JP7412731B2 - 圧力検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力検出装置に関するものである。
従来、液体を流通させる流路の一部に圧力伝達面が形成された流路ユニットと、圧力検出面に伝達される圧力を検出する圧力検出ユニットと、これらを着脱可能に取り付ける取付機構とを備える圧力検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示される圧力検出装置は、流路ユニットが圧力検出ユニットに対して着脱可能となっているため、使用済の流路ユニットを新たな流路ユニットに交換することができる。
特開2017-9467号公報
特許文献1に開示される圧力検出装置は、取付機構により流路ユニットの圧力伝達面を圧力検出ユニットの圧力検出面に接触させることで、流路ユニットを流通する液体の圧力が圧力伝達面を介して圧力検出面に伝達されるようにする。使用済みの流路ユニットを新たな流路ユニットに交換する際には、取付機構により、使用済みの流路ユニットを圧力検出ユニットから取り外し、新たな流路ユニットを圧力検出ユニットに取り付ける。流路ユニットを交換する際には、圧力検出ユニットの圧力検出面から使用済みの流路ユニットの圧力伝達面が離れ、その後に、圧力検出ユニットの圧力検出面に新たな流路ユニットの圧力伝達面が接触する。
しかしながら、発明者らが検討した結果、使用済みの流路ユニットを新たな流路ユニットに交換した後に、圧力検出ユニットの圧力検出特性に変動が生じてしまう場合があることが明らかになった。例えば、同じ圧力の液体を流路ユニットに流通させる場合でも、流路ユニットの交換前と交換後で圧力検出ユニットが検出する圧力値が異なる場合がある。これは、取付作業を行う作業者の作業のばらつきなどにより、流路ユニットを圧力検出ユニットに取り付ける際の圧力伝達面と圧力検出面との接触状態が変化してしまうことが要因であると考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、取付作業を行う作業者の作業のばらつき等によって圧力検出ユニットの圧力検出特性に変動が生じることを抑制することが可能な圧力検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明の一態様にかかる圧力検出装置は、圧力検出面に伝達される圧力を検出する圧力検出ユニットと、流入口から流出口へ向けた流通方向に沿って流体を流通させる流路と該流路を流通する流体の圧力を前記圧力検出面に伝達するための圧力伝達面とが形成された流路ユニットと、前記流路ユニットを前記圧力検出ユニットに着脱可能に取り付ける取付機構と、を備え、前記圧力検出面および前記圧力伝達面の少なくともいずれか一方は、前記圧力検出面および前記圧力伝達面の他方と接触する際の滑り性を有する滑り層を含む。
本発明の一態様にかかる圧力検出装置によれば、流路ユニットが圧力検出ユニットに着脱可能に取り付けられるため、流路を流通させる流体を変更する場合には、使用済みの流路ユニットを圧力検出ユニットから取り外し、未使用の流路ユニットを新たに圧力検出ユニットに取り付けることができる。そのため、流路を流通させる流体を変更する場合に、多大な時間を要する流路の洗浄作業が不要となり作業の迅速性を高めることができる。また、未使用の流路ユニットを新たに使用できるため、安全性を高めることができる。
また、本発明の一態様にかかる圧力検出装置によれば、圧力検出面および圧力伝達面の少なくともいずれか一方が、圧力検出面および圧力伝達面の他方と接触する際の滑り性を高める滑り層を含む。そのため、取付機構により流路ユニットを圧力検出ユニットに取り付けて圧力伝達面と圧力検出面とを接触させる際に、滑り層と滑り層に接触する他方の面とが滑りながら接触する。また、滑り層の存在により、流体の圧力変動による圧力伝達面の変位に応じて圧力伝達面と圧力検出面との接触状態が一定の状態に安定する。これにより、取付作業を行う作業者の作業のばらつき等があっても、圧力伝達面と圧力検出面との接触状態が一定の状態となり、圧力検出ユニットの圧力検出特性に変動が生じることが抑制される。
本発明の一態様に係る圧力検出装置において、前記圧力検出ユニットは、前記圧力検出面と前記圧力検出面を保持するベース部とを有する圧力センサを備え、前記圧力検出面は、前記ベース部に取り付けられる薄膜状のセンサ面を有し、前記滑り層は、前記センサ面に接合される薄膜状のシート部材、滑り性を有する材料を前記センサ面に蒸着させて形成される層、または前記センサ面に滑り性を付与する表面処理を施すことにより形成される層である構成が好ましい。
