JP7416346B1 - 蓋体、蓋体ユニット、蓄電デバイス、蓋体ユニットの製造方法、蓄電デバイスの製造方法 - Google Patents

蓋体、蓋体ユニット、蓄電デバイス、蓋体ユニットの製造方法、蓄電デバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

蓋体は、蓄電デバイスに用いられる蓋体であって、前記蓄電デバイスは、電極体と、前記電極体と電気的に接続される電極端子と、開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、を含み、前記蓋体は、前記開口部に配置され、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記電極端子を挟む第1パーツおよび第2パーツを含む。

Description

本発明は、蓋体、蓋体ユニット、蓄電デバイス、蓋体ユニットの製造方法、および、蓄電デバイスの製造方法に関する。
特許文献1は、蓄電デバイスの一例としての全固体電池を開示している。この全固体電池は、電極体と、電極端子と、電極体を封止する外装体と、を備える。外装体は、開口部を有するように電極体に巻き付けられる外装フィルムと、開口部に配置される蓋体と、を含む。電極端子の一方の端部は、電極体に電気的に接続される。電極端子の他方の端部は、蓋体の外側に露出する。電極端子は、蓋体を貫通する。
特開2019-153504号公報
上記蓄電デバイスにおいて、電極端子を蓋体に貫通させるためには、例えば、金型に配置された電極端子に対して蓋体をインサート成形する方法が考えられる。しかし、電極端子は、蓋体に対して小さいため、金型の所定の位置に正確に配置することが困難である。また、電極端子は、軽量であるため、金型に樹脂を充填したときに、金型に対して電極端子の位置がずれるおそれがある。このため、蓋体に対して、電極端子を所望の位置に配置することが困難である。
本発明は、電極端子を所望の位置に好適に配置できる蓋体、この蓋体を備える蓋体ユニット、蓄電デバイス、蓋体ユニットの製造方法、および、蓄電デバイスの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る蓋体は、蓄電デバイスに用いられる蓋体であって、前記蓄電デバイスは、電極体と、前記電極体と電気的に接続される電極端子と、開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、を含み、前記蓋体は、前記開口部に配置され、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記電極端子を挟む第1パーツおよび第2パーツを含む。
本発明の第2観点に係る蓋体は、蓄電デバイスに用いられる蓋体であって、前記蓄電デバイスは、電極体と、前記電極体と電気的に接続される電極端子と、開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、を含み、前記蓋体は、前記開口部に配置され、前記蓋体と、前記電極端子とは、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種によって接合される。
本発明の第3観点に係る蓋体は、第2観点に係る蓋体であって、前記外装フィルムと接合される肉厚部、および、前記肉厚部と繋がり、前記電極端子と接合される肉薄部を有する。
本発明の第4観点に係る蓋体は、蓄電デバイスに用いられる蓋体であって、前記蓄電デバイスは、電極体と、前記電極体と電気的に接続される電極端子と、開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、を含み、前記蓋体は、前記開口部に配置され、前記外装フィルムと接合される肉厚部、および、前記肉厚部と繋がり、前記電極端子と接合される肉薄部を有する。
本発明の第5観点に係る蓋体は、第2観点~第4観点のいずれか1つに係る蓋体であって、前記蓋体は、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記電極端子を挟む第1パーツおよび第2パーツを含む。
本発明の第6観点に係る蓋体は、第1観点または第5観点に係る蓋体であって、前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくも一方は、前記電極端子を収容する凹部を有する。
本発明の第7観点に係る蓋体は、第1観点、第5観点、または、第6観点に係る蓋体であって、前記第1パーツおよび前記第2パーツは、前記電極端子を挟むときの位置決め部を有する。
本発明の第8観点に係る蓋体は、第7観点に係る蓋体であって、前記位置決め部は、前記第1パーツおよび前記第2パーツの一方に形成される凸部と、前記第1パーツおよび前記第2パーツの他方に形成され、前記凸部が挿入される凹部と、を含む。
本発明の第9観点に係る蓋体は、第1観点、または、第5観点~第8観点のいずれか1つに係る蓋体であって、前記第1パーツと前記第2パーツを繋ぐ連結部をさらに有し、前記第1パーツおよび前記第2パーツの一方は、前記連結部を介して他方に対して開閉可能に構成される。
本発明の第10観点に係る蓋体は、第1観点、または、第5観点~第9観点のいずれか1つに係る蓋体であって、前記電極端子と、前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方との間に配置され、金属および樹脂と接合する接合体をさらに有する。
本発明の第11観点に係る蓋体は、第10観点に係る蓋体であって、前記接合体は、フィルム、樹脂成形体、および、膜の少なくとも1つを含む。
本発明の第12観点に係る蓋体は、第1観点、または、第5観点~第11観点のいずれか1つに係る蓋体であって、前記第1パーツおよび前記第2パーツは、前記蓄電デバイスの外部に露出する露出面を有し、前記露出面の少なくとも一部には、バリア性フィルムが接合され、前記バリア性フィルムは、ガスバリア性および水蒸気バリア性の少なくとも一方を有する。
本発明の第13観点に係る蓋体は、第1観点に係る蓋体であって、前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方は、前記外装フィルムと接合される肉厚部、および、前記肉厚部と繋がり、前記電極端子と接合される肉薄部を有する。
本発明の第14観点に係る蓋体は、第1観点に係る蓋体であって、前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方と、前記電極端子とは、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種よって接合される。
本発明の第15観点に係る蓋体ユニットは、第1観点、または、第5観点~第14観点のいずれか1つに記載の蓋体と、前記第1パーツおよび前記第2パーツによって挟まれる前記電極端子と、を含む。
本発明の第16観点に係る蓋体ユニットは、第2観点~第5観点のいずれか1つに記載の蓋体と、前記蓋体に接合される前記電極端子と、を含む。
本発明の第17観点に係る蓄電デバイスは、第1観点~第14観点のいずれか1つに記載の蓋体を備える。
本発明の第18観点に係る蓋体ユニットの製造方法は、第15観点に記載の蓋体ユニットの製造方法であって、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記第1パーツおよび前記第2パーツによって、前記電極端子を挟む工程と、前記第1パーツおよび前記第2パーツと前記電極端子とを接合する工程と、を含む。
本発明の第19観点に係る蓋体ユニットの製造方法は、第16観点に記載の蓋体ユニットの製造方法であって、前記蓋体と、前記電極端子とを接合する工程を含む。
本発明の第20観点に係る蓄電デバイスの製造方法は、電極体と、前記電極体と電気的に接続される電極端子と、開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、前記開口部に配置される蓋体と、を含む蓄電デバイスの製造方法であって、前記蓋体は、第1パーツおよび第2パーツを含み、前記蓄電デバイスの製造方法は、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記第1パーツおよび前記第2パーツによって、前記電極端子を挟む工程と、前記第1パーツおよび前記第2パーツと前記電極端子とを接合する工程と、を含む。
