JP7412303B2 - ドレン配管の接続不良確認方法 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の空調機器が排水路を介して排水主管に繋がっているドレン配管の接続不良確認方法に関するものである。
従来、空調装置に接続されるドレン配管に、ドレンアップ配管を含むものがあった(例えば、特許文献1参照)。図19に示すように、このドレン配管102は、その主な構成となる勾配管部103と、その勾配管部103と空調装置101との間のドレンアップ配管を形成する上方迂回部104とで構成されていた。ここで、上方迂回部104は、空調装置101のドレン口101aから上方へ延びる上行部105と、上行部105の上端部から勾配管部103の入口部103aへ向けて延びる下行部106とを有し、空調装置101には、ドレンアップのためのポンプが設けられた。そして、上行部105と下行部106との間には、継手107が設けられた。この継手107は、点検口107aを有し、その点検口107aには、蓋部材108が開閉可能に取り付けられていた。そこで、ドレン配管102の施工を完了した後に、継手107の点検口107aから水を流し込むことで、漏水試験を行うことができた。この漏水試験の詳細は、特許文献1には開示されていないが、一般には、下行部106に透明パイプを採用した上で、点検口107aから下行部106(透明パイプ)の途中まで水を入れ、その水位が一定時間維持されることを確認することで、それよりも下流に接続不良が無いことを判断していた。
特開2012-233675
ところで、前記漏水試験にあっては、一台の空調装置101におけるドレン配管102の漏水試験であって、複数の空調装置101、101(空調機器)におけるドレン配管102の漏水試験(接続不良の有無の確認)を一度に行うことは考えられていなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、複数の空調機器におけるドレン配管の接続不良の有無を一度に確認することができる、ドレン配管の接続不良確認方法を提供することにある。
この発明に係るドレン配管の接続不良確認方法は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係るドレン配管の接続不良確認方法は、複数の空調機器のそれぞれのドレン排出口から上方に迂回した後に下方に向かう排水路を介して、前記複数の空調機器が排水主管に繋がっているドレン配管における、接続不良確認方法であって、各前記排水路の頂部部分に、その排水路を形成する上流側排水管および下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる屈曲継手が設けられる。前記屈曲継手は、屈曲流路を有する内部空間と、前記内部空間を外部に臨ませる開口と、前記内部空間と連通する排水流入部と、前記上流側排水管が接続される、前記排水流入部側の上流側接続口と、前記内部空間と連通する排水流出部と、前記下流側排水管が接続される、前記排水流出部側の下流側接続口と、前記排水流入部を常時は閉塞し、前記上流側排水管からの排水の流入があるときは前記排水流入部を開放する弁機構と、前記開口を閉鎖するようその開口に着脱可能に取り付けられる蓋体とを備える。ここで、前記排水主管の最も下流側に接続された排水路よりも下流で、その排水主管が閉塞された状態とする。そして、複数の前記排水路のうち、1の排水路を除く他の排水路の屈曲継手は、その開口に前記蓋体が取り付けられた状態とする。そこで、前記1の排水路の前記屈曲継手において、前記開口から前記内部空間に貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位の変化の有無を確認することで前記ドレン配管の接続不良の有無を確認する。
このドレン配管の接続不良確認方法によると、複数の排水路のうち1の排水路の屈曲継手において、開口から内部空間に水を入れると、その水は、弁機構によって1の排水路の上流側排水管へと逆流するのが防止されて、1の排水路の下流側排水管を通り排水主管へと進む。そして、水は、排水主管の閉塞部分に到達するとその排水主管を上昇し、さらに1の排水路の下流側排水管を上昇してその1の排水路における屈曲継手の内部空間に貯水される。そして、他の排水路の下流側では、他の排水路の屈曲継手における弁機構および蓋体と上昇する水とで空気が密閉状態となり、水は、空気との圧力のバランスが取れたところで、その上昇が止まる。そこで、一定時間経過後に、1の排水路の屈曲継手において、水位の下降がなければ、水で満たされた範囲とか空気が密閉された範囲とかに、接続不良とか、蓋体や弁機構の気密不良とかが無いと判断される。
