JP7414052B2 - 走行支援システム、走行支援方法、走行支援制御プログラム - Google Patents

走行支援システム、走行支援方法、走行支援制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、自動運転において、車両の走行に関わる自動運転サービス全般を支援するための走行支援システム、走行支援方法、走行支援制御プログラムに関する。なお、自動運転サービス全般とは、車両の走行に限らず、ドア開閉時の安全確認等を含むサービスである。以下では、車両走行に対する支援を主体に説明するため、走行支援と記載するが、当該走行支援には、上記自動運転サービス全般が含まれるものとする。
近年、自動車等の車両における自動運転に関する開発が進められている。特に、車載システムが車両の加速、操舵、制動の全てを自動的に行い、システムから要請があった場合にのみ運転手が手動で車両を運転する自動運転車両の開発が活発になっている。
さらに、このような自動運転車両の開発に伴い、自動運転中に運転に支障を来す事態が発生した場合に、遠隔で車両の安全な走行を確保するためのフェイルオペレーショナル技術の開発も進んでいる。
特許文献1には、自動運転車両の周囲または自動運転車両自体に何らかの異常が生じても、自動運転車両を適切に制御する技術が開示されている。
具体的には、監視オペレータにより確認した異常に対して走行指示を作成して、その走行指示を、異常に関連する自動運転車両へ通知すると共に、生じた異常による危険度と許容時間とに応じて優先度を設定し、優先度が高い異常に関連する自動運転車両から順に、自動運転車両へ送信した走行指示の内容を指示オペレータに通知し、走行指示内容の変更が必要と判断した場合に、変更後の走行指示を送信する構成となっている。
特開2020-102159号公報
しかしながら、特許文献1を含む先行技術では、最初に走行指示を行う端末装置(特許文献1では、監視オペレータが操作する監視用端末に相当)が、全ての自動運転車両からの情報処理(主として確認処理)に対応できていることが前提となっている。
言い換えれば、例えば、初動の走行指示が実行された後に優先度を設定し、初動の走行指示の変更要否を判断する特許文献1の技術では、自動運転車両からの情報数が、監視用端末による処理能力を超えると、初動の走行指示(異常の確認を含む)自体が遅延する可能性があり、自動運転に支障を来すことになる。
本発明は、複数の自動運転車両から異常を回避するための走行指示要請に対し、遅滞なく走行指示を行うことができる走行支援システム、走行支援方法、走行支援制御プログラムを得ることが目的である。
本発明に係る走行支援システムは、 自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する走行支援システムであって、前記支援要請を受けたとき、第1グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記自動運転車両の走行に関する指示情報を提供する第1機能、及び、第2グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記第1機能による前記支援要請の対応状況を含む前記第1グループに属するオペレータの稼働状況に関する情報を報知する第2機能の何れかで動作可能な複数の端末装置と、前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに所定数の空きが有る閑散状態のとき前記支援要請の対応を前記第1グループに属するオペレータに割り当てる閑散時処理と、前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに前記所定数の空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記第2グループに属するオペレータへの割り当てを検討する繁忙時処理と、の何れかを選択して実行する走行支援制御部と、を有している。
本発明に係る走行支援システムは、自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する指示情報を提供する走行支援システムであって、前記支援要請に対応して指示情報を各々が生成する複数の指示用端末装置と、前記指示用端末装置としての機能を備えると共に前記複数の指示用端末装置の動作状態を管理する管理用端末装置と、前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置の中に空きが有る閑散状態の指示用端末装置が存在するとき前記自動運転車両から受ける複数の支援要請の各々の対応を閑散状態の指示用端末装置に割り当てる閑散時処理と、前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置に空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記管理用端末装置への割り当てを検討する繁忙時処理と、が実行可能で、前記複数の指示用端末装置の動作状態に応じて、何れかの処理を選択して実行する走行支援制御部と、を有している。
本発明に係る走行支援方法は、自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する走行支援方法であって、前記支援要請を受けたとき、第1グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記自動運転車両の走行に関する指示情報を提供する第1機能、及び、第2グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記第1機能による前記支援要請の対応状況を含む前記第1グループに属するオペレータの稼働状況に関する情報を報知する第2機能の何れかで動作可能な複数の端末装置を備え、前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに所定数の空きが有る閑散状態のとき前記支援要請の対応を前記第1グループに属するオペレータに割り当てる閑散時処理を実行し、前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに前記所定数の空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記第2グループに属するオペレータへの割り当てを検討する繁忙時処理を実行する、ことを特徴としている。
本発明に係る走行支援方法は、自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する指示情報を提供する走行支援方法であって、前記支援要請に対応して指示情報を各々が生成する複数の指示用端末装置と、前記指示用端末装置としての機能を備えると共に前記複数の指示用端末装置の動作状態を管理する管理用端末装置と、を備え、前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置の中に空きが有る閑散状態の指示用端末装置が存在するとき前記自動運転車両から受ける複数の支援要請の各々の対応を閑散状態の指示用端末装置に割り当てる閑散時処理を実行し、前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置に空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記管理用端末装置への割り当てを検討する繁忙時処理を実行する、ことを特徴としている。
本発明に係る走行支援制御プログラムは、コンピュータを、上記の走行支援システムの前記走行支援制御部として動作させる、ことを特徴としている。
本発明によれば、複数の自動運転車両から異常を回避するための走行指示が要請に対し、遅滞なく走行指示を行うことができる。