本発明の第21観点に係る蓄電デバイスの製造方法は、電極体と、前記電極体と電気的に接続される電極端子と、開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、前記開口部に配置される蓋体と、を含む蓄電デバイスの製造方法であって、前記蓋体と、前記電極端子とを超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着および、接着剤から選択される少なくとも一種によって接合する工程を含む。
本発明の第22観点に係る蓄電デバイスの製造方法は、電極体と、前記電極体と電気的に接続される電極端子と、開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、前記開口部に配置される蓋体と、を含み、前記蓋体は、前記外装フィルムと接合される肉厚部、および、前記肉厚部と繋がり、前記電極端子と接合される肉薄部を有する蓄電デバイスの製造方法であって、前記肉薄部と、前記電極端子とを接合する工程を含む。
本発明に関する蓋体、蓋体ユニット、蓄電デバイス、蓋体ユニットの製造方法、蓄電デバイスの製造方法によれば、電極端子を所望の位置に好適に配置できる。
第1実施形態の蓄電デバイスの斜視図。 図1の蓄電デバイスが備える外装フィルムの層構成を示す断面図。 図1の蓄電デバイスが備える蓋体および電極端子の正面図。 図3の蓋体および電極端子の側面図。 図1の蓄電デバイスの製造方法の一例を示すフローチャート。 図1の蓄電デバイスの製造方法の別の一例を示すフローチャート。 第2実施形態の蓄電デバイスが備える蓋体の側面図。 第3実施形態の蓄電デバイスが備える蓋体の正面視における分解図。 第4実施形態の蓄電デバイスが備える蓋体の第1パーツに対して第2パーツが開いた状態の正面図。 第5実施形態の蓄電デバイスが備える蓋体の正面視における分解図。 第6実施形態の蓄電デバイスが備える蓋体の正面視における分解図。 第7実施形態の蓄電デバイスが備える蓋体の正面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る蓄電デバイスについて説明する。なお、本明細書において、「~」で示される数値範囲は「以上」、「以下」を意味する。例えば、2~15mmとの表記は、2mm以上15mm以下を意味する。
[1.第1実施形態]
<1-1.蓄電デバイスの構成>
図1は、第1実施形態の蓄電デバイス10を模式的に示す平面図である。図2は、図1の蓄電デバイス10が備える外装フィルム50の層構成を示す断面図である。図3は、図1の蓄電デバイス10が備える蓋体60および電極端子30の正面図である。図4は、図3の蓋体60および電極端子30の側面図である。なお、図1において、矢印UD方向は蓄電デバイス10の厚み方向を示し、矢印LR方向は蓄電デバイス10の幅方向を示し、矢印FB方向は、蓄電デバイス10の奥行方向を示す。矢印UDLRFBの各々が示す方向は、以後の各図においても共通である。
蓄電デバイス10は、電極体20と、電極端子30と、外装体40と、を備える。電極体20は、例えば、リチウムイオン電池、キャパシタ、または、全固体電池等の蓄電部材を構成する電極(正極および負極)ならびに、セパレータ等を含む。本実施形態では、電極体20の形状は、略直方体である。なお、「略直方体」とは、完全な直方体の他に、例えば、外面の一部の形状を修正することによって直方体とみなせるような立体を含む。電極体20の形状は、例えば、円柱または多角柱であってもよい。
本実施形態では、蓄電デバイス10は、2つの電極端子30を備える。電極端子30は、電極体20における電力の入出力に用いられる金属端子である。電極端子30の一方の端部は、電極体20に含まれる電極(正極または負極)に電気的に接続される。電極端子30の他方の端部は、例えば、外装体40の端縁から外側に突出する。なお、電極端子30は、電極体20の電力の入出力が可能であればよく、例えば、外装体40から突出していなくてもよい。
電極端子30を構成する金属材料は、例えば、アルミニウム、ニッケル、または、銅等である。例えば、電極体20がリチウムイオン電池である場合、正極に接続される電極端子30は、通常、アルミニウム等によって構成され、負極に接続される電極端子30は、通常、銅、ニッケル等によって構成される。なお、電極体20の最外層は、必ずしも電極である必要はなく、例えば、保護テープまたはセパレータであってもよい。
外装体40は、電極体20を封止する。外装体40は、外装フィルム50および蓋体60を備える。外装フィルム50は、開口部40Aを有するように電極体20に巻き付けられ、開口部40Aを閉じるように電極体20の側方に蓋体60が配置される。
電極端子30には、蓋体60と好適に接着する観点から、接着性フィルム31(図3参照)が接合されることが好ましい。接着性フィルム31は、金属によって構成される電極端子30と樹脂によって構成される蓋体60とを接着できるフィルムであれば、任意に選択可能である。接着性フィルム31は、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、または、これらのポリオレフィン系樹脂を無水マレイン酸等の酸でグラフト変性させた酸変性ポリオレフィン系樹脂等を用いることができる。接着性フィルム31は、これらの単層または2層以上のフィルムとすることができる。本実施形態では、接着性フィルム31は、電極端子30のうちの蓋体60によって覆われる部分の概ね全体に接合される。なお、以下では、接着性フィルム31が接合された状態の電極端子30において、接着性フィルム31を含む電極端子30の厚さを、電極端子30の全体の厚さと称する場合がある。
例えば、冷間成形を通じて外装フィルム50に電極体20を収容する収容部(窪み)を形成する方法がある。しかし、このような方法によって深い収容部を形成することは必ずしも容易ではない。冷間成形によって収納部(窪み)を深く(たとえば成形深さ15mm)形成しようとすると外装フィルム50にピンホールまたはクラックが発生し、電池性能の低下を招く可能性が高くなる。一方、外装体40は、外装フィルム50を電極体20に巻き付けることによって電極体20を封止しているため、電極体20の厚みに拘わらず容易に電極体20を封止することができる。なお、蓄電デバイス10の体積エネルギー密度を向上させるべく電極体20と外装フィルム50との間のデッドスペースを削減するためには、外装フィルム50が電極体20の外表面に接するように巻き付けられた状態が好ましい。また、蓄電デバイス10が全固体電池である場合には、電池性能を発揮させるために高い圧力を電池外面から均一に掛けることが必要とされている観点からも電極体20と外装フィルム50との間の空間を無くすことが必要とされるため、外装フィルム50が電極体20の外表面に接するように巻き付けられた状態が好ましい。
図2に示されるように、外装フィルム50は、例えば、基材層51、バリア層52、および、熱融着性樹脂層53をこの順に有する積層体(ラミネートフィルム)である。なお、外装フィルム50には、これらの層がすべて含まれている必要はなく、例えば、バリア層52が含まれていなくてもよい。すなわち、外装フィルム50は、フレキシブル性を有し曲げやすい材料で構成されていればよく、例えば、樹脂フィルムで構成されていてもよい。なお、外装フィルム50は、ヒートシール可能であることが好ましい。
外装フィルム50に含まれる基材層51は、耐熱性を外装フィルム50に付与し、加工または流通の際に起こり得るピンホールの発生を抑制するための層である。基材層51は、例えば、延伸ポリエステル樹脂層および延伸ポリアミド樹脂層の少なくとも一層を含んで構成される。例えば、基材層51が延伸ポリエステル樹脂層および延伸ポリアミド樹脂層の少なくとも一層を含むことにより、外装フィルム50の加工時にバリア層52を保護し、外装フィルム50の破断を抑制することができる。また、外装フィルム50の引張伸びを大きくする観点から、延伸ポリエステル樹脂層は二軸延伸ポリエステル樹脂層であることが好ましく、延伸ポリアミド樹脂層は二軸延伸ポリアミド樹脂層であることが好ましい。さらに、突刺強度または衝撃強度に優れる点から、延伸ポリエステル樹脂層は二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムであることがより好ましく、延伸ポリアミド樹脂層は二軸延伸ナイロン(ONy)フィルムであることがより好ましい。なお、基材層51は、延伸ポリエステル樹脂層および延伸ポリアミド樹脂層の両層を含んで構成されていてもよい。基材層51の厚さは、フィルム強度の点から、例えば5~300μmであることが好ましく、20~150μmであることがより好ましい。