また、請求項2に記載の発明に係るドレン配管の接続不良確認方法は、複数の空調機器のそれぞれのドレン排出口から上方に迂回した後に下方に向かう排水路を介して、前記複数の空調機器が排水主管に繋がっているドレン配管における、接続不良確認方法であって、各前記排水路の途中に、その排水路を形成する上流側排水管および下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる弁継手が設けられ、かつ、前記排水路とは別に、前記排水主管に接続される貯水部が設けられる。前記弁継手は、内部の継手流路と、前記上流側排水管が接続される上流側接続口と、前記下流側排水管が接続される下流側接続口と、前記継手流路を常時は閉塞し、前記上流側排水管からの排水の流入があるときは前記継手流路を開放する弁機構とを備える。前記貯水部は、前記排水主管への接続箇所よりも上方に延びて、その上端部分に、貯水部内を外部に臨ませる開口を備える。ここで、前記排水主管の最も下流側に接続された排水路よりも下流、かつ、前記貯水部よりも下流で、前記排水主管が閉塞された状態とする。そこで、前記貯水部において、前記開口からその貯水部の内部に貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位の変化の有無を確認することで前記ドレン配管の接続不良の有無を確認する。
このドレン配管の接続不良確認方法によると、貯水部において、開口から貯水部の内部に水を入れると、その水は、貯水部を通り排水主管へと進む。そして、水は、排水主管の閉塞部分に到達するとその排水主管を上昇し、さらに貯水部を上昇してその内部に貯水される。そして、排水路の下流側では、その排水路の弁継手における弁機構と上昇する水とで空気が密閉状態となり、水は、空気との圧力のバランスが取れたところで、その上昇が止まる。そこで、一定時間経過後に、貯水部において、水位の下降がなければ、水で満たされた範囲とか空気が密閉された範囲とかに、接続不良とか、弁機構の気密不良とかが無いと判断される。
また、請求項3に記載の発明に係るドレン配管の接続不良確認方法は、複数の空調機器のそれぞれのドレン排出口から上方に迂回した後に下方に向かう排水路を介して、前記複数の空調機器が排水主管に繋がっているドレン配管における、接続不良確認方法であって、複数の前記排水路のうち、少なくとも1の排水路の頂部部分に、その排水路を形成する第1上流側排水管および第1下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる屈曲継手が設けられ、かつ、複数の前記排水路には、前記屈曲継手が設けられない排水路があって、その排水路の途中に、その排水路を形成する第2上流側排水管および第2下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる弁継手が設けられる。前記屈曲継手は、屈曲流路を有する内部空間と、前記内部空間を外部に臨ませる開口と、前記内部空間と連通する排水流入部と、前記第1上流側排水管が接続される、前記排水流入部側の上流側接続口と、前記内部空間と連通する排水流出部と、前記第1下流側排水管が接続される、前記排水流出部側の下流側接続口と、前記排水流入部を常時は閉塞し、前記第1上流側排水管からの排水の流入があるときは前記排水流入部を開放する弁機構と、前記開口を閉鎖するようその開口に着脱可能に取り付けられる蓋体とを備える。前記弁継手は、内部の継手流路と、前記第2上流側排水管が接続される上流側接続口と、前記第2下流側排水管が接続される下流側接続口と、前記継手流路を常時は閉塞し、前記第2上流側排水管からの排水の流入があるときは前記継手流路を開放する弁機構とを備える。ここで、前記排水主管の最も下流側に接続された排水路よりも下流で、その排水主管が閉塞された状態とする。そして、前記屈曲継手が設けられた排水路が複数ある場合には、それら排水路のうち、1の排水路を除く他の排水路の屈曲継手は、その開口に前記蓋体が取り付けられた状態とする。そこで、前記1の排水路の前記屈曲継手において、前記開口から前記内部空間に貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位の変化の有無を確認することで前記ドレン配管の接続不良の有無を確認する。
このドレン配管の接続不良確認方法によると、複数の排水路のうち1の排水路の屈曲継手において、開口から内部空間に水を入れると、その水は、弁機構によって1の排水路の第1上流側排水管へと逆流するのが防止されて、1の排水路の第1下流側排水管を通り排水主管へと進む。そして、水は、排水主管の閉塞部分に到達するとその排水主管を上昇し、さらに1の排水路の第1下流側排水管を上昇してその1の排水路における屈曲継手の内部空間に貯水される。そして、他の排水路の下流側では、他の排水路の弁継手における弁機構(屈曲継手が設けられた排水路が複数ある場合には、他の排水路の、屈曲継手における弁機構および蓋体と弁継手における弁機構)と上昇する水とで空気が密閉状態となり、水は、空気との圧力のバランスが取れたところで、その上昇が止まる。そこで、一定時間経過後に、1の排水路の屈曲継手において、水位の下降がなければ、水で満たされた範囲とか空気が密閉された範囲とかに、接続不良とか、弁機構の気密不良とかが無いと判断される。
また、請求項4に記載の発明に係るドレン配管の接続不良確認方法は、請求項1または3に記載のドレン配管の接続不良確認方法において、前記1の排水路の前記屈曲継手において、前記開口から水を入れるにあたって、その屈曲継手の前記弁機構を覆い部材で覆った後に、水を入れる。これにより、1の排水路の屈曲継手において、開口から内部空間に水を入れたとき、水が1の排水路の上流側排水管へと逆流するのが、弁機構を覆う覆い部材によって確実に防止される。
この発明に係るドレン配管の接続不良確認方法によれば、次の効果がある。
