていないと判定した場合(ステップS20:No)、図5に示す処理を終了する。
図6は、実施の形態1にかかるサーバ装置による付加データ決定処理の一例を示すフローチャートである。図6に示す付加データ決定処理は、列車5内に配置された状態検出装置1からのデータが通信部20で受信された場合の処理の一例である。
図6に示すように、サーバ装置2の処理部21は、列車5の位置データに基づいて、列車5の位置と駅との関係を判定する(ステップS30)。ステップS30の処理において、処理部21は、列車5が駅内に位置する場合、列車5が位置する駅を列車5の位置と駅との関係として判定し、列車5が駅間に位置する場合、列車5がどの駅とどの駅との間に位置するかを列車5の位置と駅との関係として判定する。
また、処理部21は、前回の列車5の位置データを記憶部22から取得し、今回と前回との列車5の位置を比較し、列車5の走行状態を判定する(ステップS31)。列車5の走行状態は、列車5が走行中の状態であるか停車中の状態であるかを示す。
そして、処理部21は、ステップS30で判定した列車5の位置と駅との関係を示すデータとステップS31で判定した列車5の走行状態を示すデータとを含むデータを付加データとして決定する(ステップS32)。
つづいて、フローチャートを用いてサーバ装置2による第2処理を説明する。図7は、実施の形態1にかかるサーバ装置による第2処理の一例を示すフローチャートである。サーバ装置2は、図7に示す処理を例えば予め設定された周期で実行する。
図7に示すように、サーバ装置2の処理部21は、端末装置3からのクエリが通信部20で受信されたか否かを判定する(ステップS40)。処理部21は、端末装置3からのクエリが受信されたと判定した場合(ステップS40:Yes)、クエリに含まれる検索条件情報に基づいて、クエリで指定される検索条件を判定する(ステップS41)。
次に、処理部21は、クエリで指定される検索条件に応じたデータを記憶部22に記憶されたデータの中から検索し(ステップS42)、クエリで指定される検索条件に応じたデータがあるか否かを判定する(ステップS43)。処理部21は、クエリで指定される検索条件に応じたデータがあると判定した場合(ステップS43:Yes)、記憶部22からクエリで指定される検索条件に応じたデータを取得する(ステップS44)。
次に、処理部21は、ステップS44で取得したデータに基づいて、クエリで指定される検索条件に応じたデータに対する処理を行って第2形式のデータを生成する(ステップS45)。そして、処理部21は、ステップS45で生成した第2形式のデータを端末装置3へ通信部20に送信させ(ステップS46)、図7に示す処理を終了する。また、処理部21は、端末装置3からのクエリが受信されていないと判定した場合(ステップS40:No)、図7に示す処理を終了する。
また、処理部21は、クエリで指定される検索条件に応じたデータがないと判定した場合(ステップS43:No)、検索条件に応じたデータがない旨を示す表示データを端末装置3へ通信部20に送信させ(ステップS47)、図7に示す処理を終了する。端末装置3は、サーバ装置2から検索条件に応じたデータがない旨を示す表示データを受信すると、かかる表示データに基づいて検索条件に応じたデータがない旨を示す情報を不図示の表示部に表示する。
図8は、実施の形態1にかかるサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図8に示すように、サーバ装置2は、プロセッサ101と、メモリ102と、通信装置103と、バス104とを備えるコンピュータを含む。
プロセッサ101、メモリ102、および通信装置103は、バス104によって互いに情報の送受信が可能である。記憶部22は、メモリ102によって実現される。通信部20は、通信装置103で実現される。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、処理部21の機能を実行する。プロセッサ101は、例えば、処理回路の一例であり、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、およびシステムLSI(Large Scale Integration)のうち一つ以上を含む。
メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、およびEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)のうち一つ以上を含む。また、メモリ102は、コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録された記録媒体を含む。かかる記録媒体は、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルメモリ、光ディスク、コンパクトディスク、およびDVD(Digital Versatile Disc)のうち一つ以上を含む。なお、サーバ装置2は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路を含んでいてもよい。