上記構成の圧力検出装置によれば、圧力検出ユニットの圧力検出面が有する薄膜状のセンサ面に対して、薄膜状のシート部材を接合させ、滑り性を有する材料を蒸着させ、あるいはセンサ面に滑り性を付与する表面処理を施すことにより、滑り層を形成することができる。
本発明の一態様に係る圧力検出装置において、前記流路ユニットは、第1軸線に沿って延びる前記流路と、前記流路と連通するとともに前記第1軸線と直交する第2軸線に沿った方向に開口する開口部と、が形成された本体部を有し、前記圧力伝達面は、前記開口部を閉塞するように前記本体部に接合されている構成が好ましい。
上記構成の圧力検出装置によれば、流路と連通する開口部が圧力伝達面により閉塞されるため、圧力伝達面により閉塞された空間に存在する流体の圧力により、圧力伝達面が第2軸線に沿って変位する。圧力伝達面の第2軸線に沿った変位は、圧力伝達面と接触して配置される圧力検出面に伝達され圧力値として検出される。
上記構成に係る圧力検出装置において、前記圧力伝達面は、前記本体部に接合されるとともに一方側が前記流路を流通する流体の圧力を受ける薄膜状の受圧面を有し、前記滑り層は、前記受圧面に接合される薄膜状のシート部材、滑り性を有する材料を前記受圧面に蒸着させて形成される層、または前記受圧面に滑り性を付与する表面処理を施すことにより形成される層である構成が好ましい。
上記構成の圧力検出装置によれば、流路ユニットの圧力伝達面が有する薄膜状の受圧面に対して、薄膜状のシート部材を接合させ、滑り性を有する材料を蒸着させ、あるいは受圧面に滑り性を付与する表面処理を施すことにより、滑り層を形成することができる。
本発明の一態様に係る圧力検出装置において、前記圧力検出ユニットは、前記圧力検出面が頂部に配置される突部を有し、前記流路ユニットは、前記圧力伝達面が底部に配置される凹部を有し、前記取付機構は、前記圧力検出ユニットの前記突部が前記流路ユニットの前記凹部に挿入された状態で、前記流路ユニットを前記圧力検出ユニットに取り付ける構成が好ましい。
上記構成の圧力検出装置によれば、流路ユニットの凹部の底部に圧力伝達面が配置されるため、流路ユニットを交換する場合に作業者が誤って圧力伝達面に触れる不具合や圧力伝達面が他の部材に接触して損傷する不具合を抑制することができる。
上記構成に係る圧力検出装置において、前記取付機構は、前記流路ユニットに回転可能に取り付けられるとともに内周面に雌ねじが形成されたナットであり、前記突部よりも外周側の前記圧力検出ユニットの外周面に雄ねじが形成されており、前記雌ねじを前記雄ねじに係合させることにより、前記圧力検出面および前記圧力伝達面が接触した取付状態となる構成が好ましい。
本構成の圧力検出装置によれば、圧力検出ユニットの圧力検出面と流路ユニットの圧力伝達面とは、作業者が流路ユニットに取り付けられたナットを回転させることによって徐々に近接していき、最終的に圧力検出面と圧力伝達面とが接触した状態となる。取付機構を第2軸線回りに回転させるという比較的簡易な作業により、圧力検出面と圧力伝達面との間隔を徐々に狭めてから確実に面同士を接触させることができる。そのため、圧力検出面と圧力伝達面とを強く接触させてこれらの面を損傷させる不具合を引き起こすことなく、比較的容易に圧力検出面と圧力伝達面とが接触した状態とすることができる。
ナットを回転させることで、圧力検出面と圧力伝達面とを接触させることができるが、取付作業を行う作業者の作業のばらつきなどにより、流路ユニットを圧力検出ユニットに取り付ける際の圧力伝達面と圧力検出面との接触状態が変化してしまう可能性がある。例えば、圧力伝達面と圧力検出面との間に滑りが生じない状態でナットにより圧力伝達面を第2軸線回りに回転させると、圧力検出面に第2軸線回りに捩じる方向の歪が部分的に生じてしまう可能性がある。
それに対して、本構成では、取付機構により流路ユニットを圧力検出ユニットに取り付けて圧力伝達面と圧力検出面とを接触させる際に、滑り層と滑り層に接触する他方の面とが滑りながら接触する。これにより、取付作業を行う作業者の作業のばらつき等があっても、圧力伝達面と圧力検出面との接触状態が一定の状態となり、圧力検出ユニットの圧力検出特性に変動が生じることが抑制される。
本発明の一態様に係る圧力検出装置において、前記滑り層は、フッ素樹脂材料により形成されている構成が好ましい。
本構成の圧力検出装置によれば、滑り層をフッ素樹脂材料により形成することにより、滑り層に適切な滑り性を付与することができる。