請求項1に記載されたドレン配管の接続不良確認方法によれば、各排水路に、弁機構と蓋体とを備える屈曲継手を設けて、接続不良確認のための水を、1の排水路の屈曲継手の開口から入れることで、複数の空調機器におけるドレン配管の接続不良の有無を一度に確認することができる。
請求項2に記載されたドレン配管の接続不良確認方法によれば、各排水路に、弁機構を備える弁継手を設け、さらに、排水主管に接続される貯水部を設けて、接続不良確認のための水を、貯水部の開口から入れることで、複数の空調機器におけるドレン配管の接続不良の有無を一度に確認することができる。
請求項3に記載されたドレン配管の接続不良確認方法によれば、各排水路に、弁機構と蓋体とを備える屈曲継手、または、弁機構を備える弁継手を設けて、接続不良確認のための水を、屈曲継手の開口から入れることで、複数の空調機器におけるドレン配管の接続不良の有無を一度に確認することができる。
この発明の第一の実施の形態の、排水路の断面図である。 同じく、屈曲継手の断面図である。 同じく、屈曲継手における本体部に組付け部を設けた斜視図である。 同じく、屈曲継手における本体部に組付け部を設けた平面図である。 同じく、屈曲継手における接続体の斜視図である。 同じく、屈曲継手における取付体の斜視図であて、(a)は、表側から見た斜視図、(b)は、裏側から見た斜視図である。 同じく、弁体の斜視図である。 同じく、蓋体の斜視図である。 同じく、ドレン配管において、1の排水路を、最も上流側に位置する排水路とし、その排水路の屈曲継手の開口から水を入れた状態を示す、一部を破断した模式図である。 同じく、第2継手の接続不良により水が漏れ出ている状態を示す、一部を破断した模式図である。 同じく、中間に位置する排水路の屈曲継手において、接続不良および蓋体の気密不良により空気が抜け出ており、また、最も下流側に位置する排水路の屈曲継手において、弁機構の気密不良により空気が抜けている状態を示す、一部を破断した模式図である。 この発明の第二の実施の形態の、模式的に表わした弁継手の断面図である。 同じく、ドレン配管において、貯水部を、最も上流側に位置する排水路よりも上流に設けて、その貯水部の開口から水を入れた状態を示す、一部を破断した模式図である。 この発明の第三の実施の形態の、ドレン配管において、1の排水路を、中間に位置する排水路とし、その排水路の屈曲継手の開口から水を入れた状態を示す、一部を破断した模式図である。 第一の実施の形態の変形例であって、1の排水路を、中間に位置する排水路とした、図9相当図である。 第一の実施の形態の変形例であって、1の排水路を、最も下流側に位置する排水路とした、図9相当図である。 第二の実施の形態の変形例であって、貯水部を、中間に位置する排水路と最も下流側に位置する排水路との間に設けた、図13相当図である。 この発明の他の実施の形態の、1の排水路における屈曲継手の断面図である。 従来のドレン配管を示す正面図である。
以下、この発明に係るドレン配管の接続不良確認方法を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1~図11は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、エアコン機器等の空調機器を示す。1aは、前記空調機器1のドレン排出口を示す。3は、吊りボルト等の支持体を示す。4は、排水主管を示す。5は、排水路を示す。6は、前記排水路5における上流側排水管を示す。7は、前記排水路5における下流側排水管を示す。9は、屈曲継手を示す。
ドレン配管の接続不良確認方法は、複数の空調機器1、1のそれぞれのドレン排出口1a、1aから上方に迂回した後に下方に向かう排水路5、5を介して、複数の空調機器1、1が排水主管4に繋がっているドレン配管における、接続不良確認方法である。ここにおいて、各排水路5の頂部部分に、その排水路5を形成する上流側排水管6および下流側排水管7が接続されてその排水路5の一部となる屈曲継手9が設けられる。
この屈曲継手9は、屈曲流路を有する内部空間9aと、その内部空間9aを外部に臨ませる開口9bと、内部空間9aと連通する排水流入部9cと、上流側排水管6が接続される、排水流入部9c側の上流側接続口9dと、内部空間9aと連通する排水流出部9eと、下流側排水管7が接続される、排水流出部9e側の下流側接続口9fと、排水流入部9cを常時は閉塞し、上流側排水管6からの排水の流入があるときは排水流入部9cを開放する弁機構9gと、開口9bを閉鎖するようその開口9bに着脱可能に取り付けられる蓋体10とを備える。図示実施の形態においては、上流側接続口9dは、排水流入部9cの少なくとも一部を内側に有し、また、下流側接続口9fは、排水流出部9eの少なくとも一部を内側に有しており、上流側排水管6は、排水流入部9cの少なくとも一部を内側に有する、排水流入部9c側の上流側接続口9dに接続され、また、下流側排水管7は、排水流出部9eの少なくとも一部を内側に有する、排水流出部9e側の下流側接続口9fに接続される。
ここで、図9に示すように、排水主管4の最も下流側に接続された排水路5よりも下流で、例えば止水栓4aにより、排水主管4が閉塞された状態とする。そして、複数の排水路5、5のうち、1の排水路5(図示実施の形態においては、最も上流側に位置する排水路)を除く他の排水路5の屈曲継手9は、その開口9bに蓋体10が取り付けられた状態とする。そこで、前記1の排水路5の屈曲継手9において、開口9bから内部空間9aに貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位5xの変化の有無を確認することでドレン配管の接続不良の有無を確認する。