第1の実施の形態に係る車両の自動運転における走行を支援する走行支援制御部を含む走行支援システムの概略図である。 第1の実施の形態に係る自動運転制御装置と走行支援システムとの間で実行される支援要請に基づく情報の送受信制御を実行するための機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る走行支援システムに設置されるオペレーション制御部の概略図である。 第1の実施の形態に係る走行支援システムにおけるデータベースの詳細であり、(A)はオペレータ稼働状況データベース、(B)は支援発生予測用データベース、(C)は支援ログデータベースに格納された情報の模式図である。 第1の実施の形態に係る自動運転制御装置側走行支援要請制御ルーチンを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る走行支援システム側走行支援制御ルーチンを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第2の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第3の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第4の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第5の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第6の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第7の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第8の実施の形態に係る繁忙時のオペレータ割当サブルーチンを示す制御フローチャートである(図6のステップ176)。 第9の実施の形態に係る自動運転制御装置と走行支援システムとの間で実行される支援要請に基づく情報の送受信制御を実行するための機能ブロック図である。 第9の実施の形態に係る走行支援システム側走行支援制御ルーチンを示すフローチャートである。
[第1の実施の形態]
図1には、第1の実施の形態に係る走行支援システム10による、車両12の自動運転中の走行支援を実行するためのネットワーク図である。
車両12には、車両制御装置14及び自動運転制御装置20が搭載されている。自動運転制御装置20は、自動運転制御を主体とし、走行支援に必要な情報源としても機能する。
車両制御装置14は、車両12が走行しているときの駆動系統(エンジン制御等)及び電気系統(各部の状態検出センサによる故障診断等)を含む制御を実行する。
車両制御装置14には、車両12の周囲を撮影するカメラ群(図1では、一例として、前方向カメラ16A、左前方向カメラ16B、左後方向カメラ16C、右前方向カメラ16D、右後方向カメラ16E、及び後方向カメラ16Fを図示)が接続されている(総称する場合、「カメラ群16」という)。また、車両制御装置14には、複数のミリ波レーダ及びLIDARを備えたレーダ群18が接続されている。
自動運転制御装置20は、車両制御装置14から自動運転に必要な情報(例えば、上記カメラ群16及びレーダ群18からの検出情報)に基づき、目的地への運転操作を確定し、車両制御装置14へ指示する。
自動運転制御装置20は、ネットワーク22の無線通信装置22Aを介して、走行支援システム10と通信可能となっている。
走行支援システム10では、各車両12からの自動運転による走行履歴情報が集約される。走行支援システム10は、図2に示される如く、複数の端末装置が、指示用端末装置としての指示オペレータ端末40と、管理用端末装置としての管理オペレータ端末41とに分類されて配置されている。走行支援システム10では、指示オペレータ端末40(又は管理オペレータ端末41)により走行支援の指示を行うようになっている。なお、ネットワーク22には、インフラ管理システム24が接続されている。
図2は、自動運転制御装置20と走行支援システム10との間で実行される支援要請に基づく情報(情報源として、インフラ管理システム24を含む)の送受信制御を実行するための機能ブロック図である。なお、この機能ブロック図は一例であり、本発明の目的を達成するものであれば、機能の種類や組み合わせは限定されるものではない。また、図2に示す一部又は全部の機能は、マイクロコンピュータ等によるプログラムの実行によるソフトウェア処理であってもよい。
(インフラ管理システム24)
図2に示される如く、インフラ管理システム24には、インフラ側通信部24Bが設けられている。走行支援システム10では、インフラ管理システム24の情報管理部24Aの情報(リアルタイムの交通情報、情報取得時の時刻情報及び天候情報等)が必要に応じて取得可能である。
(自動運転制御装置20)
図2に示される如く、自動運転制御装置20は、検出情報格納部30を備えており、検出情報格納部30には、車両制御装置14を介して、カメラ群16及びレーダ群18の検出情報、及びダイアグコード(CAN(Controller Area Network)信号)が入力され、格納されるようになっている。また、検出情報格納部30は、走行制御部32に接続され、必要な検出情報が、走行制御情報として走行制御部32へ送出される。
走行制御部32では、走行計画に基づいて自動運転を制御すると共に、車両側通信部36を介して、走行支援システム10との間で、走行支援要請を通知し、かつ、走行支援要請に対する走行支援情報を取得する。
すなわち、走行制御部32には、支援要否判定部34が接続されており、自動運転状況に基づき、走行支援システム10に対して走行支援を要請するか否かを判定する。
この走行支援が必要と判定された場合、走行制御部32では、車両側通信部36を介して、走行支援システム10に対して、走行支援を通知する。
(走行支援システム10)
走行支援システム10は、所謂自動運転センタにおいて、オペレータ(後述する指示オペレータOP、管理オペレータOP)による運用に必要な制御システムであり、走行支援制御部10Aと、オペレーション制御部10Bと、センタ側通信部10Cを備えている。
センタ側通信部10Cでは、各車両12に設けられた車両側通信部36、及びインフラ管理システム24に設けられたインフラ側通信部24Bを介して、各種情報の授受が実行される。当該情報は、走行支援制御部10Aの支援制御部52によって処理される。
ここで、車両12が自動運転による走行中、自動運転に支障を来す事態(事象)が発生した場合に、走行支援システム10へ支援要請を通知すると、走行支援システム10は、車両12を監視している指示オペレータ端末40又は管理オペレータ端末41から適切な走行支援を受けることで、自動運転に支障を来す事態に対して、走行を継続することが可能となる。
図3に示される如く、オペレーション制御部10Bは、全体監視モニタ39、指示オペレータ端末40、及び管理オペレータ端末41を備えている。
全体監視モニタ39には、表示画面が分割されて、複数の支援要請関連画像が表示される。
指示オペレータ端末40及び管理オペレータ端末41は、それぞれ入力デバイス(キーボード、マウス等)40A、41A、及び、出力デバイス(モニタ、プリンタ等)40B、41Bを備えている。
指示オペレータ端末40及び管理オペレータ端末41には、それぞれオペレータ(指示オペレータOP、管理オペレータOP)が対峙しており、出力デバイス40B、41Bからの情報に基づき、入力デバイス40A、41Aから走行支援に関する情報を入力する。
ここで、第1の実施の形態では、指示オペレータ端末40は、第1グループに属するオペレータ(指示オペレータOP)が担当し、車両12から通知される各支援要請のそれぞれに対応することを主たる機能(第1機能)とする。第1機能は、オペレータの入力操作情報に基づき、支援要請に対応して、指示情報を生成する。
一方、管理オペレータ端末41は、第2グループに属するオペレータ(管理オペレータOP)が担当し、後述するオペレータ稼働状況データベース54にアクセスして、複数の指示オペレータ端末40(指示オペレータOP)の稼働状況に関する情報を報知することを主たる機能(第2機能)とする。なお、管理オペレータ端末41は、必要に応じて、第1機能として動作することが可能となっている。
通常は、1台の管理オペレータ端末41(1)に対して複数台の指示オペレータ端末40(1)~40(n)が1つのグループとなり、複数のグループに分類される(nは、指示オペレータ端末40の台数)。なお、図3では、1つのグループを図示している。
オペレータは、それぞれ予め定めた所定基準により、第1グループ又は第2グループに分類されており、操作し得る機能が決まっている。言い換えれば、オペレータが端末装置に対峙することで、当該端末装置の機能が決定する。
以下、表1に、端末装置における、機能(及び機能の説明)と動作中の設定(名称)との関係を示す。
第2の機能における、「指示用端末装置及び指示オペレータの稼働状況に関する情報を報知する」について、詳細に説明する。
報知とは、指示オペレータ端末40を担当するオペレータの仕事の確認、各オペレータが走行支援サービスとして問題なく対応できているかを監視し、稼働状況に関する情報として報知することを指す。より具体的には、以下のような監視項目を有する。
(監視項目1) 指示オペレータの状態
(監視項目2) 走行支援サービスを行うためのシステム全体としての機器等の異常の有無の確認
(監視項目3) オペレータのシフト管理
(監視項目4) 支援要請対象となる車両12の運行計画の管理
管理オペレータOPは、第2機能を用いて、上記監視項目の監視結果から、指示オペレータ端末40及び指示オペレータOPの稼働状況に関する情報を報知する。