バリア層52は、例えば、接着層54を介して基材層51と接合される。外装フィルム50に含まれるバリア層52は、防湿性、延展性等の加工性およびコストの面から、例えばアルミニウム箔から構成される。アルミニウム箔は、電極体20を包装する際の包装適性および耐ピンホール性の観点から、鉄を含むことが好ましい。アルミニウム箔中の鉄の含有量としては、0.5~5.0質量%であることが好ましく、0.7~2.0質量%であることがより好ましい。鉄の含有量が0.5質量%以上であることにより、外装フィルム50の包装適性、優れた耐ピンホール性および延展性が得られる。また、鉄の含有量が5.0質量%以下であることにより、外装フィルム50の優れた柔軟性が得られる。バリア層52は、バリア性を有する金属箔、蒸着膜、および、樹脂層を含んでいてもよい。金属箔としては、例えば、アルミニウム合金、ステンレス鋼、チタン鋼、または、鋼板等が挙げられる。
バリア層52の厚さは、バリア性、耐ピンホール性および包装適性の点から、例えば15~100μmであることが好ましく、30~80μmであることがより好ましい。バリア層52の厚さが15μm以上であることによって、包装加工により応力がかかっても外装フィルム50が破断しにくくなる。バリア層52の厚さが100μm以下であることにより、外装フィルム50の質量増加を低減でき、蓄電デバイス10の重量エネルギー密度低下を抑制することができる。
また、バリア層52がアルミニウム箔の場合は、溶解や腐食の防止などのために、少なくとも基材層51と反対側の面に耐腐食性皮膜を備えていることが好ましい。バリア層52は、耐腐食性皮膜を両面に備えていてもよい。ここで、耐腐食性皮膜とは、例えば、ベーマイト処理などの熱水変成処理、化成処理、陽極酸化処理、ニッケルやクロムなどのメッキ処理、コーティング剤を塗工する腐食防止処理をバリア層52の表面に行ない、バリア層52に耐腐食性(例えば耐酸性、耐アルカリ性など)を備えさせる薄膜をいう。耐腐食性皮膜は、具体的には、バリア層52の耐酸性を向上させる皮膜(耐酸性皮膜)、バリア層52の耐アルカリ性を向上させる皮膜(耐アルカリ性皮膜)などを意味している。耐腐食性皮膜を形成する処理としては、1種類を行なってもよいし、2種類以上を組み合わせて行なってもよい。また、1層だけではなく多層化することもできる。さらに、これらの処理のうち、熱水変成処理および陽極酸化処理は、処理剤によって金属箔表面を溶解させ、耐腐食性に優れる金属化合物を形成させる処理である。なお、これらの処理は、化成処理の定義に包含される場合もある。また、バリア層52が耐腐食性皮膜を備えている場合、耐腐食性皮膜を含めてバリア層52とする。
耐腐食性皮膜は、外装フィルム50の成形時において、バリア層52(例えば、アルミニウム合金箔)と基材層51との間のデラミネーション防止、電解質と水分とによる反応で生成するフッ化水素により、バリア層52表面の溶解、腐食、特にバリア層52がアルミニウム合金箔である場合にバリア層52表面に存在する酸化アルミニウムが溶解、腐食することを防止し、かつ、バリア層52表面の接着性(濡れ性)を向上させ、ヒートシール時の基材層51とバリア層52とのデラミネーション防止、成形時の基材層51とバリア層52とのデラミネーション防止の効果を示す。
熱融着性樹脂層53は、例えば、接着層55を介してバリア層52と接合される。外装フィルム50に含まれる熱融着性樹脂層53は、外装フィルム50にヒートシールによる封止性を付与する層である。熱融着性樹脂層53としては、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂などのポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、または、これらのポリオレフィン系樹脂を無水マレイン酸等の酸でグラフト変性させた酸変性ポリオレフィン系樹脂からなる樹脂フィルムが挙げられる。熱融着性樹脂層53の厚さは、シール性および強度の点から、例えば20~300μmであることが好ましく、40~150μmであることがより好ましい。
外装フィルム50は、熱融着性樹脂層53よりも外側に、より好ましくは、バリア層52よりも外側に1または複数の緩衝機能を有する層(以下では、「緩衝層」という)を有していることが好ましい。緩衝層は、基材層51の外側に積層されてもよく、基材層51が緩衝層の機能を兼ね備えてもよい。外装フィルム50が複数の緩衝層を有する場合、複数の緩衝層は、隣接していてもよく、基材層51またはバリア層52等を介して積層されてもよい。
緩衝層を構成する材料は、クッション性を有する材料から任意に選択可能である。クッション性を有する材料は、例えば、ゴム、不織布、または、発泡シートである。ゴムは、例えば、天然ゴム、フッ素ゴム、または、シリコンゴムである。ゴム硬度は、20~90程度であることが好ましい。不織布を構成する材料は、耐熱性に優れる材料であることが好ましい。緩衝層が不織布によって構成される場合、緩衝層の厚さの下限値は、好ましくは、100μm、さらに好ましくは、200μm、さらに好ましくは、1000μmである。緩衝層が不織布によって構成される場合、緩衝層の厚さの上限値は、好ましくは、5000μm、さらに好ましくは、3000μmである。緩衝層の厚さの好ましい範囲は、100μm~5000μm、100μm~3000μm、200μm~5000μm、200μm~3000μm、1000μm~5000μm、または、1000μm~3000μmである。この中でも、緩衝層の厚さの範囲は、1000μm~3000μmが最も好ましい。
緩衝層がゴムによって構成される場合、緩衝層の厚さの下限値は、好ましくは、0.5mmである。緩衝層がゴムによって構成される場合、緩衝層の厚さの上限値は、好ましくは、10mm、さらに好ましくは、5mm、さらに好ましくは、2mmである。緩衝層がゴムによって構成される場合、緩衝層の厚さの好ましい範囲は、0.5mm~10mm、0.5mm~5mm、または、0.5mm~2mmである。
外装フィルム50が緩衝層を有する場合、緩衝層がクッションとして機能するため、蓄電デバイス10が落下したときの衝撃、または、蓄電デバイス10の製造時のハンドリングによって、外装フィルム50が破損することが抑制される。
本実施形態では、開口部40Aを有するように電極体20の周囲に外装フィルム50が巻き付けられた状態で、外装フィルム50の互いに向き合う面(熱融着性樹脂層53)同士がヒートシールされることによって、第1封止部70が形成される。本実施形態において、第1封止部70は、外装体40の長手方向に延びる。外装体40において、第1封止部70が形成される位置は、任意に選択可能である。本実施形態では、第1封止部70の根本70Xは、外装体40の第1面41と第2面42との境界の辺43上に位置する。第1面41は、第2面42よりも面積が大きい。第1封止部70の根本70Xは、外装体40の任意の面上に位置していてもよい。本実施形態では、第1封止部70は、例えば、外装体40の第2面42に向けて折り畳まれている。第1封止部70は、平面視において、電極体20よりも外側に張り出していてもよく、第1面41に向けて折り畳まれていてもよい。
蓋体60は、全体として、例えば、直方体形状であり、樹脂材料によって構成される。なお、蓋体60は、外装フィルム50を例えば冷間成形することによって形成されてもよい。蓋体60を構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリブチレンテレフタレート系樹脂などのポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、または、これらのポリオレフィン系樹脂を無水マレイン酸等の酸でグラフト変性させた酸変性ポリオレフィン系樹脂等が挙げられる。蓋体60と外装フィルム50とを好適にヒートシールする観点から、蓋体60を構成する材料と、外装フィルム50の熱融着性樹脂層53を構成する材料とは、主材料が同じであることが好ましい。本実施形態では、蓋体60を構成する材料、および、熱融着性樹脂層53を構成する材料としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、または、これらのポリオレフィン系樹脂を無水マレイン酸等の酸でグラフト変性させた酸変性ポリオレフィン系樹脂が主材料である。なお、主材料とは、例えば、構成要素に含まれる材料のうち、50%以上を占める材料をいう。