詳細には、屈曲継手9には、排水流入部9cにおける内部空間9aに臨む側を内側に有する中空筒部9iが、内部空間9a内に突出するように設けられて、その中空筒部9iが、排水流入部9cを形成する排水流入部形成部9hの一部となっている。
また、屈曲継手9の開口9bは、内部空間9aの上方側に設けられ、排水流入部9cは、内部空間9aの下方側であって開口9bと対向する位置に設けられる。そして、前記中空筒部9iは、内部空間9aの底面を形成する底板9jから上方に突出している。
具体的には、排水路5は、空調機器1のドレン排出口1aと、下り勾配(排水勾配)をもって設置された排水主管4との間を繋ぐように設けられ、その途中に、頂部部分を有する。そこで、空調機器1は、排水を圧送するポンプを備えており、排水は、一旦、そのポンプにより排水路5の頂部部分まで押し上げられて、その後に降下する。
上流側排水管6は、管本体6aと、その管本体6aを覆う筒状の覆い材6bとで構成され、同様に、下流側排水管7は、管本体7aと、その管本体7aを覆う筒状の覆い材7bとで構成される。ここで、管本体6a、7aは、例えば合成樹脂製であって、覆い材6b、7bは、断熱性を有する部材からなる。そして、上流側排水管6とドレン排出口1aとは、第1継手13を介して繋がる。同様に、下流側排水管7と排水主管4とは、第2継手14を介して繋がる。
屈曲継手9は、上流側接続口9dの向きと、下流側接続口9fの向きとの角度が、直角またはそれよりも小さい角度となるように形成される。そこで、上流側接続口9dと下流側接続口9fとは、上流側接続口9dが鉛直下方を向き、下流側接続口9fが水平方向またはそれよりも下方を向くように設けられる。
また、屈曲継手9は、前記内部空間9aと前記開口9bと前記排水流入部9cと前記上流側接続口9dと前記排水流出部9eと前記下流側接続口9fとを有する継手本体9xに加えて、支持体3に固定可能な固定部9yを備える。
継手本体9xは、下流側接続口9fを有する筒状の接続体9kが別体となっており、その接続体9kを除いた本体部9mに、接続体9kが連結ナット9nを介して連結される。詳細には、本体部9mは、本体筒部9pと、その本体筒部9pから側方に延びる延設筒部9qとを有し、その延設筒部9qの外周面に、雄ネジ部9rが形成されている。そして、接続体9kに、その外周回りに連結ナット9nが空転可能に装着されて、雄ネジ部9rと連結ナット9nとの螺合により、本体部9mに接続体9kが連結される。より詳細には、接続体9kの外周部には、U字状の止め輪9sが取り付けられている。そして、連結ナット9nは、水まわり用の袋ナットからなり、その連結ナット9nが、前記止め輪9sによって、接続体9kの外周面から抜け止めされて、延設筒部9qの雄ネジ部9rに締め付けられる。このとき、接続体9kの基端部分は、延設筒部9qに挿入され、その挿入された基端部分の外周部に嵌められたリング状の止水部材9tが、延設筒部9qの内周面に密接する。そして、延設筒部9qの内側と接続体9kの内側が、前記排水流出部9eとなり、接続体9kの先端部分が、前記下流側接続口9fとなる。
また、継手本体9x(詳しくは、本体筒部9p)には、前記上流側接続口9dが、底板9jから下方に突出するように形成されている。この上流側接続口9dは、同心状に並ぶ、内側筒部9uと中間筒部9vと外側筒部9wとで構成される。そして、内側筒部9uは、前記排水流入部形成部9hの一部となっている。そこで、上流側排水管6の管本体6aは、内側筒部9uと中間筒部9vとの間に差し入れられ、上流側排水管6の覆い材6bは、中間筒部9vと外側筒部9wとの間に差し入れられて、例えば接着等により、この上流側接続口9dに固定される。同様に、下流側接続口9fは、同心状に並ぶ、内側筒部90aと中間筒部90bと外側筒部90cとで構成される。そこで、下流側排水管7の管本体7aは、内側筒部90aと中間筒部90bとの間に差し入れられ、下流側排水管7の覆い材7bは、中間筒部90bと外側筒部90cとの間に差し入れられて、例えば接着等により、この下流側接続口9fに固定される。
また、継手本体9x(詳しくは、本体筒部9p)に設けられた前記中空筒部9iには、その先端と中心部とを繋ぐように複数のリブ90d、90dが放射状に設けられ、それらリブ90d、90dが集まる中心部には、通孔90eがあけられている。そこで、排水は、これらリブ90d、90d間を通って内部空間9aへと進入する。そして、通孔90eに、前記弁機構9gを構成する弁体12が取り付けられる。弁機構9gは、排水方向の流れは許容し逆方向の流れは阻止する逆止弁であって、弁体12は、軟質材からなって撓み変形可能である。この弁体12は、円板状の弁本体12aと、その弁本体12aの中心部分から突出する取付突部12bとを備え、弁本体12aが、中空筒部9iの先端の弁座9zに載せられ、取付突部12bが、通孔90eに挿入されて係止される。そこで、弁体12(詳しくは、弁本体12a)は、弁座9zに当接することで、排水流入部9cを閉塞するが、1の排水路5を除く他の排水路5の屈曲継手9においては、密閉状態となった空気の圧力により、弁体12(詳しくは、弁本体12a)が、弁座9zに押し付けられる。