なお、上記監視項目のそれぞれは必須ではなく、必要に応じて選択すればよい。また、上記監視項目に限定されるものではない。
以下の第1の実施の形態(第2の実施の形態から第8の実施の形態を含む)では、図3に示すように、事前に、端末装置にオペレータが対峙し、指示オペレータ端末40と、管理オペレータ端末41とに分類し、当該指示オペレータ端末40と、管理オペレータ端末41とを主体とした走行支援制御として説明する。オペレータを主体とした走行支援制御については、第9の実施の形態で詳細に説明する(図14及び図15参照)。
図2に示される如く、センタ側通信部10Cでは、車両側通信部36を介して、自動走行に関する情報を取得し、支援制御部52へ送出する。また、センタ側通信部10Cでは、インフラ側通信部24Bを介して、情報管理部24Aの情報(リアルタイムの交通情報、情報取得時の時刻情報及び天候情報等)を取得し、支援制御部52へ送出する。
支援制御部52では、支援要請受信機能52A、支援内容判定機能52B、優先度設定機能52C、オペレータ割当機能52D、及び支援発生予測機能52Eを備えている。
支援要請受信機能52Aでは、車両12から通知された支援要請を受信することはもちろん、支援要請と共に通知される情報に基づき、車両12の状況を解析する。
支援内容判定機能52Bでは、支援要請受信機能52Aの解析結果に基づき、支援内容のカテゴリー(例えば、発車支障、安全確認、事故発生、及び不明等)を判定する。
優先度設定機能52Cでは、支援内容に基づいて、支援する優先度を設定する。例えば、優先度を定量化して、優先度が最も低いレベル(レベル1)から、優先度が最も高いレベル(レベル10)を設定し、レベル1~10の間で振り分けて設定する(レベルの段数は限定されない。)。なお、支援内容によっては、優先度が設定できない場合があり、その場合は、管理オペレータ端末41(管理オペレータOPによる操作)によって設定する場合もある。
オペレータ割当機能52Dでは、現在の指示オペレータ端末40及び管理オペレータ端末41の稼働状況に関する情報に基づき、支援要請を割り当てる機能を有する。
言い換えれば、指示オペレータ端末40及び管理オペレータ端末41には、それぞれ1:1で指示オペレータOPと管理オペレータOPが対峙し、操作しているため、当該指示オペレータOPと管理オペレータOPに対する支援要請の割り当てを実行する。
支援発生予測機能52Eでは、過去の支援要請履歴等のビッグデータを用いて、例えば、AIによる機械学習を実行し、将来の支援発生を予測するための解析を実行する。
支援制御部52には、オペレータ稼働状況データベース54、支援発生予測用ビッグデータベース56、及び、支援ログデータベース58が接続されており、支援制御部52で実行する各機能は、それぞれのデータベースとの間で、必要な情報の授受が行われるようになっている。
図4は、オペレータ稼働状況データベース54、支援発生予測用ビッグデータベース56、及び、支援ログデータベース58に格納される情報例について説明する。
(オペレータ稼働状況データベース54)
図4(A)に示される如く、オペレータ稼働状況データベース54には、オペレータID(対峙する指示オペレータ端末40、管理オペレータ端末41の特定に相当)毎の、オペレータ種(指示又は管理)、及び状況(待機中、対応中)が格納されている。情報内容は、支援制御部52とのやりとりで、常に更新される。
図4(B)に示される如く、支援発生予測用ビッグデータベース56には、車両位置情報群、走行ルート情報群、交通量情報群、天候情報群、支援情報群、及び支援対応時間情報群がそれぞれビッグデータとして格納される。格納される情報は、支援制御部52とのやりとりで、常に蓄積される。
図4(C)に示される如く、支援ログデータベース58には、発生時刻毎に、支援内容、優先度、対応オペレータID(対峙する指示オペレータ端末40、管理オペレータ端末41の特定に相当)、対応経過時間、対応目標時間、及び予測対応残り時間が格納されている。情報内容は、支援制御部52とのやりとりで、常に蓄積される。
ここで、オペレータ割当機能52Dにおいて、定常状態は、車両12から走行支援要請があると、待機中の指示オペレータ端末40を検索して、割り当てる。定常状態とは、例えば、過去の履歴等により予測された車両12の走行支援要請数の範囲内であれば、指示オペレータ端末40によって対応可能な状態である(閑散時)。
一方、自動運転中の車両12の運行状況、天候、時間帯等により、走行支援要請数が、指示オペレータ端末40を上回る場合も想定される。この場合は、走行支援システム10側で受け付けた順に、待ち行列にセットすることになる(順番待ち)。
しかしながら、受け付けた順に順番待ちにすると、優先度の高い(迅速に走行支援がほしい)ものであっても、待機時間が必要となる。以下、この状況を、定常状態における「繁忙時」という。
そこで、第1の実施の形態では、繁忙時の状況となった場合に、支援要請が予め定めた優先度よりも高い優先度(高優先度)を条件として、通常は、指示オペレータ端末40の稼働状況を管理する立場である、管理オペレータ端末41に対して、支援要請の対応を指示するようにした。
高優先度か否かのしきい値レベルは、特に限定されないが、例えば、前述のレベル1~レベル10(図4(C)参照)の設定で言えば、レベル8以上を基準とし、繁忙時となる頻度に応じて、しきい値レベルを調整してもよい。
以下に、第1の実施の形態の作用を図5~図7のフローチャートに従い説明する。
(走行支援要請)
図5は、自動運転制御装置20側で実行される自動運転制御ルーチンのサブルーチンであり、走行支援要請制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ100では、走行支援システム10へ、走行支援を要請する。この走行支援の要請は、車両側通信部36を介して、走行支援システム10のセンタ側通信部10Cへ送出される。
次のステップ102では、走行支援システム10から走行支援情報を取得したか否かを判断する。
このステップ102で肯定判定された場合は、走行支援要請に対する応答があったと判断し、ステップ104へ移行して、取得した走行支援情報に基づいて、走行を制御し、このルーチンは終了する。
一方、ステップ102で否定判定された場合は、ステップ106へ移行して、所定時間経過したか否かを判断する。このステップ106で否定判定された場合は、ステップ102へ戻る。また、ステップ106で肯定判定された場合は、ステップ108へ移行する。
ステップ108では、走行支援要請に対する応答がないと判断し、異常処理(例えば、停車処理等)を実行し、このルーチンは終了する。
(走行支援制御)
図6は、走行支援システム側で実行される、走行支援制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ150では、車両12の自動運転制御装置20から支援要請があったか否かを判断し、肯定判定されるまで、待機する。
ステップ150で肯定判定されると、ステップ152へ移行して支援内容の確認を実行すること共に、優先度の自動設定を実行する。
優先度の自動設定は、実行可能な場合と不可能な場合がある。そこで、ステップ154では、優先度の自動設定の成否を確認し、ステップ156へ移行する。
ステップ156では、指示オペレータ端末40の空き状況を取得し、ステップ158へ移行する。
ステップ158では、待機中の指示オペレータ端末40があるか否かを判断する。
ステップ158で肯定判定、すなわち、待機中の指示オペレータ端末40があると判定された場合は、ステップ160へ移行して、待機中の指示オペレータ端末40へ、支援要請の対応を指示し、ステップ162へ移行する。
ステップ162では、ステップ154で確認した優先度の自動設定の成否を判断し、成功している場合は、このルーチンは終了する。
また、優先度の自動設定が失敗している場合は、ステップ164へ移行して、優先度の設定を、以下の(1)または(2)の手段で実行し、このルーチンは終了する。
(1) 管理オペレータ端末41が空き次第、手動設定
(2) 指示オペレータ端末40の支援状況に基づき、システムにより自動設定
ここで、ステップ158において否定判定、すなわち、待機中の指示オペレータ端末40がないと判定された場合は、ステップ166へ移行する。
ステップ166では、優先度は設定済か否かを判断し、否定判定された場合は、ステップ168へ移行して待機中の管理オペレータ端末41があるか否かを判断する。
このステップ168で肯定判定されると、ステップ170へ移行して、支援内容の確認を指示すると共に、優先度の手動設定を指示し、ステップ172へ移行する。
また、ステップ166で肯定判定(優先度設定済)された場合は、ステップ172へ移行する。