本実施形態では、電極端子30を所望の位置に好適に配置する観点から、蓋体60は、分割された第1パーツ61および第2パーツ62を有する。蓋体60は、3つ以上のパーツを含んで構成されてもよい。第1パーツ61および第2パーツ62と、電極端子30とは、必要に応じて接着性フィルム31を介して、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種によって接合されることが好ましい。電極端子30と蓋体60とが強固に接合されるため、蓋体60によって電極端子30を好適に保持できる。電極端子30に接着性フィルム31が接合されない場合、第1パーツ61および第2パーツ62と、電極端子30とは、接着剤によって接合されることが好ましい。接着剤は、例えば、ホットメルト、または、ドライラミネートに用いられる接着剤等が挙げられる。
第1パーツ61の形状、および、第2パーツ62の形状は、電極端子30を介して電力の入出力ができるように電極端子30を挟むことができる形状であれば、任意に選択可能である。第1パーツ61と第2パーツ62とは、実質的に同じ形状であることが好ましい。本実施形態では、第1パーツ61と第2パーツ62とは、実質的に同じ形状である。
第1パーツ61は、第2パーツ62に対して下方に配置される。第1パーツ61は、第2パーツ62と接合されるパーツ接合部61A、および、パーツ接合部61Aから凹む凹部61Bを有する。平面視における凹部61Bの形状は、電極端子30の一部を収容できる形状であれば、任意に選択可能である。本実施形態では、平面視における凹部61Bの形状は、長方形である。凹部61Bは、側面61BXおよび底面61BYを有する。電極端子30に接合される接着性フィルム31は、側面61BXおよび底面61BYと接合される。第1パーツ61が凹部61Bを有するため、第1パーツ61に対する電極端子30の位置がずれにくい。また、第1パーツ61に対して電極端子30を容易に配置できる。
第2パーツ62は、第1パーツ61と接合されるパーツ接合部62A、および、パーツ接合部62Aから凹む凹部62Bを有する。平面視における凹部62Bの形状は、接着性フィルム31が接合された電極端子30の一部を収容できる形状であれば、任意に選択可能である。本実施形態では、平面視における凹部62Bの形状は、長方形である。凹部62Bは、側面62BXおよび底面62BYを有する。電極端子30に接合される接着性フィルム31は、側面62BXおよび底面62BYと接合される。第2パーツ62が凹部62Bを有するため、第2パーツ62に対する電極端子30の位置がずれにくい。また、第2パーツ62に対して電極端子30を容易に配置できる。
凹部61Bの深さ(側面61BXの高さ)、および、凹部62Bの深さ(側面62BXの高さ)は、接着性フィルム31が接合された状態の電極端子30の全体を収容できる深さであれば、任意に選択可能である。本実施形態では、凹部61Bの深さは、電極端子30全体の厚さの概ね半分である。凹部62Bの深さは、接着性フィルム31が接合された状態の電極端子30の全体の厚さの概ね半分である。すなわち、凹部61Bの深さと凹部62Bの深さとの和は、電極端子30の全体の厚さと実質的に等しい。
第1パーツ61は、外装フィルム50とシールされるシール面61X、および、蓄電デバイス10の外部に露出する露出面61Yを有する。第2パーツ62は、外装フィルム50とシールされるシール面62X、および、蓄電デバイス10の外部に露出する露出面62Yを有する。シール面61X、62Xは、蓋体60の側面を構成する。露出面61Y、62Yは、蓋体60のうちの電極体20と対向する面と反対側の面である。露出面61Y、62Yのうちの少なくとも一部には、ガスバリア性および水蒸気バリア性の少なくとも一方を有するバリア性フィルム100が接合されることが好ましい。本実施形態では、露出面61Y、62Yの概ね全体にバリア性フィルム100が接合される。バリア性フィルム100に関する諸元は、例えば、外装フィルム50に関する諸元を適用できる。バリア性フィルム100が熱融着性樹脂層を有する場合、バリア性フィルム100の熱融着性樹脂層と蓋体60の露出面61Y、62Yとが接合される。別の例では、バリア性フィルム100は、ポリエステル、ポリプロピレン、または、ナイロン等のプラスチックフィルムの表面に、アルミニウム、酸化ケイ素、アルミナ等の金属を真空蒸着法によって薄膜を形成した蒸着フィルム等であってもよい。バリア性フィルム100が熱融着性樹脂層を有さない場合、バリア性フィルム100と蓋体60の露出面61Y、62Yとは、例えば、接着剤によって接合される。なお、バリア性フィルム100の外郭は、露出面61Y、62Yの外郭と一致している必要はない。例えば、露出面61Y、62Yの外郭よりも大きいバリア性フィルム100を準備し、バリア性フィルム100のうちの露出面61Y、62Yの外郭からはみ出る部分を折り曲げてシール面61X、62Xに接合してもよい。バリア性フィルム100のうちのシール面61X、62Xに接合された部分は、外装フィルム50の最内層と接合される。別の例では、バリア性フィルム100のうちの露出面61Y、62Yの外郭からはみ出る部分を折り曲げて外装フィルム50の最外層と例えば、接着剤等によって接合してもよい。
蓄電デバイス10がリチウムイオン電池である場合、電解質である有機溶媒が揮発すること、および、電解液が分解することによって、揮発有機溶媒、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン、エタン、水素、フッ化水素等のガスが発生し得る。蓄電デバイス10がキャパシタである場合には、キャパシタにおける化学反応に起因してガスが発生し得る。蓄電デバイス10は、全固体電池である場合、電極体20は、ガスを発生し得る固体電解質を含み得る。例えば、固体電解質が硫化物系である場合、硫化水素のガスが発生し得る。バリア性フィルム100が、ガスバリア性を有する場合、これらのガスが外装体40の外部に漏れることが抑制される。バリア性フィルム100が、水蒸気バリア性を有する場合、蓄電デバイス10の外部空間の水分が外装体40の内部に侵入することが抑制される。
本実施形態では、外装フィルム50の熱融着性樹脂層53と蓋体60のシール面61X、62Xとがヒートシールされることによって、第2封止部80が形成される。以下では、外装フィルム50の熱融着性樹脂層53と蓋体60のシール面61X、62Xとのシール強度を、第2封止部80のシール強度と称する場合がある。なお、第2封止部80のシール強度は、シール面61X、62Xのうちの長辺の部分、すなわち、図1におけるLR(幅)方向に延びるシール面61X、62Xにおける熱融着性樹脂層53と蓋体60とのシール強度である。第2封止部80のシール強度は、蓋体60に対して外装フィルム50を図1のUD(上下)方向に引っ張り、FB(奥行)方向における第2封止部80の距離に基づいて測定される。本実施形態のように、蓋体60が、長辺および短辺を含む複数のパーツに分割されている場合の第2封止部80のシール強度は、複数のパーツのシール面61X、62Xのうちの長辺の部分におけるシール強度である。
外装体40によって電極体20が密封された状態を好適に維持する観点から、第2封止部80のシール強度は、好ましくは、40N/15mm以上、さらに好ましくは、50N/15mm以上、さらに好ましくは、60N/15mm以上、さらに好ましくは、70N/15mm以上、さらに好ましくは、85N/15mm以上である。第2封止部80のシール強度が40N/15mm以上である場合、蓄電デバイス10を、例えば、数年間(10年未満)使用しても、外装体40によって電極体20が密封された状態が好適に維持される。第2封止部80のシール強度が85N/15mm以上である場合、蓄電デバイス10を、例えば、10年以上使用しても、外装体40によって電極体20が密封された状態が好適に維持される。第2封止部80のシール強度は、好ましくは、150N/15mm以下である。第2封止部80のシール強度の好ましい範囲は、40N/15mm~150N/15mm、50N/15mm~150N/15mm、60N/15mm~150N/15mm、70N/15mm~150N/15mm、または、85N/15mm~150N/15mmである。