固定部9yは、支持体3に取り付けられる取付部90fを有して継手本体9xとは別体の取付体90gと、継手本体9xとは一体に設けられて取付体90gに組付け可能な組付け部90hとを備える。図示実施の形態においては、固定部9yは、屈曲継手9の、下流側接続口9fとは反対側に設けられる。そして、固定部9yは、空調機器1の近傍に配置された支持体3に固定可能であり、その固定された状態で、上流側排水管6が、屈曲継手9から下方に延びるように配置される。
また、取付体90gにあっては、取付部90fは、支持体3を受け止める受け部90iと、その受け部90iの前面から延出して支持体3を抱えるように湾曲した包持部90jとから構成される。そして、取付体90gは、取付部90fの他に、受け部90iの後面から突出する被組付け部90kを有する。一方、前記組付け部90hは、継手本体9x(詳しくは、本体筒部9p)から側方に突出する脚部90mと、その脚部90mの先端から上下に延びる腕部90nとを有する。そして、腕部90nには、取付孔90pがあけられている。そこで、被組付け部90kが、取付孔90pに挿入されて係止されることで、組付け部90hは、取付体90gに組み付けられる。
蓋体10は、継手本体9x(詳しくは、本体筒部9p)に設けられた開口9bに嵌まるようにして取り付けられて、弁体12(弁機構9g)と対向位置する。この蓋体10は、有底円筒状に形成されて、その内側に、平板状の摘み部10aが設けられる。そして、蓋体10は、その外周部にリング状の止水部材10bが嵌められて、その止水部材10bが、開口9bの内周面に密接する。
次に、第一の実施の形態におけるドレン配管の接続不良確認方法の作用効果について説明する。図9に示すように、ドレン配管の複数の排水路5、5のうち1の排水路5の屈曲継手9において、開口9bから内部空間9aに水を入れると、その水は、弁機構9gによって1の排水路5の上流側排水管6へと逆流するのが防止されて、1の排水路5の下流側排水管7を通り排水主管4へと進む。そして、水は、排水主管4の閉塞部分(詳しくは、止水栓4aによる閉塞部分)に到達するとその排水主管4を上昇し、さらに1の排水路5の下流側排水管7を上昇してその1の排水路5における屈曲継手9の内部空間9aに貯水される。そして、他の排水路5の下流側では、他の排水路5の屈曲継手9における弁機構9gおよび蓋体10と上昇する水とで空気が密閉状態となり、水は、空気との圧力のバランスが取れたところで、その上昇が止まる。そこで、一定時間経過後に、1の排水路5の屈曲継手9において、水位5xの下降がなければ、水で満たされた範囲とか空気が密閉された範囲とかに、接続不良とか、蓋体10や弁機構9gの気密不良とかが無いと判断される。なお、図10は、第2継手14の接続不良により水が漏れ出ている状態を示す。そして、図11は、中間に位置する排水路5の屈曲継手9において、接続不良および蓋体10の気密不良により空気が抜け出ており、また、最も下流側に位置する排水路5の屈曲継手9において、弁機構9gの気密不良により空気が抜けている状態を示す。
すなわち、このドレン配管の接続不良確認方法によれば、各排水路5に、弁機構9gと蓋体10とを備える屈曲継手9を設けて、接続不良確認のための水を、1の排水路5の屈曲継手9の開口9bから入れることで、複数の空調機器1、1におけるドレン配管の接続不良の有無を一度に確認することができる。ここで、入れた水の水位5xは、内部空間9aにおける適宜高さ位置にあることで、開口9bからその水位5xを確認することができるが、継手9を透明あるいは半透明とすることで、その水位5xを横から確認することもできる。
図12~図13は、本発明の第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、第一の実施の形態とは、屈曲継手9に換えて弁継手15が用いられ、新たに貯水部16が設けられる点が異なるが、他は同様であり、以下に、同様の箇所には同じ符号を付して、異なる部分を主に説明する。
ドレン配管の各排水路5の途中に、その排水路5を形成する上流側排水管6および下流側排水管7が接続されてその排水路5の一部となる弁継手15が設けられる。そして、排水路5とは別に、排水主管4に接続される貯水部16が設けられる。図示実施の形態においては、この貯水部16は、最も上流側に位置する排水路5よりも上流に設けられている。
弁継手15は、内部の継手流路15aと、上流側排水管6が接続される上流側接続口15bと、下流側排水管7が接続される下流側接続口15cと、継手流路15aを常時は閉塞し、上流側排水管6からの排水の流入があるときは継手流路15aを開放する弁機構15dとを備える(図12参照)。そして、貯水部16は、排水主管4への接続箇所よりも上方に延びて、その上端部分に、貯水部16内を外部に臨ませる開口16aを備える。
ここで、図13に示すように、排水主管4の最も下流側に接続された排水路5よりも下流、かつ、貯水部16よりも下流で、例えば止水栓4aにより、排水主管4が閉塞された状態とする。そこで、貯水部16において、開口16aからその貯水部16の内部に貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位16xの変化の有無を確認することでドレン配管の接続不良の有無を確認する。