ステップ172では、待機中の管理オペレータ端末41があるか否かを再度判断し、否定判定された場合は、ステップ174へ移行する。また、ステップ168で否定判定された場合も、ステップ174へ移行する。
ステップ174では、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。すなわち、ステップ174に到達した場合は、オペレータ端末への割り当ては無いことになる。
一方、ステップ172で肯定判定された場合は、待機中の管理オペレータ端末41があると判定され、ステップ176へ移行する。
ステップ176では、繁忙時、すなわち、少なくとも待機中の指示オペレータ端末40が存在しない状態での、オペレータ端末への割当処理を実行する(詳細は、図7参照)。
図7は、第1の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図7に示される如く、ステップ180では、支援要請は高優先度か否かを判断する。高優先度とは、一例としては、図4(C)に示すレベル1~レベル10の設定の中のレベル8以上とする。
ステップ180で否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ182へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ180で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ184へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、このルーチンは終了する。
[第2の実施の形態]
以下に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、図6のステップ176における繁忙時のオペレータ割当処理において、次の支援発生までの予測時間と、その優先度を予測して(情報αを得て)、割り当てを実行することにある。
図8は、第2の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図8に示される如く、ステップ200では、次の支援発生までの予測時間Xと、その優先度を予測する。この予測情報を情報αとする。
次のステップ202では、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する確率Rxを計算する。
次のステップ204では、確率しきい値Ryを読み出し、ステップ206へ移行し、確率Rxと確率しきい値Ryとを比較する(Rx≧Ry?)。
このステップ206で否定判定(Rx<Ry)された場合は、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する可能性が低いと判断し、ステップ208へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に対して、支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。
一方、ステップ206で肯定判定(Rx≧Ry)された場合は、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する可能性が高いと判断し、ステップ210へ移行して、支援要請は高優先度が否かを判断する。
ステップ210で、否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ212へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ210で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ214へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、次いで、ステップ216へ移行して、オペレータ端末の増設を指示し、このルーチンは終了する。
[第3の実施の形態]
以下に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第3の実施の形態の特徴は、図6のステップ176における繁忙時のオペレータ割当処理において、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得して(情報βを得て)、割り当てを実行することにある。
図9は、第3の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図9に示される如く、ステップ220では、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得する。この取得情報を情報βとする。
次のステップ222では、優先度が所定のしきい値以下の支援に対応している指示オペレータ端末40を検索する。
次のステップ224では、ステップ222の検索の結果、該当する指示オペレータ端末40があるか否かを判断する。
このステップ224で肯定判定された場合は、ステップ226へ移行して、該当する指示オペレータ端末40に対して、現在対応中の支援要請よりも優先して、今回の支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。すなわち、指示オペレータ端末40の現在進行中の案件(例えば、極めて優先度が低い案件)を一旦保留して、今回の案件に対応させる。
一方、ステップ224で否定判定された場合は、ステップ228へ移行して、支援要請は高優先度が否かを判断する。
ステップ228で、否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ230へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ228で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ232へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、このルーチンは終了する。
[第4の実施の形態]
以下に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第4の実施の形態の特徴は、図6のステップ176における繁忙時のオペレータ割当処理において、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間を取得して(情報γを得て)、割り当てを実行することにある。
図10は、第4の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図10に示される如く、ステップ240では、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間txを取得する。この取得した予測情報を情報γとする。
次のステップ242では、支援終了予測時間しきい値tyを読み出し、次いでステップ244へ移行して、予測時間txと予測時間しきい値tyとを比較する(tx≦ty?)。
このステップ244で否定判定(tx>ty)された場合は、現在対応中の支援がなかなか終わりそうにない状況であると判断し、ステップ246へ移行する。
また、ステップ244で肯定判定(tx≦ty)された場合は、もうすぐ空きそうなオペレータがいる、つまりそれまでの待ち時間を許容できると判断し、ステップ247へ移行して、所定条件の下で、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。なお、所定条件の下とは、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離状況によって、順番を入れ替える場合もあることを意味する。例えば、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離が僅かな場合は、早めに順番がくるように調整する。なお、予測時間しきい値tyは、支援要請の内容によって支援毎に設定されている。これにより、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が、所定の基準を境に、大きい場合と小さい場合とが起こり得る。ここで、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が小さい場合、つまり、許容できる待ち時間ぎりぎりの場合は、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が大きい支援(待ち行列にセット済)よりも優先する。