サーバ装置2は、2以上のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、サーバ装置2は、処理サーバ装置とデータサーバ装置とを含む2以上の装置で構成されてもよい。この場合、2以上の装置の各々は、例えば、図8に示すハードウェア構成を有する。なお、2以上の装置間の通信は、通信装置103を介して行われる。
上述した例では、データ処理部24は、検出データまたは第2検出データに付加データを付加したデータを処理済データとして記憶部22に記憶させるが、検出データまたは第1検出データおよび第2検出データをそのまま記憶部22に記憶させることもできる。この場合、データ処理部24は、記憶部22に記憶させた検出データまたは第1検出データおよび第2検出データに基づいて、第2形式のデータを生成し、生成した第2形式のデータを端末装置3へ通信部20に送信させる。
以上のように、実施の形態1にかかるデータ処理システム100は、鉄道設備5の状態を検出する状態検出装置1と、状態検出装置1からデータを取得するサーバ装置2とを備える。状態検出装置1は、鉄道設備5の状態を検出する状態検出部12と、状態検出部12が検出した鉄道設備5の状態に基づいて、列車運行管理装置4で用いられる第1形式のデータを含む検出データを生成するデータ生成部13と、データ生成部13によって生成された検出データを送信する通信部20とを備える。サーバ装置2は、状態検出装置1から送信される検出データを取得するデータ取得部23と、データ取得部23によって取得された検出データに対する処理を行って第1形式のデータに基づくデータに鉄道設備5に関するプロパティを示す付加データを付加した第2形式のデータを生成するデータ処理部24と、データ処理部24によって生成された第2形式のデータを端末装置3へ出力するデータ出力部25とを備える。端末装置3は、外部装置の一例である。このように、データ処理システム100は、列車運行管理装置4で用いられる鉄道設備5の状態を示すデータから端末装置3で利用可能なデータを生成することができるため、列車運行管理装置4で用いられる鉄道設備5の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができる。なお、データ処理システム100は、端末装置3および列車運行管理装置4を有しない構成であってもよく、端末装置3および列車運行管理装置4のうちの一方を有しない構成であってもよい。
また状態検出装置1は、鉄道設備5の位置を検出する位置検出部11を備える。通信部20は、位置検出部11によって検出された鉄道設備5の位置を示すデータを送信する。データ処理部24は、鉄道設備5の位置を示すデータに基づいて、鉄道設備5の位置に関するデータを含むデータを付加データとして生成する。これにより、データ処理システム100は、鉄道設備5の状態を示すデータがどの位置の鉄道設備5の状態であるかを把握可能に第2形式のデータを生成することができ、列車運行管理装置4で用いられる鉄道設備5の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができる。
また、位置検出部11は、列車5に配置され、列車5の位置を検出する。データ処理部24は、鉄道設備5の位置を示すデータに基づいて、列車5の位置と駅との関係を示すデータを鉄道設備5の位置に関するデータとして生成する。これにより、データ処理システム100は、列車5の状態を示すデータがどの位置にある列車5の状態であるかを把握可能に第2形式のデータを生成することができ、列車運行管理装置4で用いられる列車5の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができる。
また、状態検出装置1は、踏切装置5に対応付けて設置され、踏切装置5の状態を検出し、データ処理部24は、踏切装置5による道路の単位時間当りの平均閉鎖時間を示すデータ、踏切装置5によって一時的に閉鎖される道路を通過可能な車両のサイズを示すデータ、および踏切装置5によって一時的に閉鎖される道路の周辺の跨線橋の有無を示すデータのうち少なくとも1つのデータを含むデータを付加データとして生成する。これにより、データ処理システム100は、踏切装置5の状態を示すデータがどのような踏切装置5の状態であるかを把握可能に第2形式のデータを生成することができ、列車運行管理装置4で用いられる踏切装置5の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができる。