蓋体60が板状である場合、蓄電デバイス10が重ねて配置された場合であっても、外装体40が変形することが抑制されるように、蓋体60は、ある程度の厚さを有していることが好ましい。別の観点では、蓋体60が板状である場合、第2封止部80を形成する際に、蓋体60のシール面61X、62Xと外装フィルム50とを好適にヒートシールできるように、蓋体60のシール面61X、62Xは、ある程度の厚さを有していることが好ましい。蓋体60の厚さの最小値は、例えば、1.0mmであり、3mmがより好ましく、4mmがさらに好ましい。蓋体60の厚さの最大値は、例えば、10mmであり、8.0mmがより好ましく、7.0mmがさらに好ましい。蓋体60の厚さの最大値は、10mm以上であってもよい。蓋体60を構成する材料の厚さの好ましい範囲は、1.0mm~10mm、1.0mm~8.0mm、1.0mm~7.0mm、3.0mm~10mm、3.0mm~8.0mm、3.0mm~7.0mm、4.0mm~10mm、4.0mm~8.0mm、4.0mm~7.0mmである。本実施形態において、蓋体60が板状と表現される場合、蓋体60を構成する材料としてJIS(日本工業規格)の[包装用語]規格によって規定されるフィルムは含まれない。なお、蓋体60の厚さは、蓋体60の部位によって異なっていてもよい。蓋体60の厚さが部位によって異なる場合、蓋体60の厚さは、最も厚い部分の厚さである。
<1-2.蓄電デバイスの製造方法>
図5は、蓄電デバイス10の製造方法の一例を示すフローチャートである。蓄電デバイス10の製造方法は、例えば、第1工程、第2工程、第3工程、第4工程、第5工程、第6工程、第7工程、および、第8工程を含む。第1工程~第8工程は、例えば、蓄電デバイス10の製造装置によって実施される。なお、本実施形態において、第1工程~第8工程は、各工程の名称を便宜的に規定したものであって、各工程の順序を意味するものではない。
ステップS11の第1工程では、製造装置は、第1パーツ61および第2パーツ62を製造する。
ステップS12の第2工程は、第1工程の後に実施される。第2工程では、製造装置は、電極端子30に接着性フィルム31を接合する。なお、第2工程は、第1工程の前に実施されてもよい。
ステップS13の第3工程は、第1工程または第2工程の後に実施される。第3工程では、製造装置は、第1パーツ61および第2パーツ62によって電極端子30を挟む。製造装置は、第1パーツ61および第2パーツ62と、電極端子30とを例えば、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種によって接合する。第3工程が完了することによって、電極端子30と蓋体60とが接合された物体(以下では、「蓋体ユニット90」と称する)が完成する。なお、第1工程~第3工程は、蓋体ユニット90の製造方法に相当する。
ステップS14の第4工程は、第3工程の後に実施される。第4工程では、製造装置は、電極体20の両端部に蓋体ユニット90を配置し、電極端子30と電極体20の電極とを電気的に接続する。
ステップS15の第5工程は、第4工程の後に実施される。第5工程では、製造装置は、外装フィルム50を電極体20および蓋体ユニット90に巻き付ける。
ステップS16の第6工程は、第5工程の後に実施される。第5工程では、製造装置は、外装フィルム50の対向する熱融着性樹脂層53同士をヒートシールすることによって、一部に未シール部を有する第1封止部70(以下では、「仮の第1封止部」という)を形成する。なお、未シール部は、例えば、一部が外装フィルム50と接触しないような形状のシールバーを用いることによって形成することができる。別の例では、未シール部は、外装フィルム50の互いに向き合う面(熱融着性樹脂層53)同士の間にフッ素樹脂フィルム等を介在させることによって形成することができる。仮の第1封止部を第2封止部80よりも先に形成することによって、外装フィルム50によって電極体20を保持できるため、外装フィルム50に対する電極体20の位置がずれにくい。このため、第2封止部80を形成するときに、しわが発生することが抑制される。
ステップS17の第7工程は、第6工程の後に実施される。第7工程では、製造装置は、外装フィルム50と蓋体60のシール面61X、62Xとをヒートシールすることによって、第2封止部80を形成する。
ステップS18の第8工程は、第7工程の後に実施される。第8工程では、製造装置は、仮の第1封止部の未シール部から電解液を注入し、外装フィルム50を真空引きした後、未シール部をヒートシールすることによって、第1封止部70を形成する。なお、蓄電デバイス10が全固体電池の場合、第8工程において、電解液を注入する工程は、省略される。
図6は、蓄電デバイス10の製造方法の別の一例を示すフローチャートである。図6に示される製造方法は、図5に示されるステップS13の第3工程に代えてステップS21の第9工程を実施する点、および、ステップS14の第4工程に代えてステップS22の第10工程を実施する点以外は、図5に示される製造方法と同じである。
図6に示される例では、ステップS11の第1工程、または、ステップS12の第2工程のあとに実施されるステップS21の第9工程において、製造装置は、電極端子30と電極体20の電極とを電気的に接続する。第9工程の後に実施されるステップS22の第10工程において、製造装置は、第1パーツ61および第2パーツ62によって電極端子30を挟み、第1パーツ61および第2パーツ62と、電極端子30とを例えば、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種によって接合する。図6に示される例では、第10工程において、蓋体60は、例えば、電極体20の集電箔と電極端子30とが接続されている部分を覆ってもよい。
<1-3.蓄電デバイスの作用および効果>
蓄電デバイス10によれば、分割された第1パーツ61および第2パーツ62で電極端子30を挟むことによって、蓋体60に電極端子30が保持された状態が形成される。このため、電極端子30を所望の位置に好適に配置できる。
また、特許文献1(特開2019-153504号公報)に記載の蓄電デバイスは、蓋体と電極端子との固定方法について、検討されていない。このため、蓋体に対して電極端子の位置がずれるおそれがある。
本実施形態の蓄電デバイスによれば、電極端子30は、必要に応じて接着性フィルム31を介して、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種によって接合される。電極端子30と蓋体60とが強固に接合されるため、蓋体60によって電極端子30を好適に保持できる。
[2.第2実施形態]
第2実施形態の蓄電デバイス10は、蓋体260を備える点において、第1実施形態と異なり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第2実施形態の蓄電デバイス10が備える蓋体260について、第1実施形態の蓋体60と異なる部分を中心に説明する。
<2-1.蓋体の構成>
図7は、蓋体260の側面図である。蓋体260は、第1パーツ261および第2パーツ262を有する。第1パーツ261は、肉厚部261Xおよび肉薄部261Yを有する。肉厚部261Xは、第1実施形態の第1パーツ61と同様の形状であり、外装フィルム50と接合されるシール面61Xを有する。肉薄部261Yは、肉厚部261Xと繋がり、接着性フィルム31を介して電極端子30と接合される。肉薄部261Yの厚さHBは、肉厚部261Xの厚さHAよりも薄い。凹部61Bは、肉厚部261Xおよび肉薄部261Yに形成される。本実施形態では、肉薄部261Yは、肉厚部261Xに対して電極体20に近い位置に形成される。肉薄部261Yは、肉厚部261Xに対して電極体20から離れた位置、換言すれば、外側に形成されてもよい。