ステップ246では、支援要請は高優先度が否かを判断する。このステップ246で否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ248へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ246で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ250へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、このルーチンは終了する。すなわち、指示オペレータOPが対応中の支援要請の優先度は考慮せず、「すぐに空きそうかどうか」、「あがってきた支援要請が高優先度かどうか」で、指示オペレータが空かなそう、かつ上がってきた支援要請が高優先度であれば、管理オペレータが対応する。
[第5の実施の形態]
以下に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、第5の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第5の実施の形態の特徴は、図6のステップ176における繁忙時のオペレータ割当処理において、次の支援発生までの予測時間と、その優先度を予測して(情報αを得て)、かつ、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得して(情報βを得て)、割り当てを実行することにある。
図11は、第5の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図11に示される如く、ステップ260では、次の支援発生までの予測時間Xと、その優先度を予測する。この予測情報を情報αとする。
次のステップ262では、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得する。この取得情報を情報βとする。
次のステップ264では、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する確率Rxを計算する。
次のステップ266では、確率しきい値Ryを読み出し、ステップ268へ移行し、確率Rxと確率しきい値Ryとを比較する(Rx≧Ry?)。
このステップ268で否定判定(Rx<Ry)された場合は、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する可能性が低いと判断し、ステップ270へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に対して、支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。
一方、ステップ268で肯定判定(Rx≧Ry)された場合は、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する可能性が高いと判断し、ステップ272へ移行する。
ステップ272では、優先度が所定のしきい値以下の支援に対応している指示オペレータ端末40を検索する。
次のステップ274では、ステップ272の検索の結果、該当する指示オペレータ端末40があるか否かを判断する。
このステップ274で肯定判定された場合は、ステップ276へ移行して、該当する指示オペレータ端末40に対して、現在対応中の支援要請よりも優先して、今回の支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。
一方、ステップ274で否定判定された場合は、ステップ278へ移行して、支援要請は高優先度が否かを判断する。
ステップ278で、否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ280へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ278で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ282へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、このルーチンは終了する。
[第6の実施の形態]
以下に、本発明の第6の実施の形態について説明する。なお、第6の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第6の実施の形態の特徴は、図6のステップ176における繁忙時のオペレータ割当処理において、次の支援発生までの予測時間と、その優先度を予測して(情報αを得て)、かつ、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間を取得して(情報γを得て)、割り当てを実行することにある。
図12は、第6の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図12に示される如く、ステップ280では、次の支援発生までの予測時間Xと、その優先度を予測する。この予測情報を情報αとする。
次のステップ282では、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間txを取得する。この取得した予測情報を情報γとする。
次のステップ284では、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する確率Rxを計算する。
次のステップ286では、確率しきい値Ryを読み出し、ステップ288へ移行し、確率Rxと確率しきい値Ryとを比較する(Rx≧Ry?)。
このステップ288で否定判定(Rx<Ry)された場合は、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する可能性が低いと判断し、ステップ290へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に対して、支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。
一方、ステップ288で肯定判定(Rx≧Ry)された場合は、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する可能性が高いと判断し、ステップ292へ移行する。
ステップ292では、支援終了予測時間しきい値tyを読み出し、次いでステップ294へ移行して、予測時間txと予測時間しきい値tyとを比較する(tx≦ty?)。
このステップ294で否定判定(tx>ty)された場合は、現在対応中の支援がなかなか終わりそうにない状況であると判断し、ステップ296へ移行する。
また、ステップ294で肯定判定(tx≦ty)された場合は、もうすぐ空きそうなオペレータがいる、つまりそれまでの待ち時間を許容できると判断し、ステップ298へ移行して、所定条件の下で、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。なお、所定条件の下とは、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離状況によって、順番を入れ替える場合もあることを意味する。例えば、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離が僅かな場合は、早めに順番がくるように調整する。
ステップ296では、支援要請は高優先度が否かを判断する。このステップ296で否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ300へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ296で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ302へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、このルーチンは終了する。
[第7の実施の形態]
以下に、本発明の第7の実施の形態について説明する。なお、第7の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第7の実施の形態の特徴は、図6のステップ176における繁忙時のオペレータ割当処理において、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得して(情報βを得て)、かつ、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間を取得して(情報γを得て)、割り当てを実行することにある。