また、状態検出装置1は、鉄道設備5内を撮像し、撮像した画像のデータである撮像画像データを出力する。データ処理部24は、撮像画像データに基づいて、鉄道設備5内の混雑度を示すデータを含むデータを第1形式のデータに基づくデータとして生成する。これにより、データ処理システム100は、鉄道設備5の状態を示すデータを把握しやすい形に変換することができ、列車運行管理装置4で用いられる鉄道設備5の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができる。
また、状態検出装置1は、鉄道設備5の周辺を撮像し、撮像した画像のデータである撮像画像データを出力する。データ処理部24は、鉄道設備5の周辺を撮像した画像のデータである撮像画像データに基づいて、鉄道設備5の周辺の混雑度を示すデータを含むデータを付加データとして生成する。これにより、データ処理システム100は、鉄道設備5の状態を示すデータに加えて、鉄道設備5の周辺の混雑度を示すデータを含むデータを付加データとして生成することができ、列車運行管理装置4で用いられる鉄道設備5の状態を示すデータを他の用途に有効に活用することができる。
また、データ出力部25は、端末装置3からの要求に基づいて、第2形式のデータを端末装置3へ出力する。これにより、端末装置3の利用者は、必要に応じてクエリをサーバ装置2へ送信することで、クエリに応じたデータを含む第2形式のデータを取得できる。
実施の形態2.
実施の形態2にかかるデータ処理システムは、状態検出装置からのデータが予め設定された条件を満たす場合にサーバ装置から端末装置へデータを提供する機能が追加される点で、実施の形態1にかかるデータ処理システム100と異なる。以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1にかかるデータ処理システム100と異なる点を中心に説明する。
図9は、実施の形態2にかかるデータ処理システムの構成例を示す図である。図9に示すデータ処理システム100Aは、サーバ装置2に代えてサーバ装置2Aを備える点で、データ処理システム100と異なる。サーバ装置2Aは、状態検出装置1からのデータが予め設定された条件を満たす場合に端末装置3へデータを提供する機能が追加される点で、サーバ装置2と異なる。
図10は、実施の形態2にかかるサーバ装置の構成の一例を示す図である。図10に示すように、サーバ装置2Aは、処理部21に代えて、処理部21Aを備える点で、サーバ装置2と異なる。処理部21Aは、データ処理部24に代えて、データ処理部24Aを有する点で、処理部21と異なる。
処理部21Aのデータ処理部24Aは、状態検出装置1からのデータが予め設定された条件を満たすか否かを判定する。そして、データ処理部24Aにおいて、状態検出装置1からのデータが予め設定された条件を満たすと判定した場合に、予め設定された条件を満たすデータに基づいて、第2形式のデータを端末装置3へ送信する処理が追加される点で、処理部21と異なる。
例えば、データ処理部24Aは、鉄道設備5内の混雑度または鉄道設備5の周辺の混雑度の混雑度が予め設定された閾値以上になった場合に、閾値以上になった混雑度または混雑度の推移を示すデータを第2形式のデータとして端末装置3へ通信部20に送信させる。
また、データ処理部24Aは、踏切装置5に設けられた非常ボタンがオンからオフになった場合に、踏切装置5に設けられた非常ボタンがオンからオフになったことを示すデータを第2形式のデータとして端末装置3へ通信部20に送信させる。また、処理部21Aのデータ処理部24Aは、風速計または雨量計などの計測器の計測値が予め設定された閾値以上になった場合に、計測器の計測値または計測値の推移を示すグラフのデータを第2形式のデータとして端末装置3へ通信部20に送信させる。
また、処理部21Aのデータ処理部24Aは、端末装置3の利用者によって指定された列車5が特定の駅に到達または特定の駅から出発した場合に、端末装置3の利用者によって指定された列車5が特定の駅に到達または特定の駅から出発したことを示すデータを第2形式のデータとして端末装置3へ通信部20に送信させることもできる。
つづいて、フローチャートを用いてサーバ装置2Aによる第2処理を説明する。図11は、実施の形態2にかかるサーバ装置による第2処理の一例を示すフローチャートである。サーバ装置2Aは、図11に示す処理を例えば予め設定された周期で実行する。