詳細には、弁継手15は、直状に形成されて、上流側接続口15bと下流側接続口15cとが、一直線上にあって互いに離れる方向を向いている。この弁継手15における弁機構15dは、第一の実施の形態の屈曲継手9における弁機構9gと同様であって、弁機構15dは、排水方向の流れは許容し逆方向の流れは阻止する逆止弁である(図12においては、弁機構15dを簡略化して記載する)。また、貯水部16は、前記開口16aを有する貯水部本体16bと、その貯水部本体16bから下方側に延びる管状の延出部16cとを備え、その延出部16cの下端が、排水主管4に、第3継手17を介して繋がっている。
次に、第二の実施の形態におけるドレン配管の接続不良確認方法の作用効果について説明する。貯水部16において、開口16aから貯水部16の内部に水を入れると、その水は、貯水部16を通り排水主管4へと進む。そして、水は、排水主管4の閉塞部分(詳しくは、止水栓4aによる閉塞部分)に到達するとその排水主管4を上昇し、さらに貯水部16を上昇してその内部に貯水される。そして、排水路5の下流側では、その排水路5の弁継手15における弁機構15dと上昇する水とで空気が密閉状態となり、水は、空気との圧力のバランスが取れたところで、その上昇が止まる。そこで、一定時間経過後に、貯水部16において、水位16xの下降がなければ、水で満たされた範囲とか空気が密閉された範囲とかに、接続不良とか、弁機構15dの気密不良とかが無いと判断される。
すなわち、このドレン配管の接続不良確認方法によれば、各排水路5に、弁機構15dを備える弁継手15を設け、さらに、排水主管4に接続される貯水部16を設けて、接続不良確認のための水を、貯水部16の開口16aから入れることで、複数の空調機器1、1におけるドレン配管の接続不良の有無を一度に確認することができる。ここで、入れた水の水位16xは、貯水部16(図示実施の形態においては、貯水部本体16b)内における適宜高さ位置にあることで、開口16aからその水位16xを確認することができるが、貯水部16(図示実施の形態においては、貯水部本体16b)を透明あるいは半透明とすることで、その水位16xを横から確認することもできる。
図14は、本発明の第三の実施の形態を示す。この実施の形態は、第一の実施の形態とは、複数ある屈曲継手9、9のうちの幾つかが、第二の実施の形態に示す弁継手15に置き換わっているが、他は同様であり、以下に、同様の箇所には同じ符号を付して、異なる部分を主に説明する。
ドレン配管の複数の排水路5、5のうち、少なくとも1の排水路5(図示実施の形態においては、中間に位置する排水路)の頂部部分に、その排水路5を形成する上流側排水管6としての第1上流側排水管601および下流側排水管7としての第1下流側排水管701が接続されてその排水路5の一部となる屈曲継手9が設けられる。そして、複数の排水路5、5には、屈曲継手9が設けられない排水路5(図示実施の形態においては、最も上流側および下流側に位置する排水路5)があって、その排水路5の途中に、その排水路5を形成する上流側排水管6としての第2上流側排水管602および下流側排水管7としての第2下流側排水管702が接続されてその排水路5の一部となる弁継手15が設けられる。
屈曲継手9は、屈曲流路を有する内部空間9aと、その内部空間9aを外部に臨ませる開口9bと、内部空間9aと連通する排水流入部9cと、第1上流側排水管601が接続される、排水流入部9c側の上流側接続口9dと、内部空間9aと連通する排水流出部9eと、第1下流側排水管701が接続される、排水流出部9e側の下流側接続口9fと、排水流入部9cを常時は閉塞し、第1上流側排水管601からの排水の流入があるときは排水流入部9cを開放する弁機構9gと、開口9bを閉鎖するようその開口9bに着脱可能に取り付けられる蓋体10とを備える。図示実施の形態においては、上流側接続口9dは、排水流入部9cの少なくとも一部を内側に有し、また、下流側接続口9fは、排水流出部9eの少なくとも一部を内側に有しており、第1上流側排水管601は、排水流入部9cの少なくとも一部を内側に有する、排水流入部9c側の上流側接続口9dに接続され、また、第1下流側排水管701は、排水流出部9eの少なくとも一部を内側に有する、排水流出部9e側の下流側接続口9fに接続される。
そして、弁継手15は、内部の継手流路15aと、第2上流側排水管602が接続される上流側接続口15bと、第2下流側排水管702が接続される下流側接続口15cと、継手流路15aを常時は閉塞し、第2上流側排水管602からの排水の流入があるとはき継手流路15aを開放する弁機構15dとを備える。
ここで、図14に示すように、排水主管4の最も下流側に接続された排水路5よりも下流で、例えば止水栓4aにより、排水主管4が閉塞された状態とする。そして、図示実施の形態とは異なるが、屈曲継手9が設けられた排水路5が前記1の排水路5を含めて複数ある場合には、それら排水路5、5のうち、1の排水路5を除く他の排水路5の屈曲継手9は、その開口9bに蓋体10が取り付けられた状態とする。そこで、1の排水路5の屈曲継手9において、開口9bから内部空間9aに貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位5xの変化の有無を確認することでドレン配管の接続不良の有無を確認する。