図13は、第7の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図13に示される如く、ステップ320では、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得する。この取得情報を情報βとする。
次のステップ322では、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間txを取得する。この取得した予測情報を情報γとする。
次のステップ324では、優先度が所定のしきい値以下の支援に対応している指示オペレータ端末40を検索する。
次のステップ326では、ステップ324の検索の結果、該当する指示オペレータ端末40があるか否かを判断する。
ステップ326で否定判定された場合は、ステップ328へ移行して、支援要請は高優先度が否かを判断する。
ステップ328で、否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ330へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ328で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ332へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、このルーチンは終了する。
一方、ステップ326で肯定判定された場合は、ステップ334へ移行して、該当端末の支援終了予測時間しきい値tyを読み出し、次いでステップ336へ移行して、予測時間txと予測時間しきい値tyとを比較する(tx≦ty?)。
このステップ336で否定判定(tx>ty)された場合は、現在対応中の支援がなかなか終わりそうにない状況であると判断し、ステップ338へ移行する。
また、ステップ336で肯定判定(tx≦ty)された場合は、もうすぐ空きそうなオペレータがいる、つまりそれまでの待ち時間を許容できると判断し、ステップ340へ移行して、所定条件の下で、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。なお、所定条件の下とは、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離状況によって、順番を入れ替える場合もあることを意味する。例えば、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離が僅かな場合は、早めに順番がくるように調整する。なお、予測時間しきい値tyは、支援要請の内容によって支援毎に設定されている。これにより、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が、所定の基準を境に、大きい場合と小さい場合とが起こり得る。ここで、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が小さい場合、つまり、許容できる待ち時間ぎりぎりの場合は、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が大きい支援(待ち行列にセット済)よりも優先する。
ステップ338では、支援要請は高優先度が否かを判断する。このステップ338で否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ342へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ338で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ344へ移行して、ステップ324で検索された指示オペレータ端末40に対して、現在対応中の支援要請よりも優先して、今回の支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。例えば、管理オペレータ端末41にはできるだけ割り当てたくないので、所定のしきい値以下の支援に対応している指示オペレータ端末40が存在するのであれば、指示オペレータ端末40に割り当てる。なお、ステップ344において、指示オペレータ端末40が現在対応している優先度が、今回の優先度よりも低い場合、指示オペレータ端末40に対応を指示し、拒否された場合に、管理オペレータ端末41に対応を指示するといった、段階的な処理を実行してもよい。
[第8の実施の形態]
以下に、本発明の第8の実施の形態について説明する。なお、第8の実施の形態において、第1の実施の形態と同一構成については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第8の実施の形態の特徴は、図6のステップ176における繁忙時のオペレータ割当処理において、次の支援発生までの予測時間と、その優先度を予測して(情報αを得て)、かつ、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得して(情報βを得て)、かつ、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間を取得して(情報γを得て)、割り当てを実行することにある。
図14は、第8の実施の形態における繁忙時のオペレータ割当処理制御ルーチンを示すフローチャートである。
図14に示される如く、ステップ350では、次の支援発生までの予測時間Xと、その優先度を予測する。この予測情報を情報αとする。
次のステップ352では、現在対応中の、全ての支援の優先度を取得する。この取得情報を情報βとする。
次のステップ354では、現在対応中の、各々の支援終了までの予測時間txを取得する。この取得した予測情報を情報γとする。
次のステップ356では、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する確率Rxを計算する。
次のステップ358では、確率しきい値Ryを読み出し、ステップ360へ移行し、確率Rxと確率しきい値Ryとを比較する(Rx≧Ry?)。
このステップ360で否定判定(Rx<Ry)された場合は、予測時間X以内に待機中の管理オペレータ端末41の数以上の高優先度(または支援内容不明)の支援が発生する可能性が低いと判断し、ステップ362へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に対して、支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。
一方、ステップ360で肯定判定(Rx≧Ry)された場合は、ステップ364へ移行する。
ステップ364では、優先度が所定のしきい値以下の支援に対応している指示オペレータ端末40を検索する。
次のステップ366では、ステップ364の検索の結果、該当する指示オペレータ端末40があるか否かを判断する。
ステップ366で否定判定された場合は、ステップ368へ移行して、支援要請は高優先度が否かを判断する。
ステップ368で、否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ370へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ368で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ372へ移行して、待機中の管理オペレータ端末41に、支援要請に対する対応を指示し、ステップ374へ移行して、オペレータ端末の増設を指示し、このルーチンは終了する。
一方、ステップ366で肯定判定された場合は、ステップ376へ移行して、該当端末の支援終了予測時間しきい値tyを読み出し、次いでステップ378へ移行して、予測時間txと予測時間しきい値tyとを比較する(tx≦ty?)。
このステップ378で否定判定(tx>ty)された場合は、現在対応中の支援がなかなか終わりそうにない状況であると判断し、ステップ380へ移行する。
また、ステップ378で肯定判定(tx≦ty)された場合は、もうすぐ空きそうなオペレータがいる、つまりそれまでの待ち時間を許容できると判断し、ステップ382へ移行して、所定条件の下で、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。なお、所定条件の下とは、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離状況によって、順番を入れ替える場合もあることを意味する。例えば、予測時間txと予測時間しきい値tyとの乖離が僅かな場合は、早めに順番がくるように調整する。なお、予測時間しきい値tyは、支援要請の内容によって支援毎に設定されている。これにより、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が、所定の基準を境に、大きい場合と小さい場合とが起こり得る。ここで、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が小さい場合、つまり、許容できる待ち時間ぎりぎりの場合は、予測時間txと予測時間しきい値tyとの差が大きい支援(待ち行列にセット済)よりも優先する。