図11に示すように、サーバ装置2Aの処理部21Aのデータ処理部24Aは、記憶部22に記憶された各データにアクセスする(ステップS50)。ステップS50の処理において、データ処理部24Aは、例えば、記憶部22に記憶された各処理済データにアクセスする。
データ処理部24Aは、ステップS50で記憶部22に記憶された各処理済データにアクセスした結果に基づいて、予め設定された条件を満たす処理済データがあるか否かを判定する(ステップS51)。ステップS51の処理において、データ処理部24Aは、駅舎5内の混雑度が予め設定された閾値以上になった場合に、予め設定された条件を満たす処理済データがあると判定する。
データ処理部24Aは、予め設定された条件を満たす処理済データがあると判定した場合(ステップS51:Yes)、記憶部22から予め設定された条件を満たす処理済データを取得する(ステップS52)。そして、データ処理部24Aは、ステップS52で取得した処理済データに基づいて、第2形式のデータを生成する(ステップS53)。処理部21Aのデータ出力部25は、データ処理部24Aによって生成された第2形式のデータを端末装置3へ通信部20に送信させる(ステップS54)。
処理部21Aは、ステップS54の処理が終了した場合、または予め設定された条件を満たす処理済データがないと判定した場合(ステップS51:No)、図11に示す処理を終了する。
実施の形態2にかかるサーバ装置2Aの処理部21Aのハードウェア構成例は、図8に示すサーバ装置2の処理部21のハードウェア構成と同じである。プロセッサ101は、メモリ102に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、処理部21Aの機能を実行することができる。
以上のように、実施の形態2にかかるデータ処理システム100Aのデータ出力部25は、検出データが予め設定された条件を満たす場合に、第2形式のデータを端末装置3へ出力する。これにより、端末装置3の利用者は、端末装置3を操作することなく、第2形式のデータを取得できる。
なお、上述した例では、第2形式のデータは、端末装置3で表示可能なデータであるものとして説明したが、列車運行管理装置4以外の外部装置で利用可能なデータであればよい。これにより、サービス提供業者は、鉄道事業者以外が入手しにくいデータを取得し、鉄道事業者以外の事業者または個人で利用可能な付加価値のあるデータに変えて提供することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1,1,・・・,1 状態検出装置、2,2A サーバ装置、3 端末装置、4 列車運行管理装置、5 鉄道設備、5 列車、5 踏切装置、5 駅舎、6 ネットワーク、10 アンテナ部、11 位置検出部、12 状態検出部、13 データ生成部、14,20 通信部、21,21A 処理部、22 記憶部、23 データ取得部、24,24A データ処理部、25 データ出力部、100,100A データ処理システム、101 プロセッサ、102 メモリ、103 通信装置、104 バス。

Claims (11)

  1. 鉄道設備の状態を検出する状態検出装置と、
    前記状態検出装置からデータを取得するサーバ装置と、を備え、
    前記状態検出装置は、
    前記鉄道設備の状態を検出する状態検出部と、
    前記状態検出部が検出した前記鉄道設備の状態に基づいて、列車運行管理装置で用いられる第1形式のデータを含む検出データを生成するデータ生成部と、
    前記データ生成部によって生成された前記検出データを送信する通信部と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記状態検出装置から送信される前記検出データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部によって取得された前記検出データに対する処理を行って前記第1形式とは異なる第2形式のデータであって前記第1形式のデータに基づくデータに前記鉄道設備に関するプロパティを示す付加データを付加したデータを生成するデータ処理部と、
    前記データ処理部によって生成された前記第2形式のデータを外部装置へ出力するデータ出力部と、を備える
    ことを特徴とするデータ処理システム。
  2. 前記状態検出装置は、
    前記鉄道設備の位置を検出する位置検出部を備え、
    前記通信部は、
    前記位置検出部によって検出された前記鉄道設備の位置を示すデータを送信し、
    前記データ処理部は、
    前記鉄道設備の位置を示すデータに基づいて、前記鉄道設備の位置に関するデータを含むデータを前記付加データとして生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。