第2パーツ262は、肉厚部262Xおよび肉薄部262Yを有する。肉厚部262Xは、第2実施形態の第2パーツ62と同様の形状であり、外装フィルム50と接合されるシール面62Xを有する。肉薄部262Yは、肉厚部262Xと繋がり、接着性フィルム31を介して電極端子30と接合される。肉薄部262Yの厚さHDは、肉厚部262Xの厚さHCよりも薄い。凹部62Bは、肉厚部262Xおよび肉薄部262Yに形成される。本実施形態では、肉薄部262Yは、肉厚部262Xに対して電極体20に近い位置に形成される。肉薄部262Yは、肉厚部262Xに対して電極体20から離れた位置、換言すれば、外側に形成されてもよい。
<2-2.蓄電デバイスの作用および効果>
第2実施形態の蓄電デバイス10によれば、蓋体260は、肉薄部261Y、262Yを有するため、例えば、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、および、熱板溶着から選択される少なくとも一種によって、電極端子30と肉薄部261Y、262Yとを強固に接合できる。
[3.第3実施形態]
第3実施形態の蓄電デバイス10は、蓋体360を備える点において、第1実施形態と異なり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第3実施形態の蓄電デバイス10が備える蓋体360について、第1実施形態の蓋体60と異なる部分を中心に説明する。
<3-1.蓋体の構成>
図8は、蓋体360の正面視における分解図である。蓋体360は、第1パーツ361および第2パーツ362を有する。第1パーツ361および第2パーツ362は、電極端子30を挟むときの位置決め部370を有する。位置決め部370は、第1パーツ361および第2パーツ362の一方に形成される凸部371と、第1パーツ361および第2パーツ362の他方に形成され、凸部371が挿入される凹部372と、を含む。本実施形態では、凸部371は、第1パーツ361のパーツ接合部61Aに形成される。本実施形態では、凹部372は、第2パーツ362のパーツ接合部62Aに形成される。凸部371の形状は、任意に選択可能である。本実施形態では、凸部371は、半球である。凸部371の形状では、角柱、角錐、円柱、または、円錐であってもよい。凹部372の形状は、凸部371が挿入可能な形状であれば任意に選択可能である。
<3-2.蓄電デバイスの作用および効果>
第3実施形態の蓄電デバイス10によれば、蓋体360は、位置決め部370を有するため、図5に示されるステップS13の第3工程、および、図6に示されるステップS22の第10工程を容易に実施できる。
[4.第4実施形態]
第4実施形態の蓄電デバイス10は、蓋体460を備える点において、第1実施形態と異なり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第4実施形態の蓄電デバイス10が備える蓋体460について、第1実施形態の蓋体60と異なる部分を中心に説明する。
<4-1.蓋体の構成>
図9は、第1パーツ461に対して第2パーツ462が開いた状態の蓋体460の正面図である。蓋体460は、第1パーツ461、第2パーツ462、および、第1パーツ461と第2パーツ462とを連結する連結部463を有する。第1パーツ461および第2パーツ462の一方は、連結部463を介して他方に対して開閉可能に構成される。連結部463は、ヒンジのような機能を有する。連結部463は、第1パーツ461のパーツ接合部61Aと第2パーツ462のパーツ接合部62Aとを連結する。
<4-2.蓄電デバイスの作用および効果>
第4実施形態の蓄電デバイス10によれば、蓋体460は、連結部463を有するため、第1パーツ461と第2パーツ462とが分離しない。このため、蓋体460を容易に管理できる。また、第1パーツ461および第2パーツ462の一方に対して他方を閉じることによって、電極端子30を挟むことができる。第1パーツ461および第2パーツ462の一方に対する他方の位置決めを容易に実施できるため、図5に示されるステップS13の第3工程、および、図6に示されるステップS22の第10工程を容易に実施できる。
[5.第5実施形態]
第5実施形態の蓄電デバイス10は、蓋体560を備える点において、第1実施形態と異なり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。以下では、第5実施形態の蓄電デバイス10が備える蓋体560について、第1実施形態の蓋体60と異なる部分を中心に説明する。
<5-1.蓋体の構成>
図10は、蓋体560の正面視における分解図である。蓋体560は、第1パーツ561、第2パーツ562、および、接合体563を有する。第1パーツ561は、第1パーツ61と同じ形状である。第2パーツ562は、第2パーツ62と同じ形状である。接合体563は、金属によって構成される電極端子30と、樹脂によって構成される第1パーツ561および第2パーツ562とを接合する。本実施形態では、接合体563は、第1パーツ561および第2パーツ562と、電極端子30とを接合できる材料であれば従来公知の材料を用いることができる。接合体563は、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、または、これらのポリオレフィン系樹脂を無水マレイン酸等の酸でグラフト変性させた酸変性ポリオレフィン系樹脂等によって構成される樹脂成形体であることが好ましい。接合体563は、図10に示されるように、第1パーツ561の凹部61Bの全体、および、第2パーツ562の凹部62Bの全体に接合されることが好ましい。接合体563は、凹部61Bのうちの底面61BYのみに接合されてもよい。接合体563は、凹部62Bのうちの底面62BYのみに接合されてもよい。
<5-2.蓄電デバイスの作用および効果>
第5実施形態の蓄電デバイス10によれば、蓋体560は、接合体563を有するため、電極端子30に接着性フィルム31を接合する必要がない。図5または図6に示されるステップS12の第2工程を省略できるため、蓄電デバイス10を容易に製造できる。
[6.第6実施形態]
第6実施形態の蓄電デバイス10は、蓋体660を備える点において、第5実施形態と異なり、その他の構成は、第5実施形態と同様である。以下では、第6実施形態の蓄電デバイス10が備える蓋体660について、第5実施形態の蓋体560と異なる部分を中心に説明する。
<6-1.蓋体の構成>
図11は、蓋体660の正面視における分解図である。蓋体660は、第1パーツ661、第2パーツ662、および、接合体663を有する。接合体663は、金属によって構成される電極端子30と、樹脂によって構成される第1パーツ661および第2パーツ662とを接合する。本実施形態では、接合体663は、例えば、第1実施形態の接着性フィルム31である。図11に示されるように、接合体663は、第1パーツ661において、パーツ接合部61A、および、凹部61Bの全体に接合されることが好ましい。図11に示されるように、接合体663は、第2パーツ662において、パーツ接合部62A、および、凹部62Bの全体に接合されることが好ましい。接合体663は、凹部61Bのみに接合されてもよく、凹部61Bのうちの底面61BYのみに接合されてもよい。接合体563は、凹部62Bのみに接合されてもよく、凹部62Bのうちの底面62BYのみに接合されてもよい。なお、接合体663は、膜であってもよい。膜は、例えば、金属によって構成される電極端子30と、樹脂によって構成される第1パーツ661および第2パーツ662とを接合するコーティング膜等が挙げられる。
<6-2.蓄電デバイスの作用および効果>
第6実施形態の蓄電デバイス10によれば、蓋体660は、接合体663を有するため、電極端子30に接着性フィルム31を接合する必要がない。図5または図6に示されるステップS12の第2工程を省略できるため、蓄電デバイス10を容易に製造できる。
[7.第7実施形態]
第7実施形態の蓄電デバイス10は、蓋体760を備える点において、第6実施形態と異なり、その他の構成は、第6実施形態と同様である。以下では、第7実施形態の蓄電デバイス10が備える蓋体760について、第6実施形態の蓋体660と異なる部分を中心に説明する。
<7-1.蓋体の構成>