本発明によれば、取付作業を行う作業者の作業のばらつき等によって圧力検出ユニットの圧力検出特性に変動が生じることを抑制することが可能な圧力検出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態の圧力検出装置を示す正面図である。 図1に示す圧力検出装置から流路ユニットを取り外した状態を示す図である。 図1に示す圧力検出装置から流路ユニットを取り外した状態を示すII-II矢視断面図である。 図1に示す圧力検出装置のI-I矢視図である。 図3に示す流路ユニットの部分拡大図である。 図1に示す流路ユニットの背面図である。 図1に示す流路ユニットの底面図である。 図1に示す圧力検出装置に流路ユニットを取り付け中の状態を示すII-II矢視断面図である。 図1に示す圧力検出装置に流路ユニットを取り付けた状態を示すII-II矢視断面図である。 第2実施形態に係る流路ユニットの部分拡大図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態の圧力検出装置100を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態の圧力検出装置100は、設置面S(図3参照)に締結ボルト(図示略)で取り付けられた圧力検出ユニット10と、流入口21aから流出口21bへ向けた直線状の流通方向に沿って液体(流体)を流通させる流路21が内部に形成された流路ユニット20と、流路ユニット20を圧力検出ユニット10に着脱可能に取り付けるナット(取付機構)30とを備える。
本実施形態の圧力検出装置100において、流路ユニット20は、ナット30によって圧力検出ユニット10に取り付けられる。圧力検出装置100は、流路ユニット20がナット30によって圧力検出ユニット10に取り付けられて一体化した状態で、設置面Sに取り付けられている。
図3および図4に示すように、流路ユニット20の流入口21aには流体を流入口21aへ流入させる流入側配管(図示略)が取り付けられ、流路ユニット20の流出口21bには流出口21bから流出する流体を流通させる流出側配管(図示略)が取り付けられる。流入口21aから流出口21bへ向けた流路21を流通する流体の圧力は、圧力検出ユニット10によって検出される。ここで、流体とは、例えば、血液や透析液等の液体である。
図3に示すように、圧力検出ユニット10は、設置面Sに取り付けられる本体部13を備える。図2および図3に示すように、圧力検出ユニット10の本体部13には、内部に配置される圧力センサ12と外部の制御装置(図示略)とを電気的に接続するケーブル19が、ケーブル取付ナット19aを介して取り付けられている。
次に、図1から図3を参照して圧力検出ユニット10について詳細に説明する。図1から図3に示す圧力検出ユニット10は、圧力検出面12aに伝達される圧力を検出する装置である。
図1から図3に示すように、圧力検出ユニット10は、本体部13と、本体部13の内部に配置される圧力センサ12と、圧力センサ12を本体部13に保持するセンサ保持部14と、圧力センサ12とケーブル19との間で電源および電気信号を伝達するためのセンサ基板(設定部)15と、圧力センサ12のゼロ点調整を行うためのゼロ点調整スイッチ16と、流路ユニット20が取り付けられたことを検知する取付検知センサ(検知部)17と、流路ユニット20の流路21を所定の取付位置に案内する一対のガイド部材(案内部)18と、を備える。
図5に示すように、圧力センサ12は、圧力検出面12aと、圧力検出面12aが取付けられるベース部12bと、圧力検出面12aに貼り付けられる歪抵抗12cとを備える。圧力センサ12は、伝達される圧力に応じて圧力検出面12aとともに変形する歪抵抗12cの抵抗値の変化に応じた圧力信号を出力する歪式のセンサである。ベース部12bには圧力検出面12aと連通する貫通穴(図示略)が形成されており、圧力検出面12aの一方の面(図6におけるベース部12b側の面)が大気圧に維持される。そのため、圧力センサ12は、大気圧を基準にしたゲージ圧を検出するセンサとなっている。
圧力検出面12aは、ベース部12bに取り付けられる薄膜状のダイヤフラム(センサ面)12a1と、滑りシート(滑り層)12a2とを有する。ダイヤフラム12a1は、耐腐食性のある材料(例えば、サファイア)により薄膜状に形成されており、接着剤によりベース部12bに接合されている。ダイヤフラム12a1は、軸線Y1に直交する平面状に配置されるとともに軸線Y1を中心とした直径D1の円形の平面形状を有する。
滑りシート12a2は、圧力検出面12aが流路ユニット20のダイヤフラム(圧力伝達面)22aと接触する際の滑り性を有する薄膜状のシート部材である。滑りシート12a2は、フッ素樹脂材料(例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(パーフルオロアルコキシアルカン))等の滑り性を有する合成樹脂によって形成されている。