ステップ380では、支援要請は高優先度が否かを判断する。このステップ380で否定判定された場合は、比較的急を要する支援要請ではないと判断し、ステップ384へ移行して、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。
また、ステップ380で肯定判定された場合は、比較的急を要する支援要請であると判断し、ステップ386へ移行して、ステップ364で検索された指示オペレータ端末40に対して、現在対応中の支援要請よりも優先して、今回の支援要請に対する対応を指示して、このルーチンは終了する。例えば、管理オペレータ端末41にはできるだけ割り当てたくないので、所定のしきい値以下の支援に対応している指示オペレータ端末40が存在するのであれば、指示オペレータ端末40に割り当てる。なお、ステップ386において、指示オペレータ端末40が現在対応している優先度が、今回の優先度よりも低い場合、指示オペレータ端末40に対応を指示し、拒否された場合に、管理オペレータ端末41に対応を指示するといった、段階的な処理を実行してもよい。
以上説明したように本実施の形態では、オペレータ割当機能52D(図2参照)において、車両12から走行支援要請があると、待機中の指示オペレータ端末40を検索して、割り当て、車両12の運行状況、天候、時間帯等により、走行支援要請数が、指示オペレータ端末40を上回る場合は、待ち行列にセットすることを定常状態とし、繁忙時の状況となった場合に、高優先度を条件として、通常は、指示オペレータ端末40の稼働状況に関する情報を管理する立場である、管理オペレータ端末41に対して、支援要請の対応を指示するようにし、さらに、情報α、情報β及び情報γを組み合わせることで、より、待ち行列にセットする支援要請数を軽減することができる。
以下、表2に、基本情報(管理オペレータ端末41の利用)によって、待ち行列にセットする支援要請数を軽減することに加え(第1の実施の形態)、情報α、情報β、及び情報γの組み合わせにより相乗効果をもたらす第2の実施の形態から第8の実施の形態における、それぞれの作用及び効果を示す。
(第9の実施の形態)
第1の実施の形態(及び第1の実施の形態の構成を流用する第2の実施の形態から第8の実施の形態)では、予め、端末装置とオペレータとをペアとして説明した(指示オペレータ端末40と管理オペレータ端末41)。
本来は、図15に示される如く、同一構成の複数の端末装置PCが、何れかのグループに属するオペレータが担当することで、指示オペレータ端末40(指示オペレータOP)と、管理オペレータ端末41(管理オペレータOP)に分類されるものである。
言い換えれば、ログインする第1グループ又は第2グループに属するオペレータによって同一構成の端末装置PCが指示オペレータ端末40と管理オペレータ端末41との双方になり得る。
より詳しくは、指示オペレータ端末40は、第1グループに属するオペレータが担当し、車両12から通知される各支援要請のそれぞれに対応することを主たる機能(第1機能)とする。
一方、管理オペレータ端末41は、第2グループに属するオペレータ(管理オペレータOP)が担当し、オペレータ稼働状況データベース54にアクセスして、複数の指示オペレータ端末40(指示オペレータOP)の稼働状況に関する情報を報知することを主たる機能(第2機能)とする。なお、管理オペレータ端末41を操作するオペレータは、対峙する端末装置を、第2機能から第1機能へ機能を切り替えて動作させることが可能となっている。
図15は、第9の実施の形態に係る自動運転制御装置と走行支援システムとの間で実行される支援要請に基づく情報の送受信制御を実行するための機能ブロック図である。
なお、第1実施の形態(図2参照)と同一構成部分については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第9の実施の形態では、同一のハード構成とされた複数の端末装置PCが設置されている。
図15に示される如く、端末装置PCは、指示オペレータ端末としての機能(第1機能)と、管理オペレータ端末としての機能(第2機能)とを備えている。
第1機能は、オペレータ情報記憶部60、通信部62、表示部64、操作部66、及び支援指示部68で構成されている。
第2機能は、支援内容設定部70及び優先度設定部72で構成されている。
第1機能では、走行支援制御部10Aから支援対応指示を受け、かつ支援情報を取得することで車両12(図1参照)への支援指示情報を出力する。第2機能では、走行支援制御部10Aから、支援内容確認指示及び優先度設定指示を受けて、支援内容設定情報及び優先度設定情報を返信する。
図16において、端末装置PCで実行される処理(図6と同等の走行支援システム側走行支援制御ルーチン)を、オペレータを主体とした流れで説明する。
なお、図16において、第1の実施の形態で説明した図6と同一処理については、同一のステップ番号を付し、変更した処理については、同一のステップ番号の末尾に符号「A」を付して説明する。
ステップ150では、車両12の自動運転制御装置20から支援要請があったか否かを判断し、肯定判定されるまで、待機する。
ステップ150で肯定判定されると、ステップ152へ移行して支援内容の確認を実行すること共に、優先度の自動設定を実行する。
優先度の自動設定は、実行可能な場合と不可能な場合がある。そこで、ステップ154では、優先度の自動設定の成否を確認し、ステップ156Aへ移行する。
ステップ156Aでは、第1グループのオペレータ(指示オペレータOP)の空き状況を取得し、ステップ158Aへ移行する。
ステップ158Aでは、待機中の第1グループのオペレータがいるか否かを判断する。
ステップ158Aで肯定判定、すなわち、待機中の第1グループのオペレータがいると判定された場合は、ステップ160Aへ移行して、第1グループのオペレータへ対応を指示し、ステップ162へ移行する。
ステップ162では、ステップ154で確認した優先度の自動設定の成否を判断し、成功している場合は、このルーチンは終了する。
また、優先度の自動設定が失敗している場合は、ステップ164Aへ移行して、優先度の設定を、以下の(a)又は(b)の手段で実行し、このルーチンは終了する。
(a) 第2グループのオペレータが空き次第、手動設定
(b) 第1グループのオペレータの支援状況に基づき、システムによる自動設定
ここで、ステップ158Aにおいて否定判定、すなわち、待機中の第1グループのオペレータがいないと判定された場合は、ステップ166へ移行する。
ステップ166では、優先度は設定済か否かを判断し、否定判定された場合は、ステップ168Aへ移行して待機中の第2グループのオペレータがいるか否かを判断する。このステップ168Aで肯定判定されると、ステップ170へ移行して、支援内容の確認を指示すると共に、優先度の手動設定を指示し、ステップ172Aへ移行する。
また、ステップ166で肯定判定(優先度設定済)された場合は、ステップ172Aへ移行する。
ステップ172Aでは、待機中の第2グループのオペレータがいるか否かを再度判断し、否定判定された場合は、ステップ174へ移行する。また、ステップ168Aで否定判定された場合も、ステップ174へ移行する。
ステップ174では、支援要請対象を待ち行列へセットし、このルーチンは終了する。すなわち、ステップ174に到達した場合は、オペレータ端末への割り当ては無いことになる。
一方、ステップ172Aで肯定判定された場合は、待機中の管理オペレータ端末41があると判定され、ステップ176Aへ移行する。
ステップ176では、繁忙時、すなわち、少なくとも待機中の指示オペレータ端末40が存在しない状態での、オペレータ端末への割当処理を実行する。
なお、図6に関連するサブルーチン(図7~図14)に関しては、以下のように、適宜読みかえればよい。
(読み替え1) 指示オペレータ端末→グループAに属するオペレータ
(読み替え2) 管理オペレータ端末→グループBに属するオペレータ
なお、第9の実施の形態は、上記表2において、第1の実施の形態に相当するものである。