図12は、蓋体760および電極端子30の正面図である。蓋体760は、第1パーツ761、第2パーツ762、および、接合体763を有する。第1パーツ761は、第1パーツ661(図11参照)から凹部61Bを省略した形状、すなわち、直方体である。第2パーツ762は、第2パーツ662(図11参照)から凹部62Bを省略した形状、すなわち、直方体である。接合体763は、例えば、第1実施形態の接着性フィルム31である。接合体763は、第1パーツ761の上面の全体を覆うように上面に接合される。図12に示される例では、接合体763は、第1パーツ761の上面の両端部からはみ出ている。接合体763は、第2パーツ762の下面の全体を覆うように下面に接合される。図12に示される例では、接合体763は、第2パーツ762の下面の両端部からはみ出ている。電極端子30の両端部に第1パーツ761と第2パーツ762との微小な隙間が形成される場合、この隙間は、例えば、ホットメルト等の接着剤764で埋められることが好ましい。第1パーツ761および第2パーツ762に対して、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、および、熱板溶着から選択される少なくとも一種が施されることによって、電極端子30の両端部の隙間が埋められてもよい。
<7-2.蓄電デバイスの作用および効果>
第7実施形態の蓄電デバイス10によれば、蓋体760は、接合体763を有するため、電極端子30に接着性フィルム31を接合する必要がない。図5または図6に示されるステップS12の第2工程を省略できるため、蓄電デバイス10を容易に製造できる。
<8.変形例>
上記各実施形態は本発明に関する蓋体、蓋体ユニット、蓄電デバイス、蓋体ユニットの製造方法、および、蓄電デバイスの製造方法が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する蓋体、蓋体ユニット、蓄電デバイス、蓋体ユニットの製造方法、および、蓄電デバイスの製造方法は、各実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、各実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、各実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に各実施形態の変形例の幾つかの例を示す。なお、上記各実施形態および以下の変形例は、技術的に矛盾しない限り互いに組み合わせることができる。
<8-1>
第1実施形態の蓄電デバイス10において、蓋体60の構成は、任意に変更可能である。例えば、蓋体60のうちの第1パーツ61の凹部61B、および、第2パーツ62の凹部62Bの少なくとも一方を省略してもよい。第1パーツ61の凹部61B、または、第2パーツ62の凹部62Bが省略される場合、凹部61Bまたは凹部62Bの深さは、電極端子30の全体の厚さ以上の深さとなるように変更されることが好ましい。第1パーツ61の凹部61B、および、第2パーツ62の凹部62Bが省略される場合、電極端子30の両端部に第1パーツ61と第2パーツ62との微小な隙間が形成されることがある。この隙間は、例えば、ホットメルト等の接着剤等で埋められることが好ましい。第1パーツ61および第2パーツ62に対して、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、および、熱板溶着から選択される少なくとも一種が施されることによって、電極端子30の両端部の隙間が埋められてもよい。
<8-2>
第2実施形態の蓄電デバイス10において、蓋体260の構成は、任意に変更可能である。例えば、蓋体260のうちの肉薄部261Yまたは肉薄部262Yの一方を省略してもよい。
<8-3>
第2実施形態の蓄電デバイス10において、蓋体260の第1パーツ261と第2パーツ262とを一体的に構成してもよい。換言すれば、蓋体260を1パーツで構成してもよい。この変形例によれば、凹部61Bおよび凹部62Bに代えて、蓋体260を貫通する孔が形成されることが好ましい。蓋体260が成形されたあと、電極端子30は、孔に挿入され、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種によって、蓋体260と接合されてもよい。第1実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第6実施形態、および、第7実施形態の蓄電デバイス10の蓋体60、360、460、560、660、760についても、1パーツで形成してもよい。
<8-4>
第3実施形態の蓄電デバイス10において、蓋体360の構成は、任意に変更可能である。例えば、位置決め部370は、第1パーツ361および第2パーツ362に描かれる、または、貼り付けられる模様であってもよい。また、凸部371は、第2パーツ362のパーツ接合部62Aに形成され、凹部372は、第1パーツ361のパーツ接合部61Aに形成されてもよい。
<8-5>
第1実施形態の蓄電デバイス10において、2つの電極端子30は、2つの蓋体60のうちの一方から突出してもよい。この変形例では、外装体40において、他方の蓋体60が配置されている部分は、公知の方法で封止することができる。例えば、他方の蓋体60が配置されている部分は、1パーツによって構成される公知の蓋体で封止されてもよく、また、他方の蓋体60を省略し、外装フィルム50を折り畳むことによって電極体20を封止してもよい。この変形例は、第2実施形態~第7実施形態についても同様に適用できる。
<8-6>
第1実施形態の蓄電デバイス10において、外装フィルム50は、バリア層52の両面に熱融着性樹脂層53を有する積層体(ラミネートフィルム)であってもよい。この変形例では、第1封止部70は、バリア層52に対して一方または他方に積層される熱融着性樹脂層53同士がヒートシールされることによって形成されてもよく、バリア層52に対して一方に積層される熱融着性樹脂層53と他方に積層される熱融着性樹脂層53とがヒートシールされることによって形成されてもよい。この変形例では、第1封止部70の根本70Xは、外装体40の任意の面上に位置する。この変形例では、第1封止部70の根本70Xは、第1面41と第2面42との境界の辺43の近傍に位置することが好ましい。この変形例では、熱融着性樹脂層53は、例えば、接着層55を介してバリア層52と接合されてもよい。この変形例は、第2実施形態~第7実施形態についても同様に適用できる。
<8-7>
第1実施形態、第3実施形態、第4実施形態、第5実施形態、第6実施形態、および、第7実施形態の蓄電デバイス10の蓋体60、360、460、560、660、760についても、第2実施形態の蓄電デバイス10の蓋体260と同様に、肉厚部と肉薄部を有していてもよい。なお、蓋体60、260、360、460、560、660、760が肉厚部および肉薄部を有する場合には、蓋体60等の肉薄部と電極端子30との接合手段は、任意に選択可能である。
10 :蓄電デバイス
20 :電極体
30 :電極端子
40 :外装体
40A :開口部
50 :外装フィルム
60 :蓋体
61 :第1パーツ
61B :凹部
61Y :露出面
62 :第2パーツ
62B :凹部
62Y :露出面
90 :蓋体ユニット
100 :バリア性フィルム
260 :蓋体
261 :第1パーツ
261X:肉厚部
261Y:肉薄部
262 :第2パーツ
262X:肉厚部
262Y:肉薄部
360 :蓋体
361 :第1パーツ
362 :第2パーツ
370 :位置決め部
371 :凸部
372 :凹部
460 :蓋体
461 :第1パーツ
462 :第2パーツ
463 :連結部
560 :蓋体
561 :第1パーツ
562 :第2パーツ
563 :接合体
660 :蓋体
661 :第1パーツ
662 :第2パーツ
663 :接合体
760 :蓋体
761 :第1パーツ
762 :第2パーツ
763 :接合体

Claims (13)

  1. 蓄電デバイスに用いられる蓋体であって、
    前記蓄電デバイスは、
    電極体と、
    前記電極体と電気的に接続される電極端子と、
    開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、を含み、