また、滑りシート12a2は、自己潤滑性のあるPVDF(ポリフッ化ビニリデン)、PE(ポリエチレン)、POM(ポリアセタール)などの樹脂材料によって形成してもよい。滑りシート12a2の厚さt1は、流路ユニット20の圧力伝達面22aからダイヤフラム12a1への伝達特性を損なわないように、0.05mm以上かつ0.20mm以下の範囲に設定するのが好ましい。
滑りシート12a2は、軸線Y1に直交する平面状に配置されるとともに軸線Y1を中心とした直径D1の円形の平面形状を有する。滑りシート12a2の下面は、ダイヤフラム12a1の上面(歪抵抗12cが貼り付けられていない側の面)の全領域と接合されている。ダイヤフラム12a1と滑りシート12a2との接合は、例えば、接着剤による接合または融着により行われる。融着は、ダイヤフラム12a1と滑りシート12a2との間に合成樹脂製(例えば、PTFE,PFA等のフッ素樹脂材料製)の薄膜シート(滑りシート12a2の厚さに対して十分に薄いもの)を配置した状態で、薄膜シートを融点以上に加熱して溶融させる処理である。
センサ保持部14は、軸線Y1回りに円筒状に形成される部材であり、外周面に位置決め突起(第1位置決め部)11a,11bが形成されている。センサ保持部14は、上端の内径D2が圧力センサ12の外径D1よりも小さいため、圧力センサ12が上方へ抜けないように保持することができる。
センサ基板15は、圧力センサ12が出力する圧力信号を増幅する増幅回路(図示略)と、増幅回路により増幅された圧力信号をケーブル19の圧力信号線(図示略)に伝達するインターフェース回路と、ケーブル19を介して外部から供給される電源電圧を圧力センサ12へ伝達する電源回路(図示略)と、ゼロ点調整スイッチ16が押下された場合にゼロ点調整を行うゼロ点調整回路(図示略)等を備える。ゼロ点調整回路は、ゼロ点調整スイッチ16が押下された場合に、その時点で圧力センサ12が出力する圧力信号を基準値(例えば、ゼロ)として設定するように調整する回路である。
図3に示すように、圧力検出ユニット10の圧力センサ12およびセンサ保持部14は、本体部13から軸線Y1に沿って上方に突出し、圧力検出面12aが頂部に配置される突部11を形成する。突部11の外周面には、軸線Y1に沿った軸線方向に延びる位置決め突起11a,11bが形成されている。図2および図3に示すように、圧力検出面12aは軸線Y1に直交する面上に配置されている。そのため、位置決め突起11a,11bは、圧力検出面12aに直交する軸線Y1に沿った軸線方向に延びるように突部11の外周面に形成される。
図2は、図1に示す圧力検出装置100から流路ユニット20を取り外した状態を示す図である。図2に示すように、突部11の外周面に形成される位置決め突起11a,11bは、軸線Y1回りに180°の間隔を空けて2箇所に形成されている。図2に示すように、圧力検出ユニット10に流路ユニット20が取り付けられていない状態においては、圧力センサ12の圧力検出面12aが外部へ露出した状態となっている。
取付検知センサ17は、流路ユニット20が圧力検出ユニット10に取り付けられたことを検知するセンサである。図2および図3に示すように、取付検知センサ17の上端には、鉛直上方に向けてバネ等の付勢部材(図示略)により付勢された検知用突起17aが設けられている。取付検知センサ17は、検知用突起17aを除くその他の部分が、後述するガイド部材18に収容された状態で配置される。
ガイド部材18は、流路ユニット20を圧力検出ユニット10に取り付ける際に、流路21を所定の取付位置に案内する溝部18aを有する部材である。ガイド部材18は、軸線Y1に対して対象となる位置に一対で設けられている。一対のガイド部材18は、流路21の流入口21a側の一部と流出口21b側の一部とを、所定の取付位置にそれぞれ案内する。所定の取付位置とは、図4に示すように、流路21の外周面がガイド部材18の溝部18aに囲まれ、かつ流路21の下端が取付検知センサ17の検知用突起17aを下方へ押し付けた状態となる位置をいう。
次に、図3、図6-図9を参照して流路ユニット20について詳細に説明する。
図6から図9に示すように、流路ユニット20は、流入口21aから流出口21bへ向けて軸線X(第1軸線)に沿って延びる流通方向に液体を流通させる流路21と、圧力伝達面22aが底部に配置されるとともに位置決め溝(第2位置決め部)22b,22cが内周面に形成された凹部22と、軸線Xに直交する軸線(第2軸線)Y2に沿った方向に開口する開口部23とが形成された本体部20Aを有する。
図3,図6,図8に示すように、圧力伝達面22aは軸線Y2に直交する水平面上に配置されている。そのため、位置決め溝22b,22cは、圧力伝達面22aに直交する軸線Y2に沿った軸線方向に延びるように凹部22の内周面に形成される。