  3. 前記位置検出部は、
    列車に配置され、前記列車の位置を検出し、
    前記データ処理部は、
    前記鉄道設備の位置を示すデータに基づいて、前記列車の位置と駅との関係を示すデータを前記鉄道設備の位置に関するデータとして生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載のデータ処理システム。
  4. 前記状態検出装置は、
    踏切装置に対応して設置され、前記踏切装置の状態を検出し、
    前記データ処理部は、
    前記踏切装置による道路の単位時間当りの平均閉鎖時間を示すデータ、前記道路を通過可能な車両のサイズを示すデータ、および前記道路の周辺の跨線橋または地下道の有無を示すデータのうち少なくとも1つのデータを含むデータを前記付加データとして生成する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のデータ処理システム。
  5. 前記状態検出装置は、
    前記鉄道設備内を撮像し、撮像した画像のデータである撮像画像データを前記第1形式のデータとして出力し、
    前記データ処理部は、
    前記撮像画像データに基づいて、前記鉄道設備内または前記鉄道設備の周辺の混雑度を示すデータを含むデータを前記第1形式のデータに基づくデータとして生成する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のデータ処理システム。
  6. 前記状態検出装置は、
    前記鉄道設備の周辺を撮像し、撮像した画像のデータである撮像画像データを出力し、
    前記データ処理部は、
    前記鉄道設備の周辺を撮像した画像のデータである前記撮像画像データに基づいて、前記鉄道設備の周辺の混雑度を示すデータを含むデータを前記付加データとして生成する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のデータ処理システム。
  7. 前記データ出力部は、
    前記外部装置からの要求に基づいて、前記第2形式のデータを前記外部装置へ出力する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載のデータ処理システム。
  8. 前記データ出力部は、
    前記検出データが予め設定された条件を満たす場合に、前記第2形式のデータを前記外部装置へ出力する
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載のデータ処理システム。
  9. 鉄道設備の状態を検出する状態検出装置から送信され且つ列車運行管理装置で用いられる第1形式のデータを含む検出データを取得するデータ取得部と、
    前記データ取得部によって取得された前記検出データに対する処理を行って前記第1形式のデータに基づくデータに前記鉄道設備に関するプロパティを示す付加データを付加した第2形式のデータを生成するデータ処理部と、
    前記データ処理部によって生成された前記第2形式のデータを外部装置へ出力するデータ出力部と、を備える
    ことを特徴とするサーバ装置。
  10. 鉄道設備の状態を検出する状態検出装置から送信され且つ列車運行管理装置で用いられる第1形式のデータを含む検出データを取得する第1のステップと、
    前記第1のステップによって取得された前記検出データに対する処理を行って前記第1形式のデータに基づくデータに前記鉄道設備に関するプロパティを示す付加データを付加した第2形式のデータを生成する第2のステップと、
    前記第2のステップによって生成された前記第2形式のデータを外部装置へ出力する第3のステップと、を含む
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  11. 鉄道設備の状態を検出する状態検出装置から送信され且つ列車運行管理装置で用いられる第1形式のデータを含む検出データを取得する第1のステップと、
    前記第1のステップによって取得された前記検出データに対する処理を行って前記第1形式のデータに基づくデータに前記鉄道設備に関するプロパティを示す付加データを付加した第2形式のデータを生成する第2のステップと、
    前記第2のステップによって生成された前記第2形式のデータを外部装置へ出力する第3のステップと、をコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするデータ処理プログラム。
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