    前記蓋体は、前記開口部に配置され、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記電極端子を挟む第1パーツおよび第2パーツを含み、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくも一方は、前記電極端子を収容する凹部を有し、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方は、前記外装フィルムと接合される肉厚部、および、前記肉厚部と繋がり、前記電極端子と接合される肉薄部を有する
    蓋体。
  2. 蓄電デバイスに用いられる蓋体であって、
    前記蓄電デバイスは、
    電極体と、
    前記電極体と電気的に接続される電極端子と、
    開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、を含み、
    前記蓋体は、前記開口部に配置され、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記電極端子を挟む第1パーツおよび第2パーツを含み、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方は、前記電極端子を収容する凹部を有し、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツは、前記電極端子を挟むときの位置決め部を有する
    蓋体。
  3. 蓄電デバイスに用いられる蓋体であって、
    前記蓄電デバイスは、
    電極体と、
    前記電極体と電気的に接続される電極端子と、
    開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、を含み、
    前記蓋体は、前記開口部に配置され、前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記電極端子を挟む第1パーツおよび第2パーツを含み、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方は、前記電極端子を収容する凹部を有し、
    前記第1パーツと前記第2パーツとを繋ぐ連結部をさらに有し、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの一方は、前記連結部を介して他方に対して開閉可能に構成される
    蓋体。
  4. 前記電極端子と、前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方との間に配置され、金属および樹脂と接合する接合体をさらに有する
    請求項1~のいずれか一項に記載の蓋体。
  5. 前記接合体は、フィルム、樹脂成形体、および、膜の少なくとも1つを含む
    請求項に記載の蓋体。
  6. 前記第1パーツおよび前記第2パーツは、前記蓄電デバイスの外部に露出する露出面を有し、
    前記露出面の少なくとも一部には、バリア性フィルムが接合され、
    前記バリア性フィルムは、ガスバリア性および水蒸気バリア性の少なくとも一方を有する
    請求項1~のいずれか一項に記載の蓋体。
  7. 前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方と、前記電極端子とは、超音波シール、高周波シール、ヒートシール、熱板溶着、および、接着剤から選択される少なくとも一種によって接合される
    請求項1~のいずれか一項に記載の蓋体。
  8. 請求項1~のいずれか一項に記載の蓋体と、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツによって挟まれる前記電極端子と、を含む
    蓋体ユニット。
  9. 請求項1~のいずれか一項に記載の蓋体を備える蓄電デバイス。
  10. 請求項に記載の蓋体ユニットの製造方法であって、
    前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記第1パーツおよび前記第2パーツによって、前記電極端子を挟む工程と、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツと前記電極端子とを接合する工程と、を含む
    蓋体ユニットの製造方法。
  11. 蓄電デバイスの製造方法であって、
    前記蓄電デバイスは、
    電極体と、
    前記電極体と電気的に接続される電極端子と、
    開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、
    前記開口部に配置される蓋体と、を含み、
    前記蓋体は、第1パーツおよび第2パーツを含み、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくも一方は、前記電極端子を収容する凹部を有し、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方は、前記外装フィルムと接合される肉厚部、および、前記肉厚部と繋がり、前記電極端子と接合される肉薄部を有し、
    前記蓄電デバイスの製造方法は、
    前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記第1パーツおよび前記第2パーツによって、前記電極端子を挟む工程と、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツと前記電極端子とを接合する工程と、を含む
    蓄電デバイスの製造方法。
  12. 蓄電デバイスの製造方法であって、
    前記蓄電デバイスは、
    電極体と、
    前記電極体と電気的に接続される電極端子と、
    開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、
    前記開口部に配置される蓋体と、を含み、
    前記蓋体は、第1パーツおよび第2パーツを含み、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方は、前記電極端子を収容する凹部を有し、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツは、前記電極端子を挟むときの位置決め部を有し、
    前記蓄電デバイスの製造方法は、
    前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記第1パーツおよび前記第2パーツによって、前記電極端子を挟む工程と、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツと前記電極端子とを接合する工程と、を含む
    蓄電デバイスの製造方法。
  13. 蓄電デバイスの製造方法であって、
    前記蓄電デバイスは、
    電極体と、
    前記電極体と電気的に接続される電極端子と、
    開口部を有するように前記電極体に巻き付けられる外装フィルムと、
    前記開口部に配置される蓋体と、を含み、
    前記蓋体は、第1パーツおよび第2パーツを含み、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの少なくとも一方は、前記電極端子を収容する凹部を有し、
    前記第1パーツと前記第2パーツを繋ぐ連結部をさらに有し、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツの一方は、前記連結部を介して他方に対して開閉可能に構成され、
    前記蓄電デバイスの製造方法は、
    前記電極端子を介して電力の入出力ができるように前記第1パーツおよび前記第2パーツによって、前記電極端子を挟む工程と、
    前記第1パーツおよび前記第2パーツと前記電極端子とを接合する工程と、を含む
    蓄電デバイスの製造方法。
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