10 走行支援システム、10A 走行支援制御部、10B オペレーション制御部、10C センタ側通信部、12 車両、14 車両制御装置、16 カメラ群、16A 前方向カメラ、16B 左前方向カメラ、16C 左後方向カメラ、16D 右前方向カメラ、16E 右後方向カメラ、16F 後方向カメラ、18 レーダ群、20 自動運転制御装置、22 ネットワーク、22A 無線通信装置、24 インフラ管理システム、24A インフラ側情報管理部、24B インフラ側通信部、30 検出情報格納部、32 走行制御部、34 支援要否判定部、36 車両側通信部、39 全体監視モニタ、40 指示オペレータ端末、41 管理オペレータ端末、40A 入力デバイス、40B 出力デバイス、41A 入力デバイス、41B 出力デバイス、52 支援制御部、52A 支援要請受信機能、52B 支援内容判定機能、52C 優先度設定機能、52D オペレータ割当機能、52E 支援発生予測機能,54 オペレータ稼働状況データベース、56 支援発生予測用ビッグデータベース、58 支援ログデータベース、60 オペレータ情報記憶部、62 通信部、64 表示部、66 操作部、68 支援指示部、70 支援内容設定部、72 優先度設定部、OP オペレータ(指示オペレータ及び管理オペレータ)

Claims (14)

  1. 自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する走行支援システムであって、
    前記支援要請を受けたとき、第1グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記自動運転車両の走行に関する指示情報を提供する第1機能、及び、第2グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記第1機能による前記支援要請の対応状況を含む前記第1グループに属するオペレータの稼働状況に関する情報を報知する第2機能の何れかで動作可能な複数の端末装置と、(40、41)
    前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに所定数の空きが有る閑散状態のとき前記支援要請の対応を前記第1グループに属するオペレータに割り当てる閑散時処理と、前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに前記所定数の空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記第2グループに属するオペレータへの割り当てを検討する繁忙時処理と、の何れかを選択して実行する走行支援制御部と、(10A)
    を有する走行支援システム。(10)
  2. ログインするオペレータ毎に設定された所定の基準に基づいて、前記第1グループ又は前記第2グループに分類され、前記第1グループに属するオペレータが操作する前記端末装置が前記第1機能として動作する指示用端末装置であり、前記第2グループに属するオペレータが操作する前記端末装置が前記第2機能として動作する管理用端末装置である、請求項1記載の走行支援システム。
  3. 前記第2グループに属するオペレータの入力操作情報に基づく前記第2機能として、支援要請の対象が複数存在する場合に、各支援要請に対する優先度の設定を含む、請求項1又は請求項2記載の走行支援システム。
  4. 自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する指示情報を提供する走行支援システムであって、
    前記支援要請に対応して指示情報を各々が生成する複数の指示用端末装置と、
    前記指示用端末装置としての機能を備えると共に前記複数の指示用端末装置の動作状態を管理する管理用端末装置と、
    前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置の中に空きが有る閑散状態の指示用端末装置が存在するとき前記自動運転車両から受ける複数の支援要請の各々の対応を閑散状態の指示用端末装置に割り当てる閑散時処理と、前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置に空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記管理用端末装置への割り当てを検討する繁忙時処理と、が実行可能で、前記複数の指示用端末装置の動作状態に応じて、何れかの処理を選択して実行する走行支援制御部と、を有する走行支援システム。
  5. 前記走行支援制御部における前記繁忙時処理が、
    前記優先度が予め定めたしきい値以上の高優先度の場合に、前記支援要請を、前記管理用端末装置へ割り当て、高優先度以外は前記指示用端末装置の空き待ち行列へ登録する、請求項4記載の走行支援システム。
  6. 前記走行支援制御部における前記繁忙時処理の前に実行され、
    次回の支援要請の発生までの時間と、当該支援要請の優先度とを予測して、予測した時間内に予め定めたしきい値以上の優先度の支援要請が発生する確率が所定以上の場合に、今回の支援要請を、前記管理用端末装置へ割り当てる、請求項4又は請求項5記載の走行支援システム。
  7. 前記走行支援制御部が、車両位置情報、走行ルート情報、交通量情報、天候情報、支援情報、及び支援対応時間情報を含むビッグデータを格納する支援発生予測用データベースを備える、請求項6記載の走行支援システム。
  8. 前記走行支援制御部における前記繁忙時処理の前に実行され、
    指示用端末装置で対応している支援要請の中に、優先度が予め定めたしきい値以下の支援要請が存在する場合に、今回の支援要請を、しきい値以下の支援要請に対応している指示用端末装置の何れかに割り当てる、請求項1~請求項7の何れか1項記載の走行支援システム。
  9. 前記走行支援制御部が、端末装置毎の現在の動作状態を格納する端末装置稼働状況データベースを備える、請求項8記載の走行支援システム。
  10. 前記走行支援制御部における前記繁忙時処理の前に実行され、
    指示用端末装置で対応している支援要請に対して指示情報の提供が終了するまでの時間を予測し、予測時間が予め定めたしきい値以下の場合に、前記指示用端末装置の空き待ち行列へ登録する、請求項1~請求項9の何れか1項記載の走行支援システム。
  11. 前記走行支援制御部が、支援要請を実行した履歴と、実行中の処理終了予測時間を格納する支援ログデータベースを備える、請求項10記載の走行支援システム。
  12. 自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する走行支援方法であって、
    前記支援要請を受けたとき、第1グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記自動運転車両の走行に関する指示情報を提供する第1機能、及び、第2グループに属するオペレータの入力操作情報に基づいて、前記第1機能による前記支援要請の対応状況を含む前記第1グループに属するオペレータの稼働状況に関する情報を報知する第2機能の何れかで動作可能な複数の端末装置を備え、
    前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに所定数の空きが有る閑散状態のとき前記支援要請の対応を前記第1グループに属するオペレータに割り当てる閑散時処理を実行し、
    前記支援要請を受けた際、前記第1グループに属するオペレータに前記所定数の空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記第2グループに属するオペレータへの割り当てを検討する繁忙時処理を実行する、
    走行支援方法。
  13. 自動運転車両から通知される支援要請に対応して動作し、当該支援要請に基づき自動運転車両の走行を支援する指示情報を提供する走行支援方法であって、
    前記支援要請に対応して指示情報を各々が生成する複数の指示用端末装置と、
    前記指示用端末装置としての機能を備えると共に前記複数の指示用端末装置の動作状態を管理する管理用端末装置と、を備え、
    前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置の中に空きが有る閑散状態の指示用端末装置が存在するとき前記自動運転車両から受ける複数の支援要請の各々の対応を閑
    散状態の指示用端末装置に割り当てる閑散時処理を実行し、
    前記支援要請を受けた際、前記複数の指示用端末装置に空きが無い繁忙状態のとき少なくとも当該支援要請の優先度に基づき前記管理用端末装置への割り当てを検討する繁忙時処理を実行する、
    走行支援方法。
  14. コンピュータを、
    請求項1~請求項11の何れか1項記載の走行支援システムの前記走行支援制御部として動作させる、
    走行支援制御プログラム。
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