圧力伝達面22aは、耐腐食性のある材料(例えば、PC(ポリカーボネート))により薄膜状に形成されるダイヤフラムである。圧力伝達面22aは軸線Y2を中心軸とした平面視円形に形成される部材であり、その外周縁部が開口部23を閉塞するように接着あるいは溶着により本体部20Aに接合されている。そのため、流路21へ導入された液体は、流路21から外部へ流出することがない。圧力伝達面22aは、薄膜状に形成されているため、流路21に導入された液体の圧力によって軸線Y2に沿って変位する。
図8に示す流路ユニット20の取り付け中の状態においては、流路ユニット20の圧力伝達面22aが圧力検出ユニット10の圧力検出面12aから離間した状態となる。一方、図9に示すように流路ユニット20が圧力検出ユニット10に取り付けられた状態においては、流路ユニット20の圧力伝達面22aが圧力検出ユニット10の圧力検出面12aに接触した状態となる。そのため、圧力伝達面22aは、流路21を流通する流体の圧力を圧力検出面12aに伝達するための面となっている。
図6は、図1に示す流路ユニット20の背面図である。図6に示すように、凹部22の内周面に形成される位置決め溝22b,22cは、軸線Y2回りに180°の間隔を空けて2箇所に形成されている。図6に示すように、流路ユニット20は、圧力検出ユニット10に取り付けられていない状態においては、圧力伝達面22aが外部へ露出した状態となっている。ただし、圧力伝達面22aは凹部22の底部に配置されるため、作業者が圧力伝達面22aを触ってしまう危険が少ない。
図3に示すように、流路ユニット20の凹部22の外周面には、軸線Y2回りに延びる無端状の環状溝部22dが形成されている。一方、ナット30の内周面には、軸線Y2回りに延びる無端状の環状突起部30bが形成されている。弾性変形可能な材料(例えば、樹脂材料)により形成されるナット30は、凹部22の外周面に形成された環状溝部22dに向けて押し込まれることにより、環状突起部30bが環状溝部22dに係合した状態となる。
図3に示すように環状突起部30bが環状溝部22dに係合した状態において、環状突起部30bの外周面と環状溝部22dの内周面との間には、微小な隙間が設けられる。そのため、ナット30は、圧力検出ユニット10に取り付けられた状態で、突部11に対して軸線Y1回りに相対的に回転可能となっている。これにより、作業者は、圧力検出ユニット10を設置面Sに固定した状態で、ナット30を軸線Y1回りに回転させることが可能である。
図3に示すように、ナット30は、軸線Y2回りに延びる雌ねじ30aが内周面に形成された円環状の部材である。ナット30は、雌ねじ30aを流路ユニット20の突部11の外周面に形成される雄ねじ11cに締結し、あるいはその締結を解除することにより、流路ユニット20を圧力検出ユニット10に着脱可能に取り付ける機構である。
次に、流路ユニット20を圧力検出ユニット10へ取り付ける作業について説明する。
作業者は、設置面Sに取り付けられた圧力検出ユニット10に流路ユニット20を取り付ける場合、以下のような手順で作業する。
第1に、図3に示すように、圧力検出ユニット10の中心軸である軸線Y1と流路ユニット20の中心軸である軸線Y2とを一致させ、かつ位置決め突起11a,11bの軸線Y1回りの位置と位置決め溝22b,22cの軸線Y2回りの位置とが一致するように流路ユニット20を配置する。
図8は、流路ユニット20の凹部22へ圧力検出ユニット10の突部11を挿入した状態を示している。図7に示すように、この時点では、突部11の頂部に配置される圧力検出面12aと凹部22に底部に配置される圧力伝達面22aとは、接触せずに間隔を空けて配置された状態となっている。図8に示す状態は、ナット30の内周面に形成される雌ねじ30aの先端と圧力検出ユニット10の外周面に形成される雄ねじ11cの先端とが接触した状態である。
このように、雌ねじ30aの軸線Y2方向の先端と雄ねじ11cの軸線Y1方向の先端とは、位置決め突起11a,11bの軸線Y1方向の一部の領域と位置決め溝22b,22cの軸線Y2方向の一部の領域とが係合した状態で接触する。そのため、流路ユニット20に形成される流路21の流入口21aおよび流出口21bの位置が圧力検出ユニット10に対して予め定められた位置となった状態で雌ねじ30aと雄ねじ11cの締結が開始される。
また、図8に示す状態では、雌ねじ30aと雄ねじ11cが接触しているため、流路ユニット20を把持した作業者が、流路ユニット20を圧力検出ユニット10に近付ける方向に力を加えても、流路ユニット20を圧力検出ユニット10に更に近付けることはできない。図8に示すように、この時点では、突部11の頂部に配置される圧力検出面12aと凹部22に底部に配置される圧力伝達面22aとは、接触せずに間隔を空けて配置された状態となっている。