次に、第三の実施の形態におけるドレン配管の接続不良確認方法の作用効果について説明する。ドレン配管の複数の排水路5、5のうち1の排水路5の屈曲継手9において、開口9bから内部空間9aに水を入れると、その水は、弁機構9gによって1の排水路5の上流側排水管6(詳しくは、第1上流側排水管601)へと逆流するのが防止されて、1の排水路5の下流側排水管7(詳しくは、第1下流側排水管701)を通り排水主管4へと進む。そして、水は、排水主管4の閉塞部分(詳しくは、止水栓4aによる閉塞部分)に到達するとその排水主管4を上昇し、さらに1の排水路5の下流側排水管7(詳しくは、第1下流側排水管701)を上昇してその1の排水路5における屈曲継手9の内部空間9aに貯水される。そして、他の排水路5の下流側では、他の排水路5の弁継手15における弁機構15d(屈曲継手9が設けられた排水路5が複数ある場合には、他の排水路5の、屈曲継手9における弁機構9gおよび蓋体10と弁継手15における弁機構15d)と上昇する水とで空気が密閉状態となり、水は、空気との圧力のバランスが取れたところで、その上昇が止まる。そこで、一定時間経過後に、1の排水路5の屈曲継手9において、水位5xの下降がなければ、水で満たされた範囲とか空気が密閉された範囲とかに、接続不良とか、弁機構15d(屈曲継手9が設けられた排水路5が複数ある場合には、他の排水路5の、屈曲継手9における弁機構9gおよび蓋体10と弁継手15における弁機構15d)の気密不良とかが無いと判断される。
すなわち、このドレン配管の接続不良確認方法によれば、各排水路5に、弁機構9gと蓋体10とを備える屈曲継手9、または、弁機構15dを備える弁継手15を設けて、接続不良確認のための水を、屈曲継手9の開口9bから入れることで、複数の空調機器1、1におけるドレン配管の接続不良の有無を一度に確認することができる。ここで、入れた水の水位5xは、内部空間9aにおける適宜高さ位置にあることで、開口9bからその水位5xを確認することができるが、継手9を透明あるいは半透明とすることで、その水位5xを横から確認することもできる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、第一の実施の形態において、1の排水路5を、最も上流側に位置する排水路としたが、図15に示すように、1の排水路5を、中間に位置する排水路としてもよく、また、図16に示すように、1の排水路5を、最も下流側に位置する排水路としてもよい。
また、第二の実施の形態において、貯水部16を、最も上流側に位置する排水路5よりも上流に設けたが、図17に示すように、貯水部16を、中間に位置する排水路5と最も下流側に位置する排水路5との間に設けてもよく、また、図示を省略するが、貯水部16を、最も下流側に位置する排水路5よりも下流に設けてもよく、その位置は任意である。
また、第三の実施の形態において、屈曲継手9が設けられた1の排水路5を、中間に位置する排水路としたが、最も上流側に位置する排水路としてもよく、また、最も下流側に位置する排水路としてもよい。また、屈曲継手9が設けられた排水路5は、一つでなくても、複数あってもよく、その複数の排水路5、5のうちの一つを、1の排水路5としてもよい。そして、この第三の実施の形態において、弁継手15が設けられる排水路5は、複数でなく、一つであってもよい。
第一および第三の実施の形態における1の排水路5の屈曲継手9において、開口9bから水を入れるにあたって、その屈曲継手9の弁機構9gを覆い部材18で覆った後に、水を入れるようにしてもよい(図18参照)。これにより、1の排水路5の屈曲継手9において、開口9bから内部空間9aに水を入れたとき、水が1の排水路5の上流側排水管6へと逆流するのが、弁機構9gを覆う覆い部材18によって確実に防止される。図示実施の形態においては、覆い部材18は、円板状の覆い部材本体18aと、その覆い部材本体18aの周縁全周から起立するように突出する円筒状の嵌合部18bとを備える。そこで、覆い部材18は、嵌合部18bが屈曲継手9における中空筒部9iの外側に嵌合することで、その中空筒部9i(詳しくは、中空筒部9iの先端部分)に取り付けられる。
また、第二および第三の実施の形態において、弁継手15に、継手流路15aを外部に臨ませる開口と、その開口を閉鎖するようその開口に着脱可能に取り付けられる蓋体とを設けてもよい。弁継手15に開口を設けることで、弁継手15を排水路5に設けたまま、この開口を通して弁機構15dを構成する弁体を着脱するこができる。
1 空調機器
1a ドレン排出口
4 排水主管
5 排水路
5x 水位
6 上流側排水管
601 第1上流側排水管
602 第2上流側排水管
7 下流側排水管
701 第1下流側排水管
702 第2下流側排水管
9 屈曲継手
9a 内部空間
9b 開口
9c 排水流入部
9d 上流側接続口
9e 排水流出部
9f 下流側接続口
9g 弁機構
10 蓋体
15 弁継手
15a 継手流路
15b 上流側接続口
15c 下流側接続口
15d 弁機構
16 貯水部
16a 開口
16x 水位
18 覆い部材

Claims (4)

  1. 複数の空調機器のそれぞれのドレン排出口から上方に迂回した後に下方に向かう排水路を介して、前記複数の空調機器が排水主管に繋がっているドレン配管における、接続不良確認方法であって、
    各前記排水路の頂部部分に、その排水路を形成する上流側排水管および下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる屈曲継手が設けられ、
    前記屈曲継手は、屈曲流路を有する内部空間と、前記内部空間を外部に臨ませる開口と、前記内部空間と連通する排水流入部と、前記上流側排水管が接続される、前記排水流入部側の上流側接続口と、前記内部空間と連通する排水流出部と、前記下流側排水管が接続される、前記排水流出部側の下流側接続口と、前記排水流入部を常時は閉塞し、前記上流側排水管からの排水の流入があるときは前記排水流入部を開放する弁機構と、前記開口を閉鎖するようその開口に着脱可能に取り付けられる蓋体とを備え、
    前記排水主管の最も下流側に接続された排水路よりも下流で、その排水主管が閉塞された状態とし、
    複数の前記排水路のうち、1の排水路を除く他の排水路の屈曲継手は、その開口に前記蓋体が取り付けられた状態として、
    前記1の排水路の前記屈曲継手において、前記開口から前記内部空間に貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位の変化の有無を確認することで前記ドレン配管の接続不良の有無を確認する、ドレン配管の接続不良確認方法。
  2. 複数の空調機器のそれぞれのドレン排出口から上方に迂回した後に下方に向かう排水路を介して、前記複数の空調機器が排水主管に繋がっているドレン配管における、接続不良確認方法であって、
    各前記排水路の途中に、その排水路を形成する上流側排水管および下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる弁継手が設けられ、かつ、
    前記排水路とは別に、前記排水主管に接続される貯水部が設けられ、
    前記弁継手は、内部の継手流路と、前記上流側排水管が接続される上流側接続口と、前記下流側排水管が接続される下流側接続口と、前記継手流路を常時は閉塞し、前記上流側排水管からの排水の流入があるときは前記継手流路を開放する弁機構とを備え、
    前記貯水部は、前記排水主管への接続箇所よりも上方に延びて、その上端部分に、貯水部内を外部に臨ませる開口を備え、
    前記排水主管の最も下流側に接続された排水路よりも下流、かつ、前記貯水部よりも下流で、前記排水主管が閉塞された状態として、
    前記貯水部において、前記開口からその貯水部の内部に貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位の変化の有無を確認することで前記ドレン配管の接続不良の有無を確認する、ドレン配管の接続不良確認方法。
  3. 複数の空調機器のそれぞれのドレン排出口から上方に迂回した後に下方に向かう排水路を介して、前記複数の空調機器が排水主管に繋がっているドレン配管における、接続不良確認方法であって、
    複数の前記排水路のうち、少なくとも1の排水路の頂部部分に、その排水路を形成する第1上流側排水管および第1下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる屈曲継手が設けられ、かつ、
    複数の前記排水路には、前記屈曲継手が設けられない排水路があって、その排水路の途中に、その排水路を形成する第2上流側排水管および第2下流側排水管が接続されてその排水路の一部となる弁継手が設けられ、
    前記屈曲継手は、屈曲流路を有する内部空間と、前記内部空間を外部に臨ませる開口と、前記内部空間と連通する排水流入部と、前記第1上流側排水管が接続される、前記排水流入部側の上流側接続口と、前記内部空間と連通する排水流出部と、前記第1下流側排水管が接続される、前記排水流出部側の下流側接続口と、前記排水流入部を常時は閉塞し、前記第1上流側排水管からの排水の流入があるときは前記排水流入部を開放する弁機構と、前記開口を閉鎖するようその開口に着脱可能に取り付けられる蓋体とを備え、
    前記弁継手は、内部の継手流路と、前記第2上流側排水管が接続される上流側接続口と、前記第2下流側排水管が接続される下流側接続口と、前記継手流路を常時は閉塞し、前記第2上流側排水管からの排水の流入があるときは前記継手流路を開放する弁機構とを備え、
    前記排水主管の最も下流側に接続された排水路よりも下流で、その排水主管が閉塞された状態とし、
    前記屈曲継手が設けられた排水路が複数ある場合には、それら排水路のうち、1の排水路を除く他の排水路の屈曲継手は、その開口に前記蓋体が取り付けられた状態として、
    前記1の排水路の前記屈曲継手において、前記開口から前記内部空間に貯水されるまで水を入れ、その後に、その貯水した水の水位の変化の有無を確認することで前記ドレン配管の接続不良の有無を確認する、ドレン配管の接続不良確認方法。
  4. 前記1の排水路の前記屈曲継手において、前記開口から水を入れるにあたって、その屈曲継手の前記弁機構を覆い部材で覆った後に、水を入れる、請求項1または3に記載のドレン配管の接続不良確認方法。
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