このように、本実施形態の圧力検出装置100は、流路ユニット20を把持した作業者が、流路ユニット20を圧力検出ユニット10に近付ける方向に力を加えても、圧力検出面12aと圧力伝達面22aが接触してしまうことはない。そのため、作業者の不注意によって圧力検出面12aと圧力伝達面22aが接触し、これらが損傷してしまう不具合を避けることができる。
次に、作業者は、図8に示す状態で流路ユニット20を把持しながら、ナット30を軸線Y1回りに締結方向(図1,図2に「LOCK」で示す方向)に回転させることにより、ナット30の雌ねじ30aと圧力検出ユニット10の雄ねじ11cを締結する。ナット30の雌ねじ30aと圧力検出ユニット10の雄ねじ11cとを締結することにより、圧力伝達面22aが圧力検出面12aに徐々に近付いて最終的に圧力検出面12aに接触し、図9に示す状態となる。
図8および図9に示すように、流路ユニット20の本体部20Aの開口部23の軸線Y2に対して外周側には、軸線Y2に沿って延びる円環状溝部24が形成されている。円環状溝部24には、センサ保持部14の先端部が収容されるようになっている。図9に示すようにセンサ保持部14の先端部が円環状溝部24に接触すると、圧力伝達面22aがこれ以上圧力検出面12aに近づけない状態に規制される。これにより、圧力伝達面22aが圧力検出面12aを過度に押して互いの面が損傷する不具合を抑制することができる。
圧力検出面12aが滑り性を有する滑りシート12a2を有するため、圧力伝達面22aが圧力検出面12aに徐々に近付いて接触する際に、圧力伝達面22aが圧力検出面12aに対して滑る。そのため、取付作業を行う作業者の作業のばらつき等があっても、圧力伝達面22aと圧力検出面12aとの接触状態が一定の状態となり、圧力検出ユニット10の圧力検出特性に変動が生じることが抑制される。
図8および図9に示す状態では、位置決め突起11a,11bと位置決め溝22b,22cとが係合した状態となる。そのため、ナット30を軸線Y1回りに回転させても、流路ユニット20は軸線Y2回りに回転することなく軸線Y2回りの位置が維持される。このようにして、圧力検出面12aと圧力伝達面22aとを不用意に接触させることなく、かつ流路ユニット20を軸線Y2回りに回転させることなく、流路ユニット20が圧力検出ユニット10に取り付けられる。
なお、以上においては、未使用の流路ユニット20を圧力検出ユニット10に取り付ける手順を説明した。使用済みの流路ユニット20を圧力検出ユニット10から取り外す手順は、以上で説明した手順の逆となる。作業者は、図9に示す状態で流路ユニット20を把持しながら、ナット30を軸線Y1回りに締結解除方向(図1,図2に「FREE」で示す方向)に回転させることにより、ナット30の雌ねじ30aと圧力検出ユニット10の雄ねじ11cとの締結を解除する。
以上説明した本実施形態の圧力検出装置100が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の圧力検出装置100によれば、流路ユニット20が圧力検出ユニット10に着脱可能に取り付けられるため、流路21を流通させる液体を変更する場合には、使用済みの流路ユニット20を圧力検出ユニット10から取り外し、未使用の流路ユニット20を新たに圧力検出ユニット10に取り付けることができる。そのため、流路21を流通させる液体を変更する場合に、多大な時間を要する流路21の洗浄作業が不要となり作業の迅速性を高めることができる。また、未使用の流路ユニット20を新たに使用できるため、安全性を高めることができる。
また、本実施形態の圧力検出装置100によれば、圧力検出面12aが、圧力伝達面22aと接触する際の滑り性を高める滑りシート12a2を含む。そのため、ナット30により流路ユニット20を圧力検出ユニット10に取り付けて圧力伝達面22aと圧力検出面12aとを接触させる際に、滑りシート12a2と滑りシート12a2に接触する圧力伝達面22aとが滑りながら接触する。
また、滑りシート12a2の存在により、流体の圧力変動による圧力伝達面22aの変位に応じて圧力伝達面22aと圧力検出面12aとの接触状態が一定の状態に安定する。これにより、取付作業を行う作業者の作業のばらつき等があっても、圧力伝達面22aと圧力検出面12aとの接触状態が一定の状態となり、圧力検出ユニット10の圧力検出特性に変動が生じることが抑制される。
本実施形態の圧力検出装置100によれば、流路21と連通する開口部23が圧力伝達面22aにより閉塞されるため、圧力伝達面22aにより閉塞された空間に存在する液体の圧力により、圧力伝達面22aが軸線Y2に沿って変位する。圧力伝達面22aの軸線Y2に沿った変位は、圧力伝達面22aと接触して配置される圧力検出面12aに伝達され圧力値として検出される。
また、本実施形態の圧力検出装置100によれば、流路ユニット20の凹部22の底部に圧力伝達面22aが配置されるため、流路ユニット20を交換する場合に作業者が誤って圧力伝達面22aに触れる不具合や圧力伝達面22aが他の部材に接触して損傷する不具合を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る圧力検出装置101について、図面を参照して説明する。図10は、本実施形態に係る流路ユニット20の部分拡大図である。
第1実施形態の圧力検出装置100は、圧力検出ユニット10の圧力検出面12aが、流路ユニット20の圧力伝達面22aと接触する際の滑り性を有する滑りシート12a2を含むものであった。それに対して、本実施形態の圧力検出装置101は、流路ユニット20の圧力伝達面22aが、圧力検出ユニット10の圧力検出面12aと接触する際の滑り性を有する滑りシート22a2を含むものである。
圧力伝達面22aは、開口部23を閉塞するように本体部20Aに接合される薄膜状のダイヤフラム(受圧面)22a1と、滑りシート(滑り層)22a2とを有する。ダイヤフラム22a1は、樹脂材料(例えば、PC)により薄膜状に形成されており、接着剤により本体部20Aに接合されている。ダイヤフラム22a1は、軸線Y2に直交する平面状に配置されるとともに軸線Y2を中心とした直径D3の円形の平面形状を有する。
滑りシート22a2は、圧力伝達面22aが圧力検出ユニット10の圧力検出面12aと接触する際の滑り性を有する薄膜状のシート部材である。滑りシート22a2は、フッ素樹脂材料(例えば、PTFE、PFA)等の滑り性を有する合成樹脂によって形成されている。また、滑りシート12a2は、自己潤滑性のあるPVDF、PE、POMなどの樹脂材料によって形成してもよい。滑りシート22a2の厚さt2は、ダイヤフラム22a1から圧力検出ユニット10の圧力検出面12aへの伝達特性を損なわないように、0.05mm以上かつ0.20mm以下の範囲に設定するのが好ましい。
滑りシート22a2は、軸線Y2に直交する平面状に配置されるとともに軸線Y2を中心とした直径D3の円形の平面形状を有する。滑りシート22a2の上面は、ダイヤフラム22a1の下面(流路21を流通する液体と接触しない側の面)の全領域と接合されている。ダイヤフラム22a1と滑りシート22a2との接合は、例えば、接着剤による接合または融着により行われる。融着は、ダイヤフラム22a1と滑りシート22a2との間に合成樹脂製(例えば、PTFE,PFA等のフッ素樹脂材料製)の薄膜シート(滑りシート22a2の厚さに対して十分に薄いもの)を配置した状態で、薄膜シートを融点以上に加熱して溶融させる処理である。
本実施形態の圧力検出ユニット10の圧力検出面12aは、第1実施形態で説明したように滑りシート12a2を有するものとするが、他の態様であってもよい。例えば、本実施形態の圧力検出ユニット10の圧力検出面12aは、第1実施形態で説明した滑りシート12a2を有さず、ダイヤフラム12a1のみを備えるものであってもよい。すなわち、圧力検出面12aおよび圧力伝達面22aの少なくともいずれか一方が、圧力検出面12aおよび圧力伝達面22aのいずれか他方と接触する際の滑り性を有する滑り層を含むものであればよい。
以上説明した本実施形態の圧力検出装置101によれば、流路ユニット20の圧力伝達面22aが有する薄膜状のダイヤフラム22a1に対して、薄膜状の滑りシート22a2を接合させることにより、滑り層を形成することができる。そのため、流路21を流通させる液体を変更する場合に、多大な時間を要する流路の洗浄作業が不要となり作業の迅速性を高めることができる。また、未使用の流路ユニット20を新たに使用できるため、安全性を高めることができる。
〔他の実施形態〕
第1実施形態において、圧力検出面12aは、ダイヤフラム12a1に滑り性を有する滑りシート12a2を接合して形成するものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、滑り性を有する材料(フッ素樹脂材料(例えば、PTFE、PFA)等の滑り性を有する合成樹脂、自己潤滑性のあるPVDF、PE、POMなどの樹脂材料)をダイヤフラム12a1の表面に蒸着させることで、圧力検出面12aに滑り層を形成するようにしてもよい。また、例えば、ダイヤフラム12a1の表面に滑り性を付与する表面処理(例えば、セラミックスコーティング処理、ショットブラスト処理)を施すことで、圧力検出面12aに滑り層を形成するようにしてもよい。
第2実施形態において、圧力伝達面22aは、ダイヤフラム22a1に滑り性を有する滑りシート22a2を接合して形成するものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、滑り性を有する材料(フッ素樹脂材料(例えば、PTFE、PFA)等の滑り性を有する合成樹脂、自己潤滑性のあるPVDF、PE、POMなどの樹脂材料)をダイヤフラム22a1の表面に蒸着させることで、圧力伝達面22aに滑り層を形成するようにしてもよい。また、例えば、ダイヤフラム22a1の表面に滑り性を付与する表面処理(例えば、セラミックスコーティング処理、ショットブラスト処理)を施すことで、圧力伝達面22aに滑り層を形成するようにしてもよい。
また、以上の説明において、滑りシート12a2は、接着剤による接合または融着シートによる融着によりダイヤフラム12a1に接合されるものとしたが、他の態様であってもよい。例えば、滑りシート12a2とダイヤフラム12a1とを、これらの間に空気が含まれないようにグリスを介在させた状態で配置してもよい。この場合、滑りシート12a2とダイヤフラム12a1とは一体に接合されないが、圧力伝達面22aから圧力検出面12aへの圧力の伝達特性を良好に維持することができる。
10 圧力検出ユニット
11 突部
11c 雄ねじ
12 圧力センサ
12a 圧力検出面
12a1 ダイヤフラム(センサ面)
12a2 滑りシート(滑り層)
12b ベース部
12c 歪抵抗
13 本体部
14 センサ保持部
20 流路ユニット
20A 本体部
21 流路
21a 流入口
21b 流出口
22 凹部
22a 圧力伝達面
22a1 ダイヤフラム(受圧面)
22a2 滑りシート(滑り層)
23 開口部
24 円環状溝部
30 ナット(取付機構)
30a 雌ねじ
30b 環状突起部
100,101 圧力検出装置
X,Y1,Y2 軸線
t1,t2 厚さ

Claims (4)

  1. 圧力検出面に伝達される圧力を検出する圧力検出ユニットと、
    流入口から流出口へ向けた流通方向に沿って流体を流通させる流路と該流路を流通する流体の圧力を前記圧力検出面に伝達するための圧力伝達面とが形成された流路ユニットと、
    前記流路ユニットを前記圧力検出ユニットに着脱可能に取り付ける取付機構と、を備え、
    前記圧力検出ユニットは、前記圧力検出面と前記圧力検出面を保持するベース部とを有する圧力センサを備え、
    前記圧力検出面は、前記ベース部に取り付けられる薄膜状のセンサ面と、前記圧力伝達面と接触する際の滑り性を有するとともにフッ素樹脂材料により形成されている滑り層と、を有し、
    前記滑り層は、前記センサ面に接合される薄膜状のシート部材、または前記フッ素樹脂材料を前記センサ面に蒸着させて形成される層である圧力検出装置。
  2. 前記流路ユニットは、第1軸線に沿って延びる前記流路と、前記流路と連通するとともに前記第1軸線と直交する第2軸線に沿った方向に開口する開口部とが形成された本体部を有し、
    前記圧力伝達面は、前記開口部を閉塞するように前記本体部に接合されている請求項1に記載の圧力検出装置。
  3. 圧力検出面に伝達される圧力を検出する圧力検出ユニットと、
    流入口から流出口へ向けた流通方向に沿って流体を流通させる流路と該流路を流通する流体の圧力を前記圧力検出面に伝達するための圧力伝達面とが形成された流路ユニットと、
    前記流路ユニットを前記圧力検出ユニットに着脱可能に取り付ける取付機構と、を備え、
    前記圧力検出面は、前記圧力伝達面と接触する際の滑り性を有するとともにフッ素樹脂材料により形成されている滑り層を含み、
    前記圧力検出ユニットは、前記圧力検出面が頂部に配置される突部を有し、
    前記流路ユニットは、前記圧力伝達面が底部に配置される凹部を有し、
    前記取付機構は、前記圧力検出ユニットの前記突部が前記流路ユニットの前記凹部に挿入された状態で、前記流路ユニットを前記圧力検出ユニットに取り付ける圧力検出装置。
  4. 前記取付機構は、前記流路ユニットに回転可能に取り付けられるとともに内周面に雌ねじが形成されたナットであり、
    前記突部よりも外周側の前記圧力検出ユニットの外周面に雄ねじが形成されており、
    前記雌ねじを前記雄ねじに係合させることにより、前記圧力検出面および前記圧力伝達面が接触した取付状態となる請求項に記載の圧力検出装置。
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